アストロズがスプリンガーと調停回避 2年2400万ドルで合意
2018.2.6 10:00 Tuesday
日本時間2月6日、アストロズがジョージ・スプリンガーとの年俸調停を回避し、2年2400万ドルで合意に至ったことが明らかになった。ジェフ・ルーノウGMは「ジョージ(・スプリンガー)と複数年契約を結ぶことができて嬉しいよ」と2017年ワールドシリーズMVPとの契約延長を喜んだ。
スプリンガーは「スーパー2」の対象選手となっており、通常3年の年俸調停期間を4年有する選手の一人である。年俸調停1年目の昨季は年俸390万ドルでプレイし、今オフはスプリンガー側が年俸1050万ドル、アストロズ側が年俸850万ドルを主張。年俸調停に突入する前に2年2400万ドルで契約合意に達し、今回の2年契約は年俸調停の2年目と3年目をカバーすることになった。2020年が年俸調停4年目のシーズンとなり、2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる見込みである。
昨季のスプリンガーは7月下旬から8月上旬にかけて2週間ほど戦列を離れたため140試合の出場にとどまったものの、打率.283、34本塁打、85打点と打撃3部門で自己最高の成績をマーク。前年から三振を大幅に減らす(178三振→111三振)など、「質」の面でも成長が見られた。34本塁打はすべて1番打者として放ったものだが、これは1番打者の球団新記録。また、初回先頭打者本塁打9本は昨季メジャー最多の数字だった。
また、ドジャースとのワールドシリーズでは初戦こそ4打数ノーヒットに終わったものの、その後の6試合ではいずれもヒットを放ち、第2戦に勝ち越しツーラン、第4戦からは4試合連続で本塁打を放つ大活躍。7試合トータルで打率.379、5本塁打、7打点、OPS1.471の好成績をマークし、ワールドシリーズMVPに選出された。
ルーノウは「彼がこれまでに成し遂げてきたものやチームへの貢献は十分に認識している。そして、今後さらに貢献してくれるであろうことを確信しているよ」とスプリンガーへの期待を口にした。今季もこの「強打のリードオフマン」が球界有数の破壊力を誇るアストロズ打線を牽引してくれるはずだ。
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