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  • インディアンスがロサリオと契約合意 1年800万ドルとの報道

    2021.1.30 11:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、インディアンスはツインズからノンテンダーFAとなっていたエディ・ロサリオと1年800万ドルで契約合意に達したようだ。インディアンスは今オフ、フランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコをトレードでメッツへ放出するなど、大規模なペイロール削減を進めていたが、1年500万ドル+オプション1年で再契約したセザー・ヘルナンデスに続く補強となった。

     インディアンスは昨季の外野手の長打率がメジャー最低。2017年以降に外野手が放った172本塁打は、ジャイアンツの194本塁打を下回るメジャー最少の数字であり、近年のチームに欠けていた「打てる外野手」の補強が急務となっていた。

     現在29歳のロサリオは昨季まで6年間ツインズでプレー。2019年には自己最多の32本塁打109打点をマークしたが、インディアンスの外野手が32本以上の本塁打を放ったのは2008年のグレイディ・サイズモア(33本塁打)が最後である。昨季も57試合で13本塁打42打点を記録し、フルシーズンに換算すれば35本塁打110打点を狙えるペースだったが、四球が少なく低出塁率であることなどから年俸に見合う働きを期待できないと判断され、昨年12月にノンテンダーFAとなった。

     ツインズでプレーしてきたロサリオはインディアンスとの対戦回数も多く、インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドでは45試合に出場して打率.353、11本塁打、25打点、OPS1.031をマーク(OPSは7試合以上出場したビジター球場で最高。11本塁打、12二塁打、3三塁打は全ビジター球場で最多)。クリーブランドの地で好成績を残していたこともインディアンスのロサリオ獲得を後押ししたに違いない。

     ロサリオは新天地・インディアンスで正左翼手として、ヘルナンデス、ホゼ・ラミレス、フランミル・レイエスらとともに上位打線を形成することになりそうだ。

  • 名捕手・モリーナは残留濃厚 カリビアン・シリーズ後に決断か

    2021.1.30 11:00 Saturday

     アダム・ウェインライトとの再契約に成功したカージナルスは、もう1人のベテラン選手、ヤディアー・モリーナとの再契約も確実となりつつあるようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、モリーナはまもなくカージナルス残留の決断を下す見込みだという。モリーナは現在カリビアン・シリーズでプレーしており、プエルトリコの地元紙「エル・ヌエボ・ディア」は、モリーナが同シリーズ終了後に決断を下す見込みであることを伝えている。

     カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は獲得を狙っている選手の名前を明らかにしない方針を貫いているが、「オフシーズン初日から我々の目標はアダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナを連れ戻す方法を見つけることだった」と明言。すでにウェインライトとの再契約には成功しており、現在はモリーナとの再契約を目指している。

     モリーナはウェインライト再契約のニュースを知り、自身のインスタグラムにウェインライトとの2ショットを投稿。そこには「兄弟!」とのキャプションが添えられていた。長年バッテリーを組んできたモリーナとウェインライトは今季も同じチームでプレーすることを希望しており、ゴールドグラブ賞9度の実績を誇る名捕手が通算167勝の右腕とともにカージナルスに残留する可能性は極めて高くなっている。

     ウェインライトはモリーナについて「ヤディは勝者だし、今も勝利を望んでいる。だから、彼がどんな決断を下すか見てみよう。僕は彼がセントルイスを愛していることを知っているし、カージナルスの一員であることを愛していることも知っている。彼はいずれ銅像が建ち、球場の壁には背番号が飾られる(=永久欠番になる)ことになると思うけど、そういう選手が今季も戻ってきてくれるのは素晴らしいことだね」と語っている。

     今季も2人のベテラン選手が精神的支柱としてカージナルスを牽引することになるのは間違いなさそうだ。

  • 球宴3度のマーフィーが現役引退 2015年ポストシーズンで大活躍

    2021.1.30 10:30 Saturday

     日本時間1月30日、メッツ、ナショナルズ、カブス、ロッキーズで12シーズンにわたってプレーしたダニエル・マーフィーが現役引退を表明した。マーフィーの名が一躍球界に知れ渡ったのは2015年のポストシーズン。6試合連続を含む7本塁打を放ってメッツのリーグ優勝に貢献し、リーグ優勝決定シリーズのMVPに選出された。ナショナルズ移籍1年目の2016年にはリーグ1位のOPS.985をマークしてMVP投票2位にランクイン。強打の二塁手として一時代を築いた。

     マーフィーは現在35歳。「野球というのは美しいゲームだ。短いあいだだったけど、メジャーの舞台でプレーすることができたのは本当に光栄だし、嬉しかった。野球はたくさんのことを教えてくれた。『ありがとう』としか言いようがないよ」と現役引退に際して野球への感謝を述べた。

     メッツ時代のマーフィーは二塁打を量産する中距離打者というイメージだったが、2015年のポストシーズンで突如爆発。地区シリーズの初戦で本塁打を放つと、地区シリーズの第4戦からリーグ優勝決定シリーズの第4戦まで6試合連続本塁打を記録し、4戦4発のリーグ優勝決定シリーズではMVPに選出された。この年のポストシーズンは14試合で打率.328、7本塁打、11打点、OPS1.115の大活躍だった。

     ナショナルズへ移籍した2016年は打率.347、25本塁打、104打点、OPS.985という自己最高の成績を残し、翌年も打率.322、23本塁打、93打点、OPS.928の好成績をマーク。2年連続でシルバースラッガー賞を受賞し、この2年間がキャリアのピークとなった。2018年途中にカブスへ移籍し、2019年からの2年間はロッキーズでプレー。しかし、故障の影響もあって以前の打棒は蘇らず、昨季は40試合に出場して打率.236、3本塁打、16打点、OPS.608に終わった。

