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  • メッツの次なる補強ターゲットはマーリンズ・リアルミュートか

    2018.12.6 14:40 Thursday

     マリナーズとの大型トレードでロビンソン・カノーとエドウィン・ディアスを獲得したメッツは、マーリンズの正捕手であるJ.T.リアルミュートの獲得を目指していることが報じられているが、トレードを成立させるのに必要な若手有望株が不足しているというのが一般的な見方である。しかし、そんな状況でもメッツはリアルミュートの獲得を諦めていない。地元紙ニューヨーク・ポストの報道によると、メッツはブランドン・ニモを筆頭とする若手メジャーリーガーをトレードの駒としてリアルミュートの獲得を目指しているようだ。

     メッツはマリナーズとのトレードで過去のドラフト1巡目指名選手を2名放出。カノーとディアスの獲得に成功したものの、マイナーの層は薄くなった。そんななか、メッツはリアルミュートの獲得に向けてマーリンズと話し合いを行っていることが報じられており、メッツはニモを交換要員に含めることを真剣に検討しているという。ニモは今季メジャー定着を果たした25歳の外野手であり、140試合に出場して打率.263ながら17本塁打、出塁率.404、OPS.886という好成績をマークした。メッツはヨエニス・セスペデス、フアン・ラガレス、マイケル・コンフォートとニモ以外にもレギュラー級の外野手が3人いるため、ニモ放出に支障はないと考えているようだ。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは若手レギュラー選手と先発ローテーションの大半をキープしたい方針を明らかにしており、ニモ、コンフォート、アメッド・ロサリオといった若手選手たちが前者に該当する。しかし、チームが必要としている魅力的な選手を獲得できるチャンスがあるのであれば、例外もあり得ることを示唆しており、リアルミュートの獲得に向けてニモやコンフォートの放出が検討される可能性は否定できない。

     メジャーを代表する好捕手と、メッツの近未来を担うであろう若きレギュラー選手たちを巻き込んだ大型トレードは実現するのか。カノー獲得で世間を驚かせたメッツが、再び話題の中心となる日がやってくるかもしれない。

  • レッドソックスが速球派右腕・イバルディと再契約間近か

    2018.12.6 12:50 Thursday

     ジ・アスレチックのロバート・マレーによると、レッドソックスとネイサン・イバルディの間の契約交渉が本格化しているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、1年あたり1700万ドル前後の4年契約で話が進められているようだが、規定投球回到達が1度しかない投手に対するオファーとしては異例の好条件といえる。イバルディの契約交渉に関わっていると見られる関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、現在のイバルディの市場はレッドソックスのみに限定されており、契約成立が着実に近付いているという。

     今季のイバルディはレイズで開幕を迎え、10先発で3勝4敗、防御率4.26をマーク。7月下旬にジャレン・ビークスとのトレードでレッドソックスへ移籍すると、移籍後は12試合(うち11先発)に登板して3勝3敗、防御率3.33という成績を残した。イバルディが評価を上げたのはポストシーズンであり、ポストシーズンでは6試合(うち2先発)に登板して2勝1敗2ホールド、防御率1.61という見事なパフォーマンスを披露。地区シリーズでヤンキース相手に7回1失点、リーグ優勝決定シリーズでアストロズ相手に6回2失点と好投したほか、ドジャースとのワールドシリーズ第3戦では延長18回にサヨナラ弾を浴びたものの、6回0/3を2失点(自責点1)に抑えるロングリリーフを見せ、敗戦投手ながら多くの称賛を浴びた。

     ヤンキースやパドレスなど、レッドソックス以外の球団もイバルディ獲得に興味を示していたようだが、イバルディ自身もレッドソックスとの再契約を前向きに考えており、「相思相愛」の状態となっていた。規定投球回到達と2ケタ勝利が過去にそれぞれ1度だけという故障リスクの高い先発投手にレッドソックス以上の好条件を提示するチームが今後現れるとは考えにくく、各メディアが伝えているように、このままレッドソックスとの再契約がまとまる可能性は高そうだ。

  • ロイヤルズが便利屋・オーウィングスを1年300万ドルで獲得

    2018.12.6 12:10 Thursday

     日本時間12月6日、ロイヤルズはダイヤモンドバックスからノンテンダーFAとなっていたユーティリティ・プレイヤーのクリス・オーウィングスと1年契約を結んだことを発表した。契約は1年300万ドルとなっており、成績に応じて最大50万ドルの出来高が設定されているという。内外野の複数ポジションを守ることのできるオーウィングスの加入は、ロイヤルズの野手起用にフレキシビリティをもたらしそうだ。

     今季のオーウィングスは不振の影響もあり、106試合に出場しながらもメジャー定着後最少の309打席どまりだった。打率.206、4本塁打、11盗塁、OPS.574と自己ワースト級の成績に終わったものの、2016年に打率.277、5本塁打、21盗塁、OPS.731、2017年には打率.268、12本塁打、12盗塁、OPS.741をマークした実績がある。そして何より、内外野の複数ポジションを守ることができるのが最大の魅力であり、今季は右翼の43試合を筆頭に、中堅で16試合、三塁で15試合、二塁で9試合、左翼で3試合に出場。通算では本職である遊撃の233試合を筆頭に、二塁168試合、右翼68試合、中堅65試合、三塁15試合、左翼4試合の出場経験がある。

