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  • アストロズが捕手補強 カストロと2年700万ドルで合意

    2021.1.22 00:00 Friday

     アストロズがパドレスからフリーエージェントとなっていた左打ちの捕手、ジェイソン・カストロと2年契約で合意したことが明らかになった。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは、2年契約の総額が700万ドルであることを伝えている。右打ちのマーティン・マルドナードとのプラトーン起用が有力。カストロはメジャーデビューした2010年から2016年までアストロズでプレーしており、5年ぶりの古巣復帰となった。

     アストロズとカストロは昨年12月下旬の時点で契約合意間近であることが報じられていたが、カストロが市場の様子を見て、より好条件のオファーを模索したため、交渉はトーンダウン。カブスやタイガースなどが獲得候補に浮上していたが、カストロは最終的に古巣アストロズへの復帰を選択した。

     現在33歳のカストロは2010年にアストロズでメジャーデビューし、2013年から4年連続で100試合以上に出場して2ケタ本塁打を記録するなど正捕手として活躍。2013年は打率.276、18本塁打、OPS.835をマークしてオールスター・ゲームに選出された。

     2016年オフにフリーエージェントとなり、3年2450万ドルでツインズと契約。ところが、移籍1年目の2017年こそ110試合に出場したものの、2018年は右膝半月板断裂の重傷を負って19試合しか出場できず、2019年はミッチ・ガーバーに正捕手の座を奪われて2番手捕手に甘んじた。

     昨季は1年契約でエンゼルスに加入し、8月末のトレードでパドレスへ移籍。2球団合計で27試合に出場して打率.188、2本塁打、OPS.668に終わった。開幕3戦目で2年ぶりに登板した大谷翔平(一死も取れず5失点で降板)がバッテリーを組んだのがカストロだった。

     アストロズには好守を誇るマルドナードがおり、右打ちのマルドナードと左打ちのカストロによるプラトーン起用が有力視されている。なお、「ESPN」のジェフ・パッサンによると、捕手としての出場試合数に応じて最大200万ドルの出来高が設けられているようだ。

  • 殿堂入り投票結果発表まであと6日 8年ぶりの「選出なし」か

    2021.1.21 13:45 Thursday

     2021年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果は日本時間1月27日に発表される予定だ。投票権を持つ記者たちが事前に公表した投票内容をTwitter上で有志が集計しているが、推定開票率39.4%の時点で殿堂入りラインの得票率75%を超えている候補者は1人もいない。もし1人も得票率75%を超えることができなければ、クレイグ・ビジオの得票率68.2%が最高だった2013年以来8年ぶりの「選出なし」となる。

     現時点で得票率トップは通算216勝、3116奪三振のカート・シリング(74.4%)。昨年、8度目のチャレンジで得票率70%を記録していたため、9度目のチャレンジとなる今回、殿堂入りが有力視されていたものの、SNS上での政治的発言などが影響しているのか、思うように得票率が伸びていない。

     バリー・ボンズとロジャー・クレメンスの「ステロイド疑惑コンビ」も今回が9度目のチャレンジだが、現時点の得票率はボンズが71.8%、クレメンスが71.2%にとどまっている。最終結果の得票率は事前判明分を下回るケースがほとんどのため、現時点で71%台の両者は今回も殿堂入りを果たすことはできないだろう。

     この「トップ3」に続くのがスコット・ローレン(65.4%)、トッド・ヘルトン(54.5%)、ビリー・ワグナー(48.1%)、ゲーリー・シェフィールド(46.2%)、アンドリュー・ジョーンズ(41.0%)の5人。いずれも前回の最終結果から得票率を大きく伸ばしているが、殿堂入りラインには及ばない。

     意外にも得票率が伸び悩んでいるのがゴールドグラブ賞11度の名遊撃手オマー・ビスケルだ。2018年の初登場から37.0%→42.8%→52.6%と順調に得票率を伸ばしてきたが、今回は38.5%にとどまっている。DV疑惑が報じられていることが影響しているとみられる。

     また、2014年から毎年、有資格初年度での殿堂入り選手が誕生してきたが、今回から投票対象となった選手では通算214勝のマーク・バーリーの得票率8.3%がトップという状況。得票率5%を下回ると翌年の投票対象から除外されてしまうが、このままいけば全滅を回避するのが精一杯だ。

     ボンズやクレメンスのステロイド疑惑に加え、シリングの政治的発言やビスケルのDV疑惑など、成績以外の要素をどこまで考慮すべきか投票者は毎年のように頭を悩ませている。旧来の指標とWARなど新時代の指標のバランスも難しいところ。結果発表は6日後に迫っているが、現時点の得票率から判断する限り、今回は8年ぶりの「選出なし」となる可能性が高そうだ。

  • バウアーの行方は? MLB公式サイト6人中5人がエンゼルス予想

    2021.1.21 13:00 Thursday

     ジョージ・スプリンガーとDJ・レメイヒューがフリーエージェント市場から姿を消し、「ビッグ4」のうち市場に残っているのはJ・T・リアルミュートとトレバー・バウアーの2人だけになった。リアルミュートはフィリーズとの再契約が有力視されているが、昨季サイ・ヤング賞を受賞したバウアーは移籍先としてどのチームを選ぶのだろうか。メジャーリーグ公式サイトでは6人のライターが移籍先を予想。6人中5人が移籍先にエンゼルスを挙げた。

