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  • ブレーブス・ソローカ 戦列復帰へのタイムテーブルは未定

    2021.3.7 12:30 Sunday

     ブレーブスは昨年8月に右アキレス腱を断裂した先発右腕マイク・ソローカの復帰時期について、まだ具体的なタイムテーブルを設定していないようだ。ただし、ブライアン・スニッカー監督は「彼はどこかのタイミングで登板できるように準備を進めている」と語り、オープン戦が終了するまでに登板する可能性があることを示唆している。指揮官の言葉通り、3月中に実戦復帰できるのであれば、遅くとも4月中には戦列復帰を果たすことができそうだ。

     現在23歳のソローカはメジャー2年目の2019年に29試合に先発して13勝4敗、防御率2.68の好成績をマーク。新人王投票ではピート・アロンゾ(メッツ)に次ぐ2位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも9ポイントを獲得して6位に名を連ねた。その活躍を評価され、昨季は開幕投手を務めたが、3度目の登板で右アキレス腱を断裂。昨季は3試合に先発して0勝1敗、防御率3.95に終わった。

     ソローカは戦列復帰に向けて着実にステップを消化しており、日本時間3月7日には打撃練習を開始。すでに実戦形式の打撃練習での登板や守備練習も行っており、部分的には走塁練習にも参加している。ただし、右アキレス腱断裂からの回復途上ということもあり、ブレーブスは走塁練習については慎重な姿勢も見せている。

     ブレーブスは今オフ、フリーエージェント市場でチャーリー・モートンとドリュー・スマイリーを補強。昨年のポストシーズンで好投したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライト、ブライス・ウィルソンを合わせるとすでに6人の先発候補がいる。よって、ソローカの復帰を焦る必要は全くない。

     現時点ではフリード、モートン、アンダーソン、スマイリー、ライトの5人で開幕ローテーションを形成するのが有力。ソローカの復帰後は、ライトがローテーションから外れるか、あるいは6人制ローテーションが採用される可能性もあるかもしれない。

  • マリナーズの有望株・ケレニック 内転筋痛で数週間離脱へ

    2021.3.7 12:00 Sunday

     マリナーズ期待の有望株、ジャレッド・ケレニックが日本時間3月6日のオープン戦で左膝の内転筋を痛め、しばらく戦列を離れることになった。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体4位にランクインするなど、球界有数の有望株として大きな期待を背負っているケレニックだが、開幕ロースター入りは絶望的に。スコット・サービス監督は復帰予定時期を明言しなかったが、「数日ではなく数週間と考えたほうがいい」と話している。

     現在21歳のケレニックは日本時間3月4日のカブスとのオープン戦で本塁打を放つなど、早期のメジャー昇格に向けてアピールを続けていた。しかし、同6日のホワイトソックス戦で2回表に痛烈な内野ゴロを放った際に左膝を負傷。予定された2打席を消化するまで試合に出場し続けたが、翌日、サービスは「しばらく離脱することになるだろう。残念だよ。彼はプレーする機会を必要としていたからね」とケレニックの離脱を明らかにした。

     マリナーズは前球団社長のケビン・メイサーの失言により、フリーエージェントを先延ばしにするために有望株の昇格を意図的に遅らせていることが明らかになり、選手から不満が噴出していたが、4月16日までに昇格できない場合、1年分のサービスタイムを得ることはできないため、今回のケレニックの負傷は意図せずフリーエージェントを1年先延ばしにする可能性が高い。ケレニックが目指していた開幕ロースター入りの可能性もほぼ消滅したと言っていいだろう。

     ケレニックは昨年に続いて2年連続で招待選手としてスプリング・トレーニングに参加。今年のオープン戦では4試合に出場して打率.250(8打数2安打)、1本塁打、2打点、出塁率.333、OPS.958という成績を残している。ジェリー・ディポートGMは「ジャレッドの離脱は残念だが、長期的な見通しがポジティブであることには安堵している。近い将来、彼がフィールドに戻ってくるのを楽しみにしているよ」と語っている。

  • 右手親指骨折のリアルミュート「開幕に間に合うと思っている」

    2021.3.7 11:30 Sunday

     2月に右手親指を骨折したJ・T・リアルミュート(フィリーズ)は今週ようやくギプスを外すことができた。来週もう1度レントゲン検査を受け、固定器具を外してテーピングだけに移行できる可能性があるという。すでに開幕まで1ヶ月を切っているが、リアルミュートは「まだ開幕に間に合うと思っている。次のレントゲン検査のあと、開幕まで3週間残っているからね。去年の夏季キャンプと同じくらいの期間だ」と開幕戦出場を諦めていない。

     リアルミュートは先月、スプリング・トレーニングが始まる前のトレーニング中に右手親指を骨折。剛腕ホゼ・アルバラードのワンバウンドした投球をブロックしようとした際のアクシデントだった。しかし、リアルミュートは「この期間はずっと身体を良好な状態に保つことができた。ブルペンでたくさんのボールを受けられたし、実戦形式の練習が行われているあいだは頭のなかでシミュレーションをしたりしていた」と今回のアクシデントを前向きに捉えている。

     ただし、利き手の親指の骨折ということもあり、本格的なスローイングを再開できるまでには少し時間がかかるとみられている。「今回のケガで一番痛みを感じるのは送球をするときだ。(固定器具が外れたあと)スローイングの再開には数日かかるだろう」とリアルミュート。それでも「3週間あれば大丈夫だと思う」とあくまでもポジティブな姿勢を貫いている。

