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  • メッツ・キャラウェイ監督 シンダーガードを開幕投手に指名

    2018.3.14 11:30 Wednesday

     ミッキー・キャラウェイ監督、デーブ・アイランド投手コーチ、そしてノア・シンダーガード自身に尋ねても、誰もが「ジェイコブ・デグロムが開幕投手に相応しい」と言うだろう。しかし、背中の故障によりデグロムの調整が遅れていることもあり、キャラウェイはシンダーガードに開幕投手を任せることを決断した。

     昨季のデグロムは先発投手陣に故障者が続出するなか、チームで唯一ローテーションを守り抜き、31試合に登板して自己最多の201回1/3を投げ、15勝10敗、防御率3.53、239奪三振をマークした。一方のシンダーガードは右広背筋の部分断裂により長期離脱を余儀なくされ、わずか7先発のみ。「デグロムが開幕投手に相応しい」と考えるのは当然のことだろう。

     ところが、デグロムは2月中旬に背中の張りを訴え、オープン戦初登板が日本時間3月12日までずれ込んだ。調整を急ぎ、開幕戦に間に合わせることも不可能ではなかったが、キャラウェイが「開幕戦に間に合うように無理に調整を急がせるのは意味がない」と語ったように、メッツはリスクを冒すことを避けた。その結果、シンダーガードが2年連続で開幕投手を務めることが決定し、デグロムは開幕戦から2日後の第2戦に回ることになった。なお、メッツの投手が2年連続で開幕投手を務めるのは、2008年から3年連続で開幕投手を務めたヨハン・サンタナ以来となる。

     なお、キャラウェイは現時点ではシンダーガードとデグロム以外の先発ローテーションを発表していないが、ジェイソン・バルガスとマット・ハービーが先発3~4番手に入ることは確実と見られている。最後の1枠はスティーブン・マッツ、ザック・ウィーラー、セス・ルーゴ、ロバート・グセルマンらの争いとなり、先発ローテーションから漏れた投手はブルペンに回るか、あるいはAAA級で待機してチャンスを待つことになるだろう。各投手が故障なくシーズンを過ごし、しっかり実力を発揮できれば、球界でも有数の先発ローテーションが形成されるだけに、開幕戦に先発するシンダーガードが良い流れを作ってくれることに期待したいところだ。

  • レンジャーズ 正左翼手候補の有望株・カルフーンがAAA級降格

    2018.3.14 11:00 Wednesday

     日本時間3月14日、レンジャーズはロースター・カットを行い、14選手がマイナー降格となった。そのなかには正左翼手の筆頭候補に挙げられていた有望株ウィリー・カルフーンも含まれており、レンジャーズは左翼をライアン・ルアとドリュー・ロビンソンのプラトーンで賄うことが濃厚となっている。

     今季のレンジャーズは開幕からカルフーンを正左翼手として起用することが確実視されていただけに、カルフーンのAAA級降格に対しては驚きの声も聞かれた。カルフーンは昨年7月末にダルビッシュ有の交換要員の一人としてレンジャーズに加入し、9月にメジャーデビューを果たして13試合で打率.265、1本塁打、OPS.677をマーク。今年のオープン戦では、ここまで13試合に出場して打率.243、1本塁打、OPS.606という成績を残していた。

     カルフーンは昨季二塁から左翼にコンバートされたばかりであり、守備面で課題を多く抱えている。ジェフ・バニスター監督は「彼は間違いなく、我々が春季キャンプで注目していた選手だった。彼は優れた選手になっていくと思うけど、まだ守備面でやらなければならないことがあるんだ」と語り、守備面での不安がAAA級降格の要因であることを明言。昨季AAA級で打率.300、31本塁打、OPS.927をマークするなど、打撃面はすでにAAA級を卒業してもおかしくないレベルに達しており、守備面での準備が整い次第、メジャーに上がってくることになるだろう。

     カルフーンのAAA級降格によって空いた左翼には、ルアとロビンソンがプラトーン起用される可能性が高い。オープン戦で目立った打撃成績を残しているわけではないものの、守備面ではともに堅実なプレイを披露。「このままいけば、彼ら2人がプラトーンでレフトを守ることになるだろうね」とバニスターもプラトーン起用の構想があることを認めている。左翼でルアとロビンソンがプラトーン起用され、中堅にはデライノ・デシールズ、右翼にはノマー・マザーラが入る布陣で、レンジャーズは今季の開幕を迎えることになりそうだ。

  • ブルージェイズ解雇のカレーラがブレーブスとマイナー契約

    2018.3.14 10:30 Wednesday

     日本時間3月14日、2日前にブルージェイズからリリース(解雇)されたばかりのエゼキエル・カレーラがブレーブスとマイナー契約を結んだ。カレーラはブルージェイズの外野手補強のあおりを受けて40人ロースター外となり、出場機会を求めて球団にリリースを要求し、フリーエージェントとなっていた。

     超有望株ロナルド・アクーニャを開幕ロースターに登録しない方針のブレーブスは、アクーニャ昇格までの「つなぎ役」を務める選手を探している。球団内のオプションとしてはレーン・アダムス、プレストン・タッカー、ダニー・サンタナ、ダスティン・ピーターソンらがいるが、その争いにカレーラも加わることになった。ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMはブルージェイズのGMを務めていた2014年12月にカレーラとマイナー契約を結び、外野の準レギュラーに育て上げた実績があり、アンソポロスとカレーラの縁が今回の契約につながったようだ。

