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  • 30球団のノンテンダーFA候補 レイズ・崔志萬の名前も

    2020.11.26 13:00 Thursday

     メジャーリーグ各球団は日本時間12月3日までにサービスタイム(メジャー登録日数)が6年未満の40人ロースター内の選手に対して来季の契約をオファーするかどうかを決めなければならない。ここで来季の契約をオファーされなかった選手は「ノンテンダーFA」としてただちにフリーエージェントとなる。年俸調停権を持ち、年俸が実力に見合わないと判断された選手がノンテンダーFAになるケースが多い。メジャーリーグ公式サイトでは各球団の番記者が各球団から1人ずつ、ノンテンダーFA候補の選手をピックアップしている。

     レイズの番記者を務めるフアン・トリビオは、ノンテンダーFA候補として崔志萬(チェ・ジマン)を選出。ただし、ノンテンダーFAの最有力候補だったハンター・レンフローはすでにDFAからウエーバーを経てフリーエージェントとなっており、トリビオは消去法で崔を選出したに過ぎない。トリビオは「レイズが年俸調停権を持つ選手の誰かをノンテンダーFAとしたらサプライズだ。最も可能性が高いのは崔だが、そうはならないだろう」と述べている。

     また、ヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホークはゲーリー・サンチェスを選出。「サンチェスが2021年の正捕手になるかどうかを疑問視するのは妥当だ」というブライアン・キャッシュマンGMの発言を紹介した。ただし、ホークは「ヤンキースは650万ドル前後と予想される来季の契約をサンチェスにオファーする方向に傾いている」とも伝えており、サンチェスがノンテンダーFAとなる可能性は低そうだ。

     各球団の番記者が選出したノンテンダーFA候補は以下の通り。チーム状況によって候補者がいないチームも存在する。

    ◆アメリカン・リーグ東部地区
    オリオールズ:パット・バライカ
    レッドソックス:ライアン・ブレイシア
    ヤンキース:ゲーリー・サンチェス
    レイズ:崔志萬(チェ・ジマン)
    ブルージェイズ:トラビス・ショウ

    ◆アメリカン・リーグ中部地区
    ホワイトソックス:カルロス・ロドン
    インディアンス:デライノ・デシールズ
    タイガース:ジョー・ヒメネス
    ロイヤルズ:マイケル・フランコ
    ツインズ:エディ・ロサリオ

    ◆アメリカン・リーグ西部地区
    アストロズ:アレドミス・ディアス
    エンゼルス:ハンセル・ロブレス
    アスレチックス:トニー・ケンプ
    マリナーズ:なし
    レンジャーズ:ダニー・サンタナ

    ◆ナショナル・リーグ東部地区
    ブレーブス:ヨハン・カマルゴ
    マーリンズ:ホゼ・ウーレイナ
    メッツ:ロバート・グセルマン
    フィリーズ:ビンス・ベラスケス
    ナショナルズ:なし

    ◆ナショナル・リーグ中部地区
    カブス:アルバート・アルモラJr.
    レッズ:カート・カサリ
    ブリュワーズ:コリー・クネーベル
    パイレーツ:エリック・ゴンザレス
    カージナルス:ジョン・ブレビア

    ◆ナショナル・リーグ西部地区
    ダイヤモンドバックス:なし
    ロッキーズ:トニー・ウォルターズ
    ドジャース:スコット・アレクサンダー
    パドレス:グレッグ・ガルシア
    ジャイアンツ:ダニエル・ロバートソン

  • メッツのGM候補にメジャー通算79勝の長身右腕・ヤングが浮上

    2020.11.26 12:00 Thursday

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は先日、フロントオフィスの新たなリーダーとして編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)ではなくゼネラルマネージャー(GM)を採用する方針を明らかにした。これまではブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長やインディアンスのマイク・チャーノフGMの引き抜きを試みたものの、いずれも失敗。そして、新たなGM候補としてメジャー通算79勝をマークした208センチの長身右腕、クリス・ヤングの名前が浮上している。

     ヤングは現在、メジャーリーグ機構の上級副社長としてフィールド上のオペレーションや審判部門を担当している。「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマはメッツがヤングの面接を行ったことを伝えており、具体的な名前が明らかになっているのは今季までマーリンズの編成本部長を務めていたマイケル・ヒルに続いて2人目。なお、メッツは6人前後の候補者と面接を行ったことが報じられている。

     ヤングは2004年にレンジャーズでメジャーデビューし、翌2005年に自身初の2ケタ勝利となる12勝をマーク。パドレスへ移籍した2006年にも11勝を挙げ、翌2007年にはキャリア唯一となるオールスター・ゲーム選出を果たした。その後は故障が増え、2013年はメジャーで1試合も投げられなかったが、2014年にマリナーズで自己最多タイの12勝を記録して復活。2015年はロイヤルズで11勝をマークし、ワールドシリーズでメッツを破ってチャンピオンリングを獲得した。2018年は古巣・パドレスとマイナー契約を結んでいたが、3月下旬に解雇。同年5月からメジャーリーグ機構に加わった。

