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  • 左腕・スマイリーがフィリーズへ メジャー契約を結ぶ模様

    2019.7.20 12:55 Saturday

     現在フリーエージェントの左腕、ドリュー・スマイリーは、フィリーズの一員として早ければ日本時間7月22日のパイレーツ戦で先発する可能性があるようだ。日本時間7月20日に関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、スマイリーはフィリーズとメジャー契約を結ぶことで合意に至ったという。フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は「まだ身体検査の段階だよ」とコメントしたが、通算32勝の実績を誇る30歳の左腕は、逆転でのポストシーズン進出を目指すフィリーズの先発ローテーションに加わることになりそうだ。

     今季のスマイリーは、レンジャーズで13試合(うち9先発)に登板して1勝5敗、防御率8.42に終わり、日本時間6月26日に解雇。その後、同7月2日にブリュワーズとマイナー契約を結んだが、AAA級での3先発で防御率4.97と結果を残せず、メジャーに昇格することができなかったため、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなっていた。

     キャプラーは「我々はおそらく彼と契約することができると思う」と語り、日本時間7月22日にパイレーツ戦で先発させる可能性があることを明らかにした。これに伴い、同日に先発予定だったビンス・ベラスケスは日本時間7月25日のタイガース戦に回ることが予想されている。また、スマイリーの加入により、不振に苦しんでいるニック・ピベッタが先発ローテーションから外れ、リリーフに回るようだ。

     フィリーズは現在、ナ・リーグ東部地区の優勝争いでは首位ブレーブスから7.5ゲーム差の3位にとどまっているものの、ワイルドカード争いでは2位カージナルスと勝率.001差の同率3位につけている。投手力の弱さがチームの弱点となっているだけに、スマイリーがチームのポストシーズン進出を後押しできるか注目だ。

  • ヤンキースが韋駄天・ゴアを獲得 AAA級に配属

    2019.7.18 11:45 Thursday

     日本時間7月18日、ヤンキースはロイヤルズから金銭トレードでテランス・ゴアを獲得したことを発表した。ゴアはメジャー有数の快足を誇ることで知られており、これまでにもポストシーズンで「代走の切り札」として活躍してきた。ポストシーズン進出が濃厚なヤンキースも、同様の構想を持っているのかもしれない。なお、ゴアはヤンキースの40人枠には登録されず、AAA級スクラントン・ウィルクスバレーに配属される予定となっている。

     現在28歳のゴアは、メジャー通算6シーズンで盗塁を49回試み、40回成功させている。ロイヤルズは2014年と2015年のワールドシリーズでゴアを「代走の切り札」として起用し、昨年はカブスでもポストシーズンでロースター入り。ポストシーズンでの限られた出場機会のなかで通算5盗塁をマークしている。

     ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、ゴアについて「彼の加入で選手層が厚くなる。また、彼は素晴らしいスピードを持った選手だから、今後の戦いのなかで重要な役割を担うこともあるだろうね」とコメント。今回のトレードについては「8月にトレードができなくなってしまったから、各チームとも戦力を整備するために、(今月中に)大きなトレードも小さなトレードも行っていくことになると思う。今回はその動きの1つじゃないかな」と語った。

     ゴアは今季ロイヤルズで37試合に出場し、13盗塁をマーク。51打数で打率.275、OPS.715を記録するなど、打撃面でも成長を見せていたが、若手外野手のババ・スターリングの昇格に伴い日本時間7月13日にDFAとなり、40人枠を外されていた。

  • ベイリー&マルドナード放出のロイヤルズ さらなるトレードへ

    2019.7.17 18:25 Wednesday

     ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは、すでに先発右腕のホーマー・ベイリーをアスレチックス、正捕手のマーティン・マルドナードをカブスへ放出したが、ポストシーズン進出の可能性が極めて低くなっていることもあり、主力選手のさらなる放出に踏み切る可能性が高まっている。今季限りで契約が切れる選手はもちろん、再建が完了するであろう数年後の戦力構想に含まれない選手にも放出の可能性はある。MLB公式サイトでロイヤルズの番記者を務めるジェフリー・フラナガンは、放出の可能性がある選手として8人の名前を挙げている。

     フラナガンが放出候補の筆頭に挙げたのが、救援左腕のジェイク・ディークマンだ。今季終了後にフリーエージェントとなるこの左腕には、ドジャースやナショナルズが興味を示していることが報じられている。44試合に登板して0勝6敗、防御率4.97と褒められた成績ではないものの、97~97マイルを計時する速球は魅力的であり、フラナガンはドジャースを本命に挙げつつも、レンジャーズ、レイズ、パイレーツなどが獲得に動くだろうと指摘している。

     ポストシーズンでの戦いを見据えるチームが「代走の切り札」として獲得を狙う可能性があるのがビリー・ハミルトンだ。メジャー有数のスピードと、それを生かしたハイレベルな外野守備を誇るハミルトンに興味を示すチームは少なくないはず。フラナガンは移籍先の候補として、外野守備に不安を抱えるロッキーズを挙げている。

     他には、投手ではウィリー・ペラルタ(40試合で防御率4.66)とイアン・ケネディ(14セーブ、防御率3.32)、野手ではルーカス・デューダ、ウィット・メリフィールド、ホルヘ・ソレアー、アレックス・ゴードンの名前が挙がっている。ただし、チームに有利な複数年契約を結んでいるメリフィールドやチームの看板選手であるゴードンの放出に積極的に動く可能性は低く、今季活躍中のケネディやソレアーに関しても、放出は適切な対価が得られる場合に限られるだろう。

