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  • WS制覇のアストロズ オーナーの許可が出ずコントレラス獲得失敗

    2022.11.7 12:13 Monday

     今季のトレード・デッドラインにおいて最大のサプライズの1つとなったのが、カブスが正捕手ウィルソン・コントレラスをトレードしなかったことだった。しかし、「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、コントレラスはアストロズへのトレードが成立目前となっていたようだ。先発ローテーションの一角を担ったホセ・ウルキディとの1対1の交換トレードがチーム間で合意していたものの、アストロズのジム・クレイン・オーナーがこのトレードを承認しなかったという。その後、アストロズはレッドソックスからクリスチャン・バスケスを獲得したのだった。

     アストロズは強肩好守のマーティン・マルドナードが正捕手を務めていたが、捕手の攻撃力アップを目指してトレード市場での補強に動いていた。そこで目を付けたのがメジャー有数の強打の捕手であるコントレラス。半年後にFAとなるコントレラスの交換要員としてまだ3年以上保有できるウルキディをオファーしていたことからも、アストロズのジェームス・クリックGMがいかにコントレラスを欲していたかがうかがえる。

     ところが、ダスティ・ベイカー監督はウルキディのことを高く評価していた。「コントレラスのことも気に入っていたけれど、ウルキディはその当時、我々のチームのなかで最高の投手の1人だった」とベイカー。「毎日プレーできなくても文句を言わない選手が必要だったんだ。コントレラスはシーズン終了後にFAを控えていた。FAを控える選手は数字を気にする。もちろん、それを責めることはできないけれど、毎日プレーしたがる選手は我々が求めているものではなかった」と最終的にコントレラス獲得に動かなかった理由を説明した。

     ベイカー監督からクレイン・オーナーへの進言があったかどうかは定かではないが、クレインは最終的にクリックGMに対してトレードの許可を出さなかった。クリックは補強プランの修正を迫られ、コントレラスではなく、マイナー2選手とのトレードでレッドソックスからバスケスを獲得。バスケスはマルドナードと併用され、ワールドシリーズ第4戦で継投ノーヒッターを達成した4投手をリードし、第6戦で貴重な追加点となるタイムリーを放つなど、アストロズのワールドシリーズ制覇に貢献した。

     アストロズはベイカー監督もクリックGMも今季限りで現行の契約が満了となる。クリックが提案したコントレラス獲得にゴーサインを出さなかったクレイン・オーナーは、ベイカーとクリックの去就についてどのような判断を下すのだろうか。

  • かつての強打者・ホリデイ 古巣カージナルスのベンチコーチに就任

    2022.11.7 11:03 Monday

     日本時間11月7日、カージナルスはマット・ホリデイがベンチコーチに就任することを発表した。今季はスキップ・シューマッカーがベンチコーチを務めていたが、シューマッカーはドン・マティングリーの後任としてマーリンズの監督に就任。空席となったベンチコーチの座に、今年カージナルスの球団殿堂入りを果たしたばかりのホリデイが招聘された。なお、ホリデイの長男ジャクソンは、今年7月に行われたドラフトでオリオールズから全体1位指名を受けてプロ入りした超有望株である。

     現在42歳のホリデイは現役時代、メジャーで15年間プレーし、通算1903試合に出場して2096安打、打率.299、316本塁打、1220打点、108盗塁、OPS.889を記録。オールスター・ゲーム選出7度、シルバースラッガー賞4度のほか、ロッキーズ時代の2007年に首位打者と打点王の二冠に輝き、カージナルス時代の2011年にはワールドシリーズ制覇を経験した。カージナルスでは2009年途中から2016年まで7年半にわたって活躍。プロ入り時の古巣ロッキーズでプレーした2018年を最後に引退した。

     オリバー・マーモル監督は友人でもあるホリデイについて「我々はみんなマットのことを知っているから、ベンチコーチという役割において、彼はすぐに信頼を得るだろう。控えめな人柄だけれど、強い意志を持って指導にあたることのできる人間だ。彼の執念深さというのはチームに伝染していく。彼が選手を指導してくれるのが楽しみだよ」とコメント。ホリデイは今年8月の球団殿堂入りの際にコーチとしてメジャーに復帰することに前向きな姿勢を示していたが、それからわずか数ヶ月でメジャーのコーチに就任することが決まった。

     カージナルスはターナー・ウォード打撃コーチ、ダスティ・ブレイク投手コーチ、ブランドン・アレン(元福岡ソフトバンクホークス)打撃コーチ補佐、フリオ・ランゲル投手コーチ補佐兼ブルペンコーチの就任を併せて発表。これで2023年シーズンのコーチ陣が確定した。なお、来季が現役ラストイヤーになるアダム・ウェインライトは2005年9月にメジャーデビューしたが、投手コーチはブレイクがわずか4人目である。これはカージナルスの安定した強さを象徴する数字の1つと言えそうだ。

  • ジャイアンツ・ロドンがオプトアウト権行使へ FA市場の注目株に

    2022.11.7 10:27 Monday

     メジャーリーグ公式サイトでジャイアンツを担当するマリア・グアルダード記者によると、ジャイアンツの先発左腕カルロス・ロドンはオプトアウト権を行使してフリーエージェント(FA)になることを決めたようだ。ロドンはジャイアンツと2年4400万ドルの契約を結んでいたが、投球イニング数の条件をクリアしてオプトアウトの権利を獲得。その権利を行使し、2年連続でFA市場に打って出ることになった。今季キャリアハイの成績を残した29歳の左腕はFA市場の注目株の1人となりそうだ。

