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  • ポロックの戦列復帰が決定 筒香嘉智は降格・戦力外の危機

    2021.6.3 11:30 Thursday

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督によると、左ハムストリング痛で5月中旬から故障者リスト入りしているAJ・ポロックは日本時間6月5日に敵地トゥルイスト・パークで行われるブレーブス戦から戦列復帰する予定となっているようだ。正左翼手のポロックが復帰することにより、筒香嘉智はアクティブ・ロースターを外れ、マイナー降格または戦力外となる可能性が出てきた。また、右前腕の炎症で離脱していたジミー・ネルソンもポロックと同時に復帰する予定となっている。

     現在33歳のポロックは4年5500万ドル+オプション1年の契約を結んでいるドジャースの正左翼手である。昨季はリーグ3位タイの16本塁打を放ち、今季はここまで32試合に出場して打率.277、4本塁打、17打点、2盗塁、OPS.791を記録。すでに正中堅手のコディ・ベリンジャーも戦列復帰を果たしており、ドジャースは今後、左翼ポロック、中堅ベリンジャー、右翼ムーキー・ベッツのレギュラー外野手3人が揃った状態でプレーできるようになる。

     ここで注目されるのが筒香の処遇だ。ベリンジャーとザック・マキンストリーの戦列復帰により出場機会が激減し、アクティブ・ロースターに登録されている野手12人のなかで序列が最下位であることは明白。マイナー・オプションが残っているマキンストリーやマット・ベイティを降格させる選択肢もあるが、ポロックと入れ替わりでアクティブ・ロースターから外れる野手の最有力候補が筒香であることに疑いの余地はないだろう。

     焦点は筒香がマイナー降格を受け入れてドジャースに残るのか、再びDFAとなって40人枠から外れ、トレード、ウエーバー、FAなどで他球団への移籍を目指すのか、ということ。筒香にはマイナー降格を拒否する権利があることが報じられているが、ドジャースで打撃の立て直しを目指すのであれば、ドジャースのマイナーに残ることを選択するかもしれない。

     ただし、来週には60日間の故障者リストに登録されているトニー・ゴンソリンの戦列復帰も予定されており、このときには40人枠を1つ空ける必要がある。よって、筒香が今回ドジャースのマイナーに残留することを選択したとしても、ゴンソリン復帰時に今度は40人枠から外される可能性も出てくる。筒香のメジャー残留の道のりは非常に険しいものとなっている。

  • 5月の各賞受賞者が決定 セミエン、タティスJr.らが選出

    2021.6.3 10:00 Thursday

     日本時間6月3日、5月の各賞受賞者が発表された。月間最優秀選手はア・リーグがマーカス・セミエン(ブルージェイズ)、ナ・リーグがフェルナンド・タティスJr.(パドレス)、月間最優秀投手はリッチ・ヒル(レイズ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)、月間最優秀新人はアドリス・ガルシア(レンジャーズ)とトレバー・ロジャース(マーリンズ)、月間最優秀救援投手はリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)とライアン・テペラ(カブス)が選出されている。

     セミエンは28試合に出場して打率.368、8本塁打、22打点、2盗塁、OPS1.130を記録。打率、長打率(.702)、OPSはリーグ1位、出塁率(.429)はリーグ2位の好成績だった。月間最優秀選手に選ばれるのはキャリア初。ブルージェイズでは2015年8月のエドウィン・エンカーナシオン以来である。

     タティスJr.は故障離脱があったなかで20試合に出場して打率.353、9本塁打、26打点、8盗塁、OPS1.264の大活躍。盗塁と打点はリーグ1位、本塁打と得点(21)はリーグ2位だった。タティスJr.は昨年8月にも月間最優秀選手に選ばれており、キャリア2度目の受賞。パドレスからの選出もそれ以来となっている。

     ヒルは6試合に先発して34回2/3を投げ、3勝1敗、防御率0.78、36奪三振を記録。日本時間5月26日のロイヤルズ戦では自己最多の13奪三振をマークした。ヒルが月間最優秀投手に選ばれるのは2016年5月、2017年7月に続いてキャリア3度目。レイズからの選出は2019年4月のタイラー・グラスナウ以来である。また、41歳2ヶ月21日での選出は2009年4月のトレバー・ホフマン(41歳6ヶ月19日)以来、先発投手に限れば2004年4月のロジャー・クレメンス(41歳8ヶ月28日)以来の高齢記録となった。

     ゴーズマンは6試合に先発して37回を投げ、5勝0敗、防御率0.73、49奪三振という素晴らしい成績をマーク。日本時間5月15日のパイレーツ戦で自己最多となる12個の三振を奪った。月間最優秀投手に選ばれるのはキャリア初。ジャイアンツでは2014年8月のマディソン・バムガーナー以来である。

     ガルシアは28試合に出場して打率.312、11本塁打、27打点、5盗塁、OPS.981を記録。メジャー最多の11本塁打を放っただけでなく、守備でも再三の好守が光った。レンジャーズからの選出は2016年5月のノマー・マザーラ以来となっている。

     ロジャースは6試合に先発して34回2/3を投げ、3勝2敗、防御率2.34、38奪三振を記録。4月に続いて2ヶ月連続の受賞となった。月間最優秀新人の連続受賞は2019年6~8月に3ヶ月連続で受賞したヨルダン・アルバレス(アストロズ)以来である。

     ヘンドリックスは13試合に登板して11回2/3を投げ、0勝1敗8セーブ、防御率0.00、19奪三振を記録。8度のセーブ機会をすべて成功させ、防御率は4月末の4.35から2.05へ改善された。2019年6月、2020年8月に続いてキャリア3度目の選出であり、ホワイトソックスからの選出は初めてとなっている(表彰は2017年にスタート)。

     テペラは14試合に登板して14回2/3を投げ、0勝0敗1セーブ、防御率0.61、19奪三振を記録。相手打者を打率.063に抑え、四球を1つも与えない快投だった。テペラが月間最優秀救援投手に選ばれるのは初めて。カブスからの選出も初めてであり、同じ都市を本拠地とする2球団から受賞者が出たのは2019年7月(ヤンキースのトミー・ケインリー、メッツのセス・ルーゴ)以来2度目となった。