     ディークマン、ハミルトン、ペラルタ、デューダ。ロイヤルズは、まずこの4人の放出を目指すことになりそうだ。

  • ハート&ハッスル賞 各球団の候補選手が決定

    2019.7.17 14:30 Wednesday

     メジャーリーグ同窓組合(略称:MLBPAA)は日本時間7月17日、「2019年ハート&ハッスル賞」の各球団の候補選手を発表した。この賞は2005年から表彰が開始され、試合中のプレイに対する評価だけでなく、「価値・精神・伝統」を尊重し、それらを示した選手に対して与えられている。まず各球団から1名ずつ候補選手が選出され、その30名の中から最終的に受賞者1名が選出されるが、その候補選手30名が発表された。

    「2019年ハート&ハッスル賞」候補選手
    トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    DJレメイヒュー(ヤンキース)
    アビサイル・ガルシア(レイズ)
    フレディ・ギャルビス(ブルージェイズ)
    ジェームス・マッキャン(ホワイトソックス)
    フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    ニコ・グッドラム(タイガース)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)
    バイロン・バクストン(ツインズ)
    ジェイク・マリズニック(アストロズ)
    デービッド・フレッチャー(エンゼルス)
    マーカス・セミエン(アスレチックス)
    ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
    ハンター・ペンス(レンジャーズ)
    ニック・マーケイキス(ブレーブス)
    ミゲル・ロハス(マーリンズ)
    ジェフ・マクニール(メッツ)
    J.T.リアルミュート(フィリーズ)
    ハウィー・ケンドリック(ナショナルズ)
    ハビアー・バイエズ(カブス)
    ホゼ・イグレシアス(レッズ)
    ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)
    ジョシュ・ベル(パイレーツ)
    ポール・デヨング(カージナルス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    トニー・ウォルターズ(ロッキーズ)
    マックス・マンシー(ドジャース)
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    パブロ・サンドバル(ジャイアンツ)

    「ハート&ハッスル賞」歴代受賞者(所属は当時)
    2005年 デービッド・エクスタイン(カージナルス)
    2006年 クレイグ・ビジオ(アストロズ)
    2007年 クレイグ・ビジオ(アストロズ)
    2008年 グレイディ・サイズモア(インディアンス)
    2009年 アルバート・プーホルス(カージナルス)
    2010年 ロイ・ハラデイ(フィリーズ)
    2011年 トリー・ハンター(エンゼルス)
    2012年 マイク・トラウト(エンゼルス)
    2013年 ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)
    2014年 ジョシュ・ハリソン(パイレーツ)
    2015年 アンソニー・リゾー(カブス)
    2016年 トッド・フレイジャー(ホワイトソックス)
    2017年 ブレット・ガードナー(ヤンキース)
    2018年 ムーキー・ベッツ(レッドソックス)

  • カブスがマルドナード獲得 モンゴメリーをロイヤルズへ放出

    2019.7.16 13:20 Tuesday

     日本時間7月16日、カブスとロイヤルズの間で1対1の交換トレードが成立した。カブスは便利屋左腕のマイク・モンゴメリーを放出し、捕手のマーティン・マルドナードを獲得。昨季エンゼルスで大谷翔平をバッテリーを組んだ堅守の捕手が、ダルビッシュ有が在籍するカブスに加わることになった。

     現在32歳のマルドナードは、今季がメジャー9年目。ロイヤルズに加入した今季は、日本時間7月15日終了時点で73試合に出場し、打率.224、6本塁打、17打点、OPS.647をマークしている。2011年のメジャーデビューから2016年までブリュワーズ、2017年から2018年途中までエンゼルス、2018年の後半戦はアストロズでプレイし、エンゼルス1年目の2017年にはゴールドグラブ賞を受賞。打撃面に多くは期待できないものの、強肩を武器とするハイレベルな守備力には定評があり、正捕手のウィルソン・コントレラスが故障者リスト入りするなか、控え捕手のビクトル・カラティーニとともに、その穴を埋めるべく奮闘することになりそうだ。

     一方、ロイヤルズへ移籍することになったモンゴメリーは、30歳の左腕。2008年にロイヤルズから全体36位指名を受けてプロ入りしており、古巣復帰となる。今季は20試合に登板して1勝2敗、防御率5.67と不振に喘いでいるが、本来は先発とリリーフの両方で安定したパフォーマンスを期待できる便利屋左腕。フリーエージェントまで2年半保有できるため、今季限りでフリーエージェントとなるマルドナードの対価としては十分すぎる選手である。2016年のワールドシリーズでは、第7戦の延長10回裏に最後のアウトを取り、胴上げ投手に。ロイヤルズでは先発投手として起用される見込みであり、日本時間7月20日のインディアンス戦で先発する予定となっているようだ。

  • 週間最優秀選手はレイズ・ロウとロッキーズ・マーフィー

    2019.7.16 12:20 Tuesday

     日本時間7月16日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第16週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはネイト・ロウ(レイズ)、ナ・リーグはダニエル・マーフィー(ロッキーズ)が選出された。後半戦で好スタートを切ったロウは自身初、マーフィーはメッツ時代の2013年以来自身2度目の受賞となった。

