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  • 2018年レギュラーシーズン ナショナル・リーグ地区別展望

    2018.3.29 18:30 Thursday

     昨季はドジャースが1988年以来29年ぶりのリーグ優勝を果たしたナ・リーグ。球団史上初のワールドシリーズ制覇を狙うナショナルズや2016年ワールドシリーズ王者のカブスも充実の戦力を誇っているが、他球団もポストシーズン進出を目指して戦力を整えており、各地区で熾烈な優勝争いが繰り広げられることになりそうだ。

     東部地区は今季もナショナルズが地区優勝の筆頭候補だ。マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグを中心とした投手陣、ブライス・ハーパー、アンソニー・レンドンを中心とした打線はいずれも強力で、同地区他球団の追随を許さない。先発5番手が流動的であったり、好打のダニエル・マーフィーが故障で出遅れたりと不安要素がないわけではないが、球団史上初のワールドシリーズ制覇に向けてチーム全体のモチベーションは高く、シーズン序盤から独走態勢を築いても不思議ではない。そのナショナルズの対抗馬となり得るのがメッツとフィリーズだ。メッツは故障の多い先発投手陣がしっかり稼働すれば、ナショナルズに対抗できるだけのポテンシャルを秘める。フィリーズは伸び盛りの成長株が多いだけでなく、ジェイク・アリエタ、カルロス・サンタナと投打に経験豊富な選手を補強。若手の成長次第では大躍進の可能性もある。再建途上のブレーブスは超有望株のロナルド・アクーニャJr.に注目。昨季のコディ・ベリンジャー(ドジャース)のように4月下旬に昇格してそのまま新人王レースを独走するような活躍が見られるかもしれない。主力選手を次々に放出したマーリンズは最下位回避が現実的な目標となりそうだ。

     中部地区はカブスをブリュワーズとカージナルスが追う展開が予想される。カブスは若手の多い野手陣にさらなる成長が期待でき、ダルビッシュ有、ブランドン・モローといった新加入の投手が期待通りに働けば、今季もポストシーズン進出の有力候補。ブリュワーズはクリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインを加えて打線を強化しており、投手陣の頑張り次第では地区優勝も見えてくる。カージナルスは打線の核としてマーセル・オズーナの獲得に成功。ルーク・ウィーバー、ジャック・フラハティ、アレックス・レイエスといった若手投手が期待通りに成長すれば、ポストシーズン返り咲きは現実的な目標だ。投打の中心選手を放出したパイレーツはチームの立て直しを図る。ただし、チームを完全に解体して大規模な再建を行うことは否定しており、今季は戦力の見極めを行うシーズンとなりそうだ。レッズはジョーイ・ボットーを中心とした打線こそ強力だが、計算できる先発投手が一人もいない。ポストシーズン争いに絡むとすれば、ブレイクを遂げる投手が複数現れた場合だけだろう。

     西部地区は今季もドジャースが優勝争いの中心となるが、ジャスティン・ターナーの出遅れにより雲行きが怪しくなっている。絶対的エースのクレイトン・カーショウを擁するものの、本来は選手個々の力ではなくチーム全体の力で勝負するタイプのチーム。ターナーの離脱で歯車が噛み合わなくなり、意外な苦戦を強いられる可能性もゼロではない。対抗馬の筆頭はロッキーズだろう。本拠地の特性を生かした打線は元々強力であり、先発陣にも若手が続々と台頭中。さらに今オフはウェイド・デービスとブライアン・ショウを獲得してブルペンを大幅に強化しており、ドジャース撃破の態勢が整った感がある。昨季地区2位のダイヤモンドバックスは昨季後半戦の快進撃を支えたJ.D.マルティネスの引き留めに失敗し、代役として獲得したスティーブン・スーザJr.が故障で出遅れるため、戦力ダウンは否めない。アンドリュー・マカッチェンとエバン・ロンゴリアを獲得して地区最下位からの再浮上を目指すジャイアンツは、マディソン・バムガーナーとジェフ・サマージャを故障で欠くという予想外の事態に陥り、今季も苦戦を免れないだろう。パドレスはエリック・ホズマーを獲得したが、まだ再建途上。若手選手の成長を見守るシーズンとなりそうだ。

  • 2018年レギュラーシーズン アメリカン・リーグ地区別展望

    2018.3.29 17:30 Thursday

     いよいよ明日、メジャーリーグの2018年シーズンが開幕する。昨季はア・リーグ西部地区を独走で制したアストロズが、その勢いのままに球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。オフシーズンの戦力補強を経て、今季はどのチームがポストシーズンへコマを進めるのだろうか。

     東部地区はヤンキースとレッドソックスによる一騎打ちの様相を呈している。ヤンキースはジャンカルロ・スタントンらを獲得し、強力打線をさらに強化。アロルディス・チャップマンを中心としたブルペンは元々強力であり、先発投手陣がしっかり仕事をすれば必ず優勝争いに絡んでくるだろう。レッドソックスは念願の大砲としてJ.D.マルティネスを獲得。好打者が並ぶ打線に核ができた。ブルペンには絶対的守護神のクレイグ・キンブレルが君臨しており、デービッド・プライスやリック・ポーセロが復活を遂げれば、今季もワールドシリーズ制覇の有力候補だ。放出が噂されたジョシュ・ドナルドソンをキープしたブルージェイズは、投打ともに悪くない戦力が揃っており、ポストシーズン争いに加わってもおかしくない。オフの補強でなんとか先発ローテーションの頭数を揃えたオリオールズは、マニー・マチャドを中心とした打線がなかなかの破壊力を誇るだけに、浮沈のカギを握るのは投手陣ということになる。エバン・ロンゴリアら主力選手を放出したレイズは有望株にも故障者が相次いでおり、厳しいシーズンとなりそうだ。

