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日々存在感を増す控え捕手・バーンズ

2017.10.11 12:27 Wednesday

 ドジャースの2番手捕手、オースティン・バーンズが日々存在感を増している。ダイヤモンドバックスとの地区シリーズでは打率.500(8打数4安打)、1本塁打、3打点の大活躍。今やチームに不可欠な戦力となりつつある。

 地区シリーズ第3戦。デーブ・ロバーツ監督はダルビッシュ有の女房役に正捕手のヤスマニ・グランダルではなく、バーンズを選択した。「6番・捕手」で先発出場したバーンズは、1点差に迫られた直後の6回表にザック・グレインキーからソロ本塁打。ダイヤモンドバックスに大きなダメージを与える一打を放ち、チームの勝利に大きく貢献した。

 今季104勝をマークしたドジャースはコリー・シーガー、ジャスティン・ターナー、コディ・ベリンジャーなど数多くのオースルター選手を揃えているが、スイープでの地区シリーズ突破への貢献度だけを見れば、バーンズはスター選手たちに引けを取らない。「監督が信頼してくれるのはいつだって嬉しいよ。スタメンに名を連ねて、チームに貢献することができて良かった」とバーンズは謙虚に喜びを口にした。

 まだまだ長い戦いが続くポストシーズンにおいて、バーンズはさらなる出場機会を手にすることになるだろう。バーンズはグランダルに次ぐ2番手捕手として、レギュラーシーズンでは打率.289(218打数63安打)、8本塁打、OPS.895という好成績を残している。一方のグランダルは22本塁打を放ったとはいえ、打率.247(438打数108安打)やOPS.767ではバーンズに劣り、9月には打率.154という大不振に陥った。地区シリーズでも4打数ノーヒット。来季以降はともかく、少なくとも今回のポストシーズンに関しては序列が入れ替わってもおかしくない状況なのだ。

 ロバーツ監督は「オースティンは今年、メジャーリーガーとして本当に成長したよ。捕手としても、打者としても、自信を持ち始めたように感じる。あらゆる球に食らいつき、フィールドの全方向にヒットを打つこともできるしね」とバーンズの成長に目を細める。また、バーンズは捕手としては珍しく、二塁や三塁も守れるユーティリティ・プレイヤーでもある。捕手としてはもちろんのこと、代打や控え内野手としてもバーンズの出場機会はますます多くなっていくに違いない。


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