     ロウは、オリオールズ4連戦で17打数8安打(打率.471)、1二塁打、3本塁打、7打点、出塁率.500、長打率1.059の大活躍。特に、日本時間7月14日に行われたダブルヘッダーの第2戦では2本塁打を放ち、4打点を叩き出す活躍を見せた(チームは12対4で勝利)。新人一塁手のロウは、オースティン・メドウズに続いて今季チーム2人目の週間最優秀選手受賞者となった。

     一方のマーフィーは、レッズ3連戦で12打数8安打(打率.667)、3二塁打、2本塁打、5打点、出塁率.692、長打率1.417という驚異的な打棒を発揮。日本時間7月13日の試合では、8回裏に今季本拠地初本塁打となる同点弾を放ち、チームの6連敗ストップ&勝率5割復帰に大きく貢献した。ロッキーズの選手が週間最優秀選手に選出されるのは、ノーラン・アレナード、トレバー・ストーリー、チャーリー・ブラックモンに続いて今季4人目となった。

  • アスレチックスが先発補強 ロイヤルズからベイリーを獲得

    2019.7.16 12:00 Tuesday

     アスレチックスは、今季もポストシーズン進出を目指す方針を固めたようだ。先発投手が不足気味だったアスレチックスは、マイナー内野手のケビン・メレルをロイヤルズへ放出し、通算74勝の実績を誇るホーマー・ベイリーを獲得するトレードが成立したことを発表。ベイリーは、日本時間7月18日に本拠地オークランド・コロシアムで行われるマリナーズ戦で新天地デビューを果たす予定となっている。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、アスレチックスが負担するベイリーの年俸は25万ドル前後になる見込みだという。昨オフにレッズからドジャースへトレードされたあとに解雇され、マイナー契約でロイヤルズに加入したベイリー。ロイヤルズが負担する年俸額はメジャー最低保証年俸の55万5000ドルだったが、アスレチックスはその残りを引き継ぐ形となる。

     今夏のトレード市場において、ベイリーは決してトップクラスの先発投手ではなかったが、今季は18先発で7勝6敗、防御率4.80をマーク。直近7先発では防御率3.49と安定感のあるピッチングを続けている。フランキー・モンタスが薬物規定違反により80試合の出場停止処分を受けているアスレチックスは、先発ローテーションの1枠が空いており、ベイリーにはその穴を埋める働きが期待される。

     デービッド・フォーストGMによると、アスレチックスは今後、ブルペンの補強を目指すようだが、先発投手の補強を完了したわけではないという。球団最高の有望株であるヘスス・ルザードが左肩の故障の再発でメジャー昇格の見込みが立たず、故障からの復帰を目指すショーン・マナイアもメジャー復帰までには1ヶ月前後を要する見込み。現有戦力による戦力アップが期待できず、外部からの補強に頼らざるを得ないのが実情だ。

     後半戦に強い印象のあるアスレチックス。7月末に迫るトレード・デッドラインまでにどのような動きを見せるか注目だ。

  • 逆転Vに向け戦力補強 Rソックスが右腕・キャッシュナーを獲得

    2019.7.14 22:30 Sunday

     トレード補強の期限が7月末に迫るなか、ア・リーグ東部地区においてポストシーズン進出、そして逆転地区優勝を目指すレッドソックスは、マイナー内野手のノエルバース・ロメロ、マイナー外野手のエリオ・プラドとの2対1のトレードでオリオールズから先発右腕のアンドリュー・キャッシュナーを獲得した。デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長によると、キャッシュナーは日本時間7月15日にチームに合流し、同17日のブルージェイズ戦で先発する予定となっているようだ。

     今季のレッドソックスは、4月中旬に右肘の故障でネイサン・イバルディが戦列を離れて以降、先発ローテーションの5番手が大きな弱点となっていた。ドンブロウスキーはイバルディをリリーバーとして戦列復帰させる方針を明らかにしており、先発投手の補強を目指していたが、クリス・セール、デービッド・プライス、エドゥアルド・ロドリゲス、リック・ポーセロに続く5番手投手としてキャッシュナーの獲得に成功した。

     レッドソックスは、先発四本柱とイバルディ以外が先発した試合が16試合あるが、この16試合で先発した投手は合計51イニングしか投げられず、2勝7敗、防御率6.79という悲惨な成績。ドンブロウスキーは「キャッシュナーの加入により、先発ローテーションの5番手は間違いなく改善されると思う。コンスタントに6~7イニングを投げてくれる投手だから、我々は彼のことをとても気に入っているんだ」とキャッシュナーへの期待を口にした。

     現在33歳のキャッシュナーは、前半戦で17試合に先発し、9勝3敗、防御率3.83をマーク。6月以降は防御率1.41と安定したピッチングを続けている。右腕だが、左打者を打率.182、1本塁打、OPS.499に封じていることが好成績に繋がっているようだ。レギュラーシーズンでは先発5番手として、ポストシーズンではブルペンの一角として、キャッシュナーが昨季のワールドシリーズ王者を勝利に導けるか注目だ。

  • ロッキーズが通算97本塁打のアロンゾとマイナー契約

    2019.7.13 05:00 Saturday

     ロッキーズの選手育成部門シニアディレクターを務めるザック・ウィルソンによると、ロッキーズは32歳のベテラン一塁手、ヨンダー・アロンゾとマイナー契約を結んだようだ。アロンゾはすでに日本時間7月12日のAAA級アルバカーキの試合に出場しており、4打数1安打2打点をマークした。

