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  • 通算332本塁打のグランダーソンがマーリンズとマイナー契約

    2019.2.6 12:15 Wednesday

     若手選手がズラリと並ぶマーリンズのロースターに、メジャー通算332本塁打の実績を誇る37歳のベテラン外野手が加わった。日本時間2月6日、マーリンズはカーティス・グランダーソンとマイナー契約を結んだことを発表。15年のメジャー生活でオールスター・ゲームに3度選出されているグランダーソンは、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することになった。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、グランダーソンがロースター入りを果たした場合の年俸は175万ドルで、25万ドルの出来高が設定されているという。

     昨季のグランダーソンは、ブルージェイズで104試合、ブリュワーズで19試合の合計123試合に出場し、打率.242、13本塁打、38打点、2盗塁、OPS.782をマーク。かつて6年連続2ケタ盗塁を記録した頃の俊足はすっかり衰えてしまったものの、直近13シーズンで12度の2ケタ本塁打をマークしているように長打力は健在であり、出塁率.351を記録するなど選球眼も一定の水準を保っている。ここ3シーズン、OPSは7割台後半で安定しており、30代後半に突入しても急激に衰える様子は見られない。

     グランダーソンは2010年から2013年までヤンキースでプレイしており、マーリンズのCEOを務めるデレク・ジーターとは元チームメイトである。もちろん、選手としてプレイするからにはレギュラーの座を目指すことになるが、2016年にロベルト・クレメンテ賞を受賞するなど人格者として知られるグランダーソンは、若手選手の教育係としても大きな戦力となるだろう。

     現時点でマーリンズの外野は、若手有望株のルイス・ブリンソンがセンター、昨季台頭したブライアン・アンダーソンがライトに入る見込みであり、グランダーソンはオースティン・ディーンとレフトのレギュラーを争うことが予想される。マーティン・プラドのコンディション次第ではアンダーソンが三塁に回る可能性もあり、グランダーソンにもロースター入りのチャンスは十分にありそうだ。

  • マチャドはヤンキースからのオファーを待っているのか

    2019.2.5 13:40 Tuesday

     フィリーズ、ホワイトソックス、そしてパドレスが先頭を走っていると見られるマニー・マチャドの獲得レースだが、マチャド自身は別のチームが獲得レースに再び加わることを望んでいるのかもしれない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、マチャドは現時点で各球団から受けているオファーに満足していないようだ。また、オフシーズン当初の移籍先の第1希望であったと報じられているヤンキースと契約する望みを今もなお、持ち続けている可能性があるという。

     オフシーズン当初、マチャドとヤンキースが相思相愛であることが報じられ、マチャドのヤンキース入りが確実視された時期もあった。実際に、ヤンキースは昨年12月にマチャドと面会の場を設けたものの、その後、トロイ・トゥロウィツキーとDJレメイヒューを獲得して内野手の補強を完了。マチャド獲得に動く可能性は限りなく低くなり、獲得レースから撤退したものと見られている。

     また、ニューヨーク・デイリーニュースのウォーレス・マシューズによると、マチャドはこれまでに一度もヤンキースから正式なオファーを受けていないという。ヤンキースはマチャド側と「基本的なコンセプト」について話し合っただけであり、契約に向けての具体的な話し合いを行う段階には達していないようだ。この事実からも、ヤンキースのマチャド獲得に対する消極的な姿勢が見て取れる。

     ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、マチャドが満足のいくオファーを得られなかった場合、1年契約で妥協し、今季終了後に改めてフリーエージェント市場に打って出る可能性があると分析する。来オフはノーラン・アレナード、アンソニー・レンドン、ザンダー・ボガーツといった有力内野手がフリーエージェントとなり、彼らと内野手の需要をシェアすることになってしまうものの、ヤンキースからもディディ・グレゴリアスがフリーエージェントとなるため、トゥロウィツキーやミゲル・アンドゥハーの今季のパフォーマンス次第では、ヤンキースがマチャドを欲する可能性は十分にある。

     各球団のスプリング・トレーニング開始まであと10日ほどとなったこのタイミングで、マチャドは何を考え、何を思うのか。26歳のスター内野手の決断に注目だ。

  • ジャイアンツがヤンキース・エルズベリーの獲得を検討か

    2019.2.5 13:10 Tuesday

     30球団中最弱とも言える外野陣の補強が進まないジャイアンツ。ESPNのバスター・オルニーによると、ジャイアンツは外野陣の補強を目指してあらゆるオプションを検討中だという。そして、選択肢の1つとして浮上しているのが、ヤンキースとの「不良債権」同士のトレードだ。ジャイアンツがトミー・ジョン手術により今季全休が確実なジョニー・クエイトを放出し、ヤンキースから昨季を全休して今季も余剰戦力となっているジャコビー・エルズベリーを獲得するプランが浮上しているようだ。

     アーロン・ジャッジの台頭、ジャンカルロ・スタントンの加入により完全にヤンキースでの居場所を失っているエルズベリーは、今季を含む2年間で総額4200万ドルの契約を残しており、2021年の契約は年俸2100万ドルの球団オプションまたはバイアウト500万ドルとなっている(よってエルズベリーに保証されている総額は4200万ドル+500万ドル=4700万ドル)。

