English Español 韓国語
  • 通算96勝の右腕 レンジャーズ・ハメルが現役引退を決断

    2019.3.24 09:45 Sunday

     日本時間3月24日、レンジャーズのジェイソン・ハメルが現役引退を決断したことが明らかになった。13年のメジャー生活で通算96勝をマークしているハメルは、2月にレンジャーズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加。オープン戦では4試合(うち2先発)に登板して2勝1敗、防御率4.15をマークし、ロングリリーバーとして開幕ロースター入りすることが決まっていたものの、家族と過ごす時間を優先するために現役を退くことを決断したようだ。

     レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは、ハメルの決断について「彼は家族と過ごす時間が最優先であると感じていたようだ。我々は彼の意思を尊重する。彼は様々な役割をこなすことができる投手であり、ブルペンの層に厚みを加えてくれるだけでなく、谷間の先発としての起用も考えていた。彼の穴を埋めることを考えないといけないね」とコメント。戦力の一人として計算していたようだが、36歳のベテラン右腕の決断をリスペクトし、受け入れた。

     レンジャーズは開幕ロースターに8人のリリーバーを登録すると見られており、クローザーのホゼ・レクラークのほか、右腕のショーン・ケリー、クリス・マーティン、ジェシー・チャベス、左腕のジェフリー・スプリングスは開幕ロースター入りが確定。さらに、マイナー契約でレンジャーズに加入した右腕ジェンマー・ゴメスも、オープン戦の9試合で防御率1.74と好投したことが評価され、開幕ロースター入りが決まった。

     ハメルが現役引退を決断したことにより、ブルペンは残り2枠。その2枠を右腕のザック・マカリスター、コナー・サゼック、エイドリアン・サンプソン、左腕のカイル・バードの4人が争っていると見られる。また、ダニエルズは他球団の開幕ロースターから漏れ、獲得可能になった投手の動向にも注目しているようだ。レギュラーシーズン開幕ギリギリまで、開幕ロースター争いは続きそうだ。

  • キンブレル争奪戦 ブレーブスとブリュワーズの一騎打ちか

    2019.3.23 16:20 Saturday

     ジェレミー・ジェフレスとコリー・クネーベルを故障で欠くブリュワーズがクレイグ・キンブレルの獲得に向けて動き出すなか、キンブレルの古巣もまだ「最強守護神」の獲得を狙っているようだ。ジ・アスレチックのデービッド・オブライエンによると、キンブレルの古巣・ブレーブスは依然としてキンブレル獲得を検討しているという。オブライエンはさらに、キンブレルの行き先がブレーブスとブリュワーズの2球団に絞られた可能性が高いことを報じている。

     ブレーブスのブルペンには実績の少ない投手が多く、また、A.J.ミンターが肩、ダレン・オデイが前腕の故障で開幕に間に合わない見込みとなっている。アローディス・ビスカイーノがクローザーを務めると見られるが、ビスカイーノも故障の多い投手であり、「最強守護神」のキンブレルがフィットするブルペン事情であると言える。ブレーブスのキンブレルに対する興味がどの程度のレベルであるかは明らかになっていないものの、MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、ブレーブスがキンブレルに対して正式なオファーをしていないことを伝えている。

     一方のブリュワーズは、クネーベルにトミー・ジョン手術の可能性があり、ジェフレスも肩の故障により出遅れが確実となっている。キンブレルを獲得することにより、ジョシュ・ヘイダーを昨季のように試合の重要な場面で左の強打者にぶつける起用法が可能になるため、キンブレル獲得の成否は、今季の投手起用法に大きな影響を与えることになるだろう。キンブレルを獲得できなければ、ジェフレス復帰までの間はヘイダーをクローザーに固定せざるを得なくなり、自慢の「強力ブルペン」は大きな戦力ダウンを強いられることになる。

     ブレーブスが所属するナ・リーグ東部地区と、ブリュワーズが所属するナ・リーグ中部地区は、いずれもメジャー有数の激戦地区であり、キンブレルの動向が両地区の優勝争いに大きな影響を与える可能性がある。「最強守護神」はどこへ行くのか。今後の動向に注目だ。

  • アストロズがバーランダーとの契約延長に向けて交渉中

    2019.3.23 15:45 Saturday

     正三塁手のアレックス・ブレグマンとの契約延長(5年1億ドル)を発表したばかりのアストロズは、今季が契約最終年となるエース右腕、ジャスティン・バーランダーとの契約延長に向けて動いているようだ。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、両者は契約延長の実現に向けて前進しており、契約規模は2年6600万ドル前後になると見られている。オーナーのジム・クレインは、スプリング・トレーニング終了前に契約延長が実現するとの見通しを明らかにしている。

     現在36歳のバーランダーは、2017年8月31日(現地時間)にトレードでアストロズへ加入し、その年のリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、アストロズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。昨季は16勝9敗、防御率2.52の好成績をマークし、290奪三振と26度のクオリティ・スタートはリーグ最多の数字。サイ・ヤング賞の投票ではブレイク・スネル(レイズ)に次ぐ2位にランクインし、30代後半に突入しても、そのピッチングが全く衰えていないことを証明してみせた。

     今季終了後にフリーエージェントとなる予定のバーランダーだったが、「僕はヒューストンで過ごす時間を本当に楽しんでいる」と語り、アストロズとの契約延長に前向きであることを明言していた。もちろん、アストロズもエース右腕との契約延長を望んでおり、相思相愛の両者が契約延長の実現に向けて動いているのは当然の流れと言える。

