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アビラ Dバックス移籍決断の裏にJ.D.マルティネスの存在

2018.2.1 14:30 Thursday

 日本時間2月1日、ダイヤモンドバックスはアレックス・アビラと2年825万ドルで契約を結んだことを正式に発表した。アビラがダイヤモンドバックスへの移籍を決めた裏には、タイガース時代の同僚であるJ.D.マルティネスからの助言があったようだ。

 昨季のダイヤモンドバックスはクリス・アイアネッタ、ジェフ・マシス、クリス・ハーマンの捕手3人体制でシーズンを戦い抜き、ワイルドカードを獲得。このなかからアイアネッタが退団(ロッキーズと契約)し、マイク・ヘイゼンGMが「捕手のアップグレードは我々が求めていたものだった」と語るように、アイアネッタに代わる主力捕手の獲得が急務となっていた。そして、市場に残る捕手のなかからヘイゼンが選択したのは昨季タイガースとカブスで打率.264、14本塁打、OPS.834をマークしたアビラだった。

 ヘイゼンは「アレックス(・アビラ)は我々が評価するものを多く持ち合わせている。リーダーシップ、実績、試合運びの技術、左打席からのパワーなど、あらゆるものが我々にとって魅力的だったんだ」とアビラを高く評価する。アビラはアイアネッタの代役としてマシス、ハーマン、ジョン・ライアン・マーフィーらと併用される見込みだが、「(併用されることについては)あまり気にしていないよ」とチームの方針に理解を示している。「ここ数年間、僕は120~140試合プレイしていたわけじゃないからね。昨季も100試合くらいだった。各球団は捕手を健康に保ち、能力をフルに発揮させるために併用するようになっているのだと思っているよ」と捕手3人体制に含まれることに前向きな姿勢を示した。

 そして、アビラはダイヤモンドバックスからのオファーを受諾するか否かを決断する際、タイガース時代の同僚であり、昨季途中にダイヤモンドバックスへトレードされたマルティネスに意見を求めたという。アビラは「彼は街や生活、チームメイトやスタッフについて非常に好印象を持っていた。ダイヤモンドバックスの選手たちが勝利に貪欲で、勝利を欲しているというところに最も魅力を感じたんだ。彼の言葉を聞いて、ダイヤモンドバックスに加入するのが楽しみになったんだよ」と語り、新天地でのプレイを心待ちにしている様子だった。


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