     今オフ、メジャーリーグ機構のメンバーからはキム・アングが北米の男子プロスポーツチームとしては史上初の女性GMとしてマーリンズのGMに就任。アングに続いてヤングもメジャーリーグ機構からメジャーリーグ球団のGMに就任することになるかもしれない。

  • 巨人・菅野のメジャー挑戦 メジャーリーグ公式サイトも注目

    2020.11.26 11:30 Thursday

     日本シリーズが終了し、菅野智之(巨人)のメジャー挑戦に注目が集まっているが、メジャーリーグ公式サイトも「日本のエースがメジャーに来る?」とその動向に注目している。同サイトのジョン・ポール・モロシは「日本シリーズが終了し、菅野智之は2週間以内にポスティング公示される見込みだ。メジャーリーグの各球団はこの動きに備えて数年間にわたり彼をスカウティングしてきた」とツイート。日本球界を代表する右腕の動向には大きな注目が集まっている。

     菅野は現在31歳。ポスティング公示されれば、多数のチームが獲得に動くことが予想されている。メジャーリーグ公式サイトは菅野について「過去8シーズンにわたって日本で最も支配的な投手の1人だった。ジャイアンツで197試合に登板して防御率2.34をマークしている(正しくは196試合で防御率2.32)」と紹介している。

     同サイトは「2020年は特に支配的だった」として、20試合に登板して137回1/3を投げ、14勝2敗、防御率1.97、131奪三振という素晴らしい成績を残したことを紹介。与四球がわずか25個だけだったことにも言及した。また、22試合に登板して防御率3.89だった2019年を除き、過去6シーズンで防御率2.14以下を5度も記録していることにも触れている。

     また、同サイトは沢村賞について「日本で最高の投手に与えられる栄誉」と紹介し、菅野が同賞を2度受賞していることにも言及。さらに、2017年のワールド・ベースボール・クラシックでアメリカ代表との試合に先発して6回1失点の好投を見せたことにも触れ、「メジャーリーガーに引けを取らない投手であることをすでに証明している」と称えた。当時のアメリカ代表監督であるジム・リーランドの「今夜の日本代表の先発投手はメジャーリーグ級の投手だった。彼は良い投手だ。彼はとても印象に残っているよ」というコメントも紹介されている。

  • 今季セーブ王の左腕・ハンド 王者・ドジャースが興味を示す

    2020.11.26 11:00 Thursday

     ブラッド・ハンドは今季インディアンスの守護神として16度のセーブ機会をすべて成功させ、両リーグ最多の16セーブをマークしたが、この左腕をセットアッパーとして獲得することを検討しているチームがあるようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、今季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースがハンドの獲得に興味を示しているという。ドジャースはハンドを獲得した場合、今季ブレイク・トライネンが務めた役割をハンドに任せると見られている。

     現在30歳のハンドは今季23試合に登板して22回を投げ、2勝1敗16セーブ、1ホールド、防御率2.05、29奪三振を記録。与えた四球はわずか4つ、被本塁打はゼロ、被打率.169、WHIP0.77と抜群の安定感を披露した。しかし、年俸総額の削減を強いられているインディアンスは、年俸1000万ドルの来季オプションを行使しないことを選択。ハンドは現在フリーエージェントとなっている。

     平均球速や空振り率の低下を懸念する声があるものの、5シーズンにわたって素晴らしい成績を残しており、ハンドの獲得に興味を示す球団は少なくない。モロシによると、信頼できるリリーフ左腕が不足しているブルージェイズもハンドの動向をチェックしているようだ。

     ドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンに衰えが見られるため、ハンドをセットアッパーとして獲得しておくことで、いつでもクローザーの代役を任せる態勢を整えることができる。今季は2018年にアスレチックスで38セーブを記録したトライネンがそれに近い役割を担っていたが、ハンドの獲得に成功すれば、その役割を今度はハンドに任せることになるだろう(もちろんトライネンと再契約する可能性もある)。

     ハンドはインディアンスからオプション行使を拒否される前、ウエーバー公示されたものの、獲得を希望するチームは現れなかった。これはつまり、ハンドに年俸1000万ドルを支払う意思のあるチームがなかったことを意味する。しかし、メジャーリーグ公式サイトは「ドジャースは1000万ドルに近い金額をハンドに支払う余裕のある数少ないチームの1つである」と指摘。王者・ドジャースはセーブ王をチームに加えることになるのだろうか。

  • 1年間無所属のプイーグがメジャー復帰を目指す 複数球団が興味

    2020.11.26 10:30 Thursday

     昨季終了後にフリーエージェントとなるも契約先が見つからず、無所属のまま1年間を過ごしたヤシエル・プイーグは、2021年シーズンのメジャー復帰を目指している。先週、レイチェル・ルーバ(トレバー・バウアーの代理人)と契約したことを発表したプイーグには、すでにアストロズ、オリオールズ、レッドソックスなどが興味を示しているようだ。プイーグは日本時間11月25日に自身のTwitterでメジャー復帰を目指すことを宣言している。

