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  • 一発勝負のワイルドカード・ゲーム Rソックス・澤村はメンバー外に

    2021.10.6 06:00 Wednesday

     日本時間10月6日、2021年のポストシーズンがいよいよ開幕し、ボストンのフェンウェイ・パークでヤンキース対レッドソックスのワイルドカード・ゲームが行われる。両軍ともすでにロースターとスタメンを発表しているが、日本人選手で唯一ポストシーズンに駒を進めた澤村拓一(レッドソックス)の名前は26人のロースターのなかになかった。また、レッドソックスは中心打者の1人であるJ・D・マルティネスがレギュラーシーズン最終戦で左足首を痛めた影響によりロースターを外れている。

     両軍のロースターとスタメンは以下の通り。

    ヤンキース

    投手12名=アロルディス・チャップマン、ゲリット・コール、ネスター・コルテス、ドミンゴ・ヘルマン、チャド・グリーン、クレイ・ホームズ、マイケル・キング、ジョナサン・ロアイシガ、ルーカス・リットキー、ワンディ・ペラルタ、ジョエリー・ロドリゲス、ルイス・セベリーノ

    捕手3名=ロブ・ブラントリー、カイル・ヒガシオカ、ゲーリー・サンチェス

    内野手6名=ルーグネッド・オドーア、アンソニー・リゾー、グレイバー・トーレス、ジオ・ウルシェラ、アンドリュー・ベラスケス、タイラー・ウェイド

    外野手5名=グレッグ・アレン、ジョーイ・ギャロ、ブレット・ガードナー、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン

    (一)リゾー
    (右)ジャッジ
    (指)スタントン
    (左)ギャロ
    (二)トーレス
    (中)ガードナー
    (三)ウルシェラ
    (捕)ヒガシオカ
    (遊)ベラスケス
    先発投手:コール

    レッドソックス

    投手12名=マット・バーンズ、ライアン・ブレイシア、オースティン・デービス、ネイサン・イバルディ、タナー・ハウク、アダム・オッタビーノ、ニック・ピベッタ、ギャレット・リチャーズ、ハンセル・ロブレス、エドゥアルド・ロドリゲス、ジョシュ・テイラー、ギャレット・ウィットロック

    捕手3名=ケビン・プラウェッキー、クリスチャン・バスケス、コナー・ウォン

    内野手6名=ジョナサン・アラウズ、クリスチャン・アローヨ、ザンダー・ボガーツ、ボビー・ダルベック、ラファエル・デバース、トラビス・ショウ

    外野手5名=ジャレン・デュラン、エンリケ・ヘルナンデス、ハンター・レンフロー、カイル・シュワーバー、アレックス・ベルドゥーゴ

    (指)シュワーバー
    (中)ヘルナンデス
    (三)デバース
    (遊)ボガーツ
    (左)ベルドゥーゴ
    (右)レンフロー
    (捕)プラウェッキー
    (一)ダルベック
    (二)アローヨ
    先発投手:イバルディ

  • 【ALWC展望】ライバル2球団がALDS進出をかけて一発勝負で激突

    2021.10.5 13:00 Tuesday

     メジャーリーグのポストシーズンは日本時間10月6日、ア・リーグのワイルドカード・ゲームからスタートする。対戦するのはアメリカのプロスポーツ界でも屈指のライバル2球団、レッドソックスとヤンキース。ともに92勝70敗でレギュラーシーズンを終えたが、直接対決でレッドソックスが10勝9敗と勝ち越したため、一発勝負のワイルドカード・ゲームはボストンのフェンウェイ・パークで開催される。この一発勝負を制し、リーグ最高勝率のレイズへの挑戦権を獲得するのはどちらのチームだろうか。

     43年前の1978年、ヤンキースとレッドソックスは東地区(当時は東西2地区制)の優勝をかけてタイブレーカー(163試合目)を戦ったことがある。ヤンキースは2点ビハインドの7回表、伏兵バッキー・デントがフェンウェイ・パークのグリーン・モンスターを越える3ラン本塁打を放って逆転に成功。この試合を5対4で制し、そのまま世界一まで上りつめた。一戦必勝の大一番に向けて、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「我々の準備は整っている」とやる気十分。ヤンキースのアーロン・ジャッジは「いろんなものが詰まった面白い試合になるだろう」と語った。

     今季の直接対決はレッドソックスが10勝、ヤンキースが9勝とほぼ互角。ただし、レッドソックスの対ヤンキース7連勝でスタートしたあと、残りの12試合でヤンキースが9勝3敗と大きく勝ち越し、対レッドソックス6連勝のままシーズンを終えている。9月下旬のフェンウェイ・パークでの重要な3連戦ではジャンカルロ・スタントンの大活躍もあり、ヤンキースが見事スイープ。流れはヤンキースにあると言えるだろう。

     先発はレッドソックスがネイサン・イバルディ、ヤンキースがゲリット・コール。ともに今季チーム最多投球回のエースがマウンドに上がる。イバルディは今季ヤンキース戦に6度先発して2勝を挙げているが、日本時間9月25日の試合では3回途中7安打7失点でノックアウト。一方、サイ・ヤング賞候補に挙げられているコールもシーズン最後の3先発で合計15失点、防御率7.64と成績を落としており、両先発の出来が試合のカギを握ることになる。

     レッドソックスはレギュラーシーズン最終戦で主砲J・D・マルティネスが左足首を痛めて途中交代しており、マルティネスが欠場するならば大きな痛手となる。一方のヤンキースは昨季の首位打者であるDJ・レメイヒューがヘルニアで故障者リスト入り。昨季の本塁打王ルーク・ボイトは60日間の故障者リストに登録されて今季絶望となった。また、正遊撃手ジオ・ウルシェラはレギュラーシーズン最終戦で相手のダグアウトに飛び込みながらファウルフライをキャッチするファインプレーを見せたが、その影響で肘、太もも、ふくらはぎを痛めており、プレーに多少の影響を与えるかもしれない。

     メジャーリーグ公式サイトの両チームの担当記者による予想スタメンは以下の通り。伝統のライバル対決に相応しい、熱い一戦を期待したい。

    ◆ヤンキース
    (二)グレイバー・トーレス
    (一)アンソニー・リゾー
    (右)アーロン・ジャッジ
    (指)ジャンカルロ・スタントン
    (左)ジョーイ・ギャロ
    (遊)ジオ・ウルシェラ
    (中)ブレット・ガードナー
    (三)ルーグネッド・オドーア
    (捕)カイル・ヒガシオカ
    先発投手:ゲリット・コール

