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  • ツインズが6回の集中打で逆転勝利 パイレーツは今季初黒星

    2018.4.5 12:00 Thursday

    【ツインズ7-3パイレーツ】@PNCパーク

     雪が舞うパイレーツの本拠地PNCパークで行われたツインズ対パイレーツの一戦は、6回表に4本のタイムリーを集中して4点を挙げたツインズが逆転勝ちを収めた。一死三塁からミゲル・サノーのタイムリーで同点に追い付き、ローガン・モリソン、エドゥアルド・エスコバー、バイロン・バクストンがいずれもタイムリー二塁打を放って3点を勝ち越し。先発のジェイク・オドリッジは5回途中3失点で降板となったものの、2番手のテイラー・ロジャースから5番手のフェルナンド・ロドニーまで4人のリリーバーが無失点リレーでパイレーツの反撃を封じ、パイレーツの開幕4連勝をストップさせた。

     試合中盤までは開幕4連勝と勢いに乗るパイレーツが試合を優位に進めていった。初回にジョシュ・ベルの1号ツーランで先制し、ブライアン・ドージャーの4号ソロなどで一度は同点に追い付かれたものの、4回裏にコリン・モランのタイムリーで勝ち越し。先発のイバン・ノバはツインズ打線に連打を許さない安定したピッチングを見せていた。

     ところが6回表、ノバが先頭のドージャーを四球で歩かせると、ツインズはノバに2本のタイムリーを浴びせて逆転に成功し、ノバに代わってマウンドに上がったドビダス・ネベラウスカスからもエスコバーとバクストンがタイムリー二塁打を放って2点を追加。7回表にはサノーがこの日2本目のタイムリーを放ってリードを4点に広げ、このリードをリリーフ陣が守り抜いた。

     「僕たちはいろんな方法を使って点を取ることができるんだ」と語ったのはリードオフマンとして1本塁打、2四球、1盗塁の活躍を見せたドージャー。3回表に4号ソロを放ったドージャーは、6回表の先頭打者として四球を選んで出塁すると、暴投、内野ゴロ、タイムリーで生還し、自身の言葉を体現してみせた。

     オリオールズとの開幕シリーズを2勝1敗と勝ち越したツインズは、パイレーツとの2試合を1勝1敗で終え、明日からは本拠地ターゲット・フィールドでの試合が続く。まずは本拠地開幕戦を含むマリナーズとの3試合をしっかり勝ち越しておきたいところだ。

  • コービンの快投でDバックスがドジャース3連戦をスイープ!

    2018.4.5 11:00 Thursday

    【ドジャース0-3ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

     ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は早い段階から「今日のコービンはノーヒッター級のピッチングをする」と感じ、投手コーチのマイク・ブッチャーとベンチコーチのジェリー・ナーロンにそのことを伝えていたという。結果的に、ロブロの直感は間違っていなかった。パトリック・コービンはドジャース打線を8回途中までわずか1安打に封じ、自己最多の12奪三振をマークする快投を見せたのだ。ロブロは「今日はコービンに尽きるよ」と好投した先発左腕をべた褒め。ダイヤモンドバックスはドジャースとの今季初対戦(3連戦)をスイープし、これで昨年8月末から3カード連続の直接対決スイープとなった。

     今日のコービンは立ち上がりから絶好調で、5回表二死からマット・ケンプに二塁打を浴びるまで打者14人をパーフェクト。その後も勢いは衰えず、8回表一死からケンプに四球を与えたところで降板するまで、ドジャース打線をわずか1安打、無得点に封じてみせた。ロブロは「コービンはすべてのボールを正確に投げることができていた。捕手のジェフ・マシスとともに良いリズムを作っていたね。本当に素晴らしいピッチングだったよ」とコービンの快投を絶賛。コービン自身も「今日はすべてが上手くいった」と満足げに話していた。

     ドジャースのリードオフマンであるクリス・テイラーは「スライダーを打つのは難しかった。彼は良いコースにスライダーを投げていたし、ストライクからボールになるスライダーを振らせていた。あのスライダーのおかげで速球も効果的だったね」とお手上げ状態。ポール・ゴールドシュミットは同僚左腕の好投について「今まで見たなかで最高のピッチングの一つじゃないかな」と語った。

     コービンは打席でも2打数2安打の活躍を見せ、ケテル・マーテイのタイムリーで3点目のホームを踏んだ。3回までに3点のリードを奪ったダイヤモンドバックスは、8回表一死からアーチー・ブラッドリー、9回表にはブラッド・ボックスバーガーを投入する必勝リレーでリードを守り抜き、3対0で快勝。ドジャース3連戦をスイープし、開幕6試合で5勝1敗という好スタートを切った。

  • 大谷&コザートの新戦力コンビが躍動 エンゼルスがサヨナラ勝利

    2018.4.5 10:30 Thursday

     本拠地であるエンゼル・スタジアムでインディアンスとの試合に臨んでいるエンゼルスは大谷翔平とザック・コザート2人の活躍により延長13回にも及ぶインディアンスとの激戦を制した。前日にメジャー初本塁打を放った大谷はこの日も打撃好調で5打数2安打2打点と連日のマルチ安打を記録した。

     前日は本塁打を含む3安打3打点の猛打賞で試合後にはヒーローインタビューを受けた大谷。一夜明けた次戦でも「8番・DH」としてスタメン出場することが決まった。今回、二刀流ルーキーに立ちはだかるのは昨年のサイ・ヤング賞投手であるコリー・クルーバーだ。前回のマリナーズとの開幕戦では8回2失点で勝ち星こそつかなかったが、自慢の投球術は今年も健在で、大谷にとって球界を代表する投手との対戦は絶好の機会と言えるだろう。

