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  • レッズがロッキーズと2対2のトレード ホフマンら獲得

    2020.11.26 10:00 Thursday

     レッズは日本時間11月26日、ロッキーズとの2対2のトレードが成立したことを発表した。レッズは救援右腕のロバート・スティーブンソンとマイナー外野手のジェイムソン・ハナーを放出し、救援右腕のジェフ・ホフマンとマイナー右腕のケース・ウィリアムスを獲得。メジャーリーグ公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは「トレードに含まれる2人のメジャーリーガーはマイナー・オプションが切れている。環境を変えることが目的ではないか」と分析している。

     レッズが獲得したホフマンは現在27歳。もともとはブルージェイズが2014年のドラフト1巡目(全体9位)で指名した有望株であり、2015年7月にトロイ・トゥロウィツキーの交換要員としてロッキーズへ移籍した。2016年にメジャーデビューし、主に先発で起用されていたが、今季は16試合すべてにリリーフで登板して2勝1敗1セーブ、防御率9.28という成績。ニック・クロールGMは「リリーフで複数イニングを投げることができるし、先発5番手を争う可能性もある」と話している。

     18歳のウィリアムスは今年のドラフト4巡目でロッキーズから指名を受けてプロ入り。クロールは「今年のドラフトでウチが4巡目指名するつもりだったが、先にロッキーズに指名されてしまった」と以前から高く評価していた選手であることを明らかにした。

     ロッキーズへ移籍するスティーブンソンは現在27歳。2011年のドラフトでレッズから1巡目(全体27位)指名を受けてプロ入りし、先発投手としては大成できなかったものの、リリーバーとしてメジャー定着。2019年には57試合に登板して3勝2敗、11ホールド、防御率3.76をマークしたが、今季は10試合で1ホールド、防御率9.90に終わった。

     23歳のハナーは2018年のドラフト2巡目指名でアスレチックスに入団し、昨年7月にタナー・ロアークとのトレードでレッズへ移籍。2019年はA+級で110試合に出場して打率.274、2本塁打、37打点、8盗塁、OPS.708をマークした。

  • アストロズ 来オフFAの正遊撃手・コレアのトレードを模索か

    2020.11.25 11:00 Wednesday

     正中堅手のジョージ・スプリンガーがフリーエージェントとなり、他球団へ流出する可能性のあるアストロズは、別の主力選手をトレードで放出することを検討しているようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、アストロズは正遊撃手のカルロス・コレアのトレードを模索しているという。現在26歳のコレアはすでにサービスタイム(メジャー登録日数)が5年を超えており、来季終了後にフリーエージェントとなる。

     ローゼンタールによると、アストロズはコレアがフリーエージェント市場で自身の市場価値を確かめる前に契約延長に応じる可能性は低いと考えているようだ。そのため、コレアのトレードを模索していると見られる。ただし、アストロズがコレアの放出をどれくらい真剣に考えているかは不透明であり、コレアの市場価値を確認するためだけの動きということも十分に考えられる。

     コレアは2012年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入りし、メジャーデビューした2015年に99試合で打率.279、22本塁打、68打点、14盗塁、OPS.857をマークして新人王を受賞。翌2016年は153試合に出場して自己最多の96打点を叩き出したが、その後は故障に悩まされるシーズンが続き、規定打席に到達したのは今季が4年ぶり2度目だった。

     今季は58試合に出場して打率.264、5本塁打、25打点、OPS.709と不本意な成績に終わったが、ポストシーズンでは13試合で打率.362、6本塁打、17打点、OPS1.221と本領を発揮。ポストシーズン通算17本塁打はデービッド・オルティス、ジム・トーメイ、ネルソン・クルーズと並んで歴代9位タイの数字となっている。

     ハイレベルな攻守を兼ね備え、ポストシーズンで復調をアピールしたため、アストロズが本当に放出するのであればトレード市場で人気を集めることが予想される。フランシスコ・リンドーア(インディアンス)より年俸が安価で獲得に必要な対価も少ないと見られるため、複数球団による争奪戦となる可能性もありそうだ。

  • エース級の投手が続々とトレード候補に レッズ・グレイも仲間入り

    2020.11.25 10:30 Wednesday

     今オフのフリーエージェント市場の先発投手はサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーに次ぐ「2番手グループ」の人材に欠けるため、エース級の投手の獲得を狙うチームはトレード市場に目を向け始めている。すでにブレイク・スネル(レイズ)やランス・リン(レンジャーズ)がトレード候補となっていることが報じられているが、そこに新たな投手が仲間入りした。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、レッズはソニー・グレイをトレードで放出することを検討しているようだ。

     現在31歳のグレイはレッズと2022年までの4年契約を結んでおり、2年2000万ドル分の契約を残している。また、2023年の契約は年俸1200万ドルの球団オプションとなっており、これを含めると最大3年保有することが可能だ。ヤンキースでは実力を発揮できなかったものの、レッズ移籍1年目の2019年にリーグ5位の防御率2.87をマークするなど安定感のあるピッチングには定評があり、この年俸は格安と言えるだろう。

