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  • 年俸総額大幅削減のインディアンス ラミレスの放出には興味なし

    2021.2.7 10:00 Sunday

     今オフのインディアンスは、フランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコをメッツへ放出するなど、年俸総額の大幅な削減を進めている。チーム最高年俸となったホゼ・ラミレス(今季年俸940万ドル)が次に放出されるのではないかと注目されており、実際にトレード交渉を持ち掛けているチームもあるようだ。しかし、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールはインディアンスがラミレスの放出に興味を持っていないことを伝えている。

     現在28歳のラミレスは、昨季58試合に出場して打率.292、17本塁打、46打点、10盗塁、OPS.993の好成績をマーク。サイ・ヤング賞を受賞したシェーン・ビーバーとともに、インディアンスが2年ぶりのポストシーズン進出を果たす原動力となり、アメリカン・リーグのMVP投票で2位にランクインした。2017年と2018年には同投票で2年連続3位となっており、直近4シーズンで3度もトップ3に名を連ねたことになる。

     ラミレスは今季が5年2600万ドルの契約最終年だが、球団オプションが2年分残っており、インディアンスはラミレスを2022年は年俸1100万ドル、2023年は年俸1300万ドルで雇うことができる。市場価値を考えれば格安であり、ローゼンタールはラミレスの現行の契約を「球界における最大のバーゲンの1つ」と表現している。もちろん、そのラミレスを放出すれば、確実に莫大な対価を得られるが、インディアンスとしては慌てて放出する必要は全くない。

     チームの財政事情を考慮して年俸総額を大幅に削減したものの、エディ・ロサリオやセザー・ヘルナンデスと契約したことからもわかるように、インディアンスは今季のポストシーズン進出を諦めているわけではない。最低限の得点力を確保するうえで、ラミレスは不可欠な存在であり、インディアンスが現時点で放出を検討していないのは当然と言える。ただし、ポストシーズン進出が難しくなった場合、夏場にトレードが検討される可能性はありそうだ。

  • 遊撃手補強が急務のレッズ 元盗塁王のビヤー獲得に向けて交渉中

    2021.2.7 09:30 Sunday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、遊撃手の補強を今オフの最優先課題に掲げているレッズは、ブルージェイズからフリーエージェントとなったジョナサン・ビヤーと交渉を行っているようだ。ドミニカ人記者のジャンセン・プーホルスが「1年200万ドル+出来高で契約合意」と伝えたが、ヘイマンはその後「交渉中」と情報を修正。「シンシナティ・インクワイアー」のボビー・ナイチンゲールによると、マイナー契約となる可能性もあるという。

     現在29歳のビヤーは、昨季マーリンズとブルージェイズで合計52試合に出場して打率.232、2本塁打、15打点、16盗塁、OPS.593を記録。16盗塁はアダルベルト・モンデシー(ロイヤルズ・24盗塁)に次ぐメジャー2位の数字で、ナショナル・リーグ盗塁王のトレバー・ストーリー(ロッキーズ・15盗塁)を上回っていたが、リーグを跨いで移籍したため、自身2度目のタイトルを手にすることはできなかった。

     ビヤーはアストロズからブリュワーズへ移籍した2016年に打率.285、19本塁打、63打点、62盗塁、OPS.826の好成績をマークして盗塁王のタイトルを獲得。その後はやや低調なシーズンが続いていたが、オリオールズでプレーした2019年は全162試合に出場し、打率.274、24本塁打、73打点、40盗塁、OPS.792を記録する活躍を見せた。

     遊撃手の補強を目指していたレッズだが、金河成(キム・ハソン)、アンドレルトン・シモンズ、マーカス・セミエン、ディディ・グレゴリアスが市場から次々に消え、補強の選択肢はほとんど残されていない。ビヤーは近年、二塁手としての出場が多くなっており、遊撃手として100試合以上に出場したのは2016年が最後のため、正遊撃手として獲得することにはリスクも伴う。

     レッズが獲得しようとしている遊撃手は、有望株ホゼ・ガルシアの育成期間の「つなぎ役」であり、そういう意味では安価で獲得できるビヤーは適任なのかもしれない。とはいえ、「最優先課題」と宣言していたわりには、寂しい補強になりそうだ。

  • ナ・リーグの複数のチームが一塁手として秋信守の獲得に興味

    2021.2.7 09:00 Sunday

     「FanSided」のロバート・マレーによると、レンジャーズとの7年契約が終了してフリーエージェントとなった秋信守(チュ・シンス)は活躍の場を広げるために一塁の守備練習に取り組んでいるようだ。その秋に対してナショナル・リーグの複数のチームが興味を示しているという。マレーはさらに、秋を一塁手として獲得することに興味を示しているチームの1つがブリュワーズであることを伝えている。

     秋は現在38歳。レンジャーズとの契約最終年となった昨季は33試合の出場にとどまり、打率.236、5本塁打、15打点、6盗塁、OPS.723に終わったが、2017~19年の3シーズンは平均149試合に出場して打率.263、22本塁打、67打点、11盗塁、OPS.806を記録。2018年には自身初のオールスター・ゲームに選出された。

     メジャー16年間で一塁守備の経験は1度もなく、近年は指名打者、右翼手、左翼手を兼任するシーズンが続いている。また、通算では左腕に打率.242、OPS.690と苦戦しているのに対し、右腕には打率.289、OPS.883の好成績をマーク。昨季も左腕にはOPS.596に終わったが、右腕にはOPS.781を記録しており、対右腕用のプラトーン要員ならば、まだ十分な働きを期待できる。

     ブリュワーズは先日、2年連続ゴールドグラブ賞のコルテン・ウォンを獲得し、正二塁手のケストン・ヒウラが一塁へのコンバートに挑戦することが決定したばかり。よって、秋を獲得した場合、レギュラーとして起用する可能性は極めて低い。左翼にはクリスチャン・イェリッチ、右翼にはアビサイル・ガルシアがいるため、あくまでもベンチの層を厚くするための補強ということになるだろう。