     ロイヤルズは現時点では、二塁にウィット・メリーフィールド、遊撃にアダルベルト・モンデシー、左翼にアレックス・ゴードンが入るのは確実。中堅にはブレット・フィリップスとブライアン・グッドウィン、右翼にはホルヘ・ボニファシオとホルヘ・ソレアーがいるものの、絶対的なレギュラーと呼べるほどではない。また、ライアン・オハーン一塁手が指名打者中心の起用となるのであれば、ハンター・ドージャー三塁手は一塁に回る可能性が高く、その場合は三塁のポジションも空席となる。新加入のオーウィングスは持ち前のユーティリティ性を生かし、三塁、中堅、右翼の3ポジションを中心に起用されることになるのではないだろうか。

  • 大型トレード成立!強打者・ゴールドシュミットがカージナルスへ

    2018.12.6 11:40 Thursday

     カージナルスの「強打者探し」がようやく終着点に辿り着いた。日本時間12月6日、カージナルスはカーソン・ケリー捕手、ルーク・ウィーバー投手、アンディ・ヤング内野手と2019年ドラフトにおける戦力均衡ラウンドBの指名権をダイヤモンドバックスへ放出し、球界を代表する一塁手であるポール・ゴールドシュミットの獲得に成功した。ここ数年、絶対的な「打線の核」を欠いていたカージナルスだが、ついに核となり得るホンモノのスラッガーを獲得。日本時間12月8日に本拠地ブッシュ・スタジアムで入団記者会見が行われる予定となっている。

     現在31歳のゴールドシュミットはダイヤモンドバックスとの契約が残り1年だったため、来季終了後にフリーエージェントとなる。今季は打率.290、33本塁打、出塁率.389、長打率.533をマークし、ナ・リーグのMVP投票で6位にランクイン。これまでに4度のシルバースラッガー賞を獲得し、過去6シーズンで平均30本塁打を放っている強打者だ。

     また、ゴールドシュミットの獲得により、今季は一塁と三塁を兼任していたマット・カーペンターは三塁専任となる可能性が高い。カーペンターは今季三塁で守備防御点+6をマークしており、守備面に関してそれほど大きな心配はいらないだろう。1番・カーペンター、3番・ゴールドシュミットの打線は相手投手の脅威となりそうだ。

     カージナルスはゴールドシュミットの対価として将来の正捕手候補であるケリー、今季は不調だったものの先発ローテーションの一角を担える存在であるウィーバー、有望株のヤング、ドラフト指名権1つを放出。ケリーとウィーバーは余剰戦力となりつつあったとはいえ、かなりの出血を伴うトレードとなった。そのため、カージナルスはゴールドシュミットとの契約延長を目指す可能性が高いと見られている。カージナルスは過去にもマーク・マグワイア、ジム・エドモンズ、スコット・ローレン、マット・ホリデイといったトレードで獲得した大物選手と契約を延長した実績があり、今後数年にわたってゴールドシュミットがカージナルス打線の中軸に座ることになるかもしれない。

  • カージナルスが強打者・ゴールドシュミットのトレードを交渉中

    2018.12.5 17:25 Wednesday

     ここ数年にわたってカージナルスは打線の核となる強打者を必要としており、毎年のように補強に動いているものの、なかなか思うような成果を得られていない。しかし、今オフは球界を代表する強打者の獲得により、その課題を一気に解決できる可能性がある。カージナルスが獲得を狙うのはポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)だ。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、カージナルスはゴールドシュミット獲得に向けてダイヤモンドバックスとトレード交渉を行っているようだ。

     現時点では両軍のトレード交渉がどこまで進展しているのかは明らかになっていないが、強打者を欲するカージナルスにとって、直近6シーズンで30本塁打以上を4回、100打点以上を3回、OPS.920以上を5回もマークしているゴールドシュミットはまさにうってつけの存在と言える。カージナルスの一塁には今季36本塁打のマット・カーペンターがいるものの、カーペンターは三塁を守ることもできるため、ポジションが重複してしまう心配もない。

     ただし、ゴールドシュミットは右打者であり、右偏重の打線に左打者を加えたいというカージナルスの思惑にはフィットしない。また、ゴールドシュミットとダイヤモンドバックスの契約は残り1年であり、ゴールドシュミットを1年使うためだけに将来有望な若手選手を放出してしまうのは勿体ない気もする。さらに、ゴールドシュミット、マーセル・オズーナ、マイルズ・マイコラス、マイケル・ワカといった投打の主力選手が来オフに一気にフリーエージェントとなってしまうと、全員を引き留めることは難しく、戦力ダウンは避けられないだろう。

     これらの点を踏まえ、MLB公式サイトでカージナルスの番記者を務めるジェニファー・ランゴッシュは、カージナルスがゴールドシュミット獲得に動くのは獲得後に長期契約を結ぶことができる場合に限られるだろうと指摘する。この手法はマーク・マグワイア、スコット・ローレン、マット・ホリデイなど過去の強打者にも用いられてきた。カージナルスがついに念願の強打者を手に入れるのか。今後の動きに注目だ。

  • コービン獲得に失敗した2球団がターゲット変更 狙いはハップか

    2018.12.5 15:50 Wednesday

     フリーエージェント市場における最高の先発投手と目されていた左腕、パトリック・コービンの獲得レースには6年契約でコービンを獲得したナショナルズのほか、ヤンキースとフィリーズが本格参戦していることが報じられていた。両軍とも先発投手は補強ポイントの1つであり、その解決策としてコービンの獲得を目指していたのだ。そしてコービン獲得に失敗した今、両軍は次なるターゲットへと目を向けているようだ。