     今季のグレイは11試合に先発して56回を投げ、5勝3敗、防御率3.70、72奪三振を記録。8月末の時点で5勝1敗、防御率1.94と素晴らしい成績を残していたが、9月に防御率8.79と崩れてしまった。ただし、昨季に続いて今季もすべての先発登板で被安打を6本以下に抑え、自身が持つメジャー記録をさらに更新している(2018年から44先発連続)。

     レッズはサイ・ヤング賞に輝く活躍を見せたバウアーの他球団移籍が濃厚となっており、「バウアーに加えてグレイも手放すとしたらサプライズだ」と指摘する声もある。その一方で、ローゼンタールは「グレイの価値を最大化する方法を模索している」と伝えており、レッズは安定したピッチングを続けているグレイの保有期間が十分に残っているうちに放出してしまうのが得策と考えているのかもしれない。今後の動向に注目だ。

  • 大型補強を目指すメッツ ストローマンはリンドーア獲得を希望

    2020.11.25 10:00 Wednesday

     同地区ライバルのブレーブスが積極的な動きを見せるなか、オーナー交代によって大型補強を行うことが予想されているメッツは、まだゼネラルマネージャー(GM)が決まっていないこともあり、今のところ比較的静かなオフを過ごしている。しかし、水面下では大型補強への準備を着実に進めているようだ。「ESPN」のバスター・オルニーは、メッツが今オフの移籍市場における「ビッグ4」のうち複数の選手の獲得を目指していることを伝えている。

     オルニーが「ビッグ4」として名前を挙げたのはジョージ・スプリンガー、J・T・リアルミュート、トレバー・バウアー、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)の4人だ。リンドーアはフリーエージェントではないため、トレードでの獲得を目指すことになる。メッツはこの4人のなかから少なくとも2人を獲得することを目指しているというわけだ。

     メッツからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留したマーカス・ストローマンは、自軍がリンドーアを獲得することを希望しているようだ。ストローマンは自身のSNSを通してリンドーアがチームメイトになることを望んでいることを明言。「球界でベストの遊撃手と一緒にプレーしたくない選手なんていないだろう」と述べる一方、「僕はアメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネスのことも気に入っている。彼らは試合を変えられる選手だし、素晴らしいキャリアを送ることができる選手だと信じている」と同僚への気遣いも忘れなかった。

     興味深いのは、メッツが獲得を目指す「ビッグ4」としてオルニーがDJ・レメイヒューの名前を挙げなかったことだ。ロビンソン・カノーの出場停止を受けてメッツがレメイヒューの獲得に動く可能性が取り沙汰されているものの、ジェフ・マクニールを左翼から二塁へ移し、左翼にドミニク・スミスを入れることで穴を埋めることができるため、メッツにとってレメイヒューの優先順位はそれほど高くないのかもしれない。

  • ブルージェイズがターナー&ブラントリーの獲得に興味を示す

    2020.11.25 09:30 Wednesday

     今オフ、積極的に動くことが予想されているチームの1つであるブルージェイズは、ジョージ・スプリンガーとDJ・レメイヒューに興味を示していることがすでに報じられている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ブルージェイズはそれに加えてジャスティン・ターナーとマイケル・ブラントリーの獲得にも興味を示し、選手側とコンタクトを取っているという。ブルージェイズが大物フリーエージェント選手の獲得を目指しているのは間違いなさそうだ。

     ブルージェイズは自軍からフリーエージェントとなった左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んでおり、右腕ケビン・ゴーズマンの獲得にも動いていたことが報じられている。ゴーズマンはジャイアンツからのクオリファイング・オファーを受諾して1年1890万ドルで残留したが、ローゼンタールによると、ブルージェイズはゴーズマンに3年4000万ドル前後の契約をオファーしていたようだ。

     ブラディミール・ゲレーロJr.が今季から一塁へコンバートされたため、ブルージェイズは正三塁手が不在となっている。今季はトラビス・ショウがレギュラー格として起用されたものの、50試合に出場して打率.239、6本塁打、17打点、OPS.717と物足りない成績。現在はノンテンダーFA候補に挙げられており、ターナー獲得の障壁とはならない。

     一方、外野陣は左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅ランドール・グリチック、右翼テオスカー・ヘルナンデスの布陣でレギュラーが固まっており、ブルージェイズは中堅手の獲得を目指していることが報じられている。中堅手を獲得できた場合、グリチックが右翼へ移り、ヘルナンデスはフルタイムの指名打者として起用される見込み。3年連続打率3割の好打者・ブラントリーは中堅手の獲得に失敗した場合の「プランB」なのかもしれない。