     来月10日に30歳の誕生日を迎えるロドンは、今季31試合に先発して178イニングを投げ、14勝8敗、防御率2.88、237奪三振の好成績をマーク。故障が非常に多いキャリアを過ごしてきたため、登板試合数と投球イニング数はともに自己最多。規定投球回到達もホワイトソックス時代の2016年(165イニング)以来6年ぶり、自身2度目だった。勝利数や奪三振数でもキャリアハイを更新。ホワイトソックスで13勝5敗、防御率2.37、185奪三振の好成績を残した昨季に続いて2年連続でエース級の数字をマークし、オールスター・ゲームにも2年連続で選出された。

     ロドンは昨オフにホワイトソックスからFAとなり、ジャイアンツと2年4400万ドルで契約。ただし、この契約には「今季110イニング以上を投げればオプトアウト権を獲得できる」という条項が盛り込まれていた。ロドンは自己最多の178イニングを記録し、見事にオプトアウト権を獲得。ジャイアンツがロドンにクオリファイング・オファーを提示するのは確実とみられるが、ロドンはそれを拒否し、FA市場で長期大型契約を目指すことになるだろう。

     ジャイアンツはペイロールに余裕があり、大型契約をオファーしてロドンの引き留めを目指す可能性がある。また、エースを欲するレンジャーズが興味を示しているとの報道もある。このほか、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「ニューヨークの2球団がロドン獲得を狙う可能性がある」と伝えており、複数の球団による熾烈な争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

  • メッツからFAのディアス 救援投手史上最高額の大型契約で残留へ

    2022.11.7 09:46 Monday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、メッツは自軍からFAとなった守護神エドウィン・ディアスと5年1億200万ドルの大型契約で合意に達したようだ。契約期間の3年目となる2025年シーズン終了後にオプトアウトできる権利、全球団に対するトレード拒否権が含まれるほか、2028年の契約は年俸2000万ドルの球団オプションになっているという。この契約はアロルディス・チャップマンがヤンキースと結んだ5年8600万ドルを大幅に上回り、リリーフ投手としては史上最高額となった。

     現在28歳のディアスは今季61試合に登板して62イニングを投げ、3勝1敗32セーブ、4ホールド、防御率1.31、118奪三振の好成績をマーク。101勝を挙げたメッツの守護神として君臨し、自身2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、マウンドに上がる際の登場曲も大きな話題となった。今季の奪三振率17.13はシーズン30イニング以上の投手としては2014年のチャップマン(奪三振率17.67)に次ぐ史上2番目の数字である。

     メッツはディアスと他球団の交渉が解禁される前に大型契約で合意する形となったが、ビリー・エプラーGMはディアスとブランドン・ニモとの再契約を今オフの最優先事項に挙げており、その言葉通りの動きを見せた。オプトアウトの権利を持つジェイコブ・デグロムの動向も気になるところだが、次は正中堅手のニモとの再契約交渉に注力していくとみられる。

     プエルトリコ出身のディアスは2012年6月にマリナーズと契約し、2016年6月にメジャーデビュー。2018年にはシーズン57セーブを記録し、その年のオフにジェイ・ブルース、アンソニー・スウォーザック、ガーソン・バティースタ、ジャレッド・ケルニック、ジャスティン・ダンとのトレードでロビンソン・カノーとともにメッツに加入した。弟のアレクシスは今季レッズでメジャーデビュー。「キャリアのどこかで弟と同じチームでプレーできれば嬉しい」と話したこともあるディアスだが、引き続きメッツでクローザーを務めることになった。

  • 今オフ最初のトレード ブレーブスがロッキーズからヒリアード獲得

    2022.11.7 09:25 Monday

     オフシーズン初日となった日本時間11月7日、ブレーブスはロッキーズとのトレードでサム・ヒリアードを獲得したことを発表した。ブレーブスはアダム・デュバルとロビー・グロスマンがフリーエージェント(FA)となっており、ヒリアード獲得は薄くなった外野手の層に厚みを加える狙いがあるとみられる。すでにマイナー・オプションが切れており、スプリング・トレーニングである程度の結果を残せば、開幕ロースター入り有力だ。一方、ロッキーズはこのトレードで40人ロースターに1つ余裕を作ることができた。

     現在28歳のヒリアードは、メジャー4年目の今季70試合に出場して打率.184、2本塁打、14打点、5盗塁、OPS.544と不本意な成績に終わった。昨季は81試合で14本塁打を放ち、今季はさらなる飛躍が期待されていたものの、その期待には応えられず。マイナーAAA級では今季37試合に出場して打率.308、13本塁打、32打点、4盗塁、OPS1.074と格の違いを見せつけており、本来のパワーとスピードを兼ね備えたプレースタイルが新天地ブレーブスで開花するか注目される。

     ブレーブスの外野陣はロナルド・アクーニャJr.、マイケル・ハリス2世、エディ・ロサリオ、マーセル・オズナ、ギレルモ・ヘレディアという顔ぶれ。ヒリアードはヘレディアと控え外野手の座を争うことになるとみられる。

     ロッキーズはヒリアードを放出した対価として、マイナー右腕のディラン・スペインを獲得。現在24歳のスペインはハワイ州ホノルル出身で、2021年ドラフト10巡目指名でブレーブスに入団。今季はマイナーA+級でフルシーズンを過ごし、36試合(うち7先発)に登板して56イニングを投げ、0勝5敗2セーブ、3ホールド、防御率5.30、60奪三振を記録した。マイナー通算の奪三振率9.90に対して与四球率1.83と制球は安定しており、被本塁打(今季11本)を減らすことができれば、成績向上が期待できそうだ。

