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  • Gグラブ賞の最終候補者発表 受賞者発表は日本時間11月5日

    2018.10.26 11:30 Friday

     日本時間10月26日、ローリングスは「2018年ゴールドグラブ賞」の最終候補者を発表した。各ポジションで優れた守備を見せた選手に贈られるゴールドグラブ賞の最終候補者は、各リーグの各ポジションで3名ずつ。このなかから各リーグ9名の受賞者が選出される。

     ゴールドグラブ賞の受賞者は、メジャーリーグの監督・コーチの投票のほか、「アメリカ野球学会」のセイバーメトリクスによるデータ分析に基づいて決定される。さらに、各リーグの受賞者のなかからリーグごとに1名ずつ、最も優れた守備を見せた選手に「プラチナ・グラブ賞」が贈られる(ファン投票により決定)。各ポジションの最終候補者は以下の通り。

    ※選手名のあとの括弧内は所属チーム・該当ポジションでの出場試合数・該当ポジションでの守備防御点。捕手は盗塁阻止率も併記。

    ●投手
    ア・リーグ
    ダラス・カイケル(アストロズ、34試合、+3)
    コリー・クルーバー(インディアンス、33試合、+3)
    田中将大(ヤンキース、27試合、+7)

    ナ・リーグ
    ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス、33試合、+7)
    クレイトン・リチャード(パドレス、27試合、+5)
    フリオ・テーラン(ブレーブス、31試合、+7)

    ●捕手
    ア・リーグ
    ヤン・ゴームス(インディアンス、111試合、+4、29.0%)
    マーティン・マルドナード(エンゼルス→アストロズ、117試合、+3、48.6%)
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ、96試合、+1、48.1%)

    ナ・リーグ
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス、121試合、-1、30.8%)
    マニー・ピーニャ(ブリュワーズ、92試合、+6、40.8%)
    バスター・ポージー(ジャイアンツ、88試合、+10、28.8%)

    ●一塁手
    ア・リーグ
    ミッチ・モアランド(レッドソックス、116試合、+1)
    マット・オルソン(アスレチックス、162試合、+14)
    ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ、134試合、-3)

    ナ・リーグ
    フレディ・フリーマン(ブレーブス、161試合、+12)
    アンソニー・リゾー(カブス、153試合、+4)
    ジョーイ・ボットー(レッズ、139試合、+9)

    ●二塁手
    ア・リーグ
    ジェッド・ラウリー(アスレチックス、136試合、+1)
    イアン・キンズラー(エンゼルス→レッドソックス、128試合、+10)
    ルーグネッド・オドーア(レンジャーズ、127試合、+11)

    ナ・リーグ
    ハビアー・バイエズ(カブス、104試合、+5)
    DJレメイヒュー(ロッキーズ、128試合、+18)
    コルテン・ウォン(カージナルス、119試合、+19)

    ●三塁手
    ア・リーグ
    アレックス・ブレグマン(アストロズ、136試合、-6)
    マット・チャップマン(アスレチックス、145試合、+29)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス、137試合、+3)

    ナ・リーグ
    ノーラン・アレナード(ロッキーズ、152試合、+5)
    アンソニー・レンドン(ナショナルズ、136試合、-6)
    トラビス・ショウ(ブリュワーズ、107試合、+9)

    ●遊撃手
    ア・リーグ
    フランシスコ・リンドーア(インディアンス、157試合、+14)
    マーカス・セミエン(アスレチックス、159試合、+9)
    アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス、145試合、+21)

    ナ・リーグ
    ニック・アーメッド(ダイヤモンドバックス、148試合、+21)
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ、146試合、+7)
    フレディ・ギャルビス(パドレス、160試合、+7)

    ●左翼手
    ア・リーグ
    アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス、129試合、+4)
    ブレット・ガードナー(ヤンキース、107試合、+9)
    アレックス・ゴードン(ロイヤルズ、125試合、+18)

    ナ・リーグ
    コリー・ディッカーソン(パイレーツ、124試合、+16)
    アダム・デュバル(レッズ→ブレーブス、101試合、+17)
    クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ、90試合、±0)

    ●中堅手
    ア・リーグ
    ジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス、135試合、-2)
    アダム・エンゲル(ホワイトソックス、140試合、+1)
    マイク・トラウト(エンゼルス、125試合、+8)

    ナ・リーグ
    ロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ、138試合、+20)
    ビリー・ハミルトン(レッズ、150試合、+4)
    エンダー・インシアーテ(ブレーブス、155試合、+17)

    ●右翼手
    ア・リーグ
    ムーキー・ベッツ(レッドソックス、120試合、+20)
    コール・カルフーン(エンゼルス、136試合、+7)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース、90試合、+14)

    ナ・リーグ
    ジェイソン・ヘイワード(カブス、118試合、+3)
    ジョン・ジェイ(ロイヤルズ→ダイヤモンドバックス、54試合、+6)
    ニック・マーケイキス(ブレーブス、158試合、+2)

  • 2連勝のRソックス 敵地ではブラッドリーJr.がベンチスタート濃厚

    2018.10.25 18:25 Thursday

     ワールドシリーズの初戦と第2戦に連勝し、日本時間10月27日から敵地ドジャー・スタジアムでの戦いに臨むレッドソックス。敵地では指名打者制が採用されないため、主砲のJ.D.マルティネスを外野手として起用するためにはレギュラーの外野手3名のいずれかを控えに回す必要があるが、ここまでポストシーズン全試合で先発出場しているジャッキー・ブラッドリーJr.がベンチスタートとなる可能性が高いようだ。

     ワールドシリーズ開始前、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は正右翼手のムーキー・ベッツを二塁手として起用することを検討していた。しかし、ベッツの右翼守備はチームの大きな武器であり、また、打線に不可欠な存在であるベッツを慣れないポジションに回すのはリスクを伴うため、コーラはベッツの二塁起用に消極的。結果的に正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディ、正中堅手のブラッドリーJr.のいずれかを控えに回すことになり、ここまでポストシーズンで打率.176と調子が上がらないブラッドリーJr.がベンチスタート濃厚となっている。

