フリーマンが三塁手として復帰の可能性
2017.6.21 11:43 Wednesday
フレディ・フリーマンとマット・アダムスを同時起用する方法を検討中のブレーブス。どうやら球団内ではフリーマンを三塁手として起用するプランが浮上しているようだ。
打率.341、14本塁打、OPS1.209と開幕から驚異的なペースで打っていたフリーマンを死球による左手首骨折で失ったブレーブスは、その穴を埋めるためにカージナルスからアダムスを獲得した。すると、アダムスは移籍後の28試合で打率.306、10本塁打、OPS1.018という見事な活躍を見せ、埋めるのは不可能と思われたフリーマンの穴をしっかり埋めている。この二人に打率.322、11本塁打、OPS.908のマット・ケンプが加われば他球団も羨む脅威の中軸が完成するが、フリーマンとアダムスはともに一塁手。フリーマンが復帰すればアダムスは控えに回るか再び放出されるのではないか、というのが一般的な見方だった。「どんな可能性も排除することはできないよ」とブライアン・スニッカー監督が語ったように、どうやら両者をラインナップに共存させる「ウルトラC」が検討されているようだ。
その「ウルトラC」とはフリーマンの三塁起用である。フリーマンは高校時代を三塁手として過ごし、また、チームのためになるのであればどんなことも厭わないという献身的なメンタルの持ち主であるため、チームからの要請があれば三塁コンバートを受け入れる可能性は高い。「フリーマンが戻ってくるというのは確定しているから、(フリーマン復帰後の選手起用について)チーム内で議論しているよ。いくつかオプションはあるけど、彼ら二人をなんとかして同時に起用できたら素晴らしいよね」とスニッカー監督もフリーマンの三塁起用が検討されていることを示唆している。
もちろん、アダムスを外野手として起用することもできる。出場機会を増やすためにオープン戦終盤からレフトの守備に挑戦していたアダムスは、今季レフトで6試合出場し、34.1イニングの守備経験があるのだ。しかし、僅か6試合で外野手挑戦にストップがかかったように、アダムスを外野手として起用することは必ずしも得策ではない。このあたりは三塁フリーマン、外野アダムスのどちらがチームへの悪影響がより少ないのかを見極めつつ判断することになるだろう。フリーマン復帰までおよそ1ヶ月。「我々はあらゆるオプションを検討し、全員にとってベストな選択肢を見つけるつもりだよ」とスニッカー監督は語った。
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