     初回、インディアンスはブランドン・ガイアーのタイムリーで1点を先制すると、援護を受けたクルーバーは前日13得点と大暴れしたエンゼルス打線を抑えていく。そして3回裏に注目の大谷との対戦が実現する。初対戦ではクルーバーがツーシームで大谷を見逃し三振に抑えてエースの貫禄をみせつけた。しかし、大谷はここでは終わらない。0対2と劣勢の場面で迎えた5回裏、2死二塁のチャンスの場面で再び打席が巡ってきた。カウント1-1で迎えた3球目、前の打席では打つことができなかったフォーシームを捉えると打球はセンター方向へと飛びそのまままスタンドに入った。これでエンゼルスが2対2の同点に追いついただけではなく、サイ・ヤング賞投手から本塁打を打つという偉業を成し遂げたことになりまた1つ、伝説を創った。試合は2対2のまま延長に突入し、大谷は10回裏の打席でも安打を記録している。

     そして迎えた延長13回裏、試合を決めたのは大谷同様に今季から加入したコザートだった。この日のコザートは1番打者としてスタメン出場していたものの、4打数無安打と結果を残せずにいた。1死走者なしで迎えた打席ではこの回から登板したザック・マカリスターの8球目のツーシームを捉えるとその打球はレフトスタンドへと飛び込み劇的なサヨナラ本塁打となって決着となった。スコアは3対2、4時間28分の熱闘はエンゼルスの新戦力が活躍するという最高の結果となった。

  • アストロズがオリオールズをスイープ 球団最高タイの好スタート

    2018.4.5 09:00 Thursday

    【オリオールズ2-3アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

     アストロズがオリオールズに連勝して迎えた3連戦の最終戦は、強力打線をウリにする両チームに1本もホームランが出ないロースコアの展開となったが、小技を交えながら勝負強さを発揮したアストロズが1点差で辛勝。本拠地ミニッツメイド・パークでのオリオールズ3連戦をスイープした。これでアストロズは今季6勝1敗となり、1987年と1988年に並ぶ球団史上最高タイの好スタートに。また、アストロズは2016年以降、オリオールズとの16試合で14勝を記録しており、本拠地でのオリオールズ戦は9連勝となった。

     「打線に元気がない試合でも勝てたのは良かったよ」とA.J.ヒンチ監督が振り返ったように、今日のアストロズ打線は猛打爆発というわけにはいかなかった。オリオールズ先発のディラン・バンディをなかなか攻略できず、5回までに奪った得点は2回裏一死二、三塁からジェイク・マリズニックの三塁ゴロの間に奪った1点だけ。それでも、1点ビハインドの6回裏に連打と相手のエラーで一死一、三塁のチャンスを作り、昨季チーム最多の90打点を叩き出したマーウィン・ゴンザレスのスクイズでしぶとく同点に追い付いた。

     さらに、7回裏にはオリオールズ2番手のミゲル・カストロからデレク・フィッシャーが四球を選んで出塁し、二死後に盗塁を成功させて一打勝ち越しのチャンス。ここでアレックス・ブレグマンがレフト前へのタイムリーを放ち、ついにアストロズがリードを奪った。

     先発のダラス・カイケルは4四球と制球に苦しみ、5イニングを投げ切るのに104球を要して降板したが、2番手のヘクター・ロンドンが6回表の1イニングを無失点に抑え、7回からはブラッド・ピーコックが3回無失点の快投。スライダーが冴えわたり、8回と9回の2イニングで5つの三振を奪った。ヒンチはクローザーのケン・ジャイルズを投入しなかった理由について「ピーコックが本当に良いピッチングをしていて、とても落ち着いていたからね。相手打者のスイングを見て、ボールがよく見えていないと思ったんだ」と説明。ピーコックが決め球のスライダーでジョナサン・スコープから空振り三振を奪い、スイープを完結させた。

  • ロッキーズがブラックモンと契約延長 最長6年の長期契約

    2018.4.5 08:00 Thursday

     日本時間4月5日、ロッキーズはリーグ屈指のリードオフマンに成長したチャーリー・ブラックモンと契約を延長したことを発表した。4年契約に2年分の選手オプションが付属する形となっており、ブラックモンがオプション行使を選択した場合、ロッキーズは最長で2023年までブラックモンを保有できる。今年7月に32歳の誕生日を迎えるブラックモンにとって、好条件での契約延長と言えるだろう。

     レギュラーに定着した2014年以降、毎年着実に成績を向上させ、昨季は打率.331、37本塁打、104打点、14盗塁、OPS1.000という好成績で自身初の首位打者に輝いたブラックモン。2014年以来3年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、2年連続でシルバースラッガー賞を受賞するなど、自己最高のシーズンを過ごした。

     今季も開幕5試合で打率.316、4本塁打、OPS1.462と好スタートを切ったが、ブラックモンが今季終了後にフリーエージェント市場に出ず、このタイミングでロッキーズと契約を延長することを選択したのは、オフシーズンのフリーエージェント市場の冷え込み具合が影響していると見られる。万が一、今季大きく成績を落としてしまえば、32歳という年齢もあり、好条件の契約を得られる可能性は低い。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズでプレイしていることも、他球団と交渉する際にはマイナス材料になるだろう。となれば、キャリアハイの成績を残したこのタイミングで契約を延長してしまうのが得策であるとブラックモンが考えたとしても決して不思議ではない。

     ブラックモンは今年1月に年俸調停を回避して1年1400万ドルの契約を結んでいたが、今回の契約延長により、それが契約ボーナス200万ドルと年俸1200万ドルに改められ、来季から3年間の年俸は2100万ドルとなる。選手オプションは2022年が年俸2100万ドル、2023年が年俸1000万ドルとなっているが、MVP投票の順位や2022年の打席数で定められた条件をクリアすれば、2023年の年俸は最大1800万ドルまで増額される。4年7700万ドルが基本となり、最大6年1億1600万ドルとなる今回の契約延長。その成否は、ブラックモンが現在のパフォーマンスをいつまで維持できるかにかかっていると言えそうだ。