     投打とも大物選手の補強が予想されているブルージェイズ。新オーナーを迎えたメッツとともに今オフの主役となる可能性は高そうだ。

  • ジャイアンツ 通算193勝左腕・レスターの獲得を検討か

    2020.11.25 09:00 Wednesday

     ジャイアンツはケビン・ゴーズマンがクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留したものの、ドリュー・スマイリーが1年1100万ドルでブレーブスと契約したため、スマイリーに代わる先発投手の補強が必要となっている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、先発投手を少なくとも1人獲得することを目指すジャイアンツは、カブスからフリーエージェントとなったベテラン左腕ジョン・レスターに興味を示しているようだ。

     現在36歳のレスターは2014年オフにフリーエージェントとなり、6年1億5500万ドルでカブスと契約。モロシによると、レスターはこのときジャイアンツと契約することを真剣に考えていたという。また、現在ジャイアンツのゼネラルマネージャー(GM)を務めるスコット・ハリスは当時カブスのフロントオフィスに在籍していた。

     レスターはカブス移籍1年目の2015年から5年連続で11勝以上を記録し、2018年には最多勝(18勝)のタイトルを獲得。カブスが108年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた2016年は自己最多タイの19勝をマークした。今季は開幕からの3先発で2勝0敗、防御率1.06の好スタートを切ったものの、その後は失速。最終的には12試合に先発して61回を投げ、3勝3敗、防御率5.16、42奪三振という自己最悪の成績に終わった。

     ジョージア州に住んでいるレスターだが、地元球団のブレーブスはすでにスマイリーとチャーリー・モートンを獲得して先発投手の補強を完了。ブレーブスがレスターの獲得に動く可能性は低く、レスターはジャイアンツのような西海岸のチームからのオファーにも耳を傾ける準備があると見られる。

     レッドソックス時代に2度(2007年と2013年)、カブスでも1度(2016年)のワールドシリーズ制覇を経験し、通算200勝の節目まであと7勝に迫っているベテラン左腕は、アスレチックスでプレーした2014年以来となる西海岸を新天地に選ぶのだろうか。

  • ブレーブスがベテラン右腕・モートンを1年1500万ドルで獲得

    2020.11.25 00:00 Wednesday

     ブレーブスは日本時間11月24日、レイズから来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなったベテラン右腕チャーリー・モートンと1年1500万ドルで契約したことを発表した。1500万ドルはレイズに破棄された契約オプションと同額。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはブレーブスとレイズの2球団が最終候補だったことを伝えており、モートンは最後まで第1希望のレイズに残留することを検討していたと見られる。

     市場全体がスローペースで動くなか、ブレーブスが積極的に補強を進めている。当初はカージナルスからフリーエージェントとなったアダム・ウェインライトに興味を示していることが報じられていたが、日本時間11月17日に左腕ドリュー・スマイリーとの1年契約を発表。さらにレイズとの争奪戦を制してモートンの獲得に成功し、早くも来季の先発ローテーションを完成させた。

     現在37歳のモートンは2019年の16勝を筆頭に2ケタ勝利4度の実績を誇り、メジャー13年間で通算93勝を記録。2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出され、アストロズ時代の2017年にはワールドシリーズ制覇を経験している。2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にメジャーデビューしたあと、翌2009年にネイト・マクラウスの交換要員としてトレードでパイレーツへ放出されており、12年ぶりの古巣復帰となる。

     なお、ブレーブスがフリーエージェント選手と高額の1年契約を結ぶのは珍しいことではなく、2018年オフにジョシュ・ドナルドソンを1年2300万ドル、2019年オフにはコール・ハメルズとマーセル・オズーナをそれぞれ1年1800万ドルで獲得している。来季のブレーブスの先発ローテーションはマックス・フリード、マイク・ソローカ、モートン、イアン・アンダーソン、スマイリーの5人に加え、カイル・ライトとブライス・ウィルソンが控える充実の布陣となった。

  • カージナルスの右腕・マルティネス 母国・ドミニカで警察沙汰に

    2020.11.24 13:00 Tuesday

     カージナルスの右腕カルロス・マルティネスが母国・ドミニカ共和国で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制に違反し、警察が出動する事態になっていたことが明らかになった。マルティネスはドミニカ共和国のプエルト・プラタで行われた人気音楽アーティストのイベントに参加し、大勢の人が殺到してしまったという。これがソーシャル・ディスタンスを保つことについての行政命令に違反し、警察が出動する事態となったものの、球団の発表によると逮捕はされていないようだ。

     マルティネスは地元で行われた人気音楽アーティストのイベントに参加。SNS上にはそのアーティストを後ろに乗せてバイクに乗るマルティネスの写真が出回っていたが、両者ともマスクを着用していなかった。人気アーティストとメジャーリーガーの共演ということで現場には大勢の人が殺到。大規模な集会が発生し、結果的に行政命令に違反することになってしまったようだ。