     今季からホワイトソックスに加入したアロンゾは、一塁と指名打者をホゼ・アブレイユと分け合う形で67試合に出場したものの、打率.178、7本塁打、27打点、OPS.576という自己ワーストクラスの成績に終わり、日本時間7月4日に解雇されていた。アスレチックスとマリナーズでプレイした2017年に突如長打力が開花し、142試合で打率.266、28本塁打、67打点、OPS.866をマークしてオールスター・ゲーム初選出。インディアンスでプレイした昨季も145試合で打率.250、23本塁打、83打点、OPS.738をマークしたが、2年連続20本塁打以上の強打をホワイトソックスでは発揮することができなかった。

     ロッキーズは今季、正一塁手としてフリーエージェント市場でダニエル・マーフィーを獲得した。しかし、マーフィーはシーズンを通して左手人差し指の故障に苦しんでおり、前半戦は63試合に出場して打率.274、7本塁打、OPS.775と期待はずれの成績。ナショナルズ時代の2016年にリーグ最高のOPS.985、翌2017年もOPS.928をマークした強打を取り戻すことができないでいる。

     アロンゾは、正一塁手のマーフィーに何かあった場合の「保険」という位置付けになるが、AAA級で強打健在をアピールし、メジャー復帰を果たすことができれば、「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドで復活する可能性もある。まだ老け込む年齢ではなく、新天地での奮起に期待したい。

  • ロイヤルズ 2011年のドラ1・スターリングがメジャー初昇格

    2019.7.13 04:00 Saturday

     日本時間7月12日、ロイヤルズは2011年のドラフト1巡目指名選手であるババ・スターリングをメジャーに昇格させたことを発表し、同13日には、それに伴うロースター変更として、スターリングと同じ外野手のテランス・ゴアがDFAとなった。スターリングは、後半戦の初戦となる同13日のタイガース戦に「7番・センター」で先発出場する予定となっている。

     現在26歳のスターリングは、2016年の時点でAAA級まで到達していたものの、その後は故障との戦いが続き、2017年は80試合、2018年は20試合にしか出場できなかった。昨季終了後に一旦フリーエージェントとなってマイナー契約でロイヤルズに残留し、今季はAAA級で72試合に出場して打率.310、7本塁打、38打点、9盗塁、OPS.806をマーク。その活躍が認められ、ついにメジャー初昇格となった。

     デイトン・ムーアGMは、スターリングを外野の控えとして起用することを否定。「彼はレギュラーとしてプレイするためにメジャーへ昇格してくる。外野ならどこでも守ることができるからね。10日連続でプレイするようなことはないと思うけど、レギュラーとして使うつもりだよ」と語り、スターリングを外野のレギュラーとして起用する方針であることを明言した。

     一方、「代走の切り札」として2015年のワールドシリーズ制覇に貢献したゴアは、昨年8月に金銭トレードでカブスへ移籍したあと、ロイヤルズに復帰したものの、スターリングの昇格に伴いDFAとなった。今季は自己最多を更新する37試合に出場し、打率.275、13盗塁、OPS.715をマーク。「代走の切り札」として活躍するのはもちろん、メジャー初の長打(二塁打2本と三塁打1本)を放つなど、打撃面でも成長をアピールしていたが、今季からチームに加入したビリー・ハミルトンとタイプや役割が重なってしまうこともあり、余剰戦力と判断されたようだ。ゴアは「全てのことについて、ロイヤルズには感謝している。僕のことを大切に扱ってくれた」とチームへの感謝を口にした。

  • カージナルス カーペンターが戦列復帰 モリーナはIL入り

    2019.7.12 13:25 Friday

     日本時間7月12日、カージナルスは複数のロースター変更をアナウンスした。マット・カーペンターが故障者リストから復帰し、チェイセン・シュリーブがAAA級メンフィスからメジャーのロースターに追加。一方で、ジョーダン・ヒックスが10日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移され、ヤディアー・モリーナが10日間の故障者リストに登録され、タイラー・ウェブとランヘル・ラベロがAAA級メンフィスに降格となった。また、後半戦の開幕に合わせ、アンドリュー・キズナーがAAA級メンフィスからメジャーに昇格する予定となっている。

     不動の正捕手であるモリーナが故障者リストに登録されるのは、これが今季2度目である。右手親指の腱を痛めているモリーナは、5月下旬から6月上旬にかけて戦列を離れ、一度は戦列復帰を果たしたものの、故障箇所が思うように回復していない状況。日本時間7月4日の試合を最後にスタメンを外れ、同7日の試合に代打で出場したのが最後の出場機会となっていた。モリーナ自身は、故障箇所が完全に回復してから戦列に戻ることを望んでおり、戦列復帰は8月になる見込みだ。

     モリーナの離脱により、カージナルスは2番手捕手のマット・ウィータースを当分の間、正捕手として起用することになる。また、AAA級メンフィスから昇格予定のキズナーが、控え捕手としてウィータースをサポートする。

     今季ここまで打率.216、OPS.706と不振に苦しんでいるカーペンターは、再び定位置の「1番・三塁」を務めることになるだろう。カーペンターの不在期間は、トミー・エドマンやジャイロ・ムニョスといった若手選手が三塁に入り、まずまずのパフォーマンスを見せていたが、マイク・シルト監督はカーペンターの実績を信頼し、復調に期待しているという。エドマンとムニョスは三塁以外のポジションも守れるため、チーム事情に合わせて柔軟に起用されることになりそうだ。

