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  • ロッキーズが大砲・クロンとマイナー契約 正一塁手争いに参戦

    2021.2.16 10:30 Tuesday

     日本時間2月16日、ロッキーズがタイガースからフリーエージェントとなっていたC・J・クロンとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。クロンは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する。今季のロッキーズはジョシュ・フエンテスが正一塁手候補となっているが、イアン・デズモンド(昨季全休)が復帰するほか、グレッグ・バードもマイナー契約で加入しており、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられることが予想される。

     現在31歳のクロンはエンゼルスで4年間プレーしたあと、2018年はレイズで自己最多の30本塁打を記録。ツインズへ移籍した2019年は25本塁打を放ち、自己最多の78打点を叩き出した。昨季は1年契約でタイガースに加入したが、左膝の故障により13試合に出場しただけでシーズン終了。それでも42打数で4本塁打を放ち、長打率.548と自慢のパワーを見せつけた。

     ロッキーズはトッド・ヘルトンの引退以降、一塁のレギュラーを固定できない状況が続いており、ダニエル・マーフィーは昨季限りで引退。昨季30試合に出場して打率.306をマークしたフエンテスが正一塁手候補となっているものの、内外野の複数ポジションを守れるフエンテスをユーティリティ的に起用したいという構想もあるようだ。

     昨季の出場辞退から戦列復帰するデズモンドは、外野のレギュラー3人(ライメル・タピア、サム・ヒリアード、チャーリー・ブラックモン)がいずれも左打ちのため、右打ちの外野手として起用される機会が多くなりそうだが、一塁を守ることもできる。クロンのほか、バードとコナー・ジョーもマイナー契約で加入しており、プロスペクト三塁手のコルトン・ウェルカーも一塁を守れる。また、マイケル・トグリア、グラント・ラビーンといったプロスペクト一塁手も控えている。

     若手からベテランまで多くの候補者による正一塁手争いが繰り広げられることになるが、故障さえなければシーズン30本塁打を期待できるクロンは有力候補の1人と言えそうだ。なお、父・クリスも元メジャーリーガーであり、3歳下の弟・ケビンは今季から広島東洋カープでプレーする。

  • パドレスがさらなるブルペン強化 右腕・ケラと契約合意

    2021.2.16 10:00 Tuesday

     日本時間2月16日、パドレスがパイレーツからフリーエージェントとなっていた救援右腕キーオニー・ケラとメジャー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった(契約条件の詳細は現時点では不明)。パドレスは先日、マーク・マランソンとの契約合意が報じられており、それに続くブルペン補強となる。ケラはレンジャーズ時代にクローザー経験があり、パドレスのブルペンは2人のクローザー経験者を加えてさらに層が厚くなった。

     現在27歳のケラは2015年にレンジャーズでメジャーデビューし、メジャー1年目から68試合に登板して7勝5敗1セーブ、22ホールド、防御率2.39の好成績をマーク。2018年は開幕からクローザーを務め、7月末にパイレーツへトレードされるまでの4ヶ月間で24セーブを記録した。

     昨季は新型コロナウイルスに感染して8月中旬まで戦列復帰できず、右前腕の張りを訴えて3試合に登板しただけでシーズン終了。2016年、2017年、2019年にも利き腕の故障で戦列を離れており、メジャー6年間のうちフルシーズンを健康に過ごせたシーズンは2015年と2018年の2度しかない。ただし、通算防御率3.24という数字が示すように、健康時には安定したパフォーマンスを期待できる。

     パドレスのA・J・プレラーGMは、ケラが2012年のドラフトでレンジャーズから指名を受けたとき、レンジャーズのフロントに在籍していたため、ケラを獲得するのは2度目ということになる。また、ケラはダルビッシュ有、ジュリクソン・プロファーとはレンジャーズ時代の同僚、ジョー・マスグローブとはパイレーツ時代の同僚である。

     今季のパドレスはマランソン、ドリュー・ポメランツ、エミリオ・パガーンの3人が試合終盤の最も重要なイニングを担うことが予想されており、ケラはマット・ストラームやピアース・ジョンソンとともにこの3人に繋ぐ役割を担う見込み。他にもクレイグ・スタメン、若手のエイドリアン・モレホンなど実力者が多数おり、15人前後の救援投手が開幕ロースターの8~9枠をめぐって熾烈な争いを繰り広げることになりそうだ。

  • 現役監督のオールスター・チーム 主砲は元ヤンキースの強打者

    2021.2.15 14:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのマニー・ランダワは日本時間2月12日、30球団の現役監督でオールスター・チームを組む特集記事を公開した。監督としての実績ではなく、選手としての活躍の度合いが選考基準となっており、各ポジションから1名ずつを選出して1番から9番までのスタメン9名を選出。「3番・一塁」として1980年代~90年代前半のヤンキースを支えたドン・マティングリー(マーリンズ)が4番打者の大役を任されている。

     ランダワが組んだスタメンは以下の通り。

    1(中)デーブ・ロバーツ(ドジャース)
    2(遊)クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)
    3(左)ダスティ・ベイカー(アストロズ)
    4(一)ドン・マティングリー(マーリンズ)
    5(三)アーロン・ブーン(ヤンキース)
    6(二)デービッド・ベル(レッズ)
    7(右)デーブ・マルティネス(ナショナルズ)
    8(捕)マイク・マシーニー(ロイヤルズ)
    9(投)バド・ブラック(ロッキーズ)