     カージナルスはこの件を把握しており、「現在イベントの詳細について情報を収集している」と述べた。また、マルティネスが逮捕されておらず、マルティネスに対する法的な告発も現時点では行われていないことを明らかにした。さらに「組織内の誰かが故意に地域社会の法律や健康規則に違反することを容認するものではない」と付け加えている。

     マルティネスは自身の認識が甘かったとして、SNSを通して謝罪文を発表。今季は新型コロナウイルスの陽性反応もあって5試合しか投げられず、0勝3敗、防御率9.90と不本意な成績に終わっていただけに、意識の低さを指摘されても反論はできまい。

     カージナルスと結んでいる総額5100万ドルの5年契約は来季限りで満了を迎える。2022年と2023年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっているが、前者が年俸1700万ドル、後者が年俸1800万ドルと決して安い金額ではないだけに、グラウンド内で結果を残せず、グラウンド外のトラブルが続くようであれば、来季限りでカージナルスを去ることになるだろう。

  • スマイリー獲得のブレーブス 37歳右腕・モートンにも興味

    2020.11.24 12:00 Tuesday

     ドリュー・スマイリーと1年1100万ドルで契約し、先発ローテーションの頭数を揃えたかに思われたブレーブスだが、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンによると、37歳のベテラン右腕チャーリー・モートンにも「強い関心」を示しているようだ。モートンは2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にブレーブスでメジャーデビューしており、もしブレーブスがモートン獲得に成功すれば12年ぶりの古巣復帰となる。

     2008年にメジャーデビューしたモートンは、翌2009年6月にネイト・マクラウスとのトレードでゴーキース・ヘルナンデス、ジェフ・ロックとともにパイレーツへ移籍。その後、フィリーズとアストロズを経て2019年からの2シーズンはレイズでプレーした。昨季は自己最多の16勝を挙げ、今季は9試合に先発して38回を投げ、2勝2敗、防御率4.74、42奪三振を記録。ワールドシリーズ終了後に来季オプションを破棄され、フリーエージェントとなった。

     モートンは自宅から本拠地まで通えるレイズに残留することが第1希望であることを明言しているが、レイズと同じアメリカ東部に本拠地を置くことはブレーブスにとってアドバンテージになると思われる。西海岸のチームとの争奪戦になった場合、ブレーブスに「地の利」があるのは間違いないだろう。

     ブレーブスはポストシーズンで先発3本柱を形成したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライトの若手3投手に加え、エース格のマイク・ソローカがアキレス腱の故障から復帰し、1年契約で獲得したスマイリーを加えて先発投手5枚が揃っている。とはいえ、スマイリーには故障のリスクがあり、アンダーソンとライトの2人はフルシーズンでどこまれやれるか未知数。モートンの獲得は純粋な戦力としてのみならず、若手投手のメンターを任せたいという狙いもあると見られる。

  • メッツ・ロハス監督の来季続投が正式に決定 球団社長が明言

    2020.11.24 11:30 Tuesday

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は日本時間11月24日、フロントオフィスの新たなリーダーが誰になるかにかかわらずルイス・ロハス監督が来季も続投することを明言した。これまでは「フロントオフィスの新たなリーダーの判断次第では監督交代の可能性がある」とされていたが、これによって続投が正式に決定。ロハスは「サンディのリーダーシップの下で監督を務め、ワールドシリーズ制覇を目指せることにワクワクしている」とのコメントを発表した。

     アルダーソンは電話でロハスに続投が正式に決定したことを伝えたという。「私はこの決定にとても満足している。ルイスも喜んでくれていると思うし、ルイスや(これから決定する)新たなゼネラルマネージャー(GM)、野球運営部門のメンバーたちと2021年シーズンの成功のために仕事をするのが楽しみだよ」とアルダーソン。フロントオフィスの新たなリーダーについては、編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)ではなくGMを採用する方針を固めたようだ。

     現在39歳のロハスは今季カルロス・ベルトラン新監督の下でクオリティ・コントロール・コーチを務める予定だったが、今年1月にベルトランがアストロズの不正なサイン盗みに関わっていたことが判明し、メッツはベルトランを解任。ロハスが内部昇格で監督に就任することになった。監督1年目は26勝34敗でナショナル・リーグ東部地区4位タイという不本意な成績に終わったが、選手とのコミュニケーション能力などは高く評価されている。

     一方、フロントオフィスの新たなリーダーについては、ブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長とインディアンスのマイク・チャーノフGMの引き抜きに失敗したことがすでに判明しており、カブスの編成本部長を退任したセオ・エプスタインとはコンタクトを取っていないという。12月に入れば移籍市場の動きが本格化し始めるだけに、なるべく早く新たなGMを決定して大型補強を行う体制を整えたいところだ。

