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  • メッツ・デグロムが5年1億3750万ドルで契約延長 昨季サイ・ヤング賞

    2019.3.27 11:50 Wednesday

     日本時間3月27日、メッツは昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したジェイコブ・デグロムと5年契約を結んだことを発表した。今回の5年契約は、デグロムの現行の契約に置き換わり、2023年までの契約となる。また、2022年終了後のオプトアウト(契約破棄)条項と、全球団に対するトレード拒否条項が盛り込まれ、2024年の契約は年俸3250万ドルの球団オプションとなっており、デグロムは最大で6年1億7000万ドルの契約を手にすることになる。デグロムは「僕はニューヨークでのプレイを本当に楽しんでいるんだ」とメッツへの愛着を口にした。

     メッツの球団史上最高額の契約は、2012年にスター三塁手のデービッド・ライト(昨季限りで引退)と結んだ総額1億3800万ドルの契約であり、今回のデグロムの契約(5年1億3750万ドル)は、かつての名左腕ヨハン・サンタナと並んで球団史上2位タイの高額契約となる。また、ドラフト11巡目以下でプロ入りした選手としては、年平均額は史上最高となっている。

     今回の契約延長により、デグロムは最短でも34歳まで、最長で36歳までメッツの一員としてプレイすることになる。ナ・リーグ新人王に輝いた2014年以降、デグロムは毎年のように安定したピッチングを披露し、通算防御率2.67は殿堂入りの名投手トム・シーバーに次いで球団史上2位の数字。また、勝利数で15位、奪三振数で9位、WAR(投手)で7位と、各部門でメッツの通算記録ランキングの上位に名を連ねている。

     昨季のデグロムは、打線の援護に恵まれず10勝(9敗)に終わったものの、24先発連続でクオリティ・スタートを記録するなど、防御率1.70、269奪三振という素晴らしい成績をマーク。2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、自身初となるサイ・ヤング賞に輝いた。レギュラーシーズン開幕を契約延長交渉のデッドラインに設定していたデグロムだが、無事に契約延長を手にし、最高のモチベーションで2019年シーズンの開幕を迎えることになりそうだ。

  • カブスが先発右腕・ヘンドリックスと4年5550万ドルで契約延長

    2019.3.27 11:25 Wednesday

     日本時間3月27日、カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長は、先発右腕のカイル・ヘンドリックスと4年契約を結んだことを発表した。これにより、ヘンドリックスは2023年までカブスの先発ローテーションの一角を担うことが確定。2024年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっているようだ。今回の4年契約でヘンドリックスに保証されている金額は5550万ドルだという。

     4年契約の内訳は、2020年が年俸1200万ドル、2021年から2023年までの3年間が年俸1400万ドル。2024年の契約は年俸1600万ドルの球団オプション(またはバイアウト150万ドル)だが、2020年シーズンにナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で3位以内にランクインすれば、自動的に契約が更新される。よって、保証総額は1200万+1400万+1400万+1400万+150万=5550万ドルとなる。

     2015年以降、ヘンドリックスは規定投球回以上の投手のなかで14位の防御率(3.14)と21位のWAR(FanGraghs版:15.0)をマーク。2016年には防御率2.13の好成績で最優秀防御率のタイトルを獲得し、通算防御率3.07は通算100先発以上の現役投手のなかでは、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、クリス・セール(レッドソックス)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)に次いで5番目の数字である。もともとは2012年7月にカブスがレンジャーズへライアン・デンプスターを放出した際の交換要員に過ぎなかったが、今やメジャーを代表する好投手の1人に成長を遂げた。

     4年間の契約延長を手にしたヘンドリックスは、現在のチームメイトとできるだけ長く同じチームでプレイしたいと考えているようだ。「これが(カブスのチーム内での)契約延長ラッシュの始まりになるといいな」とヘンドリックス。29歳の先発右腕の願いは叶うのか。今後はクリス・ブライアントやハビアー・バイエズといった若きスター選手の契約延長交渉の行方に注目が集まりそうだ。

  • ダイヤモンドバックス・スーザJr. 左膝の大ケガで今季終了

    2019.3.27 11:05 Wednesday

     日本時間3月27日、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は強打の外野手、スティーブン・スーザJr.が左膝の手術を受け、今季終了となることを明らかにした。スーザJr.は、日本時間3月26日に行われたホワイトソックスとの練習試合で、ホームプレートを踏んだ際に転倒して負傷。自力では歩けず、2人のトレーナーに抱えられながらグラウンドを後にしていた。左膝は、前十字靭帯と外側側副靭帯が断裂し、後十字靱帯も部分断裂する重傷。昨季も故障の影響により72試合にしか出場できなかったスーザJr.だが、今季は全休が確実となった。

     2017年にレイズで30本塁打を放ち、J.D.マルティネス(レッドソックス)が抜けた穴を埋める存在として期待されたスーザJr.だったが、昨季は72試合の出場にとどまり、打率.220、5本塁打、29打点、OPS.678という不本意なシーズンに。復活をかけるシーズンとなるはずだった今季は、オープン戦で打率.213、2本塁打、5打点、OPS.677と低調なパフォーマンスに終始していたものの、右翼のレギュラーが予定されていた。しかし、今回の大ケガにより、誰もが想定していなかった早さでシーズンを終えることになってしまった。

     幸いなことに、ダイヤモンドバックスは外野の準レギュラーとしてアダム・ジョーンズと契約しており、内野と外野を兼任する予定だったケテル・マーテイを正中堅手、ジョーンズを正右翼手に据えることでスーザJr.の穴を埋めることはできる。内野の控えとしてイルデマーロ・バルガスのロースター入りが濃厚となっており、マーテイは外野に専念することになりそうだ。また、外野3ポジションのバックアップ役として、マット・シーザーをロースター入りさせることも考えられる。ダイヤモンドバックスとしては、ジョーンズを獲得していたことにより、スーザJr.離脱のダメージは最小限に食い止めることができそうだ。

  • パドレスの「超有望株」タティスJr.が開幕ロースター入りへ

    2019.3.27 10:50 Wednesday

     日本時間3月27日、パドレスのフェルナンド・タティスJr.が開幕ロースター入りすることが明らかになった。現在20歳のタティスJr.は、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団別1位、全体2位にランクインする「超有望株」。20歳85日でレギュラーシーズン開幕を迎えるタティスJr.は、1999年にエイドリアン・ベルトレイ(当時ドジャース)が19歳363日で開幕戦に出場して以来の若さとなる。20歳になったばかりの「超有望株」の開幕ロースター入りは、大きな注目を集めそうだ。

