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Dバックス・ミラーが年俸調停に勝利 選手側が2連勝

2018.2.2 11:00 Friday

 MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、日本時間2月2日にシェルビー・ミラー(ダイヤモンドバックス)の年俸調停が行われ、ミラー側の要求(年俸490万ドル)が認められたようだ。ダイヤモンドバックスが提示した年俸は昨季と同じ470万ドルだった。

 今オフが年俸調停2年目となったミラーは、昨季から微増となる年俸490万ドルを希望。それに対してダイヤモンドバックスは昨季と同じ年俸470万ドルを提示し、両者の交渉は年俸調停に持ち込まれた。年俸調停の結果、ミラー側が勝利。今オフの年俸調停ではムーキー・ベッツ(レッドソックス)も勝利しており、これで選手側が2連勝となった。

 ダイヤモンドバックス移籍1年目の2016年に3勝12敗、防御率6.15という自己ワーストのシーズンを過ごしたミラーは、昨季が復活をかけたシーズンとなった。開幕から4試合に先発し、2勝2敗、防御率4.09をマーク。フォーシームの球速も回復し、まずまずの出だしとなったが、5月にトミー・ジョン手術を受けることになり、4試合のみの登板でシーズンを終えた。

 もともとカージナルスのプロスペクトとして将来を嘱望されていたミラーは、2012年にメジャーデビューを果たし、翌2013年に15勝、2014年に10勝をマーク。ジェイソン・ヘイワードらとのトレードでブレーブスへ移籍した2015年も6勝17敗ながら自己ベストの防御率3.02をマークするなど、その実力を存分に発揮していた。そして、2015年オフにダイヤモンドバックスはダンズビー・スワンソン(全体1位指名選手)、エンダー・インシアーテ(ゴールドグラブ受賞者)、アーロン・ブレア(有望株右腕)の3人を放出してミラーを獲得。ザック・グレインキーとのダブル・エースとしてミラーには大きな期待が寄せられていたが、2年間で5勝にとどまり、ダイヤモンドバックスにとっては大失敗のトレードとなってしまった。

 今季はオールスター・ブレイク後の戦列復帰が見込まれているミラー。フリーエージェントとなるまでの残り1年半の間に、「トレード失敗」の評価を覆すような働きを見せることはできるだろうか。


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