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  • 元カージナルス・ハミルトン 医師としてウイルスとの戦いへ

    2020.4.9 10:50 Thursday

     2010~2011年にカージナルスでプレイした元一塁手のマーク・ハミルトン(35歳)は、日本時間4月11日に予定より1ヶ月早くドナルド・アンド・バーバラ・ザッカー医科大学を卒業し、医師として新型コロナウイルスとの戦いに挑むことになった。ハミルトンは、「ハミルトン医師」として感染拡大の中心地となっているニューヨークの病院に配属されることが決まっているようだ。

     ハミルトンは、新型コロナウイルスの影響により、予定よりも1ヶ月早く、オンラインでの卒業式で医科大学を卒業することになった。当初は6月に「医師1年生」としての生活をスタートする予定だったが、すでに新型コロナウイルスとの戦いが続くニューヨークの病院に配属されることが決定。配属地の病院の患者の大半は、新型コロナウイルスの感染者であるという。

     ハミルトンは「大学は卒業を早めたけど、最低限の準備は整えられるようにしてくれた」と話しており、医科大学を卒業してすぐ病院に配属されることに対応する態勢は整っているようだ。妻ローレンのほか、9歳と6歳の娘2人と一緒に暮らすハミルトンだが、「感染拡大が止まる気配はない。減速しているかもしれないけど、止まっていない。患者のために僕にできる最大限を尽くすよ」と医師としての使命を口にした。

     2006年のドラフトでカージナルスから全体76位指名を受けたハミルトンは、確実性、パンチ力、選球眼を兼ね備えた好打者として着実にマイナーの階段を上り、2010年にメジャーデビューして9試合に出場。翌2011年は自己最多の38試合に出場したが、メジャーでプレイしたのはこの年が最後だった。2012年はカージナルス、2013年はレッドソックス、2014年はブレーブスのマイナーでプレイし、2014年7月に解雇された時点で医師の道を目指すことを決めた。

     ハミルトンによると、30歳になるまでにメジャーに定着できなければ、プロ野球選手としてのキャリアに区切りをつけ、医師の道を歩むことを決めていたという。2011年にワールドシリーズを制したチームの一員としてチャンピオンリングを受け取っているハミルトンだが、今度は医師としてウイルスとの戦いに挑む。

  • 球団史上最高の二塁手は誰だ!? MLB公式サイトの番記者が選出

    2020.4.8 16:55 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期によって試合がない期間を利用し、各球団の「オールタイム・チーム」を決定する企画を実施している。捕手、一塁手に続く第3弾として、各球団の番記者が球団史上最高の二塁手を決定するファン投票をTwitterで実施中(それぞれの番記者のツイートから投票可能)。ファン投票の結果とは別に、それぞれの番記者が球団の歴代二塁手のなかからトップ5を選出して紹介している。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    【1位】ボビー・グリッチ(1970-76)
    WAR36.0(Baseball-Reference版)は二塁手で球団史上最高。1973年から4年連続ゴールドグラブ賞。
    【2位】ブライアン・ロバーツ(2001-13)
    【3位】ロベルト・アロマー(1996-98)
    【4位】デイビー・ジョンソン(1965-72)
    【5位】リッチ・ダウアー(1976-85)

    レッドソックス
    【1位】ダスティン・ペドロイア(2006-現在)
    ルーキーイヤーからの2年間でMVP、新人王、ワールドシリーズ制覇、ゴールドグラブ賞を手にした史上唯一の選手。
    【2位】ボビー・ドーア(1937-51)
    【3位】ビリー・グッドマン(1947-57)
    【4位】ジョディ・リード(1987-92)
    【5位】マイク・アンドリュース(1966-70)

    ヤンキース
    【1位】トニー・ラゼリ(1926-37)
    1936年5月24日(現地時間)にア・リーグ記録の1試合11打点。5度のワールドシリーズ制覇を経験。
    【2位】ウィリー・ランドルフ(1976-88)
    【3位】ロビンソン・カノー(2005-13)
    【4位】ジョー・ゴードン(1938-46)
    【5位】ボビー・リチャードソン(1955-66)

    レイズ
    【1位】ベン・ゾブリスト(2006-14)
    オールスター・ゲーム選出2度。内外野の全ポジションを守った2009年はMVP投票8位にランクイン。
    【2位】岩村明憲(2007-09)
    【3位】ローガン・フォーサイス(2014-16)
    【4位】ミゲル・カイロ(1998-2000)
    【5位】ブランドン・ロウ(2018-現在)

    ブルージェイズ
    【1位】ロベルト・アロマー(1991-95)
    在籍5年でオールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞5度、ワールドシリーズ制覇2度。2011年にアメリカ野球殿堂入り。
    【2位】アーロン・ヒル(2005-11)
    【3位】オーランド・ハドソン(2002-05)
    【4位】ダマソ・ガルシア(1980-86)
    【5位】マニュエル・リー(1985-92)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    【1位】ネリー・フォックス(1950-63)
    1959年にMVPを受賞。ゴールドグラブ賞3度。1997年にアメリカ野球殿堂入り。背番号「2」は永久欠番。
    【2位】エディ・コリンズ(1915-26)
    【3位】レイ・ダーラム(1995-2002)
    【4位】井口資仁(2005-07)
    【5位】ホルヘ・オルタ(1972-79)

    インディアンス
    【1位】ナップ・ラジョイ(1902-14)
    WAR79.8(Baseball-Reference版)は球団史上最高。2047安打も球団記録。1937年にアメリカ野球殿堂入り。
    【2位】ジョー・ゴードン(1947-50)
    【3位】ロベルト・アロマー(1999-2001)
    【4位】ボビー・アビラ(1949-58)
    【5位】ジェイソン・キプニス(2011-19)

    タイガース
    【1位】チャーリー・ゲーリンジャー(1924-42)
    19年間タイガース一筋。通算WAR78.6(FanGraphs版)は二塁手としてメジャー史上5番目の数字。
    【2位】ルー・ウィテカー(1977-95)
    【3位】イアン・キンズラー(2014-17)
    【4位】プラシド・ポランコ(2005-09)
    【5位】ディック・マコーリフ(1960-73)

    ロイヤルズ
    【1位】フランク・ホワイト(1973-90)
    オールスター・ゲーム選出5度、ゴールドグラブ賞8度。背番号「20」はチームの3つの永久欠番のうちの1つ。
    【2位】ウィット・メリフィールド(2016-現在)
    【3位】クッキー・ロハス(1970-77)
    【4位】マーク・グルジラネック(2006-08)
    【5位】ホゼ・オファーマン(1996-98)

    ツインズ
    【1位】ロッド・カルー(1967-78)
    ツインズ在籍時の通算打率.334は球団史上最高。1969年からの10年間で首位打者7度。1991年にアメリカ野球殿堂入り。
    【2位】ブライアン・ドージャー(2012-18)
    【3位】チャック・ノブロック(1991-97)
    【4位】スティーブ・ロンバードージ(1985-88)
    【5位】ティム・タフェル(1983-85)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    【1位】クレイグ・ビジオ(1988-2007)
    アストロズ一筋20年の殿堂入り二塁手。通算の出場試合、安打、得点、塁打、二塁打、長打の数はいずれも球団記録。
    【2位】ホゼ・アルトゥーベ(2011-現在)
    【3位】ジョー・モーガン(1963-71,80)
    【4位】ビル・ドーラン(1982-90)
    【5位】ジェフ・ケント(2003-04)

    エンゼルス
    【1位】ボビー・グリッチ(1977-86)
    WAR35.1(Baseball-Reference版)は野手では球団史上5番目の数字。ストライキで短縮シーズンの1981年に本塁打王。
    【2位】ハウィー・ケンドリック(2006-14)
    【3位】アダム・ケネディ(2000-06)
    【4位】ボビー・クノップ(1964-69)
    【5位】サンディ・アロマーSr.(1969-74)

    アスレチックス
    【1位】エディ・コリンズ(1906-14,27-30)
    WAR55.9(FanGraphs版)は野手で球団史上3位、二塁手で同1位。1909年からの6年間で打率.345、358盗塁をマーク。
    【2位】マックス・ビショップ(1924-33)
    【3位】マーク・エリス(2002-11)
    【4位】ディック・グリーン(1963-74)
    【5位】ジェッド・ラウリー(2013-14,16-18)

    マリナーズ
    【1位】ブレット・ブーン(1992-93,2001-05)
    2001年に球団史上4位の141打点で打点王。142本塁打、531打点、長打率.479は二塁手による球団記録。
    【2位】ロビンソン・カノー(2014-18)
    【3位】ハロルド・レイノルズ(1983-92)
    【4位】ジョーイ・コーラ(1995-98)
    【5位】フリオ・クルーズ(1977-83)

    レンジャーズ
    【1位】イアン・キンズラー(2006-13)
    1145安打、748得点、249二塁打、23三塁打、156本塁打、539打点はいずれも球団史上10位以内にランクイン。
    【2位】フリオ・フランコ(1989-93)
    【3位】マーク・マクレモア(1995-99)
    【4位】アルフォンゾ・ソリアーノ(2004-05)
    【5位】バンプ・ウィルス(1977-81)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    【1位】マーカス・ジャイルズ(2001-06)
    OPS.809は300試合以上に出場した二塁手のなかで球団史上1位。打率.316、49二塁打の2003年にオールスター・ゲーム選出。
    【2位】トニー・クチネロ(1936-40,42-43)
    【3位】オジー・アルビーズ(2017-現在)
    【4位】フェリックス・ミヤーン(1966-72)
    【5位】グレン・ハバード(1978-87)

