English Español 韓国語
  • 元阪神・ドリスに高評価 「ハラデイ以来の信じられないシンカー」

    2020.7.15 12:10 Wednesday

     昨年まで4年間プレーした阪神を退団し、1年契約でブルージェイズに加入したラファエル・ドリスが注目を集めている。今春のオープン戦では2試合に登板していずれも無失点に抑えたドリス。現在行われている夏季キャンプでも力強いピッチングを披露し、首脳陣からは「信じられないシンカーだ」「試合の終盤を任せることができる」と高評価のコメントが相次いでいる。

     TSN(カナダのスポーツネットワーク)のスコット・ミッチェルは日本時間7月15日、ブルージェイズの夏季キャンプでドリスが注目を集めていることを伝えた。ミッチェルはドリスの凄さを伝えるために、AAA級バッファローの監督を務めるケン・ハッカビーの発言を引用。ドリスの投球時にストライク・ボールの判定をしていたハッカビーはドリスのピッチングを見て「ドク(=ロイ・ハラデイの愛称)の球を受けたとき以降、見たこともないようなシンカーを何球か投げていた。信じられないようなボールだったよ」と語ったという。

     ハッカビーは6年間のメジャー生活のうち3シーズンをブルージェイズで過ごした。ハラデイとも通算30試合バッテリーを組んだ経験があるが、殿堂入り右腕に匹敵するほどのシンカーをドリスは投げているというのだ。

     また、ピート・ウォーカー投手コーチもドリスを高く評価している。「ドリスは素晴らしいよ。彼は数年間にわたって日本で30セーブ以上を記録したクローザーなのだから、試合の終わらせ方を知っている。堂々としたピッチングはとても印象的だね」とウォーカー。「シンカーにはパワーがあるし、ゾーン高めへの速球だけでなく、スプリットも打者にとって厄介なボールだ。メジャーで活躍するための武器を複数持っているし、試合の終盤を任せることができるだろう」と試合終盤で起用する構想にも言及した。

     ドリスは阪神でプレーした4年間で208試合に登板し、13勝18敗、96セーブ、28ホールド、防御率2.49を記録。2017年はリーグ最多の37セーブをマークし、翌2018年も32セーブを挙げた。メジャーでの実績はわずか40登板に過ぎないが、今年はブルージェイズのブルペンにおいて重要な戦力となりそうだ。

  • 菊池が紅白戦で4失点 平野は理由非公表の故障者リスト入り

    2020.7.15 11:40 Wednesday

     菊池雄星(マリナーズ)は日本時間7月15日、初めて紅白戦に登板したものの、2回1/3を投げて被安打4、与四球4、失点4という不安定なピッチングに終始。開幕2戦目での先発が予定されているものの、シーズン開幕に向けて不安を残した。一方、同僚の平野佳寿は故障者リストに登録されたことが明らかになった。平野はチームで唯一、まだ夏季キャンプに姿を見せておらず、故障者リスト入りの理由は公表されていない。

     メジャー2年目を迎えた菊池だが、マウンドでの苦闘はまだ続いているようだ。初回はルーキーのエバン・ホワイトにソロ本塁打を献上し、2回は四球連発で満塁のピンチを招いたあと、シェッド・ロングJr.にタイムリーを許して2失点。3回は先頭のオースティン・ノラに二塁打を浴び、ティム・ロープスの犠飛でノラが生還したことにより4失点目が記録された。

     球速は95マイル(約153キロ)に達し、身体の状態も良く、スタミナ面に不安は見られない。しかし、制球面に課題を残し、思うようなピッチングができていないのが実情だ。「最近のブルペンでは本当に良かった」と語った菊池だが、実戦になるとそのピッチングができない。日本時間7月26日の敵地アストロズ戦で先発するまでに、紅白戦でもう1度登板する予定となっており、「それまでにしっかり調整して開幕に間に合わせないといけない」と危機感を滲ませた。

     一方、36歳の平野は、まだチームの夏季キャンプに合流しておらず、理由が公表されないまま故障者リストに登録されたことが明らかになった。新型コロナウイルスに関連した動きであるかどうかも現時点では不明となっている。

     平野はメジャー2年目となった昨年、ダイヤモンドバックスで62試合に登板して5勝5敗、1セーブ、15ホールド、防御率4.75を記録。今年は1年契約でマリナーズに加入し、クローザー候補の1人に挙げられていたが、シーズン開幕に間に合わない可能性もありそうだ。

  • ブレーブスがプイーグ獲得へ 出場辞退マーケイキスの代役

    2020.7.15 11:15 Wednesday

     日本時間7月15日、関係者がメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、フリーエージェント市場に残る最後の大物選手となっていたヤシエル・プイーグがブレーブスと契約合意に達したようだ。まだ球団からの正式発表は行われておらず、プイーグがチームに合流するためには身体検査をパスするだけでなく、新型コロナウイルスの検査で陰性と判定される必要がある。

     現在29歳のプイーグは昨年、レッズとインディアンスで合計149試合に出場して打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785をマーク。打点と盗塁はキャリアハイを更新した。フェインサンドは先日、オリオールズがプイーグの獲得に興味を示していることを伝えていたが、プイーグはブレーブスとの契約を選択した。

     ブレーブスは主力外野手の1人であるニック・マーケイキスが2020年シーズンの出場辞退を表明しており、プイーグにはその穴を埋める役割が期待される。新加入のマーセル・オズーナは指名打者として起用されることが予想されており、プイーグがキャリアの大部分を右翼手としてプレーしていることを考えると、左翼にロナルド・アクーニャJr.、中堅にエンダー・インシアーテ、右翼にプイーグが入る形が基本となりそうだ。また、プイーグの準備が整うまでのあいだはアダム・デュバルの出場機会が多くなるだろう。

     2012年6月にドジャースと契約したプイーグは、翌2013年にメジャーデビューし、104試合に出場して打率.319、19本塁打、42打点、11盗塁、OPS.925の好成績をマーク。新人王投票で2位にランクインした。2014年は規定打席に到達したシーズンでは自己ベストの打率.296、OPS.863をマークしたが、その後は伸び悩みが続き、30本塁打や100打点を達成した経験は1度もない。類稀なるポテンシャルを開花させ、ブレーブスの地区3連覇に貢献できるか注目だ。

