ヤンキース・ジラルディ監督 今季限りで退任の可能性も
2017.10.26 16:44 Thursday
今季まで10シーズンにわたってヤンキースを率いたジョー・ジラルディ監督。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとジラルディは日本時間10月26日にブライアン・キャッシュマンGMと会談の場を設け、今後について話し合ったようだ。ジラルディが今季限りで退任する可能性も取り沙汰されている。
今季は若手選手を辛抱強く起用しながら耐え抜くシーズンになると予想されていたヤンキース。しかし、アーロン・ジャッジを筆頭にルイス・セベリーノ、ゲーリー・サンチェスら若手選手がチームを牽引し、ワイルドカード獲得&リーグ優勝決定シリーズ進出という予想外の快進撃を見せた。惜しくもリーグ優勝にはあと1勝届かなかったものの、キャッシュマンGMはシーズン終了後にジラルディの手腕に高評価を与えており、続投は既定路線かと思われていた。
「監督を務めるのは楽しいし、シーズンを戦うこと、選手たちと関係を築くことにもやりがいを感じている」と語ったジラルディだが、彼が常々強調しているのが家族の存在である。采配を疑問視されると周囲からの批判の矛先はジラルディ自身だけでなく、家族に向けられることもあるという。「妻や子供たちに害が及ぶことを心配しているんだ。家族が攻撃されるなんてアンフェアだよね。私の子供たちは私と同じように攻撃的なところがあるから、私はいつも彼らを守ってあげなければならないんだよ」
だからこそ、ジラルディは自身の去就を決める際に家族の意見を最優先に考える。シーズン終了後、自身の去就について問われた際にも「まずは家族と話し合ってから」とその姿勢を崩すことはなかった。また、ジラルディはヤンキースの監督という仕事に魅力を感じているとしつつも、他のポジションから野球に触れてみたいという願望も持っているようだ。
「何をするにしても、家族が多くの犠牲を払ってくれているからこそ私は仕事をすることができるんだ。だから、まず最初に家族と話し合う必要があるんだよ」と語ったジラルディ。家族との話し合い、キャッシュマンGMとの話し合いを経て、どのような結論を出すのだろうか。
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