     タティスJr.は昨季、AA級で88試合に出場して打率.286、16本塁打、43打点、16盗塁、OPS.862をマーク。ヘッドスライディングの際に骨折して7月下旬にシーズン終了となったものの、ポテンシャルの高さを感じさせる活躍を見せた。33四球に対して109三振を喫したように、まだ粗削りな部分も多いが、パドレスはメジャーの試合に出場させながら育成していく方針を固めたようだ。今春のオープン戦では21試合に出場して打率.241、2本塁打、4打点、2盗塁、OPS.761をマークしている。

     元メジャーリーガーのフェルナンド・タティスを父に持つタティスJr.は、将来的にはオールスター常連、MVP候補になると言われるほどの逸材である。今季はベテラン二塁手のイアン・キンズラーと二遊間コンビ、スター三塁手のマニー・マチャドと三遊間コンビを形成し、貴重な経験を積むことになりそうだ。スムーズにメジャーのレベルに適応できれば、新人王候補に名乗りを上げる可能性も十分にある。今季最も注目を集める選手の1人となることは間違いないだろう。

  • 自打球で負傷退場のインディアンス・ラミレス 開幕戦出場OKか

    2019.3.26 14:20 Tuesday

     日本時間3月25日のオープン戦で左膝に自打球を当て、負傷退場したインディアンスのホゼ・ラミレスだが、どうやら日本時間3月29日に行われるツインズとの開幕戦には間に合うようだ。インディアンスのテリー・フランコーナ監督が明らかにした。

     ラミレスは負傷退場したあと、レントゲン検査を受けて骨折していないことを確認。その後は、アリゾナ州のスプリング・トレーニング施設に残って戦列復帰に向けての調整を行っていたが、日本時間3月26日には三塁の守備練習もしっかりこなし、開幕戦出場に向けて問題なしと考えられている。開幕前日の日本時間3月28日に敵地ミネソタでチームに合流する予定となっているようだ。

     「彼は三塁の守備に就き、何度もゴロを捕球していた。最終的な判断を下すにはまだ早いかもしれないけれど、彼が今日グラウンドに出て練習を行ったということは、開幕戦出場に向けて順調だということの証ではないかな」とフランコーナ。すでに正二塁手のジェイソン・キプニスと正遊撃手のフランシスコ・リンドーアが故障者リストで開幕を迎えることが決まっており、昨季のア・リーグMVP投票で3位にランクインしたラミレスまでも離脱することになれば大幅な戦力ダウンは避けられないだけに、指揮官は安堵したことだろう。

     昨季がレギュラー定着3年目のシーズンとなったラミレスは、自己最多の157試合に出場して打率.270、39本塁打、105打点、34盗塁、OPS.939の好成績をマーク。3年連続打率3割を達成することはできなかったものの、急激なパワーアップを遂げて前年から本塁打を10本も増やしたほか、前年の2倍以上となる106個の四球を選び、出塁率.387は自己ベストを更新した。また、2年連続でオールスター・ゲームにも選出されており、同じく2年連続でシルバースラッガー賞を受賞するなど、今やインディアンスを代表するスター選手となっている。

     オープン戦では20試合で打率.231、OPS.646とあまり元気のなかったラミレスだが、3日後に開幕するレギュラーシーズンでは昨季同様の大活躍を見せてくれることを期待したい。

  • カージナルスがマルティネス、ジョーコら5選手を故障者リストに登録

    2019.3.26 12:50 Tuesday

     アメリカ本土でのレギュラーシーズン開幕を3日後に控え、各球団は開幕ロースターの確定に向けて最終段階に突入している。有望株のダコタ・ハドソンが先発5番手争いを制し、ジョン・ブレビアがブルペン最後の1枠を勝ち取ったカージナルスは、すでに開幕ロースター25人の顔ぶれが固まったと見られている。そして、日本時間3月26日、カルロス・マルティネス、ジェッド・ジョーコら、故障の影響で開幕に間に合わない5選手が10日間の故障者リストに登録された。

     カージナルスは日本時間3月26日、AAA級メンフィスの本拠地オートゾーン・パークでメジャー対AAA級のエキシビションマッチを行った。マイク・シルト監督は、故障者がマイナーキャンプに参加しているフロリダ州ジュピターから、故障者に関しての報告を受けた。

     右ふくらはぎを痛めているジョーコが戦列復帰を果たすまでに、それほど時間は掛からないと見られている。シルトは「ジョーコについてマイナーキャンプからの良い報告を受けたよ。4打席出場して、ベースランニングもしっかりこなしていたみたいだ。本拠地開幕戦の4月4日(現地時間:対パドレス)まで試合には出場できないけど、その前のピッツバーグでチームに合流するんじゃないかな」とジョーコの状況について語った。

     また、右肩の故障により戦列を離れているエース格のマルティネスについては「カルロス(・マルティネス)は1ヶ月から1ヶ月半くらい掛かるんじゃないかな」とコメント。マルティネスの状態を見ながら、先発投手として復帰させるか、リリーバーとして起用するかを判断する方針のようだ。

     ジョーコとマルティネスのほか、ルーク・グレガーソンとブレット・シーセルの両ベテランリリーバーと若手外野手のジャスティン・ウィリアムスも故障者リストに登録されている。シルトによると、右肩を痛めているグレガーソンは戦列復帰に向けて順調に調整を進めているものの、左手の手根管症候群に苦しんでいるシーセルはしばらく時間が掛かる見込みだという。

     若手選手の台頭により、故障者の穴はそれほど目立っていないものの、彼らが万全の状態で復帰すれば、シルトにとって心強い戦力となるはずだ。

  • ヒメネス、アロンゾ、ハドソンら 今季注目の若手有望株たち

    2019.3.26 11:50 Tuesday

     オープン戦では各球団のプロスペクト(若手有望株)たちが一定の出場機会を得て、メジャーリーガーとともにプレイするなかで貴重な経験を積んでいる。レギュラーシーズン開幕が迫り、各球団が開幕ロースターの顔ぶれを決めつつあるなか、開幕ロースター入りを決めた、あるいは開幕ロースター入り候補となっているプロスペクトもいる。ここではそうした選手たちのなかから、特に注目を集めそうな選手をピックアップして紹介する。