    ◆レッドソックス
    (中)エンリケ・ヘルナンデス
    (一)カイル・シュワーバー
    (遊)ザンダー・ボガーツ
    (三)ラファエル・デバース
    (指)J・D・マルティネス
    (左)アレックス・ベルドゥーゴ
    (右)ハンター・レンフロー
    (二)クリスチャン・アローヨ
    (捕)ケビン・プラウェッキー
    先発投手:ネイサン・イバルディ

  • 頂点を目指す戦い 2021年ポストシーズンが日本時間6日スタート

    2021.10.5 12:00 Tuesday

     メジャーリーグでは日本時間10月4日にレギュラーシーズンが終了し、1日のオフを挟んで同6日からポストシーズンがスタートする。メジャーリーグ公式サイトではポストシーズンに出場する10チームを様々な角度から分析。昨季は新型コロナウイルスのパンデミックのなかで開催された60試合制の短縮シーズンとなり、史上初の16チームでのポストシーズンをドジャースが制して1988年以来32年ぶりの世界一に輝いたが、2019年までの形式に戻される今年のポストシーズンを制するのはいったいどのチームだろうか。

     まず、予想される26人ロースターの構成を見てみよう。生え抜き選手が最も多いのは9月に球団新記録の17連勝を記録して一気にナ・リーグの第2ワイルドカードを獲得したカージナルス。26人の過半数にあたる14人がドラフトやドラフト外により自前で獲得・育成した選手だ。他の9チームは生え抜き選手が11人以下となっている。

     他の9チームのなかで特徴的なのはア・リーグ最高勝率のレイズ。26人ロースターの7割を超える19人がトレードで獲得した選手である。レイズは予算規模の小さいスモールマーケット球団のため、主力選手の年俸が上昇すると抱えきれなくなり、トレードで放出するケースが多い。そのトレードで他球団から獲得した有望株を育てることでチームの戦力を維持している。生え抜き選手が少ないからといって育成を放棄しているわけではないことに注意が必要だ。

     ナ・リーグ最高勝率のジャイアンツはFAで獲得した選手が12人でダントツ。今季のジャイアンツは球団史上最多の107勝をマークしたが、大物FA選手をかき集めているわけではなく、これまでパッとしなかった選手たちの才能を引き出し、開花させることで戦力をアップさせた。レイズ同様、他球団から獲得した選手が多いからといって育成を蔑ろにしているわけではない。生え抜き、外様にかかわらず、その選手の実力をしっかり引き出せるチームがポストシーズンに駒を進められるということだろう。

     今季の戦いを踏まえたシーズン終了時点での「パワー・ランキング」は以下の通り。今季メジャー最多の107勝を挙げたジャイアンツが1位、惜しくも1ゲーム差で地区9連覇を逃したドジャースが2位にランクインした。

    ◆パワー・ランキング
    1 ジャイアンツ
    2 ドジャース
    3 レイズ
    4 ブリュワーズ
    5 アストロズ
    6 ホワイトソックス
    7 ヤンキース
    8 ブレーブス
    9 カージナルス
    10 レッドソックス

     また、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスはポストシーズンに出場する10チームの投手陣と打線を1位から10位までランク付け。投手陣の1位にはメジャートップの防御率3.01をマークしたドジャース、打線の1位にはメジャートップの863得点を記録したアストロズが選ばれた。投手陣と打線のランキングは以下の通り。

    ◆投手力ランキング
    1 ドジャース
    2 ブリュワーズ
    3 ジャイアンツ
    4 ホワイトソックス
    5 レイズ
    6 ヤンキース
    7 アストロズ
    8 ブレーブス
    9 カージナルス
    10 レッドソックス

    ◆打撃力ランキング
    1 アストロズ
    2 レイズ
    3 レッドソックス
    4 ホワイトソックス
    5 ドジャース
    6 ジャイアンツ
    7 ヤンキース
    8 ブレーブス
    9 カージナルス
    10 ブリュワーズ

     ポストシーズンではレギュラーシーズンの戦いを踏まえたこうした分析が全く役に立たず、勢いに乗ったチームがそのまま頂点に駆け上がることが珍しくないのも事実。その意味では9月に17連勝をマークするなど、一気にコンディションを上げたカージナルスは他球団にとって不気味な存在だろう。ドジャースが1998~2000年のヤンキース以来となるワールドシリーズ連覇を達成するのか、あるいは他のチームがチャンピオン・リングを手にするのか。頂点を目指す戦いがいよいよ幕を開ける。

  • メッツがロハス監督との契約更新を拒否 「簡単な決断ではなかった」

    2021.10.5 11:00 Tuesday

     日本時間10月5日、メッツはルイス・ロハス監督の来季の契約オプションを行使しなかったことを発表した。サンディ・アルダーソン球団社長は「決して簡単な決断ではなかった。しかし、現在チームには変化が必要だと感じている」とのコメントを発表。今季のメッツは躍進が期待されたものの、77勝85敗の地区3位でレギュラーシーズンを終了したが、アルダーソンはその責任がロハスにあるとは考えていないという。しかし、今後決定する新たな編成本部長に監督を選ぶ権限を与えるためにロハスの解任を決定した。

     現在39歳のロハスは2006年シーズン終了後にマイナーのコーチとしてメッツに加入。チーム内で指導者としての階段を徐々に上がっていき、30代前半にして「将来のメジャーリーグの監督候補」とみなされるようになった。2019年シーズン終了後、メッツはミッキー・キャラウェイ監督を解任してカルロス・ベルトランを新監督に据えたが、ベルトランはアストロズのサイン盗み問題に関与していたことが原因で1試合も指揮を執ることなく解任。急遽ロハスが監督に就任したが、「監督をやらせるには早すぎた」と考えている関係者もいるようだ。

     ロハスは「監督という役割を与えていただいた過去2年間だけでなく、様々な役割を担わせていただいた16年間について、メッツのみなさんに心から感謝しています。メッツで過ごした期間に築いていた人間関係や友情を大切にしていきます。とても長い期間メッツのユニフォームを着られたことに感謝します」とのコメントを発表。今季は90日連続で地区首位に立った時期もあったが、合計100日以上地区首位に立ったチームが負け越してシーズンを終えるのはメジャー史上初めてのことだった。

