ツインズを躍進に導いたモリター監督が続投へ
2017.10.6 11:26 Friday
昨季103敗を喫したツインズをワイルドカードでのポストシーズン進出に導き、「前年100敗からのポストシーズン進出」という史上初の快挙を成し遂げたポール・モリター監督。3年契約が今季限りで終了するものの、来季も続投することが確実となった。
2014年11月に3年契約でツインズの監督に就任したモリターは、今季が契約最終年。ワイルドカード・ゲームでヤンキースに敗れ、契約最終年のシーズンを終えたが、チーフ・ベースボール・オフィサーのデレク・フォルビー、サッド・レバインGMと会談の場を設け、契約延長に合意したと見られている。球団からの公式発表は現時点ではないものの、日本時間10月7日に記者会見が開かれると予想されている。
昨季から26個の白星を上積みしたツインズ。躍進を遂げた球団を率いたモリターは今季のア・リーグ最優秀監督の有力候補に挙げられている。「前年100敗からのポストシーズン進出」は史上初の快挙だったが、「ドラフトで全体1位指名をした年にポストシーズン進出」というのも2008年のレイズ以来9年ぶりのことだった。ツインズは7月末にハイメ・ガルシアやブランドン・キンツラーを放出し、ポストシーズン進出を諦めたかのように思われたが、モリターは選手のモチベーション維持に尽力。8月に20勝10敗という快進撃を見せ、それがワイルドカード獲得に繋がった。主力選手の一人であるブライアン・ドージャーは「僕は100%、彼に戻ってきてほしいと思っているよ」と指揮官への信頼を口にする。
アービン・サンタナ、ドージャー、ジョー・マウアーといった主力選手が実力を発揮しただけでなく、ホゼ・ベリオス、バイロン・バクストン、ホルヘ・ポランコといった若手選手の成長もあってポストシーズンに進出できるチームとなったツインズ。選手の能力を引き出すのにモリターの手腕が一役買ったことは間違いない。選手たちが信頼を寄せる指揮官の続投により、来季のツインズはさらに面白いチームになりそうだ。
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