     アストロズは今季の先発ローテーションのうち、バーランダーのほか、ゲリット・コール、コリン・マクヒュー、ウェイド・マイリーの3人も今季終了後にフリーエージェントとなる。バーランダーを含む4人全員が流出すれば、先発ローテーションの崩壊は不可避なだけに、バーランダーとの契約延長の可能性が高まっていることは朗報だ。なお、コールもアストロズとの契約延長に前向きであることが報じられており、こちらの動向にも注目が集まっている。

  • レッドソックス・セール 2024年までの契約延長に合意

    2019.3.23 15:20 Saturday

     2016年12月に大型トレードでホワイトソックスからクリス・セールを獲得したとき、レッドソックスがセールを保有できる期間は3年だった。そのうち2年を終え、レッドソックスとの契約最終年に突入したセールだが、レッドソックスとの契約延長を望んでいることを明言していた。そして、相思相愛だった両者の契約延長がついに実現。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、レッドソックスとセールは6年1億6000万ドルで契約を延長することで合意に至ったようだ。

     今回の契約延長は、厳密には2020年から2024年までの「5年1億4500万ドル」だが、ぜいたく税の対象となる年俸総額を算出する際には契約全体における年平均額がベースとなるため、今季の契約を含めて「6年1億6000万ドル」で発表される見込みとなっている。セールは2022年終了後にオプトアウト(契約破棄)が可能であり、また、2025年の契約はベスティング・オプションとなっており、2000万ドルを最低ラインとして、契約期間中の先発登板数に応じて年俸が決まるようだ。

     さらに、2020年シーズン中にメジャー在籍期間が10年に到達したタイミングで、全球団に対するトレード拒否権が付与されるという。2020年から2022年までの年俸は3000万ドル、2023年と2024年の年俸は2750万ドルで、サイ・ヤング賞投票での順位に基づいて増額される仕組みとなっているようだ。今回の契約延長により、セールは最短でも2022年まで、最長で2025年までレッドソックスのエース左腕としてマウンドに立ち続けることになった。

     フリーエージェント市場の不調を受けて、今オフのメジャーリーグは空前の契約延長ラッシュとなっている。今週だけでもセールのほか、マイク・トラウト(エンゼルス)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ブレイク・スネル(レイズ)といったスター選手が契約延長に合意しており、この流れは今後も続く可能性が高い。レッドソックスとの契約延長を手にしたセールは、最高のモチベーションで2019年シーズンの開幕戦を迎えることになりそうだ。

  • 大谷翔平「イチローさんが目標であることはこれからも変わらない」

    2019.3.22 17:40 Friday

     イチローがMVPと新人王をダブル受賞した2001年に7歳だった大谷翔平(エンゼルス)にとって、イチローは常に憧れの存在であり、目標とする野球選手だった。開幕戦はリアルタイムで視聴した大谷だが、イチローの現役ラストゲームとなった開幕第2戦はリアルタイムでは視聴しなかったという。「起きてすぐにハイライトを確認しました」と話した大谷は、イチローが現役引退を発表したことについて「まだ信じられません」とコメントした。

     「イチローさんは常に僕が目標とする存在でした」とイチローへの憧れを口にした大谷。「それはこれからも変わりません。イチローさんがプレイするところはもう見ることはできないけれど、イチローさんがプレイしていたことを覚えておくことはできます。イチローさんは僕たちの世代の人々が心から尊敬する存在なんです」とイチローへの想いが次々に飛び出した。

     大谷にとって、昨年のスプリング・トレーニングでイチローが打撃についてアドバイスをくれたことは大切な思い出となっている。「去年、僕のところへ来てアドバイスをくださったのは、本当に光栄でしたし、とても感謝しています。イチローさんのようなスーパースターにアドバイスをいただくのは、めったにないことなので」と大谷。イチローと個人的に連絡を取り、現役引退を祝福したいと考えているという。

     イチローは開幕第2戦の試合後に行われた引退会見のなかで、大谷について言及。「翔平は世界で最高の選手になる必要がある。彼のように身体のサイズ(大きさ)とクイックネス(速さ)を兼ね備えた選手は他にいないのだから」と大谷の才能を認め、今後の活躍に向けてエールを送った。

     2001年に日本人打者として初のメジャーリーガーとなり、今季まで19シーズンにわたってメジャーの舞台でプレイしてきたイチロー。大谷が目標とするスーパースターがグラウンドから去ることを決断し、メジャーリーグに残された日本人打者は大谷ただ一人となった。イチローから大谷へ。日本が世界に誇るスーパースターのバトンが託された。

  • 田中将大「小学生のとき、イチローさんはスーパースターだった」

    2019.3.22 16:20 Friday

     田中将大(ヤンキース)はイチローのラストシーンの全てを目に焼き付けておきたかった。ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドのクラブハウスでテレビに釘付けになり、日本が世界に誇る安打製造機の現役ラストゲームを見届けた田中。「あの球場の雰囲気は特別な選手に対してのみ発生するものだと思う。あれはリスペクトの表れだから。イチローさんはそういう選手だった」とイチローのラストシーンについて語った。

     イチローが1992年にオリックスで一軍デビューしたとき、田中はまだ4歳だった。「僕が小学生のとき、イチローさんはスーパースターだった」と田中。「どんなに非現実的な夢を想像しても、イチローさんと一緒にプレイするなんて考えられなかった。でも、2009年のワールド・ベースボール・クラシックで一緒にプレイする機会を得て、2014年にはヤンキースでチームメイトになることができた」と、イチローとの思い出を振り返った。

