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  • ヤンキース・レメイヒュー 左手親指の突き指でIL入り

    2020.8.17 08:00 Monday

     アメリカン・リーグ東部地区の首位を走るヤンキースは、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンに続いてDJ・レメイヒューも戦列を離れることになった。ヤンキースは日本時間8月17日、レメイヒューを左手親指の突き指により10日間の故障者リストに登録したことを発表。レメイヒューは前日の試合でスイングした際に左手親指を痛め、途中交代していた。

     レメイヒューは今季ここまで19試合に出場して打率.411(73打数30安打)、2本塁打、8打点、1盗塁、OPS.990の好成績をマーク。打率はロッキーズのチャーリー・ブラックモン(.438)、ジャイアンツのドノバン・ソラーノ(.433)に次ぐメジャー3位の数字となっていた。

     4割を超える高打率で打線を牽引していたレメイヒューの離脱について、先発左腕のジェームス・パクストンは「彼は替えのきかない存在だ。素晴らしい打者だし、守備もとても上手い。早く復帰できることを願っているよ」とコメント。レメイヒューはロッキーズ時代の2018年5月にも同様の故障で戦列を離れているが、このときは約2週間で戦列復帰を果たしている。

     ヤンキースはレメイヒューの故障者リスト入りに伴い、2018年に大谷翔平(エンゼルス)と新人王を争ったミゲル・アンドゥハーをメジャーへ再昇格させた。空席となった二塁では、サイロ・エストラーダとタイラー・ウェイドの出場機会が増えることが予想されている。

     ヤンキースではクリント・フレイジャーやマイク・トークマンがジャッジとスタントンの穴を感じさせない活躍を見せている。選手層の厚さを生かし、レメイヒューの穴も埋めることができるか注目だ。

  • 各球団の「カラーバリア」を破った選手たち ドビー、ミニョソなど

    2020.8.16 13:10 Sunday

     ジャッキー・ロビンソン(ドジャース)が1947年4月15日にメジャーリーグ史上初のアフリカ系アメリカ人選手としてプレーし、球界の「カラーバリア」を破ったことは広く知られている。しかしその一方で、当時のメジャーリーグは16球団で構成されていたが、ドジャース以外の15球団の「カラーバリア」を破った選手はあまり知られていないのが実情だ。メジャーリーグ公式サイトでは、各球団の「カラーバリア」を破った選手を紹介している。

    1947年7月5日:ラリー・ドビー(インディアンス)

     アメリカン・リーグ史上初のアフリカ系アメリカ人選手として、ロビンソンのデビューから11週間後に初出場。オールスター・ゲームに通算7度出場し、1952年に本塁打王、1954年には本塁打と打点の二冠に輝いた。引退後の1962年には中日ドラゴンズでプレーして10本塁打を記録。1998年にベテランズ委員会の選考でアメリカ野球殿堂入りを果たした。

    1947年7月17日:ハンク・トンプソン(ブラウンズ・現オリオールズ)

     ブラウンズでは27試合のみの出場に終わったが、ジャイアンツ移籍後に3度のシーズン20本塁打を記録。ジャイアンツでは1949年7月8日にモンテ・アービン(後述)とともに球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手として出場し、2球団の「カラーバリア」を破った唯一の選手となっている。また、両リーグでプレーした初のアフリカ系アメリカ人選手でもあった。

    1949年7月8日:モンテ・アービン(ジャイアンツ)

     トンプソンとともに球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手としてデビュー。1951年に自己最多の121打点をマークして打点王のタイトルを獲得し、この年の24本塁打を筆頭にメジャー8年間で99本塁打を放った。1973年にニグロリーグ委員会の選考によりアメリカ野球殿堂入りを果たしている。

    1950年4月18日:サム・ジェスロー(ブレーブス)

     1950年にデビューし、打率.273、18本塁打、58打点、35盗塁、OPS.780をマークして新人王に選出。34歳での受賞は史上最高齢となっている。また、この年から2年連続で盗塁王のタイトルも手にした。

    1951年5月1日:ミニー・ミニョソ(ホワイトソックス)

     俊足好打の3番打者として17シーズンにわたってプレーした。1949年にインディアンスでデビューし、1951年途中にホワイトソックスへ移籍。球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手となった。その後、1964年限りで一旦メジャーの舞台から姿を消したものの、50歳の1976年に3試合、54歳の1980年に2試合だけプレー。史上2人目の「5ディケード・プレーヤー」となった。

    1953年9月13日:ボブ・トライス(アスレチックス)

     メジャーでプレーしたのは3年だけだったが、1954年4月24日のヤンキース戦で1対0の完封勝利を記録。ミッキー・マントルから2つの三振を奪った。また、投手ながら打撃も良く、通算打率.288(52打数15安打)をマークしている。

    1953年9月17日:アーニー・バンクス(カブス)

     「ミスター・カブ」として知られるバンクスは、1953年9月17日に球団史上初のアフリカ系アメリカ人選手としてデビュー。本塁打王と打点王に各2度輝き、1958年から2年連続でMVPを受賞した。カブス一筋19年のキャリアで5度のシーズン40本塁打以上を含む通算512本塁打をマークしたが、残念ながらポストシーズンには縁がなかった。

    1954年4月13日:トム・オルストン(カージナルス)

     マイナー時代は「メジャーでシーズン50本塁打以上も可能」と言われたほどの長打力を誇る選手だったが、メジャーではデビューイヤーの1954年に4本塁打を放っただけ。メジャーでプレーしたのは4年間、通算91試合だけだった。