     オールスター・ゲームに3度選出(2014年、2016年、2017年)。2017年のWBCにはアメリカ代表の一員として出場した。

  • 前ホークスのムーアがメジャー復帰 1年300万ドルでフィリーズへ

    2021.1.30 01:00 Saturday

     「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のジム・ソールズベリーによると、フィリーズは福岡ソフトバンクホークスを退団してフリーエージェントとなっていた先発左腕マット・ムーアとメジャー契約を結ぶことで合意に達したようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは契約条件が1年300万ドル+出来高であることを伝えている。かつての球界ナンバーワン有望株が再びメジャーの舞台でプレーすることになった。

     現在31歳のムーアは2011年にレイズでメジャーデビューし、2013年には自己最多の17勝をマークしてオールスター・ゲームに初選出。2014年にトミー・ジョン手術を受けて長期離脱したが、シーズン途中でジャイアンツへ移籍した2016年には3年ぶり3度目の2ケタ勝利となる13勝を挙げた。ところが、その後は成績が悪化し、レンジャーズでプレーした2018年、タイガースでプレーした2019年はいずれも右膝の故障に苦しんだ。

     昨季は1年350万ドル+出来高の条件でソフトバンクに加入し、故障もあって13試合にしか先発できなかったものの、78イニングを投げて6勝3敗、防御率2.65、89奪三振と実力を発揮。日本シリーズ第3戦に先発して7回無安打無失点の好投を披露し、シリーズ優秀選手にも選出されたが、メジャー復帰を希望して12月上旬に自由契約選手として公示されていた。

     フィリーズは先発5枠のうち、アーロン・ノラ、ザック・ウィーラー、ザック・エフリンの3枠しか確定しておらず、ムーアはビンス・ベラスケスや有望株のスペンサー・ハワードらと残り2枠を争うことになる。ムーアを獲得したことにより、ハワードにもうしばらくマイナーで経験を積ませることも可能になった。メジャー契約を与えられたことを考えると、先発ローテーションの一員として開幕を迎える可能性が非常に高いと言えるだろう。

     2年ぶりの復帰となるメジャーの舞台で、かつての球界ナンバーワン有望株は再び輝きを放つことができるだろうか。

  • カブスが前ドジャースのピーダーソン獲得 1年700万ドルとの報道

    2021.1.30 00:30 Saturday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、カブスはドジャースからフリーエージェントとなっていたジョク・ピーダーソンと1年700万ドルで契約合意に達したようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは最大50万ドルの出来高と2022年の相互オプションが付属していることを伝えている。700万ドルにはオプションのバイアウトも含まれている可能性が高く、ピーダーソンの実際の年俸は700万ドルを下回るとみられる。

     現在28歳のピーダーソンはプロ入り以来ドジャース一筋でプレーし、メジャー7年間で通算130本塁打、OPS.806を記録。2019年には自己最多の36本塁打を放った。昨季は43試合に出場して打率.190、7本塁打、16打点、OPS.681と低調だったが、ポストシーズンでは16試合で打率.382、2本塁打、8打点、OPS.991と見事な活躍を見せ、ドジャースの32年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。

     ピーダーソンの特徴は右腕から本塁打を量産する一方で左腕にはめっぽう弱いこと。通算成績は対右腕が2132打席で打率.238、121本塁打、OPS.849、対左腕が385打席で打率.191、9本塁打、OPS.576となっており、直近2シーズンで記録した43本塁打はすべて右腕から放ったものである。ただし、カブスは外野手の層が非常に薄いため、ピーダーソンはプラトーン要員ではなく、フルタイムのレギュラーとしてプレーするチャンスがあるかもしれない。

     カブスは今オフ、正左翼手のカイル・シュワーバーをノンテンダーFAとして放出し、シュワーバーは1年1000万ドルでナショナルズと契約。それより300万ドル安い契約で同等の実力を持つピーダーソンを迎え入れることに成功した。守備力では間違いなくピーダーソンに分があるため、カブスのジェッド・ホイヤー編成本部長は上手な買い物をしたと言えそうだ。

  • カージナルスとロッキーズがアレナードのトレードを交渉中

    2021.1.29 14:00 Friday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、カージナルスはオールスター・ゲーム選出5度、シルバースラッガー賞4度、ゴールドグラブ賞8度の実績を誇るスター三塁手、ノーラン・アレナードの獲得に向けてロッキーズとトレード交渉を行っているようだ。ローゼンタールは「交渉が成立に近付いているという情報はなく、他にどの選手がトレードに含まれているかも明らかになっていない」と現状を伝えている。

     現在29歳のアレナードはロッキーズと2026年までの8年契約を結んでおり、6年1億9900万ドル分の契約を残している。しかし、ジェフ・ブライディッチGMとの関係が悪化しており、今季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントになる可能性がある。そのため、ロッキーズはアレナードをトレードで放出することを検討している。

     カージナルスは日本時間1月29日にアダム・ウェインライトとの再契約が合意に達したことが報じられ、ヤディアー・モリーナとの再契約も確実視されている。そこにスター三塁手のアレナードが加われば、このうえない戦力補強となる。チームとの関係が悪化したスター三塁手をトレードで獲得する動きは、2002年7月のスコット・ローレン獲得(フィリーズから移籍)を思い起こさせる。

     アレナードはチーム間でトレードが合意に達した場合、トレード拒否権を放棄して移籍を受け入れ、なおかつ今季終了後に設けられているオプトアウトの権利を先延ばしにすることに同意するとみられている。よって、カージナルスが1年限りでアレナードに去られることはないはずだ。

