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  • 【戦評】1903年以来の三塁打4本!Dバックスが乱打戦を制す

    2017.10.5 14:34 Thursday

     今季ホームで52勝(メジャー2位)と本拠地チェイス・フィールドで圧倒的な強さを見せたダイヤモンドバックスにロッキーズが食い下がり、壮絶な乱打戦となったナ・リーグのワイルドカード・ゲーム。ポストシーズンでは1903年以来114年ぶりとなる1試合4三塁打を放ったダイヤモンドバックスがなんとかリードを守り抜き、ドジャースと対戦する地区シリーズへ駒を進めた。

     「誰もブラッドリーが三塁打を打つなんて思っていなかっただろう。このようなことが起こるんだ。だから野球は面白いんだよ」とロッキーズのバド・ブラック監督は試合を振り返った。「誰にも予想なんてできないんだ。だから野球の試合はこんなにも面白いのさ」

     初回にポール・ゴールドシュミットのスリーランで幸先よく先制したダイヤモンドバックスは、2回裏にケテル・マーテイのタイムリー三塁打、3回裏にダニエル・デズカルソのツーランで計3点を追加し、3回までに6点をリード。先発のザック・グレインキーが好投していたこともあり、試合は決まったかに思われた。

     しかし、4回表にロッキーズ打線がジョナサン・ルクロイのタイムリー二塁打などで4得点。先発のジョン・グレイを1.1イニングで降板させて継投に切り替えたロッキーズと同様、ダイヤモンドバックスも5回表から先発左腕のロビー・レイを投入するなど、一戦必勝の投手リレーを繰り広げ、ポストシーズンらしい雰囲気の中で試合は進んでいった。

     7回表にロッキーズがチャーリー・ブラックモンのスクイズで1点差に迫ったが、その裏、ダイヤモンドバックスは投手のアーチー・ブラッドリーがまさかの2点タイムリー三塁打。8回表にはノーラン・アレナードとトレバー・ストーリーの連続本塁打で再び1点差となったものの、8回裏にダイヤモンドバックスがA.J.ポロックのタイムリー三塁打などで3点を追加し、ロッキーズを突き放した。

     ダイヤモンドバックスが11-7と4点をリードして迎えた9回表。ロッキーズはダイヤモンドバックスのクローザー、フェルナンド・ロドニーからカルロス・ゴンザレスがタイムリーを放って意地を見せたものの、最後はアレナードが二塁ゴロに倒れて試合終了。打撃戦を制したダイヤモンドバックスがドジャースへの挑戦権を手に入れた。

     ナ・リーグ西部地区の1位と2位が激突する地区シリーズは日本時間10月7日、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで幕を開ける。


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  • カブスが臨むNLDS初戦の先発はヘンドリックス

    2017.10.5 11:54 Thursday

     日本時間10月7日から始まるナ・リーグの地区シリーズ(以下、NLDS)でナショナルズと対戦するカブス。大事な初戦の先発投手はカイル・ヘンドリックスと発表された。昨年のワールドシリーズ第7戦で先発した男は今回、チームのポストシーズン初戦の先発マウンドを任されることになった。

     ヘンドリックスは前半戦こそ11試合で4勝3敗 防御率4.09と思うような成績を残すことができなかったが、後半戦からは安定し13試合で3勝2敗と勝ち星は伸びなかったものの、防御率2.19とエース格というべき活躍をした。今季の通算成績は7勝5敗 防御率3.03を記録した。ちなみにヘンドリックスはこれから臨むポストシーズンでも安定しており、通算7試合に登板して1勝1敗 防御率2.38と良い数字を誇っている。

     ジョー・マドン監督は「ヘンドリックスは私をはじめ、コーチ陣みんなのお気に入りさ。試合のつくり方を知っているし、彼のマウンドさばきや直球やチェンジアップなど投げるボールをみているととても楽しいんだ」と大きな信頼を寄せている。大事な初戦を任された本人には緊張しているような様子はなく「色々なことで注目を浴びることになるけどそれは僕にとって関係ないんだ。ただ任されたことを遂行するだけさ」と話している。

     既にカブスはNLDSの予告先発を発表しており、ヘンドリックスの後はジョン・レスターとホゼ・キンターナ、そしてジェイク・アリエタと続いていく。再び、世界一に輝くための第一歩となるNLDS初戦に勝利して良い流れを引き寄せたいところだ。


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  • レンジャーズ・ダニエルズGM「再建はしない」と明言

    2017.10.5 11:44 Thursday

     地区優勝を果たしたアストロズに23ゲームの大差をつけられ、78勝84敗で地区3位タイに終わったレンジャーズ。ジョン・ダニエルズGMは今オフのチームの方針について「再建ではない」と明言し、来季のワールドシリーズ制覇を目指すチーム作りを進めていくことを強調した。

     「我々は勝つことを望んでいる。いつもそのように考えているよ。才能のある選手を揃えながら勝つチームを作る計画がある。それについて私は非常に自信を持っているんだ」とダニエルズGM。今季は過去9シーズンで2度目となる負け越しに終わったものの、レギュラーシーズン最後の2週間までワイルドカード争いに踏みとどまっていた。適切に戦力補強を行えば、すぐにワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作ることができると判断しているのだろう。

     今オフのレンジャーズの最優先課題は投手陣の整備だ。来季の戦力として確実に計算できるのは先発陣がコール・ハメルズとマーティン・ペレスの2人、ブルペン陣はキーオニー・ケラ、マット・ブッシュ、ジェイク・ディークマン、アレックス・クラウディオの4人。「投手陣の半分は入れ替えることになる」とダニエルズGMが語るように、先発ローテーションの過半数、ブルペンの半分近くが空席となっている。特に先発ローテーションの整備は急務。今オフのフリーエージェント市場には7月末に放出したダルビッシュ有のほか、ジェイク・アリエタ、アンドリュー・キャッシュナー、アレックス・カッブ、ランス・リン、ジェイソン・バルガスらが名を連ねるが、メジャーリーグ挑戦が確実視される大谷翔平も当然ながら獲得候補の一人である。シーズンを通して先発ローテーションを守り、30試合以上に先発したのはペレスだけであり、計算できる先発投手を少なくとも2人は加えておきたいところだろう。しかし、ダニエルズGMが「需要は多いのに供給が乏しい」と語るように、計算できる先発投手の獲得は容易ではない。予算とのバランスを見ながら、最善の選択をすることになりそうだ。

