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本格化しつつあるスタントン争奪戦の行方は?

2017.11.21 12:10 Tuesday

 ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)をめぐる争奪戦は初期段階を終え、本格化しつつある。すでにジャイアンツとカージナルスがマーリンズに対して正式なオファーを提示したことが報じられており、レッドソックスもこれに続くと見られている。また、ジャイアンツが提示したオファーの具体的な内容も明らかになっている。

 シリウスXMのクレイグ・ミッシュによると、マーリンズとジャイアンツはスタントンのトレードについて具体的な選手名を挙げてトレード交渉を行ったようだ。マーリンズはスタントンとディー・ゴードンを差し出し、ジャイアンツはその対価としてジョー・パニック、タイラー・ビーディ、クリス・ショウの3選手を準備。ゴードンは今季メジャー最多の60盗塁をマークした俊足巧打の二塁手であり、2020年まで総額3790万ドルの契約が残っている。ジャイアンツはゴードンに代わる二塁手としてパニックを差し出し、球団2位&3位のプロスペクトであるショウとビーディも合わせて放出する意思を示した。このオファーに対するマーリンズ側からの反応は現時点では明らかになっていない。

 一方、カージナルスからのオファーについては具体的な内容はいまだ不明である。カージナルスとのトレード交渉では交換要員の質よりもスタントンが持つトレード拒否権に注目が集まっており、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはスタントンが西海岸の球団へのトレードを希望していることを報じている。ただし、カージナルス移籍以外の選択肢がなくなった場合に、スタントンがマーリンズ残留とカージナルス移籍のどちらを選択するのかは微妙なところである。また、カージナルスはスタントンのトレード交渉が不調に終わった場合、フリーエージェント市場に目を移してJ.D.マルティネスやエリック・ホズマーの獲得に動く可能性が高いと見られている。

 ジャイアンツ、カージナルス以外にもレッドソックス、ドジャースなど少なくとも8球団が参戦していると見られるスタントン争奪戦。今後、さらに争奪戦が激化していくことは間違いなく、当分の間はオフシーズンの話題の中心であり続けるだろう。


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