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは自軍に所属経験のあるJ.A.ハップ、ネイサン・イバルディ、ランス・リンの3投手とコンタクトを取ったことを認めている。「補強のプロセスにおいて失敗はしたくないから」とコービン獲得後も補強を急ぐつもりはないようだが、今季17勝をマークしたハップにはフィリーズも興味を示しており、再び争奪戦が繰り広げられることが予想される。また、イバルディについてはレッドソックスも再契約に前向きであり、こちらも契約成立までの道のりは決して平坦ではない。場合によってはフリーエージェント市場ではなくトレード市場に目を向け、コリー・クルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーのインディアンス3投手のいずれかを狙う可能性もありそうだ。

     一方、フィリーズもハップを次なるターゲットに据えているという。フィリーズとヤンキースはともにコービンに対して5年契約を提示していたようだが、ハップの希望は3年契約。ただし、ハップの年齢(36歳)を考えると、3年契約とはいえリスクが伴うのは間違いない。ただし、ブライス・ハーパーやマニー・マチャドといった大物フリーエージェント選手の獲得を狙うフィリーズにとっては、1億ドルを大きく上回る規模の契約が必要だったコービンよりもハップのほうがチームの財政事情に合っていると言える。なお、ハップは2004年にフィリーズから3巡目指名を受けてプロ入りし、2007年から2010年途中まで3シーズン半にわたってフィリーズでプレイしており、フィリーズが獲得に成功すれば実に8年半ぶりの古巣復帰となる。

  • コービン獲得後もハーパーとの再契約を目指すナショナルズ

    2018.12.5 14:40 Wednesday

     オフシーズンが始まった当初、ナショナルズはブライス・ハーパーの去就が確定するまで自軍の補強を待つつもりはないことを明言していたが、実際に日本時間12月5日にパトリック・コービンとの6年契約を実現させた。先発投手の補強はナショナルズの最優先課題であったため、コービン獲得レースを制したことはナショナルズにとって大きな成果だが、この6年1億4000万ドルの大型契約はハーパーとの再契約の可能性には影響を与えないようだ。ハーパーとの再契約については、チームの補強ポイントとは独立したものとして考えているという。

     ナショナルズにはハーパーの代理人を務めるスコット・ボラスの顧客であるマックス・シャーザーとスティーブン・ストラスバーグ(いずれも7年契約)がおり、マイク・リゾーGMとボラスの関係が深いことは広く知られている。コービンの加入により、すでに来季の推定年俸総額は1億9000万ドル前後に達しており、ハーパーと再契約すれば2億ドルを突破するのは確実。それでもナショナルズがハーパーの引き留めに動くというのが一般的な見方となっている。

     しかし、ナショナルズはすでに2年連続でぜいたく税の支払い対象となる上限額を超過しており、ハーパーとの再契約が実現すれば3年連続の上限オーバーは不可避。ぜいたく税の税率は1年目が20%、2年目が30%なのに対して、3年目は50%に跳ね上がるため、来季は上限額を超えないようにして税率を一旦リセットすべきだと考える関係者もいるようだ。

     ナショナルズはレギュラーシーズン終了時に10年3億ドルのオファーを拒否されていることがすでに報じられており、ヤフー・スポーツによると、先月のうちにホワイトソックス、ドジャース、フィリーズがハーパーとの面会を済ませているという。多額のぜいたく税を支払ってでもチーム最大のスター選手を引き留めるのか、それともハーパーなしのチーム作りを進めていくのか、ナショナルズの今後の動きは大きな注目を集めそうだ。

  • ダイヤモンドバックスが韓国球界で活躍した右腕・ケリーと2年契約

    2018.12.5 12:25 Wednesday

     日本時間12月5日、ダイヤモンドバックスはメリル・ケリー投手と2年+オプション2年の契約を結んだことを発表した。ケリーはメジャー経験こそないものの、打者有利の韓国プロ野球で4年間にわたって活躍し、複数のメジャー球団から関心を寄せられていた。ヤフー・スポーツのジェフ・パッサンによると、2019年の年俸は200万ドル、2020年は300万ドル、2021年は425万ドルのオプションまたは50万ドルのバイアウト、2022年は525万ドルのオプションでバイアウトなしという契約になっているようだ。

     現在30歳のケリーは、2015年から4シーズンにわたって韓国プロ野球のSKワイバーンズでプレイ。1年目の2015年にいきなり2ケタ勝利(11勝)をマークすると、翌2015年は9勝にとどまったものの、2016年は16勝7敗、防御率3.60、189奪三振の好成績をマーク。今季も12勝7敗、防御率4.09で2年連続3度目の2ケタ勝利を達成し、ワイバーンズの韓国シリーズ制覇に貢献した。韓国での通算成績は119試合(うち118先発)に登板して729回2/3を投げ、48勝32敗、防御率3.86、641奪三振、206四球となっている。