  • 「オールスターの中のオールスター」 MLB公式サイトが選出

    2020.7.14 17:15 Tuesday

     2020年のオールスター・ゲームは日本時間7月15日にドジャー・スタジアムで開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うシーズン開幕延期の影響により、オールスターは戦後初の中止が決定。ドジャー・スタジアムでのオールスター開催は2022年に延期された(来年はトゥルイスト・パークで開催)。そこで、メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは過去のオールスターを振り返り、「オールスターの中のオールスター」を選出している。

     サイモンによる「オールスターの中のオールスター」は、ポジション別のオールスターでのスタメン出場回数をもとに選出されている(同数の場合、オールスター出場回数を比較)。なお、以下に記すスタメン出場回数とオールスター出場回数はそのポジションにおける数字であり、他のポジションでも選出されたことがある場合、キャリア通算の数字とは異なっている。

    捕手
    イバン・ロドリゲス(スタメン12回/選出14回)
    次点:ヨギ・ベラ(11回/18回)
    現役最多:サルバドール・ペレス(5回/6回)

    一塁手
    スティーブ・ガービー(スタメン9回/選出10回)
    次点:ジョニー・マイズ(8回/10回)
    現役最多:アルバート・プーホルス(5回/10回)

    二塁手
    ロベルト・アロマー(スタメン9回/選出12回)
    次点:ライン・サンドバーグ(9回/10回)
    現役最多:ロビンソン・カノー(5回/8回)

    三塁手
    ブルックス・ロビンソン(スタメン11回/選出18回)
    次点:ウェイド・ボッグス(11回/12回)
    現役最多:ノーラン・アレナード(3回/5回)

    遊撃手
    カル・リプケンJr.(スタメン14回/選出19回)
    次点:オジー・スミス(11回/15回)
    現役最多:ハンリー・ラミレス(3回/3回)※

    ※ラミレスを現役選手と呼べるかどうかは微妙なところだが、2019年にメジャーでプレーし、正式に現役引退を表明していないため、現役選手として扱われている。なお、ラミレスのほかに遊撃手としてオールスターで複数回スタメン出場したことのある現役選手はいない。

    左翼手
    テッド・ウィリアムス(スタメン12回/選出19回)
    次点:バリー・ボンズ(11回/14回)
    現役最多:ライアン・ブラウン(3回/6回)

    中堅手
    ウィリー・メイズ(スタメン18回/選出24回)
    次点:ミッキー・マントル(12回/20回)
    現役最多:マイク・トラウト(4回/8回)

    右翼手
    ハンク・アーロン(スタメン14回/選出25回)
    次点:レジー・ジャクソン(9回/14回)
    現役最多:ブライス・ハーパー(3回/6回)

    指名打者
    デービッド・オルティス(スタメン5回/選出10回)
    次点:エドガー・マルティネス(4回/7回)
    現役最多:ネルソン・クルーズ、J・D・マルティネス、アルバート・プーホルス、ジャンカルロ・スタントン(いずれもスタメン2回)

    投手
    ドン・ドライスデール(スタメン5回/選出9回)
    次点:レフティ・ゴメス、ロビン・ロバーツ(ともに5回/7回)
    現役最多:マックス・シャーザー、クリス・セール(ともに3回/7回)

     ポジションなどの都合により、合計10回以上スタメン出場しながら選外となった選手は以下の通り。

    ロッド・カルー(スタメン15回/選出18回)
    スタン・ミュージアル(14回/24回)
    トニー・グウィン(10回/15回)
    ジョニー・ベンチ(10回/14回)
    アレックス・ロドリゲス(10回/14回)
    マイク・ピアッツァ(10回/12回)

  • ブルージェイズ 背番号「1」のパッチでフェルナンデスを追悼

    2020.7.14 16:15 Tuesday

     ブルージェイズは日本時間7月14日、今年2月に亡くなったトニー・フェルナンデスを追悼し、2020年レギュラーシーズンで背番号「1」の特別な追悼パッチがついた記念ユニフォームを着用することを発表した。フェルナンデスは出場試合数(1450)、安打(1583)、三塁打(72)の各部門で球団記録を保持。2000年には西武でプレーし、パシフィック・リーグ4位となる打率.327をマークした。

     マーク・シャパイロ球団社長は「トロントにおいて、トニーほど球界でチームやファンにインパクトを与えた選手はほとんどいない。彼が残した素晴らしい数字や実績以上に、トニーの試合でのプレーやチームの一員としての振る舞いは、野球ファンの心に響いた」と語り、改めてフェルナンデスの死を悼んだ。そして「彼を偲んでパッチをつけることは、全国のブルージェイズ・ファンに代わって彼の並外れた人生を称えることになる」と述べ、ユニフォームにフェルナンデスの追悼パッチをつけることを明らかにした。

     1979年にブルージェイズと契約したフェルナンデスは、1983~90年、93年、98~99年、2001年と4つの期間に跨って合計12シーズンにわたってブルージェイズに在籍。在籍期間中にオールスター・ゲームに4度選出され、86年から4年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。シーズン途中にメッツからブルージェイズに加入した1993年にはポストシーズンで3割を超えるハイアベレージを残し、ワールドシリーズ制覇に貢献。メジャー通算ではブルージェイズを含む7球団で合計17シーズンにわたってプレーし、通算2276安打、246盗塁をマークした。

     引退後の2008年、ブルージェイズでの活躍が認められてカナダ野球殿堂入りを果たした。また、ブルージェイズでも「レベル・オブ・エクセレンス」として本拠地ロジャース・センターの400レベルでその他の球団レジェンドたちとともに功績を称えられている。

  • 大谷が紅白戦2度目の登板 4回途中60球で2安打1失点

    2020.7.14 14:30 Tuesday

     大谷翔平(エンゼルス)が日本時間7月14日に本拠地エンゼル・スタジアムで行われた紅白戦で2度目の登板を果たし、4回途中まで60球(うちストライク26球)を投げて2安打1失点に抑えた。与四球4、与死球1と制球面には引き続き課題を残したものの、「前回よりはもちろん良かった」と手応えを感じたようだ。