     現在29歳のプイーグは、2019年にレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785を記録。シーズン終了後にフリーエージェントとなったが、なかなか新天地が決まらなかった。7月中旬にブレーブスと1年契約で合意したことが報じられたものの、その3日後に新型コロナウイルスの陽性反応が判明し、ブレーブスとの契約合意は白紙撤回に。ブレーブスはニック・マーケイキスが出場辞退を撤回して戦列復帰したため、プイーグを獲得する必要はなくなり、結局プイーグは無所属のまま今季を終えた。

     複数の球団首脳は、プイーグが今オフ、メジャー契約を得ることを確実視している。ただし、1年間プレーしなかったプイーグがどれくらいのパフォーマンスを見せられるか不透明なため、基本給を低めに抑え、出来高を多く設定する形が予想されている。

     プイーグはTwitterの投稿で「2021年を新たなチャプターにしたい」とメジャー復帰の意向を明言。「2021年、プイーグは準備ができているだろう。仕事ができることを楽しみにしているし、完全なる勝利を追い求めていくよ!」と来季に向けた意気込みを記している。

     なお、プイーグはTwitter上で同じ代理人のクライアントであるバウアーと「遠投競争」について話している。プイーグはバウアーに対して「いつ、どこでやるのか教えてくれよ」とツイートした。ちなみに、2019年7月にプイーグがレッズからインディアンスへ移籍した大規模な三角トレードで、バウアーはインディアンスからレッズへ移籍している。プイーグの新天地とともに、両者の「遠投競争」の行方にも注目だ。

  • レッズがロッキーズと2対2のトレード ホフマンら獲得

    2020.11.26 10:00 Thursday

     レッズは日本時間11月26日、ロッキーズとの2対2のトレードが成立したことを発表した。レッズは救援右腕のロバート・スティーブンソンとマイナー外野手のジェイムソン・ハナーを放出し、救援右腕のジェフ・ホフマンとマイナー右腕のケース・ウィリアムスを獲得。メジャーリーグ公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは「トレードに含まれる2人のメジャーリーガーはマイナー・オプションが切れている。環境を変えることが目的ではないか」と分析している。

     レッズが獲得したホフマンは現在27歳。もともとはブルージェイズが2014年のドラフト1巡目(全体9位)で指名した有望株であり、2015年7月にトロイ・トゥロウィツキーの交換要員としてロッキーズへ移籍した。2016年にメジャーデビューし、主に先発で起用されていたが、今季は16試合すべてにリリーフで登板して2勝1敗1セーブ、防御率9.28という成績。ニック・クロールGMは「リリーフで複数イニングを投げることができるし、先発5番手を争う可能性もある」と話している。

     18歳のウィリアムスは今年のドラフト4巡目でロッキーズから指名を受けてプロ入り。クロールは「今年のドラフトでウチが4巡目指名するつもりだったが、先にロッキーズに指名されてしまった」と以前から高く評価していた選手であることを明らかにした。

     ロッキーズへ移籍するスティーブンソンは現在27歳。2011年のドラフトでレッズから1巡目(全体27位)指名を受けてプロ入りし、先発投手としては大成できなかったものの、リリーバーとしてメジャー定着。2019年には57試合に登板して3勝2敗、11ホールド、防御率3.76をマークしたが、今季は10試合で1ホールド、防御率9.90に終わった。

     23歳のハナーは2018年のドラフト2巡目指名でアスレチックスに入団し、昨年7月にタナー・ロアークとのトレードでレッズへ移籍。2019年はA+級で110試合に出場して打率.274、2本塁打、37打点、8盗塁、OPS.708をマークした。

  • アストロズ 来オフFAの正遊撃手・コレアのトレードを模索か

    2020.11.25 11:00 Wednesday

     正中堅手のジョージ・スプリンガーがフリーエージェントとなり、他球団へ流出する可能性のあるアストロズは、別の主力選手をトレードで放出することを検討しているようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、アストロズは正遊撃手のカルロス・コレアのトレードを模索しているという。現在26歳のコレアはすでにサービスタイム(メジャー登録日数)が5年を超えており、来季終了後にフリーエージェントとなる。

     ローゼンタールによると、アストロズはコレアがフリーエージェント市場で自身の市場価値を確かめる前に契約延長に応じる可能性は低いと考えているようだ。そのため、コレアのトレードを模索していると見られる。ただし、アストロズがコレアの放出をどれくらい真剣に考えているかは不透明であり、コレアの市場価値を確認するためだけの動きということも十分に考えられる。

     コレアは2012年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入りし、メジャーデビューした2015年に99試合で打率.279、22本塁打、68打点、14盗塁、OPS.857をマークして新人王を受賞。翌2016年は153試合に出場して自己最多の96打点を叩き出したが、その後は故障に悩まされるシーズンが続き、規定打席に到達したのは今季が4年ぶり2度目だった。

     今季は58試合に出場して打率.264、5本塁打、25打点、OPS.709と不本意な成績に終わったが、ポストシーズンでは13試合で打率.362、6本塁打、17打点、OPS1.221と本領を発揮。ポストシーズン通算17本塁打はデービッド・オルティス、ジム・トーメイ、ネルソン・クルーズと並んで歴代9位タイの数字となっている。

