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  • レッズ注目新人のグリーンがマイナーで二刀流実践中

    2017.9.17 11:57 Sunday

     去る6月に行われたドラフト会議でレッズからドラフト1巡目指名(全体2番目)を受けたハンター・グリーンは今、チーム傘下の「ビリングス・ムスタングス」で経験を積んでいる。入団前から投手と野手の二刀流として注目が高かった選手はメジャーへの階段を一歩ずつ上がっている。

     ドラフト以前は高校生でありながら投手として最速165キロの直球、野手としては主に遊撃手として140m近い特大弾を放つパワーと技術を持った大型選手としてドラフト組のプロスペクトランキングでは1位に位置していた。入団後はレッズ内で2位にランクインするほど18歳でありながら大きな期待をかけられている。現在は野手中心で出場しており、7試合で打率.233 7安打 3打点の成績を残している。また投手としても既に登板しておりこちらは3試合で0勝1敗 防御率12.46となっている。

     「僕は打つことも投げることも好きなんだ」話すグリーン。球団はドラフト時に投手として指名したこともあってどちらかを集中して鍛えることになると思われたが現在のように投手、野手ともに出場機会がある。このままレッズの選手としてメジャー昇格できた際には投手も打席に立つナ・リーグ所属のため、彼にとっては良いことづくしといえるだろう。それでもグリーンのプロ人生は始まったばかり。「まだまだ道は長いよ。もっとやるべきことがある」と将来のメジャーデビューに向けて向上していくことを誓っていた。


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  • ベリンジャーがナ・リーグ新人最多タイの38本塁打

    2017.9.17 11:17 Sunday

     泥沼11連敗を脱出したドジャースはクレイトン・カーショウ、ダルビッシュ有、アレックス・ウッドの3人で再び3連勝と上昇気流に乗った。そして日本時間9月17日に行われたナショナルズ戦で4番打者として出場したコディ・ベリンジャーがナ・リーグ新人最多タイとなるシーズン38本塁打を記録した。

     3連勝で迎えたナショナルズとの第5回戦、両チームは今季2勝2敗と五分五分の戦いをしている。終盤戦の9月に突入しても好調を維持し続けているベリンジャーの試合前までの月間成績は打率.288 3本塁打 7打点の成績。迎えた今回の試合では2回表の第1打席から魅せ場がやってきた。

     対戦したナショナルズの先発は今季わずか1勝のA.J.コール。2回表の先頭打者として打席に立ったベリンジャーは2球目のフォーシームを捉えてその打球は右中間スタンドまで飛んでいきドジャースに先制点をもたらした。これでシーズン38号となり、ナ・リーグ新人最多タイの本数となった。ちなみに過去にこの記録を達成したのは1930年に当時のボストン・ブレーブスに所属していたワリー・バーカーと1956年にレッズで活躍したフランク・ロビンソンの2人となっている。試合はドジャースが3対2でナショナルズを下して4連勝を飾った。

     去る日本時間9月4日のパドレス戦で1993年にマイク・ピアッツァが持つドジャース新人最多本塁打記録「35」を塗り替えたベリンジャー。球団記録の次はナ・リーグ記録も塗り替えようとしておりこの大型新人がどこまでその本数を伸ばすのか注目される。


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  • 右膝を故障していたヌニェスが戦線復帰

    2017.9.16 11:29 Saturday

     2年連続のア・リーグ東地区制覇を狙うレッドソックスは2位のヤンキースと3ゲーム差とし烈な優勝争いを繰り広げられている。長いシーズン中はどうしても故障者が出てしまうが、この大事な時期にきて投手では左肘を痛めていたデービッド・プライスが、野手では右膝を故障したエドゥアルド・ヌニェスが復帰した。

     ヌニェスは日本時間7月27日にジャイアンツから移籍後は主に1播打者として37試合に出場し打率.319 8本塁打 27打点と新天地で本領を発揮している。しかし、日本時間9月10日に行われたレイズ戦の1回裏に二盗を成功させるも左膝を痛めてしまった。その後もプレーを続けて2安打の活躍も大事をとって途中交代となり試合から退いた。その後はこの試合を最後に数日間の休養が決まり、静養していた。そして日本時間9月16日のレイズ戦からスタメンではないものの、戦線復帰を果たした。

     ジョン・ファレル監督は「ヌニェスの復帰はチームによってとても良いことだ。週末のトロピカーナ・フィールドでのレイズ戦には帯同できる。ただし、まだ完全な状態ではないためにスタメンに戻るにはまだ数日かかるだろう」と話している。

     既に今季、ヤンキースとの直接対決は終了していることから自力で勝利を積み重ねていくしかないレッドソックス。直近10試合では6勝4敗と勝ち越しており、ヌニェスがスタメン復帰となれば再びリードオフマンとして活躍してくれることだろう。


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  • ラッキー&コントレラスのバッテリーが退場処分

    2017.9.16 10:35 Saturday

     ナ・リーグ中地区首位を走るカブスは2位タイのカージナルス(日本時間9月15日時点)との首位攻防戦に臨んでいる。初戦は8対2と勝利を収めてこれで4連勝を飾ったものの、試合は途中、先発と4番打者が同時退場する出来事があった。

     今回、退場となったはジョン・ラッキーとウィルソン・コントレラス。発端は1対1で迎えた5回表のカージナルスの攻撃、2死一・二塁の場面で打席にはカルロス・マルティネスがいたときだった。カウント2-2でラッキーが投じた5球目のカッターは外角へ、これがストライクかに思われたが審判の判定はボールとなった。これに激高するラッキー、その間にジョー・マドン監督が審判に確認をとるも判定が覆ることなく試合は続けられた。その直後の6球目のカッターをマルティネスに捉えられてこれが適時打となり勝ち越しを許した。