     一方、昨年8月にトミー・ジョン手術を受け、今季を全休することが確実となっているクエイトは、今季から3年間の年俸が2100万ドル、2022年の契約は年俸2200万ドルの球団オプションまたはバイアウト500万ドルとなっている(保証額は2100万ドル+2100万ドル+2100万ドル+500万ドル=6800万ドル)。クエイトのほうが契約期間が1年長いものの、選手の故障に対する保険金を受け取ることができるため、ヤンキースがクエイトとエルズベリーの交換を検討する可能性があるとオルニーは考えているようだ。

     ジャイアンツの外野陣は、アンドリュー・マカッチェン、ゴーキーズ・ヘルナンデス、ハンター・ペンスが退団し、スティーブン・ダガー、オースティン・スレイター、マック・ウィリアムソン、クリス・ショウ、ドリュー・ファーガソンといったメジャーでの実績がほとんどない選手たちによってレギュラーが争われる状況。正一塁手のブランドン・ベルトが外野に回る可能性もあるが、ヤンキースで完全に居場所を失っているエルズベリーですら、大きな戦力となり得る状況なのである。

  • ベテラン左腕・リリアーノがマイナー契約でパイレーツ復帰

    2019.2.5 12:50 Tuesday

     日本時間2月5日、パイレーツはフリーエージェントのベテラン左腕、フランシスコ・リリアーノとマイナー契約を結び、リリアーノが招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することを発表した。リリアーノは2013年から4シーズンにわたってパイレーツでプレイし、2014年から3年連続で開幕投手を務めており、2016年8月にトレードで放出されて以来の古巣復帰となる。パイレーツはリリアーノを主にリリーフで起用することを検討しているようだ。

     ジ・アスレチックの報道によると、リリアーノはメジャーのロースター入りを果たした場合、年俸180万ドルとなり、さらに最大150万ドルの出来高が設定されているという。スプリング・トレーニングではミドル・リリーバー(試合中盤に投げるリリーフ投手)ないし対左打者のスペシャリストの枠を他の投手と争う見込みだが、必要であればイニング跨ぎのリリーフや先発もこなせるため、コンディションさえ万全ならば貴重な戦力となるだろう。

     現在35歳のリリアーノは、昨季タイガースで27試合(うち26先発)に登板して5勝12敗、防御率4.58をマーク。2ケタ勝利を2度記録したツインズ時代の活躍が印象的だが、キャリアが下り坂に差し掛かったあと、2013年にパイレーツに入団し、いきなり自己最多の16勝をマークした。その後も2年連続で3点台前半の防御率をマークし、2015年には自身4度目の2ケタ勝利(12勝)を記録するなど、先発ローテーションの中心的存在として活躍。今季はキャリアの全盛期とも言える充実の3年半を過ごした古巣・パイレーツで復活を目指すことになる。

     注目したいのが左打者に対する好成績だ。不本意なシーズンとなった昨季だが、左打者を打率.170、出塁率.255、長打率.261に封じていた。また、先発投手として相手打線の1巡目を打率.221、出塁率.316、長打率.319に抑えており、これらのデータからリリーフの適性を見出されている。かつてのエース左腕は、左打者に強い頼れるリリーバーとして華麗な復活を遂げることになるのだろうか。

  • インディアンスがマーリンズから右腕・ウィットグレンを獲得

    2019.2.5 12:30 Tuesday

     日本時間2月5日、インディアンスはマーリンズとのトレードを成立させ、マイナー右腕のジョーダン・ミルブレイスを放出してリリーフ右腕のニック・ウィットグレンを獲得。昨季32登板で防御率2.94をマークした右腕を獲得してブルペン強化に成功した。なお、インディアンスはウィットグレン獲得に伴い、40人枠を空けるために右腕のA.J.コールをDFAとしている。

     現在27歳のウィットグレンは2012年のドラフトでマーリンズから9巡目指名を受け、2016年にメジャーデビュー。過去3シーズンはいずれもシーズンの一部をメジャーで過ごし、通算118試合(すべてリリーフ)に登板して防御率3.60をマークしている。昨季は32試合に登板して33回2/3を投げ、防御率2.94、奪三振31、与四球15という成績。対戦した打者をOPS.629に封じ、対右打者はOPS.661、対左打者はOPS.600と相手打者の左右にかかわらず結果を残していた。

     一方、ウィットグレンとのトレードでマーリンズへ移籍するミルブレイスは、2013年のドラフトでインディアンスから35巡目指名を受け、過去6シーズンをインディアンスのマイナー組織で過ごしてきた。現在27歳で、昨季初めてAAA級に昇格し、AA級とAAA級の合計で43試合にリリーフ登板して防御率3.96、奪三振率8.62、与四球率4.10を記録した。

     また、DFAとなったコールは先月ヤンキースをDFAとなり、ウエーバーで移籍してきたばかりだった。昨季はナショナルズとヤンキースで合計32試合(うち2先発)に登板して防御率6.14に終わったが、自己最多の4勝をマークし、奪三振率10.99も自己ベスト。ヤンキース移籍後は28試合で防御率4.26とまずまずの成績を残していたため、ブルペンの一角として期待する声もあったが、ウィットグレン加入により残念ながら40人枠を外されることになった。

