カージナルス クローザーのローゼンタールがDL入り
2017.8.18 10:29 Friday
カージナルスの速球派クローザー、トレバー・ローゼンタールが右肘の炎症により10日間の故障者リストに登録された。昨季の不調を脱し、47.2イニングで76奪三振と本来の力強いピッチングでクローザーの座を奪還していただけに、逆転地区優勝を目指すカージナルスにとって大きな痛手となりそうだ。
時速100マイルを超えるスピードボールが持ち味のローゼンタールだが、2点リードの最終回に登板した日本時間8月17日のレッドソックス戦では先頭のザンダー・ボガーツに時速91.4マイルのフォーシームを被弾。次打者ミッチ・モアランドに対してもフォーシームの球速が時速96マイルを超えることはなく、モアランドに四球を与えたところで交代を告げられた。
試合から一夜明け、右肘の炎症による故障者リスト入りが発表され、代わって若手右腕ルーク・ウィーバーがAAA級メンフィスから昇格。昨季のような安定感のあるピッチングが見られない呉昇桓(オ・スンファン)からクローザーの座を取り戻し、7月下旬からの7度のセーブ機会をすべて成功させていた右腕の離脱はチームにとって大きなダメージとなる。実際、昨日の試合ではローゼンタールの降板後、ザック・デュークとジョン・ブレビアがリードを守れず、サヨナラ負けを喫してしまった。
チーム最大の弱点となっていたブルペン陣からクローザーが抜け、不安定なリリーバーたちによる継投を強いられることになったカージナルス。当面は呉昇桓がクローザーに復帰することになるが、逆転地区優勝に向けて緊急補強に動く可能性もありそうだ。
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