  • Dバックスが2本塁打でカーショウ撃破 平野は1回無失点

    2018.4.4 18:30 Wednesday

    【ドジャース1-6ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

     前日に延長15回の死闘を演じたドジャースとダイヤモンドバックス。死闘から一夜明け、今日の試合で先発するクレイトン・カーショウとザック・ゴッドリーにはできるだけ長いイニングを投げることが要求されたが、両投手ともクオリティ・スタートを達成し、先発投手としての役割をしっかり果たした。ロースコアの投手戦が繰り広げられるなか、投げ勝ったのは7回1失点の好投を見せたダイヤモンドバックス先発のゴッドリー。カーショウは左打者2人に浴びた2本塁打に泣き、6回2失点ながら開幕2連敗となった。

     昨季自己ワーストの23本塁打を浴びたカーショウは、今季も引き続き「一発病」に悩まされている。ジャイアンツとの開幕戦では、両チームを通じてこの試合唯一の得点となるソロ本塁打をジョー・パニックに浴び、6回1失点で敗戦投手に。そして、今日の試合では2回裏にダニエル・デズカルソに先制の1号ソロを浴び、クリス・テイラーの犠牲フライで同点に追い付いてもらった直後の3回裏にはデービッド・ペラルタに勝ち越しの1号ソロを被弾した。デズカルソとペラルタはいずれも左打者だが、カーショウが1試合で左打者に2本塁打を浴びるのは通算4度目。ただし、過去の3度は同じ打者に2本塁打を浴びており、1試合で2人の左打者に被弾したのはキャリア初だった。

     一方のゴッドリーはシンカー、カッター、カーブを巧みに使い分け、ドジャース打線に的を絞らせないピッチングを展開。3回表に犠牲フライで同点に追い付かれたものの、味方が勝ち越してくれたあとはドジャース打線に1安打しか許さず、7イニングを投げ抜いた。「毎回の登板での目標はチームが勝つのを手助けすることだ。今日はできるだけ長いイニングを投げないといけない日だったけど、それができて嬉しいよ」と自身のピッチングを振り返ったゴッドリー。トーリ・ロブロ監督は「素晴らしい仕事をしてくれた」とゴッドリーの好投を絶賛した。

     カーショウからは2点しか奪えなかったダイヤモンドバックス打線だが、7回裏にドジャース救援陣の制球難に乗じて3つの押し出し四球で3点を追加。8回表に登板した平野佳寿は1イニングを三者凡退に抑え、その裏にはジョン・ライアン・マーフィーがトドメの1号ソロをレフトスタンドへ叩き込んだ。

     ロッキーズとの開幕シリーズ3連戦を2勝1敗で終えたダイヤモンドバックスは、ドジャースに連勝して今シリーズの勝ち越しも決定。同地区ライバル2球団に勝ち越した勢いのままに、明日の試合では今季初のスイープを狙う。

  • 大谷がメジャー初本塁打 13得点でエンゼルス本拠地初勝利

    2018.4.4 15:30 Wednesday

     エンゼルスの大谷翔平がまたしても伝説をつくった。日本時間4月4日に行われたインディアンスとエンゼルスの試合で「8番・DH」としてスタメン出場した大谷は本拠地での初打席でメジャー第1号本塁打を放つなど4打数3安打3打点の大活躍でチームの勝利に貢献した。

     野手としてはアスレチックスとの開幕戦以来の出場。今回と同様に「8番・DH」で出場し初打席の初球をライトへと運び記念すべき初安打を記録していた。先日は投手としても160キロを計測するなど初勝利を挙げて調子を上げている大谷は投打ともに含めると自身3試合目に臨むことになった。野手・大谷にとってこの日は本拠地であるエンゼル・スタジアムで初登場であり地元ファンも大いに盛り上がった。

     大谷のスタメン出場に湧くエンゼルのこの日の先発はギャレット・リチャーズで開幕戦では5回を投げてチームの初勝利に貢献している。そして迎えた2試合目の登板では初回、1死一塁の場面からホゼ・ラミレスにフォーシームを右中間スタンドへと運ばれ早々に先制を許してしまう。その後も味方の失策などで走者を背負うも最小失点でこの回を切り抜けた。不安な立ち上がりをみせたリチャーズを援護したいエンゼルス打線。2番打者のマイク・トラウトの本塁打など4連打で瞬く間に2対2の同点に追いつくと2死満塁の場面で大谷にこの日、初打席が巡ってくる。相手先発、ジョシュ・トムリンの暴投により3対2と勝ち越した後の6球目。走者二・三塁から内角低めに入ったカーブを捉え、そのままボールはスタンド入り。大谷は本拠地初打席で本塁打という偉業を成し遂げた。ホームに帰ってきた大谷はチームメイトから無視をされる「サイレント・トリートメント」というメジャー流の祝福を受けた。

     この大谷の一発もあり初回に一挙6得点、序盤3回終了時までに毎回得点と8対2でリードを広げた。大谷は3回裏に迎えた第2打席でトムリンが投じた2球目のカッターをライト前に運び安打を記録。5回裏には1死一・二塁のチャンスの場面で打席に立ち三振に倒れるも8回の最終打席では3番手・マット・ベライルのフォーシームを打ってセンターへの安打とした。これで4打数3安打3打点の大活躍でまた1つ、球界に伝説を創り上げた。

     先発のリチャーズも初回以降は武器のナックルカーブが冴えて6回途中2失点と立ち直った。降板後はジム・ジョンソン、ブレイク・パーカー、ブレイク・ウッドと盤石のリレーを展開。一方で打線も2桁13安打13得点、5本塁打が飛び出す猛攻で13対2とインディアンスを圧倒した。勝利の立役者となった大谷は試合後に「まさか(ボールがスタンドを)を越えるとは思わなかったので嬉しかった」と振り返っている。投打ともに歯車がかみ合ったチームは本拠地のエンゼル・スタジアムで今季初勝利を挙げた。この日はチームにとっても大谷自身にとっても思い出深い試合となるだろう。