    マーリンズ
    【1位】ルイス・カスティーヨ(1996-2005)
    2000年に62盗塁、2003年に48盗塁で盗塁王。2002年に35試合連続安打。オールスター・ゲーム選出3度、ゴールドグラブ賞3度。
    【2位】ダン・アグラ(2006-10)
    【3位】ディー・ゴードン(2015-17)
    【4位】デレク・ディートリック(2013-18)
    【5位】スターリン・カストロ(2018-19)

    メッツ
    【1位】エドガルド・アルフォンゾ(1995-2001)
    得点圏打率.318は球団史上最高。2000年に打率.324、25本塁打、OPS.967の好成績でオールスター・ゲーム選出。
    【2位】ダニエル・マーフィー(2008-15)
    【3位】ウォーリー・バックマン(1980-88)
    【4位】ジェフ・ケント(1992-96)
    【5位】フェリックス・ミヤーン(1973-77)

    フィリーズ
    【1位】チェイス・アトリー(2003-15)
    2004年から2014年までの11年間で記録したWAR62.0(Baseball-Reference版)はメジャー全体で3番目の数字。
    【2位】フアン・サミュエル(1983-89)
    【3位】デーブ・キャッシュ(1974-76)
    【4位】マニー・トリーヨ(1979-82)
    【5位】トニー・テイラー(1960-71,74-76)

    ナショナルズ
    【1位】ホゼ・ビドロ(1997-2006)
    WAR16.5(Baseball-Reference版)は二塁手として球団史上最高。在籍10年間で打率.301を記録したスイッチヒッター。
    【2位】ハウィー・ケンドリック(2017-現在)
    【3位】デライノ・デシールズ(1990-93)
    【4位】ダニエル・マーフィー(2016-18)
    【5位】ダニー・エスピノーザ(2010-16)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    【1位】ライン・サンドバーグ(1982-97)
    不動の正二塁手として活躍。サンドバーグ引退後、カブスでは22年間で13人が開幕戦の二塁手を務めている。
    【2位】ビリー・ハーマン(1931-41)
    【3位】ジョニー・エバース(1902-13)
    【4位】ロジャース・ホーンスビー(1929-32)
    【5位】グレン・ベッカート(1965-73)

    レッズ
    【1位】ジョー・モーガン(1972-79)
    406盗塁は球団史上最多。1975年から2年連続でMVPを受賞。1990年にアメリカ野球殿堂入り。背番号「8」は永久欠番。
    【2位】ブランドン・フィリップス(2006-16)
    【3位】ロニー・フライ(1938-46)
    【4位】ジョニー・テンプル(1952-59,64)
    【5位】ミラー・ハギンス(1904-09)

    ブリュワーズ
    【1位】ジム・ガントナー(1976-92)
    背番号「17」は永久欠番ではないが、ガントナーの引退後、ブリュワーズは「17」をどの選手にも与えていない。
    【2位】リッキー・ウィークス(2003,05-14)
    【3位】フェルナンド・ビーニャ(1995-99)
    【4位】スクーター・ジェネット(2013-16)
    【5位】ロニー・ベリアード(1998-2002)

    パイレーツ
    【1位】ビル・マゼロスキー(1956-72)
    1960年に史上唯一となるワールドシリーズ第7戦(対ヤンキース)でのサヨナラ本塁打。2001年にアメリカ野球殿堂入り。
    【2位】クロード・リッチー(1900-06)
    【3位】ジョニー・レイ(1981-87)
    【4位】レニー・ステネット(1971-79)
    【5位】ニール・ウォーカー(2009-15)

    カージナルス
    【1位】ロジャース・ホーンスビー(1915-26,33)
    打率.359は球団史上最高。1922年と1925年に三冠王。1920年から6年連続で打率、出塁率、長打率、OPSがリーグ1位。
    【2位】レッド・シェーンディーンスト(1945-63)
    【3位】フランキー・フリッシュ(1927-37)
    【4位】トム・ハー(1979-88)
    【5位】コルテン・ウォン(2013-現在)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    【1位】ケテル・マーテイ(2017-現在)
    昨季大ブレイク。打率.329、32本塁打、92打点、10盗塁、OPS.981の好成績でオールスター・ゲームにファン投票で選出。
    【2位】ジェイ・ベル(1998-2002)
    【3位】オーランド・ハドソン(2006-08)
    【4位】アーロン・ヒル(2011-15)
    【5位】ジーン・セグーラ(2016)

    ロッキーズ
    【1位】DJ・レメイヒュー(2012-18)
    2016年に打率.348で首位打者のタイトルを獲得。オールスター・ゲーム選出2度、ゴールドグラブ賞3度。
    【2位】エリック・ヤングSr.(1993-97)
    【3位】松井稼頭央(2006-07)
    【4位】クリント・バーメス(2003-10)
    【5位】ジェイミー・キャロル(2006-07)

    ドジャース
    【1位】ジャッキー・ロビンソン(1947-56)
    メジャー史上初の黒人選手。人種の壁を破った功績をたたえ、背番号「42」は全球団で永久欠番となっている。
    【2位】デイビー・ロープス(1972-81)
    【3位】ジム・ギリアム(1953-66)
    【4位】スティーブ・サックス(1981-88)
    【5位】ジェフ・ケント(2005-08)

    パドレス
    【1位】マーク・ロレッタ(2003-05)
    在籍3年間で打率.314をマーク。在籍時の打率が3割を超えているのはロレッタとトニー・グウィンの2人だけ。
    【2位】ロベルト・アロマー(1988-90)
    【3位】ビップ・ロバーツ(1986-91,94-95)
    【4位】アラン・ウィギンス(1981-85)
    【5位】キルビオ・ベラス(1997-99)

    ジャイアンツ
    【1位】ジェフ・ケント(1997-2002)
    二塁手として放った351本塁打はメジャー史上最多。2000年に打率.334、33本塁打、125打点でMVPを受賞。
    【2位】ラリー・ドイル(1907-16,18-20)
    【3位】フランキー・フリッシュ(1919-26)
    【4位】ロビー・トンプソン(1986-96)
    【5位】レイ・ダーラム(2003-08)

  • 過小評価の殿堂入り選手 死去したケーラインも選出

    2020.4.8 12:10 Wednesday

     日本時間4月8日、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは「過小評価されている殿堂入り選手」から選抜チームを作る特集記事を公開した。そのなかには、昨日85歳で亡くなったばかりのアル・ケーラインの名前も含まれている。なお、指名打者と救援投手は殿堂入り選手の数自体が少ないため、今回の企画では対象外となっている。

     タイガース一筋22年のキャリアを過ごし、「ミスター・タイガー」として知られるケーラインは、投票対象となった初年度の1980年に得票率88.3%で殿堂入りを果たしているものの、ほぼ同年代に活躍したウィリー・メイズやミッキー・マントルと比べると地味な選手だった。カストロビンスは「ケーラインが亡くなったことにより、我々は彼の驚異的なキャリアを正しく評価する機会を得た」と述べている。

     ケーラインに地味な印象があるのは、ヤンキースのような華やかな球団ではなくタイガースでプレイしていたことや、MVPを1度も受賞していないことなどが原因だろう。MVP投票では3位以内に3度ランクインしたことがあるものの、そのときケーラインより上の順位にいたのは全てヤンキースの選手だった(1955年はヨギ・ベラ、1956年はマントルとベラ、1963年はエルストン・ハワード)。

     とはいえ、ケーラインは史上最年少首位打者に輝いた20歳のシーズン(1955年)から現役引退まで20年連続で2ケタ本塁打を継続するなど、毎年コンスタントに数字を積み重ね、打率が.272を下回ったのもデビューイヤーの1953年とキャリア最後の2年だけ。通算WAR92.8(Baseball-Reference版)はケン・グリフィーJr.やウェイド・ボッグス、ジョージ・ブレット、チッパー・ジョーンズ、ジョー・ディマジオといったスター選手たちを上回っている。

     通算3007安打、399本塁打、オールスター・ゲーム選出18度、ゴールドグラブ賞10度、1968年ワールドシリーズ制覇という輝かしいキャリアを過ごしながらも、同年代に活躍したスター選手の陰に隠れて語られることが少ないことを踏まえ、カストロビンスは「過小評価されている殿堂入り選手」の選抜チームの右翼手部門にケーラインを選出している。

     なお、カストロビンスが選出した選抜チームの顔ぶれは以下のようになっている。

    先発投手:バート・ブライレブン(通算WAR94.5)
    捕手:ゲーリー・カーター(同70.1)
    一塁手:ジョニー・マイズ(同71.3)
    二塁手:ジャッキー・ロビンソン(同61.7)
    三塁手:エディ・マシューズ(同96.2)
    遊撃手:アーキー・ボーン(同78.0)
    左翼手:ティム・レインズ(同69.4)
    中堅手:ラリー・ドビー(同49.3)
    右翼手:アル・ケーライン(同92.8)
    ※ロビンソンはメジャー初、ドビーはア・リーグ初の黒人選手

