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  • ナショナルズ・ロブレス ドミニカ冬季リーグで右足首を負傷

    2020.11.29 11:00 Sunday

     ナショナルズの正中堅手ビクトル・ロブレスは現在ドミニカ共和国のウィンター・リーグでアギラス・シバエニャスの一員としてプレーしているが、3試合連続で欠場が続いている。チームが日本時間11月29日に公式発表したところによると、ロブレスは右足首の捻挫によって試合を欠場しているようだ。ロブレスはここまで6試合に出場して打率.304(23打数7安打)、1本塁打、3打点、2盗塁、出塁率.429、OPS.907の好成績をマークしている。

     現在23歳のロブレスは、メジャー3年目の2019年にレギュラー定着を果たし、155試合に出場して打率.255、17本塁打、65打点、28盗塁、OPS.745を記録。センターの守備では守備防御点+23をマークし、ナショナルズが球団史上初の世界一を成し遂げたワールドシリーズでも全7試合にスタメン出場した。

     しかし、体重を15ポンド(約6.8キロ)増やして臨んだ今季は、52試合に出場して打率.220、3本塁打、15打点、4盗塁、OPS.608と成績が急落。長打率が前年から100ポイント以上悪化(.419→.315)したほか、出塁率は3割にすら届かず(.293)、ゴールドグラブ賞のファイナリストに名を連ねるほどのレベルだった守備でも守備防御点-4と精彩を欠いた。今季の不振を挽回すべく2年ぶりにウィンター・リーグに参加していただけに、故障の程度が心配される。

     なお、ナショナルズは来季もロブレスを正中堅手として起用し、今季終盤に左翼から右翼へ移ったフアン・ソトが正右翼手を務めると予想されている。4シーズンにわたって正右翼手を務めたアダム・イートンは年俸1050万ドルの来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなっており、ナショナルズは今オフの移籍市場で彼に代わる外野手の獲得を目指すことになる。外野手の補強が不調に終わった場合、今季15試合に出場して打率.366、OPS1.179の猛打を見せたアンドリュー・スティーブンソンが正左翼手として起用されることになりそうだ。

  • モートン引き留め失敗のレイズ ベテラン右腕の穴をどう埋める?

    2020.11.28 15:00 Saturday

     今季球団史上2度目のリーグ優勝を成し遂げたレイズは「相思相愛」と見られていたベテラン右腕チャーリー・モートンの引き留めに失敗した(モートンは1年1500万ドルでブレーブスと契約)。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウとともに先発3本柱を形成していたモートンが退団したことにより、先発ローテーションには大きな穴があいたことになるが、レイズはこの穴をどのように埋めるのだろうか。メジャーリーグ公式サイトでレイズの番記者を務めるフアン・トリビオが分析している。

     レイズはまず、放出に前向きであることが報じられているスネルの処遇を判断することになるだろう。モートンの退団に加え、ヨニー・チリーノスは今年8月にトミー・ジョン手術を受けており、すでに先発ローテーションには空席が2つある。これに加えてスネルまで放出することになれば、新たな先発投手を3人も用意しなければならない。とはいえ、魅力的なオファーが届けば、レイズはスネル放出に動くと見られる。

     レイズには大物フリーエージェント選手を獲得する財政的な余裕はないため、トリビオはレイズが獲得を検討する可能性のある投手としてマーティン・ペレス、マイク・マイナー、ギャレット・リチャーズらの名前を挙げている。ただし、これらの投手と契約に向けた交渉を現在行っているわけではない。

     チーム内には今季ポストシーズンでメジャーデビューしたシェーン・マクラナハン、今季5勝0敗、防御率2.78をマークしたジョシュ・フレミングといった候補がいる。現有戦力だけで先発ローテーションを構成するのであれば、スネル、グラスナウ、ライアン・ヤーブロー、フレミング、マクラナハンという顔ぶれになるだろう。

     また、ジョー・ライアン、ブレント・ハニーウェルJr.、ブレンダン・マッケイといった有望株も控えている。特にハニーウェルJr.はマイナー・オプションが切れているため、故障なく春季キャンプを過ごすことさえできれば、開幕ローテーションの有力候補となる。

     有望株も含めるとチーム内には多数の先発候補がおり、フリーエージェント市場での補強が不調に終わったとしても、レイズが先発のコマ不足に悩むことはなさそうだ。

  • ブリュワーズ・スターンズ編成本部長 ヘイダー放出を否定

    2020.11.28 14:00 Saturday

     ブリュワーズは今オフ中にも守護神ジョシュ・ヘイダーをトレードで放出する可能性が取り沙汰されているが、デービッド・スターンズ編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)はその可能性を否定した。スターンズは「彼はメジャー昇格以来ずっとチームに大きな貢献をしてくれている。(彼がチームに貢献してくれる存在であることは)今後も変わらないだろう」と述べ、来季以降もヘイダーをチームの戦力と考えていることを明言。今オフ中にヘイダーがトレードされる可能性は低そうだ。

     スターンズは以前からヘイダー放出の意思がないことを明らかにしていたが、先日「FanSided」のロバート・マレーはブリュワーズがヘイダー放出に前向きであることを報じていた。しかし、スターンズは改めてその可能性を否定。トレードのオファーに耳を傾ける可能性については含みを持たせたが、よほど魅力的なオファーが届かない限り、スターンズがヘイダーを放出することはないだろう。