  • パドレスの補強ターゲットはタイガースの先発左腕・ボイドか

    2019.7.12 11:45 Friday

     まだ本格的なトレード交渉には発展していないものの、パドレスは先発左腕のマシュー・ボイド(タイガース)の獲得を検討しているようだ。数年後、早ければ来季のポストシーズン進出を目指すパドレスは、トレード市場で「数年間保有可能な先発投手」の獲得を目指している。獲得候補としてノア・シンダーガード(メッツ)らの名前も挙がっているが、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、パドレスが獲得を狙っている投手の1人としてボイドの名前を挙げている。

     現在28歳のボイドは、今季ここまで自己最高のシーズンを過ごしており、18試合に先発して107イニングを投げ、6勝6敗、防御率3.87、142奪三振をマーク。K/BB7.10はア・リーグの規定投球回以上の投手のなかでベストの数字であり、142奪三振はメジャー6位タイにランクインしている。

     タイガースはボイドを2022年シーズンまで保有可能なため、今回のトレード市場で慌てて放出する必要はない。しかし、「長期にわたって保有可能」という点がボイドの価値を上昇させているという側面もあり、トレード市場での価値が高まっているタイミングで放出に動く可能性が取り沙汰されている。

     タイガースは、投手に比べると野手の有望株が不足しているため、ボイド放出の際には対価として野手を求める可能性が高い。パドレスは、外野手が人員余剰気味の状況が続いており、ハンター・レンフローやフランミル・レイエスといったパワーヒッターを対価に含めることも可能だろう。また、パドレスがワイルドカード獲得の可能性を残していることを考慮し、レンフローやレイエスに代わる外野手として、タイガースがニコラス・カステヤーノス(今季終了後にフリーエージェント)をトレードのパッケージに含め、パドレスに対してさらなる有望株を要求するという展開も考えられる。

     若手有望株が続々と台頭し、黄金期到来への準備を着々と進めているパドレス。今回のトレード市場では、その動きに注目が集まりそうだ。

  • カージナルスがジャイアンツの救援左腕・スミスの獲得を狙う

    2019.7.12 11:30 Friday

     前半戦を44勝44敗という不本意な成績で終えたカージナルスだが、ナ・リーグ中部地区首位のカブスとは2ゲーム差。2015年以来4年ぶりのポストシーズン進出を十分に狙える位置につけている。よって、7月下旬に活発化すると見られるトレード市場では「買い手」に回る可能性が高い。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、カージナルスが獲得を狙う可能性のある選手として救援左腕のウィル・スミス(ジャイアンツ)の名前を挙げている。

     モロシは、関係者から聞いた話として、カージナルスとジャイアンツがスミスに関するトレード交渉をオフシーズンの間に行っていたことを伝えている。投手陣が安定感を欠き、特にブルペンに左腕が不足している状況を考えると、カージナルスがトレード市場においてスミスの獲得を再び狙う可能性は高いと言えるだろう。

     現在30歳のスミスは、今季終了後にフリーエージェントとなるため、トレード市場で放出されることが確実と見られている。今季はジャイアンツのクローザーとして見事なパフォーマンスを見せており、37試合に登板して1勝0敗23セーブ、防御率1.98、奪三振率13.13をマーク。セーブ成功率は100%を維持しており、自身初のオールスター・ゲーム選出も果たした。こうした活躍もあり、ドジャース、ブレーブス、ブリュワーズ、レンジャーズなど多くの球団がスミスの獲得に興味を示していると言われている。

     カージナルスは、シーズン途中からカルロス・マルティネスがクローザーの座に就き、マルティネスは6月以降、3セーブ、防御率1.38と期待に応えるパフォーマンスを見せている。しかし、ある程度の信頼を置ける救援左腕がアンドリュー・ミラーしかいないという状況であり、スミスは補強ポイントに合致する存在だ。

     同地区にはアンソニー・リゾー(カブス)、ジョーイ・ボットー(レッズ)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)など左の強打者も多く、カージナルスがスミスの獲得に成功すれば、4年ぶりのポストシーズン進出を目指す戦いにおいて、大きな武器となるに違いない。

  • シーズン6668本塁打ペース 2年ぶり記録更新は確実か

    2019.7.11 18:30 Thursday

     今季のメジャーリーグでは、開幕からハイペースで本塁打が量産されている。クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ピート・アロンゾ(メッツ)、コディ・ベリンジャー(ドジャース)の3人がすでに30本塁打の大台に到達し、前半戦で飛び出した本塁打は実に3691本。これをフルシーズンに換算すると6668本ペースとなり、2017年に樹立された6105本のメジャー記録を大幅に更新する。2年ぶりの記録更新は確実と言えそうだ。

     今季は開幕から本塁打に関する記録が次々に生まれている。イェリッチの31本塁打、アロンゾの30本塁打、ベリンジャーの30本塁打、マイク・トラウト(エンゼルス)の28本塁打はいずれも前半戦の球団新記録であり、すでに10選手が2ケタ本塁打を記録しているツインズは前半戦166本塁打のメジャー新記録を樹立。ヤンキースは31試合連続本塁打をマークし、メジャー記録を更新した。

     本塁打と同じく、三振の数も過去最高のペースで積み上げられており、「本塁打か三振か」という近年のトレンドがさらに加速している状況である。いわゆる「フライボール・レボリューション」が球界に広く浸透し始めていることも、この傾向に拍車をかけていると言えるだろう。前半戦で20本塁打以上を放ったのは34人。暑さが増し、各球団の投手陣に疲れが見え始める夏場には本塁打数がさらに増えることが予想されるため、後半戦も各球団のアーチ合戦が続きそうだ。

