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  • ブリュワーズが名手・ブラッドリーJr.との2年契約を正式発表

    2021.3.9 10:30 Tuesday

     日本時間3月9日、ブリュワーズは好守の中堅手として知られるジャッキー・ブラッドリーJr.と2年契約を結んだことを正式に発表した。今季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利も盛り込まれている。ブリュワーズがゴールドグラブ賞経験者を獲得するのは二塁手のコルテン・ウォンに続いて今オフ2人目。ブリュワーズにはすでにレギュラークラスの外野手が3人おり、ブラッドリーJr.を加えた4人をどのように起用していくか注目される。

     2年契約の総額は2400万ドルであることが報じられており、その内訳は今季が1300万ドル、来季が1100万ドル。ブラッドリーJr.は市場に出たほうがより好条件の契約を得られると判断した場合やブリュワーズでは満足のいく出場機会を得られないと判断した場合、今季終了後にオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントになることができる。

     現在30歳のブラッドリーJr.は昨季まで8シーズンにわたってレッドソックス一筋で活躍。打率.267、26本塁打、87打点、OPS.835をマークした2016年にオールスター・ゲームに選出され、2018年はリーグ優勝決定シリーズでMVPを受賞してチームの世界一に貢献したほか、自身初のゴールドグラブ賞も受賞した。昨季は55試合に出場して打率.283、7本塁打、22打点、OPS.814を記録。打率と出塁率はキャリアハイを更新した。

     ブリュワーズにはすでにクリスチャン・イェリッチ、ロレンゾ・ケイン、アビサイル・ガルシアとレギュラークラスの外野手が3人おり、ブラッドリーJr.の起用法は流動的。クレイグ・カウンセル監督は「ケインが我々の中堅手だ」とコメントしているため、ブラッドリーJr.は右翼がメインの守備位置になる可能性が高い。ただし、これはガルシアが控えに回ることを意味するわけではなく、カウンセルは「我々のチームには4人目の外野手はいない」と話している。よって、ケイン、ガルシア、ブラッドリーJr.の3人を中堅と右翼の2ポジションで上手く使い分けていくことになりそうだ。

  • アストロズが先発右腕・オドリッジとの2年契約を正式発表

    2021.3.9 10:00 Tuesday

     日本時間3月9日、アストロズはフリーエージェントの先発右腕ジェイク・オドリッジと2年契約を結んだことを正式に発表した。契約条件の詳細は明らかにされていないが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、契約の3年目にあたる2023年は選手側に選択権のあるオプションになっているようだ。アストロズは昨季ブレイクした先発左腕フランベル・バルデスが左手薬指を骨折し、その穴埋めが急務となっていた。

     現在30歳のオドリッジはレイズ時代に3度の2ケタ勝利をマークし、2018年2月にトレードでツインズへ移籍。この年は7勝10敗と負け越したが、翌2019年に15勝7敗、防御率3.51、178奪三振というキャリアハイの成績を残し、オールスター・ゲームに初選出された。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、複数年契約を狙うこともできたが、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。2年連続で好成績を残し、大型契約を目指す道を選んだ。

     ところが、昨季は右肋間筋痛、胸部打撲、右手中指のマメで3度にわたって戦列を離れ、先発したのは4試合だけ。0勝1敗、防御率6.59という自己最悪の成績に終わり、評価を上げることはできなかった。それでも2ケタ勝利4度の実績を誇るオドリッジに興味を示す球団は少なくなかったが、オドリッジが3年4500万ドル前後の契約を求めていたため、なかなか本格的に獲得に乗り出す球団は現れず。バルデスの離脱で代役が必要となったアストロズとの交渉がようやくまとまった。

     アストロズはザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.、ホゼ・ウルキディ、クリスチャン・ハビアーにオドリッジを加えた5人で開幕ローテーションを形成することになる。今季限りでジャスティン・バーランダー、グレインキー、マカラーズJr.がフリーエージェントとなるため、オドリッジとの2年契約は来季の先発要員の確保という点においても大きな意味を持つことになりそうだ。

  • Rソックスの「スーパー・ユーティリティ・トリオ」に注目せよ

    2021.3.8 13:00 Monday

     日本時間3月8日、レッドソックスはレンジャーズからフリーエージェントとなっていたダニー・サンタナとのマイナー契約を正式に発表した。サンタナは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。レッドソックスは今オフ、球界を代表するユーティリティ・プレーヤーのエンリケ・ヘルナンデスとマーウィン・ゴンザレスを獲得しており、3人の「スーパー・ユーティリティ」が1つの球団に集うことになった。

     2017年以降の4シーズンで、1シーズンに内外野の全7ポジションを守った選手は延べ21人いるが、そのうち15本以上の本塁打を放ったのは延べ4人だけ。メジャー全体で、2018年に16本塁打を放ったゴンザレス、2019年に28本塁打を放ったサンタナ、そして2018年に21本塁打、2019年に17本塁打を放ったヘルナンデスしかいない。内外野の全7ポジションを守りながら打撃でもチームに貢献した「スーパー・ユーティリティ」の3人全員が今季レッドソックスに所属することになったのだ。

     メジャーリーグの歴史を遡っても「内外野の全7ポジションを守ったシーズンに15本塁打以上」を達成した選手は非常に少なく、2016年以前では1995年のスコット・ブローシャス、1998年のホゼ・ヘルナンデス、2009年のベン・ゾブリスト、2016年のショーン・ロドリゲスの4人だけ。よって、3人の「スーパー・ユーティリティ」が揃ったチームは過去に例がないということになる。

