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  • ナショナルズがセーブ王・ハンドと合意 1年1050万ドルとの報道

    2021.1.25 10:30 Monday

     昨季メジャー最多の16セーブをマークした救援左腕ブラッド・ハンドの争奪戦がついに決着した。「ESPN」のジェフ・パッサンによると、ナショナルズが1年1050万ドルの条件で獲得に成功したようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、今回の1年契約にオプションや出来高が含まれていないことを伝えている。複数年契約を得る可能性が高いとみられていたハンドだが、最終的には単年契約に落ち着いた。

     現在30歳のハンドは、昨季インディアンスで23試合に登板して2勝1敗16セーブ、防御率2.05の好成績をマーク。2017年から2019年まで3年連続でオールスター・ゲームに選出され、昨季は「オールMLBチーム」のセカンド・チームに選ばれるなど、球界を代表するリリーバーの1人として安定した活躍を続けている。

     クローザーとして見事な働きを見せた昨季のハンドだったが、財政難に苦しむインディアンスには年俸1000万ドルのオプションを行使する余裕がなく、バイアウトの100万ドルすらも節約するためにハンドをウエーバー公示。ところが、驚くべきことに獲得を希望するチームは現れず、結局インディアンスはバイアウトの100万ドルを支払ってハンドとの契約を解除した。

     その後、多くのチームがハンドの獲得に興味を示し、一時はメッツと複数年契約で合意間近であることが報じられたものの、最終的には1年1050万ドルで決着。もともとのオプションが行使されていた場合とほぼ同条件の契約に落ち着いた。

     ナショナルズは救援左腕のショーン・ドゥーリトルがフリーエージェントとなっているため、同じ左腕のハンドを獲得できた意味は非常に大きい。クローザーでの起用が有力だが、ブルペンに左腕が少ないチーム事情を考えると、ダニエル・ハドソンに引き続きクローザーを任せ、ハンドは試合終盤の重要な場面でフレキシブルに登板するリリーバーとして起用される可能性もありそうだ。

  • ヤンキースが先発補強 1対4のトレードでタイオンを獲得

    2021.1.25 10:00 Monday

     ヤンキースは日本時間1月25日、若手4選手とのトレードでパイレーツから先発右腕のジェイムソン・タイオンを獲得したことを発表した。タイオンは自身2度目のトミー・ジョン手術により昨季を全休したが、2018年に14勝をマークした実績がある。パイレーツにはミゲル・ジャフレ、ロアンシー・コントレラス、カナン・スミス、マイコル・エスコットの4選手が移籍。田中将大がヤンキースに残留する可能性は完全に消滅した。

     今オフの最優先事項であったDJ・レメイヒューの引き留めに成功し、先発ローテーションにサイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーを加えたヤンキース。その後もさらなる先発投手の補強を目指していたが、年俸総額がぜいたく税の対象ラインに迫っていることもあり、トレード市場を中心に動いていた。

     ヤンキースが放出した若手4選手のうち、「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングではジャフレが15位、コントレラスが19位、スミスが21位にランクイン。ヤンキースは上位の有望株を放出することなくタイオンの獲得に成功した。タイオンの今季の年俸は225万ドルであり、年俸総額をぜいたく税の対象ライン以内に収めたいヤンキースの財政事情にもフィットする存在である。

     ヤンキースのエース右腕ゲリット・コールは2017年までパイレーツに在籍しており、タイオンとは2016~17年の2年間、ともにプレーした。コールがアストロズへ移籍した2018年、タイオンは32試合に先発して2完投・1完封を含む14勝10敗、防御率3.20という自己最高の成績をマーク。自身2度目のトミー・ジョン手術から復活して2018年のような活躍ができれば、ヤンキースにとって非常に大きな戦力となる。

     「Roster Resource」によると、ぜいたく税の対象ラインである2億1000万ドルまでヤンキースに残されている補強資金は100万ドルを切っている。田中との再契約は完全に消滅したと断言して良さそうだ。

  • 大統領別の本塁打ランキングTOP5 トランプ政権最多はトラウト

    2021.1.24 13:00 Sunday

     アメリカでは現地時間1月20日にジョー・バイデンが第46代大統領に就任した。これを受けて、メジャーリーグ公式サイトでは大統領別の本塁打ランキングTOP5を公開。第18代大統領のユリシーズ・グラントから第45代大統領のドナルド・トランプまで28人の大統領別の本塁打ランキングTOP5が紹介されている。トランプ政権の4年間で最多の本塁打を放ったのは、134本塁打を記録したマイク・トラウト(エンゼルス)だった。

     大統領別の本塁打ランキングTOP5は以下の通り。バイデン政権で最も多くの本塁打を打つ選手は誰になるだろうか。

    第45代:ドナルド・トランプ(2017-21)
    1 マイク・トラウト 134本
    2 ネルソン・クルーズ 133本
    3 J・D・マルティネス 131本
    4 ノーラン・アレナード 124本
    4 エウヘニオ・スアレス 124本

    第44代:バラク・オバマ(2009-17)
    1 アルバート・プーホルス 272本
    2 ミゲル・カブレラ 271本
    3 ホゼ・バティースタ 262本
    3 ネルソン・クルーズ 262本
    5 デービッド・オルティス 252本

    第43代:ジョージ・W・ブッシュ(2001-09)
    1 アレックス・ロドリゲス 364本
    2 アルバート・プーホルス 319本
    3 ジム・トーメイ 308本
    4 マニー・ラミレス 291本
    5 カルロス・デルガド 279本

    第42代:ビル・クリントン(1993-2001)
    1 ケン・グリフィーJr. 351本
    2 サミー・ソーサ 349本
    3 マーク・マグワイア 334本
    4 バリー・ボンズ 318本
    5 アルバート・ベル 311本

    第41代:ジョージ・H・W・ブッシュ(1989-93)
    1 フレッド・マグリフ 137本
    2 マーク・マグワイア 136本
    3 セシル・フィルダー 130本
    4 ジョー・カーター 126本
    5 ホゼ・カンセコ 124本

    第40代:ロナルド・レーガン(1981-89)
    1 マイク・シュミット 259本
    2 デール・マーフィー 255本
    3 エディ・マレー 222本
    4 ドワイト・エバンス 218本
    5 アンドレ・ドーソン 212本

    第39代:ジミー・カーター(1977-81)
    1 マイク・シュミット 152本
    2 ジム・ライス 148本
    3 ジョージ・フォスター 147本
    4 レジー・ジャクソン 129本
    5 デーブ・キングマン 120本

