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ヤンキースがブーンの監督就任を正式に発表

2017.12.5 12:26 Tuesday

 2003年にヤンキースをワールドシリーズへ導いた男が再びヤンキースに戻ってくる。ヤンキースは日本時間12月5日、球団33代目監督にアーロン・ブーンが就任したことを正式に発表した。契約期間は3年。2021年の契約は球団が選択権を持つオプションになっているという。

 「ヤンキースの監督としてもう一度ピンストライプのユニフォームに袖を通すなんて、言葉では言い表せないほど光栄だよ」と監督就任の喜びを語ったブーン。「私のことを信頼してくれたスタインブレナー一家とブライアン・キャッシュマンGMに感謝したい。ヤンキースは球団史に残る黄金期に突入しつつあると確信しているし、その一部になれることにワクワクしている。監督としての仕事を始めるのを待ちきれないし、もう仕事はスタートしているんだ」

 ブーンは2003年途中にレッズからヤンキースへ移籍し、同年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦でティム・ウェイクフィールド(レッドソックス)からワールドシリーズ進出を決めるサヨナラ本塁打を放った。同年オフ、バスケットボールをして遊んでいる最中に左膝の靱帯を断裂する重傷を負い、契約違反として解雇されてしまったが、ニューヨークではチームをワールドシリーズに導く劇的な一発を放った男として記憶されている。ヤンキースでプレイ経験のある監督は球団史上18人目であり、また、監督やコーチの経験が全くない監督は1946年のビル・ディッキー以来72年ぶりとなった。

 ブーン一家はメジャー屈指の野球一家として知られており、祖父・レイ、父・ボブ、兄・ブレットはいずれも元メジャーリーガー。3世代でメジャーリーガーを輩出したのはブーン一家が史上初である。また、ボブはレッズ(1995~1997年)とロイヤルズ(2001~2003年)で監督を務めた経験があり、親子でメジャーリーグの監督を務めるのはジョージとディックのシスラー親子、ボブとジョエルのスキナー親子に次いで史上3組目となった。

 ヤンキースで28シーズンにわたってベンチコーチなどを務めたロブ・トムソンがフィリーズへ流出した一方、投手コーチのラリー・ロスチャイルドはヤンキース残留が決定。来季のヤンキースは3月に45歳の誕生日を迎える新指揮官のもと、2009年以来9年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す。


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