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  • フリーエージェントの二塁手・ドージャーに数球団が関心を寄せる

    2019.1.9 15:50 Wednesday

     今オフのフリーエージェント市場における「二塁手市場」は供給が多い一方で需要が少ないという「買い手市場」になっている。そのため、市場にはまだ優秀な二塁手が多数残っており、通算172本塁打の実績を誇るブライアン・ドージャーもその1人である。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ドージャーの市場は少しずつ活気づき始めているという。メッツ、ナショナルズ、ロッキーズなどがドージャーに関心を示しているようだ。

     ヘイマンはドージャー獲得に関心を示しているチームとしてメッツ、ナショナルズ、ロッキーズの3球団を挙げたが、このうちメッツはすでにドージャー獲得レースから撤退している可能性が高いという。メッツは今オフの序盤にマリナーズとの大型トレードを成立させてロビンソン・カノーを獲得しており、二塁のポジションに空きはない。ドージャーはチーム事情にフィットしないのだ。

     ロッキーズについては、MLB公式サイトでロッキーズの番記者を務めるトーマス・ハーディングも、ロッキーズがドージャー獲得に関心を示していることを伝えている。好打の二塁手、ダニエル・マーフィーを獲得したロッキーズだが、マーフィーは一塁手としての起用が濃厚。二塁はライアン・マクマーンとギャレット・ハンプソンの若手2人が併用される見込みだが、ここにドージャーが加われば不動の正二塁手として戦力アップにつながるだろう。

     また、ナショナルズも二塁手探しを続けており、ドージャーのほか、DJレメイヒュー、ジェッド・ラウリー、マーウィン・ゴンザレスらが獲得候補に挙がっているようだ。昨季こそ打率.215、21本塁打、OPS.696と不調だったものの、2016年に42本塁打、翌2017年に34本塁打を放った実績を誇るドージャーは、二塁手を欲するチームにとってやはり魅力的な存在だ。

     ロッキーズにしても、ナショナルズにしても、次世代の正二塁手候補が順調に育っており、今オフは短期契約での二塁手補強を目指す可能性が高い。ドージャーとしても今オフに長期契約を結んでしまうのは自身を安売りしてしまうことになってしまうため、最終的には買い手と売り手の思惑が一致して1~2年の短期契約で決着することになるだろう。

  • ブレーブスがタイガース・カステヤーノスの獲得を狙う?

    2019.1.9 12:50 Wednesday

     ニック・マーケイキスがフリーエージェントとなって退団したブレーブスは、彼の穴を埋めるべく外野手補強の可能性を模索し続けている。昨年12月のウィンター・ミーティングの時期には、タイガースとニコラス・カステヤーノスのトレードについて話し合いを行っていたことが報じられているが、現時点では「獲得候補の1人」というレベルにとどまっているようだ。ブレーブスは空いた外野の1枠に誰を迎え入れるのだろうか。

     日本時間1月8日、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシはブレーブスとタイガースのトレード交渉について「ウィンター・ミーティング付近から交渉は進展していない」と伝えた。2017年に打率.272、26本塁打、101打点、OPS.811、昨季は打率.298、23本塁打、89打点、OPS.854をマークしたように、打撃の実力は確かであるものの、守備面に大きな不安を抱えるカステヤーノス。前任者のマーケイキスが攻守のバランスが取れた好選手だっただけに、ブレーブスがカステヤーノス獲得を躊躇するのも理解できる。

     今オフ、タイガースのもとにはカステヤーノスの獲得可能性に関する問い合わせが相次いでいるという。それだけカステヤーノスの打撃力が魅力的ということなのだろうが、カステヤーノスはまだ26歳。タイガースとしては放出を急ぐ理由はないのである。タイガースがカステヤーノスの放出にそれほど乗り気でないことも、トレード交渉が進展しない理由の一つとなっているのだろう。

     もちろん、ブレーブスの選択肢はトレードによるカステヤーノス獲得だけでなく、フリーエージェント市場にもマーウィン・ゴンザレスやマーケイキスといった好選手がまだ残っている。マーケイキスとの再契約の可能性も含め、今後も外野手補強の可能性を探っていくことになりそうだ。

  • ドジャースがレイズからリリーフ右腕・シュルツを獲得

    2019.1.9 11:25 Wednesday

     日本時間1月9日、ドジャースはレイズとの1対1のトレードを成立させ、マイナーリーグの右腕、ケイレブ・サンペンを放出する代わりにリリーフ右腕のハイメ・シュルツを獲得した。シュルツは日本時間1月5日にレイズがブルージェイズからオリバー・ドレイクを獲得した際にDFAとなっており、シュルツのポテンシャルに目を付けたドジャースがそれを拾った形。ドジャースはブルペンのデプスとしてシュルツを加え、40人枠は現在38枠が埋まった状態となっている。

     現在27歳のシュルツは、昨季レイズでメジャーデビューを果たし、1先発を含む22試合に登板して2勝2敗、2ホールド、防御率5.64をマーク。被打率.175、奪三振率10.38という数字が示すように、自慢の球威はメジャーの舞台でも通用したが、与四球率5.04、被本塁打率1.78が示すように制球のレベルが低く、それが失点につながっていた。マイナーでは被本塁打こそ少ないものの、奪三振率や与四球率については同様の傾向が出ており、制球難を克服することがメジャーで活躍するための第一歩となるだろう。