    1954年4月13日:カート・ロバーツ(パイレーツ)

     デビューイヤーの1954年は正二塁手として134試合に出場したものの、打率.232、1本塁打、OPS.612に終わり、レギュラー定着には至らなかった。メジャー在籍は3年だけ。31試合に出場した1956年を最後にメジャーの舞台から姿を消した。

    1954年4月17日:チャック・ハーモン&ニノ・エスカレーラ(レッズ)

     ハーモンは1954年に94試合、翌1955年は96試合に出場し、メジャー4年間で通算141安打を記録。エスカレーラは1954年に主に代打で73試合に出場したが、メジャーでプレーしたのはこの年だけだった。

    1954年9月6日:カルロス・ポーラ(セネタース・現ツインズ)

     メジャー2年目の1955年に打率.299(チーム2位)の好成績をマークしたが、翌1956年は打率.183と低迷し、出場したのは33試合だけ。この年以降、二度とメジャーでプレーすることはなかった。

    1955年4月14日:エルストン・ハワード(ヤンキース)

     14年間のキャリアのうち最初の12年半をヤンキースで過ごし、ヤンキースではワールドシリーズに9度出場(他にレッドソックスで1度)。4度のワールドシリーズ制覇を経験した。1963年にアフリカ系アメリカ人選手としてはアメリカン・リーグで初となるMVPを受賞。巧みなリードで常勝・ヤンキースを支えた名捕手だった。

    1957年4月22日:ジョン・ケネディ(フィリーズ)

     代走としてデビューを果たすも、出場したのは5試合だけ。メジャー初安打を記録することなくメジャーの舞台から姿を消した。

    1958年6月6日:オジー・バージル(タイガース)

     ジャイアンツで2年間プレーしたあと、1958年にタイガース史上初のアフリカ系アメリカ人選手となった。選手としては9年間で通算174安打を記録。引退後は名将ディック・ウィリアムスのもとで三塁ベースコーチとして手腕を発揮した。

    1959年7月21日:パンプシー・グリーン(レッドソックス)

     ロビンソンの登場から12年後、ようやくレッドソックスにも初のアフリカ系アメリカ人選手が誕生。1960年は自己最多の133試合に出場し、翌1961年には88試合のみの出場ながら自己ベストのOPS.801をマークした。

  • インディアンス・ビーバーがまたも快投 今季5先発で54奪三振

    2020.8.16 12:00 Sunday

     インディアンスのシェーン・ビーバーが敵地コメリカ・パークでのタイガース戦に先発し、2回裏から5回裏にかけて対戦した10人の打者から9個の三振を奪うなど、7回98球を投げて被安打3、奪三振11、与四球1、無失点という見事なピッチングを披露。チームを勝利に導き、自身は今季4勝目(0敗)をマークした。開幕からの5先発で奪った54三振は歴代3位タイの好成績である。

     今季のビーバーは、開幕からの5先発で14-13-8-8-11と合計54奪三振を記録。これは1973年のノーラン・ライアン、2001年のペドロ・マルティネスと並び、1978年のライアン(59奪三振)、1999年のランディ・ジョンソン(55奪三振)に次ぐ歴代3位タイの数字である。また、3対1でタイガースを破ったインディアンスは、昨年から続く同カードの連勝が19となった。

     前日にソニー・グレイ(レッズ)が今季45奪三振で両リーグ1位に躍り出ていたが、ビーバーは今季54奪三振としてその座に再浮上。3度の2ケタ奪三振は今季両リーグ最多となっている。メジャー2年目の昨年は自己最多の15勝を挙げ、初出場のオールスター・ゲームでMVPに選出されるなど飛躍を遂げたが、今季はさらにステップアップした姿を見せており、サイ・ヤング賞に手が届く可能性もありそうだ。

  • シーズン再開のカージナルス ダブルヘッダーに連勝

    2020.8.16 11:30 Sunday

     チーム内で18人の新型コロナウイルス陽性者を出したカージナルスが日本時間7月30日以来17日ぶりにシーズンを再開。敵地ギャランティードレイト・フィールドでホワイトソックスとのダブルヘッダーを戦い、第1試合に5対1、第2試合に6対3で勝利した。カージナルスは今後の試合スケジュールにおいて、10度のダブルヘッダーが予定されている。

     カージナルスのマイク・シルト監督は、今回のシーズン再開を「4度目のチャンス」と表現した。通常のオフシーズンを経てスプリング・トレーニングがスタートしたのが2月。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によりスプリング・トレーニングは中断され、夏季キャンプのスタートは7月まで待たねばならなかった。ところが、待望のシーズン開幕を迎えたあと、5試合を消化したところで陽性者の発生によってシーズン中断。一度はシーズン再開目前までこぎつけたが、さらなる陽性者の発生によってシーズン中断は継続し、ようやく無事にシーズンを再開することができた。

     第1試合は経験豊富なベテラン右腕、アダム・ウェインライトが先発して5回2安打1失点の好投を見せ、今季2勝目(0敗)をマーク。トップ・プロスペクトのディラン・カールソンが「6番・レフト」でメジャーデビューを果たした打線は、初回にデクスター・ファウラーとアンドリュー・キズナーのタイムリーなどで4点を奪い、ウェインライトを援護した。