     2010年のドラフトでレイズから8巡目指名を受けたケリーは、2013年にはAAA級に到達し、翌2014年にAAA級で防御率2.76の好成績をマークしていたものの、メジャー昇格はならず。同年オフに活躍の場を求めて韓国プロ野球へ移籍した。なお、ケリーはアリゾナ州スコッツデールのデザート・マウンテン高校、アリゾナ州テンピのアリゾナ州立大学でプレイしており、ダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たせば、「高校・大学・メジャーをアリゾナでプレイした選手」としてはエド・ボスバーグ、コディ・ランサム、タフィー・ゴースウィッシュ、ジェイク・バレットに次いで球団史上5人目となる。

     マイク・ヘイゼンGMはケリーを開幕ローテーションの一角として起用する意向を明らかにしており、今季のマイルズ・マイコラス(カージナルス)のように、米球界復帰後のサクセス・ストーリーが誕生するか注目だ。

  • アストロズが正捕手候補を確保 チリーノスと1年契約へ

    2018.12.5 11:45 Wednesday

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、アストロズはレンジャーズからフリーエージェントとなっていたロビンソン・チリーノス捕手と契約合意に至ったようだ。まだ球団からの正式発表はないものの、契約期間は1年で、身体検査を経て正式に発表される見込み。マーティン・マルドナードとブライアン・マッキャン(ブレーブスと契約)がフリーエージェントとなり、正捕手不在の状況に陥っていたアストロズが、正捕手候補を確保することに成功した。

     ベネズエラ出身のチリーノスは、2011年にレイズでメジャーデビューを果たし、レンジャーズでは2013年からの6シーズンを過ごした。100試合以上に出場したのは今季(113試合)のみであり、絶対的な正捕手というわけではなかったが、主戦捕手として直近5シーズンで2ケタ本塁打を4度記録。今季はメジャー定着後ワーストの打率.222に終わったが、出塁率は.338と決して悪くなく、18本塁打と65打点は自己最多の数字だった。レンジャーズとの来季の契約は年俸450万ドルのオプションとなっていたものの、レンジャーズがこれを破棄。それによりフリーエージェントとなっていた。

     現在、アストロズの40人ロースターに登録されている捕手は27歳のマックス・スタッシと25歳のギャレット・スタッブスの2人だけであり、34歳のチリーノスがこれに加わることになる。過去2シーズンをアストロズで過ごしたマッキャンはすでに古巣のブレーブスと1年契約を結んでおり、チリーノスと契約合意に至ったことにより、好守のマルドナードと再契約を結ぶ可能性も低くなったと言えるだろう。もちろん、今後アストロズがさらに捕手を獲得する可能性もあるが、現時点ではチリーノスを正捕手格に据え、今季88試合に出場したスタッシが2番手捕手となる可能性が高い。チリーノスはベテランの存在感を発揮し、フィールド上やクラブハウスにおいてチームに好影響を与えてくれるはずだ。

  • 左腕・コービンがナショナルズと6年1億4000万ドルで契約合意

    2018.12.5 10:55 Wednesday

     日本時間12月5日、複数の関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズが今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と目されるパトリック・コービンと総額1億4000万ドルの6年契約で合意に至ったようだ。地元紙のワシントン・ポストによると、コービンの契約は身体検査を経て正式に発表される見込みであり、契約総額の一部は契約期間終了後に先延ばしで支払われる形となっているという。

     コービンは先週、獲得レースの有力候補と目されていたフィリーズとヤンキースを訪れる間にワシントンD.C.を訪問し、ナショナルズのマイク・リゾーGM、マーク・ラーナー・オーナーとディナーを共にしていた。現地の報道によると、フィリーズとヤンキースは6年契約を提示することを躊躇し、両軍から提示されたオファーは5年契約だったという。6年契約を提示したナショナルズの誠意がコービンのハートを射止め、今回の契約合意に繋がった格好だ。

     今季のコービンはダイヤモンドバックスの先発ローテーションの中心的存在として自己最高のシーズンを過ごし、200イニングを投げて防御率3.15、246奪三振、48四球と安定感抜群のパフォーマンス。自身2度目となるオールスター・ゲーム選出を果たし、サイ・ヤング賞の投票では5位にランクインした。トミー・ジョン手術により2014年シーズンを全休したものの、その後は右肩上がりで成績を向上させており、今やリーグを代表する左腕の1人に成長。新天地ではマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグとともにメジャー屈指の先発三本柱を形成し、チームの戦力アップに大きく寄与することになりそうだ。

     なお、今季のナショナルズはぜいたく税の支払い対象となる年俸総額の上限額を超過しているため、クオリファイング・オファー物件のコービンを獲得したことにより、来年のドラフトで2番目と5番目に高い順位の指名権を喪失。さらにインターナショナル・ボーナスポールも100万ドル減額される。また、コービンの契約総額が5000万ドルを上回ったため、ダイヤモンドバックスには来年のドラフトで1巡目終了後に補償指名権が与えられる。

  • 埼玉西武がポスティング申請 菊池雄星の争奪戦がスタート

    2018.12.4 17:35 Tuesday

     埼玉西武ライオンズはメジャーリーグに挑戦する菊池雄星のポスティング申請を完了したことを発表した。菊池が海外FA権を取得するのは最短でも2020年オフであり、メジャー挑戦のためには球団の許可が必要だったが、埼玉西武は菊池のポスティング利用を容認。「ポスティング利用を認めてくれた西武球団には感謝しかない」と感謝を口にした菊池は、「良い結果を得るためにできることに集中したい」と語り、これから始まる30球団との契約交渉に向けて決意を新たにした。