     中部地区は絶対王者のインディアンスに、積極補強を展開したツインズが挑むという構図になる。カルロス・サンタナやブライアン・ショウが抜けたインディアンスはやや弱体化した印象を受けるが、それでもコリー・クルーバー、アンドリュー・ミラーらを擁する投手陣は強力であり、打線もなかなかの得点力を誇る。故障者が続出するようなことがなければ、今季も地区優勝は確実だろう。ツインズはアービン・サンタナの出遅れとホルヘ・ポランコの出場停止が痛い。とはいえ、バイロン・バクストンら若手選手にはさらなる成長が期待できるため、昨季のように予想以上の快進撃を見せてくれるかもしれない。ホワイトソックスはヨアン・モンカダ、マイケル・コペックら有望株の活躍に期待。タイガースはミゲル・カブレラなど好選手を擁するものの、ポストシーズン争いに加わるには投打とも戦力が不足している。ロイヤルズはエリック・ホズマー、ロレンゾ・ケインらが抜けただけでなく、正捕手のサルバドール・ペレスを故障で欠く事態となり、厳しい戦いを強いられることになりそうだ。

     西部地区は各球団が虎視眈々と上位浮上を狙っているものの、アストロズの王座は揺るがない。打線は昨季のメンバーがそのまま残っており、投手陣にはパイレーツのエースだったゲリット・コールを補強。ケン・ジャイルズらブルペン陣さえしっかり機能すれば、昨季同様に独走態勢を築いてもおかしくないくらいの戦力が整った。そのアストロズを追うのがエンゼルス、マリナーズ、レンジャーズの3球団。エンゼルスは大谷翔平を含め、不確実要素の多い先発投手陣が戦いのカギを握る。マリナーズはロビンソン・カノー、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガーの3人が形成する中軸が強力なだけに、その他の打者と投手陣の頑張り次第ではポストシーズン進出も夢ではない。レンジャーズは投打ともまずまずの戦力を揃えたものの、アストロズに対抗できるほどではなく、ワイルドカードでのポストシーズンが現実的な目標となる。取り残された感のあるアスレチックスはマット・オルソン、マット・チャップマンなど楽しみな若手選手が育ちつつあり、彼らが経験を積み、来季以降へつながるシーズンとなれば今季は成功と言えるのではないだろうか。

  • メッツがホランド獲得を検討も正式オファーには至らず

    2018.3.29 15:00 Thursday

     昨季ナ・リーグ最多タイの41セーブをマークしたにも関わらず、レギュラーシーズン開幕前日になっても所属先が決まらないグレッグ・ホランド。メッツが獲得を検討し、球団内部で議論が行われたようだが、正式なオファーを提示する段階には至らなかったようだ。

     MLB公式サイトでメッツの番記者を務めるアンソニー・ディコモが得た情報によると、メッツは自軍のブルペンに昨季のセーブ王を加えることについて、球団内で議論を行ったという。しかし、本格的にホランド獲得に向けて動き始めた様子はなく、オファーを提示するような動きも見られない。ディコモは「契約が成立する可能性は低い」と報じている。

     今季のメッツのブルペンは、昨季6セーブに終わった2016年のセーブ王、ジューリス・ファミリアがクローザーを務め、昨季途中に加入した元マーリンズのクローザーであるAJラモス、昨季70試合で防御率2.33をマークした新加入のアンソニー・スウォーザック、貴重なリリーフ左腕であるジェリー・ブレビンスがその脇を固める布陣となっている。ファミリア、ラモス、ブレビンスはいずれも今季終了のフリーエージェントとなるため、ホランドを複数年契約で獲得することは今季のみならず、来季以降に向けての戦力補強にもなるが、ファミリアに復活の可能性がある以上、メッツがホランド獲得を急ぐ理由はない。

     ホランドはロッキーズとの選手オプションを破棄したあと、ロッキーズからのクオリファイング・オファーを拒否しており、ホランドを獲得したチームはドラフト指名権とインターナショナル・ボーナスプールを犠牲にしなければならない。ただし、6月初旬のドラフトが終了すると、このルールは適用されなくなるため、ホランド獲得を検討する球団は6月まで待つ可能性が高い。レギュラーシーズン最初の2ヶ月を現有戦力で戦いつつ、ブルペンの補強が必要であると判断した場合は6月以降にホランド獲得に動く、というシナリオが現実的だろう。

     昨季のセーブ王は、希望の契約条件を引き下げて妥協しない限り、6月のドラフト後まで契約が決まらない可能性が極めて高くなったと言えそうだ。

  • メッツ・キャラウェイ監督 開幕戦で投手を8番に起用

    2018.3.29 14:30 Thursday

     今季からメッツの監督に就任したミッキー・キャラウェイはこの数週間、コーチ陣やデータ分析部門のスタッフと議論を重ね、開幕スタメンのベストの形を追求してきた。そして、若手遊撃手のアメッド・ロサリオを9番に置き、ロサリオの前の8番に投手を入れることを決断した。

     日本時間3月29日にキャラウェイが発表した開幕スタメンでは、フアン・ラガレスとのレギュラー争いを制したブランドン・ニモが「1番・センター」に入り、レフトのヨエニス・セスペデス、ライトのジェイ・ブルースがそれに続いている。4番には二塁手のアズドゥルバル・カブレラが入り、三塁のトッド・フレイジャー、一塁のエイドリアン・ゴンザレスという新加入コンビがその後を打つ。そして、「7番・捕手」にケビン・プラウェッキー、「8番・投手」にノア・シンダーガード、「9番・遊撃」にロサリオが起用されることになった。

     キャラウェイは投手を8番に置くことには「意味がある」と発言。主な狙いは9番に入る有望株・ロサリオへのプレッシャーを軽減することである。後ろに投手がいると、相手投手は「最悪歩かせてもいい」と際どいコースを攻め、変化球を多用してくる。ロサリオを9番に置き、次に好打のニモが控えることで、ロサリオへの厳しい攻めを回避しようと考えているのだ。さらに、9番に野手が入ることで9番からの攻撃の流れができ、2番・セスペデスと3番・ブルースに打点を稼ぐチャンスが増える。こうしたメリットを考慮した結果、キャラウェイは8番に投手を入れることを決断したというわけだ。ただし、「すべての試合で起こることではない」とも話しており、従来通りに投手が9番に入るケースも出てきそうだ。

