パブロ・サンドバルが古巣ジャイアンツ復帰へ
2017.7.20 10:29 Thursday
日本時間7月20日、レッドソックスからリリース(解雇)されFAとなったパブロ・サンドバルが、古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶことが明らかになった。サンドバルは2014年シーズン終了後にFA権を取得し、レッドソックスと5年9500万ドル+オプション1年の大型契約を結んだものの、不振や故障で活躍できず、契約を2年以上残してリリースされていた。
MLB.comのジェシー・サンチェスによると、サンドバルは古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶことで合意した模様。現段階では球団からの正式な発表はないが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとサンドバルはAAA級サクラメントに合流する予定となっているようだ。
メジャーに定着した2009年に打率.330、25本塁打、OPS.943の好成績を残し、正三塁手の座を不動のものとしたサンドバルは、2011年から2年連続でオールスター・ゲームに選出。2012年のワールドシリーズで打率.500、3本塁打、OPS1.654という素晴らしい活躍でMVPに選出されるなど、ポストシーズンでは通算39試合に出場して打率.344、6本塁打、OPS.935をマークしている。しかし、レッドソックス1年目となった2015年は126試合に出場して打率.245、10本塁打、OPS.658と期待外れの成績に終わり、昨季は左肩の手術を受けて出場は3試合だけ。今季は再び正三塁手として輝きを取り戻すことを期待されていたものの、2度の故障者リスト入りを経験し、打率.212、4本塁打、OPS.622と期待に応えることができなかった。
一方、今季のジャイアンツは正三塁手を固定できず、エドゥアルド・ヌニェスの42試合を筆頭に7選手が先発出場。新人クリスチャン・アローヨや韓国出身の黄載鈞(ファン・ジェギュン)が起用された時期もあったが、活躍は長続きしなかった。三塁手のOPS.606はメジャーワーストの数字であり、サンドバルには三塁の攻撃力アップに貢献することが求められている。
全盛期を過ごした古巣で復活を果たすことができるのか。「カンフー・パンダ」の復活を多くのファンが待っている。
関連ニュース
7月14日 【前半戦レビュー】ナ・リーグ西部地区