     先発投手以外にも数多くの補強ポイントを抱えるレンジャーズは今オフ、どのような動きを見せるのか。ダニエルズGMの手腕に注目したい。


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  • アルトゥーベ&コレア アストロズ二遊間コンビの友情

    2017.10.5 11:14 Thursday

     地区シリーズ開幕を翌日に控えた日本時間10月5日、アストロズのスター選手コンビ、ホゼ・アルトゥーベとカルロス・コレアが記者会見に登場した。そこで語られたのはレッドソックスのエース、クリス・セール対策ではなく、二遊間コンビの間の友情についてだった。

     レッドソックスとの地区シリーズ開幕を明日に控え、メディアの前に登場したアルトゥーベとコレア。リーグ奪三振王のセールに対するアプローチについて語るのではなく、ボストンのクラムチャウダーよりヒューストンのバーベキューが優れていると主張するわけでもなく、この2人のスター選手が語ったのは友情についてだった。彼らは今までも、そしてこれからも永遠に親友であり続けると宣言。コレアは次のように話している。

     「僕たちはたくさん喧嘩をする。2日前にも飛行機で喧嘩をしたよ。でも5分もすれば『君のことが大好きなんだ』ってなっちゃうんだ。喧嘩をしても、5分後には何事もなかったかのように再び会話をしている。あなたがたにはほんの一部しか見えていないかもしれないけれど、僕たちの関係はどんどん深まっているんだ。(オーナーの)ジム(・クレイン)が彼と10年以上の契約を結んで、彼と一緒に長い間このチームでプレイできればいいな、と思っているよ」

     グラウンド上やベンチ内での様子を見ているだけでも、両者の仲の良さや信頼関係の強さはうかがえる。今回の記者会見での発言も、決して驚くような内容ではない。リーグを代表するスター選手同士がお互いのことを理解し、信頼していることがアストロズの強さを支えていると言っても過言ではないだろう。

     史上初となる4年連続200安打を達成し、打率.346、24本塁打、32盗塁、OPS.957の好成績で2年連続3度目の首位打者に輝いたアルトゥーベ。故障離脱がありながらも打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941の好成績をマークしたコレア。明日から始まるレッドソックスとの地区シリーズでも、この仲良しコンビがチームを牽引してくれるはずだ。


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  • シャーザー 復帰に向けてのブルペン投球回避

    2017.10.5 11:09 Thursday

     ナ・リーグの地区シリーズ(NLDS)でカブスと対戦予定のナショナルズ。日本時間10月7日から始まる初戦の先発はスティーブン・ストラスバーグが濃厚とされている。今季、4人が2桁勝利を挙げる強力先発陣を形成したチームだが現在、勝ち頭であるマックス・シャーザーの体の状態が心配されている。

     シャーザーはレギュラーシーズン最終登板となった日本時間10月1日のパイレーツ戦で右太ももを痛めて4回途中で降板していた。その後は故障者リスト(DL)入りはせずに患部の様子をみている。今後の復帰に向けて本日はブルペン投球を行う予定だったものの、これを回避してキャッチボールなどで体を動かすだけとなった。

     マイク・リゾ―GMによると「シャーザーを何戦目で起用させるかはまだ決めていない。それは彼の気持ち次第だよ。シャーザー本人にプレーオフで投げる気持ちがあればいいんだ」と話し明言を避けた。もし延期されたブルペン投球が明日、日本時間10月6日にできればその分、プレーオフ復帰時期が早まる可能性もある。チームとしてはシャーザーの体の状態が100%に近い状態で戻ってきてほしいところ。今季はチーム先発陣の中でトップとなる16勝を挙げ、4年連続250奪三振以上を記録するなど彼が登板するだけでも相手チームに脅威を与えることができる投手の1人だ。

     果たしてシャーザーの復帰はいつ頃になるだろうか。痛めている右太ももの状態との相談になるがブルペン投球が無事に終了できれば本人にとって復帰への大きな一歩になるはずだ。


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  • クルーバーはなぜ第2戦に回ったのか

    2017.10.5 10:51 Thursday

     昨季1勝届かずワールドシリーズ制覇を逃したインディアンスは明日からヤンキースとの地区シリーズを戦う。すでにインディアンスは第5戦までの先発予定投手を発表しているが、絶対的エースのコリー・クルーバーを第1戦ではなく第2戦に先発させるという驚きの決断をした。この決断の裏にはいったい何があったのか。

     第1戦にトレバー・バウアー、第2戦にクルーバー、第3戦にカルロス・カラスコを先発させるというプランがあることをクルーバーが初めて耳にしたのは数週間前のことだ。テリー・フランコーナ監督はクルーバーとの話し合いの場を設け、このプランについて説明した。第1戦に先発した投手は第3戦以降にリリーフで待機したり、中3日で第4戦に先発したりすることができる。この役割に最も適した投手がバウアーであるとフランコーナ監督は判断した。そしてそれ以上に、クルーバーが第2戦で先発すれば通常と同じ中4日で第5戦に先発できるということを強調した。クルーバーはこの説明を聞き、プランを受け入れる旨をフランコーナ監督に伝えたという。

     クルーバーは今季29試合に先発して18勝4敗、防御率2.25、265奪三振という素晴らしい成績をマーク。最多勝と最優秀防御率の二冠に輝き、サイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられている。特に6月1日に故障者リストから戦列に戻って以降は15勝2敗、防御率1.62と圧巻のピッチング。その男がエゴを捨て、「チームに勝つチャンスがあり、僕に投げてほしいと言われればいつでも投げるよ」とチーム第一の姿勢を見せているのである。