  • フィリーズ ハーパーまたはマチャドの獲得に自信を見せる

    2019.2.4 13:10 Monday

     パドレスがブライス・ハーパーとラスベガスで面会し、J.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得にも積極的な姿勢を見せ、マニー・マチャドの獲得にも動いていることが報じられているなか、フィリーズは新たな競争相手の登場にも動じていないようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、フィリーズは数週間以内にハーパーとマチャドのいずれかを獲得できることに自信を持っているという。

     オフシーズン当初、フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーは自軍の戦力アップに向けて、大金を投じるつもりがあることを明言していた。こうしたオーナーの発言もあり、フィリーズはハーパーまたはマチャドの獲得レースにおいて、「本命」の1つであると見られている。

     ハーパーとマチャドはともに総額3億ドルを超える規模の「超大型契約」を希望していることが報じられている。現時点では、フィリーズとパドレスのほか、ナショナルズとホワイトソックスもハーパー争奪戦に加わっており、ホワイトソックスはマチャド獲得の有力候補の1つにも挙げられている。

     ハーパーとマチャドは今オフ、すでにフィリーズと面会の場を設けており、マチャドはフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パーク、ハーパーは地元ラスベガスでフィリーズとの交渉を行った。フィリーズのマット・クレンタックGMは、地元フィラデルフィアのラジオ局である「97.5 The Fanatic」に対して「我々は確実に(ハーパーないしマチャドの獲得に向けて)前進していると強く確信している。両選手に対してフィリーズの選手になることを歓迎するプレゼンテーションを行ったし、彼らが加わったときにどのようなチームになるかということも伝えた。我々が彼らに対して行ったアピールについて、私は本当に手応えを感じているんだ」と語り、スター選手の獲得を実現させる自信があることを強調。クレンタックの言葉通り、ハーパーないしマチャドがフィリーズのユニフォームに袖を通す日はやってくるのだろうか。

  • マイリー獲得のアストロズ カイケル再契約の可能性は?

    2019.2.4 12:35 Monday

     アストロズがウェイド・マイリーと1年契約を結んだことにより、2015年のサイ・ヤング賞受賞者であるダラス・カイケルがアストロズと再契約を結ぶ可能性は低下したと見られている。しかし、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、アストロズはカイケルに対してドアを閉ざしておらず、再契約の可能性を残しているようだ。アストロズ一筋で7年間プレイし、通算76勝をマークしている31歳の左腕がアストロズと再契約を結ぶ可能性はあるのだろうか。

     今季のアストロズはジャスティン・バーランダーとゲリット・コールの2人が先発二本柱となり、3番手にはブルペンから先発に復帰するコリン・マクヒュー、4番手にはマイリーが入る見込み。5番手にはマクヒュー同様にブルペンから先発に回るブラッド・ピーコックや、フォレスト・ウィットリー(メジャー全体7位の有望株)、ジョシュ・ジェームス(同62位)、フランベル・バルデス、シオネル・ペレスといった若手選手が起用される見込みだが、依然として先発陣の顔ぶれはメジャー屈指だ。

     しかし、今季終了後にバーランダー、コール、マクヒュー、マイリーの4人はいずれもフリーエージェントとなる。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、アストロズがカイケルと複数年契約を結ぶことにより、来季以降の先発ローテーションが崩壊してしまうリスクを軽減することができると主張する。バーランダーはアストロズとの契約延長に前向きとの報道も出ているが、カイケルとの再契約がチーム状況にフィットするのは間違いないだろう。

     また、MLB公式サイトのリチャード・ジャスティスも同様の指摘をしている。「カイケルは2018年、球界最高の先発ローテーションにおいて重要な役割を担っていた。彼と3年ないし4年の契約を結ぶことは、アストロズにとって2019年以降の戦いに向けていくらかの確実性をもたらすことになるだろう」とジャスティス。いまだフリーエージェント市場に残るカイケルだが、アストロズに必要な戦力であると見る向きが多いようだ。

  • リアルミュート争奪戦 マーリンズとレッズの交渉が本格化

    2019.2.3 12:45 Sunday

     マーリンズのスプリング・トレーニング開始まで残り13日となり、J.T.リアルミュート放出に向けてのトレード交渉が熱気を帯びつつある。依然として数球団による争奪戦が繰り広げられているなか、マーリンズとレッズの間でトレード交渉が本格化しているようだ。レッズは2017年にゴールドグラブ賞を受賞した正捕手のタッカー・バーンハートとプロスペクト内野手のジョナサン・インディアを含むパッケージをマーリンズに提示し、リアルミュート獲得に向けて他球団をリードしているという。

     日本時間2月3日にMLB公式サイトのジョナサン・マヨが報じたところによると、現在はバーンハートとインディアに「少し格の落ちる」プロスペクトを1人ないし複数人含めたパッケージでマーリンズとレッズのトレード交渉が行われているようだ。また、別の関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッズのほかにも依然としてパドレス、ドジャース、ブレーブス、レイズがマーリンズとのトレード交渉を続けているという。一時は争奪戦から脱落したと見られていたレイズだが、ここにきて盛り返したようだ。