     メッツは今後、まず新たな編成本部長を決定することになるが、セオ・エプスタイン、ビリー・ビーン、デービッド・スターンズといったビッグネームの招聘も噂されている。編成本部長の決定後、ロハスの後任となる新たな監督探しをスタートすることになりそうだ。

  • 最も売れたユニフォームは2年連続でベッツ 大谷は9位にランクイン

    2021.10.5 10:30 Tuesday

     日本時間10月5日、メジャーリーグ機構は今季のユニフォームの売り上げトップ20を発表した(今季開幕以降のMLBShop.comの売り上げが対象)。昨季に続いて2年連続でムーキー・ベッツ(ドジャース)が1位となり、トップ4が4つの異なる国・地域の出身の選手となったのは史上初。昨季王者のドジャースからはトップ10に4人がランクインし、二刀流の大活躍で2021年のメジャーリーグを大いに盛り上げた大谷翔平(エンゼルス)は3年ぶりにトップ10(9位)に名を連ねた。

     トップ4はベッツ、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、ハビアー・バイエズ(カブス/メッツ)という顔ぶれ。ベッツはアメリカ、タティスJr.はドミニカ共和国、アクーニャJr.はベネズエラ、バイエズはプエルトリコの出身であり、トップ4が4つの異なる国・地域の出身の選手となったのは史上初のことだった。バイエズはシーズン途中に移籍したこともユニフォームの売り上げアップに影響したとみられる。

     昨季王者のドジャースからはベッツのほか、5位のクレイトン・カーショウ、6位のコディ・ベリンジャー、8位のコリー・シーガーとトップ10に4人がランクイン。9位の大谷はルーキーイヤーの2018年にも8位にランクインしており、メジャーリーグ機構がユニフォームの売り上げを公表するようになった以降では、トップ10に複数回ランクインした初の日本人選手となった。

     トップ20の顔ぶれは以下の通り。

    1 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    2 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    3 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    4 ハビアー・バイエズ(カブス/メッツ)
    5 クレイトン・カーショウ(ドジャース)
    6 コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    7 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    8 コリー・シーガー(ドジャース)
    9 大谷翔平(エンゼルス)
    10 ノーラン・アレナード(カージナルス)
    11 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    12 アンソニー・リゾー(カブス/ヤンキース)
    13 マイク・トラウト(エンゼルス)
    14 マニー・マチャド(パドレス)
    15 フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    16 フランシスコ・リンドーア(メッツ)
    17 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    18 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    19 ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    20 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)

  • 9~10月の各賞受賞者が決定 17連勝を牽引したオニールらが選出

    2021.10.5 10:00 Tuesday

     日本時間10月5日、メジャーリーグ機構は9~10月の各賞受賞者を発表した。月間最優秀選手はア・リーグがカイル・タッカー(アストロズ)、ナ・リーグがタイラー・オニール(カージナルス)、月間最優秀投手はフランキー・モンタス(アスレチックス)とマックス・フリード(ブレーブス)、月間最優秀新人はアレック・マノア(ブルージェイズ)とフランク・シュウィンデル(カブス)、月間最優秀救援投手はリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)とカミロ・ドーバル(ジャイアンツ)が選出されている。

     タッカーは30試合に出場して打率.346(104打数36安打)、8本塁打、19打点、2盗塁、OPS1.130をマーク。長打率.631とOPSはリーグ1位、打率と出塁率.398はリーグ2位の好成績であり、自身初の月間MVP受賞となった(アストロズの野手では2019年8月のアレックス・ブレグマン以来)。

     オニールは32試合に出場して打率.328(119打数39安打)、13本塁打、30打点、5盗塁、OPS1.108をマーク。本塁打、打点、31得点、長打率.731の各部門でメジャー1位もしくは1位タイの好成績を残し、17連勝を記録したカージナルスの快進撃を牽引して自身初の月間MVPに輝いた(カージナルスの野手では2019年7月のポール・ゴールドシュミット以来)。

     モンタスは6試合に先発して37回を投げ、3勝0敗、防御率2.19、40奪三振、WHIP1.11をマーク。前半戦の防御率4.41に対して後半戦は防御率2.17とエース級の働きを見せ、自身初の月間MVP受賞となった(アスレチックスの投手では今年6月のショーン・マネイア以来)。

     フリードは6試合に先発して41回を投げ、3勝0敗、防御率1.54、36奪三振、WHIP0.73をマーク。モンタス同様、前半戦の防御率4.71に対して後半戦は防御率1.74と素晴らしい活躍を見せ、自身初の月間MVPに輝いた(ブレーブスの投手では2013年9月のクリス・メドレン以来)。

     マノアは6試合に先発して37回1/3を投げ、4勝0敗、防御率3.38、41奪三振、WHIP1.02をマーク。熾烈なワイルドカード争いのなかで先発ローテーションの一角を担い、月間最優秀新人に選ばれた(ブルージェイズでは2018年7月のルルデス・グリエルJr.以来)。

     シュウィンデルは29試合に出場して打率.344(125打数43安打)、7本塁打、22打点、2盗塁、OPS.988をマーク。ブレイクを遂げた8月に続いて好成績を残し、2ヶ月連続で月間最優秀新人に選出された。

     ヘンドリックスは13試合に登板して13回2/3を投げ、0勝0敗8セーブ、防御率0.00、21奪三振、WHIP0.44をマーク。クローザーとしてほぼ完璧なピッチングを見せ、自身4度目の月間最優秀救援投手に選ばれた(今年5月にも受賞)。

     ドーバルは15試合に登板して14回1/3を投げ、4勝0敗3セーブ、防御率0.00、20奪三振、WHIP0.70をマーク。周りのリリーバーに疲れが見えるなかでブルペンの救世主となり、自身初の月間最優秀救援投手に輝いた(ジャイアンツでは今年7月のジェイク・マギー以来)。