  • ハービーが5回無失点の好投 5番・フレイジャーが決勝打

    2018.4.4 12:30 Wednesday

    【フィリーズ0-2メッツ】@シティ・フィールド

     過去2シーズン、故障や不振に苦しみ続けていたマット・ハービー(メッツ)が、今季初先発のマウンドで完全復活を予感させるピッチングを見せた。5イニングを投げ切るのに86球を要したものの、許したヒットは2回表のリーズ・ホスキンスの単打だけ。その他に許した走者はエラーと四球による2人だけであり、ピンチらしいピンチもなく、安定したピッチングで5イニングを零封した。打線はハービーを援護することはできなかったものの、6回裏にトッド・フレイジャーのタイムリー二塁打とトラビス・ダーノウのタイムリーで2得点。このリードを4人のリリーバーが無失点リレーで守り抜き、メッツが2対0で勝利した。

     2013年に9勝5敗、防御率2.27、2015年に13勝8敗、防御率2.71の好成績をマークしたハービーが、いよいよ完全復活のときを迎えようとしている。昨季は19試合(うち18先発)で5勝7敗、防御率6.70という惨憺たる成績に終わり、過去2シーズンは無失点の先発登板が1試合ずつしかなかったが、今季は初先発で5回無失点の好投。ノア・シンダーガード、ジェイコブ・デグロムに次ぐ存在となり得るハービーの復活は、チームにとってこの上ない朗報だ。

     2点のリードを守り抜いたブルペンの奮闘も見逃せない。マーリンズのクローザーとして活躍してきたA.J.ラモスは6回表に登板して2つのアウトを取り、昨季18試合に先発したセス・ルーゴは7回表からの2イニングを投げて4奪三振、無失点の快投を見せた。「ブルペンの流動性がチームの戦いを非常に楽にしてくれている」とミッキー・キャラウェイ監督。「リリーフ陣がフレキシブルに活躍してくれるのは本当に助かるよ」とリリーフ陣への感謝を口にした。

     チームはこれで3勝1敗の好スタート。昨季チームから唯一オールスター・ゲームに選出されたマイケル・コンフォートはまもなく戦列に戻ってくる。2年ぶりのポストシーズン進出に向けて視界は良好だ。

  • 2年目・ジュニスの好投でロイヤルズが今季初勝利

    2018.4.4 10:30 Wednesday

    【ロイヤルズ1-0タイガース】@コメリカ・パーク

     開幕から3連敗中のロイヤルズは、日本時間4月4日のタイガース戦の先発に昨季9勝を挙げた2年目の右腕、ジェイコブ・ジュニスを送り込んだ。気温が低く、強風が吹き荒れるという悪天候だったものの、イリノイ州出身のジュニスは学生時代からこのようなコンディションに慣れていた。7回0/3を投げてタイガース打線を散発3安打に封じる好投で、わずか1点のリードを守り抜き、チームに今季初勝利をもたらした。

     「試合開始のときから風が顔に吹き付けていたけれど、その風が僕のピッチングを助けてくれた。僕のボールに少し変化を加えてくれたんじゃないかな」と本気とも冗談とも取れるコメントで今季初登板を振り返ったジュニス。「僕はイリノイ州出身だから、こうしたコンディションでの登板を経験しているんだ。こんなに寒い状況での登板は初めてじゃないし、寒いからといってピッチングが狂うこともない。むしろ暑いほうが嫌だよ」と寒いなかでのピッチングに自信を見せた。

     3回裏に二死一、三塁の場面でミゲル・カブレラを迎えるというピンチがあったものの、スライダーを3球続けて見逃し三振。走者を得点圏に背負ったのはこの場面だけであり、連打を許さない安定したピッチングで、8回裏先頭のマイキー・マートゥックにヒットを許して降板するまで、トータル87球の快投を見せた。

     打線は2回表にラッキーな二塁打で出塁したチェスラー・カスバートがパウロ・オーランドのセンターライナーの間に三進し、ホルヘ・ソレアーの犠牲フライで生還。タイガース先発のマシュー・ボイドがジュニスに負けじと好投するなかでもぎ取った貴重な1点を、ジェイソン・グリムとケルビン・ヘレーラのリレーで守り抜いた。

     ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は「厳しいコンディションだった。みんなマスクを着用していたくらいだからね」と悪天候のなかでプレイした選手たちを気遣った一方で、今季初勝利に安堵の表情も浮かべていた。

  • 【戦評】デズモンドが攻守に活躍 ロッキーズがパドレス撃破

    2018.4.3 18:00 Tuesday

    【ロッキーズ7-4パドレス】@ペトコ・パーク

     昨季パドレスに対して打率.310、4本塁打、OPS.871、特にパドレスの本拠地ペトコ・パークでは打率.357、4本塁打、OPS1.029と打ちまくったイアン・デズモンド(ロッキーズ)が、今季初めてのペトコ・パークの試合でも相性の良さを発揮して大活躍。打ってはタイムリー二塁打と2号ツーランで3打点を叩き出し、守っては一塁ファウルエリアの難しいフライを見事にキャッチした。デズモンドがロッキーズ打線を牽引し、ロッキーズは3本塁打を含む12安打を放って7得点。投手陣もパドレスの反撃を4点にとどめ、4連戦の初戦を制した。

     ロッキーズは1回表にノーラン・アレナードの犠牲フライで先制すると、1対1の同点で迎えた3回表にはカルロス・ゴンザレスとデズモンドのタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。1点差に迫られた5回表にはデズモンドが2号ツーランを放ち、9回表にはチャーリー・ブラックモンの4号ソロとDJレメイヒューの2号ソロで2点を追加してパドレスを突き放した。ロッキーズ打線はまだ「打者天国」と呼ばれる本拠地クアーズ・フィールドでの試合がないなかで、すでに10本塁打を放っており、レメイヒューは「僕たちはとてもよくバットが振れていると感じている。たくさんホームランも出ているしね」と好調を実感している様子。「これを今後も続けられるといいね」と付け加えた。

     投げては先発のチャド・ベティスが5回2失点と試合を作り、アダム・オッタビーノ、ブライアン・ショウ、ジェイク・マギーがそれぞれ1イニングを無失点に抑えてホールドを記録。5点リードの9回裏に登板したクリス・ラシンが2失点で降板する誤算こそあったものの、最後は守護神のウェイド・デービスを投入して逃げ切った。