     可能性は低くなっているものの、今季もナ・リーグで指名打者制が採用される可能性は残されている。ナ・リーグで指名打者制が採用されれば、対右腕用の指名打者として秋の獲得を検討するチームは増えるかもしれない。

  • アンドルース、K・デービスを含む2対3の交換トレードが成立

    2021.2.7 08:30 Sunday

     日本時間2月7日、アスレチックスとレンジャーズのあいだで衝撃のトレードが成立した。アスレチックスはかつて3年連続40本塁打以上を放った大砲クリス・デービスら3選手を放出し、レンジャーズで10年以上にわたって正遊撃手を務めたエルビス・アンドルースら2選手を獲得。デービスもアンドルースも近年成績を落としているとはいえ、チームの中心選手として活躍してきたベテラン同士が交換されるという驚きのトレードとなった。

     アスレチックスはデービスのほかに、若手捕手のジョナ・ハイムと昨年のドラフト4巡目で指名した右腕デーン・アッカーを放出。レンジャーズからアンドルースと控え捕手のアラミス・ガルシアを獲得した。デービスの契約が今季で終了するのに対してアンドルースは契約があと2年残っているため、レンジャーズは1350万ドルをアスレチックスへ支払っている。

     アスレチックスは今オフ、マーカス・セミエンがフリーエージェントとなってブルージェイズへ移籍しており、遊撃の穴埋めが急務となっていた。アンドルースはレンジャーズでレギュラーの座を剥奪され、内野のユーティリティを務める予定だったが、アスレチックスでは正遊撃手として起用されるとみられる。

     2009年にメジャーデビューしたアンドルースは、10年以上にわたって正遊撃手として活躍。2010年から2年連続でワールドシリーズの舞台を経験し、オールスター・ゲームにも2度(2010年と2012年)選出された。2013年4月には8年1億2000万ドル+オプション1年で契約を延長。しかし、自己ベストの20本塁打、88打点、OPS.808をマークした2017年を境に成績が下降し、昨季は29試合で打率.194、3本塁打、7打点、OPS.702に終わった。

     一方のデービスは、アスレチックスに加入した2016年から3年連続で40本塁打以上を放ち、自己最多の48本塁打を放った2018年には本塁打王のタイトルを獲得。2019年4月に2年3350万ドルの契約延長を手にしたが、2019年は23本塁打にとどまり、昨季は30試合で打率.200、2本塁打、10打点、OPS.632という自己最悪のシーズンとなった。レンジャーズでは左打ちのウィリー・カルフーンやデービッド・ダールと併用されることになりそうだ。

  • メッツはバウアーに3年1億500万ドルを提示 詳細が明らかに

    2021.2.6 13:00 Saturday

     ドジャースと3年1億200万ドルで合意したことが明らかになったトレバー・バウアーだが、ドジャースとの一騎打ちを繰り広げていたメッツは、ドジャースを上回る3年1億500万ドルを提示していたようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンが伝えている。バウアーは「地元のチームであること」や「ワールドシリーズ制覇の可能性が高いこと」に加え、細かな条件の違いをしっかり考慮したうえでドジャースを選択したとみられる。

     バウアーがドジャースと合意した契約は3年1億200万ドル。年平均額は3400万ドルとなり、史上最高額(ゲリット・コールの3600万ドル)には届かなかったが、2021年の年俸は4000万ドル、2022年の年俸は4500万ドルであることが報じられており、いずれも単年の史上最高年俸を更新する。また、1年目と2年目のシーズン終了後にはオプトアウト(契約破棄)の権利が与えられており、2023年の年俸が1700万ドルになることを考えると、実質2年8500万ドルの契約と言っていいかもしれない。

     一方、メッツが提示した条件は3年1億500万ドル。総額だけで言えばドジャースを上回っていた。その内訳は、2021年の年俸が4000万ドル、2022年の年俸が3500万ドル、2023年の年俸が3000万ドル。ドジャースのオファーと同様、1年目と2年目のシーズン終了後にはオプトアウトの権利が与えられている。1年目にオプトアウトの権利を行使しなかった場合、2年目の年俸が3500万ドルから4000万ドルにアップするという条項も盛り込まれていたようだ。

     しかし、最初の2年間だけを見ると、ドジャースが8500万ドルをオファーしているのに対し、メッツは8000万ドルどまり。3年間での総額ではメッツがドジャースを上回っているが、バウアーがドジャースで2年プレーしたあとにオプトアウトの権利を行使し、新たな契約を結んだ場合、3年間で得られる総額はメッツの1億500万ドルを上回る可能性が高い。よって、バウアーの目には最初の2年間で8500万ドルを保証してくれるドジャースのオファーのほうが魅力的に映ったのだと思われる。

     3年総額1億ドル超というハイレベルな争いとなったバウアー争奪戦だが、昨季王者・ドジャースの「地の利」に加え、両チームが提示したオファーのなかの細かな条件の違いが、明暗を分けることになった。

  • 平野佳寿が古巣・オリックス復帰へ 日本メディアが伝える

    2021.2.6 12:30 Saturday

     日本時間2月6日、マリナーズからフリーエージェントとなっている平野佳寿が古巣のオリックス・バファローズへ復帰することが決定的となっていることがわかった。「スポーツ報知」など複数の日本メディアが伝えている。現在36歳の平野は、2017年オフに海外フリーエージェント権を行使してダイヤモンドバックスと2年契約。メジャー3年目の昨季はマリナーズでプレーした。オリックスへの復帰が決定すれば、2017年以来4年ぶりとなる。

     平野はメジャー1年目の2018年にダイヤモンドバックスで75試合に登板して4勝3敗3セーブ、32ホールド、防御率2.44の好成績をマーク。アーチー・ブラッドリーやブラッド・ボックスバーガーとともに勝利の方程式を形成した。5月から7月にかけて26試合連続無失点を記録し、球団記録を更新。上原浩治がレッドソックス時代の2013年に樹立した日本人記録にもあと1に迫った。シーズン終了後には地元記者が選出するチーム新人王を受賞した。