  • 2021年シーズン最終週の週間MVPはスプリンガーとT・ターナー

    2021.10.5 09:00 Tuesday

     日本時間10月5日、2021年レギュラーシーズン最終週(第27週)の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、ナ・リーグはトレイ・ターナー(ドジャース)が選出された。スプリンガーは通算5度目、今季だけで3度目の受賞。同一シーズンに3度は2011年のジャスティン・バーランダー以来の快挙であり、今季ブルージェイズからは6度目の選出となった。一方のターナーは自身初の週間MVP。ドジャースからの選出は今季4人目となった。

     スプリンガーは6試合に出場して打率.500(26打数13安打)、3二塁打、3本塁打、10打点、1盗塁、OPS1.497の好成績をマーク。絶対に負けられないレギュラーシーズン最終戦では1回裏に21号先頭打者アーチ、3回裏に勝利を決定づける22号グランドスラムを放つ活躍を見せた。その前日には20号3ランを放ち、自身6度目となるシーズン20本塁打を達成。今季は故障によりわずか78試合にしか出場できなかったが、限られた出場機会のなかで打率.264、22本塁打、50打点、4盗塁、OPS.907と実力を発揮した。

     ターナーは6試合に出場して打率.458(24打数11安打)、2二塁打、3本塁打、11打点、1盗塁、OPS1.397の好成績をマーク。日本時間9月13日から自己最長となる19試合連続安打を継続したままシーズンを終え、その期間中は打率.403(77打数31安打)、5二塁打、7本塁打、18打点、6盗塁、OPS1.199の大活躍を見せた。この結果、打率.328と32盗塁で二冠を獲得。ドジャースの選手が首位打者に輝くのは1963年のトミー・デービス以来58年ぶりである。また、打率と盗塁の二冠を獲得するのは、ドジャースでは1949年のジャッキー・ロビンソン以来72年ぶりの快挙となった。

     ブルージェイズは惜しくもワイルドカードを逃したが、ドジャースは地区9連覇こそ達成できなかったものの、ワイルドカードでポストシーズンに進出。ターナーにはポストシーズンの舞台でもレギュラーシーズン同様の活躍が期待される。

  • レギュラーシーズン終了 最多本塁打はペレスとゲレーロJr.の48本

    2021.10.4 09:00 Monday

     日本時間10月4日、メジャーリーグの2021年レギュラーシーズンが終了し、各部門のタイトルホルダーが確定した。大谷翔平(エンゼルス)が加わっていたア・リーグの本塁打王争いは、最終戦でブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)が48号アーチを放ち、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)と並んでトップに浮上。ペレスは本塁打と打点の二冠を達成した。スターリング・マーテイ(アスレチックス)は今季メジャー最多の47盗塁をマークしたが、リーグを跨いで移籍したため、盗塁王のタイトルは獲得できなかった。

     各リーグの主要部門のタイトルホルダーは以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆首位打者
    ユリ・グリエル(アストロズ).319

    ◆本塁打王
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)48
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)48

    ◆打点王
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)121

    ◆盗塁王
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)40

    ◆最多勝
    ゲリット・コール(ヤンキース)16

    ◆最優秀防御率
    ロビー・レイ(ブルージェイズ)2.84

    ◆最多奪三振
    ロビー・レイ(ブルージェイズ)248

    ◆最多セーブ
    リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)38

    ナショナル・リーグ

    ◆首位打者
    トレイ・ターナー(ナショナルズ/ドジャース).328

    ◆本塁打王
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)42

    ◆打点王
    アダム・デュバル(マーリンズ/ブレーブス)113

    ◆盗塁王
    トレイ・ターナー(ナショナルズ/ドジャース)32

    ◆最多勝
    フリオ・ウリアス(ドジャース)20

    ◆最優秀防御率
    コービン・バーンズ(ブリュワーズ)2.43

    ◆最多奪三振
    ザック・ウィーラー(フィリーズ)247

    ◆最多セーブ
    マーク・マランソン(パドレス)39

    ※スターリング・マーテイはメジャー最多の47盗塁を記録したが、マーリンズで22盗塁(ナ・リーグ5位)、アスレチックスで25盗塁(ア・リーグ6位タイ)のため、盗塁王のタイトルは獲得できず。

  • ワイルドカード争いが決着 Rソックスとヤンキースがともに勝利

    2021.10.4 08:08 Monday

     レギュラーシーズン最終戦までもつれたア・リーグのワイルドカード争いは、タイブレーカーの「163試合目」が発生することなく決着した。日本時間10月4日、ワイルドカード争いのトップに並んでいたレッドソックスとヤンキースがともに勝利。直接対決で勝ち越しているレッドソックスが第1ワイルドカード、ヤンキースは第2ワイルドカードを獲得した。ブルージェイズはオリオールズに大勝したものの、あと1勝届かず。ブルージェイズと並んでいたマリナーズはエンゼルスに敗れた。

     ナショナルズと対戦したレッドソックスは先発のクリス・セールが本調子でなく、2点を先制される苦しい展開となったが、2番手の澤村拓一が3回裏一死満塁のピンチでジョーディ・マーサーを併殺打に仕留めるなど、1回2/3を無失点に抑える好リリーフ。今季の防御率を3.06とした。4回表にラファエル・デバースの37号ソロで1点を返したあと、5回裏に3点を追加されたが、6回表に1点、7回表に3点を返して同点に追いつき、9回表にはデバースが勝ち越しの38号2ラン。7対5で逆転勝利を収め、第1ワイルドカード獲得を決めた。

     レイズに2連敗してレッドソックスに並ばれたヤンキースは、両軍無得点で迎えた9回裏に一死2・3塁のチャンスを迎え、アーロン・ジャッジのタイムリー内野安打でサヨナラ勝ち。粘り強く戦った末に劇的な勝利を収め、第2ワイルドカード獲得となった。レッドソックスがヤンキースとの直接対決で10勝9敗と勝ち越しているため、ア・リーグのワイルドカード・ゲームはレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで開催される。

     レッドソックスとヤンキースを1ゲーム差で追っていたブルージェイズは、ジョージ・スプリンガーが2本塁打、ブラディミール・ゲレーロJr.が本塁打王争いトップに並ぶ48号2ラン、マーカス・セミエンが二塁手のシーズン記録をさらに更新する45号ソロを放つなど、打線が爆発。オリオールズに12対4で大勝したものの、上位2チームが揃って勝利したため、ワイルドカードを獲得することはできなかった。