     もしリアルミュートが開幕に間に合わなかったとしても、離脱が長引くことはないと考えられているため、フィリーズのチーム内でも過度に心配している者はいない。リアルミュート不在のあいだはアンドリュー・ナップが代役を務めることになるが、過去4年間、控え捕手として十分な働きを見せており、代役を安心して任せることができるからだ。リアルミュートも「(ナップが代役として出場するという)そのシナリオになる可能性はある。僕の指がどのように回復していくかはわからないからね」と語っている。

  • 大物が消えたFA市場 残る注目選手はフランコ、プイーグら

    2021.3.7 11:00 Sunday

     今オフのフリーエージェント市場は「最後の大物」と言われていたジェイク・オドリッジがアストロズとの契約に合意し、区切りを迎えた感がある。しかし、フリーエージェント市場に残っている選手のリストを眺めてみると、主力クラスの働きを期待できる選手がまだ市場に残ったままとなっている。これらの選手は各球団がオープン戦でシーズン開幕への準備を進めていくなか、辛抱強くオファーを待ち続けることになりそうだ。

     野手では昨季ロイヤルズで全60試合に出場し、打率.278、8本塁打、38打点、OPS.778をマークしたマイケル・フランコの移籍先がまだ決まっていない。リーグ3位タイの16二塁打を放ったフランコだが、2年連続でノンテンダーFAに。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ここにきてフランコの市場がヒートアップしており、オリオールズなどが興味を示しているようだ。

     ほかには、1年間「浪人」したヤシエル・プイーグ、フレーミングの名手として知られるタイラー・フラワーズ、昨季OPS.838を記録したジェッド・ジョーコ、かつてのメッツの主砲ヨエニス・セスペデスなどが市場に残っている。ジョシュ・レディック、エドウィン・エンカーナシオン、ニック・マーケイキスといったベテラン勢は衰えが目立ち、厳しい状況。ブリュワーズのフランチャイズ・ヒーローであるライアン・ブラウンは「現在はプレーする意思がない」ことを明らかにしており、現役引退の可能性が高いとみられる。

     投手ではブレーブスの主力リリーバーとして活躍したシェーン・グリーンの移籍先が決まっていない。2019年は65試合で防御率2.30、昨季は28試合で防御率2.60と安定したピッチングを披露。どこかのチームが獲得に動いているというニュースすら聞こえてこないのが不思議なくらいだ。

     それ以外の顔ぶれは「元・好投手」が多く、リック・ポーセロ、コール・ハメルズ、ジェフ・サマージャ、トレバー・ケーヒル、ホーマー・ベイリー、アニバル・サンチェス、デービッド・ロバートソンなど。アストロズで活躍したブラッド・ピーコックは昨年10月に手術した右肩の状態が懸念されているのかもしれない。また、昨季の出場を辞退したマイク・リークは複数のオファーを断り、「コロナが落ち着き、普通の状態に戻ってきたときに考えたい」との意向を明らかにしている。

  • ジャイアンツが救援左腕・アルバレスと1年115万ドルで契約

    2021.3.7 10:30 Sunday

     日本時間3月7日、ジャイアンツはフィリーズからフリーエージェントとなっていた救援左腕ホゼ・アルバレスと1年115万ドルで契約したことを発表した。2022年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっており、オプションが行使された場合の年俸は150万ドル。また、アルバレスの加入に伴い、ロースターの40人枠を空けるために、右腕ジョーダン・ハンフリーズがウエーバーでパドレスへ移籍したことも発表されている。

     現在31歳のアルバレスは昨季8試合に登板して防御率1.42を記録。完全に崩壊したフィリーズのブルペンにおいて、安定した投球を見せていた数少ない投手だったが、8月中旬の試合で105.3マイル(約169.5キロ)のライナーが股間を直撃し、ただちに45日間の故障者リストに登録されてシーズン終了となった。2015年のメジャー定着後、防御率が4点台以上になったシーズンは1度もなく、メジャー8年間で通算359試合に登板して防御率3.59をマークしている。

     ジャイアンツは60試合制から162試合制に戻ることを考慮して投手の層を厚くすることを目指しており、今オフはフリーエージェント市場で多くの投手を獲得している。救援左腕だけを見ても、新加入のジェイク・マギーのほか、ジャーリン・ガルシア、サム・セルマン、ワンディ・ペラルタ、ケイレブ・バラガーがロースターの40人枠内におり、アルバレスの加入でさらに層が厚くなった。

     3月上旬まで移籍先が決まらず、調整が遅れているアルバレスだが、ゲーブ・キャプラー監督は「アルバレスがシーズン開幕への準備を整えるために十分な時間が残されている」と考えているようだ。よって、アルバレスはマギー、ガルシアとともに開幕ロースター入りを果たす可能性が高いとみられる。セルマン、ペラルタ、バラガーの3人はマイナー・オプションを残しているため、マイナーで開幕を迎え、出番を待つことになりそうだ。

  • FA市場最後の大物 右腕・オドリッジがアストロズと契約合意

    2021.3.7 10:00 Sunday

     日本時間3月7日、アストロズがツインズからフリーエージェントとなっていた先発右腕ジェイク・オドリッジと2年契約で合意したことが明らかになった。アストロズは昨季ブレイクした先発左腕フランベル・バルデスがオープン戦で左手薬指を骨折し、今季全休の可能性が浮上。代役となる先発投手の確保が急務となっていた。「ESPN」のジェフ・パッサンによると、契約の3年目(2023年)は選手側に選択権のあるオプションとなっているようだ。