     2019年はやや数字を落としたが、それでも62試合に登板して5勝5敗1セーブ、15ホールド、防御率4.75を記録。右肘の炎症により8月から9月にかけて自身初の故障者リスト入りも経験した。2年連続で60試合以上に登板したリリーバーはリーグで14人だけ、2年間の合計47ホールドはリーグ3位。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、マリナーズと1年契約を結んだ。

     昨季は開幕前に新型コロナウイルスに感染した影響で8月下旬まで戦列復帰できず、13試合の登板にとどまった。最初の4試合を無失点に抑えると、9月はクローザーを任されるようになり、4度のセーブ機会で4セーブを記録。11試合に登板した時点で防御率2.45をマークしていたが、最後の2試合で計5失点と打ち込まれ、自己ワーストの防御率5.84でシーズンを終えた。

     メジャー3年間での通算成績は、150試合に登板して9勝9敗8セーブ、48ホールド、防御率3.69。新型コロナウイルスの影響で移籍市場の動きが遅く、2月に入っても契約が決まらなかったことが、古巣復帰の決断を後押ししたとみられる。日本で通算156セーブ、139ホールドを記録しているベテラン右腕は、オリックスにとって大きな戦力となるはずだ。

  • 元オールスター二塁手のスコープ 1年450万ドルでタイガース残留

    2021.2.6 12:00 Saturday

     日本時間2月6日、タイガースは自軍からフリーエージェントとなっていたジョナサン・スコープと1年契約を結んだことを発表した。年俸は公表されていないが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは450万ドルと伝えている。タイガースが自軍からフリーエージェントとなったレギュラー選手と再契約するのは2014年オフのビクトル・マルティネス以来6年ぶり。なお、ロースターの枠を空けるためにトラビス・デメリットがDFAとなった。

     現在29歳のスコープは、昨季1年契約でタイガースに加入し、44試合に出場して打率.278、8本塁打、23打点を記録。右手首の故障により9月中旬でシーズンを終えたが、OPS.799は自身唯一のオールスター・ゲーム選出を果たした2017年(オリオールズで打率.293、32本塁打、105打点、OPS.841の好成績をマーク)以来の高水準だった。

     アル・アビラGMは「ジョナサンは昨季、我々に大きな印象を与えた。彼が2021年シーズンも我々のチームに戻ってきてくれるのが楽しみだ」とスコープの残留を歓迎。「フィールド上での働きだけでなく、彼はリーダーシップや毎日試合に出場したいという強い欲求を持っている。1年契約の選手がチーム内で存在感を発揮するのは難しいけれど、昨季の彼はそれをやってのけた。それが今季も続くのを楽しみにしている」とスコープの存在がチームに好影響を与えていることを明らかにした。

     スコープは「2021年もタイガースでプレーする機会をもらえたことに感謝している。このチームには本当に良い選手が揃っているし、昨季は何か特別なものを構築し始めたところだ。今季はそれを次のレベルに持っていきたい」と将来有望な若手選手が揃うタイガースで再びプレーすることを楽しみにしている。なお、すでにA・J・ヒンチ監督とは連絡を取り合っており、チーム状況に応じて二塁以外のポジションを守る可能性もあるようだ。

  • レンジャーズがフォルティネビッチ獲得へ 有原らとローテ形成

    2021.2.6 11:30 Saturday

     日本時間2月6日、レンジャーズが前ブレーブスの先発右腕マイク・フォルティネビッチを獲得することが決定的となった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、フォルティネビッチの契約は1年200万ドルで、それに加えて最大50万ドルの出来高が設けられているという。2018年に13勝10敗、防御率2.85の好成績をマークした右腕が新天地レンジャーズで復活を目指す。

     現在29歳のフォルティネビッチは、2014年にアストロズでメジャーデビューして同年オフにブレーブスへ移籍。2015年に4勝、2016年に9勝と徐々に頭角を現し、2017年に自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークした。

     2018年はブレイク・イヤーとなり、31試合に先発して自己最多の183イニングを投げ、リーグ6位の防御率2.85を記録してオールスター・ゲーム初選出。サイ・ヤング賞の投票でも8位にランクインした。

     ところが、2019年は8勝6敗、防御率4.54と成績を落とし、昨季はシーズン初先発で4回持たずノックアウトされると、直後に40人枠から抹消され、そのままシーズン終了。フリーエージェントとなって新天地を探していた。

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督によると、フォルティネビッチは昨年7月の夏季キャンプ中に球速が低下。2018年に96.3マイル、2019年に94.8マイルを記録していたフォーシームの平均球速は、昨季唯一の登板では90.9マイルにとどまった。しかし、先月下旬にジョージア工科大学で開催した公開練習で球速が回復していることをアピール。無事にレンジャーズとのメジャー契約を手にすることができた。

     今季のレンジャーズはカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズに新加入の3人(有原航平、デーン・ダニング、フォルティネビッチ)を加えた5人で先発ローテーションを形成する。有原のチームメイトとなるフォルティネビッチは、過去2年間の不振を脱し、復活を遂げることができるだろうか。

  • 昨季の二冠王・オズーナ 4年6400万ドルでブレーブスと再契約

    2021.2.6 11:00 Saturday

     日本時間2月6日、ブレーブスは自軍からフリーエージェントとなっていた昨季の二冠王(本塁打・打点)マーセル・オズーナと4年6400万ドル+オプション1年で再契約したことを発表した。5年目のオプションが行使された場合の年俸は1600万ドルになるという。昨オフにカージナルスからフリーエージェントとなった際は複数年契約を得られず、ブレーブスと1年契約を結んだオズーナだが、昨季の大活躍を経て、ようやく複数年契約を手にすることができた。

     現在30歳のオズーナは、昨季ブレーブスで全60試合に出場して打率.338、18本塁打、56打点、OPS1.067の好成績をマーク。本塁打と打点の二冠に輝き、打率もリーグ3位という、あわや三冠王という大活躍だった。ナショナル・リーグの選手として初めてエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)を受賞したほか、自身2度目のシルバースラッガー賞も受賞。さらに、「オールMLB」のファースト・チームにも選出された。

