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  • 移籍志願のタイガース・カステヤーノス トレード交渉は行われず

    2019.1.28 13:00 Monday

     ニコラス・カステヤーノス(タイガース)の代理人を務めるデービッド・ミーターは、地元メディアのデトロイト・フリー・プレスに対してカステヤーノスがトレードによる移籍を希望していることを伝えていた。しかし、タイガースのアル・アビラGMは、カステヤーノスに関するトレード交渉は現在行われておらず、26歳の外野手がタイガースの一員として数週間後に迫ったスプリング・トレーニングの開始を迎え、レギュラーシーズン開幕戦のラインナップにも名を連ねる可能性が高いことを明らかにした。

     カステヤーノスが移籍を志願したことについて、アビラは「彼は自分の意思をハッキリさせておきたかったんだろう。それは悪いことではないよ」とコメント。さらに「だからといって、それがチームや彼のパフォーマンスに影響を与えるわけではない。彼はタイガースの一員としてスプリング・トレーニングを迎えるためにしっかり準備を進めてくれるはずさ」と語り、カステヤーノスのトレード交渉を積極的に行う意思がないことを明言した。

     MLB公式サイトでタイガースの番記者を務めるジェイソン・ベックによると、昨季タイガースの主砲として打率.298、23本塁打、89打点、OPS.854をマークしたカステヤーノスに対し、今オフに入ってから複数のチームがトレードの問い合わせをしてきたという。しかし、トレード交渉は初歩的な段階から進展せず、本格的な交渉には発展しなかったようだ。

     関係者がベックに伝えたところによると、タイガースはカステヤーノスの価格をかなり高く設定しており、トレードに際して大きな対価を求めているという。しかし、カステヤーノスは今季終了後にフリーエージェントとなり、なおかつ三塁と右翼の守備には大きな疑問符が付く選手であり、タイガースの要求に見合うオファーを提示するチームが現れないのは当然と言える。カステヤーノスがフィットすると見られていたドジャースはA.J.ポロック、ブレーブスはニック・マーケイキスと契約して外野手補強を終えており、カステヤーノスはこのままタイガースの一員として2019年シーズンの開幕を迎えることになりそうだ。

  • パドレスなど6球団がマーリンズ・リアルミュートの獲得を狙う

    2019.1.28 12:30 Monday

     MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロによると、依然として多くの球団がJ.T.リアルミュートの獲得を狙っており、トレード交渉は「加熱」しつつあるという。フリサロは自身のTwitterでパドレス、ドジャース、ブレーブス、アストロズ、レッズ、レイズの6球団が27歳のオールスター捕手の争奪戦に加わっていることを伝えており、争奪戦を制する最有力候補を選ぶのは難しい状況であることを明らかにしている。リアルミュートをめぐって、各球団が熾烈な争いを続けているようだ。

     フリサロが挙げた6球団には、いずれもリアルミュートを欲する明確な理由がある。ドジャース、ブレーブス、アストロズ、レイズの4球団はコンテンダー(優勝争いに加わるチーム)だが、どのチームも捕手のクオリティに不安を抱えている。ドジャースはオースティン・バーンズとラッセル・マーティンの併用、ブレーブスはタイラー・フラワーズとブライアン・マッキャンの併用、アストロズはロビンソン・チリーノス、レイズはマイク・ズニーノが正捕手として起用される見込みだが、どの球団にとってもリアルミュートの獲得は大きな戦力アップにつながる。また、再建途中のパドレスとレッズにとって、リアルミュートは再建の軸となり得る存在だ。

     捕手の層に不安を抱えるマーリンズは、リアルミュートの対価としてメジャーでプレイする準備が整った若手有望捕手を要求していると見られており、パドレスがフランシスコ・メヒア、ドジャースがケイベルト・ルイーズという有望株を放出する準備を進めているとの報道もある。また、リアルミュートの保有可能期間が残り2年であることを踏まえ、トレード交渉とともにリアルミュートとの契約延長を目指す球団も現れるはずだ。オフシーズン当初から噂されているリアルミュートのトレードは、実現すれば複数の有望株を含むような大型トレードとなる可能性が高いだけに、今後の動向に大きな注目が集まっている。