     ブルージェイズ3年目となった昨季、カレーラは131試合&325打席という自己最多の出場機会を得て、打率.282、8本塁打、10盗塁、OPS.764をマーク。各部門でキャリアハイを更新するなど、自己最高のシーズンを過ごした。しかし、ブルージェイズは今オフ、ランドール・グリチックやカーティス・グランダーソンといった外野手を獲得し、カレーラは構想外に。日本時間2月27日にDFAとなり、同3月2日には招待選手としてチームに帯同することが決定していたが、ブルージェイズに残っても得られるチャンスは少ないと判断したカレーラは新天地を求めることを選択した。

     外野3ポジションを守れるヘレーラだが、昨季の守備防御点はレフトで-8、センターで-3、ライトで-3、合計では-14と前年の+7から大幅に悪化。ブルージェイズがカレーラを構想外とした理由として、守備力の急激な低下を挙げる声もある。打撃面では着実に力を付けているだけに、新天地ブレーブスでメジャー昇格を勝ち取れるかどうかは守備力の向上(回復)にかかっていると言えそうだ。

  • 今季終了後にFA 強打者・ハーパーはどこへ行く?

    2018.3.13 18:30 Tuesday

     球界最高のスター選手の一人であるブライス・ハーパー(ナショナルズ)は今季終了後にフリーエージェントとなる。実力と若さを兼ね備えたハーパーは歴代最高額となる総額4億ドル以上の契約を手にするのではないかとも言われているが、ハーパー争奪戦を制するのはいったいどのチームなのだろうか。MLB.comのマーク・フェインサンドは現段階での予想を公開している。

     フェインサンドが真っ先に挙げたのは、現在ハーパーが所属しているナショナルズだ。フェインサンドはナショナルズがハーパーと再契約を結んだ場合、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、ハーパーの3人で年俸が1億ドルを超えてしまうと指摘する一方、2010年にジェイソン・ワースと7年1億2600万ドルの大型契約を結んで球界を驚かせたことを例に挙げ、「ナショナルズがハーパーと再契約を結ぶ可能性を排除すべきでない」としている。ハーパーはチーム生え抜きのスター選手であり、ナショナルズが引き留めに全力を注ぐことは間違いないだろう。

     ナショナルズ以外に名前が挙がったのは、可能性の高いほうから順にドジャース、カブス、フィリーズ、エンゼルス、ヤンキースの5球団。ドジャースとヤンキースは今季の年俸総額をぜいたく税のペナルティ対象となる上限金額以内に抑えて税率をリセットすることを目指し、今季終了後の大型補強に備えている。ドジャースは大黒柱のクレイトン・カーショウがオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなる可能性があり、その場合にはカーショウの引き留めが最優先となるだろう。しかし、潤沢な資金を活用してハーパー獲得に動く可能性は否定できない。カブスはハーパーの幼なじみであるクリス・ブライアントがいることが強み。2023年まで契約が残っているジェイソン・ヘイワードの存在がハーパー獲得へのハードルとなるが、ヘイワードをセンターへコンバートすることも可能であり、それほど大きな問題にはならないだろう。再建期を脱しつつあるフィリーズは資金に大きな余裕があり、勝負モードへ転換するラストピースとしてハーパー獲得を狙う可能性がある。エンゼルスは資金的にはハーパー獲得も不可能ではないが、数年後にはマイク・トラウトのフリーエージェントが控えており、ハーパーとの大型契約を躊躇するかもしれない。そして、数ヶ月前まで本命と見られていたヤンキースは、ジャンカルロ・スタントンの加入によりハーパー獲得の可能性は低くなった。現在のチーム状況を考えると、ハーパーではなくマニー・マチャドがトップ・ターゲットとなる可能性が高い。

     今季終了後、移籍市場においてハーパーが話題の中心となることは間違いない。今年10月に26歳となるスーパースターはどのような契約を手にするのか。まずはフリーエージェントを控えた今季のハーパーが、チームを球団史上初のワールドシリーズ制覇へ導くような大活躍を見せてくれることを期待したい。

  • 右肩炎症のストローマン 開幕戦での先発は回避が濃厚

    2018.3.13 12:30 Tuesday

     今季の開幕投手を務めることが確実と見られていたマーカス・ストローマン(ブルージェイズ)だが、右肩の炎症で調整が遅れていることもあり、ジョン・ギボンズ監督は開幕戦の先発にストローマンを起用しない方針を固めたようだ。

     2年連続で200イニング以上を投げ、昨季はリーグ4位の防御率3.09をマークして自己最多の13勝を挙げたストローマン。誰もが認めるブルージェイズのエースであり、2年ぶり2度目の開幕投手を務めるのは既定路線のように思われていた。しかし、右肩の炎症で調整が遅れていることを考慮し、ギボンズは「我々は彼に1年を通して健康でいてもらいたいんだ。無理に開幕投手を任せるのはチームにとってベストの選択肢ではないと思う」と開幕投手を別の投手に任せることを決断した。現時点では、昨季の開幕投手であるマルコ・エストラーダと4年連続で2ケタ勝利をマークしているJ.A.ハップが代役候補となっている。

