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  • ジャッジ2発で50号到達 新人本塁打記録更新

    2017.9.26 11:13 Tuesday

     アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が日本時間9月26日に行われたロイヤルズ戦で2本塁打を放ち、新人選手によるシーズン本塁打記録を更新。1987年のマーク・マグワイアによる49本塁打の新人記録を30年ぶりに塗り替えた。

     3回裏の第2打席でライトへ49号ツーランを放ち、マグワイアの記録に並んだジャッジ。5回裏の第3打席は見逃し三振に倒れたものの、7回裏二死走者なしで回ってきた第4打席でトレバー・ケーヒルが投じたチェンジアップを振り抜き、レフトへ記念すべき50号ソロを叩き込んだ。

     新人選手によるシーズン50本塁打はメジャーリーグの歴史上で初となる快挙。ヤンキースの球団史においてもベーブ・ルース(4度)、ミッキー・マントル(2度)、ロジャー・マリス、アレックス・ロドリゲスに次ぐ5人目の大記録である。

     試合後、現在の気持ちを聞かれて「シーズンを通してとても楽しかったよ」と語ったジャッジ。前半戦に30本塁打、OPS1.139の猛打を見せ、ホームラン・ダービーでも圧巻のパフォーマンスで球界の話題を独占したが、後半戦に入って調子を落とし、8月は打率.185の大不振に陥った。しかし、9月に入って完全復調。すでに今季のどの月よりも多い13本塁打を放ち、OPS1.338をマークしている。一度失速しながらもすぐに立て直したあたり、やはりジャッジは並の新人ではないのだろう。

     ジャッジはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ホゼ・ラミレス(インディアンス)とともにア・リーグのMVP候補に挙げられている。「ジャッジがMVPに相応しくないと言うのは難しいだろう。でも、その他の選手たちが相応しくないと言うのも難しい。でも、私にとってジャッジの活躍は本当に素晴らしかったよ」と語ったのはジョー・ジラルディ監督。新人史上初のシーズン50本塁打という快挙により、2001年のイチロー以来史上3人目となるMVPと新人王のダブル受賞も現実味を帯びてきた。

     MVP受賞の期待も高まる中、MVP受賞よりポストシーズンで勝ちたいと公言するジャッジ。その打棒でチームをワールドシリーズ制覇へ導いてくれることを期待したい。


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  • 第25週のMVPはジャッジとマーリンズ・コンビ

    2017.9.26 10:43 Tuesday

     第25週(9月18日~9月24日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ナ・リーグはジャンカルロ・スタントンとマーセル・オズーナ(ともにマーリンズ)が選出された。

     ジャッジは打率.429(21打数9安打)、5本塁打、9打点、OPS1.720の好成績を残し、第10週以来今季2度目かつ自身2度目の週間MVPに輝いた。今季のヤンキースからの週間MVP受賞者はジャッジのみ。5本塁打と長打率1.238はリーグトップ、9打点は同2位タイ、打率.429と出塁率.481は同3位にランクインした。日本時間9月21日のツインズ戦で今季100打点に到達し、「100得点・100打点・100四球」を記録したルーキーは1939年のテッド・ウィリアムスに次いで史上2人目。また、ヤンキースの球団史上でもルー・ゲーリッグ、ベーブ・ルース、ミッキー・マントルら名選手に次ぐ8人目の快挙となった。

     スタントンは打率.348(23打数8安打)、3本塁打、13打点、OPS1.266、オズーナは打率.500(20打数10安打)、3本塁打、7打点、OPS1.615と揃って好成績を残し、マーリンズのチームメイトによる同時受賞となった。スタントンは第19週と第21週に続いて今季3度目かつ通算7度目、オズーナは第2週以来今季2度目かつ通算2度目の週間MVP受賞。今季週間MVPを3度受賞したのはすでに4度受賞しているJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)に続いてスタントンが2人目である。スタントンはリーグトップの13打点を叩き出し、今季126打点として球団のシーズン打点記録を更新。メジャー16年ぶりのシーズン60本塁打まであと3本に迫っている。オズーナは打率.500、出塁率.615、長打率1.000といずれもリーグトップの数字をマーク。打率.308、36本塁打、118打点はいずれも自己ベストを大幅に更新しており、ナ・リーグでは2008年のカージナルス(アルバート・プーホルス&ライアン・ラドウィック)以来9年ぶりとなる「35本塁打・100打点」コンビが誕生した。


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  • 第25週の最優秀ブルペンはレッドソックス

    2017.9.25 14:44 Monday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第25週の最優秀ブルペンにはレッドソックスが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     第25週のレッドソックスは24.2回(=74アウト)で31奪三振、4セーブを記録した一方、被安打14、自責点2、非自責点2、与四球7で合計130.5ポイントを獲得。防御率0.73というほぼ完璧なパフォーマンスでこの1週間を6戦全勝で乗り切ったチームの戦いを支え、第11週以来今季2度目の「週間最優秀ブルペン」受賞となった。ジョー・ケリーは3試合に登板して2.2イニングを投げたが、奪った8つのアウトのうち7つが三振という圧巻のピッチング。チーム最多タイの4試合に登板したアディソン・リードは4.1イニングを無失点に抑える好投を見せた。クローザーのクレイグ・キンブレルは4イニングを投げて1安打しか許さず、2セーブをマーク。このほか、マット・バーンズとカーソン・スミスが各1セーブを挙げた。自責点がついたのはヒース・ヘンブリーとフェルナンド・アバットの2投手だけ。その他の9投手は期間中防御率0.00をマークした。なお、獲得ポイント数の2位はヤンキース(110.5ポイント)、3位はパドレス(85.5ポイント)だった。