  • 第9週の週間MVP発表 アはアブレイユ、ナはウッドラフが選出

    2021.6.2 06:00 Wednesday

     日本時間6月2日、2021年シーズン第9週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナ・リーグはブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)が選出された。アブレイユの受賞はキャリア通算6度目で、ホワイトソックスからの選出は早くも今季3人目。一方、ウッドラフが週間MVPに選出されるのは今回が初めてで、ブリュワーズからの選出は2年ぶりとなっている。

     アブレイユは7試合に出場して打率.375(24打数9安打)、2二塁打、2本塁打、10打点、OPS1.191の好成績をマーク。7試合中6試合でヒットを放ち、マルチ安打を2度、マルチ打点を3度記録した。2014年4月、2015年8月、2015年9月、2017年5月、2020年8月にも週間MVPに選出されており、今回がキャリア通算6度目の受賞。ホワイトソックスからの選出は、ともに4月に受賞したイェルミン・メルセデスとカルロス・ロドンに続いて今季3人目となった。

     ウッドラフは開幕からサイ・ヤング賞争いに加わるほどの好投を続けており、第9週は2試合に先発して14イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00、奪三振18、与四球2、被打率.109と圧巻のピッチングを披露。打たれた5本のヒットはすべて単打だった。この結果、今季の防御率は1.27まで向上し、これはジェイコブ・デグロム(メッツ)の0.71に次ぐメジャー2位の数字。ブリュワーズの選手が週間MVPを受賞するのは2019年7月にケストン・ヒウラ以来2年ぶり、ブリュワーズの投手に限定すると2011年5月のショーン・マーカム以来10年ぶりである。

     なお、アブレイユは5月が終了した時点でメジャー最多の46打点を記録。昨季まで2年連続で打点王のタイトルを獲得しているが、3年連続打点王となれば、打点が公式記録となった1920年以降では1990~92年のセシル・フィルダー(当時タイガース)に続いてア・リーグ史上2人目の快挙となる。

  • SPOZONEが割引キャンペーンを開始! エンゼルス戦英語放送も

    2021.6.1 14:15 Tuesday

     メジャーリーグや女子スポーツのライブ配信を行っている「SPOZONE」(スポゾーン)は6月1日から月額料金の割引キャンペーンを開始した。5月まで月額料金会員は税込1650円(Web及びAndroidからの申し込み)または税込2300円(iOSからの申し込み)でサービスを利用可能だったが、6月1日からは税込1300円の割引価格に統一される。新規ユーザーだけでなく、既存ユーザーにもこの割引価格が適用される。

     ライブ配信サービス「SPOZONE」では、エンゼルス(大谷翔平)、パドレス(ダルビッシュ有)、ツインズ(前田健太)、マリナーズ(菊池雄星)、ドジャース(筒香嘉智)、レッズ(秋山翔吾)、レッドソックス(澤村拓一)の試合を中心に1日最大8試合をライブ配信している。さらに、エンゼルスの試合を中心に1日最大2試合は日本語実況付きの配信が行われている。

     また、日本トップリーグ連携機構と独占的配信契約を締結し、 同機構が推進する「Woman Athletes Project(WAP)」参加リーグのうち、「なでしこリーグ」、「ソフトボールリーグ」、「ホッケーリーグ」、「フットサルリーグ」の配信が5月15日からスタートした。

     有料プランは年間有料会員と月額有料会員の2種類があり、今回のキャンペーンの対象となるのは月額有料会員。有料プランを契約すると、メジャーリーグのライブ配信・見逃し配信や日本人選手のダイジェスト映像など、すべてのコンテンツを視聴することができる。無料プランも用意されており、無料会員になると、女子スポーツのライブ配信・見逃し配信やメジャーリーグの試合映像クリップなど、一部のコンテンツを無料で楽しむことができる。

     さらに、ユーザーからの要望に応え、6月1日からはエンゼルス戦の日本語実況付きの配信だけでなく、現地の英語実況での配信もスタート。各自のスタイルに合わせてエンゼルス戦を視聴できるようになった。

  • MLB公式サイトが5月のベストナインを選出 アDHは大谷翔平

    2021.5.31 15:00 Monday

     日本時間5月31日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは両リーグの「5月のベストナイン」を選出する特集記事を公開した。日本人選手で唯一選ばれたのはエンゼルスの大谷翔平。4月に打率4割をマークしたイェルミン・メルセデス(ホワイトソックス)が失速していることもあり、8本塁打を放った4月に続いて今月も7本塁打を放つなど「ボールをかっ飛ばし続けている」大谷がアメリカン・リーグの指名打者部門で「5月のベストナイン」に選出された。

     レイッチが選出した「5月のベストナイン」の顔ぶれと、各選手の5月の成績(現地時間5月30日終了時点)は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆捕手:ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)
    19試合 打率.146 4本塁打 9打点 OPS.925

    ◆一塁手:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    28試合 打率.302 9本塁打 22打点 OPS.993

    ◆二塁手:マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    28試合 打率.368 8本塁打 22打点 OPS1.130

    ◆三塁手:ラファエル・デバース(レッドソックス)
    24試合 打率.275 7本塁打 22打点 OPS.963

    ◆遊撃手:ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    24試合 打率.322 6本塁打 18打点 OPS.992

    ◆外野手:アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    28試合 打率.312 11本塁打 27打点 OPS.981

    ◆外野手:トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    25試合 打率.312 6本塁打 25打点 OPS.993

    ◆外野手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    27試合 打率.326 6本塁打 14打点 OPS.967

    ◆指名打者:大谷翔平(エンゼルス)
    26試合 打率.245 7本塁打 21打点 OPS.876

    ◆先発投手:クリス・バシット(アスレチックス)
    5試合 3勝0敗0セーブ 防御率2.52 WHIP0.73

    ◆先発投手:コリー・クルーバー(ヤンキース)
    5試合 3勝1敗0セーブ 防御率2.27 WHIP0.85

    ◆先発投手:カルロス・ロドン(ホワイトソックス)
    4試合 1勝2敗0セーブ 防御率1.90 WHIP0.80

    ◆先発投手:リッチ・ヒル(レイズ)
    5試合 2勝1敗0セーブ 防御率0.91 WHIP0.81

    ◆救援投手:リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)
    13試合 0勝1敗8セーブ 防御率0.00 WHIP0.86