     昨季のポストシーズンではクルーバーは6試合に先発したが、うち3試合は中3日での登板だった。この3試合ではクルーバーは15イニングで7失点。その他の3試合では19.1イニングで防御率0.00をマークしただけに、中3日での登板がクルーバーのピッチングに悪影響を及ぼしていることは明白だった。そうしたこともあり、インディアンスはクルーバーになるべく中4日のルーティーンを維持してもらいたいと考えている。その第一歩が地区シリーズ第2戦での先発というわけだ。

     「これがベストの選択だと思うよ」と語るのは野球部門社長のクリス・アントネッティ。「勝ち進んでいけば、クルーバーに短い間隔での登板を頼むかもしれない」と今後の投手起用については含みを持たせたが、中4日のルーティーンを維持し、万全の状態でマウンドに上がる絶対的エースは対戦相手にとって大きな脅威となるに違いない。


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  • ヤンキース ALDS初戦はグレイ 田中は第3戦で先発か

    2017.10.5 10:24 Thursday

     日本時間10月5日、ヤンキースは明日から始まるア・リーグ地区シリーズ(以下ALDS)の第1戦にソニー・グレイ、第2戦にCCサバシアを先発させることを発表した。ヤンキース対インディアンスの地区シリーズはレギュラーシーズンの勝率で上回るインディアンスの本拠地、プログレッシブ・フィールドで開幕する。

     敵地で行われる第1戦と第2戦。インディアンスはすでに第5戦までの先発予定投手を発表しているが、ヤンキースもワイルドカード・ゲームの勝利から一夜明け、ひとまず第2戦までの先発予定投手を発表した。第1戦はグレイとトレバー・バウアーによる投げ合い。第2戦はベテラン左腕のサバシアとエース右腕のコリー・クルーバーというマッチアップとなっている。

     ワイルドカード・ゲームのロースターには入らず、第2戦までの先発予定にも名前がない田中将大は本拠地ヤンキー・スタジアムに移っての第3戦で先発することが濃厚。クルーバーらと並ぶリーグ最多タイの18勝を挙げたカルロス・カラスコとの対戦になる。今季の田中はホームで9勝5敗、防御率3.22と安定したピッチングを見せている一方、アウェイでは4勝7敗、防御率6.48とめった打ち状態。おそらくジョー・ジラルディ監督は田中を敵地ではなく、本拠地で先発させることを選択したのだろう。

     そして第4戦ではワイルドカード・ゲームでわずか1/3回ノックアウトとなったルイス・セベリーノがジョシュ・トムリンと投げ合う予定。第5戦はグレイとクルーバーの対戦になりそうだ(3勝先取のため、第4戦と第5戦は必要な場合のみ行われる)。

     球場との相性を考慮した結果とはいえ、セベリーノ、グレイ、サバシアに次ぐ先発4番手としてポストシーズンを迎えることになった田中。本拠地で7回15奪三振無失点と好投したレギュラーシーズン最終登板のピッチングを再現し、指揮官の信頼を取り戻してもらいたいところである。


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  • ドジャースへの挑戦権を手にするのは?NLWCGプレビュー

    2017.10.4 15:08 Wednesday

     ア・リーグに続いてナ・リーグでも日本時間10月5日にワイルドカード・ゲームが行われる。リーグ3位の勝率を残しながらドジャースの存在によってワイルドカードに回らざるを得なかったダイヤモンドバックスと、苦しみながらもワイルドカード争いを制し、8年ぶりのポストシーズン進出を果たしたロッキーズが激突する一戦の見どころをお届けする。

     ダイヤモンドバックスは2011年以来6年ぶり、ロッキーズは2009年以来8年ぶりのポストシーズン。同じナ・リーグ西部地区に所属する2球団が、同じくナ・リーグ西部地区を制したドジャースへの挑戦権をかけてダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドで激突する。ダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキー、ロッキーズはこちらもエースのジョン・グレイが先発予定となっている。

     「10月に野球をするのは特別だね」とポストシーズン進出を喜んだのはダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督。監督就任1年目でチームをポストシーズンに導いた指揮官は「エネルギーを作り出す必要はない。一年のこの時期にはすでにエネルギーは作られているからね。選手たちにはいつも通りにやろうと言っているよ」と平常心で戦うことを強調した。

     ポストシーズン経験者が少ないのもこの試合の特徴だ。ロッキーズが前回ポストシーズンへ出場した2009年の戦いを経験しているのはカルロス・ゴンザレスだけ。MVP候補に挙げられているノーラン・アレナードやチャーリー・ブラックモンにもポストシーズン出場経験はない。しかし、ブラックモンは「何も問題ないと思っているよ。ポストシーズンを経験したことのない選手ばかりだけど、オールスターのような大舞台を経験している選手はいるからね」と経験値の少なさを不安視していない。

     グレインキーは今季ホームで18試合に先発し、13勝1敗、防御率2.87と圧倒的な強さを発揮した。打者有利と言われる本拠地球場だが、被打率.209、K/BB5.70という見事なピッチング。夏場以降にやや調子を落としたのが不安材料だが、ポストシーズンでの経験も豊富であり、しっかり試合を作ってくれるはずだ。一方のグレイは7月下旬から13試合連続で3失点以下を継続中。こちらも試合を早々に壊してしまうような事態は考えにくい。試合序盤から点の取り合いとなったア・リーグのワイルドカード・ゲームとは異なり、投手戦が展開される可能性もありそうだ。

     打線のキーマンはポール・ゴールドシュミット、J.D.マルティネス(ともにダイヤモンドバックス)、ブラックモン、アレナード(ともにロッキーズ)といったMVP級の活躍を見せた選手たち。彼らが相手エース攻略の口火を切りたいところだろう。「僕たちは相手チームの全てを知っている。でも、彼らも僕たちの全てを知っている。決戦だね。タフな試合になると思うよ」とアレナードが語ったように、同地区のライバル同士による熱い試合が繰り広げられることは間違いない。

  • 【戦評】一戦必勝のALWCGを制したのはヤンキース!