  • オフシーズン初日 ジャッジら131選手がFAに MLB選手会が発表

    2022.11.7 09:02 Monday

     日本時間11月7日、メジャーリーグのオフシーズンがスタートした。メジャーリーグ選手会は131人の選手がフリーエージェント(FA)になったことを発表。このなかには今季62本塁打を放つ大活躍を見せたアーロン・ジャッジやレンジャーズで思うような結果を残せなかった有原航平などが含まれている。なお、来季の契約オプションが破棄された選手はFAとなるため、FA選手の人数は今後さらに増える可能性がある。オプションの行使期限となる日本時間11月11日にFA市場が正式にオープンする。

     メジャーリーグ選手会が発表した131人のFA選手は以下の通り。

    ◆オリオールズ(3人)
    ヘスス・アギラー
    ロビンソン・チリノス
    ルーグネッド・オドーア

    ◆レッドソックス(5人)
    ネイサン・イオバルディ
    リッチ・ヒル
    J・D・マルティネス
    マット・ストラーム
    マイケル・ワカ

    ◆ヤンキース(9人)
    アンドリュー・ベニンテンディ
    ザック・ブリットン
    マット・カーペンター
    ミゲル・カストロ
    アロルディス・チャップマン
    マーウィン・ゴンザレス
    チャド・グリーン
    アーロン・ジャッジ
    ジェイムソン・タイオン

    ◆レイズ(3人)
    コリー・クルーバー
    デービッド・ペラルタ
    マイク・ズニーノ

    ◆ブルージェイズ(3人)
    ジャッキー・ブラッドリーJr.
    デービッド・フェルプス
    ロス・ストリップリング

    ◆ホワイトソックス(4人)
    ホセ・アブレイユ
    エルビス・アンドルス
    ジョニー・クエト
    ビンセント・ベラスケス

    ◆ガーディアンズ(1人)
    オースティン・ヘッジス

    ◆タイガース(2人)
    タッカー・バーンハート
    ダニエル・ノリス

    ◆ロイヤルズ(1人)
    ザック・グレインキー

    ◆ツインズ(5人)
    マイケル・フルマー
    ビリー・ハミルトン
    サンディ・レオン
    アーロン・サンチェス
    ゲーリー・サンチェス

    ◆アストロズ(6人)
    マイケル・ブラントリー
    ジェイソン・カストロ
    アレドミス・ディアス
    ユリ・グリエル
    ラファエル・モンテロ
    クリスチャン・バスケス

    ◆エンゼルス(4人)
    アーチー・ブラッドリー
    マット・ダフィー
    マイケル・ロレンゼン
    カート・スズキ(引退)

    ◆アスレチックス(2人)
    チャド・ピンダー
    スティーブン・ボート(引退)

    ◆マリナーズ(5人)
    マシュー・ボイド
    カート・カサリ
    アダム・フレイジャー
    ミッチ・ハニガー
    カルロス・サンタナ

    ◆レンジャーズ(5人)
    有原航平
    チャーリー・カルバーソン
    マット・ムーア
    マーティン・ペレス
    ケビン・プラウェッキー

    ◆ブレーブス(9人)
    エイレ・アドリアンザ
    ジェシー・チャベス
    アダム・デュバル
    ロビー・グロスマン
    ジェイ・ジャクソン
    ルーク・ジャクソン
    ケンリー・ジャンセン
    ダレン・オデイ
    ダンズビー・スワンソン

    ◆マーリンズ(0人)

    ◆メッツ(9人)
    エドウィン・ディアス(再契約合意との報道あり)
    トミー・ハンター
    セス・ルーゴ
    トレバー・メイ
    タイラー・ネークイン
    ブランドン・ニモ
    アダム・オッタビーノ
    ジョエリー・ロドリゲス
    トレバー・ウィリアムス

    ◆フィリーズ(6人)
    クリス・デベンスキー
    カイル・ギブソン
    ブラッド・ハンド
    コリー・クネーベル
    デービッド・ロバートソン
    ノア・シンダーガード

    ◆ナショナルズ(7人)
    スティーブ・シーシェック
    ショーン・ドゥーリトル(マイナー契約で残留)
    ウィル・ハリス
    セザー・ヘルナンデス
    エラスモ・ラミレス
    ジョー・ロス
    アニバル・サンチェス

    ◆カブス(2人)
    ウェイド・マイリー
    ウィルソン・コントレラス

    ◆レッズ(5人)
    チェイス・アンダーソン
    オースティン・ロマイン
    ドノバン・ソラーノ
    ハンター・ストリックランド
    ジャスティン・ウィルソン

    ◆ブリュワーズ(6人)
    ジョシュ・リンドブロム
    アンドリュー・マカッチェン
    オマー・ナルバエス
    ジェイス・ピーターソン
    テイラー・ロジャース
    トレバー・ローゼンタール

    ◆パイレーツ(2人)
    ベン・ギャメル
    ロベルト・ペレス

    ◆カージナルス(2人)
    コリー・ディッカーソン
    ホセ・キンタナ

    ◆ダイヤモンドバックス(0人)

    ◆ロッキーズ(5人)
    アレックス・コロメ
    カルロス・エステベス
    ホセ・イグレシアス
    チャド・クール
    ホセ・ウレーニャ

    ◆ドジャース(10人)
    タイラー・アンダーソン
    ジョーイ・ギャロ
    アンドリュー・ヒーニー
    トミー・ケインリー
    クレイトン・カーショウ
    クレイグ・キンブレル
    クリス・マーティン
    ケビン・ピラー
    デービッド・プライス(引退)
    トレイ・ターナー