    第38代:ジェラルド・フォード(1974-77)
    1 マイク・シュミット 87本
    2 デーブ・キングマン 79本
    3 レジー・ジャクソン 71本
    4 グレイグ・ネトルズ 61本
    4 ジーン・テナス 61本

    第37代:リチャード・ニクソン(1969-74)
    1 ハンク・アーロン 218本
    2 ウィリー・スタージェル 203本
    3 ジョニー・ベンチ 186本
    3 リー・メイ 186本
    5 レジー・ジャクソン 180本

    第36代:リンドン・ジョンソン(1963-69)
    1 ウィリー・メイズ 181本
    2 ハーモン・キルブリュー 174本
    3 ハンク・アーロン 168本
    4 ウィリー・マッコビー 160本
    5 フランク・ロビンソン 156本

    第35代:ジョン・F・ケネディ(1961-63)
    1 ハーモン・キルブリュー 139本
    2 ウィリー・メイズ 127本
    3 ハンク・アーロン 123本
    4 ロジャー・マリス 117本
    5 オーランド・セペダ 115本

    第34代:ドワイト・アイゼンハワー(1953-61)
    1 エディ・マシューズ 313本
    2 ミッキー・マントル 284本
    3 アーニー・バンクス 269本
    4 デューク・スナイダー 259本
    5 ウィリー・メイズ 255本

    第33代:ハリー・トルーマン(1945-53)
    1 ラルフ・カイナー 294本
    2 テッド・ウィリアムス 197本
    3 スタン・ミュージアル 191本
    4 バーン・スティーブンス 175本
    5 ジョニー・マイズ 171本

    第32代:フランクリン・ルーズベルト(1933-45)
    1 ジミー・フォックス 353本
    2 メル・オット 336本
    3 ボブ・ジョンソン 276本
    4 ハンク・グリーンバーグ 249本
    5 ドルフ・カミリ 237本

    第31代:ハーバート・フーバー(1929-33)
    1 ベーブ・ルース 182本
    2 ジミー・フォックス 158本
    3 ルー・ゲーリッグ 156本
    4 チャック・クライン 152本
    5 メル・オット 134本

    第30代:カルビン・クーリッジ(1923-29)
    1 ベーブ・ルース 248本
    2 ロジャース・ホーンスビー 126本
    3 ルー・ゲーリッグ 111本
    3 サイ・ウィリアムス 111本
    5 ジム・ボトムリー 106本

    第29代:ウォーレン・ハーディング(1921-23)
    1 ベーブ・ルース 119本
    2 ケン・ウィリアムス 81本
    3 ロジャース・ホーンスビー 76本
    4 サイ・ウィリアムス 71本
    5 ティリー・ウォーカー 62本

    第28代:ウッドロー・ウィルソン(1913-21)
    1 ギャビー・クラバス 106本
    2 ベーブ・ルース 103本
    3 サイ・ウィリアムス 64本
    4 フレッド・ルデルス 57本
    5 ティリー・ウォーカー 54本

    第27代:ウィリアム・タフト(1909-13)
    1 フランク・シュルト 47本
    2 ラリー・ドイル 37本
    3 タイ・カッブ 32本
    3 トリス・スピーカー 32本
    5 チーフ・ウィルソン 31本

    第26代:セオドア・ルーズベルト(1901-09)
    1 ハリー・デービス 55本
    2 チャーリー・ヒックマン 45本
    3 ソックス・セイボルド 43本
    4 サイ・セイモアー 41本
    5 ハリー・ラムリー 38本

    第25代:ウィリアム・マッキンリー(1897-1901)
    1 バック・フリーマン 46本
    2 ナップ・ラジョイ 42本
    3 ジミー・コリンズ 38本
    4 ハーマン・ロング 30本
    5 エルマー・フリック 29本
    5 ホーナス・ワグナー 29本

    第24代:グローバー・クリーブランド(1893-97)
    1 サム・トンプソン 54本
    2 エド・デラハンティ 47本
    2 ビル・ジョイス 47本
    4 ボビー・ロウ 40本
    5 ジャック・クレメンツ 38本
    5 ロジャー・コナー 38本
    5 ヒュー・ダフィー 38本

    第23代:ベンジャミン・ハリソン(1889-93)
    1 ハリー・ストービー 51本
    2 ロジャー・コナー 46本
    3 バグ・ホリデイ 45本
    4 マイク・ティアナン 44本
    5 ジミー・ライアン 42本

    第22代:グローバー・クリーブランド(1885-89)
    1 ダン・ブローザース 39本
    1 ロジャー・コナー 39本
    3 キャップ・アンソン 36本
    3 フレッド・フェファー 36本
    5 ジェリー・デニー 35本

    第21代:チェスター・アーサー(1881-85)
    1 ネッド・ウィリアムソン 32本
    2 ダン・ブローザース 31本
    2 ハリー・ストービー 31本
    4 フレッド・フェファー 27本
    5 アブナー・ダルリンプル 26本

    第20代:ジェームス・ガーフィールド(1881)
    1 ダン・ブローザース 8本
    2 チャーリー・ベネット 7本
    3 ジャック・ファレル 5本
    4 トム・バーンズ 4本
    5 ルー・ブラウン 3本
    5 フレッド・ダンラップ 3本

    第19代:ラザフォード・ヘイズ(1877-81)
    1 チャーリー・ジョーンズ 19本
    2 ポール・ハインズ 9本
    2 ジョン・オルーク 9本
    4 ジム・オルーク 8本
    5 ハリー・ストービー 6本

    第18代:ユリシーズ・グラント(1869-77)
    1 ジョージ・ホール 5本
    2 チャーリー・ジョーンズ 4本
    3 キャップ・アンソン 2本
    3 ルー・ブラウン 2本
    3 ジョー・ゲルハルト 2本
    3 ジミー・ハリナン 2本
    3 ポール・ハインズ 2本
    3 ジャック・マニング 2本
    3 ティム・マーナン 2本
    3 ジム・オルーク 2本

  • ナ軍残留のジマーマン「まだ高いレベルでプレーできると思う」

    2021.1.24 12:30 Sunday

     「ワクワクしている」。これまで15年間プレーしたナショナルズに残留することが正式に決定したライアン・ジマーマンは、自身の心情をシンプルにこう表現した。「僕はただナショナルズに戻ってきて、このチームの勝利を手助けする機会を得たいと思っていたんだ。他のチームでプレーすることは本当に考えられなかった」とジマーマン。「まだ高いレベルでプレーできると思っているし、チームの勝利を手助けできると思う」とチームに貢献することを誓った。