     一方、レイズへ移籍するサンペンは、昨年のドラフトでドジャースから20巡目指名を受けてプロ入りしたばかりの22歳の右腕である。昨季はルーキーリーグで11先発を含む13試合に登板して0勝2敗、防御率5.04という成績。しかし、30回1/3を投げて43三振を奪うなど、奪三振率は12.76の高水準で、与四球率2.67、被本塁打率0.59、K/BB4.78など、他にも悪くない数字が並んでいる。育成に長けたレイズのマイナー組織で順調に成長すれば、数年後には面白い存在となりそうだ。

  • ブロクストン獲得のメッツ ポロック争奪戦から撤退へ

    2019.1.9 10:35 Wednesday

     今オフのフリーエージェント市場における注目株の1人であるA.J.ポロック。過去5シーズンで打率3割を2度、2ケタ本塁打を3度、2ケタ盗塁とOPS.800以上を各4度達成している31歳の外野手には、少なくない球団が興味を示していた。ロビンソン・カノーらを獲得して戦力補強を進めるメッツもそのうちの1球団だったが、つい先日、ブリュワーズとのトレードで好守の外野手であるキーオン・ブロクストンを獲得。これによりメッツの外野手補強は終了し、ポロック争奪戦からの撤退が濃厚となった。

     メッツは今オフの補強の締めくくりとして外野手と内野のユーティリティの獲得を目指していた。フリーエージェント市場にはポロックやマーウィン・ゴンザレスといった有力選手がまだ残っていたものの、メッツはトレードによる補強を選択。ブリュワーズからブロクストン、アストロズからJ.D.デービスを獲得することで補強ポイントを埋めることに成功した。ニューヨーク・ポストのマイク・プーマによると、メッツは今オフの主な補強をすでに完了しており、大物選手の獲得に動く可能性は低いという。今後はエース右腕のジェイコブ・デグロムとの契約延長交渉がメインの動きになると伝えている。

     ポロック争奪戦からの撤退により、今季のメッツはセンターをフアン・ラガレスとブロクストンの併用で賄う可能性が高い。また、デービスは一塁と三塁の控えを務めることになるだろう。これから補強に動くとすれば、リリーフ投手の補充と正遊撃手のアメッド・ロサリオの控えとなる内野手の獲得くらいだが、メジャー経験のある選手をマイナー契約で加える程度の動きにとどまる可能性もある。

     今オフ就任したブロディ・バンワグネン新GMのもと、カノー、エドウィン・ディアス、ウィルソン・ラモス、ジューリス・ファミリアらを獲得して大幅な戦力アップに成功したメッツ。混戦が予想されるナ・リーグ東部地区を面白くしてくれる存在となるかもしれない。

  • ホワイトソックスがジェイと契約合意 マチャド獲得に本気の姿勢

    2019.1.8 14:25 Tuesday

     日本時間1月8日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ホワイトソックスはフリーエージェントの外野手、ジョン・ジェイと契約合意に至ったようだ。契約合意を最初に伝えたのはUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲールであり、ナイチンゲールによると年俸400万ドルの1年契約だという。ジェイはマニー・マチャド、ヨンダー・アロンゾ(マチャドの義兄弟)と親しいことが知られており、アロンゾとジェイがともにホワイトソックスに加入したことは、マチャド争奪戦に少なからず影響を与えそうだ。

     現在31歳のジェイはここ数年「外野の便利屋」として多くの球団を渡り歩いており、昨季はロイヤルズとダイヤモンドバックスでプレイ。合計143試合に出場して打率.268、3本塁打、40打点、OPS.678をマークした。ダイヤモンドバックス移籍後は調子を落としてしまったものの、ロイヤルズでは打率.307の好成績をマーク。通算打率.285を誇る巧打は健在である。また、外野3ポジションを守ることができる点も大きな魅力となっている。

     ジェイの加入はホワイトソックスにとって外野の選手層の厚みをもたらすだけでなく、マチャド争奪戦において大きなアドバンテージとなる可能性がある。今オフのホワイトソックスはすでにマチャドの義兄弟であるアロンゾをチームに加えているが、マチャド、アロンゾ、ジェイの3人はオフシーズンの間にマイアミでともにトレーニングを行う間柄である。ホワイトソックスがマチャド争奪戦への好影響を期待してジェイの獲得に動いたのは間違いないだろう。

     もちろん、戦力的な意味でもホワイトソックスにとってジェイの加入は大きく、ジェイは主に対右腕用の右翼手として起用されることが予想されている。左翼にパワーが魅力のダニエル・パルカ、中堅に本塁打キャッチの名人であるアダム・エンゲル、そして右翼に巧打のジェイが入る形が、今季のホワイトソックス外野陣の基本布陣となりそうだ。

  • ジャイアンツ・バムガーナーにブリュワーズ移籍の可能性?