     また、カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は年俸総額が増えるトレードを行うことには否定的な見解を示しており、アレナード獲得の際にはマット・カーペンターやデクスター・ファウラーといった高額のベテラン選手が交換要員に含まれる可能性が極めて高い。高額のベテラン選手と若手有望株の両方が含まれたパッケージをロッキーズにオファーすることになるだろう。

     カーペンターやファウラーといったいわゆる「不良債権」とノーラン・ゴーマン、マシュー・リベラトーリのようなトップ・プロスペクトが含まれる大型トレードとなる可能性が高く、トレード交渉の動向は大きな注目を集めそうだ。

  • MLB公式サイトが有望株TOP100を公開 1位はレイズ・フランコ

    2021.1.29 12:30 Friday

     メジャーリーグ公式サイトでは日本時間1月29日、2021年度版のプロスペクト・ランキングTOP100を公開し、1位には2年連続でワンダー・フランコ(レイズ)が選出された。過去2年のドラフト全体1位指名選手であるアドリー・ラッチマン(オリオールズ)とスペンサー・トーケルソン(タイガース)が2位と3位にランクイン。4位と5位にはマリナーズの外野手コンビ、ジャレッド・ケレニックとフリオ・ロドリゲスが名を連ねた。

     チーム別で見ると、レイズの8人が最多。マリナーズが6人、オリオールズ、タイガース、マーリンズが5人で続き、アストロズ、ナショナルズ、ロッキーズは1人だけ。アスレチックスは30球団で唯一、1人もランクインしなかった。TOP100の顔ぶれは以下の通り。

    1 ワンダー・フランコ(レイズ)
    2 アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
    3 スペンサー・トーケルソン(タイガース)
    4 ジャレッド・ケレニック(マリナーズ)
    5 フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    6 マッケンジー・ゴア(パドレス)
    7 ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
    8 CJ・エイブラムス(パドレス)
    9 ケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)
    10 ネイト・ピアソン(ブルージェイズ)
    11 ケーシー・マイズ(タイガース)
    12 クリスチャン・パチェ(ブレーブス)
    13 ディラン・カールソン(カージナルス)
    14 アンドリュー・ボーン(ホワイトソックス)
    15 シクスト・サンチェス(マーリンズ)
    16 マルコ・ルシアーノ(ジャイアンツ)
    17 ロイス・ルイス(ツインズ)
    18 イアン・アンダーソン(ブレーブス)
    19 ルイス・パティーニョ(レイズ)
    20 JJ・ブレデイ(マーリンズ)
    21 ライリー・グリーン(タイガース)
    22 オースティン・マーティン(ブルージェイズ)
    23 ジョーイ・バート(ジャイアンツ)
    24 タリク・スクーバル(タイガース)
    25 マット・マニング(タイガース)
    26 アレックス・キリロフ(ツインズ)
    27 グレイソン・ロドリゲス(オリオールズ)
    28 マックス・マイヤー(マーリンズ)
    29 ダニエル・リンチ(ロイヤルズ)
    30 エイサ・レイシー(ロイヤルズ)
    31 エマーソン・ハンコック(マリナーズ)
    32 ジェイソン・ドミンゲス(ヤンキース)
    33 ローガン・ギルバート(マリナーズ)
    34 ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    35 ドリュー・ウォーターズ(ブレーブス)
    36 ノーラン・ジョーンズ(インディアンス)
    37 マシュー・リベラトーリ(カージナルス)
    38 ノーラン・ゴーマン(カージナルス)
    39 マイケル・コペック(ホワイトソックス)
    40 ニック・マドリガル(ホワイトソックス)
    41 フォレスト・ウィットリー(アストロズ)
    42 スペンサー・ハワード(フィリーズ)
    43 ニック・ゴンザレス(パイレーツ)
    44 トリストン・カサス(レッドソックス)
    45 ルイス・キャンプサーノ(パドレス)
    46 ジョーダン・グロシャンズ(ブルージェイズ)
    47 コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
    48 フランシスコ・アルバレス(メッツ)
    49 ジーター・ダウンズ(レッドソックス)
    50 ビダル・ブルハーン(レイズ)
    51 トリストン・マッケンジー(インディアンス)
    52 クイン・プリースター(パイレーツ)
    53 ブランドン・マーシュ(エンゼルス)
    54 ザック・ビーン(ロッキーズ)
    55 クリスチャン・ロビンソン(ダイヤモンドバックス)
    56 ギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)
    57 ケイベルト・ルイーズ(ドジャース)
    58 ジョサイアー・グレイ(ドジャース)
    59 ニック・ロドロ(レッズ)
    60 ブライリン・マルケス(カブス)
    61 ブレナン・デービス(カブス)
    62 ロバート・ハッセル(パドレス)
    63 ジョシュ・ヤング(レンジャーズ)
    64 オネイル・クルーズ(パイレーツ)
    65 ギャレット・ミッチェル(ブリュワーズ)
    66 ジャズ・チザム(マーリンズ)
    67 ロニー・マウリシオ(メッツ)
    68 エドワード・カブレラ(マーリンズ)
    69 ヘストン・ケアスタッド(オリオールズ)
    70 DL・ホール(オリオールズ)
    71 ハンター・グリーン(レッズ)
    72 ブレンダン・マッケイ(レイズ)
    73 シェイ・ランジェリアーズ(ブレーブス)
    74 リード・デトマーズ(エンゼルス)
    75 マシュー・アラン(メッツ)
    76 ミック・エイベル(フィリーズ)
    77 ライアン・マウントキャッスル(オリオールズ)
    78 サム・ハフ(レンジャーズ)
    79 ヘラルド・ペルドモ(ダイヤモンドバックス)
    80 トレバー・ラーナック(ツインズ)
    81 アレック・トーマス(ダイヤモンドバックス)
    82 ヘリオット・ラモス(ジャイアンツ)
    83 ハンター・ビショップ(ジャイアンツ)
    84 シェーン・マクラナハン(レイズ)
    85 ゼイビアー・エドワーズ(レイズ)
    86 オースティン・ヘンドリック(レッズ)
    87 シメオン・ウッズ・リチャードソン(ブルージェイズ)
    88 クラーク・シュミット(ヤンキース)
    89 ミゲル・アマヤ(カブス)
    90 シェーン・バズ(レイズ)
    91 デーン・ダニング(レンジャーズ)
    92 ジョージ・カービー(マリナーズ)
    93 ボビー・ダルベック(レッドソックス)
    94 ブレット・ベイティ(メッツ)
    95 タイラー・スティーブンソン(レッズ)
    96 ブライス・トゥラング(ブリュワーズ)
    97 ジョーダン・バラゾビック(ツインズ)
    98 タイラー・フリーマン(インディアンス)
    99 ケイド・キャバリ(ナショナルズ)
    100 テイラー・トラメル(マリナーズ)

