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  • ノンテンダーFA回避のために数十万ドルの減俸を受け入れる選手も

    2020.12.3 15:00 Thursday

     メジャーリーグは日本時間12月3日の午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎えた。これは各球団が来季の契約が確定していない選手に対して契約の意思を示す期限であり、対象となる選手は「新たな契約に合意する」「契約を提示されて年俸調停のプロセスのなかで来季の年俸を決定する」「トレードされる」「ノンテンダーFAとなる」の4つに分類される。すでに来季の契約に合意した選手のなかには、ノンテンダーFAとなることを回避するために減俸を受け入れた選手もいた。

     新型コロナウイルスの影響で今季が無観客開催になった影響で各球団は大きなダメージを受けており、今オフの移籍市場は冷え込むことが予想されている。よって、選手たちはノンテンダーFAとなったあと、新たな契約をスムーズに見つけられる保証はない。ノンテンダーFAとなることを回避するために、たとえばブリュワーズのオーランド・アルシア(今季年俸220万ドル)は1年200万ドル、オマー・ナルバエス(272万5000ドル)は1年250万ドル、マニー・ピーニャ(185万ドル)は1年165万ドルという球団からの減俸提示を受け入れ、チームに留まることを選択した。

     また、ブリュワーズではダニエル・ボーグルバック(58万900ドル)も1年140万ドルで残留が決定。ジョシュ・ヘイダー(410万ドル)とブランドン・ウッドラフ(63万3100ドル)の両投手は、球団から来季の契約をオファーされたものの、まだ金額面での合意には至っておらず、今後の年俸調停のプロセスのなかで来季の年俸を決定していくことになる。アレックス・クラウディオ(175万ドル)、ベン・ギャメル(140万ドル)、ジェイス・ピーターソン(56万3500ドル)の3選手は契約更新を拒否され、ノンテンダーFAとなった。

     元クローザーのコリー・クネーベル(512万5000ドル)もノンテンダーFAとなることが確実視されていたが、期限ギリギリでドジャースとのトレードが成立。ブリュワーズはクネーベルの年俸を「高すぎる」と判断したが、ドジャースはそうではなかった。クネーベルは年俸調停権を保持したままドジャースへ移籍しており、今後は年俸調停のプロセスのなかで来季の年俸が決定する。

  • ドミンゴ・サンタナがヤクルトへ 2017年30本塁打のスラッガー

    2020.12.3 14:00 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは日本時間12月3日、自身のTwitterでインディアンスからフリーエージェントとなったドミンゴ・サンタナが東京ヤクルトスワローズと契約合意に達したことを伝えた。年数や金額といった契約条件の詳細はまだ明らかになっていない。サンタナは今年8月末にDFAとなってインディアンスの40人枠から外れ、代替キャンプ地へ降格。シーズン終了後、年俸500万ドルの来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなっていた。

     現在28歳のサンタナは、昨年12月にマリナーズからノンテンダーFAとなり、今年2月にインディアンスと1年150万ドル+オプション1年で契約。正右翼手として開幕を迎えたものの、24試合に出場して打率.157、2本塁打、12打点、OPS.583に終わり、メジャーでの出場は8月29日(現地時間)のカージナルス戦が最後となった。今オフは移籍市場の冷え込みが予想されているため、サンタナは日本で好成績を残してメジャーに復帰する道を選択したと見られる。

     サンタナが自己最高の成績を残したのはブリュワーズ時代の2017年で、この年は151試合に出場して打率.278、30本塁打、85打点、15盗塁、OPS.875をマークした。しかし、178三振を喫した打撃の粗さや外野3ポジション合計で守備防御点-10に終わった守備の拙さを懸念され、ブリュワーズは同年オフにクリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインを獲得。そのため、サンタナはブレイクしたにもかかわらず定位置を失い、2018年12月にトレードでマリナーズへ放出された。

     2019年はマリナーズの一員として来日し、日本での開幕戦で逆転グランドスラムを放つなど、開幕4試合で3本塁打を放つ最高のスタート。ところが、その後は失速し、結局121試合に出場して打率.253、21本塁打、69打点、8盗塁、OPS.770と2017年を下回る成績に終わった。また、守備面でも精彩を欠き、左翼で守備防御点-10、右翼で同-6と投手陣の足を引っ張った。

     三振は多いものの、今季自己最高の四球率15.5%を記録するなど選球眼は悪くなく、メジャー通算打率.255に対して出塁率.341を記録。逆方向にも一発を放てる長打力は文句のつけようがなく、日本の投手に適応できれば本塁打を量産するに違いない。心配なのはやはり守備面。動きが悪いだけでなく、2019年に12失策(守備率.940)を記録したようにミスも多く、大きな穴となってしまう可能性もあるだろう。

  • ノンテンダーFA期限 ツインズ・ロサリオら59選手が新たにFAに

    2020.12.3 12:00 Thursday

     メジャーリーグは日本時間12月3日の午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎え、カイル・シュワーバー(カブス)、デービッド・ダール(ロッキーズ)、アーチー・ブラッドリー(レッズ)、エディ・ロサリオ(ツインズ)、アダム・デュバル(ブレーブス)、マイケル・フランコ(ロイヤルズ)といった有力選手を含む59人がノンテンダーFAとして新たにフリーエージェント市場に加わった。これらの選手のなかには日本や韓国の球団に助っ人外国人として加わる選手も現れるかもしれない。

     今オフは新型コロナウイルスの影響で各球団が収入の減少に悩まされていることもあり、例年以上に多くの選手がノンテンダーFAとなることが予想されていた。しかし、ノンテンダーFAとなることを回避するために減俸を受け入れて契約合意に達する選手も現れたため、結局のところノンテンダーFAの人数は例年並みの59人に落ち着いた。59人のなかにはすでに元の所属球団と再契約を結んだ選手もいる。「AP通信」によると、ノンテンダーFAとなった59人の顔ぶれは以下の通り(球団別に紹介。ポジションは主なもの。年齢は現時点)。

