ヤンキースがスタントン獲得を正式発表 背番号は「27」
2017.12.12 10:38 Tuesday
日本時間12月12日、ヤンキースはマーリンズからジャンカルロ・スタントンを獲得したことを正式に発表し、入団記者会見が行われた。背番号はマーリンズ時代と同じ「27」に決定。MVP受賞者が直後のオフにトレードされるのは2003年オフのアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ→ヤンキース)以来のことである。
「僕はここにいることができて、そしてヤンキースの一員になることができて嬉しいよ。僕の人生、僕のキャリアにおいて、この新たなチャプターは素晴らしいものになるだろう」とスタントン。「楽しく、新鮮で、ダイナミックなものになると思う。ただ、それと同時に、これは野球なんだ。良いときも悪いときもあるし、より大きなスケールでそれらに対処していかなくてはならないだろう。でも、マイアミでプレイしていたのと同じスポーツなんだ。スケールが大きく、より多くの注目が集まるという違いはあるけどね」と大都市・ニューヨークへの移籍について語った。
スタントン争奪戦に積極的な姿勢を見せていたのはジャイアンツとカージナルスの2球団。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはこの2球団が積極的に動いているのを目にし、スタントン獲得のチャンスはないと考えていたという。しかし、スタントンはこの2球団への移籍を拒否。勝てるチームでプレイすることを希望するスタントンがトレード拒否権を破棄する移籍先として挙げたのはアストロズ、カブス、ドジャース、ヤンキースの4球団だけだった。「彼らは勝者だからね。若くて強い。これからも長く優勝争いを続けるだろう。僕は長い間、負け続けてきた。その環境を大きく変えて勝者になりたかったんだ」とスタントンは移籍先をこの4球団だけに絞った理由を明らかにした。また、スタントンは2020年シーズン終了後にオプトアウトできる権利を持っているが、これを行使するつもりはないという。
スタントン自身はライト以外のポジションを守ることに前向きな姿勢を示しているが、キャッシュマンによるとヤンキースはスタントンとアーロン・ジャッジをライトと指名打者で使い分ける方針だ。「スタントンは我々に得点をもたらしてくれるだろう。スタントン、ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、グレッグ・バード、ディディ・グレゴリウスが同じ打線にいるなんて、ファンはワクワクするだろうね」とハル・スタインブレナー共同オーナーは新戦力の活躍に期待を寄せていた。
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