     2014年は田中のルーキーシーズンで、40歳のイチローは143試合に出場して打率.284をマークした。田中は、イチローとの一番の思い出は2009年のワールド・ベースボール・クラシック決勝(対韓国)でイチローが決勝タイムリーを放ったシーンだと語る。「あのとき、イチローさんは世界中のプレッシャーを一身に受け止めていたと思う。あの大会のイチローさんはあまり調子が良くなかったけど、それを乗り越えて僕たちを優勝に導いてくれた」とイチローの強靭な精神力についてコメントした。

     また、田中はイチローとの対戦経験もある。2015年にイチローはマーリンズへ移籍し、その年の6月にヤンキース戦で田中と直接対決。結果は4打数2安打で、イチローが2本のヒットを放った一方、田中はイチローから三振を奪い、内野ゴロに打ち取った。「(ヤンキースで)チームメイトになるなんて思っていなかったけど、対戦することを考えたこともなかった。イチローさんと対戦できた経験は僕の宝物です」と語り、憧れのスーパースターの現役引退を惜しんだ。

  • カージナルス 2年目右腕・ハドソンを先発5番手に指名

    2019.3.22 15:30 Friday

     カルロス・マルティネスの故障離脱により空席となったカージナルスの先発ローテーションの1枠。その座を巡ってダコタ・ハドソン、アレックス・レイエス、オースティン・ゴンバー、ダニエル・ポンセデレオン、ジョン・ガントの5投手が熾烈な競争を繰り広げていたが、日本時間3月22日、マイク・シルト監督はハドソンを自軍の先発5番手に指名した。メジャーデビューを果たした昨季、リリーフで26試合に登板したハドソンだが、オープン戦での5登板(うち4先発)で防御率1.72と結果を残し、先発5番手の座を手に入れた。

     シルトはオープン戦で15回2/3を投げて17奪三振、被打率.203、WHIP1.02と好投した2年目右腕・ハドソンについて「(先発5番手争いのライバルだった)ガントが悪かったわけではない。ガントも優れた春を過ごしていた。しかし、ダコタ(・ハドソン)が先発5番手の座を勝ち取ったんだ。それに相応しい見事な活躍を見せてくれた」と語り、オープン戦での好投を称賛。昨季AAA級で13勝3敗、防御率2.50の好成績を残し、パシフィックコースト・リーグの年間最優秀投手に選出されたハドソンが、いよいよ先発投手としてメジャーの舞台に立つ。

     昨季のハドソンはシンカーを武器に、リリーバーとして安定したピッチングを見せていたが、今年はスライダーとカーブのクオリティが向上。その結果、奪三振率も急上昇し、メジャーの舞台でも先発投手として活躍できると判断されるに至った。「チャンスを逃したくないと思っていた。自分がやるべきことをしっかりやってきたつもりだ。この春を通して、より良い投手になれたような気がしている」とハドソン。オープン戦でのパフォーマンスをレギュラーシーズン開幕後も維持できるようであれば、4年ぶりのポストシーズン進出を目指すカージナルスにとって大きな戦力となる。

     なお、先発5番手候補だった残りの4投手のうち、レイエスとガントはリリーバーとして開幕ロースターに名を連ねる見込み。一方、ゴンバーとポンセデレオンはAAA級降格となり、AAA級で先発ローテーションの一角を担いながら、メジャー昇格の日を待つことになる。

  • 本格的なシーズン開幕まであと1週間 各球団のクローザー事情は?

    2019.3.22 12:30 Friday

     東京ドームでのアスレチックスとマリナーズによる開幕シリーズ2連戦が終わり、アメリカ本土での本格的なレギュラーシーズン開幕まであと1週間となった。各球団が目標とするワールドシリーズ制覇には、強力な打線、安定した先発投手陣のほか、信頼できるクローザーの存在も必要不可欠だが、全ての球団にアロルディス・チャップマン(ヤンキース)やケンリー・ジャンセン(ドジャース)のような大物クローザーがいるわけではない。各球団のクローザー事情はどのようになっているのだろうか。ここではそれをチェックしてみよう。

     まずはア・リーグ東部地区。オリオールズはマイケル・ギブンスがクローザー最有力候補だが、そもそもセーブを挙げる機会は多くないことが予想される。クレイグ・キンブレルがフリーエージェントとなって退団したレッドソックスは、キンブレルに代わるリリーバーを補強しておらず、マット・バーンズまたはライアン・ブレイシアが9回を担当する見込みとなっている。ヤンキースはチャップマンで問題なし。レイズはクローザーを固定しない方針で、ホゼ・アルバラード、チャズ・ローらがその役割を分担する見込みだ。ブルージェイズには不安定ながらも昨季セーブ成功率100%のケン・ジャイルズがいる。

     次にア・リーグ中部地区。ホワイトソックスは新加入のアレックス・コロメイとケルビン・ヘレーラのどちらがクローザーに指名されるか注目される。インディアンスは昨季途中に加入したブラッド・ハンドが今季も引き続きクローザーを務める。タイガースはシェーン・グリーンでスタートし、適当なタイミングでジョー・ヒメネスにスイッチすることになりそうだ。ロイヤルズはネッド・ヨスト監督がクローザーを1人に固定せず、状況に応じて複数のリリーバーを使い分ける方針を明言している。ツインズのロッコ・バルデリ監督も同様の形を採用するようだ。

     ア・リーグ西部地区は、各球団に確固たるクローザーがいる。アストロズはロベルト・オスーナ、エンゼルスは新加入のコディ・アレン、アスレチックスはブレイク・トライネン、マリナーズはハンター・ストリックランド、レンジャーズは今オフ契約延長を手にしたホゼ・レクラークがそれぞれクローザーを務める。

