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  • オールスターのロースターは日本時間7月3日に発表

    2017.6.23 10:33 Friday

     今年のオールスター・ゲームのロースターが、日本時間7月3日(月)午前8時にESPNの「Esurance All-Star Selection Show」で明らかにされることが発表された。

     ファン投票ではア・リーグから指名打者を含む9選手、ナ・リーグから指名打者を除く8選手が選出される。ファン投票の締め切りは日本時間6月30日(金)午後12時59分。また、今年から従来の監督推薦が廃止され、両軍の投手と控え野手(ア・リーグ22選手、ナ・リーグ23選手)は、選手間投票とコミッショナー事務局による選考によって選出されることになっている。なお、今年のオールスター・ゲームでは昨季のリーグ覇者であるインディアンスのテリー・フランコーナ監督とカブスのジョー・マドン監督が指揮を執る。

     ファン投票、選手間投票、コミッショナー事務局による選考によって両軍の31選手が確定し、両軍の最後の1枠、32人目の選手は例年通り最終投票によって選出される。最終投票では両リーグから5人ずつ候補者が選出され、その中からファン投票によって各リーグ1人がオールスター出場の切符を手にすることになる。最終投票は2002年に導入され、今年で16回目。過去にはアンドリュー・ジョーンズ(2002年・ブレーブス:元楽天)、松井秀喜(2004年・ヤンキース)、岡島秀樹(2007年・レッドソックス)、ダルビッシュ有(2012年・レッドソックス)、スティーブ・デラバー(2013年・ブルージェイズ:元広島)らが最終投票によって選出された。

     まずは日本時間7月3日に発表される両軍31選手。どのようなロースターになるのか、今から発表が待ち遠しい。


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  • 【戦評】完全試合阻止から打線が繋がりマリナーズ4連勝

    2017.6.22 17:45 Thursday

     ジャスティン・バーランダー(タイガース)が5回までパーフェクトピッチングを続けたこの試合。しかし、最終的にはマリナーズの勢いを印象付ける結果となった。

     5回まで1人の走者を出すこともできず、6回表までに4点のビハインドを背負ったマリナーズ。ところが、6回裏一死から8番ジャロッド・ダイソンが試みたセーフティ・バントが試合の流れを大きく変える。このバントが見事に成功し、ダイソンの内野安打でバーランダーのパーフェクトピッチングは終了。マリナーズは反撃のきっかけを掴んだ。すると、9番マイク・ズニーノが四球、1番ジーン・セグーラがショート後方へのポテンヒットで繋いで一死満塁のチャンスとなる。ここで2番ベン・ギャメルがセンター前へ弾き返してまず1点。さらに二死後、4番ネルソン・クルーズがレフトへの2点タイムリーツーベースを放ち、マリナーズはダイソンのバントヒットをきっかけに、1点差に迫った。

     そして7回裏。マリナーズは先頭の7番ミッチ・ハニガーの6号ソロで同点に追い付くと、二死一、二塁のチャンスで3番ロビンソン・カノーが右中間を破るツーベースを放ち、2点を勝ち越した。さらに4番クルーズが続いて7-4。追い付いただけでなく、勝ち越し、ダメ押しと理想的な攻撃を見せたマリナーズが、6回、7回の2イニングで見事に試合をひっくり返した。

     9回表にクローザーのエドウィン・ディアスが1番イアン・キンズラーに7号ソロを浴びて1点こそ失ったものの、7-5で試合終了。バーランダーのパーフェクトピッチングから一転、マリナーズ打線がここ最近の勢いを見せつけ、これでマリナーズは4連勝となった。「今季我々が対戦したどの投手にも劣らないくらいに良かった」とスコット・サービス監督は相手エースの好投を称えたが、「大きな勝利だよ」と主砲クルーズが語ったように、チームをさらに勢いづけるような逆転勝利となった。「とにかく何かしなければ、と思ったんだ」とはバントヒットで試合の流れを変えたダイソン。サービス監督も「ダイソンは素晴らしいバントをしてベンチに元気を与えてくれた。その後は打線が上手く繋がったね」と勝利の立役者に賛辞の言葉を贈ることを忘れなかった。

     マリナーズは4連勝で5割復帰。地区首位を走るアストロズの背中は遠いが、ワイルドカード圏内までは僅か1.5ゲーム差だ。2001年以来のポストシーズン進出を目指すマリナーズの2017年シーズンは、まだまだ面白くなりそうだ。


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  • 【戦評】カージナルス 連日の延長戦を制したが…

    2017.6.22 17:03 Thursday

     延長11回に7点を取って大勝した前日に続き、今日も延長戦を制したカージナルス。しかし、対戦相手はメジャー最低勝率のフィリーズであり、今月8勝のうち5勝がフィリーズ戦という有様だ。「フィリーズにばかり勝っていても無意味だ」というような厳しい意見も聞こえ始めてきたカージナルスだが、この連勝は浮上のきっかけとなるのだろうか。

     直近5先発のうち4試合で5回持たずに降板しているマイケル・ワカが先発したこの試合。ゲッツーを取れば無失点という場面で二塁グレッグ・ガルシアがゲッツー性のゴロをエラーするという手痛いミスが出て、初回にいきなり3点を先制されてしまう。ワカはその後もピリッとしない投球が続き、4回には再びゲッツーを取れば無失点という場面でガルシアに送球ミスが飛び出して2失点。苦しむワカの足を守備陣が引っ張ってしまうという最悪の形で、カージナルスは5点のビハインドを背負う展開となる。

     一方の打線は、フィリーズ先発の新人ニック・ピベッタに4回までゼロに抑えられていたものの、5回表に6番トミー・ファムの8号ソロ、6回表に4番ジェッド・ジョーコの11号ツーランが飛び出して2点差。さらに8回表に代打ホゼ・マルティネスの4号ソロ、9回表には6番ファムにこの日2本目となる9号ソロが飛び出して、本塁打攻勢でなんとか同点に追い付いた。