     今季の菊池は23先発で163回2/3を投げ、14勝4敗、防御率3.08、153奪三振をマーク。左肩の故障により一時戦列を離れたものの、エースとして最低限の役割は果たした。通算では158試合(うち153先発)に登板して73勝46敗、防御率2.77をマーク。また、大谷翔平(エンゼルス)と同じ花巻東高校の出身であり、高校卒業時には直接メジャーリーグに挑戦することも検討していたが、最終的には日本プロ野球入りを決断した。

     速球の平均球速は92~94マイル前後、最速では96~98マイルに達する。これは日本人左腕ではあまり例を見ないスピードであり、メジャー平均も上回っている(2018年の先発左腕の平均球速は91.4マイル)。速球に次ぐ武器となるのがスライダーで、そこにカーブとチェンジアップを交えながらピッチングを展開する。大谷、ダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)ほど絶対的な存在ではないものの、アメリカでは「先発2番手クラスの素質を秘めている」との評価が一般的であり、まずは先発3~4番手としての活躍が期待される。

     菊池は代理人としてスコット・ボラスを採用。メジャー各球団と30日間の交渉期間が設けられている。菊池は昨オフの大谷とは違い、インターナショナル・ボーナスプールの制限を受ける立場ではないため、メジャー各球団は自由に契約金や年俸を設定できる。今オフからポスティング制度のシステムが変更となっており、菊池がメジャー球団と契約した場合、契約総額に応じて埼玉西武に補償金が支払われる。

     また、菊池には多数の球団が興味を示すことが予想されており、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは菊池獲得を狙う可能性のある球団としてドジャース、パドレス、ジャイアンツ、マリナーズの4球団を挙げている。また、共同通信のジム・アレンはヤンキース、ジャイアンツ、レッドソックス、ドジャース、フィリーズ、ブリュワーズ、レンジャーズのスカウトが9月下旬に埼玉西武の試合を視察に訪れていたことを伝えており、このほかにもダイヤモンドバックス、インディアンス、パイレーツ、タイガースなどもスカウトを派遣していた形跡がある。埼玉西武のエースとして活躍してきた実績はもちろん、まだ27歳という若さも魅力であり、いよいよ熾烈な菊池争奪戦が幕を開ける。

  • ドジャースのロバーツ監督が2022年まで4年間の契約延長

    2018.12.4 15:40 Tuesday

     ドジャースの監督に就任してからの3年間、デーブ・ロバーツ監督はチームを3年連続の地区優勝、2年連続のワールドシリーズ進出へと導いた。当初、ロバーツの契約は2016~2018年の3年間+オプション1年となっていたが、日本時間12月4日、ドジャースはロバーツと新たに4年契約を結んだことを発表。毎年確実に結果を残し続けている46歳の指揮官は、2022年までドジャースの指揮を執ることになった。

     ロバーツは就任1年目の2016年に91勝71敗でナ・リーグ西部地区を制し、最優秀監督賞を受賞。翌2017年は104勝58敗の好成績をマークしてリーグ優勝を果たし、最優秀監督賞の投票では2位にランクインした。そして今季はロッキーズ、ダイヤモンドバックスとの三つ巴の混戦を制して92勝71敗で3年連続となる地区優勝を果たし、2年連続でワールドシリーズへ進出。最優秀監督賞の投票では6位だった。

     ロバーツは「3年前にドジャースの監督として雇われたとき、私はドジャースを率いることは人生においてまたとない機会だと感じていた。今日も全く同じ気持ちだよ」と喜びのコメント。「我々はチームや(チームの)文化を発展させるために熱心に仕事をし、毎年ワールドシリーズに勝つために努力してきた。でも、まだその目標を達成することはできていない。それが毎日私の情熱を駆り立ててくれるんだ」と語り、ドジャースとしては1988年以来となるワールドシリーズ制覇に強い意欲を見せた。

     今季終了後、ドジャースはただちにロバーツの来季契約オプションを行使し、来季もロバーツがチームの指揮を執ることは決定していたが、契約延長交渉がなかなかまとまらないままだった。ようやく契約成立に漕ぎ着け、「地区優勝確率100%」のロバーツは来季から4年間、ドジャースの指揮を執ることになった。

     アンドリュー・フリードマン野球部門社長は「ロバーツを引き続く我々のリーダーにしておくことは、我々の今オフの最優先課題だった」と語り、ロバーツとの契約延長が実現したことに満足げ。なお、ドジャースの監督を5年以上務めた人物は、1976~1996年に監督を務めたトミー・ラソーダが最後である。ロバーツは球団史に残る「名将」への道を着実に歩んでいる。

  • FA市場の目玉投手・コービン 移籍先決断の日は近い?