     ドジャースは第3戦からの3試合でウォーカー・ビューラー、リッチ・ヒル、クレイトン・カーショウの3人が先発予定。ビューラー以外の2人は左腕であり、左打者であるベニンテンディとブラッドリーJr.のいずれかを控えに回すのは理にかなっていると言える。ベニンテンディはポストシーズンに入って打率.283とレギュラーシーズン同様の安定した活躍を見せており、ブラッドリーJr.を控えに回すのは当然の判断と言えるだろう。ブラッドリーJr.の中堅守備はハイレベルであり、レッドソックスの武器の1つであるものの、攻守にハイレベルな実力を兼ね備えたベニンテンディは攻守両面で必要不可欠な存在だ。

     よって、レッドソックスは敵地での戦いに「左翼・ベニンテンディ、中堅・ベッツ、右翼・マルティネス」という布陣で臨む可能性が高い。強打の外野トリオがチームを牽引し、敵地で5年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めてしまうのか。レッドソックスの戦いに注目だ。

  • リアルミュート獲得を狙うブレーブス トレードの対価は?

    2018.10.25 16:10 Thursday

     昨オフからトレード市場の注目株の1人となっているJ.T.リアルミュート(マーリンズ)。もしマーリンズがメジャーを代表する好捕手の放出を決断すれば、ブレーブス、ナショナルズ、フィリーズ、アストロズなどが獲得に動くことが予想されている。MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボウマンは、ブレーブスがリアルミュートを獲得する際に必要な対価について分析している。

     ボウマンはマーリンズにとってブレーブスが最適のトレード相手となる可能性を指摘している。なぜなら、投手の有望株を豊富に抱えるブレーブスは、マーリンズが求めるであろう若手投手主体の魅力的なパッケージを提示できる可能性が高いからだ。

     MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングのトップ100に目を向けてみると、ブレーブスの投手ではマイク・ソローカ(20位)、カイル・ライト(29位)、イアン・アンダーソン(34位)、トゥキ・トゥサント(40位)、ルイス・ゴハラ(78位)、ブライス・ウィルソン(96位)、コルビー・アラード(100位)の7人がランクイン。来季の先発ローテーションはマイク・フォルティネビッチ、ケビン・ゴーズマン、ショーン・ニューカムの3枠がすでに埋まっており、ブレーブスがエース級の先発投手の獲得を考えていることや、実績十分なフリオ・テーランらが控えていることを考えると、これらの有望株を放出する余裕は十分にあると見ていいだろう。ブレーブスがトップ100にランクインする有望株投手のなかから2~3人をパッケージに含めれば、対抗できるチームはほとんどないはずだ。

     また、ボウマンはブレーブスがトレード市場で獲得に動く可能性のある選手としてザック・ウィーラー(メッツ)とスターリング・マーテイ(パイレーツ)の名前を挙げている。ウィーラーは来季が契約最終年であり、メッツがポストシーズン進出を目指さないのであればトレード要員となる可能性が高い。一方、フリーエージェントとなるニック・マーケイキスの穴埋め役となり得るマーテイは、球団オプションを含めると2021年までパイレーツとの契約が残っており、こちらはブレーブスが提示するパッケージ次第ということになりそうだ。

  • ブルージェイズ 人員余剰気味の内野手をトレードで整理か

    2018.10.25 15:30 Thursday

     ブルージェイズは故障により今季を全休したトロイ・トゥロウィツキーが来季は戦列に戻ってくる見込みであり、内野手が人員余剰気味となっている。今オフはトレード市場において、余剰戦力となった内野手をトレードの駒として戦力補強に動くことになりそうだ。

     現在、ブルージェイズは40人ロースター内に9人の内野手がおり、二塁、三塁、遊撃の3ポジションに対してトゥロウィツキー、アレドミス・ディアス、ブランドン・ドルーリー、ルルデス・グリエルJr.、ヤンハービス・ソラーテ、デボン・トラビスと6人のレギュラー候補を抱えている状況だ。よって、ソラーテの年俸550万ドルの球団オプションは行使されない見込みだが、有望株のブラディミール・ゲレーロJr.のメジャー昇格が目前に迫っていることを考えると、ソラーテ放出だけでは人員余剰は解消されない。MLB公式サイトでブルージェイズの番記者を務めるグレガー・チズホルムは、魅力的なオファーがあった場合にトラビス、ドルーリー、ディアスのいずれかがトレードで放出される可能性があることを伝えている。

     また、正一塁手のジャスティン・スモークの年俸800万ドルの球団オプションが行使された場合、一塁と指名打者の2ポジションに対してスモーク、ケンドリズ・モラレス、ラウディ・テレズと3人のレギュラー候補を抱えることになる。メジャーデビュー後の23試合で打率.314、4本塁打、OPS.943と結果を残したテレズに出場機会を与える方針ならば、スモークとモラレスのいずれかはトレードで放出される可能性が高い。

     さらに、チズホルムはブルージェイズがフリーエージェントとなるマルコ・エストラーダと再契約を結ぶ可能性が低いことを伝えている。今季のエストラーダの年俸は1300万ドルであり、エストラーダが年俸を下げた形での再契約を望んだとしても、防御率5.64に終わった35歳のエストラーダ以上の成績を期待できる投手はフリーエージェント市場に多く存在する。チズホルムはブルージェイズがより安価な選択肢を求める可能性が高いと考えているようだ。

  • FA補強目指すフィリーズはマチャドとハーパーのどちらを選ぶのか

    2018.10.25 14:55 Thursday

     フィリーズは今オフ、フリーエージェント市場においてマニー・マチャド(ドジャース)とブライス・ハーパー(ナショナルズ)の争奪戦に名乗りを上げることが予想されている。しかし、予想される契約規模を考慮すると、両者を獲得するのは不可能。どちらか一方を選択しなけばならなくなったときに、フィリーズはどちらを選択するのだろうか。

