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  • レッズ・秋山翔吾 日本時間3月5日にチーム再合流へ

    2021.3.4 14:00 Thursday

     個人的な理由でチームを離れている秋山翔吾(レッズ)が日本時間3月5日にチームに再合流する予定であることが明らかになった。秋山は日本時間2月27日からチームを離れており、7日ぶりに戻ってくることになる。デービッド・ベル監督は日本時間3月4日に「(秋山の離脱は)そんなに長くはならないと思う。数日以内に戻ってくるんじゃないかな」と話していた。まだシーズン開幕までには1ヶ月近くの期間が残されており、開幕には十分に間に合いそうだ。

     今季はナショナル・リーグで指名打者制が採用されないことが決定的となっているため、レッズはジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、ニック・カステヤーノス、秋山の4人、あるいはアリスティデス・アキーノも加えた5人の外野手を3つのポジションで使い分けていかなければならない。打線の中軸を担うウィンカーとカステヤーノスが両翼に入り、ベルが「センゼルがセンターの1番手」と発言しているため、秋山は現時点で外野4番手という位置付けだ。

     ただし、ベルは「センゼルが毎日プレーするわけではない。我々は4人の外野手に出場機会を与える必要がある」とも話しており、秋山にもレギュラー級の出場機会が与えられる見込み。開幕戦で対戦するカージナルスはすでに開幕投手を右腕のジャック・フラハティと発表しており、ベルは開幕戦の「1番・中堅」に右打ちのセンゼルではなく、左打ちの秋山を起用するかもしれない。

     とはいえ、より多くの出場機会を確保するためには、開幕までの1ヶ月弱のあいだにオープン戦で自身の価値をしっかりアピールしておく必要がある。秋山は「昨季の成績には満足していない」と語っており、オフシーズンの調整を経て進化した姿を首脳陣に見せておきたいところだ。

     なお、メジャーリーグ公式サイトは「秋山はチームに再合流する前に新型コロナウイルスの検査を受け、陰性の結果が必要になる」と伝えている。オープン戦の出場予定などは今のところ明らかにされていない。

  • アストロズに痛手 先発左腕・バルデスが左手薬指を骨折

    2021.3.4 13:00 Thursday

     日本時間3月4日、アストロズの先発左腕フランベル・バルデスが左手薬指を骨折していたことが明らかになった。バルデスは前日のメッツ戦に先発し、初回に2番フランシスコ・リンドーアの投手強襲の当たりを捕球した際に左手を負傷。その後も続投し、予定通りに2イニングを投げ切ったが、レントゲン検査を受けた結果、骨折が判明した。アストロズは昨季ブレイクした先発の柱を欠いてレギュラーシーズンの開幕を迎えることになるかもしれない。

     バルデスは試合後に「問題ない」と話していたが、離脱を強いられることになった。ジェームス・クリックGMは「登板後、我々はフランベルにレントゲン検査を受けさせることを決めた。その結果、骨折が判明した」とコメント。「現在、医療スタッフが詳細な情報を集めているところだ。次のステップについて判断するのはそのあとになる。数日はかかる見込み」と今後の予定について語った。

     現在27歳のバルデスはメジャー3年目の昨季、先発の柱としてブレイク。11試合(うち10先発)に登板して70.2イニングを投げ、5勝3敗、防御率3.57、76奪三振をマークしたほか、ポストシーズンでも4試合(うち3先発)で3勝1敗、防御率1.88の好投を見せた。レギュラーシーズンとポストシーズンの合計94.2イニングはメジャー全投手中最多だった。

     もしバルデスが開幕に間に合わない場合、アストロズはザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.、ホゼ・ウルキディ、クリスチャン・ハビアーのほかに、もう1人先発投手が必要になる。メジャーリーグ公式サイトではブランドン・ビーラック、ルイス・ガルシア、フォレスト・ウィットリーといった若手投手が候補に挙げられている。

     クリックは「60試合制から162試合制に戻る今季は先発投手5人で乗り切れるチームはないだろう。投手の層の厚さは我々の強みだと思っている」と語り、バルデスの穴埋めへの自信を見せている。今後のオープン戦では開幕ローテーション入りを目指して若手投手による熾烈な競争が繰り広げられることになりそうだ。

  • ヤンキース・ブーン監督が一時離脱 ペースメーカーの手術を受ける

    2021.3.4 12:00 Thursday

     ヤンキースは日本時間3月4日、アーロン・ブーン監督が心臓にペースメーカーを埋め込む手術を受けるためにチームを一時的に離脱したことを発表した。手術は無事に終了し、ブライアン・キャッシュマンGMによると、ブーンは2~3日のうちに復帰できるようだ。ブーンは現役時代の2009年に心臓の開胸手術を受けており、ここ6~8週間のあいだ、呼吸困難、倦怠感、立ちくらみなどの症状を訴えていたという。

     ブーンによると、スプリング・トレーニング開始前に様々な検査を受けた結果、心拍数が低いことが明らかになり、ペースメーカーが必要であると判断されたようだ。「ペースメーカーの手術を受けたことで仕事も私生活もこれまで通りにやっていける。長期的な健康を確保できたと思う」と語った。

     また、ブーン不在時にベンチコーチのカルロス・メンドーサが代役を務めることも決定しており、メンドーサは日本時間3月4日のブルージェイズ戦で早速指揮を執った(4対1で勝利:7イニングで終了)。手術前にブーンと話したというメンドーサは「彼は笑っていたし、ミーティングの前にコーチ陣とジョークを言い合っていた。彼はそういうタイプの人間であり、そういうタイプのリーダーなんだ。彼の健康を祈っているよ」と語っている。

