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  • スプリンガー争奪戦 多くの補強資金を残すブルージェイズ優勢か

    2021.1.18 10:30 Monday

     DJ・レメイヒューのヤンキース残留が確実となり、J・T・リアルミュートもフィリーズ残留が有力視されているなか、大物スター選手の獲得を目指すチームの選択肢は少なくなってきている。アストロズからフリーエージェントとなったジョージ・スプリンガーの争奪戦は、メッツとブルージェイズの一騎打ちとみられているが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは多くの補強資金を残すブルージェイズのほうが有利と考えているようだ。

     今オフのブルージェイズは大物スター選手の獲得による戦力アップを目指しているが、フリーエージェント市場でレメイヒュー、トレード市場ではフランシスコ・リンドーア(インディアンスからメッツへ移籍)の獲得にいずれも失敗。オフシーズン開始直後に先発左腕のロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んだ以外は目立った動きがない状態が続いている。

     しかし、それはブルージェイズに多くの補強資金が残されていることを意味する。対抗馬のメッツはぜいたく税の課税ラインを超えたくないと考えているものの、すでに複数の大物選手を獲得しているため、ぜいたく税の課税ラインを超えずにスプリンガーを獲得できるかは微妙なところだ。

     ローゼンタールはメッツがぜいたく税対策として「ヤンキースがレメイヒューにオファーした契約(6年9000万ドル)と同様の契約をスプリンガーにオファーする可能性がある」と指摘。あるいは、スプリンガー獲得の資金を捻出するために「ジューリス・ファミリアやスティーブン・マッツといった高額年俸選手の放出が検討される可能性もある」という。

     とはいえ、多くの補強資金を残すブルージェイズが優勢であることに変わりはなく、ローゼンタールも「ブルージェイズが優勢だろう」と伝えている。ブルージェイズはすでに総額1億ドルを超える5年契約をオファーしていることが報じられており、スプリンガーに大金を投じる準備があることは間違いなさそうだ。

  • オズーナのブレーブス残留の可能性は「かなり低い」 米記者が伝える

    2021.1.18 10:00 Monday

     1年前のオフにカージナルスからフリーエージェントとなったマーセル・オズーナは、希望通りのオファーを得ることができず、ブレーブスとの1年契約で妥協。しかし、昨季は本塁打と打点の二冠を獲得する大活躍を見せ、自身の価値を上昇させることに成功した。今オフは好条件の複数年契約を得ることが予想されているが、「ESPN」のバスター・オルニーはブレーブスがオズーナと再契約を結ぶ可能性について「かなり低い」と伝えている。

     現在30歳のオズーナは、昨季ブレーブスで全60試合に出場して打率.338、18本塁打、56打点、OPS1.067の好成績をマーク。ナ・リーグMVPに輝いたフレディ・フリーマンとともに打線を牽引し、本塁打王と打点王のタイトルを獲得しただけでなく、シルバースラッガー賞、エドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)、「オールMLBチーム」のファースト・チームなど、様々なアウォードを受賞する充実のシーズンとなった。

     最高の形でオフシーズンを迎えることになったが、今のところ目立った動きはなく、「複数のチームが興味を示している」といった程度の報道が出ているだけ。ナ・リーグで今季も指名打者制が採用されるかどうか不透明であることも、オズーナの市場の動きの遅さに拍車をかけているとみられる。

     そんななか、オルニーはブレーブスがオズーナと再契約を結ぶ可能性は「かなり低い」と指摘。指名打者制の動向が不透明であることに加え、アレックス・アンソポロスGMが近年、フリーエージェントのベテラン選手との大規模な複数年契約を避けていることを理由に挙げている。アンソポロスは2年前のオフにジョシュ・ドナルドソン、1年前のオフにオズーナ、そして今オフはチャーリー・モートンを獲得しているが、いずれも1年契約である。

     1年契約しか得られなかったことに奮起して自己最高のシーズンを過ごしたオズーナだが、2年続けて希望通りの契約を得られない可能性もありそうだ。

  • 年俸調停権を持つ選手の契約状況まとめ《ナ・リーグ編》

    2021.1.17 13:30 Sunday

     メジャーリーグは日本時間1月16日に各球団が年俸調停権を持つ選手に対して年俸の提示を行う期限を迎え、ほとんどの選手が年俸調停を回避して1年契約。これにより多くの選手の今季の年俸が確定した。大谷翔平(エンゼルス)など一部の選手は金額面で合意に至らず、今後年俸調停が行われる可能性がある。ここでは日本時間1月16日に発表されたもののうち、ナショナル・リーグ15球団の契約状況を整理する。

    アトランタ・ブレーブス
    マックス・フリード 350万ドルで合意
    A・J・ミンター 130万ドルで合意
    ダンズビー・スワンソン 合意せず(選手670万ドル/球団600万ドル)
    マイク・ソローカ 合意せず(選手280万ドル/球団210万ドル)

    マイアミ・マーリンズ
    ブライアン・アンダーソン 380万ドルで合意
    ホルヘ・アルファロ 205万ドルで合意
    イミー・ガルシア 190万ドルで合意
    リチャード・ブライアー 142.5万ドルで合意
    アダム・シンバー 92.5万ドルで合意

    ニューヨーク・メッツ
    フランシスコ・リンドーア 2230万ドルで合意
    マイケル・コンフォート 1225万ドルで合意
    J・D・デービス 合意せず(選手247.5万ドル/球団210万ドル)
    エドウィン・ディアス 700万ドルで合意
    ブランドン・ニモ 470万ドルで合意
    セス・ルーゴ 292.5万ドルで合意
    ドミニク・スミス 255万ドルで合意
    ミゲル・カストロ 168.75万ドルで合意
    ロバート・グセルマン 130万ドルで合意