     現在36歳のジマーマンは、モントリオール・エクスポズが首都ワシントンD.C.へ移転してナショナルズが誕生した1年目、2005年のドラフト全体4位指名を受けてナショナルズに入団。昨季は家族を優先して出場辞退を選択したが、15年間のメジャー生活で1689試合に出場して打率.279、270本塁打、1015打点をマークしている。

     ジマーマンは「メジャー契約のオファーがあるかどうかわからなかったし、マイナー契約のオファーになる可能性もあった。僕は36歳で、1年間プレーしていないのだからね。(メジャー契約のオファーは)リズ(=マイク・リゾーGM)とチームが僕をリスペクトしてくれていることの証だと思う。感謝してもしきれないよ」と語る。今季は代打要員ないし控え一塁手としての起用が有力だが、どんな役割でも受け入れる姿勢を示している。

     ナショナルズにとっても、球団史上初のフランチャイズ・プレーヤーとして長年にわたってチームを支えてきたジマーマンの存在は非常に大きい。出場試合数、本塁打、打点、二塁打、得点、四球、塁打などの各部門で球団記録を保持し、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた2019年に球団のシリーズ1号アーチを放ったのもジマーマンだった。

     「僕が戻ってきたのは、まだ高いレベルでプレーできる、まだチームの勝利を手助けできると思っているからだ」と力強く語ったジマーマン。メジャー16年目のシーズンを迎えるベテランはどんな活躍を見せてくれるだろうか。

  • 昨季メジャー最多16セーブのハンド まもなく移籍先決定か

    2021.1.24 12:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが複数の関係者から得た情報によると、昨季メジャー最多の16セーブをマークした救援左腕ブラッド・ハンドの争奪戦がまもなく決着のときを迎えようとしているようだ。フェインサンドは「ハンドが近いうちに移籍先を決めたがっているということが複数のチームへ伝えられている」と報じており、「今週末のうちに移籍先が決定するかもしれない」とも伝えている。

     ハンドの争奪戦に加わっているチームは非常に多い。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは日本時間1月24日、ナショナルズが移籍先の候補に浮上したことを伝えた。ただし、「ハンドを獲得する資金があるかどうかは不透明だ」としている。

     ヘイマンによると、ナショナルズに加えて、ブルージェイズ、メッツ、エンゼルス、ドジャースもハンドの獲得を狙っているという。また、ハンド獲得に乗り出しているとの報道はないものの、「フィリーズとブレーブスもブルペンの補強を目指している」とも伝えている。

     昨季のハンドは、メジャー最多の16セーブをマークして自身初タイトルを獲得したほか、防御率2.05、セーブ成功率100%、被本塁打0、被打率.169、WHIP0.77、奪三振率11.86、与四球率1.64など各部門で好成績をマーク。2017~19年には3年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、メジャーを代表するリリーバーとして安定した活躍を続けている。

     しかし、財政難に苦しむインディアンスには年俸1000万ドルの契約オプションを行使する余裕がなく、バイアウト100万ドルを支払ってハンドとの契約を解除。その直前にはハンドをウエーバー公示してバイアウトの100万ドルすらも節約することを試みたが、驚くべきことに1年1000万ドルというお手頃価格のハンドの獲得を希望するチームは現れず、結局インディアンスはバイアウトの100万ドルを支払うことになった。

  • パイレーツの先発右腕・タイオンがトレード濃厚 ヤンキースが最有力

    2021.1.24 11:40 Sunday

     今オフのパイレーツはジョー・マスグローブ(パドレスへ移籍)、ジョシュ・ベル(ナショナルズへ移籍)という投打の主力をトレードで放出しているが、本格的なチーム再建に突入するなかで、主力選手のさらなる放出に踏み切る可能性があるようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、関係者の話として「先発右腕のジェイムソン・タイオンが次のトレード候補であること」「今後1~2日のうちにトレード成立の可能性があること」を伝えている。

     現在29歳のタイオンは、自身2度目のトミー・ジョン手術により昨季を全休。しかし、2018年には32試合に先発して191イニングを投げ、14勝10敗、防御率3.20、179奪三振という好成績をマークしていた。トミー・ジョン手術から復帰する今季は先発ローテーションの軸となることが予想されていたが、パイレーツはエース候補の右腕の放出に動いているようだ。

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、タイオンの獲得に動いているチームのなかにはヤンキースも含まれているという。DJ・レメイヒューとの再契約、コリー・クルーバーの獲得によって年俸総額がぜいたく税の対象ラインに迫っているヤンキースだが、依然として先発投手の補強が必要な状況。タイオンは保有期間が2年残っていることに加え、今季の年俸は225万ドルと格安のため、ヤンキースの残り予算でも獲得が可能だ。

     フェインサンドは「交渉は何も成立していないが、ヤンキースがフロントランナーになっているようだ」と伝えており、ヤンキースはタイオン獲得に向けて本格的なトレード交渉を行っているとみられる。もしヤンキースがタイオンの獲得に成功すれば、戦力的にも予算的にも田中将大の居場所は完全になくなる。レメイヒューと再契約し、クルーバーを獲得した時点で、田中はすでにヤンキースの戦力構想から完全に外れていたのかもしれない。

     タイオンがトレードで放出されるのは確実とみられており、トレード交渉の行方に注目だ。

  • レッズがアストロズとのトレードで救援左腕・ペレスを獲得

    2021.1.24 11:20 Sunday

     レッズは日本時間1月24日、アストロズとのトレードで救援左腕のシオネル・ペレスを獲得したことを発表した。アストロズにはマイナー捕手のルーク・ベリーヒルが移籍する。アストロズは2年3200万ドルでの再契約合意が報じられているマイケル・ブラントリーとの正式契約に向けてロースター枠を空ける必要があり、今回のトレードはロースター整理のための動きであるとみられる。レッズは2日連続でのトレード補強となった。

     レッズは日本時間1月23日にブルージェイズとのトレードで右腕ヘクター・ペレスを獲得。これはブルージェイズがジョージ・スプリンガーとの正式契約に備え、ロースター枠を空けるための動きだった。ロースター枠に余裕があったレッズは、2日連続で他球団のロースターから溢れた選手を獲得し、投手層に厚みを加えたことになる。なお、レッズが獲得した両ペレスのあいだに親戚関係はない。