     先発投手が試合を作り、それを強力打線が援護して、補強したブルペン陣で逃げ切るという理想的な戦いができるようになりつつあるロッキーズ。今季のナ・リーグ西部地区の優勝争いを面白くしてくれるはずだ。

  • 【戦評】コローンの力投実らず アスレチックスが接戦制す

    2018.4.3 17:00 Tuesday

    【レンジャーズ1-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

     マイナー契約を結び直してレンジャーズに残留していた44歳のバートロ・コローンが日本時間4月3日にメジャー昇格を果たし、敵地オークランドでのアスレチックス戦に先発。3回裏にマット・チャップマンに2号ソロを浴びて先制を許したものの、要所を締めるピッチングで6回1失点と先発の役割をしっかり果たした。しかし、レンジャーズは力投するコローンを援護できず、1対1の同点で迎えた7回裏に3番手のジェイク・ディークマンがジェッド・ラウリーに2点タイムリー二塁打を浴びてジ・エンド。アスレチックスは先発のアンドリュー・トリッグスを含む4投手が好投し、ロースコアの接戦を制した。

     1973年5月24日生まれのコローンは現在44歳。今季もメジャー最年長選手となることがほぼ確実であり、2012年5月に49歳で先発したジェイミー・モイヤー(当時ロッキーズ)以来となる高齢での先発マウンドとなった。コローンは先発の役割を果たしたものの、レンジャーズ打線は5回表にジョーイ・ギャロのタイムリーで同点に追い付くのが精一杯。力投するベテラン右腕を援護することはできなかった。

     アスレチックスは7回裏にレンジャーズの2番手、ケビン・ジェプセンを攻めて二死一、三塁のチャンスを作り、ジェプセンに代わって登板したディークマンからラウリーが決勝打。「ディークマンの球が走っていたから、ストライクゾーンに来るボールだけに集中していたんだ。彼がミスを犯してストライクゾーンに甘い球が来た。それを逃さず仕留めることができたよ」とラウリーは2点タイムリー二塁打を放った打席を振り返った。

     リリーフ陣が決勝点を献上したレンジャーズに対して、アスレチックスの投手陣は先発のトリッグスが5回1失点で降板したあと、3投手が無失点リレーを展開。ライアン・バクター、クリス・ハッチャーの両セットアッパーと、クローザーのブレイク・トライネンがレンジャーズの反撃を封じ、チームに今季2勝目をもたらした。なお、ハッチャーは今季チームが勝利した2試合でいずれも勝利投手となっている(オークランド移転後では球団史上初)。

  • 【戦評】先発・ジョンソンが好投 レッドソックス4連勝

    2018.4.3 14:30 Tuesday

    【レッドソックス7-3マーリンズ】@マーリンズ・パーク

     開幕から好投を続けるレッドソックス先発陣。昨季17勝のドリュー・ポメランツや2015年に10勝を挙げたエドゥアルド・ロドリゲスを故障で欠くなか、日本時間4月2日の開幕第4戦ではメキシカンリーグ出身のヘクター・ベラスケスが好投を見せた。レイズとの開幕4連戦を終え、舞台をマイアミに移してのマーリンズ2連戦を迎えたレッドソックスは、開幕第5戦の先発にブライアン・ジョンソンを起用。オープン戦の5先発で防御率1.72と好投した左腕は、この試合でも6回1失点の好投を見せ、チームを4連勝に導いた。

     メジャー通算7度目の先発マウンドに上がったジョンソンは、2回裏にマーリンズの有望株、ブライアン・アンダーソンにメジャー初本塁打を献上し先制を許したものの、それ以降はピンチを背負いながらもマーリンズに追加点を許さなかった。レッドソックスの先発投手陣は、この日のジョンソン(6回1失点)を加え、開幕からの5試合で30イニングを投げて防御率0.90という驚異的な数字を記録。1919年の0.70、2014年の0.85に次ぐ球団史上3番目の好成績となった。

     打線は4回表にエドゥアルド・ヌニェスのタイムリー二塁打で同点に追い付き、クリスチャン・バスケスにもタイムリー二塁打が出て2点を勝ち越し。その後もハンリー・ラミレスの1号ツーランやムーキー・ベッツの1号ソロなどで着実に加点し、力投を続けるジョンソンに十分すぎる援護をプレゼントした。

     6回1失点で勝利投手となったジョンソンは「全員がお互いを刺激し合っているんだ。大きなことだよ」と自分以外の先発投手の好投に刺激を受けたことを明らかにした。「誰かが好投しているのを見ると、自分もやってやろうと思うんだ。これが好投の秘訣だと思うよ」とジョンソンが語ったように、各投手が好投を続けていることが、先発ローテーション全体に好影響を与えているようだ。

     先発投手陣が好投を続けるなかで、打線にも勢いが出てきた感のあるレッドソックス。開幕戦を逆転負けで落としたあと、4連勝となったが、チームの勢いはまだまだ加速していきそうだ。

  • 【戦評】マーリーが快投 1点を守り抜きレッズが今季初勝利

    2018.4.3 12:30 Tuesday

    【カブス0-1レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     今季のレッズの戦いの行方は、先発ローテーションに数多く名を連ねる若手投手の活躍にかかっていると言っても過言ではない。日本時間4月3日のカブス戦に先発したタイラー・マーリーもその一人だ。昨年8月下旬にメジャーデビューを果たして4先発で防御率2.70と好投し、スプリング・トレーニングでもまずまずの結果を残したマーリーは、主力投手に故障者が出たこともあって開幕ローテーション入り。今季初先発となったこの試合では、6イニングを投げてカブス打線をわずか1安打に封じる見事なピッチングで今季初勝利を挙げるとともに、チームにも今季初勝利をもたらした。

     ナショナルズを相手に一度もリードを奪えず3連敗を喫するという最悪のスタートとなったレッズ。3試合連続で初回に先制を許し、常に追う展開を強いられたため、マーリーの立ち上がりに注目が集まった。先頭のイアン・ハップをカウント1-2と追い込んでから歩かせ、アンソニー・リゾーには同じくカウント1-2と追い込んでから死球。一死一、二塁のピンチを背負い、ベンチには嫌な空気が流れたが、マーリーは続くウィルソン・コントレラスとカイル・シュワーバーをいずれも空振り三振に斬って取り、カブスに先制を許さなかった。