    ◆救援投手:アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    12試合 3勝0敗7セーブ 防御率0.75 WHIP0.83

    ナショナル・リーグ

    ◆捕手:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    18試合 打率.302 4本塁打 12打点 OPS.937

    ◆一塁手:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    26試合 打率.283 3本塁打 14打点 OPS.807

    ◆二塁手:マックス・マンシー(ドジャース)
    25試合 打率.337 10本塁打 19打点 OPS1.184

    ◆三塁手:オースティン・ライリー(ブレーブス)
    24試合 打率.326 7本塁打 15打点 OPS1.050

    ◆遊撃手:フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    19試合 打率.354 8本塁打 25打点 OPS1.238

    ◆外野手:ニック・カステヤーノス(レッズ)
    23試合 打率.416 5本塁打 15打点 OPS1.171

    ◆外野手:トレント・グリシャム(パドレス)
    18試合 打率.303 2本塁打 7打点 OPS.902

    ◆外野手:ジェシー・ウィンカー(レッズ)
    25試合 打率.330 7本塁打 13打点 OPS1.007

    ◆先発投手:マックス・シャーザー(ナショナルズ)
    6試合 3勝2敗0セーブ 防御率1.83 WHIP0.74

    ◆先発投手:ザック・ウィーラー(フィリーズ)
    6試合 2勝0敗0セーブ 防御率2.08 WHIP0.81

    ◆先発投手:ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    6試合 2勝2敗0セーブ 防御率1.07 WHIP0.67

    ◆先発投手:ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)
    6試合 5勝0敗0セーブ 防御率0.73 WHIP0.76

    ◆救援投手:アレックス・レイエス(カージナルス)
    14試合 2勝1敗9セーブ 防御率1.15 WHIP1.40

    ◆救援投手:ケンリー・ジャンセン(ドジャース)
    12試合 0勝1敗7セーブ 防御率1.50 WHIP1.00

  • 慣れない役割で奮闘する秋山「この経験が将来につながればいい」

    2021.5.31 08:00 Monday

     日本では825試合連続出場を記録するなど不動のレギュラーとして活躍していた秋山翔吾(レッズ)だが、今季は控え外野手兼代打要員という慣れない役割でのプレーを強いられている。地元メディア「シンシナティ・インクワイアー」のボビー・ナイチンゲール記者は、そんな秋山の現状をレポート。秋山は「選手として毎日プレーしなければならないと思っている」と語りつつも「でも、外野手3人の活躍を見ていると、自分自身をスタメンで使うべきかを迷ってしまう。それが現実であり、今の状況だ」と冷静に現状を見つめている。

     日本時間5月8日に故障者リストから戦列復帰した秋山がスタメン出場したのは5試合だけ。同17日のロッキーズ戦ではメジャー移籍後初の1試合3安打を記録して打率を.286まで上げたが、それ以降はスタメン出場が2度しかなく、9試合に出場して14打席にとどまっている(12打数1安打2四球)。打撃練習中にスイングの修正を試みても、結果が出るかどうかは試合で実際にプレーしてみないとわからない。「試合に出て、その結果を見たほうがわかりやすい。今はそれができない」と秋山は苦しい現状について語る。

     レッズの外野陣は、正左翼手のジェシー・ウィンカーと正右翼手のニック・カステヤーノスが首位打者争いをするほど打撃好調。マイナー契約で加入したタイラー・ネークインも打撃面で存在感を示し、秋山不在の間に手にした正中堅手の座をキープしている。当初、秋山とレギュラー争いをする予定だったニック・センゼルは内野手としての出場機会が増え、ジョーイ・ボットーとマイク・ムスターカスが戦列を離れるなかでネークインは中軸打者の1人として不可欠な戦力となっているのだ。

     デービッド・ベル監督は「ショウゴは準備が整った状態をキープするために一生懸命取り組んでくれている。これまでに経験したことがない役割のなかで、よりよい選手になろうと努力しているんだ。もっとコンスタントに出場機会を与えたいし、今後はそうなっていくと思う」と語っているが、レッズのチーム事情を考えると、現時点では強打の外野トリオの一角に食い込むのは難しいだろう。

     それでも秋山は腐ることなく努力を続け、試合後には「エネルギーが余っているから」と多くのスイングを行っている。「この経験が将来につながればいいと思っている」とあくまでも前向きに現状をとらえる秋山。実績豊富なカステヤーノスはともかく、ウィンカーとネークインの2人にはシーズン400打席以上プレーした経験がなく、シーズンが進むにつれて秋山の力が必要となる時期は必ずやってくるはずだ。

  • 故障離脱中のブレーブス・オズーナがDV容疑で逮捕との報道

    2021.5.30 13:00 Sunday

     日本時間5月30日、昨季のナ・リーグ二冠王(本塁打・打点)で現在は故障離脱中のマーセル・オズーナ(ブレーブス)がアトランタ地域で家庭内暴力の疑いにより逮捕されたことが明らかになった。ジョージア州フルトン郡の逮捕記録によると、オズーナの具体的な容疑は「家族の首を絞め、暴行を加えたこと」だという。昨季終了後にFAとなり、ブレーブスと再契約(4年契約)を結んだオズーナだが、メジャーリーグ機構のDV規定に従い、出場停止などの処分が科される可能性もある。

     ブレーブスはオズーナが逮捕されたとの報道を受け、「我々はマーセル・オズーナの逮捕を今日の夕方に知り、ただちにコミッショナー事務局に報告しました。ブレーブスはメジャーリーグ機構が定めるDVに関するポリシーを全面的に支持しています。このポリシーは我々の社会がいかなる形の家庭内暴力も容認できず、容認しないことを最大限に強調しています。調査が完了するまでのあいだ、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます。本件に関するお問い合わせはコミッショナー事務局へお願いいたします」との声明文を発表。メジャーリーグ機構の調査に全面的に協力する姿勢を示した。

     メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は家庭内暴力に関する共同ポリシーを2015年から掲げており、これまでにアロルディス・チャップマン(ヤンキース)が30試合、ロベルト・オスーナ(当時ブルージェイズ)が75試合、アディソン・ラッセル(当時カブス)が40試合、オドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)が2019年シーズンの残り試合(=85試合)、ドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)が81試合など、10人以上の選手がDV規定違反による出場停止処分を受けている。

     オズーナは今季48試合に出場して打率.213、7本塁打、26打点、OPS.645を記録。日本時間5月26日のレッドソックス戦で三塁へ滑り込んだ際に左手の中指と薬指を骨折し、現在は10日間の故障者リストに登録されている。

  • ベリンジャーら戦列復帰 筒香はアクティブ・ロースター残留

    2021.5.30 10:00 Sunday

     日本時間5月30日、ドジャースはコディ・ベリンジャーとザック・マキンストリーの2人を故障者リストからアクティブ・ロースター(26人枠)に復帰させた。この日のジャイアンツ戦にベリンジャーは「4番・センター」、マキンストリーは「8番・ライト」でスタメン出場している。なお、2人分の枠を空けるためにシェルドン・ノイジーとDJ・ピータースの2人がマイナーに降格することが決定。筒香嘉智はアクティブ・ロースター残留となった。

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「これで我々のチームはさらによくなる。クラブハウスのエネルギーはかなり高まっているよ」と2人の戦列復帰を喜んだ。ベリンジャーは日本時間4月6日のアスレチックス戦で一塁に駆け込んだ際にベースカバーの投手と接触して左足を負傷。腓骨を亀裂骨折していることが判明し、2ヶ月近くにわたって戦列を離れた。ベリンジャーは「正直に言って、今季はチームの一員でないような感じがしていた。戦列復帰できるのは嬉しいし、とても興奮しているよ」と話している。

     ロバーツはベリンジャーの起用法について「木曜日(現地時間)のオフまで5試合とも出場する予定。そのうち1試合は(負担を軽減するために)一塁手として出場する予定だ」とコメント。「彼は技術的にも精神的にも本当にいい状態だよ」とベリンジャーの活躍に太鼓判を押した。

     一方のマキンストリーは、新人ながら故障離脱するまで17試合に出場してOPS.883の好成績をマーク。内外野の複数ポジションを守り、柔軟な選手起用を可能にしたキーマン的存在だった。復帰初戦はライトを守り、これによりロバーツは正右翼手のムーキー・ベッツに休養を与えることが可能に。指揮官は「彼らが戻ってきたのは本当にいいことだ」とベリンジャーだけでなく、便利屋ルーキーの復帰も喜んでいる。

     ベリンジャーとマキンストリーの戦列復帰により、筒香は自分より序列の高い選手が2人増えたことになる。AJ・ポロックも近いうちに戦列復帰できる見込みとなっており、筒香はアクティブ・ロースター生き残りのために、限られた出場機会のなかで結果を残すことが求められる。

  • ドジャース・ベリンジャーが明日復帰へ 筒香嘉智にも影響大

    2021.5.29 12:00 Saturday

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、日本時間5月30日のジャイアンツ戦(4連戦の3戦目)から2019年MVPのコディ・ベリンジャーが中堅手としてスタメン復帰することを明らかにした。ベリンジャーは開幕直後に左腓骨を亀裂骨折し、2ヶ月近く戦線離脱。マイナーでのリハビリ出場を経て、ようやく戦列復帰の準備が整った。これによりドジャースではクレイトン・カーショウ、ムーキー・ベッツ、アルバート・プーホルス、ベリンジャーと4人の「元MVP」がプレーすることになる。

     ロバーツはベリンジャーを中堅手として起用していく方針。よって、ベリンジャーの離脱期間中に中堅を守っていたクリス・テイラーは左翼や遊撃、二塁といった他のポジションに移ることになる。プーホルスの加入以降、正一塁手のマックス・マンシーは二塁を守る機会が増えており、また、正遊撃手コリー・シーガーの故障離脱以降は若手のギャビン・ラックスが代役として奮闘中。引き続き一塁プーホルス、二塁マンシー、遊撃ラックスの布陣がメインになるのであれば、テイラーは左翼での出場機会が増え、筒香嘉智の出場機会はさらに減少することになるだろう。

     ただし、ベリンジャーは中堅に固定されるわけではなく、負担を軽減するために一塁を守るケースも出てくるとみられる。その場合はテイラーが中堅に入るため左翼が空き、筒香はマット・ベイティらと左翼での出場機会を争うことになる。しかし、内外野を守れるユーティリティ・プレーヤーのザック・マキンストリーもベリンジャー同様、戦列復帰が目前となっており、AJ・ポロックも早ければ次の週末には戦列復帰できる見込み。正左翼手のポロックが復帰すれば、筒香の立場はさらに怪しくなってくる。

     また、60日間の故障者リストに登録されているトニー・ゴンソリンもマイナーでのリハビリ登板を進めており、戦列復帰が近付いている。60日間の故障者リストに登録されている選手を復帰させる際には、ロースターの40人枠を1枠空ける必要があり、ドジャース残留のために筒香に残された時間はそれほど多くない。一刻も早く残留の決め手となる結果がほしいところだ。

  • パイレーツ一塁手 前日の不可解な守備は「混乱してしまった」

    2021.5.29 11:00 Saturday

     メジャーリーガーとはいえ、誰にでもミスをする可能性があるのが野球というスポーツだが、パイレーツの一塁手ウィル・クレイグが日本時間5月28日のカブス戦で犯したミスは、メジャーリーグで今季最大の失敗となるだろう。クレイグは一塁ベースを踏めばイニング終了になるにもかかわらず、本塁方向へ逆走した打者走者を追いかけ、最終的には相手チームに得点を許してしまったのだ。その不可解な守備から一夜明け、クレイグは前日のプレーについて口を開いた。

     クレイグは「そうですね。ボールを放った瞬間に『ああ、自分は何をしているんだ?』と思いました。あんなことをするべきではなかったとわかっています」とコメント。「(一塁手が一塁ベースを踏むのは)野球の基本のようなプレーです。でも、(打者走者のハビアー・バイエズが)逆走していくのを見て、一瞬混乱してしまいました。(捕手の)マイケル・ペレスが僕を見ていたのに気付いてボールを放ってしまいました」と前日のプレーについて説明した。