     3人のうち、ヘルナンデスは正二塁手として起用される見込みだが、チーム状況に応じて他のポジションを守るケースは出てくるだろう。また、ゴンザレスとサンタナはスイッチヒッターのため、アレックス・コーラ監督は相手投手との相性や主力選手の疲労度を考慮しながら、無数のパターンのオーダーを組むことができる。これほどフレキシブルにオーダーを組み替えられるチームは他に見当たらない。

     マイナー契約のサンタナにはメジャーのロースター入りというハードルがあるものの、「スーパー・ユーティリティ」を3人揃えたチェイム・ブルームCBOの試みは非常に興味深い。2年ぶりに監督に復帰したコーラがこの「スーパー・ユーティリティ・トリオ」をどのように活用していくか注目だ。

  • 今季の開幕投手 ヤンキース、メッツなど4球団がすでに決定

    2021.3.8 12:30 Monday

     レギュラーシーズンの開幕戦を「重要な一戦」と捉えるか「シーズンの162分の1」と捉えるかは意見の分かれるところだが、開幕投手に指名されることが先発投手にとっての名誉であることに変わりはない。2021年シーズンの開幕まで4週間を切り、チラホラと開幕投手が決定したチームも現れ始めている。日本時間3月8日時点では、ヤンキース、マリナーズ、メッツ、カージナルスの4球団がすでに今季の開幕投手を発表している。

     ヤンキースは2年連続でゲリット・コールを開幕投手に指名。コールはパイレーツ時代の2017年にも開幕投手を務めており、通算3度目となる。昨季の開幕戦は6回表途中で降雨コールドとなったが、コールは前年王者のナショナルズを相手に5回1安打1失点の好投を見せ、完投勝利をマーク。マックス・シャーザーとの投げ合いを制した。ヤンキースの歴史上、2ケタ奪三振を記録した開幕投手はおらず、コールが初の達成者となるか注目される。

     マリナーズはエース左腕のマルコ・ゴンザレスが3年連続3度目の開幕投手を務める。2009年から10年連続でフェリックス・ヘルナンデス(現オリオールズ)が大役を担っていたが、ゴンザレスがその連続記録に終止符を打ち、現在に至っている。マリナーズでゴンザレスより多く開幕投手を務めた投手はヘルナンデス(11度)、ランディ・ジョンソン(6度)、ジェイミー・モイヤー(4度)の3人だけである。

     メッツはエース右腕のジェイコブ・デグロムを3年連続3度目の開幕投手に指名した。3年連続はヨハン・サンタナ(2008~10年)と並ぶ球団史上3位タイの記録であり、これを上回るのはトム・シーバー(1968~77年=10年連続)とドワイト・グッデン(1988~91年=4年連続)の2人だけ。昨季は5回1安打無失点の好投ながら打線の援護がなく、勝利投手になれなかったが、2年ぶりの開幕戦白星を手にすることはできるだろうか。

     カージナルスは昨季に続いてジャック・フラハティに開幕投手を任せる(2年連続2度目)。昨季は7回6安打2失点の好投でチームを勝利に導いた。なお、26歳の誕生日を迎える前に開幕投手を複数回務めるのは、カージナルスではジョー・マグレーン(3度)、ディジー・ディーン(3度)、リー・メドウズ(2度)、ジョニー・ラッシュ(2度)に続いて5人目の快挙である。

  • ナショナルズ 「個人的な理由」で救援右腕・ジェフレスを解雇

    2021.3.8 12:00 Monday

     日本時間3月8日、ナショナルズとマイナー契約を結んでいたジェレミー・ジェフレスが解雇された。マイク・リゾーGMは「個人的な理由」と説明したが、詳細は明らかにしなかった。マイナー契約とはいえ、昨季はトレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)のファイナリスト3名に選出されるなど、見事な活躍を見せたジェフレス。開幕ロースター入りが有力視されていたが、契約合意からわずか2週間でナショナルズを去ることになった。

     現在33歳のジェフレスは昨季カブスで22試合に登板して4勝1敗8セーブ、防御率1.54の好成績をマーク。計算できる投手がほとんどいなかったカブスのブルペンにおいて救世主的存在となり、デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)、トレバー・ローゼンタール(昨季パドレス・現アスレチックス)とともにトレバー・ホフマン賞のファイナリストに選出された(ウィリアムスが受賞)。

     カブスからフリーエージェントとなったあと、なかなか契約先が見つからなかったが、現地時間2月22日にナショナルズとマイナー契約で合意したことが報じられ、同26日に正式発表。メジャー昇格を果たした場合、年俸125万ドルが保証され、最大125万ドルの出来高が設けられるという契約になっていた。ブリュワーズ時代の2018年にオールスター・ゲーム初選出を果たすなど、実績も申し分なく、故障なくスプリング・トレーニングを過ごせば開幕ロースター入りは有力とみられていた。

     ジェフレスは過去に2度(2007年と2009年)にマリファナの陽性反応で出場停止処分を受けており、永久追放にリーチがかかっている。また、レンジャーズ時代の2016年には飲酒運転で逮捕されたこともある。問題児という側面を持つ選手であることは確かだが、今回の解雇との因果関係は不明だ。今年1月には複数のチームがジェフレスに興味を持っていたことが報じられているが、詳細な理由が明らかにならないことには、他球団も手を出しにくいのではないだろうか。