     現在30歳のオドリッジは2019年に自己最多の15勝をマークし、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。2年連続で好成績を残し、好条件の複数年契約を手に入れることを目指したが、昨季は相次ぐ故障により3度も戦列を離れ、4試合に先発して0勝1敗、防御率6.59と不本意な成績に終わった。2014~19年の6年間で4度の2ケタ勝利をマークし、メジャー通算62勝を記録している。

     アストロズは今季終了後にジャスティン・バーランダー、ザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.がフリーエージェントとなるため、オドリッジとの2年契約は来季の先発の頭数を揃えるという点でも大きな意味を持つ。ジェームス・クリックGMは2019年までレイズの球団組織で働いており、今オフはオドリッジ(2013~17年に在籍)のほかにもライン・スタネック(2017~19年)、スティーブ・シーシェック(2017年)といった元レイズの投手を獲得している。

     バルデスは骨折した左手薬指の手術を受けた場合、今季全休となる可能性が高く、今季中に戦列復帰する可能性を残すために手術を回避することを検討しているという。とはいえ、戦列復帰時期の見通しは立っておらず、アストロズはグレインキー、マカラーズJr.、オドリッジ、ホゼ・ウルキディ、クリスチャン・ハビアーの5人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • ダルビッシュが奪三振王候補の1人に 奪三振率は歴代トップ

    2021.3.6 12:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトでは先日の本塁打王予想に続いて、今季の各リーグの奪三振王を予想。デービッド・アドラー、マット・ケリー、ジェイソン・カターニア、サラ・ラングス、トーマス・ハリガンの5人が各リーグから1人ずつ、合計10人の投手の名前をリストアップしている。昨季のサイ・ヤング賞受賞者らの名前が順当に登場するなか、ラングスはナ・リーグの奪三振王候補にダルビッシュ有(パドレス)の名前を挙げた。

     ダルビッシュはメジャー2年目、レンジャーズ時代の2013年に両リーグ最多の277奪三振を記録。昨季はジェイコブ・デグロム(メッツ)、トレバー・バウアー(昨季レッズ・現ドジャース)、アーロン・ノラ(フィリーズ)に次いでリーグ4位タイとなる93個の三振を奪った。

     ラングスはダルビッシュを「メジャー史上最高の奪三振率を誇る投手」と紹介。ダルビッシュは通算1127イニングを投げて1392三振を奪い、通算奪三振率11.12を記録しているが、ラングスは「1000イニング以上を投げた投手のなかで歴代最高」とその数字のすごさに言及している。

     また、「ダルビッシュは昨季、6つの球種で少なくとも7個以上の三振を奪っている」と述べ、ダルビッシュの球種のレパートリーの多さにも言及。さらに「このうち4つの球種は空振り率が30%を超えていた。つまり、これらの球種に対して打者のスイングのおよそ3分の1が空振りだったことになる」と詳細なデータにも触れ、「打者のみなさん、グッドラック」と難敵と対戦しなければならない打者たちへエールを送った。

     ア・リーグで名前が挙がったのはシェーン・ビーバー(インディアンス)、ゲリット・コール(ヤンキース)、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、タイラー・グラスナウ(レイズ)、ランス・リン(ホワイトソックス)の5人。一方、ナ・リーグではダルビッシュ以外にデグロム、ルイス・カスティーヨ(レッズ)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、バウアーの名前が挙げられている。

  • ボーアがジャイアンツとマイナー契約 メジャーキャンプは不参加

    2021.3.6 12:00 Saturday

     日本時間3月6日、ジャイアンツがジャスティン・ボーアとマイナー契約を結んだことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトでジャイアンツの番記者を務めるマリア・グアルダードによると、ボーアはメジャーのキャンプには合流せず、4月に始まるマイナーのキャンプに参加する予定だという。ボーアは2015~18年の4年間で83本塁打(平均21本塁打)を記録。エンゼルスでプレーした2019年以来2年ぶりとなるメジャー復帰を目指す。

     現在32歳のボーアは2013年12月のルール5ドラフトでカブスからマーリンズへ移籍し、翌2014年にメジャーデビュー。2015年は129試合に出場して打率.262、23本塁打、73打点、OPS.800を記録し、新人王投票で5位にランクインした。2017年は108試合で打率.289、25本塁打、83打点、OPS.902という自己最高の成績をマーク。しかし、その後は成績を落とし、2019年はエンゼルスで52試合に出場して打率.172、8本塁打、26打点、OPS.623に終わった。

     昨季は日本プロ野球の阪神タイガースに加入し、主砲としての活躍が期待されたが、99試合に出場して打率.243、17本塁打、45打点、OPS.760と平凡な成績。高額年俸に見合った働きをすることはできず、1年限りで自由契約となった。

     ジャイアンツには昨季OPS1.015をマークしたブランドン・ベルトという一塁手がいるものの、ベルトは昨年10月に右かかとの手術を受けており、開幕に間に合わない可能性がある。もしベルトが開幕に間に合わない場合、ウィルマー・フローレス、ダリン・ラフ、ジェイソン・ボスラーの3人が代役候補となるが、フローレスとラフは右打者であり、左打者はメジャー出場経験がないボスラーだけ。大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「左打ちのボーアはこのグループの左右のバランスを改善するのに役立つ。ジャイアンツにとってノーリスクの契約だ」と伝えている。

