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マーリンズがボルケスを解雇 マイナー契約で復帰の可能性も

2017.12.14 15:33 Thursday

 日本時間12月14日、マーリンズはトミー・ジョン手術により来季の大半を欠場することが確実となっているエディンソン・ボルケスを解雇したことを発表した。今年6月にノーヒッターを達成したボルケスだが、8月にトミー・ジョン手術。マーリンズは40人枠に空きを作るためにこの右腕を解雇することを決断した。

 先発ローテーションの一角として2年2200万ドルでマーリンズに迎え入れられたボルケスは移籍1年目の今季、17試合に先発して4勝8敗、防御率4.19をマーク。開幕7連敗を喫したあと、5月下旬からの7先発で4勝1敗、防御率3.02と持ち直したが、7月上旬に左膝痛で故障者リスト入りし、その後右肘の故障が発覚してトミー・ジョン手術を受けることになった。

 マイケル・ヒル野球部門社長はボルケスの代理人と面会し、リハビリのためにマイナー契約で再契約を結ぶことに前向きであることを伝えたという。「我々はボルケスと再契約を結び、キープしておきたいと考えている。リハビリの経過を観察し、来年の夏の終わりごろに彼のコンディションを見極めたいね」とヒルは再契約に向けて動くことを明言。なお、2年契約を結んでいたボルケスの来季年俸は1300万ドル。マーリンズはボルケスを解雇したものの、来季年俸については支払いの義務がある。

 ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ディー・ゴードン(マーリンズ)、マーセル・オズーナ(カージナルス)を次々に放出し、年俸総額の削減を進めているマーリンズにとって、ボルケスの年俸1300万ドルは大きな負担であるに違いない。多少の不良債権であれば年俸の一部を負担したうえでトレードすることも可能だが、投げることすらできないボルケスの場合はそのような手段を取ることはできないからだ。「我々は連絡を取り続けることに合意した。願わくば彼と再契約を結び、リハビリを続けることができたらいいね」とヒルは語ったが、マーリンズは少しでも元が取れることを祈っているに違いない。


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