  • 遊撃手補強目指すレッズ トレードでのロサリオ獲得を検討か

    2021.1.29 12:00 Friday

     遊撃手の補強を今オフの最優先課題としているレッズだが、フリーエージェントの遊撃手の移籍先が次々に決定し、ディディ・グレゴリアスだけが市場に残る状況となっている。そうした状況を受け、レッズは遊撃手の補強を実現すべく、トレード市場に目を向け始めているという。「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、レッズは今月上旬にメッツからインディアンスへトレードされたアメッド・ロサリオの獲得を検討しているようだ。

     現在25歳のロサリオは、今月上旬にフランシスコ・リンドーア、カルロス・カラスコとのトレードでアンドレス・ギメネス、イサイアー・グリーン、ジョシュ・ウルフとともにインディアンスへ移籍。トレードの時点では新天地でギメネスとともに二遊間コンビを形成するとみられていたが、その後インディアンスがセザー・ヘルナンデスと再契約で合意したため、二遊間のバックアップに回る可能性が高くなっている。

     レッズのニック・クロールGMは今オフ、ライセル・イグレシアスらを放出して年俸総額の削減を進めており、年俸1500万ドル前後を求めているとみられるグレゴリアスは予算オーバー。しかし、年俸240万ドルのロサリオなら予算の範囲内で獲得が可能だ。ロサリオは2019年に打率.287、15本塁打、72打点、19盗塁、OPS.755という自己最高の成績を残したが、昨季は46試合に出場して打率.252、4本塁打、15打点、0盗塁、OPS.643に終わった。

     インディアンスは外野手を必要としており、外野手が人員過多となっているレッズは絶好のトレード・パートナーと言える。アリスティデス・アキーノやマーク・ペイトンといった若手外野手を交換要員にオファーすれば、トレードがまとまる可能性は十分にあるだろう。

     なお、メジャーリーグ公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは、トレード候補の遊撃手としてロサリオのほか、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、ニコ・グッドラム(タイガース)、ケビン・ニューマン(パイレーツ)の名前を挙げている。

  • メッツがバウアーに3~4年の短期契約をオファーか

    2021.1.29 11:30 Friday

     昨季サイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーをめぐる争奪戦は、メッツとドジャースによる一騎打ちの様相を呈し始めている。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツがバウアーに提示しているオファーは3~4年という比較的短期のものであるという(オプトアウトの条項を含む)。ただし、バウアーが目指しているとみられる年平均の歴代最高額(=ゲリット・コールの3600万ドル)には届いていないようだ。

     歴代最高額の契約を目指しているとみられるバウアーだが、コール(ヤンキース:9年3億2400万ドル)やスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ:7年2億4500万ドル)のような長期契約を求めていると考えるチームもあり、どのような契約を希望しているかはハッキリしない。

     新型コロナウイルスによる財政難の影響で、1年前のオフにコールやストラスバーグが得たような巨額の契約をバウアーが得られる可能性は極めて低く、それはメッツの3~4年契約というオファーが証明している。対抗馬に挙げられているドジャースも基本的には長期契約を敬遠する傾向のあるチームであり、3~4年契約ですら長いと判断するかもしれない。

     エンゼルスは予算上の都合やミッキー・キャラウェイ投手コーチとバウアーの関係が良好でないことなどから、バウアー獲得の可能性は「実質的にゼロ」(ロサンゼルス・タイムズ)と報じられており、ブルージェイズもマーク・シャパイロ球団社長が「大きな補強は終わった」と大物選手の獲得が終了したことを示唆。パドレスは各球団のエース格をトレードで獲得して先発陣は余るくらいに充実しており、バウアーに大金を投じる可能性は低い。

     よって、バウアーは自身を獲得する意思を残すチームからのオファーを受け入れざるを得ない状況になりつつある。「歴代最高額」や「コールと同様の長期契約」といった高望みを続けるようであれば、所属チームが決まらないまま開幕を迎える可能性もありそうだ。

  • カージナルスがベテラン右腕・ウェインライトと再契約合意!