     まだメジャーでの出場経験がないにもかかわらず、先日ホワイトソックスと6年4300万ドルの長期契約を結んだイロイ・ヒメネスは、日本時間3月13日にAAA級降格となっているものの、メジャーの正左翼手として開幕スタメンに名を連ねることが確実視されている。昨季はAA級とAAA級で計108試合に出場して打率.337、22本塁打、75打点、OPS.961の好成績をマーク。特にAAA級昇格後は打率.355、OPS.996と打ちまくっており、メジャーでもその打棒が炸裂するようであれば、新人王争いのフロントランナーとなるだろう。

     メッツのピート・アロンゾも強打で注目されるプロスペクトである。ヒメネス同様、まだメジャー経験はないものの、昨季はAA級とAAA級で計132試合に出場して打率.285、36本塁打、119打点、OPS.975と持ち前の強打を発揮。オープン戦でも22試合で打率.352、4本塁打、11打点、OPS1.006と強烈なアピールを続けている。ただし、同じ若手一塁手のドミニク・スミスもオープン戦で打率.321と結果を残しており、メッツはアロンゾの保有可能期間を1年延ばすために、アロンゾをマイナーでスタートさせることを選択するかもしれない。

     投手では、カージナルスの先発5番手争いを制した右腕、ダコタ・ハドソンに注目だ。昨季はAAA級で先発投手として13勝3敗、防御率2.50という素晴らしい成績を残し、メジャー昇格後はリリーフで防御率2.63と好投。オープン戦で防御率1.25をマークした今季は先発5番手として開幕することが決定しており、完成度の高さを考えると、1年間ローテを守り抜くような活躍も十分に考えられる。スライダーとカーブに磨きをかけたことにより課題の奪三振率も上昇しており、新人王争いに名乗りを上げる可能性もありそうだ。

  • ナショナルズ ロブレス9番起用で「快足9・1・2番トリオ」形成へ

    2019.3.26 11:25 Tuesday

     ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は、今季のオーダーについて、1番にアダム・イートン、2番にトレイ・ターナー、9番にビクトル・ロブレスを起用し、投手に8番を打たせる方針であることを明らかにした。ターナーは昨季のナ・リーグ盗塁王に輝いた快足選手だが、マルティネスはナショナルズ移籍後の2シーズンで出塁率.394をマークしているイートンの出塁能力を重視。また、上位打線とのつながりを考え、有望株ロブレスのスピードを最大限に生かすために9番に置くことを決めたようだ。9番ロブレスから1番イートン、2番ターナーへとつながる「快足トリオ」は他球団の脅威となりそうだ。

     マルティネスは「イートンは打席に入ると8球、9球、10球と粘りを見せてくれる。投手にとって、これほど嫌なことはない。しかも、そのあとにトレイ(・ターナー)と対戦しなくてはならないんだ」と語り、粘り強いバッティングが身上のイートンの存在が、打線全体に好影響を与えることを期待している様子だった。

     また、開幕戦でロブレスの前の8番を打つことが決まったエース右腕のマックス・シャーザーは「ロブレスが9番に入ることによって、スピードという彼の最大の武器を活かすことができると思う。彼のように足が非常に速くて盗塁が上手い選手が一塁にいると、投手は走者のことが気になってしまうし、上位打線を相手に狙ったところへ投球することが難しくなる」と語り、投手の目線からロブレスが9番に入ることのメリットを説明してくれた。

     ナショナルズ打線の中軸には、ブライス・ハーパー(フィリーズ)やダニエル・マーフィー(ロッキーズ)が抜けたとはいえ、アンソニー・レンドン、フアン・ソト、ライアン・ジマーマン、ブライアン・ドージャーといった好打者が並んでいる。ロブレス、イートン、ターナーの快足トリオが機能し、中軸に多くのチャンスを提供できるようなら、ナショナルズの得点力は格段にアップすることだろう。今季のナショナルズは快足トリオのスピードを武器の1つとして王座奪回を目指す。

  • Dバックス・ロブロ監督 新加入のホランドをクローザーに指名

    2019.3.26 11:00 Tuesday

     グレッグ・ホランド、アーチー・ブラッドリー、平野佳寿の3人が候補となっていたダイヤモンドバックスのクローザー争いは、クローザーとしての実績で勝るホランドが勝者となった。トーリ・ロブロ監督は「私にとって難しい決断だった」と語り、ホランドのクローザーとしての実績が決め手となったことを明言。メジャー2年目を迎える平野は昨季と同様、ブラッドリーとともにセットアップ役を務めることになった。

     ホランドは1月末にダイヤモンドバックスと契約。ロッキーズ時代の2017年に41セーブでナ・リーグのセーブ王に輝くなど、これまでロイヤルズとロッキーズでクローザーを務め、40セーブ以上3度を含む通算189セーブの実績を誇っている。「ホランドにはクローザーとしての実績が十分にあるし、私はそれをかなり重視した」とロブロが語ったように、クローザーとしての豊富な実績が、クローザー争いを制する決め手となった。

     昨季のダイヤモンドバックスは、ブラッドリーと平野がセットアップ役を務め、抑えにはブラッド・ボックスバーガー(現ロイヤルズ)がいた。ボックスバーガーのパフォーマンスが不安定となった9月には、ブラッドリーと平野がセーブ機会を分け合ったが、今季はボックスバーガーがホランドに代わり、昨季と同様の形で試合終盤をリレーしていくことになる。

     昨季は打線が思うように機能せず、接戦が多くなり、その結果、ブラッドリーがリーグ4位の76試合、平野がそれより1試合少ないだけの75試合に登板するなど、リリーフ陣に大きな負担が掛かった。ロブロはリリーフ陣の負担を軽減すべく、先発投手には7イニングを投げ切ることを求めている。先発投手陣が指揮官の期待に応えることができれば、おのずとリリーフ陣への負担が減り、投手陣全体に好循環が生まれるはずだ。

     また、ロブロは勝ちパターンの継投を担う3投手の負担を軽減し得る存在として、26歳右腕のヨアン・ロペスに大きな期待をかけている。昨季は10試合に登板して防御率3.00、WHIP0.89をマーク。オープン戦では7試合で防御率5.14とやや精彩を欠いているが、力強いピッチングとマウンド度胸には定評があり、今季注目の存在となりそうだ。

  • 好投手がズラリ 全30球団 2019年シーズン開幕投手一覧

    2019.3.25 18:20 Monday

     アメリカ本土でのレギュラーシーズン開幕を4日後に控え、全30球団の開幕投手が出揃った。ここでは、昨季とオープン戦の成績とともに、全30球団の開幕投手の顔ぶれを確認してみよう(オープン戦の成績は日本時間3月25日時点)。

