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  • 田中将大 「最高のオフスピード・ピッチを持つFA投手」に選出

    2020.11.30 13:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトでは日本時間11月30日、「ベストのツールを持つフリーエージェント投手」を特集する記事を公開し、オフスピード・ピッチ(チェンジアップ/スプリッター)部門を担当したサラ・ラングスはヤンキースからフリーエージェントとなった田中将大を選出した。ラングスは田中を選出する決め手となったスタッツとして、「今季のスプリッターの被打率が.207だった」ことを挙げている。また、次点にはマット・シューメイカーとトニー・ワトソンの2人が挙げられている。

     ラングスによると、今季300球以上を投げた投手のうち、田中よりもファストボールの使用割合が低かった投手は1人だけ。田中のファストボールの投球割合は31.6%で、これはツインズの前田健太(28.5%)に次いでメジャーで2番目に低い数字だった。スライダーが全投球の38.6%、チェンジアップが29.4%を占めていた前田に対し、田中はスライダーとスプリッターを多用。スライダーが全投球の37.7%、スプリッターが24.8%を占めた。

     ラングスは、メジャー最初の3年間はスプリッターの投球割合が最も大きかったものの、2017年からはスライダーが最多となったことを紹介。しかし、「(スライダーが最多となってからも)スプリッターはカギとなる球種だった」とスプリッターの重要性に言及した。今季はスプリッターの被打率が.207、被長打率が.379を記録したが、これは田中の他のどの球種よりも優れた数字だった(1打数0安打のカーブは除く)。

     前年はスプリッターが思うように機能せず、被打率.254と被長打率.408はいずれも自己ワーストの数字だったが、今季はその数字を改善することに成功。ラングスは「ファストボールをあまり使わない投球アプローチのなかで、田中のスプリッターは彼の成功のカギとなっていた」と結論づけた。

     決して圧倒的な存在ではないものの、スライダーとスプリッターを中心とした巧みなピッチングで先発ローテーションの一角として安定した働きを期待できる田中。日本球界復帰の可能性も取り沙汰されているが、32歳の右腕にはどんなオファーが届くのだろうか。

  • 2021年オフ 殿堂入り候補の4投手が同時にFA市場に登場

    2020.11.30 12:30 Monday

     1年後のフリーエージェント市場は遊撃手が豊作であることが注目されている。ハビアー・バイエズ(カブス)、カルロス・コレア(アストロズ)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、コリー・シーガー(ドジャース)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)という5人のスター遊撃手が同時にフリーエージェントとなるからだ。しかし、注目すべきポイントはそれだけではない。将来のアメリカ野球殿堂入りを有力視される4人のベテラン先発投手が同時にフリーエージェントとなるのだ。

     その4人の投手とは、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、ザック・グレインキー(アストロズ)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)だ。カーショウは2022年シーズンの開幕時点で34歳。まだ数年は先発ローテーションの中心的存在として活躍を期待できるだろう。今季は10試合に先発して58回1/3を投げ、6勝2敗、防御率2.16、62奪三振を記録。フリーエージェントとなる前にドジャースと契約を延長する可能性もありそうだ。

     2022年シーズン開幕時点でシャーザーは37歳、グレインキーは38歳となる。シャーザーは今季12試合に先発して67回1/3を投げ、5勝4敗、防御率3.74とやや数字を落としたが、92個の三振を奪い、奪三振率12.30は例年通りの水準。自慢のパワーピッチングをどこまで維持できるかがカギとなる。一方、グレインキーは今季12試合に先発して67回を投げ、3勝3敗、防御率4.03、67奪三振とこちらもやや不本意な成績。とはいえ、力に頼らない巧みなピッチングを見せる投手のため、大きな故障がなければあと数年は先発ローテーションの一角を担えるだろう。

     問題は2022年シーズン開幕時点で39歳のバーランダーだ。今季は右前腕痛によって長期離脱し、登板は開幕戦の1試合のみ(6回3安打2失点で勝利投手)。レギュラーシーズン終了後にトミー・ジョン手術を受け、来季を全休することが確実視されている。登板がないままフリーエージェントを迎えるため、どんな契約を得られるかは全くの未知数。トミー・ジョン手術を経た39歳の投手がエース級の実力をキープできるかどうかも不透明だ。バーランダーの獲得を狙うチームは出来高に比重を置いた1年契約をオファーすることになるのではないだろうか。

  • 遅咲きのヤストレムスキー「ジャイアンツに長く在籍したい」

    2020.11.30 12:00 Monday

     1967年にアメリカン・リーグ三冠王に輝いたカール・ヤストレムスキー(レッドソックス一筋で23年間プレーした殿堂入り外野手)の孫として知られるマイク・ヤストレムスキー(ジャイアンツ)は、長いマイナー生活を経て、2019年にジャイアンツでようやくメジャーデビュー。今季はナショナル・リーグのMVP投票で8位にランクインするほどの活躍を見せた。そのヤストレムスキーは「可能ならばとても長い期間にわたってサンフランシスコに留まりたいと思っている」とジャイアンツへの愛着を語った。

     現在30歳のヤストレムスキーは、2度のドラフト入団拒否を経て、2013年のドラフトでオリオールズから14巡目指名を受けてプロ入り。2016年の時点ですでにAAA級に到達していたものの、メジャー昇格を果たせないまま2019年3月にマイナーリーガー同士のトレードでジャイアンツへ放出された。