  • レンジャーズがベルトレイの「29」を永久欠番に

    2019.1.27 12:30 Sunday

     レンジャーズは今年6月に本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンのラストイヤーを祝うセレモニーを行う際に、昨季限りで引退したエイドリアン・ベルトレイが背負った「29」を永久欠番とすることを発表した。ベルトレイはレンジャーズで8年間プレイし、一貫して背番号「29」のユニフォームを着用。今回の発表はレンジャーズOBのマイケル・ヤングによって行われ、エルビス・アンドルースとともにロンドンで休暇を過ごしているベルトレイは、オーナーのレイ・デービスから電話で報告を受けたようだ。

     デービスは「このアナウンスをできることを誇りに思っている。我々は将来の殿堂入り選手であるエイドリアン・ベルトレイの最後の8年間を目撃してきた。2019年は(ベルトレイが長年プレイした)グローブライフ・パーク・イン・アーリントンのラストイヤーであり、エイドリアンの背番号を永久欠番とするのに適切なタイミングであると感じたんだ」とコメント。レンジャーズの永久欠番は全球団共通の「42」を除くとノーラン・ライアンの「34」、イバン・ロドリゲスの「7」、ジョニー・オーツの「26」に続いて4つ目となる。

     ベルトレイは21年のメジャー生活のうち、8シーズンをレンジャーズでプレイ。3度の地区優勝、1度のリーグ優勝に貢献し、チームMVPには4度選出された。通算3166安打、477本塁打をマークし、ゴールドグラブ賞5度、オールスター・ゲーム選出4度と残した成績も文句なし。三塁手で通算3000安打&400本塁打をマークした選手はメジャー史上唯一であり、通算安打数と通算打点数は三塁手として史上最多。通算本塁打数もマイク・シュミット(548本)、エディ・マシューズ(512本)に次ぐ三塁手史上3位の数字となっている。デービスの言葉通り、将来的な殿堂入りは間違いないだろう。

  • 田澤がカブスとマイナー契約 招待選手としてキャンプ参加へ

    2019.1.27 11:05 Sunday

     カブスはメジャー経験豊富な投手の獲得を続け、選手層に厚みを加えている。670・ザ・スコアのブルース・レバインによると、カブスはメジャー通算350登板の実績を誇るリリーフ右腕、ジョージ・コントスとスプリング・トレーニングへの招待が含まれたマイナー契約を結ぶことで合意。さらに、シカゴ・トリビューンのマーク・ゴンザレスによると、カブスは同様の契約を田澤純一とも結ぶようだ。昨季、防御率7点台という自己ワーストのシーズンを過ごした田澤は、招待選手の立場から開幕ロースター入りを目指すことになった。

     カブスは先日、フリーエージェントのリリーフ右腕、ブラッド・ブラックと契約合意に至ったことが報じられており、ブラックのほか、ペドロ・ストロップ、スティーブ・シーシェック、マイク・モンゴメリー、カール・エドワーズJr.、ブライアン・ダンシング、ブランドン・キンツラー、タイラー・チャットウッドの8人で開幕時点でのブルペンの顔ぶれは固まったと見られている(クローザーのブランドン・モローは右肘手術の影響により出遅れが確実)。ほかにもランディ・ロサリオ、カイル・ライアン、ローワン・ウィック、ディロン・メープルズといった候補がおり、田澤が厳しい立場に置かれていることは間違いない。ロースター入りのためには猛烈なアピールが必要になるだろう。

     現在32歳の田澤は、昨季マーリンズとエンゼルスで合計31試合に登板して1勝1敗、2ホールド、防御率7.07に終わった。5月にマーリンズを解雇され、6月にタイガースとマイナー契約を結んだものの、メジャー昇格を果たせないまま解雇。その後、7月にエンゼルスとマイナー契約を結び、9月のロースター枠拡大に伴ってメジャーへ昇格して9試合で防御率2.25と結果を残した。2013年から5年連続50試合以上登板と実績は十分であり、昨年9月のピッチングを続けることができればロースター入りのチャンスはあるはず。メジャー10年目のシーズンを迎える右腕の奮起に期待したい。