     ブリュワーズはヘイダーがフリーエージェントになるまで、あと3年保有することができる。よって、今オフ中にヘイダーの放出を急ぐ必要は全くない。ただし、来季の年俸は500万ドル前後まで上昇することが予想されており、今後もヘイダーの活躍が続けば、決して裕福な球団ではないブリュワーズが抱えきれない高額年俸となってしまう可能性もある。そのため、来季途中や1年後のオフにヘイダー放出が検討される可能性は排除できない。

     なお、スターンズは今オフの補強ポイントとして内野の両コーナー(一塁と三塁)を挙げている。今季は一塁にジャスティン・スモークやジェッド・ジョーコ、三塁にエリック・ソガードやルイス・ウリアスを起用したが、レギュラーとして満足のいく成績を残した者はいなかった。途中加入のダニエル・ボーグルバックは19試合でOPS.987の活躍を見せたが、出場の大半は指名打者で、一塁手としての出場は2試合だけ。財政的に高額なフリーエージェント選手を獲得することはできないため、カルロス・サンタナやジェイク・ラムといった手頃な価格のフリーエージェント選手が獲得候補に挙げられている。

  • ヤンキースが本塁打王・ボイトをトレードで放出する可能性は?

    2020.11.28 12:00 Saturday

     ここまで非常に静かなオフシーズンを過ごしているヤンキースだが、オフシーズンが深まるにつれて、2009年以来のワールドシリーズ制覇を成し遂げるべく、必要な戦力補強を着実に遂行していくことだろう。メジャーリーグ公式サイトでヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホークは、今オフのヤンキースの動きについてファンからの質問を募集。そのなかで今季メジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトについて「ボイトがトレードされる可能性はありますか?」という質問に回答している。

     現在29歳のボイトは、2018年7月にチェイセン・シュリーブ、ジオバニー・ガイエゴスという2人のリリーバーとのトレードでカージナルスからヤンキースに加入。この年は移籍後の39試合で14本もの本塁打を放ち、2019年は118試合で21本塁打、そして今季は56試合で22本塁打と着実に数字を伸ばしてきた。MVP投票で9位にランクインするなど、今やヤンキースに欠かせない戦力の1人となっている。

     ボイトについては、複数のメディアが「今季ブレイクしたボイトの価値を利用し、ボイトとのトレードで先発投手を獲得すべき」と指摘。しかし、ホークは「今のところ、フロントオフィスがそのような動きを開始している様子はない」とボイト放出の可能性を否定している。ホークによると、ヤンキースはボイトの全方向へ本塁打を打てる能力が「本物」であると信じ、来季以降も打線の軸の1人として活躍することを期待しているようだ。

     ボイトは食習慣を見直すことで減量に成功し、夏季キャンプ合流時にコーチ陣を驚かせた。シーズン中は足底筋膜炎に悩まされたものの、改善した食習慣はしっかりキープ。そのおかげで自己最高の成績を残すことができた。ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューとの再契約が最優先事項となっており、少なくともそれが解決するまでのあいだはボイトのトレードが動き始めることはないだろう。

     なお、ボイトは自身のトレードの噂について「それも野球の一部だからね。誰もがGMになってトレードの議論をしたがるものだよ。何が起こるかなんて誰にもわからないさ」と全く気に留めない様子を見せている。

  • レンジャーズが韓国のスター遊撃手キム・ハソンの獲得に興味

    2020.11.28 11:40 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT・R・サリバンによると、レンジャーズは韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング公示された25歳のスター遊撃手、金河成(キム・ハソン)の獲得に興味を示しているようだ。キムは今季自己最多の30本塁打を放ち、キャリアで初めて四球(75)の数が三振(68)の数を上回った。本職は遊撃だが、今季はアディソン・ラッセルの加入後に三塁へ移り、遊撃手として86試合、三塁手として41試合にスタメン出場している。

     今季のキムは138試合に出場して打率.306、30本塁打、109打点、23盗塁、OPS.921の好成績をマーク。レンジャーズは攻撃面でチームに貢献できる内野手を必要としており、キムはそのチーム事情にフィットする存在と言える。25歳という年齢も魅力であり、移籍当初は韓国プロ野球とメジャーリーグのレベルの違いに苦戦するかもしれないが、さらなる成長も期待できるだろう。

     レンジャーズでは現在、26歳のルーグネッド・オドーアが二塁、32歳のエルビス・アンドルースが遊撃のレギュラーを務めており、両者とも少なくとも2022年まで契約が残っている。しかし、ここ数年は期待通りのパフォーマンスを見せることができておらず、キムがこの両者からレギュラーの座を奪うチャンスは十分にある。キムを二塁または遊撃のレギュラーとして育てつつ、オドーアとアンドルースを保険としてキープしておくのも1つの選択肢になり得る。

     また、三塁にはゴールドグラブ賞を受賞したイサイアー・カイナーファレファがいるとはいえ、彼も絶対的なレギュラーというわけではない。よって、レンジャーズは二塁オドーア、三塁カイナーファレファ、遊撃アンドルースという基本布陣を維持しつつも、キムに十分な出場機会を与えることが可能というわけだ。レンジャーズはチーム再建中のため、1年目からレギュラークラスの成績を残すことを求められない点もキムにとって理想的な環境と言えるかもしれない。

     なお、韓国プロ野球からはキムのほか、起亜タイガースの梁玹種(ヤン・ヒョンジョン)とNCダイノスの羅成範(ナ・ソンボム)も今オフ中のメジャーリーグ移籍を検討していることが報じられている。今後の動向に注目だ。