    オリオールズ:アンドリュー・キャッシュナー(2度目)
    【2018年】28試合(28先発) 4勝15敗0セーブ 防御率5.29
    【オープン戦】5試合(5先発) 1勝0敗0セーブ 防御率5.87
    ※アレックス・カッブが開幕投手に指名されていたものの、オープン戦最終登板で股関節を痛めて離脱。

    レッドソックス:クリス・セール(5度目)
    【2018年】27試合(27先発) 12勝4敗0セーブ 防御率2.11
    【オープン戦】2試合(2先発) 2勝0敗0セーブ 防御率0.00

    ヤンキース:田中将大(4度目)
    【2018年】27試合(27先発) 12勝6敗0セーブ 防御率3.75
    【オープン戦】5試合(5先発) 2勝0敗0セーブ 防御率2.65
    ※ルイス・セベリーノが開幕投手に指名されていたものの、右肩の故障により戦線離脱。

    レイズ:ブレイク・スネル(初)
    【2018年】31試合(31先発) 21勝5敗0セーブ 防御率1.89
    【オープン戦】2試合(2先発) 1勝0敗0セーブ 防御率0.00

    ブルージェイズ:マーカス・ストローマン(2度目)
    【2018年】19試合(19先発) 4勝9敗0セーブ 防御率5.54
    【オープン戦】4試合(4先発) 1勝1敗0セーブ 防御率2.19

    ホワイトソックス:カルロス・ロドン(初)
    【2018年】20試合(20先発) 6勝8敗0セーブ 防御率4.18
    【オープン戦】4試合(4先発) 1勝1敗0セーブ 防御率5.65

    インディアンス:コリー・クルーバー(5度目)
    【2018年】33試合(33先発) 20勝7敗0セーブ 防御率2.89
    【オープン戦】3試合(3先発) 1勝0敗0セーブ 防御率7.11

    タイガース:ジョーダン・ジマーマン(2度目)
    【2018年】25試合(25先発) 7勝8敗0セーブ 防御率4.52
    【オープン戦】5試合(5先発) 1勝1敗0セーブ 防御率5.19

    ロイヤルズ:ブラッド・ケラー(初)
    【2018年】41試合(20先発) 9勝6敗0セーブ 防御率3.08
    【オープン戦】5試合(5先発) 1勝0敗0セーブ 防御率5.40

    ツインズ:ホゼ・ベリオス(初)
    【2018年】32試合(32先発) 12勝11敗0セーブ 防御率3.84
    【オープン戦】6試合(6先発) 3勝0敗0セーブ 防御率4.43

    アストロズ:ジャスティン・バーランダー(11度目)
    【2018年】34試合(34先発) 16勝9敗0セーブ 防御率2.52
    【オープン戦】5試合(5先発) 2勝1敗0セーブ 防御率2.60

    エンゼルス:トレバー・ケーヒル(2度目)
    【2018年】21試合(20先発) 7勝4敗0セーブ 防御率3.76
    【オープン戦】5試合(5先発) 0勝2敗0セーブ 防御率6.61

    アスレチックス:マイク・ファイアーズ(初)
    【2018年】31試合(30先発) 12勝8敗0セーブ 防御率3.56
    【オープン戦】2試合(2先発) 0勝0敗0セーブ 防御率8.53
    ※日本時間3月20日、東京ドームでの開幕戦(対マリナーズ)、3回5失点で敗戦投手に。

    マリナーズ:マルコ・ゴンザレス(初)
    【2018年】29試合(29先発) 13勝9敗0セーブ 防御率4.00
    【オープン戦】4試合(4先発) 0勝1敗0セーブ 防御率9.45
    ※日本時間3月20日、東京ドームでの開幕戦(対アスレチックス)、6回4失点(自責点3)で勝利投手に。

    レンジャーズ:マイク・マイナー(初)
    【2018年】28試合(28先発) 12勝8敗0セーブ 防御率4.18
    【オープン戦】5試合(5先発) 0勝2敗0セーブ 防御率4.96

    ブレーブス:フリオ・テーラン(6度目)
    【2018年】31試合(31先発) 9勝9敗0セーブ 防御率3.94
    【オープン戦】4試合(4先発) 0勝2敗0セーブ 防御率3.18

    マーリンズ:ホゼ・ウーレイナ(2度目)
    【2018年】31試合(31先発) 9勝12敗0セーブ 防御率3.98
    【オープン戦】5試合(5先発) 0勝1敗0セーブ 防御率2.63

    メッツ:ジェイコブ・デグロム(初)
    【2018年】32試合(32先発) 10勝9敗0セーブ 防御率1.70
    【オープン戦】5試合(5先発) 2勝2敗0セーブ 防御率3.00

    フィリーズ:アーロン・ノラ(2度目)
    【2018年】33試合(33先発) 17勝6敗0セーブ 防御率2.37
    【オープン戦】3試合(3先発) 0勝0敗0セーブ 防御率5.19

    ナショナルズ:マックス・シャーザー(4度目)
    【2018年】33試合(33先発) 18勝7敗0セーブ 防御率2.53
    【オープン戦】6試合(6先発) 0勝2敗0セーブ 防御率4.39

    カブス:ジョン・レスター(8度目)
    【2018年】32試合(32先発) 18勝6敗0セーブ 防御率3.32
    【オープン戦】5試合(5先発) 0勝1敗0セーブ 防御率10.57

    レッズ:ルイス・カスティーヨ(初)
    【2018年】31試合(31先発) 10勝12敗0セーブ 防御率4.30
    【オープン戦】4試合(2先発) 0勝2敗0セーブ 防御率12.46

    ブリュワーズ:ヨーリス・チャシーン(3度目)
    【2018年】35試合(35先発) 15勝8敗0セーブ 防御率3.50
    【オープン戦】4試合(4先発) 1勝0敗0セーブ 防御率2.57

    パイレーツ:ジェイムソン・タイオン(初)
    【2018年】32試合(32先発) 14勝10敗0セーブ 防御率3.20
    【オープン戦】3試合(3先発) 1勝1敗0セーブ 防御率4.85

    カージナルス:マイルズ・マイコラス(初)
    【2018年】32試合(32先発) 18勝4敗0セーブ 防御率2.83
    【オープン戦】4試合(4先発) 0勝1敗0セーブ 防御率6.23