    2019.1.8 11:55 Tuesday

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、ジャイアンツがスプリング・トレーニング開始までにエースのマディソン・バムガーナーをトレードするかどうかは定かではないものの、バムガーナーをトレードする場合の放出先はブリュワーズである可能性が高いと考えているようだ。関係者によると、今オフ、ブリュワーズとジャイアンツはバムガーナーのトレードに関する交渉を行ってきたという。ブリュワーズは現在も「バムガーナー獲得にどれだけの対価を出せるか」を検討中であると言われており、トレード成立の可能性は消滅していないようだ。

     野球部門社長にファーハン・ザイディを迎えてチーム再建を進めているジャイアンツにとって、バムガーナー放出はチームの将来を担う若手有望株を獲得するためにベストの方法の1つと言える。バムガーナーは今季がジャイアンツとの契約最終年であり、今季のポストシーズン進出が難しいと見られるジャイアンツはバムガーナーを無理にチームに残しておく必要はないのだ。もちろん、7月末の「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」までバムガーナーをキープする可能性もあるが、今季終了までバムガーナーがジャイアンツに在籍し続けている可能性はゼロであると断言していいだろう。

     一方、ブリュワーズは昨季ポストシーズン進出を果たしたものの、これは打線の力とブルペンの頑張りによるところが大きく、信頼できる先発投手は15勝をマークしたヨーリス・チャシーンただ1人だった。今季も再びポストシーズン進出を目指すのであれば、チャシーン以外にも計算できる先発投手を加えておきたいところであり、年俸1200万ドルとリーズナブルな価格であることもバムガーナー獲得を後押しする。バムガーナー獲得にはフィリーズも興味を示しているようだが、現在フィリーズはブライス・ハーパー、マニー・マチャドといったフリーエージェントの大物選手の獲得に注力しており、そうした事情も「ブリュワーズ優勢」の状況を作り出している。

     ブリュワーズのデービッド・スターンズGMが昨オフ、ロレンゾ・ケインやクリスチャン・イェリッチの獲得を実現させたのは1月下旬になってからだった。辛抱強いスターンズが、今オフも大型補強を実現させて球界を驚かせてくれるかもしれない。今後の動向に注目だ。

  • ツインズがクローザー候補獲得 右腕・パーカーと1年契約へ

    2019.1.8 11:20 Tuesday

     日本時間1月8日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ツインズはフリーエージェントのリリーフ右腕、ブレイク・パーカーと1年320万ドルで契約合意に至ったようだ。スプリッターを武器とするパーカーは2017年にエンゼルスでメジャー定着を果たし、昨季は大谷翔平とともにプレイしてチーム最多の14セーブをマーク。ツインズにとっては今オフ最初のブルペン補強となり、パーカーはアディソン・リード、トレバー・ヒルデンバーガーらとクローザーの座を争うことになりそうだ。

     2012年にカブスでメジャーデビューを果たしながらもなかなかメジャーに定着できなかったパーカーは現在33歳。2017年にエンゼルスでメジャー定着を果たして71試合で3勝3敗、8セーブ、15ホールド、防御率2.54の好成績をマークし、昨季も67試合で2勝1敗、14セーブ、6ホールド、防御率3.26とまずまずの活躍を見せた。今オフは初めて年俸調停権を取得する予定だったが、11月末にエンゼルスからノンテンダーFAとなっていた。

     2017年に奪三振率11.50、通算でも10.27をマークしているように三振奪取能力の高さが魅力であり、その源となっているのがメジャー有数のクオリティを誇るスプリッターである。Statcastによるデータ収集がスタートした2015年以降、パーカーはスプリッターで空振り率43%をマークしているが、これはスプリッター被スイング回数400以上の投手のなかではメジャー4位の数字。しかし、昨季は各球種の平均球速が低下し、その結果、空振り率や奪三振率も低下。逆に被ハードヒット率は悪化してしまった。

     ツインズのブルペンにはリード、ヒルデンバーガーのほか、トレバー・メイ、テイラー・ロジャースといった投手がいるものの、2012~2014年にホワイトソックスで101セーブをマークしたリードを除いてクローザーとして確固たる実績を有する投手はいない。今後のチームの補強次第ではあるものの、パーカーにもクローザーの座を手中に収めるチャンスは十分にありそうだ。

  • ホワイトソックスがブルペン補強 右腕・ヘレーラと2年契約

    2019.1.8 11:00 Tuesday

     日本時間1月8日、関係者がMLB公式サイトのスコット・マーキンとマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ホワイトソックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、ケルビン・ヘレーラと契約合意に至ったようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールはヘレーラの契約が2年1800万ドルであることを報じており、3年目の球団オプションが行使されると契約総額は3年2700万ドルになるという。ホワイトソックスにはクローザー候補となり得る投手が複数おり、リック・レンテリア監督はオープン戦終盤までベストの布陣を模索することになりそうだ。

