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  • Rソックス・セールがブルペン投球 復帰に向けて着々と準備

    2021.6.9 11:00 Wednesday

     昨年3月にトミー・ジョン手術を受けたレッドソックスのエース左腕クリス・セールが戦列復帰に向けて大きな一歩を踏み出した。フロリダ州フォートマイヤーズにある球団施設から離れ、日本時間6月9日に本拠地フェンウェイ・パークでブルペン投球を行ったのだ。速球、チェンジアップ、スライダーを織り交ぜて25球を投じたセール。まだ復帰時期の具体的な見込みは立っていないが、大方の予想を裏切って開幕から首位争いを続けるチームに貢献することに強い意欲を示している。

     今季中に復帰するつもりかを尋ねられたセールは「そうだね。(今季中に復帰する確率は)100%だよ」と力強くコメント。まだ本拠地でのブルペン投球を開始したところであり、実戦形式の打撃練習での登板、マイナーの試合でのリハビリ登板など、これから多くのステップを消化していなければならないが、セールは「(アレックス・コーラ監督には日本時間6月17日の)ブレーブスの2戦目から登板できると伝えたよ」と早期復帰に強い意欲を示す。

     コーラがトレーナーのブラッド・ピアソンと投手コーチのデーブ・ブッシュにセールのブルペン投球について状況を確認したところ、「1月くらいと考えてほしい」との回答があったという。よって、戦列復帰までには少なくとも2ヶ月近くの時間が必要であり、早期復帰に意欲を見せるセールだが、早くて8月に復帰できれば御の字といったところだろう。

     また、復帰を早めるためにブルペンに回る可能性について、セールは「そのことについて考えたことはない。もしチームに言われたら喜んでそうするけれど、ブルペンの役割は僕の給料に見合わないと思う」とコメント。あくまでも先発投手としての復帰を目指しているようだ。

     今季のレッドソックスは投手陣が予想以上の頑張りを見せ、レイズと地区首位の座を争っている。「前に冗談で言ったことがあるけれど、復帰したときに僕のポジションがないかもね」と語るセール。しかし、レッドソックスがハイレベルな地区優勝争いを制し、その先の戦いを勝ち抜いていくためには、やはり球界を代表するエース左腕の力が必要だろう。

  • ヤンキースのエース・コールが自身の回転数減少について言及

    2021.6.9 10:00 Wednesday

     ヤンキースのエース右腕ゲリット・コールは、前回登板(日本時間6月4日のレイズ戦)でボールの回転数が減少していたことをジョシュ・ドナルドソン(ツインズ)に指摘されたことを受け、日本時間6月9日に出席したオンライン会見のなかでこの問題について言及した。「今週に入ってからそのことを知らされた」とコール。「(回転数の減少は)明らかに望ましくないことだ。この話題がみんなにとって重要であることは理解している。彼(=ドナルドソン)にも意見を言う権利がある」と一定の理解を示した。

     回転数の細かいデータを扱っている「Baseball Savant」によると、コールが5回5失点で今季3敗目を喫した前回登板のレイズ戦では、1分あたりの回転数がフォーシームは125回転、カーブが78回転、チェンジアップが77回転、スライダーが48回転と主要な4つの持ち球すべてで減少していた。ただし、コールは「ここ数試合は自分のベストな投球ができていないと思っている」と語り、回転数の減少の原因は粘着物質を使用しなくなったことではなく、自身のメカニクスに原因があると考えているようだ。

     粘着物質の「スパイダー・タック」を使用したことがあるかを尋ねられたコールは「正直に言って、どのように答えればいいかわからない。先輩から後輩へ、前の世代から現代の世代へ受け継がれてきた慣習ややり方があるからね」と微妙なコメント。その一方で、アーロン・ブーン監督は「ヤンキースのクラブハウスでスパイダー・タックを見たことがない」と断言している。

     メジャーリーグ機構は投手の粘着物質使用の取り締まりに関するガイドラインを強化する方針を明らかにしており、今月末には新たなガイドラインが発表される見込みとなっている。日本時間6月10日にドナルドソンが所属するツインズ戦に先発する予定のコールは「僕には(粘着物質の問題以上に)集中しなければならないことがある。今は試合に勝つことが最も大切だ」とコメント。従来通りの快投を見せ、周囲の雑音を一掃することはできるだろうか。

  • 現時点でのアウォード受賞者を選出 大谷翔平はアMVPの対抗馬

    2021.6.8 16:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、各チームがおよそ60試合を消化したここまでのシーズンを昨季の短縮シーズンに見立て、現時点での各リーグのMVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞の受賞者を選出した。残念ながら日本人選手は選出されなかったが、ア・リーグのMVP候補として大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグのサイ・ヤング賞候補としてダルビッシュ有(パドレス)の名前が紹介されている。

     ア・リーグのMVPに選ばれたのは大ブレイク中のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。今季ここまで57試合に出場して打率.333(リーグ1位)、18本塁打(メジャー1位)、47打点(1打点差のメジャー3位)、OPS1.098(メジャー1位)の好成績をマークしている。

     カストロビンスは「今、ア・リーグのMVPを決めるとしたら、大ブレイクのゲレーロJr.と二刀流の大谷の二択ということになるだろう」と指摘。フロリダ州ダニーデンのTDボールパーク、ニューヨーク州バッファローのセーレン・フィールドという打者有利の環境の恩恵を受けている面はあるものの、メジャートップクラスの打撃成績を残しているゲレーロJr.をMVPの1番手に推している。

     ア・リーグのMVPには、ゲレーロJr.と大谷以外の候補として、マーカス・セミエン(ブルージェイズ)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、J・D・マルティネス(レッドソックス)の名前も挙げられている。

     ナ・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれたのは防御率0.62という圧巻のパフォーマンスを続けているジェイコブ・デグロム(メッツ)。カストロビンスはデグロムの投球を「人間だけでなく、おそらくロボットでもこれ以上の投球をするのは不可能だろう」と表現している。