     第2試合はメジャー初登板初先発のジェイク・ウッドフォードが3回1安打1失点と試合を作り、打線は5回表にポール・ゴールドシュミットのタイムリー、タイラー・オニールの3号2ランなどで4点を奪って逆転に成功。逆転後はアレックス・レイエス、タイラー・ウェブ、アンドリュー・ミラーが各1イニングを無失点に抑え、リードを守り抜いた。

     今後も過密日程での戦いを強いられるカージナルス。ウェインライトも「確かにキツい日程になっている」と率直な心情を漏らしたが、ワールドシリーズ制覇を目指すコンテンダーである以上、全力で戦い続けるしかない。まだ7試合を消化しただけ。カージナルスの2020年シーズンは始まったばかりだ。

  • ブレーブス・アクーニャJr.が左手首の炎症で故障者リスト入り

    2020.8.16 09:40 Sunday

     ブレーブスは日本時間8月16日、ロナルド・アクーニャJr.を左手首の炎症により10日間の故障者リストに登録した。ブレーブスはアクーニャJr.が数日休めば戦列に復帰できると考えていたが、その望みは楽観的すぎたようだ。アクーニャJr.は日本時間8月11日のフィリーズ戦を最後に欠場が続いており、今回の故障者リスト入りは日本時間8月13日に遡って適用されている。

     アクーニャJr.は今季ここまで18試合に出場して打率.258、4本塁打、9打点、1盗塁、OPS.887を記録。過去2年に比べて四球で歩かされる場面が増えており、打率は過去2年を下回っているものの、出塁率.372は自己最高の数字となっている。60試合制の今季は「20-20」(20本塁打&20盗塁)の達成を期待されていたが、ペース的にはかなり厳しい状況だ。

     日本時間8月10日のフィリーズとのダブルヘッダー2試合で合計3本塁打を放つなど、8月に入ってからは10試合で打率.364、4本塁打、OPS1.306と調子を上げていただけに、離脱は長期化しない見込みとはいえ、3年連続地区優勝を目指すブレーブスにとって、アクーニャJr.の離脱は痛手となる。ブライアン・スニッカー監督は「良いプレーをするためには手や手首が万全であることが必要だ。手首をかばって他の部分を故障してほしくない。まずは手首を万全にして、残りの試合に備えてほしい」と語った。

     今季のブレーブスは、正二塁手のオジー・アルビーズが右手首の打撲で故障者リスト入りし、エース格のマイク・ソローカが右アキレス腱を断裂して今季絶望となるなど、投打の若きスター選手たちに故障が相次いでいる。スニッカーは「みんなで協力して、これを乗り越えていかなくてはならない。これを乗り越えれば、最後には良いことがあると信じている」と自分に言い聞かせるように話していた。

  • レッズの選手1名がコロナ陽性 パイレーツ戦2試合が延期に

    2020.8.16 09:15 Sunday

     秋山翔吾が所属するレッズで選手1名の新型コロナウイルス陽性が判明したことを受け、メジャーリーグ機構は日本時間8月16日と17日に予定されていたレッズ対パイレーツの試合を延期することを発表した。レッズのどの選手が陽性になったかは明らかにされていない。両チームは日本時間8月18日に試合がなく、この日にダブルヘッダーが組まれる可能性があるようだ。

     2試合が延期されたのは、レッズにさらなる検査と感染経路の特定を行う時間を与えるためだ。レッズは日本時間16日にトレバー・バウアー、17日にルイス・カスティーヨが先発する予定となっていた。レッズで新型コロナウイルスの陽性が確認されたのは、マット・デービッドソン以来となる。デービッドソンはシーズン開幕前の検査の結果、陽性が判明し、日本時間7月26日に故障者リスト入り。ただし、直後に改めて検査を行った際には陰性と判定されており、陽性は誤判定であったと見られている。

     このほか、レッズではマイク・ムスターカス、ニック・センゼル、ジョーイ・ボットーといった選手たちが体調不良により故障者リスト入りしたが、いずれも新型コロナウイルスの陽性反応は出ていない。また、レッズはナショナル・リーグ中部地区において、新型コロナウイルス関連の理由で試合が延期となっていない唯一のチームだった。

     中止となった2試合の開催日については、後日改めてメジャーリーグ機構から発表される予定となっている。

  • インディアンスがタイガースに対して同一カード18連勝!

    2020.8.15 13:05 Saturday

     アメリカン・リーグ中部地区に所属するインディアンスは、同地区のタイガースに対して17連勝のまま昨季を終えた(昨季の対戦成績は19試合で18勝1敗)。日本時間8月15日に今季初対戦を迎え、3号先制2ランを放ったフランミル・レイエスらの活躍により10対5で勝利。これでタイガース戦は18連勝となり、同一カードでの球団記録を更新した。

     1969年以降、同一カードでの18連勝はメジャー2位タイの記録である。ヤンキースも現在、オリオールズに対して18連勝を継続中であり、1969~70年にかけてオリオールズはロイヤルズに対して23連勝を記録している。なお、インディアンスは18連勝の期間中に117得点・37失点とタイガースを投打両面で圧倒している。

     インディアンス投手陣は、18連勝のうち6試合を完封し、2失点以下も12試合を数える。タイガースを同一シーズンで6度も完封したチームは、1954年ホワイトソックス以来だった。タイガースは今季ここまで9勝8敗と予想外の健闘を見せているとはいえ、チーム再建中で戦力不足が顕著であり、インディアンスの連勝記録はさらに続いていくかもしれない。