     12月末に29歳の誕生日を迎えたばかりのヘレーラは、昨季ロイヤルズとナショナルズで計48試合に登板して2勝3敗、17セーブ、2ホールド、防御率2.44をマーク。ロイヤルズでは27試合で防御率1.05と好調だったが、6月のナショナルズ移籍後は21試合で防御率4.34と調子を落とした。セットアッパーとして2013年から4年連続で20ホールド以上を記録したほか、2017年にはクローザーとして自己最多の26セーブをマーク。セットアッパーとしてもクローザーとしても起用できる貴重な右腕である。

     今オフのホワイトソックスはマリナーズとのトレードでアレックス・コロメイを獲得しており、チームには速球派右腕のネイト・ジョーンズもいる。基本的にはこの3人を中心に試合終盤の「勝利の方程式」を形成することになるだろう。そこにジェイス・フライ、イアン・ハミルトン、フアン・ミナヤといった投手たちが加わって、今季のブルペンが形成されるはずだ。レンテリア監督とドン・クーパー投手コーチは、オープン戦でいろいろな形を試しながら、クローザーの決定を含め、チームにとってベストの形を探っていくことになりそうだ。

  • メッツがトレード連発 プラウェッキーをインディアンスへ放出

    2019.1.7 11:20 Monday

     日本時間1月7日、アストロズとの2対3のトレードに続き、メッツのブロディ・バンワグネンGMは2つ目のトレードをインディアンスとの間で成立させた。メッツは余剰戦力となっていた控え捕手のケビン・プラウェッキーをインディアンスへ放出し、ウォーカー・ロケット投手とマイナーのサム・ハガーティ内野手を獲得。バンワグネンは「我々は今季と将来のために、メジャーでプレイする準備の整った若いタレントを獲得することを目指している。ウォーカーはまだ24歳だけど、先発ローテーションに厚みをもたらしてくれるはずさ」とロケットへの期待を口にした。

     今オフのメッツは、正捕手候補としてフリーエージェント市場でウィルソン・ラモスを獲得(2年1900万ドル)。トミー・ジョン手術により昨季の大部分を欠場したトラビス・ダーノウが2番手捕手を務める予定であり、40人枠のなかにはトマス・ニドーも控えていることもあって、プラウェッキーは余剰戦力となっていた。

     昨季のプラウェッキーは、ダーノウ離脱後にデビン・メゾラコとともに正捕手格として併用され、自己最多の79試合に出場して打率.210、7本塁打、30打点、OPS.685をマーク。インディアンスは今オフ、正捕手格だったヤン・ゴームスをナショナルズへ放出しており、プラウェッキーは正捕手格へ昇格する見込みのロベルト・ペレスのサポート役を務めることになりそうだ。

     ロケットは昨季パドレスでメジャーデビューを果たした24歳の右腕。3先発を含む4試合に登板して0勝3敗、防御率9.60とメジャーの洗礼を浴びたが、AAA級では23先発で5勝9敗、防御率4.73、K/BB3.58とまずまずの成績を残した。マイナー通算与四球率2.11と制球自体は安定しており、持ち前の巧みなピッチングをメジャーレベルまで引き上げたいところだ。

     ハガーティはマイナー直近2シーズンで75盗塁をマークしている24歳の俊足の内野手。2017年はA+級で49盗塁をマークし、昨季はAA級とAAA級で合計94試合に出場して打率.239、4本塁打、39打点、26盗塁、OPS.753という成績だった。守備は二塁を中心に、三塁、遊撃、左翼、中堅での出場経験がある。

  • メッツがアストロズと2対3のトレード デービスらを獲得

    2019.1.7 10:50 Monday

     日本時間1月7日、メッツはアストロズと2対3のトレードが成立したことを発表した。メッツがアストロズから獲得したのはJ.D.デービス内野手とマイナーのコディ・ボハネック内野手の2名。一方、アストロズはメッツからロス・アドルフ外野手、ルイス・サンタナ内野手、スコット・マネア捕手のマイナー3選手を獲得した。メッツのブロディ・バンワグネンGMは「J.D.は複数ポジションを守ることのできる攻撃的なタレントだ。若いし、左腕を得意としているし、内野の両コーナーに厚みをもたらしてくれるだろう」とデービス獲得の狙いを説明した。

     デービスは現在25歳の三塁手兼一塁手。2014年にアストロズからドラフト3巡目指名を受け、2017年にメジャーデビューを果たして24試合で4本塁打、OPS.763をマークした。昨季は前年を上回る42試合に出場したが、1本塁打、OPS.471どまり。ただし、AAA級では85試合で打率.342、17本塁打、81打点、OPS.988の好成績をマークしており、メジャーのレベルへの適応が進めば、メジャーの舞台でも活躍が期待できるはずだ。

     ボハネックは昨季A級、A+級、AAA級の3階級でプレイした23歳の内野手。合計120試合に出場して打率.214、6本塁打、38打点、14盗塁、OPS.617に終わっており、メジャー昇格のためには打力アップが不可欠だ。守備では二塁、遊撃、三塁の3ポジションを守ることができる。

     アドルフは昨年のドラフトでメッツから12巡目指名を受けたばかりの22歳の外野手。昨季はA-級で61試合に出場し、打率.276、7本塁打、35打点、OPS.857をマークした。12三塁打&14盗塁を記録したように、俊足が魅力の選手である。