     ところが、今季のナ・リーグでの指名打者制の採用が不透明なため、ブレーブスは再契約に積極的ではなかった。これにはオズーナが昨季60試合中39試合に指名打者として出場し、その39試合で打率.362、14本塁打、40打点、OPS1.155の好成績を残していたことが関係しているとみられる。つまり、ブレーブスはオズーナにとって指名打者が最適のポジションであると考えているというわけだ。とはいえ、今季はナ・リーグで指名打者制が採用されない可能性が高く、オズーナは正左翼手を務めることになりそうだ。

     オズーナとの再契約により、地区3連覇中のブレーブスは打線のグレードダウンを回避することに成功した。同地区の他球団が積極的な補強で戦力アップしていることを考えると、これは非常に大きい。昨季猛威を振るった1番ロナルド・アクーニャJr.、2番フレディ・フリーマン、3番オズーナの上位打線は、今季も他球団にとって大きな脅威となるに違いない。

  • バウアーが3年1億200万ドルで昨季王者のドジャースと合意!

    2021.2.6 05:00 Saturday

     日本時間2月6日、レッズからフリーエージェントとなっていたトレバー・バウアーがドジャースと合意したことが明らかになった。バウアーをめぐる争奪戦はドジャースとメッツによる一騎打ちとなっていることが報じられていたが、バウアーはドジャースを上回る高額オファーを提示したメッツからのラブコールを蹴って地元ドジャースへの入団を選択。昨季王者のドジャースが地区9連覇&2年連続世界一に向けて大きな戦力を手に入れた。

     バウアー争奪戦は日本時間2月5日の時点で「メッツとドジャースの2球団に絞られた」ことが報じられていた。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは、メッツがバウアーに提示したオファーについて「3年総額1億ドル~1億1000万ドル」「1年目と2年目の年俸は少なくとも4000万ドル」「1年目と2年目のシーズン終了後にオプトアウト条項付き」と伝えていたが、バウアーが選んだのはドジャースだった。

     「ESPN」のジェフ・パッサンによると、バウアーとドジャースは3年契約で合意。バウアーは1年目と2年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントになることができるという。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは3年契約の総額が1億200万ドルであることを伝えている。2021年は年俸4000万ドルで歴代最高額を更新。オプトアウトの権利を行使せず残留した場合、2022年の年俸は4500万ドルで再び歴代最高額を更新するようだ。

     バウアーの加入により、ドジャースはバウアー、クレイトン・カーショウ、ウォーカー・ビューラーによる極めて強力な先発3本柱が完成。ここにデービッド・プライス、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンが加わり、先発ローテーションを形成する。

     今オフは同地区のパドレスが積極的な補強で戦力を強化しており、ドジャースとパドレスによるハイレベルな地区優勝争いは世界中の野球ファンから注目を集めること間違いなしだ。

  • メッツがバウアーへの高額オファーに返答期限を設定か

    2021.2.6 01:30 Saturday

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、メッツは現在トレバー・バウアーに対して提示しているオファーへの返答期限を日本時間2月6日午前2時(現地時間5日正午)に設定したようだ。メッツの総額1億ドルを超える3年契約をオファーしているとみられており、1年目と2年目の年俸は少なくとも4000万ドルに達するという。また、1年目と2年目のシーズン終了後にそれぞれオプトアウト(契約破棄)の条項が設けられていることも報じられている。

     シャーマンが伝えている情報が事実であれば、バウアーは年平均額のメジャー記録を更新することになるかもしれない。現時点でのメジャー記録はバウアーの大学時代のチームメイトであるゲリット・コール(ヤンキース)の3600万ドル(9年3億2400万ドル)。3年契約の場合、総額1億800万ドルを上回ればコールの記録を更新する。もし年平均額でコールを超えられなかったとしても、少なくとも4000万ドルと報じられている1年目と2年目の年俸はメジャー記録を更新する可能性がある。

     バウアー争奪戦において「メッツと一騎打ち」と報じられているのがドジャースだ。メッツのオファーは条件面でドジャースを上回っていると報じられているが、ドジャースには地の利がある(バウアーはカリフォルニア州出身)。シャーマンによると、メッツはドジャースから好条件を引き出すためにバウアーに利用されることを懸念し、返答期限を設けて高額オファーで押し切ろうとしているようだ。

     現在30歳のバウアーは、昨季レッズで11試合に先発して73イニングを投げ、5勝4敗、防御率1.73、100奪三振の好成績をマークして最優秀防御率のタイトルを獲得。ダルビッシュ有やジェイコブ・デグロムとの争いを制し、サイ・ヤング賞を受賞した。メジャー9年間の通算成績は75勝64敗、防御率3.90となっている。

     メッツが設けた返答期限まで残りおよそ30分。バウアーの決断に注目だ。

  • メッツがCY賞右腕・バウアー獲得か 争奪戦はまもなく決着

    2021.2.5 13:30 Friday

     昨季ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞を獲得し、シーズン終了後にフリーエージェントとなっていたトレバー・バウアーの争奪戦が決着目前となっている。日本時間2月5日午前6時すぎに代理人のレイチェル・ルーバが「(移籍先は)2球団に絞られた」とツイートし、各メディアはメッツとドジャースの一騎打ちであることを報じた。現時点ではメッツが優勢とみられている。

     現在30歳のバウアーは、昨季レッズで11試合に先発して73イニングを投げ、5勝4敗、防御率1.73、100奪三振の好成績をマークして最優秀防御率のタイトルを獲得。最多勝のダルビッシュ有(昨季カブス・現パドレス)や最多奪三振のジェイコブ・デグロム(メッツ)との争いを制し、自身初のサイ・ヤング賞に輝いた。

     今オフのフリーエージェント市場におけるベストの投手として動向が注目され、バウアー自身もSNSでファンを巻き込んで争奪戦を盛り上げていたが、史上最高年俸を希望していることが報じられるなど、獲得には超大型契約が必要ということもあり、なかなか具体的な動きには発展しない状況が続いていた。