     そして、延長10回表。先頭のマルティネスが二塁打で出塁すると、ボークで無死三塁と勝ち越しのチャンスを得る。しかし、ここで1番マット・カーペンターが見逃し三振。フィリーズは2番デクスター・ファウラーを敬遠してゲッツーを狙う策をとったが、なんとエドゥブレイ・ラモスが一塁への牽制を悪送球。カージナルスが労せずして勝ち越しに成功する。その後、5番ヤディアー・モリーナにタイムリーが飛び出して7-5。その裏の攻撃を守護神オ・スンファンが1点で凌ぎ、カージナルスがなんとか延長戦をモノにした。

     「本塁打でしか点が取れない打線」と「投手陣の足を引っ張る守備」の改善を目指して春季キャンプに取り組んでいたはずのカージナルス。しかし、この試合では6年ぶりにポストシーズンに進出できなかった昨季と同じような野球が展開された。メジャー最低勝率のフィリーズ相手だから勝てたものの、こんな野球はポストシーズン進出を目指すチーム相手には通用しない。実際、今月上旬の7連敗のあと、フィリーズ3連戦をスイープして盛り返すかと思われたカージナルスは、その後のブリュワーズ、オリオールズとの7連戦で2勝しかできなかったのだ。なかなか歯車が上手く噛み合わない今季のカージナルス。まだ地区優勝を狙える位置にいるとはいえ、現在のチーム状況を考えると地区優勝を狙えるチームであるとは思えない。7月末のトレード・デッドラインで買い手に回るのか、それとも売り手に回るのか。買い手に回ってポストシーズン進出を目指すためには、向こう1ヶ月の戦いが非常に大切になってくるに違いない。


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  • 【戦評】好調ロイヤルズ ペレスの満塁弾で逆転勝利

    2017.6.22 16:09 Thursday

     6月に入って12勝6敗と好調なロイヤルズが、見事な逆転勝利でレッドソックス3連戦に勝ち越し。試合をひっくり返したのはサルバドール・ペレスの自身初となるグランドスラムだった。

     2点を追う8回裏、ロイヤルズは3者連続四球で無死満塁の大チャンスを作った。「あんなことは滅多に起こらないよ。特に3者連続四球で満塁にしちゃうなんてことはね」とレッドソックスのジョン・ファレル監督は振り返ったが、今日の試合までレッドソックスは7回終了時点でリードしていた試合は29戦無敗だったのだ。カウント1-2と追い込まれた後、ボール球が2球続き、ファウルで3球粘った後の9球目だった。高めに浮いたフォーシームを捉えた打球は、左中間スタンドに突き刺さる15号逆転グランドスラムとなった。

     「そういえばグランドスラムを打ったことないな、と考えていたんだ」とペレスが語ったように、これがメジャーで放った自身初のグランドスラム。今季ここまで打率.292、15本塁打、OPS.858と打撃好調なリーグを代表する捕手が、大きな仕事をやってのけた。

     開幕から打線が低調で、4月を7勝16敗で終えたロイヤルズ。一時は借金10を抱えたが、その後はすっかり復調し、今日の逆転勝利で5割復帰に王手をかけた。首位インディアンスも好調とはいえ、まだ3.5ゲーム差。シーズンは半分以上残っており、ロイヤルズにも地区優勝のチャンスは十分に残っている。トレード市場の主役になるのではないかと騒がれているロイヤルズだが、ひょっとすると10月にはポストシーズンの主役になっているかもしれない。


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  • 【戦評】マーリンズ ノーヒッター阻止から逆転勝利

    2017.6.22 15:43 Thursday

     ノーヒッターまであと5アウトというところまで追い込まれながらも、初安打をきっかけに2点を奪ったマーリンズが逆転勝利。好投手マックス・シャーザー(ナショナルズ)からチーム一丸となってもぎ取った会心の勝利となった。

     「スライダーが何球か抜けてしまった。上手くコントロールできなかったんだ。試合の後半になって、それが致命傷になってしまった。ゴードンかスタントンのどちらかを抑えてイニングを終わらせなければならなかったのに、それができなかった」とシャーザーはノーヒッターを阻止されただけでなく、逆転を許してしまった8回裏を振り返った。

     8回まではシャーザーが完全に試合を支配していた。ジャンカルロ・スタントン、マーセル・オズーナといった好打者が並ぶマーリンズ打線を相手に7イニングをノーヒットに抑える見事なピッチング。許した走者は四死球による2人だけだった。しかし、「今日のシャーザーは素晴らしかった。全ての球種を同じフォームで投げていた。とにかくバットに当てて、インプレーの打球にしようと必死だったよ」と語ったA.J.エリスの平凡な打球が、ノーヒッターを打ち砕いた。

     「捕ったと思ったんだけどな」とシャーザーは悔しそうな様子を見せたが、エリスの投手ゴロを弾いた打球は遊撃トレイ・ターナーの前に転がる内野安打となり、ノーヒッターへの挑戦は終了。ここでマーリンズは代走に投手のホゼ・ウーレイナを起用する執念を見せた。8番JTリドルは二塁ゴロに倒れ、二死二塁。続く代打J.T.リアルミュートが遊撃ゴロに倒れて3アウトかと思われたものの、ターナーからの送球を一塁アダム・リンドが捕球できず、二死一、三塁とチャンスが拡大する(記録はリンドのエラー)。シャーザーはここで1番ディー・ゴードンに死球を与えてしまい、二死満塁。そして、2番スタントンの打席で暴投によって同点に追い付かれると、スタントンにレフト前へ運ばれ、マーリンズが1点を勝ち越した。

     「リンドのエラーが流れを変えてくれた」とスタントン。一方、ナショナルズのダスティ・ベイカー監督は「今日はシャーザーに託したんだ。(100球を超えても)まだ素晴らしいボールを投げていた。誰が彼より良い球を投げられるって言うんだい?」と語り、シャーザーを続投させた判断に後悔はないことを明言した。ナショナルズの救援防御率5.04はリーグワーストの数字。100球を超えたシャーザーよりも信頼できるリリーバーがブルペンにはいなかった、ということなのだろう。ナショナルズが大きな弱点を露呈してしまった一方で、マーリンズにとっては好投手シャーザーからもぎ取った大きな1勝となった。