     また、開幕戦の捕手には正捕手のトラビス・ダーノウではなく、プラウェッキーを抜擢。これはカージナルスの開幕投手であるカルロス・マルティネスとの相性を考慮した結果だという。ダーノウはあまり右腕を得意としておらず、相手先発が右腕のときにはプラウェッキーが先発マスクを被る機会が増えるかもしれない。

  • 4人制ローテ採用のレイズ 3番手・イバルディが右肘手術へ

    2018.3.29 12:30 Thursday

     「ブルペン・デイ」の導入により4人制ローテーションを採用することを明らかにしていたレイズに思わぬアクシデントが発生した。先発3番手に予定されていたネイサン・イバルディの右肘手術が決定。開幕を目前にして先発ローテーションの再考を強いられることになってしまった。

     日本時間4月2日の開幕第4戦に先発予定となっていたイバルディが右肘の遊離体を除去するために内視鏡手術を受けることになり、日本時間3月29日に10日間の故障者リストへ登録された。幸いなことに靱帯へのダメージはなく、シーズンを全休するような事態は回避できる見込みだが、少なくとも前半戦を欠場することが濃厚。レイズはレギュラーシーズン開幕を目前にして、先発投手が1人足りなくなってしまった。

     そもそも、今季のレイズは投手陣を最大限に有効活用するために「ブルペン・デイ」の導入を決定していた。これは先発ローテーションを形成する4投手が中3日で先発するのを避けるために、小刻みな継投で1試合を乗り切るというプランだ。ヨニー・チリーノス、マット・アンドリース、ライアン・ヤーブロー、アンドリュー・キットレッジ、そしてイバルディに代わって昇格したオースティン・プルーイットらがロングリリーバーとしてブルペンに待機しており、彼らがこの「ブルペン・デイ」を担うことになると見られている。

     おそらく、これらのロングリリーバーのなかからイバルディに代わる先発投手が選ばれることになるだろう。過去の実績を考えれば、通算44試合の先発経験があるアンドリースか昨季8試合に先発したプルーイットが有力。すでに開幕第3戦では「ブルペン・デイ」を実施することが発表されており、イバルディが先発予定だった開幕第4戦には先発4番手のジェイク・ファリアが繰り上がり。イバルディに代わる先発投手は日本時間4月3日の開幕第5戦(対ヤンキース)で先発することになる。

     4人制ローテーション&「ブルペン・デイ」という新たな試みにチャレンジする今季のレイズ。いきなりアクシデントに見舞われてしまったが、今回の試みがどのような結果になるか注目したい。

  • ロイヤルズに衝撃 正捕手・ペレスが左膝負傷で戦線離脱

    2018.3.29 12:00 Thursday

     エリック・ホズマー(パドレス)とロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)を失ったロイヤルズが、球界屈指の好捕手であるサルバドール・ペレスを4~6週間欠くことになってしまった。自宅で荷物を運んでいた際に転倒し、左膝の内側側副靱帯を損傷してしまったのだ。

     アクシデントは現地時間火曜日(27日)の夜に、ペレスの自宅で発生した。スプリング・トレーニング用の荷物を本拠地カウフマン・スタジアムから引き揚げたペレスは、自宅でその荷物を運んでいた。その際に階段を踏み外して転倒。ペレスによると、転倒後は膝を動かすことができなかったそうで、叫び声を上げたあと、すぐにトレーナーのニック・ケニーに連絡したという。

     翌朝になってMRI検査を受けた結果、内側側副靱帯の損傷が判明。ネッド・ヨスト監督とペレスは「手術は必要ない」という見解で一致しているものの、靱帯の損傷が回復するまで4~6週間の戦線離脱を余儀なくされることになった。

     「悲しいよ。明日、開幕戦に出場するためにスプリング・トレーニングの間、たくさんの練習をしてきたのだから。僕は開幕戦をワールドシリーズのようなものと考えているからね。明日、開幕戦に出場したかったよ」とペレスは心情を吐露。2013年以降、ペレスはメジャー最多の647試合で先発マスクを被っていただけに、ロイヤルズは慣れない布陣での戦いを強いられることになる。

     ヨストによると、ペレスが離脱している間は控え捕手のドリュー・ビュテラを正捕手として起用し、控え捕手としてAAA級オマハからキャム・ギャラガーを呼び戻す予定だという。ビュテラは「彼は僕たちのリーダーだからね」とペレスについて語り、「僕にできることをしっかりやるだけだよ」と決意を口にした。

     開幕投手のダニー・ダフィーは「彼は僕たちのチームの心臓であり、魂なんだ。替えのきく選手じゃないよ」と本音を漏らした。ペレスには「キミがいない間、僕たちがしっかり戦っておくよ」と伝えたといい、「キャム(・ギャラガー)とドリュー(・ビュテラ)がしっかり試合を作ってくれるはずさ」と自分自身に言い聞かせるように話していた。

  • ナショナルズ対レッズの開幕戦は悪天候により延期が決定

    2018.3.29 11:30 Thursday

     2018年のメジャーリーグは日本時間3月30日に全30球団が一斉に開幕を迎える予定となっていたが、悪天候によりナショナルズ対レッズの開幕戦は延期が決定した。なお、本来オフの予定となっていた日本時間3月31日に開幕戦が行われることがすでに発表されている。

     降り続いている雨が止まないという予報が出ているため、レッズの本拠地グレートアメリカン・ボールパークで日本時間3月30日午前5時10分にプレイボール予定だった開幕戦は、翌31日の同時刻に延期されることになった。MLB公式サイトでレッズの番記者を務めているマーク・シェルドンによると、レッズの開幕戦が延期されるのは1996年(対エクスポズ)以来22年ぶりだという。また、1966年にはメッツとの開幕シリーズ3連戦がすべて雨天順延となり、敵地フィラデルフィアで開幕戦を戦うことになったことが併せて紹介されている。