  • アストロズの有望株・ウィットリーにトミー・ジョン手術の可能性

    2021.3.8 11:00 Monday

     日本時間3月8日、アストロズは有望株右腕のフォレスト・ウィットリーが右肘の内側側副靭帯を痛めていることを発表した。ウィットリーはトミー・ジョン手術を勧められているものの、セカンドオピニオンを求めているという。ただし、内側側副靭帯の故障はトミー・ジョン手術が必要となるケースがほとんどであり、「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体41位にランクインしている有望株は今季を棒に振ることになりそうだ。

     現在23歳のウィットリーは先週、キャンプ地のフロリダ州ウエストパームビーチで実戦形式の打撃練習に登板していた際、右肘に違和感を覚えた。オープン戦には登板していない。2016年ドラフト全体17位指名の有望株はエース候補として大きな期待を背負いながらも故障に悩まされるシーズンが続いており、今回の故障によりメジャー昇格がさらに遅れることになる。

     プロ2年目の2017年にマイナー3階級で合計23試合(うち18先発)に登板して92.1イニングを投げ、5勝4敗、防御率2.83、143奪三振という好成績を残したウィットリーだが、2018年は禁止薬物の使用により50試合の出場停止処分を受けたほか、腹斜筋の故障もあってマイナーで8試合しか投げられなかった。2019年はマイナー4階級で合計18試合(うち15先発)に登板し、3勝7敗、防御率7.99と大乱調。5月に肩の疲労で戦列を離れ、その後も本来の調子を取り戻すことができなかった。

     ウィットリーがトミー・ジョン手術を受けることを選択すれば今季全休が確実となり、マイナーの試合が開催されなかった昨季に続いて2年連続で実戦登板なしということになる。アストロズは今季終了後にジャスティン・バーランダー、ザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.の3人がフリーエージェントとなるため、ウィットリーにとって先発ローテーション入りのチャンスだったが、メジャー昇格にはさらに時間を要することになりそうだ。

  • インディアンス 主力2選手が無断外出でチームから隔離

    2021.3.8 10:30 Monday

     インディアンスは昨年に続いて主力選手がまたしても新型コロナウイルス感染拡大防止のプロトコルを破り、チームから隔離されることになってしまった。インディアンスのテリー・フランコーナ監督によると、フランミル・レイエスとホゼ・ラミレスの2選手が現地時間3月5日の試合後にレストランで食事をし、翌日にキャンプ施設から隔離されたという。レイエスは無断で散髪に行き、その後ラミレスを誘ってレストランへ行ったようだ。

     インディアンスでは昨年、レイエス、ザック・プリーサック、マイク・クレビンジャー(現パドレス)の3人がプロトコル違反によりチームから隔離された。レイエスは昨年7月、夏季キャンプ中にマスクをせず独立記念日のパーティーに参加し、チームから隔離されることに。また、昨年8月のシカゴ遠征の際にはプリーサックとクレビンジャーが無断で外出して友人と会い、マイナー降格となった。

     レイエスは隔離期間を終えてチームに復帰したとき、「自分の行動がいかにリスキーであるかを理解した。二度としない」と誓っていたが、1年も経たないうちに同じ過ちを繰り返すことになってしまった。フランコーナは「リーグに彼らの行動を報告し、彼らがチームに復帰するためにどのような処理が必要かを問い合わせているところだ。無断外出後、彼らはチームのメンバーと接触していない」と半ば呆れた様子で状況を説明した。

     レイエスは2019年に37本塁打を放った長距離砲。昨季は59試合で9本塁打にとどまったが、今季は4番打者としてアーチ量産が期待されている。一方のラミレスは、直近4年間でMVP投票の3位以内に3度もランクインしているスター選手。昨季は打率.292、17本塁打、46打点、10盗塁、OPS.993の好成績でMVP投票2位となった。

     フランコーナは「誰もがマスクを外したいと思っているし、レストランに行けたらいいなと思っている」と語りつつも「でも、我々にはそれは許されていない。野球に限った話ではないけど、ルールは守らなければならないんだ」とプロトコル遵守の重要性を強調した。

  • 2001年116勝メンバー イチロー&キャメロンが紅白戦に出場

    2021.3.8 10:00 Monday

     日本時間3月8日、マリナーズはエンゼルスとのオープン戦に帯同しなかったメンバーが紅白戦を行い、2001年にメジャー最多タイとなるシーズン116勝を記録したときのメンバーであるイチローとマイク・キャメロンが出場して外野の守備に就き、打席にも入った。マリナーズの球団公式ツイッターではイチローの打席を収めた動画が公開されており、イチローは「良い選球眼だ」「たぶん犠牲フライだ」と言いながら楽しそうにプレーしている。

     イチローは2回表にエース左腕のマルコ・ゴンザレスと対戦。ボール球を見送った際には「良い選球眼だ」と言って周囲の笑いを誘い、レフトへの飛球を放つと「たぶん犠牲フライだ」と言いながら一塁へダッシュ。レフトフライに倒れたが、楽しそうにプレーする姿が印象的だった。

     一方のキャメロンは2回裏に救援右腕キーナン・ミドルトンと対戦。ミドルトンは48歳のキャメロンを相手に容赦なく90マイル台後半の速球を投げ込み、ゴールドグラブ賞3度の実績を誇る元オールスター外野手はあえなく空振り三振に倒れた。