     デグロムに続く2位争いはケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)とブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)の二択だという。そして、カストロビンスは「デグロムの偉大さの唯一の残念な点は他の候補者の影が薄くなってしまうことだ」として、ダルビッシュのほか、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)、トレバー・ロジャース(マーリンズ)、トレバー・バウアー(ドジャース)らを「トップ3」に続く候補に挙げた。

     なお、これ以外の部門では、ナ・リーグのMVPにフェルナンド・タティスJr.(パドレス)、ア・リーグのサイ・ヤング賞にゲリット・コール(ヤンキース)、新人王にアドリス・ガルシア(レンジャーズ)とロジャース、最優秀監督賞にアレックス・コーラ(レッドソックス)とゲーブ・キャプラー(ジャイアンツ)が選出されている。

  • Wソックスの新星・メルセデス HRダービーへの出場を熱望

    2021.6.8 12:00 Tuesday

     4月のア・リーグ月間最優秀新人に選出されたイェルミン・メルセデス(ホワイトソックス)はメジャーリーグ公式サイトが行ったインタビューのなかでホームラン・ダービーへの出場を熱望していることを明らかにした。新人王受賞やオールスター・ゲーム選出については謙虚な姿勢を示したメルセデスだが、ホームラン・ダービーの話題になるとテンションが一変。「僕はホームラン・ダービーの場にいたい。絶対に出場したいと思っている。ファンのみなさんにホームランを打てるところを見せたい」と熱く語った。

     エロイ・ヒメネスが長期離脱していることで指名打者としての出場機会を得た28歳のメルセデスは、開幕から8打数連続安打の大暴れ。4月は4割を超えるハイアベレージ(.415)をマークし、一気にレギュラーの座を手中に収めた。新人王受賞の可能性については「努力を続け、あらゆる瞬間に備えて準備をしたい」、オールスター・ゲーム選出の可能性については「球界の偉大な選手たちとプレーしてみたい」と謙虚に語ったが、ホームラン・ダービーの話題になると満面の笑顔を見せ、「僕はホームラン・ダービーの場にいたいんだ」と何度も強調した。

     メルセデスは今季7本塁打を記録し、これはホゼ・アブレイユの11本、ヤスマニ・グランダルの9本に次ぐチーム3位の数字。4月に5本塁打を記録したのに対し、5月は2本塁打に終わったが、この2本塁打はいずれもカウント3-0から放ったものであり、特に日本時間5月18日のツインズ戦で大量リードの9回表に内野手のウィリアンス・アストゥディーヨから放った一発は、トニー・ラルーサ監督が「相手へのリスペクトを欠いた行為」と公に批判したこともあり、大きな注目を集めた。今季メジャーで最も話題となった本塁打を打った選手という意味では、ホームラン・ダービーに相応しい選手と言えるのかもしれない。

     また、日本時間4月9日のロイヤルズ戦で放った一発は飛距離485フィート(約147.8メートル)を計測し、これは今季メジャー最長。また、本塁打の平均飛距離439フィート(約133.8メートル)もメジャートップの数字となっている。アストゥディーヨの球速47マイル(約75.6キロ)のスローボールをスタンドまで運んだパワーを考えると、メルセデスがホームラン・ダービーに出場した際にどんなパフォーマンスを見せてくれるか非常に楽しみになってくる。

     クアーズ・フィールドで行われるホームラン・ダービーでどれくらいの飛距離を記録できるかを尋ねられ、「500フィート(約152.4メートル)くらいかな」と豪語したメルセデス。大谷翔平(エンゼルス)の出場も期待される今年のホームラン・ダービーだが、28歳の新人スラッガーのもとに招待状は届くのだろうか。

  • エンゼルス・大谷翔平 次回登板はDH制なしのDバックス戦

    2021.6.8 11:00 Tuesday

     大谷翔平(エンゼルス)の次回登板は6人制ローテーションの順番を守り、日本時間6月12日のダイヤモンドバックス戦になる予定であることが明らかになった。エンゼルスは同11日が試合のないオフのため、大谷は前回登板から中6日での先発ということになる。また、この試合はダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドで行われるため、指名打者制が採用されない。よって、大谷は「2番・投手」でスタメンに名を連ねることになりそうだ。

     大谷は今季8度目の先発登板となった日本時間6月5日のマリナーズ戦で6回4安打10奪三振2失点の好投を見せ、今季2勝目をマーク。四球を1つも与えなかったのはメジャー20登板目で初めてだった。6回終了時点で76球と球数には余裕があったが、大谷に疲労が見え始めたこともあり、ジョー・マドン監督は6回76球で降板させることを決断。今季の投手成績は8試合に先発して42回1/3を投げ、2勝1敗、防御率2.76、奪三振60、与四球26、被打率.162、WHIP1.16となっている。

     マドンは大谷について「彼は自分の感情をしっかりコントロールし、決して動揺しない」とコメント。「彼は自分の速球がどこへ行くかを知っている。自分の投球モーションをテンポよく繰り返している。今は昨季と比べてホームプレートへ向かうラインが格段によくなっている。変化球は驚いたことに、狙った位置に投げることができている」と大谷の制球力が安定していることを称えた。

     また、右ふくらはぎを痛めて故障離脱中のマイク・トラウトは「ジョギングを開始するまで復帰時期の見通しは立たない」と述べている。トラウトによると、今のところ回復具合は順調だが、前半戦のうちに復帰できるか、復帰がオールスター明けまでずれ込むかはまだわからないという。「ふくらはぎの筋肉を強化するために、できる限りのことをしている。身体が許せば、すぐにでもジョギングを開始したいと思っている」と語ったトラウト。エンゼルスはもうしばらくのあいだ、MVP3度のスーパースターを欠いた状態での戦いを強いられることになりそうだ。