    フィラデルフィア・フィリーズ
    リーズ・ホスキンス 480万ドルで合意
    ビンス・ベラスケス 400万ドルで合意
    ホゼ・アルバラード 100万ドルで合意

    ワシントン・ナショナルズ
    フアン・ソト 850万ドルで合意
    トレイ・ターナー 1300万ドルで合意
    ジョシュ・ベル 630万ドルで合意

    シカゴ・カブス
    クリス・ブライアント 1950万ドルで合意
    ハビアー・バイエズ 1165万ドルで合意
    ウィルソン・コントレラス 665万ドルで合意
    ザック・デービース 863万ドルで合意
    イアン・ハップ 合意せず(選手410万ドル/球団325万ドル)

    シンシナティ・レッズ
    マイケル・ロレンゼン 443.75万ドルで合意
    ジェシー・ウィンカー 315万ドルで合意
    アミール・ギャレット 150万ドルで合意
    ノエ・ラミレス 117.5万ドルで合意
    タイラー・マーリー 220万ドルで合意
    ルイス・カスティーヨ 420万ドルで合意

    ミルウォーキー・ブリュワーズ
    ジョシュ・ヘイダー 667.5万ドルで合意
    ブランドン・ウッドラフ 327.5万ドルで合意

    ピッツバーグ・パイレーツ
    ジョー・マスグローブ 445万ドルで合意
    アダム・フレイジャー 430万ドルで合意
    コリン・モラン 280万ドルで合意
    チャド・クール 213万ドルで合意
    スティーブン・ブロールト 205万ドルで合意
    リチャード・ロドリゲス 170万ドルで合意
    ジェイコブ・ストーリングス 130万ドルで合意
    クリス・ストラットン 110万ドルで合意
    カイル・クリック 80万ドルで合意

    セントルイス・カージナルス
    アレックス・レイエス 90万ドルで合意
    ハリソン・ベイダー 200万ドルで合意
    ジョーダン・ヒックス 86.25万ドルで合意
    ジャック・フラハティ 合意せず(選手390万ドル/球団300万ドル)

    アリゾナ・ダイヤモンドバックス
    カーソン・ケリー 170万ドルで合意
    ケイレブ・スミス 146.5万ドルで合意
    ルーク・ウィーバー 195万ドルで合意

    コロラド・ロッキーズ
    ジョン・グレイ 600万ドルで合意
    カイル・フリーランド 502.5万ドルで合意
    ライアン・マクマーン 237.5万ドルで合意
    ライメル・タピア 195万ドルで合意
    カルロス・エステベス 145万ドルで合意
    ロバート・スティーブンソン 80.5万ドルで合意

    ロサンゼルス・ドジャース
    コディ・ベリンジャー 1610万ドルで合意
    コリー・シーガー 1375万ドルで合意
    ウォーカー・ビューラー 合意せず(選手415万ドル/球団330万ドル)
    オースティン・バーンズ 合意せず(選手200万ドル/球団150万ドル)
    フリオ・ウリアス 360万ドルで合意

    サンディエゴ・パドレス
    トミー・ファム 890万ドルで合意
    ディネルソン・ラメット 420万ドルで合意
    エミリオ・パガーン 157万ドルで合意
    ビクトル・カラティーニ 130万ドルで合意
    ダン・アルタビラ 85万ドルで合意

    サンフランシスコ・ジャイアンツ
    レイエス・モロンタ 69.5万ドルで合意
    ドノバン・ソラーノ 合意せず(選手390万ドル/球団325万ドル)

  • 年俸調停権を持つ選手の契約状況まとめ《ア・リーグ編》

    2021.1.17 13:00 Sunday

     メジャーリーグは日本時間1月16日に各球団が年俸調停権を持つ選手に対して年俸の提示を行う期限を迎え、ほとんどの選手が年俸調停を回避して1年契約。これにより多くの選手の今季の年俸が確定した。大谷翔平(エンゼルス)など一部の選手は金額面で合意に至らず、今後年俸調停が行われる可能性がある。ここでは日本時間1月16日に発表されたもののうち、アメリカン・リーグ15球団の契約状況を整理する。

    ボルティモア・オリオールズ
    トレイ・マンシーニ 475万ドルで合意
    アンソニー・サンタンデール 合意せず(選手247.5万ドル/球団210万ドル)

    ボストン・レッドソックス
    ラファエル・デバース 457.5万ドルで合意

    ニューヨーク・ヤンキース
    アーロン・ジャッジ 1017.5万ドルで合意
    グレイバー・トーレス 400万ドルで合意
    ゲーリー・サンチェス 635万ドルで合意
    ルーク・ボイト 470万ドルで合意
    ジオ・ウルシェラ 465万ドルで合意
    チャド・グリーン 215万ドルで合意
    クリント・フレイジャー 210万ドルで合意
    ジョーダン・モンゴメリー 213万ドルで合意

    タンパベイ・レイズ
    タイラー・グラスナウ 400万ドルで合意
    ヨニー・チリーノス 117.5万ドルで合意
    マニュエル・マーゴ 340万ドルで合意
    ジョーイ・ウェンドル 225万ドルで合意
    ライアン・ヤーブロー 合意せず(選手310万ドル/球団230万ドル)
    崔志萬(チェ・ジマン) 合意せず(選手245万ドル/球団185万ドル)