  • ダイソンがDV規定違反で1年間出場停止 2016年に38セーブ

    2021.3.6 11:30 Saturday

     メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは日本時間3月6日、フリーエージェントの救援右腕サム・ダイソンがポストシーズンを含む1年間の出場停止処分を受け入れたことを発表した。ダイソンはメジャーリーグ機構が定める家庭内暴力・性的暴行・児童虐待に関する共同ポリシーの規定に違反した疑惑があり、調査を受けていた。また、ダイソンは同規定の条項に基づき、治療プログラムに参加することになっている。

     現在32歳のダイソンは2012年から2019年までメジャーで8年間プレーし、通算376試合に登板して24勝23敗59セーブ、73ホールド、防御率3.40を記録。レンジャーズ時代はクローザーとして活躍し、2016年には73試合に登板して3勝2敗38セーブ、10ホールド、防御率2.43の好成績をマークした。2017年のワールド・ベースボール・クラシックにはアメリカ代表の一員として出場。2019年にツインズからフリーエージェントとなったあとはどのチームとも契約していない。

     マンフレッドは今回の処分について「サム・ダイソンがメジャーリーグ機構の家庭内暴力・性的暴行・児童虐待に関する共同ポリシーの規定に違反したという疑惑について、私のオフィスは調査を完了しました。入手した証拠をすべて確認した結果、ダイソンは規定に違反しており、今回の処分が適切であると結論づけました」との声明を発表している。

     ダイソンはメジャーで最後にプレーした2019年、ジャイアンツで49試合に登板して4勝1敗2セーブ、17ホールド、防御率2.47をマークしたが、7月末にツインズへ移籍すると、その後は12試合で防御率7.15と大乱調。右肩を痛め、9月上旬でシーズンを終えた。昨季は右肩の手術からのリハビリを行っていたため、プレーしなかったが、今回の出場停止処分によって2年連続の全休が確定。現役続行は難しくなったと言えそうだ。

  • 昨季全休のRソックス・ロドリゲスが約1年ぶりの登板

    2021.3.6 11:00 Saturday

     レッドソックスのエドゥアルド・ロドリゲスは新型コロナウイルスに起因する心筋炎により昨季を全休した。一時は体力がかなり落ちていることが報じられ、大いに心配されたものの、その病気を乗り越え、日本時間3月6日のレイズとのオープン戦で今季初登板初先発。ロドリゲスが実戦で投げるのは昨年3月12日(日本時間)以来、実に359日ぶりのことだった。2019年に自己最多の19勝を挙げた左腕が復活への第一歩を踏み出した。

     この日のロドリゲスは3回途中まで46球を投げ、被安打2、奪三振2、与四球0、失点1という内容。2回表二死からモイゼス・ゴメスに打たれたソロ本塁打が唯一の失点となった。試合前には女房役のクリスチャン・バスケスに対して「緊張して震えているよ。メジャーデビューの登板のような感じだ」と弱音を吐き、「大丈夫さ。心配するな」と励ましの言葉をかけられていたという。

     アレックス・コーラ監督は復活への第一歩を踏み出したロドリゲスについて「今日に関しては、結果はどうでもいいと思っている。彼がマウンドに立てたという事実が嬉しいんだ」とコメント。「去年、彼に起こったことはみんなが知っている。彼にとって、マウンドに立てたという事実は正しい方向に向かっていることの証でもある」と昨季の開幕投手を務める予定だった左腕の復活を喜んだ。

     心筋炎の影響により心臓に負担のかかる運動ができず、苦しい日々を過ごしたロドリゲス。「3イニング近く投げることができた。神様に感謝しているよ。マウンドに立てたという事実が最も重要だ」とおよそ1年ぶりの登板を振り返った。

     このまま順調にいけば、昨季逃した開幕投手を務めるチャンスがあるかもしれない。ロドリゲスは「AC(=アレックス・コーラ監督の愛称)が僕にボールを渡すときには常に100%の準備ができているつもりだよ。開幕までには100%の状態にできると思う」と2年越しの大役に意欲を見せている。

  • プーホルス「エンゼルス移籍に後悔はない」「大谷は30本打てる」

    2021.3.5 14:00 Friday

     3度のMVP受賞をはじめ、ワールドシリーズ制覇2度、662本塁打(歴代5位)、2100打点(同3位)など輝かしい実績を残してきたアルバート・プーホルスは今季がエンゼルスとの10年契約の最終年だ。現役引退については「まだ決めていない。シーズンが終わってから考える」と話しているが、今季が現役ラストイヤーとなる可能性もある。そんなプーホルスがメジャー21年目のシーズンを前に「USAトゥデイ」のインタビューに答えている。

     2011年シーズン終了後にカージナルスを離れ、エンゼルスと契約したことについて「後悔しているか」と尋ねられたプーホルスは「後悔は全くない」と断言。「物事にはすべて理由がある。彼らは私を引き留めようとしたし、私もセントルイスに残りたかったけど、上手くいかなかった。でも後悔はしていない。双方にとってあれがベストの選択だったんだ。私の全盛期はセントルイスだけど、もし残留していたら、今よりも悪い状況になっていた可能性もある。ナ・リーグにはDHがないからね」と語った。