    2018.12.4 14:30 Tuesday

     ここ最近、フリーエージェント市場を最も騒がせている名前は間違いなくパトリック・コービンだろう。29歳の左腕はフィリーズ、ナショナルズ、ヤンキースという3つのビッグマーケット球団と契約交渉を行ったことが報じられており、日本時間12月10日にラスベガスで始まるウィンター・ミーティングよりも先に移籍先を決める可能性があるようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンは日本時間12月4日、自身のTwitter上で「パトリック・コービンがまもなく決断を下すことが期待されている。ヤンキース、フィリーズ、ナショナルズはいずれも好条件を提示し、有力候補と目されている。ただし、その他の数球団もこの状況を覆す機会をうかがっている」とツイート。契約交渉を行ったことが報じられているヤンキース、フィリーズ、ナショナルズの3球団はいずれも争奪戦を制すのに相応しい好条件を提示し、それぞれがコービン獲得の有力候補となっているようだ。

     ヤンキース、フィリーズ、ナショナルズの3球団はいずれも先発投手を補強する必要に迫られており、今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手であるコービンはそれぞれのチーム事情にフィットする存在だ。もし、これらのビッグマーケット3球団が争奪戦を制すために提示条件を引き上げていけば、最終的にコービンの契約が総額1億ドルを超えるような規模になる可能性もあるだろう。

     興味深いのは、ヘイマンが指摘しているように、大逆転でのコービン獲得を狙う球団が存在しているということだ。もちろん、これに該当するのは①先発投手の補強が必要でありコービン獲得を望んでいる、②争奪戦を制してコービンを獲得するだけの資金力を有している、という条件を満たす球団に限られるが、予想外の球団がコービン争奪戦に名乗りを上げている可能性はゼロではない。前述の3球団が優勢と見られ、近日中に移籍先が決定すると見込まれているコービンだが、争奪戦は最後まで目が離せない展開となりそうだ。

  • セグーラ獲得のフィリーズ 引き続きマチャド獲得を目指す

    2018.12.4 12:20 Tuesday

     マリナーズとのトレードでジーン・セグーラを獲得し、遊撃のグレードアップに成功したフィリーズだが、マニー・マチャドの獲得レースから撤退したわけではないようだ。NBCスポーツ・フィラデルフィアの報道によると、フィリーズはセグーラ獲得後も引き続きマチャドの獲得を目指しているという。セグーラは遊撃と二塁、マチャドは遊撃と三塁を守ることができるため、一方を遊撃以外のポジションへ移すことによって共存が可能であるというわけだ。

     今季はシーズンのほとんどを遊撃手としてプレイしたマチャドだが、オリオールズでの三塁手時代はゴールドグラブ級の好守を見せていた。多くの人々はマチャドには遊撃よりも三塁のほうが適していると考えているし、フィリーズはマチャドとの交渉のなかで三塁でプレイするよう説得するだろう。マチャド自身は遊撃でのプレイを好んでいるが、総額3億ドル以上とも言われる大金がマチャドの考えを変える可能性もある。その場合は三塁・マチャド、遊撃・セグーラという布陣になる。

     ただし、マチャドが遊撃でのプレイに固執した場合でも、フィリーズにはそれほど支障がない。遊撃にマチャドを置くのであれば、セグーラを二塁に回すことができるからだ。セグーラはダイヤモンドバックス時代の2016年に二塁手としてプレイしており、この年に自己最高の打撃成績を残している(打率.319、20本塁打、OPS.867)。二塁・セグーラ、遊撃・マチャドという布陣も決して悪くない。

     また、二塁にセグーラを置く場合、フィリーズは正二塁手のセザー・ヘルナンデスをトレードで放出する必要がある。さらに、若手内野手のスコット・キンガリーがベンチに控えていることを考えると、マチャド獲得の成否にかかわらず、フィリーズがヘルナンデス放出に動く可能性もあるだろう。いずれにしても、セグーラの加入はフィリーズのマチャドに対する姿勢に影響を与えるものではなく、今後もフィリーズは豊富な資金力を武器に、マチャド獲得を目指すことになりそうだ。

  • マリナーズがまたもトレード 正遊撃手セグーラをフィリーズへ放出

    2018.12.4 11:20 Tuesday

     日本時間12月4日、マリナーズはロビンソン・カノー内野手とエドウィン・ディアス投手をメッツへ放出するトレードを正式発表したのに続き、ジーン・セグーラ内野手、フアン・ニカシオ投手、ジェームス・パゾスの3選手をフィリーズへ放出し、カルロス・サンタナ内野手とJ.P.クロフォード内野手を獲得するトレードが成立したことを発表した。今回のトレードは3対2のメジャーリーガー同士のトレードとなり、若手有望株やその他の金銭は一切含まれていないようだ。

     オールスター2度の実績を誇るセグーラの加入は、フィリーズにとって大きな戦力アップとなる。セグーラは今季まで3年連続で打率3割、6年連続で20盗塁をクリアしており、今季は打率.304、10本塁打、20盗塁、OPS.755の好成績でWAR3.8(FanGraphs版)をマーク。今季フィリーズの遊撃手が記録したWARは合計0.7(メジャー27位)であり、フィリーズは遊撃の大幅なグレードアップに成功した。

     ニカシオは46試合の登板で防御率6.00に終わったが、42イニングを投げて53三振を奪った一方、与四球は5つだけ。FIPは2.99をマークしており、フィリーズのマット・クレンタックGMは復調を期待しているようだ。また、パゾスは60試合に登板して防御率2.88をマーク。こちらもブルペンで貴重な戦力となるだろう。

     一方、マリナーズはハイレベルな選球眼を誇るサンタナと、トップ・プロスペクトとして期待されながらも伸び悩みが続いているクロフォードを獲得。サンタナは8年連続で19本塁打以上&88四球以上をマークしているほか、一塁の守備も安定しており、主力選手を次々に放出しているチームにおいて重要な戦力となるに違いない。また、好打の遊撃手として将来を嘱望されていたクロフォードは、メジャー2シーズンで72試合に出場したものの、打率.214、OPS.692と期待に応えることができていない。新天地で開花するか注目だ。