     2019年は開幕をAAA級で迎え、40試合で打率.316、12本塁打、25打点、出塁率.414、OPS1.090の好成績をマーク。5月下旬にメジャーデビューを果たすと、107試合に出場して打率.272、21本塁打、55打点、OPS.852と持ち味を発揮し、一気にレギュラー定着を果たした。今季は四球率が前年から大幅に向上するなど、さらなる成長を見せ、54試合に出場して打率.297、10本塁打、35打点、OPS.968の活躍。出塁率は4割の大台に乗った。

     もちろん、ジャイアンツにとってヤストレムスキーは必要不可欠な戦力だが、長期契約を急ぐ必要は全くない。ヤストレムスキーのサービスタイム(メジャー登録日数)はまだ2年にも達しておらず、ジャイアンツは少なくとも2025年シーズンまでヤストレムスキーを保有できるからだ。メジャー定着が遅かったため、2025年シーズン終了時にヤストレムスキーは35歳。現在の実力をキープしている保証はない。ジャイアンツへの愛着を語るヤストレムスキーだが、早い段階で長期契約を得られる可能性は低そうだ。

  • ロッキーズ・アレナードのトレード 高額年俸が大きな障壁に

    2020.11.30 11:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは先日、ドジャースがノーラン・アレナード(ロッキーズ)をトレードで獲得することに興味を持っていることを報じた。しかし、「ESPN」のバスター・オルニーは、アレナードのトレードには「克服するのが不可能なほどの障壁が存在する」と指摘。アレナードは6年1億9900万ドルもの契約を残しているが、オルニーは「コロナ禍で縮小している球界の予算規模において、これは天文学的な金額だ」と述べている。

     現在29歳のアレナードは、今季48試合に出場して打率.253、8本塁打、26打点、OPS.738を記録。開幕直後に左肩を負傷した影響もあり、打撃面では不本意な成績に終わったものの、守備面では例年以上の素晴らしい動きを見せ、メジャーデビューした2013年から8年連続となるゴールドグラブ賞に輝いた。8年間のメジャー生活で本塁打王3度、打点王2度、オールスター・ゲーム選出5度、シルバースラッガー賞4度、プラチナグラブ賞4度の実績を誇っている。

     ロッキーズは2019年2月、アレナードと8年2億6000万ドルという巨額の長期契約を締結。ところが、アレナードは勝つ姿勢を見せない球団フロントの補強方針に不満を募らせており、2021年シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使する可能性が取り沙汰されている。ロッキーズとしてはオプトアウトで退団される前にトレードを成立させたいところだが、各球団がコロナ禍での減収に苦しむなか、高額年俸のアレナードの放出を実現するのは困難だ。

     オルニーは「ドジャースはコリー・シーガーとの新たな契約とコディ・ベリンジャーとの大型契約のために資金を確保しておく必要がある」と指摘。ベリンジャーはサービスタイム(メジャー登録日数)が3年を超えて年俸が大きく上昇するフェイズに突入し、シーガーは来季終了後にフリーエージェントとなる。ドジャースにとって、アレナードの獲得よりもこれら2選手との契約のほうが優先順位が高いのは間違いないだろう。

  • ブレーブス 来季開幕までにMVP・フリーマンと契約延長か

    2020.11.30 11:00 Monday

     今季のナショナル・リーグMVPに選出されたフレディー・フリーマン(ブレーブス)は来季限りで8年1億3500万ドルの長期契約が満了を迎える。「ESPN」のバスター・オルニーは「ブレーブスはこの一塁手と新たな契約を結ぶことが今オフの最優先事項になるだろう」と述べ、今オフ中にブレーブスとフリーマンのあいだで新たな長期契約が交わされる可能性を指摘。「今後数ヶ月以内にブレーブスはフリーマンとの長期契約に向けて動き始めると思われる」と付け加えた。

     現在31歳のフリーマンは2007年のドラフト2巡目でブレーブスに指名され、2010年9月にメジャーデビュー。それ以来、11年間のメジャー生活をブレーブス一筋で過ごしてきた。今季は開幕前に新型コロナウイルスが重症化するアクシデントに見舞われたものの、全60試合に出場して打率.341、13本塁打、53打点、OPS1.102の好成績をマーク。MVP投票では30人の記者から1位票を28票獲得し、2位のムーキー・ベッツ(ドジャース)に大差をつけて自身初のMVPに輝いた。

     フリーマンはメジャーでのフルシーズン3年目が終了し、年俸調停権を得た2013年オフのタイミングでブレーブスと長期契約を締結。契約最終年となる来季の年俸は2200万ドルとなっている。一塁手では、2019年シーズンの開幕前にポール・ゴールドシュミット(カージナルス)が5年1億3000万ドル(年平均2600万ドル)の契約延長を手にしており、フリーマンの新たな契約はこれを上回る規模になることが予想される。

     なお、ブレーブスは今オフの移籍市場で積極的な動きを見せているチームの1つであり、すでにジョシュ・トムリンと再契約を結んだほか、ドリュー・スマイリーを1年1100万ドル、チャーリー・モートンを1年1500万ドルで獲得。コロナ禍での減収の影響により、マーセル・オズーナを引き留める資金が残っているかどうかは不透明だが、スマイリーもモートンも1年契約のため、フリーマンと長期契約を結ぶうえで影響はなさそうだ。