     さらに、ブーンは選手たちに対して録音したメッセージを届け、ブレット・ガードナーによると、それを聞いて選手たちは安心したという。「心臓の話を聞くときはいつだって心配だよ。でも、彼が落ち着いている様子を知ることができて安心した。彼がいないあいだは寂しいけど、すぐに戻ってきてくれるのを楽しみにしている」と指揮官にエールを送った。

     現在47歳のブーンは2018年シーズンからチームの指揮を執っており、就任から2年連続でシーズン100勝以上を記録(史上初)。昨季も地区2位でポストシーズンに進出し、就任から3年連続のポストシーズン進出となった。今季がヤンキースの監督として4年目のシーズンとなる。

  • Rソックス・澤村がブルペンで23球「楽しかったけど緊張した」

    2021.3.4 11:00 Thursday

     レッドソックスに入団した澤村拓一は日本時間3月4日、キャンプ地フロリダのジェットブルー・パークで初めてレッドソックスのユニフォームに身を包み、多くの関係者が見守るなか、ブルペンで23球を投じた。「レッドソックスのユニフォームを着て初めてのブルペン投球だったのでとても楽しかったけど、(人が多くて)少し緊張した」と澤村。「気候とか環境にもこれから慣れていければいいなと思う」と今後への意気込みも口にした。

     投手陣のグレードアップが今オフの課題となっていたレッドソックス。メジャーリーグ公式サイトはレッドソックスのブルペン補強について、1つ目の大きな動きにアダム・オッタビーノの獲得(ヤンキースとのトレード)、2つ目の大きな動きに澤村の獲得を挙げ、「澤村はマット・バーンズ、オッタビーノ、ダーウィンソン・ヘルナンデスとともに試合終盤の重要な場面を担うことになるだろう」と伝えている。

     ただし、メジャー1年目ということもあり、新たな文化、野球、環境に慣れる必要があるため、アレックス・コーラ監督は開幕時点でクローザーを任せるつもりがないことを明言。「オフのあいだ、メジャーの公式球を使って練習してきた」という澤村だが、メジャーの野球にしっかりフィットするまでのあいだは負担の少ない場面での登板が多くなるかもしれない。

     公式球の違いはもちろん、ストライクゾーンについても日米間で違いがあるため、いかに早くメジャーの野球に適応できるかが成功のカギを握ることになる。澤村は「僕はストライクゾーンの高低で勝負するタイプの投手。コーナーを使うことはあまりない。縦方向の変化で勝負するので、しっかり調整をしてメジャーの打者に対応していきたい」と語っている。

     絶対的なセットアッパーやクローザーが不在というチーム状況もあり、澤村が勝ちパターンの継投を担うチャンスは十分にある。澤村のメジャー生活がいよいよ本格的に幕を開けた。

  • エンゼルス・大谷 センターへ「モンスター級」の特大アーチ

    2021.3.4 10:00 Thursday

     エンゼルスの大谷翔平は日本時間3月4日に行われたレンジャーズとのオープン戦に「2番・DH」でスタメン出場。第1打席で四球を選び、第2打席でセカンドゴロに倒れたあと、5回裏の第3打席でセンターのバックスクリーンを越える468フィート(約142.6メートル)の特大アーチを放った。この日は2打数1安打2打点の活躍で、オープン戦は打率.600(5打数3安打)、OPS1.867と好調をキープしている。

     ジョー・マドン監督から「去年のどの時点よりも状態が良い」とコンディションの良さを絶賛されている大谷だが、指揮官の言葉を自身のパフォーマンスで証明し続けている。投げては実戦形式の打撃練習で100マイル(約160.9キロ)を計測し、打ってはバックスクリーンを越える特大アーチ。メジャーリーグ公式サイトは「モンスター級の一発」と伝えている。

     試合後、「スイングだけでなく、ボールを見送っている感じも良かった。今のところは良い感じだし、もっともっと良くなると思う」と手応えを口にした大谷。昨季は肘や前腕の不調によりわずか2試合しか登板できず、膝の手術明けということもあって100%の状態でスイングすることもできなかったが、故障が癒え、万全の状態に戻っていることが投打両面のパフォーマンスからヒシヒシと伝わってくる。

     ここまで打者として2試合に出場した大谷だが、日本時間3月6日のアスレチックス戦で初登板初先発が予定されている。今度はマウンド上での圧巻のパフォーマンスで首脳陣やチームメイト、そしてファンを驚かせることになるかもしれない。

     大谷はメジャーデビューした2018年に投手として10試合で4勝2敗、防御率3.31、奪三振率10.97、打者として104試合で打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、OPS.925をマークして新人王を受賞。万全のコンディションで臨む今季はこの年を上回る大活躍を見せてくれそうだ。

  • 39歳・ウェインライト カ軍一筋16年目のシーズンがスタート

    2021.3.3 19:00 Wednesday

     39歳の大ベテラン、アダム・ウェインライト(カージナルス)が日本時間3月3日に行われたマーリンズとのオープン戦で今季初登板。予定されていた2イニングをわずか20球でパーフェクトに抑え、ベテランの貫録を示した。今オフは他球団移籍の可能性も取り沙汰されたが、ウェインライトは「カージナルス愛」を貫いて残留を選択。先発ローテーションの一角としてはもちろん、チームの精神的支柱として今季も貴重な戦力となりそうだ。