    ダイヤモンドバックス:ザック・グレインキー(4度目)
    【2018年】33試合(33先発) 15勝11敗0セーブ 防御率3.21
    【オープン戦】3試合(3先発) 0勝0敗0セーブ 防御率2.79

    ロッキーズ:カイル・フリーランド(初)
    【2018年】33試合(33先発) 17勝7敗0セーブ 防御率2.85
    【オープン戦】5試合(5先発) 4勝1敗0セーブ 防御率4.12

    ドジャース:柳賢振(リュ・ヒョンジン:初)
    【2018年】15試合(15先発) 7勝3敗0セーブ 防御率1.97
    【オープン戦】5試合(5先発) 0勝1敗0セーブ 防御率3.00

    パドレス:エリック・ラウアー(初)
    【2018年】23試合(23先発) 6勝7敗0セーブ 防御率4.34
    【オープン戦】3試合(2先発) 0勝0敗0セーブ 防御率0.00

    ジャイアンツ:マディソン・バムガーナー(5度目)
    【2018年】21試合(21先発) 6勝7敗0セーブ 防御率3.26
    【オープン戦】6試合(6先発) 1勝3敗0セーブ 防御率8.27

  • 大型契約のエンゼルス・トラウト 「移籍を考えたことは一度もない」

    2019.3.25 16:25 Monday

     エンゼルスと12年4億2650万ドルの超大型契約を結んだマイク・トラウトが、ジェシカ夫人、アート・モレノ・オーナー、ビリー・エプラーGM、ジョン・カルピノ球団社長、代理人のクレイグ・ランディス、ブラッド・オースマス監督とともに記者会見に臨み、「ここは僕のホームだ。僕は移籍を考えたことは一度もない。人生を通してエンゼルスの一員でありたいと思っていた」とエンゼルスへの愛着を口にした。

     エンゼルスとトラウトの契約は2020年まで残っていたが、エンゼルスはスーパースターの引き留めに向けて、2月後半からトラウト側との契約延長交渉を開始した。トラウトがエンゼルスに愛着を感じ、残留に前向きだったこともあり、契約延長交渉は長期にわたったとはいえ、スムーズに進んだという。オプトアウト(契約破棄)の条項が含まれず、全球団に対するトレード拒否条項が盛り込まれたのも、トラウトのエンゼルスに対する愛着の表れというわけだ。

     2011年にデビューしてからすでにMVPを2度受賞し、オールスター・ゲームに7度も選出されているトラウトを擁しながら、エンゼルスは同期間に1度しかポストシーズンに進出していない。しかし、エプラーはトラウトを中心としてチームを立て直し、ポストシーズン進出を狙えるチーム作りを進めている。その姿勢はトラウトにもしっかり伝わっており、「僕は勝ちたいんだ」と勝利を欲するトラウトは引き続きエンゼルスの一員としてワールドシリーズ制覇を目指すことを決断した。

     エンゼルスは2020年以降まで契約を残している選手がアルバート・プーホルス(残り3年8700万ドル)とジャスティン・アップトン(残り4年9000万ドル)の2人しかおらず、資金面ではかなりの余裕を抱えている。一時は球界ワーストレベルだったマイナー組織も順調に立て直しが進んでおり、今後の常勝軍団形成に向けて着実に準備が整っているのだ。

     キャリアをエンゼルスの一員として終えることがほぼ確実となったトラウト。球界のベストプレイヤーを長きにわたってチームの中心に据えることのできる幸運に恵まれたエンゼルスは、今後どのようなチーム作りを進めていくのか。勝利を欲するトラウトの決断の正否は、今後のエンゼルスのチーム作りにかかっている。

  • マリナーズの菊池雄星起用法は? 5試合に1度は「オープナー」

    2019.3.25 15:10 Monday

     メジャーリーグのいくつかのチームは、リリーフ投手を先発で起用する「オープナー戦法」を昨季から採用している。しかし、今季のマリナーズは、本来の目的とは違った形で「オープナー戦法」を用いる予定だ。マリナーズは、今季からメジャーリーグに挑戦する菊池雄星の投球イニング数に制限を設けるため、5試合に1度のペースで菊池を1イニング限定の「オープナー」として起用する方針を明らかにしている。

     マリナーズは今季も引き続き、5投手による伝統的な先発ローテーションを形成し、ブルペンが試合終盤のイニングを担う予定だ。ただし、菊池については投球イニング数に制限を設け、5試合に1度のペースで1イニング限定の起用とする方針。その際、マイナーからジャスタス・シェフィールドやエリック・スワンソンといった若手有望株を昇格させ、菊池が1イニングで降板したあとの長いイニングを任せて経験を積ませるようだ。よって、菊池は1ヶ月に1度くらいのペースで「オープナー」として起用されることになる。

     つまり、マリナーズの「オープナー戦法」は本来の目的とは異なる形で用いられることになる。ジェリー・ディポートGMのこのプランに、スコット・サービス監督も賛同しており、マリナーズは今季の戦いのみならず、長期的な視野に立って菊池の起用法を考えていることがうかがえる。日本では先発投手は1週間に1度先発するのが一般的だが、5投手による先発ローテーションが主流のメジャーリーグでは、中4日で先発するのが当たり前。マリナーズが採用する「オープナー戦法」には、菊池がメジャー式の先発ローテーションに慣れるのを手助けする狙いもあると見られる。

     菊池はメジャーデビュー戦となった3月21日のアスレチックス戦(東京ドーム)で、勝利投手の権利を目前にしながらマウンドを降りた。要するに、マリナーズは目先の結果や勝利よりも、菊池の将来を最優先に考えたうえで、菊池の球数や投球イニング数をコントロールしていく考えなのだ。菊池は今季のみならず、中長期にわたってマリナーズにとって必要な戦力と見なされているのである。

  • マーリンズ・陳偉殷 ブルペンの一員として開幕へ

    2019.3.25 13:00 Monday

     メジャー通算170先発とマーリンズの先発投手陣のなかで最も実績豊富な陳偉殷(チェン・ウェイン)だが、33歳の左腕はブルペンの一員として2019年シーズンの開幕を迎えることになった。日本時間3月25日、マーリンズは陳が先発ローテーションを外れ、ブルペンに配置転換されたことを発表。陳はチームの手助けをするために、ブルペンへの配置転換を受け入れたという。ただし、これは陳が完全にリリーフに専念することを意味するわけではなく、マーリンズはシーズン途中のどこかのタイミングで陳が先発に復帰する可能性を排除していない。