     ストローマンはブルペンでの投球練習を再開し、今週末には練習試合での登板が予定されるなど、すでに右肩は回復していると見られている。しかし、開幕までに予定されていた投球イニング数を消化できない可能性が高く、ブルージェイズは開幕から一時的にジョー・ビアジーニを先発ローテーションに入れて、ストローマンに調整を続けさせることも検討しているという。とはいえ、ギボンズは現時点ではストローマンがヤンキースとの開幕シリーズに登板する可能性を排除しておらず、調整がスムーズに進めば、ストローマンがヤンキース4連戦のどこかで先発する可能性もある。

     ブルージェイズには2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得したアーロン・サンチェスもいるが、サンチェスは指のマメの問題により、昨季の大半を欠場した。ブルージェイズはサンチェスの指の状態を慎重に見極めながら起用していく方針であり、そうした事情もあって開幕投手の代役候補はエストラーダとハップの2人に絞られているようだ。先発5番手に入るハイメ・ガルシアを含め、各投手がしっかり実力を発揮できればポストシーズン返り咲きも夢ではないだけに、ブルージェイズが投手起用に関して慎重な姿勢をとるのは当然の判断と言えるだろう。

  • ブリュワーズ 昨季12勝の右腕・アンダーソンが開幕投手に決定

    2018.3.13 12:00 Tuesday

     ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は、日本時間3月30日に行われるパドレスとの開幕戦に、チェイス・アンダーソンを先発させる方針であることを明らかにした。現在30歳のアンダーソンは、メジャー5年目にして初めて開幕投手を務めることになる。

     開幕投手に指名されたアンダーソンは「非常に光栄だよ」とコメント。「今季は昨季の勢いを維持して戦うシーズンになる。その大事なシーズンの最初の日を任せてもらえるなんて本当に光栄だ」と喜びを口にした。ブリュワーズ2年目となった昨季、アンダーソンは25試合に先発して12勝4敗、防御率2.74の好成績をマーク。6月下旬に左腹斜筋を痛めて1ヶ月半にわたって戦列を離れたため、自身初の規定投球回到達を成し遂げることはできなかったものの、前半戦・後半戦とも防御率2点台をマークする安定したパフォーマンスでチームの快進撃を支えた。

     アンダーソンが急成長を遂げた要因は、速球とチェンジアップに次ぐ第3の球種としてカーブを磨き上げたことだ。以前は速球とチェンジアップが全投球の8割以上を占めており、アンダーソンは「打者が攻略法を理解するようになっていた。進化する必要があったんだ」と第3の球種の必要性を認識していた。2016年に投手コーチのデレク・ジョンソンとともにカーブの精度向上に取り組み、昨季はカーブの投球割合がチェンジアップを上回るという結果に。メカニクスに調整を加えるなかで、速球の平均球速も上昇し、カーブやチェンジアップがさらに生きるようになった。そして、それが昨季の急成長につながったというわけだ。

     エース格のジミー・ネルソンが右肩手術の影響で出遅れているという事情があるとはいえ、アンダーソンが今季の開幕投手に指名されたというのは紛れもない事実である。ブリュワーズ移籍後、順調にステップアップを果たしているアンダーソンにとって、今季は先発ローテーションの軸へと成長するシーズンとなるはずだ。

  • ヤンキースがウォーカーと1年契約 超強力打線が完成!

    2018.3.13 11:30 Tuesday

     日本時間3月13日、ヤンキースはニール・ウォーカーと1年契約を結んだことを発表した。ウォーカーは3日前にヤンキースからオファーが届くまで、どのチームからもオファーがなかったことを明言。苦しい状況を耐え抜き、希望通り「優勝を狙える球団」との契約を手に入れた。

     昨季のウォーカーはメッツとブリュワーズで計111試合に出場し、打率.265、14本塁打、49打点、OPS.801をマーク。2ケタ本塁打は8年連続8度目、OPS.800超えは2年連続4度目となり、一塁、二塁、三塁の3ポジションを守りながら堅実な打撃でチームに貢献した。ところが、毎年安定した働きを見せているウォーカーのもとには3月に入ってもオファーは届かず、ブライアン・キャッシュマンGMが「彼は我々のプランに入っていなかったけど、彼のような選手が売れ残っているのを見逃すわけにはいなかった」と語るヤンキースからのオファーを受けて、交渉開始から数日で正式契約に至った。

     キャッシュマンは「ウォーカーはレギュラーの座を約束されているわけではない」と語っているが、現実的には正二塁手としての起用が濃厚。穴となっていた二塁と三塁がウォーカーとブランドン・ドルーリーの加入によって埋まり、今季のヤンキース打線は1番から9番まで全員が15本塁打以上を期待できる超強力打線となった。単純に9人の昨季の本塁打数を合計すると241本となり、長期欠場したグレッグ・バードに大幅な上積みが期待できることを考えると、歴代最多記録である1997年マリナーズの264本塁打を上回る可能性も十分にある。

     ウォーカーは昨オフ、メッツからのクオリファイング・オファーを受諾し、昨季は年俸1720万ドルでプレイしていたが、今季は出来高の条件を全てクリアしても450万ドルにしかならず、大幅な年俸ダウンとなる。しかし、「何よりも、僕の希望は勝つチャンスがある球団でプレイすることだった。優勝候補の球団に加わることができて嬉しいよ」とウォーカーのモチベーションに陰りは見られない。有望株グレイバー・トーレスらの昇格も控えているが、まずは超強力打線のラストピースとして加入した男の活躍に期待したい。