     イチローと対戦したゴンザレスは「紅白戦とはいえ実際の試合のようにプレーしようと心掛けていたけど、イチローが打席に入ると試合の雰囲気が一気に変わった。右翼を守っているときも、試合前に話しているときも、彼には独特なエネルギーがある。とても充実していたよ」とコメント。「笑わずにはいられなかった。笑顔でピッチングをするのはこれが最初で最後かもしれないね」とイチローとの対戦を楽しんだようだ。

     マリナーズはスプリング・トレーニングに44人の投手を招待しているが、オープン戦は今のところ、9イニングより短いイニングで終了することが多く、投手の登板機会が不足していた。そのため、他球団との練習試合を組もうとしているものの、なかなか調整が上手くいかず、紅白戦を行うことに。野手の人数が足りなかったため、イチローとキャメロンが出場することになった。

     メジャーリーグ公式サイトでマリナーズの番記者を務めるダニエル・クレイマー記者は「紅白戦が継続され、人手が必要な場合、OBが出場するケースがあるかもしれない」と伝えている。イチローやキャメロンが再び紅白戦に出場する可能性もありそうだ。

  • ブレーブス・ソローカ 戦列復帰へのタイムテーブルは未定

    2021.3.7 12:30 Sunday

     ブレーブスは昨年8月に右アキレス腱を断裂した先発右腕マイク・ソローカの復帰時期について、まだ具体的なタイムテーブルを設定していないようだ。ただし、ブライアン・スニッカー監督は「彼はどこかのタイミングで登板できるように準備を進めている」と語り、オープン戦が終了するまでに登板する可能性があることを示唆している。指揮官の言葉通り、3月中に実戦復帰できるのであれば、遅くとも4月中には戦列復帰を果たすことができそうだ。

     現在23歳のソローカはメジャー2年目の2019年に29試合に先発して13勝4敗、防御率2.68の好成績をマーク。新人王投票ではピート・アロンゾ(メッツ)に次ぐ2位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも9ポイントを獲得して6位に名を連ねた。その活躍を評価され、昨季は開幕投手を務めたが、3度目の登板で右アキレス腱を断裂。昨季は3試合に先発して0勝1敗、防御率3.95に終わった。

     ソローカは戦列復帰に向けて着実にステップを消化しており、日本時間3月7日には打撃練習を開始。すでに実戦形式の打撃練習での登板や守備練習も行っており、部分的には走塁練習にも参加している。ただし、右アキレス腱断裂からの回復途上ということもあり、ブレーブスは走塁練習については慎重な姿勢も見せている。

     ブレーブスは今オフ、フリーエージェント市場でチャーリー・モートンとドリュー・スマイリーを補強。昨年のポストシーズンで好投したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライト、ブライス・ウィルソンを合わせるとすでに6人の先発候補がいる。よって、ソローカの復帰を焦る必要は全くない。

     現時点ではフリード、モートン、アンダーソン、スマイリー、ライトの5人で開幕ローテーションを形成するのが有力。ソローカの復帰後は、ライトがローテーションから外れるか、あるいは6人制ローテーションが採用される可能性もあるかもしれない。

  • マリナーズの有望株・ケレニック 内転筋痛で数週間離脱へ

    2021.3.7 12:00 Sunday

     マリナーズ期待の有望株、ジャレッド・ケレニックが日本時間3月6日のオープン戦で左膝の内転筋を痛め、しばらく戦列を離れることになった。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体4位にランクインするなど、球界有数の有望株として大きな期待を背負っているケレニックだが、開幕ロースター入りは絶望的に。スコット・サービス監督は復帰予定時期を明言しなかったが、「数日ではなく数週間と考えたほうがいい」と話している。

     現在21歳のケレニックは日本時間3月4日のカブスとのオープン戦で本塁打を放つなど、早期のメジャー昇格に向けてアピールを続けていた。しかし、同6日のホワイトソックス戦で2回表に痛烈な内野ゴロを放った際に左膝を負傷。予定された2打席を消化するまで試合に出場し続けたが、翌日、サービスは「しばらく離脱することになるだろう。残念だよ。彼はプレーする機会を必要としていたからね」とケレニックの離脱を明らかにした。

     マリナーズは前球団社長のケビン・メイサーの失言により、フリーエージェントを先延ばしにするために有望株の昇格を意図的に遅らせていることが明らかになり、選手から不満が噴出していたが、4月16日までに昇格できない場合、1年分のサービスタイムを得ることはできないため、今回のケレニックの負傷は意図せずフリーエージェントを1年先延ばしにする可能性が高い。ケレニックが目指していた開幕ロースター入りの可能性もほぼ消滅したと言っていいだろう。

     ケレニックは昨年に続いて2年連続で招待選手としてスプリング・トレーニングに参加。今年のオープン戦では4試合に出場して打率.250(8打数2安打)、1本塁打、2打点、出塁率.333、OPS.958という成績を残している。ジェリー・ディポートGMは「ジャレッドの離脱は残念だが、長期的な見通しがポジティブであることには安堵している。近い将来、彼がフィールドに戻ってくるのを楽しみにしているよ」と語っている。

