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ドジャースが2桁12安打でNLDS2連勝

2017.10.8 16:32 Sunday

 日本時間10月8日、ダイヤモンドバックスとドジャースの地区シリーズは第2戦を迎え、ドジャースが6-8番打者3人の活躍によって8対5で勝利を収め、今シリーズ2連勝となった。

 この日の先発はロビー・レイとリッチ・ヒル。レイはロッキーズとのワイルドカードでリリーフ登板をしてからあまり日が経たない状態での先発となった。それでも今季のドジャース戦は3勝0敗 防御率2.27の成績を残しており、相性がよい。一方のヒルはダイヤモンドバックス戦で0勝3敗 防御率5.03と全く勝つことができていない相手だ。このように投球成績をみると試合はダイヤモンドバックス有利に見えたが、勝率.642を誇るドジャース打線がこれを覆すことになる。

 ダイヤモンドバックスは初回、3番のポール・ゴールドシュミットが1死一塁から先制2ランを放って先制するものの、2回裏にドジャースがヤシエル・プイーグの内野ゴロの間に1点を返した。そして1対2で迎えた4回裏、1死からローガン・フォーサイズが左安で出塁すると連続安打で満塁のチャンスをつくった。そしてカイル・ファーマーの打席時にレイの暴投で2対2の同点に追いつき、2死で打席に迎えるのは1番のクリス・テイラー。3球目のフォーシームを打つとこれが遊撃への内野安打になって3対2と逆転に成功した。

 先発のレイは5回途中で降板するまでに6奪三振を記録するも88球と球数を要し、レギュラーシーズンのような投球ができなかった。結局、5回裏にも失点して4被安打4失点でマウンドを降りた。レイをKOしたドジャース打線は5回裏に4得点を挙げて7対2とダイヤモンドバックスを突き放した。

 一方のドジャース先発のヒルが4回を投げ切ったところで降板すると5回1死から3番手として前田健太がマウンドに上がった。最初に対戦したA.J.ポロックを空振り三振、この日、本塁打を放っているゴールドシュミットも抑えた。その後、前田は6回途中まで投げると安打を1本も許さない完璧の投球でリリーフとしての役割を果たした。

 6回までで5点差をつけられたダイヤモンドバックスは7回表に先頭打者のジェイク・ラムが出塁すると無死一・二塁の場面でブランドン・ドルーリーが代わったばかりのブランドン・モローから3ランを打って7対5と2点差に詰め寄る。しかし、その裏に1点を取られ、8対5と3点差とされたまま試合は最終回を迎えた。

 最後のイニングのマウンドには8回表から登板しているドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセンがそのままマウンドへ。3人できっちりと締めて試合終了となりドジャースが8対5で逃げ切った。この試合では6番のフォーサイスや7番のオースティン・バーンズ、そして8番のプイーグの3人で8安打5打点と下位打線が活躍してチームの勝利に大きく貢献した。また、3番手と登板した前田が勝利投手となった。

 これでリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出に王手をかけたドジャースは次戦でこのまま3連勝となるだろうか。この運命の一戦の先発を任されたのはダルビッシュ有。一方で未勝利のまま終われないダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーにすべてを託す。


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