    ◆オリオールズ
    ハンザー・アルベルト(二塁手・28歳)

    ◆レッドソックス
    なし

    ◆ヤンキース
    ジョナサン・ホルダー(救援右腕・27歳)

    ◆レイズ
    エドガー・ガルシア(救援右腕・24歳)

    ◆ブルージェイズ
    トラビス・ショウ(三塁手・30歳)
    A・J・コール(救援右腕・28歳)

    ◆ホワイトソックス
    ノマー・マザーラ(右翼手・25歳)
    カルロス・ロドン(先発左腕・27歳)

    ◆インディアンス
    デライノ・デシールズ(中堅手・28歳)
    タイラー・ネークイン(右翼手・29歳)
    ジェフリー・ロドリゲス(先発右腕・27歳)

    ◆タイガース
    なし

    ◆ロイヤルズ
    マイケル・フランコ(三塁手・28歳)
    ジェイソン・グーズマン(遊撃手・22歳)
    エリック・メヒア(ユーティリティ・26歳)
    ババ・スターリング(中堅手・28歳)
    フォスター・グリフィン(先発左腕・25歳)
    カルロス・サナブリア(救援右腕・23歳)

    ◆ツインズ
    マット・ウィスラー(救援右腕・28歳)
    エディ・ロサリオ(左翼手・29歳)

    ◆アストロズ
    なし

    ◆エンゼルス
    ジャスティン・アンダーソン(救援右腕・28歳)
    マット・アンドリース(救援右腕・31歳)
    キーナン・ミドルトン(救援右腕・27歳)
    ホビー・ミルナー(救援左腕・29歳)
    ハンセル・ロブレス(救援右腕・30歳)

    ◆アスレチックス
    なし

    ◆マリナーズ
    なし

    ◆レンジャーズ
    ジミー・ハーゲット(救援右腕・27歳)
    スコット・ハイネマン(中堅手・27歳)
    ダニー・サンタナ(ユーティリティ・30歳)

    ◆ブレーブス
    アダム・デュバル(左翼手・32歳)

    ◆マーリンズ
    ライン・スタネック(救援右腕・29歳)
    ホゼ・ウレーニャ(先発右腕・29歳)

    ◆メッツ
    アリエル・フラード(先発右腕・24歳)
    ポール・シーウォルド(救援右腕・30歳)
    チェイセン・シュリーブ(救援左腕・30歳)
    ニック・トロピアーノ(先発右腕・30歳)

    ◆フィリーズ
    なし

    ◆ナショナルズ
    なし

    ◆カブス
    アルバート・アルモラJr.(中堅手・26歳)
    カイル・シュワーバー(左翼手・27歳)
    ホゼ・マルティネス(一塁手・32歳)
    ライアン・テペラ(救援右腕・33歳)
    カイル・ライアン(救援左腕・29歳):カブスと1年契約
    ダニエル・ウィンクラー(救援右腕・30歳):カブスと1年契約

    ◆レッズ
    R・J・アラニース(救援右腕・29歳)
    アーチー・ブラッドリー(救援右腕・28歳)
    カート・カサリ(捕手・32歳)
    カイル・ファーマー(ユーティリティ・30歳):レッズと1年契約
    ブライアン・グッドウィン(中堅手・30歳)

    ◆ブリュワーズ
    ベン・ギャメル(右翼手・28歳)
    ジェイス・ピーターソン(ユーティリティ・30歳)
    アレックス・クラウディオ(救援左腕・28歳)

    ◆パイレーツ
    クレイ・ホームズ(救援右腕・27歳)

    ◆カージナルス
    ジョン・ブレビア(救援右腕・30歳)
    ランヘル・ラベロ(一塁手・28歳)

    ◆ダイヤモンドバックス
    なし

    ◆ロッキーズ
    デービッド・ダール(左翼手・26歳)
    チチ・ゴンザレス(先発右腕・28歳)
    トニー・ウォルターズ(捕手・28歳)

    ◆ドジャース
    なし

    ◆パドレス
    グレッグ・ガルシア(二塁手・31歳)

    ◆ジャイアンツ
    タイラー・アンダーソン(先発左腕・30歳)
    ダニエル・ロバートソン(ユーティリティ・26歳)
    メルビン・アドン(救援右腕・26歳)
    リコ・ガルシア(救援右腕・26歳)
    チャドウィック・トロンプ(捕手・25歳)

  • ドジャースがブリュワーズから救援右腕・クネーベルを獲得

    2020.12.3 11:30 Thursday

     ドジャースは日本時間12月3日、後日指名選手または金銭とのトレードでブリュワーズから救援右腕コリー・クネーベルを獲得したことを発表した。クネーベルはブリュワーズから来季の契約をオファーされず、ノンテンダーFAとなる見込みであることが報じられていたが、ノンテンダーの期限ギリギリでドジャースとのトレードが成立。クネーベルはノンテンダーFAとはならず、年俸調停権を保持したままドジャースへ移籍することになった。

     現在29歳のクネーベルは、メジャー4年目の2017年に大ブレイク。76試合に登板して76回を投げ、1勝4敗39セーブ、11ホールド、防御率1.78、126奪三振という素晴らしい成績を残し、オールスター・ゲームにも選出された。しかし、翌2018年は57試合で16セーブ、防御率3.58と成績を落とし、2019年はトミー・ジョン手術により全休。復活を目指した今季は15試合に登板して15回を投げ、防御率6.08、与四球率5.40と不安定なピッチングに終始した。

     クネーベルは今季の年俸が512万5000ドルだったが、今季の成績を考えると大幅な上昇は期待できない。ブリュワーズにとって年俸が500万ドルを超えるリリーバーを抱えるのは大きな負担になってしまうが、ドジャースには年俸500万ドル以上のリリーバーを抱える余裕が十分にある。クネーベルが2017年のようなパフォーマンスを取り戻すことを期待し、獲得を決めたようだ。

     ドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンが年齢的な衰えによる不安を抱えており、クネーベルが復活を果たせば、ジャンセンがクローザー失格となる場合に備えた「保険」となる。ドジャースは昨オフ、アスレチックスからノンテンダーFAとなったブレイク・トライネンを獲得してセットアッパー兼ジャンセンの「保険」として起用しており、クネーベルも同じような役割を担うことになるのではないだろうか。

  • フィリーズ・セグーラがトレード候補に浮上 複数球団が興味

    2020.12.3 11:00 Thursday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ジーン・セグーラ(フィリーズ)の名前がトレード候補として浮上しているようだ。「FanSided」のロバート・マレーは複数球団がフィリーズと交渉を行っていること、さらに、そのうちの1球団がブルージェイズであることを伝えている。セグーラは今季、ディディ・グレゴリアスの加入により正遊撃手の座を失い、二塁と三塁を兼任する形でレギュラーの1人としてプレーしていた。

     2016年にダイヤモンドバックスで打率.319、20本塁打、33盗塁、OPS.867の好成績をマークしたセグーラは、同年オフのトレードでマリナーズへ移籍。マリナーズでは2年連続で打率3割をクリアし、2018年には5年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出も果たした。ところが、フィリーズ移籍1年目の2019年は打率.280、12本塁打、10盗塁、OPS.743と平凡な成績に終わり、遊撃の守備でも自己ワーストの20失策。もともと守備の上手い選手ではなかったため、今季は開幕から三塁手、アレック・ボームの昇格後は二塁手として起用され、54試合に出場して打率.266、7本塁打、2盗塁、OPS.769という成績だった。

     セグーラはエンゼルス→ブリュワーズ→ダイヤモンドバックス→マリナーズ→フィリーズとすでに4度のトレードを経験している。マリナーズ時代の2017年6月に5年契約を結んでおり、契約期間は残り2年。2021年と2022年の年俸はいずれも1425万ドル、2023年の契約は年俸1700万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)となっている。

     フィリーズは高額年俸のセグーラの放出に成功すれば、J・T・リアルミュートと再契約を結ぶための資金に少し余裕ができる。ただし、近年精彩を欠くセグーラをトレードで放出するためには、フィリーズがセグーラの年俸の一部を負担することが必要と見られている。

  • カブスが昨季38本塁打の大砲・シュワーバーをノンテンダーFAに

    2020.12.3 10:40 Thursday

     カブスは日本時間12月3日、2019年に自己最多の38本塁打を放ったカイル・シュワーバーに対して来季の契約をオファーすることを拒否し、シュワーバーがノンテンダーFAとなったことを発表した。カブスからはシュワーバーのほか、アルバート・アルモラJr.、ホゼ・マルティネス、ライアン・テペラの3選手もノンテンダーFAに。テペラは今季、投票権を持つ記者のミスにより、ナショナル・リーグのMVP投票で10位票を1票獲得したことが話題となっていた。

     カブスでは2016年ナ・リーグMVPのクリス・ブライアントがノンテンダーFAとなるかどうかが注目されていたが、カブスはブライアントの復活に期待して来季の契約をオファー。ひとまずカブス残留が決定した。ただし、今後カブスがトレードでのブライアント放出に動く可能性は残されている。カブスはブライアントのほか、ハビアー・バイエズ、ビクトル・カラティーニ、ウィルソン・コントレラス、イアン・ハップの4選手にも来季の契約をオファー。また、コリン・レイ、カイル・ライアン、ダン・ウィンクラーの3投手とはすでに年俸調停を回避して1年契約を結んでいる。

     現在27歳のシュワーバーは、昨季38本塁打、92打点、OPS.871と自己最高のシーズンを過ごしたものの、今季は59試合に出場して打率.188、11本塁打、24打点、OPS.701と大不振。今季の年俸は700万ドルだったが、年俸と成績が見合っておらず、カブスがコロナ禍の減収の影響で年俸総額の削減を目指すなかでノンテンダーFAの有力候補に挙げられていた。あまり守備の得意な選手ではないため、今後の動向は来季もナ・リーグで指名打者制が採用されるかどうかに影響されそうだ。

     アルモーラJr.は今季28試合に出場して打率.167、OPS.465と大不振。8月末のトレードでレイズから加入したマルティネスは移籍後21打数ノーヒットと全く戦力にならなかった。テペラはチーム2位の21試合に登板して防御率3.92を記録。なお、ジェッド・ホイヤー編成本部長は「シュワーバーがカブスのレジェンドであることに疑いの余地はない」と語り、再契約の可能性がゼロではないことも明らかにした。

  • 今季16本塁打のブレーブス・デュバルがノンテンダーFAに

    2020.12.3 10:20 Thursday

     ブレーブスは日本時間12月3日、今季チーム2位の16本塁打を放ったアダム・デュバルに来季の契約をオファーすることを拒否し、デュバルがノンテンダーFAとなったことを発表した。ブレーブスでデュバルを上回る本塁打数を記録したのはナショナル・リーグ本塁打王に輝いたマーセル・オズーナ(18本塁打)だけで、デュバルの16本塁打はリーグ3位タイの数字だった。今回の決断には来季ナ・リーグで指名打者制が採用されるか不透明であることが影響しているようだ。

     現在32歳のデュバルは、今季ナ・リーグで指名打者制が採用されたことによってオズーナが指名打者として起用されるケースが増えたため、正左翼手の座を獲得。57試合に出場して打率.237、出塁率.301ながら16本塁打、33打点、長打率.532、OPS.833と自慢のパワーを発揮した。レッズ時代の2016年にはいずれも自己最多となる33本塁打、103打点をマークしてオールスター・ゲームに選出され、翌2017年も31本塁打、99打点を記録。2019年にはブレーブスで41試合のみの出場ながら10本塁打、長打率.567、OPS.882の好成績を残した。