     続いてナ・リーグ東部地区。ブレーブスはアローディス・ビスカイーノとA.J.ミンターを使い分ける予定。マーリンズはドリュー・ステッケンライダーが最有力候補だが、ベテランのセルジオ・ロモも控えている。メッツのクローザーは新加入のエドウィン・ディアスで決まり。フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は、デービッド・ロバートソン、セランソニー・ドミンゲス、ヘクター・ネリスの3人が9回に登板する可能性があると話している。ナショナルズは故障さえなければショーン・ドゥーリトルで万全だ。

     次にナ・リーグ中部地区。カブスは本来のクローザーであるブランドン・モローが開幕に間に合わず、代役候補のペドロ・ストロップもコンディションに不安を抱えている。ジョー・マドン監督はスティーブ・シーシェック、ブラッド・ブラックら複数のリリーバーを使い分ける方針だ。レッズにはライセル・イグレシアスがいるものの、デービッド・ベル監督はイグレシアスの起用を9回に限定せず、試合の重要な場面で投入する方針であることを明言している。ブリュワーズはコリー・クネーベルとジェレミー・ジェフレスが開幕に間に合わず、キンブレル獲得に動いているとの報道もある。パイレーツはフェリペ・バスケスが今季も引き続き絶対的守護神として君臨。カージナルスはアンドリュー・ミラーとジョーダン・ヒックスを併用することになりそうだ。

     最後にナ・リーグ西部地区。ダイヤモンドバックスはアーチー・ブラッドリーとグレッグ・ホランドの争い。ロッキーズは今季もウェイド・デービスに9回を任せる。ドジャースはジャンセンで問題なし。パドレスは昨季好投したカービー・イエーツが今季も引き続きクローザーを務める。ジャイアンツはマーク・マランソンが不調に喘いでおり、昨季後半戦にクローザーを務めたウィル・スミスが今季も9回を担当することになると見られている。

  • 35歳のベテラン・ペンス 4人目の外野手としてロースター入りへ

    2019.3.22 11:30 Friday

     招待選手としてレンジャーズのスプリング・トレーニングに参加していた35歳のベテラン外野手、ハンター・ペンスが開幕ロースター争いを制し、4人目の外野手としてロースター入りの切符を勝ち取った。日本時間3月22日、レンジャーズのクリス・ウッドワード監督が明らかにした。なお、ペンスとロースター争いを繰り広げていた若手外野手のウィリー・カルフーンはAAA級降格となっている。

     ウッドワードによると、ロースター入りを告げられたペンスは目に涙を浮かべて喜んでいたという。「正直なところ、僕の昨季のパフォーマンスは十分なものではなかった。昨季より良いパフォーマンスができるということをアピールする必要があったんだ。その機会を与えてくれたことに感謝しているし、オフの間は一生懸命トレーニングに取り組んだ。ロースター入りを告げられた瞬間は、本当に特別なものだったよ」とペンス。ジャイアンツとの契約最終年となった昨季は、97試合に出場して打率.226、4本塁打、OPS.590という自己ワーストの1年となったが、今年のオープン戦では打率.333、3本塁打、OPS1.032と与えられたチャンスを見事に生かした。

     一方、カルフーンのAAA級降格は、指揮官にとって難しい決断となった。オープン戦で打率.217、OPS.557と結果を残せていなかったとはいえ、ウッドワードはカルフーンのオフシーズンの取り組みを高く評価していたからだ。しかし、正左翼手のジョーイ・ギャロ、正右翼手のノマー・マザーラ、指名打者兼外野手の秋信守(チュ・シンス)がいずれも左打者ということもあり、指揮官は4人目の外野手として右打者を欲していた。オープン戦で好成績を残しているペンスが、チーム事情や指揮官の構想にピタリと当てはまったのだ。ウッドワードは「彼はロースター入りに相応しい選手だ。でも、ロースターの構成を考えて、決断を下さなければならない」と語り、苦渋の決断であったことを明らかにした。

  • サイ・ヤング賞左腕のスネルがレイズと5年5000万ドルで契約延長

    2019.3.22 11:00 Friday

     日本時間3月22日、レイズは昨季のサイ・ヤング賞受賞者であるエース左腕、ブレイク・スネルと5年5000万ドルで契約を延長したことを発表した。これによりレイズとスネルの契約は2023年まで延長され、また、スネルは最大200万ドルの出来高を手にする可能性もあるという。筆頭オーナーのスチュアート・スターンバーグは「2011年にドラフト指名されたあと、彼は類稀なる才能と懸命な努力により、球界で最も支配的な投手の1人に成長した。今後数年間、彼がレイズのためにマウンドに上がってくれることが楽しみだよ」とエース左腕との契約延長が実現したことを喜んだ。

     現在26歳のスネルは、今回の契約延長がなければ、今季終了後に年俸調停の権利を取得する予定だった。今回の契約は、年俸調停期間の3年と、フリーエージェント期間の最初の1年をカバーするものとなる。年俸調停権取得前の選手が得る契約としては、史上最高額の契約となった。

     「僕はここに居られて嬉しいよ。どこへも行きたくないと思っている」とレイズへの愛着を語ったスネル。「今回の契約によって、契約にサインしなかった場合よりも長くレイズに居ることができる。ここでプレイするのはとても快適だから、契約を延長することができて嬉しいよ。僕はこのチームが好きだし、素晴らしいチームだと思っている」と喜びのコメントは止まらなかった。