     ブルージェイズと並んでいたマリナーズは、2001年以来20年ぶりとなるポストシーズン進出を目指していたが、エンゼルスに3対7で敗戦。最後のエンゼルス3連戦に1勝2敗と負け越したことが大きく響き、惜しくもポストシーズン進出を逃した。

  • 激戦のナ・リーグ西部地区 地区優勝の行方は162試合目に持ち越し

    2021.10.3 13:00 Sunday

     非常にハイレベルな地区優勝争いが繰り広げられているナ・リーグ西部地区は、首位ジャイアンツがマジック1としているものの、ジャイアンツは延長戦の末にパドレスに2対3で惜敗。2ゲーム差で追う2位ドジャースはブリュワーズに8対3で勝利し、ゲーム差を1に縮めてレギュラーシーズン最終日を迎えることになった。ジャイアンツが勝利するかドジャースが敗れれば、ジャイアンツの地区優勝が決定。2チームが並んだ場合は地区優勝を決めるタイブレーカー(163試合目)が開催される。

     ジャイアンツは本拠地オラクル・パークでパドレスと対戦。2回裏にクリス・ブライアントのタイムリーで先制したものの、6回表にマニー・マチャドのタイムリーで追いつかれ、6回裏に代打オースティン・スレイターの12号ソロで勝ち越したものの、8回表にマチャドの犠飛で追いつかれた。最後は延長10回表にジェイク・クロネンワースのタイムリー二塁打で勝ち越しを許し、2対3で惜敗。9年ぶりの地区優勝を決めることはできなかった。なお、ジャイアンツはスレイターの一発が今季チーム18本目の代打本塁打となり、2016年にカージナルスが作ったメジャー記録を更新している。

     ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでブリュワーズと対戦。1回表に1点を先制されたが、1回裏にジャスティン・ターナーの27号3ランで逆転に成功し、その後もAJ・ポロックの21号2ラン、コリー・シーガーの16号ソロなどで着実にリードを広げた。9回表に2点を返されたものの、8対3で勝利。ジャイアンツとのゲーム差を1に縮め、7回途中1失点の好投を見せたフリオ・ウリアスは今季20勝目(3敗)をマークした。なお、ブリュワーズ先発のコービン・バーンズは2回3失点で降板。防御率は2.43に悪化したが、1位の座をキープしている(2位はマックス・シャーザーの2.46)。

     明日の試合にジャイアンツが敗れ、ドジャースが勝利すると、両チームは106勝で並ぶ。この場合、今季の直接対決で10勝9敗と勝ち越しているジャイアンツの本拠地オラクル・パークでタイブレーカー(163試合目)が開催される。

  • ナ西の上位2チームはともに勝利 ジャイアンツ地区優勝へマジック1

    2021.10.2 15:30 Saturday

     ジャイアンツとドジャースによる熾烈な優勝争いが続いているナ・リーグ西部地区。日本時間10月2日、9年ぶりの地区優勝に向けてマジックナンバーを2としているジャイアンツはパドレスを相手に3対0で完封勝利を収めたが、ドジャースもブリュワーズを相手に4点ビハインドから8対6で逆転勝利を収め、ジャイアンツの地区優勝は決まらなかった。地区優勝へのマジックは1。残り2試合でジャイアンツが1勝、もしくはドジャースが1敗すれば、ジャイアンツの地区優勝が決まる。

     パドレスと対戦したジャイアンツは、初回にダリン・ラフの16号ソロとマイク・ヤストレムスキーのタイムリーで2点を先制。6回裏にはラモンテ・ウェイドJr.の犠飛で1点を追加し、リードを3点に広げた。先発のアンソニー・ディスクラファーニは5回4安打無失点と安定したピッチングを見せ、6回以降は4人のリリーバーが各1イニングを無失点。3対0で完封勝利を収め、地区優勝へのマジックを1つ減らして1とした。なお、敗れたパドレスは今季82敗目。開幕前には「打倒・ドジャース」の1番手に挙げられていたが、レギュラーシーズン負け越しが決まった。

     ブリュワーズと対戦したドジャースは、先発のクレイトン・カーショウが左前腕の違和感により2回途中5安打3失点で降板。3回までに5点を失い、4点のビハインドを背負った。しかし、5回裏にトレイ・ターナーの27号グランドスラムで一気に同点に追いつくと、7回裏には代打マット・ベイティの6号ソロなどで3点を勝ち越し。8回表にダニエル・ボーグルバックのタイムリーで1点を返されたが、8対6で逃げ切った。

     両チームの2ゲーム差は変わっておらず、ドジャースが地区9連覇を達成するためには、ジャイアンツが残り2試合に連敗、ドジャースが残り2試合に連勝し、一発勝負の「163試合目」に持ち込むことが必要。なお、ジャイアンツのシーズン106勝は1904年に並ぶ球団史上最多タイ記録となった。

  • WC狙うア東3チーム ヤンキースのみ敗戦でさらなる混戦に

    2021.10.2 12:30 Saturday

     ア・リーグのワイルドカード争いはトップに立つヤンキースを2ゲーム差でレッドソックスとマリナーズ、3ゲーム差でブルージェイズが追う状況となっている。日本時間10月2日、ヤンキースがレイズに3対4で惜敗するなか、レッドソックスはナショナルズに4対2、ブルージェイズはオリオールズに6対4で勝利(マリナーズはエンゼルスと試合中)。この結果、マリナーズの勝敗にかかわらず、2ゲーム差のなかに4チームがひしめく大混戦となった。

     ヤンキースはすでにリーグ最高勝率を確定させているレイズと対戦。1点ビハインドで迎えた9回表にワンダー・フランコに2点タイムリーを浴び、リードを3点に広げられた。その裏、レイズ5番手アンドリュー・キットレッジを攻め、ジョーイ・ギャロとブレット・ガードナーのタイムリーで2点を返したが、一死1・2塁のチャンスでゲーリー・サンチェスとルーグネッド・オドーアが連続三振に倒れ、3対4で惜敗。レイズは球団記録をさらに更新するシーズン99勝目をマークした。

     レッドソックスはナショナルズと対戦。両軍無得点で迎えた6回表にハンター・レンフローの31号3ランとボビー・ダルベックの25号ソロで4点を先制し、リリーフ陣がナショナルズの反撃をソロ本塁打2本による2点のみに抑えて4対2で勝利した。ヤンキースが敗れたため、ゲーム差は1に。なお、澤村拓一には登板機会がなかった。