     フィリーズのフロント陣のなかにオリオールズ出身の人物が数名いるという事情もあり、フィリーズはオリオールズ出身のマチャドの獲得を優先するのではないかと見られていた時期もあった。今季のフィリーズはJ.P.クロフォードの故障離脱もあり、正遊撃手として新人のスコット・キンガリーを起用せざるを得ず、キンガリーは打率.226、OPS.605とメジャーの投手の前に苦戦。正三塁手のマイケル・フランコは打率.270、22本塁打、OPS.780とまずまずの成績を残したが、フリースインガーである点や守備に不安を抱えている点に変わりはない。こうしたチーム状況を考えると、マチャド獲得は「ドンピシャ」の補強であると言える。

     ところが、MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーによると、ポストシーズンにおけるマチャドの振る舞いにより、フィリーズのフロント陣のマチャドに対する印象が変わりつつあるという。一塁を駆け抜ける際に一塁手の足を蹴るなどダーティなプレイが垣間見えるマチャドに対し、総額3億ドル規模の超大型契約を与えることをフィリーズのフロント陣が躊躇する可能性が出てきたのだ。ゾレッキー自身も「(マチャドとの大型契約は)考え直した方がいいかもしれない」と主張し、敏腕記者として知られるケン・ローゼンタールも「マチャドはフィリーズが獲得したいと考えるタイプの選手ではないかもしれない」と指摘している。

     となれば、フィリーズの本命はハーパーということになる。今季のフィリーズは右翼でニック・ウィリアムスとアーロン・アルテールを併用したが、ここにハーパーが収まれば大きなグレードアップとなるに違いない。ハーパーについてはナショナルズが再契約に向けて全力を尽くす方針であることが報じられており、熾烈な争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

  • カージナルスの名捕手・モリーナがロベルト・クレメンテ賞を受賞

    2018.10.25 13:20 Thursday

     日本時間10月25日、フィールド内外での人格面や社会貢献活動を評価し、最も優れた選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞の2018年の受賞者が発表された。メジャーリーガーにとって「最も栄誉ある賞」と呼ばれるロベルト・クレメンテ賞の受賞者に選ばれたのは、母国・プエルトリコのために様々な支援活動を続けているヤディアー・モリーナ(カージナルス)だ。

     プエルトリコ出身のモリーナは、幼少時代に両親からクレメンテの偉大さについて聞かされながら育ってきた。3000本のヒット、15度のオールスター・ゲーム選出、ライトからの強肩といったフィールド上の活躍のみならず、クレメンテはフィールド外でも精力的に社会貢献活動を行っていた。ニカラグア大地震の支援活動へ向かう際に墜落事故で亡くなったという事実が、彼の生き様を象徴していると言えるだろう。

     モリーナは2010年に「Foundation 4」という自身の基金を立ち上げ、近年では大型のハリケーンで甚大な被害を受けた母国・プエルトリコの復興支援に精力的に取り組んできた。2017年にはシーズンが終了した2日後にプエルトリコに降り立ち、朝から晩まで自身の足でプエルトリコの町を歩き回り、支援物資を配布したり、散乱した瓦礫を取り除いたりと、自身の手で14日間にわたって懸命な活動を続けた。多額の寄付による支援を行うメジャーリーガーは多数いるものの、モリーナは直接的に支援活動に携わっている点で他の選手とは一線を画している。これまでにモリーナが行ってきた様々な社会貢献活動が総合的に評価され、今回の受賞に至った格好だ。

     現在、U-23プエルトリコ代表を率いてU-23ワールドカップに参戦しているモリーナは、ワールドシリーズ第2戦の開始前に行われた受賞セレモニーには出席できなかったものの、「私自身、そして私の家族にとって素晴らしい栄誉だ」と喜びのコメント。「この賞のことを意識しながら活動をしてきたわけではないけど、素晴らしい賞をいただいたことで、プエルトリコで行ってきた様々な活動を誇りに思うことができるよ」と感慨深げに語った。

     プエルトリコ出身の選手が同賞を受賞するのは、2006年のカルロス・デルガド、2013年のカルロス・ベルトランに続いてモリーナが3人目。ニューヨーク出身ながらプエルトリコ人として育ったエドガー・マルティネスも2004年に同賞を受賞している。また、カージナルスの選手としては1975年のルー・ブロック、1995年のオジー・スミス、2008年のアルバート・プーホルス、2013年のベルトランに続いて5人目の受賞者となった。

  • ベッツ二塁起用の可能性は「非常に低い」とコーラ監督が発言

    2018.10.24 17:25 Wednesday

     指名打者制が採用されないワールドシリーズ第3~5戦でレッドソックスの正右翼手であるムーキー・ベッツが二塁の守備に就く可能性は非常に低くなっているようだ。レッドソックスのアレックス・コーラ監督はベッツの右翼守備がチームに必要であると考え、二塁起用について否定的な見解を示した。

     コーラは主砲のJ.D.マルティネスをワールドシリーズの全試合でスタメン起用することを明言。今季、指名打者で93試合、外野の両翼で57試合に先発出場しているマルティネスを指名打者制が採用されない試合でスタメン起用するためには、左翼のアンドリュー・ベニンテンディ、中堅のジャッキー・ブラッドリーJr.、右翼のベッツという外野トリオのうちの誰かを控えに回さなければならない。ベッツを二塁に回すことにより4人を同時にスタメン起用することが可能になるため、コーラはベッツの二塁起用を検討していた。

     しかし、コーラは「彼はメジャーで最高クラスの守備力を誇る右翼手なんだ」と語り、ベッツを右翼手として起用したい意向を示した。「彼は最高クラスの守備力を誇る二塁手ではない。攻撃のことだけを考えれば4人全員を同時に起用したいけど、そのためにベッツを二塁に回すべきなのだろうか」とコーラ。試合展開に応じてベッツを試合途中で二塁に回す可能性は否定しなかったが、二塁手としてのスタメン起用については否定的な態度を貫いた。