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  • インディアンス対ツインズ 来年4月にプエルトリコで開催

    2017.6.22 11:31 Thursday

     メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、2018年4月17~18日にプエルトリコ・サンフアンにあるヒラム・ビソーン・スタジアムでインディアンス対ツインズ2連戦を開催することを発表した。

     「夢が叶うよ」とインディアンスが誇る若きスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアは興奮気味に語った。「僕はいつもプエルトリコのファンの前でプレイしたかった。そして、来年の4月にその機会を得られるんだ。信じられないくらい素晴らしいことだよ。プエルトリコに住んでいる家族やファンに会うのが楽しみだ。本当に素晴らしい経験になるだろうね」

     この2試合はツインズのホームゲームとして開催される予定となっている。また、プエルトリコでの公式戦開催は2010年6月にメッツ対マーリンズの3連戦が開催されて以来となる。

     リンドーアのほか、インディアンスのロベルト・ペレス、ツインズのケニーズ・バルガス、エディ・ロサリオ、ホゼ・ベリオス、ヘクター・サンティアゴは今年3月に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシックにプエルトリコ代表として出場しており、彼らにとっても貴重な経験となるに違いない。「母国の人々や家族の前でプレイする機会を得られてとても興奮しているよ」とバルガスは語る。「母国やホームタウンのためにメジャーリーグのユニフォームを着てプレイするのは僕の夢の一つだった。その機会を得て、プエルトリコでホームランを打つことに挑戦できるなんて素晴らしいね」

     両チームにとって、両チームに所属するプエルトリコ出身の選手にとって、そしてプエルトリコの野球ファンにとって、忘れられない2試合になることは間違いなさそうだ。


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  • フィスターが契約破棄権を行使し再びFAに

    2017.6.22 11:01 Thursday

     エンゼルスは日本時間5月21日にマイナー契約を結んだダグ・フィスターから契約破棄の申し入れがあり、日本時間6月21日に同投手をリリース(解雇)したことを発表した。

     5度の2桁勝利を含むメジャー通算77勝の実績を誇り、昨季はアストロズで12勝13敗、防御率4.64の成績を残したフィスター。昨季終了後にFAとなり、新たな所属先を探したものの、なかなか新天地が決まらず、ギャレット・リチャーズとタイラー・スキャッグスの故障離脱によって先発投手陣が手薄となっていたエンゼルスと先月マイナー契約を結んだばかりだった。

     エンゼルスとフィスターの契約には、契約から1ヶ月後にあたる日本時間6月21日までにメジャーに昇格できなかった場合にリリースを要求できるオプトアウト権(契約破棄権)が含まれており、メジャーでの登板機会が得られないと判断したフィスター側がこの権利を行使し、再びFAとなることを要求したようだ。

     エンゼルス加入後のフィスターはAAA級で3試合に先発し、1勝0敗、防御率4.02という成績。日本時間6月18日にマット・シューメイカーが故障者リスト入りし、先発ローテーションに欠員が生じたものの、エンゼルスはフィスターではなく、新人右腕のパーカー・ブライドウェルに登板機会を与えることを決断した。さらに、スキャッグスがオールスター前に復帰できる見込みとなっており、フィスターは必ずしもエンゼルスにとって必要な存在ではなくなっていた。「ビリー・エプラーGMは様々なシナリオを検討した。そして、これが行くべき道だと判断したんだ」とマイク・ソーシア監督は語る。

     エプラーGMによると、エンゼルスはフィスターをAAA級の一員としてチームにキープしておくことも検討していたが、フィスター側がFAになることを希望したため、今回の決断に至ったようだ。「彼はすぐにメジャーで投げられると感じているようだ。契約上、これは彼の権利だからね。彼は権利を行使しただけだよ」

     実績があるとはいえ、今季メジャーで1試合も投げていないフィスターをポストシーズン進出に向けての戦力補強として獲得するのはリスクが高い。フィスターの新天地はどこになるのか。今後の動きに注目だ。


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  • フリーマン 三塁転向を真剣に検討中

    2017.6.22 10:36 Thursday

     ブレーブスが故障離脱中の主砲フレディ・フリーマンを三塁手として起用するプランを検討中という話が出てきたばかりだが、どうやらフリーマン自身も三塁転向プランについて真剣に考えているようだ。

     フリーマンの穴埋め要員としてカージナルスから獲得したマット・アダムスが期待以上の活躍を見せているブレーブス。フリーマンとアダムスを同時起用するために、フリーマンを三塁手として起用するのでは、という話が浮上している。「そういう話が出ているなら、ぜひやってみたいね。アダムスの打撃は僕たちに必要だし、僕は勝つためになら何だってやってやるよ」とフリーマンも三塁転向プランを前向きに捉えている。「もし三塁に移る可能性があるなら、しっかり練習するよ。アダムスたちが今の状態を維持して僕がラインナップに復帰すれば、シーズンの残り数ヶ月は僕たちにとってとても特別なものになるだろうね」

     マット・カーペンターの一塁転向によってレギュラーの座を失ったアダムスは、オープン戦終盤から今季序盤にかけてレフトの守備に挑戦していた。しかし、メジャーでの出場に見合うレベルではないと判断され、レフトでの出場は僅か6試合、34.1イニングで終了。また、マット・ケンプ、エンダー・インシアーテ、ニック・マーケイキスの3人で外野のレギュラーが固定されていることもあり、アダムスを外野手として起用するよりフリーマンを三塁に移す方がチームにフィットする、という事情もある。

     フリーマンが最後に三塁を守ったのはプロ1年目の2007年。ルーキーリーグで5試合、48.1イニングだけ三塁の守備に就き、3失策、守備率.786という数字が残っている。フリーマンの戦列復帰は早くても7月の最終週と見られていたが、順調に回復しており、現時点ではオールスター直前、もしくはオールスター直後に復帰できる見込みとなっている。フリーマンはすでに三塁ベースコーチのロン・ワシントンを伴い、三塁の守備練習にも取り組んでいるようだ。

     チームのためになるのであれば自己犠牲も厭わないフリーマン。チームのことを第一に考える主砲の復帰によって、後半戦のブレーブスは面白い存在になるかもしれない。


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  • 【戦評】レッドソックス 今季初の単独首位浮上!