  • メッツ 今オフの補強はトレードよりもFAを優先する方針

    2020.11.30 10:30 Monday

     スティーブ・コーエンが新オーナーに就任したメッツは今オフ、大型補強を行うことが予想されているが、トレード市場よりもフリーエージェント市場での補強を優先するつもりのようだ。「MLBネットワーク・ラジオ」のジム・ボウデンとジム・デュケットによるインタビューのなかでサンディ・アルダーソン球団社長が明らかにした。アルダーソンは「トレード市場ではなくフリーエージェント市場で積極的に動くつもりだ。若手選手を手放したくないと思っている」と語った。

     アルダーソンによると、メッツはマイナー組織の立て直しを目指しており、「本物のプロスペクトを大型トレードで放出するのは避けたい」と考えているという。近年のメッツはブロディ・バンワグネン前GMの下でマリナーズからロビンソン・カノーとエドウィン・ディアス、ブルージェイズからマーカス・ストローマンを獲得するなど積極的にトレードを行ってきたが、その対価として多くの若手有望株を放出。アルダーソンは「ここ数年のメッツは若手有望株が成長するのを待つ辛抱強さが不足していた」と振り返る。

     「野球の世界には2種類の『通貨』しかない。選手とお金だ」とアルダーソンは語る。アルダーソンは、コーエンのオーナー就任によって資金に余裕ができた一方で、マイナー組織、特にマイナーの上位の階級に若手有望株が不足していることを認識しており、「これら2つのバランスをとる必要がある」と考えているという。よって、他球団のスター選手とのトレードで数少ない若手有望株を放出するつもりはなさそうだ。

     今オフは各球団がコロナ禍での減収の影響により、高額年俸の主力選手の放出を考えていると言われている。メッツとしては、それらの選手の高額年俸を引き受ける代わりに、対価として放出する選手のクオリティを下げることを要求することもできるだろう。今オフ、メッツがトレードに応じるとすれば、こうしたケースに限られるのではないだろうか。

  • 古巣復帰の可能性があるFA選手 MLB公式サイトが12人を選出

    2020.11.29 15:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは「古巣復帰の可能性があるフリーエージェント選手」として12人の選手をピックアップする特集記事を公開した。その筆頭に挙げられたのがカブスから来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなった左腕ジョン・レスターだ。レッドソックスはネイサン・イバルディ以外に計算できる先発投手がおらず、カストロビンスは「レスターはカブスと新たな契約を結ぶ可能性がある」としつつも、古巣レッドソックスに復帰する可能性に言及した。

     フィリーズからフリーエージェントとなったディディ・グレゴリアスは2012年のメジャーデビュー時に在籍していたレッズに復帰する可能性がある。レッズには今季メジャーデビューしたホゼ・ガルシアという正遊撃手候補の有望株がいるものの、昨季プレーしたA+級から「飛び級」での昇格だったため、24試合で打率.194と大苦戦。ガルシアの成長を待つあいだの「つなぎ役」としてグレゴリアス獲得に動く可能性はある。

     ツインズからフリーエージェントとなったジェイク・オドリッジはブレーブスへ流出したチャーリー・モートンの穴埋め役として2013年から5年間在籍したレイズへ復帰するかもしれない。今季は故障もあってわずか4試合しか登板できなかったため、レイズでも手が届く範囲の価格になることが予想される。

     再建モードから徐々に勝負モードへと切り替わりつつあるマリナーズは、2015年から4年間にわたって主砲として活躍したネルソン・クルーズを呼び戻すかもしれない。ただし、カストロビンスは「最も可能性が高いのはツインズとの再契約。マリナーズは指名打者としての打席の多くを内野手のタイ・フランスに与えるだろう」と予想している。

     今季メジャー最多の16セーブをマークしたブラッド・ハンドはメジャーデビュー時の球団であるマーリンズに復帰する可能性がある。マーリンズはクローザーのブランドン・キンツラーを手放しており、ブルペンの補強が急務。キム・アング新GMがどのような動きを見せるか注目だ。

     レスター、グレゴリアス、オドリッジ、クルーズ、ハンドの5人以外にカストロビンスが選出した7人は以下の通り。

    コリー・クルーバー(パドレスへ復帰)
    ホゼ・キンターナ(ホワイトソックスへ復帰)
    ギャレット・リチャーズ(エンゼルスへ復帰)
    コール・ハメルズ(フィリーズへ復帰)
    ジェイク・アリエタ(カブスへ復帰)
    ジェームス・マッキャン(タイガースへ復帰)
    リック・ポーセロ(タイガースへ復帰)

  • ブルージェイズ 強打の外野手・スプリンガー獲得に前進か

    2020.11.29 14:00 Sunday

     今オフのフリーエージェント市場において最高の外野手と目されているジョージ・スプリンガーには多くのチームが興味を示していることが報じられている。そんななか、若手選手の成長によって4年ぶりのポストシーズン進出を成し遂げたブルージェイズがスプリンガー獲得に前進しているようだ。「スポーツネット」のシャイ・ダビディによると、ブルージェイズとスプリンガーのあいだで行われている交渉は「話をしているだけという段階を超えた」という。

     現在31歳のスプリンガーは、今季アストロズで51試合に出場して打率.265、14本塁打、32打点、OPS.899を記録。打率.292、39本塁打、96打点、OPS.974という自己最高の成績を残した前年から少し数字を落としたものの、サイン盗み騒動もあってチームメイトの多くが大幅に成績を悪化させるなか、例年通りに近い水準の成績をキープした。ポストシーズンでも地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズでそれぞれ2本塁打を放つ活躍。ポストシーズン通算19本塁打はアルバート・プーホルス(エンゼルス)と並ぶ歴代4位タイの数字となっている。

     ブルージェイズはボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.、キャバン・ビジオ、ルルデス・グリエルJr.といった若手選手の成長によって得点力を向上させており、アストロズで強打のリードオフマンとして活躍してきたスプリンガーの加入により、打線のさらなるグレードアップが期待できる。また、ブルージェイズはスプリンガーに若手が多いチームのリーダーとしての役割も期待しているようだ。

     ただし、ダビディは「スプリンガーの代理人はメッツからのオファーが届くまで契約を待つだろう」と指摘している。スティーブ・コーエンを新オーナーに迎えたメッツは、潤沢な資金力を生かしてブルージェイズを上回る好条件をオファーする可能性がある。ただし、メッツはまだゼネラルマネージャーが決まっておらず、スプリンガー争奪戦が決着するまでにはもう少し時間がかかりそうだ。

  • ブルージェイズがパドレスからFAの右腕・リチャーズに興味

    2020.11.29 12:30 Sunday

     「スポーツネット」のベン・ニコルソン・スミスによると、ブルージェイズはパドレスからフリーエージェントとなった右腕ギャレット・リチャーズの獲得に興味を示しているようだ。ブルージェイズは主力選手のほとんどが格安の年俸のため、ペイロールのかなりの余裕を残しており、今オフの移籍市場で積極的な補強を行うことが予想されている。今オフはすでに自軍からフリーエージェントとなった左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んでいる。

     ブルージェイズはレイと再契約したあとも先発投手陣のグレードアップを目指しており、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールはブルージェイズが右腕ケビン・ゴーズマンに対して3年4000万ドルのオファーを提示したことを報じていた。しかし、ゴーズマンはクオリファイング・オファーを受諾し、1年1890万ドルでジャイアンツに残留。それを受けて、ブルージェイズの目はすでに他の先発投手へ向けられているようだ。

     現在32歳のリチャーズは、今季パドレスで14試合(うち10先発)に登板して51回1/3を投げ、2勝2敗、防御率4.03、46奪三振を記録。チーム事情により9月中旬からリリーフに回ったが、トミー・ジョン手術から本格復帰1年目のシーズンとしてはまずまずの成績だったと言えるだろう。エンゼルス時代の2014年にリーグ5位の防御率2.61、翌2015年に自己最多の15勝をマークした実績があり、来季は完全復活が期待される。

     大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」がオフシーズン開始時に公開したフリーエージェント選手ランキングでは、リチャーズは24位にランクインし、フィリーズと2年1600万ドルで契約することが予想されていた。現在市場に残っている先発投手では、同ランキングで1位のトレバー・バウアー、10位の田中将大、11位のジェイク・オドリッジ、19位のホゼ・キンターナ、22位のジェームス・パクストン、23位のタイワン・ウォーカーに次ぐ7番目の評価となっている。

  • 47歳の右腕・コローン メジャー復帰とメッツでの引退を希望

    2020.11.29 12:00 Sunday

     メジャーリーグ記者のヘクター・ゴメスが日本時間11月26日に自身のTwitterで報じたところによると、メジャー通算247勝をマークしている右腕バートロ・コローンはもう1年メジャーでプレーし、メッツの一員として現役引退することを望んでいるようだ。現在47歳のベテラン右腕は、今年5月にも「ESPN」のマーリー・リベラに対して同様の発言をしていた。来年5月に48歳の誕生日を迎えるコローンは、レンジャーズで7勝を挙げた2018年を最後にメジャーでプレーしていない。

     ドミニカ共和国出身のコローンは21年間のキャリアで2度のシーズン20勝以上を含む13度の2ケタ勝利をマーク。通算247勝はニカラグア出身のデニス・マルティネス(通算245勝)を上回り、ラテンアメリカ出身の投手としては歴代最多記録である。メッツには2014年から3年間在籍し、いずれのシーズンも190イニング以上を投げて14勝以上をマーク。キャリア唯一の本塁打を放つなど、チームメイトやファンから非常に愛される存在だった。

     しかし、ブレーブスとツインズで28試合に先発した2017年は7勝14敗、防御率6.48に終わり、レンジャーズでプレーした2018年も28試合(うち24先発)に登板して7勝12敗、防御率5.78と力の衰えは明白だった。大富豪のスティーブ・コーエンを新オーナーに迎え、近い将来のワールドシリーズ制覇を目指して大型補強を展開することが予想されているメッツがわざわざ47歳のベテラン右腕の獲得に動くとは考えにくい。

     コローンがメジャー復帰を果たすには、再建中でとりあえず先発の頭数を揃えたいチームとマイナー契約を結び、春季キャンプでの競争を勝ち抜いて開幕ロースター入りを勝ち取るのが唯一にして最善の方法となるだろう。メッツの一員として引退するには、現役生活の最後に1日だけメッツと契約するという方法が最も現実的ではないだろうか。メジャー復帰に向けて現在もトレーニングを続けるコローンにオファーが届くか注目したい。

  • 韓国球界のスラッガー・ロハスJr.にメジャー球団も興味を示す

    2020.11.29 11:30 Sunday

     今季まで4年間にわたって韓国プロ野球のKTウィズでプレーしたメル・ロハスJr.に日本プロ野球3球団のほか、メジャーリーグ3球団も興味を示しているようだ。日本時間11月28日、大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」が伝えた。ロハスJr.は今季142試合に出場して打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097という自己最高の成績をマーク。打率3割は4年連続、100打点は3年連続、40本塁打は2年ぶり2度目となった。

