【戦評】ドジャース11連敗 前田は3回4失点で降板
2017.9.12 18:51 Tuesday

インディアンスが19連勝と驚異的な快進撃を続けている一方で、ドジャースの連敗が止まらない。日本時間9月12日に行われたドジャース対ジャイアンツの一戦は、天候不良によって試合開始が42分遅れ、試合開始後、打者1人を終えたところで今度は2時間52分にわたって中断。試合が終わったのは現地時間午前2時11分であり、敗れたドジャースにとっては疲労と失望だけが残る1日となってしまった。
連敗ストップを目指して先発のマウンドに上がった前田健太だったが、トータル3時間34分の遅延が影響したのか、初回にいきなりディナード・スパンに12号先制ツーランを浴び、2回裏にはジャレット・パーカーに4号ソロを被弾。3回裏にもハンター・ペンスに三塁打を浴びた後、内野ゴロの間に1点を失い、3回4失点でマウンドを降りた。
それでも4回表にドジャース打線が奮起し、一死満塁のチャンスでローガン・フォーサイスがタイムリー。前田の代打に起用されたクリス・テイラーもタイムリーを放ち、2-4と2点差に詰め寄った。さらに二死満塁からコリー・シーガーがライトへ2点タイムリーを放ち、ドジャースは一挙4得点で同点に追い付いた。
5回以降は点の取り合い。5回表にヤシエル・プイーグの25号ソロでドジャースが勝ち越すと、5回裏にジャイアンツがスパンとバスター・ポージーの連続タイムリーで逆転に成功。6回表にジャスティン・ターナーのタイムリー二塁打で再びドジャースが同点に追い付いたが、6回裏にペンスのタイムリーでジャイアンツが勝ち越した。
ジャイアンツは7回裏にもポージーのタイムリー二塁打で1点を追加し、8回をハンター・ストリックランド、9回をサム・ダイソンが抑えて試合終了。接戦を落としたドジャースは11連敗となり、球団ワーストの16連敗を喫した1944年以降のワースト記録を更新した。
11連敗を喫しながらも両リーグ最高勝率をキープしているドジャースだが、両リーグ2位の勝率を誇るナショナルズとはわずか3.5ゲーム差。地区2位のダイヤモンドバックスとの差も9ゲームまで縮まっており、歴史的な大逆転劇が実現する可能性も出てきた。ポストシーズンでのホームフィールド・アドバンテージを得るために、まずは明日先発のクレイトン・カーショウに連敗ストップを託す。
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