     昨季のスネルは21勝と防御率1.89で二冠に輝き、1973年に指名打者が導入されて以降、20勝&防御率1点台を記録したのは、1978年のロン・ギドリーと1990年のロジャー・クレメンスに次いで史上3人目の快挙だった。エリック・ニアンダーGMは「彼は昨季、我々を90勝のシーズンに導いてくれた。控えめに言っても、彼は我々のチームの中心選手の1人だし、今回の契約延長に値する素晴らしい選手だよ」とスネルを絶賛する。

     レイズは若手内野手のブランドン・ロウと6年2400万ドルの契約を結んだばかり。スネルとの契約延長は、限られた予算のなかでの常勝軍団の形成に向けて、大きな一歩となった。

  • カージナルスが新加入の強打者・ゴールドシュミットと契約延長へ

    2019.3.22 10:30 Friday

     日本時間3月22日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールはカージナルスが今オフ獲得したスラッガー、ポール・ゴールドシュミットとの5年契約に向けて最終段階に入っていることを報じ、ある関係者はMLB公式サイトに対してこの報道が事実であることを認めた。カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長は、自軍が「何かに向けて動いている」ことを明言。カージナルスに加わった現役最高の一塁手は、長期にわたってカージナルスの一員としてプレイすることになりそうだ。

     ESPNのジェフ・パッサンと、セントルイス・ポスト・ディスパッチのデリック・グールドは、今回の5年契約の総額が1億3000万ドル前後になる見込みであることを伝えている。もしこの契約が無事に成立すれば、2010年にマット・ホリデイが手にした7年1億2000万ドルの契約を上回り、カージナルス史上最高額の契約となる。

     カージナルスがゴールドシュミットを獲得した当初、ゴールドシュミットがカージナルスで居心地の良さを感じ、快適にプレイできるようであれば、契約延長が成立する可能性もあると見られていた。しかし、ゴールドシュミットはまだカージナルスの選手として公式戦でプレイしていない。このタイミングで契約延長が実現するのはサプライズと言えるだろう。

     現在31歳のゴールドシュミットは、2013年にダイヤモンドバックスと6年4650万ドルの契約を結んでおり、今季の年俸は1450万ドル。今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、5年契約が成立すれば、36歳のシーズンまでカージナルスに在籍することになる。オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞4度、ゴールドグラブ賞3度の実績を誇り、ナ・リーグMVP投票では6位以内に4度もランクイン。昨季はスロースタートだったものの、打率.290、33本塁打、83打点、OPS.922と例年通りの活躍を見せ、通算OPSは.930という高水準である。

     ここ数年、打線の軸となる強打者を欠き、打線に今一つ迫力がなかったカージナルス。その課題は、ゴールドシュミットの加入と契約延長により、一気に解決することになりそうだ。

  • マリナーズ・イチローが現役引退を発表 28年間のプロ生活に終止符

    2019.3.22 01:20 Friday

     日本時間3月21日に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ第2戦。この試合がイチロー(マリナーズ)にとってキャリア最後の試合となった。8回裏開始時、守備交代でベンチへ退く際にスコット・サービス監督の計らいによって大観衆からの大歓声を浴び、試合終了後には大観衆の「イチロー」コールが鳴り響いた。「今夜起こったこと以上のものはない」と感激した様子で話したイチローは、日本で9年、メジャーで19年、合計28年間のプロ生活にピリオドを打つことを決断した。

     8回表の第4打席、勝ち越し機で凡退したあと、イチローは右翼の守備に就いた。指揮官はイチロー以外の野手をグラウンドから引き揚げ、ただ一人グラウンドに立つイチローが大観衆からの大歓声に包まれる感動的なシーンを演出。イチローが右翼のポジションから自軍のダグアウトへ戻る途中、イチローとハグを交わした菊池雄星やディー・ゴードンの目には涙が浮かんでいた。試合終了後には「イチロー」コールに応えるように再びグラウンドに登場。イチローの再登場を信じて東京ドームにとどまっていた大観衆の大歓声に応えた。

     日米通算4367安打を記録したイチロー。メジャー19年で積み重ねたヒットは3089本で、これは現役選手最多の数字である。2025年にはアメリカ野球殿堂入りの投票対象となるが、初年度での殿堂入りが確実視されている。

     イチローによると、マリナーズとの契約は日本での開幕シリーズ2試合までだったという。「最低でも50歳まで現役」と語ってきたイチローだが、スプリング・トレーニングでは31打数2安打(打率.064)の大不振。来日直前、スプリング・トレーニング終盤には開幕シリーズ終了後の現役引退を決断していたようだ。マリナーズのユニフォームで、日本での現役ラストゲーム。イチローにとって、最高の形でのフィナーレとなった。

     メジャー1年目の2001年にMVPと新人王をダブル受賞し、同年から10年連続でオールスター選出&ゴールドグラブ受賞。2004年にはメジャー新記録となるシーズン262安打を記録した。27歳までメジャーでプレイしなかったにもかかわらず、通算安打数はメジャー歴代23位。残してきた数字は圧倒的だ。

