NLCS MVPはターナーとテイラーの同時受賞
2017.10.20 14:24 Friday
日本時間10月20日に行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に11対1で大勝し、1988年以来29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めたドジャース。4勝1敗で突破を決めたリーグ優勝決定シリーズのMVPにはジャスティン・ターナーとクリス・テイラーが選出された。
ドジャースが前回ワールドシリーズに進出した1988年、ターナーは4歳の誕生日を迎える直前、テイラーに至っては生まれてすらいなかった。ターナーは第2戦で劇的なサヨナラスリーランを放つなど、全5試合に出場して打率.333(18打数6安打)、2本塁打、7打点、OPS1.145をマーク。今季も短期決戦での勝負強さを発揮し、打線の軸としての役割をしっかりと果たした。テイラーはコリー・シーガーの負傷欠場により遊撃と中堅を兼任しながら全5試合に出場して打率.316(19打数6安打)、2本塁打、3打点、OPS1.248をマーク。第5戦では好走塁で先制のホームを踏むなど、走攻守すべての面で素晴らしい活躍を見せた。
ターナーが10月に輝きを放つのは今季が初めてではなく、ポストシーズン通算106打席で打率.387、出塁率.481、OPS1.113と歴代屈指の好成績を残している。第2戦で放ったサヨナラ本塁打は、奇しくも1988年のワールドシリーズ第1戦でカーク・ギブソンがデニス・エカーズリーから代打逆転サヨナラ本塁打を放ってからちょうど29年後の一発だった。
ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPが2名選出されるのは昨季に続いて2年連続。昨季はカブスのジョン・レスターとハビアー・バイエズがMVPを同時受賞している。なお、MVPが2名選出されるのは頻繁にあることではなく、昨季以前では1990年にレッズのロブ・ディブルとランディ・マイヤーズが同時受賞した例があるだけである。
ドジャースにとって29年ぶりとなるワールドシリーズ。ターナーとテイラーの2人はその大舞台でも活躍を期待したい。
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