  • ブリュワーズ 古巣復帰のガヤードをリリーフで起用へ

    2018.3.13 11:00 Tuesday

     4年ぶりに古巣・ブリュワーズへ復帰したヨバニ・ガヤードは、球団歴代5位となる89勝を挙げているように先発投手として活躍してきた。しかし、2度目のブリュワーズ在籍となる今回は、ロースター入りを無事に勝ち取った場合、リリーフでの起用となることが確実だ。

     クレイグ・カウンセル監督は、開幕ローテーション入りを目指して他の候補者と争っていたガヤードについて、今後の数試合はリリーフで起用して短いイニングを任せる方針であることを明らかにした。「彼には方針が変わる可能性があることを伝えたけど、現時点では彼をリリーフ候補の一人として考えているよ」とカウンセル。これによりガヤードは先発ローテーションの最後の2枠を巡る争いから脱落し、ブルペンの最後の2枠を巡る争いに参戦することになる。

     ガヤードはレンジャーズでプレイした2015年こそ13勝11敗、防御率3.42と実力を発揮したものの、オリオールズでプレイした2016年は6勝8敗、防御率5.42、マリナーズでプレイした昨季は5勝10敗、防御率5.72と徐々に成績が悪化。1年200万ドルで古巣に復帰した今季は、ここまでオープン戦で4試合(うち1先発)に登板し、0勝1敗、防御率6.75、WHIP2.13に終わっていた。ブリュワーズはレギュラーシーズン開幕までにガヤードをリリース(解雇)した場合、基本給の4分の1(=50万ドル)を支払うだけで済むため、今後の数試合の投球内容次第ではガヤードは開幕ロースター入りどころか、リリースされる可能性もある。

     カウンセルは「短いイニングであれば、同じ打者と何度も対戦することはないし、最初から全力で飛ばしていくこともできる」とリリーフ転向の狙いを説明する。裏を返せば、ガヤードには先発投手として活躍するだけの力が残っていないということにもなるが、短いイニングであれば十分に通用するはずというカウンセルの期待の表れでもある。メジャー通算113勝の実績を誇るベテラン右腕はこの期待に応えることができるのか。ベテランの意地に期待したい。

  • アリエタ獲得のフィリーズ 昨季22本塁打のジョセフをDFAに

    2018.3.13 10:30 Tuesday

     日本時間3月13日、フィリーズはジェイク・アリエタと複数年契約を結んだことを正式に発表し、40人ロースターの枠を空けるために昨季22本塁打を放ったトミー・ジョセフをDFAとした。ジョセフはリース・ホスキンスの台頭とカルロス・サンタナの加入によりポジションを失い、余剰戦力となっていた。

     メジャーデビューを果たした2016年に107試合に出場して21本塁打、長打率.505、OPS.813をマークし、ライアン・ハワードをベンチへ追いやったジョセフだが、その勢いは長続きはしなかった。正一塁手として迎えた昨季は出場試合数が増加したため累積系のスタッツこそ前年を上回ったものの、率系のスタッツはいずれも前年から悪化。OPSは前年の.813から.721へ急降下し、シーズン終盤にはホスキンスに正一塁手の座を奪われた。出場機会を確保するためにレフトの守備にも挑戦していたが、サンタナが加入したことによりホスキンスがフルタイムでレフトを守ることになり、ジョセフの出場機会は消滅。完全に余剰戦力となっていただけに、今回の動きは妥当と言える。

     捕手としてプロ入りしたジョセフは、打力を生かすために一塁手に転向してから数年しか経過しておらず、まだ26歳と若いため伸びしろに期待して獲得に興味を示す球団はあるはずだ。今後フィリーズは7日以内にジョセフをトレードするか、ウエーバーにかけることになるが、獲得を希望する球団が現れなかった場合、ジョセフはフィリーズに残ってマイナーでプレイするか、またはリリース(解雇)されてフリーエージェントとして新天地を探すことを強いられる。

     一発の魅力こそあるものの、昨季の33四球、129三振、出塁率.289という数字が示すように打撃は粗く、確実性に欠ける。また、一塁の守備でも守備防御点-10と平均を大きく下回るレベルに留まっており、レギュラーとして使うには攻守両面でレベルアップが必要という状況だ。2年連続で20本塁打以上を放っている長打力は魅力的なだけに、ジョセフにチャンスを与える球団が現れることを期待したい。

  • カージナルスとマーリンズの開幕投手が決定

    2018.3.12 18:30 Monday

     レギュラーシーズン開幕まで3週間を切り、各球団は開幕ロースター25人の編成に向けてロースター・カットを開始している。そんななか、カージナルスのマイク・マシーニー監督とマーリンズのドン・マティングリー監督は開幕戦のマウンドに立つ投手の名前を明らかにした。

     マシーニーは「彼が開幕戦のマウンドにいるべきではない理由はない。彼が開幕投手を務めることになると思うよ」と語り、3年連続で2ケタ勝利をマークしているエース右腕、カルロス・マルティネスに開幕投手を任せる方針であることを明言した。過去にはマシーニーは開幕投手の発表をオープン戦終盤まで待ったこともあったが、昨季自身初の200イニングと200奪三振をクリアし、文句なしのエースへと成長した右腕を開幕投手に指名することに何の迷いもなかったようだ。

     昨季のマルティネスは32試合に先発して205イニングを投げ、12勝11敗、防御率3.64、217奪三振をマーク。昨季の開幕戦ではカブスを相手に8回途中まで被安打6、与四球0、奪三振10、失点0の快投を披露しており、昨季に続いて2年連続2度目の開幕投手となる。