    2021.1.29 11:00 Friday

     カージナルスはチームの象徴であるベテラン・バッテリーのうち、まずは39歳の右腕の引き留めに成功したようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、カージナルスは自軍からフリーエージェントとなっていたアダム・ウェインライトと1年契約で合意。複数のメディアが年俸800万ドルと報じているが、地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、800万ドルのなかには出来高も含まれているという。

     今季の観客動員の見通しが立たず、今オフに入ってから目立った補強が1つもなかったカージナルスだが、補強の知らせを待っていたカージナルス・ファンにようやく朗報が届いた。ウェインライトにはパドレスなど他球団からのオファーも届いていることが報じられていたが、カージナルスは最初のオファーから増額したオファーを改めて提示し、ウェインライトがそれを受け入れる形で再契約合意に至った。

     昨季のウェインライトは10試合に先発して5勝3敗、防御率3.15を記録。チームで唯一規定投球回に到達し、39歳の誕生日を含む2度の完投勝利もマークした。2005年のメジャーデビュー以来、カージナルス一筋で15年間プレーして通算167勝を挙げている右腕の残留は、純粋な戦力としてもカージナルスにとって大きな意味を持つ。

     カージナルスの次の目標は正捕手ヤディアー・モリーナとの再契約だ。カージナルスはすでにモリーナにオファーを提示しており、カリビアン・シリーズに出場しているモリーナからの返答待ちという状況。オフシーズン当初、モリーナとウェインライトは同じチーム(第1希望はカージナルス)での現役続行を希望していることが報じられていたため、ウェインライトとの再契約合意はモリーナとの再契約を目指すうえで強力な追い風となるに違いない。

     今季もカージナルスのユニフォームを着たベテラン・バッテリーの姿が見られる可能性が極めて高くなったと言えそうだ。

  • ナショナルズがベテラン捕手・アビラと1年契約で合意

    2021.1.29 10:30 Friday

     日本時間1月29日、ナショナルズがツインズからフリーエージェントとなっていたベテラン捕手、アレックス・アビラと1年契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。ナショナルズはカート・スズキが退団(エンゼルスと契約)しており、正捕手のヤン・ゴームスと併用する控え捕手の確保が急務となっていた。なお、今季がメジャー13年目となるアビラは、これまでに所属したチームでナショナルズの先発4本柱のうち3人とバッテリーを組んだことがある。

     現在34歳のアビラは、タイガース時代の2011年に打率.295、19本塁打、82打点、OPS.895の好成績を残してオールスター・ゲームに選出されたほか、シルバースラッガー賞を受賞。100試合以上に出場したのは2017年が最後で、直近3年間は他の捕手と併用されるシーズンが続いており、昨季はツインズで23試合に出場して打率.184、1本塁打、2打点、OPS.641に終わった。

     ナショナルズはマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービン、ジョン・レスターという強力な先発4本柱を擁しているが、アビラはタイガース時代にシャーザー、カブス時代にレスター、ダイヤモンドバックス時代にコービンとチームメイトで、バッテリーを組んだ経験がある。彼らと再びバッテリーを組む際には、過去の経験が生かされることになるだろう。

     今季のナショナルズは、34歳のゴームスが正捕手として100試合前後でマスクを被る予定のため、アビラの出場は60試合前後になる見込み。右打ちのゴームスと左打ちのアビラでプラトーンを形成し、アビラは主に相手の先発投手が右腕のときにスタメン出場することになりそうだ。

     今オフ、ナショナルズはジョシュ・ベル、レスター、ライアン・ジマーマン(再契約)、ブラッド・ハンドらを獲得しており、アビラとの契約が正式に成立すると40人ロースター内の選手は39人となる。

  • カブスが右腕・スチュワートの獲得を発表 1年70万ドルとの報道

    2021.1.29 10:00 Friday

     層の薄い投手陣の補強を目指していたカブスは日本時間1月29日、オリオールズからフリーエージェントとなっていた右腕コール・スチュワートと1年間のメジャー契約を結んだことを発表した。年俸は70万ドルであることが報じられている。メジャー2年間で通算4勝を挙げているスチュワートは、まだサービスタイム(メジャー登録日数)が2年未満のため、カブスは少なくともフリーエージェントまであと5年保有することができる。

     現在26歳のスチュワートは2013年ドラフト全体4位指名でツインズに入団した元トップ・プロスペクト。2018年にメジャーデビューして2シーズンで2勝ずつ、合計4勝を挙げたが、オリオールズへ移籍した昨季は糖尿病のリスクを考慮してオプトアウト(出場辞退)を選択し、プレーしなかった。

     カブスは先発陣からホゼ・キンターナ(エンゼルスと契約)、ジョン・レスター(ナショナルズと契約)、タイラー・チャットウッド(ブルージェイズと契約)が抜け、昨季サイ・ヤング賞投票2位のダルビッシュ有はパドレスへ放出。ダルビッシュとの交換で昨季7勝のザック・デービースを獲得したものの、カイル・ヘンドリックス、アレック・ミルズ、アドベルト・アルゾレイと合わせて先発が4枠しか固まっていない。

     よって、スチュワートはチーム内の若手選手やマイナー契約で加入したベテラン選手と先発5番手の座を争うことになる。ブルペンの層も決して厚いとは言えないため、先発ローテーションから漏れた場合は、複数のイニングを投げることができるロングリリーバーとしてチームに貢献することになるだろう。

     今オフ、カブスがフリーエージェント選手とメジャー契約を結ぶのは、ジョナサン・ホルダー(1年75万ドル)、オースティン・ロマイン(1年150万ドル)に続いてスチュワートが3人目。年俸総額を削減する方針のため、安価な選手でチームの穴を埋める最低限の補強にとどまっている。

  • 田中が楽天復帰 先発投手の高額複数年契約皆無の市場も影響か

    2021.1.28 18:00 Thursday

     日本時間1月28日、東北楽天ゴールデンイーグルスはヤンキースからフリーエージェントとなっていた田中将大が2013年以来8年ぶりにチームに復帰することを発表した。田中は昨季限りでヤンキースとの7年1億5500万ドルの長期契約が終了。メジャー7年間で通算78勝を記録し、ポストシーズンには5度出場して5勝を挙げた。ヤンキースは年俸総額がぜいたく税の対象ラインに迫っており、田中と再契約する可能性はほぼ消滅していた。

