【戦評】ダルビッシュ好投で10勝目 ドジャース100勝
2017.9.26 15:03 Tuesday

先発のダルビッシュ有が7回1失点の好投を見せれば、打線も3回までに5点を奪ってダルビッシュを援護。投打がガッチリと噛み合い、日本時間9月26日のパドレス戦に勝利したドジャースが球団としては1974年以来43年ぶりとなるシーズン100勝に到達した。
ダルビッシュは5回表一死からコリー・スパンジェンバーグに死球を与えるまでパーフェクトを継続するなど、スライダーやカッターを軸として安定したピッチングを展開。スパンジェンバーグに死球を与えた直後にハンター・レンフローにタイムリー二塁打を浴び、1点こそ失ったものの、打たれたヒットはレンフローの二塁打と6回表先頭のマット・シーザーの単打だけ。7イニングを投げて9三振を奪った一方、打たれたヒットは2本、与えた四球はゼロという見事なピッチングで3年ぶりの2ケタ勝利となる10勝目(12敗)をマークした。
打線は「5番・三塁」で先発出場したローガン・フォーサイスが大活躍。1回裏一死満塁のチャンスで走者一掃の3点タイムリー二塁打を放つと、3回裏にはリードを5点に広げる6号ソロを放ち、一人で4打点を叩き出した。1点を返された直後の5回裏には「6番・二塁」で先発出場したオースティン・バーンズが8号スリーラン。「8番・一塁」で起用されたロブ・セゲディンも2安打1打点の活躍で、左腕トラビス・ウッド対策として先発出場した右打者たちが揃って指揮官の期待に応える働きを見せた。
8回表に2番手としてマウンドに上がった前田健太が2点を失ったものの、最終回をペドロ・バイエズが締めくくり、ドジャースは9-3でパドレスに快勝。大失速を経て、レギュラーシーズン157試合目にしてようやくシーズン100勝に到達した。シーズン100勝は球団史上7度目だが、残り5試合に全勝すれば1953年に記録したシーズン105勝の球団記録に並ぶことができる。ポストシーズンのホームフィールド・アドバンテージをかけた最高勝率争いではインディアンスが1.5ゲーム差まで迫っており、最後まで気を抜くことのできない状況。ぜひとも105勝を目指してもらいたいものである。
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