     リードオフマンを務めるロバーツはメジャー10年間で通算243盗塁を記録。レッドソックス時代の2004年、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で見せた「ザ・スチール」はあまりにも有名だ。2番はいぶし銀の脇役として16年間プレーしたカウンセル。マーリンズ時代の1997年、ダイヤモンドバックス時代の2001年と2度のワールドシリーズ制覇を経験し、2001年のリーグ優勝決定シリーズではMVPにも選ばれている。

     3番には監督通算1892勝の実績を誇るベイカーが入る。メジャー19年間で1981安打、242本塁打を記録し、ドジャース時代の1977年に史上初の「30本塁打カルテット」の一員になったほか、リーグ優勝決定シリーズのMVPを受賞。1981年には同じくドジャースの一員としてワールドシリーズ制覇も経験した。

     4番はヤンキースのフランチャイズ・プレーヤーとして活躍したマティングリー。シルバースラッガー賞3度、ゴールドグラブ賞9度、オールスター・ゲーム選出6度などの輝かしい実績を誇り、1985年には打率.324、35本塁打、145打点、OPS.939の好成績でMVPに輝いたが、プレー期間がチームの低迷期と重なったため、ポストシーズンに出場したのは現役ラストイヤーの1995年だけだった。

     5番のブーンは2003年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦で放ったサヨナラ本塁打が印象的。6番のベルは2001年にイチローの「レーザービーム」を三塁手として捕球した選手だ。7番のマルティネスは俊足好打の外野手として活躍し、2000年にはなんと4チームでプレー。8番のマシーニーは強肩好守の名捕手として知られ、通算4度のゴールドグラブ賞を受賞している。

     そして、エースを務めるのはメジャー通算121勝を記録したブラック。ロイヤルズ時代の1984年の17勝を筆頭に7度の2ケタ勝利を記録し、200イニング以上のシーズンも5度。ちなみに、現役監督30名のなかで投手出身の監督はブラックただ1人である。

     なお、惜しくもスタメン入りを逃した監督として、中堅手部門でロッコ・バルデリ(ツインズ)、右翼手部門でゲーブ・キャプラー(ジャイアンツ)、捕手部門でジョー・ジラルディ(フィリーズ)の名前が挙げられている。

  • 今オフの「勝者」となった10チーム MLB公式サイトが選出

    2021.2.15 13:00 Monday

     メジャーリーグはまもなくオフシーズンを終え、スプリング・トレーニングに突入しようとしている。メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、今オフの各チームの戦力補強を振り返り、「勝者」となった10チームを選出。1位はブレイク・スネルやダルビッシュ有を獲得したパドレス、2位はフランシスコ・リンドーアらを獲得したメッツ、3位はジョージ・スプリンガーらを獲得したブルージェイズが選出された。

     パドレスはスネル、ダルビッシュ、ジョー・マスグローブと他球団のエースをかき集め、先発ローテーションを大幅にグレードアップ。また、野手の層を厚くするためにキム・ハソンを獲得し、ジュリクソン・プロファーと再契約していることも忘れてはいけない。これらの補強をマッケンジー・ゴアらトップ・プロスペクトを放出することなく実現しており、「球界で最も楽しいチームになった」との評価を受けている。

     オフシーズン当初から大型補強が予想されていたメッツとブルージェイズ。前者はトレードでリンドーアとカルロス・カラスコ、フリーエージェントでトレバー・メイ、ジェームス・マッキャン、ジョナサン・ビヤーなどを獲得して戦力を強化。後者はスプリンガー、マーカス・セミエン、カービー・イエーツといった有力フリーエージェント選手を次々に獲得し、レイズとヤンキースの「2強」に対抗する態勢を整えた。

     4位にはホワイトソックスがランクイン。監督に名将トニー・ラルーサを迎えたように、ワールドシリーズ制覇を目指す姿勢を明確にしており、先発ローテーションにランス・リン、ブルペンにリアム・ヘンドリックス、空席となっていた正右翼手にはアダム・イートンを迎えて戦力アップに成功した。

     5位はカージナルス。1月下旬まで目立った動きがなかったものの、今オフの最優先課題だったアダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナの両ベテランとの再契約に成功しただけでなく、ロッキーズとの大型トレードでノーラン・アレナードを獲得し、文句なしのオフシーズンを過ごした。

     6位はトレバー・バウアーを獲得したドジャース、7位はDJ・レメイヒューとの再契約に成功したヤンキース、8位はジョシュ・ベル、カイル・シュワーバー、ブラッド・ハンドらを加えたナショナルズ、9位はマーセル・オズーナとの再契約に成功したブレーブス、10位はJ・T・リアルミュートとディディ・グレゴリアスを引き留めたフィリーズがランクイン。なお、ネルソン・クルーズと再契約し、アンドレルトン・シモンズ、アレックス・コロメイ、J・A・ハップらを獲得したツインズは惜しくも次点にとどまった。

  • 過去40年間で5例しかない大型補強を実現させたカージナルス

    2021.2.15 12:30 Monday

     カージナルスは2018年オフのポール・ゴールドシュミット獲得に続いて、今オフはノーラン・アレナードを獲得する大型トレードを成立させた。「Baseball-Reference」が算出しているWARでは、2015年以降の合計でアレナードがメジャー全野手中3位、ゴールドシュミットが同4位にランクイン(1位はマイク・トラウト、2位はムーキー・ベッツ)。この両選手が守る内野のコーナーは球界最高と言っても過言ではないだろう。

     また、これだけの短期間で2人のスーパースターを獲得するのは非常に珍しいことである。メジャーリーグの公式記録を扱う「エリアス・スポーツ・ビューロー社」によると、過去40年間で1つのチームが3シーズン以内のスパンで「31歳以下かつオールスター・ゲーム選出5度以上の選手」を2人獲得したケースは5例しかないという。