     ハイレベルな攻守を兼ね備え、ポストシーズンで復調をアピールしたため、アストロズが本当に放出するのであればトレード市場で人気を集めることが予想される。フランシスコ・リンドーア(インディアンス)より年俸が安価で獲得に必要な対価も少ないと見られるため、複数球団による争奪戦となる可能性もありそうだ。

  • エース級の投手が続々とトレード候補に レッズ・グレイも仲間入り

    2020.11.25 10:30 Wednesday

     今オフのフリーエージェント市場の先発投手はサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーに次ぐ「2番手グループ」の人材に欠けるため、エース級の投手の獲得を狙うチームはトレード市場に目を向け始めている。すでにブレイク・スネル(レイズ)やランス・リン(レンジャーズ)がトレード候補となっていることが報じられているが、そこに新たな投手が仲間入りした。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、レッズはソニー・グレイをトレードで放出することを検討しているようだ。

     現在31歳のグレイはレッズと2022年までの4年契約を結んでおり、2年2000万ドル分の契約を残している。また、2023年の契約は年俸1200万ドルの球団オプションとなっており、これを含めると最大3年保有することが可能だ。ヤンキースでは実力を発揮できなかったものの、レッズ移籍1年目の2019年にリーグ5位の防御率2.87をマークするなど安定感のあるピッチングには定評があり、この年俸は格安と言えるだろう。

     今季のグレイは11試合に先発して56回を投げ、5勝3敗、防御率3.70、72奪三振を記録。8月末の時点で5勝1敗、防御率1.94と素晴らしい成績を残していたが、9月に防御率8.79と崩れてしまった。ただし、昨季に続いて今季もすべての先発登板で被安打を6本以下に抑え、自身が持つメジャー記録をさらに更新している(2018年から44先発連続)。

     レッズはサイ・ヤング賞に輝く活躍を見せたバウアーの他球団移籍が濃厚となっており、「バウアーに加えてグレイも手放すとしたらサプライズだ」と指摘する声もある。その一方で、ローゼンタールは「グレイの価値を最大化する方法を模索している」と伝えており、レッズは安定したピッチングを続けているグレイの保有期間が十分に残っているうちに放出してしまうのが得策と考えているのかもしれない。今後の動向に注目だ。

  • 大型補強を目指すメッツ ストローマンはリンドーア獲得を希望

    2020.11.25 10:00 Wednesday

     同地区ライバルのブレーブスが積極的な動きを見せるなか、オーナー交代によって大型補強を行うことが予想されているメッツは、まだゼネラルマネージャー(GM)が決まっていないこともあり、今のところ比較的静かなオフを過ごしている。しかし、水面下では大型補強への準備を着実に進めているようだ。「ESPN」のバスター・オルニーは、メッツが今オフの移籍市場における「ビッグ4」のうち複数の選手の獲得を目指していることを伝えている。

     オルニーが「ビッグ4」として名前を挙げたのはジョージ・スプリンガー、J・T・リアルミュート、トレバー・バウアー、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)の4人だ。リンドーアはフリーエージェントではないため、トレードでの獲得を目指すことになる。メッツはこの4人のなかから少なくとも2人を獲得することを目指しているというわけだ。

     メッツからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留したマーカス・ストローマンは、自軍がリンドーアを獲得することを希望しているようだ。ストローマンは自身のSNSを通してリンドーアがチームメイトになることを望んでいることを明言。「球界でベストの遊撃手と一緒にプレーしたくない選手なんていないだろう」と述べる一方、「僕はアメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネスのことも気に入っている。彼らは試合を変えられる選手だし、素晴らしいキャリアを送ることができる選手だと信じている」と同僚への気遣いも忘れなかった。

     興味深いのは、メッツが獲得を目指す「ビッグ4」としてオルニーがDJ・レメイヒューの名前を挙げなかったことだ。ロビンソン・カノーの出場停止を受けてメッツがレメイヒューの獲得に動く可能性が取り沙汰されているものの、ジェフ・マクニールを左翼から二塁へ移し、左翼にドミニク・スミスを入れることで穴を埋めることができるため、メッツにとってレメイヒューの優先順位はそれほど高くないのかもしれない。

  • ブルージェイズがターナー&ブラントリーの獲得に興味を示す

    2020.11.25 09:30 Wednesday

     今オフ、積極的に動くことが予想されているチームの1つであるブルージェイズは、ジョージ・スプリンガーとDJ・レメイヒューに興味を示していることがすでに報じられている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ブルージェイズはそれに加えてジャスティン・ターナーとマイケル・ブラントリーの獲得にも興味を示し、選手側とコンタクトを取っているという。ブルージェイズが大物フリーエージェント選手の獲得を目指しているのは間違いなさそうだ。

     ブルージェイズは自軍からフリーエージェントとなった左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んでおり、右腕ケビン・ゴーズマンの獲得にも動いていたことが報じられている。ゴーズマンはジャイアンツからのクオリファイング・オファーを受諾して1年1890万ドルで残留したが、ローゼンタールによると、ブルージェイズはゴーズマンに3年4000万ドル前後の契約をオファーしていたようだ。