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは日本時間2月5日午前9時20分に「バウアーとメッツが合意した」とツイートしたが、10分も経たないうちにメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドや「FanSided」のロバート・マレーが「まだ合意していない」と否定。それ以降、交渉状況に関する新たな情報は出ていない。

     SNS上では「バウアーは移籍先を自身のYouTubeチャンネルで発表するために記者に情報を出さないようにお願いしているのでは?」といった憶測も流れている。これはあくまでも噂であり、真偽のほどは定かではないが、争奪戦の決着が近付いていることだけは間違いないだろう。

     なお、契約条件については「メッツが今季終了後のオプトアウト権を含む3年1億ドル前後をオファーしている」との情報があり、年平均3000万ドルを超える大型契約になることが確実視されている。

  • エンゼルスが正右翼手を確保 カージナルスからファウラー獲得

    2021.2.5 12:30 Friday

     日本時間2月5日、エンゼルスはカージナルスとのトレードでデクスター・ファウラーを獲得したことを発表した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンがトレードの第一報を伝えた。エンゼルスは有望株ジョー・アデルのマイナースタートが濃厚のため、右翼手の補強が必要となっており、カージナルスがロッキーズからノーラン・アレナードを獲得したあと、トレード交渉が開始されたようだ。ファウラーは今季が5年8250万ドルの大型契約の最終年である。

     現在34歳のファウラーは2016年にジョー・マドン(現エンゼルス監督)が率いるカブスで出塁率.393をマークし、リードオフマンとしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献。同年オフ、5年契約でカージナルスに加入した。ところが、移籍1年目の2017年こそOPS.851とまずまずの働きを見せたものの、翌年はOPS.576という大不振に陥り、その後も2019年がOPS.754、昨季がOPS.706と低調なシーズンが続いている。

     エンゼルスの外野陣は、左翼にジャスティン・アップトン、中堅にマイク・トラウトがいるものの、アデルがマイナースタート濃厚のため、正右翼手が不在。オフシーズンを通して補強を模索していたが、マドンとも縁のあるファウラーを獲得することで正右翼手の確保に成功した。

     交換要員は「後日指名選手または金銭」と発表されており、カージナルスとしては年俸総額の削減が目的のトレードとみられる。ただし、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ファウラーの年俸(1650万ドル)の大部分はカージナルスが負担するようだ。

     ファウラーの獲得により、カージナルスは左翼タイラー・オニール、中堅ハリソン・ベイダー、右翼ディラン・カールソンという外野陣で開幕を迎えることになる可能性が高い。オニールは昨季ゴールドグラブ賞を受賞し、ベイダーと有望株カールソンも好守に定評のある選手であり、名手揃いの内野陣と合わせて強固なディフェンスが売りのチームとなりそうだ。

    【追記】ファウラーはトレード拒否権を持っていたが、外野手のレギュラー候補が多いカージナルスでは出場機会が制限される可能性があったため、球団との話し合いのうえで移籍を受け入れ。カージナルスは1650万ドルのうち1475万ドルを負担するため、エンゼルスは175万ドルでファウラーを獲得することができた。

  • カージナルスファンが有言実行 編成本部長に花をプレゼント

    2021.2.5 12:00 Friday

     ノーラン・アレナードを獲得するというビッグ・トレードを成功させたカージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長のもとにファンから花が届いた。これはカージナルスの熱狂的なファンで、「diamond-digest.com」でライターを務めているクイン・モルティモアから贈られたものだ。きっかけはモルティモアが「もしカージナルスがアレナードを獲得したら、モゼリアックに花を贈るよ」とツイートしたことだった。

     ファンがツイッターなどで「もし○○なら××する」と宣言することは決して珍しくない。「この選手が本塁打を打ったらユニフォームを買う」のようなツイートはよく見かける。しかし、これらは実行されないケースがほとんどだ。モルティモアのツイートもその一つかと思われていたが、日本時間2月5日、モルティモアが「有言実行の男」だったことが明らかになった。

     モルティモアは日本時間2月4日、モゼリアック宛てに花を発送したことをツイッターで報告。「これが本当に彼に届くのかはわかりません(笑)」とツイートしていたが、日本時間2月5日になってカージナルスの球団公式アカウントから「モゼリアックは花を受け取りました」と画像付きのリプライが届いた。

     モルティモアがモゼリアックに贈った花には「私はツイッターで『アレナードを獲得したらあなたに花を贈る』と言いました。ありがとうございます」とのメッセージカードが添えられていた。アレナードを獲得したことに対する感謝の気持ちは、おそらくカージナルスファンの総意なのではないだろうか。

     モルティモアはメジャーリーグ公式サイトの取材に対し、「どんなことが起こるのかよくわかっていませんでしたが、返事をもらえない可能性が高いと思っていました。その予想が間違っていたことを嬉しく思います」と話している。

     メジャーリーグ公式サイトでカージナルスの番記者を務めるザカリー・シルバーは、この一連の流れを「カージナルスはトレードの後日指名選手として花を獲得した」と伝えている。

  • 「MLBネットワーク」が毎年恒例「ポジション別トップ10選手」を発表

    2021.2.5 11:00 Friday

     「MLBネットワーク」では毎年、「Top 10 Players Right Now」と題して現時点におけるポジション別トップ10選手を発表している。ランキングは様々な指標をもとに、「MLBネットワーク」のリサーチ・チームによって決定される。今年は日本時間2月4日に右翼手のトップ10が発表され、すべてのポジションのランキングが出揃った。ここではポジション別のトップ10を紹介する(カッコ内は所属チームと昨年の順位を表す)。