  • 超大型トレードが正式発表 カノー&ディアスがメッツへ移籍

    2018.12.4 10:40 Tuesday

     日本時間12月4日、メッツとマリナーズは計7選手が移籍する超大型トレードが成立したことを正式に発表した。メッツはジェイ・ブルース外野手、アンソニー・スウォーザック投手、ガーソン・バティースタ投手、有望株のジャレッド・ケレニック外野手とジャスティン・ダン投手の計5人をマリナーズへ放出し、オールスター8度のロビンソン・カノー内野手、今季57セーブのエドウィン・ディアス投手、金銭2000万ドルを獲得。明日、メッツの本拠地シティ・フィールドでカノーとディアスの入団記者会見が行われる予定となっている。

     今回のトレードはブロディ・バンワグネンがGMに就任したばかりのメッツが、来季のポストシーズン進出を目指す姿勢を明確に示したものであると言える。もちろん、メジャーを代表する好打の二塁手であるカノーも非常に魅力的な選手だが、メッツが本当に欲しかったのはクローザーのディアスのほうだろう。今季メジャー断トツの57セーブをマークしたディアスはまだ24歳であり、少なくとも2022年までは保有可能。今季は73回1/3を投げて124奪三振、防御率1.96という見事な成績を残してマリアーノ・リベラ賞(=ア・リーグ最優秀救援投手賞)を獲得したが、マリナーズはリードした状況でディアスが登板した試合でなんと66勝0敗だった。

     一方、マリナーズはブルース(残り契約2800万ドル)、スウォーザック(同850万ドル)の2人を引き取ったうえでカノーの残り契約の一部として2000万ドルをメッツへ支払うことになったものの、残り5年1億2000万ドルの契約を残すカノーを40歳まで雇い続けるリスクから逃れることができた。さらにMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体62位のケレニック、同89位のダン、最速101マイルに達する速球が魅力のバティースタを獲得。ジェリー・ディポートGMは「ケレニックは真の5ツール・プレイヤーであり、とてつもない才能を秘めている。ダンは我々の投手陣の一員として明るい未来が待っているだろう。バティースタの速球は非常に魅力的だ」と今回のトレードで獲得した若手3選手に期待を寄せた。

  • 複数の「サプライズ・チーム」がコービン獲得レースに参戦か

    2018.12.3 11:15 Monday

     今季ブレイクを果たし、規定投球回以上の投手のなかではメジャー4位タイとなるWAR6.3(FanGraphs版)、同5位の246奪三振をマークしたパトリック・コービン。今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と評価されており、多くの球団が獲得に興味を示している。フィリーズ、ナショナルズ、そして本命と目されるヤンキースとの交渉を行ったことがすでに報じられているが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、複数の「サプライズ・チーム」がコービン獲得を目指しているようだ。

     大物選手の争奪戦について、有力候補と目されるチーム以外に「サプライズ・チーム」が存在するのは恒例のことだが、コービンの獲得レースも例外ではないようだ。ヘイマンは有力候補と目されるヤンキースとフィリーズ、そして交渉を行ったことが報じられているナショナルズ以外にコービン獲得を狙うチームが存在することを指摘。コービンがフィットする可能性のあるチームとしてエンゼルスとブレーブスの名前を挙げている。

     今季5年ぶりに地区優勝を果たしたブレーブスはジョシュ・ドナルドソンを獲得するなど、地区連覇に向けて積極的な補強を進めている。エース級の先発投手の獲得はチームの補強ポイントの1つであり、その点ではコービンはフィットする存在だ。ただし、アレックス・アンソポロスGMは長期にわたる大型契約よりも1~2年の短期契約で戦力補強を行いたい意向を示しており、コービンの要求とマッチしない可能性は高い。ブレーブスがコービン獲得に成功すれば、ある意味「サプライズ」と言えるだろう。

     一方、エンゼルスは先発投手に故障が相次ぐシーズンが続いており、健康な先発投手を補強する必要に迫られている。コービンは2014年にトミー・ジョン手術を受けて全休したものの、ここ2年はいずれも189回2/3以上を投げ、今季は自身2度目の200イニングを達成。健康面での不安は少ない。また、コービンは2009年にエンゼルスから2巡目(全体80位)指名を受けてプロ入りし、2010年7月にダン・ヘイレンの交換要員の1人としてダイヤモンドバックスへ移籍している。8年半ぶりのエンゼルス復帰が実現すれば、こちらも「サプライズ」と言えるだろう。

  • サンチェスは「非売品」 キャッシュマンGMが正捕手放出を否定

    2018.12.3 09:45 Monday

     ヤンキースとマーリンズがゲーリー・サンチェスとJ.T.リアルミュートという正捕手同士の交換トレードを模索していたことが報じられているが、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「我々はサンチェスについてトレードの問い合わせを受けているけれど、彼を売るつもりはない」とサンチェス放出の可能性を否定した。キャッシュマンは「彼は非売品だ」と放出の意思がないことを明言している。

