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  • ブルージェイズの開幕投手は柳賢振 未発表は残り3球団だけに

    2021.3.27 13:00 Saturday

     日本時間3月27日、ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は柳賢振(リュ・ヒョンジン)が今季の開幕投手を務めることを発表した。柳はドジャース時代の2019年とブルージェイズ移籍1年目の昨季も開幕投手を務めており、3年連続3度目の大役となる。ブルージェイズは日本時間4月2日の開幕戦でヤンキースと対戦。右の強打者が並ぶヤンキース打線を相手に敵地ヤンキー・スタジアムで柳がどんなピッチングを見せるか注目される。

     現在34歳の柳はブルージェイズ移籍1年目の昨季、12試合に先発して67イニングを投げ、5勝2敗、防御率2.69、72奪三振の好成績をマーク。4年8000万ドルの大型契約に見合う活躍を見せ、「オールMLB」のセカンド・チームに2年連続で選出されただけでなく、サイ・ヤング賞の投票ではシェーン・ビーバー(インディアンス)、前田健太(ツインズ)に次ぐ3位にランクインした。2019年も同賞の投票で2位となっており、2年連続でトップ3に名を連ねている。

     柳はドジャース時代の2019年に初めて開幕投手を務め、ダイヤモンドバックスを相手に6回4安打1失点の快投。この年は最初の12先発で9勝1敗、防御率1.35という好スタートを切り、最終的には14勝5敗、防御率2.32の好成績で最優秀防御率のタイトルを獲得した。ブルージェイズ移籍1年目の昨季は、レイズとの開幕戦に先発したものの、5回途中4安打3失点で降板。筒香嘉智にメジャー初アーチとなる1号2ランを浴びた。

     なお、開幕投手が決定したのはブルージェイズが27球団目。まだ発表されていないのはパイレーツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズの3球団のみとなっている。すでに発表されている27球団の開幕投手は以下の通り。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(初)
    レッドソックス:ネイサン・イバルディ(2度目)
    ヤンキース:ゲリット・コール(3度目)
    レイズ:タイラー・グラスナウ(初)
    ブルージェイズ:柳賢振(3度目)

    ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト(2度目)
    インディアンス:シェーン・ビーバー(2度目)
    タイガース:マシュー・ボイド(2度目)
    ロイヤルズ:ブラッド・ケラー(2度目)
    ツインズ:前田健太(初)

    アストロズ:ザック・グレインキー(5度目)
    エンゼルス:ディラン・バンディ(2度目)
    アスレチックス:クリス・バシット(初)
    マリナーズ:マルコ・ゴンザレス(3度目)
    レンジャーズ:カイル・ギブソン(初)

    ブレーブス:マックス・フリード(初)
    マーリンズ:サンディ・アルカンタラ(2度目)
    メッツ:ジェイコブ・デグロム(3度目)
    フィリーズ:アーロン・ノラ(4度目)
    ナショナルズ:マックス・シャーザー(6度目)

    カブス:カイル・ヘンドリックス(2度目)
    レッズ:ルイス・カスティーヨ(2度目)
    ブリュワーズ:ブランドン・ウッドラフ(2度目)
    カージナルス:ジャック・フラハティ(2度目)

    ドジャース:クレイトン・カーショウ(9度目)
    パドレス:ダルビッシュ有(2度目)
    ジャイアンツ:ケビン・ゴーズマン(2度目)

  • MLB公式サイトが2021年の30球団を7つのレベルにランク分け

    2021.3.27 12:00 Saturday

     日本時間3月27日、メジャーリーグ公式サイトのアナリストであるマイク・ペトリエロは、各球団の2021年シーズンの戦力をもとに、全30球団を7つのレベルにランク分けする特集記事を公開した。7つのレベルのうち、最上位の「ティア1」に分類されたのはドジャース、パドレス、ヤンキースの3球団。果たして、2021年シーズンのワールド・チャンピオンはこの3球団のなかから誕生することになるのだろうか。

    「ティア1」に分類された3球団は、データサイト「ファングラフス」が「ポストシーズン進出の確率90%以上」と予想している。ドジャースは全30球団中トップの98.3%、パドレスは同2位の93.8%という数字が出ており、ナ・リーグ西部地区の優勝争いは間違いなく今季のメジャーリーグにおける最大の注目ポイントの1つとなる(ちなみに、地区優勝の確率はドジャースが66.7%、パドレスが33.2%)。ヤンキースはポストシーズン進出の確率が91.5%、地区優勝の確率が71.2%と高い評価を受けているが、故障者が続出すれば思わぬ苦戦を強いられる可能性もあるだろう。

    「ティア2」はブルージェイズ、ブレーブス、メッツ、ツインズ、ホワイトソックスの5球団。ペトリエロはこの5球団を「ワールドシリーズ制覇の可能性があるチーム」と評価している。「ティア3」はアスレチックス、アストロズ、カージナルス、ブリュワーズ、レイズの5球団。「ポストシーズン進出を十分に狙えるチーム」という位置付けだ。

    「ティア4」はエンゼルス、カブス、インディアンス、ナショナルズの4球団。ティア1~3のチームと比べて戦力的には劣るものの、ポストシーズン進出の可能性を秘める興味深いチームと言える。「ティア5」はダイヤモンドバックス、フィリーズ、レッズ、レッドソックスの4球団。「最下位になることはないが、優勝することもない」という評価になっている。

    「ティア6」はジャイアンツ、マリナーズ、マーリンズ、ロイヤルズ、タイガースの5球団。「正しい方向に向かっているチーム」として「ティア7」のチームとは明確に区別されている。そして、最下層の「ティア7」はオリオールズ、パイレーツ、ロッキーズ、レンジャーズの4球団。今季勝てる見込みがなく、なおかつ未来の展望も明るくないため、早急に立て直しが必要なチームである。