     スプリング・トレーニング開始が約2週間後に迫り、リアルミュートがそれまでに放出される可能性は高まっている。マーリンズはリアルミュートの対価として2~4人の選手を獲得する見込みだが、有望株とは別に、自軍の若手投手陣をサポートできる捕手を獲得することを望んでいる。その点において、守備面を高く評価されているバーンハートは非常に魅力的な存在と言える。レッズが争奪戦をリードしているのは、バーンハートの存在が大きな理由の1つだろう。

     リアルミュート争奪戦に遅れて加わったレッズだが、バーンハートのほか、ニック・センゼル、テイラー・トラメル、インディアと魅力的な有望株を多数抱えており、マーリンズにとって理想的なトレード相手と言える。このままレッズがリアルミュート獲得に成功するのか。リアルミュートの行方が決まる日は、そう遠くはなさそうだ。

  • ブライス・ハーパー争奪戦 カブスは獲得に動かない模様

    2019.2.3 12:20 Sunday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、フリーエージェント市場に残る大物スター選手の1人であるブライス・ハーパーと、その代理人を務めるスコット・ボラスは、ここ数日のうちに複数のチームと面会する場を設けたようだ。また、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、ハーパー獲得に動いているチームとしてパドレス、ナショナルズ、フィリーズ、ホワイトソックスの4つを挙げ、さらに「ミステリー・チーム」が存在することも伝えている。カブスは「ミステリー・チーム」の候補に挙げられることもあったが、どうやら現時点ではハーパー争奪戦に加わっていないようだ。

     ジ・アスレチックのパトリック・ムーニーは、自身のTwitterでカブスがハーパー側と面会していないことを伝えた。ムーニーによると、カブスは年俸総額に上限を設けながら今オフの補強に取り組んでおり、Cot’s Baseball Contracts(選手の契約情報を詳細に扱うサイト)によると、カブスはぜいたく税の対象となる年俸総額の上限を超過するまでに2000万ドルほどの余裕があるものの、大物選手の獲得に動く様子はないという。

     カブスがハーパー獲得に動く可能性が取り沙汰されるようになったのは昨年12月。シカゴ・サン・タイムズのゴードン・ウィッテンマイアーが「セオ・エプスタイン野球部門社長は、スコット・ボラスと面会し、カブスがペイロールの整理をしてオーナー側の許可を取るまで他球団からのオファーを受諾するのを待ってほしい旨を伝えた」と報じたのがきっかけだった。しかし、それ以降カブスは高額年俸選手の放出を行っておらず、そのようなトレード交渉が行われた形跡もない。これはカブスがハーパー獲得に動く意思がないことの表れなのだろう。

     今オフ、特に野手陣には目立った補強を施していないカブス。現有戦力を信頼し、5年連続のポストシーズン進出を目指すシーズンに臨むことになりそうだ。

  • 元ヤクルト・バーネット 1年75万ドルでカブスと契約

    2019.2.2 13:35 Saturday

     日本時間2月2日、カブスはフリーエージェントのリリーフ右腕、トニー・バーネットと1年契約を結んだことを発表した。現地の報道によると、バーネットの今季の年俸は75万ドルで、来季は年俸300万ドルの球団オプションになっているという。カブスは先日、同じくフリーエージェントのリリーフ右腕であるブラッド・ブラックとの契約合意が報じられていたが、こちらはまだ身体検査の結果を待っている状況で、正式には発表されていない。バーネットは昨季、故障の影響で22試合のみの登板に終わったものの、防御率2.39、WHIP0.91の好成績を残しており、新天地でも同様の安定したピッチングが期待される。

     今季のカブス投手陣はきわめて強力だ。先発ローテーションにはジョン・レスター、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナ、コール・ハメルズと一流投手がズラリと並び、復活を目指すダルビッシュ有が5番手からスタートするという贅沢な顔ぶれ。この5人がいずれも健康な状態で開幕を迎えることができれば、タイラー・チャットウッドとマイク・モンゴメリーはブルペンに回ることになる。

     ブルペンにはペドロ・ストロップ、カール・エドワーズJr.、スティーブ・シーシェック、ブランドン・キンツラー、ブライアン・ダンシングがおり、ここにチャットウッド、モンゴメリーのほか、ブラックとバーネットも加わるため、最初の1ヶ月を欠場する見込みのクローザー、ブランドン・モローの不在を感じさせない。他にもジョージ・コントス、田澤純一、ロブ・スケーヒル、ランディ・ロサリオ、カイル・ライアンといった投手たちが開幕ロースター入りを狙っているが、非常に層の厚いブルペンに割って入るのは至難の業だろう。

     もちろん、メジャー契約を結んだからといってバーネットに開幕ロースター入りが保証されているわけではない。オープン戦で不甲斐ないピッチングが続けば、開幕前にリリースされてしまう可能性もある。日本プロ野球の東京ヤクルトでも活躍した35歳のベテラン右腕は、強豪・カブスの開幕ロースターに残ることができるのか。苦労人の新たな挑戦に注目だ。

  • レッズがさらなる投手補強 鉄腕・デュークを獲得へ

    2019.2.2 13:05 Saturday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、レッズはフリーエージェントのリリーフ左腕、ザック・デュークとの契約成立が目前に迫っているようだ。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッズとデュークの契約は成立目前だが、身体検査を残しており、まだ完全に成立したわけではないという。契約の詳細も現時点では不明であり、メジャー契約かどうかも明らかになっていない。