     2009年から2014年にかけて19勝以上を4度も記録し、サイ・ヤング賞の投票でも2位に2度、3位に2度ランクインしたウェインライト。ところが、2015年にアキレス腱断裂の重傷を負ったあとは以前の輝きが失われ、2016~19年の防御率は4.58という冴えない数字だった。しかし、昨季はチームで唯一規定投球回に到達し、5勝3敗、防御率3.15と復活。60マイル台まで球速が落ちたカーブで年下の打者たちを翻弄し続けている。

     「数年前より良いピッチャーになっていると思う」と誇らしげに語るウェインライトだが、今オフは「新しい冒険をしてみたい」と他球団への移籍も検討した。他球団からカージナルスを上回る条件のオファーも届いていたが、15シーズンを過ごしたカージナルスへの愛着は強く、1月下旬にカージナルス残留を決断。自身が移籍もしくは引退すればローテ争いで有利になるはずの後輩投手たちが「残ってほしい」と声をかけてきてくれたことも残留という選択を後押ししたようだ。

     マイク・シルト監督はウェインライトがチームを去る可能性について「他のユニフォームでプレーする姿は全く想像できなかったし、考えないようにしていた」という。「昨季、我々がクラスター発生を乗り越えてポストシーズンに進出できたのは、彼の存在が本当に大きかった」と指揮官はベテラン右腕の存在の大きさを誰よりも実感している。

     「(他球団へ移籍して)新しい冒険をしてみたいとも思ったけど、同じチームで新しい冒険をするほうが良いと思った」と語るウェインライト。カージナルス一筋16年目となるシーズンを迎える大ベテランは、今季もシルトにとって頼もしい戦力となるに違いない。

  • ブ軍・スプリンガーが新天地デビュー 初打席で初安打を記録

    2021.3.3 18:00 Wednesday

     アストロズを退団してブルージェイズに加入したジョージ・スプリンガーが日本時間3月3日に行われたフィリーズとのオープン戦に「1番・DH」でスタメン出場して新天地デビュー。1回裏の第1打席で2球目をセンター前へ弾き返し、移籍後初打席を初安打で飾った。「今はまだボールをよく見てしっかりバットを振るだけだよ」と冷静に語ったスプリンガー。万全の状態で開幕を迎えられるように、ここからコンディションを上げていく。

     新天地に移ったスプリンガーだが、気負うことなく、例年通りに調整を進めている。「スプリング・トレーニングを消化していけば、(マイナー選手が淘汰されて)イニングごとに新しい投手と対戦するようなことはなくなる。繰り返し同じ投手と対戦するようになり、選手の起用法やチームの戦術も変化していき、もっとシーズンに近い空気になる」とあくまでも現在は試運転の段階であることを強調した。

     「若手が多いチームのリーダー」としての働きを期待する声も多いが、「彼らは年齢のわりに成熟しているように思う。21歳とか22歳といった早い段階からメジャーでプレーしているから、もうすでにあらゆることをこなすことができるんだ」とスプリンガー。チームメイトと交流するなかで、若い選手たちの成熟具合に驚かされることも多いという。

     アストロズ時代は強打のリードオフマンとして活躍してきたスプリンガーだが、ブルージェイズには思い切りの良いバッティングをするボー・ビシェット、打席でのアプローチに優れたキャバン・ビジオといった1番打者候補もおり、「誰がリードオフマンを務めるか」という点に注目が集まっている。

     チャーリー・モントーヨ監督は試合後、「今日の試合でスプリンガーが1番打者として見せてくれた働きには満足している」とコメント。「もう少し様子を見るよ」とも話しているが、スプリンガーは新天地ブルージェイズでも定位置に座る可能性が高そうだ。

  • 昨季MVPのブレーブス・フリーマン「今季はWS制覇のために戦う」

    2021.3.3 17:00 Wednesday

     昨季ナショナル・リーグのMVPに輝いたフレディ・フリーマン(ブレーブス)は日本時間3月3日、臨時打撃コンサルタントを務めるチッパー・ジョーンズと会話するなかで「キミはあらゆるタイトルを手にしてきたけど、まだ1つ欠けているものがある」と言われたという。それはもちろんワールドシリーズ制覇のチャンピオンリングのこと。フリーマンは「もちろん、そのことはわかっている。今季はそれのために戦うよ」と意気込みを口にした。

     昨季のブレーブスはドジャースとのリーグ優勝決定シリーズで3勝1敗と先に王手をかけたが、そこから3連敗を喫し、1999年以来21年ぶりとなるワールドシリーズの舞台にあと1勝届かなかった。フリーマンは「僕たちは徐々に目標に近付いている。選手もコーチもフロントオフィスも優秀な人材が揃っている。僕たちはその目標に向かって一致団結しているよ」とチームの状況に手応えを感じている。

     ジョーンズはメジャー2年目の1995年、新人王争いで野茂英雄(当時ドジャース)に敗れたものの、ワールドシリーズ制覇を経験。1999年には自己最多の45本塁打を放ってMVPを受賞し、再びワールドシリーズの舞台に立った。19年間のメジャー生活をブレーブス一筋で過ごし、2018年にはアメリカ野球殿堂入りを達成。フリーマンにもジョーンズと同じようなキャリアを歩む可能性が残されている。

     もちろん、ワールドシリーズ制覇という目標を達成できなければジョーンズに肩を並べることはできないだろう。また、それと同時に注目されるのが契約延長交渉の行方だ。現在31歳のフリーマンは今季限りで総額1億3500万ドルの8年契約が終了。これからシーズン開幕までのあいだに契約延長に向けた交渉が行われることになる。この交渉が無事に成立すれば、フリーマンはジョーンズと同様にブレーブス一筋でキャリアを終える可能性が極めて高くなる。