    ◆前半戦20本塁打以上の打者(合計34人)
    31 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    30 ピート・アロンゾ(メッツ)
    30 コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    28 マイク・トラウト(エンゼルス)
    27 ジョシュ・ベル(パイレーツ)
    27 ハンター・レンフロー(パドレス)
    25 エドウィン・エンカーナシオン(マリナーズ→ヤンキース)
    25 マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)
    25 フランミル・レイエス(パドレス)
    24 ジェイ・ブルース(マリナーズ→フィリーズ)
    24 ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    23 アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    23 フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    23 ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)
    22 ハビアー・バイエズ(カブス)
    22 マックス・マンシー(ドジャース)
    21 ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    21 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    21 マット・チャップマン(アスレチックス)
    21 マックス・ケプラー(ツインズ)
    21 ダニエル・ボーグルバック(マリナーズ)
    20 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    20 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    20 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    20 リーズ・ホスキンス(フィリーズ)
    20 マニー・マチャド(パドレス)
    20 ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)
    20 レナト・ヌニェス(オリオールズ)
    20 マーセル・オズーナ(カージナルス)
    20 ジョク・ピーダーソン(ドジャース)
    20 ヤシエル・プイーグ(レッズ)
    20 アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    20 エディ・ロサリオ(ツインズ)
    20 エウヘニオ・スアレス(レッズ)

  • 「ウィル・スミス」同士のトレードの可能性は?

    2019.7.11 16:05 Thursday

     ドジャースはジャイアンツのリリーフ左腕、ウィル・スミスを獲得するために、自軍の若手捕手、ウィル・スミスを放出するのだろうか。関係者によると、この問いに対する答えは「ノー」である。しかし、ドジャースはジャイアンツの有力リリーバー数名に興味を示しており、12年ぶりに両チームの間でトレードが成立する可能性がある。

     関係者によると、ドジャースはスミスのほか、トニー・ワトソン、サム・ダイソン、レイエス・モロンタといったジャイアンツのリリーバー陣に興味を示している。ジャイアンツの編成責任者を務めるのは、昨季までドジャースでGMを務めていたファーハン・ザイディであり、ドジャースのアンドリュー・フリードマン野球部門社長は元同僚とのトレード交渉に臨むことになるだろう。

     ザイディがドジャースのファーム組織について豊富な知識を持っていることを考えると、ザイディがドジャースのマイナーにいる有望株に狙いを定め、ドジャースとのトレード交渉に応じる可能性は十分にある。もし両チームの間でトレードが成立すれば、2007年にドジャースがジャイアンツからマーク・スウィーニーを獲得するトレードが成立して以来、実に12年ぶりのこととなる。

     ドジャースにはスミスのほか、ケイベルト・ルイーズ、ギャビン・ラックス、ダスティン・メイという有望株がおり、ドジャースはこの「有望株トップ4」をスミスのような半年しか保有できないリリーバーの対価として差し出すつもりはないようだ。よって、「ウィル・スミス」同士の1対1のトレードが実現する可能性は極めて低く、「ウィル・スミス」同士のトレードが実現するとすれば、お互いに複数の選手を差し出すような大型トレードに発展する場合のみだろう。

     また、ドジャースはパイレーツのクローザー、フェリペ・バスケスにも興味を持っているが、パイレーツはバスケスの対価として「有望株トップ4」のうち少なくとも2人を獲得することを望んでいるようだ。よって、現時点ではこちらもトレード成立の可能性は低いと言わざるを得ない。フリードマンはどのように補強を進めていくのか。その手腕に注目だ。

  • 後半戦に復調が期待されるスター選手たち

    2019.7.11 15:15 Thursday

     メジャーリーグはオールスター・ゲームを終え、日本時間7月12日から後半戦に突入する。マイク・トラウト(エンゼルス)やクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)のように、期待通りの活躍で前半戦を終えた選手もいれば、不本意な前半戦を過ごした選手もいる。MLB公式サイトではスロースタートとなったものの、後半戦に復調が期待される選手として6人のスター選手の名前を挙げている。

    ◆ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)

     昨季はMLB投票で7位にランクインする活躍を見せたが、33歳のシーズンとなる今季は開幕から低調。故障の影響もあり、出塁率は昨季から90ポイント近くダウンしている(.395→.309)。盗塁のペースも落ちているのが気掛かりだが、ブリュワーズはそんななかでも地区優勝を狙える位置につけており、ケインが復調すれば、その勢いはさらに加速するはずだ。

    2018年 141試合 打率.308 10本塁打 38打点 30盗塁 OPS.813
    2019年 83試合 打率.246 5本塁打 30打点 10盗塁 OPS.660

    ◆ロビンソン・カノー(メッツ)

     覇権奪回の切り札としてメッツに加入したものの、予想外の大不振でチームの足を引っ張っている。昨季は禁止薬物使用による80試合の出場停止処分がありながらも3割を超える打率をマークしたが、今季は復調の兆しすら見えず低空飛行。現在36歳だが、メッツとの契約は2023年まで残っており、後半戦は実力健在をアピールしておきたいところだ。

    2018年 80試合 打率.303 10本塁打 50打点 0盗塁 OPS.845
    2019年 65試合 打率.240 4本塁打 18打点 0盗塁 OPS.646

    ◆ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)