     現在35歳のデュークは、メジャー生活14年の実績を誇るベテラン左腕であり、通算540試合(うち169先発)に登板して66勝90敗、4セーブ、88ホールド、防御率4.30をマーク。2016年の81試合を筆頭に、直近5シーズンのうち4シーズンで71試合以上に登板しており、昨季はツインズとマリナーズで合計72試合に登板して5勝5敗、17ホールド、防御率4.15をマークした。右打者に打率.311と打ち込まれたのに対して左打者は打率.220に封じており、アンソニー・リゾー(カブス)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、マット・カーペンター(カージナルス)など左の強打者が多いナ・リーグ中部地区において、貴重な戦力となるだろう。

     今オフのレッズは、積極的な補強を展開しており、先発投手陣にアレックス・ウッド、ソニー・グレイ、タナー・ロアーク、外野陣にマット・ケンプ、ヤシエル・プイーグらを加えたが、ブルペンの目立った補強は今回が初めて。デュークは、ライセル・イグレシアス、ジャレッド・ヒューズ、デービッド・ヘルナンデス、ワンディ・ペラルタ、アミール・ギャレットらで構成されるブルペンの一角を担うことになりそうだ。

     なお、デュークがレッズに在籍するのは今回が初めてではなく、2013年にもレッズでのプレイ経験がある。この年はナショナルズで12試合に登板して防御率8.71に終わり、6月に解雇されたものの、レッズではAAA級の26試合で防御率1.30と好投したあと、メジャーへ昇格して14試合で防御率0.84をマーク。これが翌年以降の活躍につながった。今回も当時のような安定したピッチングを期待したいところだ。

  • ブレーブス&カージナルスがキンブレル獲得に動く可能性

    2019.2.2 12:35 Saturday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ブレーブスはフリーエージェント市場に残る大物クローザーであるクレイグ・キンブレルの獲得に動く可能性があり、他にはフィリーズ、ナショナルズ、レッドソックス、ツインズ、そして「ミステリー・チーム」にも獲得の可能性があるという。現役最多の通算333セーブをマークしながらもまだ行き先が決まらない右腕は、最終的にどのくらいの規模でどのチームと契約を結ぶのだろうか。

     現在30歳のキンブレルは、昨季レッドソックスのクローザーとして42セーブ、防御率2.74をマーク。通算防御率1.91という数字が示しているように、間違いなく現役最高クラスのクローザーであり、キンブレルも自身の価値に自信を持っていたのか、オフシーズン当初は総額1億ドル規模の5~6年契約を希望していた。

     ところが、フリーエージェント市場の動きが鈍いこともあってクローザーに大金を投じるチームは現れず、ブライス・ハーパーやマニー・マチャドといった大物選手とともに売れ残っている状態。キンブレルは自身の希望条件を引き下げざるを得ず、そうなれば新たに獲得に名乗りを上げるチームも現れるに違いない。

     その1つとなる可能性があるのがカージナルスだ。今オフ、カージナルスはアンドリュー・ミラーを獲得してブルペンを強化したが、依然として重要な役割のいくつかをジョーダン・ヒックス、ダコタ・ハドソンといった2年目の若手投手に任せざるを得ない状況。MLB公式サイトでカージナルスの番記者を務めるジェニファー・ランゴッシュは「価格が十分に下がれば、カージナルスが獲得に動かない理由はない。ペイロールには余裕があり、クローザーを必要としているのだから」と伝えている。

     一方、レッドソックスはデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長がクローザーに大金を投じる意向がないことを明言しており、こちらも価格次第といったところ。キンブレルの古巣であるブレーブスは、同地区の他球団が積極的に補強を進めるなか、さらなるチーム強化を目指していると見られており、キンブレルの古巣復帰が実現する可能性もゼロではなさそうだ。

  • 多数の有望株抱えるパドレス 大型補強の本番は1年後?

    2019.2.1 16:20 Friday

     チーム再建を進めるパドレスは現在、メジャーリーグのどの球団にも負けないほどの若手有望株の充実度を誇っている。先日、MLB Pipelineが発表したプロスペクト・ランキングTOP100のうち、全体2位にランクインしたフェルナンド・タティスJr.を含む実に10人がパドレス所属の選手なのだ。そんな状況のなか、スポーツ・イラストレイテッドのジャック・ディッキーは、パドレスは今季を若手有望株たちの成長度合いを見極めるのに費やし、本格的な補強に乗り出すのは2020年まで待ってもいいのではないかという主張を展開している。

     ディッキーは現在のパドレスの状況について、年俸調停権の取得やフリーエージェントまで時間のある選手を各ポジションに複数保有していると分析。彼らが期待通りに成長ないし活躍すれば、資金的にはかなり余裕が生まれ、1~2人の有力FA選手に大金を費やすことも可能であると主張する。選手の契約状況について詳細に扱っているCot’s Baseball Contractsによると、今季のパドレスの開幕時予想総年俸は8000万ドルほどに過ぎない。