     

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ①(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス①(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス①(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス①(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
    第15週 オールスター週のため発表なし
    第16週 ヤンキース①(112ポイント)
    第17週 カブス(118.5ポイント)
    第18週 ヤンキース②(99ポイント)
    第19週 ツインズ(114ポイント)
    第20週 ナショナルズ(91ポイント)
    第21週 ドジャース③(132ポイント)
    第22週 エンゼルス③(109.5ポイント)
    第23週 インディアンス②(116.5ポイント)
    第24週 フィリーズ(135ポイント)
    第25週 レッドソックス②(130.5ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】Dバックスサヨナラ勝ち ワイルドカード1位が決定

    2017.9.25 12:02 Monday

     ダイヤモンドバックスが日本時間9月25日のマーリンズ戦にサヨナラ勝ち。ブリュワーズとカージナルスがともに敗れたため、ワイルドカードでのポストシーズン出場が決定し、同率で並ぶ可能性のあるロッキーズとの直接対決に11勝8敗と勝ち越しているため、ワイルドカード・ゲームを本拠地チェイス・フィールドで開催することも同時に決定した。

     ダイヤモンドバックス先発のパトリック・コービンが6.2回2失点、マーリンズ先発のダン・ストレイリーが6回1失点と好投し、ロースコアの接戦となったこの試合。ダイヤモンドバックスは1点ビハインドの8回裏にダニエル・デズカルソのタイムリーで同点に追い付き、さらに9回裏、マーリンズ4番手のジャスティン・ニコリーノを攻め立てて無死満塁の大チャンスを迎えた。ケテル・マーテイがショートゴロ、ポール・ゴールドシュミットが三塁ゴロに倒れて二死満塁となったものの、J.D.マルティネスがマーリンズ5番手のハビー・ゲラからレフトへのタイムリーを放ってサヨナラ勝ち。7月に途中補強したスラッガーの一打で6年ぶりのポストシーズン進出を決めた。

     「ゴールドシュミットかマルティネスが決めてくれると思っていたよ。これまでもそうだったからね」と2人のスラッガーへの信頼を口にしたコービンは「マルティネスの存在は僕たちにとって大きい。サヨナラで勝てるなんて最高だね!」と興奮した様子。キャリア初のサヨナラ打となったマルティネスは「越えてくれ!って思いながら走っていたよ。試合は終わった。パーティーだ!」と自身の一打を振り返っていた。

     トーリ・ロブロ監督にとっては就任1年目でのポストシーズン進出。「選手たちは野球をとても楽しんでいる。私はそれを誇りに思うよ」と選手たちを称えていたが、まだワールドシリーズ制覇に向けてのスタートラインに立っただけ。ザック・グレインキー、ロビー・レイという左右の二枚看板を抱えるダイヤモンドバックスはポストシーズンにおいて台風の目となるかもしれない。


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  • 【戦評】キンターナ10K完封勝利 カブス地区優勝へマジック2

    2017.9.25 11:29 Monday

     カブスとブリュワーズによるナ・リーグ中部地区首位攻防4連戦の最終戦。カブス先発のホゼ・キンターナが被安打3、奪三振10、与四球1という安定感抜群のピッチングで2年ぶり2度目の完封勝利をマークし、チームをカード勝ち越し(3勝1敗)に導いた。この日はカージナルスも敗れたため、カブスの地区優勝マジックは2に。昨季のワールドシリーズ王者が苦しみながらも地区優勝を果たす日が迫ってきた。

     「4連戦のうち3つ勝てたのはとても大きいし、自信になるね」と4連戦を振り返ったジョー・マドン監督。日本時間9月9日からのブリュワーズ3連戦では被スイープを喫したものの、そこからの12試合で10勝2敗の快進撃を見せ、2位以下との差を一気に広げることに成功した。特に今回のブリュワーズ4連戦は最初の3試合がいずれも延長戦に突入する熱戦となったため、非常に価値のあるカード勝ち越しになったと言えそうだ。

     この日のキンターナは速球のキレ、制球ともに申し分なく、ブリュワーズ打線を単打3本に抑える見事なピッチング。自身初のシーズン200奪三振まであと8に迫っていたが、10奪三振をマークし、大台を突破した。打線は4回表にクリス・ブライアントのタイムリー二塁打で先制し、7回表にベン・ゾブリストの11号ツーランで2点を追加。さらに8回表にはアンソニー・リゾーに2点タイムリー二塁打が飛び出し、キンターナに5点の援護をプレゼントした。

     カブスはレギュラーシーズン残り7試合。まずは日本時間9月26日から敵地でのカージナルス4連戦を迎える。明日は地区2位のブリュワーズの試合がないため、カブスの地区優勝決定は最短でも日本時間9月27日となるが、2年連続の地区優勝はほぼ確実な状況だ。開幕前の予想とは裏腹に予想外の苦戦を強いられたものの、無事に地区優勝を果たすことができそうなカブス。しかし、昨季のワールドシリーズ王者である彼らにとって地区優勝は通過点に過ぎないはずだ。ワールドシリーズ連覇に向けて、カブスの新たな戦いが始まろうとしている。


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  • 【戦評】カージナルス ポストシーズンが遠のく痛恨の連敗