     そのうちの1例は2004年7月にノマー・ガルシアパーラ、2006年12月にアルフォンゾ・ソリアーノを獲得したカブスだが、ガルシアパーラはソリアーノ加入時にはすでにカブスを去っており、残念ながらこの2選手は同時にプレーしていない。よって、3シーズン以内のスパンで獲得した2人のスーパースターが同時にプレーしたのは、過去40年間で4例だけということになる。

     最初のケースは1992年8月にホゼ・カンセコ、1993年11月にウィル・クラークを獲得したレンジャーズだ。両者は1994年にチームメイトとしてプレーし、この年のレンジャーズは52勝62敗ながらアメリカン・リーグ西部地区の首位に立っていた。ただし、ストライキによりレギュラーシーズンが打ち切られてポストシーズンは開催されず、カンセコのトレード移籍によってコンビ解消となった。

     それから20年以上が経過した2015年7月、ブルージェイズはロッキーズとのトレードでトロイ・トゥロウィツキー、タイガースとのトレードでデービッド・プライスを獲得。ア・リーグ東部地区で首位ヤンキースに7ゲーム差の2位タイにつけていたブルージェイズは、このトレードで戦力アップに成功し、逆転で地区優勝。地区シリーズでレンジャーズを破り、リーグ優勝決定シリーズまで進出した。ところが、シーズン終了後にプライスがレッドソックスへ去ったため、わずか半年でコンビ解消となっている。

     2015年12月にプライスと契約したレッドソックスは、1年後の2016年12月にホワイトソックスとのトレードでクリス・セールを獲得。このコンビは他のケースとは異なり、2017年から2019年まで3シーズンにわたって一緒にプレーした。2017年は地区シリーズで敗退したが、翌2018年は地区3連覇&ワールドシリーズ制覇を達成。しかし、2019年は地区3位に後退し、昨年2月にプライスがドジャースへトレードされたため、コンビ解消となった。なお、プライスは昨季の出場を辞退。セールはトミー・ジョン手術で昨季を全休した。

     そして、それ以来のスーパースター・コンビとなるのがカージナルスのゴールドシュミットとアレナードだ。もしアレナードがオプトアウトの権利を行使しなければ、両者は少なくとも2024年シーズンまで一緒にプレーすることになる。カージナルスはこのスーパースター・コンビが内野の両コーナーを守る4年間のあいだに、2011年以来となるワールドシリーズ制覇を成し遂げることはできるだろうか。

  • 右腕・ヒューズが現役引退を表明 全力疾走で駆け抜けた10年間

    2021.2.15 12:00 Monday

     日本時間2月15日、パイレーツなどで活躍し、メジャー10年間で通算542試合に登板した救援右腕ジャレッド・ヒューズが自身のインスタグラムで現役引退を表明した。ヒューズは自分の名前がコールされると全力疾走でマウンドに向かう姿が印象的だった。「スパイクを置こうと思う。もう潮時だ。全力疾走によって(スパイクの底が)擦り切れてしまったからね」とヒューズ。文字通り「スパイクとともに駆け抜けた10年間」だった。

     現在35歳のヒューズは2006年のドラフトでパイレーツから4巡目(全体110位)指名を受けてプロ入りし、2011年にメジャーデビュー。2014年に63試合で14ホールド、防御率1.96、2015年には76試合で自己最多の22ホールド、防御率2.28をマークするなどブルペンの中心的存在として活躍した。

     2017年はブリュワーズ、2018年から2019年途中まではレッズでプレーし、この時点で在籍した3球団はすべてナショナル・リーグ中部地区のチーム。その後、2019年途中からはフィリーズ、昨季はメッツでプレーし、ナ・リーグ一筋のキャリアで通算94ホールド、防御率2.96を記録した。

     投手としてマウンドで残した成績はもちろん、毎年恒例のフォト・デーではふざけた顔やポーズで写真を撮るのが定番となり、チームの盛り上げ役としても存在感のある選手だった。昨年の新型コロナウイルスによる開幕延期期間には自作のマウンドで投球練習する様子をツイッターで公開し、ファンからの注目を集めた。

     ブルペンからマウンドに全力疾走する「儀式」はAAA級インディアナポリスでプレーしていた2011年にスタートしたという。全力疾走でマウンドに向かった試合で良い結果を得られたことがきっかけだったそうだ。それ以来、ヒューズの全力疾走が止まることはなく、メジャー昇格を経て、10シーズンにわたるメジャー生活を見事に駆け抜けた。

  • パクストン逃したメッツ 次なる補強ターゲットは先発右腕2名

    2021.2.15 11:30 Monday

     メッツはトレバー・バウアー(ドジャース)の獲得に失敗したあと、ジェームス・パクストンを狙っていたが、パクストンは古巣・マリナーズと契約合意。メッツはまたしても補強ターゲットとしていた先発投手の獲得を逃してしまった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツは次なる補強ターゲットとしてタイワン・ウォーカーとジェイク・オドリッジの両右腕に注目しているようだ。この2名はまだフリーエージェント市場に残っている。

     現在28歳のウォーカーはトミー・ジョン手術を受けたため2018~19年の大部分を欠場したが、昨季はマリナーズとブルージェイズで合計11試合に先発して53.1イニングを投げ、4勝3敗、防御率2.70、50奪三振をマーク。特にブルージェイズ移籍後は6先発で防御率1.37という素晴らしいピッチングを見せた。

     8年間のメジャー生活で2ケタ勝利と規定投球回到達は1度ずつ(ともにマリナーズ時代の2015年)しかないものの、まだ28歳という若さは魅力的。これから全盛期を迎える可能性もあり、複数年契約での獲得を検討する価値のある投手と言える。