     サンタナはドミニカ共和国出身の19歳の内野手。2017年まではドミニカ共和国のサマーリーグでプレイし、昨季はルーキー級で53試合に出場して打率.348、4本塁打、35打点、OPS.917の好成績をマークした。守備はほぼ二塁専門である。

     マネアは昨季A級でプレイした23歳の捕手。A級では100試合に出場して打率.261、12本塁打、53打点、OPS.800という成績だった。もともとは2014年のドラフトでマリナーズから40巡目指名を受けてプロ入りしている選手である。

  • ブリットンがヤンキースと再契約へ 最短2年・最長4年の変則契約

    2019.1.6 23:35 Sunday

     日本時間1月6日、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ヤンキースはフリーエージェントのリリーフ左腕、ザック・ブリットンと再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。まだ球団からの正式な発表はないものの、今回の契約は最短2年・最長4年という変則的なものになると見られている。イメージ的にはマリナーズと最短3年・最長7年の契約を結んだ菊池雄星の契約に近いと言えそうだ。

     今回のヤンキースとブリットンの契約は、年平均1300万ドルの3年契約であることが報じられている。ただし、2年目(2020年シーズン)終了時点でヤンキースが2022年の契約オプションを行使しなかった場合、ブリットンはオプトアウト(=契約破棄)の権利を行使することが可能だという。つまり、ブリットンは2年2600万ドルでヤンキースを去る可能性もあれば、4年5300万ドルの契約を全うする可能性もある。2年目終了時点のオプトアウトに4年目のオプションが関係するというのは、極めて異例の形と言えるだろう。

     ヤンキースはメジャー4位の救援防御率3.38をマークした強力ブルペンからデービッド・ロバートソン(フィリーズと契約)が流出し、これ以上の戦力ダウンを阻止すべく、ブリットンとの再契約を目指していた。ブリットンはデリン・ベタンセスと左右のセットアッパー・コンビを形成し、クローザーのアロルディス・チャップマンにつなぐ役割を担うことになるだろう。

     なお、ジ・アスレチックのダン・コノリーによると、エンゼルスもブリットン獲得を狙っていたようだが、わずかにヤンキースの提示条件が上回ったようだ。なお、ヤンキースはフリーエージェントのリリーフ右腕、アダム・オッタビーノの獲得にも興味を示していることが報じられており、ロバートソンの穴を埋めるべく、ブライアン・キャッシュマンGMのブルペン補強は今後も続いていきそうだ。

  • メッツが1対3のトレードで好守のセンター・ブロクストン獲得

    2019.1.6 23:05 Sunday

     日本時間1月6日、メッツはボビー・ワール、アダム・ヒル、フェリックス・バレーリオの3選手をブリュワーズへ放出して好守のセンター、キーオン・ブロクストンを獲得するトレードが成立したことを発表した。2017年に20本塁打を放ち、昨季はセンターで好守を見せたブロクストンだが、すでにマイナー・オプションが切れており、ブリュワーズは処遇に頭を悩ませていた。メッツのブロディ・バンワグネンGMは「キーオンは外野守備、走塁、打撃の各部門で試合にインパクトを与えられるダイナミックなアスリートだ」と活躍に期待を寄せている。

     現在28歳のブロクストンは、2017年に自己最多の143試合に出場して打率.220、OPS.719ながら20本塁打、21盗塁をマーク。持ち味の「パワー&スピード」をアピールし、レギュラー定着に大きく前進したかに見えた。しかし、昨季はロレンゾ・ケインとクリスチャン・イェリッチの加入もあって出場機会が激減。わずか51試合の出場で打率.179、4本塁打、5盗塁、OPS.691という寂しいシーズンに終わった。

     ただし、センターの守備では各指標を大きく向上させており、出場機会の少なさを考えると守備防御点+13(センターで+11、ライトで+2)というのは驚異的な数字である。メッツではフアン・ラガレスとの併用が濃厚だが、ラガレス&ブロクストンの「センター・コンビ」は守備力だけを見ればメジャートップクラスと言っても過言ではないだろう。

     ブリュワーズへ移籍するワールは26歳のリリーフ右腕。昨季はメッツで7試合に登板して防御率10.13に終わり、通算でも14試合で防御率6.92にとどまっている。ヒルは21歳の右腕で、昨年のドラフト4巡目指名を受けてメッツに入団。バレーリオは昨季ドミニカ共和国のサマーリーグでプレイしていた18歳の内野手だ。

  • マリナーズ イチローの開幕ロースター入りはほぼ確実か

    2019.1.5 17:35 Saturday

     今オフ、多くの主力選手を放出して2020年以降の戦いを見据えたロースターの再構築を進めているマリナーズ。その過程で多くの若手有望株を獲得することに成功した。しかし、そんな中で3月に東京ドームで行われるアスレチックスとの開幕シリーズでのロースター入りをほぼ確実としている「大ベテラン」がいる。45歳のイチローだ。ジェリー・ディポートGMは開幕シリーズの28人枠にイチローを登録する意向を明らかにしている。