  • ツインズのベンチコーチが腎臓がんで死去 レッズ監督の弟

    2021.3.27 11:00 Saturday

     日本時間3月27日、ツインズはベンチコーチのマイク・ベルが腎臓がんにより死去したことを発表した。46歳の若さだった。ツインズは先月、ベルがオフシーズン中に腎臓がんと診断され、今年1月に手術を受けていたことを公表。ベルはスプリング・トレーニングでチームに帯同せず、最後の数ヶ月をアリゾナ州の自宅で家族とともに過ごした。ベルの死を受け、ツインズをはじめ、多くのチームから追悼のコメントが発表されている。

     ベルはメジャー史上4例しかない「3世代メジャーリーガー」の野球一家に生まれた。祖父ガスはオールスター・ゲーム選出4度の実績を誇る外野手で、通算1823安打、206本塁打を記録(1995年に66歳で死去)。父バディはゴールドグラブ賞6度の名三塁手として活躍し、タイガース、ロッキーズ、ロイヤルズの3球団で監督を務めた。現在は副社長兼GM付き上級アドバイザーとしてレッズに在籍している。

     また、兄デービッドはマリナーズ、フィリーズなどで活躍した三塁手で、2001年にイチローの「レーザービーム」を捕球した選手としても有名。2019年からレッズで監督を務めている。

     そのデービッドの2歳下の弟であるマイクは、1993年のドラフトでレンジャーズから全体30位指名を受けてプロ入りし、エンゼルス、ダイヤモンドバックス、メッツを経て、2000年にレッズでメジャーデビュー。19試合に出場して打率.222、2本塁打、4打点、OPS.767を記録したが、メジャーでプレーしたのはこのシーズンだけだった。

     その後、チームを転々としながら2005年までマイナーでプレーし、2007年にダイヤモンドバックス傘下のマイナー球団の監督に就任。2011~16年は選手育成部門のディレクター、2017~19年は同部門の副社長を務め、2019年12月にツインズのベンチコーチに就任した。ロッコ・バルデリ監督とタッグを組み、昨季はチームを2年連続の地区優勝へ導いたが、腎臓がんに侵され、46歳という若さでこの世を去った。

  • Rソックス・ロドリゲスが開幕投手回避 イバルディが代役に

    2021.3.27 10:00 Saturday

     日本時間3月27日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は開幕投手を務めることが決定していたエドゥアルド・ロドリゲスの状態が好ましくないため、代わりにネイサン・イバルディが開幕投手を務めることを発表した。イバルディが開幕投手を務めるのは昨季に続いて2年連続2度目。昨季もロドリゲスが開幕投手を務める予定だったが、新型コロナウイルス感染に起因する心筋炎でシーズンを全休することになったため、イバルディが代役を務めていた。

     ロドリゲスはオープン戦の最初の3登板で2勝0敗、防御率2.31と順調な調整ぶりをアピールしていたが、日本時間3月23日のレイズ戦では被安打3、奪三振1、与四球2、失点2(自責点1)と安定感を欠き、2イニングを投げただけで降板。コーラは「腕や肩などにそれまでの登板ほどの力強さが感じられなかった。彼は(開幕に向けて)一生懸命に頑張っていたが、彼のために(開幕投手を回避させることを)決断した」と話している。

     コーラによると、現在のロドリゲスの症状は昨年の心筋炎とは無関係だという。日本時間3月25日のブルペン投球は回避したものの、翌日にはキャッチボールを行っており、故障者リストに登録するかどうかは今後の様子を見ながら決定される見込み。「彼にとっては2年連続で辛いことになってしまった」とコーラ。ロドリゲスには「キミの実力があれば、キャリアのなかで再び開幕投手のチャンスがあるだろう」と伝えたという。

     ロドリゲスに代わって開幕投手を務めるイバルディは31歳の右腕。昨季は9試合に先発して48.1イニングを投げ、4勝2敗、防御率3.72、52奪三振をマークした。オープン戦では最初の3登板で防御率10.61と打ち込まれたものの、日本時間3月25日のオリオールズ戦では6回途中まで4安打無失点の好投を見せ、開幕に合わせて仕上げてきた。コーラによると、日本時間27日と29日にブルペンで投げ、同4月2日の開幕戦に臨むスケジュールとなっているようだ。

  • オリオールズのM・ハービー 開幕ローテーション入りが決定

    2021.3.26 19:00 Friday

     かつて「ダークナイト」のニックネームで打者から恐れられた男が復活への第一歩を踏み出した。日本時間3月26日、オリオールズはマイナー契約の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していたマット・ハービーをロースターの40人枠に登録したことを発表。開幕ロースター入りと開幕ローテーション入りが決定した。今季の年俸は100万ドル。ブランドン・ハイド監督がハービーを監督室に呼び、開幕ロースター入りを直接伝えたという。

     現在31歳のハービーはメッツ時代に華々しい活躍を見せ、2013年のオールスター・ゲームではナ・リーグの先発投手を務めた。ところが、相次ぐ故障や私生活の乱れの影響もあり、2016年以降は急激に成績が悪化。2018年に途中移籍したレッズで7勝7敗、防御率4.50と復活の兆しを見せたものの、2019年はエンゼルスで防御率7点台、昨季はロイヤルズで防御率11点台に終わった。

     オフシーズンのあいだは復活を目指してアナリティクスを駆使したピッチングの再構築に取り組み、オープン戦では速球が最速95マイル、安定して90~94マイルを計測するなど復活をアピール。3試合に先発して10イニングを投げ、3本のアーチを浴びたため防御率は5点台になってしまったが、与四球を1つだけに抑えるなど、安定感のあるピッチングを披露してマイナー契約から開幕ロースター入りを勝ち取った。ロースター争いのライバルとなるフェリックス・ヘルナンデスが右肘の違和感を訴えたことも、ハービーにとっては追い風となった。