     前回登板では8つの四球を与える大乱調だった大谷だが、今回は四球を半減させ、前回を上回る60球を投げた。奪三振こそ初回先頭打者のアリスメンディ・アルカンタラから奪った1つだけだったが、3回まで無安打投球を展開。被安打は4回に先頭のホゼ・ブリセーノを歩かせたあと、有望株のジョー・アデルに浴びた二塁打が初めてだった(次打者ホゼ・ロハスがライトへのタイムリー)。

     4つの四球について「深刻だとは思っていない。2ストライクと追い込んだあとに変化球が入らなくて(カウントが)3-2になったりする。そうやってフォアボールを出してしまうので、そこは修正したい」と語った大谷。制球面、特に変化球のコントロールについて引き続き課題を残したが、2年ぶりのメジャーでの登板に向けて、着実に前進しているという手応えも感じている。

     ジョー・マドン監督は大谷の投球について「前回より少し良かったね。制球も少し改善されていた。まだ彼の実力とはかけ離れているけれど、前回よりは良かったと思う」とコメント。「実際にシーズンが始まれば、彼は違うレベルのピッチングを見せてくれると思う。彼はそれくらい優れた投手だよ」とシーズン開幕後の大谷のピッチングへの期待を口にした。

     大谷は今回の登板の前日、紅白戦に指名打者として出場して本塁打を放ったが、指揮官はシーズン開幕後、登板日の前日に出場させない方針を変えていない。大谷は毎週日曜日(日本時間では月曜日)に登板することが予想されており、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガーは「大谷は週に1度登板し、指名打者として3~5試合ほど出場することになるだろう」と伝えている。

  • MLB公式サイトが「強力先発ローテーション・トップ10」を特集

    2020.7.14 13:45 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは日本時間7月14日、前日の「強力打線トップ10」に続いて「強力先発ローテーション・トップ10」を紹介する特集記事を公開した。60試合制という短縮シーズンでは、1試合の重みが例年以上に大きいため、各試合で先発する投手へのプレッシャーも大きくなるはず。先発ローテーションに名を連ねる投手たちには、そのプレッシャーのなかでしっかり実力を発揮することが求められる。

     カストロビンスが「強力先発ローテーション」の1位に挙げたのが、昨年の王者・ナショナルズだ。球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた昨年のポストシーズンにおいて、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービン、アニバル・サンチェスの先発四本柱が大車輪の活躍。この4人が今年も先発1~4番手を担う。5番手はジョー・ロスの出場辞退により、オースティン・ボースとエリック・フェッディの両右腕による争いとなっている。

     2位には実力派が揃うレイズがランクイン。エース格のチャーリー・モートンは昨年のサイ・ヤング賞投票で3位となり、2018年の同賞受賞者であるブレイク・スネルが復活すれば強力な二本柱が形成される。さらに、昨年は故障に泣いたものの、エースへと飛躍する兆しを見せたタイラー・グラスノーが先発3番手を務める。安定した働きを期待できるライアン・ヤーブローとヨニー・チリーノスが4~5番手に控えている点もレイズの強みだ。

     3位には秋山翔吾が所属するレッズがランクイン。ルイス・カスティーヨとソニー・グレイは昨年、球団史上初の「200奪三振コンビ」を形成し、昨季途中に加入したトレバー・バウアーが先発3番手、今年から新加入のウェイド・マイリーが4番手に入る。5番手のアンソニー・ディスクラファーニも直近4年間で9勝を挙げたシーズンが3度もあり、ある程度計算の立つ投手である。

     カストロビンスが選出したトップ10の顔ぶれは以下の通り。

    1位:ナショナルズ
    1. マックス・シャーザー
    2. スティーブン・ストラスバーグ
    3. パトリック・コービン(左)
    4. アニバル・サンチェス
    5. オースティン・ボース

    2位:レイズ
    1. チャーリー・モートン
    2. ブレイク・スネル(左)
    3. タイラー・グラスノー
    4. ライアン・ヤーブロー(左)
    5. ヨニー・チリーノス

    3位:レッズ
    1. ソニー・グレイ
    2. ルイス・カスティーヨ
    3. トレバー・バウアー
    4. ウェイド・マイリー(左)
    5. アンソニー・ディスクラファーニ

    4位:インディアンス
    1. シェーン・ビーバー
    2. マイク・クレビンジャー
    3. カルロス・カラスコ
    4. アダム・プルッコ
    5. ザック・プリーサック

    5位:ドジャース
    1. クレイトン・カーショウ(左)
    2. ウォーカー・ビューラー
    3. フリオ・ウリアス(左)
    4. アレックス・ウッド(左)
    5. ロス・ストリップリング

    6位:ヤンキース
    1. ゲリット・コール
    2. 田中将大
    3. ジェームス・パクストン(左)
    4. J・A・ハップ(左)
    5. ジョーダン・モンゴメリー(左)

    7位:レンジャーズ
    1. ランス・リン
    2. マイク・マイナー(左)
    3. コリー・クルーバー
    4. カイル・ギブソン
    5. ジョーダン・ライルズ

    8位:メッツ
    1. ジェイコブ・デグロム
    2. マーカス・ストローマン
    3. リック・ポーセロ
    4. スティーブン・マッツ(左)
    5. マイケル・ワカ

    9位:アストロズ
    1. ジャスティン・バーランダー
    2. ザック・グレインキー
    3. ランス・マカラーズJr.
    4. ホゼ・ウルキディ
    5. ジョシュ・ジェームス

    10位:カージナルス
    1. ジャック・フラハティ
    2. ダコタ・ハドソン
    3. アダム・ウェインライト
    4. マイルズ・マイコラス
    5. カルロス・マルティネス

  • ヤンキース・田中 開幕シリーズの登板は困難か 指揮官が示唆

    2020.7.14 13:20 Tuesday

     田中将大(ヤンキース)は日本時間7月5日の練習中にジャンカルロ・スタントンの時速112マイル(約180キロ)の打球を頭部に受けたあと、メジャーリーグ機構が定める脳震盪プロトコルに従って戦列復帰への準備を進めている。今のところ、負傷後の調整は順調に進んでいるが、アーロン・ブーン監督は田中が2020年シーズンの最初の週で登板するのは難しいと考えているようだ。