     現在フリーエージェントのイチローが東京ドームで行われる開幕シリーズのロースターに入るためには、いくつかのステップをクリアしなければならない。まずはマリナーズと契約することだ。最初からメジャー契約である必要はなく、スプリング・トレーニングへの招待を含んだマイナー契約からスタートする可能性もあるだろう。次に春季キャンプやオープン戦で健康かつ実力が健在であることをアピールし、チームに必要な戦力であると認めてもらう必要がある。そして、日本での開幕シリーズまでにメジャー契約を結び、開幕ロースター入りを果たすという流れになる。

     通常、メジャーリーグの公式戦のロースターは25枠だが、日本での開幕シリーズでは特例としてロースターが28枠に拡大されることが決定している。つまり、開幕シリーズを終えてアメリカに戻るとロースターは3枠減少するわけであり、イチローがアメリカに戻ったあともマリナーズの一員としてプレイするためにはここの「3枠カット」のハードルを越えなければならないのだ。

     チームに数少ないスター選手であるミッチ・ハニガーを筆頭に、ドミンゴ・サンタナ、マレックス・スミス、ジェイ・ブルースとレギュラー級の外野手が4人いるマリナーズ。イチローは昨季同様に「5人目の外野手」として生き残りを目指すことになる。45歳のイチローが迎えるメジャー19年目は、どのようなシーズンになるのだろうか。

  • 菊池雄星マリナーズへ! 最短3年・最大7年の変則契約

    2019.1.4 15:00 Friday

     埼玉西武ライオンズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた菊池雄星の移籍先が、大規模な球団再建に取り組み始めたマリナーズに決定した。日本時間1月1日に契約合意が報じられ、同3日に球団が正式に契約成立を発表。契約は最短で3年、最長で7年という変則的なものとなっているようだ。

     マリナーズは菊池の契約に関する詳細を明らかにしておらず、「4年契約」と発表している。しかし、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、まず菊池には3年4300万ドルの契約が保証されており、4年目となる2022年は年俸1300万ドルの選手オプションになっているという。よって、菊池が希望すれば4年5600万ドルの契約を得られることになる。

     ただし、この選手オプションは4年6600万ドルでの契約延長に置き換わる可能性もあるという。すると、最初の3年4300万ドル+追加の4年6600万ドルで7年1億900万ドルという長期大型契約となる(年平均1560万ドル)。また、3年目終了時点で菊池がオプション行使を望まず、球団も契約延長を望まなかった場合、菊池はフリーエージェントとなるようだ。

     今オフのマリナーズは次々に主力選手を放出。ジェリー・ディポートGMは2020~2021年ごろに再びポストシーズンを狙える体制を整えることを目指しているようだが、菊池がその中で投手陣の中心的存在となることは間違いない。ディポートは菊池に対して「彼は現在と未来のマリナーズにインパクトを与えてくれる優秀な若手投手だ」と歓迎のコメントを残している。

     今後、マリナーズの先発投手陣は昨季13勝のマルコ・ゴンザレスと菊池の両左腕が中心となっていくはずだ。今季はここにフェリックス・ヘルナンデス、マイク・リーク、ウェイド・ルブランが加わって先発ローテーションを形成することになるが、マイナーには今オフのトレードで獲得したジャスタス・シェフィールド、ジャスティン・ダン、エリック・スワンソンといった有望株たちが控えている。彼らが順調にステップアップを果たし、ゴンザレス&菊池を中心とする先発ローテーションに加わったとき、マリナーズの新たな黄金時代が幕を開けることになるかもしれない。その核となる存在として、菊池の活躍には大いに期待したい。

  • フィリーズが2年契約で鉄腕リリーバー・ロバートソンを獲得

    2019.1.4 14:10 Friday

     日本時間1月4日、フィリーズはフリーエージェントのリリーフ右腕、デービッド・ロバートソンと2年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、2年契約の総額は2300万ドルで、2021年の契約は年俸1200万ドルの球団オプションまたはバイアウト200万ドルになっているという。フィリーズにとってこれが今オフ最後の大きな投手補強となる可能性が高く、今後はマニー・マチャドとブライス・ハーパーの獲得に向けて本腰を入れると見られている。

     現在33歳のロバートソンは、昨季ヤンキースで69試合に登板して8勝3敗、5セーブ、21ホールド、防御率3.23、奪三振率11.76をマーク。30ホールド以上のシーズンと30セーブ以上のシーズンが各3度あり、セットアッパーとしての経験もクローザーとしての経験も豊富である。フィリーズでは昨季台頭したセランソニー・ドミンゲスと8回・9回の2イニングを分担することになると予想されており、フィリーズはクレイグ・キンブレルやザック・ブリットンといった大物リリーバーのマーケットから撤退することが濃厚となった。

     そして、いよいよフィリーズはマチャドとハーパーの獲得に向けて動き始めることになる。ただし、予算の制約上、「ダブル獲得」を実現させることは難しく、最終的にはターゲットをどちらか一方に絞ることになりそうだ。同地区で長年対戦してきたこともあり、ハーパーの魅力を存分に理解しているであろうフィリーズだが、外野にはすでにアンドリュー・マカッチェンを加えており、外野の選手層は十分。現状の正三塁手であるマイケル・フランコを放出して三塁にマチャドを加えるのが理想の展開だろう。ただし、マチャドは遊撃手としてプレイすることを好んでおり、話はそれほど簡単ではない。