  • アリゾナでのシーズン開幕案についてMLBが公式声明を発表

    2020.4.8 11:10 Wednesday

     「30球団をアリゾナに集めて早ければ5月中にも2020年のレギュラーシーズンが開幕する可能性がある」と各メディアが報じるなか、メジャーリーグ機構は日本時間4月8日、公式の声明文を発表して「決定はしておらず、詳細なプランにも発展していない」と一部での開幕楽観論を牽制した。新型コロナウイルスの感染は依然としてアメリカ国内で拡大を続けており、メジャーリーグ機構は「従業員や選手、ファン、そして社会全体の健康と安全が最重要である」と強調している。

     メジャーリーグ機構は「社会全体の健康状況が改善し、レギュラーシーズンを安全に開始できるという判断になった際にスタートできるよう、現在も多くのプランを検討している」ことを明らかにし、すでに各メディアが報じている通り、「1つの場所で試合を開催することも選択肢の1つとして議論している」とした。しかし、このアリゾナ開催のプランについては「決定はしておらず、詳細なプランにも発展していない」と述べており、現時点ではあくまでも選択肢の1つに過ぎないようだ。

     また、メジャーリーグ機構は、政府や公的な保健機関と定期的に連絡を取り合っているものの、「いずれのプランについても国家や州、地方の機関や選手会からの認可は得ておらず、現時点では認可を求める動きもしていない」ことを明言。あくまでも「従業員や選手、ファン、そして社会全体の健康と安全が最重要である」ことを強調した。そして、「新型コロナウイルスにより社会全体の健康状況が急速に変化するなか、現時点では、試合の開催について特定のフォーマットを支持する準備は整っていない」と慎重な姿勢を示した。

     「必要な対策を講じたうえで、早ければ5月にもキャンプを再開してレギュラーシーズンがスタートする可能性がある」と各メディアが報じたため、2020年のレギュラーシーズン開幕に向けて楽観論が広がりつつあったが、今回の公式声明文はそれを牽制するものであると言えそうだ。

  • もしグリフィーJr.がメッツへのトレードを受諾していたら

    2020.4.7 15:55 Tuesday

     殿堂入りの名外野手、ケン・グリフィーJr.について語るとき、常に「もし彼が故障なくプレイしていたら、バリー・ボンズに代わってハンク・アーロンの記録を塗り替えることができていただろうか」という「ifストーリー」が付いて回る。日本時間4月7日、メジャーリーグ公式サイトでは、マイケル・クレアがグリフィーJr.に関する別の「ifストーリー」の特集記事を公開した。それは「もしグリフィーJr.がメッツに移籍していたらどうなったか」というものだ。

     グリフィーJr.が1999年オフにマリナーズからレッズへトレードで移籍する際、マリナーズはレッズよりも先にメッツとのトレードで合意に達していた。その内容は、メッツがグリフィーJr.を獲得し、オクタビオ・ドテル、アーマンド・ベニテス、ロジャー・セデーニョの3人をマリナーズへ放出するというものだった。

     しかし、グリフィーはメジャーで10年以上プレイし、なおかつ直近5年間を同じチームで過ごしている選手に与えられるトレード拒否権を行使してメッツへの移籍を拒否。最終的にはマイク・キャメロン、ブレット・トムコ、アントニオ・ペレスとのトレードでレッズへの移籍が決定した。

     もしグリフィーJr.がメッツへ移籍していたら、2000年にメッツがワールドシリーズへ進出することはなかっただろう。なぜなら、レギュラーシーズンで15勝を挙げ、カージナルスとのリーグ優勝決定シリーズで16イニングを無失点に抑えてMVPに輝いたマイク・ハンプトンを獲得することができないからだ(メッツはハンプトンとデレク・ベルを獲得する対価としてドテルとセデーニョを含む3選手をアストロズへ放出した)。

     そして、メッツへ移籍しなかったハンプトンをダイヤモンドバックスが獲得していただろう。ダイヤモンドバックスは球団創設2年目の1999年にポストシーズン進出を果たし、オーナーのジェリー・コランジェロはさらなる補強を目指していた。実際には、2000年6月にフィリーズからカート・シリングを獲得し、翌2001年の世界一へと繋げたが、グリフィーJr.がメッツへ移籍していれば、ランディ・ジョンソンとシリングの剛腕コンビは誕生していなかったかもしれない。

     また、メッツは2000年終了後にハンプトンがフリーエージェントとなってロッキーズへ移籍した補償として2001年ドラフト全体38位の指名権を獲得し、デービッド・ライトを指名。もしグリフィーJr.がメッツへ移籍し、ハンプトンがダイヤモンドバックスに加わっていれば、ライトはダイヤモンドバックスに入団することになっていたかもしれない。

     さらに、ダイヤモンドバックスが獲得しなかったシリングをカージナルスが獲得し、ダリル・カイル、アンディ・ベネスとの強力投手陣を武器に2000年のワールドシリーズを制していた可能性もある。実際、カージナルスがシリングの交換要員としてマット・モリスとJ.D.ドリューの2人をオファーしていたことが報じられている。1997年にフィリーズからのドラフト全体2位指名を拒否したドリューだが、グリフィーJr.がメッツへ移籍していれば、フィリーズに入団する可能性もあったというわけだ。

     最後に、グリフィーJr.がメッツへ移籍していれば、2001年にマリナーズが116勝を挙げることはなかっただろう。グリフィーJr.とのトレードでドテルとベニテスを獲得したマリナーズは佐々木主浩の獲得には動かなかっただろうし、イチローと鉄壁の右中間コンビを形成するキャメロンをレッズから獲得することもなかったからだ。

     ただし、グリフィーJr.がメッツへ移籍していたとしても、マリナーズに残留していたとしても、ワールドシリーズ制覇のチャンピオン・リングを手にすることはなかっただろう。クレアは「決して変わらないものもある」という一文で「ifストーリー」の特集記事を締めくくっている。

  • ファンが選ぶ「史上最高のシーズン」は1968年のボブ・ギブソン

    2020.4.7 13:55 Tuesday

     Twitterのアンケート機能を用いて行われていた「史上最高のシーズン」を選ぶ企画が日本時間4月7日に終了し、決勝戦で1968年のボブ・ギブソン(カージナルス)が1923年のベーブ・ルース(ヤンキース)を破って「史上最高のシーズン」に選出された。なお、この企画には日本人選手で唯一、2004年のイチロー(マリナーズ)もノミネートされていたが、準優勝したルースに1回戦で82%対18%の大差で敗れている。

     1968年のギブソンは、34試合に先発して28完投・13完封を記録し、304回2/3を投げて22勝9敗、防御率1.12、268奪三振をマーク。当然のように満票でサイ・ヤング賞を受賞したほか、ピート・ローズ(レッズ)、ウィリー・マッコビー(ジャイアンツ)らを抑えてMVPにも選出された。

     防御率1.12はライブボール時代(1920年以降)で断トツの数字であり、ギブソンに次ぐのは1985年に防御率1.53を記録したドワイト・グッデン(メッツ)。ギブソンはこのグッデンと2回戦で対戦し、77%対23%で圧勝した。

     また、この年のギブソンは、ワールドシリーズ第1戦(対タイガース)で史上最多の17三振を奪って完封勝利。現在に至るまで、ワールドシリーズで1試合15奪三振以上を記録した投手はギブソンだけである。この年のシリーズで記録した35奪三振は、現在も単年のワールドシリーズにおける最多記録となっている。

     さらに、6月6日から7月30日(現地時間)にかけて1失点以下で11試合連続完投勝利を記録(メジャー記録)。このうち8試合は完封勝利であり、合計99イニングを投げて失点はわずか3点だけだった(防御率0.27)。6月と7月の12先発は全て完投勝利を記録し、12勝0敗、防御率0.50という圧巻のパフォーマンスを披露した。

     シーズン防御率1.12だけでも十分に驚異的だが、敵地での16先発では12勝3敗、防御率0.81をマーク。16先発のうち15先発は完投だった。敵地で10試合以上に先発して防御率0点台でシーズンを終えた投手は、メジャーリーグの長い歴史のなかでギブソンしかいない。

     もちろん、各球団のスター選手に対しても支配的なピッチングを見せており、ハンク・アーロンは15打数1安打、ジョニー・ベンチは6打数0安打。両リーグ最多の210安打で打率.335をマークしたローズも8打数0安打に封じた。アーニー・バンクスが13打数3安打、ウィリー・メイズが8打数2安打だったのが目立つ程度である。

     ちなみに、1923年のルースは、152試合に出場して打率.393、41本塁打、130打点、17盗塁、OPS1.309をマーク。しかし、この素晴らしいシーズンでも1968年のギブソンには及ばなかった。なお、今回の企画の各ラウンドの結果は以下のようになっている。

    1回戦
    ベーブ・ルース(1923年) 82%対18% イチロー(2004年)
    バリー・ボンズ(2001年) 80%対20% マーク・マグワイア(1998年)
    ルー・ゲーリッグ(1927年) 90%対10% ブライス・ハーパー(2015年)
    ミッキー・マントル(1956年) 82%対18% リッキー・ヘンダーソン(1990年)
    テッド・ウィリアムス(1941年) 78%対22% ジョー・ディマジオ(1941年)
    マイク・トラウト(2018年) 62%対38% カール・ヤストレムスキー(1967年)
    ロジャース・ホーンスビー(1924年) 59%対41% ウィリー・メイズ(1965年)
    スタン・ミュージアル(1948年) 63%対37% アルバート・プーホルス(2009年)
    ペドロ・マルティネス(2000年) 84%対16% ジェイク・アリエタ(2015年)
    サンディ・コーファックス(1965年) 83%対17% ノーラン・ライアン(1973年)
    ランディ・ジョンソン(2001年) 67%対33% ザック・グレインキー(2015年)
    ボブ・ギブソン(1968年) 89%対11% ロン・ギドリー(1978年)
    ドワイト・グッデン(1985年) 75%対25% ゲリット・コール(2019年)
    トム・シーバー(1971年) 53%対47% スティーブ・カールトン(1972年)
    クレイトン・カーショウ(2014年) 58%対42% ジェイコブ・デグロム(2018年)
    グレッグ・マダックス(1995年) 80%対20% ロジャー・クレメンス(1997年)