    「オールスター・ゲームで先発して、ワールドシリーズも経験したとき、ロースター入りすることがどんなに興奮するか考えたこともなかった。(現地時間3月27日が誕生日なので)一足早い誕生日プレゼントになったよ。おそらく今までで最高のプレゼントだ」とハービー。「昔の自分になろうとはしない。より良い選手になることだけを考える」と過去の自分にとらわれず、現実と向き合いながら復活を目指す。

  • 6年1億2000万ドルを拒否したコレア「FAになる準備をしている」

    2021.3.26 18:00 Friday

     今季終了後にFAとなるカルロス・コレアはアストロズへの愛着を口にしているものの、契約延長交渉の期限をレギュラーシーズンが開幕する4月1日(現地時間)に設定している。すでにアストロズから6年1億2000万ドルのオファーが提示され、それをコレアが拒否したことが報じられているが、その後、両者のあいだで交渉は行われていないという。コレアは「シーズン終了後にFAになるつもりで準備しているよ」と話している。

     現在26歳のコレアは2012年のドラフト1巡目指名でアストロズに入団し、2015年6月にメジャーデビュー。今季がメジャー7年目のシーズンとなる。デビューした2015年は99試合で打率.279、22本塁打、68打点、14盗塁、OPS.857をマークし、新人王を受賞したものの、それ以降は故障に悩まされるシーズンが続き、規定打席到達は2016年の1度だけ。2017年にOPS.941、2019年にもOPS.926を記録したように、健康時の実力はホンモノだが、フルシーズンの活躍を計算できない選手となってしまっている。

     昨季は4年ぶりの故障なくシーズンを過ごし、60試合中58試合に出場したが、打率.264、5本塁打、25打点、0盗塁、OPS.709と低調なパフォーマンス。ポストシーズンで6本塁打を放つ活躍を見せ、面目を保ったが、プロ入り時の期待値から考えると物足りないキャリアと言わざるを得ないだろう。今季の年俸は1170万ドル。コレアの実績を考えれば、6年1億2000万ドルというアストロズからのオファーは十分すぎるくらいだが、「(オファーは)本当に低い」と語るコレアはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が手にした14年3億4000万ドルという巨額の契約も意識しているとみられる。

     コレアは交渉のデッドラインを動かすつもりがないことを明言しており、契約延長交渉は不成立が濃厚。今季はコレアがアストロズの一員としてプレーする最後のシーズンとなるかもしれない。

  • レイズに大打撃 アンダーソンが右肘靭帯部分断裂で長期離脱へ

    2021.3.26 17:00 Friday

     昨季はニック・アンダーソン、ディエゴ・カスティーヨ、ピート・フェアバンクスの3人を中心にブルペンが大車輪の活躍を見せ、球団史上2度目のリーグ優勝を成し遂げたレイズ。ところが、今季は主力リリーバーの1人を欠いてシーズン開幕を迎えることになってしまった。日本時間3月26日、アンダーソンが右肘の靱帯を部分断裂していることが判明。手術は回避できる見込みだが、少なくとも前半戦の登板は絶望で、8月まで復帰できない可能性もあるという。

     現在30歳のアンダーソンはメジャー2年目の昨季、19試合に登板して16.1イニングを投げ、2勝1敗6セーブ(成功率100%)、6ホールド、防御率0.55、26奪三振という驚異的な成績をマーク。ポストシーズンでは登板過多の影響で防御率5点台と崩れたが、シーズン終了後に「オールMLB」のファースト・チームに選出されるなど、球界を代表するリリーバーと認識されるようになった。

     今年のオープン戦は最初の3登板でソロ本塁打1本による1失点のみとまずまずのスタート。しかし、右肘の痛みを訴えて、日本時間3月18日のパイレーツ戦で投げたあと、6日連続で登板しなかった。同25日のツインズ戦で7日ぶりに登板したものの、球速は89~92マイルほどしか出ず、4安打を浴びて2失点。予定されていた1イニングを投げ切ることなくマウンドを降りた。

     試合後、アンダーソンは「全力で投げるよりもメカニクスに重点を置いていた」と語り、故障の可能性を否定。ケビン・キャッシュ監督にも同じように伝えていたようだ。しかし、検査の結果、右肘の靱帯を部分断裂していることが明らかになり、8週間のシャットダウン期間が設けられることになった。8週間後に再検査を行い、投球練習を再開できるかの判断を行う見込みとなっている。

     チームで最高のリリーバーを失うことになってしまったレイズ。昨季の快進撃を支えたブルペンのメンバーの大半はチームに残っているが、アンダーソンの穴を埋めることはできるだろうか。

  • 通算131勝のジオ・ゴンザレスが現役引退を表明 2ケタ勝利9度

    2021.3.26 16:00 Friday

     日本時間3月26日、メジャー13年間で通算131勝をマークした35歳の左腕、ジオ・ゴンザレスが現役引退を表明した。ゴンザレスは昨季終了後にFAとなり、日本時間3月5日にマーリンズとマイナー契約を結んで招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していたが、オープン戦初登板で一死しか取れず7失点と大炎上。それを受けて現役引退を決断したとみられる。ゴンザレスはインスタグラムを更新し、在籍した各球団への感謝を綴った。

     ゴンザレスは2004年のドラフトでホワイトソックスから全体38位指名を受けてプロ入り。2005年12月にジム・トーメイが絡むトレードの後日指名選手としてフィリーズへ移籍し、2006年12月にフレディ・ガルシアとのトレードでホワイトソックスに復帰した。2008年1月にはニック・スウィッシャーとのトレードでアスレチックスへ移籍し、2008年にメジャーデビュー。ここから13年間に及ぶメジャー生活がスタートした。