     多くのメジャーリーガーを含む、世界中の人々に大きな影響を与えたイチロー。その現役引退により、球界の一つの時代が幕を閉じた。

  • 菊池がメジャーデビュー マリナーズが延長戦を制し連勝スタート

    2019.3.22 00:45 Friday

    【マリナーズ5-4アスレチックス(延長12回)】@東京ドーム

     日本時間3月20日、東京ドームでマリナーズ対アスレチックスの開幕シリーズ第2戦が行われ、マリナーズが5対4で延長戦を制した。この試合がメジャーデビュー戦となったマリナーズの菊池雄星は、3点リードの5回裏二死一・二塁からマーカス・セミエンにタイムリーを打たれたところで降板。4回2/3を投げて被安打4、奪三振3、与四球1、失点2(自責点1)という内容で、勝利投手にはなれなかった。また、「9番・右翼」でスタメン出場したイチローは、8回表の勝ち越し機で凡退するなど4打数ノーヒット。試合後にこの試合限りでの現役引退を表明した。試合は4対4の同点で延長戦に突入し、マリナーズが12回表にドミンゴ・サンタナのショートゴロの間に勝ち越し。日本での開幕シリーズ2連戦を連勝で終えた。

     メジャー初登板初先発のマウンドに上がった菊池は、2番のマット・チャップマンから空振り三振を奪うなど、初回を三者凡退に抑える好スタート。制球が不安定で球数が多くなったものの、4回までアスレチックス打線を無得点に封じた。

     マリナーズ打線は2回表にライオン・ヒーリーの1号2ランで先制し、3回表にはミッチ・ハニガーの1号ソロで追加点。菊池に3点の援護をプレゼントした。しかし5回裏、菊池は連打で無死一・二塁のピンチを背負い、下位打線を抑えて二死までこぎ着けたものの、セミエンにセンター前に弾き返されてメジャー初失点。ここでマウンドを2番手のロエニス・エリアスに譲ったが、味方のエラーで、残した二塁走者が生還し、失点2(自責点1)が記録された。

     その後、マリナーズは7回表にジェイ・ブルースの犠牲フライでリードを2点に広げたが、その裏、アスレチックスは二死満塁からクリス・デービスが同点の2点タイムリー。試合は4対4の同点で延長戦に突入し、12回表にマリナーズが1点を勝ち越して、これが決勝点となった。

     1イニングを無失点に抑えたマリナーズ6番手のザック・ロスカップが勝利投手、決勝のホームを踏む走者を出したアスレチックス7番手のライアン・バクターが敗戦投手となり、最後を締めくくったハンター・ストリックランドがセーブを記録。5回途中で降板した菊池に勝敗はつかなかった。

     イチローは2回表の第1打席でサードへのファウルフライ、4回表の第2打席でセカンドゴロ、7回表無死二塁で迎えた第3打席で見逃し三振、8回表二死二塁で迎えた第4打席でショートゴロに倒れて4打数ノーヒット。試合中にはこの試合限りでの現役引退が報じられ、8回裏開始前にグラウンドを去る際には大観衆からの大歓声が浴びせられた。試合後にも大観衆の「イチロー」コールに応え、日米通算28年にわたるキャリアに終止符を打った。

  • レッドソックス・ベッツ 総額2億ドルの契約延長オファーを拒否

    2019.3.21 23:50 Thursday

     ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、マイク・トラウト(エンゼルス)、アレックス・ブレグマン(アストロズ)など、各球団のスター選手の契約延長が相次ぐなか、昨季のア・リーグMVP、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)はフリーエージェント市場で自身の価値を試すことを検討しているようだ。ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、ベッツが2017年シーズンの終了後にレッドソックスから8年2億ドルの契約延長オファーを提示され、それを拒否したことを報じていたが、ベッツはこの報道が正しいことを認めた。

     レッドソックスとの契約を延長することなく2019年シーズンの開幕を迎える可能性を尋ねられたベッツは、「そうなると思うよ。僕がフリーエージェントになるまで何も起こらないと思う」と語り、現時点で契約延長に応じる意思があることを明確に否定した。2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるベッツ。「球団は球団がやるべきことをやるだけだし、僕は僕がやるべきことをやるだけさ。共通しているのは、ワールドシリーズ制覇に向けて全力で戦うということだと思うよ」と、あくまでも2019年シーズンの戦いに集中するつもりであることを明言した。

     シャーマンが報じた昨オフのレッドソックスからの契約延長オファーについては「僕は確かに去年、オファーをもらったよ」と報道を認めた。しかし、自己最高の成績を残してア・リーグMVPに輝いた昨季の活躍を考えると、ベッツの価値は昨オフからさらに上昇していることが確実であり、契約延長のオファーに応じなかった判断は正しかったと言える。トラウトが2020年オフのフリーエージェント市場から姿を消したため、ベッツがフリーエージェントとなった際には激しい争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

     なお、ベッツは今年1月に年俸2000万ドルでレッドソックスとの契約を更新。年俸調停2年目の選手としては史上最高額となっている。

  • ホワイトソックスがデビュー前の有望株・ヒメネスと長期契約へ

    2019.3.21 23:30 Thursday

     関係者によると、ホワイトソックスは今季中のメジャーデビューが確実視されている有望株、イロイ・ヒメネスとの長期契約に向けて、最終段階に突入しているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが入手した情報によると、ヒメネスには契約ボーナス250万ドルを含む6年4300万ドルが保証され、2年分の球団オプションを含めるとその総額は8年7750万ドルになるという。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体3位にランクインする最高クラスの有望株とはいえ、メジャーデビュー前の選手がこれほどの大型契約を結ぶのは極めて異例のこと。ホワイトソックスのヒメネスに対する期待の大きさがうかがえる。

     ホワイトソックスのリック・レンテリア監督は「詳しいことについては言及を避けたい。これは私の役割ではないからね」と語り、自軍がヒメネスとの長期契約に向けて動いていることを明言しなかったものの、「ポジティブなメッセージだと思う」と将来の主砲との長期契約を歓迎した。