     しかし、これはパドレスがブライス・ハーパーやマニー・マチャドに躊躇なく大金を費やせることを意味するわけではない。パドレスはウィル・マイヤーズと6年8300万ドル(2022年まで・2023年は球団オプション)、エリック・ホズマーと8年1億4400万ドル(2025年まで)の大型契約を結んでおり、ここにハーパーないしマチャドを加えることで、さらにペイロールのフレキシビリティが失われてしまう。特に来季以降はマイヤーズの年俸が2000万ドルに跳ね上がるため、ホズマーとマイヤーズの2人で年俸総額のおよそ半分を占めるという状況になっているのだ。

     そこでディッキーは、今季を若手有望株たちの見極めに費やし、クリス・セール(レッドソックス)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、ゲリット・コール(アストロズ)といった有力選手たちがFAとなる来オフに大型補強を行うのが、より安全な方法であると主張する。ただし、これらの選手たちの獲得に関しては、今オフのハーパーやマチャドよりも激しい争いが予想されるため、スーパースターを獲得するのであれば今オフのほうが都合がいいのも事実。数年後のポストシーズン進出を目指すパドレスは、どのような決断をするのだろうか。

  • パドレスがラスベガスでハーパーと面会へ

    2019.2.1 15:20 Friday

     再建期真っ只中ということもあって静かなオフシーズンを過ごしてきたパドレスだが、周辺が騒がしくなり始めている。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、パドレスは現地時間1月31日の夜にラスベガスでブライス・ハーパーと面会し、入団に向けての契約交渉を行うようだ。パドレスとハーパーに面会については、MLBネットワークの敏腕記者、ケン・ローゼンタールが最初に報じていた。パドレスはフリーエージェントのマニー・マチャドやJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得にも興味を示していることが伝えられているが、この動きからはチーム再建に向けての「本気度」が感じられる。

     パドレスは外野の両翼にウィル・マイヤーズ、フランミル・レイエス、ハンター・レンフロー、フランチー・コルデロと多くのレギュラー候補を抱えており、スプリング・トレーニングで熾烈なレギュラー争いが繰り広げられる見込みである。ハーパーはこれらの選手とポジションが重なってしまうものの、間違いなく球界でベストの打者の1人であり、球団の次代を担うスラッガーを欲しているパドレスにとって、外野が人員過剰となったとしても手に入れたい人材なのだろう。

     もちろん、ハーパーとの契約は安い買い物ではなく、昨オフにエリック・ホズマーと球団史上最高額となる8年1億4400万ドルの契約を結んだパドレスがハーパーを獲得するためには、それを大幅に上回る金額が必要となる。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、パドレスのほかにもフィリーズ、ナショナルズ、ホワイトソックスがハーパーの獲得を狙っていることを伝えており、「ミステリー・チーム」の存在も噂されているため、パドレスがこれらの球団との争いを条件面で制するのは簡単なことではないだろう。

     ハーパーは昨季やや不調に苦しんだものの、それでもOPS.889をマーク。これはレイエスが87試合で記録した.838やレンフローが117試合で記録した.805を上回っており、パドレスではチーム最高の数字となる。将来有望な若手選手を多く抱えるパドレスにハーパーが加われば、チームの未来はより一層明るいものとなるだろう。今回の面会に関する続報が待たれるところである。

  • マーリンズ・リアルミュートのトレード交渉が「次なるステージ」へ

    2019.2.1 13:55 Friday

     J.T.リアルミュートの獲得を目指す球団とマーリンズとのトレード交渉が、最終段階に向けて近付いているようだ。日本時間2月1日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、パドレス、レッズ、ドジャース、ブレーブスのナ・リーグ4球団が依然としてリアルミュートの獲得を目指しており、トレード交渉は「次なるステージ」に突入しているという。MLBネットワークのジョン・ポール・モロシは先日、パドレスがドジャースよりも積極的にリアルミュート獲得に向けて動いていることを伝えていた。

     現時点で明確なフロントランナーがいるかどうかは定かではないものの、モロシが伝えた内容から判断する限り、パドレスが優位なポジションにいると見られる。また、ここ数日はレッズも積極的にアピールを続けているようだ。一方、ブレーブスは1年以上にわたってリアルミュート獲得を模索しているものの、トレード交渉が進展している様子は今のところ伝わってこない。

     関係者によると、リアルミュート獲得候補の球団はパドレス、レッズ、ドジャース、ブレーブスの4つに絞られた可能性が高いという。マーリンズは当初、リアルミュートとの契約延長を目指していたものの、代理人のジェフ・バリーはリアルミュートがマーリンズとの契約延長に興味を持っていないことを明らかにしていた。一時は14球団が興味を示していたと言われるリアルミュートだが、その後、明確な興味を持っている球団は6つまで減少。そのうち、アストロズとレイズは引き続き興味を持っているようだが、前述のナ・リーグ4球団が争奪戦をリードしているようだ。

     マーリンズはリアルミュート放出の対価として、1~2人のトップ・プロスペクトを含んだ2~4人のパッケージを欲していると見られ、パドレスのフランシスコ・メヒア、レッズのテイラー・トラメルとジョナサン・インディア、ドジャースのケイベルト・ルイーズといった有望株たちの名前がトレード候補として取り沙汰されている。スプリング・トレーニング開始までにトレードは成立するのか。今後の展開からますます目が離せなくなりそうだ。