     陳は「もし自分で選択できるなら、もちろん先発をやりたい。僕がこれまでに慣れ親しんできたポジションだからね。でも、ブルペンに配置転換されたからには、その決定を最大限に生かせるように頑張るつもりだよ。ブルペンに配置転換されたからといって、精神的に何か影響があるわけではない。できるかぎりチームの手助けをできるように頑張るよ」と語り、先発へのこだわりを見せつつも、チームの決定を受け入れる意向を示した。

     陳は今季のマーリンズにおける最高給選手(年俸2000万ドル)だが、オープン戦では防御率9.37、被打率.357と結果を残すことができなかった。マーリンズはすでに今季の開幕投手にホゼ・ウーレイナを指名しているものの、先発ローテーションの残り4枠は未定の状態。陳が先発争いから脱落したことにより、残り4枠をダン・ストレイリー、パブロ・ロペス、トレバー・リチャーズ、サンディ・アルカンタラ、ケイレブ・スミスの5人が争う状況となっている。

     陳は役割が変わろうとも、ピッチングに対するアプローチが変わることはないと話している。「ブルペンに配置転換されたからといって、何かを変えるつもりはない。必要とされることをやるだけだし、自分のルーティンも変えないよ。一生懸命に投げるだけさ」と陳。ブルペンで好投を続けていれば、先発復帰への道も開かれるはずであり、チーム最高年俸のベテラン左腕の意地に期待したい。

  • 二遊間に故障者発生のインディアンス 好打のミラーを獲得

    2019.3.25 12:35 Monday

     正二塁手のジェイソン・キプニスと正遊撃手のフランシスコ・リンドーアがともに故障者リストで開幕を迎えることが確実となったインディアンスは、内野手補強に向けて迅速に動いた。日本時間3月25日、インディアンスは先日ドジャースからリリースされてフリーエージェントとなっていたブラッド・ミラーとメジャー契約。それに伴い、右腕ダニー・サラザーが60日間の故障者リストに登録された。

     テリー・フランコーナ監督は「ミラーは右投手に対して大きなダメージを与えることのできる左打者だ。スプリング・トレーニング終盤だというのに、フロント陣はチームの手助けになる選手を探し出すのに素晴らしい仕事をしてくれたよ。決して簡単なことではないからね」と語り、ミラーの加入を歓迎するとともに、フロント陣への感謝を口にした。

     メジャー歴6年のミラーは、マリナーズからレイズへ移籍した2016年に自己最多の30本塁打、81打点をマーク。昨季はレイズとブリュワーズで計75試合に出場し、打率.248、7本塁打、29打点、OPS.724という成績を残した。今年はドジャースとマイナー契約を結び、オープン戦12試合で打率.385、2本塁打、OPS1.044の好成績をマークしていたものの、ロースター入りの見込みがないことから日本時間3月22日にリリース。その3日後にインディアンスがメジャー契約でミラーを獲得した。

     ミラーはキャリアの大半を遊撃手または二塁手として過ごしており、二遊間のレギュラーを欠くインディアンスにピタリとフィットする存在である。フランコーナはミラー、エリック・スタメッツ、マックス・モロフの3人で二遊間のレギュラー不在の穴を埋める方針だ。また、ミラーは一塁や外野を守ることもできるため、故障者の復帰後もユーティリティ・プレイヤーとしてチームに貢献することができる。ミラーのパフォーマンス次第とはいえ、インディアンスにとって、この上ない戦力補強になったと言えるだろう。

     ミラーは「勝利を目指すチームに加わることができた。(インディアンスからのオファーを受け入れるのは)簡単な決断だったよ」と嬉しそうに話していた。

  • ハンリー・ラミレス インディアンス「最後の1枠」に滑り込みか

    2019.3.25 12:10 Monday

     インディアンスのテリー・フランコーナ監督は、開幕ロースター25枠のうち24枠をすでに決めている。残りの1枠は、ハンリー・ラミレスをロースターに残すかどうかで決まるようだ。現時点では、インディアンスが開幕までに何らかの戦力補強を行わなければ、35歳のラミレスが開幕ロースターに名を連ねるのはほぼ確実であると見られている。

     フランコーナは「もし我々が今のままの戦力で開幕を迎えるなら、ハンリー(・ラミレス)はロースターに入るだろうね。もし何か戦力補強があれば、それはハンリーの立場にも影響を与えるだろうし、そのことはすでにハンリーにも伝えてある」と語り、現時点ではラミレスを戦力の1人として計算していることを明言した。

     メジャー歴14年を誇る35歳のベテランスラッガーは、オープン戦13試合で打率.282、2本塁打、8打点、OPS.830をマーク。新加入のジェイク・バウアーズが一塁ではなく左翼を守る見込みであり、それに伴って古巣復帰のカルロス・サンタナが指名打者ではなく一塁に入るため、ラミレスは指名打者を務めることになる。フランコーナは左翼バウアーズ、中堅レオニス・マーティン、右翼タイラー・ネークインを基本の布陣として考えているようだ。

     今季のインディアンスは、サンタナやバウアーズが加入したとはいえ、エドウィン・エンカーナシオン、マイケル・ブラントリーといった主軸打者が流出し、フランシスコ・リンドーアとジェイソン・キプニスも故障による出遅れが確実となっている。強力な先発ローテーションを擁しているため、今季も地区優勝の最有力候補に挙げられてはいるものの、このままでは得点力の大幅ダウンは確実。マーリンズ時代の2008年に「30-30」を達成し、翌2009年には.342の高打率で首位打者のタイトルを手にするなど、オールスター3度、シルバースラッガー賞2度の実績を誇るラミレスには、主軸打者の1人として大きな期待がかかる。

     3年前(2016年)にはレッドソックスで30本塁打、111打点をマーク。まだ老け込む年齢ではなく、自身を「終わった選手」と見なす周囲を見返すような活躍を期待したい。

  • ジャイアンツが2番手捕手として38歳・クラッツを獲得

    2019.3.25 11:50 Monday

     昨年のポストシーズンで打率.292の活躍を見せ、ブリュワーズのリーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した38歳のベテラン捕手、エリック・クラッツが今季はジャイアンツで控え捕手を務めることになった。日本時間3月25日、ジャイアンツはマイナーの内野手、C.J.イノホーサとのトレードでブリュワーズからクラッツを獲得したことを発表。また、クラッツの加入に伴い、右腕のホゼ・ロペスがDFAとなって40人枠から外されている。