    2017.10.4 14:26 Wednesday

     2017年のメジャーリーグはいよいよポストシーズンに突入。日本時間10月4日に行われたヤンキース対ツインズのワイルドカード・ゲームでポストシーズンは幕を開けた。負ければシーズン終了となる一発勝負のワイルドカード・ゲーム。両先発投手が序盤で早々に降板する中、試合を制したのはヤンキースだった。

     1回表、ツインズはブライアン・ドージャーの先頭打者アーチで先制すると、一死一塁からエディ・ロサリオも一発を放ち、いきなり3点を先制。さらにエドゥアルド・エスコバーとマックス・ケプラーが連打で一死二、三塁のチャンスを作り、ヤンキース先発のルイス・セベリーノをわずか1/3イニングでマウンドから引きずり下ろした。しかし、ヤンキースはその裏、ツインズ先発のアービン・サンタナから一死一、三塁のチャンスを作ると、遊撃手としては球団史上初めてポストシーズンで4番に座ったディディ・グレゴリウスがライトスタンドへスリーランを叩き込んで同点。初回の攻防は乱打戦を予感させた。

     2回裏、打者2巡目に突入したヤンキースは二死走者なしからブレット・ガードナーが一発を放って勝ち越しに成功。ツインズは3回表、ゲッツー崩れの間に同点に追い付いたが、ヤンキースはその裏、ツインズ2番手のホゼ・ベリオスから二死二塁のチャンスを作るとグレッグ・バードがタイムリーを放ち、再び1点を勝ち越した。

     ヤンキースは4回裏にアーロン・ジャッジが弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺さるツーランを放ち、2点を追加。7回裏には二死満塁からアーロン・ヒックスが押し出し四球を選び、リードを4点に広げた。

     両軍の明暗を分けたのは戦前から指摘されていたブルペンのクオリティ。ツインズはサンタナが2回4失点で降板した後、2番手のベリオスが3点を失い、3番手のトレバー・ヒルデンバーガーも1失点。一方、ヤンキースはセベリーノが1/3回で降板したにもかかわらず、緊急登板となったチャド・グリーンが好リリーフでピンチを切り抜け2回1失点。3番手のデービッド・ロバートソンは自己最長の3.1回を無失点で乗り切り、トミー・ケインリーは2.1回、アロルディス・チャップマンも最終回の1イニングを無失点に抑えた。

     「素晴らしいね」と試合を振り返ったのは4回裏のツーランを含む2安打2打点の活躍を見せたジャッジ。試合前にベンチコーチのロブ・トムソンが「もし序盤でリードされても心配するな。俺たちの試合をしようぜ」とチームを盛り上げてくれたそうだ。ジャッジは「ブルペンがよく頑張ってくれたおかげだよ」と、8.2回1失点という見事なパフォーマンスを見せたブルペン陣を労うことも忘れなかった。

     チームの強みの一つであるブルペンをフル稼働し、一戦必勝のワイルドカード・ゲームを制したヤンキース。自慢の強力ブルペン陣はこの先の戦いにおいても大きな武器となるはずだ。次はリーグ最高勝率を誇るインディアンスとの地区シリーズ。ワイルドカードからの「下剋上」に期待したい。


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  • 2017年 最も売れたユニフォームはアーロン・ジャッジ

    2017.10.4 11:59 Wednesday

     メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は日本時間10月4日、最新のユニフォーム人気ランキングを発表。1位に輝いたのは今季のメジャーリーグで最も大きい背番号を背負った男だった。

     今回のランキングは開幕戦以降のMLBShop.Comでの売上に基づいている。2017年のレギュラーシーズン中に最も売れたユニフォームはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)のものだった。新人選手が同ランキングの1位に名を連ねるのはこれが史上2例目(ランキング公表は2010年から)。2015年のレギュラーシーズン終了時点のランキングでクリス・ブライアント(カブス)が1位に輝いて以来の快挙となった。なお、ブライアントは今回のランキングでも2位に名を連ねており、メジャー3年目を迎えても球界トップクラスの人気は健在である。

     ジャッジは前半戦だけで30本塁打を放ってヤンキースのシーズン新人本塁打記録を更新し、ホームラン・ダービーで優勝。最終的には52本塁打を放ってメジャーリーグのシーズン新人本塁打記録を塗り替えるなど、歴史的な一年を過ごした。新人王だけでなくMVPの有力候補にも挙げられており、ユニフォーム人気ランキング1位に名を連ねるのも頷ける。「本当に感謝しています」とジャッジはファンのサポートに感謝の意を表した。

     上位10人のうちの7人、上位20人のうちの15人がポストシーズンに出場しており、強豪チームの選手が人気を集めている様子がうかがえる。ジャッジ、ブライアントとともにベスト5にランクインしたアンソニー・リゾー(カブス)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)はいずれもポストシーズンに出場する選手たちだ。また、トップ20には13チームの選手がランクイン。ポジション別に見ると投手が2人、捕手が3人、内野手が10人、外野手が5人となっている。昨季のワールドシリーズ王者・カブスからは4人、今季メジャー最高勝率のドジャースからは3人がトップ20に名を連ねた。上位20人のランキングは以下の通り。

     

    1.アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    2.クリス・ブライアント(カブス)
    3.アンソニー・リゾー(カブス)
    4.クレイトン・カーショウ(ドジャース)
    5.ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
    6.バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    7.ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    8.マイク・トラウト(エンゼルス)
    9.フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    10.ハビアー・バイエズ(カブス)
    11.コリー・シーガー(ドジャース)
    12.ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    13.ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    14.カイル・シュワーバー(カブス)
    15.ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    16.コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    17.ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)
    18.フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    19.ノア・シンダーガード(メッツ)
    20.ノーラン・アレナード(ロッキーズ)

  • オプトアウト権を有するアップトンの決断は?