     キューバ出身のシオネル・ペレスは2016年にアストロズと契約。このときの契約金515万ドルは、インターナショナル選手の契約金としては当時球団史上最高額だった。ところが、身体検査で問題が発覚し、契約は白紙に。その後、契約金200万ドルで改めてアストロズと契約を結んだが、期待されたほどの活躍を見せられないまま現在に至る。

     2018年にメジャーデビューし、昨季までの3シーズンで合計20試合(すべてリリーフ)に登板して1勝1敗、2ホールド、防御率5.74を記録。一方、マイナーでは2017~19年の3年間で58試合(うち40先発)に登板して16勝6敗3セーブ、2ホールド、防御率3.65とまずまずの成績を残している。

     昨季は7試合に登板してメジャー初ホールドを含む2ホールド、防御率2.84をマークしたが、与四球率8.53、WHIP2.05という数字が示すように、防御率2点台という好成績はツキに恵まれた部分が大きかった。新天地レッズでメジャー定着を果たすためには、制球力アップが必要不可欠だろう。

  • Rソックスが先発補強 右腕・リチャーズと1年契約で合意

    2021.1.24 11:00 Sunday

     日本時間1月24日、レッドソックスがパドレスからフリーエージェントとなっていた先発右腕ギャレット・リチャーズと1年1000万ドル+オプション1年で合意したことが明らかになった。チーフ・ベースボール・オフィサーのチェイム・ブルームは先発投手の補強を今オフの最優先課題としており、先発ローテーション候補の投手を補強するのはマット・アンドリース、マーティン・ペレス(再契約)に続いて3人目である。

     現在32歳のリチャーズは、エンゼルス時代の2015年に自己最多の15勝をマーク。しかし、その後は相次ぐ故障に悩まされており、2016~20年の5シーズンで合計198.2イニングの登板にとどまっている(8勝12敗、防御率3.53、205奪三振)。

     2018年7月にトミー・ジョン手術を受けたため、パドレス移籍1年目の2019年はシーズン終盤に戦列復帰して3試合に先発しただけ。本格的な戦列復帰イヤーとなった昨季は開幕から先発ローテーションの一角を担い、10試合に先発して2勝2敗、防御率4.27を記録したが、シーズン終盤はチーム事情によってブルペンに回された。

     健康にプレーしているときの成績は決して悪くなく、エンゼルス時代の2014年に13勝、2015年に15勝を挙げた実績もあるため、故障なくシーズンを過ごすことができれば、先発ローテーションの一角として大きな戦力になるはずだ。

     レッドソックスの開幕ローテーションは、現時点ではエドゥアルド・ロドリゲス、ネイサン・イバルディ、リチャーズ、ペレス、ニック・ピベッタの5人が有力。昨季デビューしたタナー・ハウクやリリーフもこなせるアンドリースも控えており、シーズン途中には昨年3月にトミー・ジョン手術を受けたクリス・セールも戻ってくる。

     ツインズからフリーエージェントとなったジェイク・オドリッジにも興味を示していることが報じられていたが、先発の頭数は揃ったため、有力な先発投手の補強はこれで打ち止めとなるかもしれない。

  • アーロンの偉大さを示す13のスタッツ MLB公式サイトが特集

    2021.1.23 12:45 Saturday

     ハンク・アーロンは「2つの数字」とともに永遠に語り継がれることになるだろう。1つは「715」。1974年にベーブ・ルースのメジャー記録を更新する通算715号アーチを放ったシーンは、スポーツの歴史上、最も象徴的な瞬間の1つとされている。もう1つは「755」。アーロンの通算755本塁打は、バリー・ボンズに抜かれるまで31年間にわたってメジャー記録として残った。しかし、この「2つの数字」は、アーロンの偉大なキャリアのほんの一部に過ぎない。

     メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは、アーロンの偉大さを示すスタッツとして以下の13項目を紹介している。

    【1】アーロンはシーズン47本塁打が最多だったが、史上5人しかいない8度のシーズン40本塁打、史上2人しかいない15度のシーズン30本塁打(もう1人はアレックス・ロドリゲス)、そして史上唯一となる20度のシーズン20本塁打を達成するなどコンスタントに数字を積み重ね、歴代2位の755本塁打を放った。20本塁打をクリアできなかったのはメジャー1年目と現役最後の2年間だけだった。

    【2】通算755本塁打はコンスタントに試合に出場し続けた頑丈さの賜物である。通算3298試合出場は歴代3位。通算13941打席も歴代3位にランクインしている。14度の150試合出場は史上6人だけ、21度の120試合出場は史上2人だけの大記録だ(もう1人はピート・ローズ)。

    【3】アーロンは20歳から40歳まで「生産的な選手」であり続けた。21歳以下でWAR6.0以上のシーズンを記録した野手は史上24人しかおらず、25歳までのWAR38.8は歴代10位。一方、35歳以上でのWAR31.4も歴代7位にランクインしている。37歳で自己最高のOPS1.079、39歳で自己2位のOPS1.045を記録。1969~73年の5年間は、35~39歳だったにもかかわらず、メジャー1位の長打率.601とOPS.997をマークした。

    【4】これまでに言及した本塁打、出場試合数、打席数だけでなく、多くの部門で通算成績ランキングの上位にランクインしている。6856塁打、1477長打、2297打点はいずれも1位、3771安打は3位、2174得点と293敬遠は4位、WAR143.1は野手5位。史上6人しかいない3000安打&500本塁打の達成者の1人でもある。

    【5】755本塁打という数字ばかりが注目されるアーロンだが、通算安打から755本塁打を差し引いても3000本以上の安打を放っているという事実は特筆に値する。本塁打を除く3016安打は歴代29位に相当し、殿堂入りの安打製造機ウェイド・ボッグスの通算3010安打を上回っている。

    【6】通算6856塁打は2位のスタン・ミュージアルに722もの大差をつけるダントツの数字である。2019年の最多塁打はラファエル・デバース(レッドソックス)の359だったが、実にこれの2倍以上。ベース・ルースが持つシーズン塁打記録(457)を15年続けたとしても、アーロンの通算記録にはわずかに届かない。