    2017.9.25 10:47 Monday

     日本時間9月23日の時点でブリュワーズを抜いて地区2位に浮上し、ポストシーズン進出に向けて勢いづいていたカージナルスだが、ランス・リンの大乱調で同24日のパイレーツ戦を落とすと、今日行われた同カードにも敗れ、痛恨の連敗。地区首位のカブスとの差は6ゲーム、ワイルドカード2位のロッキーズとの差は2.5ゲームに広がり、レギュラーシーズン1週間を残して2年連続のポストシーズン逸が濃厚となった。

     カージナルスは3回表にマット・カーペンターの22号ソロで先制したものの、直後の3回裏にホゼ・オスーナの犠飛で追い付かれ、5回裏には3番手の呉昇桓(オ・スンファン)がスターリング・マーテイに7号勝ち越しツーランを被弾。6回裏には4番手のブレット・シーセルもジョーダン・ループロウに3号ソロを浴び、打線はパイレーツ救援陣に6回以降ノーヒットに封じられた。

     トミー・ファムは「数字の上で可能性がなくなるまで僕たちは戦い続けるだけだよ。とても厳しい状況なのは理解している。多少の運も必要だろうね」と語り、ポストシーズンをまだ諦めていないとしつつも、落胆した様子を隠せなかった。得点圏で6打数ノーヒットに終わり、カーペンターのソロによる1点のみに終わった打線に関してマイク・マシーニー監督は「今日もまた、チャンスであと一本が出なかったね。我々にはビッグ・ヒットが必要なんだ。でも、今日もそれを打つことができなかった」とここ一番での勝負弱さを敗因に挙げた。

     カージナルスは今季、同地区相手に32勝37敗と負け越しており、それがカブス(同41勝28敗)、ブリュワーズ(同36勝34敗)に後れを取る原因となっている。今季の残り試合は全て本拠地ブッシュ・スタジアムでの同地区対決(カブス4試合、ブリュワーズ3試合)。ポストシーズン進出のためには残り試合にできるだけ多く勝利したうえに、カブスやロッキーズが他球団に負けることが必要になる。ファムの言うように可能性が潰えたわけではないが、カージナルスのポストシーズン進出は極めて難しくなったと言わざるを得ないだろう。


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  • 【戦評】ツインズ大勝で4連勝 ワイルドカード獲得に前進

    2017.9.25 10:20 Monday

     試合中盤に打線が爆発したツインズが12安打10得点でタイガースに大勝し、敵地での4連戦をスイープ。エンゼルスは現在試合中だが、エンゼルスとの差を暫定で5ゲームに広げ、ワイルドカード獲得に大きく前進した。

     ツインズは1回表にホルヘ・ポランコの12号ソロで先制すると、2回表にブライアン・ドージャーのタイムリーで2点目。4回表に1点、5回表に2点を加えてリードを広げ、5回裏にアレックス・プレスリーのタイムリーなどで2点を返されたものの、6回表にジョー・マウアーの2点タイムリーとエドゥアルド・エスコバーの20号スリーランで一挙5点を奪い、試合を決めた。先発のホゼ・ベリオスは5回2失点で13勝目(8敗)。6回以降は4投手の継投でタイガースの反撃をイアン・キンズラーの22号ツーランによる2点のみに抑えた。

     ポール・モリター監督は「選手たちが本当によくやってくれた。全員がいい試合をしたい、そして勝ちたいと思っていたんじゃないかな。この時期に4つ勝てたのは大きいよ」と選手たちの頑張りを称賛。2安打1打点の活躍を見せたドージャーも「ここでの4試合に全て勝つという目標を達成してクリーブランドに行くことができる」と4連戦スイープという結果に満足げな様子を見せていた。

     ツインズはこの試合での勝利が今季82勝目。昨季は両リーグワーストの103敗を喫しており、100敗以上を喫したシーズンの翌年に勝ち越したのは2009年のマリナーズ以来8年ぶり、史上13チーム目となった。しかし、ツインズの目標はシーズン勝ち越しではなく、あくまでもワイルドカード獲得だ。エンゼルス、ロイヤルズ、レンジャーズ、マリナーズといったライバルチームが軒並み調子を落としており、これらの球団との差は徐々に広がっているものの、まだポストシーズン進出は決定していない。レギュラーシーズンは残り6試合。ワイルドカード獲得に向けて最後まで戦い抜くだけだ。


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  • ファレル親子が同試合で共演

    2017.9.24 12:22 Sunday

     シーズンも終盤戦となったメジャーリーグにおいて日本時間9月24日のレッドソックス対レッズ戦で記念すべき出来事があった。それはレッドソックスのジョン・ファレル監督とレッズの投手である息子のルーク・ファレルが同試合で共演を果たしたことだ。

     父・ジョン監督は現役時代はメジャー8年で36勝を挙げた投手として知られ、監督としては2013年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いた名将であり、既に今季も2年連続の地区優勝が目前に迫っている。一方の息子・ルークは2013年にロイヤルズから6巡目指名(全体174番目)を受けた投手。今年はロイヤルズ3Aで先発陣の一角を担い、日本時間7月2日のツインズ戦でメジャーデビューを果たした。結果は2回2/3を投げて7安打5失点だった。その後はトレードでドジャース、ウェーバーを経てレッズに移籍した。

