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プライスが戦列復帰に前進 実戦形式の登板へ

2017.9.7 09:39 Thursday

 左肘の炎症で戦列を離れているデービッド・プライス(レッドソックス)が4度のブルペン・セッションを終え、戦列復帰へのステップを1つクリアした。次のステップは実戦形式での登板。日本時間9月10日に本拠地フェンウェイ・パークでチームメイトを相手に2イニング(30球程度)を投げる予定となっている。

 左肘の故障で今季2度にわたって故障者リスト入りを経験しているプライス。日本時間7月23日のエンゼルス戦で登板したのを最後に打者とは対戦していないが、ようやく実戦形式で投げられるところまで回復した。今季中の戦列復帰が現実味を帯びつつあるようだ。

 「プライスは4度のブルペン・セッションの中でボールの質を調整していた。4度目が一番良かったよ。とても力強かったし、変化球もしっかり投げることができていた。明るい材料だね」とジョン・ファレル監督もプライスの状態に太鼓判を押していた。ブルペンで球速を計測していたわけではないものの、ファレル監督は「私の目で見る限りでは(通常の状態に)とても近かったよ」とプライスの復活に手応えを感じている。

 プライスが故障の再発なく実戦形式の登板をこなしていけば、レギュラーシーズンの最終週あたりで戦列復帰が実現すると見られている。メジャー2年目の2009年から8年連続で2ケタ勝利をマークし、通算126勝を記録している実力派左腕が万全の状態で復帰すれば、レッドソックスにとってはこの上なく大きな戦力補強となるだろう。クリス・セールの加入により、昨季サイ・ヤング賞のリック・ポーセロと合わせて豪華三本柱が形成されるはずだった今季のレッドソックス。プライスの故障、ポーセロの不振により豪華三本柱は完成しなかったが、プライスの復帰により今季15勝のセール、今季14勝のドリュー・ポメランツとともに強力左腕トリオが形成される。この強力左腕トリオはポストシーズンにおいて、他球団の脅威となるに違いない。


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