     その後、マーリーがカブス打線に許したヒットは、ライトのジェシー・ウィンカーのまずい守備が原因となったハビアー・バイエズの三塁打だけ。カブス打線を1安打に封じる一方で7三振を奪う快投で、6回裏二死一、三塁のチャンスで代打を送られて降板するまでカブス打線に得点を許さなかった。

     カブスのジョー・マドン監督は「今日はマーリーの日だったね。今日の彼は本当に良かった」と脱帽。女房役のタッカー・バーンハートは「速球が良い日は変化球も生きてくる。ストライクを先行させることができれば、相手打者はストライクゾーンを広げて対応せざるを得ないんだ。今日のマーリーはそういうピッチングができていた」とマーリーの好投を絶賛した。

     レッズは4回裏にエウヘニオ・スアレスが三塁打を放ち、アダム・デュバルの三塁ゴロの間に先制。この1点をマーリー、ジャレッド・ヒューズ、ワンディ・ペラルタ、ライセル・イグレシアスのリレーで守り抜き、開幕4戦目にしてようやく今季初勝利をマークした。

  • 【戦評】ベテラン左腕・リリアーノの好投でタイガースが今季初勝利

    2018.4.3 11:00 Tuesday

    【ロイヤルズ1-6タイガース】@コメリカ・パーク

     パイレーツとの開幕シリーズ3試合に全敗したタイガース。今季からタイガースの監督に就任したロン・ガーデンハイアーはツインズを率いた13シーズンで1068勝を挙げ、6度の地区優勝を成し遂げた名将だが、タイガースではまだ白星を手にすることができていなかった。しかし、日本時間4月3日に行われたロイヤルズ戦ではツインズ時代の教え子でもあるフランシスコ・リリアーノが7回途中まで1失点という好投を見せ、恩師に新天地タイガースでの初勝利をプレゼントした。

     2月下旬にタイガースと契約したリリアーノは、オープン戦での4先発で防御率2.25と結果を残し、開幕ローテーション入り。この試合では三者凡退のイニングは1度しかなく、毎回のように走者を出す我慢のピッチングを強いられたが、失点は3回表のドリュー・ビュテラの犠牲フライによる1点のみに抑え、94球で7回二死までを投げ抜いた。

     高い奪三振率を誇る一方で与四球も多い「荒れ球」タイプの投手という印象が強いリリアーノだが、この試合では三振を3つしか奪えなかったものの、与四球も2つだけ。決め球のスライダーがカウントを整えるボールとして機能し、チェンジアップも有効だった。リリアーノは「僕にチャンスをくれたタイガースとガーディ(ガーデンハイアーの愛称)にとても感謝しているんだ。僕はまだまだやれると思っている。チームの勝利を手助けして、たくさんのイニングを投げたいね」と話していたが、まさにその通りのピッチング。ガーデンハイアーは「リリアーノは以前私のチーム(ツインズ)にいたときよりもコマンドが安定していたね。いろいろな経験をしてきたおかげかな」と34歳になった教え子のピッチングを評価した。

     リリアーノが力投を続けるなか、タイガース打線は先制を許した直後の3回裏にミゲル・カブレラのタイムリーで同点に追い付き、5回裏にはニコラス・カステヤーノスのタイムリーなどで一挙4点を勝ち越し。7回裏にはビクトル・マルティネスの犠牲フライでさらに1点を追加し、試合の行方を決定づけた。

     投打が噛み合った快勝で今季初勝利をマークしたタイガース。名将・ガーデンハイアーがここからどれだけの白星を積み上げていくか注目したい。

  • 【戦評】モランの満塁弾と投手陣の力投でパイレーツが開幕4連勝

    2018.4.3 10:30 Tuesday

    【ツインズ4-5パイレーツ】@PNCパーク

     タイガースとの開幕シリーズが悪天候により2試合も順延となり、前日にダブルヘッダーを戦って試合開始の12時間前にピッツバーグに戻ってきたパイレーツ。開幕シリーズの全3試合に登板したクローザーのフェリペ・リベロを使えないというハンデを背負ってPNCパークでの本拠地開幕戦を迎えたが、先発のジェイムソン・タイロンを筆頭に投手陣が力投を見せ、打線では新加入のコリン・モランが本拠地デビュー戦の初打席で満塁本塁打。ツインズの反撃を継投で凌ぎ、パイレーツはこれで開幕4連勝となった。

     1回裏、パイレーツはツインズ先発のランス・リンから1番のジョシュ・ハリソンが四球を選び、グレゴリー・ポランコのタイムリー二塁打であっさり先制。さらに2つの四球で二死満塁とチャンスを広げ、7番のモランがカウント3-2からの6球目、高めの速球を思い切りよく振り抜き、右中間へ満塁本塁打を叩き込んだ。カーテンコールで地元ファンの大歓声に応えたモランは「本当に楽しかった。他の言葉は見つからないよ。素晴らしいスタートを切れて良かったよ」と喜びを口にした。

     先発のタイロンは5回まで無失点ピッチングを展開。6回表一死からブライアン・ドージャーに3号ソロを浴び、続くジョー・マウアーにヒットを打たれたところで降板したが、2番手のエドガー・サンタナと3番手のジョシュ・スモーカーが2人で一死しか取れなかったあと、4番手のドビダス・ネベラウスカスがバイロン・バクストンをレフトライナーに抑え、ツインズに逆転を許さなかった。

     リベロを使えない状況のなか、1点リードの9回表にはメジャー通算1セーブのジョージ・コントスを投入。コントスは期待に応えてツインズ打線を三者凡退に抑え、メジャー8年目にして通算2セーブ目をマークした。

