ヤンキース 強打者・ホリデイが今季2度目のDL入り
2017.8.7 11:22 Monday
マット・ホリデイ(ヤンキース)が左腰の痛みにより、6月下旬にウイルス感染で戦列を離れて以来、今季2度目の故障者リスト入りとなった。これに伴い、ヤンキースはAAA級から一塁手のギャレット・クーパーをメジャーへ昇格させている。
7年半を過ごしたカージナルスからフリーエージェントとなり、1年契約でヤンキースに加入したホリデイは、アーロン・ジャッジら若手選手の指南役を務める一方で打線の中軸で存在感を発揮し、前半戦は68試合に出場して打率.262、15本塁打、OPS.877をマーク。OPSはキャリア平均(.890)とほとんど変わらない数字であり、37歳になった今季もその打棒が健在であることをアピールしていた。しかし、後半戦開始とともに戦列に復帰すると、その後は20試合で打率.136、1本塁打、OPS.353と大不振。この間に腰を痛め、ジョー・ジラルディ監督はベテラン・スラッガーを故障者リストへ登録することを決断した。
ホリデイに代わってクーパーがメジャーへ昇格したが、ジラルディ監督はチェイス・ヘッドリーを引き続き正一塁手として起用していくことを明言。クーパーが出場するのはヘッドリーの休養時、特に相手先発が左投手のときのみに限定されるであろうことを示唆した。
「クーパーにも少し出場機会を与えるよ。ヘッドリーがいるから、彼に休養を与えるときにクーパーを使うことになるだろう。おそらく左投手が相手のときになるだろうね」
ジラルディ監督はホリデイが最短の10日間で戦列に復帰してくることを期待しているが、「腰はやっかいなんだよ。だから、しっかり治療を受けて、やるべきことをしっかりやらないとね」ともコメント。ホリデイ不在の間はゲーリー・サンチェスが指名打者に入り、オースティン・ロマインがマスクを被る布陣や、外野手4人(ジャコビー・エルズベリー、クリント・フレイジャー、ブレット・ガードナー、ジャッジ)のうちの誰かが指名打者に入る布陣が試されることになりそうだ。
また、AAA級でリハビリ出場を開始しているアーロン・ヒックスについて、ジラルディ監督は「彼がスイッチヒッターであるという点がやっかいなんだ。スイッチヒッターでなければ、もう少し早く復帰できるんだろうけどね」と戦列復帰までにはもう少し時間が掛かるであろうとの見通しを明らかにしている。
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