  • エンゼルスなどが韓国で15勝の先発右腕・ストレイリーに興味

    2020.11.28 11:20 Saturday

     「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュによると、エンゼルス、ジャイアンツ、レッズを含む複数のメジャーリーグ球団が今季韓国プロ野球で15勝をマークした右腕ダン・ストレイリーの獲得に興味を示しているようだ。メジャーで3度の2ケタ勝利を含む通算44勝の実績を誇るストレイリーだが、2019年は防御率9点台の大不振に陥り、メジャー契約のオファーを得られなかったため、年俸100万ドルの1年契約で韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツに入団することを選択していた。

     数日後に32歳の誕生日を迎えるストレイリーがメジャーリーグへ復帰するかどうかは本人の意思次第だろう。今季はロッテの先発の柱として31試合に先発して194回2/3を投げ、15勝4敗、防御率2.50、205奪三振という素晴らしい成績をマーク。メジャーで3度の2ケタ勝利を記録した実力を見せつけた。ミッシュによると、ストレイリーは近いうちに韓国に残るかアメリカへ戻るかを決断するつもりだという。

     2012年にアスレチックスでメジャーデビューしたストレイリーは、翌2013年に自身初の2ケタ勝利となる10勝をマーク。その後の2年間は不振が続いたものの、レッズでプレーした2016年には34試合(うち31先発)に登板して191回1/3を投げ、14勝8敗、防御率3.76、162奪三振という自己最高の成績をマークした。マーリンズへ移籍した2017年にも10勝を挙げ、自己最多の170奪三振を記録したが、翌2018年は5勝どまり。オリオールズでプレーした2019年は2勝4敗、防御率9.82という自己最悪の成績に終わった。

     韓国で好成績を残したことにより、ストレイリーはメジャーリーグ球団から1年前より好条件のオファーを得られる可能性が高い。ただし、その多くは1年契約のオファーであると見られる。メジャーリーグへの復帰を希望していると思われるストレイリーだが、今季所属したロッテを含む韓国の球団(あるいは日本の球団)から複数年契約のオファーが届いた場合、そちらを選択する可能性もありそうだ。

  • アストロズのリリーフ右腕・スニードがヤクルトと2年契約

    2020.11.28 11:00 Saturday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは日本時間11月28日、アストロズの右腕サイ・スニードが東京ヤクルトスワローズと契約合意に達したことを報じた。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスはスニードとヤクルトの契約が2年契約であることを伝えている。2019年6月にメジャーデビューしたスニードは2年間で26試合に登板(すべてリリーフ)。今季は18試合に登板して0勝3敗、防御率5.71に終わり、メジャー初勝利を挙げることはできなかった。

     スニードは1992年生まれの28歳。2014年のドラフトでブリュワーズから3巡目(全体85位)指名を受けてプロ入りし、マイナーでは主に先発を務めてきた。2015年11月にジョナサン・ビヤーとのトレードでアストロズへ移籍し、2018年はAAA級で26試合(うち20先発)に登板して127回を投げ、10勝6敗、防御率3.83、114奪三振をマーク。翌2019年にメジャーデビューを果たした。

     メジャー1年目は8試合に登板して21回1/3を投げたようにロングリリーフ中心の起用となり、0勝1敗、防御率5.48ながら投球イニング数を上回る23奪三振を記録。与四球は5つだけと制球も安定していた。今季は18試合で17回1/3とショートリリーフでの起用が増え、21奪三振を記録した一方で与四球は10個。奪三振率は向上したが、与四球率は大幅に悪化してしまった。

     データサイト「ベースボール・サバント」によると、昨季はフォーシームが全投球の6割以上を占めていたものの、今季はフォーシームを投げなくなり、カッターが全投球の7割近くを占めている。平均93マイルのカッターで21奪三振のうち16個を奪ったが、被打率.340、被長打率.638と全体的にはよく打たれていた。その他の球種はカーブ、スライダー、チェンジアップの3種類。カーブが被打率.444(9打数4安打)だった一方、スライダーは被打率.154(13打数2安打)の好成績を残した。

  • レイズの有望株・フランコ 故障でドミニカ冬季リーグを離脱

    2020.11.27 12:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体1位にランクインしている超有望株ワンダー・フランコ(レイズ)は、レオネス・デル・エスコヒードの一員としてドミニカ共和国で行われているウィンター・リーグに参加していたが、右上腕二頭筋の痛みにより現地時間11月20日から欠場が続いている。所属球団のレオネスは現地時間11月25日、フランコがレイズのチームドクターの検査を受けるためにアメリカへ戻ることを発表。レイズは深刻な故障ではないことを望んでいるようだ。

     19歳のフランコは、レオネスでプレーした最初の5試合で打率.350、1本塁打、1盗塁、出塁率.435、長打率.500の好成績をマーク。遊撃の守備でもベアハンドキャッチからの鋭いスローイングを見せ、「ナンバーワン・プロスペクト」との評判に違わない見事な活躍を披露していた。故障の程度はまだ明らかになっていないが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から聞いた話によると、レイズはフランコの故障が深刻なものではないことを望んでいるという。

     今季はマイナーリーグのシーズンが開催されなかったため、球団の代替トレーニング施設で1年を過ごしたフランコだが、プロ1年目の2018年はルーキー級で61試合に出場して打率.351、11本塁打、57打点、OPS1.004の猛打を披露。19三振に対して27四球を選ぶという洗練されたアプローチも光った。