     苦戦が予想されながらも開幕4連勝と最高のスタートを切ったパイレーツ。今季初勝利をマークしたタイロンは「寒くて、移動の予定も大変で、ダブルヘッダーも戦って、奇妙なシーズン開幕になったけれど、しっかり戦うことができた」とここまでの戦いぶりを振り返った。

  • 【戦評】中盤以降の集中打でドジャースが大勝 プイーグ3安打

    2018.4.2 18:30 Monday

    【ジャイアンツ0-9ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     開幕から2試合連続で0対1の惜敗を喫したドジャースは、日本時間4月1日の開幕第3戦に5対0で快勝。開幕シリーズの負け越し回避をかけた第4戦は、クリス・ストラットン(ジャイアンツ)とリッチ・ヒル(ドジャース)の両先発による投手戦となり、ロースコアの展開が続いたものの、中盤以降にドジャース打線がつながり、最終的には9対0でドジャースが大勝した。2連敗のあとの2連勝で開幕シリーズの負け越しを回避し、明日からのダイヤモンドバックス3連戦に向けて弾みをつけた。

     ジャイアンツ先発のストラットンの前に5回まで1得点に抑えられていたドジャース打線が6回裏に目覚めた。クリス・テイラーとヤシエル・プイーグに二塁打が飛び出して待望の追加点を挙げ、ヤスマニ・グランダルのタイムリーとコディ・ベリンジャーの1号ツーランでこの回一挙4得点。8回裏には先頭のプイーグからの4連打とジョク・ピーダーソンのショートゴロ、オースティン・バーンズのタイムリーでさらに4点を追加し、一気に試合を決めた。

     不動の3番打者であるジャスティン・ターナーを故障で欠く打線を牽引したのは、ターナーに代わって3番に入っているプイーグ。初回の第1打席こそ空振り三振に倒れたものの、その後はレフトへのヒット、センターへのタイムリー二塁打、センターへのヒットと快音を連発し、4打数3安打1打点の活躍を見せた。

     一方の投手陣は、ジャイアンツとの開幕4連戦でわずか2失点という圧巻のパフォーマンス。この試合で6回無失点の好投を見せたヒルは「クレイトン・カーショウが投手陣をまとめてくれているおかげだよ。彼はミーティングを開いて、投手陣を一つにまとめてくれるんだ。そのおかげてお互いのことをよく知ることができて、それがフィールド上のパフォーマンスにも好影響を与えているんだ」と大黒柱のリーダーシップに感謝する。

     開幕から2試合連続で零封負けを喫して周囲を心配させたドジャースだが、メジャー有数の投手力は今季も健在。プイーグ、ベリンジャー、コリー・シーガーといった中心打者が本来の実力を発揮すれば、ターナー不在を感じさせない戦いをすることもできるはずだ。

  • 【戦評】好調イートンが打線を牽引 ナショナルズ3連勝

    2018.4.2 17:00 Monday

    【ナショナルズ6-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     ナショナルズのリードオフマン、アダム・イートンの勢いが止まらない。ナショナルズ移籍1年目の昨季は4月下旬に左膝の前十字靭帯を断裂し、シーズンのほとんどを棒に振ってしまったが、今季は完全復活。開幕戦は1安打1四球で2度出塁し、開幕第2戦は5打数5安打の大暴れ。そして、日本時間4月2日に行われた開幕第3戦では、2号本塁打を含む2安打を放ち、これでレッズとの開幕シリーズにおける打撃成績は13打数8安打(打率.615)、OPS1.874となった。3試合で7度も生還しているリードオフマンがチームを牽引し、ナショナルズは開幕シリーズの3試合をスイープ。悲願のワールドシリーズ制覇に向けて最高のスタートを切った。

     「いつも言っていることだけど、我々は(先手を取ることで)相手チームにプレッシャーを与えたいんだ。今はそれができているし、良い感じだよ。まだシーズン最初の3試合ということはわかっているけれど、ここまでの戦いは順調だね」とデーブ・マルティネス監督は開幕シリーズを振り返った。大きな期待を背負いながら昨季は故障により23試合の出場に留まったイートンが強力打線のリードオフマンとして素晴らしい働きを見せ、チームは3試合連続で初回に先制。一度も相手にリードを与えない盤石の試合運びでスイープを完成させた。

     今日の試合ではアンソニー・レンドンが初回に1号先制ツーランを放ち、6回表と9回表には主砲のブライス・ハーパーが1号ソロ&2号ソロを連発。先発のジオ・ゴンザレスは6回1失点の好投で今季初勝利をマークした。3試合の救援防御率8.31とリリーフ投手陣はまだ不安定なパフォーマンスに終始しているが、好選手揃いの打線と先発投手陣は順調そのもの。故障からの完全復活を遂げたイートンが今後もリードオフマンとして打線を牽引し、先発投手陣が引き続き試合をしっかり作ったうえで、リリーフ投手陣が安定感を取り戻せば、シーズンの早い段階で独走態勢を築くことも不可能ではないはずだ。

  • 【戦評】打線が機能したカージナルスが今季初勝利でスイープ回避

    2018.4.2 14:30 Monday

    【カージナルス5-1メッツ】@シティ・フィールド

     今季の補強の目玉として獲得したマーセル・オズーナが開幕からの2試合で8打数ノーヒットに封じられ、連敗を喫していたカージナルス。しかし、日本時間4月2日に行われたメッツとの開幕シリーズ最終戦では、オズーナが決勝タイムリーを含む3安打2打点の活躍でチームを牽引。2年目のポール・デヨングが2本塁打を放ったほか、トミー・ファムが2安打2四球で4度も出塁するなど、開幕3戦目にしてようやく打線が機能した。投げては先発のルーク・ウィーバーが今季チーム初となる5イニングを投げ切り、6回以降は3人のリリーバーが無失点リレー。5対1で快勝し、今季初勝利を挙げてスイープを回避した。