     2019年にエンゼルスの一員としてブッシュ・スタジアムを訪れ、セントルイスのファンから大歓声を受けたことについては「キャリアで最高の経験だった。決して忘れることはないだろう」とコメント。今オフ、ロッキーズからカージナルスへ移籍したノーラン・アレナードには「もし(球団間で)トレードが合意した場合、その機会を逃さないほうがいい。セントルイスのことを絶対に気に入ると思う。セントルイスのような場所は他にはない」と移籍を後押しするアドバイスをしたという。

     二刀流の大谷翔平については「もし誰かが二刀流を成功させるとしたら、それは彼だと思う。彼はキャリアを通して二刀流に取り組んできた」とコメント。「去年は短縮シーズンだったから、私が監督だったら投手かDHのどちらかに固定していたと思う。162試合のシーズンではたくさんの仕事がある。どちらか一方に専念したほうが彼にはメリットがあるかもしれない。彼は本塁打を30本打てる選手だ。投手を続けるなら毎日(打者として)プレーすることはできないけどね」と特に打者としての能力を高く評価しているようだ。

     カージナルス時代の同僚ヤディアー・モリーナには「一緒に引退しよう」と話しているという。「彼が2004年に昇格してきたとき、彼の両親に『弟のように接してあげてほしい』と言われたんだ」と裏話も紹介。モリーナの殿堂入りを疑問視する声があることについては「それは冗談だろう。彼は同世代のなかで最高の捕手だ。彼に近い存在すらいない。守備面だけなら史上最高かもしれない。彼の偉大さに気付かない人はコンピューターで数字だけを見ているんだよ。カージナルスは私を手放す余裕はあったけど、彼を手放す余裕はなかった。カージナルスはヤディがいるからこそ成功を収めているんだ」と語り、モリーナの偉大さを力説した。

     700本塁打達成のチャンスがある場合は「チャレンジしたい」と意欲を見せるプーホルス。なお、引退を決めた際は「インスタグラムのようなものではなく、みんなが同時に知ることができるように記者会見を開く」つもりだという。今季が現役ラストイヤーとなる可能性もあるため、プーホルスの一挙手一投足から目が離せないシーズンとなりそうだ。

  • パドレスの救援左腕・カスティーヨがトミー・ジョン手術へ

    2021.3.5 13:00 Friday

     日本時間3月5日、パドレスのジェイス・ティングラー監督は救援左腕ホゼ・カスティーヨがトミー・ジョン手術を受け、今季を全休する見込みであることを明らかにした。カスティーヨは実戦形式の練習中に前腕の張りを訴え、精密検査を受けた結果、内側側副靭帯の断裂が判明。2018年にメジャー定着を果たしたカスティーヨだが、2019年以降は故障が相次いでおり、まともに投げられない状態が続いている。

     現在25歳のカスティーヨは2018年6月にメジャーデビューを果たし、37試合に登板して38.1イニングを投げ、3勝3敗、12ホールド、防御率3.29、52奪三振をマーク。ブルペンに不可欠な戦力とみなされるようになった。ところが、翌2019年は屈筋や指の故障でわずか1試合しか投げられず、昨季は広背筋を痛めて全休。そして、今季はトミー・ジョン手術により2年連続の全休が確実となった。

     ティングラーは「彼は故障と戦いながら、復帰するために一生懸命に頑張っていた。本当に残念だよ」とカスティーヨの心情を思いやった。とはいえ、カスティーヨはまだ25歳であり、「彼が復帰できる2022年にはフレッシュなスタートを切ってくれるだろう」と今後への期待も口にしている。

     カスティーヨを失い、マット・ストラームも右膝の手術明けで調整が遅れているものの、パドレスのブルペンは非常に層が厚い。カスティーヨが脱落したことにより、同じ左腕のティム・ヒルやエイドリアン・モレホンは開幕ロースター入りのチャンスが広がったとみられている。一方、ハビー・ゲラは右肘の不調に悩まされており、2~4週間は投げられない予定のため、開幕ロースター争いからは脱落することになりそうだ。

     人材豊富なブルペンで開幕ロースター入りが確実または有力と言われているのはドリュー・ポメランツ、エミリオ・パガーン、マーク・マランソン、キーオニー・ケラ、オースティン・アダムス、ピアース・ジョンソンの6人。残り2~3枠を10人前後の投手が争う状況に変わりはなく、オープン戦で熾烈な競争が繰り広げられることになる。

  • バルデス故障のアストロズ FAのオドリッジ獲得の可能性も

    2021.3.5 12:00 Friday

     アストロズは昨季ブレイクして先発ローテーションの柱に成長したフランベル・バルデスがオープン戦で左手薬指を骨折するというアクシデントに見舞われた。まだ復帰予定時期などは明らかにされていないものの、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはバルデスが手術を受けた場合、今季を全休する可能性があることを伝えている。アストロズはチーム内の若手投手でバルデスの穴を埋めることもできるが、外部からの補強に動く可能性もあるとみられている。

     バルデスの故障により注目を集めているのが、依然としてフリーエージェント市場に残ったままのジェイク・オドリッジだ。昨季は相次ぐ故障により4試合しか登板できなかったものの、2014~19年の6年間で4度の2ケタ勝利をマークし、防御率3.88を記録。先発ローテーションの柱を任せるのはやや荷が重いが、先発3番手としてなら十分に計算できる投手である。バルデスの穴埋めとしては適任だろう。