     そして迎えた本日のレッドソックス対レッズの試合。0対5とリードされた状態で9回表のマウンドに立ったのがルークだった。これがキャリア初となるレッドソックス戦での登板で初めて父・ファレルと対峙することになった。父が相手チームの監督として投球を見守る中、ルークが迎えた先頭打者のサム・トラビスをカウント1-2から5球目のツーシームで空振り三振に打ち取った。これで波に乗れるかと思われたが、続く2人の打者に連続四球を与えてしまう。1死一・二塁と瞬く間にピンチを迎えたルーク。次にアンドリュー・ベニンテンディを迎えたが、スライダーで一直、最後の打者のミッチ・モアランドも中飛に抑えて最終回を無失点で切り抜けた。

     レッズはそのまま0対5と敗れたものの、ルークは対戦相手の監督であった父に対して成長した姿を見せることができた。ちなみにメジャーの歴史において息子が対戦相手の監督として父親と対峙した初めての事例となった。


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  • ヤンキースが2年ぶりのポストシーズンへ

    2017.9.24 11:31 Sunday

     昨日、ドジャースが地区優勝したことによって優勝未決定なのはナ・リーグ中地区とア・リーグ東地区の2地区のみとなった。そのア・リーグ東地区で首位のレッドソックスを追う2位のヤンキースが日本時間9月24日のブルージェイズ戦に勝利して2年ぶりのポストシーズンを決めた。

     この試合前まででレッドソックスとの差は4ゲーム、残り9試合で逆転しなければならない。既に直接対決が終わっているため自力で勝っていくしかない。前日は田中将大が満塁弾を浴びるなど8失点で敗れてしまった。連敗は必ず避けたい大事な試合の先発マウンドにはソニー・グレイが立った。グレイはアスレチックスから移籍したが好投しても味方の援護に恵まれないこともあってヤンキースでは3勝6敗と負け越していた。ちなみに今回、対戦したブルージェイズとの通算対戦成績は7試合に登板して3勝3敗 防御率2.60となっている。

     注目の立ち上がり。初回に安打と四球で1死一・二塁のピンチを迎えるが後続を打ち取って無失点に抑えた。しかし、3回裏の投球では7月末に青木宣親(現メッツ)と共にチームに加入したテオスカー・ヘルナンデスに中堅方向へのソロ本塁打を浴びてブルージェイズに先制点を与えてしまう。それでもグレイは崩れることなく打たせてとる投球で走者こそ背負うもその後は無失点投球を披露し、6回4安打1失点で降板した。

     好投しているグレイを援護したい打線は5回表、1死一・二塁の場面からこの日「8番 一塁」としてスタメン出場していたグレッグ・バードが相手先発のジョー・ビアギニが投じた初球のカッターを捉えてその打球が右中間スタンドに飛び込む逆転3ランを放ち3対1と試合をひっくり返した。その後も後半に2点をとったヤンキースはそのままリードを守り切り、5対1で勝利。先発したグレイは2桁10勝目に到達した。

     今回の勝利で2年ぶりのポストシーズン進出を決めたヤンキース。前回は一発勝負のワイルドカードゲームで敗退し、ワールドシリーズ制覇の夢は早くも散ってしまった。ちなみにレッドソックスもレッズを相手に5対0と勝利したため、ゲーム差はこの日も変わることなく、優勝マジックも5となったためにヤンキースにとってはさらに不利な状況となってしまった。それでも今回はポストシーズン進出の壁を突破することができた。次はギリギリまで地区優勝を諦めない。


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  • ジャッジが飛距離140m超えの46号本塁打を記録

    2017.9.23 11:36 Saturday

     9月に入り不振を脱出した印象があるヤンキースのアーロン・ジャッジ。日本時間9月23日の試合前までで9月の成績は打率.262 8本塁打 19打点と数字を伸ばしている。そして迎えた本日のブルージェイズ戦でも自慢の打棒を見せつけた。

     今年はチームだけではなく、球界の顔となったジャッジだったが、オールスター明けから調子を崩し、三振の連続試合記録を樹立してしまうほど極度の不振に陥っていた。7月は打率.185で8月は.230となかなか復調の兆しが見えて来ない状態が続いていた。しかし、9月になってからは1試合2本塁打が2回と前半戦のような打撃を取り戻しつつあり、本日の試合前まで今月、彼が本塁打を打てばチームは無敗状態だった。

     そして迎えたブルージェイズ戦。この日は「2番 右翼」として出場したジャッジは初回、1死走者なしで迎えた場面で打席に立った。対戦相手はこの日のブルージェイズの先発マルコ・エストラーダがでこの試合に勝てば2桁10勝に到達することになっていた。カウント2-1で迎えた4球目の内角へのフォーシームを捉えてその打球を左翼スタンドへと運び、チームに先制点をもたらした。

     これで今季46号となり、1937年にジョー・ディマジオが放ったヤンキースの新人最多本塁打記録に並ぶことになった。また、今回の飛距離は469フィート(約142.9m)をと計測され今季、ロジャース・センターで放たれた最長弾の数字に認定された。

     次々と記録を塗り替えていくジャッジ。次は1987年にマーク・マグワイアが記録したメジャー新人最多本塁打記録の更新だ。マグワイアの記録まであと「3」と迫り、新人初のシーズン50号到達も現実味を帯びてきた。