  • 右手親指骨折のリアルミュート「開幕に間に合うと思っている」

    2021.3.7 11:30 Sunday

     2月に右手親指を骨折したJ・T・リアルミュート(フィリーズ)は今週ようやくギプスを外すことができた。来週もう1度レントゲン検査を受け、固定器具を外してテーピングだけに移行できる可能性があるという。すでに開幕まで1ヶ月を切っているが、リアルミュートは「まだ開幕に間に合うと思っている。次のレントゲン検査のあと、開幕まで3週間残っているからね。去年の夏季キャンプと同じくらいの期間だ」と開幕戦出場を諦めていない。

     リアルミュートは先月、スプリング・トレーニングが始まる前のトレーニング中に右手親指を骨折。剛腕ホゼ・アルバラードのワンバウンドした投球をブロックしようとした際のアクシデントだった。しかし、リアルミュートは「この期間はずっと身体を良好な状態に保つことができた。ブルペンでたくさんのボールを受けられたし、実戦形式の練習が行われているあいだは頭のなかでシミュレーションをしたりしていた」と今回のアクシデントを前向きに捉えている。

     ただし、利き手の親指の骨折ということもあり、本格的なスローイングを再開できるまでには少し時間がかかるとみられている。「今回のケガで一番痛みを感じるのは送球をするときだ。(固定器具が外れたあと)スローイングの再開には数日かかるだろう」とリアルミュート。それでも「3週間あれば大丈夫だと思う」とあくまでもポジティブな姿勢を貫いている。

     もしリアルミュートが開幕に間に合わなかったとしても、離脱が長引くことはないと考えられているため、フィリーズのチーム内でも過度に心配している者はいない。リアルミュート不在のあいだはアンドリュー・ナップが代役を務めることになるが、過去4年間、控え捕手として十分な働きを見せており、代役を安心して任せることができるからだ。リアルミュートも「(ナップが代役として出場するという)そのシナリオになる可能性はある。僕の指がどのように回復していくかはわからないからね」と語っている。

  • 大物が消えたFA市場 残る注目選手はフランコ、プイーグら

    2021.3.7 11:00 Sunday

     今オフのフリーエージェント市場は「最後の大物」と言われていたジェイク・オドリッジがアストロズとの契約に合意し、区切りを迎えた感がある。しかし、フリーエージェント市場に残っている選手のリストを眺めてみると、主力クラスの働きを期待できる選手がまだ市場に残ったままとなっている。これらの選手は各球団がオープン戦でシーズン開幕への準備を進めていくなか、辛抱強くオファーを待ち続けることになりそうだ。

     野手では昨季ロイヤルズで全60試合に出場し、打率.278、8本塁打、38打点、OPS.778をマークしたマイケル・フランコの移籍先がまだ決まっていない。リーグ3位タイの16二塁打を放ったフランコだが、2年連続でノンテンダーFAに。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ここにきてフランコの市場がヒートアップしており、オリオールズなどが興味を示しているようだ。

     ほかには、1年間「浪人」したヤシエル・プイーグ、フレーミングの名手として知られるタイラー・フラワーズ、昨季OPS.838を記録したジェッド・ジョーコ、かつてのメッツの主砲ヨエニス・セスペデスなどが市場に残っている。ジョシュ・レディック、エドウィン・エンカーナシオン、ニック・マーケイキスといったベテラン勢は衰えが目立ち、厳しい状況。ブリュワーズのフランチャイズ・ヒーローであるライアン・ブラウンは「現在はプレーする意思がない」ことを明らかにしており、現役引退の可能性が高いとみられる。

     投手ではブレーブスの主力リリーバーとして活躍したシェーン・グリーンの移籍先が決まっていない。2019年は65試合で防御率2.30、昨季は28試合で防御率2.60と安定したピッチングを披露。どこかのチームが獲得に動いているというニュースすら聞こえてこないのが不思議なくらいだ。

     それ以外の顔ぶれは「元・好投手」が多く、リック・ポーセロ、コール・ハメルズ、ジェフ・サマージャ、トレバー・ケーヒル、ホーマー・ベイリー、アニバル・サンチェス、デービッド・ロバートソンなど。アストロズで活躍したブラッド・ピーコックは昨年10月に手術した右肩の状態が懸念されているのかもしれない。また、昨季の出場を辞退したマイク・リークは複数のオファーを断り、「コロナが落ち着き、普通の状態に戻ってきたときに考えたい」との意向を明らかにしている。

  • ジャイアンツが救援左腕・アルバレスと1年115万ドルで契約

    2021.3.7 10:30 Sunday

     日本時間3月7日、ジャイアンツはフィリーズからフリーエージェントとなっていた救援左腕ホゼ・アルバレスと1年115万ドルで契約したことを発表した。2022年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっており、オプションが行使された場合の年俸は150万ドル。また、アルバレスの加入に伴い、ロースターの40人枠を空けるために、右腕ジョーダン・ハンフリーズがウエーバーでパドレスへ移籍したことも発表されている。

     現在31歳のアルバレスは昨季8試合に登板して防御率1.42を記録。完全に崩壊したフィリーズのブルペンにおいて、安定した投球を見せていた数少ない投手だったが、8月中旬の試合で105.3マイル(約169.5キロ)のライナーが股間を直撃し、ただちに45日間の故障者リストに登録されてシーズン終了となった。2015年のメジャー定着後、防御率が4点台以上になったシーズンは1度もなく、メジャー8年間で通算359試合に登板して防御率3.59をマークしている。

     ジャイアンツは60試合制から162試合制に戻ることを考慮して投手の層を厚くすることを目指しており、今オフはフリーエージェント市場で多くの投手を獲得している。救援左腕だけを見ても、新加入のジェイク・マギーのほか、ジャーリン・ガルシア、サム・セルマン、ワンディ・ペラルタ、ケイレブ・バラガーがロースターの40人枠内におり、アルバレスの加入でさらに層が厚くなった。