     明日はシェーン・ビーバー(インディアンス)とスペンサー・ターンブル(タイガース)、明後日はアダム・プルッコ(インディアンス)とマイケル・フルマー(タイガース)が先発予定。ビーバーは今季ここまで3勝0敗、防御率1.63と素晴らしい成績を残しているが、ターンブルも2勝0敗、防御率2.00と好調を維持しており、明日の試合が記録継続へのポイントとなりそうだ。

  • 菊池が試合直前で登板回避 マリナーズは初回9失点

    2020.8.15 11:15 Saturday

     菊池雄星(マリナーズ)は日本時間8月15日のアストロズ戦に先発予定だったが、試合開始の45分前に首のけいれんにより登板回避が発表された。マリナーズは菊池の代わりにネスター・コルテスを先発させ、ブルペン・デーで試合に臨んでいるが、今季初出場のヨルダン・アルバレスに1号3ランを浴びるなど初回に大量9失点。一方的な試合展開となってしまっている。

     菊池は今季ここまで3試合に先発して15回1/3を投げ、0勝1敗、防御率5.28、16奪三振を記録。本塁打はまだ1本も打たれていない。今季2度目の登板となった日本時間8月2日のアスレチックス戦では6回3安打9奪三振無失点という見事なピッチングを披露。一方、前回登板のロッキーズ戦(日本時間8月8日)では6回途中6安打3奪三振4失点で今季初黒星を喫した。

     マリナーズはマルコ・ゴンザレス、タイワン・ウォーカー、菊池、ジャスタス・シェフィールド、ケンドール・グレイブマン、ジャスティン・ダンという顔ぶれで6人ローテーションを形成し、今季の戦いをスタートしたが、このうちグレイブマンは首の故障によりすでに戦線離脱。今季中に復帰できるかどうかは明らかになっていない。そのグレイブマンに代わってニック・マーガビシャスがローテーション入りを果たしている。

     今のところ、菊池の首の状態について詳細は明らかになっておらず、次回以降の登板予定も不透明な状況。今季の菊池はフォームを改良して平均球速がアップするなど、明るい材料も見受けられていただけに、欠場が長引かないことを祈るばかりである。

  • ヤンキース・ジャッジ 右ふくらはぎ痛で故障者リスト入り

    2020.8.15 10:45 Saturday

     ヤンキースは日本時間8月15日、アーロン・ジャッジを10日間の故障者リストに登録した。アーロン・ブーン監督によると、下半身の張りを訴えていたジャッジがMRI検査を受けた結果、非常に軽度の右ふくらはぎ痛が判明したという。ブーンはジャッジが「かなり短い期間」で復帰できる見込みであることを明らかにしている。

     ジャッジの故障者リスト入りは最後に試合に出場した日本時間8月12日の翌日に遡って適用されており、ジャッジは最短で日本時間8月22日に復帰可能となる。ヤンキースはこの日から敵地シティ・フィールドでメッツとのニューヨーク対決、「サブウェイ・シリーズ」の3連戦を戦う予定となっている。

     ブーンが「アーロンが我々にとってどんなに重要な選手であるかは言うまでもない」と語っているように、今季両リーグ1位の9本塁打、20打点、長打率.758を記録しているジャッジの離脱はヤンキースにとって大きな痛手となる。ヤンキースは少なくとも同地区ライバルのレッドソックスとの4連戦とレイズとの3連戦をジャッジを欠いた状態で戦わなければならなくなった。

     ジャッジがふくらはぎを痛めたのは、レイズ4連戦(ダブルヘッダーを含む)の3日間を人工芝のトロピカーナ・フィールドでプレーしたことが原因であると見られている。ジャッジが最後に試合に出場した日本時間8月12日のブレーブス戦、守備の際にとても慎重に動いているように指揮官の目には映ったようだ。

     ヤンキースはジャンカルロ・スタントンも故障で戦列を離れており、両者が復帰するまでのあいだはマイク・トークマンとクリント・フレイジャーの2人が出場機会を増やすことが予想される。ブーンは「我々はMVP級の選手を2人失った。今季は特に素晴らしい活躍をしてくれていたから(両者の戦線離脱は)痛いよ。でも、我々にはそれに耐えうるだけの戦力がある」と語り、代役となる選手たちに期待を寄せた。

  • カージナルスが16日にシーズン再開か 超有望株が昇格へ

    2020.8.14 13:30 Friday

     チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことにより、今季まだ5試合しか消化できていないカージナルスは、早ければ日本時間8月16日にシーズンを再開できるようだ。検査結果の確認とシーズン再開に向けた準備のために日本時間8月15日に予定されていたホワイトソックス戦が翌日に延期されており、カージナルスはシーズン再開の場合、ダブルヘッダーからスタートすることになる。

     カージナルスでは日本時間8月14日にコーチ1名の新型コロナウイルス陽性が判明。チーム内での陽性者は18人目となった。ただし、このコーチは先週から隔離された状態が続いており、濃厚接触者はいないという。カージナルスはホゼ・オケンドを三塁ベースコーチに任命し、ホワイトソックス戦が行われるシカゴには各自がレンタカーで移動する予定となっている。

     現時点ではメジャーリーグ機構からの正式なアナウンスはないものの、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長はシーズン再開に向けた動きが進んでいることを明らかにしている。モゼリアックによると、先週中止となったカブス戦の振り替えとして日本時間8月18日と20日にもダブルヘッダーが組まれる予定となっており、カージナルスはシーズン再開後の最初の5日間で1日おきに3度のダブルヘッダーを戦うことになる。