     各球団が戦力補強を進めるなかで、バウアーを獲得できるだけの資金を残しているチームは少なくなってきている。「ESPN」のジェフ・パッサンは、ドジャースがバウアーの動向を注視しており、価格次第では獲得に動く可能性があることをレポート。一方、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは、スプリンガーを獲得したブルージェイズがバウアー争奪戦から撤退したわけでないことを報じている。

     そんななか、メジャーリーグ公式サイトではフェインサンド、アンドリュー・サイモン、マット・ケリー、サラ・ラングス、マニー・ランダワ、ポール・カセラの6人が主要なフリーエージェント選手の移籍先を予想。バウアーについて、フェインサンドはメッツ移籍を予想したが、それ以外の5人はエンゼルスをバウアーの移籍先に挙げている。

     フェインサンドは「マーカス・ストローマンが出場辞退明け、ノア・シンダーガードがトミー・ジョン手術明けのため、メッツが優勝を狙ううえでバウアーは必要な戦力だ」と指摘。メッツはスプリンガー獲得を狙っていたため、スプリンガー資金をそのままバウアーに回す可能性もある。

     残る5人は「ホゼ・キンターナを獲得したとはいえ、先発の補強は必要だ。バウアーは最高の選択肢であり、マイク・トラウトをポストシーズンに連れていくための大きな戦力アップになる」、「バウアーを最も必要としているのはエンゼルスだ」、「エンゼルスの先発ローテーションは大幅なグレードアップが必要だが、まだ実現していない。フリーエージェントの最高の投手を獲得すべきだ」など、エンゼルスにはバウアーが必要であると主張。ただし、ぜいたく税など予算面の問題に言及している者がいない点には注意が必要だ。

     エンゼルスは大谷翔平を先発ローテーションに組み込む関係で6人制ローテーションを採用する必要があるため、バウアーが希望する「中3日での登板」が実現する可能性が最も低いチームの1つである。エンゼルスにエース級の投手が必要であることは事実だが、ライター陣の予想通り、エンゼルスはバウアー獲得を実現させることができるのだろうか。

  • エンゼルスが左腕・ハンドの争奪戦に名乗り 米記者が伝える

    2021.1.21 12:00 Thursday

     「FanSided」のロバート・マレーによると、昨季メジャー最多の16セーブを挙げた救援左腕ブラッド・ハンドの争奪戦にエンゼルスも加わっているようだ。ブルージェイズやメッツが獲得を狙っていることが報じられているハンドだが、マレーは「移籍先候補の1つとしてエンゼルスが浮上した」と伝えている。すでにクローザーとしてライセル・イグレシアスを獲得しているエンゼルスだが、左腕不足のブルペンにハンドが加わることになるかもしれない。

     エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは今オフ、限られた予算のなかで的確な補強を行っており、アンドレルトン・シモンズがフリーエージェントとなった遊撃にはオリオールズからホゼ・イグレシアス(年俸350万ドル)をトレードで獲得。マックス・スタッシをサポートするベテラン捕手としてカート・スズキを1年150万ドルで獲得した。

     野手の補強を安価で済ませたことにより、投手の補強に使える資金が残されており、レッズとのトレードでクローザーのR・イグレシアス(年俸912.5万ドル)を獲得。フリーエージェント市場では救援左腕のアレックス・クラウディオを1年112.5万ドル、先発左腕のホゼ・キンターナを1年800万ドルで獲得した。

     「Roster Resource」によると、現時点でのエンゼルスの年俸総額はおよそ1億8600万ドル。よって、ぜいたく税の対象ライン(2億1000万ドル)まで2400万ドルほどの余裕が残されている。アート・モレノ・オーナーが年俸総額をどこまで引き上げるつもりなのかは不明だが、ミナシアンはこの2400万ドルを使って投手のさらなる補強を目指すことになる。

     もしモレノが年俸総額をぜいたく税の対象ライン以内に収める方針ならば、3000万ドルを超える高額年俸を要求しているトレバー・バウアーの獲得は極めて難しい。もしハンドの獲得に成功した場合、それはバウアー争奪戦からの完全撤退を意味することになりそうだ。

  • ツインズがベテラン左腕・ハップと契約合意 1年800万ドルとの報道

    2021.1.21 11:30 Thursday

     日本時間1月21日、ツインズがヤンキースからフリーエージェントとなっていたベテラン左腕J・A・ハップと1年800万ドルで合意したことが明らかになった。ネルソン・クルーズとの再契約が難航し、なかなか補強が進まない状況が続いていたツインズだが、ようやく先発ローテーションの補強に成功。通算123勝の実績を誇るハップは、前田健太、ホゼ・ベリオス、マイケル・ピネイダらとともに先発ローテーションを形成することになる。

     現在38歳のハップは昨季ヤンキースで9試合に先発して2勝2敗、防御率3.47を記録。規定投球回には届かなかったが、防御率はブルージェイズ時代の2016年に3.18を記録して以来の高水準、WHIP1.05は14年間のメジャー生活で自己ベストの数字だった。