    2回戦
    ルース 86%対14% ミュージアル
    ボンズ 58%対42% ホーンスビー
    ゲーリッグ 81%対19% トラウト
    ウィリアムス 74%対26% マントル
    マルティネス 67%対33% マダックス
    コーファックス 58%対42% カーショウ
    ジョンソン 57%対43% シーバー
    ギブソン 77%対23% グッデン

    3回戦
    ルース 53%対47% ウィリアムス
    ゲーリッグ 54%対46% ボンズ
    コーファックス 69%対31% ジョンソン
    ギブソン 60%対40% マルティネス

    準決勝
    ルース 52%対48% ゲーリッグ
    ギブソン 63%対37% コーファックス

    決勝
    ギブソン 55%対45% ルース

  • 「ミスター・タイガー」ケーラインが85歳で死去

    2020.4.7 11:00 Tuesday

     日本時間4月7日、タイガース一筋22年のキャリアで通算3007安打を放ち、1980年にアメリカ野球殿堂入りを果たした名外野手、アル・ケーラインが85歳で亡くなった。1955年に史上最年少の20歳で首位打者となり、オールスター・ゲーム選出18度、ゴールドグラブ賞10度の実績を誇るケーラインは、プロ16年目の1968年にワールドシリーズ制覇を経験。背番号「6」はタイガースの永久欠番となり、「ミスター・タイガー」として多くのファンに愛された。

     ケーラインは高校卒業後、マイナーを経由せずに18歳でメジャーデビュー。プロ3年目の1955年には両リーグ最多の200安打を放ち、.340の高打率で史上最年少での首位打者に輝いた。その後もコンスタントに数字を積み重ね、メジャー22年間で通算2834試合に出場して3007安打、打率.297、498二塁打、399本塁打、1582打点、137盗塁、OPS.855をマーク。出場試合数や本塁打数はタイ・カッブやハンク・グリーンバーグといった名選手を上回る球団史上最多の数字となっている。

     カッブはキャリア最後の2年をフィラデルフィア・アスレチックスで過ごしたが、ケーラインは22年間タイガース一筋。1977年から20年間タイガース一筋でプレイしたアラン・トラメルが登場するまで、20年以上のキャリアをタイガース一筋で過ごした選手はケーラインだけだった。ケーラインは1986年に「タイガース一筋のキャリアを過ごせたことを誇りに思っている。ガムの付録のカードの裏に1球団だけ書いてあるのは見栄えがいいよね」と話していた。

     現役引退後はテレビ解説者や特別顧問としてチームに携わり、タイガースの一員として過ごした期間はなんと67年にも及ぶ。先月もスプリング・トレーニングの施設に姿を見せ、現役選手のジェームス・マッキャンやジョーディ・マーサーなどはケーラインとのツーショットをSNSに投稿して「ミスター・タイガー」の死を悼んだ。

     ちなみに、通算3000安打以上でゴールドグラブ賞を10度以上受賞した選手は、メジャー史上でロベルト・クレメンテ、ウィリー・メイズ、イチロー、そしてケーラインのわずか4人だけである。

  • 古巣でキャリアを終えた名選手たち イチローも登場

    2020.4.6 14:30 Monday

     メジャーリーグの世界では、自身を育ててくれたチームをトレードやフリーエージェントで退団したあと、キャリア晩年に古巣へ復帰するスター選手が数多くいる。昨年の日本開幕シリーズをもって現役を引退したイチローや、そのイチローが憧れたケン・グリフィーJr.もその一例である。メジャーリーグ公式サイトでは、デービッド・アドラーとマット・ケリーの2人が「古巣に戻ってキャリアを終えたスター選手」を特集。そのなかにはもちろん、イチローの名前も登場している。

     今回の特集では「古巣でキャリアを終えた選手」のみが対象となっている。そのため、アスレチックスのリッキー・ヘンダーソンやカブスのグレッグ・マダックス、メッツのトム・シーバーなど、古巣復帰後に別のチームで現役を続行した選手は含まれていない。

     特集記事で真っ先に登場するのがイチローだ。2001年にMVPと新人王を同時受賞したイチローは、2010年まで10年連続でシーズン200安打、オールスター・ゲーム選出、ゴールドグラブ賞を継続し、両リーグ最多安打を記録すること7度。メジャー1年目の2001年と史上最多のシーズン262安打を記録した2004年には首位打者のタイトルも獲得し、2012年途中にヤンキースへトレードされるまで、マリナーズを代表するスター選手として活躍した。その後、マーリンズでメジャー通算3000安打を達成し、2018年にマリナーズへ復帰。2019年3月に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ2連戦が最後の舞台となり、日本のファンからの大歓声を浴びながらキャリアを終えた。

     そのイチローの憧れの存在だったグリフィーJr.は、球史に残る美しいスイングで本塁打を量産し、マリナーズで過ごしたキャリア最初の11シーズンで4度の本塁打王を獲得。1997年にはMVPに選出された。2000年にレッズへ移籍し、ホワイトソックスを経て、2009年にマリナーズへ復帰。復帰初戦で本塁打を放ち、マリナーズでの通算400本塁打も達成した。翌2010年限りで現役を引退し、通算630本塁打は歴代7位の大記録となっている。

     通算7度のサイ・ヤング賞を誇るロジャー・クレメンスも古巣に戻ってキャリアを終えた。1999年から5シーズンにわたってヤンキースでプレイし、2001年に自身6度目のサイ・ヤング賞を受賞したクレメンスは、2004年からの3シーズンはアストロズでプレイ。2007年に44歳でヤンキースに復帰し、18試合(うち17先発)に登板して6勝6敗、防御率4.18を記録したが、これがメジャーでのラストイヤーとなった。

     記事中では、イチロー、グリフィーJr.、クレメンスを含めて10人のスター選手が紹介されており、この3人以外にはバリー・ジート(アスレチックス)、トム・グラビン(ブレーブス)、デニス・エカーズリー(レッドソックス)、ゲーリー・カーター(エクスポズ)、ドン・サットン(ドジャース)、レジー・ジャクソン(アスレチックス)、ミニー・ミニョソ(ホワイトソックス)が登場。このうち、ミニョソは1940年代から1980年代までプレイした「ファイブ・ディケード・プレイヤー」として知られている。

  • パドレスのキンブレル獲得から5年 トレードのその後は?

    2020.4.6 13:35 Monday

     日本時間4月6日、パドレスがブレーブスとのトレードでクレイグ・キンブレルとメルビン・アップトンJr.を獲得してから5年が経過した。当時メジャー最高クラスのクローザーだったキンブレルは、パドレスに加入した2015年、61試合に登板して4勝2敗39セーブ、防御率2.58、奪三振率13.20をマーク。しかし、パドレスは上位争いに加わることはできず、キンブレルは1年限りでパドレスを去ることになった。トレード成立から5年が経過したこのタイミングで、このトレードを振り返ってみよう。

     2014年シーズンに77勝85敗でナショナル・リーグ西部地区3位に終わったパドレスだが、同年8月にGMに就任したA.J.プレラーは、上位争いに加わることを目指して積極的な補強を展開。マット・ケンプ、ウィル・マイヤーズ、ジャスティン・アップトン、デレク・ノリス、ブランドン・マウアー、ウィル・ミドルブルックス、ブランドン・モロー、ジョシュ・ジョンソンなどを次々に獲得し、2015年2月には先発右腕のジェームス・シールズと4年7500万ドルの大型契約を結んだ。

     そして、その大型補強のラストピースとなったのがキンブレルだった。プレラーは、キャメロン・メイビン、マット・ウィスラーなど4選手と2015年ドラフト全体41位の指名権を放出してブレーブスからキンブレルとメルビン・アップトンJr.を獲得。この大型補強の過程でマックス・フリード、ヤスマニ・グランダル、トレイ・ターナーら有望株を手放すことになったが、チームの将来を犠牲にしてでも勝負に出ることを選択した。

     ところが、期待通りの働きを見せた選手はほとんどおらず、32勝33敗という低調なスタートを切ったところでバド・ブラック監督を解任。勝負モードから一転、再建に向けて舵を取り、翌2016年のトレード・デッドラインまでにケンプ、ジャスティン・アップトン、シールズ、キンブレルらが次々にチームを去った。これらの選手の対価としてローガン・アレン、マニュエル・マーゴ、フェルナンド・タティスJr.といった有望株を獲得しており、勝負モードへの転換が失敗に終わると即座にチームの立て直しに動いた点については一定の評価をされている。

     ちなみに、ブレーブスはこのトレードで得た2015年ドラフト全体41位の指名権でオースティン・ライリーを獲得。メジャー最初の34試合で12本塁打を放つ鮮烈なデビューを飾ったのは記憶に新しいところである。もしパドレスがこの指名権を保持してライリーを指名していれば、マニー・マチャドがパドレスに加わることはなかったかもしれない。