     レッズの開幕投手は31歳のホーマー・ベイリー。2012年から2年連続で2ケタ勝利と200イニングをクリアし、2014年2月に6年1億500万ドルの大型契約を結んだ右腕だが、その後は故障が相次ぎ、直近4シーズンで17勝に留まっている。昨季も18先発で6勝9敗、防御率6.43と不本意なシーズンを過ごしたが、そろそろ大型契約に応える成績を残しておきたいところだ。

     一方、ナショナルズの開幕投手は33歳のマックス・シャーザー。昨季は16勝6敗、防御率2.51、268奪三振と例年通りの好成績をマークし、2年連続の奪三振王に輝いただけでなく、2年連続3度目のサイ・ヤング賞を受賞した。オープン戦では26イニングで被本塁打6本と被弾が目立ったが、今季もメジャーを代表する好投手として素晴らしい活躍を見せてくれるはずだ。

     なお、ナショナルズでは開幕戦に強いブライス・ハーパーの打撃にも注目が集まっている。2013年から5年連続で開幕戦に出場しているハーパーは2014年を除く4試合で計5本塁打(2013年の開幕戦で2本塁打)を放っており、4年連続通算6本目の開幕戦本塁打が飛び出すか注目だ。

  • ヤンキースは2番・ジャッジ、3番・スタントンで開幕へ

    2018.3.29 11:00 Thursday

     今季からヤンキースの監督に就任したアーロン・ブーンはレギュラーシーズン開幕前日の日本時間3月29日、ブルージェイズとの開幕戦に臨む自軍の開幕スタメンを発表した。1番に経験豊富なブレット・ガードナーを置き、2~4番にはアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ゲーリー・サンチェスという豪華な名前がズラリと並んでいる。

     昨季メジャー最多の59本塁打を放ち、ナ・リーグMVPに輝いたスタントンは「3番・DH」で開幕を迎えることになった。「ワクワクしているよ。(開幕戦に向けて)集中しているし、興奮している。試合に勝つ準備はできているよ。試合に出て、新しいチームメイトとともに戦うのが楽しみだ」と現在の心境を語ったスタントン。昨季の各リーグの本塁打王が2番と3番に並ぶ打線は、相手チームにとって脅威の一言だ。

     ブーンはオープン戦でジャッジを1番に置く打順を試していたが、開幕戦では昨季同様にガードナーを1番に置く形に落ち着いた。相手の先発が左投手(ブルージェイズの開幕投手は左腕のJ.A.ハップ)の試合では左打者のガードナーをベンチに置き、スタントンを守備に就かせることを示唆していたが、ブルージェイズのブルペンに右投手が多いこともあり、ガードナーを1番に置くことを選択したという。

     また、二塁には新加入のニール・ウォーカー、一塁にはグレッグ・バードの故障により急遽開幕ロースター入りが決まったタイラー・オースティンが起用されるが、ブーンはオープン戦で成長をアピールしたタイラー・ウェイドも積極的に起用していく方針であり、開幕シリーズ4連戦のなかで2~3試合の出場機会を与えることを明言している。開幕戦はハップ対策として左打者のウェイドではなく、右打者のオースティンを起用することを選択したようだ。

     なお、スタントンは指名打者での起用が中心になる見込みである。ブーンによると、ガードナーやジャッジに休養が必要な場合に、スタントンが外野の守備に就くことになるという。指名打者での起用が中心となって守備の負担が大幅に軽減されたスタントンが、昨季以上の猛打を発揮するような展開も期待できるかもしれない。

  • イチローが「9番・レフト」で開幕スタメン決定!

    2018.3.29 10:30 Thursday

     レギュラーシーズン開幕を翌日に控えた日本時間3月29日、マリナーズのスコット・サービス監督は開幕戦に臨む自軍のラインナップを発表し、イチローは「9番・レフト」でスタメンに名を連ねることが決定した。古巣復帰を果たしたイチローは、本拠地セーフコ・フィールドで行われる開幕戦で大きな注目を集めることになりそうだ。

     3月上旬になってマリナーズとの契約が決まり、右ふくらはぎ痛や頭部死球の影響で調整が遅れていたイチローだが、なんとか開幕に間に合った。サービスは「もし完璧な世界に住んでいるとしたら、イチローにはあと1週間ほど猶予を与えることができただろう。でも、我々はそのような世界には住んでいないんだ。決断をして、それに従っていかなくてはいけないんだよ」と話し、イチローのコンディションが決して万全ではないことを示唆した。しかし、「彼には豊富な経験があり、どのようにプレイすればいいかを知っている。彼はきっと大丈夫だよ。完璧な状態ではないし、理想的な状況ではないけれど、彼は準備が整っていると思う」とイチローの活躍に期待を寄せた。

     イチローに注目しているのはマリナーズの監督・コーチ、チームメイト、ファンだけではない。開幕戦で対戦するインディアンスのテリー・フランコーナ監督もマリナーズに復帰したイチローとの対戦を心待ちにしている。「彼は驚異的な選手だよ。彼は44歳なんだろ?彼は長期間にわたってインパクトのある選手として活躍してきた。本塁打をたくさん打つような選手ではないけれど、たくさんのヒットを打つことができる。走塁でも試合を変えられる選手だね」とフランコーナ。すでに全盛期を過ぎ、対戦相手に大きな脅威を与える選手ではなくなっているイチローだが、その存在を敵将は意識せざるを得ないようだ。

     自分の経験をチームに還元し、チームの手助けをすることを最優先事項に掲げるイチロー。「子供のような年齢の選手たち」とともにプレイすることでどのような化学反応が生まれるのか。将来の野球殿堂入りが確実視される安打製造機のメジャー18年目のシーズンが、いよいよスタートする。

  • ロッキーズの開幕投手はグレイ 全30球団の開幕投手が決定

    2018.3.28 17:00 Wednesday

     日本時間3月28日、ロッキーズのバド・ブラック監督は今季の開幕投手にジョン・グレイを起用することを明らかにした。登板スケジュールなどからグレイが開幕投手を務めるのは確実と見られていたが、ブラックがようやく正式に発表。これにより全30球団の開幕投手が出揃った。