     これまで通算8度の2ケタ勝利をマークしており、2014年から2019年まで6年連続で2ケタ勝利を記録。ブルージェイズ時代の2016年には32試合に先発して195イニングを投げ、20勝4敗、防御率3.18、163奪三振という自己最高のシーズンを過ごした。2018年はブルージェイズとヤンキースの2球団合計で17勝6敗、防御率3.65の好成績をマーク。自己最多の193奪三振を記録した。

     ツインズはリッチ・ヒルがフリーエージェントとなったことにより先発ローテーションが右腕ばかりになっていたため、ハップの獲得は先発左腕の加入という意味でも非常に大きい。38歳という年齢は不安材料だが、昨季のピッチングを見る限り、先発3~4番手としての働きは十分に期待できるだろう。

     先発5番手にはランディ・ドブナック、ルイス・ソープ、デビン・スメルツァーといった候補がいるものの、さらなる補強が行われる可能性もある。ヨアン・デュランやジョーダン・バラゾビックといった有望株が控えていることを考えると、ハップと同様、1年契約での補強を目指すことになりそうだ。

  • ブルージェイズ合意報道から一転 ブラントリーはアストロズ残留へ

    2021.1.21 11:00 Thursday

     日本時間1月21日、アストロズが2年3200万ドルでマイケル・ブラントリーと再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。3年連続打率3割を記録しているブラントリーは、各メディアによってブルージェイズと3年契約で合意したことが報じられたものの、数時間後に「まだ合意していないようだ」と最新情報が伝えられ、その直後にアストロズと2年契約で合意。アストロズはジョージ・スプリンガーに続く主力打者の流出を回避した。

     現在34歳のブラントリーは2018年10月にアストロズと2年3200万ドルで契約。2019年は打率.311、22本塁打、90打点、OPS.875の好成績でリーグ優勝に貢献し、昨季は46試合に出場して打率.300、5本塁打、22打点、OPS.840をマークした。打率3割はインディアンス時代の2018年から3年連続となり、通算打率は.297まで上昇。今回も前回と同じ2年3200万ドルでの合意が報じられている。

     ブラントリーは昨季、左翼手として19試合、指名打者として26試合にスタメン出場したが、今季は2019年新人王のヨルダン・アルバレスが両膝の手術を経て戦列に戻ってくる。そのため、ブラントリーは大半の試合に左翼手として出場することが予想されている。

     アストロズはブラントリー、スプリンガー、ジョシュ・レディックと3人の外野手がフリーエージェントとなっていたが、ブラントリーの引き留めに成功。右翼には成長株のカイル・タッカーがいるため、両翼のレギュラーは固まった。スプリンガーの流出で中堅には大きな穴が空いており、ジャッキー・ブラッドリーJr.など外部からの補強に動くことになりそうだ。

     なお、ブラントリーの父・ミッキーは1986年から4年間マリナーズでプレーした元メジャーリーガー(外野手)である。1993年途中に来日して巨人でプレーしたが、13試合で打率.181、0本塁打、4打点、OPS.484に終わり、この年限りで解雇された。

  • ロイヤルズ 元守護神のウェイド・デービスとマイナー契約

    2021.1.21 02:30 Thursday

     ロイヤルズは日本時間1月21日、フリーエージェントの救援右腕ウェイド・デービスとマイナー契約を結んだことを発表した。デービスは昨季がロッキーズとの3年5200万ドルの大型契約の最終年だったが、右肩を痛めて5試合しか登板できず、9月下旬に解雇。シーズン閉幕を待たずにフリーエージェントとなっていた。2013年から2016年まで4年間ロイヤルズでプレーしており、5年ぶりの復帰となる古巣で復活を目指す。

     現在35歳のデービスは2017年オフにカブスからフリーエージェントとなり、3年契約でロッキーズに加入。移籍1年目の2018年こそリーグ最多の43セーブを記録してクローザーの役割を果たしたが、2019年は15セーブで防御率8.65、昨季はわずか2セーブで防御率20.77とピッチングが崩壊し、全く戦力にならなかった。

     カブスへトレードされる前の3年間はロイヤルズのセットアッパーないしクローザーとして素晴らしい活躍を見せ、2014年は防御率1.00、2015年は防御率0.94、2016年は防御率1.87をマーク。特に2015年はチームのワールドシリーズ制覇にも大きく貢献し、ワールドシリーズの胴上げ投手にもなった。

     ロイヤルズは昨季、デービスの前にロイヤルズでクローザーを務めていたグレッグ・ホランドや、かつてカージナルスで絶対的守護神として活躍したトレバー・ローゼンタールをマイナー契約で獲得して復活へ導いており、デービスにも同様の復活劇を期待しているとみられる。

     ローゼンタールはメジャー昇格を果たした場合の年俸が125万ドル、さらに最大112.5万ドルの出来高が設けられていることが報じられているが、これは奇しくも昨季ロイヤルズがホランドと結んだ契約内容と全く同じ。開幕ロースター入りできなかった場合にオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれている点も共通している。