     パイレーツのデレク・シェルトン監督は自軍の選手たちによる「珍プレー」を映像で1度だけ見たという。「全体の動きを確認するために1度だけ見た。これは我々の失敗だ。でも、我々は前に進む。こんなプレーが2度と起こらないということを保証するよ。この失敗は過去に置いていく。今日は新しい日だからね」とシェルトン。一方、張本人のクレイグは「見ないようにしていましたが、あちこちで映像が流れているので、見ないようにするのは大変でした」と話している。

     世界中で話題になるほどの大失態を犯したクレイグだが、パイレーツがクレイグの守備力を高く評価している点は変わらない。クレイグは三塁手としてマイナーでのキャリアをスタートしたものの、一塁手に転向。猛練習を積み、2019年にはマイナーのゴールドグラブ賞を受賞した。今回の失敗を糧にして、クレイグはよりハイレベルな守備力を持つ一塁手へと成長していくのではないだろうか。

  • メジャーの現役トレーナーと斎藤隆さんが子どもたちのケガの予防と対策法を伝授

    2021.5.28 21:00 Friday

     8月21~22日に宮城県石巻市民球場で全国大会が開催される「MLB CUP」に関連するプロジェクトの第1弾、ウェブセミナー「親子で学ぶ! 今日からできるケガの予防と対策」が行われ、元メジャーリーガーの斎藤隆さん、レッドソックスに帯同するストレングス&コンディショニングコーチ、さらに筒香嘉智のパーソナルトレーナーらが登場した。


     2年ぶりに開催される「AIG presents MLB CUP 2021」に関連するプロジェクトの第1弾、「成長とケガ予防」をテーマにしたウェブセミナー「親子で学ぶ! 今日からできるケガの予防と対策」が5月27日にオンラインで行われた。

    「MLB CUP」とは、2016年に創設された小学4~5年生のリトルリーガーを対象とした野球大会で、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、今年2年ぶり5回目の開催が決定している。

     MLBアナリストのAKI猪瀬さんをMCに、ドジャースをはじめ、MLB5球団で21勝84セーブを挙げた斎藤隆さんがゲスト出演。今回のウェブセミナーは、野球に励んでいる子どもたちと熱心に応援しているご両親に、ケガを予防すること、ケガをもししてしまったときのアフターケアについて専門家から学んでもらおうと企画された。

     レッドソックスでストレングス&コンディションニングコーチを務める百瀬喜与志さんは、レギュラーシーズン中のため事前収録された動画を配信。コアコントロールの重要性、股関節周りの重要性を解説した。

     ツインズの前田健太から「MLB CUP」への応援スペシャルメッセージに続き、ドジャースに移籍した筒香嘉智のパーソナルトレーナーを務めている渡邊誉さんも現地から収録動画を紹介。なんと肩・肘のチェックポイント動画には、筒香がシークレットゲストとして出演した。

     斎藤さんは、「基本に忠実」が共通点であることを総括として解説。さらに、宮城県仙台市で育った自身の環境から「冬にサッカーができたことがラッキーだった」と2人の現役トレーナーと同様に野球以外のスポーツをやる大切さも語った。特に子どもの柔らかい身体のときには、様々な方向に動く分、ケガのリスクも高くなる。「1つの運動だけを繰り返しやるのはケガのリスクに繋がる」という。

     また「どうやって故障を乗り越えられたか」という質問に対し、「普段向きあえることのない時間、それが長ければ辛い時間になるが、改めて自分は何のために、何を目標に野球をしているのかを見直す時間に充ててほしい。そして、肩を壊しても下半身はトレーニングできる、自分が痛めたところ以外を強くするチャンス。ケガをしている自分は本当の自分に近い、落ち込んでしまったり苦しいが、そのとき頑張って球拾いをしたり、チームの雑用を頑張れると、人として成長できる。自分がプレーできなくてもほかの人がケガをすればいいと思わず、自分が気づいていなかったプレーヤーの動き、仲間の動き、いいところ探しの時間に充ててほしい」と熱く答えた。

     なお、6月17日にはプロジェクトの第2弾として「成長のための食育」をテーマにしたウェブセミナーが予定されている。

  • 球宴ファン投票は日本時間4日開始 大谷翔平の選出に期待

    2021.5.28 13:00 Friday

     2021年のオールスター・ゲームはコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで開催されるが、両リーグの先発メンバーを決めるファン投票が日本時間6月4日午後0時59分にスタートする。ファン投票は2019年と同様の形式で、ファイナリストを選出する第1ラウンド、ファイナリストのなかから先発メンバーを選出する第2ラウンドに分けて行われる。指名打者部門にノミネートされるとみられる大谷翔平(エンゼルス)がファン投票で先発メンバーに選出されるか注目が集まりそうだ。

     ファン投票で選出されるのは両リーグの先発メンバーのみ。ア・リーグは指名打者を含めた9名、ナ・リーグは8名が選出される。まずは日本時間6月4日午前0時59分から同25日午前4時59分まで行われる第1ラウンドで各ポジションのファイナリスト3名(外野手は9名)が選出され、同29日午後1時から同7月2日午前2時59分まで行われる第2ラウンドでファイナリストのなかから先発メンバーが決定される。よって、大谷がア・リーグの指名打者としてオールスター・ゲームのスタメンに名を連ねるためには、第1ラウンドで指名打者部門の3位以内に入り、第2ラウンドで指名打者部門の1位に選ばれる必要がある。

     ファン投票以外の選出方法については、まだ詳細が発表されていないものの、2019年と同様の形式であれば選手間投票が実施される。選手間投票で各ポジションの1位(先発投手は5位まで、外野手と救援投手は3位まで)となった選手はオールスター・ゲーム選出が決定し、選手間投票で選出された選手がすでにファン投票で選出されている場合は、選手間投票で次点の選手が繰り上げでオールスター・ゲーム選出となる。多くのメジャーリーガーがその才能を絶賛する大谷は、選手間投票でも多くの票を獲得することになるだろう。