     昨季のクラッツは、ブリュワーズで自身2番目に多い67試合に出場し、打率.236、6本塁打、23打点、OPS.634をマーク。ポストシーズンでは予想外の活躍を見せ、一躍ミルウォーキーのヒーローとなった。しかし今オフ、ブリュワーズは正捕手としてヤスマニ・グランダルを獲得。昨季の正捕手格だったマニー・ピーニャが2番手捕手に繰り下がるため、クラッツが開幕ロースターに残れないことはほぼ確実となっていた。そこに目を付けたジャイアンツが、バスター・ポージーをサポートする2番手捕手としてクラッツを獲得するに至った。

     ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は、クラッツを2番手捕手として開幕ロースターに入れる意向を示している。開幕までにできるだけ多くの投手とバッテリーを組むために、スプリング・トレーニングの残り2試合ではクラッツにマスクを被らせる方針だという。これまでにも毎年のように移籍を繰り返しながらしぶとく生き残ってきた選手であるだけに、新天地ジャイアンツでも投手とのコミュニケーションはスムーズに進むはずだ。

     なお、ファーハン・ザイディ野球部門社長は、捕手2人体制と捕手3人体制のどちらを採用するかをまだ決めていない。捕手3人体制を採用する場合は、アラミス・ガルシアが3番手捕手としてロースター入りし、投手12人・野手13人の形で開幕を迎えることになるだろう。

     クラッツは「バスター(・ポージー)はとても頼りにできる選手だ。ジャイアンツのブルペンは優秀だし、先発にも平均以上の投手が5人揃っている。楽しみだね」と新天地ジャイアンツでのプレイを心待ちにしている様子だった。

  • イチローに関する「驚くべき事実」をMLB公式サイトが紹介

    2019.3.24 10:20 Sunday

     イチローのメジャーデビュー戦(2001年)はマリナーズが5対4でアスレチックスを破ったが、イチローの現役ラストゲーム(2019年)でもマリナーズは5対4でアスレチックスに勝利した。このように、イチローのキャリアには「驚くべき事実」がいくつもある。MLB公式サイトではその「驚くべき事実」を紹介している。ここでは、それをチェックしてみよう。

    ●イチローの通算3089安打はメジャー歴代22位で、通算打率.311は通算3000安打を達成した32人中13位である。ただし、通算長打率.402は32人のなかで最も低い。イチローは10333打席・2452試合で通算3000安打に到達したが、これはそれぞれ歴代13番目・14番目のスピード記録だった。

    ●イチローはメジャー挑戦前に日本プロ野球で1278安打を放っている。日米通算4367安打は、ピート・ローズの通算安打数を111本も上回っている。

    ●イチローは日本人野手として初めてのメジャーリーガーである。ルーキーイヤーの2001年はメジャー最多の242安打・56盗塁をマークし、不動のリードオフマンとしてマリナーズの116勝(メジャー最多タイ記録)に大きく貢献した。

    ●イチローはルーキーイヤーの2001年に首位打者、新人王、MVPを獲得したが、メジャー1年目にこの3つのタイトルを同時に手にしたのはイチローだけである(新人王とMVPの同時受賞は1975年のフレッド・リンと2001年のイチローだけ)。

    ●両リーグが162試合制となった1962年以降、イチローの262安打(2004年)と242安打(2001年)は上位2位を独占している。また、同期間の上位6位のうち3つ、上位18位のうち5つがイチローの記録である。

    ●イチローは20試合以上の連続安打を通算7度記録しているが、1900年以降でイチローを上回るのはピート・ローズとタイ・カッブの2人だけである(通算8度)。

    ●イチローのメジャー通算打率が3割を下回ったのは、メジャー2試合目で4打数ノーヒットに終わり、打率.222(9打数2安打)となったときだけである。次の試合で4打数2安打を記録して打率を再び3割台に乗せ、それ以降は現役引退まで通算打率3割台をキープし続けた。

    ●イチローはデビューイヤーから10年連続でシーズン200安打を達成(平均224安打)。10度の200安打はピート・ローズと並ぶタイ記録だが、10年連続で達成したのはイチローだけである。

    ●イチローは2016年8月7日のロッキーズ戦で三塁打を放ち、通算3000安打を達成。3000本目のヒットが三塁打だったのは、イチローのほかにポール・モリターだけである。

    ●27歳までメジャーでプレイしなかった選手が通算3000安打を達成したのはイチローが初めてである。それまでの最も遅いデビューは、ウェイド・ボッグスの24歳であり、イチローはその記録を大幅に更新した。

    ●27歳以降に放った3089安打は、メジャー歴代2位の数字(1位はピート・ローズの3357安打)。1947年以降、ローズとイチローの次に多いのはスタン・ミュージアルの2635安打である。

    ●イチローは42歳9ヶ月16日で通算3000安打に到達したが、これはキャップ・アンソン(19世紀の選手)に次いで2番目となる高齢記録である。

    ●イチローは状況に左右されない安定感を誇り、ホームで打率.312、アウェイで打率.310をマークし、全ての月で.295以上の打率を記録している。

    ●イチローは右腕に対して打率.304、左腕に対して打率.329をマーク。左右別の記録が残っている1974年以降に限定すると、左打者の対左腕打率としては歴代最高である。また、右打者でイチロー以上の対左腕打率を残しているのはカービー・パケット、マニー・ラミレス、デレク・ジーター、モイゼス・アルーの4人だけである。

    ●メジャー全球団からヒットを放っているイチローだが、最も多いのはアスレチックスから放った320本である。球場別に見てもオークランドで放った168本が最も多い。

    ●1番打者として放った2529安打は、リッキー・ヘンダーソン(3020安打)、ピート・ローズ(2924安打)に次いで歴代3位。ただし、1番打者としての打率(.323)では、ヘンダーソン(.280)とローズ(.308)を上回っている。

    ●イチローはオールスター・ゲームに10度選出されているが、2007年には史上唯一となるランニング本塁打を放ち、MVPに選出されている。

    ●通算3000安打と500盗塁を達成したのは、イチローを含めて7人だけであり、イチローはリッキー・ヘンダーソン以来の達成者となった。また、42歳のシーズンまで2ケタ盗塁を続け、40代で2ケタ盗塁を3度以上マークしたのは、1920年以降ではイチローとヘンダーソンだけである。

    ●1950年以降に通算500盗塁以上をマークした20人のうち、イチローの通算成功率81.3%はリッキー・ヘンダーソンを上回り、ティム・レインズ、ウィリー・ウィルソン、デービー・ロープスに次いで4番目の数字である。