  • マリナーズの超有望株・ケルニックがマイナー降格 打率.096

    2021.6.8 10:00 Tuesday

     日本時間6月8日、マリナーズは故障離脱していたシェッド・ロングJr.の戦列復帰に伴い、トップ・プロスペクトのジャレッド・ケルニックをAAA級タコマに降格させたことを発表した。大きな期待を背負ってメジャー昇格を果たし、デビュー2戦目ではメジャー初本塁打を含む3本の長打を放つ活躍を見せたケルニックだが、日本時間5月26日のアスレチックス戦で2安打を記録したのを最後に44打席連続ノーヒット。打率は1割を切って.096まで悪化していた。

     2018年ドラフト全体6位指名でメッツに入団し、ロビンソン・カノー、エドウィン・ディアスが絡む大型トレードでマリナーズに加入したケルニックは、「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングで全体4位の評価を受けている超有望株。オフシーズンにマリナーズからの長期契約のオファーを拒否していたことが報じられ、マイナースタートとなったことに不満を漏らすなど、メジャーでの活躍に自信を見せていたが、AAA級のようなパフォーマンス(6試合で打率.370、2本塁打、OPS1.043)をメジャーでも披露することはできなかった。

     メジャーでは23試合に出場して打率.096(83打数8安打)、2二塁打、2本塁打、6打点、3盗塁、OPS.378という成績。昨年マイナーのシーズンが中止となったこともあり、AA級で通算21試合、AAA級で通算6試合のプレー経験しかないため、メジャーのレギュラーとして起用するのは時期尚早だったのかもしれない。ただし、まだ21歳であるにもかかわらず、1打席あたりの球数が3.92(メジャー平均は3.93)と卓越したアプローチの片鱗を垣間見せていた。

     ケルニックに求められるのはメジャーレベルの変化球への対応だ。速球には11%しか空振りしていないのに対し、変化球の空振り率は35.1%へ急上昇。打率.096という数字にはBABIPがわずか.109という不運も影響していたとみられるが、今後はAAA級で変化球への対応を磨いていくことになる。21歳のケルニックはまだメジャーで92打席しかプレーしておらず、「期待はずれ」の烙印を押すには早すぎる。準備を整えて再びメジャーに昇格してくるときには、トップ・プロスペクトの輝きが見られることを期待したい。

  • 第10週の週間MVPは新人マウントキャッスルと好調ウィズダム

    2021.6.8 09:00 Tuesday

     日本時間6月8日、2021年シーズン第10週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはライアン・マウントキャッスル(オリオールズ)、ナ・リーグはパトリック・ウィズダム(カブス)が選出された。オリオールズからの選出は、日本時間5月6日のマリナーズ戦でノーヒッターを達成して週間MVPを受賞したジョン・ミーンズに続いて今季2人目。カブスからの選出もクリス・ブライアントに続く今季2人目となっている。

     マウントキャッスルは新人王資格を持つ24歳の一塁手兼外野手。6試合に出場して打率.458(24打数11安打)、3二塁打、4本塁打、10打点、OPS1.563の好成績をマークし、キャリア初の週間MVPに選出された。メジャーデビューした昨季は35試合に出場して打率.333、5本塁打、23打点、OPS.878と強打を発揮したため、今季は新人王候補の1人に挙げられていたが、第9週が終了した時点で打率.226、5本塁打、OPS.628に低迷。しかし、第10週の活躍によりシーズン通算の打率は.254、OPSは.729まで上昇している。

     一方、29歳のウィズダムは昨年8月にマリナーズを解雇され、マイナー契約でカブスに加入した苦労人。今季はAAA級で開幕を迎え、8試合に出場して打率.160、3本塁打、OPS.913を記録し、5月下旬にメジャー昇格を果たした。この1週間は7試合に出場して打率.435(23打数10安打)、1二塁打、6本塁打、9打点、OPS1.719の大暴れ。1試合2本塁打を2度記録した。

     ウィズダムは今季ここまで8試合にスタメン出場して7本塁打を放っているが、公式記録を扱うエリアス・スポーツ・ビューロー社によると、1つのチームでスタメン出場した最初の8試合で7本塁打を放つのは、ロッキーズのトレバー・ストーリー(2016年)、レッズのアリスティデス・アキーノ(2019年)に続く史上3人目の快挙。週間MVPを受賞するのはもちろん今回が初めてである。

  • マリナーズ・菊池は軽傷 指揮官「予想よりはるかにいい状態」

    2021.6.7 13:00 Monday

     日本時間6月6日のエンゼルス戦で右膝に打球を受けて負傷降板した菊池雄星(マリナーズ)だが、どうやら長期離脱するような最悪の事態は回避できたようだ。スコット・サービス監督は同7日の敵地エンゼル・スタジアムでのエンゼルス戦の試合前の記者会見を笑顔でスタート。「我々が予想していたよりはるかにいい状態だった」と菊池の状態について語った。先発ローテーションの順番を飛ばしたりスライドしたりすることなく、予定通りのスケジュールで次回登板に臨める可能性もあるようだ。

     サービスは菊池の状態について「彼の膝にはわずかに腫れがあり、現在は治療を受けているところだが、動きに問題はないし、松葉杖も使っていない。昨夜はかなりの打撃を受けたが、今日はその腫れに対処するために治療に専念する予定だ。次の登板予定日までにはまだ時間があるし、まずは彼の回復状況を見守るしかない」とコメント。右膝に打球を受けた直後にフィールドに倒れ込み、自力で立ち上がることすらできなかったことを考えると、次回登板を予定通りに迎えられる可能性があるというだけで朗報と言えるだろう。

     今季の菊池は先発投手陣に故障者が続出するなかで、先発ローテーションの中心的存在となっており、ここまで11試合に先発して66回2/3を投げ、3勝3敗、防御率3.92、69奪三振を記録。11度の先発登板で8度のクオリティ・スタート(6イニング以上かつ自責点3以下)をマークしている。マリナーズは6人制ローテーションを採用しているため、予定通りであれば、菊池の次回登板は日本時間6月13日のインディアンス戦(プログレッシブ・フィールド)となる。