     3月上旬まで移籍先が決まらず、調整が遅れているアルバレスだが、ゲーブ・キャプラー監督は「アルバレスがシーズン開幕への準備を整えるために十分な時間が残されている」と考えているようだ。よって、アルバレスはマギー、ガルシアとともに開幕ロースター入りを果たす可能性が高いとみられる。セルマン、ペラルタ、バラガーの3人はマイナー・オプションを残しているため、マイナーで開幕を迎え、出番を待つことになりそうだ。

  • FA市場最後の大物 右腕・オドリッジがアストロズと契約合意

    2021.3.7 10:00 Sunday

     日本時間3月7日、アストロズがツインズからフリーエージェントとなっていた先発右腕ジェイク・オドリッジと2年契約で合意したことが明らかになった。アストロズは昨季ブレイクした先発左腕フランベル・バルデスがオープン戦で左手薬指を骨折し、今季全休の可能性が浮上。代役となる先発投手の確保が急務となっていた。「ESPN」のジェフ・パッサンによると、契約の3年目(2023年)は選手側に選択権のあるオプションとなっているようだ。

     現在30歳のオドリッジは2019年に自己最多の15勝をマークし、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。2年連続で好成績を残し、好条件の複数年契約を手に入れることを目指したが、昨季は相次ぐ故障により3度も戦列を離れ、4試合に先発して0勝1敗、防御率6.59と不本意な成績に終わった。2014~19年の6年間で4度の2ケタ勝利をマークし、メジャー通算62勝を記録している。

     アストロズは今季終了後にジャスティン・バーランダー、ザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.がフリーエージェントとなるため、オドリッジとの2年契約は来季の先発の頭数を揃えるという点でも大きな意味を持つ。ジェームス・クリックGMは2019年までレイズの球団組織で働いており、今オフはオドリッジ(2013~17年に在籍)のほかにもライン・スタネック(2017~19年)、スティーブ・シーシェック(2017年)といった元レイズの投手を獲得している。

     バルデスは骨折した左手薬指の手術を受けた場合、今季全休となる可能性が高く、今季中に戦列復帰する可能性を残すために手術を回避することを検討しているという。とはいえ、戦列復帰時期の見通しは立っておらず、アストロズはグレインキー、マカラーズJr.、オドリッジ、ホゼ・ウルキディ、クリスチャン・ハビアーの5人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • ダルビッシュが奪三振王候補の1人に 奪三振率は歴代トップ

    2021.3.6 12:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトでは先日の本塁打王予想に続いて、今季の各リーグの奪三振王を予想。デービッド・アドラー、マット・ケリー、ジェイソン・カターニア、サラ・ラングス、トーマス・ハリガンの5人が各リーグから1人ずつ、合計10人の投手の名前をリストアップしている。昨季のサイ・ヤング賞受賞者らの名前が順当に登場するなか、ラングスはナ・リーグの奪三振王候補にダルビッシュ有(パドレス)の名前を挙げた。

     ダルビッシュはメジャー2年目、レンジャーズ時代の2013年に両リーグ最多の277奪三振を記録。昨季はジェイコブ・デグロム(メッツ)、トレバー・バウアー(昨季レッズ・現ドジャース)、アーロン・ノラ(フィリーズ)に次いでリーグ4位タイとなる93個の三振を奪った。

     ラングスはダルビッシュを「メジャー史上最高の奪三振率を誇る投手」と紹介。ダルビッシュは通算1127イニングを投げて1392三振を奪い、通算奪三振率11.12を記録しているが、ラングスは「1000イニング以上を投げた投手のなかで歴代最高」とその数字のすごさに言及している。

     また、「ダルビッシュは昨季、6つの球種で少なくとも7個以上の三振を奪っている」と述べ、ダルビッシュの球種のレパートリーの多さにも言及。さらに「このうち4つの球種は空振り率が30%を超えていた。つまり、これらの球種に対して打者のスイングのおよそ3分の1が空振りだったことになる」と詳細なデータにも触れ、「打者のみなさん、グッドラック」と難敵と対戦しなければならない打者たちへエールを送った。

     ア・リーグで名前が挙がったのはシェーン・ビーバー(インディアンス)、ゲリット・コール(ヤンキース)、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、タイラー・グラスナウ(レイズ)、ランス・リン(ホワイトソックス)の5人。一方、ナ・リーグではダルビッシュ以外にデグロム、ルイス・カスティーヨ(レッズ)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、バウアーの名前が挙げられている。

  • ボーアがジャイアンツとマイナー契約 メジャーキャンプは不参加

    2021.3.6 12:00 Saturday

     日本時間3月6日、ジャイアンツがジャスティン・ボーアとマイナー契約を結んだことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトでジャイアンツの番記者を務めるマリア・グアルダードによると、ボーアはメジャーのキャンプには合流せず、4月に始まるマイナーのキャンプに参加する予定だという。ボーアは2015~18年の4年間で83本塁打(平均21本塁打)を記録。エンゼルスでプレーした2019年以来2年ぶりとなるメジャー復帰を目指す。