     2失点となったラッキーは5球目の判定に不服な状態のまま、再び審判に詰め寄ると退場処分を受けてしまった。直後に捕手のコントレラスもマスクを叩きつけて怒りを露わにしたが、彼も続けて退場することになった。同時に2人が途中交代することになったカブスは投手がジャスティン・ウィルソン、捕手がアレックス・アビラに交代した。試合は6回裏にカブス打線が爆発して7得点を挙げ、逃げ切った。

     試合後、コントレラスは「この怒りをコントロールすることができなかった。審判にあたった訳ではないのだが、謝罪したい」と振り返っている。また、打席に立っていたマルティネスは「5球目はボールだと確信していたよ」とコメントしている。実際にこの事件の発端となった球が投じられた直後に彼は打席を外している。ラッキーは審判の判定に不服なのと同時に彼がボール球だと堂々と打席を外したことが許されなかった可能性もある。試合こそ勝ったカブスだが、4連勝を飾った試合で一波乱の出来事だった。


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  • 【戦評】田中7回2失点で12勝目 ジャッジがスリーラン2発

    2017.9.15 13:08 Friday

     ヤンキースのレギュラーシーズンは残り17試合。そのうちの14試合を本拠地ヤンキー・スタジアムで戦うことができる。ジョー・ジラルディ監督は「今夜からスタートだ」とスケジュールの利を生かしたラストスパートを誓ったが、日本時間9月15日のオリオールズ戦はラストスパート開始に相応しい試合展開となった。

     1回裏、ヤンキース打線がいきなり火を噴いた。1番ジャコビー・エルズベリーからの3連打であっという間に1点を先制すると、マット・ホリデイの内野ゴロの間に2点目。チェイス・ヘッドリーのタイムリーの後、トッド・フレイジャーの25号スリーランで一挙6得点のビッグイニングとなり、オリオールズ先発のウェイド・マイリーをノックアウトした。

     4回裏にアーロン・ジャッジの42号スリーランで3点、6回裏にはジャッジの43号スリーランとゲーリー・サンチェスの31号ソロで4点を追加。大量13点の援護を先発の田中将大にプレゼントした。

     大量援護をもらった田中は4回表にジョナサン・スコープに32号ソロ、6回表にトレイ・マンシーニに24号ソロを浴びたものの、7イニングを投げて失点はこの2点だけ。オリオールズ打線に8安打を許しながらも要所をしっかりと締め、反撃のきっかけを与えなかった。

     ヤンキースは8回表に2番手ブライアン・ミッチェルが2失点、9回表にジオバニー・ガジェゴスが1失点を喫したが、いわゆる勝ちパターンを担う投手を使わずに勝利。本拠地6連戦の初戦を良い形で取ることができた。

     田中は今季12勝目(11敗)をマークし、日米通算150勝に到達。「150勝もできるなんて夢にも思っていなかった」と語った田中だが、4回7失点でノックアウトされた前回登板の反省を生かして7回2失点の好投。前回登板を除けば後半戦は毎試合のように試合を作っており、頼れるエースが戻ってきたと判断しても良さそうだ。なお、この試合で31号本塁打を放ったサンチェスは1952年と1956年に30本塁打を放ったヨギ・ベラ、2003年に30本塁打を放ったホルヘ・ポサダを抜き、捕手によるシーズン本塁打の球団記録を更新している。


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  • 【戦評】9回二死から追い付き延長10回サヨナラで22連勝

    2017.9.15 12:41 Friday

     ノーヒッター達成の試合にファインプレイが付き物であるように、奇跡にはドラマが付き物だ。日本時間9月15日のロイヤルズ戦で21連勝中のインディアンスがまさにドラマチックな奇跡を起こしてみせた。連勝ストップまであと1アウトに追い込まれながら同点に追い付き、延長戦の末、メジャーリーグ史上単独2位となる22連勝を成し遂げたのだ。

     インディアンスはタイガースとの3連戦を終え、この日からロイヤルズとの4連戦。その初戦はジョシュ・トムリン(インディアンス)とジェイコブ・ジュニス(ロイヤルズ)の両先発で始まった。ロイヤルズは2回表に無死一、三塁のチャンスを作り、マイク・ムスターカスの併殺打の間に先制。インディアンスは3回裏にロニー・チゼンホールのタイムリーで同点に追い付いたが、ロイヤルズが6回表にエリック・ホズマーのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功し、ロイヤルズが1点をリードしたまま試合は9回裏を迎えた。

     9回裏、ロイヤルズはクローザーのケルビン・ヘレーラを投入。インディアンスは先頭のヤンディ・ディアスがショートゴロに倒れた後、タイラー・ネークインがレフト前ヒットで出塁したが、フランシスコ・メヒアが二塁ゴロに倒れ、連勝ストップまであと1アウトに追い込まれてしまった。しかし、ここでフランシスコ・リンドーアがレフトフェンスを直撃する二塁打を放ち、メヒアの代走として出場していたエリック・ゴンザレスが一塁から一気に生還。土壇場での同点劇に、本拠地プログレッシブ・フィールドは大歓声に包まれた。

     クローザーのコディ・アレンが10回表のロイヤルズの攻撃を無得点に抑え、そして迎えた10回裏。先頭のホゼ・ラミレスが今季50本目の二塁打で出塁すると、エドウィン・エンカーナシオンが四球を選んで無死一、二塁のチャンスを作る。ここでジェイ・ブルースがライト線へのタイムリー二塁打を放ち、22連勝が達成された。