     大きな期待を背負ってカージナルスに加わったものの、なかなか調子が上がらないまま前半戦を終えた。昨季は序盤戦の大不振から盛り返して例年並みの数字でシーズンを終えており、今季も同様の展開に期待がかかる。7月に入ってから打率.364、OPS1.167と調子を上げており、この勢いを維持できれば、例年並みの数字まで挽回することは十分に可能なはずだ。

    2018年 158試合 打率.290 33本塁打 83打点 7盗塁 OPS.922
    2019年 88試合 打率.254 16本塁打 37打点 0盗塁 OPS.769

    ◆ルーグネッド・オドーア(レンジャーズ)

     昨季は本塁打数を激減させた一方で、自己ベストの出塁率.326をマークし、打撃面での成熟を感じさせたが、今季は打率1割台の大不振。全打席の1/3近くで三振を喫し、粗い打者に逆戻りしている。しかし、7月に入ってすでに3本塁打を放つなど、徐々に本来の姿を取り戻しており、まだ25歳という若さを考えても、十分に復調が期待できる。

    2018年 129試合 打率.253 18本塁打 63打点 12盗塁 OPS.751
    2019年 74試合 打率.193 13本塁打 47打点 7盗塁 OPS.654

    ◆ホゼ・ラミレス(インディアンス)

     2年連続でMVP投票3位にランクインしている実力者だが、今季は予想外の大不振。復調のきっかけをつかめないまま、打率.218という不本意な成績で前半戦を終えた。長打率.344は昨季から200ポイント近くダウンしており、心配な状況だが、このまま終わる選手ではないはず。ラミレスが復調すれば、チームがポストシーズンに進出する可能性もグッと高まるだろう。

    2018年 157試合 打率.270 39本塁打 105打点 34盗塁 OPS.939
    2019年 85試合 打率.218 7本塁打 35打点 18盗塁 OPS.652

    ◆ジョーイ・ボットー(レッズ)

     出塁率.360はデビューイヤーの2007年に並ぶ自己ワーストタイ記録。OPS.772は自己ワーストの数字であり、通算出塁率.424を誇る35歳の「出塁マシン」に衰えの影が忍び寄っている。しかし、前半戦の通算OPS.919に対し、後半戦は.992とシーズン後半に調子を上げるタイプの打者であり、今後の復調に大きな期待がかけられている。

    2018年 打率.284 12本塁打 67打点 2盗塁 OPS.837
    2019年 打率.268 8本塁打 22打点 2盗塁 OPS.772

  • トラウトとベリンジャーがMVPレースの先頭を走る

    2019.7.11 11:40 Thursday

     MLB公式サイトでは、前半戦を終えた時点でのMVP投票を実施。36人の記者による投票のうち、ア・リーグは1位票を34票獲得したマイク・トラウト(エンゼルス)、ナ・リーグは同33票のコディ・ベリンジャー(ドジャース)がトップに立った。今回を含め、今季これまでに同様の投票が4度行われているが、両リーグともトップは不動。この両選手がMVPレースの先頭を走っていることは間違いなさそうだ。

     トラウトは、今季ここまで87試合に出場して打率.301、28本塁打、OPS1.098の好成績をマーク。ファン投票で7年連続オールスター・ゲームに選出されるのはデレク・ジーター(元ヤンキース)以来の快挙であり、史上11人目となる3度目のMVP受賞に向けて順調に歩みを進めている。2位にはアレックス・ブレグマン(アストロズ)がランクイン。過去3度の投票ではトップ5にすら入らなかったが、2位票を27票、3位票を5票獲得し、トラウトに次ぐ位置につけた。3位には1位票を1票獲得したDJレメイヒュー(ヤンキース)が名を連ね、そのほか、マット・チャップマン(アスレチックス)、ホルヘ・ポランコ(ツインズ)、カルロス・サンタナ(インディアンス)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)がポイントを獲得した。

     一方のベリンジャーは、今季ここまで88試合に出場して打率.336、30本塁打、OPS1.124という素晴らしい活躍。前半戦で30本塁打以上をマークするのは史上38人目、ナ・リーグでは19人目の快挙であり、23歳以下の選手が前半戦で放った本塁打数としては歴代4位にランクインした。2位には過去3度の投票と同様に、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)がランクイン。1位票を3票獲得し、ベリンジャーの満票1位を阻止する形となった。3位にも過去3度の投票と同様にジョシュ・ベル(パイレーツ)がランクインし、そのほか、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)もポイントを獲得した。

  • 少なくとも4球団がジャイアンツ・バムガーナーの獲得に興味

    2019.7.11 11:20 Thursday

     今季終了後にフリーエージェントとなるため、今月中のトレード移籍が確実視されているマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)の市場が少しずつ動き始めているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、少なくともアストロズ、ツインズ、ブレーブス、ブリュワーズの4球団がバムガーナー獲得に興味を示しているという。この4球団のうち、バムガーナーの移籍拒否リストに含まれていないチームはツインズだけである。

     ジャイアンツはトレード市場において売り手に回ることを確実視されており、バムガーナーのほか、ウィル・スミス、サム・ダイソン、トニー・ワトソンといった有力投手が市場に出回ると見られている。ファーハン・ザイディ野球部門社長は「7月31日までに我々が何かを成し遂げなければならないわけではない」と語り、これらの主力投手の放出はマストではないと主張しているものの、ジャイアンツのチーム状況を考えると、主力投手を放出し、若手有望株を獲得するのが得策であることは間違いない。