     また、陽性者の離脱に伴うロースターの穴埋めのなかで、チーム内ナンバーワン有望株のディラン・カールソンのメジャー昇格が確実となっている。現在21歳のカールソンは両打ちの外野手で、昨年はAA級とAAA級で合計126試合に出場して打率.292、26本塁打、20盗塁、OPS.914の好成績をマーク。「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングでは球団1位・メジャー18位にランクインしている。

     メジャーリーグ公式サイトでカージナルスの番記者を務めるアンネ・ロジャースは、カールソンのほか、セス・エレッジ、ジョン・ノゴウスキー、リカルド・サンチェス、ロブ・カミンスキーもメジャーへ昇格する予定であることを伝えている(いずれもメジャー未経験)。

  • ドジャース・ベッツ 歴代最多タイとなる6度目の1試合3本塁打

    2020.8.14 12:50 Friday

     ムーキー・ベッツ(ドジャース)が日本時間8月14日のパドレス戦で自身6度目の1試合3本塁打を記録し、ジョニー・マイズとサミー・ソーサが持つメジャー記録に並んだ。ベッツはまだ27歳。今後メジャー新記録を樹立する可能性は十分にありそうだ。

     ベッツは過去に、2016年5月31日のオリオールズ戦、2016年8月14日のダイヤモンドバックス戦、2018年4月17日のエンゼルス戦、2018年5月2日のロイヤルズ戦、2019年7月26日のヤンキース戦(いずれも現地時間、レッドソックス時代)で1試合3本塁打を記録。アレックス・ロドリゲス、マーク・マグワイア、デーブ・キングマン、カルロス・デルガド、ジョー・カーターと5度で並んでいた。

     ベッツは2回裏にパドレス先発のクリス・パダックから5号2ランを放つと、4回裏に2番手のルイス・ペルドモから6号ソロ、5回裏には再びペルドモから7号2ラン。ドジャース移籍後初の1試合3本塁打を達成し、通算6度はメジャー歴代最多タイとなった。

     マイズが通算359本塁打、ソーサが通算609本塁打を記録していることを考えると、今日の3本を加えて通算146本塁打のベッツが6度も1試合3本塁打を達成しているのは驚異的。5度達成のロドリゲスは通算696本塁打、マグワイアは通算583本塁打、キングマンは通算442本塁打、デルガドは通算473本塁打、カーターは396本塁打を放っており、ベッツの通算本塁打の少なさは群を抜いている。逆に言えば、ベッツの1試合での爆発力は凄まじい。

     開幕直前に12年3億6500万ドルという巨額の契約延長を手にしたベッツだが、今季7号を打った時点で打率.310、OPS1.062と超大型契約に見合うだけの働きを見せている。まだ27歳で、今年10月にようやく28歳の誕生日を迎えるベッツ。今季も含め、ドジャースで過ごす13年のあいだにさらなる伝説を築いていくことだろう。

  • フィリーズがディック・アレンの「15」を永久欠番に

    2020.8.14 11:30 Friday

     フィリーズはディック・アレンの背番号「15」を永久欠番にすることを発表した。日本時間9月4日に本拠地シチズンズバンク・パークで永久欠番セレモニーが開催される。アレンは「殿堂入りに値する選手」と言われながらもまだアメリカ野球殿堂入りを果たしておらず、フィリーズが殿堂入りしていない選手の背番号を永久欠番にするのは今回が初めてである。

     アレンは15年間のメジャー生活のうち9年間をフィリーズでプレー。フィリーズ以外には、ホワイトソックスで3年、カージナルス、アスレチックス、ドジャースで各1年プレーした。通算1848安打、打率.292、351本塁打、1119打点、133盗塁、OPS.912をマークし、本塁打王2度、打点王1度。OPSではリーグ1位を4度記録し、フィリーズ時代の1964年に新人王、ホワイトソックス時代の1972年にはMVPに輝いた。

     全盛期の活躍ぶりはメジャートップクラスで、1964~7年の11年間に記録したWAR58.3(Baseball-Reference版)は、ハンク・アーロン(68.8)、カール・ヤストレムスキー(68.1)、ロベルト・クレメンテ(64.7)、ロン・サント(60.1)、ブルックス・ロビンソン(59.3)に次ぐメジャー6位の数字である(ウィリー・メイズとタイ)。

     「殿堂入りに値する選手」という声が多く聞かれるアレンだが、全米野球記者協会による投票では殿堂入りできず、2014年のベテランズ委員会による選考でもあと1票で殿堂入りを逃した。フィリーズは永久欠番にするのを殿堂入り選手のみに限定してきたが、ジョン・ミドルトン・オーナーはその方針を変更し、アレンに永久欠番の栄誉を与えることに決めた。

     ミドルトンは「彼は永久欠番と殿堂入りをいつも望んでいたと思う。でも、もう諦めてしまっていたかもしれない」と語る。永久欠番の栄誉をまず手にしたアレン。殿堂入りを果たす日もやってくるかもしれない。

  • ヤンキース・ジャッジ 下半身の張りでスタメン外れる

    2020.8.13 08:10 Thursday

     アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が日本時間8月13日のブレーブス戦(田中将大が先発)のスタメンから外れた。アーロン・ブーン監督によると、ジャッジは下半身に張りがあり、治療を受けているという。ジャッジは前日の試合で今季9号アーチを放ったものの、6回裏の打席で代打を送られ、途中交代していた。