     「ワールドシリーズ制覇」と「ブレーブス一筋」。フリーマンはこの2つを手に入れて、名実ともにジョーンズの後継者となることができるだろうか。

  • 2021年の本塁打王候補 MLB公式サイトが10人をピックアップ

    2021.3.3 16:00 Wednesday

     本塁打王のタイトルを獲得する選手を予想するのは決して簡単なことではない。2019年にメジャー最多の53本塁打を放ったのはメジャー1年目のピート・アロンゾ(メッツ)。昨季は前年118試合で21本塁打だったルーク・ボイト(ヤンキース)が60試合制の短縮シーズンでメジャー最多の22本塁打を記録した。メジャーリーグ公式サイトでは5人のライターが今季の本塁打王候補10人をピックアップし、紹介している。

    サラ・ラングスの予想

     アメリカン・リーグはマイク・トラウト(エンゼルス)を選択。2012年以降の297本塁打はネルソン・クルーズ(311本)、エドウィン・エンカーナシオン(307本)に次ぐ3位の本数であり、2019年(134試合で45本)の本塁打生産ペースは162試合に換算すれば54本になる。ナショナル・リーグはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)を選択。昨季42試合消化時点ではトラウトと並んでメジャー最多タイの15本塁打を放っており、遊撃手として史上3人目の本塁打王誕生が期待される(過去の2人はアーニー・バンクスとアレックス・ロドリゲス)。

    ポール・カセラの予想

     ア・リーグはホワイトソックスの若き大砲、エロイ・ヒメネスを選択。メジャー最初の2年間は177試合で45本塁打を放っており、162試合で41本のペースになる。まだ24歳と若く、成長も加味すれば有力候補の1人と言えそうだ。ナ・リーグは2019年MVPのコディ・ベリンジャー(ドジャース)の復調を予想。昨季は打撃成績の各部門で成績を落としたが、最終37試合に限れば打率.284、10本塁打、OPS.960を記録。162試合に換算すれば43本のペースとなり、不振のシーズンでも底力を発揮していた。

    マット・ケリーの予想

     ア・リーグは昨季ブレイクしたテオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)を選択。バレル率や打球の平均初速がメジャー屈指の水準にあることを評価し、リーグ5位タイの16本塁打を放った昨季の好成績を維持できると予想している。ナ・リーグは昨季の二冠王、マーセル・オズーナ(ブレーブス)を選択。「スタットキャスト」によると、昨季オズーナが放った18本のアーチの8割以上が「文句なしの一発(全30球場でスタンドインすると推定される当たり)」だったという。

    ジェイソン・カターニアの予想

     ア・リーグはジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)を選択。マーリンズ時代の2017年に59本塁打を放ってMVPを受賞したが、過去2年は故障続き。とはいえ、故障なく健康にプレーすることさえできれば、本塁打王の最有力候補の1人であることは間違いないだろう。ナ・リーグは昨季リーグ史上最年少で首位打者に輝いたフアン・ソト(ナショナルズ)を選択。強い打球をコンスタントに打っているため、平均発射角度を上げることができればハイペースでの本塁打量産も夢ではない。

    マニー・ランダワの予想

     ア・リーグは今年7月に41歳の誕生日を迎えるネルソン・クルーズ(ツインズ)を選出。過去5年間で176本のアーチを放っており、他に160本以上の選手はノーラン・アレナード(165本)とマイク・トラウト(163本)しかいない。過去2年間は173試合で57本を量産しており、自己記録(2015年の44本)を更新する可能性も十分にある。ナ・リーグはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)を選択。過去3年間は15.1打数に1本のペースでアーチを放っており、これはリーグ5位の好成績。リードオフマンを務めているため、打数が他の選手より多くなることも有利に作用するかもしれない。

  • マイナーAAA級の開幕が1ヶ月延期 4/6開幕予定→5月上旬開幕へ

    2021.3.3 15:00 Wednesday

     日本時間3月3日、メジャーリーグ機構は各球団に対してマイナーリーグ最上位のAAA級のレギュラーシーズンの開幕が1ヶ月ほど延期される予定であることを通達した。当初は現地時間4月6日にシーズン開幕が予定されていたが、マイナーの他の階級と同様に5月上旬の開幕となる見込み。現時点では暫定的に一部のチームが現地時間5月4日、残りのチームは同5月6日にシーズンをスタートするスケジュールが想定されている。

     メジャーリーグ機構は今回の決定について「メジャーリーグとマイナーリーグのシーズンをできる限り安全に開催するための慎重なステップであり、各地の球場にファンがすぐに戻ってくることを楽しみにしている」とのコメントを発表。AAA級の開幕延期により、昨季と同様に「代替トレーニング地(オルタネイト・トレーニング・サイト)」のシステムが採用されるとみられている。

     昨季は新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、メジャーリーグの試合に出場可能な選手はプレーヤー・プール(60人枠)に登録された選手のみに制限され、プレーヤー・プール登録内かつアクティブ・ロースター外の選手は本拠地に近い「代替トレーニング地」でトレーニングを行い、出番を待った。しかし、昨季とは異なり、今季は4月にマイナーリーグのキャンプが行われる予定のため、「代替トレーニング地」のシステムがどのように運用されるかは不透明だ。

     また、メジャーリーグ公式サイトは「AAA級の開幕延期により、選手たちがシーズン開幕前に新型コロナウイルスのワクチン接種を受けられる可能性が高まった」と伝えている。「代替トレーニング地」のシステムを採用することにより、コロナ禍におけるメジャーとマイナーを往復する際の移動を減らすことができ、各球団が選手を管理するのも容易になる。今後は「代替トレーニング地」とマイナーリーグのキャンプをどのように両立させるか、その方法が模索されることになりそうだ。