     昨年3月、フィリーズがメジャーデビュー前のスコット・キンガリーと6年2400万ドル+球団オプション3年の契約を結んだが、ヒメネスの契約は、メジャーデビュー前の選手としては、これを大幅に上回る史上最高額の契約となる。

     現在22歳のヒメネスは、昨季AA級とAAA級で計108試合に出場して打率.337、22本塁打、75打点、OPS.961の好成績をマーク。特にAAA級では打率.355、OPS.996と素晴らしい成績を残しており、メジャーデビューは目前に迫っている。ホワイトソックスは今のところ、今季のヒメネスをAAA級でスタートさせる見込みだが、早い段階でメジャーの舞台に上がってくることは間違いないだろう。

     再建を進めるホワイトソックスにおいて、将来の主軸選手と目されるヒメネス。今回の長期契約は、スーパースター誕生の物語の序章に過ぎない。

  • 2019年シーズン開幕! マリナーズが空中戦を制して白星発進

    2019.3.21 02:10 Thursday

    【マリナーズ9-7アスレチックス】@東京ドーム

     日本時間3月20日、メジャーリーグの2019年シーズンは東京ドームで開幕を迎えた。マリナーズとアスレチックスが対戦したこの一戦は、初回のスティーブン・ピスコッティ(アスレチックス)の先制ソロを皮切りに5本塁打が飛び出す空中戦となり、3回表にドミンゴ・サンタナが逆転グランドスラムを放ったマリナーズが9対7で逆転勝利。2019年シーズンの初戦を白星で飾った。マリナーズのイチローは「9番・右翼」で先発出場し、1打数ノーヒット1四球。4回裏に右翼の守備に就いたあと、イニングが始まる前に交代が告げられ、大歓声に包まれながらベンチへ退いた。

     マリナーズがマルコ・ゴンザレス、アスレチックスがマイク・ファイアーズの先発でスタートした記念すべき2019年シーズンの開幕戦。アスレチックスが初回にピスコッティの1号ソロで先制し、2回裏にはマーカス・セミエンのタイムリーでリードを2点に広げたが、マリナーズは3回表にディー・ゴードンのタイムリーとサンタナの1号グランドスラムですぐさま逆転に成功した。

     3回裏に昨季のメジャー本塁打王、クリス・デービスに1号2ランが飛び出し、アスレチックスが1点差に詰め寄ったものの、マリナーズは4回表にミッチ・ハニガーの犠牲フライで1点、5回表にライオン・ヒーリーのタイムリー二塁打とティム・ベッカムの1号2ランで3点を追加。9対4とリードを5点に広げ、試合の主導権を握った。

     7回裏、アスレチックスはマリナーズ2番手のニック・ランベローからマット・チャップマンが1号2ランを放って2点差としたものの、反撃もここまで。マリナーズはランベローを諦めたあと、コリー・ギアリン、ザック・ロスカップ、そして抑えのハンター・ストリックランドと繋ぎ、2点のリードを守り抜いた。

     注目のイチローは、第1打席、3回表無死二塁のチャンスでセカンドフライに倒れたが、4回表無死一塁で迎えた第2打席では、アスレチックス2番手のリアム・ヘンドリックスを相手に粘りを見せて四球で出塁。バットから快音が聞かれることはなかったものの、自身の役割をしっかり果たし、日本のファンに元気な姿を見せた。なお、スコット・サービス監督は、スタメン起用は保証しなかったものの、明日の開幕第2戦でもイチローがプレイする予定であることを明らかにしている。先発予定の菊池雄星との共演が見られるかもしれない。

  • FA市場に残る最強守護神・キンブレル ブリュワーズと交渉か

    2019.3.21 01:50 Thursday

     ナ・リーグで有数の強力ブルペンを誇るブリュワーズは、日本時間3月20日に先日ドジャースを解雇されたばかりのジョシュ・フィールズをマイナー契約で獲得した。しかし、これでブルペンの補強は終わりというわけではないようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、ブリュワーズがフリーエージェント市場に残る「最強守護神」のクレイグ・キンブレルと交渉を行っていることを報じている。

     9年間のメジャー生活で通算542試合に登板し、333セーブ、防御率1.91、被打率.154、WHIP0.92、奪三振率14.67という驚異的な成績を残しているキンブレル。この「最強守護神」がブリュワーズに加われば、ジョシュ・ヘイダー、コリー・クネーベル、ジェレミー・ジェフレスらとともに、メジャー最強と言っても過言ではない脅威のブルペンが完成する。

     昨季のブリュワーズは、ヘイダー、クネーベル、ジェフレスの3人がクローザーの役割を分担していたが、3人合計で43セーブをマーク。一方のキンブレルはワールドシリーズを制したレッドソックスのクローザーとして42セーブをマーク。トップクラスのリリーバーを4人も擁するブルペンが完成すれば、他球団にとって大きな脅威となることは間違いない。ジェフレスが右肩のコンディションに不安を抱えていることもあり、キンブレル獲得が実現すれば、ブリュワーズにとってこの上なく大きな補強となるだろう。

     カブスとの最終決戦を制してナ・リーグ中部地区の王者となり、リーグ優勝まであと1勝に迫った昨季のブリュワーズ。今オフは、正捕手としてヤスマニ・グランダルを獲得し、穴となっていた二塁の補強としてマイク・ムスターカスと再契約を結んだ。それに続く大型補強としてキンブレル獲得は実現するのか。今後の動向に注目だ。