     デービスが5年ぶりに復帰する古巣ロイヤルズで復活を遂げることができるか注目したい。

  • エンゼルスがついに先発補強 左腕・キンターナと契約合意

    2021.1.20 13:15 Wednesday

     就任以来着実に戦力補強を進めてきたエンゼルスのペリー・ミナシアンGMがついに先発補強を実現させた。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、エンゼルスはカブスからフリーエージェントとなっていた先発左腕ホゼ・キンターナと契約合意。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは契約が1年800万ドルであることを伝えている。2016年から2019年まで4年連続で2ケタ勝利を記録していた左腕がエンゼルスに加わることになった。

     現在31歳のキンターナは、2012年にホワイトソックスでメジャーデビュー。2013年から4年連続で200イニング以上を投げ、2016年に自身初の2ケタ勝利(13勝)をマークしてオールスター・ゲームにも初選出された。

     2017年7月にエロイ・ヒメネスら4選手とのトレードでカブスへ移籍。この年は2球団合計で11勝を挙げ、2018年と2019年はいずれも自己最多タイの13勝を記録して4年連続2ケタ勝利となった。

     しかし、昨季は開幕前に皿洗いで左手親指を負傷するアクシデントがあり、戦列復帰後も広背筋の炎症で故障者リスト入りするなど、満足にプレーできない状態が続いた。わずか4試合(うち1先発)しか登板できず、メジャー昇格後初めて0勝に終わった。

     2013年から4年連続で200イニング以上を投げ、2017年からの3年間も170イニング以上を投げているため、故障さえなければ先発3番手クラスの投手として十分な働きを期待できる。エンゼルスの強力打線と上手く噛み合えば、自己最多の13勝を上回る勝ち星を手にする可能性もあるだろう。

     キンターナ獲得により、先発6枠のうちアンドリュー・ヒーニー、ディラン・バンディ、キンターナ、グリフィン・キャニング、大谷翔平で5枠が埋まったエンゼルス。すでに年俸総額が1億8000万ドルを超えているため、トレバー・バウアーを獲得するとぜいたく税の課税ラインを超えてしまう可能性があり、サイ・ヤング賞右腕の獲得は難しくなったと言えるかもしれない。

  • ブルージェイズがスプリンガー獲得 6年1億5000万ドルとの報道

    2021.1.20 12:45 Wednesday

     今オフ、DJ・レメイヒューやフランシスコ・リンドーアといった大物スター選手の獲得に失敗し続けてきたブルージェイズがようやく大物獲得を実現させようとしているようだ。「ESPN」のジェフ・パッサンは日本時間1月20日午後0時52分にTwitterを更新し、ブルージェイズがアストロズからフリーエージェントとなっていたジョージ・スプリンガーと契約合意に達したことを伝えた。

     ブルージェイズとメッツの一騎打ちになっていることが報じられていたスプリンガー争奪戦がついに決着したようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはブルージェイズとスプリンガーの契約が6年1億5000万ドルであることを伝えている。

     今オフ、着々と戦力補強を進めているメッツとは対照的に、ブルージェイズはロビー・レイと再契約し、タイラー・チャットウッドとカービー・イエーツの両投手を獲得しただけ。スプリンガー獲得に投じることができる資金はブルージェイズのほうがはるかに多く残されており、「ブルージェイズ優勢」であることが報じられていた。

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、ナ・リーグの指名打者制の動向が不透明であることも、ブルージェイズにとって追い風となったようだ。メッツはすでに一塁ピート・アロンゾ、左翼ドミニク・スミス、中堅ブランドン・ニモ、右翼マイケル・コンフォートでレギュラーが固まっており、指名打者制が採用されない場合、スプリンガーを獲得すると誰か1人を控えに回さなければならない。そのような状況でスプリンガーに大金を投じる決断はできなかったとみられる。

     オフシーズン開始当初から大物スター選手の獲得を目指してきたブルージェイズ。若手の多いチームのリーダーとしても、弱点である中堅手のグレードアップとしても、スプリンガーはチームにフィットする存在であり、最高の形で念願の大物選手を実現させることに成功した。

  • 通算打率.187&年間98失策 「史上最低のメジャーリーガー」とは

    2021.1.20 12:00 Wednesday

     Googleで「史上最低のメジャーリーガーは誰?(Who’s the worst baseball player ever?)」と検索すると、最上位に名前が出てくるのがジョン・ゴックナーだ。データサイト「Baseball-Reference」によると、ゴックナーは1901年から3年間メジャーでプレー。通算264試合に出場して908打数170安打(打率.187)、0本塁打、OPS.498、146失策、守備率.901という成績が残されている。

     ペンシルベニア州アルトゥーナで生まれたゴックナーはプロ野球選手、特に遊撃手になりたいと思っていた。1884~98年にレッズなどで活躍したジャーマニー・スミスに憧れていたという。しかし、ゴックナーは堅実な守備で鳴らしたスミスとは対照的な選手だった。

     ゴックナーは通算打率が2割未満かつ通算本塁打0本の選手としては史上最多の打数(908)を記録している。また、遊撃の守備では通算264試合で146失策を喫しており、1903年には98失策を記録。シーズン90失策以上を記録した最後の選手となった。48失策を喫した1902年にはダブルヘッダーで5失策を記録したこともあったそうだ。