     1916年にニューヨーク・ジャイアンツが記録した26連勝まであと4つ。今日のドラマのような同点劇、サヨナラ劇を見ればメジャー記録の更新も不可能ではないように思われるが、まずはマジック3(インディアンスの試合終了時点)に迫った地区優勝が次なる目標となりそうだ。


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  • アストロズ 俊足好守の外野手・マリズニックが戦線離脱

    2017.9.15 12:18 Friday

     アストロズの控え外野手、ジェイク・マリズニックが日本時間9月14日のエンゼルス戦で右手親指を骨折し、ポストシーズンを含めた今季の残り試合を欠場する可能性が高くなった。チームの発表によるとマリズニックは日本時間9月16日に手術を受ける予定であり、全治には6~8週間を要すると見られている。

     マリズニックは日本時間9月14日のエンゼルス戦の3回表、一塁手と右翼手の間に落ちるポテンヒットを放って二塁へスライディングした際に右手を負傷。そのまま試合から退いたが、検査の結果、親指の骨折が判明した。全治6~8週間との診断であり、復帰は早くても10月末。ちょうどワールドシリーズの時期であり、アストロズがワールドシリーズまで進出すればマリズニックが間に合う可能性もあるが、6週間で完治する保証はなく、今季中の戦列復帰は極めて難しい状況だ。

     3月に26歳の誕生日を迎えたマリズニックは今季がメジャー5年目。今季は打撃面で急成長を遂げて自己最高のシーズンを送っており、ここまで106試合に出場して打率.243、16本塁打、35打点、OPS.815をマークしている。昨季までの自己最多本塁打が9本(2015年)、通算OPSが.607だったことを考えるとまさに急成長。一方、2015年に24盗塁を記録するなど3年連続2ケタ盗塁を記録していたものの、今季は9盗塁どまりであり、外野でのDRS(守備防御点)も2014年に+15、2015年に+13、2016年に+18をマークしていたが、今季は+2どまりと、自慢の守備・走塁面ではやや精彩を欠くシーズンだった。また、マリズニックの離脱により8月末に獲得したキャメロン・メイビンの出場機会がさらに増加することが予想されている。

     アストロズが親指の故障に悩まされるのはこれが2度目である。オールスター遊撃手のカルロス・コレアが左手親指靱帯の断裂により7月中旬からおよそ6週間にわたって戦線離脱。コレアの離脱中にアストロズは急失速し、現在はア・リーグ最高勝率の座をインディアンスに譲ってしまっている。レギュラー選手ではないものの、控え外野手としてチームを支えていたマリズニックの離脱は小さくないダメージとなりそうだ。


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  • マリナーズ・岩隈 今季中の戦列復帰は絶望か

    2017.9.15 11:51 Friday

     右肩の故障に苦しんでいる岩隈久志(マリナーズ)の今季中の戦列復帰は実現しない可能性が高くなりつつある。マリナーズのスコット・サービス監督は36歳右腕のシーズンが終了したとは明言していないものの、レギュラーシーズンの残り3週間で再びマウンドに立つのは難しいと考えているようだ。

     メジャーデビューからの5シーズン、安定感のあるピッチングでマリナーズを支えてきた岩隈だったが、今季は右肩の炎症で5月上旬に故障者リスト入り。回復具合も思わしくなく、未だに戦列復帰を果たせないでいる。今季は6試合に先発して0勝2敗、防御率4.35。このまま白星を手にすることなくシーズンを終える可能性が高くなっている。

     岩隈は戦列復帰に向けて6月にマイナーで2度のリハビリ登板を行った。しかし、右肩の不調により2試合に投げただけでリハビリ登板をストップ。戦列復帰には至らなかった。現在は本拠地セーフコ・フィールドで定期的にボールを投げており、日本時間9月10日にはチームメイトを相手に実戦形式での登板を実施。しかし、右肩は思ったように回復しておらず、状態は万全ではない。

     サービス監督は「岩隈はいくつかのオプションを探っている。右肩にとってベストの選択は何なのかを検討中なんだ」と岩隈の現状について説明した。「詳しいことはよく知らない。セーフコ・フィールドから行ける範囲の病院へ行って、何人かの医者に意見を聞いているみたいだよ。それが私が知っている最新の情報だ」

     では、岩隈が今季中に戦列復帰を果たす可能性はあるのだろうか。サービス監督が「100%無理だとは言わないけれど、可能性はかなり低いだろうね」と語ったように、レギュラーシーズンが残り3週間となった時点で右肩の状態が未だ万全でないことを考えると、今季中の戦列復帰は難しいと言わざるを得ない。来季以降のために動き始めるのが得策だろう。

     昨季、岩隈は自己最多の16勝(12敗)をマーク。チームでただ一人、シーズンを通してローテーションを守り抜いた先発投手だった。その負担が36歳を迎えた今季、一気に岩隈の右肩を襲ったのかもしれない。岩隈は今季125イニングを投げれば、来季の年俸1500万ドルが保証されるはずだった。それを達成できず、来季の契約は年俸1000万ドルの球団オプションとなっている。もし球団がオプション破棄を選択すれば、岩隈は100万ドルのバイアウトを得たうえでフリーエージェント市場に出ることになる。マリナーズがオプションを行使するかどうかは、岩隈の右肩の状態にかかっていると言えそうだ。


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  • 大谷獲得候補の5球団はここだ!