    トロント・ブルージェイズ
    テオスカー・ヘルナンデス 432.5万ドルで合意
    ロス・ストリップリング 300万ドルで合意

    シカゴ・ホワイトソックス
    ルーカス・ジオリト 415万ドルで合意
    レイナルド・ロペス 210万ドルで合意

    クリーブランド・インディアンス
    オースティン・ヘッジス 328万ドルで合意
    アメッド・ロサリオ 240万ドルで合意
    フィル・メイトン 97.5万ドルで合意

    デトロイト・タイガース
    ニコ・グッドラム 210万ドルで合意
    ジャイマー・キャンデラリオ 285万ドルで合意
    ジャコビー・ジョーンズ 265万ドルで合意
    マシュー・ボイド 650万ドルで合意
    ホゼ・シスネーロ 97万ドルで合意
    バック・ファーマー 185万ドルで合意
    ジョー・ヒメネス 150万ドルで合意
    ダニエル・ノリス 347.5万ドルで合意

    カンザスシティ・ロイヤルズ
    ブラッド・ケラー 335万ドルで合意
    アダルベルト・モンデシー 252.5万ドルで合意

    ミネソタ・ツインズ
    なし(12月の時点で全対象選手と合意)

    ヒューストン・アストロズ
    カルロス・コレア 合意せず(選手1250万ドル/球団975万ドル)
    ランス・マカラーズJr. 650万ドルで合意
    アレドミス・ディアス 300万ドルで合意

    ロサンゼルス・エンゼルス
    大谷翔平 合意せず(選手330万ドル/球団250万ドル)
    ディラン・バンディ 832.5万ドルで合意
    アンドリュー・ヒーニー 675万ドルで合意
    マックス・スタッシ 160万ドルで合意
    マイク・マイヤーズ 120万ドルで合意
    フェリックス・ペーニャ 110万ドルで合意

    オークランド・アスレチックス
    マット・チャップマン 649万ドルで合意
    クリス・バシット 490万ドルで合意
    マーク・キャナ 692.5万ドルで合意
    ショーン・マネイア 595万ドルで合意
    フランキー・モンタス 180万ドルで合意
    ルー・トリビーノ 91.25万ドルで合意

    シアトル・マリナーズ
    J・P・クロフォード 205万ドルで合意
    トム・マーフィー 87.5万ドルで合意
    ラファエル・モンテロ 225万ドルで合意

    テキサス・レンジャーズ
    ジョーイ・ギャロ 620万ドルで合意
    イサイアー・カイナーファレファ 200万ドルで合意

  • イエーツの移籍先候補は5球団 パドレスは争奪戦から撤退か

    2021.1.17 11:30 Sunday

     リアム・ヘンドリックスがホワイトソックスと総額5400万ドルの大型契約を結ぶなど、救援投手の市場が大きく動き始めている。そんななか、次に契約を決める有力リリーバーとなる可能性があるとみられているのがパドレスからフリーエージェントとなったカービー・イエーツだ。「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシーによると、イエーツ争奪戦のファイナリストは5球団に絞られたようだ。そのなかにパドレスは含まれていないという。

     現在33歳のイエーツはスプリッターを新たな武器として2017年のパドレス移籍後にメジャー定着を果たし、2019年には60試合に登板して0勝5敗41セーブ、防御率1.19、奪三振率14.98、与四球率1.93の好成績をマーク。オールスター・ゲームに初選出されただけでなく、この年から表彰がスタートした「オールMLBチーム」のファースト・チームにも選出された。

     ところが、昨季は右肘の不調によりわずか6試合しか投げられず、0勝1敗2セーブ、防御率12.46と大不振。奪三振率16.62を記録する一方、与四球率8.31と不安定なピッチングばかりが目についた。手術明けのシーズンということもあり、今季は自身の価値を改めて証明するための重要な1年となる。

     争奪戦のファイナリストとなった5球団の顔ぶれや、その5球団がどんなオファーを提示しているかは不明だが、基本給を低めに抑え、出来高を多く盛り込んだ形の契約が有力視されている。また、今季復活を遂げれば1年後に好条件の契約を得られる可能性もあり、イエーツは単年契約を希望するかもしれない。

     イエーツに興味を示していることが知られているのは、現時点ではドジャースだけ。ブルージェイズもブラッド・ハンドに興味を示しているようにクローザーの獲得を検討しているが、「スポーツネット」のベン・ニコルソン・スミスによると、ファイナリストの5球団には含まれていない可能性が高いようだ。

  • グレゴリアスのヤンキース復帰は消滅 フィリーズ残留が有力か

    2021.1.17 11:00 Sunday

     「NBCスポーツ・フィラデルフィア」のコリー・サイドマンによると、DJ・レメイヒューのヤンキース残留が確実となったことにより、ディディ・グレゴリアスはフィリーズ残留が有力となっているようだ。フィリーズはJ・T・リアルミュートとの再契約に向けて5年1億ドル超の大型契約をオファーしたことが報じられているが、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長はグレゴリアスとの再契約にも興味を持っていることを明らかにしている。

     ヤンキースはレメイヒューとの再契約に失敗した場合、正遊撃手のグレイバー・トーレスを二塁へ移し、2015年から5シーズンにわたって正遊撃手として活躍したグレゴリアスを呼び戻す可能性があるとみられていた。しかし、ヤンキースはレメイヒューと6年9000万ドルで再契約を結ぶことが確実となっており、引き続きトーレスが正遊撃手を務めることに。よって、グレゴリアスのヤンキース復帰の可能性は消滅した。

     一方のフィリーズは、グレゴリアス加入によって遊撃から追い出されたジーン・セグーラを遊撃に戻すという選択肢があるものの、アスレチックスからフリーエージェントとなったマーカス・セミエンへの興味が報じられるなど、遊撃手の補強を目指している。昨季全60試合に出場して打率.284、10本塁打、40打点、OPS.827の好成績をマークしたグレゴリアスとの再契約に動く可能性は高い。