    2017.6.21 17:02 Wednesday

     ワールドシリーズ制覇の切り札として迎え入れたクリス・セールが今季10度目の2桁奪三振を記録して9勝目。レッドソックスがついに今季初の単独首位に躍り出た。

     「現在の俺たちについてネガティブなことは言えないと思うよ」とセールはチームの状態に手応えを感じている。「しっかり点を取っているし、先発投手陣の調子は良いし、ブルペンもしっかり仕事をしている。自分たちが今どの位置にいるかなんて知らないけど、かなり良い位置にいるんじゃないかな」

     この日のロイヤルズ戦も、まさにセールが話したような試合展開だった。2回裏に6番マイク・ムスターカスに通算100号となる19号ソロを浴びて先制を許したものの、直後の3回表に1番ムーキー・ベッツのタイムリーですぐさま同点に追い付き、4回表には6番サム・トラビスのタイムリーツーベースなどで一気に4点を勝ち越し。6回表にも2番クリス・ヤングのタイムリーツーベースなどで3点を追加し、試合を決めた。

     打線の援護を得たセールはその後、全く危なげないピッチングを展開し、8回までに打たれたヒットは僅か2本。9回裏のマウンドにも上がったセールは、9番アレックス・ゴードンからこの試合10個目となる三振を奪った直後に1番ウィット・メリーフィールドを歩かせ、2番ホルヘ・ボニファシオに10号ツーランを浴びてしまったものの、8.1回3失点と先発投手としての役割を十二分に果たした。最後は一死一塁から登板したフェルナンド・アバッドが4番の打順に入っていた投手のトラビス・ウッドを併殺に打ち取って試合終了。打線、先発、リリーフすべてがしっかり仕事をする、理想的な試合展開となった。

     これでレッドソックスは7連敗中のヤンキースをかわして今季初の単独首位に浮上。セールを獲得し、開幕前にはワールドシリーズ制覇の有力候補に挙げられていた「大本命」が、ついに就くべきポジションに就いた格好だ。セールが語るチーム状態が続くのであれば、地区優勝、リーグ優勝、そしてワールドシリーズ制覇も非現実的な目標ではなさそうだ。


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  • 【戦評】アレナードの逆転打でグレインキーを撃破

    2017.6.21 15:58 Wednesday

     クアーズ・フィールドに鳴り響く「MVP!」の掛け声が現実になる日はそう遠くないのかもしれない。今日から始まったロッキーズ対ダイヤモンドバックスのナ・リーグ西部地区上位対決3連戦。大事な初戦の行方を決めたのはノーラン・アレナード(ロッキーズ)の一打だった。

     ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)と新人ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)の両先発で始まったこの試合。両投手の好投により、「打者天国」クアーズ・フィールドらしからぬ投手戦が展開された。暴投に捕手ジェフ・マシスの悪送球が絡んで不運な形で先制点を与えたグレインキーだったが、その後は5番カルロス・ゴンザレスに6号ソロを浴びたものの、7回まで7奪三振無四球2失点としっかり試合を作り、味方の援護を待つ。一方のマルケスも6回を投げて打たれたヒットは僅か4本。ダイヤモンドバックスの反撃を5番クリス・オーウィングスの犠牲フライによる1点のみに抑え、好投手グレインキーに勝るとも劣らない見事な投球を見せた。

     試合が動いたのは8回だった。1点を追うダイヤモンドバックスは8回表、先頭の2番デービッド・ペラルタが左腕クリス・ラシンから7号ソロを放って同点に追い付くと、代わったアダム・オッタビーノから3番ポール・ゴールドシュミットが17号ソロを放ち、逆転に成功。好投を続けていたグレインキーに勝利投手の権利が発生した。そしてグレインキーは8回裏のマウンドへ。

     しかし、グレインキーは8回裏一死から1番チャーリー・ブラックモンと2番DJレメイヒューに連打を浴び、一死一、二塁のピンチを背負ってしまう。ここで打席には3番アレナード。前の試合で「サヨナラ弾でサイクル達成」という離れ業をやってのけ、現在最も勢いのある打者の一人だ。グレインキーの投じたこの試合の99球目。低めへのスライダーだった。アレナードが捉えた打球はライトのフェンスを直撃し、一気に二者が生還。試合を再びひっくり返す、2点タイムリーツーベースとなった。

     「三塁に立ったとき、観客の声が本当によく聞こえたよ。とても興奮した。ちょっと身震いしたよ」とアレナードは自身の一打を振り返ったが、前の試合で放ったサイクル達成の逆転サヨナラ弾といい、今日の逆転打といい、ここぞの場面で大きな一打を放つ勝負強さはまさに「Most Valuable」にふさわしい。クアーズ・フィールドに鳴り響く「MVP!」の掛け声は、決してその場の勢いだけによるものではないはずだ。

     ダイヤモンドバックスの7連勝をストップさせたロッキーズは6連勝で地区首位をキープ。5連勝中のドジャースが0.5ゲーム差で追っているものの、主砲の勝負強さがここ一番で発揮され続ける限り、ロッキーズの勢いはまだまだ衰えないだろう。


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  • 【戦評】1番リゾーの第1打席は出塁率10割!