     よって、レッドソックスは引き続きイアン・キンズラーを正二塁手として起用する可能性が高い。ただし、右腕(ウォーカー・ビューラー)との対戦が見込まれる第3戦についてはブロック・ホルトがスタメン起用されることになるだろう。そこで問題になるのが、前述の4人のうち誰がスタメンを外れることになるのかという点だが、ベッツとマルティネスの2人は打線の核として不可欠の存在であり、ベニンテンディとブラッドリーJr.のいずれかがベンチスタートとなるはずだ。ベニンテンディがベンチスタートの場合は、マルティネスがそのままレフトに入り、ブラッドリーJr.がベンチスタートとなる場合は、ベッツがセンターに回り、マルティネスはライトを守ることになりそうだ。

  • 今季103勝のアストロズ 今オフは先発投手と捕手の補強に照準

    2018.10.24 16:50 Wednesday

     リーグ優勝決定シリーズでレッドソックスに敗れ、ワールドシリーズ連覇を目指したシーズンを終えたアストロズ。主力選手の大半は来季以降も契約が残っており、チームの骨格は来季も変わらない。しかし、これはアストロズが静かなオフシーズンを過ごすことを意味するわけではなく、ジェフ・ルーノウGMによると、今オフのアストロズは先発投手と捕手の補強を目指す方針だ。

     アストロズは今季30試合以上に先発したジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、ダラス・カイケル、チャーリー・モートンの4投手のうち、カイケルとモートンがフリーエージェントとなる。さらに今季途中にエンゼルスから獲得したマーティン・マルドナードもフリーエージェントとなり、ブライアン・マッキャンも年俸1500万ドルの球団オプションが行使されない見込みである。つまり、先発投手2名と主力級の捕手2名が一気にチームを去ることになるのだ。

     MLB公式サイトでアストロズの番記者を務めるブライアン・マクタガートによると、アストロズがカイケルとの再契約に動く可能性は低いという。一方、今季終了後の現役引退を検討していたことが報じられているモートンは来季もアストロズの一員として現役を続行したい意向を示しており、15勝3敗、防御率3.13、201奪三振という今季の好成績を考慮すると、アストロズがモートンとの再契約に動く可能性は高い。また、両投手ともアストロズからクオリファイング・オファー(今オフの金額は1790万ドル)を提示される可能性がある。

     アストロズは球団内にブラッド・ピーコック、コリン・マクヒュー、ジョシュ・ジェームス、有望株のフォレスト・ウィットリーといった先発ローテーション候補を多数抱えており、カイケルとモートンの両方が流出してもパニックに陥ることはないだろう。しかし、ランス・マカラーズJr.が右肘の状態に不安を抱えているという事情があり、先発ローテーションの空席は2枠では済まないかもしれない。

     また、マルドナードとマッキャンに代わる正捕手候補としてはフリーエージェント市場でヤスマニ・グランダルやウィルソン・ラモス、トレード市場でマーリンズのJ.T.リアルミュートの獲得に動く可能性がある。ルーノウは信頼できる捕手を3~4人抱えておく必要性を説いており、アストロズが有力捕手の獲得に動くのは間違いなさそうだ。

  • レイズがキューバ出身の16歳右腕・ガストンと契約合意

    2018.10.24 15:40 Wednesday

     日本時間10月24日、レイズがキューバ出身の16歳右腕、サンディ・ガストンと契約合意に至ったことが明らかになった。MLB公式サイトのジェシー・サンチェスが得た情報によると、契約金は260万ドルになるとみられている。

     ガストンはMLB公式サイトのインターナショナル・プロスペクト・ランキングで16位にランクイン。最速97マイル、コンスタントに90マイル中盤を計測する速球が魅力の本格派右腕である。現時点では2番目以降の球種に課題を抱えているものの、メジャーの球団に入団し、アカデミーで教育を受ければスライダーとチェンジアップの質が向上すると見込まれている。制球面を不安視する声もあるが、最大の武器である速球に加え、スライダーやチェンジアップの質が向上すれば、将来的には先発ローテーションの一角を担う投手となるだろう。

     レイズは使用可能なインターナショナル・ボーナスプール・マネーが362万1500ドル残っており、これは656万3500ドルを残すオリオールズに次いでメジャー2番目の金額だった。ガストンの獲得を巡ってはレイズとオリオールズが競争を繰り広げていたようだが、最終的にガストンはレイズとの契約を選択した。

     なお、ガストン獲得の有力候補の1つに挙げられていたマーリンズは、オリオールズを上回る656万9500万ドルのインターナショナル・ボーナスプール・マネーを有していたものの、このうちの大半はメサ兄弟との契約に充てられた。サンチェスによると、22歳のビクトル・ビクトル・メサ(前述のランキングで1位)の契約金は525万ドル、その弟であるビクトル・メサJr.の契約金はおよそ100万ドルとなっているようだ。また、ガストンの契約が決まったことにより、前述のランキングでトップ30に入っているプロスペクト全員が契約を完了。オリオールズは650万ドルを超えるインターナショナル・ボーナスプール・マネーを有しながらトップ30の誰とも契約できなかった。

  • パドレスのマグワイア・ベンチコーチが退任 家族との時間を優先

    2018.10.24 14:50 Wednesday

     パドレスはコーチ陣の空席がもう1つ増えることになった。今月初めにチームに対して辞任の意思を示していたマーク・マグワイア・ベンチコーチが今季限りでチームを去ることが正式に決定したようだ。