  • 各球団の最年少本塁打記録保持者 アップトンは兄弟で登場

    2020.4.6 11:50 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、30球団の最年少本塁打記録保持者を紹介する特集記事を公開した。情報はエリアス・スポーツ・ビューローが提供するデータに基づいており、1900年以降が対象となっている。

     現役選手で球団別の最年少本塁打本塁打記録を保持しているのは、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ジュリクソン・プロファー(パドレス)、フアン・ソト(ナショナルズ)、ジャスティン・アップトン(エンゼルス)の4人。ゲレーロJr.は昨年5月14日(現地時間・以下同)に20歳59日、ソトは2018年5月21日にそれぞれメジャー初本塁打を放った。プロファーとアップトンは現在所属している球団の記録保持者ではなく、前者はレンジャーズ、後者はダイヤモンドバックスの記録保持者となっている。

     メジャー全体の最年少本塁打記録は、トミー・ブラウンによる17歳257日である。1927年生まれのブラウンは、1944年に16歳でメジャーデビューを果たし、翌1945年8月20日にメジャー初本塁打を放った。1951年の途中までドジャースでプレイしたブラウンはその後、フィリーズとカブスに在籍し、メジャー通算31本塁打を記録。1951年の10本塁打がキャリアハイだった。

     また、ダイヤモンドバックスの記録保持者であるアップトンの兄、メルビン・アップトンJr.も2004年8月17日に19歳362日でメジャー初本塁打を放ち、レイズの球団記録保持者となっている。メルビンは2002年ドラフト全体2位、ジャスティンは2005年ドラフト全体1位で指名されてプロ入りしており、「メジャー史上最高位でドラフト指名された兄弟」である。

     なお、球団別の最年少本塁打記録は以下の通り。ちなみに、アストロズの記録保持者であるラリー・ダーカーは投手であり、球団史上最年少本塁打を放った1965年8月3日の試合で先発して勝利投手となっている。

    オリオールズ:ウェイン・コージー(18歳173日/1955年6月17日)
    レッドソックス:ジェリー・モーゼス(18歳289日/1965年5月25日)
    ヤンキース:ボビー・マーサー(19歳117日/1965年9月14日)
    レイズ:メルビン・アップトンJr.(19歳362日/2004年8月17日)
    ブルージェイズ:ブラディミール・ゲレーロJr.(20歳59日/2019年5月14日)

    ホワイトソックス:キャス・マイケルズ(19歳101日/1945年6月13日)
    インディアンス:パット・シーレイ(20歳95日/1943年6月20日)
    タイガース:タイ・カッブ(18歳279日/1905年9月23日)
    ロイヤルズ:クリント・ハードル(20歳50日/1977年9月18日)
    ツインズ:ジャック・カルボ(18歳359日/1913年6月5日)

    アストロズ:ラリー・ダーカー(18歳315日/1965年8月3日)※投手
    エンゼルス:エド・カークパトリック(18歳280日/1963年7月15日)
    アスレチックス:ルー・マローン(18歳174日/1915年9月3日)
    マリナーズ:ケン・グリフィーJr.(19歳140日/1989年4月10日)
    レンジャーズ:ジュリクソン・プロファー(19歳195日/2012年9月2日)

    ブレーブス:ビル・サウスワース(18歳329日/1964年10月4日)
    マーリンズ:エドガー・レンテリア(19歳309日/1996年6月11日)
    メッツ:エド・クレインプール(18歳162日/1963年4月19日)
    フィリーズ:ジョニー・ラッシュ(18歳336日/1904年9月8日)
    ナショナルズ:フアン・ソト(19歳208日/2018年5月21日)

    カブス:ダニー・マーフィー(18歳21日/1960年9月13日)
    レッズ:ピート・シュナイダー(19歳29日/1914年9月18日)※投手
    ブリュワーズ:ロビン・ヨーント(18歳209日/1974年4月13日)
    パイレーツ:ボビー・デルグレコ(19歳63日/1952年6月9日)
    カージナルス:ディック・スコフィールド(18歳221日/1953年8月16日)

    ダイヤモンドバックス:ジャスティン・アップトン(19歳347日/2007年8月7日)
    ロッキーズ:ロベルト・メヒア(21歳100日/1993年7月23日)
    ドジャース:トミー・ブラウン(17歳257日/1945年8月20日)
    パドレス:ロベルト・アロマー(20歳85日/1988年4月30日)
    ジャイアンツ:メル・オット(18歳138日/1927年7月18日)

  • スト明けで144試合制の1995年 どんなシーズンだった?

    2020.4.5 15:15 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトでは、新型コロナウイルスの感染拡大によってレギュラーシーズンの開幕が延期されている期間を利用して、過去を振り返る企画を次々に展開している。日本時間4月5日にはウィル・レイッチが、ストライキ明けで144試合制の短縮シーズンとして開催された1995年を特集する記事を公開。近鉄バファローズを退団して海を渡った野茂英雄(ドジャース)のデビューイヤーとなったこの年は、どんなシーズンだったのだろうか。

     労使交渉のもつれによって1994年のシーズンが8月に中止され、代替選手による強行開催の可能性も取り沙汰された1995年のシーズンだが、144試合に短縮する形で4月末に無事開幕を迎えた。しかし、ストライキの影響によるファン離れは深刻で、平均観客動員数は前年から1試合あたり6000人減となる25021人まで減少。しかし、野茂の鮮烈なデビュー、カル・リプケンJr.(オリオールズ)の連続試合出場メジャー記録更新、「打者天国」クアーズ・フィールドの開場など、明るいニュースも少なくなかった。ワイルドカードのチームがポストシーズンに初出場したのもこの年である。

     前年、地区首位を快走しながらもストライキによりポストシーズン進出を逃したエクスポズ(現ナショナルズ)は、財政難によりラリー・ウォーカー、マーキス・グリッソム、ジョン・ウェッテランド、ケン・ヒルといった主力選手を次々に放出。成績は前年の74勝40敗から66勝78敗へと悪化し、ワシントンD.C.へ移転してナショナルズと改名したあとの2012年までポストシーズンに出場できなかった。

     一方、エクスポズからウォーカーを獲得したロッキーズは、ダンテ・ビシェット、ビニー・カスティーヤらを中心とした打線が「打者天国」で猛威を振るい、球団創設3年目にしてワイルドカードでポストシーズンに進出。地区シリーズでブレーブスに敗れたものの、躍進の1年となった。

     エドガー・マルティネス、ティノ・マルティネス、ジェイ・ビューナー、ランディ・ジョンソンらが活躍したマリナーズは、エンゼルスとのタイブレーカーを制して地区優勝。地区シリーズ第5戦ではエドガー・マルティネスが「ザ・ダブル」として知られるサヨナラタイムリー二塁打を放ってヤンキースを破り、リーグ優勝決定シリーズに進出したが、現在に至るまでワールドシリーズ未経験となっている。

     インディアンスは主砲のアルバート・ベルが史上唯一となる50二塁打&50本塁打を達成する大活躍を見せ、ジム・トーメイ、エディ・マレー、マニー・ラミレス、カルロス・バイエガ、オマー・ビスケル、ケニー・ロフトンなど、打線にはスター選手がズラリ。守護神ホゼ・メサも46セーブ、防御率1.13をマークし、最速で地区優勝を決めてワールドシリーズまで進出したが、世界一にはなれなかった。

     そのインディアンスを破って世界一に輝いたのはブレーブス。グレッグ・マダックスを中心とした投手陣とライアン・クレスコらを擁する打線のバランスが良く、ナショナル・リーグ東部地区で2位に21ゲーム差をつける独走だった。ポストシーズンも順調に勝ち進み、ミルウォーキー時代の1957年以来となる世界一。しかし、1991年からの14季連続ポストシーズン進出という黄金期のなかで、世界一になったのはこの年だけだった。

     このほか、ヤンキースの大スター、ミッキー・マントルの死去、バスケットボール界の大スター、マイケル・ジョーダンがメジャーリーグ挑戦を断念してシカゴ・ブルズに復帰するなど、話題には事欠かなかった。1995年シーズンの結果と、レイッチが独自に選出した「オールMLBチーム」は以下の通りである。

    ◆1995年シーズンの結果
    ALDS:マリナーズ3勝vsヤンキース2勝/インディアンス3勝vsレッドソックス0勝
    NLDS:ブレーブス3勝vsロッキーズ1勝/レッズ3勝vsドジャース0勝
    ALCS:インディアンス4勝(リーグ優勝)vsマリナーズ2勝
    NLCS:ブレーブス4勝(リーグ優勝)vsレッズ0勝
    WS:ブレーブス4勝(世界一)vsインディアンス2勝
    MVP:モー・ボーン(レッドソックス)/バリー・ラーキン(レッズ)
    サイ・ヤング賞:ランディ・ジョンソン(マリナーズ)/グレッグ・マダックス(ブレーブス)
    新人王:マーティ・コルドバ(ツインズ)/野茂英雄(ドジャース)