     一方、マティングリーは2月中旬にホゼ・ウーレイナとダン・ストレイリーのいずれかに開幕投手を任せる方針であることを明らかにしていたが、両投手の性格などを考慮した結果、マティングリーが「エネルギーいっぱいの男」と称するウーレイナに開幕投手の大役を任せることを決断した。マティングリーは「開幕戦は普段以上に盛り上がるし、いつもとは違うルーティンが必要になる。ウーレイナよりストレイリーのほうがルーティン通りに準備をする投手だから、開幕戦の雰囲気に対応できそうなウーレイナを選んだんだ」と選考理由を説明。「100マイルじゃなくて105マイルを投げようとするかもね」と冗談を交えつつ、ウーレイナのパワフルなピッチングに期待を寄せた。

     ウーレイナはメジャー3年目の昨季、開幕から6試合にリリーフ登板して防御率2.35と結果を残し、5月上旬から先発ローテーション入り。その後の28度の先発登板では14勝7敗、防御率3.97をマークした。なお、マーリンズでは2010年から3年連続でジョシュ・ジョンソンが開幕投手を務めて以降、5年連続で異なる投手が開幕投手を務めており、ウーレイナも自身初の開幕投手となる。

  • ボニファシオがPED使用で出場停止 ロイヤルズの外野事情は?

    2018.3.12 17:30 Monday

     昨年4月にメジャーデビューを果たし、メジャー1年目から17本塁打を放って自慢の長打力をアピールしたホルヘ・ボニファシオ(ロイヤルズ)がパフォーマンス向上薬(PED)使用により80試合の出場停止処分を科された。正右翼手としての起用が予想されていたボニファシオの離脱により、ロイヤルズの外野事情はどのように変化したのだろうか。

     日本時間3月12日、80試合の出場停止処分を科されたボニファシオは「私は間違いを犯しました。自分が犯した間違いについて責任を負います。全てのファン、チームメイト、監督・コーチ、GM、オーナーに謝罪したいです。復帰したときにチームに貢献できるように、一生懸命取り組み続けたいと思っています」と語り、ファンやチームメイトをはじめとする関係者全員に謝罪した。今後は引き続きチームに帯同して練習を続け、その後はアリゾナに残って延長キャンプに参加する予定。なお、7月上旬に出場停止期間が終了するボニファシオだが、戦列復帰前にマイナーでの調整(15日間)が許可されており、それを経てメジャーの舞台に戻ってくることになりそうだ。

     正右翼手として500~600打席の出場機会を見込まれていたボニファシオの離脱により、ロイヤルズの外野事情には大きな変化が生まれている。当初はレフトにアレックス・ゴードン、センターにジョン・ジェイ、ライトにボニファシオ、指名打者にホルヘ・ソレアーが入り、パウロ・オーランドが控え外野手を務める形が想定されていたが、オーランドの出場機会が大幅に増加し、ソレアーが守備に就く機会も増加することが見込まれる。場合によってはソレアーがレフトに入り、ゴードンがセンター、ジェイがライトにスライドするケースも出てくるかもしれない。招待選手として開幕ロースター入りを目指しているマイケル・ソーンダースやタイラー・コリンズが控え外野手として開幕ロースターに名を連ねる可能性も出てきた。

     さらなる成長を期待されていたボニファシオの離脱は小さくないダメージだが、他の選手にとっては出場機会を確保するチャンスでもある。このチャンスをモノにするためにオーランドやソレアーらが奮起すれば、思わぬ戦力アップをもたらすかもしれない。

  • レンジャーズ 剛腕・ブッシュのリリーフ起用を決定

    2018.3.12 16:30 Monday

     先発転向に意欲を見せていたマット・ブッシュ(レンジャーズ)だが、チームは過去2シーズンで115試合に登板している剛球右腕を引き続きリリーバーとして起用することを決定した。ブッシュは試合中盤を担う「ブリッジ役」を担うことになりそうだ。

     メジャーデビューを果たした2016年に22ホールド、昨季は10セーブ&10ホールドをマークし、これまでは試合終盤の重要な場面を任されることの多かったブッシュだが、ジェフ・バニスター監督は「チームが前進するためにブルペンの最善の形を構築したい」との考えのもと、ブッシュに試合中盤を任せることを決断した。具体的には6回や7回に、相手チームの反撃を封じたいシチュエーションで、イニング跨ぎも視野に入れてブッシュを起用するつもりのようだ。

     「ブッシュはブルペンにおいて、我々にとって極めて重要な役割を担うことになる。彼の球種や球質を考えたときに、この役割で使うのがベストだと思ったんだ」とバニスターは起用の意図を説明。セットアッパーはキーオニー・ケラが務める予定だが、故障歴を考慮してスローペースの調整が進んでおり、万が一の場合に備えてブッシュをブルペンに残しておきたいという思惑もあったようだ。

     果敢に先発転向にチャレンジしたブッシュだったが、ここまでオープン戦で2先発を含む3試合に登板し、6回2/3を投げて0勝1敗、防御率5.40とアピールに失敗。残念ながら先発ローテーション争いからは脱落することになった。なお、レンジャーズの先発ローテーションはコール・ハメルズ、マット・ムーア、ダグ・フィスター、マーティン・ペレスの4人で4番手までは確定と見られており、最後の1枠を巡ってマイク・マイナーとバートロ・コローンが争っている状況。MLB公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT.R.サリバンはジェシー・チャベスとクレイトン・ブラックバーンの2人も先発5番手争いに残っていることを伝えており、先発5番手が決定するまでにはもう少し時間が掛かりそうだ。