     一方、現在30歳のオドリッジはメジャー9年間で2ケタ勝利と規定投球回到達は4度ずつ。2019年には規定投球回不足ながら自己最多の15勝を挙げ、オールスター・ゲームに初選出された。2019年オフにフリーエージェントとなり、複数年契約を得られる可能性もあったが、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。ところが、昨季は3度も故障者リスト入りし、わずか4試合しか投げられなかった。

     しかし、2ケタ勝利と防御率3点台を期待できるオドリッジに対する評価は依然として高く、複数のチームが獲得に動いているとみられる。ヘイマンは「(メッツがオドリッジの獲得に動くかどうかは)価格次第」と伝えており、争奪戦が激化して価格が高騰した場合、メッツは撤退を余儀なくされるかもしれない。

  • アスレチックスがペティート、ロモの両救援右腕と1年契約

    2021.2.15 11:00 Monday

     日本時間2月15日、アスレチックスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕ユスメイロ・ペティートと1年255万ドル、ツインズからフリーエージェントとなった救援右腕セルジオ・ロモと1年225万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)やホアキム・ソリア(ダイヤモンドバックス)が退団し、ブルペンの弱体化が懸念されていたアスレチックスだが、2人のベテラン右腕を確保することに成功した。

     現在36歳のペティートはネームバリューこそ低いものの、メジャーで最も貢献度の高いリリーバーの1人であり、直近4シーズンで240試合に登板して289イニングを投げ、19勝9敗4セーブ、67ホールド、防御率2.74の好成績を残している。2019年はリーグ最多の80試合に登板して防御率2.71、昨季は26試合に登板して自己ベストの防御率1.66をマーク。2017年と2018年はいずれも90イニング以上を投げている。

     メジャーリーグ公式サイトでは日本時間2月14日に「過小評価ベストナイン」を選出する特集記事が公開されたが、救援投手部門で選出されたのがペティートだった。球界有数の実力派リリーバーと再契約できたのは、アスレチックスにとって非常に大きな補強と言える。

     一方、現在37歳のロモはメジャー13年間で通算732試合に登板して防御率2.95、134セーブ、188ホールドの実績を誇る。昨季はツインズで24試合に登板して防御率4.05、5セーブ、10ホールドをマークした。ジャイアンツ時代には3度(2010年、2012年、2014年)のワールドシリーズ制覇を経験しており、2012~15年にはペティートともチームメイトだった。

     メジャーデビューから9年間プレーしたあとはチームを転々としており、ドジャース、レイズ、マーリンズ、ツインズに続いてアスレチックスが直近5シーズンで5球団目となる。2018~19年にはシーズン20セーブ以上を記録しており、クローザー候補の1人となりそうだ。

  • メッツが左腕・モンゴメリー、右腕・ハンターとマイナー契約

    2021.2.15 10:30 Monday

     日本時間2月15日、メッツはマイク・モンゴメリー、トミー・ハンターの両投手とマイナー契約を結んだことを発表した。左腕・モンゴメリーはロイヤルズ、右腕・ハンターはフィリーズからそれぞれフリーエージェントとなっていた。両投手とも招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決定しており、メッツのスプリング・トレーニングに参加する選手はこの2人を加えて合計70人となっている。

     現在31歳のモンゴメリーは2008年のドラフトでロイヤルズから全体36位指名を受けてプロ入りし、2015年にマリナーズでメジャーデビュー。翌年途中にカブスへ移籍し、この年は49試合(うち7先発)に登板して防御率2.52という安定したピッチングを見せ、ポストシーズンでも11試合に登板してワールドシリーズ制覇に貢献した。

     2017年、2018年も先発と救援を兼任しながら100イニング以上を投げ、防御率3点台をマーク。2019年途中に古巣・ロイヤルズへ復帰したが、昨季は広背筋を痛めて3試合のみの登板に終わった。メッツは計算できる救援左腕がアーロン・ループくらいしか見当たらず、開幕ロースター入りのチャンスは十分。場合によっては先発で起用される可能性もあるだろう。

     一方、現在34歳のハンターは2007年のドラフトでレンジャーズから全体54位指名を受けてプロ入りし、メジャー3年目の2010年に自己最多の13勝をマーク。しかし、先発投手としては伸び悩みが続き、オリオールズ移籍後の2013年から救援に完全転向して開花した。

     60試合以上に登板して防御率2点台をマークしたシーズンが3度(2013年、2014年、2017年)あり、20ホールド以上のシーズンも3度(2013年、2017年、2018年)。直近3年間はフィリーズでプレーしたが、2019年は右前腕痛で5試合しか投げられず、昨季は24試合に登板して8ホールドを記録したが、防御率4.01とやや安定感を欠いた。若手やその他の招待選手と開幕ロースター入りを争うことになりそうだ。

  • 左腕・パクストンがマリナーズ復帰 最大1000万ドルの1年契約

    2021.2.14 12:30 Sunday

     日本時間2月14日、マリナーズがヤンキースからフリーエージェントとなっていた先発左腕ジェームス・パクストンと1年契約で合意したことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、基本給850万ドルに加えて10試合登板で75万ドル、20試合登板で75万ドルの出来高が設けられており、パクストンは最大1000万ドルを手にすることができる。2018年以来3年ぶりの古巣復帰となった。