     決して打つだけの選手ではなく、強肩を武器に2017年には15補殺を記録。2016~18年の3シーズンで合計30補殺をマークし、守備防御点でも2016年に+17、2017年に+11、2018年にも+17の好成績を残した。今季も左翼の守備では守備防御点+2と安定したパフォーマンスを披露。ただし、右翼で守備防御点-2に終わったため、外野トータルでの守備防御点は0となっている。

     ブレーブスはオズーナとの再契約を目指しているが、来季もナ・リーグで指名打者制が採用されることがまだ決まっていない。オズーナが残留して指名打者制が不採用となった場合、デュバルは余剰戦力となってしまうため、ブレーブスは来季年俸が470万ドル前後と予想されるデュバルに来季の契約をオファーするのは得策でないと判断したようだ。

  • エンゼルスが遊撃手補強 オリオールズからイグレシアスを獲得

    2020.12.3 10:00 Thursday

     エンゼルスは日本時間12月3日、マイナー2投手とのトレードでオリオールズからホゼ・イグレシアスを獲得したことを発表した。エンゼルスは2016年から5シーズンにわたって正遊撃手を務めたアンドレルトン・シモンズがフリーエージェントとなったため、新たな遊撃手の補強を必要としていた。イグレシアスはメジャー9年目の今季、規定打席には届かなかったものの、打率.373をマークする予想外の大活躍を見せ、一時は「打率4割」への挑戦が注目されていた。

     キューバ出身のイグレシアスは現在30歳。レッドソックスでメジャーデビューしたあと、タイガースへ移籍して定位置を獲得。2015年には規定打席不足ながら打率.300をマークし、自身唯一のオールスター・ゲーム選出を果たしている。レッズに移籍した2019年は自己最多の11本塁打を放つなど、打率.288、59打点、OPS.724と打撃開眼。今季はさらに数字を伸ばし、39試合に出場して打率.373、3本塁打、24打点、OPS.956をマークした。

     打撃成績が向上している一方で、今季は自慢の守備面でやや精彩を欠き、2016年に+10、2019年にも+7を記録していた守備防御点は、今季-2まで悪化。ただし、わずか1失策とミスは少なかった。年齢的にもここから守備指標が大幅に向上することは期待できないため、今季ほどの打撃成績を期待するのは酷だとしても、近年好調な打撃面でどこまで活躍できるかがポイントとなりそうだ。なお、すでにオリオールズが来季の契約オプションを行使しているため、来季の年俸は350万ドルで確定している。

     オリオールズが獲得したジーン・ピントとギャレット・ストーリングスはいずれも右腕で、ストーリングスは「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングでエンゼルスの21位にランクインしていた。ピントはベネズエラ出身の19歳で、2019年はドミニカ共和国のサマー・リーグでプレー。一方のストーリングスは2019年ドラフト5巡目指名でプロ入りした23歳で、まだマイナーでのプレー経験はない。

  • 混乱必至のノンテンダーFA期限は日本時間3日の午前10時

    2020.12.2 15:00 Wednesday

     メジャーリーグは日本時間12月3日の午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎える。要するに、サービスタイム(メジャー登録日数)が6年未満の選手に対して各球団が来季の契約をオファーするかどうかを決断する期限である。サービスタイムが3年以上で年俸調停権を有する選手の場合、年俸と実力が見合わなくなるケースがあり、来季の契約をオファーされずに「ノンテンダーFA」となる可能性がある。新型コロナウイルスの影響を受ける今オフは、例年以上の混乱状態になることが予想される。

     年俸調停権を持たない選手はメジャー最低保証年俸に近い金額で契約することができるため、ノンテンダーFAとなることはほとんどない。また、年俸調停権を取得したばかりの選手がノンテンダーFAとなるケースも少ない。最も大きな影響を受けるのは、年俸調停期間(通常は3年間)の2年目または3年目を迎えている中堅選手だ。

     昨オフは56人の選手がノンテンダーFAとなり、そのなかには今季ジャイアンツで好成績を残してクオリファイング・オファーを受諾したケビン・ゴーズマン(レッズからノンテンダーFA)も含まれていた。タイワン・ウォーカー、セザー・ヘルナンデス、ブレイク・トライネン、マイケル・フランコ、ケビン・ピラーらもノンテンダーFAとなり、移籍を強いられている。

     今オフはコロナ禍の減収の影響で年俸総額の削減を目指しているチームが多く、移籍市場が冷え込むことが予想されている。そのため、年俸調停権を持つ選手たちは、たとえ希望額を下回る金額であったとしても、来季の契約を手に入れるために「ノンテンダー・デッドライン」の前に球団とのあいだで契約合意に達するのではないかとの見方が強まっている。球団には来季の年俸額を早めに確定できるというメリットもある。

     そもそも、今オフの年俸調停は何を基準に行われるのか不透明だ。今季の成績を162試合の成績に換算するのか、今季の成績をそのまま60試合分の成績として扱うのか、全く見通しが立っていない。そのため、年俸調停権を有する選手を年俸額が確定しないまま抱えておくのはリスクとなってしまう。よって、各球団は年俸調停に持ち込まれるケースをできるだけ減らそうとするだろう。また、各球団の減収の影響により、例年であれば来季の契約をオファーされたであろう選手がノンテンダーFAとなるケースが多発することも予想される。

     頭を悩ませているのは球団だけではなく、年俸調停権を有する選手たちも難しい判断を強いられている。なぜなら、今オフは移籍市場の動きが例年以上に遅く、自身がノンテンダーFAとなって市場に出た場合に得られるであろう契約の規模を予測するのが困難だからだ。ノンテンダーFAとなったあと、契約がなかなか決まらないというケースも考えられるだけに、球団から提示された年俸額をそのまま受け入れる選手も多く現れるに違いない。