  • リン獲得のツインズがアニバル・サンチェスをリリース

    2018.3.12 12:30 Monday

     ランス・リンと契約合意に達したツインズは、ロースターにリンの枠を確保するために今オフ獲得したばかりのアニバル・サンチェスをリリース(解雇)したことを発表した。通算90勝の実績を誇るサンチェスは再びフリーエージェントとなり、契約先を探すことになる。

     マーリンズとタイガースで計12シーズンにわたってプレイし、4度の2ケタ勝利をマークしたサンチェスは、日本時間2月21日にツインズと1年250万ドルの契約を結んだばかりだった。ツインズは日本時間3月14日以降にサンチェスをリリースした場合、サンチェスに62万5000ドルを支払わなければならなかったが、今回のタイミングでリリースしたことにより、サンチェスへの支払い金額は41万7000ドルとなる。なお、サンチェスは日本時間3月12日のレイズ戦に先発する予定となっていたが、代わりにアーロン・スレジャースが先発した。

     今オフ、先発投手の補強を目指していたツインズは、エース格のアービン・サンタナが右手中指の手術を受けてシーズン最初の1ヶ月を欠場することが確実となり、レイズからトレードでジェイク・オドリッジを緊急補強。さらにリンが加わることになり、昨季14勝のホゼ・ベリオス、同12勝のカイル・ギブソンと合わせて開幕ローテーションの4枠目までが確定した。サンタナ復帰までの最後の1枠は、昨季21試合に先発して4勝を挙げた若手左腕のアダルベルト・メヒアと2ケタ勝利4度を含む通算88勝を挙げているフィル・ヒューズが争っており、競争に敗れたほうがブルペンに回ることになるだろう。ここまでオープン戦で2試合にリリーフ登板して防御率13.50に終わっていたサンチェスの居場所はなく、今回のリリースは妥当な判断と言える。

     リンの加入が正式に決まれば、サンタナの戦列復帰後は先発ローテーションに昨季2ケタ勝利をマークしている投手が5人並ぶことになるツインズ(サンタナ16勝、リン11勝、オドリッジ10勝)。2年連続のポストシーズン進出に向けて、先発投手の補強がようやく完了した。

  • 遊撃手の黄金時代が到来 新時代を担う若き遊撃手たち

    2018.3.12 11:00 Monday

     現在のメジャーリーグは「遊撃手黄金時代」を迎えている。昨季のワールドシリーズに出場したアストロズとドジャースにはカルロス・コレアとコリー・シーガーという若き正遊撃手がおり、その他の球団でも若手遊撃手が活躍している。彼らには今季も素晴らしい活躍が期待できそうだ。

     各球団のメンバー表をザッと眺めてみるだけでも、ここ数年でメジャーへ昇格し、スターダムへとのし上がってきた若手遊撃手が非常に多いことに気付かされる。先述のコレアとシーガーはもちろん、インディアンスの顔となったフランシスコ・リンドーア、ナショナルズが誇るスピードスターのトレイ・ターナー、そして今季から本職の遊撃に戻るマニー・マチャドらがその筆頭である。

     Steamerの成績予想システムをもとに、今季の各ポジションの予想WARトップ10選手の平均年齢を算出してみると、遊撃手は25.7歳で最も若く、2番目に若い右翼手の27.4歳に2歳近い差をつけている。右翼にもブライス・ハーパー(ナショナルズ)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)といった若きスター選手がいるものの、それでも遊撃手の若さには敵わないのだ。

     予想WARトップ10に名を連ねている遊撃手は、リンドーア(6.1)、マチャド(5.6)、コレア(5.4)、シーガー(5.2)、ターナー(4.0)、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス:3.5)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス:3.3)、ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ:3.0)、アディソン・ラッセル(カブス:2.9)、ディディ・グレゴリウス(ヤンキース:2.6)の10人。クロフォード以外は全員20代であり、うち7人が25歳以下である。この10人の平均WARは4.2だが、これは三塁手上位10人の平均WAR4.3に肉薄し、全ポジション中2位の数字。要するに、各球団の正遊撃手には若さと実力を兼ね備えた選手が非常に多いのである。

     ほかにも、すでに正遊撃手の座を手にしているオーランド・アルシア(ブリュワーズ)、ポール・デヨング(カージナルス)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)や、今後さらなる成長を期待されるティム・アンダーソン(ホワイトソックス)、J.P.クロフォード(フィリーズ)、アメッド・ロサリオ(メッツ)、ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)など、若手遊撃手が目白押し。今季は「遊撃手黄金時代」を担う若手遊撃手たちの活躍に注目したい。

  • 元サイ・ヤング賞右腕・アリエタがフィリーズとの3年契約に合意

    2018.3.12 10:30 Monday

     レギュラーシーズン開幕まで3週間を切り、フリーエージェント市場の有力選手が次々に契約先を決めるなか、ようやくジェイク・アリエタにも動きがあった。日本時間3月12日、アリエタはフィリーズと3年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。