     ブーンはジャッジが先週レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドで4試合をプレーしたことの影響を受けている可能性を示唆した。トロピカーナ・フィールドはメジャーで数少ない人工芝の球場である。ブーンによると、ジャッジ自身はプレーしたがっていたが、大事を取って休ませることにしたようだ。

     下半身の具体的な箇所について尋ねられたブーンは、臀部、ふくらはぎ、ハムストリングなど複数の部位を挙げた。「タンパでの3日間で4試合をプレーしたことが影響していると思う」とブーン。明日は試合がなく、明後日から始まる宿敵・レッドソックスとの4連戦を万全の状態で迎えさせるためにジャッジをスタメンから外すことを決断した。

     ジャッジは今季ここまで両リーグ最多の9本塁打、同1位の長打率.758をマークし、20打点もチャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)と並んで同最多タイ。チームの全17試合に出場し、打率.290、OPS1.101という好成績を残していた。開幕2週目には自身初の5試合連続本塁打を記録し、週間MVPも受賞している。

     ブーンは日本時間8月15日から始まるレッドソックス4連戦でジャッジがスタメンに復帰できると信じている。ジャンカルロ・スタントンの離脱によって打線は少なからずパワーダウンを強いられているだけに、指揮官はジャッジのコンディションに大きな問題がないことを願っていることだろう。

  • ブラックモン3安打で打率.500 安打数がカージナルスに並ぶ

    2020.8.12 16:15 Wednesday

     チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)は日本時間8月12日のダイヤモンドバックス戦で4打数3安打1打点の活躍を見せ、今季の打率を.500(68打数34安打)に上げた。チームの開幕17試合で打率.500以上をマークするのは史上7人目の快挙。今季の安打数は、新型コロナウイルスの影響により試合延期が続いているカージナルス(5試合で34安打)と同数となっている。

     ブラックモンの前にチームの開幕17試合で打率.500以上を記録したのは2004年のバリー・ボンズだ。この年のボンズは開幕17試合終了時点で打率.525、OPS2.028という驚異的な数字をマークし、開幕20試合目まで打率5割、開幕31試合目まで打率4割をキープ。最終的にはキャリア2位の打率.362をマークし、自身2度目の首位打者に輝いた。

     ボンズの前の3人はいずれもアメリカ野球殿堂入りを果たしている。1997年のラリー・ウォーカーは開幕17試合の時点で打率.507を記録。開幕96試合が終了した時点で.402と打率4割をキープしていた。1959年のハンク・アーロンは開幕17試合の時点で打率.500をマークし、開幕60試合目まで打率4割をキープ。また、1958年のスタン・ミュージアルは開幕17試合の時点で打率.529をマークし、開幕49試合目まで打率4割をキープした。

     ブラックモンが残り43試合のうち41試合に出場して平均4打数を記録する(つまり合計164打数)と仮定すると、打率4割達成のためには164打数59安打(打率.360)が必要となる。メジャーリーグ機構のデータ専門家、トム・タンゴによると、ブラックモンがこれを達成する可能性は10%であるという。

     可能性が10%と聞くと低いように思われるが、たとえば1998年のマーク・マグワイアは681打席で70本塁打、要するにシーズン全打席のうち10.3%の打席で本塁打を打った。あの年のマグワイアが1打席で本塁打を打つ確率と同じくらい、現在のブラックモンには打率4割達成の可能性があるというわけだ。

     なお、現時点でドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)は打率.458、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)も打率.400をマークしている。60試合制という異例のシーズンとはいえ、79年ぶりの4割打者誕生なるか注目だ。

  • インディアンス・サンタナが「ボンズ級」のペースで積み上げる記録とは

    2020.8.12 11:35 Wednesday

     カルロス・サンタナ(インディアンス)がバリー・ボンズのメジャー記録に迫るペースで四球を積み上げている。ボンズは2004年に歴代最多の232四球を記録。もちろん、サンタナは60試合制のシーズンでこの記録を更新しようとしているわけではない。しかし、四球を積み上げるペースは、2004年のボンズに迫るものとなっている。

     サンタナは日本時間8月11日の試合が終了した時点で、チームの全17試合に出場し、23四球を記録。「マルチ四球」が6試合もあり、日本時間8月7日から4試合連続で「マルチ四球」を記録し、この4試合で12四球を選んだ(4-2-3-3)。17試合で23四球というペースを162試合に換算すると、219四球になる。ボンズのメジャー記録には及ばないものの、それに迫る数字である。

     これだけ多くの四球を選んでいる結果、サンタナは打率.188に対して出塁率.451を記録。これはジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)の.453に次いでリーグ2位にランクインしている。日本時間8月7日のレッズ戦は無安打ながら4四球、日本時間8月9日のホワイトソックス戦でも無安打ながら3四球を記録し、ヒットを打たずとも出塁率は上昇する一方だ。

     ちなみに、チームの開幕17試合で最も多くの四球を選んだのは、1962年のミッキー・マントルで29四球。マントルは打率.341と打撃自体も好調で、出塁率は.600という驚異的な水準に達していた。21世紀に入ってからでは、2002年と2004年のボンズが24四球、2007年のジム・トーメイが25四球、2013年のジョーイ・ボットー(レッズ)も24四球を記録している。