  • オリオールズのクリス・デービス 腰を痛めて数日間欠場へ

    2021.3.3 14:00 Wednesday

     今季復活を目指す選手の1人がオリオールズのクリス・デービスだ。昨季はオープン戦で打率.409、3本塁打、OPS1.468の大活躍を見せ、「ついに復活か」と注目されたものの、7月に開幕したレギュラーシーズンでは左膝の故障に悩まされ、打率.115、0本塁打、OPS.337という悲惨な成績に終わった。オープン戦序盤は2試合に1度のペースで一塁を守る予定だったが、日本時間3月1日の初戦で腰を痛め、数日間欠場する見込みとなっている。

     デービスはパイレーツとのオープン戦初戦に「5番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席は空振り三振に倒れ、3回裏の第2打席はライトのエラーで出塁したが、二塁へ進塁した際に腰を痛め、代走を送られて途中交代した。ブランドン・ハイド監督はがん治療から復帰したトレイ・マンシーニの負担を軽減するために2試合に1度のペースでデービスを一塁の守備に就かせる方針を明らかにしていたが、いきなり予定が狂ってしまった。

     現在34歳のデービスは今季が7年1億6100万ドルという大型契約の6年目のシーズン。2015年に自身2度目の本塁打王に輝き、大型契約を手にしたものの、その後は成績の低迷に歯止めがかからず、2018年には規定打席到達者の歴代ワースト打率(.168)、2019年には野手で歴代ワーストとなる54打数連続無安打というありがたくないメジャー記録を樹立している。

     年俸2300万ドルの契約があと2年残っており、チーム再建を進めるオリオールズの足枷となっている状況。トレードしようにもこの「不良債権」を引き取ってくれるチームなどあるはずがなく、オリオールズは復活の可能性に賭けて起用し続けているものの、期待を裏切られるシーズンが続いている。戦力になる見込みが全くないと判断された場合、契約期間中での解雇という措置が取られる可能性もあるだろう。

     後がない状況なだけに、デービスには1日も早く復帰し、フィールド上で結果を出すことが求められる。

  • 3年目のブレイクが期待される菊池雄星 初登板は2回1失点

    2021.3.3 13:00 Wednesday

     日本時間3月3日、マリナーズの菊池雄星がインディアンス戦でオープン戦初登板。初回にジョシュ・ネイラーのタイムリー二塁打で1点を失ったものの、2回表は2つの三振を含む三者凡退に抑え、2回1安打1失点とまずまずのスタートを切った。「オフシーズンに取り組んできたことを出せた。すごく納得している」と手応えを口にした菊池。ただし、チームが追い付けないまま1対6で敗れたため、黒星(0勝1敗)が記録されている。

     4年5600万ドルという大型契約で加入しながらも2年続けて不本意なシーズンに終わっている菊池にとって、メジャー3年目の今季は勝負の1年となる。オープン戦初登板は速球のスピードが最速96マイルに達し、2回29球を投げて被安打1、奪三振3、与四球1、失点1という内容。大半の主力を欠いたインディアンスの「Bチーム」が相手だったとはいえ、上々の初登板となった。

     「3年目ということもあり、過去2年と比べてスムーズに準備を進められている」と語る菊池。昨季は「スタットキャスト」の各指標が1年目から大きく改善され、投球内容の面で進歩が見られた。2年連続で防御率5点台に終わったものの、ジェリー・ディポートGMは「昨季チームで最もアンラッキーな投手だった。ブレイクの準備は整っていると思う」と期待を寄せている。

     来季の契約は年俸1650万ドルの球団オプションまたは年俸1300万ドルの選手オプションとなっており、マリナーズが球団オプションの行使を拒否した場合でも菊池は選手オプションを行使してマリナーズに残留することができる。とはいえ、2019年800万ドル、昨季1400万ドルという高額年俸に見合った働きはできておらず、今季(年俸1500万ドル)も期待を裏切るようであれば「不良債権」というバッシングの声が高まるのは必至。今季は指標や内容だけでなく、目に見える結果でも自身の価値を証明することが求められる。

  • ロイヤルズがダイソンと1年150万ドルで合意 5年ぶり古巣復帰

    2021.3.3 12:00 Wednesday

     日本時間3月3日、ロイヤルズがホワイトソックスからフリーエージェントとなっていた俊足好守の外野手、ジャロッド・ダイソンと1年150万ドルで合意したことが明らかになった。ダイソンはメジャーデビューした2010年から2016年までロイヤルズでプレーしており、5年ぶりの古巣復帰となる。ロイヤルズは外野のレギュラー3人の顔ぶれが固まっているため、3ポジションを守れるダイソンは外野4番手として起用されることになりそうだ。

     現在36歳のダイソンは昨季パイレーツとホワイトソックスで合計32試合に出場して打率.180、0本塁打、5打点、6盗塁、OPS.411を記録。2019年にはダイヤモンドバックスで自己最多の130試合に出場し、キャリアハイの7本塁打を放ったほか、自身5度目のシーズン30盗塁を達成している。

     11年間のメジャー生活で規定打席到達は1度もなく、外野の準レギュラーとして代走要員や守備固め要員として活躍するケースが多い。前回のロイヤルズ在籍時は世界一を決めたワールドシリーズ第5戦の延長12回表にサルバドール・ペレスの代走として登場し、代打クリスチャン・コローンのタイムリーで決勝点のホームを踏んだ。