     ロハスJr.の父メル・ロハスは1990年代に活躍したリリーフ右腕で、1996年にエクスポズで36セーブをマークするなど10年間のキャリアで通算126セーブを記録。その従兄弟であるモイゼス・アルーは17年間のキャリアでオールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞2度の実績を誇り、通算2134安打、打率.303、332本塁打、1287打点、OPS.885をマークした強打者だった。また、モイゼスの異母弟であるルイス・ロハスは現在メッツの監督を務めている。

     このアルー/ロハス一族はメジャーリーグを代表する野球一家として知られており、モイゼスの父フェリペ・アルーは「アルー3兄弟」の長男として有名。メジャー通算2101安打を記録し、メジャーリーグ史上初のドミニカ共和国出身監督としてエクスポズとジャイアンツで指揮を執った。次男のマティ・アルーは1974~76年に太平洋クラブライオンズでもプレー。三男のヘスス・アルーがジャイアンツでメジャーデビューした1963年には「アルー3兄弟」で外野を守るという快挙も成し遂げた。

     ロハスJr.はメジャーリーグでのプレー経験がないものの、韓国プロ野球からのメジャーリーグ復帰という点ではエリック・テームズが参考になるだろう。テームズはNCダイノスでプレーした3年間で打率.349、124本塁打、OPS1.172をマーク。しかし、メジャーリーグ復帰後の4年間は打率.237、75本塁打、OPS.825にとどまった。

     データサイト「FanGraphs」のダン・シンボースキーは2019年のロハスJr.の成績(打率.322、出塁率.381、長打率.530)をメジャーリーグでの成績に換算するという試みを行っており、それによると打率.266、出塁率.314、長打率.448という数字に。これは近年のエリック・ホズマーやレナト・ヌニェスと同レベルということになる。

     ただし、一塁での起用が中心となったテームズとは異なり、ロハスJr.には外野の両翼を守れるだけの守備力があり、正右翼手として十分な肩の強さも持ち合わせている。スイッチヒッターという点も魅力であり、メジャー契約をオファーする球団が現れたとしても決して不思議ではない。日米韓3か国による熾烈な争奪戦となるかもしれない。

  • ナショナルズ・ロブレス ドミニカ冬季リーグで右足首を負傷

    2020.11.29 11:00 Sunday

     ナショナルズの正中堅手ビクトル・ロブレスは現在ドミニカ共和国のウィンター・リーグでアギラス・シバエニャスの一員としてプレーしているが、3試合連続で欠場が続いている。チームが日本時間11月29日に公式発表したところによると、ロブレスは右足首の捻挫によって試合を欠場しているようだ。ロブレスはここまで6試合に出場して打率.304(23打数7安打)、1本塁打、3打点、2盗塁、出塁率.429、OPS.907の好成績をマークしている。

     現在23歳のロブレスは、メジャー3年目の2019年にレギュラー定着を果たし、155試合に出場して打率.255、17本塁打、65打点、28盗塁、OPS.745を記録。センターの守備では守備防御点+23をマークし、ナショナルズが球団史上初の世界一を成し遂げたワールドシリーズでも全7試合にスタメン出場した。

     しかし、体重を15ポンド(約6.8キロ)増やして臨んだ今季は、52試合に出場して打率.220、3本塁打、15打点、4盗塁、OPS.608と成績が急落。長打率が前年から100ポイント以上悪化(.419→.315)したほか、出塁率は3割にすら届かず(.293)、ゴールドグラブ賞のファイナリストに名を連ねるほどのレベルだった守備でも守備防御点-4と精彩を欠いた。今季の不振を挽回すべく2年ぶりにウィンター・リーグに参加していただけに、故障の程度が心配される。

     なお、ナショナルズは来季もロブレスを正中堅手として起用し、今季終盤に左翼から右翼へ移ったフアン・ソトが正右翼手を務めると予想されている。4シーズンにわたって正右翼手を務めたアダム・イートンは年俸1050万ドルの来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなっており、ナショナルズは今オフの移籍市場で彼に代わる外野手の獲得を目指すことになる。外野手の補強が不調に終わった場合、今季15試合に出場して打率.366、OPS1.179の猛打を見せたアンドリュー・スティーブンソンが正左翼手として起用されることになりそうだ。

  • モートン引き留め失敗のレイズ ベテラン右腕の穴をどう埋める?

    2020.11.28 15:00 Saturday

     今季球団史上2度目のリーグ優勝を成し遂げたレイズは「相思相愛」と見られていたベテラン右腕チャーリー・モートンの引き留めに失敗した(モートンは1年1500万ドルでブレーブスと契約)。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウとともに先発3本柱を形成していたモートンが退団したことにより、先発ローテーションには大きな穴があいたことになるが、レイズはこの穴をどのように埋めるのだろうか。メジャーリーグ公式サイトでレイズの番記者を務めるフアン・トリビオが分析している。

     レイズはまず、放出に前向きであることが報じられているスネルの処遇を判断することになるだろう。モートンの退団に加え、ヨニー・チリーノスは今年8月にトミー・ジョン手術を受けており、すでに先発ローテーションには空席が2つある。これに加えてスネルまで放出することになれば、新たな先発投手を3人も用意しなければならない。とはいえ、魅力的なオファーが届けば、レイズはスネル放出に動くと見られる。