     今季のマリナーズは先発2番手として期待されていたジェームス・パクストンがトミー・ジョン手術で今季絶望となり、エース左腕のマルコ・ゴンザレスも左前腕痛で約1ヶ月戦列を離れた(すでに復帰)。現在も若手右腕のジャスティン・ダンが故障者リスト入りするなど、なかなかベストメンバーが揃わない状況だが、菊池はそのなかで先発の柱として奮闘。菊池の右膝が軽傷で済んだのはマリナーズにとって不幸中の幸いとなった。

  • アメリカ代表の東京五輪出場が決定 米大陸予選を全勝で突破

    2021.6.6 13:00 Sunday

     日本時間6月6日、アメリカ代表はベネズエラ代表に4対2で勝利し、アメリカ大陸予選を全勝で突破して東京五輪出場を決めた。先発したカージナルスの有望株マシュー・リバトーアが5回途中4安打1失点と試合を作り、2番手のブランドン・ディクソンを挟んで3番手のエドウィン・ジャクソンは2回無安打無失点、4番手のデービッド・ロバーソンは1回無安打無失点の好投。打線では3番のトッド・フレイジャーが7回裏のソロ本塁打を含む4打数4安打2打点の活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。

     今回のアメリカ大陸予選はアメリカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、プエルトリコ、ベネズエラ、カナダ、キューバ、コロンビアの8チームが出場。1位になると自動的に東京五輪出場が決定し、2位と3位のチームは今月メキシコで行われる予定の世界最終予選に出場する権利を獲得する。

     アメリカ代表は、ドミニカ共和国、ニカラグア、プエルトリコと同組になったオープニング・ラウンドのグループAを全勝で突破(プエルトリコ戦は悪天候によりキャンセル)。アメリカ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、カナダの4チームがスーパー・ラウンドへの進出を決め、ニカラグア、プエルトリコ、キューバ、コロンビアの4チームは東京五輪出場の可能性が消滅した。

     スーパー・ラウンドにはオープニング・ラウンドの勝敗が持ち越されるため、アメリカはドミニカ共和国、ベネズエラはカナダに勝利した状態でスーパー・ラウンドの戦いをスタート。日本時間6月5日はドミニカ共和国がベネズエラ、アメリカがカナダを破り、アメリカは「勝てば東京五輪出場決定」という状態でベネズエラとの最終戦を迎えていた。

     アメリカは3回表にエルナン・ペレスのソロ本塁打で先制を許したものの、4回裏にエリック・フィリアの2ラン本塁打で逆転に成功。5回裏にフレイジャーのタイムリー二塁打で1点を追加し、6回表にラモン・フローレスのタイムリー二塁打で1点を返されたが、7回裏にフレイジャーのソロ本塁打でリードを2点に広げ、そのリードを救援陣が守り抜いた。

     この結果、1位のアメリカは東京五輪出場が決定。2位のドミニカ共和国と3位のベネズエラが世界最終予選に出場することになった。

  • バイエズの「逆走」に翻弄されたパイレーツ一塁手がDFAに

    2021.6.5 15:00 Saturday

     日本時間6月5日、パイレーツは新型コロナウイルスに関連した故障者リストに登録されていた先発右腕JT・ブルベイカーの戦列復帰に伴い、ロースターの枠を空けるためにウィル・クレイグをDFAとしたことを発表した。ブルベイカーは産休リスト入りでチームを離脱。チームに再合流するための検査を行うために故障者リストに移されていた。クレイグは2016年のドラフト1巡目(全体22位)指名選手。先日のカブス戦でハビアー・バイエズの「逆走」に翻弄された一塁手として注目を集めていた。

     クレイグが全米の注目を集めることになったのは日本時間5月28日に本拠地PNCパークで行われたカブス戦。3回表二死2塁の場面でカブスのバイエズがサードゴロを打ち、三塁エリック・ゴンザレスから一塁クレイグへの送球がやや本塁方向に逸れた。クレイグはこれを捕球して一塁ベースを踏めばよかったのだが、急停止して本塁方向に「逆走」し始めたバイエズを追いかけ始めてしまい、挙句の果てには二塁走者が生還しようとしているのを見て捕手へトス。パイレーツは一塁のベースカバーに誰も入っておらず、カブスに追加点を奪われただけでなく、バイエズに二塁への進塁を許した。

     もちろん、パイレーツはこのプレーだけでクレイグのDFAを決めたわけではないと思われるが、クレイグ自身が「バイエズを見て混乱してしまった」と振り返るこのプレーが今回のロースター人事に影響を及ぼした可能性は否定できない。マイナーでは2018~19年に2年連続で20本塁打以上を記録しているが、マイナー通算OPSは.764に過ぎず、メジャーでの通算成績も20試合で打率.203、1本塁打、3打点、OPS.542と平凡。ドラフト1巡目指名の期待に応えることはできなかった。

     なお、クレイグは昨年11月にもDFAを経験しており、このときはウエーバーを通過してマイナーに降格。今季はキャンプ招待選手の立場からスタートし、日本時間5月14日にメジャー昇格を勝ち取った。すでに1度ウエーバーを通過しているため、クレイグは今回もウエーバーを通過した場合、マイナー降格を拒否してFAになることもできる。ただし、メジャーの一塁手としては攻守とも決め手に欠けるため、FAになった際に他球団が興味を示すかどうかは微妙なところだ。

  • パドレスのタティスJr.獲得から5年 Wソックスとのトレード

    2021.6.5 10:00 Saturday

     パドレスがホワイトソックスとのトレードでフェルナンド・タティスJr.を獲得してから5年の月日が経過した。トレードが決定したとき、タティスJr.は誰かから携帯電話を手渡され、電話の相手がパドレスのA・J・プレラーGMだったため「何かのいたずらかな」と思ったという。また、ウィル・マイヤーズは空っぽになったジェームス・シールズのロッカーを見て「交換相手は17歳か。この子に会うことはないだろうな」と思ったという。しかし、その17歳はチームの中心選手へと成長し、球界を代表するスター遊撃手として活躍中だ。