     現在32歳のパクストンは2010年のドラフト4巡目指名でマリナーズに入団し、2013年にメジャーデビュー。相次ぐ故障により大成できないシーズンが続いていたが、2017年に規定投球回不足ながら12勝5敗、防御率2.98、156奪三振の好成績をマーク。翌2018年も規定投球回にはわずかに届かなかったものの、11勝6敗、防御率3.76、208奪三振を記録し、5月のブルージェイズ戦ではノーヒッターも達成した(カナダ出身の投手がカナダの球場で達成したのは史上初)。

     2018年オフにジャスタス・シェフィールドら3選手とのトレードでヤンキースへ移籍し、2019年はまたしても規定投球回には届かなかったが、自己最多の15勝(6敗、防御率3.82、186奪三振)をマーク。しかし、昨季は左腕の屈筋痛で長期離脱し、5先発で1勝1敗、防御率6.64という自己ワーストの成績に終わった。

     パクストンの復帰により、マリナーズはマルコ・ゴンザレス、パクストン、菊池雄星、シェフィールド、クリス・フレクセン、ジャスティン・ダンという6人で先発ローテーションを形成することになるとみられる。1番手から4番手まで左腕が並び、パクストンはトレードの交換相手だったシェフィールドとともに先発ローテーションの一角を担う。

     健康面に不安を抱えるパクストンにとって、マリナーズが昨季から採用している先発6人制は好都合かもしれない。出来高を満額得られる20試合登板をクリアできれば、おのずと結果はついてくるはずだ。

  • 「過小評価ベストナイン」にエンゼルス・フレッチャーらが選出

    2021.2.14 12:00 Sunday

     日本時間2月14日、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは「過小評価ベストナイン」を選出する特集記事を公開した。対象は【1】「MLBネットワーク」が発表した「ポジション別トップ10」にランクインしていない、【2】サービスタイム(メジャー登録日数)が2年以上、という2つの条件を満たす選手。「ポジション別トップ10」にランクインしていないのが不思議なほどの好選手がズラリと並ぶ強力なチームとなっている。

     カストロビンスが選出した「過小評価ベストナイン」の顔ぶれは以下の通り。

    捕手:クリスチャン・バスケス(レッドソックス)
    一塁:ブランドン・ベルト(ジャイアンツ)
    二塁:デービッド・フレッチャー(エンゼルス)
    三塁:ラファエル・デバース(レッドソックス)
    遊撃:ポール・デヨング(カージナルス)
    左翼:アダム・デュバル(マーリンズ)
    中堅:アーロン・ヒックス(ヤンキース)
    右翼:ニック・カステヤーノス(レッズ)
    先発:ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    救援:ユスメイロ・ペティート(FA)

     捕手部門のバスケスは唯一の2年連続選出。過去2年間で700打席以上出場している捕手はバスケスのほかにヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)とJ・T・リアルミュート(フィリーズ)の2人しかおらず、バスケスの過小評価ぶりが目立つ。

     一塁手部門は昨季OPS1.015をマークしたベルト。メジャー10年間で通算OPS.810という数字が示すように、これまでもコンスタントに安定した成績を残してきたが、シーズン20本塁打以上が1度もなく、一塁手としてインパクトに欠ける点が過小評価につながっているとみられる。

     二塁手部門はエンゼルス・ファンの人気者であるフレッチャー。2年連続で出塁率.350をクリアし、昨季はリーグ3位の打率.319をマークしたが、ポジションが固定されていなかったことが足を引っ張る形に。今季は二塁に固定される可能性が高く、二塁手トップ10入りも期待できる。

     三塁手部門はレッドソックスの中心打者であるデバース。大ブレイクした2019年から打撃成績を大きく落としてしまったことと、依然として守備難を克服できないこと(昨季の守備率は.891)が災いし、三塁手トップ10から漏れてしまった。

     遊撃手部門ではカージナルスの正遊撃手・デヨングが選出。現在のメジャーリーグには優秀な遊撃手が多いため、トップ10にはランクインできなかったが、2019年に30本塁打&守備防御点+26を記録するなどハイレベルな攻守を兼ね備えた好選手である。

     外野は左からデュバル、ヒックス、カステヤーノスの3人。デュバルは昨季ブレーブスでプレーし、リーグ3位タイの16本塁打を放った。ヒックスは過去4年でOPS.824を記録しており、900打席以上の中堅手ではマイク・トラウト(エンゼルス)らに次いで4位の好成績である。カステヤーノスの過去5年の打撃成績(打率.281/出塁率.333/長打率.502)は、ブルージェイズと大型契約を結んだジョージ・スプリンガー(.273/.363/.500)に見劣りしない。

     先発投手部門のマルケスは「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズでプレーしているが故に過小評価されている投手と言える。ホームでの通算防御率5.10に対し、ロードでは3.51という優れた数字をマークしている。

     救援投手部門のペティートはその貢献度の大きさが見落とされがちな投手だ。過去4年間で防御率2.74をマークし、過去2年間のWHIP0.87は「救援投手トップ10」で1位に選ばれたリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)を上回っている。昨季の防御率1.66は自己ベストだった。

  • カージナルス・フラハティが年俸調停に勝利 現在の制度に不満

    2021.2.14 11:30 Sunday

     日本時間2月14日、カージナルスの若きエース、ジャック・フラハティが年俸調停に勝利したことが明らかになった。年俸390万ドルを希望するフラハティに対してチームは300万ドルを提示していたが、フラハティの主張が認められた。カージナルスが年俸調停を行うのは2017年のマイケル・ワカ以来、1999年以降でわずか2度目。また、カージナルスが年俸調停で敗れるのは1994年のグレッグ・ジェフリーズ以来のこととなった。

