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ヤンキース パイレーツ・コールの獲得交渉が本格化か

2017.12.22 14:47 Friday

 ヤンキースがCCサバシアと再契約を結んだことによりスローダウンしていたゲリット・コール(パイレーツ)のトレード交渉だが、両球団間の交渉が再び本格化する気配を見せている。ヤンキースはサバシア獲得後も、複数年保有可能な先発投手の獲得を目指しているようだ。

 現地の報道によると、トレード成立が目前に迫っているわけではないものの、ヤンキースとパイレーツの間でコールを巡るトレード交渉が再び本格化しつつあるという。コールは2008年のドラフトでヤンキースから全体28位指名を受けながらも大学進学を選択して入団を拒否しており、仮にトレードが実現すればヤンキースにとっては10年越しのコール獲得となる(コールは2011年のドラフトでパイレーツから全体1位指名を受けてプロ入り)。

 コールがフリーエージェントとなるのは早くても2019年オフであり、少なくともあと2年保有することができる。2015年は19勝8敗、防御率2.60の好成績でサイ・ヤング賞の投票で4位にランクインしたが、昨季は21先発で7勝10敗、防御率3.88、今季は33先発で12勝12敗、防御率4.26とやや物足りないパフォーマンス。とはいえ、エース級のポテンシャルはやはり大きな魅力である。

 パイレーツはコールとのトレードで球界トップクラスの有望株であるグレイバー・トーレスの獲得を望んでいるという。しかし、ヤンキースには二塁や三塁の定位置を争うところまで来ているトーレスを放出する意思はなく、若手外野手のクリント・フレイジャーが交換要員の中心となるとの見方が一般的だ。ミゲル・アンドゥハーらその他の有望株もパッケージに含まれることになるだろう。

 パイレーツのニール・ハンティントンGMは今オフ、「売り手」に回るか「買い手」に回るかを決めかねている。もしパイレーツが売り手に回ることを決断すれば、コールのほかアンドリュー・マカッチェンらも放出候補となるだろう。「我々の目標はコンスタントに、そして頻繁にポストシーズンへ進出するチームを作ることだ」と語るハンティントンは最終的にどのような決断を下すのだろうか。


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