     ブーンによると、ヤンキースはアクシデントからの順調な回復を見せる田中がマウンドからの投球練習を再開する日時について検討し始めているという。「彼の状態は良くなっている。今日はもう少し強度を上げてボールを投げていた。下半身のトレーニングをして、追加された練習にも(彼の身体は)正しく反応していた」とブーン。ただし、「我々は安心しているけれど、ゆっくりと慎重に進めていく必要がある」と慎重な姿勢は崩さなかった。

     実戦復帰する前に打者と対戦する形式での調整を行う必要があるため、ブーンは田中がレギュラーシーズンの最初の週で登板する可能性について否定的な見解を示している。先発2番手ないし3番手を予定されていた田中は、敵地でのナショナルズとの開幕シリーズで登板する予定だったが、そこでは登板しない可能性が高い。メジャーリーグ機構が定める脳震盪プロトコルに従い、万全の準備を行ったうえで、2020年シーズンの初登板に臨むことになりそうだ。

     「彼の状態が急激に前進することはないだろう。今は彼とともに『一歩一歩』前進しているような状態だ」とブーン。「彼は次のステップへ進むところまで来ているし、次はマウンドから投げることになる。そこで(彼の身体が)どのように反応するかを見て、その次のことを考えるよ」と今後の見通しについて語った。

     なお、田中は日本時間7月14日午前8時43分にTwitterを更新し、「I’m doing very well」と負傷後の調整が順調に進んでいることをアピールした。

  • フリーマンの開幕戦出場は微妙 ブレーブス番記者が現状報告

    2020.7.14 12:40 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは日本時間7月14日、ファンから寄せられた質問に回答する形で主砲フレディ・フリーマンの現状についてレポートした。ボーマンによると、新型コロナウイルスに感染したフリーマンの体調は快方に向かっているものの、全てが順調に進んだとしても、開幕戦の出場は微妙な状況だという。

     ボーマンは、フリーマンに関する「良いニュース」として1週間以上にわたって体調が徐々に回復する状態が続いていることを挙げる一方、「悪いニュース」としてチームに合流する見通しが立っていないことを伝えた。陽性となった選手がチームに合流するためには24時間のスパンのなかで2度陰性と判定される必要があるものの、フリーマンの体調はまだその段階まで回復していないようだ。

     こうした状況を踏まえ、ボーマンは「全てが順調に進んだとしても、フリーマンが開幕戦に出場できるかどうかは微妙な状況だ」と伝えている。今後数日のうちに2度陰性となり、チームに合流できたとしても、日本時間7月25日に敵地シティ・フィールドで行われるメッツとの開幕戦まで1週間ほどしか残されていない。病み上がりのなか、ジェイコブ・デグロムと対戦する準備をわずか1週間で整えるのは困難だろう。

     フリーマンは昨年終盤に右肘を痛めてポストシーズンでは実力を発揮できず、シーズン終了後に手術を受けた。無理をして試合に出場し、思うようにプレーできなかった経験があるだけに、準備不足のまま無理に試合に出場するのではなく、しっかり準備が整ってからチームに合流することを選択する可能性が高いと見られる。よって、フリーマンがメッツとの開幕戦に出場する可能性は極めて低いと言える。

     各球団のロースター情報を扱う「Roster Resource」では、ブレーブスがヨンダー・アロンゾとピーター・オブライエンのプラトーンでフリーマンの穴を埋めると予想。ただし、両者は40人枠外の招待選手という立場であり、両者をロースターに追加するためには誰かを40人枠から外さなければならない。主砲の離脱により、ブレーブスは開幕までに難しい判断を強いられることになりそうだ。

  • 2020年シーズンの新人王候補 MLB公式サイトが特集

    2020.7.14 12:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのウィリアム・ブーアは日本時間7月14日、2020年シーズンの新人王候補を紹介する特集記事を公開した。昨年はヨルダン・アルバレス(アストロズ)とピート・アロンゾ(メッツ)が受賞。今年は60試合制という短縮シーズンでの開催となるため、候補者は開幕ロースター入りする選手、または開幕直後のメジャー昇格が見込まれる選手に限られるだろう。

     アメリカン・リーグでは、6年5000万ドルの契約を結び、開幕から正中堅手として起用される予定のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)が筆頭候補に挙げられた。昨年はA+級、AA級、AAA級の3階級でプレーして合計122試合に出場し、打率.328、32本塁打、92打点、36盗塁、OPS1.001の好成績をマーク。28四球に対して129三振と粗削りな部分はあるものの、ポテンシャルの高さはピカイチだ。

     このほか、二刀流選手として期待されるブレンダン・マッケイ(レイズ)、先発ローテーションの一角を担う予定のヘスス・ルザード(アスレチックス)、正捕手を務めるショーン・マーフィー(アスレチックス)、ロベルト同様に6年契約を結んだエバン・ホワイト(マリナーズ)などが有力候補。ジョー・アデル(エンゼルス)、ネイト・ピアソン(ブルージェイズ)、ニック・ソラック(レンジャーズ)らにもチャンスがあるかもしれない。

     一方、ナショナル・リーグでは、昨年終盤にメジャーデビューし、ポストシーズンの舞台も経験したギャビン・ラックス(ドジャース)が筆頭候補に挙げられた。昨年はAA級とAAA級の2階級で合計113試合に出場し、打率.347、26本塁打、76打点、10盗塁、OPS1.028の好成績をマーク。メジャーでも23試合で打率.240、2本塁打、9打点、2盗塁、OPS.705を記録し、今年は開幕から正二塁手としての起用が予定されている。

     ラックス以外では、正三塁手に抜擢されるカーター・キーブーム(ナショナルズ)、先発ローテーション入りが期待されるダスティン・メイ(ドジャース)、先発ローテーションの一角を担う予定のミッチ・ケラー(パイレーツ)、開幕後の早い段階でのメジャー昇格を予想されるディラン・カールソン(カージナルス)らが有力候補。ジョーイ・バート(ジャイアンツ)、サム・ヒリアード(ロッキーズ)、ニコ・ホーナー(カブス)なども注目すべき存在だ。

  • 契約条件面の労使交渉が合意へ 前田の出来高にも影響か

    2020.7.14 11:30 Tuesday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは日本時間7月14日、オプションや出来高などの契約条件面について、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の交渉が合意に達したことを伝えた。今回の合意は、サラリーにおける出来高の比重が大きい前田健太(ツインズ)にも大きな影響がありそうだ。