     ロイヤルズは今オフの補強でアンドリュー・ベニンテンディとマイケル・A・テイラーを獲得。外野のレギュラーは左翼ベニンテンディ、中堅テイラー、右翼ウィット・メリフィールドという布陣になる見込みだ。守備固めが必要な布陣ではないため、ダイソンはレギュラーの休養時や勝負どころの代走での出番が多くなることが予想される。

     昨季グレッグ・ホランドをマイナー契約で獲得して復活させたロイヤルズは今オフ、かつての守護神であるウェイド・デービスをマイナー契約で呼び戻した。ダイソンはホランド、デービスに続く「世界一メンバーのカムバック」ということになる。再建途上のチームにとって世界一メンバーの経験値は貴重な財産となるだろう。

  • レンジャーズ・有原がオープン戦初登板 2イニング連続で強制終了

    2021.3.3 11:00 Wednesday

     レンジャーズの有原航平が日本時間3月3日に行われたホワイトソックス戦でオープン戦初登板。2回40球前後の登板が予定されていたが、初回に有望株アンドリュー・ボーンの1号3ランで3点を失い、2回41球5安打3失点でマウンドを降りた。2イニングとも3つ目のアウトを取ることはできず、コロナ禍の特例でイニングが強制終了。有原は「イニングを終えることができなかったのは悔しい。2度とないようにしたい」と反省を口にした。

     各球団はコロナ禍における対応として例年より小規模なロースターでオープン戦を戦うことを強いられており、投手の故障を防ぐための特例として、守備側チームの監督は自軍の投手が20球以上を投げた場合、イニングを強制終了されることができる。この日の有原は2イニング連続でこの特例が適用され、3つのアウトを取ってイニングを投げ切ることができなかった。

     初回は先頭のティム・アンダーソンをショートゴロに打ち取ったあと、死球とヒットで1・2塁のピンチ。ここでホワイトソックスの有望株ボーンにレフトスタンドへ運ばれ、いきなり3点を失った。次打者ニック・ウィリアムスから初三振を奪ったものの、レウリー・ガルシアに四球を与え、ここでクリス・ウッドワード監督の要求によりイニングが強制終了した。

     2回裏は先頭からの連打で1・2塁のピンチを背負い、ブレイク・ラザフォードをショートフライに打ち取ったあと、アンダーソンにヒットを浴びて満塁。ヨアン・モンカダを空振り三振に仕留めたが、予定の球数に達していたため、ウッドワードが再びイニングの強制終了を要求し、有原は初登板のマウンドを終えた。

     結果は今一つだった有原だが、ウッドワードと女房役のドリュー・ビュテラはともに「結果が示すよりも良い投球をしていた」と一定の評価を与えている。ビュテラはきわどい判定が多くあったことにも言及しており、満足のいく結果ではなかったものの、次につながる初登板になったと言えそうだ。

  • Dバックス・カルフーンが右膝手術 復帰まで4~6週間か

    2021.3.3 10:00 Wednesday

     日本時間3月3日、ダイヤモンドバックスはコール・カルフーンが右膝の手術を受ける予定であることを発表した。カルフーンは「オフシーズンの序盤から右膝に違和感があった」とチームに伝え、日本時間3月3日にMRI検査を受けた結果、半月板の損傷が判明。トーリ・ロブロ監督はカルフーンの復帰予定時期について言及を避けたが、通常は復帰まで少なくとも4~6週間を要するため、シーズン開幕に間に合わないことが確実となった。

     現在33歳のカルフーンは8年間プレーしたエンゼルスを離れ、昨季からダイヤモンドバックスに加入。昨季は54試合に出場して打率.226ながら16本塁打、40打点、OPS.864とパワーを発揮した。2015年にゴールドグラブ賞を受賞するなど、右翼の守備にも安定感があり、カルフーンの離脱は攻守両面でダイヤモンドバックスにとって痛手となる。

     ロブロは「チームのベスト・プレーヤーの1人が手術を受けて離脱するときは、いつだって心配だよ。彼はこのチームにとって非常に重要な存在だからね」とコメント。まだメディカル・チームからの詳細な報告を受けていないため、カルフーンの復帰予定時期については言及を避けている。

     ダイヤモンドバックスはカルフーン復帰までのあいだ、右翼の穴を埋めなければならない。パビン・スミス、ドールトン・バーショ、ティム・ロカストロ、トレイス・トンプソン、ワイアット・マティセン、ジョシュ・バンミーター、アンディ・ヤング、ジョシュ・ロハスといった選手たちが候補となり、オープン戦で競争が繰り広げられることになる。

     「誰かが台頭してくるチャンスだね。『次は俺の出番だ』という空気がこのチームにはある。もちろん心配しているし、楽観視はしたくないけど、(カルフーンの離脱は)他の選手にとって大きなチャンスでもあるし、(誰が台頭してくるか)楽しみにしているよ」と指揮官は代役候補たちの奮起への期待を口にした。

  • 各球団で「最も価値のある」選手 MLB公式サイトが特集

    2021.3.2 15:00 Tuesday

     現代のメジャーリーグにおいて、選手の価値を表す指標として使われることが最も多いのがWAR(Wins Above Replacement)だ。簡単に言うと「打撃、走塁、守備、投球の各成績を総合的に評価し、控えレベルの選手と比較して何勝分の価値を生み出しているか」という指標である。メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは「Baseball-Reference」が算出しているWARを用いて、各球団で「最も価値のある」選手を選出している。