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  • タイガース 来季から監督交代へ

    2017.9.23 11:04 Saturday

     レギュラーシーズンが終わりに近づいているメジャーリーグにおいて低迷するチームにとっては指揮官の去就について考慮しなければならない時期がやってきた。ア・リーグ中地区4位と低迷するタイガースはブラッド・オースマス監督と来季の契約を結ばないと発表した。

     オースマス監督は現役時代、捕手としてパドレスやアストロズなど4球団に所属し、メジャー18年で打率.251 80本塁打 607打点の成績を残した。彼は3度のゴールドグラブ賞を受賞する守備力の持ち主でリーグを代表する捕手の1人だった。引退後は2012年に第3回WBC予選に出場したイスラエル代表を率いるなど指導者としての経験を積んだ。現在のタイガースの指揮官となったのは2013年11月からで勇退したジム・リーランド前監督の後釜として期待されてきた。

     タイガースは2011年から地区4連覇を果たしており、黄金時代を迎えた。オースマス監督に代わってからもすぐ優勝を果たし、ディビジョンシリーズで敗れたものの、監督初年度としては好成績を残した。しかし、その翌年は一転して地区最下位に沈んでしまう。それでも昨年は2位と上位に返り咲くなど今季は優勝が期待されたが、前半戦から下位に低迷し、エースのジャスティン・バーランダーをはじめ、主力のJ.D.マルティネス、ジャスティン・アップトンを放出するなどチームは再建モードに突入した。

     オースマス監督は契約しない旨を通達され「その理由は分かっている。チームが勝てなかったからだ」と低迷した責任を感じている。また、タイガースのアル・アビラGMも「チームに新しい風を入れる為に選手の入れ替えをしなければならない。そのために新しい考えを持った指揮官を迎える必要がある」と改革の意思を示している。

     アビラGMは「チームにとっては今回の件については驚くべきことではない」とシーズンの成績次第で監督を代えることを考えていたようだ。それでもオースマス監督との間には壁などはなく良い関係を築いている。「私たちはオースマスを監督を任せたことに後悔はしていない」と話しているほどだ。

     来季からまた新たなスタートを切るタイガース。果たして新指揮官は誰になるのか、再び黄金時代を迎えるために人選が重要になってくる。


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  • オリオールズのマチャド引き止め予定はなし

    2017.9.22 11:24 Friday

     ポストシーズン開幕が刻々と迫っているメジャーリーグの裏では少しずつオフの選手契約に向けての話し合いが行われている。先日、ブルージェイズがマルコ・エストラーダと1年の契約延長を決めたばかり。一方で同地区のライバルであるオリオールズでは来季オフ限りでFAとなるマニー・マチャドを引き止めしない方向だという報道が出た。

     今季、1年契約でシーズンに臨んでいるマチャドは日本時間9月20日時点で147試合に出場して打率.264 32本塁打 92打点と主力の1人として活躍している。8月には自身2度目の月間MVPに選出されるなどその打棒を発揮していたが、9月は一転して打率.229 2本塁打 4打点と不振に喘いでいる。

     第一報を報じた「MLB Network」のジョン・ヘイマン記者によると「オリオールズはオールスターに3回選出されたマチャドを引き止めるつもりはない」という。彼を手放す代わりにチームは投手陣の再建を目指し、他球団から先発ローテーションを守れる安定した投手を獲得を狙う。実際にチームの先発防御率はメジャーワーストの5.64と落ち込んでいる。また、ジェレミー・ヘリクソンやウバルド・ヒメネス、クリス・ティルマンらもFAになる予定で先発陣の立て直しが急務となっている。

     このまま来季オフにFAとなればマチャドの他球団移籍が濃厚になった。彼は打撃だけではなく、ゴールドグラブ賞を2回受賞している守備力も魅力のため争奪戦が予想される。果たしてどこのチームのユニフォームを着ることになるだろうか。


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  • ドジャースの地区優勝までマジック1

    2017.9.22 10:46 Friday

     9月後半になった今、各地区では次々と優勝チームが決まっている。昨日はレッドソックスがポストシーズン進出を決めた。一方のナ・リーグ西地区首位のドジャースは優勝へのマジックを2として日本時間9月22日のフィリーズ戦に臨み、この日の先発マウンドには前田健太が立った。

     今季25度目の先発となった前田は13勝目を目指す大切な試合であり、チームのマジックナンバーを減らす重要な役割を担っていた。現地ではポストシーズンでリリーフにまわる話がでていることもあり、これが実質、今年のレギュラーシーズン最後の先発となる可能性がある。今回、対戦したフィリーズとは通算3試合に登板して3勝負けなしととても相性がよい。今年は日本時間4月29日、本拠地のドジャー・スタジアムで対戦しており7回2失点と好投している。

     注目の立ち上がり。初回は先頭打者のセザー・ヘルナンデスにいきなり四球で歩かせると、次打者のフレディ・ガルビスに右翼への安打を許し無死一・二塁のピンチを迎える。しかし、その後は2者連続三振に抑えて2死とするが5番のアーロン・アルテールを四球で出塁させて2死満塁とさらにピンチを広がった。それでも前田は落ち着いており、続くオドゥベル・ヘレーラを見逃し三振に抑えて結果的に球数を要したものの、この回のアウトをすべて三振でとった。