  • エンゼルス・大谷 リハビリ順調も開幕に間に合わない見込み

    2019.2.1 12:55 Friday

     日本時間2月1日、エンゼルスのビリー・エプラーGMは記者会見において、大谷翔平がレギュラーシーズン開幕に間に合わない見込みであることを明らかにした。10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、先日ニール・エラトロシュ医師の診察を受け、全力での運動を開始する許可を得たという。しかし、投手としてのリハビリを進めるなかで打者としての準備も行わなければならないという複雑な状況が、大谷の開幕スタメン入りを難しいものとしているようだ。

     エプラーは「我々がハッキリと認識しているのは、リハビリの進捗状況を考えると、大谷が開幕メンバーに名を連ねるのは難しいということだ。それ以降のことはまだわからないから、現時点では答えることができない。彼は複数の要素が絡み合ったリハビリをこなしていかないといけないから、ピンポイントで正確な復帰時期を予想するのは非現実的だよ」と語り、大谷が取り組むリハビリの異例さを強調。投手として腕の強度を取り戻さなければならない一方で打者としての準備を進めていくことは、想像以上に難しいプロセスのようだ。

     大谷は日本時間2月13日のバッテリー組のスプリング・トレーニング開始に先駆けて、アリゾナのキャンプ施設に入る予定だが、チームのメディカルスタッフのもとでリハビリのメニューをこなしていくことになるだろう。投手としてトミー・ジョン手術のリハビリを進めながら打者として試合に出場することは過去に例がなく、エプラーが復帰時期の予想に苦戦しているのも当然のことと言える。打者として試合に出場することが投手としてのリハビリにどのような影響を与えるのか、という点も見極めながら、エンゼルスは大谷の今後に関する方針を決めていくことになりそうだ。

     なお、エンゼルスは大谷の復帰が遅れた場合に備えて、すでにジャスティン・ボーアを獲得しており、大谷不在の間はボーアとアルバート・プーホルスの2人が一塁と指名打者の枠に入ることになる。大谷にとって、復帰を焦らず、しっかりリハビリに取り組める環境が整っていると言えるだろう。

  • アストロズがようやく先発補強 左腕・マイリーと1年契約へ

    2019.2.1 12:15 Friday

     先発投手の層に不安を抱えていたアストロズが、ようやく先発投手の補強を実現させた。日本時間2月1日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、アストロズはフリーエージェントの左腕、ウェイド・マイリーと1年450万ドルで契約合意に至ったようだ。また、この契約には50万ドルの出来高が設定されており、マイリーは最大500万ドルを受け取ることができるという。フェインサンドによると、マイリーはすでに身体検査をパスしており、明日にもアストロズから正式に契約成立が発表される見込みだ。

     現在32歳のマイリーは、昨季ブリュワーズで「復活」のシーズンを過ごし、16試合に先発して5勝2敗、防御率2.57の好成績をマーク。2017年はオリオールズで8勝15敗、防御率5.61に終わり、昨季はマイナー契約からのスタートとなったものの、自身の価値と実力をしっかり証明してみせた。ダイヤモンドバックス時代の2012年に16勝をマークするなど、2ケタ勝利3度、通算71勝の実績を誇っており、今季も地区優勝の筆頭候補に挙げられる一方で先発投手の層に不安を抱えるアストロズにとって、貴重な戦力となるはずだ。

     アストロズは昨季の先発5本柱のうち、ダラス・カイケル(フリーエージェント)とチャーリー・モートン(レイズ)が退団。また、ランス・マカラーズJr.はトミー・ジョン手術を受けており、ジャスティン・バーランダーとゲリット・コールの2枠しか顔ぶれが固まっていないという異常事態に陥っていた。3番手には2015年に19勝、昨季はリリーフで防御率1.99をマークしたコリン・マクヒューが入る予定であり、新加入のマイリーはおそらく4番手。最後の1枠となる5番手は、ジョシュ・ジェームスとフランベル・バルデスの両若手投手または2017年に13勝をマークしたブラッド・ピーコックが入ることになりそうだ。マイリーの加入により、先発ローテーションの顔ぶれはある程度固まったと言えるだろう。

  • ロッキーズ・アレナード 調停選手新記録の年俸2600万ドル

    2019.2.1 11:50 Friday

     日本時間2月1日、ロッキーズとノーラン・アレナードは年俸調停を回避し、年俸調停権を保有する選手としては史上最高額となる年俸2600万ドルの1年契約を結んだ。アレナードが3000万ドルを希望していたのに対し、ロッキーズは2400万ドルを提示していたが、最終的にアレナードが折れた形。年俸調停権保有選手による過去最高額はジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)が昨年1月にブルージェイズと結んだ年俸2300万ドルの1年契約だったが、アレナードはこれを大きく上回った。

     現在27歳のアレナードは、メジャー1年目から6年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、本塁打王のタイトルも3度獲得(2015年・2016年・2018年)。ハイレベルな攻守を兼ね備えたメジャー最高クラスの三塁手であり、ロッキーズはアレナードが今季終了後にフリーエージェントとなるのに備えて複数年契約を模索していたようだが、ひとまず単年契約を結ぶことで落ち着いた。