  • カブスがホイヤー編成本部長と2025年までの5年契約

    2020.11.24 11:00 Tuesday

     カブスは日本時間11月24日、セオ・エプスタインの退任によってゼネラルマネージャー(GM)から編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)に昇格したジェッド・ホイヤーと2025年までの5年契約を結んだことを発表した。今オフは新型コロナウイルスの影響による減収を受けてハビアー・バイエズ、クリス・ブライアント、カイル・シュワーバーといった主力野手の放出に動く可能性が取り沙汰されており、年俸総額削減と戦力維持の両立に向けてどのような動きを見せるか注目される。

     ホイヤーは「この仕事では、現在と将来の両方を見ることが大切だ。現在は普段よりも将来のことを重視しているかもしれないが、目標が変わるわけではない。常に目標はポストシーズンに出場し、10月終盤まで野球をプレーするチャンスをチームに与えることだ」とコメント。チームの将来のために年俸総額の削減を重視しつつも、来季もポストシーズン進出を狙えるチーム作りを目指すようだ。

     近年はぜいたく税の対象ラインを超過するほどの「金満チーム」となっていたカブスだが、トム・リケッツ会長は来季の予算についてまだ最終決定を行っていない。来季を有観客で開催できるのか、あるいはどのくらいの観客をいつから入れることができるのか、といったことによって来季の予算には変動があるため、来季の開催要綱の確定を待っている状況だ。ここが確定するまでのあいだは、大きな動きはないかもしれない。

     また、ホイヤーは自身の右腕となる新たなGMを球団の外部から招聘する方針であることを明らかにした。ただし、具体的な期限は定めず、最適な人材を慎重に選ぶ方針だ。カブスはエプスタイン編成本部長とホイヤーGMのコンビで常勝チームを築いてきたが、ホイヤーは自身が編成本部長に昇格したあともGMと協力してチーム作りを行っていくのが理想的であると考えているようだ。

     現時点で具体的なGM候補の名前は挙がっておらず、ホイヤー編成本部長の最初の仕事はGM探しということになりそうだ。

  • Rソックスがブライアントの獲得に動いていたことが明らかに

    2020.11.24 10:30 Tuesday

     投手陣の崩壊により24勝36敗という不本意な成績でアメリカン・リーグ東部地区の最下位に沈んだ今季のレッドソックスだが、8月末のトレード・デッドラインに大型トレードを検討していたようだ。「シカゴ・トリビューン」のマーク・ゴンザレスによると、レッドソックスはクリス・ブライアントの獲得に向けてカブスとトレード交渉を行っていたという。ただし、トレード交渉は本格化することなく、ブライアントのレッドソックス移籍は実現しなかった。

     レッドソックスにはラファエル・デバースという若き正三塁手がいるため、レッドソックスがブライアントの獲得を狙っていたというニュースはサプライズと言える。しかし、ゴンザレスによると、レッドソックスはブライアントを左翼手として獲得することを検討していたようだ。

     レッドソックスは正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディが伸び悩んでおり、今季は14試合に出場して打率.103(39打数4安打)、0本塁打、1打点、OPS.442と大不振。8月中旬に右胸郭痛で故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。シーズン終了後には正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.がフリーエージェントになるという事情があったため、レッドソックスはひとまずブライアントでベニンテンディの穴を埋め、来季は左翼ブライアント、中堅ベニンテンディの布陣で戦うことを考えていたのかもしれない。

     今オフ、レッドソックスが再びブライアントの獲得に動くかどうかは定かではない。ただし、レッドソックスが中堅手の獲得に失敗し、ベニンテンディを左翼から中堅へ移すのであれば、ブライアント獲得に向けた動きが再燃する可能性はあるだろう。ブライアントは故障の影響もあり、今季は34試合に出場して打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644と大不振。来季終了後にフリーエージェントとなるため、今オフ中にトレードで放出されることが有力視されている。

  • レイズが左腕・スネル放出へ 「トレードに前向き」との報道

    2020.11.24 10:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが複数の関係者から得た情報によると、レイズはブレイク・スネルをトレードで放出することに前向きであることを他球団へ通達したようだ。スネルはレイズと5年5000万ドルの契約を結んでおり、契約はあと3年残っている。今オフは今季サイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーの動向が注目されているが、2018年サイ・ヤング賞の左腕もトレードで移籍する可能性が高まっている。

     ある関係者によると、現時点ではスネルの放出に向けたトレード交渉は行われていないという。スネルの年俸は2021年が1050万ドル、2022年が1250万ドル、2023年が1600万ドルで、3年総額3900万ドルと決して高額ではない。しかし、コロナ禍で開催された2020年シーズンの減収により、レイズは年俸総額の削減を強いられており、スネルは過去にデービッド・プライスやジェームス・シールズが放出されたのと同じようにレイズを去ることになりそうだ。