     選出基準は至ってシンプル。その球団で記録したWARが最も多い現役選手を選んでいるだけである。たとえば、アルバート・プーホルス(エンゼルス)はカージナルス史上4位のWARを記録しているが、エンゼルス所属のため、カージナルス時代のWARは対象外となる。キャリアを重ねるごとに数字が積み上がっていくため、当然ながら今回の選出基準では在籍年数の長いベテラン選手のほうが有利となっている。各球団から1人ずつ選出された「最も価値のある」選手は以下の通り(カッコ内はその球団で記録したWAR)。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    クリス・デービス(11.5:球団史上94位)

    レッドソックス
    ザンダー・ボガーツ(23.0:球団史上44位)

    ヤンキース
    ブレット・ガードナー(43.0:球団史上24位)

    レイズ
    ケビン・キアマイアー(27.4:球団史上4位)

    ブルージェイズ
    キャバン・ビジオ(4.9:球団史上94位)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    ホゼ・アブレイユ(24.0:球団史上31位)

    インディアンス
    ホゼ・ラミレス(28.1:球団史上36位)

    タイガース
    ミゲル・カブレラ(51.3:球団史上12位)

    ロイヤルズ
    サルバドール・ペレス(24.2:球団史上15位)

    ツインズ
    マックス・ケプラー(12.5:球団史上80位)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    ホゼ・アルトゥーベ(36.5:球団史上8位)

    エンゼルス
    マイク・トラウト(74.5:球団史上1位)

    アスレチックス
    マット・チャップマン(21.0:球団史上47位)

    マリナーズ
    カイル・シーガー(33.4:球団史上8位)

    レンジャーズ
    ジョーイ・ギャロ(9.6:球団史上56位)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    フレディ・フリーマン(38.8:球団史上17位)

    マーリンズ
    ブライアン・アンダーソン(8.7:球団史上24位)

    メッツ
    ジェイコブ・デグロム(38.1:球団史上4位)

    フィリーズ
    アーロン・ノラ(22.3:球団史上39位)

    ナショナルズ
    ライアン・ジマーマン(38.5:球団史上5位)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    アンソニー・リゾー(34.9:球団史上28位)

    レッズ
    ジョーイ・ボットー(62.1:球団史上5位)

    ブリュワーズ
    クリスチャン・イェリッチ(14.8:球団史上28位)

    パイレーツ
    アダム・フレイジャー(6.9:球団史上183位)

    カージナルス
    アダム・ウェインライト(41.0:球団史上12位)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    ケテル・マーテイ(14.1:球団史上11位)

    ロッキーズ
    トレバー・ストーリー(21.0:球団史上6位)

    ドジャース
    クレイトン・カーショウ(69.9:球団史上1位)

    パドレス
    ウィル・マイヤーズ(10.3:球団史上31位)

    ジャイアンツ
    バスター・ポージー(41.8:球団史上16位)

  • ヤンキース コールとサンチェスのバッテリーが半年ぶりに復活

    2021.3.2 14:00 Tuesday

     ヤンキースは日本時間3月2日に行われたタイガースとのオープン戦にエース右腕のゲリット・コールが先発。昨年8月末以来およそ半年ぶりにゲーリー・サンチェスとバッテリーを組んだ。昨季はサンチェスとの相性の悪さが露呈し、9月以降は控え捕手のカイル・ヒガシオカとバッテリーを組んだコールだが、「ワンバウンドのボールもしっかり止めてくれたし、一緒に良い仕事ができたと思う」とサンチェスとのバッテリーに手応えを感じたようだ。

     まだ試運転の段階のため、コールは1回28球を投げて被安打3、奪三振1、与四球1、失点1という内容。28球のうちストライクは15球で、変化球の精度を高めるために速球よりも変化球主体のピッチングとなった。二死1・3塁からニコ・グッドラムにタイムリーを浴び、さらに二死満塁のピンチを招いたが、ジェイク・ロジャースを空振り三振。アーロン・ブーン監督は三振を奪ったスライダーについて「本当に良い球だった」と合格点を与えた。

     コールは昨年9月、ヒガシオカとバッテリーを組んだ4試合で3勝1敗、防御率1.00の好成績をマーク。27イニングを投げて34三振を奪った一方、打たれたヒットは14本、与えた四球は5つだけだった。今季もヒガシオカが専属捕手となる可能性もあるが、ブーンは特定の投手に専属捕手を用意することはロースターの柔軟性を失うことにつながるため、できるだけ避けたいと考えている。

     コールがサンチェスとのバッテリーへの手応えを口にした一方、サンチェスも「スプリング・トレーニングが始まってから(コールとともに)多くのことに取り組んできた。彼を手助けできるようにベストを尽くすだけさ。去年の経験も今年に生かしていけると思う」と意気込みを語っている。

     サンチェスはこの試合、1回裏の第1打席で四球を選び、3回裏の第2打席ではオープン戦1号アーチを記録。強打の正捕手が攻守両面で存在感を示すようになれば、ヤンキースにとってこのうえなく大きな戦力アップとなるに違いない。

  • サイ・ヤング賞のビーバー 「カーブ依存」からの脱却を目指す

    2021.3.2 12:30 Tuesday

     インディアンスは日本時間3月2日に行われたロイヤルズとのオープン戦で昨季のサイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバーが初登板。2イニングを投げる予定だったビーバーは初回を三者凡退に抑えたものの、2回表に3連打を含む4安打を浴びるなど球数が増え、予定より早くマウンドを降りることになった。満足のいく結果ではなかったが、まだ「試運転」の段階。ビーバーは今季に向けて「カーブ依存」からの脱却を目指している。