     今オフ、ロッキーズは正二塁手のDJレメイヒュー(ヤンキース)、セットアッパーのアダム・オッタビーノ(ヤンキース)、カルロス・ゴンザレス(フリーエージェント)といった主力選手が退団した一方で、目立った補強はダニエル・マーフィーだけ。彼らの穴は若手選手などチーム内の既存の戦力で埋めるつもりのようだが、若返りを図りつつもポストシーズン進出を狙うチームにおいて、アレナードの存在は非常に大きい。今後はロッキーズとアレナードの契約延長交渉に注目が集まることになるだろう。

     なお、年俸調停権保有選手によるこれまでの最高年俸は、前述のとおりドナルドソンの2300万ドルだが、それに次ぐのはブライス・ハーパー(当時ナショナルズ)の2162万5000ドル(2017年5月に2018年の契約を結んだ)。3位以降はデービッド・プライス(2015年1月・当時レイズ)の1975万ドル、マックス・シャーザー(2014年1月・当時タイガース)の1552万5000ドル、プリンス・フィルダー(2011年1月・当時ブリュワーズ)の1550万ドルという顔ぶれになっている。

  • ムスターカスとホズマーがパドレスで再会の可能性

    2019.1.31 14:45 Thursday

     マニー・マチャドの獲得レースに参戦していることが報じられているパドレスだが、補強のターゲットとなっているのは決してマチャドだけではない。パドレスは現時点でルーキーのタイ・フランスが開幕スタメンの筆頭候補となっているように三塁手の層が非常に薄く、マチャド獲得に失敗した場合に備えて、フリーエージェント市場に残る他の三塁手にも目を向けている。そのなかで、2年連続で無所属のままスプリング・トレーニングの開始を迎える可能性があるマイク・ムスターカスの獲得に興味を示しているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンは「パドレスはマニー・マチャドに目を向ける一方で、マイク・ムスターカスの獲得も検討している。マチャドよりも現実的なターゲットと言えるかもしれない。驚くまでもなく、(ロイヤルズ時代のチームメイトである)エリック・ホズマーはムスターカスの獲得を(フロントに)進言しているようだ」と自身のTwitterでツイート。2015年ロイヤルズの世界一戦士であるホズマーとムスターカスがパドレスで再会する可能性について言及した。

     ホズマーとムスターカスは2017年までロイヤルズのチームメイトであり、2014年のリーグ優勝と2015年のワールドシリーズ制覇に主力選手として貢献。現在、ホズマーが所属するパドレスの三塁はメジャー全球団の全ポジションを見渡してもトップクラスの人材不足状態に陥っており、昨季を主にAA級で過ごしたフランスが開幕スタメンの筆頭候補となっているほどである。2017年に38本塁打、昨季も28本塁打を放ち、堅実な三塁守備を誇るムスターカスは、パドレスのチーム事情に極めてフィットする存在だ。

     パドレスはマチャドを三塁手として獲得することを考えているようだが、マチャドは遊撃手としてのプレイを好んでいると言われており、獲得の成否は不透明。マチャド獲得に失敗した場合、ホズマーとムスターカスの再会が現実味を帯びることになるだろう。

  • マチャドは決断を焦らず 争奪戦は2月突入が確実に

    2019.1.31 12:50 Thursday

     フリーエージェント市場に残るスーパースターの1人であるマニー・マチャドは、契約先が決まらないままスプリング・トレーニングの開始を迎えてしまうのだろうか。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、マチャドの新天地に関する決断は「差し迫った状況ではない」ようだ。フィリーズ、ホワイトソックス、パドレスなどが参戦していると見られるマチャド争奪戦は、2月に突入することがほぼ確実となった。

     ヤンキースが撤退し、フィリーズとホワイトソックスによる一騎打ちの様相を呈していたマチャド争奪戦だが、そこにパドレスが参戦。ほかに「ミステリー・チーム」の存在も取り沙汰されるなか、マチャドは決断を焦らず、自身が納得できるオファーを待ち続ける姿勢を鮮明にしている。

     スター選手が無所属のまま2月を迎えるのは決して珍しいことではなく、昨年はダルビッシュ有(カブス)、エリック・ホズマー(パドレス)、J.D.マルティネス(レッドソックス)が2月に入ってから総額1億ドルを超える大型契約を手にしているし、過去にもヨエニス・セスペデス(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロ(元エンゼルスなど)、J.D.ドリュー(元レッドソックスなど)といったスター選手たちが2月に入ってから新天地を決めた例もある。同じく市場に残るブライス・ハーパーとともに、マチャドが簡単に妥協するようなことはなさそうだ。

     なお、ヤンキースの動向については、ニューヨーク・デイリーニュースのウォーレス・マシューズが「ヤンキースはマチャドや代理人のダン・ロザーノに対して正式なオファーをしていない」ことを伝えており、ヤンキースがマチャド獲得に乗り出す可能性は極めて低いと見られる。むしろ、ヤンキースは先発5番手に予定されているCCサバシアのコンディションを懸念し、保険となるベテラン先発投手の補強を検討しているようだ。以上のことから、ヤンキースはマチャド争奪戦から完全に撤退したと判断して良さそうだ。

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