     フリーエージェント市場の先発投手を見渡してみると、明らかにスネルより格上と言えるのはバウアーだけ。チャーリー・モートン、田中将大、ジェイク・オドリッジ、タイワン・ウォーカーといった「2番手グループ」よりも魅力的な投手と考えられており、ブレーブス、エンゼルス、マリナーズなど先発投手の補強を目指す球団が獲得に動く可能性がある。

     今オフのレイズはすでにモートンとマイク・ズニーノの来季オプションを破棄。年俸調停権を持つハンター・レンフローもDFAし、年俸総額の削減を進めている。フェインサンドはレイズがさらなる年俸総額の削減を行うためには高額年俸の3人(スネル、ケビン・キアマイアー、筒香嘉智)のうち1人を放出する必要があると指摘。そのなかで最も魅力的な対価が得られるのはスネルであり、最も需要があるのもスネルだという。

     ナショナル・リーグのある球団幹部は「スネルは多くの対価をもたらすだろう」と語っている。複数の若手有望株を含む大規模なトレードに発展する可能性もありそうだ。

  • フィリーズはリアルミュートよりもヘンドリックスを狙うべき?

    2020.11.23 12:30 Monday

     フィリーズは2011年以来9年ぶりのポストシーズン進出を目指した今季、ブルペンが両リーグワーストの救援防御率7.06と崩壊し、あと1勝届かずにポストシーズン進出を逃した。今オフは2年前のオフにトレードで獲得したJ・T・リアルミュートがフリーエージェントとなり、彼との再契約が最優先事項となっているが、「ブルペンの補強を優先すべき」との声も上がっている。そして、そのターゲットに浮上する可能性があるのがアスレチックスからフリーエージェントとなったリアム・ヘンドリックスだ。

     「MLBネットワーク」のロン・ダーリング(メジャー通算136勝の元投手)は「フィリーズはクローザーの獲得を優先すべき」と考えている人物の1人だ。ダーリングは「リアム・ヘンドリックス(を獲得すること)は本当にフィリーズのためになると思う。彼は才能に加えて度胸や意志の強さも持っている。フィリーズのブルペンにそうしたものをもたらしてくれるだろう」とヘンドリックスを高く評価する。

     現在31歳のヘンドリックスは、今季24試合に登板して25回1/3を投げ、3勝1敗14セーブ、防御率1.78、37奪三振をマーク。75試合で防御率1.80を記録した昨季に続いて好成績を残し、マリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手賞)を初受賞した。それだけでなく、アストロズとの地区シリーズでは、チームが唯一勝利した第3戦で7回からの3イニングを無失点に抑える力投を見せ、勝利投手となった。

     フィリーズの現時点での予想年俸総額は1億3000万ドル前後となっており、ぜいたく税の対象となる年俸上限まではまだ余裕がある。しかし、新型コロナウイルスの影響もあってどれくらいの資金を補強に使えるかは不透明であり、現実的にはリアルミュートとヘンドリックスの両方と契約するのは難しいだろう。有望株を放出して獲得したリアルミュートを引き留めたい一方で、ブルペンにも大きな課題を抱えるフィリーズは、移籍市場でどんな動きを見せるのだろうか。

  • 再建期のレンジャーズ エース右腕・リンの放出を検討か

    2020.11.23 12:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT・R・サリバンが「現実的にはレンジャーズが再び優勝争いをするまでに少なくとも3年は必要だ」と述べるように、現在のレンジャーズはチーム再建の真っただ中にある。新球場グローブライフ・フィールドがオープンした今季はリーグ最低勝率に終わり、投打とも戦力不足は明白。そんななかで、来季限りで3年契約が終了するエース右腕、ランス・リンをトレードで放出する可能性が取り沙汰されている。

     現在33歳のリンは、カージナルス時代の2012年にマークした18勝を筆頭に2ケタ勝利7度の実績を誇り、メジャー9年間で通算104勝を記録。レンジャーズ移籍1年目の2019年は自己最多の208回1/3を投げて16勝11敗、防御率3.67、246奪三振の好成績をマークし、今季も両リーグ最多タイの13試合に先発して両リーグ最多の84イニングを投げ、6勝3敗、防御率3.32、89奪三振とエースに相応しい成績を残した。

     今オフの先発投手市場は、マーカス・ストローマン(メッツ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)がクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留することを選択したため、サイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーに次ぐ「2番手グループ」の人材が不足気味。レンジャーズがリンをトレードで放出することを決断すれば、予想以上の人気物件となる可能性を秘めている。

     レンジャーズが来季優勝争いに加わる可能性が限りなく低いことを考えると、このままリンをキープしておくのは「宝の持ち腐れ」となってしまう。チームの将来のために複数の若手有望株との交換でトレードしてしまうのが得策だろう。なお、3年3000万ドルでレンジャーズに加入したリンの来季の年俸は800万ドルと格安。この値段でエース級の右腕が手に入るとなれば、多くのチームが獲得に動くことが予想されるため、レンジャーズは上質な有望株を手に入れることができるかもしれない。今後の動きに注目だ。