    ●イチローはデビューイヤーから10年連続でゴールドグラブ賞を受賞したが、これは殿堂入りの名捕手ジョニー・ベンチ(レッズ)に次ぐ史上2人目の快挙である。また、外野手として通算10度のゴールドグラブ受賞は、ケン・グリフィーJr.、アンドリュー・ジョーンズ、アル・ケーラインと並んで歴代3位タイである(歴代最多は12度のロベルト・クレメンテとウィリー・メイズ)。

  • 通算96勝の右腕 レンジャーズ・ハメルが現役引退を決断

    2019.3.24 09:45 Sunday

     日本時間3月24日、レンジャーズのジェイソン・ハメルが現役引退を決断したことが明らかになった。13年のメジャー生活で通算96勝をマークしているハメルは、2月にレンジャーズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加。オープン戦では4試合(うち2先発)に登板して2勝1敗、防御率4.15をマークし、ロングリリーバーとして開幕ロースター入りすることが決まっていたものの、家族と過ごす時間を優先するために現役を退くことを決断したようだ。

     レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは、ハメルの決断について「彼は家族と過ごす時間が最優先であると感じていたようだ。我々は彼の意思を尊重する。彼は様々な役割をこなすことができる投手であり、ブルペンの層に厚みを加えてくれるだけでなく、谷間の先発としての起用も考えていた。彼の穴を埋めることを考えないといけないね」とコメント。戦力の一人として計算していたようだが、36歳のベテラン右腕の決断をリスペクトし、受け入れた。

     レンジャーズは開幕ロースターに8人のリリーバーを登録すると見られており、クローザーのホゼ・レクラークのほか、右腕のショーン・ケリー、クリス・マーティン、ジェシー・チャベス、左腕のジェフリー・スプリングスは開幕ロースター入りが確定。さらに、マイナー契約でレンジャーズに加入した右腕ジェンマー・ゴメスも、オープン戦の9試合で防御率1.74と好投したことが評価され、開幕ロースター入りが決まった。

     ハメルが現役引退を決断したことにより、ブルペンは残り2枠。その2枠を右腕のザック・マカリスター、コナー・サゼック、エイドリアン・サンプソン、左腕のカイル・バードの4人が争っていると見られる。また、ダニエルズは他球団の開幕ロースターから漏れ、獲得可能になった投手の動向にも注目しているようだ。レギュラーシーズン開幕ギリギリまで、開幕ロースター争いは続きそうだ。

  • キンブレル争奪戦 ブレーブスとブリュワーズの一騎打ちか

    2019.3.23 16:20 Saturday

     ジェレミー・ジェフレスとコリー・クネーベルを故障で欠くブリュワーズがクレイグ・キンブレルの獲得に向けて動き出すなか、キンブレルの古巣もまだ「最強守護神」の獲得を狙っているようだ。ジ・アスレチックのデービッド・オブライエンによると、キンブレルの古巣・ブレーブスは依然としてキンブレル獲得を検討しているという。オブライエンはさらに、キンブレルの行き先がブレーブスとブリュワーズの2球団に絞られた可能性が高いことを報じている。

     ブレーブスのブルペンには実績の少ない投手が多く、また、A.J.ミンターが肩、ダレン・オデイが前腕の故障で開幕に間に合わない見込みとなっている。アローディス・ビスカイーノがクローザーを務めると見られるが、ビスカイーノも故障の多い投手であり、「最強守護神」のキンブレルがフィットするブルペン事情であると言える。ブレーブスのキンブレルに対する興味がどの程度のレベルであるかは明らかになっていないものの、MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、ブレーブスがキンブレルに対して正式なオファーをしていないことを伝えている。

     一方のブリュワーズは、クネーベルにトミー・ジョン手術の可能性があり、ジェフレスも肩の故障により出遅れが確実となっている。キンブレルを獲得することにより、ジョシュ・ヘイダーを昨季のように試合の重要な場面で左の強打者にぶつける起用法が可能になるため、キンブレル獲得の成否は、今季の投手起用法に大きな影響を与えることになるだろう。キンブレルを獲得できなければ、ジェフレス復帰までの間はヘイダーをクローザーに固定せざるを得なくなり、自慢の「強力ブルペン」は大きな戦力ダウンを強いられることになる。

     ブレーブスが所属するナ・リーグ東部地区と、ブリュワーズが所属するナ・リーグ中部地区は、いずれもメジャー有数の激戦地区であり、キンブレルの動向が両地区の優勝争いに大きな影響を与える可能性がある。「最強守護神」はどこへ行くのか。今後の動向に注目だ。

  • アストロズがバーランダーとの契約延長に向けて交渉中

    2019.3.23 15:45 Saturday

     正三塁手のアレックス・ブレグマンとの契約延長(5年1億ドル)を発表したばかりのアストロズは、今季が契約最終年となるエース右腕、ジャスティン・バーランダーとの契約延長に向けて動いているようだ。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、両者は契約延長の実現に向けて前進しており、契約規模は2年6600万ドル前後になると見られている。オーナーのジム・クレインは、スプリング・トレーニング終了前に契約延長が実現するとの見通しを明らかにしている。

     現在36歳のバーランダーは、2017年8月31日(現地時間)にトレードでアストロズへ加入し、その年のリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、アストロズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。昨季は16勝9敗、防御率2.52の好成績をマークし、290奪三振と26度のクオリティ・スタートはリーグ最多の数字。サイ・ヤング賞の投票ではブレイク・スネル(レイズ)に次ぐ2位にランクインし、30代後半に突入しても、そのピッチングが全く衰えていないことを証明してみせた。

     今季終了後にフリーエージェントとなる予定のバーランダーだったが、「僕はヒューストンで過ごす時間を本当に楽しんでいる」と語り、アストロズとの契約延長に前向きであることを明言していた。もちろん、アストロズもエース右腕との契約延長を望んでおり、相思相愛の両者が契約延長の実現に向けて動いているのは当然の流れと言える。

     アストロズは今季の先発ローテーションのうち、バーランダーのほか、ゲリット・コール、コリン・マクヒュー、ウェイド・マイリーの3人も今季終了後にフリーエージェントとなる。バーランダーを含む4人全員が流出すれば、先発ローテーションの崩壊は不可避なだけに、バーランダーとの契約延長の可能性が高まっていることは朗報だ。なお、コールもアストロズとの契約延長に前向きであることが報じられており、こちらの動向にも注目が集まっている。

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