     「BaseballGuru.com」は2003年に「ゴックナーより打撃が悪い選手はほとんどいなかったし、ゴックナーより守備が悪い選手もほとんどいなかった。しかし、ゴックナーほど攻守両面で酷い選手はいなかった」と記している。犯罪捜査ドラマ「ボーンズ」にも史上最低のメジャーリーガーとしてゴックナーの名前が登場するほどだ。

     しかし、残っている成績を見る限り、マイナー時代のゴックナーの成績はそれほど悪くない。ゴックナーのパフォーマンスの悪化には背中の故障が関係していたと言われている。左打ちへの転向を試みるなど、故障の影響を回避するために様々な策を講じたゴックナーだったが、どれも上手くいかず、マイナー降格後も酷い成績が並んでいる。野球選手として大成することを諦めたあとはアンパイアになり、その後は地元のアルトゥーナに戻って警察官やバーテンダーとして働いていたという。

     とはいえ、史上最低のメジャーリーガーとして人々に記憶されていることは、誰にも記憶されないよりはマシなのかもしれない。

  • カージナルス モリーナとウェインライトに再契約をオファー

    2021.1.20 11:30 Wednesday

     カージナルスがヤディアー・モリーナとアダム・ウェインライトの両ベテランとの再契約に向けて動き始めたようだ。ビル・デウィットJr.会長は日本時間1月20日、両ベテランに対して再契約のオファーを提示していることを明らかにした。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、両ベテランに提示されている契約条件は、新型コロナウイルスの影響もあり、2020年シーズンの年俸を下回るものになっているという。

     モリーナへのオファーが2020年シーズンの年俸を下回っているのは驚きではない。モリーナは昨季まで3年6000万ドルの契約を結んでおり、直近3シーズンの年俸は2000万ドルだった。精神的支柱としてチームに欠かせない存在ではあるものの、攻守両面で衰えが見られるようになっており、カージナルス以外の球団を含めても、年俸2000万ドルのオファーが届くことはないだろう。

     一方のウェインライトは昨季の年俸が500万ドルだった。昨季のウェインライトはチーム最多の10試合に先発してチームで唯一規定投球回をクリアし、5勝3敗、防御率3.15という安定した成績をマーク。新型コロナウイルスの影響があるとはいえ、カージナルスが昨季の年俸500万ドルを下回るオファーしか提示できないのであれば、ウェインライトが他球団移籍を選択する可能性も十分にある。

     依然として両選手ともカージナルス残留が有力視されているものの、条件次第では他球団移籍や現役引退を選択する可能性も残されている。この両選手はカージナルスにとって必要な戦力であるのはもちろんのこと、チームの精神的支柱として不可欠な存在であり、「モリーナやウェインライトが退団した場合のダメージは予想以上に大きくなるだろう」と指摘する関係者もいるほどだ。

     カージナルスはチームを支えてきた2人のベテランを満足させるオファーを提示し、引き留めることができるだろうか。

  • 名捕手・モリーナ 母国のウィンター・リーグで初登板

    2021.1.20 11:00 Wednesday

     ゴールドグラブ賞9度の名捕手ヤディアー・モリーナが母国プエルトリコのウィンター・リーグでプロ野球選手としてのキャリアで初めてマウンドに上がったことをメジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレアが伝えている。モリーナは日本時間1月20日、自軍が7対19で負けている9回表に登板。故障のリスクを考慮したのか、全力投球することはなかったが、1イニングを投げて5人の打者と対戦し、ソロ本塁打による1点のみに抑えた。

     プエルトリコのウィンター・リーグは現在、プレーオフのセミファイナルに突入している。モリーナは兄・ホゼが監督を務めるアセニアンス・デ・マナティの一員としてウィンター・リーグに参加。この日が2試合目の出場となり、「3番・指名打者」で4打数2安打1得点を記録していたが、チームが大差で負けている9回表にマウンドに上がった。

     モリーナはハイソックス姿で時折笑顔も交えながら初登板をエンジョイ。先頭打者をピッチャーゴロ、次打者をレフトフライに打ち取ったあと、デービッド・ビダルにライトへのソロ本塁打、イバン・デヘイスースにセンターへの二塁打を浴びたが、この日2本塁打を放っていたエマニュエル・リベラを空振り三振に仕留め、1イニングを投げ抜いた。

     メジャーを代表する強肩捕手として鳴らし、メジャー1位の盗塁阻止率を4度も記録するなど、これまでにゴールドグラブ賞を9度受賞しているモリーナだが、プロ野球選手としてマウンドに立つのは今回が初めて。現在フリーエージェントのモリーナは2年契約を希望していることが報じられているが、条件が揃えば、現役引退までのあいだにメジャーのマウンドに立つ姿も見られるかもしれない。