     アスレチックスでは2010年からの2年間で31勝を挙げる活躍を見せ、2011年に自身初のオールスター・ゲーム選出。同年12月に4選手とのトレードでナショナルズへ移籍すると、移籍1年目から自己最多の21勝を記録する大活躍を見せ、2年連続オールスター・ゲーム選出のほか、最多勝のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞の投票で3位にランクインするキャリアハイのシーズンとなった。2018年途中にブリュワーズへ放出されたが、2010年からこの年まで9年連続で2ケタ勝利。2017年にはサイ・ヤング賞の投票で6位にランクインした。

     2019年はヤンキースとマイナー契約を結んだものの、メジャーへ昇格できず、4月下旬にブリュワーズへ復帰。19試合(うち17先発)に登板したが、3勝どまりだった。昨季はプロ入り時のチームであるホワイトソックスと契約し、ホワイトソックスの一員として初めてメジャーでプレーしたものの、12試合(うち4先発)で1勝2敗、防御率4.83と今一つの成績。年齢による衰えを隠せなくなりつつあった。

     ゴンザレスは全盛期を過ごしたナショナルズに対して「素晴らしい7年間を僕と家族に与えてくれた」と感謝。メジャーでプレーした4球団だけでなく、ヤンキースやマーリンズへの感謝も述べているところにゴンザレスの人柄が感じられる。今後は家族との時間を大切にしながら過ごしていくという。

  • MLB公式サイトが「MVPのダークホース」にエンゼルス・大谷を選出

    2021.3.26 15:00 Friday

     日本時間3月26日、メジャーリーグ公式サイトでは「MVPのダークホース」を特集する記事を公開。マニー・ランダワ、サラ・ラングス、マット・ケリー、ジェイソン・カターニア、ポール・カセラの5人が両リーグから1人ずつ、合計10人の選手を選出し、大谷翔平(エンゼルス)もア・リーグMVPのダークホースとして選ばれた。二刀流の大谷が投打で好成績を残した場合、アウォード投票でどのように評価されるか注目が集まりそうだ。

     大谷をア・リーグMVPのダークホースに選出したのはカセラ。「ア・リーグMVPの最有力候補は間違いなく、大谷のチームメイトであるマイク・トラウトだ」としつつも、「今春の大谷の活躍に興奮しないことは難しい」と述べ、打率.571、5本塁打、OPS1.701、わずか3三振という大谷の活躍を紹介。「レギュラーシーズンでこの驚異的な数字を維持できないのは明らかだが、我々は大谷が打てるということをすでに知っている。昨季は打率.190、出塁率.291、長打率.366と低迷したが、キャリア通算ではOPS.843を記録し、162試合の平均では30本塁打、18盗塁をマークしている」と打者・大谷の実績に言及した。

     カセラはさらに「これらの数字だけでも十分に立派だが、今季エンゼルスは大谷をマウンドに復帰させようとしている。これにより、大谷のMVPの可能性はもう一段階アップするだろう」と二刀流・大谷の活躍に期待を寄せている。「乱調のイニングがあったため、3度の先発で防御率は7.88に膨れ上がっているが、8イニングで14個の三振を奪っている。さらに重要なのは、101.9マイルを計測し、トミー・ジョン手術で全休した2019年や右前腕の故障でわずか1.2イニングしか投げられなかった2020年から復活し、ようやく健康を取り戻したように見えることだ」と大谷のコンディションに太鼓判を押す。

     そして「先日のパドレス戦では1番・投手で出場し、2打数2安打1四球、4回5奪三振という活躍を見せた。登板スケジュールに合わせて打者としての出場機会が制限される可能性もあるが、もし完全に健康なら、我々がこれまでに見たこともないようなMVP級の成績を残す可能性がある」と締めくくった。

     なお、ア・リーグから選出された他の4人はマット・チャップマン(アスレチックス)、ルイス・ロバート(ホワイトソックス)、ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)という顔ぶれ。ナ・リーグからはハビアー・バイエズ(カブス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、マイケル・コンフォート(メッツ)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、J・T・リアルミュート(フィリーズ)の5人が選出された。

  • Wソックスに痛手 ヒメネスが左胸筋腱断裂で5~6ヶ月離脱へ

    2021.3.26 14:00 Friday

     日本時間3月26日、ホワイトソックスのリック・ハーンGMは正左翼手のエロイ・ヒメネスが左胸筋腱断裂により5~6ヶ月離脱する見込みであることを明らかにした。ヒメネスは前日のアスレチックスとのオープン戦で2回表にショーン・マーフィーの本塁打を捕球しようとした際、左腕がフェンス上部に引っかかる形となって負傷。検査の結果、左胸筋の腱を断裂する重傷であることが判明した。これにより少なくとも前半戦の出場は絶望的となった。

     ハーンによると、長期離脱が決定したヒメネスは落胆した様子を見せていたものの、しっかりリハビリを行い、早期復帰することに意欲を見せているという。「彼にとって、今後数ヶ月間チームのそばに居られないのは非常につらいことだと思う」とハーン。「私は彼がこの経験から学び、長期的には彼にとって役に立つことを期待している。とはいえ、手術が終わるまでの数日間は、彼が落胆してしまうのも無理はない」と語り、ヒメネスの心情を思いやった。

     現在24歳のヒメネスはマイナー時代から超有望株と期待され、メジャーデビューした2019年は122試合に出場して打率.267、31本塁打、79打点、OPS.828を記録。メジャー2年目の昨季は55試合に出場して打率.296、14本塁打、41打点、OPS.891と前年を上回る成績を残した。フランク・メネキーノ打撃コーチは「打率.330~.340を記録するポテンシャルがある思う」と語っており、今季はさらなる成長が期待されていた。