    2017.9.15 11:00 Friday

     北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が今季終了後にポスティング・システムを利用してメジャーリーグへ挑戦するとの報道が出始めている。メジャーリーグ公式サイトではジョン・モロシ氏が大谷獲得に動く可能性が高い5球団をピックアップ。世界屈指の才能を手に入れるのはいったいどの球団になるのだろうか。

     大谷のメジャーリーグ挑戦に関しては、とにかく不確定要素が多すぎる。メジャーリーグの各球団はどのくらい大谷獲得に本気なのか。大谷はどのくらい二刀流にこだわるのか。故障の多さに懸念が残る大谷はメジャーリーグでも二刀流を継続できるのか。大谷はどのくらい西海岸を好むのか。そして、日米間のポスティング・システムに関するルールはどのようになるのか。

     しかし、少なくとも5球団がGM、あるいはそれ以上の地位の人物を今季、大谷の視察に派遣していることは紛れもない事実である。ドジャースの野球部門社長であるアンドリュー・フリードマン、ヤンキースのGMであるブライアン・キャッシュマン、パドレスのGMであるA.J.プレラー、マリナーズのGMであるジェリー・ディポート、そしてレンジャーズの野球部門社長であるジョン・ダニエルズがそれに該当する。この5球団について簡単に見ていこう。

     ドジャースはダルビッシュ有が今季終了後にフリーエージェントとなる。ダルビッシュのメジャーリーグ移籍後に背番号を受け継いだ大谷だが、ドジャースはダルビッシュと再契約するしないに関わらず、大谷獲得に動くと見られている。ドジャースは契約金を最大30万ドルしか用意できないのが難点だ。しかし、大谷が金銭面の条件にこだわらないのであれば、ドジャースが大谷を獲得するチャンスは十分にある。これまでに野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ、前田健太といった日本人投手が数多くプレイしている点は大きなアピールポイントとなるだろう。

     ヤンキースはトレードによって海外選手との契約に使える予算枠を増やしている。今季終了後にCCサバシアとハイメ・ガルシアがフリーエージェントとなり、田中将大にもオプトアウトの可能性が残っているため、先発投手の獲得は急務である。キャッシュマンGMが視察に訪れていることを考えても、ヤンキースが大谷獲得に動くことは間違いないだろう。

     パドレスは2つのハンデを抱えている。1つは「勝てるチーム」ではないということ。10年以上ポストシーズンから遠ざかっており、現在も再建を進めている段階である。もう1つはドジャース同様に契約金を最大で30万ドルしか用意できないということだ。ただし、プレラーGMには大谷とのコネクションがある。大谷がプロ入り前にメジャーリーグ球団との契約を考えていたとき、ドジャース、ジャイアンツ、レンジャーズの3球団が候補となっていた。そのときにレンジャーズでシニア・ディレクターを務めていたのがプレラーだったのだ。

     マリナーズはイチロー、佐々木主浩、岩隈久志らに代表されるように、日本人選手が多数在籍してきたチームの1つである。獲得に成功した際には先発投手と指名打者を兼任させるといった具体的な話も出ているようだ。先発投手陣に故障者が続出し、苦しい戦いを強いられたマリナーズにとって先発投手の補強は最優先課題であり、エース級のポテンシャルを秘める大谷は是非とも獲得したい存在だろう。

     レンジャーズもヤンキース同様に予算枠を増やしている。大谷がプロ入り前に入団を考えていたメジャーリーグ球団の1つであり、そのときのコネクションをフルに活用していくことだろう。レンジャーズの先発ローテーションにもいくつかの穴があり、指名打者制のあるア・リーグの球団であることも二刀流をサポートしていくうえで大きな利点となりそうだ。

     もちろん、大谷獲得に動いているのは上記の5球団だけではない。一流の先発投手をフリーエージェント市場で獲得するのに比べてかなり安い金額で獲得できる可能性が高く、ほとんどの球団が大谷争奪戦に参戦すると見られている。大谷は来季、どのユニフォームを着ているのか。今後の動向に注目だ。


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  • ハーパーが戦列復帰に向けて一歩前進

    2017.9.15 10:24 Friday

     左膝を痛めて日本時間8月14日に故障者リスト入りしたブライス・ハーパー(ナショナルズ)が、ポストシーズンでの戦列復帰に向けて順調に回復している。ハーパーは日本時間9月15日のブレーブス戦の試合開始前に、ウォーニング・トラックでランニングを行った。

     チームの打撃練習中、ハーパーは両翼のポール間でランニングを実施。痛めた左膝の状態を確認しながらスプリントを繰り返し、おそらく故障後、最も激しく膝を動かしていた。ハーパーはさらに、チーム・トレーナーとキャッチボールを行い、戦列復帰に向けて順調に回復していることをアピールした。

     ハーパーがゆっくりとはいえ着実に戦列復帰へのステップを踏んでいることは、ナショナルズにとって朗報だ。チームはハーパーがポストシーズンに戻ってきてくれることを望んでいる。日本時間9月14日にはダスティ・ベイカー監督がハーパーがすでに軽いティー打撃やトス打撃を開始していることを明らかにしており、まもなく本格的な打撃練習を開始できる見込みであるという。

     ハーパーは日本時間8月13日のジャイアンツ戦で一塁ベースを駆け抜けた際に左膝を痛め、そのまま途中交代。翌日、故障者リストに登録された。激しく転倒したため重傷が予想されたが、幸いにも今季絶望のような事態には至らず、ポストシーズンで戦列復帰できると見られている。

     すでに地区優勝を決めているナショナルズは、およそ3週間後にナ・リーグ地区シリーズの初戦を迎える。今季106試合に出場して打率.326、29本塁打、87打点、OPS1.034をマークしているハーパーは地区シリーズの初戦に出場することを目指しており、また、チームもそれを望んでいる。強力ナショナルズ打線の中軸を担う2015年ナ・リーグMVPはポストシーズン初戦に間に合うのか。ハーパーのコンディションがナショナルズのポストシーズンの戦いを大きく左右することになるかもしれない。