     ブルージェイズはオリオールズと対戦。3回裏にダニー・ジャンセンの10号2ランで先制し、6回裏にはコリー・ディッカーソンの6号ソロなどで一挙4点を追加した。8回表に4点を返されたものの、3番手ジョーダン・ロマノがリードを守り、6対4で逃げ切り。レッドソックスとの1ゲーム差をキープし、ワイルドカード獲得に望みをつないだ。リーグ2位の46本塁打を放っているブラディミール・ゲレーロJr.は4打数0安打。打率を.310、OPSを.992に落としている。

  • MLB公式サイトが選ぶ「9月のベストナイン」 日本人選手は選出なし

    2021.10.2 06:30 Saturday

     日本時間10月1日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、毎月恒例となった両リーグの「月間ベストナイン」を選出する特集記事を公開した。大谷翔平(エンゼルス)は5月から指名打者部門で3ヶ月連続の選出、7月には先発投手部門でも初選出されていたが、8月に続いて9月も選出されず。大谷を含め、日本人選手は2ヶ月連続で1人も選ばれなかった。レイッチが選出した両リーグの「9月のベストナイン」の顔ぶれと、各選手の9月の成績は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆捕手:ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)
    23試合 打率.320 5本塁打 13打点 0盗塁 OPS1.043

    ◆一塁手:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    28試合 打率.312 7本塁打 11打点 0盗塁 OPS.954

    ◆二塁手:マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    28試合 打率.265 12本塁打 24打点 2盗塁 OPS.980

    ◆三塁手:ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    29試合 打率.292 5本塁打 16打点 7盗塁 OPS.907

    ◆遊撃手:ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
    28試合 打率.345 7本塁打 20打点 5盗塁 OPS.955

    ◆外野手:ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
    23試合 打率.367 6本塁打 20打点 1盗塁 OPS1.031

    ◆外野手:カイル・タッカー(アストロズ)
    27試合 打率.333 6本塁打 15打点 2盗塁 OPS1.087

    ◆外野手:ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)
    24試合 打率.329 7本塁打 30打点 0盗塁 OPS1.084

    ◆指名打者:ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
    25試合 打率.286 10本塁打 25打点 0盗塁 OPS.946

    ◆先発投手:フランキー・モンタス(アスレチックス)
    6試合 3勝0敗0セーブ 防御率2.19 40奪三振 WHIP1.11

    ◆救援投手:リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)
    11試合 0勝0敗7セーブ 防御率0.00 16奪三振 WHIP0.51

    ナショナル・リーグ

    ◆捕手:エリアス・ディアス(ロッキーズ)
    22試合 打率.303 3本塁打 9打点 0盗塁 OPS.900

    ◆一塁手:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    27試合 打率.340 9本塁打 19打点 2盗塁 OPS1.141

    ◆二塁手:ハビアー・バイエズ(メッツ)
    27試合 打率.361 5本塁打 14打点 5盗塁 OPS1.019

    ◆三塁手:エウヘニオ・スアレス(レッズ)
    22試合 打率.355 7本塁打 11打点 0盗塁 OPS1.236

    ◆遊撃手:コリー・シーガー(ドジャース)
    26試合 打率.366 8本塁打 19打点 0盗塁 OPS1.153

    ◆外野手:フアン・ソト(ナショナルズ)
    28試合 打率.404 7本塁打 23打点 2盗塁 OPS1.256

    ◆外野手:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    27試合 打率.303 8本塁打 19打点 1盗塁 OPS1.115

    ◆外野手:タイラー・オニール(カージナルス)
    29試合 打率.303 11本塁打 27打点 4盗塁 OPS1.013

    ◆先発投手:マックス・フリード(ブレーブス)
    6試合 3勝0敗0セーブ 防御率1.54 36奪三振 WHIP0.73

    ◆救援投手:ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    10試合 0勝0敗6セーブ 防御率0.00 18奪三振 WHIP1.00

  • カージナルス・ウェインライトが1年契約 引退時期は明言せず

    2021.10.2 06:00 Saturday

     日本時間10月2日、カージナルスはアダム・ウェインライトと2022年シーズンに向けて1年契約で合意したことを発表した。「他のチームには行きたくない。(他のチームでプレーするなんて)そんなことあるわけないじゃないか」と語り、長年プレーしてきたカージナルスへの愛着を強調したウェインライト。契約内容について詳細は明らかにされなかったが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは年俸1500万ドル以上であることを伝えており、今季の800万ドルから大幅アップとなる。

     現在40歳のウェインライトは今季32試合に先発して206回1/3を投げ、17勝7敗、防御率3.05、174奪三振という全盛期を彷彿させる好成績をマーク。安定感抜群の活躍で故障者が続出したカージナルス投手陣を牽引し、日本時間10月7日に行われるワイルドカード・ゲームで先発することがすでに決まっている。

     長年バッテリーを組んできたヤディアー・モリーナが来季限りでの現役引退を発表している一方、ウェインライトは引退時期について明言しなかった。「3度も引退するような選手にはなりたくないんだ。いつ引退の準備が整うかをしっかり見極めたい。(引退の可能性が)100%になったときに発表するよ」とウェインライト。家族を大切にしていることで知られるウェインライトだが、引退するときには5人の子供たちに犬を買ってあげることを約束しているという。

     引退時期について明言しなかった一方で「ほぼ間違いなく彼(=モリーナ)と一緒に去ることになるだろう」とも語っており、来季限りでの現役引退が濃厚。女房役のモリーナについては「僕にとって単なる1人の捕手ではない。最高の親友の1人だよ」と話した。

     ビル・デウィットJr.会長はウェインライトについて「カージナルスの球団史上において最も偉大な選手の1人だ」とコメント。メジャー史上4位となる通算304試合で先発バッテリーを組んできたウェインライトとモリーナの2人にとって、来季は現役生活を締めくくる最後の1年ということになりそうだ。

