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完全試合達成者 M.ケインが現役引退

2017.9.28 09:12 Thursday

 レギュラーシーズン終了間近のメジャーリーグ。地区優勝やワイルドカード争いがし烈な裏で今季限りでユニフォームを脱ぐ決意をする選手もいる。その1人がジャイアンツのマット・ケインだ。

 ケインはジャイアンツ一筋13年でチームが1958年に現在のサンフランシスコに本拠地を移転して以降、同チーム一筋という中では最も在籍年数が長い選手の1人だ。2005年にメジャー初昇格を果たすとその年の日本時間9月5日のダイヤモンドバックス戦で7回1失点と好投し登板3試合目で初勝利を挙げた。また、その次の登板となったカブス戦では9回1失点の完投勝利を収めて将来のエース候補として大きな期待をされた。その後は2009年から4年連続2桁勝利、2012年6月14日(日本時間)のアストロズ戦では完全試合を達成するなど輝かしいシーズンを送っていた。

 しかし、近年はケガに泣かされ成績は徐々に下降。今季は先発ローテーションの一角として26試合に登板し3勝11敗 防御率5.66の成績を残していた。通算では341試合で104勝118敗 防御率3.69だ。

 引退を決意したケインは「自分がジャイアンツ以外のユニフォームを着てプレーする姿は想像できない」と話しており、チームに愛着を持っている。また「野球はやめるかもしれないが、心はずっとジャイアンツにあるよ」と13年間の思いを口にした。

 ブルース・ボウチー監督によれば日本時間10月1日のパドレス戦がケインの現役最終登板となるという。慣れ親しんだ本拠地のAT&Tパークで最後にどのような投球をみせてくれるのだろうか。


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