     2016年から3シーズンにわたってパドレスでベンチコーチを務めたマグワイアは、レギュラーシーズン終了後にチームに対して辞任の可能性を示唆していたという。最終的にマグワイアが正式な決断に至ったのは最近になってのことだが、パドレスはマグワイアの意思を尊重することを決めたようだ。辞任の理由は家族と過ごす時間を増やしたいというマグワイアの意向であるとみられる。

     アンディ・グリーン監督が率いるパドレスは、すでに打撃コーチのマット・ステアーズと内野コーチのジョシュ・ジョンソンがチームを去ることが決まっており、マグワイアの辞任によりコーチ陣の空席は3つとなる。ステアーズとジョンソンの2人とは異なり、マグワイアの辞任は本人の意思によるものであり、現時点では後任については全くの未定という状況である。有力候補の1人として球団傘下AAA級エルパソで監督を務めているロッド・バラハスを推す声もあるようだ。

     16年にわたるメジャーリーガーとしてのキャリアで583本ものホームランを放ったマグワイアは、カージナルスの打撃コーチとして3年、ドジャースの打撃コーチとして3年、パドレスのベンチコーチとして3年、合計9年にわたってメジャーのコーチを務めてきた。マグワイアが将来再びコーチの職を求めるかどうかは現時点では不透明であり、何らかの形でパドレスに籍を残すかどうかも未定である。いずれにせよ、家族と過ごす時間を増やしたいというマグワイアの意向に従って今後についての決断が下されることになるだろう。

     コーチ陣の空席が3つに増えたパドレスだが、この3席の穴埋めさえ完了すれば、それ以外にコーチ陣の顔ぶれに変更はないとみられている。今のところ、内部昇格の形での穴埋めが有力となっており、チーム事情に精通した人物が新たにコーチ陣に加わることになりそうだ。

  • エンゼルスの最優先課題はトラウトとの契約延長交渉

    2018.10.24 14:25 Wednesday

     19シーズンにわたってチームの指揮を執ったマイク・ソーシアに代わり、ブラッド・オースマスが監督に就任することが決定したエンゼルス。監督人事がひと段落し、エンゼルスは次なる動きに目を向け始めているが、アート・モレノ・オーナーはマイク・トラウトとの契約延長交渉がチームの最優先課題であることを明言した。

     現在、エンゼルスとトラウトの間での公式な契約延長交渉は開始されていないものの、モレノは契約が残り2年となっているトラウトとの契約延長交渉を最優先に考えていることを明言。オースマスの就任記者会見後、本拠地エンゼル・スタジアムでモレノはトラウトについて「我々はそれ(=契約延長)について何度も話をしているんだ。常にこのことを考えているよ。彼は8シーズンもここでプレイしているし、我々は彼のことをよく知っている。素晴らしい人間であり、素晴らしいアスリートだ」と語った。

     トラウトはエンゼルスと6年1億4450万ドルの契約を結んでおり、エンゼルスとの契約は残り2年。両シーズンとも年俸は3400万ドルとなっている。すでにア・リーグのMVPを2度受賞し、オールスター・ゲームにも7度の選出経験を誇るトラウトだが、本人いわく今季が自己ベストのシーズンだったという。打率.312、39本塁打、24盗塁、OPS1.088をマークしただけでなく、センターの守備力も向上。「今季は全体的に見れば自己ベストのシーズンだったと思う。攻撃面においても守備面においても良いパフォーマンスを見せることができた。ここ数年は守備の数値が落ちていたから、それを改善するために一生懸命努力したんだよ」と本人も納得のいくシーズンを過ごし、27歳という年齢を考慮しても、全盛期を迎えていると言って差し支えないだろう。

     エンゼルスにはトラウトのメジャーデビュー後、ポストシーズンで1勝もできていないという現実がある(唯一出場した2014年は地区シリーズでロイヤルズにスイープ負け)。モレノはトラウトを引き留めるために「勝てるチーム」を構築する必要性があることを理解しており、今オフは最大の弱点である投手陣の補強を行う方針だ。ポストシーズン進出を狙えるチームを作り、トラウトを引き留めることはできるのか。今オフ以降のエンゼルスの動きに注目したい。

  • Rソックス対ドジャースの対戦は「先発重視」のシリーズとなるか

    2018.10.23 17:40 Tuesday

     レイズが「オープナー戦法」を先発ローテーションの一角として採用し、先発ローテーションの谷間に「ブルペン・ゲーム」を採用するチームが増えるなど、新たなトレンドが生まれた今季のメジャーリーグ。ポストシーズンでもブリュワーズを中心にブルペンに多くのイニングを任せる試合が目立ったが、先発4枚がしっかり確立している2球団が対戦するワールドシリーズはそのトレンドに逆行した「先発重視」のシリーズとなるかもしれない。

     ブリュワーズは地区シリーズ初戦で「オープナー」にブランドン・ウッドラフを起用し、リーグ優勝決定シリーズでも第5戦に先発したウェイド・マイリーを打者1人と対戦しただけで降板させるなど、先発投手の早期降板とブルペンへの依存が目立った。ワイルドカード・ゲームで敗退したアスレチックスも一発勝負の一戦でリアム・ヘンドリックスを「オープナー」として先発させ、球界に新たなトレンドが定着しつつあることを強烈に印象付けた。

     しかし、レッドソックスはクリス・セール、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディ、リック・ポーセロ、ドジャースはクレイトン・カーショウ、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ウォーカー・ビューラー、リッチ・ヒルの4人が先発ローテーションを形成して本来の先発投手の役割を果たしており、ワールドシリーズで「オープナー戦法」が採用される可能性は低い。もちろん、試合の流れを左右するような場面や負けられない一戦で先発投手をリリーフで投入するケースはあるかもしれないが、これはこれまでの短期決戦でも見られたポストシーズン特有の戦い方であり、新たなトレンドに影響されたものではない。100球を目処に長いイニングを任されるであろう先発投手たちがいかに自身の役割を果たすことができるかが、勝敗の行方を大きく左右することになるだろう。