  • 積極補強のメッツ 救援左腕・ウィルソンと2年契約へ

    2019.1.26 12:55 Saturday

     今オフ、メッツのゼネラルマネージャーに就任したブロディ・バンワグネンは、ロビンソン・カノー、ウィルソン・ラモス、ジューリス・ファミリアらを獲得するなど積極的な補強を進めている。そのなかでブルペンを補強ポイントの1つに挙げていたが、複数の関係者によると、フリーエージェントのリリーフ左腕、ジャスティン・ウィルソンと2年1000万ドル+出来高で契約合意に至ったことが明らかになった。混戦が予想されるナ・リーグ東部地区で優勝を争う準備は整ったと見てよさそうだ。

     現在31歳のウィルソンは、昨季カブスで71試合に登板して54回2/3を投げ、4勝5敗、16ホールド、69奪三振、防御率3.46をマーク。与四球33と制球力にはやや不安を抱えているものの、左打者を打率.190に封じており、新天地でも対左打者のスペシャリストとして期待がかかる。昨季のメッツはジェリー・ブレビンスがその役割を担っていたが、昨季終了後にフリーエージェントとなっており、ウィルソンはその穴を埋めることになる。

     ウィルソンとの契約合意まで、メッツのブルペンには左腕がルイス・アビラン、ライアン・オルーク、ヘクター・サンティアゴ(いずれも招待選手)とルーキーのダニエル・ザモーラくらいしかいなかった。弱点であったリリーフ左腕の補強に成功した意味は非常に大きいと言えるだろう。

     メッツのブルペンはエドウィン・ディアス、ファミリア、セス・ルーゴ、ロバート・グセルマンで4枠が固まっており、ウィルソンで5枠目が確定。残りの2~3枠はスプリング・トレーニングで競争が行われることになるが、前述のアビラン、オルーク、サンティアゴ、ザモーラのほか、ドリュー・スミス、タイラー・バシュラー、エリック・ハンホールドらが候補となる。

     ディアスとウィルソンを獲得し、ファミリアを呼び戻したメッツ。少なくとも昨季メジャー28位の救援防御率に終わったブルペンは戦力アップに成功した。

  • アスレチックスが先発補強 エストラーダと1年契約

    2019.1.26 12:10 Saturday

     アスレチックスは徐々にではあるものの着実に先発ローテーションの穴を埋めている。日本時間1月26日、アスレチックスはフリーエージェントの先発右腕、マルコ・エストラーダと1年契約を結んだことを発表。ESPNのバスター・オルニーによると、エストラーダの年俸は400万ドルとなっているようだ。なお、40人枠を空けるために先日ウエーバーで移籍してきたばかりのパーカー・ブリッドウェルが40人枠から外され、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決定している。

     現在35歳のエストラーダは、2015年に13勝8敗、防御率3.13をマークするなど4シーズンにわたってブルージェイズの先発ローテーションの一角を担ってきたが、昨季は7勝14敗、防御率5.64と不本意なシーズンに。しかし、4年連続で28試合以上に先発し、平均172イニングを投げているイニング・イーターぶりは、先発投手に故障が相次いでいるアスレチックスにとって貴重な戦力となるはずだ。

     今オフのアスレチックスは、昨季終了後にノンテンダーFAとしたマイク・ファイアーズと再契約を結び、2017年にエンゼルスで10勝をマークしたブリッドウェルも獲得。派手な補強ではないものの、着実に先発の頭数を揃えている。フリーエージェント市場にはローコストかつ堅実な働きが期待できる先発投手がまだ多数残っており、スプリング・トレーニングの開始に向けて、引き続き先発投手の補強を目指していくことになりそうだ。

  • ベテラン救援左腕・ペレスがインディアンスと再契約

    2019.1.26 11:30 Saturday

     インディアンスは今季も地区優勝を狙える選手を維持しつつ、主力選手の世代交代を進めているが、弱点となっているブルペンの補強として頼れるベテラン左腕と再契約を結んだことを発表した。日本時間1月26日、インディアンスは昨季終了後にフリーエージェントとなった37歳のリリーフ左腕、オリバー・ペレスと1年契約を結んだことを発表。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ペレスの年俸は250万ドルで、2020年の契約はペレスの成績に応じたベスティング・オプションとなっているという。