    ◆オールMLBチーム
    捕手:マイク・ピアッツァ(ドジャース)
    一塁手:フランク・トーマス(ホワイトソックス)
    二塁手:チャック・ノブロック(ツインズ)
    三塁手:ジム・トーメイ(インディアンス)
    遊撃手:ジョン・バレンティン(レッドソックス)
    外野手:バリー・ボンズ(ジャイアンツ)
    外野手:アルバート・ベル(インディアンス)
    外野手:ティム・サーモン(エンゼルス)
    指名打者:エドガー・マルティネス(マリナーズ)
    先発投手:グレッグ・マダックス(ブレーブス)
    先発投手:ランディ・ジョンソン(マリナーズ)
    先発投手:野茂英雄(ドジャース)
    先発投手:マイク・ムシーナ(オリオールズ)
    救援投手:ホゼ・メサ(インディアンス)
    救援投手:トム・ヘンキー(カージナルス)

  • 名スカウト「私が見てきたなかでベストの投手はテイラー」

    2020.4.5 12:45 Sunday

     53年間にわたって数多くの選手を見てきた名スカウトのロン・リッジだが、ベストの選手を目にしてから30年近くが経過しているという。リッジは、誰がベストの選手だったかを尋ねられると迷わず「私が見てきたなかでベストの投手はブライエン・テイラーだった」と答える。しかし、リッジが「彼は野球の歴史のなかでも最も優れた投手の1人だった」と言うほどの逸材だったテイラーは、メジャーに昇格することができないままプロ野球選手としてのキャリアを終えている。

     ノースカロライナ州のイースト・カータレット高校に在籍していたテイラーは、身長190センチ、体重99キロという大型左腕だった。リッジは「ブリュワーズで働き始めたばかりのときに、最初に見に行ったのがブライエン・テイラーだった」と当時を振り返る。「彼は打者全員を三振に仕留めて完全試合を達成したんだ。最後の1球は98マイルだった」とリッジ。その衝撃はすさまじく、電話をかけてきたスカウト部長に「信じられません」と伝えたほどだった。

     選手の評価をする際に、アメリカでは一般的に20から80のあいだの点数が付けられる。スカウト部長からテイラーの点数を尋ねられたリッジは「72」と回答。リッジによると、53年間のスカウト生活において70以上の点数を付けた選手はテイラー以外に皆無だという。「ほかの選手の視察に訪れる際、テイラーの存在を脳内から消し去るのに数ヶ月もの時間が必要だった」と語るほどの衝撃だった。

     84イニングで200以上の三振を奪い、被安打18、与四球24という圧倒的なパフォーマンスを見せたテイラーは、1991年のドラフトで全体1位の指名権を持っていたヤンキースに指名され、当時の最高額となる155万ドルの契約金を手にしてプロ入りした。「ベースボール・アメリカ」誌のプロスペクト・ランキングでも1992年開幕前に全体1位という評価を受けたテイラーだが、この男がメジャーのマウンドに上がることはなかった。

     プロ1年目の1992年にA+級で27試合に先発して161回1/3を投げ、6勝8敗、防御率2.57、187奪三振をマークしたテイラーは、翌1993年もAA級で27試合に先発して163回を投げ、13勝7敗、防御率3.48、150奪三振と着実な成長を見せた。ところが、1993年オフにフィールド外でのトラブルによって左肩を負傷し、キャリアが暗転。1994年を全休したあと、1995年はルーキー級での11先発で防御率6.08に終わり、その後もA級以上の階級でプレイすることなく、インディアンス傘下のマイナーでプレイした2000年を最後にプロ野球選手としてのキャリアに幕を閉じた。

     それでもリッジは「彼がベストの投手だった」と断言する。野球の世界に「たられば」は禁物だが、もしテイラーが左肩を壊していなかったら、どんなキャリアを過ごしていたのだろうか。

  • バーランダー&アップトン夫妻が週給を慈善団体へ寄付

    2020.4.5 11:25 Sunday

     日本時間4月5日、アストロズのジャスティン・バーランダーは自身のインスタグラムを更新し、レギュラーシーズンの開幕が延期されているあいだも得られる週給を、新型コロナウイルスの救援活動を手助けするために様々な慈善団体へ寄付することを発表した。バーランダーは、スーパーモデルでもある妻のケイト・アップトンと相談し、困難に直面する世界を手助けするために寄付を行うことを決めた。

     バーランダーは「間違いなく、現在は世界中にとって極めて困難な時間だ。困っている人々がたくさんいる。病気との戦いの最前線にいる人もいれば、自宅にいることを強いられている人や職を失って食料や水といった生活必需品を必要としている人もいる。僕たちは給料を寄付することに決めた」とコメント。アップトンによると、バーランダー夫妻は毎週異なる団体に寄付をする予定であり、寄付先として選んだ団体の活動も紹介していくつもりだという。

     バーランダーはさらに「もう少し待っていてほしい。最初の給料をもらったらすぐに最初の寄付先の団体を発表する予定だ」と今後の方針について語り、「みなさん安全に過ごしてください」とファンへのメッセージを残した。

     メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開幕が延期となっている2020年のレギュラーシーズンについて、今後の運営方法に関してすでに合意に達しており、そのなかには試合がない期間の選手のサラリーに関する項目も含まれている。バーランダーは1日あたり4775ドル、60日間トータルで28万6500ドルを受け取る予定であり、これを毎週寄付することになる。

     アストロズでは、バーランダー以外にも各選手が寄付などの社会貢献の動きを見せている。日本時間4月4日にはオールスター二塁手のホゼ・アルトゥーベと妻ニーナが球団の基金と協力し、子供に食事を提供している地元ヒューストンの慈善団体に6万食を寄付することを発表した。

  • 新人王受賞者によるベストナイン イチローも選出

    2020.4.4 13:00 Saturday

     メジャーリーグではこれまでにフランク・ロビンソン、ウィリー・メイズ、ジョニー・ベンチといった球史に残る名選手たちが新人王を受賞してきた。現役選手のなかでも、マイク・トラウト(エンゼルス)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、コディ・ベリンジャー(ドジャース)、クレイグ・キンブレル(カブス)といったスター選手たちが新人王受賞者のリストに名を連ねている。日本時間4月4日、メジャーリーグ公式サイトのリチャード・ジャスティスは、これらの新人王受賞者のなかからベストナインを選出する特集記事を公開。2001年にアメリカン・リーグの新人王を受賞したイチローも「新人王ベストナイン」に選出された。

     今回の企画では、新人王を受賞した選手のそのシーズンの成績のみが選考対象となっている。新人王は1947年に制定され、黒人メジャーリーガー第1号となったジャッキー・ロビンソンが初代受賞者となり、1987年にはロビンソンの名前が冠せられるようになった(ジャッキー・ロビンソン賞)。したがって、今回の企画では1936年と1939年にそれぞれ大活躍を見せたジョー・ディマジオとテッド・ウィリアムスなど、新人王制定以前のルーキーは含まれていない。

     ジャスティスが選出したベストナインのなかで、賛否が大きく分かれるのは一塁手部門だろう。ジャスティスは、新人最多記録の53本塁打を放った2019年のピート・アロンゾや打率.329、37本塁打、130打点をマークした2001年のアルバート・プーホルスではなく、1947年のロビンソンを選出。純粋な個人成績ではアロンゾやプーホルスに及ばないものの、「彼のパフォーマンスは数字では測れない」とロビンソンの功績をたたえている。

     また、外野手部門では2012年のトラウトとともに、2001年のイチローと1975年のフレッド・リンが選出されている。新人王とMVPを同時受賞したのはメジャーリーグの長い歴史のなかでイチローとリンの2人だけであり、打率.326、30本塁打、49盗塁をマークしたトラウトも、ミゲル・カブレラが三冠王でなければMVPに選出されていたはずだ。MVPに値する活躍を見せた3人による極めて強力な外野トリオとなった。

     ジャスティスが選出した「新人王ベストナイン」の顔ぶれは以下の通り。

    捕手
    マイク・ピアッツァ(1993年・ドジャース)
    149試合 打率.318 35本塁打 112打点 3盗塁 OPS.932

    一塁手
    ジャッキー・ロビンソン(1947年・ドジャース)
    151試合 打率.297 12本塁打 48打点 29盗塁 OPS.810

    二塁手
    ダスティン・ペドロイア(2007年・レッドソックス)
    139試合 打率.317 8本塁打 50打点 7盗塁 OPS.823

    三塁手
    ディック・アレン(1964年・フィリーズ)
    162試合 打率.318 29本塁打 91打点 3盗塁 OPS.939

    遊撃手
    コリー・シーガー(2016年・ドジャース)
    157試合 打率.308 26本塁打 72打点 3盗塁 OPS.877

    外野手
    マイク・トラウト(2012年・エンゼルス)
    139試合 打率.326 30本塁打 83打点 49盗塁 OPS.963

    外野手
    イチロー(2001年・マリナーズ)
    157試合 打率.350 8本塁打 69打点 56盗塁 OPS.838

    外野手
    フレッド・リン(1975年・レッドソックス)
    145試合 打率.331 21本塁打 105打点 10盗塁 OPS.967

    指名打者
    ヨルダン・アルバレス(2019年・アストロズ)
    87試合 打率.313 27本塁打 78打点 0盗塁 OPS1.067

    先発投手
    マーク・フィドリッチ(1976年・タイガース)
    31試合 19勝9敗0セーブ 防御率2.34 250回1/3 97奪三振

    救援投手
    クレイグ・キンブレル(2011年・ブレーブス)
    79試合 4勝3敗46セーブ 防御率2.10 77回 127奪三振

  • 各球団の次代のエースは誰だ!? MLB公式サイトが特集

    2020.4.4 11:45 Saturday

     ヤンキースが9年3億2400万ドルという大金を投じてゲリット・コールを獲得したように、ワールドシリーズ制覇を目指すうえで絶対的エースの存在は必要不可欠である。絶対的エースをフリーエージェントやトレードで外部から補強することも可能だが、理想は生え抜きのエースを育て上げること。メジャーリーグ公式サイトでは、30球団の番記者が各球団の「次代のエース」候補を1人ずつ選出して紹介している。