     「オープナー戦法」、「ブルペン・ゲーム」など新たなトレンドが生まれたメジャーリーグだが、最終決戦であるワールドシリーズの舞台に駒を進めたのは頼れる先発投手を4枚揃えた2球団。時代は変わりつつあるとはいえ、先発投手の重要性は今後も変わらないのではないだろうか。

  • 今年のワールドシリーズは102年ぶりの再戦 歴代最長記録

    2018.10.23 16:15 Tuesday

     今年のワールドシリーズはレッドソックス対ドジャースという伝統球団同士の対戦となったが、両球団がワールドシリーズで対戦するのはドジャースが「ブルックリン・ロビンス」と名乗っていた1916年以来102年ぶりのことである。ワールドシリーズにおける「再戦」の間隔としては歴代最長記録を更新した。

     1903年にスタートしたワールドシリーズは、この年以降1904年を除いて毎年開催され、今回が114回目。レッドソックスは13回目、ドジャースは20回目の出場となり、レッドソックスは2013年以来5年ぶり、ドジャースは1988年以来30年ぶりの世界一を目指す。しかし、両球団とも豊富なワールドシリーズ出場経験を誇るわりに直接対決の機会はめったになく、これまでワールドシリーズで両球団が激突したのは1916年の一度だけ(4勝1敗でレッドソックスが世界一に)。ドジャースとしては昨年あと一歩届かず逃した世界一へ再チャレンジするとともに、102年越しのリベンジをかけた戦いとなるのである。

     これまでの最長記録はアスレチックス対ジャイアンツによる76年だった。1905年、1911年、1913年とワールドシリーズ誕生当初は頻繁に顔を合わせていた両球団だが、次の対戦は1989年。実に76年ぶりの対戦となった。この1989年のワールドシリーズはベイエリアを襲った大地震により10日間にわたって中断したが、黄金期を迎えていたアスレチックスがジャイアンツをスイープ。エース右腕のデーブ・スチュワートがMVPに選出された。

     これに次ぐのがヤンキース対フィリーズの59年。1950年以来59年ぶりの対戦となった2009年のワールドシリーズでは、ヤンキースとの契約最終年を迎えた松井秀喜が猛打を見せ、日本人選手としては初となるワールドシリーズMVPに輝いた。なお、これ以降はインディアンス対ブレーブスの47年(1948年→1995年)、タイガース対カージナルスの38年(1968年→2006年)、ヤンキース対ブレーブスの38年(1958年→1996年)と続いている。

  • ドジャース 第1戦の先発はカーショウ Rソックスと初対戦へ

    2018.10.23 15:25 Tuesday

     1988年以来30年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すドジャースは、第1戦にエース左腕のクレイトン・カーショウが先発する。また、デーブ・ロバーツ監督は第2戦に柳賢振(リュ・ヒョンジン)、第3戦にウォーカー・ビューラーが先発する予定であることを明らかにした。

     チャンピオンリングの重要性について問われたカーショウは「(ワールドシリーズを制してリングを手に入れることは)とても重要だよ」とワールドシリーズに向けての決意を口にした。メジャー通算153勝の実績を誇り、サイ・ヤング賞を3度受賞しているカーショウだが、106年の歴史を誇るフェンウェイ・パークのマウンドに立つのは今回が初めて。レギュラーシーズン、ポストシーズンを通じてレッドソックスと対戦するのも初めてである。

     「そのことについてはあまり気にしていないよ」と平常心を強調したカーショウ。今ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズ第7戦でのリリーフ登板を含む4試合(うち3先発)に登板し、2勝1敗、防御率2.37と安定したピッチングを続けており、ポストシーズンに対する苦手意識(通算防御率4.09)も克服しつつある。第1戦ではレッドソックスのエース左腕、クリス・セールとの投げ合いが予定されており、球界を代表する左腕同士の対決は、シリーズの流れを大きく左右する重要な一戦となりそうだ。

     なお、カーショウがリーグ優勝決定シリーズ第7戦にリリーフ登板したことを受けてワールドシリーズ第1戦の先発候補に挙がっていたリッチ・ヒルの名前は第3戦までの先発予定に挙がっておらず、第4戦の先発に回る可能性が高い。敵地で行われる第1戦に先発するカーショウは、スイープでシリーズが終了しなければ、本拠地ドジャー・スタジアムに舞台を移して行われる第5戦で2度目の先発登板に臨むことになるだろう。なお、注目のワールドシリーズ第1戦は日本時間10月24日午前9時9分プレイボール予定となっている。

  • Rソックス 第1戦の捕手はレオン ライトがWSロースター入りか

    2018.10.23 14:50 Tuesday

     レッドソックスとドジャースによるワールドシリーズがいよいよ明日開幕する。2018年シーズンのクライマックスとなるワールドシリーズの開幕を前に、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は第1戦のスタメン捕手にサンディ・レオンを起用すること、ワールドシリーズのロースターにスティーブン・ライトが名を連ねる可能性が高いことを明らかにした。

     レッドソックスはすでに第1戦の先発投手にクリス・セールを起用することを発表しており、コーラは第2戦にデービッド・プライスを先発させることも明らかにした。第3戦と第4戦はネイサン・イバルディとリック・ポーセロが起用される見込みだが、今のところ正式なアナウンスはなし。また、今回のポストシーズンではこれらの先発投手陣とバッテリーを組む捕手としてクリスチャン・バスケスが主に起用されているものの、コーラはセールが先発する第1戦では今季セールが先発した29試合のうち20試合でバッテリーを組んでいるレオンをスタメン起用する方針だ。

     セールは「彼と組むと投げやすいんだ。彼は一生懸命勉強しているし、熱心に練習している。走者を送球で刺すのも得意だしね。彼がマウンドに来てくれるとパニックになることもない」とレオンに全幅の信頼を置いており、コーラはセールの意向に従ってレオンのスタメン起用を決断したとみられる。ただし、レオンは攻守両面で精彩を欠くシーンが目立っており、セールの降板とともにレオンもベンチへ退くことになるだろう。レッドソックスは引き続きレオン、バスケス、ブレイク・スワイハートの捕手3人体制で戦う可能性が高く、レオンの打順で積極的に代打を起用することが可能である。

