マーリンズがイチローと契約更新せず
2017.11.4 19:59 Saturday
ワールドシリーズが終了し既に各球団から選手の去就についての発表が次々とされている。その中で、前日に岩隈久志(マリナーズ)がFAとなったが、イチロー(マーリンズ)も同様に来季契約が更新されず、FAになったことが発表された。
今季、マーリンズ3年目を迎えたイチローは主に代打で起用され136試合に出場し打率.255 3本塁打 20打点の成績を残した。開幕当初はなかなか快音が聞かれなかったが、6月になると調子を取り戻し28打数9安打 打率.321と数字を残し始めた。前半戦は打率.220と不振だったが、後半戦は打率.299と成績を向上させておりメジャーリーグの年間代打安打数記録「28」まであと1本に迫る活躍をみせた。
マーリンズは来季年俸200万ドルの契約の選択権を行使しないことに決めたことによりイチローに対して50万ドルの違約金が支払われる。これでイチロー自身はFAとなり次の移籍先を探すことになった。
経営陣が変わったチームには最高経営責任者(CEO)としてイチローのヤンキース時代のチームメイトだったデレク・ジーター氏が就任。イチローについては「大好きな選手の1人」と話していた。チームからは「あなたのプレーをみることができて嬉しかった。ありがとう」とコメントしている。
既に古巣のマリナーズ復帰を望む声が出ている。イチロー本人も50歳までプレーすることを望んでいることもあり今回のFA市場では今後が注目される選手の1人となった。来季は45歳となるシーズンになるがメジャー通算3080安打を放った技術や若手の手本となる行動や習慣などは他球団の力になるはずだ。
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