ヤンキース・ジラルディ監督 去就は家族が最優先
2017.10.23 17:01 Monday
アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦に敗れ、2017年シーズンを終えたヤンキース。今季限りで4年契約が終了するジョー・ジラルディ監督は去就について、家族の意見を最優先に考える方針だ。
「私は自分の仕事を気に入っているよ。でも、常に言ってきたように、私が最初にやることは家族と話し合うことだ。家族が最優先なんだよ。なぜなら仕事を選ぶときには、家族を養うことを考えないといけないからね。自分だけの人生じゃない。だから妻や子供たちと話し合いをして、彼らが何を考えているかを聞くんだ。ヤンキースの話を聞くのはそれからだね」
今月53歳の誕生日を迎えたジラルディ。ヤンキース監督としての10シーズン目を終え、2013年10月に結んだ4年1600万ドルの契約が終了した。ジラルディは球団オーナーであるハル・スタインブレナー氏とブライアン・キャッシュマンGMからの連絡を待つと語ったが、ジラルディと同様にコーチ陣やキャッシュマンGMも来季の契約は現時点では保証されていない。「オーナーと話をして、次に何をすべきかを考えるよ」とキャッシュマンGMは今後の方針を明らかにしている。
キャッシュマンGMはジラルディの手腕を高く評価している。「今季は全員が目標に向かってできる限りのことをしてくれた。その結果、あそこまで行けたのだと思う。あと一歩届かなかったけどね。我々は素晴らしいシーズンを過ごしたと思うよ。ワイルドで面白いシーズンだった。我々はニューヨークに戻って今後のことを考えるよ」と苦戦を予想されながらもワイルドカードを獲得し、ワールドシリーズ進出まであと一歩に迫った今季のチームに高評価を与えた。
CCサバシアやトッド・フレイジャーがフリーエージェントとなり、田中将大にもオプトアウトの可能性がある今オフ。「将来に向けて決断しなければならないことがたくさんある。まだ何も考えていないけどね」とキャッシュマンGMは語るが、忙しいオフを過ごすことになるのは間違いない。まずは球団史上6位となる通算910勝を誇るジラルディとの再契約交渉。チームを導く指揮官が決まって初めて、2018年シーズンに向けてのチーム作りがスタートする。
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