    ◆パドレス(6人)
    ジョシュ・ベル
    マイク・クレビンジャー
    ブランドン・ドルーリー
    ピアース・ジョンソン
    ショーン・マナイア
    クレイグ・スタメン

    ◆ジャイアンツ(4人)
    ホセ・アルバレス
    ブランドン・ベルト
    シェルビー・ミラー
    ジョク・ピーダーソン

  • WSMVPは新人ペーニャ ALCSMVPとのダブル受賞は史上初の快挙

    2022.11.6 12:33 Sunday

     日本時間11月6日、ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われたワールドシリーズ第6戦でアストロズがフィリーズを4対1で破り、対戦成績を4勝2敗として2017年以来5年ぶり、球団史上2度目のワールドシリーズ制覇が決定。MVPには新人遊撃手のジェレミー・ペーニャが選ばれた。新人がワールドシリーズMVPを受賞するのは史上3人目。ペーニャはリーグ優勝決定シリーズのMVPにも選ばれており、ダブル受賞は史上9人目(新人では2人目)、ア・リーグでは初の快挙となった。

     現在25歳のペーニャは今年メジャーデビューしたばかりの新人。ワールドシリーズは全6試合に「2番・遊撃」でスタメン出場し、打率.400(25打数10安打)、1本塁打、3打点、OPS1.023の好成績をマークした。また、ゴールドグラブ賞を受賞した好守を随所に披露。攻守両面で球団史上2度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げたアストロズの戦いを牽引した。

     ペーニャは全6試合でヒットを放ち、第2戦では初回に先制タイムリー二塁打。第4戦からは3試合連続でマルチ安打を記録し、特に第5戦では初回に先制タイムリー、4回表に勝ち越しのソロ本塁打を放つなど、4打数3安打2打点の大活躍を見せた。世界一を決めた第6戦では、6回裏一死1塁の場面でセンター前ヒットを放ち、1・3塁とチャンス拡大。次打者ヨーダン・アルバレスの逆転3ランを呼び込む貴重な一打となった。

     同じシーズンにリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズのMVPをダブル受賞した選手は、1979年のウィリー・スタージェル(パイレーツ)、1982年のダレル・ポーター(カージナルス)、1988年のオーレル・ハーシハイザー(ドジャース)、1997年のリバン・ヘルナンデス(マーリンズ)、2008年のコール・ハメルズ(フィリーズ)、2011年のデービッド・フリース(カージナルス)、2014年のマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)、2020年のコリー・シーガー(ドジャース)に次いでペーニャが9人目。このうち新人はヘルナンデスとペーニャの2人だけである。

  • WS第6戦のスタメンが発表 右膝負傷のグリエルがロースター外に

    2022.11.6 07:23 Sunday

     日本時間11月6日、ヒューストンにあるアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークでワールドシリーズ第6戦が行われる。対戦成績を3勝2敗としているアストロズは、第6戦に勝利すれば2017年以来5年ぶり、球団史上2度目となるワールドシリーズ制覇が決まる。両軍の先発投手はともに中6日での登板となるザック・ウィーラー(フィリーズ)とフランバー・バルデス(アストロズ)。なお、アストロズは第5戦の走塁時に右膝を痛めたユリ・グリエルをロースターから外し、コリー・リーを登録している。

     第5戦の走塁時に右膝を痛めたグリエルは、検査の結果、右膝内側側副靭帯を痛めていることが判明。ダスティ・ベイカー監督によると、グリエルはプレーすることを熱望していたものの、「プレーできる状態まで回復しなかった」ため、メジャーリーグ機構に申請してロースターを変更することを決断したという。「彼は涙を流すことはしなかったが、目に涙を浮かべていたよ。本当にプレーしたがっていたんだ」とベイカー監督は語った。

     アストロズはグリエル離脱で空いた一塁に第5戦の8回裏に好守でチームを救ったトレイ・マンシーニを起用。グリエルが抜けた「6番」のスポットには指名打者としてクリスチャン・バスケスを入れた。マーティン・マルドナードとバスケスのスタメン同時起用で控え捕手がいなくなるため、グリエルと入れ替えで3番手捕手のリーをロースターに登録している。

     ワールドシリーズ第6戦の両チームのスタメンは以下の通り。フィリーズはアストロズ先発の左腕バルデスに対し、右打者のマット・ビアーリングとエドムンド・ソーサを起用。ブランドン・マーシュとブライソン・ストットはスタメンから外れた。

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (二)ジーン・セグラ
    (中)マット・ビアーリング
    (遊)エドムンド・ソーサ
    先発投手:ザック・ウィーラー

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (指)クリスチャン・バスケス
    (一)トレイ・マンシーニ
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:フランバー・バルデス

  • 選手間投票による各賞はジャッジが2部門で受賞 大谷は選出ならず

    2022.11.6 07:05 Sunday

     日本時間11月5日、メジャーリーグ選手会が主催する選手間投票による各賞の受賞者が発表され、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)がメジャーリーグ全体の年間最優秀選手とア・リーグ最優秀選手の2部門で選出された。大谷翔平(エンゼルス)もこの2部門でファイナリストにノミネートされていたが、ジャッジに敗れて2年連続の受賞とはならず。「リーダーシップによって他の選手をより高いレベルへと導いた選手」を表彰するマービン・ミラー賞にはフランシスコ・リンドーア(メッツ)が選ばれた。