    【7】アーロンは歴代3位の打席数を記録する一方で、三振は1383個だけ。これは歴代112位に過ぎず、通算四球(1402)を下回っている。すでにジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)やジャスティン・アップトン(エンゼルス)がアーロンより多くの三振を喫している。現代より三振が少ない時代にプレーしていたのは事実だが、レジー・ジャクソン(2597三振=歴代1位)、ウィリー・スタージェル(1936三振)、ミッキー・マントル(1710三振)らと比較しても圧倒的に少ない。

    【8】アーロンとの対戦回数は、殿堂入り右腕のドン・ドライスデールが249回でダントツ。通算被OPS.645のドライスデールからアーロンは17本塁打を放ち、キャリア通算のOPS.928に匹敵するOPS.925をマークした。また、サンディ・コーファックスに対して130打席でOPS1.077、スティーブ・カールトンに対して81打席でOPS1.025など、殿堂入りの名投手を相手に好成績を残した。

    【9】アーロンはオールスター・ゲームに25度選出されているが、これは歴代1位。1959年からの4年間はオールスター・ゲームが2試合開催されていたため、厳密にはオールスター・ゲーム選出は21度だが、これも歴代1位。オールスター・ゲーム先発出場17度はウィリー・メイズ(18度)に次ぐ歴代2位である。

    【10】アーロンは知名度だけでオールスター・ゲームに選出されていたわけではなく、メジャー2年目の1955年から1969年まで15年連続でWAR6.0以上を記録していた。2019年にWAR6.0以上を記録した野手は13人だけ。アーロンは超一流のパフォーマンスを15年間続けたというわけだ。15年連続はメジャー記録。WAR6.0以上を通算16度マークしたのはバリー・ボンズと並んで野手歴代1位タイである。

    【11】ポストシーズンでプレーする機会はそれほど多くなかったアーロンだが、通算17試合で打率.362、6本塁打、16打点、OPS1.116という素晴らしい成績を残している。1957年のワールドシリーズと1969年のリーグ優勝決定シリーズでそれぞれ3本塁打を記録。ポストシーズン通算70打席以上の打者のうち、打率は6位、OPSは5位にランクインしている。

    【12】上記のような素晴らしい活躍を続けていたにもかかわらず、アーロンはMVPを1度(1957年)しか受賞できなかった。MVP投票2位のシーズンは1度もなし。しかし、3位に6度もランクインし、1955年から1973年まで19年連続でMVP投票で得票するなど、常にMVP候補に挙がる選手だった。

    【13】メジャーではウェイナー兄弟から始まり、ディマジオ、アルー、アロマー、アップトン、シーガーなど多くの有名な兄弟がプレーしてきたが、兄弟による通算最多本塁打記録を保持しているのはアーロン兄弟である。5歳下の弟・トミーは1962年から1971年にかけてメジャーで7年間プレーし、通算13本塁打を記録。兄弟合計768本塁打のうち、実に98.3%を兄・ハンクが打ったことになる。

  • Rソックスが「キケ」と2年1400万ドルで合意 正二塁手として起用か

    2021.1.23 11:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、レッドソックスは「キケ」の愛称で知られるエンリケ・ヘルナンデスと2年1400万ドルで契約合意に至ったようだ。ヘルナンデスはドジャースでユーティリティ・プレーヤーとして活躍し、昨季は念願のワールドシリーズ制覇を経験。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、次なるステップとして「レギュラーとしてプレーすること」を希望していることが報じられていた。

     メジャーリーグ公式サイトでレッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンはヘルナンデスについて「レッドソックスは新たなブロック・ホルトを得た。捕手以外の全てのポジションで出場経験があるスーパー・ユーティリティ・プレーヤーだ」と伝えているが、実際は二塁手としての起用が多くなるとみられる。

     レッドソックスにはマイケル・チェイビス、クリスチャン・アローヨ、ジャイロ・ムニョスといった正二塁手候補がいるものの、確固たるレギュラーは不在。ヘルナンデスは「500打席以上の出場機会を得られるチーム」との契約を希望していたことが報じられており、二塁のレギュラー格として起用されることになるだろう。

     2018年に準レギュラーとして462打席で21本塁打、OPS.806をマークし、二塁の守備では2019年に守備防御点+13、昨季も+8を記録するなど、攻守両面でレギュラー級の実力を持っていることは証明済み。ダスティン・ペドロイアの負傷後、なかなか二塁のレギュラーを固定できずにいたレッドソックスに待望の正二塁手が誕生するかもしれない。

     また、ヘルナンデスが対左腕通算OPS.820の「左キラー」であることを考えると、左腕との対戦時には左打ちのアンドリュー・ベニンテンディやアレックス・ベルドゥーゴとのプラトーン起用で外野を守ることも考えられる。多くのポジションを守れるヘルナンデスの加入により、レッドソックスの選手起用の幅がグッと広がることは間違いなさそうだ。

  • 昨季全休のジマーマン ナショナルズと1年100万ドルで再契約へ

    2021.1.23 11:00 Saturday

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ナショナルズ一筋で15年間プレーしてきたライアン・ジマーマンは1年100万ドルでナショナルズとの再契約に合意したようだ。現在36歳のジマーマンは、ナショナルズ史上初のドラフト1巡目指名選手として2005年にプロ入り。昨季はパンデミックのなかで出場辞退を選択して全休したが、通算270本塁打、1015打点、1689試合出場など数々の球団記録を保持している。

     ナショナルズは今オフ、新たな正一塁手としてパイレーツからトレードでジョシュ・ベルを獲得。ジマーマンと再契約を結ぶ可能性は消滅したかに思われたが、マイク・リゾーGMは「代打要員もしくは複数のポジションで起用できる右打者を探している。ジマーマンとの再契約を選択肢から排除したわけではないし、彼の技術や経験は我々のチームにフィットすると思っている」と話していた。

     ジマーマンはメジャー15年間で通算1689試合に出場し、1784安打、打率.279、270本塁打、1015打点、OPS.818を記録。2009年と2017年にオールスター・ゲームに選出され、三塁手として2009年と2010年にシルバースラッガー賞、2009年にゴールドグラブ賞を受賞している。昨季は出場辞退を選択して全休。2019年は52試合に出場して打率.257、6本塁打、27打点、OPS.736という成績だった。

     多くの部門でナショナルズの球団記録を保持しているだけでなく、安打、二塁打(401)、本塁打、打点、長打(693)、塁打(2445)などは前身のエクスポズ時代を含めても球団史上最多。2019年のワールドシリーズ制覇の際には、ワールドシリーズ球団史上1号本塁打を放っており、まさに「ミスター・ナショナルズ」と呼ぶに相応しい存在だ。