     監督推薦は2017年から廃止されており、ファン投票と選手間投票以外の出場選手はコミッショナー事務局が選出することになっている。大谷以外の日本人選手では、パドレスのダルビッシュ有にも選手間投票または事務局選出でのオールスター出場のチャンスがありそうだ。また、各球団から少なくとも1名が選出されるため、マリナーズの菊池雄星も今後1ヶ月ほどの活躍次第ではチームの代表として夢の舞台に立つチャンスがあるかもしれない。

  • 「キューバの大谷」コラスはWソックスとの契約が最有力に

    2021.5.28 12:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのジェシー・サンチェスによると、オスカル・コラスの争奪戦でホワイトソックスが1番手となっているようだ。次の国際FA契約期間(現地時間2022年1月15日~)がスタートしてから契約するとみられており、契約金は270万ドルになる見込みだという。現在22歳のコラスは同サイトの国際FAプロスペクト・ランキング(2020~21年版)で2位にランクインしており、「キューバの大谷翔平」として注目されている。

     メジャーリーグ公式サイトはコラスについて「外野の3ポジションを守ることができるが、肩が強いため、外野のどちらかのコーナー(レフトかライト)に落ち着く可能性が高い」と伝えている。また、95マイルの速球を武器に投手を務めた経験もあるが、ホワイトソックスはコラスを投手としてプレーさせることを考えておらず、ホワイトソックス入団後は外野手に専念して「打者一本」で勝負することになるようだ。

     コラスは現在、ドミニカ共和国でトレーニングを続けており、今冬はフェルナンド・タティスJr.(パドレス)の父であるフェルナンド・タティスSr.が監督を務めるチームの一員としてウィンター・リーグでプレーする予定となっている。ちなみに、パドレスでスター遊撃手として活躍するタティスJr.は2015年7月にホワイトソックスと契約してプロ入り。2016年6月にジェームス・シールズとのトレードでエリック・ジョンソンとともにパドレスへ放出された。

     コラスはソフトバンクとの契約下にあった2020年1月にメジャーリーグ球団との契約を目指して亡命。同年2月にNPBから制限選手として公示されたが、コラス側は契約がソフトバンクとキューバ野球連盟の交渉によって定められたものであるとして契約無効を主張していた。最終的には同年12月にソフトバンクが保留選手から外し、コラスは自由契約に。その後、コラスはメジャーリーグ球団と契約可能なFA選手として公示され、現在に至っている。

  • 大谷の登板が明日にスライド 鉄道会社「乗せることができて光栄」

    2021.5.28 10:00 Friday

     日本時間5月28日のアスレチックス戦で今季7度目の先発登板が予定されていた大谷翔平(エンゼルス)だが、オークランド・コロシアムへの移動中に思わぬアクシデントが発生し、登板日が同29日にスライドされた。エンゼルスの選手とコーチを乗せたバスはオークランド・コロシアムに向かっていたものの、ベイブリッジの事故によりBART(高速鉄道)での移動を強いられることに。試合前の準備として普段通りのルーティンをこなす時間が不足したため、エンゼルスは大谷の登板を翌日にスライドすることを決めた。

     メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスのビートライターを務めるレット・ボリンガー記者によると、エンゼルスの選手とコーチを乗せたバスはベイブリッジで発生した事故による渋滞に巻き込まれ、「プランB」であるBART(高速鉄道)での移動に切り替えた。ところが、この乗り換えにも手間取ってしまい、大谷は登板前のルーティンを消化する時間が足りなくなってしまった。よって、リリーフ登板の経験があり、素早く準備ができるパトリック・サンドバルが大谷に代わって先発することになり、大谷の登板は翌日にスライドされた。

     当初発表されていたスタメンでは、大谷は投打同時出場せず、ピッチングに専念。DHにはフィル・ゴスリンが入って8番、大谷の定位置である2番には一塁のジャレッド・ウォルシュが入っていた。大谷の登板がスライドされたことによりエンゼルスはスタメンを変更し、大谷は「2番・DH」でスタメンに名を連ねている。

     また、BART(高速鉄道)の公式ツイッターは「大谷翔平のような野球のスーパースターを乗せることができてとても光栄です」とツイート。ボリンガー記者のツイートのなかにBARTにも遅延が発生していたと誤解されるような記述があったため、「我々には何の問題も発生していません。ベイブリッジで事故が発生していますが、コロシアムへ向かう列車に遅延が発生していないことを確認しております」と情報を補足した。

  • キャラウェイが不適格リスト入り エンゼルスは即解雇を決定

    2021.5.27 14:00 Thursday

     日本時間5月27日、エンゼルスはミッキー・キャラウェイ投手コーチの解雇を発表した。セクハラ疑惑が浮上して暫定的に職務停止となっていたキャラウェイだが、メジャーリーグ機構による調査の結果、メジャーリーグ機構が定めるポリシーに違反する行為があったことが判明。2シーズンにわたってメジャーリーグ機構の不適格リストに登録されることが決定した。このリストに登録されている期間中はマイナーも含め、メジャーリーグ機構に関連するチームでの雇用が禁止される。最短で2022年シーズン終了後に復職申請が可能となる。

     今年2月、「ジ・アスレチック」はキャラウェイのセクハラ疑惑を報じた。スポーツメディア業界で働く5人の女性がキャラウェイのセクハラ的な言動を告発したのだ。キャラウェイがセクハラ的な言動を行っていたとされるのは、インディアンスの投手コーチ、メッツの監督、エンゼルスの投手コーチを務めていた5年間。シャツを着ていない写真を女性に対して一方的に送ったり、女性に対してヌード写真を要求したりしていたという。

     キャラウェイがこの報道を否定したため、エンゼルスはメジャーリーグ機構の調査が終了するまで暫定的にキャラウェイを職務停止としていた。キャラウェイが不在の期間中は、ブルペンコーチのマット・ワイズが代理の投手コーチを務め、ドム・チティーが代理のブルペンコーチに就任していたが、キャラウェイの解雇に伴い、ワイズとチティーからは「代理」の肩書が外された。

