ハーパーが戦列復帰に向けて一歩前進
2017.9.15 10:24 Friday
左膝を痛めて日本時間8月14日に故障者リスト入りしたブライス・ハーパー(ナショナルズ)が、ポストシーズンでの戦列復帰に向けて順調に回復している。ハーパーは日本時間9月15日のブレーブス戦の試合開始前に、ウォーニング・トラックでランニングを行った。
チームの打撃練習中、ハーパーは両翼のポール間でランニングを実施。痛めた左膝の状態を確認しながらスプリントを繰り返し、おそらく故障後、最も激しく膝を動かしていた。ハーパーはさらに、チーム・トレーナーとキャッチボールを行い、戦列復帰に向けて順調に回復していることをアピールした。
ハーパーがゆっくりとはいえ着実に戦列復帰へのステップを踏んでいることは、ナショナルズにとって朗報だ。チームはハーパーがポストシーズンに戻ってきてくれることを望んでいる。日本時間9月14日にはダスティ・ベイカー監督がハーパーがすでに軽いティー打撃やトス打撃を開始していることを明らかにしており、まもなく本格的な打撃練習を開始できる見込みであるという。
ハーパーは日本時間8月13日のジャイアンツ戦で一塁ベースを駆け抜けた際に左膝を痛め、そのまま途中交代。翌日、故障者リストに登録された。激しく転倒したため重傷が予想されたが、幸いにも今季絶望のような事態には至らず、ポストシーズンで戦列復帰できると見られている。
すでに地区優勝を決めているナショナルズは、およそ3週間後にナ・リーグ地区シリーズの初戦を迎える。今季106試合に出場して打率.326、29本塁打、87打点、OPS1.034をマークしているハーパーは地区シリーズの初戦に出場することを目指しており、また、チームもそれを望んでいる。強力ナショナルズ打線の中軸を担う2015年ナ・リーグMVPはポストシーズン初戦に間に合うのか。ハーパーのコンディションがナショナルズのポストシーズンの戦いを大きく左右することになるかもしれない。
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