     選手間投票による各賞の受賞者は以下の通り。マービン・ミラー賞は「リーダーシップによって他の選手をより高いレベルへと導いた選手」、カート・フラッド賞は「選手会および選手の権利向上のために無私無欲の献身を長年にわたって示した元選手(故人も含む)」に贈られる賞である。なお、投票に参加した選手の人数や各選手の得票数は公開されていない。

    ◆年間最優秀選手
    ◆ア・リーグ最優秀選手
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

    ◆ナ・リーグ最優秀選手
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)

    ◆ア・リーグ最優秀投手
    ◆ア・リーグカムバック賞
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ◆ナ・リーグ最優秀投手
    サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)

    ◆ア・リーグ最優秀新人
    フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)

    ◆ナ・リーグ最優秀新人
    スペンサー・ストライダー(ブレーブス)

    ◆ナ・リーグカムバック賞
    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)

    ◆マービン・ミラー賞
    フランシスコ・リンドーア(メッツ)

    ◆カート・フラッド賞
    スティーブ・ロジャース

  • 選手間投票の各賞は明日発表 大谷翔平は2部門でファイナリストに

    2022.11.4 09:37 Friday

     メジャーリーグ選手会が主催している選手間投票による各賞の受賞者が日本時間11月5日午前7時からESPNの番組内で発表される。すでに各賞のファイナリストは発表されており、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷翔平(エンゼルス)はともにメジャー全体の「年間最優秀選手」とアメリカン・リーグの「最優秀選手」の2部門でファイナリスト入り。「ベースボール・ダイジェスト」と「スポーティング・ニュース」が選ぶ年間最優秀選手はジャッジが受賞したが、選手間投票ではどのような結果になるか注目される。

     ア・リーグのMVP争いでも注目されているジャッジと大谷の2人だが、ここまでに発表されている各賞ではジャッジが大谷に大差をつける結果となっている。「ベースボール・ダイジェスト」は野球記者のほか、元選手・監督・球団幹部を含む22人による投票を行い、ジャッジが18人から1位票を獲得して大谷に圧勝(大谷に1位票を投じたのは4人)。「スポーティング・ニュース」は360人の選手を対象に調査を行い、66%がジャッジを支持した(2位の大谷は18%)。

     なお、選手間投票による各賞では、年間最優秀選手、両リーグの最優秀選手・最優秀投手・最優秀新人・カムバック賞のほか、マービン・ミラー賞とカート・フラッド賞も選出。前者は「リーダーシップによって他の選手をより高いレベルへと導いた選手」、後者は「選手会および選手の権利向上のために無私無欲の献身を長年にわたって示した元選手(故人も含む)」に贈られる賞である。

     選手間投票による各賞のファイナリストは以下の通り。

    ◆年間最優秀選手
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    大谷翔平(エンゼルス)

    ◆ア・リーグ最優秀選手
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    大谷翔平(エンゼルス)

    ◆ナ・リーグ最優秀選手
    フレディ・フリーマン(ドジャース)
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    オースティン・ライリー(ブレーブス)

    ◆ア・リーグ最優秀投手
    ディラン・シース(ホワイトソックス)
    アレック・マノア(ブルージェイズ)
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ◆ナ・リーグ最優秀投手
    サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
    ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)
    フリオ・ウリアス(ドジャース)

    ◆ア・リーグ最優秀新人
    フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
    ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)

    ◆ナ・リーグ最優秀新人
    ブレンダン・ドノバン(カージナルス)
    マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
    スペンサー・ストライダー(ブレーブス)

    ◆ア・リーグカムバック賞
    マット・カーペンター(ヤンキース)
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ◆ナ・リーグカムバック賞
    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    ブランドン・ドルーリー(パドレス)
    アルバート・プホルス(カージナルス)

    ◆マービン・ミラー賞
    フランシスコ・リンドーア(メッツ)
    マーカス・セミエン(レンジャーズ)
    ブレント・スーター(ブリュワーズ)

    ◆カート・フラッド賞
    バック・マルティネス
    ブルックス・ロビンソン
    スティーブ・ロジャース

  • 47打席連続三振なしのグリエル あと5打席でポストシーズン新記録

    2022.11.4 07:41 Friday

     アストロズの正一塁手ユリ・グリエルがポストシーズンのメジャー記録に迫っている。現在38歳のグリエルは、今年のポストシーズンでここまで47打席に立ち、打率.348(46打数16安打)、2本塁打、4打点、1四球、OPS.840の好成績をマーク。まだ1つも三振を喫していないのだ。2019年のポストシーズンでも48打席連続三振なしを記録しているグリエルだが、現在継続中の47打席連続三振なしはポストシーズン史上6位タイの数字。あと5打席で新記録を樹立する。

     ポストシーズンの三振なしのメジャー記録は、1995年にジョーイ・コーラが作った51打席連続。この年のコーラは1つも三振しないままポストシーズンの戦いを終えた。2006年のデービッド・エクスタインが50打席、2003年のフアン・ピエールが49打席、1979年のティム・フォーリと2019年のグリエルが48打席でこれに続き、今年のグリエルはポストシーズン歴代6位タイ。ちなみに、アストロズのダスティ・ベイカー監督も1981年のポストシーズンで46打席連続三振なしを記録したことがある。

     上記のうち「その年のポストシーズンの最初の打席から」の記録に限定すると、今年のグリエルは、1995年のコーラ(51打席)、2006年のエクスタイン(50打席)、1979年のフォーリと2019年のグリエル(48打席)に次ぐ5番目。いずれにしてもポストシーズン新記録まであと5打席ということになる。