     ローゼンタールによると、来年の契約オプションが今年の成績に左右される選手について、クリアすべき条件は試合数に応じた比例計算、クリアした場合の年俸は据え置きという形になったようだ。

     たとえば、アンドリュー・ミラー(カージナルス)は、2019~20年の2年間で110試合以上に登板すれば、2021年に年俸1200万ドルが保証される契約となっている。昨年73試合に登板したため、今年37試合に登板すれば条件達成だが、162試合中37試合を比例計算して60試合中14試合に登板すれば条件達成となる。また、その際に保証される年俸は1200万ドルのままである。

     出来高については、クリアすべき条件・金額とも比例計算となる。ローゼンタールによると、「200イニングで20万ドル」という出来高の場合、74.1イニングを投げれば7万4333ドルの出来高を得られるという。さらに、新型コロナウイルス用の故障者リストに登録された日数をロースター登録日数に加算することでも合意が成立した。

     よって、ツインズの前田は、基本給300万ドルに対して出来高が最大1000万ドルという異例の契約だが、比例計算により最大で約370万ドルの出来高を得られる計算となる。出来高を満額得られる条件は32先発&200イニング。これを比例計算すると12先発&74.1イニングとなり、シーズンを通して先発ローテーションの一員として投げることができれば十分に達成可能な数字である。今回の合意により、さらにモチベーションを高めてシーズンに臨むことができるのではないだろうか。

  • タイガースが右腕ゴッドリーを解雇 Rソックスが獲得に興味

    2020.7.14 10:50 Tuesday

     タイガースは日本時間7月14日、マイナー契約の招待選手として夏季キャンプに参加していた30歳の右腕ザック・ゴッドリーを解雇したことを発表した。ゴッドリーはタイガースとの契約を破棄できる権利を有していたが、その期限を迎える前にタイガースは解雇を決断。フリーエージェントとなったゴッドリーには、先発投手不足に悩むレッドソックスが興味を示しているようだ。

     ゴッドリーは2015年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たし、メジャー3年目の2017年に先発ローテーション入り。現在タイガースで監督を務めるロン・ガーデンハイアーはこのとき、ダイヤモンドバックスでベンチコーチを務めており、155イニングを投げて8勝9敗、防御率3.37、165奪三振をマークしたゴッドリーのピッチングを目にしていた。

     翌2018年には、防御率こそ4.74へ悪化したものの、前年を上回る178.1イニングを投げて15勝11敗、185奪三振を記録。しかし、昨年は開幕からなかなか調子が上がらず、ダイヤモンドバックスとブルージェイズの2球団で合計92イニングを投げ、4勝5敗2セーブ、防御率5.97に終わった。

     ガーデンハイアーはゴッドリーの実力を認めつつも、他の投手にチャンスを与えたいというチーム事情もあり、ゴッドリーを解雇することになったことを明らかにした。チーム再建中のタイガースには先発、リリーフを問わず、伸び盛りの若手投手が多数在籍しており、ガーデンハイアーはこれらの若手投手にチャンスを与える方針だ。

     なお、「MassLive.com」のクリス・コティーロによると、レッドソックスがゴッドリーの獲得に興味を示しているという。レッドソックスはエース左腕のクリス・セールがトミー・ジョン手術で離脱し、昨年19勝のエドゥアルド・ロドリゲスも新型コロナウイルスの陽性反応により開幕に間に合うか不透明な状況。実績のある先発投手がネイサン・イバルディとマーティン・ペレスしかおらず、外部からの補強を検討しているようだ。

  • カージナルスの「速球王」ヒックス 2020年の出場を辞退

    2020.7.14 10:30 Tuesday

     カージナルスは日本時間7月14日、メジャー屈指の「速球王」として知られる救援右腕ジョーダン・ヒックスが2020年シーズンの出場を辞退したことを発表した。現在23歳のヒックスは糖尿病を抱えており、「ハイリスク」の選手として認定されていた。これまでにヒックスを含む13人の選手が出場辞退を発表しているが、持病により「ハイリスク」と認定され、2020年のサラリーとサービスタイムを得ることができるのはヒックスが初めてである。

     カージナルスのクローザーを務めるヒックスは、昨年6月にトミー・ジョン手術を受けており、今年8月以降の戦列復帰が予定されていた。しかし、2020年シーズンの出場辞退を決断したため、メジャーのマウンドに復帰するのは2021年シーズンまで持ち越しとなる。

     ヒックスは今回の決断について「僕の決断をサポートしてくれたカージナルス球団とチームメイトに感謝したい。2021年にワールドシリーズを制するチームの一員になれることを楽しみにしている」とのコメントを発表。ジョン・モゼリアック野球部門社長は「我々はジョーダンが今年プレーしない決断をしたことを尊重し、理解している。彼が肘の手術から順調に回復を続け、2021年シーズンのマウンドに戻ってきてくれるのを楽しみにしている」と語り、ヒックスの決断への理解を示した。

     ヒックスはメジャー2年目となった昨年、29試合に登板して2勝2敗14セーブ、防御率3.14を記録。昨年のメジャー全体の球速ランキングのうち、最速の104.3マイル(約168キロ)を含むトップ21を独占した。トミー・ジョン手術からのリハビリは順調に進んでおり、今回の出場辞退は持病の糖尿病が最大の理由になっていると見られる。

     カージナルスは、ヒックスの出場辞退に加え、セットアップ右腕のジョン・ブレビアがトミー・ジョン手術により今季絶望。クローザー候補のジオバニー・ガジェゴスはメキシコからの夏季キャンプ合流が遅れており、若手右腕のアレックス・レイエスも夏季キャンプの練習に参加できていない。さらに、若手左腕のジェネシス・カブレラは2度にわたって新型コロナウイルスの陽性反応を示しており、ブルペンが整備できないまま開幕を迎えることになるかもしれない。

  • MLB公式サイトが「強力打線トップ10」を特集 1位に輝いたのは?