     サイドマンはカルロス・サンタナ(ロイヤルズ)やカイル・シュワーバー(ナショナルズ)が手にした契約を踏まえ、フィリーズがグレゴリアスに対して総額2000万~3000万ドルの2年契約をオファーする可能性があることを指摘。2年契約はグレゴリアスにとってもメリットがあり、1年後にフリーエージェントとなるフランシスコ・リンドーア(メッツ)、コリー・シーガー(ドジャース)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)ら大物スター遊撃手と同時に市場に出ることを回避できる。

     リアルミュートとの再契約を最優先事項に掲げているフィリーズだが、リアルミュートとともにグレゴリアスも残留させることはできるだろうか。

  • 救援左腕・ハンドの争奪戦が本格化 メッツなどが獲得に興味

    2021.1.17 10:30 Sunday

     昨季メジャー最多の16セーブをマークしたブラッド・ハンドの争奪戦が熱を帯び始めている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、アストロズ、ブルージェイズ、メッツなど複数のチームがハンドに興味を示しているようだ。一時はメッツと契約合意間近であることが報じられたハンドだが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールはこの情報が間違いであったことを明らかにし、「メッツと交渉中」と訂正している。

     現在30歳のハンドは昨季インディアンスで23試合に登板してメジャー最多の16セーブ(成功率100%)を記録するなど、2勝1敗、防御率2.05、奪三振率11.86、与四球率1.64の好成績をマークして自身初となる最多セーブのタイトルを獲得。今季の契約は年俸1000万ドルのオプションとなっていたため、インディアンスがこれを行使し、ハンドが市場に出ることはないとみられていた。

     ところが、極度の財政難に苦しむインディアンスはハンドの放出を決断。オプション破棄の際に発生するバイアウト100万ドルすらも節約するために、ハンドをウエーバー公示して他球団にハンドのオプションを引き継いでもらうことを試みたが、驚くべきことにハンドの獲得を希望するチームは現れなかった。結局、インディアンスはハンドにバイアウト100万ドルを支払い、契約を解除している。

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は「もしハンドがウエーバー公示された時点で私が今の役職に就いていれば、間違いなくハンドを獲得していた」と話している。当時、メッツではまだスティーブ・コーエンによる球団買収が正式に成立しておらず、アルダーソンにはチーム編成の権限がなかった。現在もアルダーソンのハンド獲得の意思は変わっておらず、メッツは複数年契約をオファーしているとみられる。

     過去3年間でメジャー2位タイの82セーブをマークしている左腕を手に入れるのは、いったいどのチームだろうか。

  • Rソックスが先発左腕・ペレスと再契約へ 1年500万ドル

    2021.1.17 10:00 Sunday

     レッドソックスが昨季終了後に年俸625万ドルの契約オプションを破棄したとき、マーティン・ペレスは1年限りでレッドソックスを去るものとみられていたが、1年500万ドル+オプション1年の再契約で合意に至ったようだ。レッドソックスは今オフ、昨季崩壊した投手陣の立て直しを最優先課題に掲げており、フリーエージェントの投手とのメジャー契約は1年210万ドル+オプション1年で獲得したマット・アンドリースに続いて2人目となる。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ペレスの今季の年俸は450万ドル。2022年の契約は年俸600万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルとなっており、ペレスに保証される金額は450万ドル+50万ドルの500万ドルとなる。また、投球イニング数に応じて今季は最大50万ドル、2022年は最大75万ドルの出来高が設けられているようだ。

     現在29歳のペレスは、昨季レッドソックスで唯一シーズンを通して先発ローテーションを守り、12試合に先発。62イニングを投げて3勝5敗、防御率4.50、46奪三振をマークした。レンジャーズ時代の2013年、2016年、2017年、ツインズ時代の2019年と過去に4度の2ケタ勝利を記録。メジャー9年間で通算56勝を挙げている。

     今季のレッドソックスは昨季全休したエドゥアルド・ロドリゲスが復帰し、トミー・ジョン手術を受けたクリス・セールもシーズン途中に復帰できる予定。セール復帰までのあいだはロドリゲス、ネイサン・イバルディ、ペレスの3人が先発ローテーションの中心となり、タナー・ハウク(昨年9月にデビューして3試合で3勝0敗、防御率0.53)とニック・ピベッタ(昨年8月にトレードで加入して移籍後2試合で2勝0敗、防御率1.80)の両右腕が4~5番手を務める見込みだ。

     アンドリースも先発ローテーション入りを狙っており、レッドソックスはフリーエージェントのジェイク・オドリッジにも興味を示していることが報じられている。着々とコマは揃い始めており、少なくとも昨季のような惨状に陥ることはなさそうだ。

  • レメイヒュー獲得失敗のブルージェイズ 大物選手の獲得を諦めず

    2021.1.16 12:00 Saturday

     ブルージェイズは今オフ、戦力アップのために大物スター選手の獲得を目指しているが、「次点」だったことが報じられているフランシスコ・リンドーア(インディアンスからメッツへトレード)の争奪戦に続いてDJ・レメイヒュー(ヤンキースとの再契約が確実に)の争奪戦にも敗北。11月上旬にロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んだあと、目立った補強がない状態が続いている。しかし、現在も大物スター選手の獲得を諦めていないようだ。

     今オフのブルージェイズはあらゆる有力選手への「興味」が報じられており、市場に出ている有力選手でブルージェイズから関心を寄せられていない選手はいないと言っても過言ではない。ところが、新戦力はゼロ。先発左腕のレイと再契約を結んだものの、リンドーアもレメイヒューも獲得できなかった。