  • ブルージェイズがクローザー獲得 右腕・イエーツと契約合意

    2021.1.20 10:30 Wednesday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは日本時間1月20日、ブルージェイズがパドレスからフリーエージェントとなっていた救援右腕カービー・イエーツと契約合意に至ったことを伝えた。イエーツはフロリダ州ダニーデンにあるブルージェイズの球団施設を訪れていたことが明らかになっており、身体検査を受けていたものとみられる。ブルージェイズは前日にタイラー・チャットウッドとの契約合意が報じられており、2日連続のブルペン補強となった。

     イエーツはパドレスのクローザーを務めた2019年に60試合で0勝5敗41セーブ、防御率1.19、奪三振率14.98、与四球率1.93の好成績をマークしてオールスター・ゲーム初選出。最多セーブのタイトルを獲得したほか、この年から表彰がスタートした「オールMLBチーム」のファースト・チームにも選出されるなど、球界を代表するクローザーにのし上がった。

     ところが、昨季は右肘の不調に悩まされ、6試合に登板して0勝1敗2セーブ、防御率12.46、与四球率8.31と大不振。8月中旬に故障者リスト入りしたあと、右肘の手術を受けてシーズン終了となった。

     スプリッター取得後、パドレスでセットアッパーないしクローザーとして見事な活躍を見せていたため、昨季終了後にフリーエージェントとなると、復活を期待するチームからの興味が殺到。先日、移籍先を5球団に絞ったことが報じられていたが、最終的にはブルージェイズを新天地に選んだ。

     ブルージェイズは昨季、クローザーのケン・ジャイルズがトミー・ジョン手術を受けて離脱。アンソニー・バースらが代役を務めていた。ジャイルズとバースはともに昨季終了後にフリーエージェントとなっており、今季はイエーツが不動のクローザーを務める。

     「スポーツネット」のベン・ニコルソン・スミスによると、契約は1年550万ドルで、最大450万ドルの出来高が設けられているという。イエーツが2019年のようなピッチングを取り戻せば、安い買い物となりそうだ。

  • 通算324勝のサットンが75歳で死去 200投球回20度は史上唯一

    2021.1.20 10:00 Wednesday

     日本時間1月20日、ドジャースなどで23年間にわたって活躍して通算324勝を挙げたドン・サットンが死去したことが明らかになった。75歳だった。サットンは2002年に腎臓がんと診断され、左の腎臓を失った。翌年には肺の一部を摘出する手術も受けた。しかし、治療を続けながら2019年シーズンの開始時に左大腿骨を骨折するまでブロードキャスターとしてのキャリアを継続。残念ながらブロードキャスターの席に復帰することはできず、この世を去ることになった。

     サットンは1964年9月にドジャースと契約し、1966年にメジャーデビュー。サンディ・コーファックス、ドン・ドライスデールらと先発ローテーションを形成し、1年目から12勝12敗、防御率2.99、209奪三振の好成績を残した。

     全盛期は1972年からの5シーズン。5年連続でサイ・ヤング賞投票の5位以内にランクインし、1972~76年の6年間でオールスター・ゲームにも4度選出された。サイ・ヤング賞を受賞することはなかったが、ドジャースを去る1980年まで15年連続2ケタ勝利を記録。1980年には自身唯一のタイトル(最優秀防御率)を手にした。

     1981年からの7年間はアストロズ、ブリュワーズ、アスレチックス、エンゼルスを渡り歩き、8勝に終わった1983年を除く6シーズンで2ケタ勝利を記録。現役最終年の1988年にドジャースへ復帰し、23年間のメジャー生活に幕を下ろした。

     ドジャースで記録した233勝と2696奪三振は、現役引退から30年以上が経過した現在も球団記録として残っている。また、故障なく投げ続けたため、通算756先発は歴代3位、通算5282.1イニングと3574奪三振は歴代7位にランクイン。ワールドシリーズにはドジャースで3度、ブリュワーズで1度出場したが、チャンピオンリングを獲得することはできなかった。

     1998年、5度目のチャレンジで得票率81.6%を記録してアメリカ野球殿堂入りを達成。これを記念し、背番号「20」はドジャースの永久欠番に指定された。シーズン200イニングを20度記録したのは史上唯一。「ワークホース」の代表格とも言える名投手だった。

  • メッツがポーターGM解任を決定 コーエン・オーナーが発表

    2021.1.19 22:00 Tuesday

     メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは日本時間1月19日午後9時55分にTwitterを更新。「今朝、ジャレッド・ポーターを解雇しました。私は最初の記者会見で誠実さの重要性について話をしました。本気です。このような類いの行動は全く容認することができません」とツイートし、「ESPN」によって女性レポーターに不適切なメッセージと画像を送っていたことが報じられたポーターGMの解任を発表した。

     現在41歳のポーターはレッドソックスとカブスでセオ・エプスタイン(昨季限りでカブスの編成本部長を退任)の下で働き、ダイヤモンドバックスのGM補佐を経て昨年12月にメッツのGMに就任。インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得するなど、手腕を発揮し始めたばかりだった。

     「ESPN」の報道によると、ポーターはカブス時代の2016年に海外の女性レポーターと出会い、テキストメッセージのやり取りを開始。次第にメッセージを無視されるようになり、最終的に不適切な画像を送り付けたとされている。ポーターは女性レポーターとメッセージのやり取りをしていたことは認めたものの、不適切な画像については「自分のものではない。(ネット上で拾ったものを)ジョークのつもりで送った」と否定していた。