     現在32歳のボーアは2013年12月のルール5ドラフトでカブスからマーリンズへ移籍し、翌2014年にメジャーデビュー。2015年は129試合に出場して打率.262、23本塁打、73打点、OPS.800を記録し、新人王投票で5位にランクインした。2017年は108試合で打率.289、25本塁打、83打点、OPS.902という自己最高の成績をマーク。しかし、その後は成績を落とし、2019年はエンゼルスで52試合に出場して打率.172、8本塁打、26打点、OPS.623に終わった。

     昨季は日本プロ野球の阪神タイガースに加入し、主砲としての活躍が期待されたが、99試合に出場して打率.243、17本塁打、45打点、OPS.760と平凡な成績。高額年俸に見合った働きをすることはできず、1年限りで自由契約となった。

     ジャイアンツには昨季OPS1.015をマークしたブランドン・ベルトという一塁手がいるものの、ベルトは昨年10月に右かかとの手術を受けており、開幕に間に合わない可能性がある。もしベルトが開幕に間に合わない場合、ウィルマー・フローレス、ダリン・ラフ、ジェイソン・ボスラーの3人が代役候補となるが、フローレスとラフは右打者であり、左打者はメジャー出場経験がないボスラーだけ。大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「左打ちのボーアはこのグループの左右のバランスを改善するのに役立つ。ジャイアンツにとってノーリスクの契約だ」と伝えている。

  • ダイソンがDV規定違反で1年間出場停止 2016年に38セーブ

    2021.3.6 11:30 Saturday

     メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは日本時間3月6日、フリーエージェントの救援右腕サム・ダイソンがポストシーズンを含む1年間の出場停止処分を受け入れたことを発表した。ダイソンはメジャーリーグ機構が定める家庭内暴力・性的暴行・児童虐待に関する共同ポリシーの規定に違反した疑惑があり、調査を受けていた。また、ダイソンは同規定の条項に基づき、治療プログラムに参加することになっている。

     現在32歳のダイソンは2012年から2019年までメジャーで8年間プレーし、通算376試合に登板して24勝23敗59セーブ、73ホールド、防御率3.40を記録。レンジャーズ時代はクローザーとして活躍し、2016年には73試合に登板して3勝2敗38セーブ、10ホールド、防御率2.43の好成績をマークした。2017年のワールド・ベースボール・クラシックにはアメリカ代表の一員として出場。2019年にツインズからフリーエージェントとなったあとはどのチームとも契約していない。

     マンフレッドは今回の処分について「サム・ダイソンがメジャーリーグ機構の家庭内暴力・性的暴行・児童虐待に関する共同ポリシーの規定に違反したという疑惑について、私のオフィスは調査を完了しました。入手した証拠をすべて確認した結果、ダイソンは規定に違反しており、今回の処分が適切であると結論づけました」との声明を発表している。

     ダイソンはメジャーで最後にプレーした2019年、ジャイアンツで49試合に登板して4勝1敗2セーブ、17ホールド、防御率2.47をマークしたが、7月末にツインズへ移籍すると、その後は12試合で防御率7.15と大乱調。右肩を痛め、9月上旬でシーズンを終えた。昨季は右肩の手術からのリハビリを行っていたため、プレーしなかったが、今回の出場停止処分によって2年連続の全休が確定。現役続行は難しくなったと言えそうだ。

  • 昨季全休のRソックス・ロドリゲスが約1年ぶりの登板

    2021.3.6 11:00 Saturday

     レッドソックスのエドゥアルド・ロドリゲスは新型コロナウイルスに起因する心筋炎により昨季を全休した。一時は体力がかなり落ちていることが報じられ、大いに心配されたものの、その病気を乗り越え、日本時間3月6日のレイズとのオープン戦で今季初登板初先発。ロドリゲスが実戦で投げるのは昨年3月12日(日本時間)以来、実に359日ぶりのことだった。2019年に自己最多の19勝を挙げた左腕が復活への第一歩を踏み出した。

     この日のロドリゲスは3回途中まで46球を投げ、被安打2、奪三振2、与四球0、失点1という内容。2回表二死からモイゼス・ゴメスに打たれたソロ本塁打が唯一の失点となった。試合前には女房役のクリスチャン・バスケスに対して「緊張して震えているよ。メジャーデビューの登板のような感じだ」と弱音を吐き、「大丈夫さ。心配するな」と励ましの言葉をかけられていたという。

     アレックス・コーラ監督は復活への第一歩を踏み出したロドリゲスについて「今日に関しては、結果はどうでもいいと思っている。彼がマウンドに立てたという事実が嬉しいんだ」とコメント。「去年、彼に起こったことはみんなが知っている。彼にとって、マウンドに立てたという事実は正しい方向に向かっていることの証でもある」と昨季の開幕投手を務める予定だった左腕の復活を喜んだ。

     心筋炎の影響により心臓に負担のかかる運動ができず、苦しい日々を過ごしたロドリゲス。「3イニング近く投げることができた。神様に感謝しているよ。マウンドに立てたという事実が最も重要だ」とおよそ1年ぶりの登板を振り返った。

     このまま順調にいけば、昨季逃した開幕投手を務めるチャンスがあるかもしれない。ロドリゲスは「AC(=アレックス・コーラ監督の愛称)が僕にボールを渡すときには常に100%の準備ができているつもりだよ。開幕までには100%の状態にできると思う」と2年越しの大役に意欲を見せている。