     翌2019年はA級で62試合に出場して3割を超えるアベレージを残したあと、18歳の若さで早くもA+級へ昇格。ここでも52試合に出場して3割を優に超える高打率をマークした。結局、この年は2階級合計で114試合に出場し、打率.327、9本塁打、53打点、18盗塁、OPS.885の好成績をマーク。35三振に対して56四球を記録した。

     メジャーリーグ公式サイトはフランコの打撃について、最高評価となる「80」を与えており、これはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)に次ぐ2人目の快挙。卓越した打撃技術に洗練されたアプローチを兼ね備えており、将来的には首位打者争いの常連となるかもしれない。早ければ来季にもメジャーへ昇格することが予想されている(来季開幕時点で20歳)。

  • モリーナがカージナルス残留希望を明言 エンゼルスなども興味

    2020.11.27 11:30 Friday

     キャリアで初めてフリーエージェントとなった名捕手ヤディアー・モリーナがカージナルスへの残留を希望していることを改めて明言した。モリーナはドミニカ共和国のメディアによるインタビューのなかで「僕はセントルイスに残りたいと思っている」と発言。また、自身に関心を寄せているチームとしてヤンキース、メッツ、パドレス、エンゼルスの4球団の名前を挙げた。カージナルス一筋で17年間プレーしてきたモリーナは、自身の希望通りにカージナルスと再契約を結ぶことができるのだろうか。

     カージナルスは球界屈指の観客動員数を誇り、収入の大部分を入場料に依存してきたチームの1つである。そのため、今季が無観客で開催された影響は非常に大きく、また、来季どれくらいの観客を入れることができるかの見通しも立っておらず、オフシーズンの補強予算も流動的な状態が続いている。フランチャイズ・プレーヤーであるモリーナを引き留めたいと考えているものの、財政状況次第では若手のアンドリュー・キズナーに正捕手を任せるという「プランB」も準備しているようだ。

     ヤンキースは正捕手ゲーリー・サンチェスの力量を疑問視していることが報じられている。サンチェスをノンテンダーFAとする可能性やトレードで放出する可能性すら取り沙汰されており、サンチェスに代わる正捕手としてモリーナ獲得に動く可能性はゼロではない。

     メッツはJ・T・リアルミュートの獲得の動くことが有力視されているものの、補強資金を他のポジションに回すため、捕手の補強をモリーナで済ませる可能性が指摘されている。新オーナーに大富豪のスティーブ・コーエンを迎えており、資金力では他球団より優位なポジションにいる。

     パドレスは正捕手に今季途中補強したオースティン・ノラ、控えには若手有望株のフランシスコ・メヒアやルイス・キャンプサーノがいるため、モリーナ獲得に動くのは意外と言える。若手が多いチームに経験豊富なベテランを加えたいという思惑があるのだろうか。

     エンゼルスはモリーナ3兄弟の長男ベンジー・モリーナと次男ホゼ・モリーナが現役時代に在籍経験のあるチームであり、現在はカージナルスで活躍したアルバート・プーホルスも在籍している。モリーナが2人の兄や元同僚のプーホルスと同じチームでプレーすることを選択しても決して不思議ではない。

     とはいえ、モリーナの第1希望はあくまでもカージナルスに残留することである。将来のアメリカ野球殿堂入りを有力視される名捕手は来季もカージナルスのユニフォームを着ることになるのだろうか。

  • 元パイレーツ・オスーナがヤクルトへ ヘイマン記者が伝える

    2020.11.27 11:00 Friday

     アジア行きの可能性が報じられていた元パイレーツのホゼ・オスーナ内野手は東京ヤクルトスワローズへの入団が決定したようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が日本時間11月27日午前10時45分に自身のTwitterで「ホゼ・オスーナは東京ヤクルトスワローズと1年契約を結んだ」と速報を伝えた。ベネズエラ出身のオスーナは現在27歳。パイレーツで4年間プレーしたが、日本時間11月21日にDFAとなり、その3日後にパイレーツを解雇されたことが発表されていた。

     オスーナはメジャーデビューした2017年に自己最多の104試合に出場し、打率.233、7本塁打、30打点、OPS.697を記録。翌2018年は51試合の出場で3本塁打にとどまったが、メジャー3年目の2019年は95試合に出場して打率.264、10本塁打、36打点、OPS.766という自己最高の成績をマークした。

     今季は8月上旬と9月上旬にマイナー降格(厳密には代替トレーニング地への降格)を経験し、26試合で打率.205、4本塁打、11打点、OPS.641という成績。本塁打の生産ペースは悪くなかったが、打率、出塁率(.244)、OPSはいずれも自己ワーストの数字だった。

     マイナー時代は一塁手としての出場が圧倒的に多かったが、三塁と外野の両翼も守ることができ、メジャーでは一塁手として75試合(スタメン54試合)、右翼手として62試合(同51試合)、三塁手として31試合(同20試合)、左翼手として20試合(同15試合)に出場している。また、野手登板の経験も2試合ある。

     ただし、ポジション別の打撃成績には大きな差があり、一塁手または三塁手としての出場時にはOPSが.650前後であるのに対し、左翼手または右翼手としての出場時にはOPSが.800を超えている。守備の負担が少ない外野を守っているときのほうが打撃に集中できるのかもしれない。

     メジャーリーグは日本時間11月21日にルール5ドラフトのプロテクト期限を迎え、オスーナは有望株の40人ロースター入りに伴ってDFAとなり、40人ロースター登録外に。アジア行きの可能性が報じられていた。