     また、当初は地区シリーズのロースターに登録されていながらも右膝の不調によりロースターを外れたライトがワールドシリーズのロースターに登録される見込みである。練習時にライトの様子を見たコーラは「大丈夫そうだね。よく動けていた」と語っており、コンディション面での不安は解消された模様。ライトは登板機会が減少しているブランドン・ワークマンまたはヒース・ヘンブリーに代わってロースター入りすることになりそうだ。

  • メッツの新GM候補が3人に絞られる 今月中にも最終決定か

    2018.10.23 12:40 Tuesday

     メッツはサンディ・アルダーソンに代わる新たなゼネラル・マネージャー(GM)の候補を3人に絞り、最終面接を開始した。現地の報道によると、最終候補者はチェイム・ブルーム、ダグ・メルビン、ブロディ・バンワグネンの3名。今月中にも新GMが決定する見込みだ。

     バンワグネンは球界における有力な代理人の一人であり、メッツではヨエニス・セスペデス、ジェイコブ・デグロム、トッド・フレイジャー、ティム・ティーボウ(マイナーリーガー)が彼の顧客である。他にはロビンソン・カノー(マリナーズ)やライアン・ジマーマン(ナショナルズ)といった有力選手もバンワグネンのもとで大型契約を手にしており、バンワグネンが代理人業を放棄してGMに転身する可能性を疑問視する声もある。しかし、かつてNBAの名選手コービー・ブライアントの代理人を務めていたロブ・ペリンカがNBAレイカーズのGMに就任した例もあり、バンワグネンがメッツのGMに就任する可能性を完全に否定することはできないだろう。

     ブルームは現在35歳であり、最終候補者3名のなかでは最も若い。現在はレイズで野球部門の上級副社長を務めており、90勝72敗という今季のレイズの躍進に一役買った人物である。今季のレイズはリリーフ投手を先発させる「オープナー戦法」を採用して成功を収めたが、ブルームは「オープナー戦法」の採用を推進した人物の一人。ブルームと接したことのある人物は「彼と少し話をしてみると、彼が本当に賢いということがわかるだろう」と語るほどであり、メッツのGMに就任すれば画期的なチーム編成を見せてくれるかもしれない。

     メルビンはレンジャーズとブリュワーズでGM経験があり、今季躍進を遂げたブリュワーズの基礎を築いた人物である。現在はブリュワーズでシニア・アドバイザーを務めており、2015年にブリュワーズのGMを退いた際には「GMの仕事は私より若い人々に適したものになりつつある」と語っていたが、GMとしての「再登板」に意欲を見せているようだ。

     ブレーブスとフィリーズが再建を終えつつあり、来季もナショナルズを含めた3球団による熾烈な優勝争いが予想されるナ・リーグ東部地区。新GMにはメッツをその争いに加わることのできるチームへ成長させることが求められる。

  • Dバックスが便利屋内野手・エスコバーと3年2100万ドルで合意

    2018.10.23 11:40 Tuesday

     9月の大失速によりポストシーズン進出を逃したダイヤモンドバックスが今オフ最初の契約を成立させた。日本時間10月23日、ダイヤモンドバックスがエドゥアルド・エスコバーと3年2100万ドルで契約合意に至ったことが明らかになった。

     今季のエスコバーはツインズで97試合、ダイヤモンドバックスで54試合の計151試合に出場し、打率.272、23本塁打、84打点、OPS.824をマーク。初めて規定打席に到達し、メジャー2位の48二塁打を放ったほか、本塁打、打点、OPSはいずれも自己ベストを更新した。ツインズではミゲル・サノー、ダイヤモンドバックスではジェイク・ラムと故障離脱した正三塁手の代役を務め、今季は三塁手としての出場がほとんどだったが、本来は三塁、遊撃、二塁、外野とあらゆるポジションをこなす「便利屋」。マイク・ヘイゼンGMが「オフの補強の最初のステップとしては素晴らしいものになった」と喜んだように、平均以上の打力を誇るユーティリティ・プレイヤーとしてチームにとって非常に重宝する存在だ。

     来季のエスコバーがどこを守るかは、今後のダイヤモンドバックスの動きに左右されることになる。もしダイヤモンドバックスが主砲のポール・ゴールドシュミットをフリーエージェントとなる前にトレードで放出することを決断すれば、ラムが一塁に回り、エスコバーは三塁に入る可能性が高い。また、好守の遊撃手であるニック・アーメッドをトレードした場合は、正二塁手のケテル・マーテイが遊撃に回り、エスコバーは主に二塁を守ることになるだろう。

     ヘイゼンは「彼は毎日ラインナップに名を連ねることになるだろう」と語っており、今季48本の二塁打を放った中距離砲がレギュラーとして起用されるのは確実。多くのポジションを守れるだけでなく、スイッチヒッターで投手の左右にもそれほど影響されない選手であるため、2年連続20本塁打以上の打力を維持できるのであれば、3年2100万ドルという価格以上の価値をチームにもたらしてくれるはずだ。

  • Rソックス WS第1戦の先発にエース左腕・セールを起用へ

    2018.10.22 18:35 Monday

     ア・リーグを制したレッドソックスとナ・リーグを制したドジャースによる対戦となった今年のワールドシリーズ。レッドソックスのアレックス・コーラ監督はワールドシリーズの先発ローテーションについて、第1戦にエース左腕のクリス・セールを先発させることを決めているようだ。

     アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発したあと、胃の不調を訴えて入院するなどコンディション面が不安視されているセール。リーグ優勝決定シリーズでは第6戦で2度目の先発に臨む予定だったが、セールの代わりに第5戦に繰り上がったデービッド・プライスの好投によりレッドソックスは4勝1敗でアストロズを破り、セールに2度目の登板機会は回ってこなかった。