     昨季のグレイは左足の疲労骨折により4月中旬から2ヶ月以上にわたって戦列を離れたため、20先発に留まったものの、10勝4敗、防御率3.67の好成績をマークして2年連続2ケタ勝利をなんとかクリア。特に8月以降は11先発で7勝2敗、防御率2.44という素晴らしい成績を残し、エースとして一皮むけたことを印象付けた。

     オープン戦では6先発で防御率5.82と今一つの成績に終わったが、直近2先発では計9回1/3を投げて被安打5、奪三振11、与四球1、無失点と安定したピッチング。最高の状態でレギュラーシーズンを迎えることになった。ロッキーズの先発ローテーションにはメジャー歴5年のチャド・ベティス以外はいずれもメジャー歴2年以下の若手投手が並んでおり、メジャー4年目を迎えるグレイには先発の柱として大きな期待がかかっている。まだポテンシャルを本格的に開花させているとは言えない状況であり、今季こそ本格ブレイクを期待したいところだ。

     なお、今季のメジャーリーグは日本時間3月30日に全30球団が一斉にレギュラーシーズン開幕を迎える。日本時間午前1時40分開始のマーリンズ対カブスの試合で今季の第1球目が投じられ、ワールドシリーズ制覇を目指す7ヶ月の戦いがスタート。残念ながら開幕投手に指名された日本人選手はいないものの、大谷翔平(エンゼルス)とイチロー(マリナーズ)にはスタメン出場の可能性があり、田澤純一(マーリンズ)、平野佳寿(ダイヤモンドバックス)、牧田和久(パドレス)には登板機会が巡ってくるかもしれない。ワールドシリーズ制覇の行方はもちろんのこと、日本人選手たちの活躍にも注目だ。

  • Dバックスのクローザーが決定 平野はセットアップに回る

    2018.3.28 15:30 Wednesday

     ダイヤモンドバックスは2015年にア・リーグ最多セーブ(41セーブ)を記録した実績を誇るブラッド・ボックスバーガーを今季のクローザーに指名した。ボックスバーガーとクローザーの座を争っていたアーチー・ブラッドリーと平野佳寿はともにセットアップに回ることになった。

     日本時間3月28日、トーリ・ロブロ監督は元セーブ王のボックスバーガーにクローザーを任せることを明言。3投手によるクローザー争いを制したボックスバーガーは「クローザーを務める機会を得られて嬉しいよ。このチームでクローザーを務めることができてとても光栄だし、試合を締めくくるのが楽しみだね」と喜びを口にした。

     今オフのダイヤモンドバックスは昨季39セーブをマークしたフェルナンド・ロドニーがフリーエージェントとなって退団(ツインズと契約)。昨年11月末にカーティス・テイラーとのトレードでレイズからボックスバーガーを獲得したのに続き、同12月下旬にはオリックスからフリーエージェント宣言した平野と契約し、昨季セットアッパーとして急成長を遂げたブラッドリーを合わせた3人でクローザーの座を争わせる方針を明らかにしていた。

     オープン戦ではボックスバーガーが6試合で防御率1.50と好投した一方、ブラッドリーは7試合で防御率3.86、平野は9試合で防御率6.00と今一つ。「彼は(強豪チームの多い)ア・リーグ東部地区でクローザーを務めていた男だ。他の投手よりボールに勢いがあるように見えた。健康であれば彼は非常に優秀なクローザーだよ」とロブロが語ったように、クローザーとしての実績と現時点でのコンディションで他の2投手を上回った。

     ただし、ブラッドリーと平野が指揮官の信頼を失ったわけではなく、ロブロはブラッドリーをアンドリュー・ミラー(インディアンス)のように試合の重要な場面でフレキシブルに起用していく方針だ。また、相手打線との相性を考慮しながら、平野にもセットアップ役を任せる意向を明らかにしている。

     昨季はリーグ2位の救援防御率3.78をマークしたダイヤモンドバックスだが、クローザーを争った3投手がそれぞれ実力を発揮すれば、今季もブルペンはチームの大きな武器となりそうだ。

  • エンゼルス・大谷の投手デビューが開幕第4戦に決定!

    2018.3.28 15:00 Wednesday

     日本時間3月28日、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷翔平が開幕第4戦となる日本時間4月2日のアスレチックス戦で先発する予定であることを明らかにした。また、ソーシアは大谷が投手デビュー以前に、打者として公式戦デビューを果たす可能性があることを示唆している。

     ソーシアは「我々はまだ(開幕戦の)打順を決めていないけれど、大谷は日曜日(日本時間の月曜日)に先発する予定だよ」と語り、大谷が敵地オークランドでの開幕第4戦に先発予定であることを明言した。これによりアスレチックスとの開幕シリーズ4連戦の先発はギャレット・リチャーズ、タイラー・スキャッグス、マット・シューメイカー、大谷の4人で確定。先発5番手にはJCラミレスが入ることが有力視されており、ローテーションの順番を守れば、大谷の2度目の先発登板は中5日で日本時間4月8日の本拠地でのアスレチックス戦ということになりそうだ。

     また、ソーシアは大谷が投手デビューより先に野手デビューを果たす可能性を否定しておらず、開幕第1~3戦のどこかで公式戦デビューを果たす可能性がある。開幕シリーズで対戦するアスレチックスは右腕のケンドール・グレイブマンが開幕投手に決定しており、左打者の大谷が開幕戦に指名打者としてスタメン起用される可能性もゼロではないだろう。大谷が指名打者に入る場合は主砲のアルバート・プーホルスが一塁に回るため、ソーシアは主砲のコンディションを見ながら最終的な判断を下すことになる。