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  • 【戦評】ダルビッシュ好投で9勝目 ドジャース2連勝

    2017.9.14 16:03 Thursday

     前日の試合に勝利し、連敗を11で止めたドジャース。日本時間9月14日のジャイアンツ戦では直近3先発で0勝3敗、防御率9.49と打ち込まれる試合が続いているダルビッシュ有が先発のマウンドに上がったが、周囲の不安を一掃する好投を披露した。

     1回裏、先頭のハンター・ペンスにヒットを許したものの、ジャレット・パーカーを二塁ゴロ、ディナード・スパンを変則的な形でのダブルプレイに打ち取り、上々の立ち上がりを見せる。2回裏は二死からニック・ハンドリーにヒットを打たれたが、2つの空振り三振を奪って無失点。ハンドリーにヒットを打たれた後、7回裏に先頭のパーカーにヒットを許すまで、打者13人をパーフェクトに抑える見事なピッチングを見せた。

     打線は1回表、コリー・シーガーが四球で出塁し、二死二塁から4番コディ・ベリンジャーがタイムリー三塁打。さらに5番ローガン・フォーサイスがタイムリー二塁打で続き、幸先よく2点を先制した。5回表には先頭のジャスティン・ターナーが二塁打でチャンスを作り、ベリンジャーがライト場外への37号ツーランを放って2点を追加。ダルビッシュに4点の援護点をプレゼントした。

     ダルビッシュは87球で7イニングを投げ切り、8回表に打順が回ってきたところで代打を送られた。奪三振は5個どまりであり、本来の実力を十分に発揮したとは言えない内容だったが、打たれたヒットはわずか3本。四球を1つも与えない安定したピッチングでドジャース移籍後3勝目、今季通算9勝目をマークした。ドジャースは最終回に登板した新人、ウォーカー・ビューラーが1点を失ったものの、4-1でジャイアンツに快勝。日本時間8月25日~26日以来およそ3週間ぶりの2連勝となった。

     デーブ・ロバーツ監督は「初回を無失点で乗り切れたのが大きかったね」と、1回裏一死二塁の場面で奪った「1-6-5-4」のダブルプレイを試合のターニング・ポイントに挙げた。クレイトン・カーショウ、ダルビッシュという二枚看板で連勝を飾り、最悪の状況を抜け出しつつあるドジャース。チーム状態を立て直しつつ、メジャー最高勝率でレギュラーシーズンを終えることが今後の目標となりそうだ。


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  • 【戦評】インディアンス ア・リーグ新記録の21連勝

    2017.9.14 12:55 Thursday

     快進撃を続けるインディアンスがついにア・リーグ新記録を樹立した。インディアンスは日本時間9月14日のタイガース戦に5-3で勝利。これで21連勝となり、2002年にアスレチックスが作った20連勝のア・リーグ記録を15年ぶりに更新したのだ。

     20連勝中にリードを許したのは4イニングだけという強さを誇るインディアンスは、この日もその強さを見せつけた。1回表にジャイマー・キャンデラリオのタイムリー二塁打で先制を許したものの、その裏にジェイ・ブルースの34号スリーランであっという間に逆転。3回裏にエドウィン・エンカーナシオンのタイムリーでリードを3点に広げ、6回表には1点差に詰め寄られたものの、7回裏にロベルト・ペレスの6号ソロで突き放し、結局イニング単位で見れば最後までリードを許さなかった。

     先発のマイク・クレビンジャーは4試合ぶりの失点を喫したものの、5.2イニングを投げて3失点(自責点1)と試合を作り、その後はニック・グッディ、タイラー・オルソン、ブライアン・ショウ、コディ・アレンの4投手が無失点リレー。連勝期間中のチーム防御率が1点台という強力投手陣が、この日も安定したパフォーマンスを発揮した。

     「彼らは野球を楽しんでいるんだと思うよ」とテリー・フランコーナ監督。インディアンスの選手たちは連勝中、特に連勝のことを気にせず自然体でプレイしていることを強調していたが、この日も21連勝を締めくくったクローザーのアレンは「(21連勝は)とても素晴らしいし、間違いなく栄誉なことだ。でも、これはプロセスの一部に過ぎないんだ。僕たちはできるだけ多くの試合に勝とうとしている。全部勝てるなら素晴らしいけどね」と連勝を気にせず、目の前の一戦に集中していることを強調した。

     21連勝は1935年のカブスと並んでメジャーリーグ史上2位の数字。メジャーリーグ記録は1916年にジャイアンツが記録した26連勝(雨天コールドにより同点で終了した1試合を挟む)だとされており、インディアンスはあと5に迫っている。安定感抜群の戦いを続けるインディアンス。今のインディアンスに関する疑問はただ一つ、「どこまで連勝が続くのか」ということだけだろう。


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  • 止まらないホスキンス キャリア33試合で17本塁打

    2017.9.14 12:25 Thursday

     コディ・ベリンジャー(ドジャース)の受賞が濃厚となっているナ・リーグの新人王レースだが、リズ・ホスキンス(フィリーズ)のメジャーデビューがもう少し早ければ新人王の行方はどうなっていただろうか。ホスキンスはキャリア33試合目の出場となった日本時間9月14日のマーリンズ戦で17号本塁打を放ち、従来のキャリア33試合での記録を5本も更新したのである。

     従来のキャリア最初の33試合での最多本塁打記録は12本だった。ケビン・マース、ウォーリー・ジョイナー、マイク・ジェイコブス、ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)といった鮮烈デビューを飾ったスラッガーたちが名を連ねている記録である。しかし、ホスキンスはこの記録を大幅に更新した。12本どころか、なんと17本も本塁打を放ったのだ。