     レイズには大物フリーエージェント選手を獲得する財政的な余裕はないため、トリビオはレイズが獲得を検討する可能性のある投手としてマーティン・ペレス、マイク・マイナー、ギャレット・リチャーズらの名前を挙げている。ただし、これらの投手と契約に向けた交渉を現在行っているわけではない。

     チーム内には今季ポストシーズンでメジャーデビューしたシェーン・マクラナハン、今季5勝0敗、防御率2.78をマークしたジョシュ・フレミングといった候補がいる。現有戦力だけで先発ローテーションを構成するのであれば、スネル、グラスナウ、ライアン・ヤーブロー、フレミング、マクラナハンという顔ぶれになるだろう。

     また、ジョー・ライアン、ブレント・ハニーウェルJr.、ブレンダン・マッケイといった有望株も控えている。特にハニーウェルJr.はマイナー・オプションが切れているため、故障なく春季キャンプを過ごすことさえできれば、開幕ローテーションの有力候補となる。

     有望株も含めるとチーム内には多数の先発候補がおり、フリーエージェント市場での補強が不調に終わったとしても、レイズが先発のコマ不足に悩むことはなさそうだ。

  • ブリュワーズ・スターンズ編成本部長 ヘイダー放出を否定

    2020.11.28 14:00 Saturday

     ブリュワーズは今オフ中にも守護神ジョシュ・ヘイダーをトレードで放出する可能性が取り沙汰されているが、デービッド・スターンズ編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)はその可能性を否定した。スターンズは「彼はメジャー昇格以来ずっとチームに大きな貢献をしてくれている。(彼がチームに貢献してくれる存在であることは)今後も変わらないだろう」と述べ、来季以降もヘイダーをチームの戦力と考えていることを明言。今オフ中にヘイダーがトレードされる可能性は低そうだ。

     スターンズは以前からヘイダー放出の意思がないことを明らかにしていたが、先日「FanSided」のロバート・マレーはブリュワーズがヘイダー放出に前向きであることを報じていた。しかし、スターンズは改めてその可能性を否定。トレードのオファーに耳を傾ける可能性については含みを持たせたが、よほど魅力的なオファーが届かない限り、スターンズがヘイダーを放出することはないだろう。

     ブリュワーズはヘイダーがフリーエージェントになるまで、あと3年保有することができる。よって、今オフ中にヘイダーの放出を急ぐ必要は全くない。ただし、来季の年俸は500万ドル前後まで上昇することが予想されており、今後もヘイダーの活躍が続けば、決して裕福な球団ではないブリュワーズが抱えきれない高額年俸となってしまう可能性もある。そのため、来季途中や1年後のオフにヘイダー放出が検討される可能性は排除できない。

     なお、スターンズは今オフの補強ポイントとして内野の両コーナー(一塁と三塁)を挙げている。今季は一塁にジャスティン・スモークやジェッド・ジョーコ、三塁にエリック・ソガードやルイス・ウリアスを起用したが、レギュラーとして満足のいく成績を残した者はいなかった。途中加入のダニエル・ボーグルバックは19試合でOPS.987の活躍を見せたが、出場の大半は指名打者で、一塁手としての出場は2試合だけ。財政的に高額なフリーエージェント選手を獲得することはできないため、カルロス・サンタナやジェイク・ラムといった手頃な価格のフリーエージェント選手が獲得候補に挙げられている。

  • ヤンキースが本塁打王・ボイトをトレードで放出する可能性は?

    2020.11.28 12:00 Saturday

     ここまで非常に静かなオフシーズンを過ごしているヤンキースだが、オフシーズンが深まるにつれて、2009年以来のワールドシリーズ制覇を成し遂げるべく、必要な戦力補強を着実に遂行していくことだろう。メジャーリーグ公式サイトでヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホークは、今オフのヤンキースの動きについてファンからの質問を募集。そのなかで今季メジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトについて「ボイトがトレードされる可能性はありますか?」という質問に回答している。

     現在29歳のボイトは、2018年7月にチェイセン・シュリーブ、ジオバニー・ガイエゴスという2人のリリーバーとのトレードでカージナルスからヤンキースに加入。この年は移籍後の39試合で14本もの本塁打を放ち、2019年は118試合で21本塁打、そして今季は56試合で22本塁打と着実に数字を伸ばしてきた。MVP投票で9位にランクインするなど、今やヤンキースに欠かせない戦力の1人となっている。

     ボイトについては、複数のメディアが「今季ブレイクしたボイトの価値を利用し、ボイトとのトレードで先発投手を獲得すべき」と指摘。しかし、ホークは「今のところ、フロントオフィスがそのような動きを開始している様子はない」とボイト放出の可能性を否定している。ホークによると、ヤンキースはボイトの全方向へ本塁打を打てる能力が「本物」であると信じ、来季以降も打線の軸の1人として活躍することを期待しているようだ。

     ボイトは食習慣を見直すことで減量に成功し、夏季キャンプ合流時にコーチ陣を驚かせた。シーズン中は足底筋膜炎に悩まされたものの、改善した食習慣はしっかりキープ。そのおかげで自己最高の成績を残すことができた。ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューとの再契約が最優先事項となっており、少なくともそれが解決するまでのあいだはボイトのトレードが動き始めることはないだろう。

     なお、ボイトは自身のトレードの噂について「それも野球の一部だからね。誰もがGMになってトレードの議論をしたがるものだよ。何が起こるかなんて誰にもわからないさ」と全く気に留めない様子を見せている。