     16歳のタティスJr.がホワイトソックスと契約したのが2015年7月2日(現地時間)。それから1年も経たない2016年6月4日(現地時間)、ホワイトソックスはシールズ獲得のためにエリック・ジョンソンとタティスJr.をパドレスへ放出した。タティスJr.はその時点でまだプロの試合に1度も出場しておらず、いつか素晴らしい遊撃手になるかもしれない若者をプレラーは「リスク」と表現していた。

     しかし、このトレードはプレラーのキャリアにおいて最高の動きと言われており、今後もこのトレードを上回る成果を上げることはないだろう。シールズは2015年まで9年連続2ケタ勝利&200イニング以上という球界を代表する先発投手だったが、ホワイトソックス移籍後の2年半で16勝35敗、防御率5.31に終わり、2018年限りでメジャーの舞台から姿を消した。一方、プレラーが獲得したジョンソンとタティスJr.は、前者こそ期待外れに終わったものの、後者は球界を代表するスター遊撃手となり、今季は本塁打王争いのトップに立っている。

     トレード当時のタティスJr.は球団別プロスペクト・ランキングでホワイトソックスの上位30人にランクインしていなかった。「冗談だと思った。ラテンアメリカからプロの世界にやってきて、まだ1試合もプレーしていない選手があんなに早くトレードされるなんて思いもしなかった」とタティスJr.は当時を振り返る。それと同時に、「(プレラーからの)あの電話が僕の人生を変えたんだ」とも語っている。

     現在22歳のタティスJr.はメジャー昇格後、183試合に出場して打率.301、56本塁打、137打点、39盗塁、OPS.983という素晴らしい成績を残し、再建を終えて勝負モードに突入したパドレスの象徴的存在となっている。今年2月には14年3億4000万ドルという巨額の契約をゲット。パドレスがタティスJr.を獲得したトレードは、今後も事あるごとに時を遡って語られるに違いない。

  • MLB公式サイト記者は大谷に投票「DH部門は近年で最も充実」

    2021.6.4 14:00 Friday

     日本時間6月4日、オールスター・ゲームのファン投票がスタートした。すでに本日分の投票(24時間で最大5回まで投票可能)を済ませている方も多いと思われるが、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチはファン投票の一例として、自身が投票した17選手(ア・リーグ9選手、ナ・リーグ8選手)の顔ぶれを紹介。各部門に今季活躍中の選出が名を連ねるなか、ア・リーグの指名打者部門では大谷翔平(エンゼルス)が選出されている。

     レイッチは今回の投票にあたり、マイク・トラウト(エンゼルス)のように好成績を残しながらも故障で出場が難しいと思われる選手は対象外としたという。また、「シーズン前半が最も重要な要素だが、唯一の要素ではない」とし、「一時的な好調で成績を伸ばしている選手をオールスター・ゲームに選ぶのは注意が必要だ」と記している。

     また、「スター性が重要」とも出場しており、たとえばフェルナンド・タティスJr.(パドレス)と同等の成績を他球団の無名の選手が残していた場合、「スター性で勝るタティスJr.に軍配が上がる。これはオールスター・ゲームであり、私はスター選手を観たい」と主張。これらの条件を踏まえ、現時点での自身の投票内容を公開した。

     大谷を選出したア・リーグの指名打者部門については「私はJ・D・マルティネスやジャンカルロ・スタントン、ミゲル・カブレラやヨルダン・アルバレス、そして特にイェルミン・メルセデスを誰よりも気に入っている。指名打者部門は近年で最も充実した顔ぶれに違いない。しかし、真面目な話、大谷を選んだほうがいいと思う」とコメントしている。

     レイッチが選んだ17選手は以下の通り。

    ◆捕手
    ア:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    ナ:バスター・ポージー(ジャイアンツ)

    ◆一塁手
    ア:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    ナ:マックス・マンシー(ドジャース)

    ◆二塁手
    ア:マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    ナ:ジャズ・チザムJr.(マーリンズ)

    ◆三塁手
    ア:ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    ナ:クリス・ブライアント(カブス)

    ◆遊撃手
    ア:ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    ナ:フェルナンド・タティスJr.(パドレス)

    ◆外野手
    ア:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、バイロン・バクストン(ツインズ)、アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    ナ:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、ニック・カステヤーノス(レッズ)

    ◆指名打者
    ア:大谷翔平(エンゼルス)
    ナ:なし

  • ジャイアンツが山口俊の解雇を正式に発表 日本球界復帰へ

    2021.6.4 12:00 Friday

     ジャイアンツは球団傘下のAAA級サクラメントに在籍していた山口俊を解雇したことを正式に発表した。メジャーリーグ公式サイトの山口の選手個人ページには、現地時間6月2日付けでサクラメント・リバーキャッツが山口をリリースしたことが記されている。山口は自身のインスタグラムに「この度、山口俊は日本に帰国することを決断しました」と記し、日本球界復帰の意向を示している。渡米前に在籍していた巨人への復帰が有力視されているようだ。

     現在33歳の山口は、2019年に巨人で15勝4敗、防御率2.91、188奪三振という好成績を残し、最多勝、最多奪三振、最高勝率、ベストナインなどのタイトルを獲得。巨人から初めてポスティング制度を利用した選手となり、同年12月にブルージェイズと2年635万ドルで契約した。

     ところが、メジャー1年目は先発登板が1度もなく、17試合に登板して25回2/3を投げ、2勝4敗、1ホールド、防御率8.06、26奪三振という期待はずれの成績に。オフにブルージェイズが投手の補強を行ったこともあり、ブルージェイズの戦力構想から外れ、今年2月にDFA→リリースとなった。