     ノンテンダーFA候補にはカイル・シュワーバー(カブス)、エディ・ロサリオ(ツインズ)、トミー・ファム(パドレス)といった各球団の主力選手の名前も挙がっている。誰が球団からの提示を受け入れ、誰がノンテンダーFAとなり、誰が年俸調停に突入するのか。各球団と各選手の決断に注目したい。

  • ツインズがロサリオをウエーバー公示 昨季32本塁打の外野手

    2020.12.2 14:00 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ツインズは日本時間12月2日に主力打者の1人であるエディ・ロサリオ外野手をウエーバー公示したようだ。ウエーバーでの獲得を希望する球団が現れた場合、その球団は1000万ドル前後まで上昇することが予想されるロサリオの年俸をそのまま引き継ぐことになる(今季の年俸は775万ドル)。獲得を希望する球団が現れず、なおかつツインズが来季の契約をオファーしなかった場合、ロサリオはノンテンダーFAとなる。

     現在29歳のロサリオは、2010年のドラフトで4巡目指名されてから今季までツインズ一筋で過ごしてきた生え抜き選手であり、今季は57試合に出場して打率.257、13本塁打、42打点、OPS.792を記録。2017年から3年連続で24本以上の本塁打を放っており、2019年には自己最多の32本塁打、109打点をマークした。

     しかし、通算打率.277に対して通算出塁率.310という数字が示すように、四球の少ないフリースインガーであり、通算OPSは.788に過ぎない。左翼の守備も決して上手いとは言えず、本塁打数が示すほど実際の貢献度は高くない。ツインズでは有望株のアレックス・キリロフとブレント・ルーカーが今季デビューし、トレバー・ラーナックのデビューも近付いているため、1000万ドル前後の年俸を支払ってまでロサリオを引き留める必要はないと考えているのだろう。

     もちろん、ロサリオがノンテンダーFAとなったあとにツインズが再契約の交渉を行う可能性は残っている。ウエーバーでの獲得を希望する球団が現れないということはすなわち「ロサリオに1000万ドル前後を支払うのは高すぎる」という球界の共通認識を示すことになるため、より安価な金額での交渉が可能になるからだ。

     はっきりとした欠点を抱える選手ではあるものの、シーズン30本塁打を期待できるパンチ力は魅力であり、ノンテンダーFAとなった場合には両翼の外野手の補強を目指すチームから関心が寄せられることになりそうだ。

  • レンジャーズ オドーア&アンドルースの二遊間がレギュラー剥奪

    2020.12.2 11:00 Wednesday

     レンジャーズは正二塁手のルーグネッド・オドーアと正遊撃手のエルビス・アンドルースからレギュラーの座を剥奪する方針を固めたようだ。レンジャーズは両選手に対し、複数のポジションを守る準備をするように指示を出したという。ジョン・ダニエルズGMは今季三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞したイサイアー・カイナーファレファを正遊撃手として起用する方針を明らかにしており、来季がメジャー3年目となるニック・ソラックには正二塁手となるチャンスが与えられる見込みだ。

     クリス・ウッドワード監督は12年間にわたってチームの正遊撃手を務めてきたアンドルースからレギュラーの座を剥奪することについて「エルビスがこのチームのために成し遂げてきたことを考えると、今回の決断は簡単なものではなかった」と心情を吐露。一方、新たに正遊撃手を務める予定のカイナーファレファについては「彼にはそのポジションを務める能力があると信じている」と期待を寄せた。

     カイナーファレファはミドル・インフィールダー(二塁と遊撃を守る内野手)としてプロ入りしたが、メジャー昇格のチャンスを増やすために捕手への転向を決断。捕手としてメジャー昇格を果たしたが、捕手としての能力に限界を感じ、今季は内野のユーティリティとして春季キャンプを迎えていた。春季キャンプで正三塁手の座を勝ち取り、周囲を驚かせたが、レギュラー定着にとどまらず、ゴールドグラブ賞まで獲得。来季はプロ入り時のポジションである遊撃に戻ることになる。

     なお、カイナーファレファが三塁から遊撃に移ることによって正三塁手が不在となるが、ウッドワードはアンドルースまたはオドーアが正三塁手となる可能性を排除していない。三塁手を外部から補強することも検討されているものの、球団ナンバーワン有望株のジョシュ・ヤングのメジャー昇格が近付いているため、ヤングへの「つなぎ役」が現有戦力から選ばれる可能性も十分にある。正二塁手も春季キャンプで競争が行われる予定であり、アンドルースとオドーアが来季の開幕をレギュラーとして迎える可能性はゼロではなさそうだ。

  • ナショナルズ ブライアントら大物の獲得に動かない可能性大

    2020.12.2 10:30 Wednesday

     今オフのナショナルズはカブスのクリス・ブライアントやフリーエージェントのDJ・レメイヒューといった大物選手の獲得に興味を示していることが報じられていたが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ナショナルズはこれらの大物選手の獲得に動かない可能性が高まっているという。ローゼンタールは「ナショナルズは補強ポイントが多すぎるため、(大物選手よりも)安価な選手の獲得に動く可能性が高そうだ」と伝えている。

     今季のナショナルズはフアン・ソトとトレイ・ターナーの2人が大活躍。データサイト「FanGraphs」が算出する総合指標WARでは、2人合計で5.1を記録した。しかし、この2人を除いた野手の合計は-1.9という悲惨な数字になっており、2人の若きスター選手への依存度は深刻。この状況を改善するために、様々なポジションを補強しなければならない。