    先発投手
    1位 ジェイコブ・デグロム(メッツ:1位)
    2位 ゲリット・コール(ヤンキース:3位)
    3位 マックス・シャーザー(ナショナルズ:4位)
    4位 トレバー・バウアー(フリーエージェント:圏外)
    5位 シェーン・ビーバー(インディアンス:圏外)
    6位 柳賢振(ブルージェイズ:5位)
    7位 クレイトン・カーショウ(ドジャース:圏外)
    8位 ディネルソン・ラメット(パドレス:圏外)
    9位 アーロン・ノラ(フィリーズ:圏外)
    10位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース:10位)

    救援投手
    1位 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス:4位)
    2位 ドリュー・ポメランツ(パドレス:圏外)
    3位 デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ:圏外)
    4位 ニック・アンダーソン(レイズ:圏外)
    5位 ジェームス・カリンチャック(インディアンス:圏外)
    6位 ブラッド・ハンド(ナショナルズ:圏外)
    7位 アロルディス・チャップマン(ヤンキース:2位)
    8位 アーロン・バマー(ホワイトソックス:圏外)
    9位 タイラー・ダフィー(ツインズ:圏外)
    10位 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ:3位)

    捕手
    1位 J・T・リアルミュート(フィリーズ:2位)
    2位 ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス:1位)
    3位 ウィル・スミス(ドジャース:圏外)
    4位 ウィルソン・コントレラス(カブス:3位)
    5位 ショーン・マーフィー(アスレチックス:圏外)
    6位 オースティン・ノラ(パドレス:圏外)
    7位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ:圏外)
    8位 トラビス・ダーノウ(ブレーブス:圏外)
    9位 ミッチ・ガーバー(ツインズ:4位)
    10位 ジェームス・マッキャン(メッツ:圏外)

    一塁手
    1位 フレディ・フリーマン(ブレーブス:1位)
    2位 ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:5位)
    3位 ルーク・ボイト(ヤンキース:7位)
    4位 ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス:圏外)
    5位 マックス・マンシー(ドジャース:2位)
    6位 アンソニー・リゾー(カブス:4位)
    7位 ピート・アロンゾ(メッツ:3位)
    8位 マット・オルソン(アスレチックス:6位)
    9位 リーズ・ホスキンス(フィリーズ:圏外)
    10位 カルロス・サンタナ(ロイヤルズ:8位)

    二塁手
    1位 DJ・レメイヒュー(ヤンキース:2位)
    2位 ジェフ・マクニール(メッツ:三塁手5位)
    3位 ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス:1位)
    4位 ブランドン・ラウ(レイズ:5位)
    5位 キャバン・ビジオ(ブルージェイズ:8位)
    6位 ジェイク・クロネンワース(パドレス:圏外)
    7位 ドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ:圏外)
    8位 クリス・テイラー(ドジャース:圏外)
    9位 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:3位)
    10位 オジー・アルビーズ(ブレーブス:4位)

    三塁手
    1位 アンソニー・レンドン(エンゼルス:2位)
    2位 アレックス・ブレグマン(アストロズ:1位)
    3位 ノーラン・アレナード(カージナルス:3位)
    4位 ホゼ・ラミレス(インディアンス:9位)
    5位 マニー・マチャド(パドレス:10位)
    6位 ジャスティン・ターナー(フリーエージェント:7位)
    7位 マット・チャップマン(アスレチックス:4位)
    8位 ジョシュ・ドナルドソン(ツインズ:6位)
    9位 ジオ・ウルシェラ(ヤンキース:圏外)
    10位 エウヘニオ・スアレス(レッズ:8位)

    遊撃手
    1位 トレバー・ストーリー(ロッキーズ:1位)
    2位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス:6位)
    3位 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス:5位)
    4位 フランシスコ・リンドーア(メッツ:2位)
    5位 トレイ・ターナー(ナショナルズ:圏外)
    6位 コリー・シーガー(ドジャース:圏外)
    7位 カルロス・コレア(アストロズ:9位)
    8位 ボー・ビシェット(ブルージェイズ:圏外)
    9位 ハビアー・バイエズ(カブス:3位)
    10位 ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:圏外)

    左翼手
    1位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:右翼手2位)
    2位 マイケル・ブラントリー(アストロズ:2位)
    3位 マーク・キャナ(アスレチックス:5位)
    4位 マーセル・オズーナ(フリーエージェント:圏外)
    5位 ジェシー・ウィンカー(レッズ:圏外)
    6位 ドミニク・スミス(メッツ:圏外)
    7位 エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス:圏外)
    8位 アレックス・ディッカーソン(ジャイアンツ:圏外)
    9位 クリント・フレイジャー(ヤンキース:圏外)
    10位 ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ:圏外)

    中堅手
    1位 マイク・トラウト(エンゼルス:1位)
    2位 コディ・ベリンジャー(ドジャース:2位)
    3位 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ:3位)
    4位 アレックス・ベルドゥーゴ(レッドソックス:圏外)
    5位 ブランドン・ニモ(メッツ:9位)
    6位 カイル・ルイス(マリナーズ:圏外)
    7位 ラモン・ラウレアーノ(アスレチックス:4位)
    8位 トレント・グリシャム(パドレス:圏外)
    9位 スターリング・マーテイ(マーリンズ:6位)
    10位 バイロン・バクストン(ツインズ:圏外)

    右翼手
    1位 ムーキー・ベッツ(ドジャース:1位)
    2位 フアン・ソト(ナショナルズ:左翼手1位)
    3位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:4位)
    4位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース:3位)
    5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ:6位)
    6位 マイク・ヤストレムスキー(ジャイアンツ:圏外)
    7位 マイケル・コンフォート(メッツ:9位)
    8位 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ:8位)
    9位 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ:圏外)
    10位 ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ:7位)

  • ツインズがジャイアンツとトレード 右腕・アンダーソンを獲得

    2021.2.5 10:30 Friday

     日本時間2月5日、ツインズはジャイアンツとのトレードが成立し、外野手のラモンテ・ウェイドJr.を放出して救援右腕のショーン・アンダーソンを獲得したことを発表した。ブルペンの層を厚くしたいツインズと、控え外野手の層を厚くしたいジャイアンツの思惑が一致したとみられる。ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は「外野5番手の枠を競争できる左打ちの選手を補強するつもり」であることを明らかにしていたが、その言葉通りの動きとなった。