     その後、ジャイアンツとマイナー契約を結んでメジャー昇格を目指したが、開幕ロースター入りを果たすことはできず、マイナースタートが決定。AAA級での今季3登板目で7回途中1安打2失点(自責点0)と好投し、週間最優秀投手に選出されたが、5度の登板のうち好投したと言えるのはこの1試合だけで、0勝3敗、防御率6.17に終わった。開幕からジャイアンツ先発陣が好投しており、この成績ではメジャー昇格はノーチャンスだった。

     移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は山口に今後について「日本プロ野球での実績を考えると、(日本の球団が獲得に興味を示し、)日本の球団へ移籍する可能性は十分にある。彼が引き続きMLBで挑戦を続ける可能性を完全に排除するわけではないが、当分のあいだ、それは彼の関心事ではなさそうだ」と伝えている。

  • インディアンスの新チーム名選考が進行中 候補は約1200個

    2021.6.4 10:00 Friday

     今季限りで現在の球団名の使用をやめることが決定しているインディアンスは、日本時間6月4日、新たなチーム名の選考を進めるなかで、ファンに対して最新情報を提供した。インディアンスはこの数ヶ月間、ファン、地域のリーダー、地元の有力者、球団スタッフ、フロントオフィスの担当者らによる話し合いを行い、一般の人々が新たなチーム名に何を求めているかを把握。約1200個の候補が作成され、インディアンスはそのなかから有力候補を絞り込む作業を行っているという。

     インディアンスのコミュニケーション&コミュニティ・インパクト部門のカーティス・ダンバーグ副社長は「新たなチーム名を決定する過程において、我々はファンやコミュニティと様々な面で協力してきました。新たなチーム名が決定するまでの道のりと、我々がこれまでに学んだことを共有することが重要であると考えています。我々は今後、複数の段階のプロセスを経ていくことになりますが、ファンの皆様は球団ホームページからこのプロセスに関する情報をチェックすることができます」と話している。

     インディアンスは昨年の夏、チーム名を変更する可能性について地域住民やネイティブアメリカンのグループと話し合いを開始することを発表。昨年12月にはチーム名を変更することを正式に発表し、新たなチーム名の募集をスタートした。ただし、現時点では新たなチーム名の決定・発表の時期は未定となっている。

     4000人以上のファンが話し合いに参加したほか、4万人以上のファンに対してアンケートが行われ、また、ファン、スタッフ、コミュニティのメンバーに対して140時間もの聞き取り調査も行われたという。そして、インディアンスは「新たなチーム名はクリーブランドの街との関連があり、チームの豊かな野球の歴史を守り、コミュニティを団結させるものでなければならない」との方針を決定。すでに14回の選考を行い、1198個の候補のなかから有力候補が絞り込まれている。

     メジャーリーグ公式サイトでインディアンスを担当するマンディ・ベルによると、次のステップは球団ロゴなどのクリエイティブな部分のオプションを作成することと、メジャーリーグ機構と協力して新たなチーム名が法的に有効かどうかを確認することだという。これらのハードルがクリアされたのちに、ようやく新たなチーム名が正式発表されることになる。

  • 球宴ファン投票 大谷翔平がノミネートされたDH部門の顔ぶれ

    2021.6.4 02:00 Friday

     日本時間6月4日、オールスター・ゲームのファン投票がスタートし、日本人選手ではア・リーグの指名打者部門に大谷翔平(エンゼルス)がノミネートされた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはア・リーグの指名打者部門について「2018年と2019年に2年連続でJ・D・マルティネス(レッドソックス)がスタメン出場し、今季も好成績を残しているが、大谷が彼をスタメンの座から退かせる可能性がある」と述べている。

     ア・リーグの指名打者部門にノミネートされた15名の顔ぶれと今季の成績(日本時間6月3日終了時点)は以下の通り。今季の注目度や成績を考えると、大谷は指名打者部門1位の最有力候補と言えるだろう。

    ライアン・マウントキャッスル(オリオールズ)
    51試合 打率.238 6本塁打 25打点 3盗塁 OPS.665

    J・D・マルティネス(レッドソックス)
    52試合 打率.320 12本塁打 39打点 0盗塁 OPS.956

    ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
    38試合 打率.259 9本塁打 24打点 0盗塁 OPS.814

    オースティン・メドウズ(レイズ)
    52試合 打率.240 13本塁打 39打点 2盗塁 OPS.882

    ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)
    49試合 打率.265 5本塁打 18打点 1盗塁 OPS.674

    イェルミン・メルセデス(ホワイトソックス)
    51試合 打率.304 7本塁打 30打点 0盗塁 OPS.828

    フランミル・レイエス(インディアンス)
    40試合 打率.257 11本塁打 29打点 1盗塁 OPS.893

    ミゲル・カブレラ(タイガース)
    38試合 打率.193 4本塁打 20打点 0盗塁 OPS.562

    ニッキー・ロペス(ロイヤルズ)
    49試合 打率.224 0本塁打 9打点 5盗塁 OPS.626

    ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    49試合 打率.274 10本塁打 25打点 0盗塁 OPS.849

    ヨルダン・アルバレス(アストロズ)
    42試合 打率.311 7本塁打 27打点 0盗塁 OPS.871

    大谷翔平(エンゼルス)
    50試合 打率.263 15本塁打 40打点 7盗塁 OPS.927

    ミッチ・モアランド(アスレチックス)
    36試合 打率.243 5本塁打 17打点 0盗塁 OPS.721

    タイ・フランス(マリナーズ)
    47試合 打率.254 3本塁打 21打点 0盗塁 OPS.721

    ウィリー・カルフーン(レンジャーズ)
    39試合 打率.250 5本塁打 13打点 0盗塁 OPS.727

  • 球宴ファン投票がスタート 大谷翔平はDH部門でノミネート

    2021.6.4 01:00 Friday

     日本時間6月4日午前1時、オールスター・ゲームのファン投票がスタートした。まずは同25日午前5時まで第1ラウンドが行われ、各ポジションのノミネート選手のなかから上位3名(外野は9名)が第2ラウンドに進出する。そして、第2ラウンドに進出した選手を対象としたファン投票が同29日から同7月2日まで行われ、最終的なファン投票選出選手(=オールスター・ゲームの先発メンバー)が決定する。選出が期待される大谷翔平(エンゼルス)は指名打者部門にノミネートされた。