  • ナ・リーグ西部地区の優勝争い 2ゲーム差のまま最終3試合へ

    2021.10.1 14:30 Friday

     ア・リーグの全3地区、ナ・リーグでも東部地区と中部地区の優勝チームが決まるなか、ナ・リーグ西部地区では依然としてジャイアンツとドジャースによる熾烈な優勝争いが続いている。日本時間10月1日、ジャイアンツはダイヤモンドバックスに5対4、ドジャースはパドレスに8対3で勝利し、首位ジャイアンツと2位ドジャースの2ゲーム差は変わらず。両リーグ最多の105勝を挙げているジャイアンツと同2位の103勝のドジャースによる優勝争いの決着はレギュラーシーズン最後の3試合に持ち込まれることになった。

     ナ・リーグでは17連勝を記録したカージナルスがすでに第2ワイルドカード獲得を決めており、マイク・シルト監督は今季17勝をマークした40歳のベテラン右腕、アダム・ウェインライトを一発勝負のワイルドカード・ゲームに先発させることを発表。ナ・リーグ西部地区の優勝争いに敗れたチームは第1ワイルドカードとなり、両リーグで2番目に多い勝ち星を記録しながらも1試合だけでポストシーズンの舞台から姿を消す可能性がある。

     両リーグ最低勝率のダイヤモンドバックスと対戦したジャイアンツは、4対4の同点で迎えた9回裏にウィルマー・フローレスの二塁打から一死満塁のチャンスを作り、ラモンテ・ウェイドJr.のタイムリーでサヨナラ勝ち。ダイヤモンドバックス3連戦をスイープし、連勝を6に伸ばした。この結果、9年ぶりの地区優勝へのマジックナンバーは1つ減って2に。明日からのパドレス3連戦で2勝すれば、ドジャースの勝敗に関係なく、自力で地区優勝を決めることができる。

     一方、前日の試合で一発攻勢による大逆転勝利を収めたドジャースは、今日も地区3位のパドレスと対戦し、5本塁打などで8点を奪って快勝。パドレス3連戦をスイープして連勝を4に伸ばし、ジャイアンツとの2ゲーム差をキープした。明日からはすでに地区優勝を決めているブリュワーズとの3連戦。わずかに可能性を残す地区9連覇を目指す。

  • ア・リーグWC争い Rソックス敗れてマリナーズが2位タイに浮上

    2021.10.1 12:00 Friday

     2021年のレギュラーシーズンは各球団とも残り3試合となったが、依然としてア・リーグのワイルドカード2枠をめぐって熾烈な争いが続いている。日本時間10月1日、ワイルドカード争い1位のヤンキースは同4位のブルージェイズに6対2で勝利し、同2位のレッドソックスはリーグ最低勝率のオリオールズに2対6で痛恨の敗戦。この結果、試合がなかったマリナーズが89勝70敗でレッドソックスと並び、ワイルドカード争い2位タイに浮上した。

     イチローがMVPと新人王をダブル受賞した2001年以来20年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズは「BELIEVE」を合言葉に快進撃を続け、対アスレチックス12連勝をマークするなど、9月に入って18勝8敗の快進撃。貯金を今季最多の19まで増やし、前日の時点でワイルドカード争い2位のレッドソックスとのゲーム差を0.5としていた。

     レッドソックスはエンリケ・ヘルナンデスの19号先頭打者アーチで幸先よく先制したものの、先発のニック・ピベッタが3回裏にライアン・マウントキャッスルに33号逆転3ランを被弾。6回裏には3番手ギャレット・リチャーズが3点を失い、打線は2回以降わずか3安打に封じられて1点を返すのが精一杯だった。2対6で痛恨の敗戦を喫し、オリオールズ3連戦は1勝2敗でまさかの負け越し。ついにマリナーズに並ばれた。

     ヤンキースはサイ・ヤング賞の有力候補に挙げられているブルージェイズ先発のロビー・レイから4本塁打を放ち、6回終了時点で5対2と3点をリード。9回表にブレット・ガードナーの10号ソロでダメ押しの1点を奪い、最後はクローザーのアロルディス・チャップマンが締めくくった。ヤンキースがワイルドカード2位のレッドソックス、マリナーズとのゲーム差を2に広げた一方、ブルージェイズは2位の2チームから1ゲーム差の4位。ワイルドカード争いから一歩後退した。

     なお、レギュラーシーズン最終3試合の対戦相手は、ヤンキースがレイズ、レッドソックスがナショナルズ、マリナーズがエンゼルス、ブルージェイズがオリオールズとなっている。悲願のポストシーズン進出がかかっているマリナーズは、本塁打王を目指す大谷翔平との勝負を徹底的に避けることになるかもしれない。

  • 熾烈な地区優勝争い ジャイアンツ新記録、ドジャース大逆転勝利

    2021.9.30 15:00 Thursday

     首位のジャイアンツがサンフランシスコ移転後最多となる103勝をマークしながらも、2位ドジャースが101勝で後を追い、まだ優勝が決まっていないナ・リーグ西部地区。日本時間9月30日はジャイアンツがダイヤモンドバックスに1対0、ドジャースがパドレスに11対9で勝利し、両チームの2ゲーム差は変わらなかった。両チームとも残り4試合という状況でジャイアンツの優勝マジックは3。地区9連覇を目指すドジャースは、明日以降も1つも負けられない戦いが続いていく。

     首位のジャイアンツは最下位のダイヤモンドバックスと対戦。先発のアレックス・ウッドが6回3安打無失点の好投を見せたものの、ダイヤモンドバックス投手陣からなかなか得点を奪えなかった。7回裏にヒット、盗塁、犠打で一死3塁のチャンスを作り、クリス・ブライアントの犠飛でようやく先制。このリードをリリーフ陣が守り抜き、1958年のサンフランシスコ移転後では球団史上最多となるシーズン104勝目をマークした。

     一方、2位のドジャースは3位のパドレスと対戦し、初回に4点を先制したものの、先発のマックス・シャーザーが打ち込まれ、6回終了時点で5対6と1点ビハインド。7回表には3点を追加され、リードを4点に広げられた。しかし、7回裏にムーキー・ベッツの22号ソロで1点を返すと、8回裏にはマックス・マンシーの36号ソロ、AJ・ポロックの19号ソロ、コディ・ベリンジャーの10号ソロ、コリー・シーガーの13号2ランと4本のアーチが飛び出し、一挙5得点で逆転に成功。2点のリードを守護神ケンリー・ジャンセンが守り、ジャイアンツとの2ゲーム差を死守した。