     しかし、ジャイアンツがワイルドカード圏内まで5.5ゲーム差という位置で前半戦を終えたことが事情を複雑にしている。後半戦の戦い方次第では、ポストシーズン進出の可能性が十分にあるからだ。ザイディは「若手選手を放出して今季の戦いを手助けしてくれる選手を獲得することも考えている」と語っており、チームの将来のことを考えつつも、今季のポストシーズン進出を諦めない姿勢を崩していない。とはいえ、リーグワースト3位の成績で前半戦を終えたジャイアンツがトレード市場で買い手として積極的に動き回ることは考えにくく、最終的には大方の予想通り、売り手に回ることになるだろう。

     となれば、今季終了後にフリーエージェントとなるバムガーナーとスミスは放出が確実。バムガーナーは一時ほどの絶対的な力はないとはいえ、高確率で試合を作れる先発投手であり、ポストシーズンの経験も豊富なため、トレード市場において注目の存在となるだろう。

  • Rソックスがソーンバーグを解雇 トレードは大失敗に終わる

    2019.7.11 10:50 Thursday

     日本時間7月11日、レッドソックスは救援右腕のタイラー・ソーンバーグを解雇したことを発表した。レッドソックスは同5月24日に故障者リスト入りしたソーンバーグをリハビリの名目でAAA級に置いていたが、リハビリの名目でマイナーに置いておける期間が期限を迎え、ソーンバーグの処遇について決断を迫られていた。レッドソックスはソーンバーグに引き続きマイナーでプレイさせる方針であることを通告したものの、ソーンバーグがこれを拒否。その結果、解雇という決断に至った。

     今季のソーンバーグは、メジャーで16試合に登板して防御率7.71。AAA級ポータケットでは11試合(うち1先発)に登板して防御率12.66に終わり、直近5登板のうち4試合を無失点で切り抜けたものの、再びメジャーの戦力として期待できるという評価は得られなかった。レッドソックスは日本時間7月11日がソーンバーグをロースターに加えるか解雇するかの決断のデッドラインとなっていた。

     2016年にブリュワーズで67試合に登板して8勝5敗、13セーブ、20ホールド、防御率2.15という好成績をマークしたソーンバーグは、その年のオフに4選手とのトレードでレッドソックスに加入。しかし、2017年は右肩の故障により1試合も登板できず、2018年は25試合で防御率5.63、そして今季は16試合で防御率7.71と、ブリュワーズ時代の輝きを取り戻すことはできなかった。

     ソーンバーグ獲得のためにレッドソックスが放出した4選手のなかには、2017年から2年連続で30本塁打以上を放ったトラビス・ショウや先日メジャーデビューを果たしたばかりの有望株、マウリシオ・デュボンが含まれている。ソーンバーグが全く戦力にならなかったことを考えると、レッドソックスにとって大失敗のトレードとなってしまった。

     アレックス・コーラ監督はソーンバーグが故障者リスト入りした際、ソーンバーグのピッチングについて「彼は有利なカウントのときでさえも、94~95マイルの速球を狙ったところへ投げることができていない。さらに変化球も不安だ」と苦言を呈していた。

  • ヤンキースとツインズがストローマン&ジャイルズ両獲りを目指す?

    2019.7.10 18:40 Wednesday

     ブルージェイズは今回のトレード市場でエース右腕のマーカス・ストローマンとクローザーのケン・ジャイルズを売りに出すと見られている。TSNのスコット・ミッチェルによると、少なくともヤンキースとツインズの2球団が両投手の獲得に興味を示しているようだ。

     ミッチェルは、ヤンキースとツインズが両右腕の獲得に必要な対価について、ブルージェイズに問い合わせを行ったことを伝えている。両投手とも来季までブルージェイズが保有可能であり、ブルージェイズは各投手を安売りする必要はない。ブルージェイズのロス・アトキンスGMは、両投手を「セット売り」するのではなく、別々のトレードで放出し、獲得する対価の最大化を目指すと見られている。

     ヤンキースは、セットアッパーのデリン・ベタンセスが長期欠場しているにもかかわらず、アロルディス・チャップマンを筆頭に球界屈指のブルペンを誇っている。しかし、支配的なピッチングのできるジャイルズの加入は、特にポストシーズンの戦いにおいて大きな武器となるだろう。また、ストローマンについては、ヤンキースが若手外野手のクリント・フレイジャーの放出に前向きでなく、ヤンキースがストローマン獲得にあまり積極的でないことをMLBネットワークのケン・ローゼンタールやジョン・ヘイマンが伝えている。ただし、ストローマンとジャイルズを同時に獲得できるとなれば、ヤンキースはフレイジャーの放出を決断するかもしれない。

     一方、ア・リーグ中部地区で独走態勢を築いていたツインズは、インディアンスの猛追によって、補強による戦力アップを強いられている。メジャー有数の攻撃力を誇るツインズだが、マーティン・ペレスやブレイク・パーカーの失速により投手陣には不安を抱えており、先発・ブルペンとも補強を施しておきたいところ。その点では、先発にストローマン、ブルペンにジャイルズを加えることのできるブルージェイズは、理想的なトレード相手と言えるだろう。

     なお、ストローマンはヤンキースとツインズが自身の獲得に興味を持っていることを報じたツイートに「いいね」を押している。ブルージェイズのエース右腕は、ポストシーズン争いを繰り広げるチームに加わることを心待ちにしているのかもしれない。

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