  • アストロズが球宴三塁手・ブレグマンと5年1億ドルで契約延長へ

    2019.3.21 01:30 Thursday

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、アストロズはオールスター三塁手のアレックス・ブレグマンと5年1億ドルで契約を延長することで合意に至ったようだ。この契約は、1年前にホゼ・アルトゥーベが手にした5年1億5100万ドルの契約延長に次いで、アストロズ史上2位タイの高額契約となる。なお、アストロズはまだ今回の契約延長を正式に発表していない。

     現在24歳のブレグマンは、メジャー3年目となった昨季、各部門で自己最高かつチーム最高の成績を残し、自身初となるオールスター・ゲームに選出された。打率.286、51二塁打、105得点、31本塁打、103打点、96四球、OPS.926と各部門で素晴らしい成績をマークし、球団史上最年少でシーズン30本塁打をクリア。また、ア・リーグMVPの投票では5位にランクインした。

     今月はじめ、アストロズは年俸調停前の最終年を迎えたブレグマンと年俸64万500ドルで契約を更新。今回の契約延長は、年俸調停期間の3年間(2020~2022年)とフリーエージェント期間の最初の2年間(2023~2024年)をカバーするものとなる。これによりアストロズは生え抜きの主力4選手のうち2選手(アルトゥーベとブレグマン)との契約延長を完了させたことになり、2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるジョージ・スプリンガー、2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなるカルロス・コレアへの処遇にも注目が集まっている。

     アストロズは今季終了後にジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、コリン・マクヒュー、ウェイド・マイリーと先発4本柱全員がフリーエージェントとなるものの、バーランダーとコールはアストロズとの契約延長に前向きな姿勢を示している。アルトゥーベとブレグマンに加え、スプリンガー、コレア、バーランダー、コールらとの契約延長が実現すれば、ア・リーグ西部地区においてアストロズの天下はもうしばらく続きそうだ。

  • レイズが若手内野手・ロウと6年契約 オープン戦で打率.359

    2019.3.21 01:10 Thursday

     日本時間3月21日、レイズは24歳の内野手、ブランドン・ロウと6年2400万ドル+オプション2年で契約を延長したことを発表した。契約期間は今季から2024年までの6年間で、2年分(2025年と2026年)の球団オプションと出来高を加えると、最大4900万ドルを手にする可能性があるという。昨季メジャーデビューを果たし、まだメジャーで43試合しか出場していないロウだが、オープン戦で打率.359、OPS1.097の好成績を残し、ポテンシャルの高さを評価されて早期の契約延長を手にした形となった。

     レイズのエリック・ニアンダーGMは「我々はブランドン(・ロウ)がメジャーレベルで長期にわたってインパクトのある活躍ができるポテンシャルを有していると信じている。彼はフィールド全体に打ち分ける高い打撃技術を持ち、多くのポジションを守ってチームを助けてくれる選手だ。彼が打撃面でも守備面でも成長していることは、スカウトやコーチを含めた我々のスタッフ全員が認めているし、彼を長期にわたって保有できることを嬉しく思っている」とコメント。メジャー経験1年未満の選手とレイズが長期契約を結ぶのは、エバン・ロンゴリア(現ジャイアンツ)、マット・ムーア(現タイガース)、クリス・アーチャー(現パイレーツ)に続いてロウが4人目となった。

     ロウは昨年8月にメジャーデビューを果たし、19打数ノーヒットからのスタートとなったものの、最終37試合では6本塁打、OPS.884の好成績をマーク。今年のオープン戦では一塁、二塁、左翼を守りながら打率.359、2本塁打、OPS1.097と見事な活躍を見せている。もちろん、実績の少ない選手との長期契約はリスクを伴うが、打撃面でメジャーレベルに適応する兆しを見せていること、内外野の複数ポジションを守れることなどを考慮すると、レイズが契約延長に踏み切ったのもうなずける。

     今季はまず、レギュラー定着にチャレンジするロウ。早期の契約延長に応える活躍を見せられるか注目だ。

  • アストロズが救援右腕・プレスリーと契約延長 2年1750万ドル

    2019.3.21 00:50 Thursday

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、アストロズはリリーフ右腕のライアン・プレスリーと2年1750万ドルで契約を延長することで合意に至ったようだ。アストロズはまだ契約延長を正式に発表していないものの、近日中に正式発表が行われる見込みとなっている。

     現在30歳のプレスリーは、昨年7月にツインズからアストロズへ移籍し、移籍後は26試合に登板して防御率0.77、WHIP0.60と素晴らしいパフォーマンスを披露。今季の年俸は290万ドルで、今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、今回の契約延長により2021年までアストロズの一員としてプレイすることになった。

     アストロズはプレスリーのほか、同じく昨季途中に加入したクローザーのロベルト・オスーナも2021年まで球団の保有下にあり、今後3シーズンにわたって強力なセットアッパー&クローザーのコンビを擁することになる。A.J.ヒンチ監督は、スプリング・トレーニングが始まったばかりのころ、「オスーナとプレスリーがシーズンの最初からチームにいてくれるのはとても心強いし、本当にワクワクしているよ」と昨季途中に形成された「勝利の方程式」への信頼を口にしていた。

     オスーナはプレスリーと同様に、昨年7月にトレードでブルージェイズからアストロズに加入。移籍後は12セーブ、防御率1.99と安定したパフォーマンスを見せ、プレスリーとともに「勝利の方程式」を形成して地区優勝に大きく貢献した。プレスリーとオスーナが形成する「勝利の方程式」は、今後も強豪アストロズの大きな武器となりそうだ。

« Previous PageNext Page »