     続く2回は3者凡退に抑えこのまま序盤を乗り切るかに思われたが、3回の投球で試練が待っていた。2対0とドジャースのリードで迎えた3回裏のフィリーズの攻撃、先頭打者のヘルナンデスに二塁打を許すも続くガルビスの進塁打により1死三塁とする。だが、3番のニック・ウィリアムズに初球のチェンジアップを捉えられてこれが本塁打となり2対2の同点とされた。それでもその後は崩れることもなく残りの2人の打者を打ち取って最少失点で3回の投球を終えた。この時点で既に前田の球数は61に達しており、デーブ・ロバーツ監督はここで前田を代えるという決断を下した。

     前田が序盤で降板し、3番手として登板したジョシュ・フィールズが5回裏に2点を失うもドジャース打線が6、7回の攻撃で合計3点をとり5対4と逆転に成功した。最終回は守護神のケンリー・ジャンセンがフィリーズ打線を3人で抑えて試合終了。チームは勝利を収めてマジックを1としたがこの日は2位、ダイヤモンドバックスの試合がないために本日の地区優勝は決まらなかった。

     この日、先発の前田は3回3安打2失点の投球も勝ち負けはつかず。今回はポストシーズンでのロングリリーフを見据えてのものだったのかもしれない。先発ではないが、チームのワールドシリーズ制覇に向けて必要な戦力であることには変わりはない。ドジャースは明日からジャイアンツ戦に臨み、リッチ・ヒルが先発予定。次こそ地区優勝を決めたいところだ。


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  • ブルージェイズがエストラーダと契約延長

    2017.9.21 06:37 Thursday

     今季限りで2年契約が終了し、シーズン終了後にフリーエージェントになる予定だったマルコ・エストラーダ(ブルージェイズ)が1年1300万ドルで契約延長に合意した。ブルージェイズは日本時間9月21日に正式に契約合意を発表している。

     エストラーダは2008年にナショナルズでメジャーデビューを果たし、ナショナルズで2年、ブリュワーズで5年プレイした後、総額2600万ドルの2年契約でブルージェイズに加入。加入1年目の2015年に13勝8敗、防御率3.13という自己ベストの成績を残し、昨季は9勝9敗、防御率3.48をマークした。

     今季は5月末の時点で4勝2敗、防御率3.15と上々のスタートを切ったものの、6月に0勝4敗、防御率9.11の大不振に陥り、日本時間7月22日の時点で防御率は5.52まで悪化。9月に入ってようやく本来のピッチングを取り戻し、今季ここまでの成績は9勝8敗、防御率4.84となっている。

     昨季は腰の故障により2度の故障者リスト入りを経験したが、今季は戦列を離れることなく31試合に先発。マーカス・ストローマンとともに開幕から先発ローテーションを守っている。ある程度のイニング数を計算できるイニング・イーターである点、そして9月に入って本来のピッチングを取り戻し、来季に向けての光明が見えてきた点などが評価されて契約延長に至ったと見て差し支えないだろう。

     これで来季のブルージェイズはストローマン、アーロン・サンチェス、J.A.ハップ、エストラーダで先発4番手までが確定。残り1枠をジョー・ビアジーニやライアン・ボルッキらが争うことになりそうだ。ホゼ・バティースタの今季限りでの退団が確実となっており、一つの時代が終わったことを感じさせつつあるブルージェイズ。その中で先発ローテーションの顔ぶれにある程度の目処がついたことは朗報と言えそうだ。


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  • シーズン本塁打の新記録誕生!17年ぶりの記録更新

    2017.9.21 05:40 Thursday

     日本時間9月20日、シーズン5693本塁打(2000年)のメジャーリーグ記録がついに更新された。ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)らが本塁打続出のシーズンを牽引してきたが、記念すべき5694本目の本塁打を放ったのは極度の打撃不振に苦しむあの男だった。

     タイガース対アスレチックス戦の5回裏、アレックス・プレスリー(タイガース)がダニエル・ゴセット(アスレチックス)から2号ソロを放ち、5693本塁打のメジャーリーグ記録に並んだ。そしてロイヤルズ対ブルージェイズ戦の8回表、アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)がライアン・テペラ(ブルージェイズ)から8号ソロを放ち、これが記念すべき記録更新の一発となった。レギュラーシーズン12日を残しての記録更新である。

     ゴードンは今季137試合に出場して打率.209、8本塁打、44打点、OPS.600の大不振。OPS.692に終わった昨季の数字すら下回り、長打率.314とOPS.600は規定打席に到達している150人の中でワーストの数字である。そのゴードンが記録更新の一発を放ったのだから面白い。

     今季はシーズン本塁打以外にも本塁打に関する記録が続々と生まれている。1試合複数本塁打を記録した選手は延べ374人。これは1999年の362人を上回る新記録である。日本時間5月31日から6月27日にかけての28日間は、1試合複数本塁打を記録した選手が毎日現れた。さらに、日本時間9月20日にヤスマニ・グランダル(ドジャース)とイアン・キンズラー(タイガース)が20号本塁打を放ち、これで今季20本塁打に到達した選手は110人となった。歴代最多記録は昨季の111人。こちらも記録更新は間違いないだろう。

     ジャッジ、コディ・ベリンジャー(ドジャース)のほか、リース・ホスキンス(フィリーズ)、マット・オルソン(アスレチックス)といった新時代のスラッガーたちが続々と台頭してきた2017年シーズン。記録にも記憶にも残る一年となったことは間違いないだろう。


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  • 三振率50%超 キンブレルのずば抜けた三振奪取能力