    2017.10.4 11:34 Wednesday

     ジャスティン・アップトン(エンゼルス)は今季終了後にオプトアウトの権利を行使して現行の契約(6年1億3275万ドル:2016年~2021年)を破棄し、フリーエージェント市場に打って出ることが可能である。現時点ではアップトンは自らの意思を明らかにしていないものの、オプトアウト権を行使する可能性が高いと見られている。

     オプトアウト権を行使するか否かはワールドシリーズ終了後3日以内に決めなければならない。アップトンは4年8850万ドルの契約を残しているが、今季はキャリアハイのシーズンを過ごしており、フリーエージェント市場に出れば現行の契約以上の契約を得られる可能性が高い。そのため、アップトンがオプトアウト権を行使するのは濃厚だと見られているのだ。アップトンがエンゼルスに残留する場合も、オプトアウト権を行使して一旦契約を破棄し、改めて契約を結びなおすことになるだろう。

     今年8月に30歳を迎えたばかりのアップトンは今季タイガースとエンゼルスで計152試合に出場して打率.273、35本塁打、109打点、14盗塁、OPS.901の好成績をマーク。本塁打、打点、OPSなどの部門で自己ベストを更新した。絶好のタイミングでフリーエージェントになることができるため、より好条件の契約を求めて、あるいはワールドシリーズ制覇の可能性が高いチームとの契約を求めてオプトアウト権を行使するのは理にかなっている。アップトンはこれまでにブレーブス、パドレス、タイガース、エンゼルスと4球団でプレイしてきたが、ポストシーズンに出場したのは2013年が最後であり、ワールドシリーズ出場経験はない。

     フリーエージェント市場に打って出た場合に比較対象となるのはJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)だろう。しかし、強打の外野手はアップトンとマルティネスくらいしか市場に見当たらない。昨オフにヨエニス・セスペデス(メッツ)が得た4年1億1000万ドルという契約が目安になりそうだ。


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  • ジーターが最高経営責任者に就任 スタントンの去就は?

    2017.10.4 11:06 Wednesday

     ブルース・シャーマン氏とデレク・ジーター氏を筆頭とするマーリンズに新オーナーグループが日本時間10月4日に本拠地のマーリンズ・パークで記者会見を開き、今後の球団経営の方針などについて説明した。

     「我々はこのマーケットを信じている」とジーター。「我々はこの街のファン・ベースを信じているし、ファンを取り戻すことに焦点を当てている。時代を超えて持続可能な組織を築きたいと考えている。そのために一生懸命仕事をするつもりだ」と意気込みを語った。

     数ヶ月にわたる交渉の末、シャーマンとジーターのグループは12億ドルでジェフリー・ローリアからマーリンズを買収。日本時間10月3日に取引は成立し、今日、シャーマンとジーターは正式に1993年の球団創設以来4代目となるオーナーに就任した。シャーマンには球団社長兼筆頭オーナー、ジーターには最高経営責任者の肩書きがつく。

     今回の会見ではチーム編成についてあまり多くのことは語られなかった。ドン・マティングリー監督の契約は2019年まで残っているが、来季以降も引き続きマティングリーが指揮を執るのかどうかは決定していない。ジーターは「ドニー(=マティングリー)と話したよ。昨日、ドニーに会ったんだ。長いシーズンが終わったから家族のもとへ戻ってゆっくりしてください、ってね。落ち着いたら、他のチームがそうであるように、我々も全員を評価する予定だよ」と語り、来季に向けてのチーム編成にはこれから着手する予定であることを明らかにした。

     野球部門社長のマイケル・ヒルは2020年まで契約が残っており、来季以降もチームに残ることが確実と見られている。ただし、チーム編成についてはジーターが実権を握ることになるため、ヒルがどのような役割を担うかどうかは不透明である。

     そして、最大の関心事は主砲ジャンカルロ・スタントンの去就である。スタントンは全球団に対するトレード拒否権を持っており、2億9500万ドルという莫大な金額の契約が残っている。来季の年俸は2500万ドルだ。スタントンは球団が向かう方向を見極めるとしつつも、再建の一部にはなりたくないとの意向を明らかにしており、チームが解体に向かう場合には拒否権を放棄してトレードを希望する可能性が高い。しかし、大規模な契約を抱えているため、トレードを成立させるのは容易ではない。

     ジーターは「信じられないシーズンだったね。でも、彼のことはまだよく知らない」とスタントンについてコメント。「シーズンが終わったばかりで、まだ選手とは話をしていないからね。これからヒルと話し合うつもりだよ」と語ったジーターがどのようなチームを築き上げていくのか。マーリンズの今後の動向に注目したい。


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  • インディアンス ALDS第1戦の先発にバウアーを起用

    2017.10.4 10:31 Wednesday

     日本時間10月6日に開幕するア・リーグ地区シリーズに向けて、インディアンスのテリー・フランコーナ監督は自軍の先発ローテーションを発表。第1戦の先発にはエースのコリー・クルーバーではなく、トレバー・バウアーが指名された。

     今季最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたクルーバーはサイ・ヤング賞の筆頭候補にも挙げられており、紛れもないインディアンスのエースだ。しかし、フランコーナ監督はあえてこの右腕を第2戦に回す決断をした。「できる限りロースターのフレキシビリティを高めたかったんだ。ロースターは25人だけど、先発投手をブルペンに待機させることにより27人で戦っているような状態を作りたい」とその狙いを説明する。シリーズが長引けばクルーバーを2試合に先発させるのは当然のこと。仮にクルーバーを第1戦で起用すれば、次は中5日で第5戦に先発することになる。第2戦で先発させても中4日で第5戦に先発させることが可能であり、その場合は第1戦に先発した投手を第4戦(中3日)や第5戦(中5日)でブルペンに待機させることが可能になるというわけだ。