     マイク・マシーニー監督は「デヨングが素晴らしい活躍を見せ、ヤディアー・モリーナも本塁打を打った。オズーナとファムは少しずつボールがよく見えるようになってきているし、良い流れだね。彼らは全員、このチームの重要な戦力だから」と試合を振り返った。2回表にデヨングの1号ソロで先制したカージナルスは、その裏にアメッド・ロサリオのタイムリーで同点とされたものの、続く3回表にオズーナのタイムリーで勝ち越し。その後はモリーナの2号ソロ、オズーナのタイムリー、デヨングのこの試合2本目となる2号ソロで小刻みに加点し、徐々にメッツを突き放した。

     先発のウィーバーは1回裏と4回裏に二死一、二塁のピンチを背負ったが、いずれも無失点で切り抜け、メッツ打線に許した得点は2回裏の1点だけ。「完璧なピッチングではなかったけれど、試合を作ることはできたと思う」と本人が話したように、5回1失点という結果以上に苦しいピッチングとなったが、チームの先発投手で今季初めて5イニングを投げ切り、今季初勝利をマークした。

     ポストシーズン返り咲きを目指しながら、開幕からの連敗でやや出遅れた感のあるカージナルスだが、良い形での快勝でスイープを阻止。先発投手が試合を作り、オズーナが打点を稼ぐ形が機能する回数が増えていけば、出遅れはすぐに取り返せるはずだ。

  • 【戦評】レッドソックスが無名投手の継投で1点差を守り抜く

    2018.4.2 12:00 Monday

    【レッドソックス2-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     ドリュー・ポメランツらの故障により開幕ローテーション入りを果たしたヘクター・ベラスケスは、2016年シーズンまでメキシカンリーグでプレイしていた。マーカス・ウォルデンは29歳にして初のメジャー昇格を果たした苦労人であり、ボビー・ポイナーはAAA級でのプレイ経験がない25歳の左腕だ。日本時間4月2日、レッドソックスはこれらの「無名投手」を巧みに起用し、2対1でレイズに勝利。今季の3勝はいずれも1点差での勝利であり、対戦成績を3勝1敗としてレイズとの開幕シリーズ4連戦に勝ち越した。

     ポメランツ、エドゥアルド・ロドリゲス、スティーブン・ライトが故障者リストに登録され、先発7番手以降から繰り上がる形で開幕ローテーション入りを果たしたベラスケスは、2回裏にブラッド・ミラーに1号ソロを浴びて先制を許したものの、失点はこの1点だけ。6回途中まで79球を投げ、レイズ打線を5安打1得点に抑える力投を見せた。ベラスケスは開幕ローテーション入りについて「正直に言って、ずっと夢だったんだ。ここにいられることに毎日感謝しているよ。ロッカールームを見渡すと、自分のアイドルと思っていた選手ばかりだ。ここにいられることは本当に幸運だと感じているよ」と喜びを語っていた。

     レッドソックスは5回表にJ.D.マルティネスのタイムリーで同点に追い付き、6回表にはラファエル・ディバースのタイムリーで勝ち越し。6回裏二死からはウォルデンが1回1/3を無失点に抑え、8回裏にはポイナーがワンポイントリリーフでケビン・キアマイアーをレフトフライに打ち取った。セットアッパーのマット・バーンズを挟んで、1点リードの最終回には連投中のクレイグ・キンブレルを温存し、開幕戦で炎上したジョー・ケリーがマウンドへ。二死から連打を浴びて一、三塁のピンチを背負ったものの、最後はディナード・スパンから空振り三振を奪い、1点のリードを守り抜いた。

     アレックス・コーラ監督は「投手陣の頑張りは素晴らしかった。一人は29歳、一人はAA級より上でのプレイ経験がなく、もう一人はメキシコでプレイしていた選手だ。彼らがメジャーのレベルでチームに貢献できるのは素晴らしいことだよ」と「無名投手」たちの好投を絶賛。主力選手に加えてこうした無名の選手たちが活躍を続けるようなら、3年連続地区優勝の可能性はグッと高まるに違いない。

  • 【戦評】23歳・ベリオスが快投 キャリア初完投&初完封 

    2018.4.2 10:30 Monday

    【ツインズ7-0オリオールズ】@オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ

     昨季開花したホゼ・ベリオス(ツインズ)が今季初先発で見事なピッチングを見せた。最初の6イニングを無失点に抑えるのに57球しか要さず、8回までに許した走者は1人だけ。9回裏一死から2安打と1四球で満塁のピンチを背負ったものの、後続を抑えてメジャー初完投&初完封をマークした。打線は前日の3本塁打に続き、この日はブライアン・ドージャーの2発を含む4本塁打でベリオスを援護。投打がガッチリと噛み合い、ツインズは2勝1敗でオリオールズとの開幕シリーズを終えた。

     ベリオスは「試合を通して3つの球種を有効に使うことができた。攻めのピッチングを展開できたし、それが上手く機能したね」と自身のピッチングを振り返った。長距離砲が並ぶオリオールズ打線を107球で完封し、打たれたヒットはわずか3本。与四球を1つに抑えた一方で、6つの三振を奪った。この試合で奪った11度の空振りの内訳は、速球が6度、カーブが3度、チェンジアップが2度。9回裏二死満塁の場面では、アダム・ジョーンズに対してカウント1-2から外角低めへ逃げるカーブを投じ、見事に空振り三振に抑えてみせた。

     「9番・捕手」で先発出場し、ベリオスの女房役を務めたミッチ・ガーバーは「ベリオスはいつもこれくらいのピッチングできる優秀な投手だよ。彼が投げたい場所へ投げたい球種をしっかり投げられるときは、今日みたいな素晴らしいピッチングになるんだ」とベリオスの快投を絶賛。この上ない結果を残したことにより、今後もバッテリーを組む機会が多くなりそうだ。

     攻撃陣はドージャーが初回先頭打者本塁打を含む2本塁打を放ち、3回表にはミゲル・サノーとエドゥアルド・エスコバーにも一発が飛び出した。4本塁打を含む10安打7得点で好投のベリオスを援護し、投打でオリオールズを圧倒。ツインズはオリオールズとの開幕シリーズ(3試合)を2勝1敗で終え、2年連続のポストシーズン進出に向けて好スタートを切った。

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