グレゴリウスの原点と自覚する自身の役割
2017.12.23 23:40 Saturday
選手の移籍情報が気になるこのオフシーズンでは選手達それぞれが故郷に帰ってトレーニングを行ったり休養したりと時間の使い方はさまざまだ。ディディ・グレゴリウス(ヤンキース)は今、キュラソー島でオフを過ごしている。
今季のグレゴリウスは春先に右肩の故障で一時離脱したものの、復帰後はシーズン終了までメジャーでプレーし続けた。136試合に出場し、打率.287 25本塁打 87打点を記録しチームのプレーオフ進出に貢献した。特に25本塁打はデレク・ジーターが1999年に記録した24本の球団歴代遊撃手最多本塁打の記録を塗り替えた。長打力も付き、時には4番打者を務めるなどヤンキースに欠かせない選手となっている。
グレゴリウスの出生地はオランダのアムステルダムだが、彼が5歳の時にキュラソー島に移住している。キュラソー島といえばアンドリュー・ジョーンズやアンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)といった球界を代表する選手達を輩出した場所で近年のWBCでは彼らの活躍が目立つ。グレゴリウスも同様にオランダ代表の一員としてプレーしていた。特にシモンズとは高校時代に二遊間コンビ(二塁・グレゴリウス、遊撃・シモンズ)を組んでいたほどの仲だ。
キュラソー島での生活を振り返り「ここは大きい島ではないからみんなよく走りまわっていたよ」と笑顔で語っていたグレゴリウス。故郷に帰ると必ず利用するという以前、母親がインストラクターを務めていたジムがあるという。その場所は10歳から通っていて「成長してから考えるとすべてがここから始まったんだ。だから今がある」と原点回帰をしていた。
そしてこのオフは現地の野球教室に参加し後進育成に尽力するという。グレゴリウスは「自分が子供の時はマイナーリーガーが野球を教えてくれた。今度は自分がその教える立場にいる。恩返しがしたいんだよ」と自らの役割を自覚している。
充実のオフを過ごしているグレゴリウスは果たして来季も好成績を残すことができるか、彼のバットに注目だ。
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