     「次代のエース」候補として選出された30人のなかで、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ジャック・フラハティ(カージナルス)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)はすでにそれに近い位置にいる。タイラー・グラスノー(レイズ)も今季の活躍次第では近いうちにエースと呼ばれるようになるだろう。

     アーロン・シバーレ(インディアンス)、グリフィン・キャニング(エンゼルス)、ランス・マカラーズJr.(アストロズ)、ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)、タイラー・ビーディ(ジャイアンツ)といった若手投手や新人王候補の1人であるヘスス・ルザード(アスレチックス)も順当に選出。ケーシー・マイズ(タイガース)、スペンサー・ハワード(フィリーズ)、マッケンジー・ゴア(パドレス)などのトップ・プロスペクトも名を連ねた。

     注目したいのは100マイル超の速球を武器とするネイト・ピアソン(ブルージェイズ)だ。変化球の質や制球力にはまだ課題を残すものの、昨季はマイナー3階級で合計101回2/3を投げ、防御率2.30、被打率.176、WHIP0.89、奪三振率10.53をマーク。今年のオープン戦でも4試合に登板して防御率1.29、奪三振率14.14と結果を残した。順調にいけば今季中にメジャーデビューする見込みであり、シーズンが終わるころにはエースと呼ばれるようになっているかもしれない。

     なお、各球団の番記者が選出した「次代のエース」候補30人は以下の通り。

    オリオールズ:グレイソン・ロドリゲス
    レッドソックス:ノア・ソング
    ヤンキース:クラーク・シュミット
    レイズ:タイラー・グラスノー
    ブルージェイズ:ネイト・ピアソン

    ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト
    インディアンス:アーロン・シバーレ
    タイガース:ケーシー・マイズ
    ロイヤルズ:ジャクソン・カワー
    ツインズ:ジョーダン・バラゾビック

    アストロズ:ランス・マカラーズJr.
    エンゼルス:グリフィン・キャニング
    アスレチックス:ヘスス・ルザード
    マリナーズ:ローガン・ギルバート
    レンジャーズ:ハンス・クラウス

    ブレーブス:イアン・アンダーソン
    マーリンズ:シクスト・サンチェス
    メッツ:マシュー・アラン
    フィリーズ:スペンサー・ハワード
    ナショナルズ:アンドリー・ララ

    カブス:ブライリン・マルケス
    レッズ:ハンター・グリーン
    ブリュワーズ:コービン・バーンズ
    パイレーツ・ミッチ・ケラー
    カージナルス:ジャック・フラハティ

    ダイヤモンドバックス:ザック・ギャレン
    ロッキーズ:ライアン・ロリソン
    ドジャース:ウォーカー・ビューラー
    パドレス:マッケンジー・ゴア
    ジャイアンツ:タイラー・ビーディ

  • MLB選手会 マイナー契約の招待選手に最大5万ドルを前払いへ

    2020.4.4 11:00 Saturday

     日本時間4月4日、AP通信が報じたところによると、メジャーリーグ選手会は各球団とマイナー契約を結んで招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していた約370選手に対し、最大5万ドルを前払いすることを決定した。全てのマイナー選手は5月31日(現地時間)までメジャーリーグ機構から1週間あたり400ドルを受け取れることになっているが、選手会からの前払い分はこれとは別に支給されるという。

     新型コロナウイルスの感染拡大により2020年レギュラーシーズンの開幕が延期となるなか、選手たちへの経済的支援・保障の枠組みが次々に決定している。今回、選手会が決定した招待選手への最大5万ドルの前払いは、フェリックス・ヘルナンデス(ブレーブス)、マット・ケンプ(マーリンズ)、パブロ・サンドバル(ジャイアンツ)、ニール・ウォーカー(フィリーズ)、デレク・ホランド(パイレーツ)、ジェリー・ブレビンス(ジャイアンツ)、エドウィン・ジャクソン(ダイヤモンドバックス)、クリス・アイアネッタ(ヤンキース)、ブランドン・モロー(カブス)、ジョナサン・ルクロイ(レッドソックス)、トレバー・ケーヒル(ジャイアンツ)といったベテラン選手たちも対象となる。

     最低1日でもメジャー登録日数がある選手は5000ドルを受け取ることができる。メジャー登録日数が1年以上の選手は7500ドル、2年以上の選手は15000ドル、3年以上の選手は25000ドル、6年以上の選手は50000ドルとなる。ただし、この前払い金の受け取りは任意であり、経済的に余裕のある選手は受け取りを辞退することもできる。また、スプリング・トレーニング中止が発表された翌日の3月13日(現地時間)の時点でチームに残っていた選手のみが対象となる。

     メジャーリーグ機構は4~5月分のサラリーとして1億7000万ドルを前払いすることをすでに発表しており、メジャー契約を結んでいる選手は契約状況に応じて15000ドル~28万6500ドルを受け取ることができる。マイナー契約の選手はこの対象とならないため、こうした選手たちを救済するための枠組みの調整が進められていた。

  • 「真のドラフト全体1位指名」はボンズ? MLB公式サイトが特集

    2020.4.3 13:35 Friday

     メジャーリーグ公式サイトではジム・キャリス、ジョナサン・マヨ、マイク・ローゼンバームの3人が興味深い企画の特集記事を公開している。ドラフトが開始された1965年以降に全体10位以内で指名された選手を対象として3人がドラフトを実施し、野手8人(各ポジション1人)と投手2人(左右1人ずつ)のドリームチームを作るという企画だ。各年の全体10位以内に指名された選手のなかから真っ先に指名されたのはバリー・ボンズだった。

     今回の企画には「各ポジション1人ずつを指名する」「各年の全体10位以内に指名された選手が対象」のほかにもう1つルールが決められており、全体1位指名選手から全体10位指名選手までを必ず1人ずつ指名しなければならない。たとえば、ボンズは1985年にパイレーツから全体6位で指名されたため、ボンズを指名したあとはほかの年度の全体6位指名選手は指名できなくなる。

     指名はローゼンバーム、キャリス、マヨの順に完全ウエーバー制で行われ、10巡目の最後にローゼンバームが指名したところで終了。各チーム10人、合計30人の選手が指名された。それでは、ラウンドごとに各チームの指名選手を見ていこう(通算WARの数値はBaseball-Referenceのものを使用)。

    1巡目
    ローゼンバーム:バリー・ボンズ外野手(1985年6位・WAR162.8)
    キャリス:アレックス・ロドリゲス三塁手(1993年1位・WAR117.5)
    マヨ:ポール・モリター二塁手(1977年3位・WAR75.7・殿堂入り)

    2巡目
    マ:クレイトン・カーショウ投手(2006年7位・WAR67.9・現役)
    キ:フランク・トーマス一塁手(1989年7位・WAR73.8・殿堂入り)
    ロ:チッパー・ジョーンズ三塁手(1990年1位・WAR85.3・殿堂入り)

    3巡目
    ロ:ジャスティン・バーランダー投手(2004年2位・WAR71.6・現役)
    キ:ロビン・ヨーント外野手(1973年3位・WAR77.3・殿堂入り)
    マ:ケン・グリフィーJr.外野手(1987年1位・WAR83.8・殿堂入り)

    4巡目
    マ:レジー・ジャクソン外野手(1966年2位・WAR74.0・殿堂入り)
    キ:テッド・シモンズ捕手(1967年10位・WAR50.3・殿堂入り)
    ロ:バリー・ラーキン遊撃手(1985年4位・WAR70.5・殿堂入り)

    5巡目
    ロ:マーク・マグワイア一塁手(1984年10位・WAR62.2)
    マ:デレク・ジーター遊撃手(1992年6位・WAR71.3・殿堂入り)
    キ:デーブ・ウィンフィールド外野手(1973年4位・WAR64.2・殿堂入り)

    6巡目
    キ:ハビアー・バイエズ二塁手(2011年9位・WAR16.8・現役)
    マ:ケビン・エイピアー投手(1987年9位・WAR54.5)
    ロ:バスター・ポージー捕手(2008年5位・WAR41.8・現役)

    7巡目
    ロ:バリー・ジート投手(1999年9位・WAR31.9)
    キ:ライアン・ブラウン外野手(2005年5位・WAR46.8・現役)
    マ:デール・マーフィー外野手(1974年5位・WAR46.5)

    8巡目
    マ:サーマン・マンソン捕手(1968年4位・WAR46.0)
    キ:フランシスコ・リンドーア遊撃手(2011年8位・WAR27.6・現役)
    ロ:ロニー・スミス外野手(1974年3位・WAR38.5)

    9巡目
    ロ:ニック・マーケイキス外野手(2003年7位・WAR34.2・現役)
    キ:ザック・グレインキー投手(2002年6位・WAR71.0・現役)
    マ:トッド・ヘルトン一塁手(1995年8位・WAR61.8)