     田中が楽天復帰を決断した背景には、先発投手の移籍市場の低調さもあったとみられる。今オフ、年平均1500万ドル以上の契約を結んだ先発投手は3人。このうちマーカス・ストローマン(メッツ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)は年俸1890万ドルのクオリファイング・オファーを受諾しており、市場に出た投手ではブレーブスと1年1500万ドルで契約したチャーリー・モートンただ1人である。

     金額を年平均1000万ドルまで下げると、該当する人数はもう少し増えるが、いずれも1年契約であり、年平均1000万ドル以上の複数年契約を手にした先発投手は1人もいない。今後、トレバー・バウアーは当然として、ジェイク・オドリッジやタイワン・ウォーカーがそうした契約を手にする可能性はあるが、トレードで先発投手の補強を終えている球団も多く、田中が希望通りの契約を得られる見込みは薄かった。

     新型コロナウイルスの影響によって各球団が補強に使える資金が限られ、トレード市場が活発になる一方でフリーエージェント市場が低調だったことが田中の楽天復帰を後押しする要素の1つとなったことは間違いなさそうだ。

    ◆年平均1000万ドル以上の契約を得た先発投手
    マーカス・ストローマン(メッツ)1年1890万ドル※
    ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)1年1890万ドル※
    チャーリー・モートン(ブレーブス)1年1500万ドル
    ドリュー・スマイリー(ブレーブス)1年1100万ドル
    コリー・クルーバー(ヤンキース)1年1100万ドル
    ギャレット・リチャーズ(レッドソックス)1年1000万ドル
    ※はクオリファイング・オファーを受諾

    ◆参考:複数年契約の最高額
    マイク・マイナー(ロイヤルズ)2年1800万ドル

  • エンゼルスがバウアー争奪戦から撤退へ 先発補強は継続

    2021.1.28 14:15 Thursday

     ここ数年、エースの獲得を目指しているエンゼルスだが、有力な投手を獲得できず、1年契約で先発の頭数を揃える補強に終始している。ペリー・ミナシアン新GMを迎えた今オフは、ついにエース獲得が実現するかと思われたが、「ロサンゼルス・タイムズ」のマリア・トーレスによると、エンゼルスがトレバー・バウアーを獲得する可能性は「実質的にゼロ」だという。予算的な問題に加え、ミッキー・キャラウェイ投手コーチとの関係が良好でないこともバウアー獲得を妨げる要因となっているようだ。

     今オフは「エンゼルス以上にバウアーを必要としているチームはない」と言われ、エンゼルスはバウアー獲得の本命に挙げられていた。しかし、ホゼ・キンターナを獲得したことで年俸総額はすでに1億8000万ドルを超えており、史上最高年俸(3600万ドル以上)を求めているとみられるバウアーを獲得するためにはぜいたく税の対象ラインを超過しなければならない。アート・モレノ・オーナーにぜいたく税を支払う意思があるかは不明だが、現時点の年俸総額からさらにバウアーの年俸分を上積みするのは現実的ではないだろう。

     また、キャラウェイとバウアーの関係が良好でないこともエンゼルスにとって逆風となっている。先進的なアプローチを好むバウアーに対し、キャラウェイは「分析ツールはちょっとした後押しのために使用する」と話したことがあるように伝統的なスタイルの投手コーチである。2013年から2017年まで両者はともにインディアンスに在籍していたが、当時から関係は良くなかった。両者の関係について「修復不可能」と語る関係者もいるほどだ。

     とはいえ、エンゼルスは現在も先発投手の補強を必要としており、ミナシアンは前任のビリー・エプラーのように1年契約での補強を目指すことになるとみられる。すでにキンターナを1年800万ドルで獲得しているが、少なくともあと1人、同様の補強を行うことになるだろう。残念ながら念願のエース獲得は今オフも実現しなそうだ。

  • 「最も強力」で「最もハイリスク」なヤンキースのローテーション

    2021.1.28 13:00 Thursday

     現時点で「最強のローテーション」を擁しているのはどのチームだろうか。「FanGraphs」が各球団のデプスチャートをもとに算出している予想WARによると、クレイトン・カーショウら充実の顔ぶれを誇るドジャース(4位:14.5)、ダルビッシュ有らを獲得したパドレス(3位:16.6)、絶対的エースのジェイコブ・デグロムを擁するメッツ(2位:16.7)を抑えてヤンキースが1位(18.3)となっている。しかし、ヤンキースのローテーションは「最もハイリスク」とも言われている。

     今オフのヤンキースはローテーションから田中将大、ジェームス・パクストン、J・A・ハップの3人が抜け、FAでコリー・クルーバー、トレードでジェイムソン・タイオンを獲得。昨季を全休したルイス・セベリーノとドミンゴ・ヘルマンを含め、先発の頭数は揃った。

     予想WARを見ると、エースのゲリット・コールが5.6で圧倒的。以下、クルーバーが2.9、セベリーノが2.3、ジョーダン・モンゴメリーが2.2、タイオンが2.1、デイビー・ガルシアが1.4、ヘルマンが1.2で続き、クラーク・シュミットが0.3、ヨーリス・チャシーンが0.2、マイケル・キングが0.1と予想され、合計18.3となっている。

     しかし、1年間ローテーションの一角として確実な働きを計算できるのはコールただ1人という状況である。クルーバーはサイ・ヤング賞2度の実績を誇るものの、過去2年は故障が続いており、昨季は1イニングしか投げていない。今年4月で35歳という年齢も不安材料だ。セベリーノはトミー・ジョン手術明けで、そもそもシーズン中盤ごろまで復帰できない。