     ブラディミール・ゲレーロJr.が今季から一塁へコンバートされたため、ブルージェイズは正三塁手が不在となっている。今季はトラビス・ショウがレギュラー格として起用されたものの、50試合に出場して打率.239、6本塁打、17打点、OPS.717と物足りない成績。現在はノンテンダーFA候補に挙げられており、ターナー獲得の障壁とはならない。

     一方、外野陣は左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅ランドール・グリチック、右翼テオスカー・ヘルナンデスの布陣でレギュラーが固まっており、ブルージェイズは中堅手の獲得を目指していることが報じられている。中堅手を獲得できた場合、グリチックが右翼へ移り、ヘルナンデスはフルタイムの指名打者として起用される見込み。3年連続打率3割の好打者・ブラントリーは中堅手の獲得に失敗した場合の「プランB」なのかもしれない。

     投打とも大物選手の補強が予想されているブルージェイズ。新オーナーを迎えたメッツとともに今オフの主役となる可能性は高そうだ。

  • ジャイアンツ 通算193勝左腕・レスターの獲得を検討か

    2020.11.25 09:00 Wednesday

     ジャイアンツはケビン・ゴーズマンがクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留したものの、ドリュー・スマイリーが1年1100万ドルでブレーブスと契約したため、スマイリーに代わる先発投手の補強が必要となっている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、先発投手を少なくとも1人獲得することを目指すジャイアンツは、カブスからフリーエージェントとなったベテラン左腕ジョン・レスターに興味を示しているようだ。

     現在36歳のレスターは2014年オフにフリーエージェントとなり、6年1億5500万ドルでカブスと契約。モロシによると、レスターはこのときジャイアンツと契約することを真剣に考えていたという。また、現在ジャイアンツのゼネラルマネージャー(GM)を務めるスコット・ハリスは当時カブスのフロントオフィスに在籍していた。

     レスターはカブス移籍1年目の2015年から5年連続で11勝以上を記録し、2018年には最多勝(18勝)のタイトルを獲得。カブスが108年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた2016年は自己最多タイの19勝をマークした。今季は開幕からの3先発で2勝0敗、防御率1.06の好スタートを切ったものの、その後は失速。最終的には12試合に先発して61回を投げ、3勝3敗、防御率5.16、42奪三振という自己最悪の成績に終わった。

     ジョージア州に住んでいるレスターだが、地元球団のブレーブスはすでにスマイリーとチャーリー・モートンを獲得して先発投手の補強を完了。ブレーブスがレスターの獲得に動く可能性は低く、レスターはジャイアンツのような西海岸のチームからのオファーにも耳を傾ける準備があると見られる。

     レッドソックス時代に2度(2007年と2013年)、カブスでも1度(2016年)のワールドシリーズ制覇を経験し、通算200勝の節目まであと7勝に迫っているベテラン左腕は、アスレチックスでプレーした2014年以来となる西海岸を新天地に選ぶのだろうか。

  • ブレーブスがベテラン右腕・モートンを1年1500万ドルで獲得

    2020.11.25 00:00 Wednesday

     ブレーブスは日本時間11月24日、レイズから来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなったベテラン右腕チャーリー・モートンと1年1500万ドルで契約したことを発表した。1500万ドルはレイズに破棄された契約オプションと同額。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはブレーブスとレイズの2球団が最終候補だったことを伝えており、モートンは最後まで第1希望のレイズに残留することを検討していたと見られる。

     市場全体がスローペースで動くなか、ブレーブスが積極的に補強を進めている。当初はカージナルスからフリーエージェントとなったアダム・ウェインライトに興味を示していることが報じられていたが、日本時間11月17日に左腕ドリュー・スマイリーとの1年契約を発表。さらにレイズとの争奪戦を制してモートンの獲得に成功し、早くも来季の先発ローテーションを完成させた。

     現在37歳のモートンは2019年の16勝を筆頭に2ケタ勝利4度の実績を誇り、メジャー13年間で通算93勝を記録。2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出され、アストロズ時代の2017年にはワールドシリーズ制覇を経験している。2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にメジャーデビューしたあと、翌2009年にネイト・マクラウスの交換要員としてトレードでパイレーツへ放出されており、12年ぶりの古巣復帰となる。

     なお、ブレーブスがフリーエージェント選手と高額の1年契約を結ぶのは珍しいことではなく、2018年オフにジョシュ・ドナルドソンを1年2300万ドル、2019年オフにはコール・ハメルズとマーセル・オズーナをそれぞれ1年1800万ドルで獲得している。来季のブレーブスの先発ローテーションはマックス・フリード、マイク・ソローカ、モートン、イアン・アンダーソン、スマイリーの5人に加え、カイル・ライトとブライス・ウィルソンが控える充実の布陣となった。

  • カージナルスの右腕・マルティネス 母国・ドミニカで警察沙汰に

    2020.11.24 13:00 Tuesday

     カージナルスの右腕カルロス・マルティネスが母国・ドミニカ共和国で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制に違反し、警察が出動する事態になっていたことが明らかになった。マルティネスはドミニカ共和国のプエルト・プラタで行われた人気音楽アーティストのイベントに参加し、大勢の人が殺到してしまったという。これがソーシャル・ディスタンスを保つことについての行政命令に違反し、警察が出動する事態となったものの、球団の発表によると逮捕はされていないようだ。