     ナショナルズは今オフ、先発右腕のアニバル・サンチェス、捕手のカート・スズキ、一塁手のエリック・テームズ、右翼手のアダム・イートンと多くのレギュラー格の選手がフリーエージェントとなっており、まずは彼らの穴を埋める必要がある(もちろん穴を埋めるだけでなくグレードアップも必要)。さらに、昨オフにエンゼルスへ流出したアンソニー・レンドンの穴も埋まっていないため、新たな三塁手を見つける必要もある。

     これだけの補強ポイントを抱えている以上、1人の選手を獲得するために大金を投じたり、多くの若手有望株を放出したりしている余裕はない。大物選手よりも比較的安価で優秀な選手を狙うのは賢明な判断と言えるだろう。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは先日、ナショナルズがブライアントとレメイヒューに注目していることを伝えていたが、獲得が実現する可能性は低そうだ。

     なお、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは、ナショナルズがブライアントの獲得に興味を示しつつも、有望株右腕のジャクソン・ラトレッジとケイド・キャバリを放出する意思がないことを伝えていた。

  • ブリュワーズが好守の捕手・メイリーを1年契約で獲得へ

    2020.12.2 10:00 Wednesday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールが日本時間12月2日に伝えたところによると、ブリュワーズはパイレーツからフリーエージェントとなった29歳の捕手、ルーク・メイリーと1年間のメジャー契約を結ぶことで合意に達したようだ。今季のメイリーは守備力を高く評価されてパイレーツに加入したものの、開幕前の紅白戦で右手人差し指を骨折してシーズンを全休することに。シーズン終了後に40人枠から外され、フリーエージェントとなっていた。

     メイリーは2015年にレイズでメジャーデビューし、最も出場試合数が多かったのはブルージェイズ時代の2018年(68試合)。レイズで2年間、ブルージェイズで3年間、メジャーとマイナーを往復しながら控え捕手を務めてきた。メジャー通算打率.198、OPS.556という数字が示すように、打撃力は明らかに平均以下だが、安定した守備力は高く評価されている。

     今季のパイレーツは実力不足の投手陣を捕手の守備力でサポートするという方針を掲げ、正捕手のジェイコブ・ストーリングスに加えてメイリーを控え捕手として獲得。しかし、残念ながらメイリーは開幕前の紅白戦で負傷し、パイレーツでは1試合もプレーできなかった。

     ブリュワーズの40人枠には現時点ですでに5人の捕手がおり、オマー・ナルバエスとマニー・ピーニャの2人が主力。デービッド・フレイタスとジェイコブ・ノッティングハムの2人もメジャー経験があり、22歳のマリオ・フェリシアーノはルール5ドラフトからのプロテクトのために先日、40人枠に登録されたばかり。ただし、メイリーとメジャー契約を結んだことを考えると、ナルバエスとピーニャのいずれかがノンテンダーFAとなる可能性もありそうだ。

     ブリュワーズとメイリーの1年契約について、現時点では金額などの詳細は明らかになっていない。なお、メイリーはマイナー・オプションを残しているため、必ずしも開幕ロースターに入れる必要はなく、3~4番手の捕手としてマイナーで待機させておくことも可能である。

  • ロイヤルズが左腕・マイナー獲得を正式発表 2年1800万ドル

    2020.12.2 09:40 Wednesday

     ロイヤルズは日本時間12月2日、アスレチックスからフリーエージェントとなった左腕マイク・マイナーを獲得したことを正式に発表した。メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、契約期間は2年で、マイナーに保証されるのは1800万ドル。その内訳は、2021年の年俸が700万ドル、2022年の年俸が1000万ドル、2023年の契約は年俸1300万ドルの球団オプション(バイアウト100万ドル)となっているようだ。

     マイナーは2016~17年の2シーズンをロイヤルズで過ごしており、このときは2016年を故障のリハビリに費やしたものの、2017年は3年ぶりのメジャー復帰を果たしてリリーバーとして復活。65試合に登板して6勝6敗6セーブ、17ホールド、防御率2.55の好成績を残した。この活躍が認められ、3年契約でレンジャーズへ移籍。2018年は12勝、2019年はいずれも自己最多となる14勝、208回1/3、200奪三振をマークした。

     ところが、契約最終年の今季は開幕からの7先発で0勝5敗、防御率5.60と不振を極め、8月末のトレードでアスレチックスへ放出。移籍後も調子は上がらず、2球団合計で12試合(うち11先発)に登板して56回2/3を投げ、1勝6敗、防御率5.56、62奪三振という不本意な成績に終わった。フォーシームの平均球速が昨季の92.5マイルから今季は90.6マイルと大きく下落していたのは気になるところだ。

     しかし、ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは「速球のスピンレートは素晴らしい。平均球速の下落は気にしていない」と語る。また、契約交渉のなかでリリーフ起用については議論されなかったようで、「若い先発陣にベテランを加える必要があった。彼はチームにフィットする存在だ」とマイナーの先発起用を明言した。

     マイナーの加入により、ロイヤルズの先発ローテーションはブラッド・ケラー、ダニー・ダフィー、ブレイディ・シンガー、マイナー、クリス・ブービッチの5人で形成されることになる。ムーアは「若手投手と経験豊富な投手がミックスされた良い布陣だ」と満足げに語った。

  • レッドソックス サイ・ヤング賞2度の34歳・クルーバーに興味

    2020.12.2 09:20 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが日本時間12月2日に伝えたところによると、レッドソックスはレンジャーズから来季オプションの行使を拒否されてフリーエージェントとなった先発右腕コリー・クルーバーの獲得に興味を示しているようだ。クルーバーは故障により今季1イニングしか投げられなかったものの、インディアンス時代にサイ・ヤング賞を2度受賞。レッドソックスは崩壊した投手陣の立て直しが今オフの最優先課題となっている。