    2017.6.21 15:11 Wednesday

     「最強の1番打者」アンソニー・リゾー(カブス)が放った今季3本目の先頭打者アーチがそのまま決勝打となった。

     打順が1番に移ってから1週間。リゾーの勢いが止まらない。1番打者として出場した7試合、初回の第1打席で全試合出塁しているのだ(6打数6安打1二塁打3本塁打1四球)。今日のパドレス戦でも先頭打者アーチを放ち、先頭打者アーチは早くも今季3本目(メジャー4位タイ)。自己最長の14試合連続安打を継続中と好調のリゾーだが、その期間は11長打、17打点と素晴らしい成績をマークしている。

     「リゾーはまたやってくれたね」とジョー・マドン監督。リゾーを1番打者として起用した張本人だが、流石にここまでの活躍は予想外だったのだろう。カブスの1番打者が7試合連続で第1打席に出塁したのは1960年のリッチー・アッシュバーン以来球団史上2人目という歴史的な快挙。「アッシュバーンと名前が並ぶなんて、とんでもないことだよ」とマドン監督もリゾーの歴史的な活躍に驚きを隠さない。

     1番打者がこれだけ活躍すれば、チームの調子が上向くのは当然のこと。リゾーが1番打者を務めた7試合をカブスは5勝2敗と勝ち越し、気付けばナ・リーグ中部地区の首位ブリュワーズまで0.5ゲーム差に迫っている。チーム最多の17本塁打を放っている主砲を1番打者として起用するのは一見、奇妙に映るかもしれない。しかし、チームトップの出塁率.398(規定打席以上)を記録している打者を1番打者として起用するのはごく自然なことだ。「1番リゾーはカブスの本来の形ではない」との意見もあるだろう。しかし、これほど上手くハマっている「1番リゾー」を無理に動かす必要はあるだろうか。

     シーズン終了後、「2017年シーズンはリゾーの1番起用をきっかけに流れが変わった」と戦術家・マドン監督のキャリアに新たな1ページが加わっているかもしれない。


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  • 【戦評】延長11回にカージナルス打線が大爆発

    2017.6.21 14:40 Wednesday

     延長戦に突入してから投手陣の頑張りに打線が応え、カージナルスが連敗を2でストップさせた。

     カージナルスは2回表に4番ジェッド・ジョーコの10号ソロで先制したが、フィリーズが4回裏に5番マイケル・フランコのタイムリーで同点に追い付き、試合は1-1の同点のまま延長戦に突入。試合が大きく動いたのは延長11回表だった。

     フィリーズは5番手エドゥブレイ・ラモスをマウンドに送ったが、この回先頭の1番マット・カーペンターと続く2番デクスター・ファウラーに連続四球を与え、1アウトも取れずに降板してしまう。無死一、二塁のピンチで6番手ケーシー・フィーンを起用したものの、3番スティーブン・ピスコッティが右中間を破る2点タイムリーツーベースを放ち、カージナルスがついに勝ち越し。すると、このあとカージナルス打線が突如として繋がり始め、5番ヤディアー・モリーナの9号ツーラン、7番トミー・ファムの7号ツーランなども飛び出してこの回7得点で一気に試合を決めた。

     「ブルペンの頑張りが試合に勝つチャンスを与えてくれた」とマイク・マシーニー監督は5イニングを無失点に抑えたブルペン陣の奮闘を称えた。「彼らの頑張りが打線の奮起を促し、良い攻撃に繋がったんだよ」

     貴重な追加点となる7号ツーランを放ったファムは「初球はカッターだった。もし2球目もカッターだったら思い切り叩いてやるつもりだったんだ。こんなの普通は上手くいかないけど、今日は上手くいったよ」と自身の一発を振り返った。

     なかなか投打が噛み合わないカージナルスは現在ナ・リーグ中部地区の4位に低迷しているが、首位ブリュワーズとはまだ4ゲーム差。ライバルの2位カブスとも3.5ゲームしか離れていない。投手陣の頑張りに打線が応えるような試合が増えれば、おのずと上位との差は縮まっていくはずだ。


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  • フリーマンが三塁手として復帰の可能性

    2017.6.21 11:43 Wednesday

     フレディ・フリーマンとマット・アダムスを同時起用する方法を検討中のブレーブス。どうやら球団内ではフリーマンを三塁手として起用するプランが浮上しているようだ。

     打率.341、14本塁打、OPS1.209と開幕から驚異的なペースで打っていたフリーマンを死球による左手首骨折で失ったブレーブスは、その穴を埋めるためにカージナルスからアダムスを獲得した。すると、アダムスは移籍後の28試合で打率.306、10本塁打、OPS1.018という見事な活躍を見せ、埋めるのは不可能と思われたフリーマンの穴をしっかり埋めている。この二人に打率.322、11本塁打、OPS.908のマット・ケンプが加われば他球団も羨む脅威の中軸が完成するが、フリーマンとアダムスはともに一塁手。フリーマンが復帰すればアダムスは控えに回るか再び放出されるのではないか、というのが一般的な見方だった。「どんな可能性も排除することはできないよ」とブライアン・スニッカー監督が語ったように、どうやら両者をラインナップに共存させる「ウルトラC」が検討されているようだ。

     その「ウルトラC」とはフリーマンの三塁起用である。フリーマンは高校時代を三塁手として過ごし、また、チームのためになるのであればどんなことも厭わないという献身的なメンタルの持ち主であるため、チームからの要請があれば三塁コンバートを受け入れる可能性は高い。「フリーマンが戻ってくるというのは確定しているから、(フリーマン復帰後の選手起用について)チーム内で議論しているよ。いくつかオプションはあるけど、彼ら二人をなんとかして同時に起用できたら素晴らしいよね」とスニッカー監督もフリーマンの三塁起用が検討されていることを示唆している。

     もちろん、アダムスを外野手として起用することもできる。出場機会を増やすためにオープン戦終盤からレフトの守備に挑戦していたアダムスは、今季レフトで6試合出場し、34.1イニングの守備経験があるのだ。しかし、僅か6試合で外野手挑戦にストップがかかったように、アダムスを外野手として起用することは必ずしも得策ではない。このあたりは三塁フリーマン、外野アダムスのどちらがチームへの悪影響がより少ないのかを見極めつつ判断することになるだろう。フリーマン復帰までおよそ1ヶ月。「我々はあらゆるオプションを検討し、全員にとってベストな選択肢を見つけるつもりだよ」とスニッカー監督は語った。


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  • ヤンキースが狙うトレード補強は?