     リンドーア争奪戦ではインディアンスにメジャー昇格まで時間を要するプロスペクト(若手有望株)を中心とした交換要員をオファーしていたことが報じられているが、インディアンスは即戦力とプロスペクトのバランスが取れたメッツからのオファーを選択。レメイヒュー争奪戦では4年7800万ドルをオファーしていたようだが、総額9000万ドルの契約を望むレメイヒューはヤンキースとの6年9000万ドルの契約を選択した。

     補強失敗が続いているブルージェイズだが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、大物スター選手の獲得に向けてトレバー・バウアー、J・T・リアルミュート、ジョージ・スプリンガーと連絡を取り続けているという。

     スプリンガーについてはメッツとの一騎打ちになっていることが報じられているが、「メッツのスプリンガー獲得は指名打者制の動向次第」との報道もあり、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されないのであれば、メッツはスプリンガー争奪戦から撤退する可能性がある。ブルージェイズはついに念願の大物スター選手を手に入れられるかもしれない。

  • フィリーズがリアルミュートに5年1億ドル超をオファーか

    2021.1.16 11:30 Saturday

     フィリーズがJ・T・リアルミュートとの再契約に向けて動き始めたようだ。「ジ・アスレチック」が報じたところによると、フィリーズは「総額がわずかに1億ドルを上回る規模の5年契約」をオファーしたという。昨春のスプリング・トレーニングの時点でリアルミュートは総額2億ドル規模の契約を望んでいることを明らかにしていたが、フィリーズのオファーはこれを大幅に下回っている。しかし、何も動きがなかった状態から一歩前進したとも言えそうだ。

     リアルミュートと代理人のジェフ・ベリーは「捕手は過小評価されている」というスタンスを貫いており、捕手の給与相場を上昇させるために「捕手の史上最高年俸」を求めているとみられる。捕手の最高年俸(年平均)はジョー・マウアーの2300万ドル(8年1億8400万ドル)だが、これを上回るためには5年1億1500万ドルを超える契約が必要だ。現時点でフィリーズのオファーはこの水準に達していない可能性が高い。

     とはいえ、新型コロナウイルスの影響もあり、リアルミュートが希望通りの契約を得られる可能性は極めて低い。日本時間1月16日にはリアルミュートと同じくフリーエージェント市場の目玉の1人だったDJ・レメイヒューがヤンキースと6年9000万ドル(年平均1500万ドル)で合意間近となっていることが報じられており、これを踏まえてリアルミュートは軌道修正を強いられるだろう。

     フィリーズ以外に獲得に乗り出しているチームが見当たらないこともリアルミュートにとって逆風だ。メッツはジェームス・マッキャンを獲得して捕手補強を終えており、エンゼルスもカート・スズキと契約合意。レメイヒューとの再契約が確実となったヤンキースには補強資金が残っておらず、ブルージェイズはリアルミュートよりもジョージ・スプリンガー獲得を優先している。

     ヤンキースとレメイヒューがそうであったように、最終的にはフィリーズとリアルミュートの双方が歩み寄る形で再契約が成立するのではないだろうか。

  • エンゼルスがベテラン捕手・スズキと契約合意 1年150万ドル

    2021.1.16 11:00 Saturday

     日本時間1月16日、エンゼルスが37歳のベテラン捕手カート・スズキと1年150万ドルで契約合意に至ったことが明らかになった。経験豊富なスズキは昨季台頭したマックス・スタッシと併用されるとみられる。投手補強が最重要課題となっているエンゼルスにとって、スタッシをサポートする捕手の獲得を安価で済ませられた意味は非常に大きい。ぜいたく税の課税ラインまで3000万ドルほどの余裕が残っており、引き続き投手補強の可能性を模索していくことになりそうだ。

     エンゼルスの40人枠に登録されている捕手はスタッシとアンソニー・ベンブームの2人だが、昨年10月に腰の手術を受けたスタッシが今季の開幕に間に合わない可能性があるため、エンゼルスはベテラン捕手の獲得を検討していた。ジェームス・マッキャンの争奪戦に敗れ、ヤディアー・モリーナに興味を示していることも報じられていたが、最終的には経験豊富なスズキを獲得することで落ち着いた。

     スズキは昨季ナショナルズで33試合に出場して打率.270、2本塁打、17打点、OPS.745を記録。今オフ、エンゼルスのGMに就任したペリー・ミナシアンは2017年9月から昨年11月までブレーブスでGM補佐を務めていたが、スズキも2017~18年にブレーブスでプレーしていた。そのときのつながりも今回の契約合意を後押ししたとみられる。

     今オフのエンゼルスは、投手補強が最重要課題となる一方で、捕手と遊撃手の補強も必要となっていたが、ミナシアンはまずオリオールズからトレードでホゼ・イグレシアス(年俸350万ドル)を獲得して遊撃手の補強に成功。捕手にはスズキを1年150万ドルで獲得し、必要な野手の補強を安価で済ませることができた。

     クローザーにはレッズとのトレードでライセル・イグレシアスを加えており、残る補強ポイントはエース級の先発投手と層の薄い中継ぎ投手陣。ここまで100点満点に近い補強を見せているミナシアンの手腕に注目したい。

  • 年俸調停権取得1年目の大谷 金額面で合意できず年俸調停へ

    2021.1.16 10:30 Saturday

     メジャーリーグは日本時間1月16日に年俸調停権を持つ選手との交渉期限を迎え、エンゼルスはディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、マックス・スタッシ、マイク・マイヤーズ、フェリック・ペーニャの5選手と年俸調停を回避して1年契約を結んだ。しかし、大谷翔平とは金額面で合意に至らず、年俸調停が行われる予定となっている。エンゼルスが年俸250万ドルを提示した一方、大谷は年俸330万ドルを希望しているようだ。