     なお、グリエルは今年の5安打を加えてワールドシリーズでの通算安打数を26に伸ばし、殿堂入りの名選手トニー・ペレス(23安打)が持つキューバ出身選手の最多記録をすでに更新している。ペレスはレッズで4度、フィリーズで1度ワールドシリーズに出場し、合計27試合で23安打を記録。グリエルは今回が4度目のワールドシリーズだが、22試合目でペレスの記録を抜き、ここまで24試合で26安打を放っている。

     あと5打席で52打席連続三振なしのポストシーズン新記録を樹立するグリエル。ワールドシリーズ第5戦以降の注目ポイントの1つとなりそうだ。

  • WS第5戦スタメン発表 先発投手はバーランダーとシンダーガード

    2022.11.4 07:15 Friday

     日本時間11月4日、フィラデルフィアのシチズンズバンク・パークでアストロズ対フィリーズのワールドシリーズ第5戦が行われる。先発投手はジャスティン・バーランダー(アストロズ)とノア・シンダーガード(フィリーズ)。ワールドシリーズ通算8先発で0勝6敗、防御率6.07のバーランダーが初勝利を挙げることができるか注目される。現在の対戦成績はお互い2勝ずつ。第5戦に勝利したチームがワールドシリーズ制覇に王手をかけることになる。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、4勝先取制のシリーズが第4戦を終えて2勝2敗になったケースは過去64度あり、そのうち45度(70%)は第5戦を制したチームがシリーズの勝者になっているという。当然ながら2勝2敗から第5戦を制したチームは大きなアドバンテージを得ることになる。

     また、第4戦を終えて2勝ずつとなったため、ワールドシリーズの決着がヒューストンのミニッツメイド・パークで行われる第6戦以降になることが確定。中立地開催となった2020年を除くと、ワールドシリーズ制覇を本拠地の地元ファンの前で決めたのは2013年のレッドソックス(上原浩治が胴上げ投手)が最後であり、アストロズが「地元で世界一になれない」というジンクスを破ることができるか注目される。

     ワールドシリーズ第5戦の両チームのスタメンは以下の通り。

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (指)デービッド・ヘンズリー
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:ジャスティン・バーランダー

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:ノア・シンダーガード

  • 複数の主力選手がFAのメッツ ニモとディアスの引き留めが最優先

    2022.11.3 09:38 Thursday

     今オフのメッツはブランドン・ニモ、エドウィン・ディアス、アダム・オッタビーノ、セス・ルーゴらに加えてジェイコブ・デグロム(オプトアウト)、クリス・バシット(相互オプション)、タイワン・ウォーカー(選手オプション)もFAになる可能性がある。「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、正中堅手ニモと守護神ディアスの引き留めを最優先に考えているようだ。今季101勝を挙げながらも地区優勝を逃し、ポストシーズンでも勝ち進めなかったメッツ。大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーはどんな補強を敢行するのだろうか。

     現在29歳のニモは、今季151試合に出場して打率.274、16本塁打、64打点、3盗塁、OPS.800を記録。今オフのFA市場における有力な中堅手は、ニモのほかに、シーズンを通して中堅手を務めた経験がないアーロン・ジャッジくらいしかおらず、メッツがニモの引き留めを最優先に考えるのは当然の判断と言える。コディ・ベリンジャーがドジャースからノンテンダーFAとなり、FA市場に加わる可能性もあるが、2019年のMVP受賞以降、低迷が続いているベリンジャーにニモの穴埋めを任せるのは相当なギャンブルだろう。なお、ビリー・エプラーGMはニモの引き留めに失敗した場合、スターリング・マルテに正中堅手を任せるプランも持っているようだ。

     現在28歳のディアスは、61試合に登板して62イニングを投げ、3勝1敗32セーブ、4ホールド、防御率1.31、118奪三振を記録。リリーバーによる史上最高額の契約は、2016年オフにアロルディス・チャップマンがヤンキースと契約した際の5年8600万ドルだが、ディアスはこれを上回る契約を得る可能性があるとみられている。今オフはディアス、チャップマンのほか、ケンリー・ジャンセン、クレイグ・キンブレルといった大物クローザーもFA市場に出てくるが、年齢と実力のバランスを考えると、ディアスが一番人気となるのは間違いない。支配的なピッチングでメッツの試合の最後を締めくくったディアスをめぐり、熾烈な争奪戦が繰り広げられることになるだろう。

  • ワールドシリーズ第4戦のスタメン発表 先発投手はハビアーとノラ

    2022.11.3 07:19 Thursday

     日本時間11月3日、アストロズ対フィリーズのワールドシリーズ第4戦がフィラデルフィアのシチズンズバンク・パークで行われる。勝てば2008年以来14年ぶりの世界一に王手がかかるフィリーズは、第1戦に先発したエース右腕のアーロン・ノラが先発。対するアストロズは剛腕クリスチャン・ハビアーが先発する。両チームのスタメンはすでに発表されており、フィリーズは対右腕用の「いつも通り」のメンバー。アストロズは「7番・捕手」にクリスチャン・バスケスを起用している。

     ワールドシリーズ第4戦の両チームのスタメンは以下の通り。

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (指)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (捕)クリスチャン・バスケス
    (左)アレドミス・ディアス
    (中)チャス・マコーミック
    先発投手:クリスチャン・ハビアー

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:アーロン・ノラ

  • Wシリーズ第3戦スタメン発表 先発投手はマカラーズJr.とスアレス

    2022.11.2 07:54 Wednesday

     日本時間11月2日、悪天候によって1日延期されたワールドシリーズ第3戦がフィラデルフィアにあるフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークで行われる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、4勝先取のシリーズでは、過去に1勝1敗で迎えた第3戦を制したチームの69%がそのシリーズに勝利しているという。勝利したほうがワールドシリーズ制覇に大きく前進する重要な一戦には、ランス・マカラーズJr.(アストロズ)とレンジャー・スアレス(フィリーズ)が先発する。

     ワールドシリーズ第3戦の両チームのスタメンは以下の通り。

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (指)デービッド・ヘンズリー
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:ランス・マカラーズJr.