     メジャーリーグのオールスター・ゲームでは、ファン投票の対象となるのは野手のみ。指名打者部門があるア・リーグは9名、指名打者部門がないナ・リーグは8名の選手がファン投票で選出され、自動的にオールスター・ゲームの先発メンバーとなる。

     投票は特設サイト(https://www.mlb.com/all-star/ballot)から行う。有効なメールアドレス1つにつき、24時間に5回まで投票が可能となっており、最初の投票から24時間が経過後、次の5回の投票が可能になる。よって、第1ラウンドは22日間で最大110回投票できる計算となる。

     第2ラウンドに進出する選手は日本時間6月28日午前1時から「MLBネットワーク」にて発表される。また、オールスター・ゲームの先発メンバーに選ばれた選手の顔ぶれは同7月2日午前10時から「ESPN」にて発表される。そして、選手間投票やコミッショナー事務局選出など、残りの出場選手は同5日(時刻未定)に「ESPN」で発表され、両リーグのメンバーが出揃う予定となっている。

     投打にわたる活躍で大きな注目を集めている大谷は指名打者部門でノミネート。日本人選手としてはイチロー、松井秀喜、福留孝介に続いて4人目のファン投票選出なるか注目される。また、投手はファン投票の対象ではないが、ダルビッシュ有(パドレス)や菊池雄星(マリナーズ)にもオールスター・ゲーム選出のチャンスがありそうだ。

  • ポロックと入れ替わるのは投手 筒香はロースター残留へ

    2021.6.3 14:00 Thursday

     日本時間6月3日のカージナルス戦に14対3で大勝したドジャース。1日のオフを挟み、同5日からは敵地トゥルイスト・パークでブレーブスとの3連戦が予定されているが、この3連戦からAJ・ポロックとジミー・ネルソンの2選手が戦列復帰予定となっている。デーブ・ロバーツ監督はこの2選手を2投手と入れ替えて、ロースターを投手13人・野手13人の構成に戻す方針を明言。これにより筒香嘉智はアクティブ・ロースター26人に残ることが決定的となった。

     正左翼手のポロックが戦列復帰するため、現在アクティブ・ロースターに登録されている野手12人のなかで最も序列が低いとみられる筒香がポロックと入れ替わる形でマイナー降格もしくはDFAになることが有力視されていた。しかし、ロバーツは投手14人・野手12人のロースター構成を継続するのではなく、投手を1人減らして投手13人・野手13人に戻してアトランタに向かうことを明言。ドジャース移籍後、10試合で打率.125(24打数3安打)、0本塁打、2打点、OPS.401と結果を残せていない筒香だが、もうしばらくのあいだ、ドジャースの一員としてプレーできそうだ。

     筒香の処遇が次に注目されるのは、現在60日間の故障者リストに登録されているトニー・ゴンソリンが戦列復帰を果たすときだろう。ゴンソリンは早ければ来週にも戦列復帰すると見込まれており、60日間の故障者リストから選手を復帰させる際には、ロースターの40人枠を1つ空ける必要がある。ゴンソリンは投手のため、ゴンソリンに代わって投手1人がロースターの40人枠から外される可能性もあるが、そのときまでに筒香が復調の兆しを見せないようであれば、40人枠から外される候補となる可能性は否定できない。筒香にとって「勝負の1週間」がスタートする。

  • ポロックの戦列復帰が決定 筒香嘉智は降格・戦力外の危機

    2021.6.3 11:30 Thursday

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督によると、左ハムストリング痛で5月中旬から故障者リスト入りしているAJ・ポロックは日本時間6月5日に敵地トゥルイスト・パークで行われるブレーブス戦から戦列復帰する予定となっているようだ。正左翼手のポロックが復帰することにより、筒香嘉智はアクティブ・ロースターを外れ、マイナー降格または戦力外となる可能性が出てきた。また、右前腕の炎症で離脱していたジミー・ネルソンもポロックと同時に復帰する予定となっている。

     現在33歳のポロックは4年5500万ドル+オプション1年の契約を結んでいるドジャースの正左翼手である。昨季はリーグ3位タイの16本塁打を放ち、今季はここまで32試合に出場して打率.277、4本塁打、17打点、2盗塁、OPS.791を記録。すでに正中堅手のコディ・ベリンジャーも戦列復帰を果たしており、ドジャースは今後、左翼ポロック、中堅ベリンジャー、右翼ムーキー・ベッツのレギュラー外野手3人が揃った状態でプレーできるようになる。

     ここで注目されるのが筒香の処遇だ。ベリンジャーとザック・マキンストリーの戦列復帰により出場機会が激減し、アクティブ・ロースターに登録されている野手12人のなかで序列が最下位であることは明白。マイナー・オプションが残っているマキンストリーやマット・ベイティを降格させる選択肢もあるが、ポロックと入れ替わりでアクティブ・ロースターから外れる野手の最有力候補が筒香であることに疑いの余地はないだろう。

     焦点は筒香がマイナー降格を受け入れてドジャースに残るのか、再びDFAとなって40人枠から外れ、トレード、ウエーバー、FAなどで他球団への移籍を目指すのか、ということ。筒香にはマイナー降格を拒否する権利があることが報じられているが、ドジャースで打撃の立て直しを目指すのであれば、ドジャースのマイナーに残ることを選択するかもしれない。

     ただし、来週には60日間の故障者リストに登録されているトニー・ゴンソリンの戦列復帰も予定されており、このときには40人枠を1つ空ける必要がある。よって、筒香が今回ドジャースのマイナーに残留することを選択したとしても、ゴンソリン復帰時に今度は40人枠から外される可能性も出てくる。筒香のメジャー残留の道のりは非常に険しいものとなっている。