     メジャーリーグでは一部の例外を除いてサービスタイム(メジャー登録日数)が3年以上6年未満の選手に年俸調停権が与えられる。選手と球団は年俸額について意見を交わし、翌シーズンの年俸を決めることになるのだが、合意できなかった場合は年俸調停に突入する。年俸調停の場では双方の希望額のうちどちらか一方が採用される。

     現在25歳のフラハティは昨季でサービスタイムが3年に達し、初めて年俸調停権を取得。過去2年もチームからの提示額に納得せず、フラハティとカージナルスは合意することができなかったが、フラハティにはまだ年俸調停権がなかったため、チームが定めた年俸でプレーせざるを得なかった。昨季の年俸は60万4500万ドルだったため、6倍以上の大幅昇給となった。

     フラハティはカージナルスに対して不満を持っているわけではなく、年俸調停権を取得する前の選手が格安の年俸でプレーせざるを得ないシステムに納得していないという。また、年俸調停権を取得したあとも、基本的には過去に同じような成績を残した選手を参考として年俸額が定められる傾向にあり、選手たちは前例に倣わざるを得ないのだ。こうしたシステムに抗議する意味で、フラハティは3年連続でチームからの提示額を受け入れないという選択をしているとみられる。

     フラハティはメジャー3年目の2019年にブレイクし、11勝8敗、防御率2.75、231奪三振の好成績をマークしてカージナルスのエースとみなされるようになった。ただし、昨季は9試合に先発して4勝3敗、防御率4.91と低調だった。

  • ターナーがドジャースと再契約へ 自身のツイッターで発表

    2021.2.14 11:00 Sunday

     日本時間2月14日、ドジャースからフリーエージェントとなり、去就が注目されていたジャスティン・ターナーは、自身のツイッターでドジャースと再契約することを発表した。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、契約条件は2年3400万ドル+オプション1年。なお、このなかにはサインボーナスの800万ドルが含まれているようだ。

     現在36歳のターナーは2013年オフにメッツからノンテンダーFAとなり、マイナー契約でドジャースに加入すると、打撃改造に成功して急成長。移籍1年目の2014年に規定打席不足ながら打率.340の好成績をマークし、その後は正三塁手かつ主力打者としてドジャースの黄金期を支えてきた。

     昨季は42試合に出場して打率.307、4本塁打、23打点、OPS.860と例年通りの安定した成績をマーク。ドジャースでの7年間で打率.302、116本塁打、406打点、OPS.886を記録し、2017年にはオールスター・ゲームにも選出されている。

     今オフは再契約を目指すドジャースのほか、ブリュワーズ、メッツ、ブレーブス、ブルージェイズなどが獲得に乗り出し、最終的にはドジャースとブリュワーズの一騎打ちになっていることが報じられていた。ブリュワーズからも複数年契約のオファーが届いていたとみられるが、ターナーが選択したのは愛着のあるドジャースだった。

     ターナーの残留により、ドジャースは昨季の世界一メンバーがほとんどそのまま残ったことになる。そこにサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーが加わっており、1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇を狙う準備は完全に整ったと言えそうだ。

  • 元オールスター右腕・ハービーがオリオールズとマイナー契約

    2021.2.14 10:30 Sunday

     日本時間2月14日、ロイヤルズからフリーエージェントとなっていたマット・ハービーがオリオールズとマイナー契約で合意したことが明らかになった。地元紙「ボルティモア・サン」のジョン・メオリによると、メジャーに昇格した場合の年俸は100万ドル。オリオールズは投手陣の層を厚くすることを目指しており、ビッグネームのベテラン投手をマイナー契約で迎えるのはフェリックス・ヘルナンデスに続いて2人目となった。

     現在31歳のハービーは2012年にメッツでメジャーデビューし、2013年には26試合に先発して178.1イニングを投げ、9勝5敗、防御率2.27、191奪三振という好成績をマーク。オールスター・ゲームに選出され、サイ・ヤング賞の投票でも4位にランクインしたが、トミー・ジョン手術により2014年は全休した。

     戦列復帰した2015年は29試合に先発して自己最多の189.1イニングを投げ、13勝8敗、防御率2.71、188奪三振と復活。メッツのリーグ優勝に大きく貢献した。しかし、その後は故障や不振によって不本意なシーズンが続き、2018年途中にはレッズへ放出。2019年はエンゼルス、昨季はロイヤルズでプレーするなどチームを転々とし、2016年以降の5年間は19勝34敗、防御率5.82に終わっている。

     今季のオリオールズはエース格のジョン・ミーンズ以外に先発ローテーションの顔ぶれが固まっておらず、キーガン・エイキン(25歳)、ディーン・クレーマー(25歳)、ホルヘ・ロペス(28歳)、ブルース・ジマーマン(26歳)といった若手投手たちが先発の一角として起用される予定。よって、ハービー、ヘルナンデス、ウェイド・ルブランといったマイナー契約のベテラン投手にも十分にチャンスはある。

     全てはオープン戦の結果次第だが、ヘルナンデスとハービーが揃って開幕ローテーションに名を連ねるようなことになれば、大きな注目を集めることは間違いない。

  • ヤンキースが通算318本塁打の大砲・ブルースとマイナー契約

    2021.2.14 10:00 Sunday

     日本時間2月14日、ヤンキースがフィリーズからフリーエージェントとなっていたジェイ・ブルースとマイナー契約で合意したことが明らかになった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、メジャーに昇格した場合の年俸は135万ドルで、400打席、450打席、500打席に到達するごとに5万ドルの出来高が与えられるという。よって、ブルースは最大で150万ドルを手にすることができる。