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:レンジャー・スアレス

  • ロイヤルズのグリフォル・ベンチコーチがWソックスの監督に就任へ

    2022.11.2 07:35 Wednesday

     ESPNのバスター・オルニー記者が報じたところによると、ホワイトソックスはロイヤルズのペドロ・グリフォル・ベンチコーチを新監督に招聘する方針を固めたようだ。ホワイトソックスは大ベテランのトニー・ラルーサ監督と3年契約を結んでいたが、ラルーサは契約最終年となる2023年シーズンを前に引退を表明。アストロズのジョー・エスパーダ・ベンチコーチ、ヤンキースのカルロス・メンドーサ・ベンチコーチ、ラルーサの代行を務めたミゲル・カイロ・ベンチコーチらも候補に挙がっていたが、最終的にグリフォルが選ばれた。

     現在52歳のグリフォルはホワイトソックス在籍経験が全くない。ホワイトソックスにとって、1992~95年に監督を務めたジーン・ラモント以来の「自軍の在籍経験がない監督」となる。リック・ハーンGMはシーズン終了後の記者会見で「これまで監督の人選の幅が狭すぎた」ことに言及。今回の選考ではホワイトソックス在籍経験の有無にかかわらず、コミュニケーション能力の高さを重視し、グリフォルにチームの指揮を任せることを決めた。

     ハーンGMはコミュニケーション能力の高さに加え、優勝経験がある人物であることも望んでいたが、2013年5月からロイヤルズに加わったグリフォルは2014年にリーグ優勝、2015年にワールドシリーズ制覇の経験がある。2013年は打撃コーチ補佐を務め、2014年から捕手コーチ、2020年からベンチコーチを歴任。捕手コーチとしてサルバドール・ペレスの成長にも貢献した。

     なお、関係者によると、今季途中にブルージェイズの監督を解任されたチャーリー・モントーヨがホワイトソックスのベンチコーチに就任する見込みだという。監督経験があるモントーヨがベンチコーチとして監督初挑戦のグリフォルをサポートすることになりそうだ。今季のコーチ陣のなかではイーサン・カッツ投手コーチとカート・ハスラー・ブルペンコーチが留任するとみられており、今後は残りのコーチの人選を進めていくことになる。

  • ゴールドグラブ賞発表 アレナドがイチローに続く史上2人目の快挙

    2022.11.2 07:13 Wednesday

     日本時間11月2日、2022年のゴールドグラブ賞の受賞者が発表され、史上最多となる14人の初受賞者が誕生した。ナショナル・リーグの三塁手部門はノーラン・アレナド(カージナルス)が10年連続の受賞。メジャーデビュー1年目から10年連続受賞は2001~10年のイチロー(当時マリナーズ)に続いて史上2人目の快挙であり、内野手では史上初となった。新設されたユーティリティ部門はDJ・ラメイヒュー(ヤンキース)とブレンダン・ドノバン(カージナルス)が受賞。なお、新人選手が3人受賞するのも史上初である。

     各リーグのゴールドグラブ賞の受賞者は以下の通り。

    アメリカン・リーグ
    投手:シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)初
    捕手:ホセ・トレビーノ(ヤンキース)初
    一塁手:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)初
    二塁手:アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)初
    三塁手:ラモン・ウリアス(オリオールズ)初
    遊撃手:ジェレミー・ペーニャ(アストロズ)初:新人
    左翼手:スティーブン・クワン(ガーディアンズ)初:新人
    中堅手:マイルズ・ストロー(ガーディアンズ)初
    右翼手:カイル・タッカー(アストロズ)初
    ユーティリティ:DJ・ラメイヒュー(ヤンキース)4年ぶり4度目

    ナショナル・リーグ
    投手:マックス・フリード(ブレーブス)3年連続3度目
    捕手:J・T・リアルミュート(フィリーズ)3年ぶり2度目
    一塁手:クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)初
    二塁手:ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ)初
    三塁手:ノーラン・アレナド(カージナルス)10年連続10度目
    遊撃手:ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)初
    左翼手:イアン・ハップ(カブス)初
    中堅手:トレント・グリシャム(パドレス)初
    右翼手:ムーキー・ベッツ(ドジャース)2年ぶり6度目
    ユーティリティ:ブレンダン・ドノバン(カージナルス)初:新人

  • 千賀滉大のメジャー移籍 MLB公式サイト「日本のエース」と伝える

    2022.11.1 12:17 Tuesday

     日本時間10月31日、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手が海外FA権の行使を申請する書類を球団に提出したことが報じられ、メジャーリーグ公式サイトでもトップニュースの1つとして伝えられている。同サイトのブライアン・マーフィー記者は、千賀について「日本のエース」や「日本プロ野球でベストの投手の1人」と記しており、期待や注目度の大きさがうかがえる。千賀は日本時間11月10日にFA選手として公示され、翌11日から日米全球団との交渉が可能になる。

     マーフィー記者は、千賀を以下のように紹介している。

    「来年1月に30歳になる千賀は、日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスでの11シーズンで通算1000イニング以上を投げて防御率2.59を記録している。最速101マイルのファストボールとエグいスプリッターを武器に通算1252奪三振を記録し、9イニングあたり10.3個の三振を奪っている。与四球は多めだが、9イニングあたり6.6安打しか打たれてない」