  • 5月の各賞受賞者が決定 セミエン、タティスJr.らが選出

    2021.6.3 10:00 Thursday

     日本時間6月3日、5月の各賞受賞者が発表された。月間最優秀選手はア・リーグがマーカス・セミエン(ブルージェイズ)、ナ・リーグがフェルナンド・タティスJr.(パドレス)、月間最優秀投手はリッチ・ヒル(レイズ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)、月間最優秀新人はアドリス・ガルシア(レンジャーズ)とトレバー・ロジャース(マーリンズ)、月間最優秀救援投手はリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)とライアン・テペラ(カブス)が選出されている。

     セミエンは28試合に出場して打率.368、8本塁打、22打点、2盗塁、OPS1.130を記録。打率、長打率(.702)、OPSはリーグ1位、出塁率(.429)はリーグ2位の好成績だった。月間最優秀選手に選ばれるのはキャリア初。ブルージェイズでは2015年8月のエドウィン・エンカーナシオン以来である。

     タティスJr.は故障離脱があったなかで20試合に出場して打率.353、9本塁打、26打点、8盗塁、OPS1.264の大活躍。盗塁と打点はリーグ1位、本塁打と得点(21)はリーグ2位だった。タティスJr.は昨年8月にも月間最優秀選手に選ばれており、キャリア2度目の受賞。パドレスからの選出もそれ以来となっている。

     ヒルは6試合に先発して34回2/3を投げ、3勝1敗、防御率0.78、36奪三振を記録。日本時間5月26日のロイヤルズ戦では自己最多の13奪三振をマークした。ヒルが月間最優秀投手に選ばれるのは2016年5月、2017年7月に続いてキャリア3度目。レイズからの選出は2019年4月のタイラー・グラスナウ以来である。また、41歳2ヶ月21日での選出は2009年4月のトレバー・ホフマン(41歳6ヶ月19日)以来、先発投手に限れば2004年4月のロジャー・クレメンス(41歳8ヶ月28日)以来の高齢記録となった。

     ゴーズマンは6試合に先発して37回を投げ、5勝0敗、防御率0.73、49奪三振という素晴らしい成績をマーク。日本時間5月15日のパイレーツ戦で自己最多となる12個の三振を奪った。月間最優秀投手に選ばれるのはキャリア初。ジャイアンツでは2014年8月のマディソン・バムガーナー以来である。

     ガルシアは28試合に出場して打率.312、11本塁打、27打点、5盗塁、OPS.981を記録。メジャー最多の11本塁打を放っただけでなく、守備でも再三の好守が光った。レンジャーズからの選出は2016年5月のノマー・マザーラ以来となっている。

     ロジャースは6試合に先発して34回2/3を投げ、3勝2敗、防御率2.34、38奪三振を記録。4月に続いて2ヶ月連続の受賞となった。月間最優秀新人の連続受賞は2019年6~8月に3ヶ月連続で受賞したヨルダン・アルバレス(アストロズ)以来である。

     ヘンドリックスは13試合に登板して11回2/3を投げ、0勝1敗8セーブ、防御率0.00、19奪三振を記録。8度のセーブ機会をすべて成功させ、防御率は4月末の4.35から2.05へ改善された。2019年6月、2020年8月に続いてキャリア3度目の選出であり、ホワイトソックスからの選出は初めてとなっている(表彰は2017年にスタート)。

     テペラは14試合に登板して14回2/3を投げ、0勝0敗1セーブ、防御率0.61、19奪三振を記録。相手打者を打率.063に抑え、四球を1つも与えない快投だった。テペラが月間最優秀救援投手に選ばれるのは初めて。カブスからの選出も初めてであり、同じ都市を本拠地とする2球団から受賞者が出たのは2019年7月(ヤンキースのトミー・ケインリー、メッツのセス・ルーゴ)以来2度目となった。

  • 第9週の週間MVP発表 アはアブレイユ、ナはウッドラフが選出

    2021.6.2 06:00 Wednesday

     日本時間6月2日、2021年シーズン第9週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナ・リーグはブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)が選出された。アブレイユの受賞はキャリア通算6度目で、ホワイトソックスからの選出は早くも今季3人目。一方、ウッドラフが週間MVPに選出されるのは今回が初めてで、ブリュワーズからの選出は2年ぶりとなっている。

     アブレイユは7試合に出場して打率.375(24打数9安打)、2二塁打、2本塁打、10打点、OPS1.191の好成績をマーク。7試合中6試合でヒットを放ち、マルチ安打を2度、マルチ打点を3度記録した。2014年4月、2015年8月、2015年9月、2017年5月、2020年8月にも週間MVPに選出されており、今回がキャリア通算6度目の受賞。ホワイトソックスからの選出は、ともに4月に受賞したイェルミン・メルセデスとカルロス・ロドンに続いて今季3人目となった。

     ウッドラフは開幕からサイ・ヤング賞争いに加わるほどの好投を続けており、第9週は2試合に先発して14イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00、奪三振18、与四球2、被打率.109と圧巻のピッチングを披露。打たれた5本のヒットはすべて単打だった。この結果、今季の防御率は1.27まで向上し、これはジェイコブ・デグロム(メッツ)の0.71に次ぐメジャー2位の数字。ブリュワーズの選手が週間MVPを受賞するのは2019年7月にケストン・ヒウラ以来2年ぶり、ブリュワーズの投手に限定すると2011年5月のショーン・マーカム以来10年ぶりである。

     なお、アブレイユは5月が終了した時点でメジャー最多の46打点を記録。昨季まで2年連続で打点王のタイトルを獲得しているが、3年連続打点王となれば、打点が公式記録となった1920年以降では1990~92年のセシル・フィルダー(当時タイガース)に続いてア・リーグ史上2人目の快挙となる。

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