     現在33歳のブルースは昨季フィリーズで32試合に出場して打率.198、6本塁打、14打点、OPS.721を記録。控え選手として左翼、右翼、一塁、指名打者の4つのポジションで出場し、打率と出塁率(.252)は自己ワーストだったが、本塁打を放つペースは決して悪くなかった(96打数で6本=500打数で30本を超えるペース)。

     レッズ、メッツ、インディアンス、マリナーズ、フィリーズで合計13年間プレーし、5度のシーズン30本塁打以上を含む通算318本塁打を記録。2011年、2012年、2016年とオールスター・ゲームに3度選出され、2012年と2013年にはシルバースラッガー賞も受賞している。

     ヤンキースは打線に左打者が不足しており、ブルースのような左打ちのスラッガーはチームにおいて貴重な存在。開幕ロースター入りに向けてマイク・フォードやミゲル・アンドゥハーがライバルとなるが、この2選手はまだマイナー・オプションが残っているため、ブルースがオープン戦である程度の結果を残せば、優先してロースターに組み込まれるかもしれない。

     なお、ブルースの獲得は必ずしもブレット・ガードナーと再契約を結ぶ可能性が消滅したことを意味するものではないようだ。現役続行を希望しているガードナーとヤンキースの交渉状況については情報が錯綜しており、「再契約交渉は行われていない」との報道もあるものの、「最終的には再契約で落ち着くだろう」との見方は根強い。今後の動向に注目だ。

  • レイズが左腕・ヒルと合意 興味深い先発ローテーションに

    2021.2.13 12:00 Saturday

     日本時間2月13日、レイズがツインズからフリーエージェントとなっていた40歳のベテラン左腕リッチ・ヒルと契約合意に達したことが明らかになった。チャーリー・モートンがブレーブスへ去り、ブレイク・スネルをパドレスへ放出したレイズは今オフ、その穴埋めとしてマイケル・ワカとクリス・アーチャーを獲得。昨季の出場を辞退したコリン・マクヒューとも合意間近であることが報じられており、非常に興味深い先発ローテーションとなりそうだ。

     ヒルは来月41歳の誕生日を迎える大ベテランで、昨季はツインズで8試合に登板して2勝2敗、防御率3.03を記録。16年間のメジャー生活で規定投球回に到達したのは1度だけ(カブス時代の2007年)であり、もはやシーズンを通しての活躍は望めないものの、レッドソックスでカムバックを果たした2015年以降、防御率は最も悪かったシーズンでも3.66(ドジャース時代の2018年)という数字が示すように、投げれば確実に結果を残す投手と言える。

     今季のレイズは移籍4年目を迎えるタイラー・グラスナウがエースとなり、2018年に16勝、2019年に11勝をマークしたライアン・ヤーブローも先発ローテーションに名を連ねる見込みだが、それ以外の先発3枠には新戦力が入る。かつてレイズのエースとして活躍したアーチャーは、近年不振が続いていたうえに、昨季は胸郭出口症候群の手術を受けて全休。カージナルスで活躍したワカも2018年以降は故障と不振で不本意なシーズンが続いている。昨季全休のマクヒューも2018年からの2年間は主にリリーフを務めており、先発でどこまでやれるかは未知数だ。

     つまり、レイズはグラスナウ、ヤーブロー以外の先発3枠を埋めるために、アーチャー、ワカ、ヒル、マクヒューというハイリスクな投手を4人集めたことになる。ジョシュ・フレミング、ルイス・パティーニョ、シェーン・マクラナハンといった若手先発投手が控えているからこそできる冒険とも言えるが、この戦略がどのような結果を生むかは非常に興味深い。

  • ターナー争奪戦はドジャースとブリュワーズによる一騎打ちか

    2021.2.13 11:30 Saturday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ドジャースからフリーエージェントとなったジャスティン・ターナーのもとには、再契約を目指すドジャースと三塁手補強を狙うブリュワーズから複数年契約のオファーが届いているようだ。依然としてドジャースとの再契約が有力視されているものの、「FanSided」のロバート・マレーは「ブリュワーズのオファーは競争力がある」と伝えており、予断を許さない状況が続いている。

     メッツ、ブルージェイズ、ブレーブスなどの他球団もターナーに興味を示していることが報じられていたが、ヘイマンは「現在はターナーの獲得に動く可能性が下がっている」と指摘。どうやらターナー争奪戦はドジャースとブリュワーズによる一騎打ちとなっているようだ。

     現在36歳のターナーはドジャースでプレーした7年間で打率.302、116本塁打、OPS.886の好成績をマーク。昨季も42試合に出場して打率.307、OPS.860と例年通りの安定した成績を残した。ターナーは4年契約を希望していることが報じられているが、ドジャースとブリュワーズがそれに応じる可能性は低く、2年契約が現実的なラインとみられている。

     トレバー・バウアーを獲得したドジャースは、ぜいたく税の課税対象ライン(2億1000万ドル)を超過することが決定的となっており、今後は超過額がいくらになるかがポイントとなる。超過額が4000万ドルを超えてしまうと、高額なぜいたく税だけでなく、最上位のドラフト指名権が10個後退という重いペナルティを科せられるため、ターナーの希望条件次第では契約を結べない可能性もある。

     ブリュワーズは今オフ、すでにゴールドグラブ賞二塁手のコルテン・ウォンを獲得しているが、内野のさらなるグレードアップを目指している。現在、正三塁手には23歳のルイス・ウリアスが予定されており、ターナーの獲得に成功すれば、大幅なグレードアップとなるのは間違いない。