    「今季はホークスで11勝6敗、防御率1.94の好成績をマーク。144イニングを投げて156個の三振を奪い、与えた四球は49個だった。被安打は103本で、7本しかホームランを打たれなかった」

     また、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、千賀について「ある程度のクオリティを持った先発投手として活躍できる可能性もあるが、日本時代と同様の活躍ができないというリスクもあるため、ジャスティン・バーランダー、カルロス・ロドン、ジェイコブ・デグロムといったトップクラスの先発投手よりも安価で獲得できるだろう」と指摘。「メジャーではカッターやスライダーが強みとならないため、リリーフで使われる可能性もある」と分析した。

     ファストボールとスプリッターには高い評価が与えられているものの、その他の球種のクオリティ、全般的な制球力、そしてスタミナや耐久性などがメジャーで活躍するためのカギということになりそうだ。

  • WS第3戦は雨天延期 フィリーズ・トムソン監督「正しい判断だ」

    2022.11.1 10:15 Tuesday

     日本時間11月1日にフィラデルフィアのシチズンズバンク・パークで行われる予定だったワールドシリーズ第3戦(アストロズ対フィリーズ)は悪天候のため延期された。移動日をなくすのではなく、第3戦以降のスケジュールを1日ずつスライドすることに。よって、第5戦までに決着しなかった場合、日本時間11月5日が移動日となる。フィリーズのロブ・トムソン監督は今回の決定について「レーダーを見る限り、夜通しで雨が降るみたいだった。(延期は)正しい判断だ」と話している。

     ヒューストンのミニッツメイド・パークでお互い1勝ずつを挙げ、第3戦からフィラデルフィアに舞台が移されたワールドシリーズ。スケジュールが1日ずつスライドしたことにより、両チームの投手起用に影響が出そうだ。

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は、スケジュール変更後も第3戦と第4戦の先発投手を変更しないことを発表。よって、第3戦にはランス・マカラーズJr.、第4戦にはクリスチャン・ハビアーがスライド登板し、ジャスティン・バーランダーは中5日で第5戦に先発するとみられる。今季のバーランダーは中5日での登板が最も多かったため、このスケジュール変更はバーランダーにとってプラスに作用するかもしれない。

     一方、フィリーズのトムソン監督は、第3戦で先発予定だったノア・シンダーガードをスライド登板させるのではなく、第4戦に先発予定だったレンジャー・スアレスを第3戦に起用し、第4戦にはアーロン・ノラが中4日で先発することを発表。シンダーガードは第3~4戦でリリーフ登板しなかった場合、第5戦で先発するようだ(シンダーガードが先発できない場合はカイル・ギブソンが先発するとみられる)。

     なお、ワールドシリーズが最も遅く決着したのは、2001年と2009年で現地時間11月4日(日本時間5日)。もし今回のワールドシリーズが第6戦まで進んだ場合、日付上では最も遅いワールドシリーズの試合ということになる。

  • クアトラーロがロイヤルズの監督に就任 監督不在はWソックスだけ

    2022.11.1 07:46 Tuesday

     日本時間10月31日、ロイヤルズはレイズのマット・クアトラーロ・ベンチコーチが球団史上18人目の監督(フルタイムの監督のみをカウント)に就任することを発表した。今季65勝97敗でアメリカン・リーグ中部地区の最下位に沈んだロイヤルズは、マイク・マシーニー監督を解任。J・J・ピコッロGMのもとで新監督探しを進めていたが、関係者の話によると、クアトラーロは新監督の選考プロセスのなかで、常に最有力候補に位置づけられていたという。

     クアトラーロはメジャーやマイナーでのコーチ経験、スモールマーケット球団での成功体験、選手からの尊敬や信頼といったロイヤルズが新監督に求めていたすべての要素を持ち合わせている人物。契約期間は3年(+2026年のオプション)であることが報じられており、今季13人がメジャーデビューし、球団史上3位となる21人のルーキーが試合に出場した若いロイヤルズを率いていくことになった。

     ピコッロGMは「マットが我々の球団を率いてくれることについて、とても興奮している。彼はキャリアを通して素晴らしい経験をしており、監督を務める準備も整っている。新監督の選考プロセスを進めるなかで、我々に強い印象を与え、業界全体でも高く評価されている人物だ」とクアトラーロを絶賛。「マットとともに勝利をファンに届けるために働くのが楽しみ」と語った。

     現在48歳のクアトラーロは、直近5シーズンをレイズで過ごし、ケビン・キャッシュ監督のもとで三塁ベースコーチを1年、ベンチコーチを4年務めた。また、その前の4年間はインディアンス(現ガーディアンズ)で打撃コーチ補佐を務めていた。この2球団はいずれもスモールマーケット球団の成功例とみなされており、ロイヤルズはそこでの成功体験に魅力を感じたようだ。

     メジャーの球団に監督の空席が出るたびに新監督候補に挙げられていたクアトラーロがついに監督に就任。その本人は「この機会を与えてくれたロイヤルズに感謝している。スタートが待ち切れないし、家族と一緒にカンザスシティへ行き、コミュニティの一員になるのが待ち遠しい」と話している。

     今季中に監督が交代した4球団のうち、エンゼルス(フィル・ネビン)、ブルージェイズ(ジョン・シュナイダー)、フィリーズ(ロブ・トムソン)は監督代行が正式に監督に就任。レンジャーズはブルース・ボウチーを新監督に招聘した。このほか、マーリンズはスキップ・シューマッカー新監督の就任が決定。監督不在はホワイトソックスのみとなっている。

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