アストロズがブルペン補強 クリッパード獲得
2017.8.14 15:48 Monday
7月末のトレード・デッドラインで地味な動きに終始し、選手から不満の声も聞こえ始めていたアストロズが補強に動いた。後日指名選手または金銭との交換で、ホワイトソックスからリリーフ右腕のタイラー・クリッパードを獲得した。
7月中旬にトッド・フレイジャー、デービッド・ロバートソンらとの4対3のトレードでヤンキースからホワイトソックスへ移籍したクリッパードにとっては、これが今季2度目のトレード。トレード成立が正式発表する前に自身のTwitterアカウントのプロフィール欄を更新し、アストロズの一員となったことを明らかにした。
アストロズはウィル・ハリス、トニー・シップ、マイケル・フェリースとブルペンに故障者が続出。クリス・デベンスキーは47試合で62.1イニングを投げるなど酷使気味になっており、7月末に補強したフランシスコ・リリアーノは4試合で0勝2敗、防御率6.75と期待外れ。7月1日以降の救援防御率4.73はリーグワースト2位の数字であり、補強が急務となっていた。
クリッパードは今季ヤンキースで40試合に登板して防御率4.95ながら、ホワイトソックス移籍後は11試合で防御率1.80と安定。2010年から7年連続で69試合以上に登板し、リーグ最多ホールドを3度記録するなど実績も豊富であり、ブルペン補強の切り札として白羽の矢が立ったようだ。
アストロズはクリッパード獲得以降も他球団とのトレードを模索し、さらなる補強を検討している模様。8月に入って3勝9敗と急失速したチームを立て直すことができるのか。再建期からチーム作りを進めてきたジェフ・ルーノウGMが正念場を迎えている。
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