  • DV疑惑のレイズ・アロサレーナが釈放 現地メディアが伝える

    2020.11.27 10:30 Friday

     「ESPN」の報道によると、家庭内暴力疑惑によって拘束されていたランディ・アロサレーナ(レイズ)は、メキシコのユカタン州で行われる予定だった聴聞会に先立って現地時間11月26日に釈放されたようだ。アロサレーナは交際していた女性とのあいだで法的措置を取らないことで合意に達したため、釈放されたと見られている。現地時間11月26日に予定されていた聴聞会は中止された。なお、レイズは現時点ではこの件について公式発表を行っていない。

     アロサレーナは交際していた女性とのあいだにできた娘を連れ去ろうとした容疑で拘束されていた。メキシコの「ユカタン・アオラ」が第一報を伝えたあと、関係者がメジャーリーグ公式サイトに対してその情報が事実であると通達。また、レイズも現地時間11月24日の時点で事件を把握していることを明らかにしていた。

     レイズは声明文のなかで「我々はランディ・アロサレーナがメキシコで拘束されたという報道を認識しています」とのコメントを発表。「我々は現在、この状況についてより多くの情報を収集しているところであり、現時点ではこれ以上のコメントは差し控えさせていただきます」と述べていた。

     「ユカタン・アオラ」の報道によると、アロサレーナは娘にプレゼントを渡すために交際していた女性の家を訪れたものの、その女性とのあいだで口論となり、娘を連れ去ろうとしたという。アロサレーナがその女性の父親を殴ったとの記述もあった。

     現場の様子を撮影した映像には、アロサレーナが娘を抱えて道の真ん中で交際していた女性に向かって怒鳴っている様子が映っていた。ただし、暴力を振るっているような様子は一切なく、また、その現場には少なくとも1名の警察官がいたと見られている。「ユカタン・アオラ」によると、交際していた女性は家庭内暴力と養育費未払いの罪でアロサレーナを告訴しようとしていたようだ。

     アロサレーナは今季のポストシーズンで10本塁打(新記録)を放つ大活躍を見せ、球団史上2度目のリーグ優勝に大きく貢献。一躍、時の人となっていた。

  • セーブ王がドリスの相棒に? ブルージェイズがハンドに興味

    2020.11.27 10:00 Friday

     今オフ、大型補強に動くことが予想されているブルージェイズは、ブルペンのグレードアップも視野に入れているようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ブルージェイズは今季メジャー最多の16セーブをマークした左腕ブラッド・ハンドの獲得に興味を示し、動向をチェックしているという。現在30歳のハンドはインディアンスから年俸1000万ドルの来季オプションの行使を拒否され、フリーエージェントとなっている。

     年俸総額の削減を目指すインディアンスは、最多セーブのタイトルを獲得したハンドをウエーバー公示。これには他球団がハンドをウエーバー経由で獲得すれば、ハンドの来季オプションを破棄する際に発生するバイアウト100万ドルを支払う必要がなくなる、という狙いがあった。ところが、ハンドの獲得を希望する球団は現れず、ハンドはウエーバーを通過。結局、インディアンスはバイアウト100万ドルを支払ってハンドの来季オプションを破棄した。

     この動きはコロナ禍のオフシーズンにおける各球団のリリーフ投手補強への消極性を表すものとして注目された。つまり、各球団は最多セーブのタイトルを手にした投手に年俸1000万ドルを支払うのは高すぎると判断したというわけだ。よって、ハンドがフリーエージェント市場で年俸1000万ドル以上の契約を得るのは困難であると見られている。

     とはいえ、各球団がリリーフ投手を補強する必要がないというわけではない。あくまでも「各球団がリリーフ投手の補強に大金を投じるつもりがない」という話であり、リリーフ投手の補強を必要とするチームは多く存在する。実際、ハンドにはブルージェイズ以外にもドジャースが興味を示していることが報じられている。

     今季のブルージェイズはクローザーのケン・ジャイルズを故障で欠き、6人の投手がセーブを記録。そのなかで最多の7セーブを記録したアンソニー・バースはフリーエージェントとなっている。現在チームに在籍しているリリーフ投手で最も信頼できるのはラファエル・ドリスとジョーダン・ロマノの2人だが、いずれも右腕。ブルージェイズにとって信頼できるリリーフ左腕は補強ポイントの1つなのだ。

     今季はドリスとバースの「元NPBコンビ」が試合終盤を担当したが、来季はセーブ王のハンドがドリスの「相棒」を務めることになるかもしれない。

  • 日本ハム・有原がポスティング公示 MLB公式サイトも伝える

    2020.11.27 09:30 Friday

     北海道日本ハムファイターズが有原航平投手のポスティング制度申請手続きを行ったことをメジャーリーグ公式サイトも伝えている。有原は日本時間11月26日午後10時から同12月27日午前7時まで30日間にわたってメジャーリーグ全30球団との交渉が可能となる。同サイトのジョン・ポール・モロシは自身のTwitterで日本からのニュースとして「右腕・有原航平が北海道日本ハムファイターズによってポスティング公示された」と速報した。

     有原は2014年のドラフトで4球団から1位指名を受け、抽選の結果、日本ハムに入団。1年目から8勝を挙げ、新人王を受賞した。翌2016年から2年連続2ケタ勝利をマークしたが、2018年は8勝どまり。しかし、2019年は自己最高のシーズンを過ごし、24試合に先発して15勝8敗、防御率2.46、161奪三振の好成績で最多勝のタイトルを手にした。