     オドリッジに対してはフィリーズやエンゼルスが興味を示していることが報じられていたものの、オドリッジは3年4500万ドル前後の契約を希望していると言われており、どの球団も獲得に二の足を踏んでいる。今オフのフリーエージェント市場で複数年契約を手にした先発投手がトレバー・バウアー(ドジャース)、タイワン・ウォーカー(メッツ)、マイク・マイナー(ロイヤルズ)、クリス・フレクセン(マリナーズ)の4人しかいないことを考えると、オドリッジの希望条件は非現実的と言わざるを得ない。

     オドリッジ以外には、リック・ポーセロ、ホーマー・ベイリー、アニバル・サンチェス、ジェフ・サマージャ、コール・ハメルズといったベテラン投手たちもまだフリーエージェント市場に残っている。アストロズはバルデスが長期離脱することになった場合、現有戦力と外部の補強オプションを比較しながら、バルデスの代役探しを進めていくことになりそうだ。

  • シェフィールド兄弟の投げ合いが実現 マリナーズ対ロッキーズ

    2021.3.5 11:00 Friday

     日本時間3月5日に行われたマリナーズ対ロッキーズのオープン戦でジャスタス・シェフィールド(マリナーズ)とジョーダン・シェフィールド(ロッキーズ)の兄弟による投げ合いが実現した。1996年生まれの弟・ジャスタスが先発して2イニングを2安打無失点に抑えると、1995年生まれの兄・ジョーダンは4回裏に登板して1イニングを1安打1失点。シェフィールド兄弟が同じ試合で登板するのは、プロ入り後初めてだった。

     シェフィールド兄弟が所属するチーム同士が対戦するのは今回が2度目。前回は2019年6月、兄・ジョーダンがドジャースのAA級、弟・ジャスタスがマリナーズのAA級でプレーしているときに4連戦があったものの、ジョーダンは2試合目と4試合目、ジャスタスは3試合目に登板したため、同じ試合での投げ合いは実現しなかった。ようやく投げ合いが実現し、ジャスタスは「最高だよ。兄と同じ試合でプレーできるのは本当に恵まれていると思う」と大興奮だった。

     弟・ジャスタスは今季がメジャー4年目のシーズン。2014年のドラフトでインディアンスから全体31位指名を受けてプロ入りし、2016年7月にアンドリュー・ミラーとのトレードでクリント・フレイジャーらとともにヤンキースへ移籍。2018年9月にメジャーデビューしたあと、同年11月にジェームス・パクストンとのトレードでマリナーズに加入した。昨季は10試合に先発して4勝3敗、防御率3.58をマーク。今季も先発ローテーションの一角としてさらなる活躍が期待されている。

     一方、兄・ジョーダンは2016年のドラフトでドジャースから全体36位指名を受けてプロ入りし、昨年12月のルール5ドラフトでロッキーズに移籍。今季は開幕ロースター入りが有力視されているが、まだメジャー経験はない。2019年はマイナーで49試合に登板して4勝5敗13セーブ、防御率3.27を記録した。

     マリナーズとロッキーズの対戦はレギュラーシーズン中にも4試合組まれている(6月に2試合、7月に2試合)。オープン戦での投げ合いが実現し、次は公式戦での兄弟対決が目標になりそうだ。

  • Rソックスがサンタナとマイナー契約で合意 2019年に28本塁打

    2021.3.5 10:00 Friday

     日本時間3月5日、レッドソックスがレンジャーズからノンテンダーFAとなっていたダニー・サンタナとマイナー契約で合意したことが明らかになった。レッドソックスは今オフ、内外野のあらゆるポジションを守れるエンリケ・ヘルナンデスとマーウィン・ゴンザレスを獲得しているが、サンタナも内外野の全7ポジションでの出場経験がある。ただし、昨年9月に右肘の手術を受けているため、今季の開幕には間に合わないとみられている。

     現在30歳のサンタナは2014年にツインズでメジャーデビューし、101試合に出場して打率.319、7本塁打、40打点、20盗塁、OPS.824の好成績をマーク。その後は打撃の粗さが災いし、伸び悩みが続いていたが、マイナー契約でレンジャーズに加入した2019年に130試合で打率.283、28本塁打、81打点、21盗塁、OPS.857と大ブレイクした。

     ところが、昨季は開幕から不振が続き、右肘の不調により2度にわたって故障者リスト入り。9月に右肘の手術を受けてシーズン終了となり、15試合に出場して打率.145、1本塁打、7打点、2盗塁、OPS.511という自己最悪の成績に終わった。

     レッドソックスでは現在、マイケル・チェイビスとクリスチャン・アローヨがベンチ入りの最後の1枠を争っており、サンタナの右肘が回復して万全の状態でプレーできるようになれば、サンタナもこの争いに加わることになる。アローヨとチェイビスに比べてサンタナは守れるポジションが多いため、昨季の打撃不振から脱することができれば、優先的に起用されることになりそうだ。

     サンタナの加入により、レッドソックスは内外野のあらゆるポジションを守れるユーティリティ・プレーヤーを3人抱えることになる。アンドリュー・ベニンテンディの放出やジャッキー・ブラッドリーJr.の移籍によって戦力ダウンした感はあるものの、ユーティリティ3人の存在によってフレキシブルな選手起用が可能になり、むしろ戦力アップしているかもしれない。アレックス・コーラ監督がこの3人をどのように使い分けていくか注目したい。