    2017.6.21 10:58 Wednesday

     若手とベテランが見事に融合し、ア・リーグ東部地区の首位を走っているヤンキース。若手主体のチーム構成となり、「繋ぎの年」になるのではないかと予想された2017年シーズンだったが、2年ぶりのポストシーズン進出が現実味を帯びてきた。ポストシーズンを勝ち抜くためにトレード補強に動くのか、それともチームの将来を重視し、欲を出さずに現有戦力で戦うのか。ブライアン・キャッシュマンGMの決断に注目が集まっている。

     キャッシュマンGMはここ数年、チーム再建のために若手有望株を集めることに尽力してきた。その結果、グレイバー・トーレス、ジャスタス・シェフィールド、クリント・フレイジャーらが名を連ねる、メジャー有数のマイナー組織が完成。今季のチームの躍進をアーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノといったチーム生え抜きの若手選手が牽引しているのは周知のところだ。

     苦労して整えたマイナー組織を、キャッシュマンGMが簡単に崩してしまうとは思えない。しかし、マイナー組織が充実していることもあり、一部のアンタッチャブルな有望株はともかく、チームの将来の構想から外れかねない有望株をトレードのコマとして活用することは十分に考えられる(ホルヘ・マテオ、ダスティン・ファウラー、タイラー・ウェイドらが後者にあたると見られている)。

     ある関係者は次のように語る。「今年のヤンキースは良いチームだけど、いくつか穴もある。キャッシュマンGMがポストシーズンに向けてより良いチームを作ることも可能だけど、若手有望株を手放す意思があるかどうかが問題だ」

     チーム最大の穴となっているのが一塁だ。主にクリス・カーターとグレッグ・バードが起用されているこのポジションは、攻撃力が重視されるポジションでありながら、攻撃面でほとんどチームに貢献できていない。エリック・ホズマー(ロイヤルズ)やヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)を獲得する可能性が取り沙汰されているのはそのせいだ。オープン戦で好成績を残したバードの覚醒に期待するのも一つの方法だが、トレード補強が確実に戦力アップに繋がるポジションであることは間違いない。

     チェイス・ヘッドリーが相変わらず物足りないパフォーマンスを続けている三塁は、トーレスの昇格によって戦力アップを図る目論見があったものの、トーレスがトミー・ジョン手術で今季絶望となり、その可能性は消滅。マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)、トッド・フレイジャー(ホワイトソックス)、エドゥアルド・ヌニェス(ジャイアンツ)らを獲得して戦力アップを図る可能性が浮上している。ヘッドリーが打率.301、OPS.896をマークした4月の好調を取り戻せるならばいいのだが、通算打率.262、OPS.742の打者にそれを期待するのは酷だろう。

     CCサバシアが故障離脱し、田中将大が先発5番手レベルのピッチングを続けている先発ローテーションにも補強が必要だ。ゲリット・コール(パイレーツ)、ソニー・グレイ(アスレチックス)、ホゼ・キンターナ(ホワイトソックス)といったエース級の投手のほか、ジョニー・クエイト(ジャイアンツ)、ジェイソン・バルガス(ロイヤルズ)、ハイメ・ガルシア(ブレーブス)、デレク・ホランド(ホワイトソックス)らもトレード市場に出てくる可能性が高く、少なくとも一人、できれば二人を獲得して8月以降の戦いに備えておきたいところだ。

     ヤンキースが7月末のトレード・デッドラインまでにどのような動きを見せるのか。キャッシュマンGMの決断に注目したい。


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  • 第4回中間発表 ホズマーが一塁手トップに浮上

    2017.6.21 10:22 Wednesday

     日本時間6月21日、第88回オールスター・ゲームのファン投票第4回中間発表(ア・リーグ)が行われ、一塁手部門でエリック・ホズマー(ロイヤルズ)がトップに浮上した。

     一塁手部門では第3回発表でヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)がミゲル・カブレラ(タイガース)を抜いてトップに浮上したばかりだったが、今回再びトップが入れ替わった。93万6734票を獲得したホズマーを、約5万票の差でアロンゾが追っているが、1位ホズマーと3位カブレラとの差も約10万票しかなく、まだまだ予断を許さない。ここにきて4位に浮上してきたジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)も打率.300、20本塁打と好調を維持しており、残りの期間で大幅に得票数を伸ばす可能性もあるだろう。

     リーグ最多得票は外野手部門1位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース、263万1284票)で変わらず。二塁手部門1位のホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)と外野手部門2位のマイク・トラウト(エンゼルス)も200万を超える票を集めている。

     また、捕手部門はサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、三塁手部門はミゲル・サノー(ツインズ)、遊撃手部門はカルロス・コレア(アストロズ)、指名打者部門はネルソン・クルーズ(マリナーズ)がトップの座をキープ。外野手部門3位もジョージ・スプリンガー(アストロズ)が僅差でその座をキープした。

     投票締め切りは日本時間6月30日(金)午後12時59分。トップが入れ替わる可能性を残すポジションも多く、どの選手が夢の球宴への切符を手にするのか、最後まで目が離せない。お気に入りの選手への投票はお早めに。


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  • 【戦評】カーショウ4被弾 ベリンジャーが歴史に名を刻む

    2017.6.20 17:06 Tuesday

     大黒柱クレイトン・カーショウが苦しいピッチングを展開する中、打線がそれをしっかりカバーしたドジャースが直近11試合で10個目となる白星を手に入れた。

     ドジャースは今季最多となる17安打を放ち、2回までに7-0と大量リードを奪う。初回に4番コディ・ベリンジャーに20号スリーランを浴びるなど4点を失い、2回に3番ジャスティン・ターナーと4番ベリンジャーに連続本塁打を浴びたメッツ先発のザック・ウィーラーは2回7失点でノックアウトとなってしまった。

     ベリンジャーのこの試合2本目の本塁打は今季21号となったが、デビュー51試合目での21本塁打はなんと歴代最速。また一つ、新鋭ベリンジャーが新たな歴史を作った瞬間となった。また、ターナーは4打数4安打4打点の大活躍で14試合連続安打。今季ここまで打率.399という驚異のハイアベレージをキープしており、規定打席には到達していないものの「隠れ首位打者」となっている。