     マルティネスは地元で行われた人気音楽アーティストのイベントに参加。SNS上にはそのアーティストを後ろに乗せてバイクに乗るマルティネスの写真が出回っていたが、両者ともマスクを着用していなかった。人気アーティストとメジャーリーガーの共演ということで現場には大勢の人が殺到。大規模な集会が発生し、結果的に行政命令に違反することになってしまったようだ。

     カージナルスはこの件を把握しており、「現在イベントの詳細について情報を収集している」と述べた。また、マルティネスが逮捕されておらず、マルティネスに対する法的な告発も現時点では行われていないことを明らかにした。さらに「組織内の誰かが故意に地域社会の法律や健康規則に違反することを容認するものではない」と付け加えている。

     マルティネスは自身の認識が甘かったとして、SNSを通して謝罪文を発表。今季は新型コロナウイルスの陽性反応もあって5試合しか投げられず、0勝3敗、防御率9.90と不本意な成績に終わっていただけに、意識の低さを指摘されても反論はできまい。

     カージナルスと結んでいる総額5100万ドルの5年契約は来季限りで満了を迎える。2022年と2023年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっているが、前者が年俸1700万ドル、後者が年俸1800万ドルと決して安い金額ではないだけに、グラウンド内で結果を残せず、グラウンド外のトラブルが続くようであれば、来季限りでカージナルスを去ることになるだろう。

  • スマイリー獲得のブレーブス 37歳右腕・モートンにも興味

    2020.11.24 12:00 Tuesday

     ドリュー・スマイリーと1年1100万ドルで契約し、先発ローテーションの頭数を揃えたかに思われたブレーブスだが、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンによると、37歳のベテラン右腕チャーリー・モートンにも「強い関心」を示しているようだ。モートンは2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にブレーブスでメジャーデビューしており、もしブレーブスがモートン獲得に成功すれば12年ぶりの古巣復帰となる。

     2008年にメジャーデビューしたモートンは、翌2009年6月にネイト・マクラウスとのトレードでゴーキース・ヘルナンデス、ジェフ・ロックとともにパイレーツへ移籍。その後、フィリーズとアストロズを経て2019年からの2シーズンはレイズでプレーした。昨季は自己最多の16勝を挙げ、今季は9試合に先発して38回を投げ、2勝2敗、防御率4.74、42奪三振を記録。ワールドシリーズ終了後に来季オプションを破棄され、フリーエージェントとなった。

     モートンは自宅から本拠地まで通えるレイズに残留することが第1希望であることを明言しているが、レイズと同じアメリカ東部に本拠地を置くことはブレーブスにとってアドバンテージになると思われる。西海岸のチームとの争奪戦になった場合、ブレーブスに「地の利」があるのは間違いないだろう。

     ブレーブスはポストシーズンで先発3本柱を形成したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライトの若手3投手に加え、エース格のマイク・ソローカがアキレス腱の故障から復帰し、1年契約で獲得したスマイリーを加えて先発投手5枚が揃っている。とはいえ、スマイリーには故障のリスクがあり、アンダーソンとライトの2人はフルシーズンでどこまれやれるか未知数。モートンの獲得は純粋な戦力としてのみならず、若手投手のメンターを任せたいという狙いもあると見られる。

  • メッツ・ロハス監督の来季続投が正式に決定 球団社長が明言

    2020.11.24 11:30 Tuesday

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は日本時間11月24日、フロントオフィスの新たなリーダーが誰になるかにかかわらずルイス・ロハス監督が来季も続投することを明言した。これまでは「フロントオフィスの新たなリーダーの判断次第では監督交代の可能性がある」とされていたが、これによって続投が正式に決定。ロハスは「サンディのリーダーシップの下で監督を務め、ワールドシリーズ制覇を目指せることにワクワクしている」とのコメントを発表した。

     アルダーソンは電話でロハスに続投が正式に決定したことを伝えたという。「私はこの決定にとても満足している。ルイスも喜んでくれていると思うし、ルイスや(これから決定する)新たなゼネラルマネージャー(GM)、野球運営部門のメンバーたちと2021年シーズンの成功のために仕事をするのが楽しみだよ」とアルダーソン。フロントオフィスの新たなリーダーについては、編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)ではなくGMを採用する方針を固めたようだ。

     現在39歳のロハスは今季カルロス・ベルトラン新監督の下でクオリティ・コントロール・コーチを務める予定だったが、今年1月にベルトランがアストロズの不正なサイン盗みに関わっていたことが判明し、メッツはベルトランを解任。ロハスが内部昇格で監督に就任することになった。監督1年目は26勝34敗でナショナル・リーグ東部地区4位タイという不本意な成績に終わったが、選手とのコミュニケーション能力などは高く評価されている。