     ロバートソン獲得により投手補強を終えたと見られるフィリーズ。この契約がマチャド&ハーパーの獲得レースが本格的にスタートする号砲となりそうだ。

  • 「元・名遊撃手」トゥロウィツキーが最低年俸でヤンキースへ

    2019.1.4 13:00 Friday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ヤンキースはオールスター5度、シルバースラッガー&ゴールドグラブ各2度の実績を誇る「元・名遊撃手」のトロイ・トゥロウィツキーとメジャー最低保証年俸で契約することで合意に至ったようだ。まだ球団からの正式な発表はないものの、身体検査を経て、近日中に正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     一時はメジャートップクラスのスター遊撃手として活躍したトゥロウィツキーだが、相次ぐ故障の影響でキャリアは暗転。2015年途中にロッキーズからブルージェイズへ移籍したが、故障により直近1年半は試合にすら出場できず、2年3800万ドルの契約を残しながらもブルージェイズを解雇された(残り年俸はブルージェイズに支払い義務がある)。

     「元・名遊撃手」をメジャー最低保証年俸で獲得できるチャンスとあって、複数の球団が獲得に興味を示したが、最終的に獲得に成功したのはヤンキース。正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、少なくとも6月ごろまで戦列に復帰できないことが予想されているため、トゥロウィツキーが健康であれば穴埋め役としてうってつけの存在になるだろう。

     ただし、多くのメディアは「ヤンキースのトゥロウィツキー獲得は、マチャドの動向に影響を与えない」と報じており、ヤンキースは引き続きマニー・マチャド獲得を目指す方針だ。もしヤンキースがマチャド獲得に成功すれば、トゥロウィツキーは純粋な控え内野手として、昨季ニール・ウォーカーが務めた役割を担うことになりそうだ。

     トゥロウィツキーがメジャーで最後にレギュラーとしてプレイした2016年には、不振に苦しみながらも打率.254、24本塁打、OPS.761をマークしている。メジャー最低保証年俸であることを考えると、控え内野手としてOPS.750前後をマークできれば、今回の買い物は大成功と言えるだろう。

  • ブルージェイズが先発補強 パドレスから左腕・リチャードを獲得

    2019.1.4 11:45 Friday

     日本時間12月31日、ブルージェイズはパドレスとのトレードを成立させ、マイナーの外野手、コナー・パナスを放出してベテラン左腕のクレイトン・リチャードと金銭を獲得した。リチャードはイアン・キンズラー加入に伴ってパドレスからDFAとなっており、そこを先発補強を必要としていたブルージェイズが拾った形。MLB公式サイトのAJカッサベルによると、リチャードの残り年俸300万ドルのうち、約半分をパドレスが負担するようだ。

     リチャードはメジャー屈指のグラウンドボーラー(ゴロ系投手)であり、過去4年間のゴロ率60.3%はナ・リーグ最高の数字である。しかし、2017年は32先発で8勝15敗、防御率4.79、昨季は27先発で7勝11敗、防御率5.33に終わり、再建期のチーム構想から外れてDFAに。先発補強を目指していたブルージェイズに加わることになった。

     ただし、リチャードに先発ローテーションの座は約束されているわけではない。現時点でブルージェイズはマーカス・ストローマン、アーロン・サンチェス、ライアン・ボルッキ、マット・シューメイカーの4人で先発ローテーションの4番手までが固まっており、残りは1枠。実績的にはリチャードが先発5番手のフロントランナーだが、ショーン・リードフォーリー、トーマス・パノーン、トレント・ソーントンといった若手との競争を強いられることになるだろう。

     もしリチャードが先発ローテーション争いに敗れた場合、リリーフに回ることも考えられる。なぜなら、ブルージェイズの40人枠内にはリリーフ左腕がティム・メイザしかいないからだ。いずれにしても、ブルージェイズは貴重な戦力を手に入れたと言えそうだ。

  • エンゼルスが正捕手確保 ルクロイと1年契約へ

    2018.12.29 12:30 Saturday

     日本時間12月29日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、エンゼルスはフリーエージェントの捕手、ジョナサン・ルクロイと契約合意に至ったようだ。契約条件は年俸335万ドルの1年契約で、パフォーマンスに応じた出来高により、最大400万ドルまで増額されるという。契約条件の詳細については、ヤフースポーツのジェフ・パッサンが最初に報じた。

     現在32歳のルクロイは打撃力とフレーミング技術に長けた好捕手として知られており、ブリュワーズ時代の2014年と2016年にはオールスター・ゲームの選出経験もある。しかし、レンジャーズとロッキーズでプレイした2017年は123試合で打率.265、6本塁打、40打点、OPS.716と不本意な成績に終わり、アスレチックスの正捕手を務めた今季も126試合で打率.241、4本塁打、51打点、OPS.617と精彩を欠いた。

