元オールスター捕手・ボートがブリュワーズへ
2017.6.26 10:43 Monday
予想外の快進撃でナ・リーグ中部地区の首位を走っているブリュワーズに頼もしい戦力が加わった。2度のオールスター経験を持つスティーブン・ボートをウエーバー経由で獲得。クレイグ・カウンセル監督はマニー・ピーニャとの併用を考えているようだ。
今季は打率.217、4本塁打となかなか成績が上がらず、先日アスレチックスからDFA(事実上の戦力外)となっていたボート。捕手という貴重なポジションであること、昨季まで2年連続でオールスターに選出されたように実力は確かであることなどから、新天地を見つけるのに時間は掛からないだろうと見られていた。そして、ボートを獲得したのはブリュワーズだった。
カウンセル監督はボート獲得について「ボートは左打者だから、チームにフィットすると思ったんだ」と語る。今季のブリュワーズはジェット・バンディとピーニャの2捕手を併用していたが、2人とも右打者である。4月に打率.327と好調だったバンディは6月に入って打率.053と極度の不振に陥っており、カウンセル監督はバンディのAAA級降格を決断。右打者のピーニャと併用するのにうってつけの存在が左打者のボートだったというわけだ。
「バンディを降格させるのは簡単な決断ではなかったよ。彼は今季、チームにとても貢献してくれていたからね」とカウンセル監督。なお、カウンセル監督によると、ボートの獲得はピーニャの出場機会には影響を与えないようだ。「ボートを完全なレギュラー捕手として獲得したわけではない。ピーニャはこれまでと同じように出場機会を得るだろう。彼の出場機会が減少するとは考えていない」
右打者のピーニャ、左打者のボートという理想的なプラトーン体制が完成したブリュワーズ。ボート獲得が好調なチームをさらに後押しすることになるかもしれない。
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