  • Dバックスが35歳のベテラン内野手・カブレラと1年175万ドルで合意

    2021.2.13 11:00 Saturday

     日本時間2月13日、ダイヤモンドバックスがナショナルズからフリーエージェントとなっていたアズドゥルバル・カブレラと1年契約で合意したことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは、契約条件について年俸175万ドル+出来高105万ドルと伝えている。ダイヤモンドバックスはケテル・マーテイのポジションが確定しておらず、カブレラを二塁に置いてマーテイを中堅に固定する可能性もあるとみられている。

     現在35歳のカブレラは昨季ナショナルズで52試合に出場して打率.242、8本塁打、31打点、OPS.753を記録。14年間のメジャー生活でOPSは.800を超えたのは1度だけ(メッツ時代の2016年)だが、30歳を過ぎてからも全てのシーズンで.750を超えるOPSをキープしており、派手ではないものの堅実な働きを期待できる選手である。

     もともとは二遊間をメインとする選手だったが、過去2年は1度も遊撃の守備に就いておらず、昨季は二塁での出場機会もゼロ。昨季のスタメン出場は一塁23試合、三塁17試合、指名打者11試合という内訳だった。ただし、2019年は二塁手として29試合にスタメン出場しており、遊撃を守るのは難しいとしても、二塁ならまだ守ることができるのではないだろうか。

     今季のダイヤモンドバックスはレギュラーの顔ぶれを固めるうえで、マーテイのポジションがポイントとなる。チームは補強との兼ね合いを見ながら、マーテイが二塁を守るか中堅を守るかを決める方針だが、もしカブレラを正二塁手として起用するのであれば、マーテイは正中堅手を務めることになる。

     一方、カブレラを内野のバックアップ要員として起用するのであれば、マーテイが正二塁手となり、正中堅手にはメジャー2年目のドールトン・バーショの抜擢が予想される。スプリング・トレーニングでカブレラの二塁守備やバーショの成長具合を見ながら判断していくことになりそうだ。

  • 元サイ・ヤング賞右腕のアリエタが4年ぶりに古巣・カブス復帰へ

    2021.2.13 10:30 Saturday

     日本時間2月13日、フィリーズからフリーエージェントとなっていたジェイク・アリエタが古巣のカブスと1年契約で合意したことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは、アリエタの年俸が650万ドル前後であることを伝えている。3年7500万ドルの大型契約で移籍したフィリーズで不本意な3年間を過ごした2015年のサイ・ヤング賞投手は、全盛期を過ごしたカブスで復活を目指す。

     今オフのカブスはジョン・レスター、ホゼ・キンターナ、タイラー・チャットウッドの3人がフリーエージェントとなって退団しただけでなく、トレードでダルビッシュ有を放出。ダルビッシュとのトレードでザック・デービースを獲得し、パイレーツから放出されたトレバー・ウィリアムスも補強していたが、まだ先発の駒が足りない状況だった。

     ジェッド・ホイヤー編成本部長は2021年シーズンを「現在の勝負と将来への準備のバランスを取る1年」と位置付けており、今オフ獲得した選手は1年契約ばかり(トレードで加入したデービースも今季終了後にフリーエージェントとなる)。アリエタの獲得もその方針に沿ったものとなっている。

     アリエタが最も輝いたのは2015年。この年は33試合に先発して229イニングを投げ、22勝6敗、防御率1.77、236奪三振という驚異的な成績を残してサイ・ヤング賞を受賞。翌2016年は18勝を挙げ、ワールドシリーズ制覇にも貢献した。また、2015年と2016年に1度ずつ、合計2度のノーヒッターも達成している。

     カブスで輝かしい実績を残したあと、3年7500万ドルの大型契約でフィリーズへ移籍したアリエタだが、2ケタ勝利と規定投球回到達は移籍1年目の1度だけ、3年間で22勝23敗、防御率4.36と金額に見合う活躍はできなかった。全盛期の輝きが失われ、故障も増えているが、4年ぶりの復帰となる古巣・カブスでどこまで輝きを取り戻せるか注目される。

  • ドジャースが2件のトレードでコラレック、フローロらを放出

    2021.2.13 10:00 Saturday

     日本時間2月13日、ドジャースは2件のトレードを成立させた。アスレチックスには救援左腕のアダム・コラレックとマイナー外野手のコディ・トーマスを放出して内野手のシェルドン・ノイジーとマイナー右腕のガス・バーランドを獲得。一方、マーリンズには救援右腕のディラン・フローロを放出して若手左腕のアレックス・ベシアと2020年ドラフト5巡目指名の右腕カイル・ハートを獲得している。

     ドジャースのノイジー獲得は、ジャスティン・ターナーの流出に備えた動きと言えそうだ。現在26歳のノイジーは昨季メジャーでの出場機会がなかったものの、メジャーデビューした2019年は25試合に出場。AAA級では打率.317、27本塁打、102打点、OPS.939の好成績を残した。ターナーが流出した場合、三塁は右打ちのノイジーと左打ちのエドウィン・リオスによるプラトーンで賄われることになるかもしれない。

     アスレチックスはリアム・ヘンドリックス、ホアキム・ソリア、ユスメイロ・ペティートといった主力リリーバーが抜けた穴を埋めるための補強とみられる。現在32歳のコラレックは昨季20試合に登板して防御率0.95の好成績をマーク。2019年にはレイズとドジャースの2球団合計で自己最多の80試合(防御率3.27)に登板している。

     マーリンズは2人の若手投手を放出して現在30歳のフローロをブルペンに加える形となった。昨季は25試合に登板して防御率2.59と安定したピッチングを披露。2019年は防御率4.24と不調だったが、レッズとドジャースでプレーした2018年には自己最多の54試合に登板して防御率2.25をマークしており、マーリンズでも試合中盤を担うリリーバーとして貴重な戦力になりそうだ。

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