     6年目の今季は20試合に先発して132回2/3を投げ、8勝9敗、防御率3.46、106奪三振を記録。「スポーツ・インフォ・ソリューションズ」のウィル・ホーファーとテッド・バーダによるスカウティング・レポートでは「有原は90マイル台前半のフォーシームとツーシームを投げ、三振を奪うベストの球種は80マイル台後半のスプリッターである。右打者には80マイル台前半のスライダーを使い、左打者にはカッターやチェンジアップ、カーブを交える」と紹介されている。

     メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは「もし有原がメジャーリーグの球団と契約した場合、その球団は有原のメジャー契約の規模に応じたポスティング制度の移籍金をファイターズに支払わなければならない。メジャーリーグの球団と契約しなかった場合は、有原はファイターズに戻り、次のオフシーズンまでポスティング公示できなくなる」と伝えている。コロナ禍で低調なオフシーズンが続くなか、現在28歳の有原にはどれくらいの球団が興味を示すだろうか。

  • 30球団のノンテンダーFA候補 レイズ・崔志萬の名前も

    2020.11.26 13:00 Thursday

     メジャーリーグ各球団は日本時間12月3日までにサービスタイム(メジャー登録日数)が6年未満の40人ロースター内の選手に対して来季の契約をオファーするかどうかを決めなければならない。ここで来季の契約をオファーされなかった選手は「ノンテンダーFA」としてただちにフリーエージェントとなる。年俸調停権を持ち、年俸が実力に見合わないと判断された選手がノンテンダーFAになるケースが多い。メジャーリーグ公式サイトでは各球団の番記者が各球団から1人ずつ、ノンテンダーFA候補の選手をピックアップしている。

     レイズの番記者を務めるフアン・トリビオは、ノンテンダーFA候補として崔志萬(チェ・ジマン)を選出。ただし、ノンテンダーFAの最有力候補だったハンター・レンフローはすでにDFAからウエーバーを経てフリーエージェントとなっており、トリビオは消去法で崔を選出したに過ぎない。トリビオは「レイズが年俸調停権を持つ選手の誰かをノンテンダーFAとしたらサプライズだ。最も可能性が高いのは崔だが、そうはならないだろう」と述べている。

     また、ヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホークはゲーリー・サンチェスを選出。「サンチェスが2021年の正捕手になるかどうかを疑問視するのは妥当だ」というブライアン・キャッシュマンGMの発言を紹介した。ただし、ホークは「ヤンキースは650万ドル前後と予想される来季の契約をサンチェスにオファーする方向に傾いている」とも伝えており、サンチェスがノンテンダーFAとなる可能性は低そうだ。

     各球団の番記者が選出したノンテンダーFA候補は以下の通り。チーム状況によって候補者がいないチームも存在する。

    ◆アメリカン・リーグ東部地区
    オリオールズ:パット・バライカ
    レッドソックス:ライアン・ブレイシア
    ヤンキース:ゲーリー・サンチェス
    レイズ:崔志萬(チェ・ジマン)
    ブルージェイズ:トラビス・ショウ

    ◆アメリカン・リーグ中部地区
    ホワイトソックス:カルロス・ロドン
    インディアンス:デライノ・デシールズ
    タイガース:ジョー・ヒメネス
    ロイヤルズ:マイケル・フランコ
    ツインズ:エディ・ロサリオ

    ◆アメリカン・リーグ西部地区
    アストロズ:アレドミス・ディアス
    エンゼルス:ハンセル・ロブレス
    アスレチックス:トニー・ケンプ
    マリナーズ:なし
    レンジャーズ:ダニー・サンタナ

    ◆ナショナル・リーグ東部地区
    ブレーブス:ヨハン・カマルゴ
    マーリンズ:ホゼ・ウーレイナ
    メッツ:ロバート・グセルマン
    フィリーズ:ビンス・ベラスケス
    ナショナルズ:なし

    ◆ナショナル・リーグ中部地区
    カブス:アルバート・アルモラJr.
    レッズ:カート・カサリ
    ブリュワーズ:コリー・クネーベル
    パイレーツ:エリック・ゴンザレス
    カージナルス:ジョン・ブレビア

    ◆ナショナル・リーグ西部地区
    ダイヤモンドバックス:なし
    ロッキーズ:トニー・ウォルターズ
    ドジャース:スコット・アレクサンダー
    パドレス:グレッグ・ガルシア
    ジャイアンツ:ダニエル・ロバートソン

  • メッツのGM候補にメジャー通算79勝の長身右腕・ヤングが浮上

    2020.11.26 12:00 Thursday

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は先日、フロントオフィスの新たなリーダーとして編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)ではなくゼネラルマネージャー(GM)を採用する方針を明らかにした。これまではブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長やインディアンスのマイク・チャーノフGMの引き抜きを試みたものの、いずれも失敗。そして、新たなGM候補としてメジャー通算79勝をマークした208センチの長身右腕、クリス・ヤングの名前が浮上している。

     ヤングは現在、メジャーリーグ機構の上級副社長としてフィールド上のオペレーションや審判部門を担当している。「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマはメッツがヤングの面接を行ったことを伝えており、具体的な名前が明らかになっているのは今季までマーリンズの編成本部長を務めていたマイケル・ヒルに続いて2人目。なお、メッツは6人前後の候補者と面接を行ったことが報じられている。

