ダイヤモンドバックス J.D.マルティネスとの再契約は困難か
2018.2.13 11:30 Tuesday
昨季45本塁打のスラッガー、J.D.マルティネスの契約が決まるまで、ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは彼に関する質問を受け続けることになるだろう。ヘイゼンはマルティネスと再契約を結ぶ可能性を否定してはいないものの、ダイヤモンドバックスがマルティネスと再契約を結ぶのは困難であるとの見方が強い。
マルティネスの状況について尋ねられたヘイゼンは「我々は依然としてマーケット全体を広く見渡している。(マルティネスと再契約できなかった場合の)あらゆる選択肢を考慮しているし、チームをより良くするための方法を探しているよ」と語ったが、マルティネスとの交渉状況についての具体的な言及は避けた。
昨季のマルティネスは規定打席未満ながら自己最多の45本塁打、104打点を叩き出す大活躍を見せ、とくにダイヤモンドバックス移籍後の62試合では29本塁打、65打点、OPS1.107の大暴れ。もちろん、ダイヤモンドバックスはマルティネスとの再契約を望んでおり、マルティネスも条件さえ整えば再契約に前向きだという。
MLBネットワークのジョン・ヘイマンとケン・ローゼンタールは、ダイヤモンドバックスのケン・ケンドリック・オーナーがオフシーズン中に複数回、マルティネスの代理人を務めるスコット・ボラスと面会していることを報じた。これらの面会を通してどのような交渉が行われたのかは明らかになっていないが、ダイヤモンドバックスとマルティネスの再契約を妨げている要素は金銭面であると見られている。ダイヤモンドバックスの今季年俸総額はすでに1億2500万ドル前後に達しており、開幕時の年俸総額としては2014年の1億1200万ドルを上回って球団史上最高額となる。ここにマルティネスの年俸(年平均2000万ドル以上は確実)と加えるのは不可能と言っていいだろう。
マルティネスとの再契約のために高額年俸選手のトレードを成立させて資金を捻出したり、とりあえず1年契約で引き止めたりと、まだダイヤモンドバックスにもいくつかの選択肢がある。しかし、今季のダイヤモンドバックスがマルティネス抜きで戦う可能性が高いことは間違いなさそうだ。
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