     1年前のオフもナショナルズと1年契約を結び、「ナショナルズからのオファーがなければ引退していたと思う」と話していたジマーマンだが、今オフも無事にナショナルズから再契約のオファーを得ることに成功した。

  • カブスが控え捕手確保 田中の元女房役・ロマインを獲得

    2021.1.23 02:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、カブスはタイガースからフリーエージェントとなっていた捕手、オースティン・ロマインと1年契約で合意したようだ。「NBCスポーツ・シカゴ」のゴードン・ウィッテンマイアーは今回の契約が1年150万ドルであることを伝えている。パドレスとのトレードでダルビッシュ有とともに控え捕手のビクトル・カラティーニを放出したカブスだが、新たな控え捕手を獲得することに成功した。

     現在32歳のロマインは、2011年のメジャーデビューから2019年までヤンキース一筋でプレー。攻守のバランスが取れた控え捕手としてチームを支え、2018年は自己最多の10本塁打、2019年には72試合で打率.281、8本塁打、35打点、OPS.748という自己最高の成績をマークした。

     ヤンキースでの安定した働きを評価され、昨季は正捕手候補としてタイガースへ移籍。しかし、37試合に出場して打率.238、2本塁打、17打点、OPS.582と低調なパフォーマンスに終始し、レギュラーポジションを獲得するには至らなかった。経験不足の投手陣をリードするのに必死だったのか、盗塁阻止率も前年の30.3%から20.7%へ大きく悪化していた。

     カブスにはミゲル・アマヤというプロスペクト捕手がいるものの、メジャー昇格にはもう少し時間を要するため、カラティーニに代わる控え捕手の獲得が急務となっていた。正捕手ウィルソン・コントレラスはトレードの噂が絶えないため、コントレラス放出の場合にはロマインが正捕手として起用される可能性もある。

     なお、ロマインはヤンキース時代、田中将大の女房役として日本でも知られた存在だった。田中は2014年から2019年までの39試合でロマインとバッテリーを組み、防御率2.77を記録。これは2試合で防御率1.74のエリック・クラッツを除けば、捕手別で最も良い数字となっている。

  • パドレスがプロファーと再契約 3年2100万ドルとの報道

    2021.1.23 02:00 Saturday

     控え選手を充実させることを目指していたパドレスが非常に大きな補強を実現させた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、パドレスは自軍からフリーエージェントとなっていたジュリクソン・プロファーと3年2100万ドルでの再契約に合意。昨季5つのポジションをこなしたうえで平均以上の打撃成績を残し、チームに大きく貢献したユーティリティ・プレーヤーを引き留めることに成功した。

     現在27歳のプロファーは昨季56試合に出場して打率.278、7本塁打、25打点、7盗塁、OPS.771を記録。「球界ナンバーワン有望株」として期待されたレンジャーズ時代や2019年のアスレチックスでは二塁や遊撃を守る機会が多かったが、昨季は正左翼手トミー・ファムの故障離脱もあり、左翼手としての出場が最も多かった。

     パドレスはレギュラー8人の顔ぶれが固まっているだけでなく、昨年12月に金河成(キム・ハソン)の獲得にも成功しており、プロファーにレギュラーポジションが用意される可能性は極めて低い。しかし、A・J・プレラーGMはファム、キム、ジェイク・クロネンワースらを上手く使い分けながら、プロファーにも十分な出場機会を与えられると考えているようだ。

     正左翼手のファムだけでなく、正右翼手のウィル・マイヤーズも故障が多い選手のため、パドレスにとってレギュラー級の実力を持つ控え外野手としてプロファーを確保できた意味は非常に大きい。クロネンワースが2年目のジンクスに苦しみ、キムがメジャーへの適応に苦戦した場合、プロファーを正二塁手として起用することもできる。プロファーとの再契約によって戦力に厚みが増したことは間違いない。

     なお、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、2021年と2022年のシーズン終了後にはいずれもオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれているようだ。よって、プロファーは出場機会を満足に得られないと判断した場合、パドレスとの契約を破棄し、フリーエージェントとなって他球団移籍を模索することができる。

  • ハンク・アーロンが86歳で死去 通算755本塁打の名打者

    2021.1.23 01:30 Saturday

     通算755本塁打を放った伝説のスラッガー、ハンク・アーロンが現地時間1月22日に死去したことが明らかになった。86歳だった。アーロンは1974年にベーブ・ルースの通算本塁打記録を更新し、1976年限りで引退するまでに通算755本塁打を記録。これは2007年にバリー・ボンズが更新するまでメジャー記録だった。1957年ナ・リーグMVPやオールスター・ゲーム出場25度といった実績だけでなく、偉大な黒人選手の1人として、球史において非常に大きな意味を持つ人物の1人だった。

     アーロンはミルウォーキー・ブレーブスで12年間、アトランタ・ブレーブスで9年間、ミルウォーキー・ブリュワーズで2年間の合計23年間にわたってメジャーで活躍。首位打者2度、本塁打王4度、打点王4度など数々のタイトルを獲得し、通算2297打点と6856塁打は現在もメジャー記録として残っている。755本塁打は史上2位、3771安打は同3位、2174得点は同4位の大記録である。

     シーズン50本塁打は1度もなかったものの、毎年コンスタントに数字を積み重ね、21年連続オールスター・ゲーム出場、20年連続20本塁打以上、打率3割を14度、40本塁打以上を8度など、アーロンの安定性を示す数字は枚挙に暇がない。1982年には史上2番目(当時)の得票率97.8%でアメリカ野球殿堂入りを達成。1999年には各リーグから1名ずつ、最高の打者を表彰するアウォードとしてハンク・アーロン賞が設立され、現代にもその名を残している。

     アメリカ球界では昨年から名選手・名監督の死去が相次いでおり、昨年はルー・ブロック、ホワイティ・フォード、ボブ・ギブソン、アル・ケーライン、ジョー・モーガン、フィル・ニークロ、トム・シーバーと7名の殿堂入り選手が死去。今年に入ってからも、すでにドジャースの名監督トミー・ラソーダと同じくドジャースの名投手ドン・サットンが亡くなっている。また1人、球史に残るレジェンドがこの世を去った。