     再建期間中と思われていたフィリーズが大胆な補強に動いた。以前から獲得が噂されていた2015年サイ・ヤング賞右腕のアリエタと、3年7500万ドルで契約合意に至ったことを複数のメディアが報じたのだ。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、アリエタは契約2年目となる2019年シーズン終了後にオプトアウト(=契約破棄)の権利を有しているようだが、フィリーズが契約を2年間延長するオプションを行使すれば、アリエタのオプトアウトを阻止することが可能だという。その場合、延長分の2年間の年俸は2000万ドルがベースとなり、先発登板数やサイ・ヤング賞投票の結果により3000万ドルまで上昇する。よって、今回の契約は最大で5年1億3500万ドルまで膨れ上がる可能性を秘めているというわけだ。

     アリエタは2015年に22勝6敗、防御率1.77の好成績でサイ・ヤング賞を受賞し、2016年は18勝8敗、防御率3.10、昨季は14勝10敗、防御率3.53と、緩やかに成績を悪化させながらも先発ローテーションの軸に相応しい成績を残してきた。今後も成績悪化が懸念されるが、直近3シーズンのパフォーマンスを維持できるようであれば、フィリーズにとってはお買い得な契約となるだろう。また、フィリーズは成績悪化のリスクを回避するために3年以上の契約を結ぶ意思がないことを明確にしていたが、今回の契約はその意志がしっかりと反映されたものになったと言える。

     成績悪化の懸念があるとはいえ、フィリーズが球界有数の先発右腕を手に入れたことは間違いない。これによりアーロン・ノラとの先発二本柱が確立し、ポストシーズン進出も夢ではない戦力が整った。アリエタの加入は、ナ・リーグ東部地区の他球団にとって大きな脅威となるに違いない。


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  • Wソックスの有望株・ヒメネスが代打本塁打でアピール

    2018.3.11 14:30 Sunday

     開幕が刻々と迫る中で現在行われているオープン戦には各球団の有望選手の活躍をチェックする楽しみもある。先日、ファームシステムランキングが発表され3位に入ったホワイトソックスでは球団内ランキング1位のイロイ・ヒメネスの活躍が期待されている。

     21歳のヒメネスは右投右打の外野手でミートやパワーなど卓越した打撃能力をもつ有望選手の1人。昨年はカブスに所属していたが、7月のトレードでホゼ・キンターナが関わる1対4のトレードでホワイトソックスに移籍した。移籍後は主に1A+と2Aでプレーした。1年通じてのマイナー成績は89試合に出場して打率.312 19本塁打 65打点だった。

     今年はホワイトソックスの選手として臨む初めてのキャンプ。日本時間3月11日に行われたカブスとのオープン戦でヒメネスは自身初のメジャー昇格に向けて猛アピール材料となる活躍をみせた。この日、ベンチスタートとなったヒメネスの打席は8回表、2対3と劣勢の場面で訪れる。2死からヨルマー・サンチェスが二塁への内野安打が出塁したところ代打としてヒメネスが登場。対するはカブスの5番手・コリー・マゾーニでカウント0-2から3球目の落ちるボールを右中間スタンドへと運び、逆転となる2ランを記録しチームは4対3とリードした。その後は投手が失点してしまい、4対4の同点で試合終了となったがヒメネスの一発が流れを変えた。

     試合後、ヒメネスは本塁打について振り返ると「この一発で自分の夢が叶った訳ではない。本当の夢はメジャーでプレーすることだよ」と改めて気持ちを引き締めていた。代打という一発勝負の場面で力を発揮した姿をみた古巣・カブスのジョー・マドン監督は「ヒメネスは体の状態が良ければより力を発揮できる。スキルもそうだし人間性もよかったから彼と話すのが好きだったよ」とコメントしており新たな場所での活躍に期待を寄せていた。


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  • ツインズが念願の先発補強 リンと1年1200万ドルで合意

    2018.3.11 13:30 Sunday

     開幕が刻々と迫る中でチームによってはまだ補強が完了していないところもあれば反対に補強が終わったことでオープン戦を通じて新戦力の台頭を待つところもある。そんな中、オフから先発補強を目指していたツインズがカージナルスからFAとなっていたランス・リンと1年契約で合意した。

     昨年、トミー・ジョン手術から復活のシーズンとなった昨年は1度も故障者リスト入りすることなく先発ローテーションを守り切り33試合に登板して11勝8敗 防御率3.43の成績を残した。一昨年は全休したが、これでメジャー7年で実に6度の2桁勝利を記録したことになり先発経験も実績も十分ある球界を代表する投手の1人となった。シーズン後はFAとなり新たな移籍先を探していた。

     MLB.comのジョン・ポール・モロシ記者によると契約は1年1200万ドルで出来高を含めると最大で1400万ドルになるという。一時はツインズから2年2000万ドルのオファーを断っていたというが、改めてのオファーを受けてこれに応じたようだ。これでツインズのリン獲得によってチームは今年のドラフト会議で全体95番目の指名権を失うことになった。

     以前は球団史上最高額を用意してダルビッシュ有獲得を目指したが実現しなかったことで他の先発投手にシフトしたツインズはついに念願だった投手を加入させる。元々、アービン・サンタナが故障で開幕に間に合わないこともあって先発補強が急務だっただけに開幕が迫るこの時点で決まったことは大きいだろう。これでリンのほかにホゼ・ベリオスやジェイク・オドリッジ、カイル・ギブソンらとローテーションを組むことになる。リンには他球団から高額オファーがあったそうだが勝利を優先してツインズ入りを決めた。一昨年はシーズン103敗を喫したチームは昨年、ポストシーズンに進出。そしてオフの積極補強によりさらに上のステージを目指す。