     ホワイトソックスは控え外野手のアダム・エンゲルも右ハムストリングを痛めて戦列を離れており、開幕からDHのレギュラーに抜擢される可能性のある有望株アンドリュー・ボーンを残りのオープン戦で左翼手として起用し、テストする方針だという。ボーンの左翼守備が合格点に達しない場合は、ユーティリティ・プレーヤーのレウリー・ガルシアやマイナー契約のニック・ウィリアムス、ビリー・ハミルトンらにもチャンスが与えられるかもしれない。また、外部からの補強が検討される可能性もありそうだ。

  • アスレチックスの開幕投手は苦労人・バシット 昨季防御率3位

    2021.3.26 13:00 Friday

     日本時間3月26日、アスレチックスのボブ・メルビン監督はクリス・バシットが今季の開幕投手を務めることを発表した。先週からしばしば「開幕投手は誰?」と記者に質問されてきたメルビンはこの日、「開幕投手が誰なのか知りたいかい?」と自ら切り出し、数秒の間をおいて「クリス・バシットだ」と公表。トミー・ジョン手術を乗り越え、30歳になってからメジャー定着を果たした苦労人がキャリア初の大役を務めることになった。

     現在32歳のバシットは昨季11試合に先発して63イニングを投げ、5勝2敗、防御率2.29(リーグ3位)、55奪三振を記録。9月の4先発で3勝0敗、防御率0.34の好成績をマークして月間MVPを初受賞し、サイ・ヤング賞の投票では10ポイントを獲得して8位にランクインした。今年のオープン戦でもここまで3試合に先発して2勝0敗、防御率1.74と好投を続けている。

     先発ローテーションの中心的存在へと成長したバシットだが、そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった。2011年のドラフトでホワイトソックスから16巡目指名を受けてプロ入りし、2014年にメジャーデビューを果たしたものの、同年12月にジェフ・サマージャらとのトレードでアスレチックスへ移籍。2015年は86イニングで防御率3.56と好投しながらも1勝8敗と勝ち星に恵まれず、2016年には右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受けた。リハビリ中には「もうメジャーで最後のボールを投げ終えてしまったのかもしれない」と思ったこともあったという。

     しかし、2018年にメジャー復帰を果たして2勝を挙げると、翌2019年には自己最多の144イニングを投げて自身初の2ケタ勝利(10勝)をマーク。そして、昨季はリーグ3位の防御率を記録する大ブレイクを遂げた。「トミー・ジョン手術後には復帰できるか疑問に思ったこともあった」とバシット。そうした経験もあり、「ロースターにいられることを当然だと思ったりはしない。メジャーに居続けることがどんなに大変か知っているからね」と決して慢心することはない。

     なお、アスレチックスでは2001年から2006年にかけてティム・ハドソン、マーク・マルダー、バリー・ジートの「ビッグ3」が開幕投手を独占していたが、それ以降の15年間ではバシットが13人目の開幕投手となる。2年連続で大役を担ったのはソニー・グレイ(2014~15年:現レッズ)とケンドール・グレイブマン(2017~18年:現マリナーズ)の2人だけである。

  • ブレーブスの開幕投手はフリード 高校の同僚3人が大役をゲット

    2021.3.26 12:00 Friday

     日本時間3月26日、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督はマックス・フリードを今季の開幕投手に指名した。メジャー5年目で初の大役となるフリードは「開幕投手は夢だったし、それを目指して頑張ってきた。今朝、監督が僕のところへ歩いてきて開幕投手に指名してくれたんだけど、本当に特別な瞬間だったよ」と大喜び。2019年は17勝を挙げながらもポストシーズンでブルペンに回される屈辱を味わったが、ついに先発投手としての栄誉を手に入れた。

     現在27歳のフリードは昨季11試合に先発して56イニングを投げ、7勝0敗、防御率2.25、50奪三振の好成績をマーク。シーズン終盤に背中を痛めて戦列を離れたため、規定投球回には届かなかったものの、シーズン最終登板で2本塁打を浴びるまで防御率1点台&被本塁打0をキープし、サイ・ヤング賞の投票では5位にランクインした。ブレーブスの左腕が開幕投手を務めるのは2002年のトム・グラビン以来19年ぶりとなる。

     ブレーブスは昨季の開幕投手マイク・ソローカが昨年8月にアキレス腱断裂の重傷を負い、今季の開幕には間に合わない。また、昨年のポストシーズンで先発の一角を担ったカイル・ライトはすでにマイナー降格が決まっており、開幕ローテーションはフリード、チャーリー・モートン、イアン・アンダーソン、ドリュー・スマイリー、ブライス・ウィルソンの5人で形成されることが決定的となっている。

     なお、フリード、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ジャック・フラハティ(カージナルス)の3人はハーバード・ウエストレイク高校時代のチームメイトであり、高校時代からの友人でもある。ジオリトとフラハティの2人はすでに昨季に続いて2年連続の開幕投手を務めることが決定。フリードが開幕投手に指名されたことにより、友人3人が揃って日本時間4月2日の開幕戦に登板することになった。「クレイジーだね」とフリード。「開幕投手に選ばれて、彼らと感情をシェアできるのはとてもクールだよ」と感激した様子で話した。

  • パドレス・ダルビッシュ 2017年以来2度目の開幕投手が決定

    2021.3.26 11:00 Friday

     日本時間3月26日、パドレスのジェイス・ティングラー監督は本拠地ペトコ・パークで行われるダイヤモンドバックスとの開幕戦(日本時間4月2日)にダルビッシュ有が先発することを発表した。ダルビッシュが開幕投手を務めるのはレンジャーズ時代の2017年以来4年ぶり2度目となる。また、開幕2戦目にブレイク・スネルが先発することも決定。「打倒・ドジャース」を目指すパドレスは今オフ獲得した2人のエースで開幕ダッシュを狙う。

     現在34歳のダルビッシュは昨季カブスで12試合に先発して76イニングを投げ、8勝3敗、防御率2.01、93奪三振の好成績をマーク。日本人投手としては初めてとなる最多勝のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞の投票ではトレバー・バウアー(昨季レッズ・現ドジャース)に次ぐ2位にランクインした。前年にサイ・ヤング賞の投票で得票した投手がパドレスの開幕投手を務めるのは2008年のジェイク・ピービー以来のこととなる。