     なお、サンタナは日本時間8月12日のカブス戦に出場し、この試合でも四球を1つ選んだ。4打席で3打数1安打1四球を記録し、打率は.196、出塁率は.453に上昇。今後、サンタナが四球や出塁率をどこまで伸ばしていくか注目したい。

  • 4割打者誕生なるか 打率.484のロッキーズ・ブラックモンに注目

    2020.8.12 10:55 Wednesday

     チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)は日本時間8月11日のダイヤモンドバックス戦で4安打を放ち、今季の打率を.484とした。開幕16試合の打率としては、2004年にバリー・ボンズ(ジャイアンツ)が.525を記録して以来のハイアベレージ。今季が60試合制であることを考えると、ブラックモンには79年ぶりの打率4割を達成する可能性が十分にありそうだ。

     開幕から2試合連続でノーヒットに終わったブラックモンだが、そこから14試合連続安打を記録。14試合のうち、マルチヒットが11試合もあり、3安打以上は5試合を数える。メジャーリーグにおける最後の4割打者は、1941年に打率.406をマークしたテッド・ウィリアムス(レッドソックス)。この年のウィリアムスは143試合に出場しており、60試合制のなかで打率4割を目指すブラックモンと同列に語ることはできないが、60試合制とはいえ打率4割が偉業であることに変わりはない。

     メジャーリーグ機構のデータ専門家、トム・タンゴはブラックモンが打率4割を達成する可能性について次のように分析する。まず、現在34歳のブラックモンがロッキーズの残り44試合すべてに出場する可能性は低い。44試合中42試合に出場し、平均4打数を記録すると仮定すると、ブラックモンは今季の残り試合で168打数を記録することになる。現在の64打数と合わせて合計232打数となり、打率4割を達成するためには93安打が必要。すでに31安打を放っているブラックモンは、残り62安打で打率4割を達成することができ、残り試合で必要な打率は.369(168打数62安打)となる。

     2018年以降の打率が.311であるブラックモンが残り試合で.369を記録するのは決して簡単なことではないが、タンゴの試算によると、ブラックモンがこれを達成する可能性は6%もあるという。これらの数字を見る限り、79年ぶりの4割打者誕生に期待してもいいのではないだろうか。なお、ブラックモンは日本時間8月12日のダイヤモンドバックス戦に出場中で、ここまで2打数2安打を記録。打率を.500まで上昇させている。

  • 乱闘のきっかけ作ったアストロズ・コーチに20試合出場停止処分

    2020.8.12 09:45 Wednesday

     メジャーリーグ機構は日本時間8月12日、アストロズのアレックス・シントロン打撃コーチに20試合の出場停止処分を科した。シントロンは日本時間8月10日に行われたアスレチックス戦でラモン・ラウレアーノを挑発し、乱闘が発生するきっかけを作ったと見られている。コーチには異議申し立ての権利がなく、出場停止は直ちにスタート。シントロンは日本時間9月3日に復帰可能となる。

     乱闘が発生したのは、ラウレアーノがその試合2度目、その3連戦では3度目となる死球を受けた直後だった。苛立ちを隠せないラウレアーノが一塁へ向かう際、一塁側のダグアウトにいたシントロンがジェスチャーを交えながらラウレアーノを挑発。激怒したラウレアーノが一塁側ダグアウトへ突進し、両軍の選手がダグアウトから飛び出して乱闘となった。

     アストロズのダスティン・ガーノウがラウレアーノを取り押さえたため、ラウレアーノとシントロンが直接やり合うことはなかったが、ラウレアーノとアスレチックスのオースティン・アレンにはその場で退場が宣告された。ラウレアーノにも6試合の出場停止処分が科されたが、ラウレアーノは異議申し立てを行う意思を示しており、処分が確定するまで出場可能である。

     シントロンは発表した声明文のなかで「私はメジャーリーグ機構による処分を受け入れ、今回の出来事から学んでいきます。(挑発行為のなかで)ラモンの母に言及したりはしていませんが、私の行動は不適切でした。日曜日の試合で不幸な出来事が起きた原因となったことを謝罪します。コーチとして、我々はより高い基準を求められており、選手たちの手本にならなくてはなりません。他のコーチたちが私の失敗から学び、二度とこのようなことが起きないことを願います」と述べた。

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は「彼は我々のチーム、特にラテン系の選手たちにとって重要な存在だった」と語っており、シントロンの離脱はチームにとって痛手となる。なお、アストロズはもう1人の打撃コーチであるトロイ・スニッカーを補佐するために、シントロンに代わるコーチを準備する予定だ。

  • インディアンス クレビンジャーもプロトコル違反が発覚

    2020.8.11 12:40 Tuesday

     インディアンスは、先発右腕のマイク・クレビンジャーが球団が定めた新型コロナウイルス感染防止のためのプロトコルに違反し、チームから隔離されていることを発表した。同じく先発右腕のザック・プリーサックがプロトコル違反により遠征先のシカゴから自宅へ強制送還されたばかりであり、インディアンスは先発投手を2人欠いた状態で今後の数日間を戦わなければならなくなった。

     インディアンスは、新型コロナウイルスの感染を防止するため、遠征先での選手やスタッフの行動に制限を設けている。ところが、プリーサックはシカゴで友人と会っていたことが発覚し、自宅へ強制送還。安全が確認されるまでチームから隔離されることになった。