  • 毎年6月2日が「ルー・ゲーリッグ・デー」に MLB機構が発表

    2021.3.5 01:00 Friday

     日本時間3月5日、メジャーリーグ機構は毎年6月2日(現地時間)を「ルー・ゲーリッグ・デー」とすることを公式発表した。ヤンキースの名一塁手・ゲーリッグの功績を称えるだけでなく、「ルー・ゲーリッグ病」として知られる難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)と戦う人々を支援するために制定される。ヤンキースの4番打者として活躍したゲーリッグはこの難病によって現役引退を余儀なくされ、引退から2年後、1941年6月2日にこの世を去った。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは声明文のなかで「メジャーリーグ機構はルー・ゲーリッグの功績を称えることができることに興奮しています。ALSは彼の伝説的なキャリアと密接に結びついており、治療法を見つけることが急務であることに変わりはありません。ルー・ゲーリッグ・デーがこの病気を克服するための努力を前進させることを願っています」とのコメントを発表。ヤンキースのラインナップ表に固定されていたゲーリッグの名前は今後、メジャーリーグのカレンダーに固定されることになった。

     ルー・ゲーリッグ・デーには各球団の選手、監督、コーチが特別なパッチのついたユニフォームと「4-ALS」の赤いロゴが入ったリストバンドを着用するという。「4」はゲーリッグの背番号であり、ヤンキースの永久欠番となっている。メジャーリーグ機構が選手の名前を冠した記念日を制定するのはジャッキー・ロビンソン、ロベルト・クレメンテに続いてゲーリッグが3人目となる。

     ゲーリッグは1920年代から1930年代にかけてヤンキースの不動の「4番・一塁」として活躍。1934年に三冠王に輝くなど、首位打者1度、本塁打王3度、打点王5度、MVP2度、オールスター・ゲーム選出7度、ワールドシリーズ制覇6度といった輝かしいキャリアを過ごした。1925年から1939年にかけて当時の世界記録となる2130試合連続出場を達成したが、ALSにより記録はストップし、引退を決断。1939年7月4日に行われた元祖「ルー・ゲーリッグ・デー」で引退スピーチを行い、「私はこの世で最も幸せな男です」という名言を残した。特例により1939年にアメリカ野球殿堂入りの特別投票が行われ、殿堂入りが決定。1941年6月2日に37歳の若さで死去した。

  • 名手・ブラッドリーJr.がブリュワーズへ 2年2400万ドルとの報道

    2021.3.4 18:30 Thursday

     「ESPN」のジェフ・パッサンによると、レッドソックスからフリーエージェントとなったジャッキー・ブラッドリーJr.のブリュワーズ移籍が決定的となっているようだ。パッサンは契約条件について「2年2400万ドルで今季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる」と伝えている。クリスチャン・イェリッチ、ロレンゾ・ケイン、アビサイル・ガルシアがいるチームにブラッドリーJr.が加入することになり、起用法が注目される。

     現在30歳のブラッドリーJr.は2011年のドラフト全体40位で指名されて以来、レッドソックス一筋でプレーしてきた。2013年にメジャーデビューし、メジャー8年目の昨季は55試合に出場して打率.283、7本塁打、22打点、5盗塁、OPS.814の好成績をマーク。3年連続で打撃不振が続いていたが、4年ぶりに8割台のOPSを記録した。

     最大の魅力はハイレベルなセンターの守備であり、ゴールドグラブ賞こそ1度(2018年)しか受賞していないものの、昨季は短縮シーズンのなかで守備防御点+5をマーク。2014年に+16、2016年に+14、2017年に+15を記録するなど、球界トップクラスの守備力を誇っている。

     また、2016年から3年連続でポストシーズンに出場した経験もあり、2018年にはワールドシリーズ制覇を経験。この年のリーグ優勝決定シリーズ(対アストロズ)では打率.200ながら2本塁打、9打点、OPS1.067という活躍を見せ、MVPを受賞した。

     気になるのはレギュラークラス4人が集まった外野手の起用法だ。左翼のイェリッチは不動のレギュラーのため、中堅と右翼の2ポジションでケイン、ガルシア、ブラッドリーJr.の3人が併用されるとみられる。ケインとガルシアが右打ち、ブラッドリーJr.が左打ちであることを考えると、相手投手が右腕のときは中堅ブラッドリーJr.、右翼ケイン、左腕のときは中堅ケイン、右翼ガルシアという形が予想される。

  • カブスが34歳のベテラン内野手・ソガードとマイナー契約で合意

    2021.3.4 18:00 Thursday

     日本時間3月4日、カブスがブリュワーズからフリーエージェントとなっていたベテラン内野手、エリック・ソガードとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。正二塁手不在のカブスはニコ・ホーナーがレギュラー争いの先頭を走っており、デービッド・ボーティやイルデマーロ・バルガスもその座を狙っているが、この正二塁手争いにコンタクト能力と出塁率の高さが武器のベテラン内野手が加わることになりそうだ。