     サンディ・アルダーソン球団社長は「ESPN」の報道を受け、「事実関係を確認し、対応を決定する」と発表していたが、誠実さを大切にするコーエン・オーナーの逆鱗に触れ、ポーターは報道から24時間も経たないうちに解任されることが決定した。

  • Rソックス・ペドロイア 編成上の都合で契約解除の可能性も

    2021.1.19 13:30 Tuesday

     ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)は左膝の故障が完治せず、2018年以降の3シーズンでわずか9試合しか出場できていない(昨季は全休)。今季までの6年契約を結んでいるため、現在もロースターに残ったままとなっているが、ペドロイアがもう1度カムバックを目指す可能性は低いとみられている。メジャーリーグ公式サイトでレッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンによると、ロースターの都合上、ペドロイアの契約解除が検討される可能性があるようだ。

     レッドソックスは日本時間1月18日の時点で40人ロースターがフルに埋まっていた。フリーエージェントとなった先発左腕マーティン・ペレスとの再契約が決定したため、ロースター枠を空ける必要があり、日本時間1月19日に後日指名選手または金銭とのトレードでC・J・チャッサムをフィリーズへ放出。チャッサムは「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングで14位にランクインしていた有望株だった。

     しかし、今後さらなる補強が予想されており、レッドソックスはそのたびにロースター枠を空けなければならない。その方法の1つとしてペドロイアの契約解除が検討されているというわけだ。シーズン開幕が近付けばペドロイアを60日間の故障者リストに登録して40人ロースターから外すこともできるが、残念ながらオフシーズン中はその方法を使うことができない。

     2007年に新人王、2008年にMVPを受賞し、2度のワールドシリーズ制覇に貢献するなど、長年にわたって正二塁手として活躍してきたペドロイアはレッドソックスにとって功労者の1人であり、ペドロイアが球団に残る意思を示した場合には、コンサルタントやインストラクターとしてのポジションが用意されるだろう。メンターや非公式のコーチ補佐として3度目のワールドシリーズ制覇を経験した2018年と同じような役割を担うことになるかもしれない。

     いずれにしても、レッドソックスが次の補強を行ったとき、ペドロイアについて何らかの決断が下される可能性は高そうだ。

  • ブルージェイズが右腕・チャットウッド獲得 リリーフ起用が濃厚

    2021.1.19 13:00 Tuesday

     日本時間1月19日、ブルージェイズがカブスからフリーエージェントとなっていた右腕タイラー・チャットウッドと1年300万ドルで合意したことが明らかになった。「スポーツネット」のシャイ・ダビディによると、最大250万ドルの出来高が設けられており、チャットウッドは最大550万ドルを手にすることができるという。昨季は登板した5試合すべてに先発したチャットウッドだが、新天地・ブルージェイズではリリーフでの起用が予定されている。

     現在31歳のチャットウッドは2011年にメジャーデビューし、同年11月にクリス・アイアネッタとのトレードでロッキーズへ移籍。2016年に自己最多の12勝を挙げるなど先発ローテーションの一角を担い、本拠地クアーズ・フィールド以外のビジター球場での好成績を高く評価され、2017年12月に3年3800万ドルでカブスと契約した。

     ところが、カブスでは期待通りの活躍を見せることはできず、3年間で199イニングを投げて11勝11敗2セーブ、防御率4.70と不本意な成績に。特に与四球率6.38という制球の不安定さが目立った。しかし、リリーフでの起用が中心だった2019年は33度のリリーフ登板で防御率3.67とまずまずの成績を残しており、リリーバーとして再生する可能性は十分に残されている。

     ブルージェイズは柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ロビー・レイ、タナー・ロアーク、ロス・ストリップリング、有望株ネイト・ピアソンと先発5人が揃っており、ダビディはチャットウッドについて「リリーフでの起用が濃厚」と伝えている。ブルペンの層を厚くしつつ、先発陣の故障者発生にも備えた補強と言えるだろう。

     なお、今オフのブルージェイズは多くの選手に興味を示しながらもなかなか獲得できない状況が続いており、チャットウッドはオフシーズン開始直後に1年800万ドルで再契約したレイに続いて2人目の補強となった。

  • ヤンキース カスティーヨの対価にトーレスを要求されて拒否

    2021.1.19 11:30 Tuesday

     日本時間1月18日、一部のメディアでヤンキースがルイス・カスティーヨ(レッズ)を獲得する見込みであることが報じられたが、レッズのニック・クロールGMは「トレードの噂は完全に間違っている」とカスティーヨ放出を否定。しかし、両軍がトレードの交渉を行っていたのは事実のようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、遊撃手の補強を目指すレッズはカスティーヨの対価としてグレイバー・トーレスを要求。ヤンキースがこれを拒否し、トレードは不成立に終わったという。

     今オフのレッズは遊撃手の補強を最優先課題に掲げている。昨季はフレディ・ギャルビスとホゼ・ガルシアの2人が併用される形となったが、ギャルビスはフリーエージェントとなっており、22歳の有望株・ガルシアは今季マイナーでプレーする予定。よって、ディディ・グレゴリアスなどを獲得してガルシア昇格までの「つなぎ役」を担わせることが有力視されているが、ヤンキースからのトーレス獲得という「ウルトラC」が検討されていたようだ。