     キャラウェイはインディアンスの投手コーチ時代に強力投手陣を育て上げた手腕を評価され、2018年からメッツの監督に就任。しかし、2年間で163勝161敗に終わり、ポストシーズン進出を果たせず、2019年シーズン終了後に解任された。2020年からジョー・マドン監督のもとで投手コーチを務め、エンゼルス投手陣の立て直しを託されていたが、そのミッションを完遂することのないままチームを去ることになってしまった。

  • ドジャース ベリンジャーとマキンストリーが今週末に戦列復帰へ

    2021.5.27 12:30 Thursday

     ドジャースは故障者リスト入りしているコディ・ベリンジャーとザック・マキンストリーの2人を日本時間5月28日から始まるジャイアンツ4連戦の期間中に戦列復帰させる方針を固めたようだ。ベリンジャーは左腓骨の亀裂骨折により開幕直後に故障者リスト入り。マキンストリーは右脇腹を痛めて4月下旬に戦列を離れた。両者ともマイナーAAA級でのリハビリ出場を順調にこなしており、デーブ・ロバーツ監督によると、早ければ日本時間5月30日、ジャイアンツ4連戦の3戦目からチームに合流する可能性があるという。

     2017年新人王、2019年MVPのベリンジャーはAAA級で4試合に出場して打率.188(16打数3安打)ながら2本塁打を記録。4試合のうち、中堅手として3試合、一塁手として1試合に出場したが、フルイニング出場した試合は1度もない。明日からの2日間はアリゾナの球団施設で実戦形式の打撃練習を行う予定となっており、日本時間5月29日には同じく戦線離脱中のブルスダル・グラテロルとの対戦も予定されている。

     ロバーツは「(戦列復帰のタイミングは)コディの状態次第だ」と話しており、アリゾナでの2日間の様子を見て、最終的な判断を下すことになる。なお、ベリンジャー復帰後は、中堅手としてだけでなく、チーム状況に応じて一塁手として起用する方針も明らかにしている。

     一方のマキンストリーはAAA級で4試合に出場して打率.333(12打数4安打)、出塁率.467、OPS.967を記録。戦列復帰の準備は整っているように見える。ただし、ロバーツは「マキンストリーにより多くの打席を与えることが最優先」と話しており、急いでメジャーに復帰させてベンチ要員になるよりは、AAA級で実戦経験を積ませたいと考えているようだ。マキンストリーはメジャー2年目の今季、17試合に出場して内外野4ポジションを守りながら打率.296、3本塁打、14打点、OPS.883をマークしている。

     気になるのはベリンジャーとマキンストリーの戦列復帰に伴うロースターの入れ替えだ。マット・ベイティ、シェルドン・ノイジー、DJ・ピータースらが降格候補だが、移籍後6試合で打率.176(17打数3安打)にとどまっている筒香嘉智が対象となる可能性もある。筒香にとって、ジャイアンツ4連戦の最初の2試合でどのような働きができるかが大きなポイントとなるかもしれない。

  • ジオリト対フラハティ 高校のチームメイトの投げ合いが実現

    2021.5.25 14:30 Tuesday

     ホワイトソックスのエース、ルーカス・ジオリトとカージナルスのエース、ジャック・フラハティはともにハーバード・ウエストレイク高校の出身で、高校時代はチームメイトだった(フラハティのほうが2学年下)。その2人の投げ合いが日本時間5月26日、ついに実現する。両チームの3連戦は同25日からスタート。その初戦の試合開始4時間ほど前、ジオリトとフラハティはホワイトソックスのイーサン・カッツ投手コーチ(高校時代のコーチ)とともに再会を喜んだ。

     ハーバード・ウエストレイク高校では、ジオリトとフラハティだけでなく、ブレーブスのエース、マックス・フリードもチームメイトだった。今季はこの3人が揃って開幕投手を務めたことで話題に。フラハティは「いつか3人でメジャーリーガーになろうと話したことはあるけれど、直接対決に関して話したことがあるかどうかは覚えていないんだ。(同学年の)マックス対ルーカスのほうが話題になると思うし、いつか実現すればいいと思う。でも(ジオリトとの投げ合いは)楽しみだね」と語る。

     フラハティは前回登板の時点でジオリトと直接対決の可能性があることに気付いていたという。日本時間5月20日に両者が登板し、その翌日は両チームともオフだったため、次回の登板日が一致。「前回の登板が終わったあと、フラハティから『次の登板は火曜日?』とメールが来たんだ。『その予定だよ』と返信した。そのあとで彼のスケジュールを見て『あ、なるほど!わかったぞ!』と気付いたんだ」とジオリトは5日前を振り返る。

     両者の高校時代にヘッドコーチを務めていたマット・ラクールも明日の試合を観るためにシカゴを訪れる予定。また、高校時代の投手コーチであるカッツはホワイトソックスのダグアウトから両者の投げ合いを眺めることになる。なお、ジオリトは「3人のうち、誰がカッツのお気に入りだったか」という問いには答えなかったものの、「お気に入りはいないんじゃないかな。いたとしても言わないと思うし、僕も知らないよ。コーチとしてホワイトソックスに来てくれたことが何かを物語っているのかもしれないけれどね」と冗談っぽく話した。

     今季3勝4敗、防御率4.35、奪三振率11.05のジオリトと、同8勝0敗、防御率2.53、奪三振率9.28のフラハティ。友人同士であり、互いに尊敬しあう仲でもある両者が投げ合う一戦は、いったいどんな展開になるだろうか。ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督は「特別な日になるだろう。楽しみだよ」と語っている。

  • 低迷中のツインズ トレード期限までに主力放出でチーム解体か

    2021.5.25 11:00 Tuesday

     地区3連覇を目指すツインズが苦しんでいる。2年連続で6割以上の勝率をマークして地区優勝していたツインズだが、今季は開幕から波に乗れず、日本時間5月24日の試合が終了した時点でメジャー最低勝率(.370=オリオールズと同率)に沈んでいる。もちろん、ここから巻き返すチャンスも残されているが、地区首位のホワイトソックスとは9.5ゲーム差。ワイルドカード2位のヤンキースにも10.5ゲーム差をつけられている。今後はトレードで主力選手の放出に動く可能性が高そうだ。