    2020.7.13 14:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは日本時間7月14日、「強力打線トップ10」を紹介する特集記事を公開した。開幕まであと11日となったメジャーリーグの2020年シーズン。トップ10に選ばれた各打線は、期待通りにその力を発揮するのだろうか。

     カストロビンスが1位に選出したのはドジャースだ。2018年アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツが1番、2019年ナショナル・リーグMVPのコディ・ベリンジャーが4番に座り、過去2年間で70本塁打のマックス・マンシーが2番、ドジャース加入後6年間の通算打率が3割を超えているジャスティン・ターナーが3番を打つ上位打線は破壊力抜群。2016年ナ・リーグ新人王かつMVP投票3位のコリー・シーガーが5番に入る。

     6番以降にもジョク・ピーダーソンやウィル・スミスといった一発長打を秘める打者が並び、9番を打つギャビン・ラックスはナ・リーグ新人王の有力候補。昨年はAA級とAAA級で合計113試合に出場して打率.347、26本塁打、76打点、10盗塁、OPS1.028をマークしており、シーズンが終わる頃には上位を打っているかもしれない。

     マット・ビーティ、エンリケ・ヘルナンデス、クリス・テイラーなど、ほかにもレギュラー級の実力を持つ選手が控えており、選手層の厚さも含め、打線の総合力はメジャーナンバーワンだ。夏季キャンプへの合流が遅れているA・J・ポロックが加われば、さらに選手層は厚くなる。

     カストロビンスが選出した「強力打線トップ10」は以下の通り。

    1位:ドジャース
    (右)ムーキー・ベッツ
    (一)マックス・マンシー
    (三)ジャスティン・ターナー
    (中)コディ・ベリンジャー
    (遊)コリー・シーガー
    (左)ジョク・ピーダーソン
    (指)マット・ビーティ
    (捕)ウィル・スミス
    (二)ギャビン・ラックス

    2位:ツインズ
    (右)マックス・ケプラー
    (遊)ホルヘ・ポランコ
    (指)ネルソン・クルーズ
    (三)ジョシュ・ドナルドソン
    (左)エディ・ロサリオ
    (一)ミゲル・サノー
    (捕)ミッチ・ガーバー
    (二)ルイス・アラエス
    (中)バイロン・バクストン

    3位:アストロズ
    (中)ジョージ・スプリンガー
    (三)アレックス・ブレグマン
    (二)ホゼ・アルトゥーベ
    (遊)カルロス・コレア
    (指)ヨルダン・アルバレス
    (一)ユリ・グリエル
    (左)マイケル・ブラントリー
    (右)ジョシュ・レディック
    (捕)マーティン・マルドナード

    4位:ヤンキース
    (二)DJ・レメイヒュー
    (右)アーロン・ジャッジ
    (遊)グレイバー・トーレス
    (指)ジャンカルロ・スタントン
    (捕)ゲーリー・サンチェス
    (左)ブレット・ガードナー
    (一)ルーク・ボイト
    (中)アーロン・ヒックス
    (三)ジオ・ウルシェラ

    5位:アスレチックス
    (遊)マーカス・セミエン
    (三)マット・チャップマン
    (一)マット・オルソン
    (指)クリス・デービス
    (中)ラモン・ラウレアーノ
    (左)マーク・キャナ
    (右)スティーブン・ピスコッティ
    (捕)ショーン・マーフィー
    (二)フランクリン・バレート

    6位:メッツ
    (三)ジェフ・マクニール
    (一)ピート・アロンゾ
    (右)マイケル・コンフォート
    (左)J・D・デービス
    (二)ロビンソン・カノー
    (指)ヨエニス・セスペデス
    (中)ブランドン・ニモ
    (捕)ウィルソン・ラモス
    (遊)アメッド・ロサリオ

    7位:ホワイトソックス
    (遊)ティム・アンダーソン
    (三)ヨアン・モンカダ
    (一)ホゼ・アブレイユ
    (左)エロイ・ヒメネス
    (捕)ヤスマニ・グランダル
    (指)エドウィン・エンカーナシオン
    (右)ノマー・マザーラ
    (二)レウリー・ガルシア
    (中)ルイス・ロベルト

    8位:カブス
    (三)クリス・ブライアント
    (一)アンソニー・リゾー
    (遊)ハビアー・バイエズ
    (指)カイル・シュワーバー
    (捕)ウィルソン・コントレラス
    (右)ジェイソン・ヘイワード
    (左)イアン・ハップ
    (中)アルバート・アルモラJr.
    (二)ジェイソン・キプニス

    9位:レッドソックス
    (左)アンドリュー・ベニンテンディ
    (遊)ザンダー・ボガーツ
    (三)ラファエル・デバース
    (指)J・D・マルティネス
    (右)アレックス・ベルドゥーゴ
    (捕)クリスチャン・バスケス
    (一)ミッチ・モアランド
    (中)ジャッキー・ブラッドリーJr.
    (二)ホゼ・ペラザ

    10位:エンゼルス
    (二)デービッド・フレッチャー
    (中)マイク・トラウト
    (三)アンソニー・レンドン
    (指)大谷翔平
    (左)ジャスティン・アップトン
    (一)アルバート・プーホルス
    (捕)ジェイソン・カストロ
    (遊)アンドレルトン・シモンズ
    (右)ブライアン・グッドウィン

     なお、カストロビンスはトップ10以外の注目打線の筆頭にブルージェイズを挙げている。平均年齢26歳の打線には、ブラディミール・ゲレーロJr.、ボー・ビシェット、キャバン・ビジオ、ルルデス・グリエルJr.など伸び盛りの若手がズラリと並んでおり、予想以上の破壊力を発揮する可能性を秘めている。カストロビンスはこのほか、ブレーブス、インディアンス、ナショナルズ、パドレス、レッズ、レイズの打線にも言及している。

     ブルージェイズの予想ラインナップは以下の通り。

    注目:ブルージェイズ
    (遊)ボー・ビシェット
    (二)キャバン・ビジオ
    (左)ルルデス・グリエルJr.
    (一)ブラディミール・ゲレーロJr.
    (右)テオスカー・ヘルナンデス
    (中)ランドール・グリチック
    (三)トラビス・ショウ
    (指)ラウディ・テレズ
    (捕)ダニー・ジャンセン