     モンゴメリーはメジャーデビューした2017年に155.1イニングを投げて9勝7敗、防御率3.88をマークしたが、それ以降は昨季の44イニング(防御率5.11)が最多。1年間を通しての働きは未知数だ。タイオンは2019年8月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受け、昨季全休。2018年に191イニングを投げて14勝10敗、防御率3.20の好成績を残しているが、今季はあくまでも試運転のシーズンに過ぎない。

     ガルシアとシュミットは昨季デビューしたばかりの新人投手であり、ヘルマンは2019年に18勝を挙げているとはいえ防御率4点台(4.03)。しかもDV疑惑で出場停止処分を受けたため、2019年9月を最後にメジャーのマウンドに立っていない。要するに「1年間ローテーションの一員として投げる」という最低限の働きができるかわからないハイリスクな投手ばかりなのだ。

     予想WARの上位7人のうち、クルーバー、セベリーノ、タイオン、ヘルマンは昨季4人合計で1イニングしか投げていない。もちろん、彼らが揃って実力を発揮すればメジャー有数の強力ローテーションが完成するが、コール以外の先発投手が全滅する可能性もある。ヤンキースは「最も強力」かつ「最もハイリスク」なローテーションで勝利を積み重ねることができるのだろうか。

  • FAの遊撃手の移籍先が次々に決定 残りはグレゴリアスのみ

    2021.1.28 12:30 Thursday

     今オフのフリーエージェント市場はそもそも遊撃手の選択肢が極めて少なかった。メジャーリーグ公式サイトのポジション別フリーエージェント選手一覧に掲載されている遊撃手はわずか5人だけ。このうち4人はすでに契約成立または契約合意が報じられており、市場に残っているのはディディ・グレゴリアスただ1人となっている。遊撃手の補強を必要としているフィリーズとレッズがグレゴリアス獲得に興味を示しているとみられている。

     メジャーリーグ公式サイトのポジション別フリーエージェント選手一覧に掲載されている遊撃手はマーカス・セミエン、グレゴリアス、アンドレルトン・シモンズ、フレディ・ギャルビス、金河成(キム・ハソン)の5人。このうちキムは現地時間12月31日にパドレスとの4年契約が正式発表され、ギャルビスも同1月26日にオリオールズと正式に1年契約を結んだ。セミエンはブルージェイズ、シモンズはツインズとそれぞれ1年契約で合意したことが報じられている。

     ギャルビスが退団したレッズは遊撃手の補強を今オフの最優先課題としていた。有望株のホゼ・ガルシアはもう少しマイナーで経験を積む必要があり、メジャーでレギュラーとして起用するのは時期尚早。ガルシアを除くと控えのユーティリティ選手であるカイル・ファーマーとアレックス・ブランディーノくらいしか候補がいない。場合によってはトレードでの遊撃手補強も検討しなければならない。

     一方、フィリーズはグレゴリアスとの再契約を目指していることが報じられている。ただし、J・T・リアルミュートと5年1億1550万ドルの大型契約で再契約したこともあり、グレゴリアスとの大型契約は避けたいのが本音だろう。レッズとは異なり、ジーン・セグーラやスコット・キンガリーを1年だけ正遊撃手として起用するという選択肢もある(1年後のオフには多くのスター遊撃手がフリーエージェントとなる)。

     現時点のロースターの状況から判断する限り、グレゴリアスをより必要としているのはレッズだが、「最後の遊撃手」を手に入れるのはどちらのチームだろうか。

  • メッツが左腕・マッツを放出 バウアー獲得に備えた動きか

    2021.1.28 12:00 Thursday

     「ESPN」のジェフ・パッサンによると、先発補強を目指すブルージェイズは1対3のトレードでメッツから左腕スティーブン・マッツの獲得に成功したようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンはイェンシー・ディアス、ショーン・リードフォーリー、ジョシュ・ウィンコウスキーの3右腕がメッツへ移籍することを伝えている。今回のトレードはメッツのトレバー・バウアー獲得に備えた動きという可能性もありそうだ。

     現在29歳のマッツは2019年に自身初の2ケタ勝利となる11勝をマークしたものの、メジャー6年間で規定投球回に到達したシーズンは1度もなく、昨季は9試合(うち6先発)に登板して0勝5敗、防御率9.68という自己ワーストの成績に終わった。ブルージェイズではロス・ストリップリングらと先発5番手の座を争うことになるだろう。今季の年俸は520万ドルで、今季終了後にフリーエージェントとなる。

     メッツへ移籍する3右腕のうち、24歳のディアスと25歳のリードフォーリーはメジャー経験がある。ディアスは2019年8月にメジャーデビューして1試合に登板したが、昨季は右広背筋を痛めて全休。一方のリードフォーリーはマイナー時代にトップ・プロスペクトとして期待された選手であり、メジャー3年目の昨季は5試合にリリーフで登板して1勝0敗、防御率1.35をマークした。

     22歳のウィンコウスキーはメジャー経験がなく、2019年はA級とA+級で24試合(うち23先発)に登板して10勝8敗、防御率2.69をマーク。2016年のドラフトで15巡目指名を受けてプロ入りしたあと、着実にマイナーの階段を上っている。

     メッツは一時ノンテンダーFA候補に挙がっていたマッツを放出することで3右腕の獲得に成功しただけでなく、520万ドルの削減にも成功。今回のトレードは必ずしもバウアーがメッツへ移籍することを意味するわけではないが、バウアー獲得に向けて一歩前進したことは間違いなさそうだ。

  • 全米野球記者協会 シリングの要請を拒否する立場を表明

    2021.1.28 11:00 Thursday

     ダイヤモンドバックスなどで活躍したカート・シリングは9度目の挑戦となった2021年度のアメリカ野球殿堂入り投票で16票不足に終わったあと、次回の投票対象から自身を除外することをアメリカ野球殿堂に要請した。これに対して殿堂入りの投票権を持つ全米野球記者協会は声明文を発表し、「シリング氏の要請はルール違反である」との見解を示し、シリングの要請を受け入れないことをアメリカ野球殿堂に求めている。