    2017.9.20 07:21 Wednesday

     レッドソックスのクローザー、クレイグ・キンブレルが歴史的なシーズンを過ごしている。62試合に登板して5勝0敗33セーブ、防御率1.41というのはキンブレルにとっては特別優れた数字ではないかもしれないが、64イニングで120奪三振。なんと対戦した打者の過半数から三振を奪っているのだ。

     キンブレルは今季ここまで236人の打者と対戦し、120人から三振を奪っている。三振率は実に50.8%。もしキンブレルが50%以上の三振率をキープしたままレギュラーシーズンを終えれば、60イニング以上の投手としては史上2度目の快挙となる。ちなみに、史上初の三振率50%超えを2012年に成し遂げたのもキンブレルである。この年、キンブレルは231人の打者と対戦して116三振を奪い、三振率50.2%をマークした。

     60イニング以上ではキンブレルしか達成していない「三振率50%超え」だが、イニング数の制限を50イニングまで下げると2014年のアロルディス・チャップマン(当時レッズ)が三振率52.5%(打者202人から106奪三振)を記録している。しかし、イニング数の制限をさらに下げて30イニングとしても、三振率50%超えは現れない。2015年にカーター・キャップス(当時マーリンズ)が三振率49.2%(打者118人から58奪三振)を記録したのが惜しかった唯一のケースである。

     キンブレルの登場前、三振率のメジャー記録を持っていたのはエリック・ガニエだった。ガニエは55度のセーブ機会をすべて成功させ、2勝3敗55セーブ、防御率1.20という驚異的な成績を残してサイ・ヤング賞を受賞したドジャース時代の2003年に三振率44.8%(打者306人から137奪三振)を記録。ガニエはこの年82.1イニングを投げていたが、80イニング以上ではもちろんガニエの数字が歴代トップ。年々打者の三振率が上昇しているメジャーリーグだが、50イニング以上までハードルを下げてもガニエを上回るのはキンブレルとチャップマンだけである。

     今季のキンブレルは対戦した236人の打者のうち184人を2ストライクに追い込んでいる。割合にすると78.0%という高率になるが、これはカウントの記録が残されるようになった1988年以降で最高の数字である。また、キンブレルは対戦した打者の35.2%をカウント0-2に追い込んでいる。2012年の43.3%には劣るものの、昨季の26.4%から大きく上昇。投手有利のカウントを作り、高めのフォーシームないし低めのカーブで仕留めるというパターンで三振の山を築いている。

     球界屈指の三振奪取能力を誇るキンブレル。最終的にどのような数字を残して今季を終えるのか楽しみだ。


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  • 第24週のMVPはクルーバーとJ.D.マルティネス

    2017.9.19 07:24 Tuesday

     第24週(9月11日~9月17日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはコリー・クルーバー(インディアンス)、ナ・リーグはJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)が選出された。

     クルーバーは2試合に先発して16イニングを投げ、1完封を含む2勝0敗、防御率0.00、奪三振17、与四球0という完璧なパフォーマンスで第12週以来今季2度目、通算4度目となる週間MVPに輝いた。四球を1つも与えなかっただけでなく、許したヒットもわずか8本だけ。文字通り支配的なピッチングを展開し、チームの22連勝に大きく貢献した。日本時間9月13日のタイガース戦では被安打5、奪三振8の無四球完封勝利をマーク。この快投によりインディアンスはア・リーグタイ記録となる20連勝を成し遂げた。また、日本時間9月18日のロイヤルズ戦でも7イニングを投げて被安打3、奪三振9、与四球0の好投。これで8月以降の10先発で9勝1敗となり、特に9月は4戦4勝、防御率0.87という驚異的なピッチングを続けている。腰痛により5月上旬からおよそ1ヶ月を欠場しながらも、今季ここまで17勝4敗、防御率2.35、252奪三振という素晴らしい成績をマーク。今やサイ・ヤング賞の筆頭候補に挙げられている。

     マルティネスは打率.435(23打数10安打)、3本塁打、6打点、OPS1.437の好成績をマークし、なんと2週連続今季4度目、通算6度目の週間MVP受賞となった。1シーズンに4度の週間MVPを受賞したのは史上初の快挙。また、同一シーズンに両リーグで週間MVPを受賞したのは2004年のカルロス・ベルトラン(ロイヤルズ&アストロズ)に次いで史上2人目の快挙である。期間中の長打率.957はリーグトップ、10安打は同トップタイ、3本塁打は同2位タイ、打率.435は同4位の好成績だった。日本時間9月9日から15日にかけて7試合連続打点を記録したが、これは球団史上3位の記録。また、日本時間9月2日から15日にかけての12試合で18得点、10本塁打、20打点を記録したが、これは史上5人目の快挙だった。ダイヤモンドバックス加入後の51試合で24本塁打を量産しているスラッガーの勢いはまだまだ止まりそうにない。


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  • シーズン本塁打記録更新目前!あと31本塁打で新記録

    2017.9.19 05:15 Tuesday

     レギュラーシーズンも残すところ2週間。「フライボール・レボリューション」に象徴されるようにメジャーリーグ全体の本塁打量産が話題となった今季だが、レギュラーシーズン第24週を終えた時点で5663本もの本塁打が飛び出した。歴代最多記録は2000年の5693本塁打。あと31本塁打で新記録樹立となるのである。