  • インディアンス指揮官 リンドーアの3番起用を決断

    2020.7.13 13:10 Monday

     インディアンスのテリー・フランコーナ監督は2月にスプリング・トレーニングが始まったときから、フランシスコ・リンドーアをリードオフから別の打順へ移す可能性を示唆していた。そして、開幕戦まであと12日となったこのタイミングで指揮官はついに決断。リンドーアは今年、1番ではなく3番を打つ可能性が高くなった。

     フランコーナによると、リンドーアを別の打順へ移す構想はずっと頭のなかにあったという。ただし、あくまでもチームの看板選手であり、打線の軸であるリンドーアが快適にプレーできることが最優先。リンドーアに打順変更について打診したところ、「監督が望む打順ならどこでもいいよ」という回答を得たため、リンドーアに感謝しつつ、チームにとってベストの選択肢として、リンドーアの3番起用を決断した。

     リンドーアはキャリアの大部分を1番打者として過ごしており、通算364試合で打率.280、OPS.870をマーク。2番では180試合で打率.285、OPS.798、3番に入った162試合では打率.308、OPS.818を記録している。過去の数字を見る限り、十分に3番打者が務まると判断していいだろう。ちなみに、リンドーアは3年連続40二塁打&30本塁打を継続しているメジャー唯一の選手である。

     また、リンドーアに代わるリードオフには新戦力のセザー・ヘルナンデスが入ると見られている。ヘルナンデスは1番打者としてキャリア通算で打率.275、OPS.753を記録。「彼は出塁能力が高く、足も速い選手だ」とフランコーナはヘルナンデスのリードオフ適性を高く評価しており、ヘルナンデスがチームに加入していたことも、リンドーアの打順変更を決断する後押しとなった。

     フランコーナは1~4番にヘルナンデス、カルロス・サンタナ、リンドーア、ホゼ・ラミレスと4人のスイッチヒッターを並べる構想を持っている。相手投手の左右に関係なくハイレベルな実力を発揮するインディアンスの上位打線は、相手チームにとって大きな脅威となるに違いない。

  • ドジャース・ジャンセン コロナから回復してチームに合流

    2020.7.13 11:50 Monday

     ケンリー・ジャンセン(ドジャース)は、3週間近くにわたる新型コロナウイルスとの戦いから回復し、日本時間7月13日、ようやくチームの夏季キャンプに合流した。チームへの合流が遅れたジャンセンだが、日本時間7月24日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるジャイアンツとの開幕戦には間に合うと考えているようだ。

     ジャンセンは心臓のコンディションに不安を抱えているため、新型コロナウイルスについて「中程度のリスクがある患者」と見なされている。ジャンセンによると、息子が最初にコロナに感染し、その後まもなく家族全員が陽性と判定されたという。現在は家族全員の体調が回復しており、ジャンセン自身もメジャーリーグ機構が定めたプロトコルを経て、チームへの合流が認められた。

     周りの選手よりも大きなリスクを抱えるジャンセンだが、出場辞退を考えたことは1度もないという。「僕はいつだってプレーしたいんだ。野球というゲームが大好きだし、ファンのためにプレーしたい。ドジャースのファンだけでなく、世界中のファンがテレビで見るのを楽しみにしているからね」とジャンセン。この4ヶ月間、自宅のジムでトレーニングを続けてきたため、コンディションは良好のようだ。

     ドジャースはジャンセンのほか、ペドロ・バイエズとスコット・アレクサンダーもチームに合流できていなかったため、ジョー・ケリーとブレイク・トライネンの2人が代役のクローザー候補に挙げられていた。ジャンセンは開幕に間に合う見込みであり、バイエズについてもデーブ・ロバーツ監督が「開幕までに準備は整うだろう」と話しており、ブルペンが駒不足の状態のまま開幕を迎えることは回避できそうだ。

     ジャンセンは「コロナは本当に深刻な問題だ。世界中の全ての人が深刻に受け止める必要がある」と警鐘を鳴らす。「常にマスクを着用してほしい。僕たちはウイルスを防ぐためにあらゆる対策をしていたけれど、家のなかにウイルスが侵入し、あっという間に広がってしまった」と世界中へメッセージを発信した。

  • カブス・ダルビッシュ 今季参加は「難しい決断だった」

    2020.7.13 11:30 Monday

     ダルビッシュ有(カブス)にとって、新型コロナウイルスの感染が現在も拡大し続けるなか、60試合制の短縮シーズンに参加するという決断は簡単なことではなかったようだ。ダルビッシュの自宅には幼い子供たちがおり、3月にスプリング・トレーニングが中断される前からパンデミックのなかでのプレーに懸念を表していたことが知られている。

     ダルビッシュは日本時間7月13日、マスクを着用してZOOMでのメディア対応を行い、現在もパンデミックのなかでのプレーを懸念していることを明らかにした。ただし、今のところ、チームメイトたちが新型コロナウイルス対策をしっかり行っている様子を目にし、多少安心して夏季キャンプに臨むことができているようだ。

     ダルビッシュによると、適切なコロナ対策を行わない者がいた場合、夏季キャンプやシーズンへの参加を取りやめて自宅へ戻る準備ができていたという。3月に風邪でオープン戦の登板を回避したときも、ドクターから復帰許可が出たにもかかわらず、コロナに感染していないことを確かめたいと主張したほど、コロナ対策には気を遣っている。

     アメリカ国内では再び感染者が増加中だ。今年プレーしない可能性が残されているかを尋ねられたダルビッシュは「あるかもしれない。でも、現時点では辞退しようとは思っていない」と答えた。夏季キャンプでの調整は順調に進んでおり、日本時間7月25日に開幕する2020年シーズンを開幕投手として迎える可能性が高くなっている。

     ダルビッシュはシーズンが安全に進行することを何よりも望んでいる。カブスは今のところ、コロナの陽性者を出しておらず、これは多くの選手がグラウンドでもマスクを着用し、それ以外の場面でもソーシャル・ディスタンスを積極的に実施している結果と言える。

     もちろん、ダルビッシュは100%安心できているわけではない。しかし、チーム全体として適切なコロナ対策を続けている限り、「難しい決断だった。全てのチームメイトに家族がいるけれど、みんな今年プレーすることを決めた。それもあって、今年プレーするという決断をするのは少し簡単になった」と語るダルビッシュはチームの勝利のためにマウンドに立ち続けることになりそうだ。