     エンゼルスは昨季のゴールドグラブ賞受賞者であるマーティン・マルドナードを今季途中に放出してから正捕手不在の状態が続いており、現時点で40人枠に登録されている捕手は、今季46試合に出場した新人捕手のホゼ・ブリセーノと10月にウエーバーでホワイトソックスから獲得したケバン・スミスの2人だけだった。

     ドジャースからフリーエージェントとなった好捕手、ヤスマニ・グランダルの獲得を目指していることが報じられていたエンゼルスだが、不可欠だった捕手の補強はルクロイとの1年契約により完了。複数年の大型契約が予想されるグランダルよりも、単年契約で不良債権化のリスクを抑えられるルクロイとの契約を選択した格好だ。

     ルクロイが復調して好成績を残すようであれば、ブリュワーズからレンジャーズへ移籍した2016年、レンジャーズからロッキーズへ移籍した2017年のように、シーズン途中でトレードの駒となる可能性もある。まだ老け込む年ではなく、2016年に24本塁打、OPS.855をマークした好打の復活が期待される。

  • ブルージェイズFA補強第1弾 右腕・シューメイカーと1年契約

    2018.12.29 11:45 Saturday

     ブルージェイズが今オフのフリーエージェント市場においてチーム最初のメジャー契約を締結した。日本時間12月29日、ブルージェイズはフリーエージェントの先発右腕、マット・シューメイカーと1年契約を結んだことを発表。ヤフースポーツが最初に契約合意を報じ、その後、関係者がMLB公式サイトに伝えた。シューメイカーの年俸は350万ドルであると報じられている。

     シューメイカーは過去2年、故障に苦しむシーズンが続いており、2年合計で21試合にしか先発していないものの、メジャー契約を手にすることに成功した。最後にフルシーズン働いたのは2016年であり、この年は27試合に先発して9勝13敗、防御率3.88、143奪三振をマークしている。

     ミシガン州出身のシューメイカーは、マーカス・ストローマン、アーロン・サンチェス、ライアン・ボルッキとともに先発ローテーションの一角を担うことが予想される。先発5番手の枠は空席であり、今後もフリーエージェント市場での補強を目指すことになるが、ショーン・リードフォーリー、トーマス・パノーン、サム・ガビーリオといった球団内の戦力で賄う可能性もある。

     なお、シューメイカーの獲得により、ブルージェイズの40人枠は満員となっており、今後さらなる補強を行う場合には現有戦力を40人枠から外す必要がある。MLB公式サイトでブルージェイズの番記者を務めるグレガー・チズホルムは外野手のドルトン・ポンペイやリリーフ右腕のオリバー・ドレイクがその候補になると見ているようだ。

     過去2年の大半を右前腕の故障のために欠場したシューメイカーだが、今季は9月に戦列復帰すると、6度の登板のうち5試合を3失点以下に抑えた。ただし、5イニングを超えることは1度もなかったため、本格的な戦列復帰は来季を待たねばならない。平均92マイルのシンカーにスプリッター、カーブ、スライダーを交えた巧みなピッチングで完全復活を目指す。

  • 大砲・クルーズが1年契約+球団オプション1年でツインズへ!

    2018.12.28 02:10 Friday

     日本時間12月28日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ツインズはフリーエージェントの長距離砲、ネルソン・クルーズと年俸1400万ドルの1年契約+2020年の球団オプション(年俸1200万ドルまたはバイアウト300万ドル)で合意に至ったようだ。ツインズは今オフのフリーエージェント市場における最高のスラッガーの一人を獲得することに成功した。

     2年ぶりのポストシーズン返り咲きを目指すツインズにとって、指名打者として不動の主軸打者となるクルーズの加入はこの上ない戦力補強である。現在38歳のクルーズだが、今もなお球界で最も危険な打者の一人であり、毎年コンスタントに40本前後の本塁打を放ち続けている。ポストシーズン復帰に向けて打線の戦力アップの切り札となるだけでなく、ミゲル・サノーら若手スラッガーの教育係としても存在感を発揮するはずだ。

     今季のクルーズはマリナーズで144試合に出場し、打率.256、37本塁打、97打点、OPS.850をマーク。オリオールズでプレイした2014年から5年連続で37本塁打以上&93打点以上を叩き出しており、5年連続35本塁打以上を継続しているのはメジャー全体でただ一人である。また、同期間に放った203本塁打はメジャー全体で最多の数字となっている。

     さらに、1年契約+球団オプション1年という契約は、ツインズにとって極めてローリスクな契約であると言える。来年7月に39歳になるクルーズが衰えにより成績を落とすようであれば、2020年の球団オプションを破棄し、放出することができるからだ。今季の打率とOPSはどちらも2014年以降で最低の数字であり、今回の契約はその点にも備えたものとなっている。

     今季は打線が迫力不足だったツインズだが、今オフはC.J.クロン、ジョナサン・スコープ、そしてクルーズと一発の魅力がある打者を3人も獲得。王者・インディアンスがやや戦力ダウンするなか、本気でポストシーズン返り咲きを目指している様子がうかがえる。

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