  • 元日本ハムの救援右腕・バース マーリンズと2年契約で合意

    2021.1.23 01:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ブルージェイズからフリーエージェントとなっていた救援右腕アンソニー・バース(元日本ハム)がマーリンズと2年契約+オプション1年で契約合意に至ったようだ。クローザーのブランドン・キンツラーら複数の救援投手がフリーエージェントとなったマーリンズは、ブルペンの補強を目指していることが報じられていたが、ようやくキンツラーに代わるクローザー候補の獲得に成功した。

     現在33歳のバースはメジャーで5年間プレーしたあと、2016年に日本ハムへ移籍し、37試合(うち14先発)に登板して8勝8敗、防御率3.65を記録。広島との日本シリーズでは3勝を挙げてチームの日本一に貢献したが、すべて救援で3勝を記録するのはシリーズ史上初の快挙だった。

     2017年はレンジャーズとマイナー契約を結び、同年4月に2年ぶりのメジャー復帰。この年は2試合のみ、翌年はカブスで16試合の登板にとどまったが、2019年はマリナーズで自己最多の44試合に登板し、2勝4敗5セーブ、6ホールド、防御率3.56とまずまずの活躍を見せた。

     そして、昨季はブルージェイズで26試合に登板して2勝3敗7セーブ、4ホールド、防御率3.51を記録。故障離脱したクローザーのケン・ジャイルズの代役を務め、元阪神のラファエル・ドリスらと勝ちパターンの継投を担い、7セーブはチーム最多の数字だった。

     マーリンズはクローザーのキンツラーがフリーエージェントとなっているため、さらなる補強がなければ、バースはクローザーの有力候補の1人となるだろう。昨季14試合に登板して防御率0.60をマークしたイミー・ガルシアがライバルになるとみられる。

     バースのほか、左腕ロス・デトワイラー、右腕アダム・シンバーなどブルペンの補強を進めているマーリンズだが、まだ補強は十分とは言えず、今後もさらなるグレードアップを模索することになりそうだ。

  • 便利屋・ヘルナンデスに正二塁手不在のRソックスが熱視線

    2021.1.22 13:00 Friday

     「MassLive」のクリス・コティーロによると、レッドソックスはここ数日、ドジャースからフリーエージェントとなったユーティリティ・プレーヤーのエンリケ・ヘルナンデスと交渉を行っており、契約合意に向けた動きが本格化していく可能性があるという。ドジャースでは内外野を守るユーティリティ・プレーヤーとしてチームに貢献してきたヘルナンデスだが、レッドソックスでは正二塁手としてプレーするチャンスがありそうだ。

     現在29歳のヘルナンデスは2014年12月にトレードでマーリンズからドジャースへ移籍。2018年に1試合だけ登板したのを含めて捕手以外の全てのポジションをこなし、ユーティリティ・プレーヤーとしてドジャースの黄金期を支える「縁の下の力持ち」となった。2018年には自己最多の21本塁打を放ち、昨季は48試合に出場して打率.230、5本塁打、20打点、OPS.680を記録。左腕に強いことでも知られており、通算成績は対右腕がOPS.673、対左腕がOPS.820と大差がついている。

     キャリアで初めてフリーエージェントとなったヘルナンデスは「500打席以上の出場機会を得られるチームとの1年契約」を希望していることが報じられている。メジャー7年間で2018年の462打席が最多。選手としての最大の目標であるワールドシリーズ制覇を経験したため、今度はレギュラーとして1年間プレーすることを目指しているようだ。レギュラーとしてプレーできることを証明し、より好条件の契約を得る狙いがあるのかもしれない。

     レッドソックスはその点において、ヘルナンデスの希望にフィットするチームと言える。マイケル・チェイビス、クリスチャン・アローヨ、ジャイロ・ムニョスらが正二塁手の候補となっているものの、確固たるレギュラーは不在。外野のレギュラーに2人の左打者がいるため、左腕との対戦時には外野での出場機会も期待できる。

     球界を代表するユーティリティ・プレーヤーとして活躍してきたヘルナンデスはメジャー8年目の今季、ついにレギュラーポジションを手にすることになるかもしれない。

  • 「史上最高のFA契約」は4年契約でCY賞4度のランディ・ジョンソン

    2021.1.22 12:30 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは「史上最高のFA契約」を選出する特集記事を公開した。契約延長や海外からの獲得選手、オプトアウト(契約破棄)後の再契約は含まれていない。ペトリエロが「近年最高のFA契約」に挙げたマックス・シャーザー(ナショナルズ)はトップ10の3位にランクイン。1位には4年契約でダイヤモンドバックスに加入し、4年連続でサイ・ヤング賞を受賞したランディ・ジョンソンが選出された。

     ジョンソンは1998年オフに4年5300万ドルでダイヤモンドバックスと契約。絶対的エースとして1999年はチームを球団創設2年目での地区優勝、2001年は球団創設4年目でのワールドシリーズ制覇(いずれも史上最速)に導いた。4年間で最優秀防御率3回、最多勝1回、最多奪三振4回、投手三冠1回と個人成績も圧巻。史上2人目の4年連続サイ・ヤング賞を達成しており、「史上最高のFA契約」であることに異論の余地はないだろう。

     2位は1992年オフに5年2800万ドルでブレーブスと契約したグレッグ・マダックス。最初の3年はいずれもサイ・ヤング賞を受賞し、移籍前の1992年と合わせて4年連続受賞となった。全てのシーズンで15勝以上を挙げ、5年間の平均防御率は2.13。1995年にはワールドシリーズ制覇も達成しており、文句なしの優良契約だった。

     3位はナショナルズと7年2億1000万ドルの大型契約を結んでいるシャーザーがランクイン。契約は今季まで残っているが、すでにサイ・ヤング賞を2度受賞し、2019年には球団史上初のワールドシリーズ制覇にも貢献。6年間の1118投球回はメジャー最多、防御率2.80はメジャー3位と質量ともに素晴らしい活躍を続けている。

     4位にはブルージェイズと2年契約を結んで2年連続でサイ・ヤング賞に輝いたロジャー・クレメンス、5位にはジャイアンツと6年契約を結んだバリー・ボンズがランクイン。6~10位にはマニー・ラミレス(レッドソックスと8年契約)、エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズと6年契約)、マイク・ムシーナ(ヤンキースと6年契約)、ケビン・ブラウン(マーリンズと2年契約)、レジー・ジャクソン(ヤンキースと5年契約)が選出された。