     ツインズは今オフ、タイラー・クリッパード、マット・ウィスラー、トレバー・メイ、セルジオ・ロモなど多くのリリーバーがフリーエージェントとなり、ブルペンの層が薄くなっている。すでにハンセル・ロブレスとアレックス・コロメイを獲得しているが、さらにアンダーソンを加えることで退団したリリーバーの穴をカバーすることになった。

     現在26歳のアンダーソンは今季がメジャー3年目。デビューした2019年は16先発を含む28試合に登板し、防御率5.44、奪三振率6.56に終わったが、リリーフに専念した昨季は18試合に登板して防御率3.52、奪三振率10.57と飛躍的に成績が向上。スライダーの投球割合を大幅に増やしたことが奏功した。

     一方のジャイアンツは、左翼にアレックス・ディッカーソン、中堅にマウリシオ・デュボン、右翼にマイク・ヤストレムスキーという外野陣が予定されているが、外野の控えとなるダリン・ラフとオースティン・スレイターはいずれも右打ち。左打ちの控え外野手は層が薄く、補強が検討されていた。

     現在27歳のウェイドJr.は2019年にデビューし、2年間で42試合に出場。18三振に対して15四球を選び、通算打率.211ながら出塁率.336と悪くない成績を残している。外野3ポジションだけでなく、一塁を守ることもできるユーティリティ性も魅力。スプリング・トレーニングのアピール次第では、開幕ロースター入りのチャンスもありそうだ。

  • フィリーズとカージナルスがFA市場で先発投手の補強を検討中

    2021.2.5 10:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者の話として伝えたところによると、フィリーズとカージナルスはフリーエージェント市場での先発投手の補強を検討しているようだ。ジェイク・オドリッジ、ジェームス・パクストン、タイワン・ウォーカーといった「2番手グループ」の投手を狙っているとみられる。この3投手のほか、リッチ・ヒル、コール・ハメルズ、ジェイク・アリエタ、マイク・ファイアーズなども市場に残っている。

     フィリーズはすでにマット・ムーア(1年300万ドル)とチェイス・アンダーソン(1年400万ドル)を獲得しているが、両投手とも先発4~5番手候補に過ぎない。先発5枠のうち、アーロン・ノラとザック・ウィーラーが最初の2枠に入り、昨季自己ベストの奪三振率10.68をマークしたザック・エフリンが3番手。ムーア、アンダーソン、ビンス・ベラスケス、有望株スペンサー・ハワードらが残りの2枠を争う見込みだが、ブレーブスやメッツとの地区優勝争いに加わるために、計算できる先発投手をもう1人獲得したいと考えているのかもしれない。

     一方のカージナルスは今オフ、先発投手を補強する動きをほとんど見せてこなかった。しかし、地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドはカージナルスがオドリッジの獲得に興味を示していることを伝えている。アダム・ウェインライトと再契約し、ノーラン・アレナードを獲得し、ヤディアー・モリーナとの再契約も濃厚となっており、他の補強に使える予算の見通しが立ったことでようやく先発投手の補強に動き始めた。

     カージナルスは先発の層こそ厚いものの、計算できる投手はエースのジャック・フラハティしかいない状況。ウェインライトは39歳という年齢面の不安があり、マイルズ・マイコラスは故障明け。金廣鉉(キム・グァンヒョン)は「2年目のジンクス」が心配される。5番手はカルロス・マルティネス、ダニエル・ポンセデレオン、アレックス・レイエス、ジョン・ガントらが争う予定だが、フラハティに次ぐ先発2番手としてオドリッジのような投手を獲得したいと考えているようだ。

  • 殿堂入り捕手・ロドリゲス サンチェスの不振は「メンタルの問題」

    2021.2.4 14:00 Thursday

     ヤンキースのゲーリー・サンチェスは昨季、攻守両面でチームの期待を大きく裏切り、ポストシーズンでは正捕手の座をカイル・ヒガシオカに譲った。しかし、アメリカ野球殿堂入りを果たしている名捕手イバン・ロドリゲス(2008年にヤンキースでもプレー)は「彼は攻撃面でも守備面でも素晴らしい能力を持っている」とサンチェスの能力を称えている。そして、「彼が攻守両面で苦労していることは知っているけれど、メンタルの問題が大きいと思う」と指摘した。

     ヤンキースは今オフ、サンチェスをノンテンダーFAとしてヤディアー・モリーナなど別の捕手の獲得に動く可能性も取り沙汰されたが、最終的にはサンチェスのポテンシャルに賭けることを選択。ブライアン・キャッシュマンGMは「彼がまだヤンキースに所属しているという事実は、我々が彼についてどう感じていたか、どう感じているかの証拠だ。我々は時間や努力、お金といったものを彼に投資してきた。彼がそれを正当化してくれるのを楽しみにしている」とサンチェスへの期待を口にしている。

     昨季は控えに回るケースも多くみられたが、ロドリゲスは「ヤンキースがすべきことは、彼に野球をプレーさせることだ」と主張する。「彼はプレーする準備ができた状態でスプリング・トレーニングに合流し、ピンストライプのユニフォームを着ることや野球をプレーすることを楽しむ必要がある。チームメイトと一緒にプレーして、自分ができることをやればいいんだ。私は彼が攻守両面で素晴らしい選手になれると知っている」と語り、「楽しむこと」を復活のカギに挙げた。

     捕手コーチのタナー・スワンソンは「彼がまだ比較的若い選手であるということを我々は忘れていると思う」と語る。「彼はキャリア序盤に多くの成功を収めてしまったから、期待値が理不尽なほどに上がってしまっているんだ。もちろんそうあるべきだし、選手もそれを望んでいると思うけれど、彼の物語はまだ終わっていない。我々が望むような選手に彼がなると私は確信しているよ」と28歳の正捕手のことを思いやった。