     それに加え、日本時間8月11日にはクレビンジャーのプロトコル違反も発覚。インディアンスは、その期間については明らかにしていないものの、クレビンジャーをチームから隔離し、安全にチームに合流できるよう検査を受けさせることを発表した。クレビンジャーは日本時間8月12日に本拠地プログレッシブ・フィールドでのカブス戦に先発する予定だったが、クレビンジャーに代わってアダム・プルッコが先発予定となっている。

     インディアンスはこの件について「本日、我々はマイク・クレビンジャーが直近のシカゴへの遠征の際に球団が定めたプロトコルに違反していたことを把握しました。彼はチームから隔離するよう指示を受けており、検査を受ける予定となっています。火曜日の夜(現地時間)のカブス戦には、彼に代わってアダム・プルッコが先発します。クリーブランド・インディアンスは今後も、選手やコーチ、スタッフの健康と安全を最優先に考えていきます」とのコメントを発表している。

     現在29歳のクレビンジャーは昨季まで3年連続12勝以上を挙げている主力投手で、今季はここまで3試合に先発して1勝1敗、防御率3.24をマーク。一方、プリーサックはメジャー2年目を迎えた25歳の若手投手で、今季はここまで3試合に先発して1勝1敗、防御率1.29の好成績を残している。

  • カージナルスの60試合消化は絶望的に 14日のダブルヘッダーも延期

    2020.8.11 11:50 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間8月14日に予定されていたカージナルス対タイガースのダブルヘッダーが延期となったことを発表した。カージナルスで新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、プレー再開に向けた準備のために時間が必要であり、日本時間8月14日にダブルヘッダーを開催するのは不可能であると判断された。

     カージナルスではこれまでに17名(選手10名とスタッフ7名)の新型コロナウイルス陽性が確認されている。感染がチーム内でこれ以上拡大するのを防ぐために、現在は選手、コーチ、スタッフを自宅待機としており、本拠地ブッシュ・スタジアムを訪れるのはドライブスルー形式での新型コロナウイルスの検査時のみとなっている。

     現時点では、日本時間8月15日に敵地ギャランティードレイト・フィールドでホワイトソックス戦が予定されているが、いつチームでの練習を再開できるかは不透明だ。今季の全日程(60試合)を消化するためには、残り45日間で55試合を戦わなければならず、全日程の消化は絶望的。ロブ・マンフレッド・コミッショナーもカージナルスの全日程消化は「困難である」との見解を示している。

     カージナルスは、チーム内で追加の陽性者が発生してしまったのは、感染の拡大が落ち着く前にチームでの練習を再開してしまったことが原因であると考えており、練習再開のタイミングを慎重に判断していく方針だ。チームの関係者全員が毎日検査を受け、感染がこれ以上拡大することはないと判断した段階で、プレー再開に向けてチームを招集することになる。

     試合の延期が続いている関係で、正捕手のヤディアー・モリーナや正遊撃手のポール・デヨングなど、最初に陽性が確認された選手たちは戦列復帰に向けたステップを開始しており、プレー再開と同時に復帰できる可能性もある。ただし、ジョン・モゼリアック野球部門社長は「いつプレーを再開できるかはわからない」と発言している。

     なお、カージナルスの感染拡大がカジノから始まった可能性が一部で報じられていたが、カージナルスの選手がカジノを訪れたという明確な証拠はないという。カージナルスは、ミネソタとミルウォーキーへの遠征前にセントルイスでウイルスが流入し、それが遠征中にチーム内へ広がったと考えているようだ。

  • メッツ・ストローマンが出場辞退 2球団での感染爆発も影響

    2020.8.11 11:20 Tuesday

     マーカス・ストローマン(メッツ)は日本時間8月11日、今季の出場を辞退することを発表した。現在29歳のストローマンは、左ふくらはぎの故障で出遅れており、今季1試合も登板していない。メッツからの出場辞退者は、ヨエニス・セスペデスに続いて2人目となった。

     ストローマンは、新型コロナウイルスの感染拡大が球界でも続くなか、「不確実なことや未知のことが多すぎる」として、家族と自分自身の健康と安全のために出場辞退を決断したことを発表。マーリンズとカージナルスの2球団で大規模なクラスターが発生したこともストローマンの決断に影響を与えたようだ。

     ストローマンは左ふくらはぎの回復を待つあいだもブルペンでの投球練習を行い、先週は試合形式の練習で85球を投じて戦列復帰の準備を進めていただけに、ルイス・ロハス監督はストローマンの出場辞退の決断に驚きを隠さなかった。しかし、「選手たちが決断したことはサポートしていきたい」とストローマンの決断への理解も示している。

     2014年にブルージェイズでメジャーデビューしたストローマンは、昨年までの6年間で通算51勝47敗1セーブ、防御率3.76をマーク。今季の開幕から故障者リストで過ごした期間はサービスタイムに加算されるため、サービスタイムは通算6年を超えており、今季終了後にフリーエージェントとなる。トレバー・バウアー(レッズ)やロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)とともに、今オフの移籍市場における注目株となるだろう。

     なお、ストローマンは今季プレーしないままフリーエージェントになることについて「正直に言って、それほど心配していない。移籍市場における最も若くて最も優秀な先発投手の1人だと思っているからね」と語っている。メッツとしては、昨年7月に獲得したストローマンが2ヶ月プレーしただけでチームを去ってしまうことになるが、ストローマンはメッツとの再契約に興味を持っていることを明らかにしており、メッツと再契約を結ぶ可能性もありそうだ。

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