  • ドジャースが短期契約でバウアー獲得に乗り出す可能性が浮上

    2021.1.22 12:00 Friday

     「ESPN」のジェフ・パッサンは日本時間1月21日、ドジャースがトレバー・バウアーの動向を注視していること、状況次第では獲得に乗り出す可能性があることなどを伝えた。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンもドジャースが短期契約でのバウアー獲得に興味を示していることを伝えている。同地区ライバルのパドレスが積極的な補強を展開するなか、ドジャースはパドレスへの対抗策としてバウアー獲得に乗り出すのだろうか。

     ドジャースの先発ローテーションはクレイトン・カーショウとウォーカー・ビューラーの二本柱のほか、出場辞退から戻ってくるデービッド・プライスやトニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、フリオ・ウリアスの若手トリオなど、非常に充実している。また、ジョサイアー・グレイ、ミッチ・ホワイトといった有望株も控えており、バウアーを獲得する必要は全くないように見える。

     しかし、同地区ライバルのパドレスは今オフ、ブレイク・スネル、ダルビッシュ有、ジョー・マスグローブと各球団のエースをトレードで獲得して先発ローテーションを大幅に強化。カーショウがピークを過ぎ、プライスが多くのイニングを消化できる保証がなく、若手トリオもフルシーズンでの活躍が未知数という状況のなかで、バウアー獲得によって先発ローテーションのグレードアップを図る可能性はある。

     メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリーは、ドジャースが過去にブライス・ハーパーに年平均4500万ドルの4年契約をオファーしたことなどを例に挙げ、超高額の短期契約をバウアーにオファーする可能性があることを指摘している。バウアーが史上最高年俸を希望するのであれば、2年7500万ドル(年平均3750万ドル=史上最高)といった短期契約が検討されるかもしれない。

     ドジャースは過去数年間ぜいたく税の対象となっていないため、今季ぜいたく税の対象ラインを超えてしまうことを必要以上に心配する必要はない。今季終了後にカーショウやコリー・シーガーがフリーエージェントになることを考慮する必要はあるものの、現時点で確定している2022年の年俸総額は約8000万ドルに過ぎず、来季再びぜいたく税の対象ライン以内に収めることは可能なはずだ。また、これはドジャースが長期契約でバウアーを獲得することも可能であることを意味する。

     エース不在のエンゼルスなど、ドジャース以上にバウアーを必要としているチームはいくつもあるが、ドジャースも(少なくとも予算面では)バウアーを受け入れる態勢が整っており、獲得が実現する可能性は十分にありそうだ。

  • ブレーブスがリアルミュート争奪戦に参戦? 番記者は否定的

    2021.1.22 11:30 Friday

     「FanSided」のロバート・マレーは日本時間1月22日、ブレーブスがJ・T・リアルミュートの争奪戦に加わろうとしていることを伝えた。しかし、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは「可能性は低いと思う」と否定的な見解を示している。ブレーブスにパワーヒッターが必要であることは事実だが、正捕手トラビス・ダーノウの契約がもう1年残っているため、捕手の獲得に動く可能性は低いと考えているようだ。

     ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは2年前のオフ、パワーヒッターの獲得が必要となった際に、2018年に打率.272、19本塁打、76打点をマークしたヨハン・カマルゴがいるにもかかわらず、ジョシュ・ドナルドソンを1年契約で獲得した。この補強は結果的に成功したわけだが、今回はやや事情が異なる。

     まず、ブレーブスには左翼や三塁といった補強を優先すべきポジションがある。しかも、マーセル・オズーナ、ジャスティン・ターナー、ジョク・ピーダーソン、アダム・デュバル、ヤシエル・プイーグなど補強ポイントに合致する選手が多く市場に残っている。わざわざリアルミュート獲得を優先する必要はない。

     また、ウィリアム・コントレラスやシェイ・ランジェリアーズといったプロスペクト捕手が控えている状況で、まもなく30歳になる捕手に大型契約を与えるリスクを負う必要は全くない。フィリーズがリアルミュートにオファーしたと言われている5年1億1000万ドルと同規模のオファーをブレーブスが提示することは可能だが、その資金はオズーナやデュバルとの再契約に回すのが賢明だろう。

     ブレーブスは昨季、右打ちのオズーナが左打ちの主砲フレディ・フリーマンをサポートすることで大成功を収めた。よって、オズーナがフリーエージェントとなっている今、右打ちの強打者が補強ポイントであることは間違いない。リアルミュートもその条件に合致するため、ボーマンは「獲得が検討されるのは驚くべきことではないかもしれない」と記しているものの、獲得が実現する可能性はかなり低そうだ。

  • ターナーがドジャースと再契約間近か 地元メディアが伝える

    2021.1.22 11:00 Friday

     ジャスティン・ターナーは2010年代中盤にスタートしたドジャースの黄金期を支えてきた選手の1人だ。昨季念願のワールドシリーズ制覇を成し遂げたターナーは、シーズン終了後にフリーエージェントとなり、4年契約を希望していることが報じられている。自身の希望を満たすオファーを待っているとみられるターナーだが、地元メディア「スポーツネット・ロサンゼルス」によると、ドジャースとの再契約に近付いているようだ。

     「スポーツネット・ロサンゼルス」は現在36歳のターナーが4年契約を希望していることについて「ドジャース退団を決心できるくらいのオファーを他球団から引き出すための戦略だったのではないか」と分析。「彼の存在はドジャースやロサンゼルスの街にとって非常に大きい。他球団がドジャースと同条件の契約をオファーしても獲得することはできないだろう。先週あたりからドジャースとターナーが互いに歩み寄って再契約に向かっているというサインがある」と伝えている。

     ターナーは2013年オフにマイナー契約でドジャースに加入し、打撃改造に成功して正三塁手に定着。ドジャースでプレーした7年間で打率.302、116本塁打、OPS.886をマークし、主力打者の1人としてチームを支えてきた。自己ベストのOPS.945を記録した2017年はオールスター・ゲーム初選出。2016年から3年連続MVP投票で得票している。

     「スポーツネット・ロサンゼルス」の分析が正しければ、ターナーはドジャースをはるか上回る好条件のオファーがあった場合のみ、他球団移籍を考えていたということになる。しかし、おそらく36歳の三塁手のもとには希望通りのオファーは届かなかったのだろう。そして、気持ちはドジャース残留へと傾き、ドジャースと互いに歩み寄って契約合意に向かっているところだとみられる。

     年齢的にも今回が現役最後の複数年契約となる可能性が高いターナー。ドジャースの一員として現役引退までプレーすることになりそうだ。

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