     エンゼルスのロースターには年俸調停権を持つ選手が6人おり、バンディは832万5000ドル、ヒーニーは675万ドル、スタッシは160万ドル、マイヤーズは120万ドル、ペーニャは110万ドルでエンゼルスと合意。それぞれ1年契約を結んだ。

     しかし、サービスタイム(メジャー登録日数)が3年に達して今オフから年俸調停権を取得した大谷は、二刀流でのプレーをどのように評価するかで意見が分かれたのか、エンゼルスと合意に至らなかった。今後は年俸調停が行われる予定だが、年俸調停を迎える前に双方が妥協する形で契約が結ばれる可能性もある。

     エンゼルスは昨オフ、ブライアン・グッドウィンの年俸調停に敗北。エンゼルスは年俸185万ドルを提示していたが、グッドウィン側が主張した年俸220万ドルが支持された。エンゼルスが年俸調停を行うのは2011年のジェレッド・ウィーバー以来のことだった。

     「ESPN」のジェフ・パッサンは、カルロス・コレア(アストロズ)、ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)、イアン・ハップ(カブス)、ジャック・フラハティ(カージナルス)、ドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)、大谷、ライアン・ヤーブロー(レイズ)、マイク・ソローカ(ブレーブス)、J・D・デービス(メッツ)、アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)、崔志萬(レイズ)、オースティン・バーンズ(ドジャース)の13選手が年俸調停を行う予定であることを伝えている。

  • ヤンキースがクルーバーと契約合意 田中との再契約は消滅か

    2021.1.16 10:00 Saturday

     日本時間1月16日、ヤンキースがサイ・ヤング賞2度の実績を誇るベテラン右腕コリー・クルーバーと1年1100万ドルで契約合意に至ったことが明らかになった。クルーバーは先日、ショーケース(公開練習)を開催し、およそ25球団が視察。今季に向けた調整が順調に進んでいることをアピールしていた。ヤンキースはDJ・レメイヒューと6年9000万ドルで合意目前となっていることも報じられており、残りの補強予算を考えると、田中将大と再契約を結ぶ可能性は極めて低くなった。

     現在34歳のクルーバーは、2014年から2018年までの5シーズンで1091.1イニングを投げ、防御率2.85、奪三振率10.13を記録。最多勝のタイトルを獲得した2014年と、最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いた2017年にはサイ・ヤング賞を受賞した。

     ところが、2019年は打球直撃により右腕を骨折して7試合しか投げられず、レンジャーズへ移籍した昨季はわずか1イニングを投げただけで離脱。エース級の活躍を見せたのは2018年が最後であり、サイ・ヤング賞2度の栄光も過去のものとなりつつある。

     しかし、公開練習でアピールに成功したこともあり、クルーバーには多くのチームが興味を示しており、ヤンキースが争奪戦を制して獲得に成功。エースのゲリット・コールに次ぐ先発2番手を担うとみられる。

     「Roster Resource」によると、レメイヒューとクルーバーを加えたヤンキースの年俸総額は2億ドルを超え、ぜいたく税の課税ラインとなる2億1000万ドルに迫っている。よって、現有戦力をトレードで放出して年俸総額を削減しない限り、課税ラインを超えない範囲で田中と再契約を結ぶのは不可能とみられる。ヤンキースが田中と再契約を結ぶ可能性は事実上、消滅したと言っていいだろう。ブレット・ガードナーとの再契約も難しいかもしれない。

     今季の田中は2013年以来8年ぶりにヤンキース以外のユニフォームを着てプレーすることになりそうだ。

  • レメイヒューは6年9000万ドルとの報道 投手補強も可能に

    2021.1.16 01:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、ヤンキースとの再契約が合意間近であることが報じられているDJ・レメイヒューは6年9000万ドルの契約を得る見込みであるようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のパット・ラガーゾによると、ドジャースは4年6000万ドル、ブルージェイズは4年7800万ドルの契約をオファーしていたようだが、レメイヒューは総額で上回るヤンキースとの6年契約を選択した。

     ぜいたく税の対象となる年俸総額には契約総額を契約年数で割った平均金額が加算されるため、レメイヒューが6年9000万ドルの契約を結んだ場合、ヤンキースの年俸総額には今季から6年間、1500万ドルが加算される。

     選手の契約情報に詳しい「Cot’s Baseball Contracts」によると、ヤンキースの年俸総額は現時点で1億7500万ドル弱。これにレメイヒューの1500万ドルを加えると約1億9000万ドルとなり、ぜいたく税の課税ラインとなる2億1000万ドルまで2000万ドルほどの余裕がある。

     ヤンキースはこの2000万ドルを使って投手の補強に動くとみられる。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールはヤンキースが先発投手の補強に動く方針であることを伝えており、もちろん田中将大との再契約も選択肢の1つとなるだろう。

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、レメイヒューは総額9000万ドルの契約を欲しがっていたという。一方のヤンキースはレメイヒューとの再契約に加えて投手の補強を行う必要があるため、1年あたりの年俸を下げたいと考えていた。その結果、双方の思惑が一致して6年9000万ドルという契約で合意に至ろうとしているようだ。

     ヤンキースとしては今オフの最優先課題をクリアしたうえで投手の補強を行う余裕も残すという最高の結果になったと言える。2009年以来のワールドシリーズ制覇に向けて、次は田中との再契約に動くのだろうか。