     ヤングは2004年にレンジャーズでメジャーデビューし、翌2005年に自身初の2ケタ勝利となる12勝をマーク。パドレスへ移籍した2006年にも11勝を挙げ、翌2007年にはキャリア唯一となるオールスター・ゲーム選出を果たした。その後は故障が増え、2013年はメジャーで1試合も投げられなかったが、2014年にマリナーズで自己最多タイの12勝を記録して復活。2015年はロイヤルズで11勝をマークし、ワールドシリーズでメッツを破ってチャンピオンリングを獲得した。2018年は古巣・パドレスとマイナー契約を結んでいたが、3月下旬に解雇。同年5月からメジャーリーグ機構に加わった。

     今オフ、メジャーリーグ機構のメンバーからはキム・アングが北米の男子プロスポーツチームとしては史上初の女性GMとしてマーリンズのGMに就任。アングに続いてヤングもメジャーリーグ機構からメジャーリーグ球団のGMに就任することになるかもしれない。

  • 巨人・菅野のメジャー挑戦 メジャーリーグ公式サイトも注目

    2020.11.26 11:30 Thursday

     日本シリーズが終了し、菅野智之(巨人)のメジャー挑戦に注目が集まっているが、メジャーリーグ公式サイトも「日本のエースがメジャーに来る?」とその動向に注目している。同サイトのジョン・ポール・モロシは「日本シリーズが終了し、菅野智之は2週間以内にポスティング公示される見込みだ。メジャーリーグの各球団はこの動きに備えて数年間にわたり彼をスカウティングしてきた」とツイート。日本球界を代表する右腕の動向には大きな注目が集まっている。

     菅野は現在31歳。ポスティング公示されれば、多数のチームが獲得に動くことが予想されている。メジャーリーグ公式サイトは菅野について「過去8シーズンにわたって日本で最も支配的な投手の1人だった。ジャイアンツで197試合に登板して防御率2.34をマークしている(正しくは196試合で防御率2.32)」と紹介している。

     同サイトは「2020年は特に支配的だった」として、20試合に登板して137回1/3を投げ、14勝2敗、防御率1.97、131奪三振という素晴らしい成績を残したことを紹介。与四球がわずか25個だけだったことにも言及した。また、22試合に登板して防御率3.89だった2019年を除き、過去6シーズンで防御率2.14以下を5度も記録していることにも触れている。

     また、同サイトは沢村賞について「日本で最高の投手に与えられる栄誉」と紹介し、菅野が同賞を2度受賞していることにも言及。さらに、2017年のワールド・ベースボール・クラシックでアメリカ代表との試合に先発して6回1失点の好投を見せたことにも触れ、「メジャーリーガーに引けを取らない投手であることをすでに証明している」と称えた。当時のアメリカ代表監督であるジム・リーランドの「今夜の日本代表の先発投手はメジャーリーグ級の投手だった。彼は良い投手だ。彼はとても印象に残っているよ」というコメントも紹介されている。

  • 今季セーブ王の左腕・ハンド 王者・ドジャースが興味を示す

    2020.11.26 11:00 Thursday

     ブラッド・ハンドは今季インディアンスの守護神として16度のセーブ機会をすべて成功させ、両リーグ最多の16セーブをマークしたが、この左腕をセットアッパーとして獲得することを検討しているチームがあるようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、今季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースがハンドの獲得に興味を示しているという。ドジャースはハンドを獲得した場合、今季ブレイク・トライネンが務めた役割をハンドに任せると見られている。

     現在30歳のハンドは今季23試合に登板して22回を投げ、2勝1敗16セーブ、1ホールド、防御率2.05、29奪三振を記録。与えた四球はわずか4つ、被本塁打はゼロ、被打率.169、WHIP0.77と抜群の安定感を披露した。しかし、年俸総額の削減を強いられているインディアンスは、年俸1000万ドルの来季オプションを行使しないことを選択。ハンドは現在フリーエージェントとなっている。

     平均球速や空振り率の低下を懸念する声があるものの、5シーズンにわたって素晴らしい成績を残しており、ハンドの獲得に興味を示す球団は少なくない。モロシによると、信頼できるリリーフ左腕が不足しているブルージェイズもハンドの動向をチェックしているようだ。

     ドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンに衰えが見られるため、ハンドをセットアッパーとして獲得しておくことで、いつでもクローザーの代役を任せる態勢を整えることができる。今季は2018年にアスレチックスで38セーブを記録したトライネンがそれに近い役割を担っていたが、ハンドの獲得に成功すれば、その役割を今度はハンドに任せることになるだろう(もちろんトライネンと再契約する可能性もある)。

     ハンドはインディアンスからオプション行使を拒否される前、ウエーバー公示されたものの、獲得を希望するチームは現れなかった。これはつまり、ハンドに年俸1000万ドルを支払う意思のあるチームがなかったことを意味する。しかし、メジャーリーグ公式サイトは「ドジャースは1000万ドルに近い金額をハンドに支払う余裕のある数少ないチームの1つである」と指摘。王者・ドジャースはセーブ王をチームに加えることになるのだろうか。

  • 1年間無所属のプイーグがメジャー復帰を目指す 複数球団が興味

    2020.11.26 10:30 Thursday

     昨季終了後にフリーエージェントとなるも契約先が見つからず、無所属のまま1年間を過ごしたヤシエル・プイーグは、2021年シーズンのメジャー復帰を目指している。先週、レイチェル・ルーバ(トレバー・バウアーの代理人)と契約したことを発表したプイーグには、すでにアストロズ、オリオールズ、レッドソックスなどが興味を示しているようだ。プイーグは日本時間11月25日に自身のTwitterでメジャー復帰を目指すことを宣言している。