  • レンジャーズが韓国のスター遊撃手キム・ハソンの獲得に興味

    2020.11.28 11:40 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT・R・サリバンによると、レンジャーズは韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング公示された25歳のスター遊撃手、金河成(キム・ハソン)の獲得に興味を示しているようだ。キムは今季自己最多の30本塁打を放ち、キャリアで初めて四球(75)の数が三振(68)の数を上回った。本職は遊撃だが、今季はアディソン・ラッセルの加入後に三塁へ移り、遊撃手として86試合、三塁手として41試合にスタメン出場している。

     今季のキムは138試合に出場して打率.306、30本塁打、109打点、23盗塁、OPS.921の好成績をマーク。レンジャーズは攻撃面でチームに貢献できる内野手を必要としており、キムはそのチーム事情にフィットする存在と言える。25歳という年齢も魅力であり、移籍当初は韓国プロ野球とメジャーリーグのレベルの違いに苦戦するかもしれないが、さらなる成長も期待できるだろう。

     レンジャーズでは現在、26歳のルーグネッド・オドーアが二塁、32歳のエルビス・アンドルースが遊撃のレギュラーを務めており、両者とも少なくとも2022年まで契約が残っている。しかし、ここ数年は期待通りのパフォーマンスを見せることができておらず、キムがこの両者からレギュラーの座を奪うチャンスは十分にある。キムを二塁または遊撃のレギュラーとして育てつつ、オドーアとアンドルースを保険としてキープしておくのも1つの選択肢になり得る。

     また、三塁にはゴールドグラブ賞を受賞したイサイアー・カイナーファレファがいるとはいえ、彼も絶対的なレギュラーというわけではない。よって、レンジャーズは二塁オドーア、三塁カイナーファレファ、遊撃アンドルースという基本布陣を維持しつつも、キムに十分な出場機会を与えることが可能というわけだ。レンジャーズはチーム再建中のため、1年目からレギュラークラスの成績を残すことを求められない点もキムにとって理想的な環境と言えるかもしれない。

     なお、韓国プロ野球からはキムのほか、起亜タイガースの梁玹種(ヤン・ヒョンジョン)とNCダイノスの羅成範(ナ・ソンボム)も今オフ中のメジャーリーグ移籍を検討していることが報じられている。今後の動向に注目だ。

  • エンゼルスなどが韓国で15勝の先発右腕・ストレイリーに興味

    2020.11.28 11:20 Saturday

     「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュによると、エンゼルス、ジャイアンツ、レッズを含む複数のメジャーリーグ球団が今季韓国プロ野球で15勝をマークした右腕ダン・ストレイリーの獲得に興味を示しているようだ。メジャーで3度の2ケタ勝利を含む通算44勝の実績を誇るストレイリーだが、2019年は防御率9点台の大不振に陥り、メジャー契約のオファーを得られなかったため、年俸100万ドルの1年契約で韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツに入団することを選択していた。

     数日後に32歳の誕生日を迎えるストレイリーがメジャーリーグへ復帰するかどうかは本人の意思次第だろう。今季はロッテの先発の柱として31試合に先発して194回2/3を投げ、15勝4敗、防御率2.50、205奪三振という素晴らしい成績をマーク。メジャーで3度の2ケタ勝利を記録した実力を見せつけた。ミッシュによると、ストレイリーは近いうちに韓国に残るかアメリカへ戻るかを決断するつもりだという。

     2012年にアスレチックスでメジャーデビューしたストレイリーは、翌2013年に自身初の2ケタ勝利となる10勝をマーク。その後の2年間は不振が続いたものの、レッズでプレーした2016年には34試合(うち31先発)に登板して191回1/3を投げ、14勝8敗、防御率3.76、162奪三振という自己最高の成績をマークした。マーリンズへ移籍した2017年にも10勝を挙げ、自己最多の170奪三振を記録したが、翌2018年は5勝どまり。オリオールズでプレーした2019年は2勝4敗、防御率9.82という自己最悪の成績に終わった。

     韓国で好成績を残したことにより、ストレイリーはメジャーリーグ球団から1年前より好条件のオファーを得られる可能性が高い。ただし、その多くは1年契約のオファーであると見られる。メジャーリーグへの復帰を希望していると思われるストレイリーだが、今季所属したロッテを含む韓国の球団(あるいは日本の球団)から複数年契約のオファーが届いた場合、そちらを選択する可能性もありそうだ。

  • アストロズのリリーフ右腕・スニードがヤクルトと2年契約

    2020.11.28 11:00 Saturday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは日本時間11月28日、アストロズの右腕サイ・スニードが東京ヤクルトスワローズと契約合意に達したことを報じた。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスはスニードとヤクルトの契約が2年契約であることを伝えている。2019年6月にメジャーデビューしたスニードは2年間で26試合に登板(すべてリリーフ)。今季は18試合に登板して0勝3敗、防御率5.71に終わり、メジャー初勝利を挙げることはできなかった。

     スニードは1992年生まれの28歳。2014年のドラフトでブリュワーズから3巡目(全体85位)指名を受けてプロ入りし、マイナーでは主に先発を務めてきた。2015年11月にジョナサン・ビヤーとのトレードでアストロズへ移籍し、2018年はAAA級で26試合(うち20先発)に登板して127回を投げ、10勝6敗、防御率3.83、114奪三振をマーク。翌2019年にメジャーデビューを果たした。