     一方、ドジャース先発のカーショウは自己最悪の4本塁打を浴びるなど6失点と苦しいピッチング。「今日はたくさんホームランを打たれちゃったね。失投がシングルヒットやツーベースにとどまれば良いなと思ってるんだけど、今日はたまたまそれがフェンスを越えてしまった。どう対策すればいいのかはよくわからないけど、とにかく失投を減らすことだね」と自身のピッチングを振り返った。これで今季の被本塁打は17本となり、早くも自己ワーストを更新してしまった。

     楽勝ムードかと思いきやエースが打ち込まれ、予想外の試合展開となったドジャースだが、2番手グラント・デイトンと3番手クリス・ハッチャーがメッツの反撃を抑え、10-6で逃げ切った。これでドジャースは4連勝となり、試合がなかった首位ロッキーズとの差を0.5ゲームに縮めた一方で、2位タイで並んでいたダイヤモンドバックスに0.5ゲームの差をつけた。史上稀にみるハイレベルな争いが続くナ・リーグ西部地区。ナ・リーグ本塁打王に躍り出たベリンジャーの存在は、地区優勝を争う2球団にとっても脅威となるに違いない。


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  • 【戦評】絶好調ズニーノの決勝弾でマリナーズが連勝

    2017.6.20 16:29 Tuesday

     マイク・ズニーノ(マリナーズ)のバットが止まらない。すでに捕手による月間打点の球団記録を更新しているズニーノが今月7本塁打目となる8号決勝ツーラン。次の打席でも9号ツーランを放ったズニーノの活躍で、マリナーズはワイルドカード圏内まで1.5ゲーム差に接近した。

     3年連続2桁本塁打とはいえ、昨季までの通算打率が.195だった二流打者にいったい何が起こっているのだろう。「僕はただしっかりボールを見て、それをバットで捉えようとしただけだよ。何度も打ち損じちゃったけど、球数が増えるにしたがって相手投手が何を投げているのかがよく見えるようになった。そして、それを上手くバットに乗せることができたんだ」とズニーノは8球目を捉えた決勝ツーランを振り返った。

     2014年に22本塁打を放ち、正捕手の座を確保したかに思われたものの、打撃でなかなか結果が出ないことが守備面にも悪影響を及ぼすようになり、2015年8月に屈辱のマイナー降格を経験。昨季は開幕ロースターに入ることができず、シーズン半ばまでメジャーに上がれなかった。今季は再び正捕手として開幕を迎えたが、開幕から打率が低空飛行を続け、5月上旬にマイナー降格。しかし、5月下旬の再昇格後は見違えるような強打を披露し、チームに大きく貢献している。

     今日の2本塁打4打点を加えて、今月はなんと打率.385(52打数20安打)、8本塁打、26打点という驚異的な成績をマーク。試合の行方を左右する効果的な一発も多く、「中軸以外は大したことない」というイメージを持たれがちなマリナーズ打線を下位でしっかり支えている。ズニーノは球団史に残る名捕手であるダン・ウィルソンが1996年4月にマークした捕手による月間打点の球団記録(21打点)をすでに更新。今月に限れば「球団史上最強捕手」と言っても過言ではないくらいの大活躍を見せている。

     実績のある先発投手が次々と戦列を離れる中、経験の少ない投手を必死にリードするなど、打撃以外での貢献も大きく、今やマリナーズに不可欠な存在となったズニーノ。この打撃好調がホンモノなら、8番にズニーノを置くマリナーズ打線は他球団にとって大きな脅威となりそうだ。


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  • 【戦評】中軸の活躍でマーリンズがサヨナラ勝ち

    2017.6.20 15:40 Tuesday

     今季大活躍の主砲が、最大6点差をひっくり返した逆転劇のラストを飾った。

     3イニング連続の失点により、ナ・リーグ東部地区の首位を独走するナショナルズに3回表までに6点をリードされる苦しい展開となったマーリンズ。しかし、3回裏に8番JTリドルのタイムリースリーベースで1点を返すと、1番ディー・ゴードンの遊撃ゴロの間にリドルが生還して2点目。さらには5番ジャスティン・ボーアが18号グランドスラムを右中間へと叩き込み、あっという間に試合を振り出しに戻した。「今はチームの一員として素晴らしい時間を過ごせている。試合にも勝てたしね。勝利に貢献できて嬉しいよ」と、故障者リストからの復帰後4試合で打率.500、2本塁打、8打点と大活躍を見せているボーアは語った。

     5回表に代打スティーブン・ドリューのタイムリーツーベースで1点を勝ち越されたマーリンズだったが、7回裏に今度は2番ジャンカルロ・スタントンが18号ソロを放ち、再び試合は同点に。そして9回裏。二死走者なしの場面から1番ディー・ゴードンが四球を選んで出塁すると、果敢に盗塁を試み、今季27個目の盗塁を成功させる。「ゴードンはよくバットが振れているし、たくさん出塁してくれている。気迫溢れるプレイをしているね」とドン・マティングリー監督は語ったが、このゴードンの積極的な走塁が相手投手にプレッシャーを与えたことは間違いない。2番スタントンが二塁ダニエル・マーフィーを強襲する内野安打で続き、3番クリスチャン・イェリッチがこの日3つ目となる四球を選んで二死満塁。そして4番マーセル・オズーナが97.2マイル(約156.4km/h)の速球を捉えて試合を決めた。

     「99マイルの内角の速球を空振りした後、考えたんだ。大丈夫、コンパクトにフィールド内に打ち返すんだ、ってね。僕がしたのはそれだけだよ」と振り返ったオズーナのサヨナラタイムリーでマーリンズがナショナルズを撃破。6回以降の4イニングを4人の投手が無失点で繋ぎ、打つ方では1番ゴードンから始まる上位打線がしっかり機能。チーム一丸となってもぎ取った見事な逆転勝利だった。