     4月に歴代2位となる863本塁打が飛び出した今季は、5月に1060本塁打(歴代2位)、6月に1101本塁打(歴代最多)、7月に936本塁打(歴代2位タイ)、8月に1119本塁打(歴代最多)と驚異的なペースで本塁打が量産され、9月はここまで584本塁打。6月に全ての月を通じての最多本塁打記録を更新し、それをさらに8月に更新するという記録ラッシュで、いわゆる「ステロイド時代」に樹立されたシーズン5693本塁打の歴代最多記録の更新が目前に迫っている。

     8月に18本塁打を放ち、マーリンズのシーズン最多本塁打記録を塗り替えたジャンカルロ・スタントンはここまで両リーグ最多の54本塁打。前半戦だけで30本塁打を放ち、ルーキーとしては史上2人目のシーズン40本塁打をクリアしたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)はここまでア・リーグ最多の43本塁打。そして、1試合4本塁打を記録するなど、史上5人目となる「1シーズンで複数球団に所属してシーズン40本塁打」の快挙を成し遂げたJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)はここまで40本塁打。40本塁打以上を放っているのはこの3人だけだが、30本塁打以上がすでに31人、20本塁打以上がすでに107人も誕生し、20本塁打以上の選手数は歴代最多記録(昨年の111人)を超えそうな勢いである。

     今季は1試合1チームあたり1.26本の本塁打が飛び出しており、このままのペースでいけば日本時間9月20日にも新記録が誕生する。それどころか、このペースを維持すれば最終的には6100本塁打を超える計算であり、空前絶後の大記録が生まれることになりそうだ。

  • 第24週の最優秀ブルペンはフィリーズ

    2017.9.19 03:38 Tuesday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第24週の最優秀ブルペンにはフィリーズが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     第24週のフィリーズは28.2回(=86アウト)で34奪三振、1セーブを記録した一方、被安打11、自責点4、与四球7、セーブ失敗1で合計135ポイントを獲得。防御率1.26という安定したパフォーマンスで期間中の6試合を4勝2敗と勝ち越したチームの戦いを支え、第24週にして「週間最優秀ブルペン」初受賞となった。新人左腕のホビー・ミルナーと新人右腕のリカルド・ピントがチーム最多の4試合に登板し、それぞれ無失点の好投。日本時間9月13日にメジャーデビューを果たしたばかりのビクトル・アラーノ、今季から本格的にリリーバーへ転向したアダム・モーガン、日本時間9月3日にカージナルスからウエーバーで獲得したケビン・シーグリストもそれぞれ3試合に登板して無失点だった。期間中唯一のセーブを挙げたクローザーのヘクター・ネリスは2試合に登板して2本塁打を浴び、防御率6.00と今一つ。なお、獲得ポイント数の2位はブリュワーズ(130ポイント)、3位はレッドソックス(107.5ポイント)だった。

     

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ①(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス①(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス①(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
    第15週 オールスター週のため発表なし
    第16週 ヤンキース①(112ポイント)
    第17週 カブス(118.5ポイント)
    第18週 ヤンキース②(99ポイント)
    第19週 ツインズ(114ポイント)
    第20週 ナショナルズ(91ポイント)
    第21週 ドジャース③(132ポイント)
    第22週 エンゼルス③(109.5ポイント)
    第23週 インディアンス②(116.5ポイント)
    第24週 フィリーズ(135ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】ボイド ノーヒッターまであと1人も快挙逃す

    2017.9.18 08:32 Monday

     長年タイガースのエースとして活躍したジャスティン・バーランダーがアストロズを地区優勝に導いた日本時間9月18日、26歳の左腕マシュー・ボイド(タイガース)がノーヒッターまであと1人に迫る快投を披露。9回二死からティム・アンダーソンに二塁打を浴びて快挙達成はならなかったものの、ノーヒッターまであと1人に迫ったのはタイガースではバーランダー以来6年ぶりのことだった。

     この試合では序盤からタイガース打線が機能し、初回から6イニング連続得点で大量9点をリード。7回裏こそ無得点に終わったものの、8回裏にはジャイマー・キャンデラリオに3号スリーランが飛び出し、試合の行方を決定づけた。そして、猛打爆発の陰に隠れてボイドがノーヒットピッチングを展開。気付けば観客の関心は試合の行方よりも、ノーヒッターの行方に向けられていた。

     9回表のホワイトソックスの攻撃。先頭のアダム・エンゲルがカウント2-1からの4球目を打ち上げて三塁へのファウルフライに倒れると、代打で登場したケバン・スミスはカウント0-2からの3球目を打って二塁ゴロに倒れ、ノーヒッター達成まであと1人となった。ここで打席には1番アンダーソン。「ノーヒッターを達成させないように、何とかしようと思っていたんだ」と自身の打席を振り返ったアンダーソンはカウント2-0からの3球目、外角低めへのチェンジアップを右中間へ弾き返し、これが二塁打となってノーヒッター阻止に成功したのだった。114球目を打たれて快挙達成を逃したボイドだったが、気落ちすることなくヨアン・モンカダを打ち取って記念すべきメジャー初完投&初完封を達成。121球の熱投だった。

     試合後、ブラッド・オースマス監督はシーズンの大半を三塁手として過ごし、ここ最近になってライトを守る機会が多くなったニコラス・カステヤーノスに守備固めを起用する考えはなかったのかと問われ、「あの打球は誰も捕れないよ」と答えた。惜しくも快挙を逃したボイドだが、9月は4先発で防御率2.16と好投を続けており、8月末の時点で6.13だった防御率は5.33まで向上。今日の好投は来季の先発ローテーション定着に向けて大きなアピールとなったに違いない。


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