     メジャー1年目は8試合に登板して21回1/3を投げたようにロングリリーフ中心の起用となり、0勝1敗、防御率5.48ながら投球イニング数を上回る23奪三振を記録。与四球は5つだけと制球も安定していた。今季は18試合で17回1/3とショートリリーフでの起用が増え、21奪三振を記録した一方で与四球は10個。奪三振率は向上したが、与四球率は大幅に悪化してしまった。

     データサイト「ベースボール・サバント」によると、昨季はフォーシームが全投球の6割以上を占めていたものの、今季はフォーシームを投げなくなり、カッターが全投球の7割近くを占めている。平均93マイルのカッターで21奪三振のうち16個を奪ったが、被打率.340、被長打率.638と全体的にはよく打たれていた。その他の球種はカーブ、スライダー、チェンジアップの3種類。カーブが被打率.444(9打数4安打)だった一方、スライダーは被打率.154(13打数2安打)の好成績を残した。

  • レイズの有望株・フランコ 故障でドミニカ冬季リーグを離脱

    2020.11.27 12:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体1位にランクインしている超有望株ワンダー・フランコ(レイズ)は、レオネス・デル・エスコヒードの一員としてドミニカ共和国で行われているウィンター・リーグに参加していたが、右上腕二頭筋の痛みにより現地時間11月20日から欠場が続いている。所属球団のレオネスは現地時間11月25日、フランコがレイズのチームドクターの検査を受けるためにアメリカへ戻ることを発表。レイズは深刻な故障ではないことを望んでいるようだ。

     19歳のフランコは、レオネスでプレーした最初の5試合で打率.350、1本塁打、1盗塁、出塁率.435、長打率.500の好成績をマーク。遊撃の守備でもベアハンドキャッチからの鋭いスローイングを見せ、「ナンバーワン・プロスペクト」との評判に違わない見事な活躍を披露していた。故障の程度はまだ明らかになっていないが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から聞いた話によると、レイズはフランコの故障が深刻なものではないことを望んでいるという。

     今季はマイナーリーグのシーズンが開催されなかったため、球団の代替トレーニング施設で1年を過ごしたフランコだが、プロ1年目の2018年はルーキー級で61試合に出場して打率.351、11本塁打、57打点、OPS1.004の猛打を披露。19三振に対して27四球を選ぶという洗練されたアプローチも光った。

     翌2019年はA級で62試合に出場して3割を超えるアベレージを残したあと、18歳の若さで早くもA+級へ昇格。ここでも52試合に出場して3割を優に超える高打率をマークした。結局、この年は2階級合計で114試合に出場し、打率.327、9本塁打、53打点、18盗塁、OPS.885の好成績をマーク。35三振に対して56四球を記録した。

     メジャーリーグ公式サイトはフランコの打撃について、最高評価となる「80」を与えており、これはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)に次ぐ2人目の快挙。卓越した打撃技術に洗練されたアプローチを兼ね備えており、将来的には首位打者争いの常連となるかもしれない。早ければ来季にもメジャーへ昇格することが予想されている(来季開幕時点で20歳)。

  • モリーナがカージナルス残留希望を明言 エンゼルスなども興味

    2020.11.27 11:30 Friday

     キャリアで初めてフリーエージェントとなった名捕手ヤディアー・モリーナがカージナルスへの残留を希望していることを改めて明言した。モリーナはドミニカ共和国のメディアによるインタビューのなかで「僕はセントルイスに残りたいと思っている」と発言。また、自身に関心を寄せているチームとしてヤンキース、メッツ、パドレス、エンゼルスの4球団の名前を挙げた。カージナルス一筋で17年間プレーしてきたモリーナは、自身の希望通りにカージナルスと再契約を結ぶことができるのだろうか。

     カージナルスは球界屈指の観客動員数を誇り、収入の大部分を入場料に依存してきたチームの1つである。そのため、今季が無観客で開催された影響は非常に大きく、また、来季どれくらいの観客を入れることができるかの見通しも立っておらず、オフシーズンの補強予算も流動的な状態が続いている。フランチャイズ・プレーヤーであるモリーナを引き留めたいと考えているものの、財政状況次第では若手のアンドリュー・キズナーに正捕手を任せるという「プランB」も準備しているようだ。

     ヤンキースは正捕手ゲーリー・サンチェスの力量を疑問視していることが報じられている。サンチェスをノンテンダーFAとする可能性やトレードで放出する可能性すら取り沙汰されており、サンチェスに代わる正捕手としてモリーナ獲得に動く可能性はゼロではない。

     メッツはJ・T・リアルミュートの獲得の動くことが有力視されているものの、補強資金を他のポジションに回すため、捕手の補強をモリーナで済ませる可能性が指摘されている。新オーナーに大富豪のスティーブ・コーエンを迎えており、資金力では他球団より優位なポジションにいる。

     パドレスは正捕手に今季途中補強したオースティン・ノラ、控えには若手有望株のフランシスコ・メヒアやルイス・キャンプサーノがいるため、モリーナ獲得に動くのは意外と言える。若手が多いチームに経験豊富なベテランを加えたいという思惑があるのだろうか。

     エンゼルスはモリーナ3兄弟の長男ベンジー・モリーナと次男ホゼ・モリーナが現役時代に在籍経験のあるチームであり、現在はカージナルスで活躍したアルバート・プーホルスも在籍している。モリーナが2人の兄や元同僚のプーホルスと同じチームでプレーすることを選択しても決して不思議ではない。

     とはいえ、モリーナの第1希望はあくまでもカージナルスに残留することである。将来のアメリカ野球殿堂入りを有力視される名捕手は来季もカージナルスのユニフォームを着ることになるのだろうか。

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