     「彼の状態は良いし、登板できると思うよ。彼が我々のチームの第1戦の先発投手だ。リーグ優勝決定シリーズが第5戦で終わったおかげで休養も十分だし、登板する準備はできているはずさ」とコーラ。「彼は第1戦で先発するのを楽しみにしているよ。他の投手たちも素晴らしい仕事をしてくれているけど、我々のエースは彼なんだ」とエース左腕に対する全幅の信頼を口にする。

     今ポストシーズンのセールはヤンキースとの地区シリーズ第1戦で先発して6回途中2失点と好投し、ポストシーズン初勝利をマーク。第4戦では8回にセットアッパーとしてマウンドに上がり、1イニングをパーフェクトに抑えた。アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦では4四球と制球を乱し、4回2失点で降板となったものの、指揮官の言葉通り、頼れるエースであることに変わりはない。ポストシーズン通算の防御率は5.85という数字になっているものの、指揮官の期待に応え、チームを勢いに乗せるピッチングを見せてくれることだろう。

     なお、ワールドシリーズ第2戦の先発にはプライスの起用が有力視されているが、好投を続けているネイサン・イバルディを推す声もある。どのような先発ローテーションでドジャースとの対決に挑むのか、コーラの決断にも注目だ。

  • Rソックス DHなしの敵地ではベッツを二塁手として起用か

    2018.10.22 16:15 Monday

     日本時間10月24日に開幕するワールドシリーズ。レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで2試合を戦ったあと、第3戦からの3試合はドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムへ舞台が移されるが、この3試合では指名打者制が採用されない。レッドソックスのアレックス・コーラ監督はJ.D.マルティネスを全試合でスタメン起用するためにムーキー・ベッツを二塁手として起用することを検討しているようだ。

     今季のマルティネスはリーグ最多の130打点を叩き出すなど、打率.330、43本塁打、OPS1.031と移籍1年目にして主砲として申し分ない働きを見せた。指名打者として93試合に先発出場し、外野手としての先発出場はレフトが27試合、ライトが18試合。しかし、レッドソックスのレフトにはアンドリュー・ベニンテンディ、ライトには首位打者のベッツがおり、センターにはリーグ優勝決定シリーズMVPのジャッキー・ブラッドリーJr.もいるため、リーグ有数の外野トリオをスタメン起用したいのであれば、マルティネスをスタメンから外さざるを得ない状況だ。

     ところが、コーラは打線の要として不可欠な戦力であるマルティネスを全試合でスタメン起用することを明言。つまり、ドジャー・スタジアムで行われる第3戦からの3試合ではマルティネスは外野の守備に就くことになる。となると、外野トリオのいずれか1人がポジションを追われることになるが、コーラはベッツの二塁起用というオプションを検討しているという。

     ベッツの二塁起用について「彼はすでにレギュラーシーズン中に二塁を守っている。だから可能性はあると思うよ」と語ったコーラ。二塁は併殺時に走者のスライディングを受けるなど、故障のリスクが高いポジションでもあり、指揮官には打線のキーマンの1人であるベッツに無理をさせたくないという気持ちもあるようだが、リーグ優勝決定シリーズで元気のなかったイアン・キンズラーやブロック・ホルトに代わってベッツが二塁に入れば、指名打者制が採用されないことによる打線の戦力ダウンを最低限にとどめることができる。

     今季は1試合(6イニング)だけだが、マイナー時代は二塁手としてプレイし、メジャーデビューを果たした2014年にも14試合で二塁を守っているベッツ。走攻守三拍子揃ったリードオフマンの二塁起用は果たして実現するのだろうか。

  • ベルとジラルディが除外 レンジャーズ新監督候補は6人に

    2018.10.22 15:00 Monday

     レッズとエンゼルスが新監督の就任を発表するなか、レンジャーズは今季限りで解任となったジェフ・バニスターの後任探しを続けている。チームを率いるのに最適の人物を慎重に選考するため、レンジャーズは新監督の決定を急がない方針だ。

     レンジャーズの新監督の座を巡っては、ここ数週間のうちに8人の候補者が面接を受けたことが報じられている。そのなかからデービッド・ベルがレッズの新監督に就任することが決まり、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディは今後の選考を辞退。MLBネットワークの職にとどまることが有力視されている。これにより現時点で明らかになっているレンジャーズの新監督候補者は6人に。その6人とは、暫定監督のドン・ワカマツ、ファームディレクターのジェイス・ティングラー、カブス・ベンチコーチのブランドン・ハイド、フィリーズ・三塁ベースコーチのダスティ・ワーサン、アストロズ・ベンチコーチのジョー・エスパーダ、レイズ・フィールドコーディネーターのロッコ・バルデッリという顔ぶれである。

     また、数球団で新監督候補に挙げられていたブラッド・オースマスはマイク・ソーシアの後任としてエンゼルスの新監督に就任することが決定。レンジャーズがオースマスとの面接を行う可能性も消滅した。2014年にレンジャーズがバニスターを新監督に任命した際、最終面接に進んだのはバニスター、ケビン・キャッシュ(現レイズ監督)、ティム・ボガー(現ナショナルズ・一塁ベースコーチ)の3人だったが、レンジャーズは現時点での候補者に対してさらなる面接を行う予定であるかどうかを明らかにしていない。もちろん、今後さらに候補者が増える可能性もある。

     レンジャーズのほか、ツインズ、オリオールズ、ブルージェイズも監督の座が空席となっており、複数球団の新監督候補となっているバルデッリ、ハイド、エスパーダについては現所属球団も含めて争奪戦が繰り広げられるかもしれない。レンジャーズは新監督の決定を急がない方針ではあるものの、優秀な人材を他球団に奪われてしまう前に、来季以降のチームを率いる指揮官を決めておきたいところだろう。

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