     2014年にダルビッシュが史上最速で通算500奪三振を達成した際に犠牲となったウィル・マイヤーズ(当時レイズ)は、今季からダルビッシュがチームメイトとなり、ダルビッシュに三振を奪われる心配をする必要がない。マイヤーズはダルビッシュについて「今季、彼から三振をしなくて済むのは良いことだね。彼は素晴らしい男だ。このチームの全員が彼のピッチングを見るのを楽しみにしている。かなりたくさんの球種を持っているし、すべての球種をいつでも投げることができる」と語っている。

     ティングラーは先発3番手以降については明言しなかったが、「左腕のスネルを2人の右腕で挟みたい」という考えを持っているという。よって、開幕3戦目は右腕ジョー・マスグローブの先発が有力。なお、ディネルソン・ラメットの調整が遅れているため、開幕ローテーションの残りの2枠にはクリス・パダックとエイドリアン・モレホンが入ると予想されている。

  • 「オープン戦の成績を無視できない選手」にエンゼルス・大谷が選出

    2021.3.25 16:00 Thursday

     日本時間3月25日、メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーはオープン戦で注目すべき成績を残している選手を紹介する特集記事を公開。そのなかに大谷翔平(エンゼルス)の名前も登場する。大谷はここまで打者として10試合に出場して打率.600(25打数15安打)、4本塁打、7打点、長打率1.080、OPS1.701、投手として3試合に先発して0勝2敗、防御率7.88、奪三振率15.75をマークしている。

     アドラーは大谷について「二刀流スターの大谷が帰ってきたようです。オープン戦では打者としてホームランを量産し、投手として奪三振を積み重ねています」と紹介。アドラーが「昨季は打者として不振に陥り、投手としてはほとんど登板できなかったので、大谷は大きな疑問を抱えていました。(その疑問を解決するうえで)オープン戦の活躍が助けとなっています」と述べているように、大谷は二刀流の継続を疑問視する声を打ち消すような見事なパフォーマンスを続けている。

     アドラーは「大谷はすでに468フィート(約142.6メートル)の本塁打を放ち、センター方向や逆方向(レフト方向)へ何本も本塁打を放っていますが、これは絶好調のときに彼がやることです」と打者・大谷の活躍に言及。さらに「投手としてはどうでしょうか? 彼は100マイルと101マイルを計測し、スプリッターで多くの空振りを奪っています。これにより球速(昨季は90マイル台前半まで低下していた)や昨季全くコントロールできなかったベストピッチのスプリッターに関する懸念は解消されました」と投手・大谷の現状にも触れている。

     なお、「オープン戦の成績を無視できない選手」として、大谷のほかには、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ジェイムソン・タイオン(ヤンキース)、アキル・バドゥー(タイガース)、ジャズ・チザム(マーリンズ)、ケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)、ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)、ロビー・レイ(ブルージェイズ)、テジェイ・アントーン(レッズ)、イアン・アンダーソン(ブレーブス)の10人とホワイトソックス救援陣が紹介されている。

  • Rソックスに「恐怖の9番打者」誕生 若き長距離砲・ダルベック

    2021.3.25 12:00 Thursday

     9番打者には通常、「第2のリードオフマン」と呼ばれるような俊足の選手や守備型の捕手・二塁手・遊撃手などが入るケースが多い。しかし、レッドソックスのアレックス・コーラ監督はそんな球界の「常識」に逆らおうとしている。今季のレッドソックスで9番に起用されるのはボビー・ダルベック。昨季80打数で8本塁打を放ち、今年のオープン戦でも16試合で6本塁打、長打率.821、OPS1.221をマークしている長距離砲である。

     現在25歳のダルベックは昨年8月にメジャーデビューし、9月上旬に5試合連続アーチを記録するなど、23試合で8本塁打を量産。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団3位にランクインする有望株であり、新人王候補の1人として期待されている。「Bill James Handbook」では今季36本塁打を打つとの予想。「Baseball Prospectus」も28本塁打との予想を出しており、他球団にとって「恐怖の9番打者」となるに違いない。

     コーラが「9番ダルベック」の構想を持ち始めたのは、2月にアンドリュー・ベニンテンディを放出してフランチー・コルデロを獲得するトレードが成立したときだったという。パワーとスピードを兼ね備えるコルデロを8番に置き、続く9番にダルベックを入れる。才能豊かな2人に過度のプレッシャーを与えず、思う存分にポテンシャルを発揮してほしいというコーラの親心が込められている。

     今季のレッドソックスは新加入のエンリケ・ヘルナンデスがリードオフマンを務め、2番はアレックス・ベルドゥーゴ。中軸にはJ・D・マルティネス、ザンダー・ボガーツ、ラファエル・デバースの3人が入り、ハンター・レンフローが6番、クリスチャン・バスケスが7番を打つ予定だ。コルデロとダルベックが下位打線で自慢のパワーを発揮すれば、上位から下位まで迫力満点の強力打線が完成する。

     「Stathead」のデータによると、9番打者によるシーズン最多本塁打記録は1996年のケビン・エルスター(当時レンジャーズ)による21本。ダルベックがこの記録を塗り替えることができるか注目したい。

  • ジャイアンツの開幕投手はゴーズマン 開幕投手決定は23球団目

    2021.3.25 11:00 Thursday

     日本時間3月25日、ジャイアンツは今季の開幕投手がケビン・ゴーズマンに決定したことを発表した。ゴーズマンが開幕投手を務めるのはオリオールズ時代の2017年に続いて2度目であり、ジャイアンツ移籍後では初めて。また、ゴーズマンと開幕投手を争っていたジョニー・クエイトは開幕2戦目に先発予定。ローテーションの順番通りにいけば、クエイトが日本時間4月10日に行われるロッキーズとの本拠地開幕戦に先発することになる。