     一方、フロントオフィスの新たなリーダーについては、ブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長とインディアンスのマイク・チャーノフGMの引き抜きに失敗したことがすでに判明しており、カブスの編成本部長を退任したセオ・エプスタインとはコンタクトを取っていないという。12月に入れば移籍市場の動きが本格化し始めるだけに、なるべく早く新たなGMを決定して大型補強を行う体制を整えたいところだ。

  • カブスがホイヤー編成本部長と2025年までの5年契約

    2020.11.24 11:00 Tuesday

     カブスは日本時間11月24日、セオ・エプスタインの退任によってゼネラルマネージャー(GM)から編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)に昇格したジェッド・ホイヤーと2025年までの5年契約を結んだことを発表した。今オフは新型コロナウイルスの影響による減収を受けてハビアー・バイエズ、クリス・ブライアント、カイル・シュワーバーといった主力野手の放出に動く可能性が取り沙汰されており、年俸総額削減と戦力維持の両立に向けてどのような動きを見せるか注目される。

     ホイヤーは「この仕事では、現在と将来の両方を見ることが大切だ。現在は普段よりも将来のことを重視しているかもしれないが、目標が変わるわけではない。常に目標はポストシーズンに出場し、10月終盤まで野球をプレーするチャンスをチームに与えることだ」とコメント。チームの将来のために年俸総額の削減を重視しつつも、来季もポストシーズン進出を狙えるチーム作りを目指すようだ。

     近年はぜいたく税の対象ラインを超過するほどの「金満チーム」となっていたカブスだが、トム・リケッツ会長は来季の予算についてまだ最終決定を行っていない。来季を有観客で開催できるのか、あるいはどのくらいの観客をいつから入れることができるのか、といったことによって来季の予算には変動があるため、来季の開催要綱の確定を待っている状況だ。ここが確定するまでのあいだは、大きな動きはないかもしれない。

     また、ホイヤーは自身の右腕となる新たなGMを球団の外部から招聘する方針であることを明らかにした。ただし、具体的な期限は定めず、最適な人材を慎重に選ぶ方針だ。カブスはエプスタイン編成本部長とホイヤーGMのコンビで常勝チームを築いてきたが、ホイヤーは自身が編成本部長に昇格したあともGMと協力してチーム作りを行っていくのが理想的であると考えているようだ。

     現時点で具体的なGM候補の名前は挙がっておらず、ホイヤー編成本部長の最初の仕事はGM探しということになりそうだ。

  • Rソックスがブライアントの獲得に動いていたことが明らかに

    2020.11.24 10:30 Tuesday

     投手陣の崩壊により24勝36敗という不本意な成績でアメリカン・リーグ東部地区の最下位に沈んだ今季のレッドソックスだが、8月末のトレード・デッドラインに大型トレードを検討していたようだ。「シカゴ・トリビューン」のマーク・ゴンザレスによると、レッドソックスはクリス・ブライアントの獲得に向けてカブスとトレード交渉を行っていたという。ただし、トレード交渉は本格化することなく、ブライアントのレッドソックス移籍は実現しなかった。

     レッドソックスにはラファエル・デバースという若き正三塁手がいるため、レッドソックスがブライアントの獲得を狙っていたというニュースはサプライズと言える。しかし、ゴンザレスによると、レッドソックスはブライアントを左翼手として獲得することを検討していたようだ。

     レッドソックスは正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディが伸び悩んでおり、今季は14試合に出場して打率.103(39打数4安打)、0本塁打、1打点、OPS.442と大不振。8月中旬に右胸郭痛で故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。シーズン終了後には正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.がフリーエージェントになるという事情があったため、レッドソックスはひとまずブライアントでベニンテンディの穴を埋め、来季は左翼ブライアント、中堅ベニンテンディの布陣で戦うことを考えていたのかもしれない。

     今オフ、レッドソックスが再びブライアントの獲得に動くかどうかは定かではない。ただし、レッドソックスが中堅手の獲得に失敗し、ベニンテンディを左翼から中堅へ移すのであれば、ブライアント獲得に向けた動きが再燃する可能性はあるだろう。ブライアントは故障の影響もあり、今季は34試合に出場して打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644と大不振。来季終了後にフリーエージェントとなるため、今オフ中にトレードで放出されることが有力視されている。

  • レイズが左腕・スネル放出へ 「トレードに前向き」との報道

    2020.11.24 10:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが複数の関係者から得た情報によると、レイズはブレイク・スネルをトレードで放出することに前向きであることを他球団へ通達したようだ。スネルはレイズと5年5000万ドルの契約を結んでおり、契約はあと3年残っている。今オフは今季サイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーの動向が注目されているが、2018年サイ・ヤング賞の左腕もトレードで移籍する可能性が高まっている。

     ある関係者によると、現時点ではスネルの放出に向けたトレード交渉は行われていないという。スネルの年俸は2021年が1050万ドル、2022年が1250万ドル、2023年が1600万ドルで、3年総額3900万ドルと決して高額ではない。しかし、コロナ禍で開催された2020年シーズンの減収により、レイズは年俸総額の削減を強いられており、スネルは過去にデービッド・プライスやジェームス・シールズが放出されたのと同じようにレイズを去ることになりそうだ。