  • プーホルス「エンゼルス移籍に後悔はない」「大谷は30本打てる」

    2021.3.5 14:00 Friday

     3度のMVP受賞をはじめ、ワールドシリーズ制覇2度、662本塁打(歴代5位)、2100打点(同3位)など輝かしい実績を残してきたアルバート・プーホルスは今季がエンゼルスとの10年契約の最終年だ。現役引退については「まだ決めていない。シーズンが終わってから考える」と話しているが、今季が現役ラストイヤーとなる可能性もある。そんなプーホルスがメジャー21年目のシーズンを前に「USAトゥデイ」のインタビューに答えている。

     2011年シーズン終了後にカージナルスを離れ、エンゼルスと契約したことについて「後悔しているか」と尋ねられたプーホルスは「後悔は全くない」と断言。「物事にはすべて理由がある。彼らは私を引き留めようとしたし、私もセントルイスに残りたかったけど、上手くいかなかった。でも後悔はしていない。双方にとってあれがベストの選択だったんだ。私の全盛期はセントルイスだけど、もし残留していたら、今よりも悪い状況になっていた可能性もある。ナ・リーグにはDHがないからね」と語った。

     2019年にエンゼルスの一員としてブッシュ・スタジアムを訪れ、セントルイスのファンから大歓声を受けたことについては「キャリアで最高の経験だった。決して忘れることはないだろう」とコメント。今オフ、ロッキーズからカージナルスへ移籍したノーラン・アレナードには「もし(球団間で)トレードが合意した場合、その機会を逃さないほうがいい。セントルイスのことを絶対に気に入ると思う。セントルイスのような場所は他にはない」と移籍を後押しするアドバイスをしたという。

     二刀流の大谷翔平については「もし誰かが二刀流を成功させるとしたら、それは彼だと思う。彼はキャリアを通して二刀流に取り組んできた」とコメント。「去年は短縮シーズンだったから、私が監督だったら投手かDHのどちらかに固定していたと思う。162試合のシーズンではたくさんの仕事がある。どちらか一方に専念したほうが彼にはメリットがあるかもしれない。彼は本塁打を30本打てる選手だ。投手を続けるなら毎日(打者として)プレーすることはできないけどね」と特に打者としての能力を高く評価しているようだ。

     カージナルス時代の同僚ヤディアー・モリーナには「一緒に引退しよう」と話しているという。「彼が2004年に昇格してきたとき、彼の両親に『弟のように接してあげてほしい』と言われたんだ」と裏話も紹介。モリーナの殿堂入りを疑問視する声があることについては「それは冗談だろう。彼は同世代のなかで最高の捕手だ。彼に近い存在すらいない。守備面だけなら史上最高かもしれない。彼の偉大さに気付かない人はコンピューターで数字だけを見ているんだよ。カージナルスは私を手放す余裕はあったけど、彼を手放す余裕はなかった。カージナルスはヤディがいるからこそ成功を収めているんだ」と語り、モリーナの偉大さを力説した。

     700本塁打達成のチャンスがある場合は「チャレンジしたい」と意欲を見せるプーホルス。なお、引退を決めた際は「インスタグラムのようなものではなく、みんなが同時に知ることができるように記者会見を開く」つもりだという。今季が現役ラストイヤーとなる可能性もあるため、プーホルスの一挙手一投足から目が離せないシーズンとなりそうだ。

  • パドレスの救援左腕・カスティーヨがトミー・ジョン手術へ

    2021.3.5 13:00 Friday

     日本時間3月5日、パドレスのジェイス・ティングラー監督は救援左腕ホゼ・カスティーヨがトミー・ジョン手術を受け、今季を全休する見込みであることを明らかにした。カスティーヨは実戦形式の練習中に前腕の張りを訴え、精密検査を受けた結果、内側側副靭帯の断裂が判明。2018年にメジャー定着を果たしたカスティーヨだが、2019年以降は故障が相次いでおり、まともに投げられない状態が続いている。

     現在25歳のカスティーヨは2018年6月にメジャーデビューを果たし、37試合に登板して38.1イニングを投げ、3勝3敗、12ホールド、防御率3.29、52奪三振をマーク。ブルペンに不可欠な戦力とみなされるようになった。ところが、翌2019年は屈筋や指の故障でわずか1試合しか投げられず、昨季は広背筋を痛めて全休。そして、今季はトミー・ジョン手術により2年連続の全休が確実となった。

     ティングラーは「彼は故障と戦いながら、復帰するために一生懸命に頑張っていた。本当に残念だよ」とカスティーヨの心情を思いやった。とはいえ、カスティーヨはまだ25歳であり、「彼が復帰できる2022年にはフレッシュなスタートを切ってくれるだろう」と今後への期待も口にしている。

     カスティーヨを失い、マット・ストラームも右膝の手術明けで調整が遅れているものの、パドレスのブルペンは非常に層が厚い。カスティーヨが脱落したことにより、同じ左腕のティム・ヒルやエイドリアン・モレホンは開幕ロースター入りのチャンスが広がったとみられている。一方、ハビー・ゲラは右肘の不調に悩まされており、2~4週間は投げられない予定のため、開幕ロースター争いからは脱落することになりそうだ。

     人材豊富なブルペンで開幕ロースター入りが確実または有力と言われているのはドリュー・ポメランツ、エミリオ・パガーン、マーク・マランソン、キーオニー・ケラ、オースティン・アダムス、ピアース・ジョンソンの6人。残り2~3枠を10人前後の投手が争う状況に変わりはなく、オープン戦で熾烈な競争が繰り広げられることになる。

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