     また、ホスキンスはキャリア33試合で37打点というメジャー記録にも並んでいる。過去にこの記録を作ったのはジーク・ボヌーラ、ジョー・ディマジオ、テッド・ウィリアムスの3選手。ボヌーラは戦前に7シーズンしかプレイしなかったが、ディマジオとウィリアムスは誰もが知る殿堂入りの名選手である。

     「今日、ボールにサインを書いてもらうつもりだよ」と語ったのはフィリーズのピート・マッカニン監督。「本当に素晴らしい。見ていて楽しい選手だよ」と日本時間8月11日にメジャーデビューを果たしたばかりの新人スラッガーを手放しで称賛した。

     ホスキンスはメジャーデビューから3試合連続でノーヒットに終わり、初安打と初打点はデビュー4試合目、初本塁打はデビュー5試合目だった。要するに初本塁打を放った試合からの29試合で17本塁打を量産しているのである。ここまでの116打数で17本塁打を放っており、6.8打数に1本という驚異の量産ペース。33試合で17本塁打は162試合に換算すればなんと83本塁打に達する。

     26三振に対して24四球を選ぶなど、アプローチ面の数字も申し分なく、ただ振り回しているだけでないのがホスキンスの凄いところ。本塁打の量産ペースを維持するのは難しいかもしれないが、このアプローチを今後も維持できるのであれば、成績が急激に落ち込むことはないだろう。ホスキンスのメジャーデビューがあと2ヶ月、いや、あと1ヶ月早ければ、ナ・リーグの新人王レースは面白くなっていたかもしれない。


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  • 日本ハム・大谷 今オフにメジャー挑戦か

    2017.9.14 12:01 Thursday

     日本球界のスター選手である大谷翔平(日本ハム)が今オフ、ポスティング・システムを利用してメジャーリーグ移籍を目指すとの報道が出ている。現在23歳の大谷は「二刀流」で活躍しており、日本での5シーズンで通算40勝15敗、防御率2.57、打率.286、47本塁打、163打点をマークしている。

     大谷が今オフのメジャー移籍を目指す場合、多額の金銭を犠牲にすることになる。昨オフ締結されたメジャーリーグの労使協定では25歳未満の海外選手との契約には総契約金の制限が適用され、メジャー各球団には475万ドルから575万ドルの予算しか割り当てられていないからである。契約金の制限枠をトレードすることにより、最大で当初割り当てられた予算の75%にあたる金額を追加することが可能だが、それでも最大1000万ドル程度だ。レッドソックスと契約したヨアン・モンカダ(現ホワイトソックス)が3150万ドル、ドジャースのヤディアー・アルバレスが1600万ドルの契約金を得たことを考えると、非常に少ない金額だと言わざるを得ない。さらに25歳未満の海外選手との契約はマイナー契約に限定されてしまうのである。

     また、総契約金の制限を超過してしまった球団にはペナルティが与えられ、1人の選手に対して最高で30万ドルしか使うことができない。今オフはドジャース、ブレーブス、カブス、ホワイトソックス、レッズ、アストロズ、ロイヤルズ、アスレチックス、カージナルス、パドレス、ジャイアンツの11球団がこれに該当し、通常であれば475万ドルから575万ドル、最大で1000万ドル程度を使うことのできる他球団に後れを取ることになりそうだ。

     しかし、25歳になるまで待てば大金が得られるであろう大谷がこのタイミングでメジャー移籍を決断するのであれば、金銭面はあまり問題にならないはずである。むしろどのように二刀流を実現するのか、どのような環境が与えられているのかなど、金銭面以外の条件が差を生む可能性が高い。金銭的な負担はそれほど大きくないため、数多くの球団が参戦すると予想されている大谷争奪戦。大谷のハートを掴むのは、いったいどの球団になるのだろうか。

  • カブス・上原 まもなく戦列復帰へ

    2017.9.14 11:23 Thursday

     右膝を中心としたコンディション不良により日本時間9月3日を最後に登板がない上原浩治(カブス)だが、まもなく戦列に復帰できるようだ。日本時間9月14日に実戦形式での登板を行っており、日本時間9月16日までには戦列に復帰できると見られている。

     上原は実戦形式での登板に至るまでに2度のブルペン・セッションを行った。8月上旬に右首痛で故障者リスト入りし、8月中旬の戦列復帰後は6試合に登板して防御率7.20と精彩を欠いていたが、不調の原因となっていたコンディション不良は解決されつつある。今季はここまで49試合に登板して3勝4敗2セーブ14ホールド、防御率3.98を記録。8月中旬以降の不調により防御率は4点近くまで悪化してしまったが、三振奪取能力の高さと安定した制球力は健在であり、ポストシーズンでの経験も含めてカブスにとって大きな戦力となるに違いない。

     一方、右ハムストリング痛により日本時間9月5日を最後に登板がないジェイク・アリエタは未だ戦列復帰の見通しが立っていない。アリエタはこれまでに2度のキャッチボールを行ったが、ブルペン・セッションの予定は決まっておらず、復帰にはもう少し時間が掛かりそうな状況だ。ジョー・マドン監督はアリエタがブルペン・セッションを開始するまで復帰時期についての言及を避けている。

     カブスは今週末に地区優勝を争っているカージナルスとの直接対決を控えている。ここまでにアリエタが戦列復帰を果たす可能性は限りなく低く、ジョン・ラッキー、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナのローテーションでカージナルス3連戦に臨むことになりそうだ。