     フリーエージェント市場の先発投手を見渡してみると、明らかにスネルより格上と言えるのはバウアーだけ。チャーリー・モートン、田中将大、ジェイク・オドリッジ、タイワン・ウォーカーといった「2番手グループ」よりも魅力的な投手と考えられており、ブレーブス、エンゼルス、マリナーズなど先発投手の補強を目指す球団が獲得に動く可能性がある。

     今オフのレイズはすでにモートンとマイク・ズニーノの来季オプションを破棄。年俸調停権を持つハンター・レンフローもDFAし、年俸総額の削減を進めている。フェインサンドはレイズがさらなる年俸総額の削減を行うためには高額年俸の3人(スネル、ケビン・キアマイアー、筒香嘉智)のうち1人を放出する必要があると指摘。そのなかで最も魅力的な対価が得られるのはスネルであり、最も需要があるのもスネルだという。

     ナショナル・リーグのある球団幹部は「スネルは多くの対価をもたらすだろう」と語っている。複数の若手有望株を含む大規模なトレードに発展する可能性もありそうだ。

  • フィリーズはリアルミュートよりもヘンドリックスを狙うべき?

    2020.11.23 12:30 Monday

     フィリーズは2011年以来9年ぶりのポストシーズン進出を目指した今季、ブルペンが両リーグワーストの救援防御率7.06と崩壊し、あと1勝届かずにポストシーズン進出を逃した。今オフは2年前のオフにトレードで獲得したJ・T・リアルミュートがフリーエージェントとなり、彼との再契約が最優先事項となっているが、「ブルペンの補強を優先すべき」との声も上がっている。そして、そのターゲットに浮上する可能性があるのがアスレチックスからフリーエージェントとなったリアム・ヘンドリックスだ。

     「MLBネットワーク」のロン・ダーリング(メジャー通算136勝の元投手)は「フィリーズはクローザーの獲得を優先すべき」と考えている人物の1人だ。ダーリングは「リアム・ヘンドリックス(を獲得すること)は本当にフィリーズのためになると思う。彼は才能に加えて度胸や意志の強さも持っている。フィリーズのブルペンにそうしたものをもたらしてくれるだろう」とヘンドリックスを高く評価する。

     現在31歳のヘンドリックスは、今季24試合に登板して25回1/3を投げ、3勝1敗14セーブ、防御率1.78、37奪三振をマーク。75試合で防御率1.80を記録した昨季に続いて好成績を残し、マリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手賞)を初受賞した。それだけでなく、アストロズとの地区シリーズでは、チームが唯一勝利した第3戦で7回からの3イニングを無失点に抑える力投を見せ、勝利投手となった。

     フィリーズの現時点での予想年俸総額は1億3000万ドル前後となっており、ぜいたく税の対象となる年俸上限まではまだ余裕がある。しかし、新型コロナウイルスの影響もあってどれくらいの資金を補強に使えるかは不透明であり、現実的にはリアルミュートとヘンドリックスの両方と契約するのは難しいだろう。有望株を放出して獲得したリアルミュートを引き留めたい一方で、ブルペンにも大きな課題を抱えるフィリーズは、移籍市場でどんな動きを見せるのだろうか。

  • 再建期のレンジャーズ エース右腕・リンの放出を検討か

    2020.11.23 12:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT・R・サリバンが「現実的にはレンジャーズが再び優勝争いをするまでに少なくとも3年は必要だ」と述べるように、現在のレンジャーズはチーム再建の真っただ中にある。新球場グローブライフ・フィールドがオープンした今季はリーグ最低勝率に終わり、投打とも戦力不足は明白。そんななかで、来季限りで3年契約が終了するエース右腕、ランス・リンをトレードで放出する可能性が取り沙汰されている。

     現在33歳のリンは、カージナルス時代の2012年にマークした18勝を筆頭に2ケタ勝利7度の実績を誇り、メジャー9年間で通算104勝を記録。レンジャーズ移籍1年目の2019年は自己最多の208回1/3を投げて16勝11敗、防御率3.67、246奪三振の好成績をマークし、今季も両リーグ最多タイの13試合に先発して両リーグ最多の84イニングを投げ、6勝3敗、防御率3.32、89奪三振とエースに相応しい成績を残した。

     今オフの先発投手市場は、マーカス・ストローマン(メッツ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)がクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留することを選択したため、サイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーに次ぐ「2番手グループ」の人材が不足気味。レンジャーズがリンをトレードで放出することを決断すれば、予想以上の人気物件となる可能性を秘めている。

     レンジャーズが来季優勝争いに加わる可能性が限りなく低いことを考えると、このままリンをキープしておくのは「宝の持ち腐れ」となってしまう。チームの将来のために複数の若手有望株との交換でトレードしてしまうのが得策だろう。なお、3年3000万ドルでレンジャーズに加入したリンの来季の年俸は800万ドルと格安。この値段でエース級の右腕が手に入るとなれば、多くのチームが獲得に動くことが予想されるため、レンジャーズは上質な有望株を手に入れることができるかもしれない。今後の動きに注目だ。

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