     エンゼルスは現在、先発ローテーションの一角を担うアンドリュー・ヒーニーが肘の炎症により登板を回避しており、開幕に間に合うかどうかは微妙な状況。開幕7連戦のあと、オフが1日入るため、開幕週に関しては先発投手は5人で足りるものの、そのあと10連戦が組まれており、大谷の中4日登板を避けるのであれば、ここで6人制ローテーションに切り替える必要がある。ヒーニーの回復が遅れる様であれば、AAA級からニック・トロピアーノないしパーカー・ブリッドウェルを昇格させることになりそうだ。


     関連ニュース

  • ロッキーズ 好打の有望株・マクマーンが開幕ロースター入りへ

    2018.3.28 14:30 Wednesday

     日本時間3月28日に行われたオープン戦の最終戦(対マリナーズ)の開始前に、ロッキーズのバド・ブラック監督はライアン・マクマーンに開幕ロースター入りを告げた。昨季マイナーで打率.355をマークした好打の有望株は、オープン戦で打率.319と結果を残し、見事に開幕ロースター入りを勝ち取った。

     自身初の開幕ロースター入りが決まったマクマーンは「自分がどれだけ成長したかということを示したいと思っていたんだ。良い結果を残すことができた。監督やコーチは僕のことを信頼してくれた。シーズンが始まるのが楽しみだね」と喜びを口にした。昨年まで、オープン戦では通算29打数1安打(打率.034)と全く打てない状態が続いていたが、今年は30試合に出場して打率.319、2本塁打、OPS.887をマーク。昨季AA級とAAA級で合計119試合に出場して打率.355、20本塁打、OPS.986の好成績をマークした実力を首脳陣にアピールし、信頼を得ることに成功した。

     チームがカルロス・ゴンザレスと再契約を結んだため、イアン・デズモンドが一塁に回ることになり、マクマーンが正一塁手として起用される可能性は低くなった。しかし、マクマーンは一塁だけでなく二塁や三塁を守ることもできるため、内野のユーティリティ兼代打の切り札として出場機会を与えられることになるだろう。マクマーンが一塁手として先発出場する際には、ヘラルド・パーラが控えに回り、デズモンドが外野を守ることになりそうだ。

     マクマーンは「頼まれたことなら何でもできると思っているよ。僕はしっかり準備をしておく必要がある。起用法を決めるのは僕じゃなくて監督だからね」と語り、あらゆる起用法に対応していくことに意欲を見せている。シーズン序盤に結果を残し、より多くの出場機会を得ることができれば、新人王レースに参戦することも不可能ではないだろう。「しっかり準備をして、自分ができることをやり続けるだけだよ」と語るマクマーンの2018年シーズンがいよいよ幕を開ける。


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  • カージナルス 有望株右腕・ヒックスを開幕ロースターに抜擢

    2018.3.28 12:30 Wednesday

     MLB公式サイトでカージナルスの番記者を務めるジョー・トレーザによると、カージナルスは21歳の有望株右腕、ジョーダン・ヒックスを開幕ロースターに抜擢することを決定したようだ。ヒックスは日本時間3月26日のナショナルズ戦で4回1安打無失点の好投を見せていた。

     MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで7位にランクインしている有望株右腕が、AAA級どころかAA級すらも経験せず、メジャーの開幕ロースターに名を連ねることが確実となった。日本時間3月28日、カージナルスは昨季50試合に登板して防御率2.44の好成績をマークしながらも、オープン戦では9試合で防御率5.59と不安定なピッチングが続いていたジョン・ブレビアのAAA級降格を決定。それによって空いたブルペンの1枠にヒックスが抜擢されることになったのだ。

     ヒックスは2015年のドラフトでカージナルスから3巡目(全体105位)指名を受けてプロ入り。昨季はA級で14試合(すべて先発)、A+級で8試合(うち5先発)に登板し、合計で8勝3敗1セーブ、防御率2.74の好成績をマークした。最速100マイル超の速球と威力のあるカーブを武器に、オープン戦では3試合(うち1先発)で防御率2.35、WHIP0.78をマーク。見事に開幕ロースター入りを勝ち取った。

     カージナルスはアレックス・レイエス、アダム・ウェインライト、ルーク・グレガーソンの3投手が故障者リストで開幕を迎えることになっており、カルロス・マルティネス、マイケル・ワカ、ルーク・ウィーバー、マイルズ・マイコラス、ジャック・フラハティの5人が開幕ローテーションを形成。ブルペンはタイラー・ライオンズ、ドミニク・リオン、ブレット・シーセル、マット・ボーマン、サム・トゥイバイララ、バド・ノリス、マイク・マイヤーズ、そしてヒックスの8人で構成され、当面はクローザーを固定せずに戦っていく方針だ。

     毎年ポストシーズン争いに加わりながらも、少しずつ世代交代を進めているカージナルス。5月ごろの戦列復帰が予想されているレイエスのほか、ウィーバー、フラハティ、ヒックスといった若手投手の働きが、今季のチームの戦いを大きく左右することになりそうだ。


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  • 有望株・アクーニャJr. 契約延長オファーがあったことを完全否定

    2018.3.28 12:00 Wednesday

     フィリーズの有望株、スコット・キンガリーがメジャーデビュー前に6年2400万ドルで契約を延長したのに続き、ブレーブスが超有望株のロナルド・アクーニャJr.に対して総額3000万ドルの契約延長をオファーしたとの報道が出た。しかし、アクーニャJr.本人は球団からオファーがあったことを完全に否定している。

     アクーニャJr.は「正直に言うと、その話がどこから出てきたかわからないんだ」と通訳を介して語り、契約延長を断ったとの報道が出ていることに対して困惑した様子を見せた。さらに「今のところ、僕のところには契約に関する話は来ていない。契約延長に関する話をしてきた人はないよ。だからオファーを断ったなんていうことは有り得ないし、それに似たような話もない」と語り、オファーの存在すらを完全に否定した。

     金銭面での保証を得るために、アクーニャJr.の家族がブレーブスとの長期契約に興味を示していたことは事実のようだ。しかし、家族との非公式の交渉は、アクーニャJr.に対して正式なオファーを提示するほどには発展しなかったという。総額3000万ドルという具体的な数字が出てはいるものの、本人が完全に否定している以上、オファーはなかったと判断するのが妥当だろう。