     日本時間9月13日の全試合が終了した時点で2位カージナルスに2ゲーム差をつけて地区首位を走っているカブスだが、2年連続となる地区優勝は決して安泰な状況ではない。目標であるワールドシリーズ連覇のスタートラインに立つためには、上原、アリエタ、アディソン・ラッセルといった故障者が戦列復帰を果たし、本来の実力を発揮することが必要だ。レギュラーシーズンは残り18試合。王者・カブスの戦いに注目したい。


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  • オルティスが「永久に」レッドソックスの一員に

    2017.9.14 10:53 Thursday

     史上最強の指名打者であり、ボストンのヒーローでもあるデービッド・オルティス。現役引退からおよそ1年が経過し、レッドソックスはオルティスが様々な役割をこなしながら「永久に」レッドソックスの一員であり続けることを発表した。

     レッドソックスは日本時間9月14日、オルティスとの間でユニークかつ前例のない合意に達したことを明らかにした。オルティスは現役選手に対するメンター、フリーエージェント選手に対するリクルーターを務めるほか、「球団の顔」的な存在として活動するなど、様々な役割を担うことになるという。そして、この合意は「永久に」レッドソックスとオルティスを結びつけるものになるようだ。

     オルティスは昨年限りで現役を引退。通算541本塁打、1768打点、OPS.931という素晴らしい成績を残し、オールスター選出10度、ワールドシリーズ制覇3度など、輝かしい実績を誇っている。20シーズンにわたるメジャー生活のうち14シーズンをレッドソックスの一員として過ごし、レッドソックスで背負った「34」は球団史上11人目の永久欠番となった。また、指名打者として記録した485本塁打、1569打点、2191安打はいずれも史上最多の数字である。

     「大好きなレッドソックスを手助けすることができて嬉しいよ。若手選手にアドバイスをするにしても、ボストンより良い街はないとフリーエージェント選手を説得するにしても、コミュニティの中で球団を代表するにしても、レッドソックスの一員でいられることは素晴らしいことだ。決してこの球団を離れることはないだろう、と感じているよ」とオルティスは喜びを口にした。

     レッドソックスの筆頭オーナーであるジョン・ヘンリーは「レッドソックスでプレイした14年の間に、我々はフィールドの内外でオルティスがどんな人間であるかを知った。フィールドでの彼の技術や成功は、彼の魂や情熱、強い心によるものだ。我々の組織を代表する存在として彼以上の人間は思い付かない。オルティスはファミリーの一員だと公式に発表することができて非常に嬉しい」とオルティスの人間性を絶賛した。オルティスの存在はフィールドの内外において、レッドソックスにとって大きな武器となるに違いない。


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  • プライス リリーバーとして戦列復帰の可能性も

    2017.9.14 10:26 Thursday

     左肘の炎症により7月下旬から戦列を離れているデービッド・プライス(レッドソックス)の戦列復帰が近付いている。レッドソックスは日本時間9月15日にプライスと話し合いの場を設け、戦列復帰後の役割について議論するようだ。

     プライスは日本時間9月14日のアスレチックス戦の試合前、チームメイトを相手に実戦形式で3イニングを投げた。「実戦形式であと何回投げなければならないかはわからないけど、明日になって(肘の)状態が良ければ、もう何もやることはないよ」とプライスは自身のコンディションに手応えを感じている。プライスが公式戦で登板したのは日本時間7月23日のエンゼルス戦が最後である。

     プライスはとにかく投げたがっている。「今日は40球くらい投げたけど、感触は良かった。最後の方は力強いボールが投げられていたと思うよ。けれど、決断するのは僕じゃない。僕はどんな役割であれ、ただ投げたいだけだよ」と先発・リリーフを問わず、チームのために投げる意思があることを明らかにした。

     9月に入ってロースター枠が拡大していることもあり、プライスの役割については様々なオプションがある。もちろん、本来の先発として起用することも可能だが、先発の頭数は足りているため、プライスをブルペンに回すこともできる。「今のところは先発投手として戻ってきてもらうことを考えているよ」とジョン・ファレル監督は自身の構想を明らかにしたが、「少なくともあと1回、実戦形式の登板を見てからだね。あとはプライスのコンディション次第だよ」とプライスの復帰については慎重な姿勢を見せた。

     プライスはポストシーズンを含めると通算11試合のリリーフ経験があり、2勝0敗1セーブ、防御率2.95という成績を残している。ポストシーズンで先発投手として結果を残せていないことを考えると、決して盤石とは言えないブルペンの切り札的存在として起用するのもアリなのかもしれない。現時点で確実に言えるのは、プライスの戦列復帰が近付いているということだけだ。


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  • 【戦評】ツインズ大勝 初回から7イニング連発は史上初

    2017.9.13 13:04 Wednesday

     ワイルドカード2位につけるツインズが本拠地ターゲット・フィールドにパドレスを迎えての2連戦。その初戦はツインズ打線が7本塁打を含む18安打16得点と爆発し、パドレスに16-0で圧勝した。

     メジャーリーグの歴史に残る本塁打ショーは1回裏、ブライアン・ドージャーの先頭打者アーチで幕を開けた。ドージャーはこの一発が今季30号。2年連続で30本塁打以上を放ったのはハーモン・キルブリュー、ボブ・アリソン、ゲーリー・ガエッティ、ジャスティン・モーノーに次いで球団史上5人目の快挙となった。

     2回裏はジェイソン・カストロ、エイレ・アドリアンザ、ジョー・マウアーのタイムリーで4点を追加した後、ホルヘ・ポランコが11号ツーラン。大量6点のビッグイニングとなり、リードを7点に広げた。

