English Español 韓国語

パドレスがホズマー獲得を検討 マイヤーズは外野転向に前向き

2017.12.7 17:47 Thursday

 パドレスが今オフのフリーエージェント市場における最高の一塁手であるエリック・ホズマーを獲得する可能性はあるのだろうか。少なくともパドレス自身は可能性があると考えているようだ。正一塁手のウィル・マイヤーズも外野への再転向に前向きな姿勢を示している。

 今季のホズマーは打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882というキャリアハイのシーズンを過ごし、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞。シルバースラッガー賞は自身初、ゴールドグラブ賞は2年ぶり4度目の受賞だった。攻守に確かな実力を誇るホズマーは総額2億ドル規模の契約を希望しているとの報道があるものの、現時点では契約交渉についての具体的な情報は出てきていない。しかし、少なくともパドレスはホズマー獲得に意欲を見せているようだ。

 パドレスの正一塁手は今季30本塁打、20盗塁を記録したマイヤーズ。28歳のホズマーに対してマイヤーズは26歳と若く、球団史上最高額となる総額8300万ドルで契約を延長するなど、フランチャイズ・プレイヤーになることを期待されている。しかし、パドレスはこの「球団の顔」にポジション変更を強いてまでホズマー獲得に動く可能性がある。マイヤーズはプロ入り後に捕手から外野、外野から一塁へとコンバートされた経験があり、ホズマー獲得によるポジション変更にも前向きに応じるつもりのようだ。

 マイヤーズには直近2シーズンで48盗塁を決めている平均以上のスピードがあり、外野(おそらくライト)への再コンバートも問題はないだろう。しかし、マイヤーズに与えた8300万ドルが球団史上最高額であるパドレスが、ホズマーの希望する規模の契約を用意できるかは甚だ疑問である。また、確かにホズマーは優秀な選手ではあるものの、30本塁打以上のシーズンは一度もなく、打率3割は2度、100打点以上は1度だけ。OPS.900以上を一度も記録したことのない一塁手に2億ドル規模の契約を与えることにも不安が残る。果たして、A.J.プレラーGMはどのような判断を下すのだろうか。


 関連ニュース

  12月4日 パドレスがプレラーGMと3年間の契約延長

  11月16日 パドレス ホズマーに関心も最優先は投手補強


 関連動画

  10月13日 2017年パドレス名場面集

spotvnow