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【戦評】ダルビッシュ&前田が好投 ドジャースNLCS進出!

2017.10.10 15:20 Tuesday

 コディ・ベリンジャーがソロ本塁打含む2打点と再三の好守でチームを牽引し、先発のダルビッシュ有を筆頭に投手陣も好投。ドジャースが同地区ライバルのダイヤモンドバックスをスイープで下し、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 ドジャースが本拠地ドジャー・スタジアムで連勝し、舞台をダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドに移しての第3戦。ドジャースは7月末に「ワールドシリーズ制覇への切り札」として獲得したダルビッシュ、ダイヤモンドバックスは2年前までドジャースでプレイしていたエース右腕のザック・グレインキーが先発のマウンドに上がった。

 ダルビッシュは球威、制球ともに申し分なく、4回裏に三者連続三振を奪うなど、全く危なげのないピッチングを展開。1回裏一死の場面でケテル・マーテイにバント安打を許した後、5回裏二死の場面でダニエル・デズカルソにソロ本塁打を浴びるまで、打者13人をパーフェクトに封じ込めた。6回裏先頭のクリスチャン・ウォーカーに死球を与えたところで降板となったが、5回0/3を投げて74球、被安打2、奪三振7、与四球0、失点1と先発としての役割を十二分に果たした登板だった。

 一方のグレインキーは球威を欠いたうえに制球も不安定で、序盤から苦しいピッチング。1回裏にいきなり一死一、三塁のピンチを背負うと、ベリンジャーの内野ゴロの間に1点を先制され、5回裏にはベリンジャーにソロ本塁打を浴びた。苦しみながらも試合を作り、ダルビッシュと同じ5回0/3を投げたものの、奪三振4に対して与四球5。余力を残して降板したダルビッシュとは対照的に105球を投げ抜いて降板となった。

 ドジャースは1点差に迫られた直後の6回表にオースティン・バーンズのソロ本塁打で追加点を奪い、3-1と2点リード。ダルビッシュの降板後はトニー・シングラーニ、ブランドン・モロー、前田健太、ケンリー・ジャンセンと4投手が無失点リレーを展開し、スイープを完成させた。セットアッパーとして8回裏に登板した前田はA.J.ポロックとクリス・アイアネッタから三振を奪うなど、1イニングを三者凡退に抑える好投。絶対的守護神のジャンセンへ繋ぐ役割をしっかり果たし、チームの勝利に貢献した。

 これでドジャースは昨季に続いてリーグ王者決定シリーズに進出。メジャー最高勝率のドジャースにホームフィールド・アドバンテージがあるため、ナ・リーグのリーグ王者決定シリーズはドジャー・スタジアムで開幕する。ドジャースと対戦するのはカブスか、それともナショナルズか。いずれにしても熱い戦いが繰り広げられることだけは間違いなさそうだ。


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