     「様々な要素を考慮したけど、良い形になったと思うよ」とフランコーナ監督は語る。第1戦にバウアー、第2戦にクルーバーが先発し、第3戦はクルーバーとともに最多勝のタイトルを獲得したカルロス・カラスコが先発予定。第4戦以降が必要になった場合には第4戦でジョシュ・トムリン、第5戦で再びクルーバーが先発する可能性が高い。

     また、クルーバーを第2戦に回す決断をした背景には、クルーバー本人からの希望もあったようだ。フランコーナ監督は数週間前にクルーバーと地区シリーズのスケジュールについて話し合ったという。その際にクルーバーは5日間のルーティーンを維持することを希望した。「最も重要なのはクルーバーに5日間のルーティーンを維持させることだった。それを実現できるのはクルーバーを第2戦に回すことだけだったんだ」とフランコーナ監督は話している。

     エース・クルーバーを中心に、盤石の態勢を整えたインディアンス。狙うは昨季惜しくも逃したワールドシリーズ制覇のみである。


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  • ツインズの要 サノーがALWCG欠場へ

    2017.10.4 08:06 Wednesday

     いよいよ日本時間10月4日からア・リーグのワイルドカードゲームを皮切りにポストシーズンがスタートする。最初に登場するのはツインズとヤンキースだ。ちなみに今季の対戦成績は4勝2敗とヤンキースが勝ち越している。その一方で今回の試合、ツインズのロースターにミゲル・サノーの名前がなかった。

     サノーは日本時間8月19日のダイヤモンドバックス戦で左すねを痛めてしまい、その3日後から約1ヶ月間故障者リスト(DL)入りをして患部の様子をみていた。日本時間9月30日から復帰を果たし当初、ワイルドカードゲームで代打の切り札として起用されることが明言されていたものの、状態が完全ではないためロースターから外れることになった。

     今季のサノーは114試合に出場して打率.264 28本塁打 77打点の成績を残し、前年103敗からの躍進を支えた打線の中心選手の1人だっただけに彼の離脱は一発勝負のワイルドカードゲームにおいて大きな影響を与えそうだ。サノーが抜けた穴は投手を11人登録することで補うことになる。今回、サノーは試合には出場できないがまだインディアンスとのディビジョンシリーズで復帰できる可能性が残されている。まずは彼抜きでチームがヤンキースに勝つことが絶対条件だ。


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  • いよいよ明日ポストシーズン開幕!ALWCGプレビュー

    2017.10.3 12:59 Tuesday

     メジャーリーグではいよいよ日本時間の明日からポストシーズンの戦いが幕を開ける。その先陣を切るのがヤンキースとツインズによるアメリカン・リーグのワイルドカード・ゲーム(以下ALWCG)だ。一発勝負、一戦必勝の戦いの見どころをお届けする。

     ヤンキースの本拠地、ヤンキー・スタジアムで行われるALWCG。レッドソックスとの熾烈な地区優勝争いの末、惜しくもワイルドカードに回ることになったヤンキースと、メジャーリーグ史上初となる前年100敗(59勝103敗)からのポストシーズン進出を果たしたツインズが激突する。ヤンキースはルイス・セベリーノ、ツインズはアービン・サンタナが先発予定だ。

     「才能だけで試合に勝てるわけじゃない。基礎を疎かにすれば、103敗を喫してしまうんだ。僕たちはスプリング・トレーニングで基礎的なことから取り組んできた。併殺をしっかり取ったり、カットマンへ正確に送球したりすることが勝つためには必要なんだ。こうした取り組みによって僕たちは全く別のチームになったんだよ」と今季を振り返ったのはツインズの正二塁手、ブライアン・ドージャーだ。従来から若手選手のポテンシャルの高さを評価されていたツインズは、こうした地道な取り組みによって大変身。ドージャー、ジョー・マウアーといった中心選手にバイロン・バクストン、エディ・ロサリオ、ジョー・ベリオスらブレイクを果たした若手選手が融合し、見事にワイルドカードを獲得した。先発予定のサンタナは今季メジャー最多タイとなる5完投&3完封をマーク。16勝8敗、防御率3.28という好成績を残し、シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せたが、3完封をマークしているように好調時にはまさにアンヒッタブルな存在。ポール・モリター監督は「サンタナの長所は試合を通じて速球を狙ったところへ投げられることだ。それがあるから打者は苦労する。さらに、サンタナは右打者も左打者も苦にしない」とエース右腕に信頼を寄せている。

     サンタナと投げ合うのは23歳の右腕、セベリーノだ。今季ブレイクを果たしエース格へ成長を遂げた右腕は、193.1イニングを投げて14勝6敗、防御率2.98、230奪三振という好成績をマーク。フォーシームは平均球速97.5マイルを誇り、これはルイス・カスティーヨ(レッズ)と並んで先発投手ではメジャー最速の数字である。ジョー・ジラルディ監督は「我々はセベリーノの今季の活躍に本当に満足している。彼は投手として成熟したし、相手打線を封じ込めることのできる投手だ。明日は彼のピッチングが重要になるね」と若きエースの好投に期待を寄せる。支配力ではセベリーノに軍配が上がるだけに、ツインズ打線をねじ伏せる快投に期待したい。

     本塁打王のアーロン・ジャッジを中心とした打線、一流リリーバーがズラリと名を連ねるブルペンを抱えるヤンキースが優勢と見られるが、一発勝負の戦いであるだけに何が起こるかわからない。ツインズは戦列復帰したばかりのミゲル・サノーがスタメンから外れる見込みとなっており、打線にはやや迫力を欠くものの、9月20日のヤンキース戦ではセベリーノを3回3失点で降板させている。一戦必勝のALWCGを制し、インディアンスとの地区シリーズに進出するのはどちらのチームなのか。試合は日本時間明日午前9時に開始予定だ。

  • 9月の最優秀リリーバーはチャップマンとドゥーリトル

    2017.10.3 12:21 Tuesday

     日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀リリーバーにはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)とショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ)が選出された。