     現在28歳のカスティーヨはエース級の活躍が期待できるうえにフリーエージェントまであと3年保有できるため、レッズとしては全く安売りする必要のない選手である。一部のメディアではクリント・フレイジャーとミゲル・アンドゥハーが交換要員の中心となっていることが報じられていたが、その程度のパッケージでトレードを成立させるのは到底不可能だろう。

     一方のヤンキースも先発補強が必要であるとはいえ、2019年に38本塁打を放ち、フリーエージェントまであと4年も保有できる24歳のトーレスを簡単に放出するわけにはいかなかった。昨季は打率.243、3本塁打、OPS.724と低調な成績に終わり、不安定な遊撃守備にも批判が集まっているが、ヤンキースは昨季が異例の形で開催されたシーズンだったことも考慮し、トーレスの復調に期待している。

     現時点ではカスティーヨはレッズ残留が濃厚であることが報じられている。カスティーヨの価値を考えると、トーレスのような対価をオファーするチームが現れない限り、レッズがカスティーヨを手放すことはないだろう。

  • 強打のFA外野手・スプリンガー 今週中にも移籍先決定か

    2021.1.19 11:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが複数の関係者から聞いた話によると、アストロズからフリーエージェントとなっているジョージ・スプリンガーは今週中に移籍先を決定する可能性があるようだ。スプリンガー争奪戦はブルージェイズとメッツの一騎打ちになっているとみられており、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは両チームがスプリンガーに対して9ケタ(=1億ドル以上)のオファーを提示していることを伝えている。

     現在31歳のスプリンガーは、昨季アストロズで51試合に出場して打率.265、14本塁打、32打点、OPS.899を記録。サイン盗み騒動の影響なのか、打撃成績を大きく悪化させるチームメイトが多いなか、ほぼ例年通りの成績をマークした。ポストシーズンでも地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズでそれぞれ2本塁打を放ち、ポストシーズン通算19本塁打はアルバート・プーホルス(エンゼルス)と並ぶ歴代4位タイの数字となっている。

     ブルージェイズはランドール・グリチックの中堅守備を不安視しており、スプリンガーを獲得してグリチックを中堅から右翼、テオスカー・ヘルナンデスを右翼から指名打者に移す構想があるとみられる。ブラディミール・ゲレーロJr.やボー・ビシェットなど若い野手が多いチームであり、スプリンガーにチームリーダーとしての役割も期待しているようだ。

     一方のメッツは、本来は両翼向きの選手であるブランドン・ニモを正中堅手として起用するシーズンが続いており、中堅手の補強を目指している。ただし、サンディ・アルダーソン球団社長は年俸総額をぜいたく税の対象ライン以内に収める意向だ。今オフはすでにジェームス・マッキャン、フランシスコ・リンドーアらを獲得して年俸総額が膨れ上がっており、スプリンガーを獲得する資金が残っているかどうかは微妙なところだ。

     どちらのチームが争奪戦を制するのか。あるいは「第3のチーム」が名乗りを上げるのか。スプリンガー争奪戦の行方に注目だ。

  • ナショナルズが通算193勝の左腕・レスターと1年契約で合意

    2021.1.19 10:30 Tuesday

     日本時間1月19日、ナショナルズがカブスから契約オプションの行使を拒否されてフリーエージェントとなっていたベテラン左腕ジョン・レスターと1年契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、オプションが付属しない純粋な1年契約となるようだ。レスターは通算200勝を目指し、マックス・シャーザー、パトリック・コービン、スティーブン・ストラスバーグの3本柱に次ぐ先発4番手を務めることになりそうだ。

     現在37歳のレスターはメジャー15年で通算193勝111敗、防御率3.60、2397奪三振を記録。オールスター・ゲームに5度選出されているほか、レッドソックス時代に2度(2007年と2013年)、カブス時代に1度(2016年)、合計3度のワールドシリーズ制覇を経験している。2016年のリーグ優勝決定シリーズでは2度の先発で防御率1.38をマークし、MVPに選出された。

     昨季はカブスで12試合に先発して13年連続となる規定投球回をクリアしたものの、3勝3敗、防御率5.16と不本意な成績に。防御率はレッドソックス時代の2012年に記録した4.82を上回り、自己ワーストの数字だった。2019年もリーグ最多の205安打を浴びて防御率4.46に終わるなど、年齢による衰えは隠せなくなっており、全盛期のような活躍はもはや期待できない。とはいえ、先発4~5番手のイニングイーターとしてなら十分に計算できる存在だ。

     オプション破棄によりフリーエージェントとなったあと、カブスと再契約を結ぶ可能性があることが報じられていたレスターだが、新天地・ナショナルズへの移籍を決断。現時点では年俸など契約条件の詳細は不明だが、レスターにはオプション破棄の際にカブスからバイアウト1000万ドルが支払われている。まずはあと7に迫っている通算200勝とあと103に迫っている通算2500奪三振が目標となりそうだ。

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