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球宴経験者のノリスが事実上の戦力外

2017.6.25 14:05 Sunday

 現在、ア・リーグ東地区3位のレイズはシーズン当初から4位が定位置となっていたが、日本時間6月12日のアスレチックス戦で勝利を収めたことで3位にランクアップした。上位のヤンキース、レッドソックスとの差はわずかに2.5であり今後によっては首位に立つ可能性もある。勢いに乗るために戦力を整備していきたいチームは今季、獲得したばかりのデレク・ノリスを事実上の戦力外とした。

 ノリスは28歳の捕手で2011年にオールスターにも出場した選手。今年3月までナショナルズに所属していたが、解雇となりレイズに移籍して新たなスタートを切っていた。開幕戦となったヤンキース戦ではスタメンマスクを勝ち取り、移籍後初安打を放った。しかし、その後は課題であった打力の向上がみられずここまで53試合に出場して打率.201の成績。それでも日本時間6月24日のオリオールズ戦で3打数3安打の猛打賞を記録していただけに急な通告となってしまった。

 彼を事実上の戦力外としたのはひざの負傷で60日間の故障者リスト入りをしていたウィルソン・ラモスが復帰したことが理由だ。ラモスは昨年までナショナルズの主力選手の1人として活躍しており、FAでレイズに移籍した。だが、開幕戦直前に戦線離脱となりここまで出場なしとなっていた。ノリスに代わって日本時間6月25日のオリオールズ戦に出場したラモスは4打数1安打と結果を残した。

 不本意な結果となってしまったノリスは今後、トレード、もしくはマイナー降格となる可能性が高い。40人枠から外れることになったが引退する訳ではないため、まだまだ活躍できる機会はある。

 果たしてノリスの復活はあるのだろうか。今後の動向が注目される。


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