     仮に、アクーニャJr.がキンガリーのような契約延長に合意すれば、ブレーブスはフリーエージェント権取得に関するサービスタイムを気にすることなくアクーニャJr.を起用できるというメリットがある。しかし、契約延長は成立していないため、ブレーブスはアクーニャJr.のメジャー昇格を日本時間4月15日以降に先延ばしする可能性が高い。そうすることにより、アクーニャJr.のフリーエージェント権取得を2023年シーズン終了後から2024年シーズン終了後に先延ばしすることができるからだ。

     また、アクーニャJr.が日本時間4月15日以前でなくとも早期昇格を果たせば、いわゆる「スーパー2」の対象となり、通常3年の年俸調停期間が4年に延びる可能性がある。そのあたりの事情も含め、ブレーブスがアクーニャJr.の契約延長や昇格時期についてどのような判断を下すのか。アクーニャJr.がオープン戦で実力を大いにアピールしただけに、大きな注目を集めるトピックの一つとなることは間違いなさそうだ。


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  • オープン戦出場は1試合のみ 万全を強調するジマーマン

    2018.3.28 11:30 Wednesday

     オープン戦に1試合(2打席)しか出場せず、故障の可能性が取り沙汰されているライアン・ジマーマン(ナショナルズ)だが、ジマーマン本人とデーブ・マルティネス監督はコンディションが万全であることを強調。2日後に迫る開幕戦のスタメンにも名を連ねる見込みとなっている。

     日本時間3月28日にナショナルズ・パークで行われたオープン戦最終戦(対ツインズ)にジマーマンは出場しなかった。マルティネスは今週初めに、ジマーマンが最終戦に出場する可能性があると話していたが、ジマーマンはオープン戦に出場する代わりにマイナーの試合で打席に立ち、一塁ベースコーチのティム・ボガーと守備練習を行うことを選択。結局、オープン戦出場は日本時間3月3日のメッツ戦のみだった。

     マルティネスは「彼はこれまで過ごしたなかで最高の春だったと話していたよ。とても状態が良いみたいだね。私は最終戦で打席に立ちたいかどうかを彼に尋ねたけど、彼は自分のプラン通りに進めることを選んだんだ」と語り、ジマーマンが故障している可能性を完全に否定。「開幕戦で彼を見るのが楽しみだよ」と開幕戦でスタメン起用する方針を明らかにした。

     昨季のジマーマンは自己最多の36本塁打を放つなど、打率.303、108打点、OPS.930とキャリアハイと言っても過言ではないシーズンを過ごし、チームの地区優勝に大きく貢献した。2014年からの3年間は故障が相次ぎ、平均90試合にしか出場できなかったが、昨季は見事に復活。レギュラーシーズンの162試合、そしてその後のポストシーズンを万全のコンディションで戦うために、スプリング・トレーニングでは試合に出るよりもコンディションを整えることを優先したようだ。

     もちろん、チームもジマーマンが昨季のようなパフォーマンスをもう一度見せてくれることを期待している。休養十分のジマーマンは再び豪打を発揮し、チームを球団史上初のワールドシリーズ出場、そしてワールドシリーズ制覇へと導くことができるのだろうか。


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  • オープン戦大活躍のボーゲルバックにサービス監督も期待

    2018.3.28 11:00 Wednesday

     日本時間3月28日に行われたロッキーズとのオープン戦で、8回表に7号勝ち越しスリーランを放ちチームを勝利に導いたダニエル・ボーゲルバック(マリナーズ)はいずれも全選手中トップとなる打率.407、出塁率.529、長打率.926をマークしてオープン戦を終えた。大活躍の若きスラッガーに対し、スコット・サービス監督も大きな期待を寄せている。

     オープン戦22試合に出場して打率.407、7本塁打、15打点、OPS1.455という素晴らしい活躍を見せたボーゲルバックは、メジャー3年目にして初の開幕ロースター入りを勝ち取った。昨季はダニー・バレンシアとのプラトーン起用が予定されていたにもかかわらず、オープン戦で打率.228、1本塁打、OPS.646に終わり、開幕前に無念のマイナー降格。しかし、今春はリラックスして練習や試合に臨むことで本来の姿を取り戻した。

     サービスは「ボーゲルバックは良い形でスプリング・トレーニングを終えたね。彼は素晴らしい春を過ごしていた。彼がこのような結果を残してくれて私は嬉しいよ。この活躍が続くことを願っている」とボーゲルバックの活躍ぶりを絶賛。さらに「シーズン序盤は何度か先発出場のチャンスがあるだろう。好調を持続してくれるといいんだけどね」と語り、正一塁手のライオン・ヒーリーの控えと位置付けつつも、先発出場のチャンスを与える意向であることを明言した。

     2016年にAAA級で打率.292、23本塁打、96打点、OPS.923の好成績を残したボーゲルバックだが、昨季は打率.290、17本塁打、83打点、OPS.844とやや停滞。しかし、サービスは「一塁の守備はかなり良くなっているし、打席でのアプローチも素晴らしい。見違えるほどだよ。トレードで獲得した当時の彼が戻ってきたみたいだね。彼にとってもチームにとっても大きなことだよ」とボーゲルバックの復調と成長を実感している。ひょっとすると今季は、ボーゲルバックが大きな飛躍を遂げるシーズンとなるかもしれない。


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  • マリナーズがワースとマイナー契約 ロースター決定はイチロー待ち

    2018.3.28 10:30 Wednesday

     日本時間3月28日、マリナーズが通算229本塁打の実績を誇る38歳のベテラン外野手、ジェイソン・ワースとマイナー契約を結んだことが明らかになった。また、開幕ロースターについては、右ふくらはぎを痛めていたイチローの状態を見極めたうえで最終的な決定を行う方針だ。