  • FAの目玉の1人・レメイヒューがヤンキース残留へ

    2021.1.15 20:15 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、DJ・レメイヒューがヤンキースとの再契約に向けて最終段階に入っているようだ。モロシは日本時間1月15日午後8時すぎにTwitterを更新し、「DJ・レメイヒューはヤンキース復帰への合意に向けて最終段階に入っている。(現地時間の)今日中に契約が成立する可能性がある」と伝えている。

     ヤンキースからフリーエージェントとなったレメイヒューは、オフシーズン当初からヤンキースとの再契約を希望していることが報じられていた。ところが、レメイヒューが5年契約を希望する一方でヤンキースは3年契約をオファーしていることが報じられるなど、双方の希望条件には大きな開きがあった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはヤンキースが4年契約をオファーする意思を固めたことを伝えており、双方の歩み寄りによって契約合意目前になったものとみられる。

     現在32歳のレメイヒューは昨季50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、3盗塁、OPS1.011の好成績をマーク。打率.364、出塁率.421、OPS1.011はいずれもリーグトップの数字であり、1900年以降の近代野球では史上初となる両リーグ首位打者を達成。2年連続2度目のシルバースラッガー賞を受賞し、MVP投票では自己最高の3位にランクインした。

     なお、契約条件の詳細は現時点では明らかになっていない。ヘイマンは1年前のオフにジョシュ・ドナルドソンがツインズと結んだ4年9200万ドルと同規模の契約を予想している。

  • レメイヒュー争奪戦はヤンキース最有力 本塁打王もラブコール

    2021.1.15 12:30 Friday

     ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューはヤンキース残留を希望しているとみられるが、ヤンキースの消極的な姿勢に落胆し、他球団への移籍を視野に入れ始めていることが報じられている。しかし、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは「依然としてヤンキースが明確な最有力候補である」と断言する。最終的には両者が歩み寄り、1年前にジョシュ・ドナルドソンが手にした契約(4年9200万ドル)くらいの規模で合意すると考えているようだ。

     ヤンキースは3年契約、レメイヒューは5年契約を希望しているとみられており、ヘイマンは「両者の希望条件に大きな開きがあることは私も知っている」と語る。しかし、ヘイマンによると、ヤンキースには4年契約をオファーする準備があるという。「私の理解では、ヤンキースは4年契約をオファーしようとしている。もともとは3年契約を希望していたから、これは一歩前進と言えるだろう」とヘイマンは伝えている。

     ヘイマンによると、ヤンキースが準備している4年契約は年平均2000万ドル前後。一方、レメイヒューは年平均2500万ドル前後の5年契約を希望しているという。まだ両者の希望条件には大きな開きがあるものの、ヘイマンは両者が妥協して歩み寄ると予想。「ジョシュ・ドナルドソンが得た4年9200万ドルくらいの金額になるだろう。これで終わりにすべきだと思う」と述べている。

     なお、昨季メジャー最多の22本塁打を放ち、自身初の本塁打王に輝いたルーク・ボイトはレメイヒューの残留を希望し、「彼は球界で最高のバッターだと思う。僕たちには彼が必要なんだ」とラブコールを送っている。昨季はボイトが本塁打王、レメイヒューが首位打者のタイトルを獲得。同一チームから首位打者と本塁打王が誕生するのは1959年のブレーブス(ハンク・アーロンが首位打者、エディ・マシューズが本塁打王)以来61年ぶりの快挙だった。

  • セオ・エプスタインがメジャーリーグ機構のコンサルタントに就任

    2021.1.15 12:00 Friday

     カブスの編成本部長を退任したばかりのセオ・エプスタインだが、球界における新たなチャプターが早くもスタートした。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは日本時間1月15日、エプスタインがメジャーリーグ機構のコンサルタントに就任したことを発表。エプスタインはフィールド上の問題を主に担当し、様々なルール変更が試合にどんな影響を与えるかを分析する役割を担うようだ。コミッショナー事務局や各球団のデータ分析の専門家とも協力しながら仕事を行う予定となっている。

     マンフレッドはエプスタインについて「セオは我々のスポーツにおいて最も成功し、最も思慮深い人物の1人である」と述べ、「次世代のファンのために野球という世界最高のゲームをより良いものにしていけるよう、我々の継続的な努力を補完し、彼の洞察力を提供してほしいという我々の招待を彼が受け入れてくれたことに感謝している」とエプスタインがメジャーリーグ機構に加わることを歓迎した。

     エプスタインはカブスとの契約を1年残して編成本部長を退任。自身の将来について「球界のために自分にできる限りのことをしたい」と話していたが、レッドソックス時代の第1章、カブス時代の第2章に続く第3章は予想以上に早くスタートすることになった。ひょっとすると、これが将来のコミッショナー就任に向けての第一歩となるかもしれない。

     エプスタインは「メジャーリーグ機構と競争委員会が現場の質を向上させるために行っている努力を支援できるのは名誉なことであり、マンフレッド・コミッショナーが重要な会話に加わるよう依頼してくれたことに感謝している」とのコメントを発表。「私のような球団幹部は個人やチームのパフォーマンスを最適化するためにアナリティクスなどを駆使してきたが、知らず知らずのうちに野球の娯楽性に悪影響を与えてきた。ファンが望むものを提供するための方法を見つける必要がある」とも述べており、データに基づく効率性一辺倒になりつつあった球界をどのように変化させていくか非常に楽しみだ。

  • ジャイアンツが先発左腕・ウッド獲得を発表 1年300万ドル

    2021.1.15 11:30 Friday

     ジャイアンツは日本時間1月15日、ドジャースからフリーエージェントとなっていた先発左腕アレックス・ウッドと1年300万ドルで契約したことを発表した。スコット・ハリスGMは先発左腕の補強を目指していることを明らかにしていたが、有言実行の補強となった。なお、「10アウト以上を記録した登板数」に応じて最大300万ドルの出来高が設けられていることも発表されており、ウッドは最大で600万ドルを手にすることができる。