     サンチェスは捕手としてはメジャー有数の打撃力(特に長打力)を誇っており、シーズン30本塁打を狙えるレベルの選手である(昨季33本塁打、今季は374打席で18本塁打)。また、肩も非常に強く、スローイングの平均球速はメジャー全体の捕手のなかでもトップレベルである。しかし、今季は打率1割台に終わるなど、打撃面での伸び悩みが目立ち、パスボールが多いなど守備面での不安も解消されていない。ヤンキースが戦力の底上げに向けて捕手のグレードアップを図っても決して不思議ではないが、キャッシュマンはサンチェスのポテンシャルを信じているようだ。

     一方のリアルミュートは、今オフの移籍市場におけるトップ捕手である。仮にヤンキースが獲得レースから脱退したとしても、アストロズやドジャースといった強豪チームが獲得に興味を示しており、獲得レースがトーンダウンすることはないだろう。ヤンキースはリアルミュートのトレード交渉の際に有望株を放出することに前向きではなかったようだが、アストロズはチーム内2位・メジャー全体8位の有望株であるフォレスト・ウィットリーの放出には否定的である一方、チーム内1位・メジャー全体5位の有望株であるカイル・タッカーを交換要員に含める意向である。

     ただし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、アストロズがトレード交渉で優位に立っているというわけではなく、アストロズ、ドジャースだけでなく、リアルミュート獲得に興味を示す他のチームも交えながら、争奪戦が続いていくことになりそうだ。

  • 積極的に動くメッツ 今度はクルーバー獲得を検討か

    2018.12.3 09:30 Monday

     マリナーズからロビンソン・カノーとエドウィン・ディアスを獲得するトレードが成立目前となっているメッツ。ブロディ・バンワグネンGMは来季の地区優勝を目指す姿勢を明確にしており、その目標に向けて移籍市場で積極的な動きを見せている。そのメッツが次なるターゲットとして、インディアンスのエース右腕、コリー・クルーバーの獲得に興味を示しているようだ。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、メッツはヤン・ゴームス捕手のトレードについてインディアンスと交渉を行っていたという(ゴームスはナショナルズへトレード)。メッツとインディアンスの交渉はゴームスについてだけではなく、サイ・ヤング賞を2度受賞しているクルーバーについてもトレード交渉が行われているようだ。

     インディアンスは予算の関係もあり、クルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーの主力3投手に対するトレードのオファーに耳を傾ける方針を明らかにしている(カラスコは契約延長交渉が行われているとの報道もあり)。もし、クルーバーのメッツ移籍が実現すれば、クルーバーは以前インディアンスで投手コーチを務めていたミッキー・キャラウェイ監督のもとで再びプレイすることになる。

     フェインサンドは、バンワグネンが先発ローテーションの軸の1人であるノア・シンダーガードを複数の有望株とのトレードで放出し、インディアンスからクルーバーを獲得してシンダーガードの後釜に据えるのではないかとバンワグネンの狙いを分析している。ただし、メッツがシンダーガードを放出せず、クルーバーの獲得に成功した場合、今季サイ・ヤング賞を獲得したジェイコブ・デグロムを含め、球史に残るレベルの強力な先発三本柱が完成する。

     すでにカノーとディアスの獲得が確実となり、大幅な戦力アップに成功しているメッツ。激戦区のナ・リーグ東部地区は絶対的な本命と呼べるチームが存在せず、今後の補強いかんでは今季地区4位に終わったメッツが地区優勝の筆頭候補に躍り出る可能性も十分にありそうだ。

  • メッツとマリナーズの大型トレードが合意 週明けにも正式発表へ

    2018.12.2 22:50 Sunday

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは先日の就任会見で勝てるチームを作るためのロースターの再構築に意欲的な姿勢を見せていた。そして、彼はまもなくチームの戦力構成を大幅に変え得る大型トレードを実現させようとしている。自軍の5選手をマリナーズへ放出し、マリナーズからロビンソン・カノーとエドウィン・ディアスを獲得するトレードが、ついに合意に至ったのだ。

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシとグレッグ・ジョンズが関係者から聞いた話によると、メッツはマリナーズとのトレードでオールスター・ゲーム選出8度を誇るカノーと今季57セーブをマークしたディアスを獲得する。カノーは全球団に対するトレード拒否権を有していたが、すでにその権利を破棄する意思を表明しており、身体検査を経て、現地で週が明ける日本時間12月4日にも両球団から正式にトレード成立が発表される見込みとなっている。

     関係者の話によると、マリナーズがメッツから獲得するのはジェイ・ブルース、アンソニー・スウォーザック、ガーソン・バティースタ、ジャレッド・ケレニック(メッツ内3位の有望株)、ジャスティン・ダン(メッツ内4位の有望株)の5選手。主砲のネルソン・クルーズがフリーエージェントとなったマリナーズは、ブルース獲得によりその穴を埋め、ディアスが抜けて層が薄くなるリリーフ投手陣をスウォーザック獲得でカバーする。また、ケレニックとダンは将来を嘱望されている有望株だ。なお、メッツはカノーの残り契約の一部として、マリナーズから2000万ドルを受け取るようだ。

     この大型トレードが成立すれば、2013年までヤンキースでプレイしていたカノーは6年ぶりの「ニューヨーク復帰」となり、また、バンワグネンは前職の代理人時代の顧客であったカノーと、今度はGMと選手という立場で再会することになる。一方、マリナーズは今オフすでにマイク・ズニーノ、ジェームス・パクストン、アレックス・コロメイらをトレードで放出しており、チーム再建がさらに加速することになりそうだ。

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