     ナショナルズとの7年1億2600万ドルの長期大型契約が終了し、フリーエージェントとなっていたワースの契約がようやく決まった。昨季は左足の故障によりメジャー定着後最少となる70試合の出場に留まり、打率.226、10本塁打、OPS.715と不本意なシーズンを過ごしたが、5月に39歳となる今季も現役続行を表明。レギュラーシーズン開幕直前になってようやくマリナーズとのマイナー契約にこぎつけた。

     スコット・サービス監督は「彼とともに戦った経験はないけれど、彼は強豪チームでプレイしてきたし、戦い方というものを知っている。ストライクゾーンを上手にコントロールできる打者であり、ベテラン選手としてクラブハウスにも良い影響を与えてくれると思うよ」とワースの加入を歓迎。スプリング・トレーニングに全く参加できなかったこともあり、今後はAAA級タコマに合流する前に、延長スプリング・トレーニングで調整を行う予定だ。

     一方、レギュラーシーズン開幕を2日後に控え、チームは開幕ロースターの最終調整に入っている。現時点で未決定なのはイチローの扱いだけ。サービスは「彼はまだ100%の状態ではないと思うけれど、良い方向に向かっているし、状態は良くなっている」とコメント。さらに「明日、彼がどのように感じるかを見てからだね」と語り、明日のセーフコ・フィールドでの練習の様子を見て、最終的な判断を下す意向を示した。

     なお、イチローが故障者リスト入りする場合は、内外野を守れるユーティリティ・プレイヤーであるテイラー・モッターの開幕ロースター入りが有力。イチローが入る予定だったレフトのポジションにはギレルモ・エレディアが起用されることになりそうだ。


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  • ブレーブスが戦力補強 フラハティ&ボアジャスと1年契約

    2018.3.27 16:00 Tuesday

     日本時間3月27日、ブレーブスはライアン・フラハティ、ピーター・ボアジャスとそれぞれ1年間のメジャー契約を結んだことを発表した。両選手ともオープン戦で好成績を残しながら前所属チームを解雇されており、ブレーブスは開幕直前に選手層の補強に成功した形となった。

     フラハティはオリオールズで6シーズンにわたって内野のユーティリティとして活躍し、今年2月にフィリーズとマイナー契約を結んでオープン戦では打率.351、1本塁打、OPS.904の好成績をマークしていた。ところが、フィリーズは有望株のスコット・キンガリーをユーティリティとして開幕ロースターに加えることを決断し、フラハティは構想外に。その後、フラハティは出場機会を求めてフリーエージェントとなり、ブレーブスとのメジャー契約を手に入れた。

     一方のボアジャスはエンゼルス、カージナルスなどで計8シーズンにわたってプレイし、通算813試合出場の実績を誇る好守の外野手である。規定打席到達はエンゼルス時代の2011年のみだが、2014年から4年連続で100試合以上に出場するなど外野の準レギュラーとして活躍してきた。昨季終了後にフリーエージェントとなり、今年2月にカブスとマイナー契約。オープン戦では打率.326をマークするなど存在感を示したが、開幕ロースター入りを勝ち取るには至らず、カブスから解雇された後にブレーブスとのメジャー契約に辿り着いた。

     ブレーブスの内野陣は、一塁のフレディ・フリーマン以外は25歳未満の若手選手で占められており、フラハティはチャーリー・カルバーソンとともに内野のユーティリティとして二塁、三塁、遊撃のバックアップを務めることになると見られる。ボアジャスは外野3ポジションを守ることができるため、過去数年と同様に4人目ないし5人目の外野手として起用されることになるだろう。

     早期のメジャー昇格が予想されるロナルド・アクーニャJr.を含め、若手選手の台頭が目立つブレーブス。経験豊富な控え選手の加入は、若手中心のチーム構成となるブレーブスの戦いに安定感をもたらしてくれるはずだ。


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  • レッドソックス ウォルデン&ポイナーが開幕ロースター入りへ

    2018.3.27 15:00 Tuesday

     「サプライズ」と言っていいかもしれない。日本時間3月27日、レッドソックスは開幕ロースター25人の選定をほぼ完了し、マーカス・ウォルデンとボビー・ポイナーというメジャー経験のない2人のリリーバーが開幕ロースターに名を連ねる見込みであることが明らかになった。

     スプリング・トレーニング開始時、開幕ロースター争いが無風状態だと思われていたレッドソックスにとって、ウォルデンとポイナーのロースター入りは「サプライズ」と呼ぶに値するだろう。ウォルデンはマイナー歴11年を誇る29歳の右腕。ポイナーはAAA級でのプレイ経験すらない25歳の左腕。この両投手がオープン戦で安定したパフォーマンスを披露し、見事に開幕ロースター入りを勝ち取ったのだ。

     アレックス・コーラ監督は「彼らは開幕ロースター争いに勝利したんだよ。スプリング・トレーニングを通して、彼らは見事な仕事をしてくれた。成績だけじゃない。投げているボールの質や打者に向かっていく姿勢、決め球や持ち球、あらゆるものを考慮した結果、現時点では彼らが最もチームの助けになると判断したんだ」とサプライズ人事に至った経緯を説明。オープン戦7試合で防御率0.69をマークしたウォルデンと同10試合で防御率0.87をマークしたポイナーの好投が報われた形となった。

     また、レッドソックスはドリュー・ポメランツ、エドゥアルド・ロドリゲス、スティーブン・ライトの先発3人が故障者リストで開幕を迎えることになり、ヘクター・ベラスケスとブライアン・ジョンソンを先発4~5番手に据えて開幕を迎える見込みだ。オープン戦5先発で防御率1.72と好投し、少なくともリリーバーとしてのロースター入りが有力視されていた左腕のジョンソンはともかく、同5先発で防御率6.75に終わりマイナースタートが確実と見られていたベラスケスにとっては思いがけず巡ってきたチャンスとなる。

     ウォルデン、ポイナー、ベラスケス、ジョンソン。今季のレッドソックスは聞きなれない名前が多く並ぶ投手陣で開幕を迎えることになりそうだ。


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