     チャップマンは11試合に登板して6度のセーブ機会をすべて成功させ、防御率0.00、被打率.077、WHIP0.42とほぼ完璧なピッチング。2012年の7月と8月に続いて自身3度目の月間最優秀リリーバー選出となった(2005年から2013年までデリバリーマン賞という名称で表彰されていた)。今季は防御率3.22に終わるなど、安定感を欠くピッチングが続いていたチャップマンだが、9月に入ってようやく復調。12イニングを投げて17三振を奪った一方、3安打しか許さず、本来の支配的なピッチングが戻ってきた。9月13日のレイズ戦では史上49人目の200セーブに到達(セーブが公式記録となった1969年以降)。また、19日のツインズ戦では今季20セーブ目をマークし、2012年から6年連続で20セーブ以上を記録した3人目の投手となった(他の2人はレッドソックスのクレイグ・キンブレルとドジャースのケンリー・ジャンセン)。完全復調したチャップマンにはポストシーズンでも絶対的クローザーとしての活躍が期待される。

     ドゥーリトルは11試合に登板して1勝0敗8セーブ、防御率1.64と安定したピッチングを見せ、自身初の月間タイトル受賞となった。レギュラーシーズン最終登板となった9月28日のパイレーツ戦でジョシュ・ベルに同点弾を浴び、ナショナルズ移籍後初のセーブ失敗を喫したものの、ナショナルズ移籍後は22度のセーブ機会で21セーブを挙げ、ブルペンの立て直しに大きく貢献。シーズン通算では3年ぶりに50試合以上(53試合)に登板し、自己最多となる24セーブをマークした。51.1イニングで60三振を奪った一方で、与四球を10個のみに抑えるなど、優秀なK/BBは今季も健在。ポストシーズンでも重要な役割を担うことになるだろう。


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  • 9月の最優秀新人はジャッジとホゼ・マルティネス

    2017.10.3 11:51 Tuesday

     日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀新人にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とホゼ・マルティネス(カージナルス)が選出された。

     ジャッジは27試合に出場して打率.311(90打数28安打)、15本塁打、32打点、OPS1.352の好成績をマークし、今季4度目の同賞受賞となった。1シーズンで同賞を4度受賞したのは2012年のマイク・トラウト以来5年ぶりの快挙。「100得点・100打点・100四球」をクリアした新人は1939年のテッド・ウィリアムス以来78年ぶり史上2人目のことであり、まさに歴史的なシーズンを過ごした。9月9日から9月22日にかけて12試合連続得点を記録したが、これは過去65年の新人では2012年のトラウト(15試合連続)と2001年のアルバート・プーホルス(13試合連続)に次ぐ3番目の記録。最終的に52本塁打を放ち、1987年にマーク・マグワイアが打ち立てた49本塁打の新人本塁打記録を30年ぶりに塗り替えた。アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)らも好成績を残したが、満票でジャッジが新人王を受賞することはほぼ間違いないだろう。

     マルティネスは24試合に出場して打率.345(84打数29安打)、4本塁打、18打点、OPS.975の好成績をマークし、自身初の月間タイトル受賞となった。月間20打席以上の新人選手の中で、出塁率.427はリーグトップ、打率.345は同2位、29安打は同3位、18打点は同3位タイにランクイン。カージナルスの選手が同賞を受賞するのは7月のポール・デヨングに続いて今季2人目となった。カージナルス移籍2年目となった今季、初の開幕ロースター入りを果たしたマルティネスは106試合に出場して打率.309、14本塁打、46打点、OPS.897と期待以上の活躍を見せ、メジャーに定着。マイク・マシーニー監督はマルティネスを来季の正一塁手の有力候補に挙げており、来年7月に30歳を迎えるマルティネスにとっては今後のキャリアを左右する勝負の一年になりそうだ。


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  • 9月の最優秀投手はクルーバーとストラスバーグ

    2017.10.3 11:21 Tuesday

     日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀投手にはコリー・クルーバー(インディアンス)とスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が選出された。

     クルーバーは6試合に先発して1完封を含む5勝0敗、防御率0.84という見事な成績を残し、6月、8月に続いて今季3度目の月間MVP受賞となった(通算4度目)。同賞を3度受賞した投手は今季メジャー唯一であり、2015年のダラス・カイケル以来の快挙。43イニングを投げて50三振を奪った一方、与えた四球は3つだけであり、被打率.199、WHIP0.79と安定感抜群のピッチングを披露した。9月12日のタイガース戦で今季3度目の完封勝利をマークしてチームを20連勝に導き、今季16勝目をマーク。勝敗が記録されたシーズン最初の20試合で16勝以上を挙げたのは球団では過去65年間で3人目だった。また、9月17日のロイヤルズ戦では7回無失点の好投でシーズン250奪三振を突破。クルーバーは2014年にもシーズン250奪三振をクリアしており、複数回クリアは球団ではボブ・フェラーとサム・マクダウェルに次いで3人目の快挙となった。故障により1ヶ月ほど戦列を離れながらも18勝4敗、防御率2.25、265奪三振という素晴らしい成績でレギュラーシーズンを終えたクルーバー。最優秀防御率と最多勝の二冠に輝き、2014年以来3年ぶりとなるサイ・ヤング賞受賞が有力視されている。

     ストラスバーグは5試合に先発して4勝0敗、防御率0.83の好成績をマークし、昨年7月以来自身3度目の月間MVPに輝いた。32.2イニングを投げて40三振を奪った一方、許した安打は19本だけで、本塁打に至ってはゼロ。被打率.167と相手打者を圧倒した1ヶ月だった。8月24日から9月17日にかけての5先発では35イニング連続無失点を記録。これは球団記録を更新するとともに、2015年にザック・グレインキーが45.2イニング連続無失点、クレイトン・カーショウが37イニング連続無失点を記録して以来最長の記録となった。後半戦は10度の先発のうち7試合で自責点ゼロ、その他の3試合も計6失点に抑え、防御率0.86という驚異的な数字をマーク。最終的には15勝4敗、防御率2.52、204奪三振という好成績でレギュラーシーズンを終えた。3年ぶりに規定投球回に到達し、シーズン200奪三振も3年ぶり。15勝は2012年と昨年に並ぶ自己最多タイの数字であり、自己ベストと言っても過言ではないシーズンを過ごしたストラスバーグにはポストシーズンでも快投を期待したい。