     ヘイマンはベスティング・オプションの詳細を伝えており、今季のペレスの登板試合数に応じて来季の契約条件が決定する形となっている。ペレスが今季を故障なく過ごし、55試合に登板した場合、来季の契約は年俸275万ドルで自動更新。60試合に登板した場合、年俸は300万ドルになるという。昨季は6月上旬にインディアンスに加入したあと51試合に登板しており、フルシーズン健康にプレイすれば十分にクリアできる数字である。

     昨季のペレスは51試合に登板して32回1/3を投げ、1勝1敗、15ホールド、43奪三振、防御率1.39の好成績をマーク。51試合のうち46試合を無失点に抑えたほか、左打者を打率.194に封じ、右打者に対しては被打率.104という驚異的な数字を残した。選手の貢献度を表す総合指標WARでは1.1を記録し、これはフリーエージェント市場に残るリリーフ投手ではクレイグ・キンブレルの1.5に次ぐ数字だった。

     今オフのインディアンスはアンドリュー・ミラー(カージナルス)とコディ・アレン(エンゼルス)が退団したものの、昨季途中にパドレスからブラッド・ハンドとアダム・シンバーを獲得したことによりブルペンの戦力ダウンを最小限にとどめている。それでも層の薄さには不安が残り、安定した働きを期待できるペレスの存在は非常に心強い。かつてパイレーツのエース格として奪三振の山を築いた左腕は、今季も貴重な戦力となりそうだ。

  • ドジャースがポロックと契約合意 4年5500万ドルとの報道

    2019.1.25 13:00 Friday

     フリーエージェント市場に残る有力選手の1人であったA.J.ポロックの行き先がついに決まった。日本時間1月25日、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、ポロックはドジャースと契約を結ぶことで合意。基本的には4年契約だが、3年目のシーズン終了時にオプトアウト(=契約破棄)の権利を行使することが可能であり、5年目となる2023年については選手側に選択権のあるオプションとなっているという。ローゼンタールは「最低3年・最大5年」の契約であると伝えている。

     昨年12月のトレードでヤシエル・プイーグとマット・ケンプをレッズへ放出し、右打ちの外野手の層が薄くなっていたドジャースが、ポロック獲得によりその課題を解決した。現在31歳のポロックは、2012年のメジャーデビューから7シーズンにわたってダイヤモンドバックスでプレイし、2015年に打率.315、20本塁打、39盗塁、OPS.865の好成績でオールスター・ゲーム選出&ゴールドグラブ賞受賞。昨季は113試合に出場して打率.257、21本塁打、13盗塁、OPS.800をマークした。規定打席到達が1度(2015年)しかないことからもわかるように、非常に故障の多い選手だが、ドジャースは複数ポジションを守れる主力級の選手が多く、仮にポロックが離脱してもその穴を十分に埋められるはずだ。

     オフシーズン当初、ポロックは総額8000万ドル規模の契約を目指していたようだが、フリーエージェント市場の動きが鈍く、希望通りの契約を得るには至らなかった。ESPNのバスター・オルニーが契約の詳細について伝えており、ポロックに保証されているのは2019~2022年の4年間で5500万ドルだという(2023年のバイアウト500万ドルを含む)。前述のとおり、3年目(2021年)のシーズン終了時にオプトアウトが可能であり、また、5年目(2023年)は年俸1000万ドルの選手オプションとなっている。よって、ポロックは最大で5年6000万ドルを得ることになる。

     故障さえなければ打率3割、20本塁打、20盗塁に近い活躍が期待でき、センターの守備も安定しているため、フルシーズン健康に過ごすことがドジャース・ファンの期待に応えるためのカギとなりそうだ。