     2回途中4安打4失点(自責点3)という結果でオープン戦初登板を終えたビーバーについて、テリー・フランコーナ監督は「彼はいろいろ試行錯誤している段階だと思う。いろいろ試した結果、2イニング目を犠牲にすることになってしまったね」とコメント。まだ調整段階ということもあり、エースの状態を必要以上には心配していないようだ。

     この日のビーバーは決め球のカーブを使わないことに決めていた。女房役のロベルト・ペレスは速球とチェンジアップのコンビネーションで初回を乗り切り、2イニング目はスライダーを交えながらのリードを展開。ビーバーは「第2の決め球としてスライダーを磨きたい」との課題を持ってマウンドに上がっており、安易にカーブとカッターに頼ることはしなかった。

     ビーバーは2019年、カーブよりもスライダーを使う頻度のほうが高かった。しかし、昨季はカーブの状態が良かったため、スライダーの使用頻度を大幅に減らし、カーブを多投。2019年は2番目に使用頻度が高かったスライダーだが、昨季は速球、カーブ、カッターに次ぐ4番目となっていた。とはいえ、カーブに依存していれば、いずれ狙い打ちされる日がやってくる。「別の決め球を持つことで打者に違った印象を与えられる。それは僕にとって大きなことなんだ」とビーバーはスライダーの質を向上させることに取り組んでいる。

     結果にはつながらなかったものの、「得られたものは大きかった」と初登板を振り返ったビーバー。開幕までにはスライダーの改良を終え、進化した姿を見せてくれるに違いない。

  • バウアーが新天地デビュー「改善すべき点は山のようにある」

    2021.3.2 12:00 Tuesday

     トレバー・バウアー(ドジャース)は日本時間3月2日に行われたロッキーズとのオープン戦に先発。2イニングを1安打無失点に抑え、上々の新天地デビューを飾った。昨季は防御率1.73、100奪三振、WHIP0.79という好成績を残してサイ・ヤング賞に輝いたが、研究熱心なバウアーは満足する様子を見せない。「今季に向けて何を改善していくつもりか」を尋ねられたバウアーは「改善するべき点は山のようにあるよ」と答えている。

     バウアーが最も改善したいと考えている点は、全体的なコマンド(ボールを狙ったところへ投げる能力)だ。バウアーは変化球のコマンドに満足しておらず、初球をストライクゾーンに投げる際のコマンドもさらに磨きたいと考えている。さらに、昨季93.5マイルだった速球の平均球速をもっと上げたいという。バウアーはすでに30歳であり、多くの投手が球速の低下を経験する年齢に差し掛かっているが、「僕の身体はまだ一番良い状態にある」と話している。

     バウアーはインディアンス時代の2018年に12勝6敗、防御率2.21の好成績をマークし、昨季はレッズで球団史上初となるサイ・ヤング賞を受賞。しかし、故障さえなければ、今後さらなる好成績を残せると確信している。「健康なとき、僕は本当に良い投手だ。ゲリット・コールやスティーブン・ストラスバーグと比較されても良い勝負になると思う。通算防御率(3.90)についていろいろ言う人もいるけど、今の状態を見てほしい。僕はかなりエリートな部類に入ると思うよ」と自信満々に語る。

     新天地デビュー戦、バウアーは初回先頭のギャレット・ハンプソンにヒットを許し、暴投もあってイニングを無失点で終えるのに18球を要した。しかし、次のイニングはピッチングをしっかり修正し、わずか10球で2つの三振を含む三者凡退。ここにバウアーのすごさ、つまり課題を把握し、修正する能力の高さが現れている。

     研究熱心で向上心の高いバウアーの進化は止まらない。大ブレイクの昨季を経て、今季は新天地ドジャースでどんな活躍を見せてくれるだろうか。

  • メッツがリンドーア、コンフォートの2選手と契約延長交渉開始へ

    2021.3.2 11:30 Tuesday

     日本時間3月2日、メッツのサンディ・アルダーソン球団社長はフランシスコ・リンドーア、マイケル・コンフォートの両選手との契約延長交渉をまもなく開始する予定であることを明らかにした。両選手とも今季終了後にフリーエージェントとなるため、メッツはシーズン開幕までに契約延長を成立させることを目指している。通常、選手はシーズン中の契約延長交渉を好まないため、シーズン開幕が交渉成立のデッドラインということになりそうだ。

     現在27歳のリンドーアは今年1月にアンドレス・ギメネス、アメッド・ロサリオら4選手とのトレードでカルロス・カラスコとともにインディアンスから加入。メジャー6年間でシルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞2度、オールスター・ゲーム選出4度などの輝かしい実績を誇り、今季終了後にフリーエージェントとなるスター遊撃手のうちの1人として注目を集めている。

     アルダーソンは「今回のトレードはリンドーアが長期にわたってこのチームにいるということを保証するものではない」と語っており、あくまでも契約延長に向けた交渉はこれから。フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が14年3億4000万ドルで契約を延長したため、リンドーアも総額3億ドルを超えるような大型契約を手にする可能性が取り沙汰されている。

     一方、現在28歳のコンフォートは2014年のドラフト1巡目(全体10位)指名でメッツに入団。2015年のデビュー以来、9→12→27→28→33と着実に本塁打数を伸ばし、短縮シーズンの昨季は54試合に出場して打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927の好成績をマークした。

     アルダーソンはクラブハウスにおけるコンフォートのリーダーシップを高く評価しており、「もし可能であるならば、マイケルは長くチームにキープしておきたい選手だ」と語っている。ただし、代理人がスコット・ボラスのため、契約延長交渉は一筋縄ではいかないかもしれない。

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