     ツインズのサッド・レバインGMは「我々は現在のために、あるいは将来のために、チームにとって有益な決断をしようとしている。どちらのためにもならないような中途半端な動きはしないようにしたい」とコメント。レバインの頭のなかにはアスレチックスのビリー・ビーン副社長の「シーズン6ヶ月のうち、最初の2ヶ月はチームの戦力を把握し、次の2ヶ月は必要な変更を行い、最後の2ヶ月はじっくり様子を見るべき」という考えが浮かんでいるようだ。最初の2ヶ月がまもなく終了し、レバインは必要な変更を行う段階に突入する。

     有力なトレード候補となるのはネルソン・クルーズ、アンドレルトン・シモンズ、マイケル・ピネイダ、J・A・ハップ、アレックス・コロメイ、ハンセル・ロブレス、マット・シューメイカーといった今季終了後にFAとなる選手たち。このなかではクルーズが最も魅力的な戦力だが、DH専門のベテラン選手のため、放出先はア・リーグの球団に限られる。シモンズには遊撃守備に不安を抱えるチームから関心が寄せられるだろう。

     とはいえ、上記の選手たちを放出するだけでは大きな対価は望めない。レバインが中長期的な視野でチームの立て直しを目指すのであれば、ミゲル・サノー、ホゼ・ベリオス、テイラー・ロジャース、バイロン・バクストン、ホルヘ・ポランコといった来季以降も保有可能な選手の放出も検討されるかもしれない。あるナ・リーグの球団幹部は「彼らがクリエイティブになり、まだ保有期間が残っている選手の放出を行う可能性もあると思う。どんな動きをするか興味深いね」と話している。

  • ジャイアンツ・山口俊 AAA級ウエストの週間最優秀投手に選出

    2021.5.25 09:30 Tuesday

     日本時間5月25日、マイナーリーグ各階級の週間MVPが発表され、ジャイアンツ傘下AAA級サクラメントでプレーしている山口俊がAAA級ウエストの週間最優秀投手に選出された。山口は日本時間5月23日のリノ戦(ダイヤモンドバックス傘下AAA級)に先発して7回途中まで85球を投げ、被安打1、奪三振9、与四球2、失点2(自責点0)の好投。シーズン最初の2登板では合計9失点(防御率10.13)を喫していたが、前回登板の好投により防御率は5.65まで改善された。

     山口が先発したリノ戦、サクラメントは7回表に3点差を追い付かれたものの、9回裏にブライス・ジョンソンが試みた三盗が捕手ブライアン・ホラデイの悪送球を誘ってサヨナラ勝ち。山口は7回表に味方のエラー絡みで一死1・2塁のピンチを招いたところで降板し、2番手のカミリオ・ドーバルが同点に追い付かれたため、今季初勝利をマークすることはできなかったが、先発投手としての役割をしっかり果たした。

     ただし、山口のメジャー昇格への道は非常に険しい。今季のジャイアンツは開幕から先発陣が非常に安定しており、先発防御率2.88はパドレス(2.64)、ドジャース(2.74)に次ぐメジャー3位。この先発投手陣の活躍がパドレス、ドジャースの2球団と地区首位を争う原動力となっている。

     現在はアーロン・サンチェスとローガン・ウェブの2人が故障者リスト入りしているが、ケビン・ゴーズマン、ジョニー・クエイト、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッドの4本柱は健在。故障者の穴埋めとして昇格した37歳のスコット・カズミアーも4回2安打1失点の好投を見せた。山口は今後もAAA級で結果を残し続けながらメジャー昇格の声がかかるのを待つことになるだろう。

    ◆ジャイアンツの先発投手陣(成績は先発時のみ)
    ゴーズマン 9先発 4勝0敗 防御率1.66
    クエイト 6先発 3勝1敗 防御率3.34
    ディスクラファーニ 10先発 4勝2敗 防御率3.54
    ウッド 7先発 5勝1敗 防御率1.93
    サンチェス 6先発 1勝1敗 防御率3.18
    ウェブ 8先発 3勝3敗 防御率4.19
    カズミアー 1先発 0勝1敗 防御率2.25

  • 第8週の週間MVPにクルーバー、ターンブル、ライリーが選出

    2021.5.25 09:00 Tuesday

     日本時間5月25日、2021年シーズン第8週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはノーヒッターを達成したコリー・クルーバー(ヤンキース)とスペンサー・ターンブル(タイガース)の同時受賞、ナ・リーグは6本塁打を放つなど打撃好調のオースティン・ライリー(ブレーブス)が選出された。今季はノーヒッターが続出しており、ダブルヘッダーの7イニング制で参考記録となったマディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)を含めると、すでに7人の投手がノーヒッターを達成している。

     ターンブルは日本時間5月19日のマリナーズ戦(T-モバイル・パーク)で球団史上8度目のノーヒッターを達成。2011年5月7日(現地時間)のジャスティン・バーランダー(現アストロズ)以来の快挙となった。ターンブルは2019年にメジャーワーストの17敗を喫しており、メジャー最多敗戦から2年以内にノーヒッターを達成した投手はメジャー史上5人目である。

     ターンブルの翌日、今度はクルーバーがレンジャーズ戦(グローブライフ・フィールド)でノーヒッターを達成。過去に2度のサイ・ヤング賞を受賞しているクルーバーだが、ノーヒッターを達成するのは初めてであり、ヤンキースの投手がノーヒッターを達成するのは1999年7月18日(現地時間)にデービッド・コーンが完全試合を達成して以来22年ぶりとなった。

     ライリーはこの1週間でメジャー最多タイの6本塁打と9得点、メジャー2位の11打点を記録。打率.462と打撃好調で、長打率1.308とOPS1.772はメジャートップの数字だった。新型コロナウイルス陽性から復帰したフェルナンド・タティスJr.(パドレス)も4試合で打率.786、4本塁打、12打点、OPS2.752と絶好調だったが、どうやら出場試合数の少なさが影響したようだ。

     クルーバーは今季2度目(通算6度目)の選出。ヤンキースからは第7週のアーロン・ジャッジに続いて2週連続の選出となった。一方、ターンブルとライリーはともにキャリア初選出。タイガースからの選出は昨年9月のジャイマー・キャンデラリオ以来、ブレーブスからの選出は今年4月のロナルド・アクーニャJr.以来となっている。

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