     サンチェスはスワンソンの指導の下、フレーミング改善のために昨季から守備時に片膝をついた構えを取り入れている。新しい構えに慣れることができず、失策や捕逸を犯す場面も目立ったが、スワンソンは「最後の10~15試合は地面でバウンドしたボールへの対応が非常に良かった。シーズンがもっと長ければ、さらに良くなっていたと思う。彼の最終到達点は数字よりもはるかに良かったよ」と一定の評価を与えている。

     一方、ロドリゲスはヤンキースの方針を理解しつつも、「彼は身体が大きいから、片膝をついた構えに少し苦労していると思う。片膝でブロックをするのは簡単ではないからね。片膝を続けていくのであれば、練習をして慣れる必要がある。もしヤンキースがサンチェスのやりたいようにやらせるなら、それも悪いアイディアではないと思うよ」とあくまでもサンチェスに快適にプレーさせることが最も重要と考えているようだ。

     球団やファンからの大きな期待というプレッシャーのなかでプレーすることを余儀なくされているサンチェス。それを楽しめるようになったとき、いよいよ本格開花を迎えることになるのかもしれない。

  • レイズがオズーナに興味 獲得成功なら筒香はさらに苦しい立場に

    2021.2.4 13:00 Thursday

     ネルソン・クルーズがツインズとの再契約に合意したことが明らかになり、次はマーセル・オズーナの動向が注目されている。今季はナショナル・リーグで指名打者制が採用されない可能性が高く、昨季ナ・リーグ二冠王に輝いたオズーナは「指名打者を欲しがっているア・リーグのチーム」か「1年を通して外野の守備を任せてくれるナ・リーグのチーム」を見つける必要がある。そして、その候補としてレイズの名前が浮上しているようだ。

     オズーナは昨季の60試合中39試合に指名打者として出場。しかし、左翼手として19試合、右翼手として2試合に出場したように、決して指名打者専門の選手ではない。ここがクルーズとの大きな違いなのだが、外野手としてオズーナを獲得しようとするチームは現れていない。指名打者で出場した39試合で打率.362、14本塁打、40打点、OPS1.155という素晴らしい成績を残したため、「指名打者が最適」と判断されているのかもしれない。

     ア・リーグの各チームの指名打者事情を見てみると、アストロズ(ヨルダン・アルバレス)、レッドソックス(J・D・マルティネス)、ヤンキース(ジャンカルロ・スタントン)といった資金力が豊富なチームにはすでにレギュラーの指名打者が存在する。近年は主力に休養を与えるために指名打者の枠を活用するチームも多く、レギュラーの指名打者を抱えることを嫌うチームもある。よって、オズーナがフィットするチームの選択肢はそれほど多くないのが実情だ。

     そんななか、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは昨季ア・リーグ王者のレイズがオズーナの獲得に興味を示していることを伝えている。ただし、「レイズがオズーナを獲得するためには、オズーナ側が希望条件を引き下げる必要がある」と語る関係者もおり、オズーナが大型契約を求め続ける限り、レイズが獲得するのは難しいとみられている。

     地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキンは「低価格の1年契約なら可能性がある。ナ・リーグのチームから好条件のオファーがなければ、レイズは彼に指名打者としての出場機会を与えることができる」と分析。レイズは鉄壁の外野守備(左翼ランディ・アロザレーナ、中堅ケビン・キアマイアー、右翼マニュエル・マーゴ)がチームの強みの1つとなっており、オズーナを外野手として獲得する可能性は低い。よって、オズーナを獲得した場合は指名打者で起用することになり、指名打者から弾き出されるオースティン・メドウズが右翼に入り、マーゴが外野4番手としてベンチに控えることになるだろう。

     メジャー2年目を迎える筒香嘉智はレギュラーポジションを保証されておらず、現時点では指名打者、左翼、三塁の控えという立ち位置だが、オズーナが加入すると完全に居場所がなくなってしまう。オズーナが加入する/しないにかかわらず苦しい立場にいることに変わりはなく、出場機会を確保するためには、スプリング・トレーニングでの猛アピールが必要だ。

  • 34歳の「キング・フェリックス」がオリオールズとマイナー契約

    2021.2.4 12:00 Thursday

     日本時間2月4日、オリオールズがかつてのサイ・ヤング賞右腕「キング・フェリックス」ことフェリックス・ヘルナンデスとマイナー契約で合意したことが明らかになった。メジャーに昇格した場合の年俸は100万ドルであることが報じられている。オリオールズの先発ローテーションはメジャーでの実績に乏しい若手投手で占められており、通算169勝の実績を誇るヘルナンデスにも開幕ローテーション入りのチャンスは十分にありそうだ。

     現在34歳のヘルナンデスは2019年シーズン限りでマリナーズとの契約が終了し、昨季はマイナー契約でブレーブスに加入。オープン戦で4試合に先発して防御率1.98と好投し、コール・ハメルズが故障で出遅れる予定だったため、開幕ローテーション入りが有力視されていたものの、新型コロナウイルスの感染拡大によってオープン戦が中断され、シーズン開幕も延期。ヘルナンデスはオプトアウト(出場辞退)を選択し、昨季はプレーしなかった。

     15年間在籍したマリナーズでは長年にわたってエースとして活躍し、2006年から2016年までの11年間で10度の2ケタ勝利を記録。最多勝1度、最優秀防御率2度、オールスター・ゲーム選出6度などの輝かしい実績を残し、2010年には249.2イニングを投げて13勝12敗ながら防御率2.27、232奪三振の好成績でサイ・ヤング賞を受賞した。しかし、2017年以降は故障や衰えによって成績が悪化。2017~19年の3年間は合計60試合(うち59先発)で15勝27敗、防御率5.42に終わっている。

     今季のオリオールズは27歳のジョン・ミーンズとホルヘ・ロペス、25歳のキーガン・エイキンとディーン・クレーマーの4人が先発1~4番手を務める予定。ヘルナンデスは25歳のブルース・ジマーマンや同じくマイナー契約のウェイド・ルブラン(元西武)らと先発5番手の座を争うことが予想されている。

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