     現在30歳のウッドはブレーブスとドジャースで先発ローテーションの一角として活躍し、2014~15年は2年連続で規定投球回に到達して2ケタ勝利を記録。2014年の防御率2.78はリーグ10位の好成績だった。2017年は規定投球回には届かなかったものの、16勝3敗、防御率2.72という素晴らしい成績をマーク。5月に月間MVPを受賞し、オールスター・ゲームにも初選出された。

     2018年も150イニング以上を投げて9勝を挙げたが、レッズへトレードされた2019年は故障によりわずか7試合しか投げられず、1勝3敗、防御率5.80という不本意な成績に。昨季は1年契約でドジャースに復帰したものの、肩の不調に悩まされ、9試合(うち2先発)で0勝1敗、防御率6.39という自己ワーストの成績に終わった。とはいえ、健康であれば先発ローテーションの一角として十分に計算できる投手であり、ジャイアンツは復活を期待しているのだろう。

     ジャイアンツは今オフ、ケビン・ゴーズマンがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、レッズからフリーエージェントとなったアンソニー・ディスクラファーニを獲得。しかし、ジョニー・クエイト、ローガン・ウェブ、ショーン・アンダーソンと先発要員が右腕ばかりになってしまったため、左腕の補強を目指していた。コール・ハメルズにも興味を示していたが、より若く、復活を期待できるウッドを選択したようだ。

  • メッツがホゼ・マルティネスを獲得 対左のプラトーン要員

    2021.1.15 11:00 Friday

     控えの右打者を探していたメッツがホゼ・マルティネスと1年契約で合意したことが明らかになった。マルティネスは12月上旬にカブスからノンテンダーFAとなっていた。メジャーとマイナーで年俸が異なるスプリット契約となっており、メジャーでは年俸100万ドルに加えて最大50万ドルの出来高が設けられていることが報じられている。一方、マイナーでの年俸は22万5000ドルとなる。対左のプラトーン要員としての起用が有力だ。

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は「外野を守ることのできる右打者」を補強ポイントに挙げていた。指名打者制が採用されない場合、左翼ドミニク・スミス、中堅ブランドン・ニモ、右翼マイケル・コンフォートと外野3人がすべて左打者となってしまうからだ。守備は決して上手くないマルティネスだが、対左のプラトーン要員として外野の両翼を守ることになるだろう。

     現在32歳のマルティネスは2016年にカージナルスでメジャーデビューし、2017年に打率.309、14本塁打、OPS.897、2018年にも打率.305、17本塁打、OPS.821の好成績をマーク。ところが、2019年は打率.269、10本塁打、OPS.751と成績を落とし、レイズとカブスでプレーした昨季は34試合に出場して打率.182、2本塁打、OPS.561という自己最悪の成績に終わった。特にカブス移籍後は21打数0安打と全く戦力にならなかった。

     マルティネスの最大の魅力は左腕に対する強さであり、キャリア通算で打率.307、OPS.915をマークしている(対右は打率.283、OPS.765)。よって、メッツでも相手投手が左腕のときにスミスやニモに代わって出場することになるだろう。

     なお、メッツはジョージ・スプリンガーの獲得に動いていることが報じられており、マルティネスの出場機会に大きな影響を与える可能性がある。また、指名打者制が採用される場合、マルティネスの出場機会は増加することになりそうだ。

  • 名捕手・モリーナ「魅力的なオファーがなければ引退を検討する」

    2021.1.15 10:30 Friday

     カージナルスは投手と捕手がキャンプ地のフロリダ州ジュピターに集合するまで残り1ヶ月ほどとなっているが、まだヤディアー・モリーナとアダム・ウェインライトの両ベテランとの再契約が完了していない。現在38歳のモリーナは愛着のあるカージナルスとの再契約を望んでおり、カージナルスも不動の正捕手との再契約に興味を示しているが、モリーナは「もし魅力的なオファーがなければ引退することを検討するよ」とも発言している。

     モリーナは2年契約を希望していることが報じられているが、カージナルスは今季の観客動員の見通しが立たないなかで補強プランが不透明な状況が続いており、具体的なオファーを提示するには至っていない。そんななか、モリーナは「ラ・ビダ・ベースボール」のポロ・アセンシオによるインタビューのなかで「俺は(シーズンに向けて)一生懸命準備している。神が望むなら、俺は戻ってくるよ。もしそうでないなら、俺は誇りを持って引退する」と語った。

     モリーナは昨季までカージナルス一筋で17年間プレーし、9度のゴールドグラブ賞を受賞したほか、2度のワールドシリーズ制覇も経験。2000試合出場と2000安打も達成し、将来のアメリカ野球殿堂入りに向けて一歩前進した。カージナルスはそんなモリーナのことを球団の「財産」と考え、「セントルイスでキャリアを終えてほしい」という希望も持っているが、新型コロナウイルスによる財政難の影響でなかなか思うように動けないというのが実情だ。

     フリーエージェント市場にはまだ球界最高クラスの捕手であるJ・T・リアルミュートが残っており、リアルミュートの契約が決まればモリーナの市場も本格的に動き始めるとみられる。カージナルスはそのタイミングまで待ち続けるのか。あるいは名捕手を確保するために先手を打つのか。「モリーナの流出がカージナルスに与えるダメージは予想以上に大きいだろう」と語る関係者もおり、その動向には大きな注目が集まっている。

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