  • メジャー20年目のシーズン プーホルスの衰えない情熱

    2020.7.12 12:25 Sunday

     2001年にメジャーデビューし、ナショナル・リーグの新人王に輝いたアルバート・プーホルス(エンゼルス)は今年、メジャー20年目のシーズンを迎える。MVP3度、オールスター・ゲーム選出10度など輝かしいキャリアを過ごし、史上唯一の「650本塁打&650二塁打」を達成したプーホルスだが、40歳となった現在も野球への情熱は衰えていない。

     プーホルスの20年目のシーズンは新型コロナウイルスの影響によって60試合制という異例の形で行われることになった。あと44本に迫っている通算700本塁打など、各種記録の達成に与える影響が心配されているが、プーホルスは「残念だとは全く思っていない。アメリカだけでなく世界中の問題なのだから、『残念』という言葉を使うのは自己中心的だと思うんだ。僕が目指すのは個人の記録ではない。チームの勝利に貢献することだからね」と周囲の心配など全く意に介さない。

     カージナルスで11年間、エンゼルスで8年間プレーし、通算3202安打、打率.300、661二塁打、656本塁打、2075打点、OPS.927を記録。しかし、プーホルスにとって個人の記録はそれほど重要ではない。また、エンゼルスとの10年契約の満了とともに現役を引退することを予想する声も聞こえるが、プーホルスは「40歳だからキャリアの終わりは近付いていると思う。でも、過去2年半は健康に過ごすことができているし、手術を受けることもなかった。一生懸命トレーニングしているし、まだ25歳のような気持ちだよ」と語る。

     「僕は野球というゲームを愛しているんだ」とプーホルス。「妻や親しい友人は、私が野球への欲望や飢え、情熱を失った場合、それがキャリアの終わりになることを知っている。球場に来てチームメイトとプレーしても飢えや喜び、情熱を感じないのであれば、そのときには引退するよ。でも、僕はまだ2001年にカージナルスでデビューしたときのような気持ちを持っている。僕はまだあの日の飢えや情熱を持ち続けているんだ」と野球への愛情や情熱を熱弁した。

     球史に残る大打者として素晴らしいキャリアを過ごしてきたプーホルス。終わりが近付いていることは間違いないが、もうしばらくのあいだ、輝かしいキャリアは続いていきそうだ。

  • パドレスがドージャーを解雇 昨年まで6年連続20本塁打

    2020.7.12 11:35 Sunday

     日本時間7月12日、パドレスが33歳のベテラン二塁手ブライアン・ドージャーを解雇したことが明らかになった。ドージャーはパドレスのプレーヤー・プール(最大60人の選手登録枠)に含まれておらず、ドージャーの解雇は予想された動きだった。ドージャーは今年2月、マイナー契約でパドレスに加入していた。

     ツインズの正二塁手として活躍してきたドージャーは、2016年に自己最多の42本塁打&99打点、翌2017年も34本塁打&93打点を記録。2018年以降は成績を落とし、2018年途中からドジャース、昨年はナショナルズでプレーしたが、2014年から6年連続20本塁打を継続中だ。2015年にオールスター・ゲーム選出、2017年にゴールドグラブ賞の実績があり、メジャー8年間で通算192本塁打を記録している。

     昨年はナショナルズで135試合に出場して打率.238、20本塁打、50打点、OPS.771を記録。しかし、チーム内での評価はそれほど高くなく、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたポストシーズンでは7打席のみの出場に終わり、6打数ノーヒット、1四球、2三振と実力を発揮できなかった。

     パドレスは数日以内にプレーヤー・プールに新しい選手を追加する見込みだが、主にリリーフ投手の補充を行うと見られており、ドージャーは構想外。ドージャーは日本時間7月19日にパドレスとの契約を破棄することが可能だったが、パドレスはその期限を迎える前に解雇を決断した形となった。

     パドレスとマイナー契約を結んだ当初から、あくまでも「保険」的な意味合いが強く、有力なレギュラー候補とは見なされていなかった。今年のパドレスは新加入のジュリクソン・プロファーが正二塁手を務め、グレッグ・ガルシアがユーティリティとしてプロファーをサポート。先月末には韋駄天ホルヘ・マテオをアスレチックスからトレードで獲得したため、ドージャーがロースター入りする可能性は極めて低くなっていた。

  • マンシーニ欠くオリオールズ FAのプイーグに獲得オファー

    2020.7.12 11:10 Sunday

     依然としてフリーエージェント市場に残ったままとなっているヤシエル・プイーグにオリオールズから獲得オファーが届いたことが明らかになった。日本時間7月12日、複数の関係者がメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、オリオールズはプイーグの獲得に興味を示しているという。ただし、球団側はプイーグへのオファーについて明言を避けている。

     プイーグはフリーエージェント市場に残ったままの選手としては最大のビッグネームだ。メジャー最初の6年間をドジャースで過ごし、昨年はレッズとインディアンスで合計149試合に出場。打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785をマークした。類稀なる才能をフルに発揮しているとは言い難いが、レギュラーとして外野の一角を十分に担うことのできる選手である。

     オリオールズがプイーグの獲得に動いているのは、結腸がんにより戦列を離れている主砲トレイ・マンシーニの穴を埋める狙いがあると見られている。また、外野のレギュラー格のアンソニー・サンタンデールとドワイト・スミスJr.が非公表の理由によって夏季キャンプに合流できていないこともプイーグ獲得への動きを後押しする。

     オリオールズの夏季キャンプに参加中のレギュラークラスの外野手はオースティン・ヘイズとDJ・スチュワートの2人だけ。セドリック・マリンズとメイソン・ウィリアムスが開幕メンバー入りを目指し、スティービー・ウィルカーソン、アンドリュー・ベラスケス、パット・バライカといった外野を守れるユーティリティもいるが、厳しい状況であることに変わりはない。

     チームへの合流が遅れている選手について日本時間7月25日の開幕戦に間に合うかどうかを尋ねられたブランドン・ハイド監督は「厳しい状況になるかもしれない。現時点ではわからない。今後の状況次第だね」とコメント。ただでさえ戦力が不足している状態からさらに主力選手が離脱し、指揮官は頭を悩ませているようだ。

« Previous PageNext Page »