     現在34歳のクルーバーは2014年(18勝9敗、防御率2.44、269奪三振)と2017年(18勝4敗、防御率2.25、265奪三振)にサイ・ヤング賞を受賞。2016年にも18勝、2018年には自己最多の20勝をマークするなど、インディアンスのエースとして活躍してきた。ところが、2019年は故障の影響で7試合しか投げられず、2勝3敗、防御率5.80と不本意なシーズンに。トレードでレンジャーズへ移籍して復活を目指した今季も故障に泣き、わずか1イニングしか投げられなかった。

     シーズン終了後、レンジャーズはクルーバーの年俸1800万ドルの来季オプションの行使を拒否。クルーバーはバイアウトの100万ドルを受け取ってフリーエージェントとなった。モロシによると、故障が癒えつつあるクルーバーは今月中にもブルペンでの投球練習を開始できる見込みだという。また、オフシーズンを過ごす自宅がボストン近郊にあることをレッドソックスとの契約を後押しする要素として挙げている。

     レッドソックスは今季、クリス・セールやエドゥアルド・ロドリゲスの離脱もあって投手陣が崩壊し、チーム防御率5.58はメジャー28位。先発防御率5.34はメジャー25位、救援防御率5.79はメジャー27位と先発、リリーフとも全く機能しなかった。来季はセールとロドリゲスが復帰できる見込みだが、この両左腕を除くとある程度計算できる先発投手はネイサン・イバルディしかおらず、今オフの補強が急務となっている。

  • メッツが救援右腕・メイを獲得へ 2年1500万ドルとの報道

    2020.12.2 09:00 Wednesday

     今オフの大型補強を予想されているメッツがいよいよ動き始めた。複数の現地メディアが日本時間12月2日に報じたところによると、メッツはツインズからフリーエージェントとなった救援右腕トレバー・メイと契約合意に至ったようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはメイの契約が2年1500万ドル前後の規模であることを伝えている。サンディ・アルダーソン球団社長は捕手、先発投手とともに救援投手を今オフの補強ポイントの1つに挙げていた。

     現在31歳のメイは、今季ツインズで24試合に登板して23回1/3を投げ、1勝0敗2セーブ、9ホールド、防御率3.86、38奪三振を記録。奪三振率14.66は自己ベストの数字だった。トミー・ジョン手術を受けて2017年シーズンを全休したが、復帰後の3年間は防御率3.19と安定。フォーシームの平均球速は2018年から94.0マイル→95.5マイル→96.3マイルと年々上昇している。

     メイはエドウィン・ディアス、ジューリス・ファミリア、デリン・ベタンセス、ミゲル・カストロ、ブラッド・ブラックらとともにメッツのブルペンを形成することになる。先発投手の補強に成功した場合、セス・ルーゴもブルペンに加わるだろう。メッツのブルペンは今季、メジャー18位の救援防御率4.60に終わっており、メイにはブルペンの立て直しに貢献することが期待される。

     なお、メイはメッツでジェレミー・ヘフナー投手コーチと再会する。ヘフナーは2019年にツインズで投手コーチ補佐を務めていたが、この年メイは65試合に登板して5勝3敗2セーブ、17ホールド、防御率2.94という自己最高の成績をマーク。メイはヘフナーと良好な関係を築き、ヘフナーの指導の下で好成績を残していた。まだメッツの来季のコーチ陣の顔ぶれは正式に発表されていないが、メイにとってヘフナーの存在がメッツと契約する決め手となったのかもしれない。

  • 1939年創設のパイオニア・リーグが来季から独立リーグの1つに

    2020.12.1 17:00 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間12月1日、パイオニア・リーグが来季から「MLBパートナー・リーグ」の1つとなることを発表した。パイオニア・リーグは1939年創設で81年にわたる歴史を持ち、1964年から今季まではマイナーのルーキー級に所属。しかし、来季からはメジャーリーグ球団と提携するリーグではなく、独立したプロ野球リーグ(要するに独立リーグ)として運営される。現在パイオニア・リーグには8球団が加盟しているが、この8球団は引き続きリーグに参加することが発表されている。

     パイオニア・リーグの8球団はモンタナ、アイダホ、コロラド、ユタの4州に本拠地を置いている。ビリングス・マスタングス、グレートフォールズ・ボイジャーズ、ミズーラ・パドルヘッズはモンタナ州、アイダホフォールズ・チュカーズはアイダホ州、グランドジャンクション・ロッキーズ、ロッキーマウンテン・バイブス、ノーザンコロラド・オウルズはコロラド州、オグデン・ラプターズはユタ州の球団だ。

     メジャーリーグではマイナーリーグ球団の削減が行われており、パイオニア・リーグと同じルーキー級に所属していたアパラチアン・リーグは9月下旬に全米トップクラスの大学1~2年生が参加するリーグ(木製バットを使用)へ「進化」することが発表された。また、日本時間12月1日には6球団が参加する「MLBドラフト・リーグ」が創設されることも発表されており、球団を存続させつつも、メジャーリーグ球団の傘下から除外するという動きが進められている。

     パイオニア・リーグは今後、独立リーグのアトランティック・リーグ、アメリカン・アソシエーション、フロンティア・リーグに加わり、「MLBパートナー・リーグ」の1つとなる。各リーグはアメリカとカナダの異なる地域をカバーし、メジャー経験者も含め、様々なレベルの経験を持つ選手たちがプレーしている。今季は新型コロナウイルスの影響によってマイナーリーグのシーズンが行われなかったため、パイオニア・リーグがメジャーリーグ球団と提携するリーグとして開催したシーズンは2019年が最後となった。

  • ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフト・リーグ」創設へ

    2020.12.1 16:00 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間12月1日、ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフト・リーグ」を創設することを発表した。同リーグにはその年のドラフトで指名対象となる選手が参加する。来年のドラフトは7月に「オールスター・ウィーク」の一環として開催されるため、ドラフト候補の選手にとって同リーグはメジャーリーグ球団へのアピールの場となる。オハイオ、ペンシルベニア、ウエストバージニア、ニュージャージーの4州に本拠地を置く5球団が同リーグの創設メンバーとして発表された。