    10巡目
    マ:ロビン・ベンチュラ三塁手(1988年10位・WAR56.1)
    キ:グレッグ・スウィンデル投手(1986年2位・WAR30.5)
    ロ:トッド・ウォーカー二塁手(1994年8位・WAR10.5)

    ※キャリスとマヨは14番目&17番目の指名権と15番目&16番目の指名権をトレードした。そのため、5巡目と6巡目は指名順がほかと異なっている。

     WARの合計はマヨの637.6が最高で、ローゼンバームが609.3、現役選手4人を指名したキャリスは575.8となった。ローゼンバームは「入手できるベストの選手を指名するのは簡単なこと」と迷わずボンズを指名。キャリスは「ボンズに次いで2番目に優れた選手」としてロドリゲスを1巡目で指名し、マヨは「層が薄いポジション(二塁手)を1巡目で指名することにした」とモリターを選択した。

     マヨが6巡目で指名したエイピアーは2ケタ勝利を10度記録し、通算169勝をマークした右腕で、ドラフト全体9位指名としては史上最高の通算WARを記録している。マヨはドワイト・グッデン(1982年5位・WAR53.0)と迷いつつも、WARでわずかに上回るエイピアーを選択した。

     ローゼンバームは7巡目終了時点で外野手をボンズしか指名しておらず、8巡目で通算370盗塁のスミス、9巡目で通算2355安打のマーケイキスを慌てて指名。ほかの2チームに比べると寂しい外野陣となってしまったが、ボンズのおかげで外野手3人の平均WARは80近い数字になっている。

     キャリスが10巡目で指名したスウィンデルは2ケタ勝利を6度記録し、通算123勝をマークした左腕。キャリア後半はリリーフに転向し、2001年にはダイヤモンドバックスの世界一にも貢献した。

     そして、ローゼンバームは最後にウォーカーを指名。「すべてのポジションと順位で良い指名をすることはできない」と言い訳しつつ、指名された30人のなかでWARが最も低いウォーカーを指名して「全体8位」と「二塁手」の2つの穴を埋めた。

  • 1995年ア・リーグMVPの再投票 MLB公式サイトが特集

    2020.4.3 11:50 Friday

     1995年のアメリカン・リーグMVP投票は、モー・ボーン(レッドソックス)がアルバート・ベル(インディアンス)をわずか8ポイント差でかわし、自身唯一となるMVPを受賞した。しかし、このMVP争いはこれほど僅差になるべきだったのだろうか。また、勝者は正しかったのだろうか。メジャーリーグ公式サイトでは、13人のライターが再投票を実施。マーク・フェインサンドが特集記事でその結果を公開している。

     この年のMVP投票では、28人の投票者から1位票をボーンが12票、ベルが11票獲得。エドガー・マルティネス(マリナーズ)に4票、ホゼ・メサ(インディアンス)にも1票が入った。また、ボーンとベルは28人の投票者全員から3位までの投票を得た。この年のMVP投票の実際の結果は以下のようになっている。

    1位 モー・ボーン(レッドソックス)
    2位 アルバート・ベル(インディアンス)
    3位 エドガー・マルティネス(マリナーズ)
    4位 ホゼ・メサ(インディアンス)
    5位 ジェイ・ビューナー(マリナーズ)

     この年のインディアンスは、144試合制の短縮シーズンでありながらシーズン100勝(44敗)をマークし、2位に30ゲームの大差をつけて地区優勝を果たした。その強力打線の中心となったベルは、いずれもリーグ1位の50本塁打、126打点、52二塁打、121得点、長打率.690を記録する大活躍。シーズン50二塁打&50本塁打を達成したのは、メジャー史上でこの年のベルが唯一である。

     一方、MVP受賞者となったボーンも、地区優勝を果たしたレッドソックスの主砲として打率.300、39本塁打、126打点の好成績をマーク。ベルと並んで打点王のタイトルを手にしたが、それ以外にリーグ1位の部門は三振(150)だけだった。

     単純に個人成績だけを比較すれば、ベルが圧勝してもおかしくないように見えるが、問題児として名をはせたベルの人間性を嫌う記者が多く、また、ベルが前年にコルクバット使用で出場停止処分を受けていたことも逆風となった。ボーン自身も「成績だけじゃない。性格も重要なんだね」と成績以外の要素が投票に影響を与えていたことを認めたほどだ。

     では、メジャーリーグ公式サイトのライター13人が現在の価値基準で投票した結果はどのようになったのか。トップ5は以下の通りである。

    1位 アルバート・ベル(インディアンス)
    2位 エドガー・マルティネス(マリナーズ)
    3位 ランディ・ジョンソン(マリナーズ)
    4位 ティム・サーモン(エンゼルス)
    5位 フランク・トーマス(ホワイトソックス)

     再投票の結果、1位票8、2位票4、3位票1を獲得したベルが1位となった。実際の投票で3位だったマルティネスが2位、同6位のジョンソンが3位、同7位のサーモンが4位、同8位のトーマスが5位へ順位を上げている点にも注目だ。一方、実際の受賞者であるボーンはトップ5に入ることができず、6位に終わった。

     フェインサンドは「投票者たちは、ストーリー性や性格に関連した問題よりも選手のスタッツを入念に調べるようになった」と結論付けた。もちろん、1995年の投票結果が間違いというわけではない。選手を評価する各種の指標がまだ発達していなかった時代ならではの出来事の1つと言えるのではないだろうか。

  • 名外野手・エドモンズ 新型コロナ陽性も現在は回復

    2020.4.3 11:00 Friday

     元オールスター外野手で、現在は「FOX Sports Midwest」の解説者を務めているジム・エドモンズは、現地時間4月1日の夜にSNSを更新し、新型コロナウイルスに感染したことを公表した。現在49歳のエドモンズは、呼吸困難で緊急治療室に入ったことを先週末にインスタグラムで明らかにし、肺炎と診断されたことを公表。新型コロナウイルスについては検査の結果待ちとなっていたが、陽性反応が出たようだ。ただし、体調はすでに回復しているという。

     インスタグラムのストーリー機能を使用して投稿されたビデオのなかで、エドモンズは先週末から自宅で安静にして順調に回復し、現在は「体調が非常に良い」ことを明らかにした。エドモンズによると、周囲の人々の話をしっかり聞き、指示通りに隔離生活を送っていたようだ。

     また、エドモンズは古巣・カージナルスのスプリング・トレーニングにインストラクターとして参加していたため、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長はエドモンズの行動記録を辿っていることを明らかにした。モゼリアックによると、フロリダ州ジュピターのキャンプ施設に滞在していたときに、エドモンズがウイルスを保持していたかどうかは不明だという。

     エドモンズはビデオのなかで「今回のこと(新型コロナウイルス)を軽く見てはいけません。もし体調が良くなければ医者へ行ってください。もし呼吸できなければ緊急治療室へ行ってください。軽く見てはいけません。体調にお気をつけて」とメッセージを発信している。

     現役時代のエドモンズはハイレベルな攻守を兼ね備えた中堅手としてエンゼルスやカージナルスで活躍し、オールスター・ゲームに4度選出されたほか、ゴールドグラブ賞を8度受賞。2006年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。1997年6月のロイヤルズ戦で見せた背走ダイビングキャッチや2004年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦(対アストロズ)でのダイビングキャッチは、歴史に残る好プレイの1つとして現在も語り継がれている。

  • エンゼルスに朗報 右腕・キャニングが投球練習再開へ

    2020.4.2 12:25 Thursday

     新型コロナウイルスの感染拡大により明るいニュースが少ない状況が続くなか、エンゼルスに朗報が飛び込んできた。右肘を痛めてPRP注射による治療を受けていた先発右腕グリフィン・キャニングが、再検査の結果、投球プログラムの開始にゴーサインを得たのだ。日本時間4月2日、ビリー・エプラーGMが明らかにした。

     日本時間3月7日にPRP注射を受けたキャニングは今後、投球練習を再開して徐々に強度を上げていき、4月末までにマウンドからの投球練習を行うことを目指す。ひとまず手術を回避することができ、開幕が延期となっているレギュラーシーズンにも間に合う可能性が高く、チームにとってもキャニング自身にとっても明るいニュースとなった。

     キャニングは過去2シーズンにわたって右肘の問題を抱えており、メジャーデビューした昨季は右肘の炎症により2度の戦線離脱を余儀なくされた。今年のオープン戦でも、日本時間2月27日のドジャース戦に先発したあとに右肘の違和感を訴え、右肘の慢性的な不調に悩まされていた。そして3月上旬、医師の意見を聞いたあと、PRP注射による治療を受けた。

     2017年ドラフト2巡目(全体47位)で入団したキャニングは、昨年5月1日(日本時間)にメジャーデビューを果たし、18試合(うち17先発)に登板して90回1/3を投げ、5勝6敗、防御率4.58、96奪三振をマーク。今季はアンドリュー・ヒーニー、フリオ・テーラン(新加入)、ディラン・バンディ(新加入)に次ぐ先発4番手に予定されている。

     打線に昨季ナショナル・リーグ打点王のアンソニー・レンドンを加える一方で、投手陣に大きな不安を抱えるエンゼルスだが、先発ローテーションの一角を担う予定のキャニングが長期離脱を回避できたのは朗報。シーズンの開幕が延期となったことにより、大谷翔平も開幕から先発ローテーションに名を連ねる可能性があり、開幕延期はエンゼルスにとって追い風となりそうだ。

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