     全米野球記者協会の書記・会計を務めるジャック・オコンネルは声明文のなかで全米野球記者協会の立場を以下のように説明した。

    「シリング氏による投票用紙からの削除要請は、アメリカ野球殿堂の理事会が定めたルールに違反しているというのが全米野球記者協会の見解です。選考委員会の役割は【1】前回の投票で5%以上の得票率を獲得した候補者、または【2】新たに投票対象となって6人の選考委員のうち2人から推薦された候補者をアルファベット順に記載した投票用紙を作成することです」

    「シリング氏は両方の条件を満たしているため、彼の最後の投票となる2022年の投票対象に残るべきです。アメリカ野球殿堂は1936年に全米野球記者協会を有権者に指定し、我々は85年間ルールを守ってきました。今後もそうしていく必要があります。よって、全米野球記者協会は理事会に対し、シリング氏の要請を拒否することを強く求めます」

     シリングは差別的または政治的な言動が問題視されており、今月上旬の連邦議会襲撃事件のあとには乱入者を擁護するようなコメントを出していた。それを受けてシリングへの投票を取り消すことを求めた記者が複数いたことも報じられており、シリングは自身の殿堂入りの可否を記者投票に委ねたくないと考えているようだ。

     元選手などで構成させるベテランズ委員会に判断を委ね、ベテランズ委員会で殿堂入りに値すると判断されれば「敬意を表してそれを受け入れる」つもりだというシリング。投票用紙からの削除要請に対し、アメリカ野球殿堂はどのような判断を下すのだろうか。

  • ハンド逃したメッツ 救援左腕・ループと1年契約で合意

    2021.1.28 10:30 Thursday

     ブラッド・ハンド(1年1050万ドルでナショナルズへ)の争奪戦に敗れたメッツが救援左腕の確保に向けてスピーディな動きを見せた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、メッツはレイズからフリーエージェントとなったアーロン・ループと1年契約を結ぶことで合意。メッツは40人ロースター内の救援左腕がダニエル・ザモーラとスティーブン・タープリーの2人だけという状況のため、補強が急務となっていた。

     メジャーリーグ公式サイトでメッツの番記者を務めるアンソニー・ディコーモによると、メッツはハンド争奪戦に敗れたあと、救援左腕の補強ターゲットをループに絞っていたという。現在33歳のループは昨季レイズで24試合に登板して3勝2敗、4ホールド、防御率2.52を記録。22三振を奪った一方で四球を4つしか与えず、WHIP0.84は自己ベストの数字だった。

     メッツのブルペン補強は2年1550万ドルで獲得したトレバー・メイに続いてループが2人目。エドウィン・ディアス、デリン・ベタンセス、ジューリス・ファミリア、ブラッド・ブラック、セス・ルーゴ、ミゲル・カストロなど頭数は揃っているものの、右腕ばかりのため、ハンドを筆頭に左腕の補強を画策していた。

     メッツはすでにベテラン左腕のジェリー・ブレビンスとマイナー契約を結んでいる。また、スティーブン・マッツ、ジョーイ・ルケーシー、有望株のトーマス・ザプッキーといった先発左腕のうち、先発ローテーションから漏れた投手をブルペンに回す可能性もあるとみられている。

     ループはブルージェイズ、フィリーズ、パドレス、レイズで合計9年間プレーし、通算406試合に登板して15勝22敗6セーブ、60ホールド、防御率3.38を記録。右打者には865打席で打率.264、23本塁打、OPS.757と打たれているが、左打者は623打席で打率.232、5本塁打、OPS.621に封じている。

  • ヤンキースがオッタビーノの穴埋め オデイと1年245万ドルで合意

    2021.1.28 10:00 Thursday

     補強資金捻出のためにアダム・オッタビーノを宿敵・レッドソックスへ放出したヤンキースが早くもその穴埋めに成功した。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、ヤンキースはブレーブスからフリーエージェントとなった救援右腕ダレン・オデイと1年245万ドルで合意。来季の契約は双方に選択権のあるオプションとなっているようだ。通算防御率2.51を誇るベテラン右腕がヤンキースのブルペンに加わることになった。

     シャーマンはオデイの契約の詳細を伝えており、今季の年俸は175万ドル。来季の契約はまずオデイに選択権があり、オデイは年俸140万ドルでの契約更新かバイアウト70万ドルを選択することができる。よって、契約時点でオデイに保証されている総額は175万ドルと70万ドルを合計した245万ドルとなる。ただし、オデイがバイアウトを選択した場合、ヤンキースは年俸315万ドルでの契約更新を選択することもできるという。

     現在38歳のオデイは昨季ブレーブスで19試合に登板して4勝0敗、2ホールド、防御率1.10の好成績をマーク。2019年は右前腕痛で長期欠場を強いられたが、見事に復活を遂げた。オリオールズ時代は安定感抜群のセットアッパーとして活躍し、2015年にはオールスター・ゲーム選出。その安定感は通算防御率2.51という数字が証明している。

     ヤンキースはオッタビーノの放出によって年俸総額をおよそ800万ドル削減し、1年245万ドルでオデイを獲得したため、補強資金にはもう少しだけ余裕がある。大物選手の獲得は不可能だが、ブルペンのさらなる補強、もしくはブレット・ガードナーとの再契約にその資金が投入されるとみられている。

     なお、ヤンキースは日本時間1月28日、DJ・レメイヒューと6年契約(再契約)、コリー・クルーバーと1年契約を結んだことを正式に発表した。オデイとも合意し、次なる一手が注目される。

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