     同リーグに参加が決定したのは、マホニングバレー・スクラッパーズ(オハイオ州)、ステートカレッジ・スパイクス(ペンシルベニア州)、トレントン・サンダー(ニュージャージー州)、ウエストバージニア・ブラックベアーズ(ウエストバージニア州)、ウィリアムスポート・クロスカッターズ(ペンシルベニア州)の5球団。同リーグは6つ目のチームとの協議を行っており、数週間以内に参加が発表される見込みとなっている。ドラフトを中心とし、68試合制のレギュラーシーズンが開催される。各チームが30人のロースターを構成し、6チーム合計180選手が参加するという構想があるようだ。

     オールスター・ブレークを挟んだ前半戦はドラフト候補の有望株がプレーすることになるが、ドラフトで指名を受けた選手が後半戦も同リーグに参加するかどうかは定かではない。今回のリーグ創設はマイナーリーグ球団の削減に伴う動きであり、ドラフトで指名した選手をマイナーでプレーさせる代わりに、後半戦もこのリーグでプレーさせるメジャーリーグ球団も出てくるかもしれない。後半戦はドラフトで指名されなかった選手にとって、ドラフト外でメジャーリーグ球団と契約するためのアピールの場にもなるだろう。

     ドラフト候補の有望株が1つのリーグに集まってスカウトなどの球団関係者の前でプレーするのは画期的な試みと言える。このリーグでプレーするなかで評価を急上昇させる選手が現れる可能性もあり、ファンにとっても新たな楽しみの1つとなるに違いない。ドラフト直前に実際のプレーを見られることにより、各球団のドラフト戦略に大きな影響を与える可能性もありそうだ。

  • 43歳のロドニー メジャー復帰を目指して冬季リーグに参加中

    2020.12.1 15:00 Tuesday

     現在43歳のフェルナンド・ロドニーは今季16年ぶりにメジャーでの登板機会がなかったが、メジャー復帰を諦めていないようだ。ロドニーはレオネス・デル・エスコヒードの一員として母国・ドミニカ共和国のウィンター・リーグに参加し、現地時間11月29日の試合で初登板。4点ビハインドの8回裏にマウンドに上がり、1イニングを三者凡退に抑える好投を披露した。このままウィンター・リーグで好投を続ければ、メジャーリーグ球団からマイナー契約のオファーが届くかもしれない。

     ロドニーは1997年11月にタイガースと契約。2002年5月4日(現地時間)のツインズ戦でメジャーデビューした。メジャーリーグ公式サイトのマット・モナガンは、ロドニーがタイガースの新監督に就任したAJ・ヒンチや現在「ESPN」で解説者を務めるエドゥアルド・ペレス、いずれもアメリカ野球殿堂入りの名捕手であるイバン・ロドリゲスとマイク・ピアッツァなどと対戦経験があることを紹介している。

     2009年オフにフリーエージェントとなり、タイガースを離れたあとは毎年のように移籍しながら現役生活を続け、これまでにタイガース、エンゼルス、レイズ、マリナーズ、カブス、パドレス、マーリンズ、ダイヤモンドバックス、ツインズ、アスレチックス、ナショナルズの11球団でプレー。マリナーズ時代の2014年に両リーグ最多の48セーブを記録するなど、これまでに歴代17位の通算327セーブを挙げている。

     昨季ナショナルズで自身初のワールドシリーズ制覇を経験したあとフリーエージェントとなり、今年7月末に故障者続出のアストロズとマイナー契約。しかし、メジャー昇格を果たせず、9月上旬に解雇された。40代に突入してもファストボールとチェンジアップのコンビネーションによるパワー・ピッチングは健在であり、ウィンター・リーグでの好投が続けば、メジャーリーガーとしてのキャリアを続行するチャンスが訪れる可能性もありそうだ。

  • ナショナルズ ブライアント獲得を狙うも有望株投手放出は拒否

    2020.12.1 14:00 Tuesday

     ナショナルズは今オフの三塁手補強としてクリス・ブライアント(カブス)の獲得を狙っていると言われている。そんななか、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはナショナルズがブライアントの獲得を目指す一方で、その対価として有望株投手のジャクソン・ラトレッジとケイド・キャバリを放出しない方針を固めていることを伝えた。ラトレッジは2019年ドラフト1巡目(全体17位)、キャバリは今年のドラフト1巡目(全体22位)でナショナルズから指名されてプロ入りした有望株である。

     ブライアントは現在28歳。2015年に新人王、2016年にMVPを受賞するなど、球界を代表するスター三塁手の1人として活躍を続けてきたが、今季は1860万ドルという高額年俸ながら故障と不振に悩まされ、34試合にしか出場できず、打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644という自己最悪のシーズンを過ごした。高額年俸に見合わない成績だったこともあり、一部ではブライアントがノンテンダーFAとなる可能性も取り沙汰されていたが、ヘイマンはカブスがブライアントに来季の契約をオファーする可能性が高いことを伝えている。

     ただし、カブスはコロナ禍での減収の影響によって年俸総額の削減を強いられており、来季終了後にフリーエージェントとなるブライアントは、ハビアー・バイエズやカイル・シュワーバーらとともにトレード放出候補の1人に挙げられている。ナショナルズにはカーター・キーブームという有望株がいるものの、メジャーレベルの投手に対して苦戦が続いており、三塁手のグレードアップのためにブライアントの獲得を検討しているようだ。

     なお、ヘイマンはブライアントがフィットするその他のチームとしてメッツ、ジャイアンツ、ブルージェイズの3球団を挙げている。メッツとブルージェイズは確固たる正三塁手が不在。一方、ジャイアンツの三塁にはエバン・ロンゴリアがいるため、ブライアントを獲得した場合は外野手として起用することになるだろう。

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