  • エンゼルス・大谷翔平は今季の残り試合に登板せず DHに専念へ

    2021.9.30 09:30 Thursday

     大谷翔平(エンゼルス)は今季の最終戦となる日本時間10月4日のマリナーズ戦に先発する可能性が残されていたが、ジョー・マドン監督は大谷が登板せず、DHに専念することを発表した。マドンは「そんなに複雑な話ではない。今季の残りはピッチングのことを心配せず、バッティングに集中してほしい」とコメント。エンゼルスがポストシーズンに進出する可能性が消滅している以上、大谷に無理をして登板してもらう必要はなく、指揮官は本塁打王争いに集中してほしいと考えているようだ。

     今季の大谷は23試合に先発して130回1/3を投げ、9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマーク。また、打者として打率.256、45本塁打、98打点、24盗塁、OPS.962をマークし、ア・リーグMVPの最有力候補に挙げられている。本塁打王争いでは48本塁打のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)を3本差、46本塁打のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)を1本差で追っている状況だ(記事公開時点)。

     マドンは「彼と話をしたよ。彼も今季の登板を終了するのに適切なタイミングだと考えていたようだ。だから、我々はそうすることにした」と大谷との話し合いのうえで決断を下したことを明らかにした。「彼は2試合連続で素晴らしいピッチングをした。これ以上得るものはないだろう。だから、登板しないのがベストだと思う。繰り返すが、これは彼との話し合いで決まったことだ」と指揮官は語った。

     マドンは先日、大谷が来季も今季同様のやり方(=6人ローテーションの一角を担い、レギュラーのDHを務める)で試合に出場する見込みであることを明らかにした。「彼が今季やったことのすべてが来季に向けて彼の自信につながると思う。来季も同様の活躍をし、さらに投球イニングを増やしてほしい。彼に望むのはそれだけさ」とマドン。来季は今季達成できなかった「2ケタ本塁打&2ケタ勝利」にとどまらず、「規定打席到達&規定投球回到達」の離れ業を演じることになるかもしれない。

  • ロイヤルズが正中堅手・テイラーと契約延長 2年900万ドルとの報道

    2021.9.30 08:20 Thursday

     日本時間9月30日、ロイヤルズは正中堅手マイケル・A・テイラーと2023年までの2年間の契約延長に合意したことを発表した。球団の方針により具体的な金額は明らかにされていないものの、2年900万ドルであることが報じられている。テイラーは昨季終了後にナショナルズからFAとなり、1年175万ドルでロイヤルズに加入。今季は正中堅手として137試合に出場し、守備面で素晴らしい働きを見せていた。今季終了後に再びFAとなる予定だったが、FA市場に出る前にロイヤルズ残留が決まった。

     現在30歳のテイラーは2014年8月、23歳のときにナショナルズでメジャーデビュー。2017年に打率.271、19本塁打、53打点、17盗塁、OPS.806という自己最高のシーズンを過ごして地区優勝に貢献し、2019年にはワールドシリーズ制覇にも貢献した。今季は137試合に出場して打率.244、12本塁打、52打点、14盗塁、OPS.657という成績。33四球に対して138三振を喫し、出塁率が3割を下回る(.298)など、打撃面の課題は依然として改善されておらず、早々に契約延長を決めたロイヤルズの動きは意外とも言える。

     マイナーにいる若手有望株の成長により「打てる選手」が揃いつつあるロイヤルズは、テイラーのメジャー屈指の守備力を高く評価しているとみられる。データサイト「ファングラフス」によると、今季のテイラーは中堅手として守備防御点+21を記録。これは全ポジションの全選手のなかでメジャートップの数字である。また、「スタットキャスト」が算出する守備指標OAAでもメジャーの全外野手でトップタイとなる+14をマーク。11補殺も中堅手でメジャートップの数字であり、「最も守備力が高い中堅手」と言っても過言ではないだろう。

     今季は7番や8番など、打線の下位を打つことが多いテイラー。守備力には文句の付けようがなく、課題の打撃力さえ向上すれば、メジャー屈指の中堅手へと成長する可能性を秘めている。

  • ブリュワーズに痛手 昨季新人王・ウィリアムスが壁を殴って骨折

    2021.9.30 08:00 Thursday

     すでに地区優勝を決め、ワールドシリーズ制覇を目指すブリュワーズに大打撃だ。日本時間9月30日、ブリュワーズはセットアッパーのデビン・ウィリアムスを10日間の故障者リストに登録したことを発表。デービッド・スターンズ編成本部長によると、ウィリアムスは地区優勝の祝勝会の数時間後、酒に酔った状態で壁を殴り、利き手である右手を骨折してしまったという。ウィリアムスは手術が必要となり、少なくともリーグ優勝決定シリーズが終わるまでは戦列に復帰できないとみられている。

     現在27歳のウィリアムスは今季がメジャー3年目のシーズン。昨季は60試合制の短縮シーズンのなかで22試合に登板して4勝1敗9ホールド、防御率0.33、奪三振率17.67という驚異的なパフォーマンスを見せ、ナ・リーグの新人王に選ばれた。ただし、レギュラーシーズンの最終週に右肩を故障し、ドジャースと対戦したワイルドカード・シリーズには出場できなかった。

     今季は開幕から精彩を欠き、6月上旬まで防御率は4点台だったが、それ以降は昨季のような安定感を取り戻し、直近27登板で自責点がついた試合は1試合だけ。シーズン通算では58試合に登板し、8勝2敗3セーブ、23ホールド、防御率2.50、奪三振率14.50と「2年目のジンクス」の影響を感じさせない好成績を残していた。

     ウィリアムスは自身の骨折の経緯についてチームメイトに説明し、謝罪したようだ。「自分でもかなり動揺している。誰のせいでもなく、自分のせいだ。チームメイトやコーチング・スタッフ、ファン、いろんな人々をがっかりさせてしまったと思う。このチームで自分がどんなに重要な役割を担っているかということ、そして多くの人々が僕を信頼してくれていることを知っているからね」と語っている。

     スターンズによると、ウィリアムスは他人との口論などに巻き込まれたわけではないという。酔った勢いで何かに腹を立て、壁を殴って骨折してしまったウィリアムス。ブリュワーズは絶対的セットアッパーの穴を埋め、ポストシーズンを勝ち抜いていくことができるだろうか。

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