  • カブスがブルペン補強 右腕・ブラックと1年300万ドルで合意

    2019.1.25 11:10 Friday

     比較的静かなオフシーズンを過ごしているカブスだが、戦力の強化を怠っているわけではない。日本時間1月25日、カブスはフリーエージェントのリリーフ右腕、ブラッド・ブラックと年俸300万ドルの1年契約で合意。補強を目指していたエリアの1つであるブルペンの強化に成功した。なお、具体的な金額は明らかになっていないものの、2020年の契約は相互オプションとなっており、バイアウトの有無次第ではブラックに保証されている金額は300万ドルを超える可能性もある。

     カブスはクローザーのブランドン・モローが昨年11月に右肘の手術を受けて今季開幕に間に合わない見込みであり、ブラックの加入はモロー不在のブルペンに層の厚さをもたらすことになる。現時点で、カブスのブルペンはペドロ・ストロップ、スティーブ・シーシェック、マイク・モンゴメリー、カール・エドワーズJr.、タイラー・チャットウッド、ブライアン・ダンシングといった面々で構成される見込みであり、ランディ・ロサリオ、カイル・ライアン、アレック・ミルズ、ローワン・ウィック、ディロン・メープルズらがその他の候補となる。

     現在32歳のブラックは、昨季オリオールズとブレーブスで合計69試合に登板して2勝4敗、12セーブ、11ホールド、防御率3.59をマーク。自己最多の71試合に登板して10勝、24ホールド、防御率2.05の好成績をマークした2016年にはオールスター・ゲームに選出された経験もあり、セットアッパーもクローザーもこなせる優れたリリーバーである。モロー不在の間はストロップやシーシェックとともに抑え役を務める可能性もありそうだ。

     気になるのは、右打者を打率.243、OPS.692に抑えていたのに対して、左打者に打率.330、OPS.838と打ち込まれていた点。この傾向が続くのであれば、左の好打者と対戦しなければならないシチュエーションでは使いにくく、対右打者のスペシャリストとして起用されることになるかもしれない。

  • マリナーズが救援右腕・ストリックランドを獲得へ 抑え候補の1人

    2019.1.25 10:45 Friday

     日本時間1月25日、マリナーズがフリーエージェントのリリーフ右腕、ハンター・ストリックランドと1年契約で合意したことが明らかになった。報道によると、ストリックランドの年俸は130万ドルで、登板試合数と完了試合数に応じた出来高により総額は2倍近くになる可能性があるという。また、今季はストリックランドにとって年俸調停1年目のシーズンにあたり、マリナーズはストリックランドを今季を含めて3年間保有することが可能である。エドウィン・ディアス放出後、クローザー不在の状態が続いているマリナーズにとって、ストリックランドはその穴を埋める有力候補の1人となりそうだ。

     昨季のストリックランドは、ジャイアンツで49試合に登板して3勝5敗14セーブ、防御率3.97をマーク。クローザーとして開幕を迎え、6月中旬までは33試合で13セーブ、防御率2.01と好成績を残していたが、セーブに失敗した際にドアを殴って右手小指を骨折し、その後は本来のピッチングを取り戻すことができなかった。また、ジャイアンツで過ごした5シーズンでは通算253試合に登板して14勝14敗、19セーブ、60ホールド、防御率2.91をマーク。年俸調停権を取得したこともあって昨年11月末にノンテンダーFAとなっていた。

     セーブ失敗の際にドアを殴っただけでなく、2017年には過去に打たれた腹いせにブライス・ハーパー(当時ナショナルズ)に意図的に死球を与えて6試合の出場停止処分を受けるなど、気性の荒い一面もあるストリックランドだが、通算防御率2点台という数字が示すように実力自体は一級品。スコット・サービス監督はクローザーを1人に固定せず、相手打線との相性を考慮しながらフレキシブルに起用していく方針を示しているが、ストリックランドは「日替わりクローザー集団」の中心的存在となるだろう。あと3年保有できることを考えると、マリナーズにとって「お買い得」な買い物となる可能性も十分にありそうだ。

