レッドソックスがT.フレージャーの獲得に興味か
2017.7.16 09:55 Sunday
オールスターが終了し、各球団ともトレード戦線に突入している。先日、カブスがホワイトソックスからホゼ・キンターナを獲得して球界を驚かせた。期限まではまだ15日ほどあるため今後も大型トレード成立の可能性もありそうだ。ア・リーグ東地区首位のレッドソックスも既に補強に向けて着々と準備を進めている。
チームが獲得の候補として挙げているのは長打力が自慢の三塁手、トッド・フレージャー(ホワイトソックス)だ。彼は31歳の右打者で前半戦では78試合に出場し打率.213 本塁打16 打点44の成績を残した。打率こそ低いものの、出塁率は.335と高めで主に中軸を任されている。
レッドソックスがフレージャーに注目している理由としては彼のOPS(出塁率+長打率)の高さが挙げられる。ちなみに前半戦はOPS.779でこの数字はレッドソックスの三塁手よりも高い。チーム三塁手のOPSは.625であり前半戦ではメジャー全体で29位と弱点となっている。また、主力打者として期待されていたパブロ・サンドバルを40人枠から外したことでレギュラークラスの三塁手がいないことも要因だろう。現在の三塁はデベン・マレーロと林子偉(リン・ズーウェイ)らが日替わりで守っている状態。そこで白羽の矢が立ったのがフレージャーだ。
フレージャーの打者のタイプとしてはプルヒッターで引っ張ることを得意としている。もし、彼がレッドソックス移籍となれば右打者のフレージャーに立ちはだかるのは本拠地であるフェンウェイ・パークの「グリーンモンスター」だ。過去、この球場では2本のアーチを架けておりすべてグリーンモンスターの越える特大な一発を放っている。直近では日本時間5月31日の試合でクリス・セールから本塁打を記録した。
果たしてレッドソックスのフレージャー獲得は実現するのか。そのためには有望選手を放出しなければならないが、2013年以来のワールドシリーズ制覇のために早い決断が必要だろう。
関連ニュース
関連動画
7月15日 WSでMVPにもなったサンドバルに戦力外通告
7月12日 【2017ASG】ヤディアー・モリーナが存在感を発揮
7月12日 【2017ASG】最多得票のハーパーが守備で魅せた!
7月12日 【2017ASG】ベッツがアレナードの進塁を阻止
7月12日 【2017ASG】サノーが無敗男ウッドから先制タイムリー
7月12日 【2017ASG】MVPカノーの決勝ホームラン!