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  • 9月の最優秀選手はジャッジとJ.D.マルティネス

    2017.10.3 10:49 Tuesday

     日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀選手にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)が選出された。

     ジャッジは27試合に出場して打率.311(90打数28安打)、15本塁打、32打点、OPS1.352の好成績をマークし、6月に続いて今季2度目の月間MVP受賞となった。29得点、15本塁打、32打点、28四球、出塁率.463、長打率.889、OPS1.352はいずれもリーグトップの数字であり、打率.185に終わった8月の不振を脱して完全復調。15本塁打は今季のどの月よりも多く、OPS1.352は今季のどの月よりも高かった。ジャッジは9月20日のツインズ戦で今季100打点に到達し、「100得点・100打点・100四球」をクリア。球団ではルー・ゲーリッグ、ベーブ・ルース、ミッキー・マントルらに次いで史上8人目の快挙となった。打率.284、52本塁打、114打点、9盗塁、OPS1.049という好成績でレギュラーシーズンを終え、本塁打王に輝いたジャッジ。新人王獲得はほぼ間違いないが、MVPの有力候補にも挙げられており、1975年のフレッド・リン(レッドソックス)、2001年のイチロー(マリナーズ)に続く史上3人目のダブル受賞が期待されている。

     マルティネスは24試合に出場して打率.404(99打数40安打)、16本塁打、36打点、OPS1.409という驚異的な活躍を見せ、自身初の月間MVPに輝いた。ダイヤモンドバックスの野手が同賞を受賞するのは2013年8月のマーティン・プラド以来4年ぶり。9月には2度の週間MVPを獲得し、1シーズンで4度受賞という史上初の快挙も成し遂げた。打率.404、26得点、16本塁打、36打点、長打率.970、OPS1.409はいずれもリーグトップ、40安打は同2位、出塁率.439は同4位の好成績だった。マルティネスは9月14日のロッキーズ戦で7試合連続打点を記録。これは2002年のルイス・ゴンザレスと2013年のポール・ゴールドシュミットが記録した8試合連続に次ぐ球団史上3位タイの数字である。また、マルティネスは今季タイガースとダイヤモンドバックスでプレイして計45本塁打を放ったが、1シーズンに複数球団でプレイして40本塁打以上を放ったのは1996年のグレッグ・ボーン、1997年のマーク・マグワイア、2000年のデービッド・ジャスティス、2008年のアダム・ダンに次いで史上5人目のことだった。さらに、9月の月間16本塁打は1949年のラルフ・カイナーに並ぶナ・リーグ記録となっている。規定打席不足ながら打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066という素晴らしい成績を残したマルティネス。ポストシーズンでの活躍にも期待したい。


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  • 最終週のMVPはコレアとマカッチェン

    2017.10.3 10:24 Tuesday

     レギュラーシーズン最終週(第26週=9月25日~10月1日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはカルロス・コレア(アストロズ)、ナ・リーグはアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)が選出された。

     コレアは打率.520(25打数13安打)、3本塁打、10打点、OPS1.611と驚異の打棒を発揮し、昨年8月以来自身3度目の週間MVP受賞となった。打率.520、13安打、8得点、10打点はいずれもリーグトップ、出塁率.571は同2位、4二塁打は同2位タイ、長打率1.040は同3位、3本塁打は同3位タイにランクイン。アストロズの選手による同賞受賞は第9週のジョージ・スプリンガー、第14週のホゼ・アルトゥーベに次いで今季3人目となった。アストロズは9月25日から28日にかけての4試合で49得点・9失点と相手チームを圧倒。4試合連続で9点以上をリードして勝利したのは1887年のデトロイト・ウルバリンズ以来130年ぶりだった。この圧勝劇の立役者がコレアであり、コレアは26日からの3試合で10安打、なかでも27日から2試合連続で4安打を放つなど大活躍を見せた。9月3日の戦列復帰以降、21日までに出場した17試合で打率.182、1本塁打、OPS.486というスランプに陥っていたコレアだが、シーズン最終盤に復調。打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941という成績でレギュラーシーズンを終え、球団の遊撃手によるシーズン本塁打記録を更新しただけでなく、デビューから3年連続で20本塁打以上を放ったメジャーリーグ史上初の遊撃手となった。

     マカッチェンは打率.471(17打数8安打)、2本塁打、9打点、OPS1.526の好成績をマークし、2015年8月以来自身7度目の週間MVPに輝いた。9打点と長打率1.000はリーグトップタイ、打率.471は同3位、6得点と2本塁打は同3位タイにランクイン。パイレーツの選手による同賞受賞は今季初であり、昨年9月にショーン・ロドリゲスが受賞して以来となった。マカッチェンが輝いたのは9月26日のオリオールズ戦。マカッチェンはこの試合でキャリア初の満塁本塁打を放つなど4打数4安打、2本塁打、8打点の大活躍を見せた。通算200本塁打を超えてから初の満塁本塁打を放ったのはメジャーリーグ史上6人目という珍記録。過去5人はサミー・ソーサ、ジェフ・バグウェル、ボブ・ホーナー、カーク・ギブソン、エリック・キャロスという豪華な顔ぶれである。マカッチェンは打率.279、28本塁打、88打点、11盗塁、OPS.849という成績でレギュラーシーズンを終了。来季の契約は年俸1475万ドルの球団オプションとなっているが、パイレーツがこのオプションを行使することは確実であり、おそらく来季がパイレーツで過ごす最後のシーズンになりそうだ。


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