  • ブルージェイズもベテラン先発左腕・ハップの争奪戦に参戦か

    2020.11.23 11:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはフリーエージェントのベテラン先発左腕J・A・ハップの獲得に興味を示しているようだ。現在38歳のハップは、2012年途中から2014年までと2016年から2018年途中までの2度にわたってブルージェイズに在籍した経験があり、もしブルージェイズが獲得に成功すれば3度目のブルージェイズ在籍となる。

     ハップは14年間のメジャー生活で8度の2ケタ勝利を含む通算123勝を記録。2016年に自己最多の20勝、2018年に17勝をマークするなど、2014年から2019年まで6年連続で2ケタ勝利を挙げた。今季はヤンキースで9試合に先発して49回1/3を投げ、2勝2敗、防御率3.47、42奪三振と例年通りの堅実なパフォーマンスを見せた。

     ブルージェイズは今オフ、すでに左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結び、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、タナー・ロアーク、ネイト・ピアソン、トレント・ソーントン、ロス・ストリップリングなど先発投手の頭数も揃っているが、先発ローテーションのさらなるグレードアップを目指している。そのための獲得候補の1人としてハップの名前が浮上しているようだ。なお、ハップにはエンゼルスとレンジャーズも興味を示していることが報じられている。

     エンゼルスは今季の先発防御率がタイガース(6.37)に次いでメジャーワースト2位となる5.52と先発投手陣が崩壊。レンジャーズもタイガース、エンゼルス、レッドソックスに次いでリーグワースト4位となる5.32だった。ブルージェイズはリーグ9位の4.55で同地区ライバルのレイズ(3.77)やヤンキース(4.24)に水を開けられており、今オフの補強ポイントの1つに先発投手のグレードアップを掲げているのも頷ける。

  • メッツ 「カノー資金」でコンフォートとの契約延長を検討か

    2020.11.23 11:00 Monday

     メッツはロビンソン・カノーがキャリア2度目の薬物規定違反により162試合の出場停止処分を受けたため、来季カノーに支払う予定だった約2000万ドルを節約できることになった。この「カノー資金」を使ってDJ・レメイヒューの獲得に動く可能性が取り沙汰されているが、別の使い道も検討されているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョージ・A・キング三世は、メッツがマイケル・コンフォートとの契約延長に動く可能性があると指摘している。

     現在27歳のコンフォートは、2014年のドラフトでメッツから1巡目(全体10位)指名を受けてプロ入りし、翌2015年にメジャーデビュー。メジャー1年目から9本塁打26打点(2015年)、12本塁打42打点(2016年)、27本塁打68打点(2017年)、28本塁打82打点(2018年)、33本塁打92打点(2019年)と毎年着実に数字を伸ばし、今季は54試合に出場して打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927という好成績をマークした。

     ロイヤルズと対戦した2015年のワールドシリーズでは、新人ながら第4戦で2本のアーチを放つなど、打率.333(15打数5安打)、OPS1.046の好成績をマーク。自己最高のOPS.939(規定打席不足)を記録した2017年にはオールスター・ゲームに選出されている。

     コンフォートはすでにサービスタイム(メジャー登録日数)が5年を超えており、このまま順調にいけば来季終了後にフリーエージェントとなる。スコット・ボラスが代理人のため、交渉は一筋縄ではいかないと思われるが、メッツは「カノー資金」を使って生え抜きの好打者との契約延長にチャレンジするのだろうか。

  • 好打者・レメイヒュー 前回の契約を上回る条件を希望との報道

    2020.11.23 10:30 Monday

     ヤンキースで過ごした2年間で球界を代表する好打者へと変貌を遂げたDJ・レメイヒューは、ヤンキースからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否し、現在フリーエージェントとなっている。「ニューヨーク・ポスト」のジョージ・A・キング三世によると、レメイヒューは前回ヤンキースと契約したときの2年2400万ドルを上回る条件を希望しているようだ。

     現在32歳のレメイヒューは、ヤンキース移籍1年目の2019年に打率.327、26本塁打、102打点、OPS.893をマーク。今季は50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011の好成績を残し、1900年以降の近代野球では史上初となる両リーグ首位打者を達成した。ここ2年間の活躍を考えれば、前回の契約を上回る好条件を得られるのは間違いないだろう。

     レメイヒューはヤンキース残留が第1希望であると見られているが、キングはブルージェイズとメッツもレメイヒュー獲得に興味を示していることを指摘。ナショナルズがレメイヒュー獲得を検討しているとの報道もある。契約年数については、レメイヒューが5年契約を希望していることを報じているメディアもある。

     キングによると、もしレメイヒューがヤンキースに残留した場合、ヤンキースは今季メジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトをトレードで放出し、レメイヒューに一塁、グレイバー・トーレスに二塁を守らせ、新たな遊撃手の獲得に動く可能性があるという。もちろん、引き続きトーレスに正遊撃手を任せ、一塁にボイト、二塁にレメイヒューを置く今季同様の布陣となる可能性もある。