     現在30歳のゴーズマンは2019年オフにレッズからFAとなり、1年契約でジャイアンツに加入。昨季はロングリリーフからのスタートとなったものの、開幕直後にローテーション入りを果たし、12試合(うち10先発)に登板して59.2イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.62、79奪三振をマークした。

     スプリッターの精度が向上して被打率.097、空振り率49.0%と大きな武器となり、奪三振率11.92は自己ベストを更新。昨季終了後にFAとなったあと、年俸1890万ドルのクオリファイング・オファーを提示され、それを受諾してジャイアンツに残留した。

     なお、ブルージェイズ、アスレチックス、ブレーブス、パイレーツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、パドレスの7チームを除く23チームはすでに今季の開幕投手を発表済み。以下のような顔ぶれとなっている。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(初)
    レッドソックス:エドゥアルド・ロドリゲス(初)
    ヤンキース:ゲリット・コール(3度目)
    レイズ:タイラー・グラスナウ(初)

    ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト(2度目)
    インディアンス:シェーン・ビーバー(2度目)
    タイガース:マシュー・ボイド(2度目)
    ロイヤルズ:ブラッド・ケラー(2度目)
    ツインズ:前田健太(初)

    アストロズ:ザック・グレインキー(5度目)
    エンゼルス:ディラン・バンディ(2度目)
    マリナーズ:マルコ・ゴンザレス(3度目)
    レンジャーズ:カイル・ギブソン(初)

    マーリンズ:サンディ・アルカンタラ(2度目)
    メッツ:ジェイコブ・デグロム(3度目)
    フィリーズ:アーロン・ノラ(4度目)
    ナショナルズ:マックス・シャーザー(6度目)

    カブス:カイル・ヘンドリックス(2度目)
    レッズ:ルイス・カスティーヨ(2度目)
    ブリュワーズ:ブランドン・ウッドラフ(2度目)
    カージナルス:ジャック・フラハティ(2度目)

    ドジャース:クレイトン・カーショウ(9度目)
    ジャイアンツ:ケビン・ゴーズマン(2度目)

  • エンゼルス・マドン監督 今季はトラウトを3番打者として起用へ

    2021.3.25 10:00 Thursday

     日本時間3月25日、エンゼルスのジョー・マドン監督はこれまで2番を打つことが多かったマイク・トラウトを今季は3番打者として起用する方向性を固めつつあることを明らかにした。「その方向性で固まりつつあるよ。詳しくは言わないけれど、スリーバッター・ミニマムのルールも多少は考慮に入れている」とマドン。3番トラウト、4番アンソニー・レンドンがいずれも右打者のため、左打者の大谷翔平は2番を打つ機会が増えることが予想される。

     昨季のエンゼルスは1番デービッド・フレッチャー、2番トラウト、3番レンドンの形を基本としてスタートしたが、開幕から2週間が経過したころにはトラウトが3番、レンドンが4番に入り、2番には大谷やトミー・ラステラ(現ジャイアンツ)といった左打者が起用されるケースが増加した。9月に入ると、左打者のジャレッド・ウォルシュの打棒が爆発したため、フレッチャー、ウォルシュ、トラウト、レンドンの1~4番は完全に固定。今季も同様の形が採用されるようだ。

     1番フレッチャー、3番トラウト、4番レンドンと右の好打者が並ぶなかで2番にウォルシュや大谷といった左打者を起用することにより、ワンポイント禁止の現在のルールでは、相手チームはウォルシュや大谷に左投手をぶつけることが難しくなる。「3番トラウト」は2番に入るであろう左打者をプロテクトするための最適の方法と言えるだろう。

     昨季のトラウトは、2番で出場した15試合で打率.300、7本塁打、15打点、出塁率.368、OPS1.034、3番で出場した37試合では打率.274、10本塁打、31打点、出塁率.399、OPS.984を記録。キャリア通算では2番の664試合で打率.301、OPS1.015、3番の385試合で打率.310、OPS1.022をマークしており、打順の変更がトラウトの打棒に大きな影響を与えることはなさそうだ。

     ちなみに、今年のオープン戦では2番の6試合で打率.167、OPS.702に終わっているのに対して、3番の9試合では打率.368、OPS.994をマークしている。

  • パドレスの若きスター・タティスJr. 違和感訴えた左肩は問題なし

    2021.3.25 09:00 Thursday

     サンディエゴの街は安堵したに違いない。パドレスのスター遊撃手、フェルナンド・タティスJr.は日本時間3月24日の試合でショートゴロを処理した際に左肩の違和感を訴えて途中交代したが、ジェイス・ティングラー監督によると、特に問題はなく、数日以内に戦列復帰できる見込みだという。ティングラーは「(左肩の状態は)とても良いみたいだよ。今日の試合にスタメン出場することを希望していたくらいだからね」と話している。

     タティスJr.は日本時間3月24日に行われたレッズとのオープン戦、3回表先頭のジョナサン・インディアのショートゴロを処理した直後に左肩の違和感を訴え、金河成(キム・ハソン)と交代してベンチへ退いた。ティングラーによると、左肩の違和感は打球をバックハンドで捕球した際に生じたものだという。まだオープン戦のため、大事を取って交代させたが、「シーズン中だったらプレーを続行していただろう」とも話している。

     同僚のトミー・ファムは試合後、「(左肩の違和感が)フェイクであってほしい、という考えが僕の頭のなかをよぎった。彼は僕たちが成し遂げようとしていることにおいて大きな役割を担っているからね。彼のような能力を持ち、試合に大きなインパクトを与えられる選手は多くないんだ」と語り、タティスJr.の左肩の状態を心配していたが、指揮官の話を聞く限りでは、故障者リスト入りは回避できそうだ。