     現在29歳のプイーグは、2019年にレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785を記録。シーズン終了後にフリーエージェントとなったが、なかなか新天地が決まらなかった。7月中旬にブレーブスと1年契約で合意したことが報じられたものの、その3日後に新型コロナウイルスの陽性反応が判明し、ブレーブスとの契約合意は白紙撤回に。ブレーブスはニック・マーケイキスが出場辞退を撤回して戦列復帰したため、プイーグを獲得する必要はなくなり、結局プイーグは無所属のまま今季を終えた。

     複数の球団首脳は、プイーグが今オフ、メジャー契約を得ることを確実視している。ただし、1年間プレーしなかったプイーグがどれくらいのパフォーマンスを見せられるか不透明なため、基本給を低めに抑え、出来高を多く設定する形が予想されている。

     プイーグはTwitterの投稿で「2021年を新たなチャプターにしたい」とメジャー復帰の意向を明言。「2021年、プイーグは準備ができているだろう。仕事ができることを楽しみにしているし、完全なる勝利を追い求めていくよ!」と来季に向けた意気込みを記している。

     なお、プイーグはTwitter上で同じ代理人のクライアントであるバウアーと「遠投競争」について話している。プイーグはバウアーに対して「いつ、どこでやるのか教えてくれよ」とツイートした。ちなみに、2019年7月にプイーグがレッズからインディアンスへ移籍した大規模な三角トレードで、バウアーはインディアンスからレッズへ移籍している。プイーグの新天地とともに、両者の「遠投競争」の行方にも注目だ。

  • レッズがロッキーズと2対2のトレード ホフマンら獲得

    2020.11.26 10:00 Thursday

     レッズは日本時間11月26日、ロッキーズとの2対2のトレードが成立したことを発表した。レッズは救援右腕のロバート・スティーブンソンとマイナー外野手のジェイムソン・ハナーを放出し、救援右腕のジェフ・ホフマンとマイナー右腕のケース・ウィリアムスを獲得。メジャーリーグ公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは「トレードに含まれる2人のメジャーリーガーはマイナー・オプションが切れている。環境を変えることが目的ではないか」と分析している。

     レッズが獲得したホフマンは現在27歳。もともとはブルージェイズが2014年のドラフト1巡目(全体9位)で指名した有望株であり、2015年7月にトロイ・トゥロウィツキーの交換要員としてロッキーズへ移籍した。2016年にメジャーデビューし、主に先発で起用されていたが、今季は16試合すべてにリリーフで登板して2勝1敗1セーブ、防御率9.28という成績。ニック・クロールGMは「リリーフで複数イニングを投げることができるし、先発5番手を争う可能性もある」と話している。

     18歳のウィリアムスは今年のドラフト4巡目でロッキーズから指名を受けてプロ入り。クロールは「今年のドラフトでウチが4巡目指名するつもりだったが、先にロッキーズに指名されてしまった」と以前から高く評価していた選手であることを明らかにした。

     ロッキーズへ移籍するスティーブンソンは現在27歳。2011年のドラフトでレッズから1巡目(全体27位)指名を受けてプロ入りし、先発投手としては大成できなかったものの、リリーバーとしてメジャー定着。2019年には57試合に登板して3勝2敗、11ホールド、防御率3.76をマークしたが、今季は10試合で1ホールド、防御率9.90に終わった。

     23歳のハナーは2018年のドラフト2巡目指名でアスレチックスに入団し、昨年7月にタナー・ロアークとのトレードでレッズへ移籍。2019年はA+級で110試合に出場して打率.274、2本塁打、37打点、8盗塁、OPS.708をマークした。

  • アストロズ 来オフFAの正遊撃手・コレアのトレードを模索か

    2020.11.25 11:00 Wednesday

     正中堅手のジョージ・スプリンガーがフリーエージェントとなり、他球団へ流出する可能性のあるアストロズは、別の主力選手をトレードで放出することを検討しているようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、アストロズは正遊撃手のカルロス・コレアのトレードを模索しているという。現在26歳のコレアはすでにサービスタイム(メジャー登録日数)が5年を超えており、来季終了後にフリーエージェントとなる。

     ローゼンタールによると、アストロズはコレアがフリーエージェント市場で自身の市場価値を確かめる前に契約延長に応じる可能性は低いと考えているようだ。そのため、コレアのトレードを模索していると見られる。ただし、アストロズがコレアの放出をどれくらい真剣に考えているかは不透明であり、コレアの市場価値を確認するためだけの動きということも十分に考えられる。

     コレアは2012年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入りし、メジャーデビューした2015年に99試合で打率.279、22本塁打、68打点、14盗塁、OPS.857をマークして新人王を受賞。翌2016年は153試合に出場して自己最多の96打点を叩き出したが、その後は故障に悩まされるシーズンが続き、規定打席に到達したのは今季が4年ぶり2度目だった。

     今季は58試合に出場して打率.264、5本塁打、25打点、OPS.709と不本意な成績に終わったが、ポストシーズンでは13試合で打率.362、6本塁打、17打点、OPS1.221と本領を発揮。ポストシーズン通算17本塁打はデービッド・オルティス、ジム・トーメイ、ネルソン・クルーズと並んで歴代9位タイの数字となっている。

     ハイレベルな攻守を兼ね備え、ポストシーズンで復調をアピールしたため、アストロズが本当に放出するのであればトレード市場で人気を集めることが予想される。フランシスコ・リンドーア(インディアンス)より年俸が安価で獲得に必要な対価も少ないと見られるため、複数球団による争奪戦となる可能性もありそうだ。

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