     現在34歳のソガードは2年ぶりのブリュワーズ復帰を果たした昨季、43試合に出場して打率.209、1本塁打、10打点、OPS.560と深刻な打撃不振に陥ったが、2017年に出塁率.393、2019年にも打率.290、OPS.810の好成績をマーク。カブスがソガードの獲得を狙うのは今オフが初めてではなく、2019年のトレード・デッドラインにもソガードの獲得を検討していた。昨季も不振とはいえ、長所であるコンタクト能力の高さや優れた選球眼は健在だった。

     正二塁手候補のホーナーとボーティはいずれも右打ちのため、左打ちのソガードにはプラトーン要員としてのロースター入りのチャンスがあるとみられる。ソガードは二塁のほか、三塁、遊撃、左翼、右翼での出場経験もあり、内外野を守れるスイッチヒッターのバルガスがロースター入りを目指すうえでの最大のライバルということになりそうだ。

     デービッド・ロス監督はメジャー3年目を迎えたホーナーを攻守両面で高く評価しており、正二塁手の座はホーナーに与えられる可能性が高い。しかし、メジャーで1シーズンに50試合以上出場した経験はなく、控え選手のサポートが必要となる。控え内野手にはボーティがいるものの、ソガードはチームで貴重な左打ちの控え内野手として存在感を示していきたいところだ。

  • マーリンズ 元最多勝左腕・ゴンザレスとマイナー契約で合意

    2021.3.4 18:00 Thursday

     日本時間3月4日、マーリンズがホワイトソックスからフリーエージェントとなっていたベテラン左腕ジオ・ゴンザレスとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、フロリダ州出身のゴンザレスは他球団からのオファーを断り、地元球団からの誘いを待ち続けていたという。2012年に最多勝のタイトルを手にしたベテラン左腕は先発投手陣に厚みを加える存在として期待される。

     現在35歳のゴンザレスは昨季ホワイトソックスで12試合(うち4先発)に登板して1勝2敗、防御率4.83を記録。ナショナルズ時代の2012年に21勝をマークするなど、2010年から2018年まで9年連続で2ケタ勝利を記録し、通算131勝の実績を誇る。マーリンズの先発投手陣はサンディ・アルカンタラ、パブロ・ロペス、エリーサー・ヘルナンデス、シクスト・サンチェスと若い投手ばかりが並んでおり、ゴンザレスのようなベテランは貴重な存在だ。

     まだ契約が正式に発表されていないため、ドン・マティングリー監督は仮定の話にとどめたものの、「ジオは地元出身のベテラン投手であり、チームに経験値をもたらしてくれるだろう。経験豊富な投手だし、ローテーションに厚みを加えてくれる」とベテラン左腕の加入を歓迎した。

     前述の4投手に続く先発5番手はトレバー・ロジャースが有力だが、ほかにもブラクストン・ギャレット、ニック・ナイダート、ダニエル・カスターノといった若い投手たちが開幕ローテーション入りを狙っている。30代の先発候補は皆無であり、5度のポストシーズン出場経験を誇るゴンザレスには若い投手の見本や教育係としての働きも求められそうだ。

  • WS制覇の有力候補 MLB公式サイトが1~30位までランク付け

    2021.3.4 14:00 Thursday

     メジャーリーグはレギュラーシーズン開幕まで1ヶ月を切り、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されないこと、ポストシーズンの形式が2012~19年のもの(各リーグ5球団・合計10球団)に戻されることなどが決定的となっている。メジャーリーグ公式サイトではウィル・レイッチとマイク・ペトリエロの2人が今季のワールドシリーズ制覇の有力候補を予想。両リーグの全30球団を1位から30位までランク付けして紹介している。

     1位に選ばれたのは昨季王者のドジャース。「打線に3人のMVP候補、先発ローテーションに3~4人のサイ・ヤング賞候補がいる」と選手層の厚さを絶賛されている。トレバー・バウアーとの高額契約が成功するのか、守護神ケンリー・ジャンセンに不安の残るブルペンは大丈夫なのか、といった懸念材料も指摘されているが、1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇に期待がかかる。

     2位はヤンキース。故障リスクの高い選手が非常に多い点は懸念材料だが、「今季のヤンキースは過小評価されている」と指摘。「アーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンが離脱したとしても優秀なチームだが、両者が健康なら100勝できるだろう」と高い評価を与えている。

     3位にはパドレスがランクイン。「ドジャースを上回ることができなくても2001年のマリナーズのような快進撃を見せる可能性がある」と極めて高い評価が与えられている。ただし、地区優勝できずにワイルドカードとなった場合、一発勝負のワイルドカード・ゲームで相手球団の絶対的エースと対戦しなければならず、ドジャースと対戦する前に敗退という危険性もある。是が非でもドジャースの地区8連覇をストップさせたいところだろう。

     4位から30位までは以下のようになった。

    4位 メッツ
    5位 ブレーブス
    6位 ホワイトソックス
    7位 カージナルス
    8位 ツインズ
    9位 アスレチックス
    10位 アストロズ
    11位 ブルージェイズ
    12位 レイズ
    13位 ブリュワーズ
    14位 ナショナルズ
    15位 インディアンス
    16位 レッズ
    17位 エンゼルス
    18位 カブス
    19位 フィリーズ
    20位 レッドソックス
    21位 ロイヤルズ
    22位 ジャイアンツ
    23位 マーリンズ
    24位 タイガース
    25位 マリナーズ
    26位 ダイヤモンドバックス
    27位 レンジャーズ
    28位 ロッキーズ
    29位 オリオールズ
    30位 パイレーツ

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