     3回裏はカストロが8号ツーラン、4回裏はエディ・ロサリオが22号ツーラン、5回裏は再びカストロが9号ソロ、6回裏はエドゥアルド・エスコバーが18号ソロ、そして7回裏にはケニーズ・バルガスが11号スリーランを放ち、メジャーリーグ史上初となる「初回から7イニング連続本塁打」の快挙を達成。「7イニング連続本塁打」という括りで見ても1999年9月4日のレッズ(2回から8回まで7イニング連続で計9本塁打)以来18年ぶりの記録であり、また1試合7本塁打は2010年に開場したターゲット・フィールドでの球団新記録となった。

     投げては8月下旬以降絶好調のカイル・ギブソンが、この試合でも6回無失点の好投。打線の大量援護にも恵まれ、2年ぶり3度目となる2ケタ勝利に到達した。1ヶ月前には6点台だった防御率がこの試合を経て、ついに4点台(4.97)に突入。安定感を取り戻した右腕はレギュラーシーズンの残り試合、そしてポストシーズンの戦いにおいて頼もしい戦力となりそうだ。

     レギュラーシーズンは残り18試合。ヤンキースやインディアンスといった強豪チームとの対戦を残しており、7年ぶりのポストシーズン進出はまだまだ予断を許さない状況だが、再建中と目されていたツインズがワイルドカードを手中に収めるようなら今季屈指のサプライズとなることは間違いない。


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  • 【戦評】ベッツ6打点 レッドソックスが地区優勝に前進

    2017.9.13 12:29 Wednesday

     打っては3番ムーキー・ベッツが2本塁打を含む3安打6打点の大暴れ。投げては先発エドゥアルド・ロドリゲスが6回1失点の好投。投打が噛み合ったレッドソックスが11-1でアスレチックスに大勝し、この日敗れたヤンキースとのゲーム差を4に広げて地区優勝に一歩前進した。

     初回にジェッド・ラウリーのタイムリー二塁打であっさり先制を許したレッドソックスだったが、2回以降は完全にレッドソックスのペースだった。2回裏は先頭のサム・トラビスからの4連打で2点を奪って逆転に成功し、一死後にダスティン・ペドロイアのタイムリー、二死後にベッツの2点タイムリー三塁打が飛び出してこの回大量5得点。4回裏はベッツの20号ツーラン、5回裏はクリスチャン・バスケスとジャッキー・ブラッドリーJr.のタイムリー二塁打、6回裏はベッツの21号ツーランでそれぞれ2点を追加し、終わってみればレッドソックス打線は16安打11得点の大爆発だった。

     ベッツは今季すでに24盗塁を決めており、今日の2本塁打によって2年連続で「20本塁打&20盗塁」を達成。2年連続の「20-20」はレッドソックスの選手としては史上初の快挙となった。また、1試合2本塁打以上は今季362人目(延べ人数)。これは1999年と並びメジャーリーグ史上最多タイの数字となっている。さらに、ベッツは今季100人目の20本塁打到達者となったが、メジャー記録は昨年の111人。20本塁打まであと2本塁打以内に迫っている選手が18人おり、こちらも記録更新の可能性が高まっている。

     ヤンキースとの地区優勝争いもいよいよ大詰め。両軍の直接対決は残っておらず、現時点で4ゲーム差をつけて首位を走っているレッドソックスが有利な状況であることは間違いない。レギュラーシーズン最終カードであるアストロズ4連戦を除いて勝率5割未満のチームとの対戦が続くのも、レッドソックスにとっては好材料だ。地区優勝へのマジックナンバーは15。歓喜の瞬間がまもなくやってくる。


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  • 【戦評】クルーバー無四球完封!インディアンス20連勝

    2017.9.13 12:03 Wednesday

     驚異の快進撃を続けるインディアンス。日本時間9月13日のタイガース戦ではエース右腕のコリー・クルーバーが今季2度目の無四球完封を達成する快投を見せ、ついに2002年アスレチックスが記録した20連勝のア・リーグ記録に肩を並べた。

     タイガースは初回、先頭打者のイアン・キンズラーが二塁打で出塁すると、2番アレックス・プレスリーが送りバント。インディアンスの連勝ストップのために執念を見せたが、クルーバーは3番ミゲル・カブレラと4番ニコラス・カステヤーノスを連続三振に抑え、先制点を与えなかった。するとその裏、インディアンスはフランシスコ・リンドーアの30号先頭打者アーチであっさり先制。勢いの違いを見せつけるかのような初回の攻防だった。

     クルーバーは初回に一死三塁のピンチを背負ったものの、それ以降は連打を許さず、三塁を踏ませない安定感抜群のピッチング。四球を1つも与えず、1イニングに複数安打を許すこともなく、まさに危なげのないピッチングを展開した。打線は2度の満塁のチャンスを潰すなど、なかなか追加点を奪えずにいたが、6回裏に相手投手の暴投で追加点。今日のクルーバーには2点あれば十分だった。

     全く隙を見せない盤石の戦いぶりで20連勝に到達。2002年アスレチックスのア・リーグ記録(20連勝)に並び、1935年カブスのメジャー記録(21連勝)まであと1に迫った。1916年ジャイアンツが引き分けを挟んで27試合で26連勝をマークしているが、まずは1935年カブスのメジャー記録が次なる目標となる。20連勝の期間中、先発投手陣は18勝0敗、防御率1.71と安定感抜群のパフォーマンスを披露。明日先発予定のマイク・クレビンジャーも直近3先発で計18イニング無失点と素晴らしいピッチングを続けており、21連勝達成に大きな期待がかかる。

     「連勝については全く気にしていないよ」とクルーバーが語ったように、自然体の野球を続けるインディアンス。このまま負けずにワールドシリーズ制覇まで上り詰めてしまうのではないか。そう思わせてしまうくらいの強さが今のインディアンスにはある。


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