     タティスJr.はマイナー時代から肩に不安を抱えており、ティングラーは今後もタティスJr.の肩の状態を注意深く見守っていく方針を明らかにしている。14年3億4000万ドルという超大型契約を結んだタティスJr.だが、心配されるのは162試合制のフルシーズンを戦い抜いた経験がない点。今月上旬には体調を崩して1週間ほど欠場し、復帰直後には内野フライでタッチアップした際に激しいヘッドスライディングで打撲してさらに数試合を欠場した。

     なお、オープン戦ではここまで10試合に出場して打率.391(23打数9安打)、2本塁打、5打点、OPS1.092の好成績をマーク。才能がホンモノであることは間違いないだけに、故障をいかに回避していくかが超大型契約を成功へ導くポイントとなりそうだ。

  • アストロズが先発右腕・マカラーズJr.と5年8500万ドルで契約延長

    2021.3.25 08:00 Thursday

     日本時間3月25日、アストロズがランス・マカラーズJr.と5年8500万ドルで契約を延長することで合意に達したことが明らかになった。マカラーズJr.は今季終了後にFAとなる予定だったが、「ヒューストンは僕が居たい場所だ。ここが僕のホームだからね」と契約延長を希望していた。アストロズでは今季終了後にFAとなるカルロス・コレアもシーズン開幕までに契約を延長することを希望しており、その動向が注目されている。

     現在27歳のマカラーズJr.はトミー・ジョン手術により2019年を全休したものの、昨季は11試合に先発して55イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.93、56奪三振と復活。今季も先発ローテーションの一角として期待されている。

     メジャー5年間で通算94試合(うち91先発)に登板して32勝25敗、防御率3.70を記録。2017年にオールスター・ゲーム初選出を果たし、翌2018年には自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークしているが、故障が多く、130イニング以上を投げたシーズンは1度もない。5年8500万ドルの契約に見合う活躍をするためには故障を減らし、健康にプレーすることがポイントとなる。

     ちなみに、2017年のワールドシリーズ制覇を経験したメンバーのうち、現在もアストロズに在籍しているのはユリ・グリエル、ホゼ・アルトゥーベ、コレア、アレックス・ブレグマン、フランシス・マルテス、マカラーズJr.の6人だけ。今オフはFAとなったジョージ・スプリンガーを引き留められず、スプリンガーは6年1億5000万ドルの大型契約でブルージェイズへ移籍した。

     アストロズがシーズン開幕前に主力選手と契約を延長するのは珍しいことではなく、2018年3月にアルトゥーベと5年1億5100万ドル、2019年3月にはブレグマンと5年1億ドルで契約延長。なお、アルトゥーベとの契約は球団史上最高額の契約となっている。

  • MLB公式サイトが今年のポストシーズンを予想 ド軍が2連覇?

    2021.3.24 19:00 Wednesday

     日本時間3月24日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは2021年のポストシーズンの行方を詳細に予想する特集記事を公開した。この記事では10月5日(現地時間)にスタートするポストシーズンの戦いを1日ごとに予想し、ポストシーズンが決着する11月2日(現地時間)まで約1ヶ月にわたる戦いの様子が詳細に記されている。いったいレイッチはどのチームが2021年のワールドシリーズを制すると予想したのだろうか。

     レイッチの予想では、ア・リーグはヤンキース、ホワイトソックス、アスレチックスの3チームが地区優勝、ワイルドカードはツインズとブルージェイズ。一方、ナ・リーグはブレーブス、カージナルス、ドジャースの3チームが地区優勝、ワイルドカードはパドレスとメッツとなっている。一発勝負のワイルドカード・ゲームは、ナ・リーグはダルビッシュ有とジェイコブ・デグロムの投げ合いとなり、パドレスが勝利。ア・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.の3ランで先制したブルージェイズがツインズを破った。

     地区シリーズはカージナルス対ブレーブス、ドジャース対パドレス、ホワイトソックス対アスレチックス、ヤンキース対ブルージェイズの4カード。このうち3カードが10月11日(現地時間)に決着し、カージナルスが3勝1敗、ホワイトソックスが3勝0敗、ヤンキースも3勝0敗で次のステージへ駒を進めた(カージナルスはシーズン途中にトレバー・ストーリーを獲得したことになっている)。同13日、ドジャースはクレイトン・カーショウの好投でパドレスを破り、3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

     リーグ優勝決定シリーズはア・リーグがヤンキースとホワイトソックス、ナ・リーグがドジャースとカージナルスの対戦。10月18日(現地時間)、ドジャースは4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出が決定。カージナルスは1点をリードした第3戦の9回表、守護神ジョーダン・ヒックスがマックス・マンシーに浴びた逆転2ランが致命傷となった。ア・リーグはヤンキースが3勝1敗で王手をかけたあと、ホワイトソックスが意地を見せて2連勝。同22日、ゲリット・コールが好投し、ジャンカルロ・スタントンとアーロン・ジャッジの両大砲に一発が飛び出したヤンキースが第7戦を制し、12年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。

     ドジャースとヤンキースの対戦となったワールドシリーズは、ヤンキースが初戦を制したものの、第2戦はジャスティン・ターナーのサヨナラ犠飛でドジャースが勝利。第3戦はコールが2安打16奪三振で完封し、ヤンキースが2勝1敗とリードを奪ったが、ドジャースは第4戦をトレバー・バウアー、第5戦をカーショウの好投で制し、ワールドシリーズ2連覇に王手をかけた。そして、11月2日(現地時間)にドジャー・スタジアムで行われた第6戦、同点で迎えた9回裏二死満塁カウント3-2の場面でムーキー・ベッツがアロルディス・チャップマンから右翼線へのサヨナラタイムリーを放ち、ドジャースが勝利。58年ぶりに本拠地で世界一を決めたのだった。

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