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  • 【戦評】クルーバー完封!インディアンス完勝

    2017.6.20 15:00 Tuesday

     5連勝中のインディアンスと失速気味のオリオールズ。両チームの明暗がハッキリと分かれる試合となった。

     コリー・クルーバー(インディアンス)とディラン・バンディ(オリオールズ)の両先発で始まったこの試合。序盤はエース(クルーバー)と勝ち頭(バンディ)の投げ合いに相応しい展開となり、3回まで両軍ともゼロ行進が続く。ところが、4回表にインディアンスが4本の二塁打を集めて一挙に4点を先制。週間MVPに選出されたばかりのホゼ・ラミレスはこれで7試合連続二塁打となり、球団記録を更新した。

     5回表にはジェイソン・キプニスの8号ソロ、カルロス・サンタナの9号ツーランを含む5安打を集中し、4点を追加。バンディは今季最短となる4.1回6失点でノックアウトされた。インディアンス打線は6回表に3点、9回表にも1点を追加し、17安打12得点の大爆発。「僕たちは良い仕事ができているし、目の前の試合に集中できている」とキプニスが語れば、テリー・フランコーナ監督も「我々の攻撃は素晴らしかった。こんな試合は珍しいけどね」と満足げに話していた。

     大量援護を受けたクルーバーは、オリオールズ打線を全く寄せ付けない圧巻のピッチングを披露。108球で9回を投げ抜き、許したヒットは僅か3本。オリオールズ打線に二塁すら踏ませなかった。9回裏は3者連続の空振り三振で試合終了。今季4度目の2桁奪三振で今季最多の11三振を奪い、無四球のオマケまで付いてくる見事な完封劇だった。「サイ・ヤング受賞者らしいピッチングだったね。カッターもツーシームも緩急も自由自在に操れる。我々の打線に大きなプレッシャーを与えていたよ」とオリオールズのバック・ショウォルター監督は、クルーバーの完璧とも言えるピッチングに脱帽。今季最短ノックアウトを喫したバンディも「彼と投げ合うのは大変だよ」と敵軍のエースを称えていた。

     「もちろん全試合で完封を目指している。でも、いつもそんなに上手くはいかないんだ。先週末から良い試合を続けることができているし、ブルペンが多くのイニングをカバーしてくれた。今日の僕のピッチングはそのお礼だよ」とクルーバーが語ったように、これで6連勝と確実にチームの状態は上向いている。4連敗の2位ツインズとはあっという間に2.5ゲーム差。本命インディアンスがいよいよ独走態勢を築きつつある。


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  • トレード・デッドライン 注目はロイヤルズ?

    2017.6.20 11:22 Tuesday

     ポストシーズン進出、ワールドシリーズ制覇を目指すチームが戦力補強に動く7月末のトレード・デッドライン。今季終了後にFAとなる有力選手を多く抱えるロイヤルズに注目が集まっているが、開幕から低迷が続いていたロイヤルズもすっかり復調し、今ではポストシーズン進出を狙える位置につけている。各球団はいかに動くのか。

     エリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケイン、アルシデス・エスコバー、ジェイソン・バルガス、ケルビン・ヘレーラ。トレード市場をロイヤルズの選手の名前が賑わせている。ヘレーラ以外の5人は今季終了後にFAとなるため、ロイヤルズ側としてもポストシーズン進出の可能性が低いのであれば、トレード・デッドラインで売り捌いてしまうのが得策と考えているのは間違いない。しかも、エスコバーとヘレーラ以外の4人は買い手が欲しがるだけの成績をしっかり残しているのである。

     18本塁打、OPS.864をマークしているムスターカスには、ヤンキースとレッドソックスが目を付けているという話がある。ヤンキースは開幕直後こそチェイス・ヘッドリーが好調だったものの、シーズンが進むにつれて本来の姿に戻っており、強力打線の中で数少ない穴となっている。今季中の昇格が期待されていたグレイバー・トーレスがトミー・ジョン手術のため今季絶望となってしまい、内部からの補強が不可能な状況に陥ってしまった。また、レッドソックスは開幕前から懸念されていたように、パブロ・サンドバルが復活できず、三塁手のOPS.565はメジャーワーストの数字。本気でムスターカスの獲得を目指すのであれば、ラファエル・ディバースら有望株の放出も検討されるだろう。

     ドジャースはヤシエル・プイーグの不安定なパフォーマンスに信頼を置いておらず、外野手のグレードアップを狙っているという話がある。強打のJ.D.マルティネス(タイガース)も獲得候補の一人だが、よりオールラウンドな活躍が期待できるケイン(打率.284、10本塁打、14盗塁、OPS.830)の獲得に動く可能性も十分。また、大黒柱クレイトン・カーショウの負担を軽減できる存在として、クリス・アーチャー(レイズ)にも目を付けているようだ。

     ヤンキースはさらに、先発ローテーションと一塁手のグレードアップを目指している。一塁手のOPS.659はメジャーワースト3位の数字であり、攻撃の核となるべきポジションがチームの足を引っ張っている状況なのだ。今季ブレイク中のヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)の名前が取り沙汰されているが、ホズマー(打率.307、OPS.816)も獲得候補の一人であることは間違いないだろう。また、今季メジャー最速で2桁勝利に到達したバルガス(10勝3敗、防御率2.27)を獲得できれば、CCサバシアの故障離脱、田中将大の不振などで苦しい状況が続く先発ローテーションにとって大きな戦力アップになるはずだ。

     しかし、ア・リーグでは激しいワイルドカード争いが続いており、ワイルドカード2位のレイズから最下位のアスレチックスまで僅か4.5ゲーム差という大混戦。まだ全球団にポストシーズン進出の可能性が残されている状況だ。ロイヤルズもここにきてすっかり復調しており、地区首位まで3.5ゲーム、ワイルドカード圏内まで2ゲームというところまで迫っている。この状況の中で各球団のGMはいかに動くのか。トレード・デッドラインまで残り1ヶ月強。今後の動きから目が離せない。


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