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  • タイガースがベテラン捕手・サルタラマッキアとマイナー契約

    2018.3.10 17:00 Saturday

     野球選手が現役を続けるためにはまずプレーする場所が必要だ。オフは稀にみるFA市場の停滞で所属先が決まらない選手が多いが彼らは選手会のキャンプに参加しながら契約の機会を待っている。そんな中でタイガースはジャロッド・サルタラマッキアとマイナー契約を結んだ。

     32歳のサルタラマッキアはメジャー通算110本塁打を誇る捕手で昨年はブルージェイズに所属。シーズン初出場となった日本時間4月8日のレイズ戦で5打数1安打を記録するもその後は彼のバットから快音を聞くことはなくメジャーでの出場はわずか10試合に終わった。5月には1度は球団からリリースされるもその数日後にマイナー契約を結び直して3Aでプレーしていた。3Aでは33試合に出場し打率.162 1本塁打 5打点だった。

     6月を最後に所属先を失ったサルタラマッキアは選手会主催のキャンプに参加しながら契約の機会を狙っており、先日行われたJR東日本との練習試合にも彼の姿があった。そして捕手に厚みをもたせたいタイガースが試合経験豊富なサルタラマッキアと契約を結ぶことになった。現在、チーム内ではジェームズ・マッキャンが正捕手として据えられており、ジョン・ヒックスが第一のバックアップ選手としてプレーしている。そこにメジャー通算890試合の出場経験があるサルタラマッキアが加わることになる。

     2011年から4年間は年間100試合以上に出場していたが、近年はその機会が減り本来の力が発揮できていない。2011年のレッドソックス時代に25本塁打を記録したときのような打棒が復活できればタイガースとしても大きな戦力となるだろう。まずはマイナー契約で招待選手としてのスタートとなるがサルタラマッキアにとっては再びユニフォームを着てプレーする機会を得た。


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  • FA市場注目の捕手・ルクロイがアスレチックス入団へ

    2018.3.10 16:00 Saturday

     日々近づくメジャーリーグの開幕日。未だに去就が決まらない選手もいるが、調整や実践経験の時間を考えると1日でも早く決まってほしいところ。日本時間3月10日、アスレチックスは残っているFA選手の中で注目の1人だったジョナサン・ルクロイとの契約に合意したという。

     今年でメジャー9年目を迎えるルクロイは2015年以降、1度も故障者リスト入りしていない頑丈捕手で昨年はレンジャーズで開幕を迎え正捕手としてダルビッシュ有ともバッテリーを組んでいた。夏のトレードでロッキーズに移籍すると打撃好調となり46試合の出場で打率.310と結果を残し、チームのポストシーズン進出に貢献した。1年通じての成績は123試合で打率.265 6本塁打 40打点だった。

     今回のFA市場では捕手部門で高評価を受けていたルクロイだったが、稀にみる市場停滞の影響を受けてなかなか移籍先が決まらない状況が続いていた。そこでバックアップ捕手を探していたアスレチックスがルクロイに白羽の矢を立てた。チームでは27歳のブルースマックスウェルを正捕手候補の1人にしていることもあり、まだ1年通じて試合出場経験がない彼をサポートする経験豊富な選手の存在が必要だった。

     ルクロイとは1年契約になる見込みだが、まだ球団からは正式発表はされていないためメディカルチェックの結果を待つことになるだろう。開幕まで滑り込みとなる形で新天地が決まったルクロイ。本番までに今後の調整や実践を考えると時間はあまり残されていないが、期待されるポジションで全力を尽くす。今季のルクロイのプレーに注目だ。


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  • 大谷の3度目の登板は3回6失点も開幕に向けて前進中

    2018.3.10 15:00 Saturday

     開幕まで約3週間ほどとなり選手達の開幕ロースター枠に残るためのアピール合戦は日々、熱を帯びている。投手・野手ともに関係なく出番が来た時には最高のパフォーマンスをしたいところ。二刀流で開幕を狙うエンゼルスの大谷翔平は3度目の実践マウンドに立った。

     日本時間3月10日に行われた試合は昨年のメキシカンリーグ王者・ティファナ・トロスと対戦。一方のエンゼルスはマイナー選手中心のいわゆる「Bチーム」での臨むことになり大谷は60球をメドにマウンドに立った。前回はブリュワーズBチームに対して8奪三振と好投していただけにこの試合でも同様の投球を期待されたが3回6安打6失点と課題を残した結果となった。

     初回、2死から3番打者のダスティン・マーティンに甘く入った直球を右翼スタンドへと運ばれいきなりの失点。続く2回には1死から連打を浴びて2失点となった。スライダーが低めに決まる場面が多かったが、その一方で直球の制球に苦しみ死球や暴投など自らピンチを広げてしまった。3回にも走者こそ出すものの2死までこぎづける。しかし、予定の60球を目前にしてかつてレイズなど4球団に所属していたメジャー通算104本塁打のホルヘ・カントゥに適時二塁打を打たれるなど失点を重ねて降板となった。最終的には64球で3四死球を記録していた。

     試合後、大谷は「いいボールと悪いボールがはっきりしていたが、前進している」と前向きだった。また、この試合でバッテリーを組んだレネ・リベラも「試合で投げることは大変だけどもう少し時間をかければよりよいショウヘイをみることができるはずだ」と焦った様子はなかったという。こうして投打ともに試行錯誤が続く大谷は果たして開幕ロースターに残ることができるのか。次の試合出場に注目だ。


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