     田中将大、ジェームス・パクストン、J・A・ハップがフリーエージェントとなったヤンキースは、先発投手の補強も必要であり、レメイヒューの契約規模は先発投手の補強の動向に影響を与える可能性もある。「相思相愛」と見られるレメイヒューを無事に引き留めることができるだろうか。

  • フィリーズ・ハーパー 第2子・ブルックリンちゃんが誕生

    2020.11.23 10:00 Monday

     球界を代表するスター選手の1人であるブライス・ハーパー(フィリーズ)が守るべき家族がまた1人増えた。ハーパーのインスタグラムの投稿によると、日本時間11月23日、ハーパーと妻・ケイラさんのあいだに第2子となる女の子が誕生。昨年8月に生まれた長男クルー・アロン・ハーパーくんに続く第2子として生まれた女の子はブルックリン・エリザベス・ハーパーちゃんと名付けられた。

     ハーパー夫妻の第1子となるクルー・アロンくんは昨年8月22日(現地時間)に誕生した。ハーパーは父親となってから初めての試合(8月26日のパイレーツ戦)で2点ビハインドの8回裏に右腕リチャード・ロドリゲスから1点差に詰め寄る28号ソロを放ち、長男の誕生を祝福。この試合は5対5の同点で延長戦に突入し、11回裏にショーン・ロドリゲスが4号ソロを放ってフィリーズがサヨナラ勝ちを収めた。

     今季はマイク・トラウト(エンゼルス)が父親となってから初めての打席で本塁打を放つなど、産休リストからの復帰直後に猛打を発揮。ハーパーと同じように「父親パワー」を見せつける選手は少なくない。

     ハーパーにとって第2子誕生後の初めての試合は来季の開幕戦となる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、ハーパーの開幕戦通算5本塁打はアルバート・プーホルス(エンゼルス)と並んで現役選手中最多の数字。2児のパパとなったハーパーが来季の開幕戦でどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

  • 選手にとって「40人ロースターへの登録」はなぜ重要なのか

    2020.11.22 11:00 Sunday

     メジャーリーグは日本時間11月21日にルール5ドラフトのプロテクト期限を迎え、多くの若手有望株が各球団の40人ロースターに登録された。各球団の目的は「自軍の有望株がルール5ドラフトで他球団へ流出するのを防ぐこと」だが、選手にとって40人ロースターへの登録はそれ以上の大きな意味を持つという。なぜ40人ロースターへの登録がそれほど重要なのか。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが解説している。

     まず、40人ロースター内の選手は基本的に全員が春季キャンプに招待される。つまり、監督やコーチ、フロント陣の前でプレーする機会を確実に得られるというわけだ。また、ナショナル・リーグのある球団幹部が「40人ロースターへの登録はその選手がチームの構想に入っていることを表す」と話しているように、メジャーでプレーするためには少なくとも40人ロースターに登録されている必要がある。ルール5ドラフトからのプロテクトという目的が第一だとしても、40人ロースターに登録されることは多くの選手にとって最大の夢であるメジャー昇格への第一歩なのだ。

     また、アメリカン・リーグのある球団幹部は「40人ロースターに登録されることで多くの給料を得られる」と話す。40人ロースター外のマイナー選手は、マイナーリーグのシーズンが開催される4月から8月までしか給料を得られない。しかし、40人ロースター内の選手はメジャーへ昇格している/していないにかかわらず、9月にも給料を得られるのだ。

     ヤンキースの救援左腕ザック・ブリットンは40人ロースターに登録されることについて「経済的に言えば、より多くのサラリーを得ることができるし、メジャーのキャンプに参加して実力を証明するチャンスも得られる。これらが最大のメリットだと思うし、だから選手にとって40人ロースターに登録されることは非常に重要なんだ」と話す。ブリットンは40人ロースターに登録されることが決まったとき、ドラフト指名時よりも興奮し、自分の名前が40人ロースターに掲載されるまで何度も球団の公式ホームページを更新したという。

     さらに、40人ロースターに登録された選手は、他球団でプレーする機会を得られる可能性も上昇する。選手を40人ロースターから外す場合、ウエーバーのプロセスを経る必要があり、他の29球団にはその選手を獲得するチャンスがある。ある代理人によると、不動の主力選手によって出場機会をブロックされている選手は特に、ウエーバーで他球団が獲得してくれるのを望んでいるケースが多いようだ。

     ただの「仕組み」や「ルール」に過ぎないと思われがちな40人ロースターだが、ブリットンが語るように、その背景には様々なドラマがある。今年も「ルール5ドラフトからのプロテクト」のための動きによって、多くの若手有望株がメジャー昇格への第一歩を踏み出すことになった。

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