  • イチローがマリナーズとマイナー契約 19年目のシーズンへ

    2019.1.24 12:45 Thursday

     フランチャイズ・プレイヤーのエドガー・マルティネスの殿堂入りから一夜明け、マリナーズの次なる殿堂入り選手となるであろうイチローがマリナーズとのマイナー契約に合意したとのニュースが飛び込んできた。まだ球団からの正式発表はないものの、ジェリー・ディポートGMはイチローが東京ドームでの開幕2連戦でロースター入りすることについて繰り返し言及しており、故障なくスプリング・トレーニングを過ごせば開幕ロースター入りは確実。メジャー通算3089安打を誇る安打製造機がメジャー19年目のシーズンに臨む。

     今オフのマリナーズは主力選手の退団や放出によりロースターの再編を行っており、外野は右翼にミッチ・ハニガー、中堅に新加入のマレックス・スミス、左翼に同じく新加入のドミンゴ・サンタナが入る布陣が基本になると見られている。さらにジェイ・ブルースもチームに加わっており、ブルースは左翼、指名打者、一塁をこなしながらレギュラー級の出場機会を与えられる見込み。よって、イチローが得るであろう出場機会は限定的なものとなる可能性が高い。

     ディポートはイチローが東京ドームでの開幕2連戦でロースター入りすることは明言しているものの、それ以降については方針を明らかにしていない。「最初の2試合で7安打を放てば、3試合目でプレイするチャンスがあるかもしれない」と、ディポートは本気とも冗談とも取れるコメントを残しているが、ロースター枠が28人から25人に戻る開幕3試合目以降については、ロースターに留まる可能性があることを否定しているわけではないというのが現状だ。

     昨季はベン・ギャメルとハニガーのコンディションに不安があったため、外野のサポート役として3月にメジャー契約を結んだイチロー。出場15試合で44打数9安打(打率.205)に終わり、5月には会長付特別補佐となってロースターを外れたが、現役続行のためにトレーニングを続けてきた。イチローのメジャー19年目はどのようなシーズンとなるのか。スプリング・トレーニングの開始、そしてレギュラーシーズンの開幕が楽しみだ。

  • ドジャース 依然としてリアルミュート獲得を狙う

    2019.1.24 11:30 Thursday

     複数の関係者によると、ドジャースは依然としてマーリンズとJ.T.リアルミュートのトレードについて交渉を続けているようだ。リアルミュートには、ドジャース以外にもレイズ、パドレス、アストロズ、ブレーブス、レッズが興味を示していることが報じられているが、ドジャースはプロスペクト捕手のケイベルト・ルイーズを交換要員に含めてマーリンズへのプッシュを続けている模様。マーリンズは適切な対価を得られないのであればリアルミュートを放出しない姿勢を明確にしているが、ドジャースのオファー次第では交渉が前進する可能性もありそうだ。

     ここ数日、マーリンズはマニー・マチャド獲得レースにおける「ミステリー・チーム」である可能性が報じられてきた。しかし、関係者はこれを否定。再建期真っ只中のマーリンズは、まだ大物選手を獲得して勝負モードに切り替える段階には達しておらず、フリーエージェント市場に大金を投じるつもりはないという。むしろリアルミュートを放出してさらなるチーム解体に乗り出す可能性のほうが高いだろう。

     ドジャースは日本時間1月12日にブルージェイズとのトレードでラッセル・マーティンを獲得し、捕手の補強を完了したかに思われていた。ところが、関係者はドジャースが依然としてリアルミュート獲得を狙っていることを明言。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体39位にランクインしているルイーズを交換要員の1人として準備し、マーリンズへのプッシュを続けているという。

     マーリンズがリアルミュート放出をためらう理由の1つが捕手の層が薄いことであり、次代の正捕手として期待されるウィル・バンフィールドは昨年のドラフトで指名されたばかりでまだ19歳。メジャーデビューまでにはまだ時間が掛かるため、ルイーズが含まれるドジャースのオファーは魅力的に映るはずだ。

     有望株・ルイーズの放出を決断しつつあるドジャースが念願のリアルミュート獲得に成功するのか。今後の動向に注目だ。

  • ジャイアンツがポメランツと1年契約 先発ローテ争いへ

    2019.1.24 10:55 Thursday

     なかなか外野手補強が進まないジャイアンツだが、そのなかで先発投手補強を着実に進めている。日本時間1月24日、ジャイアンツはフリーエージェントの左腕、ドリュー・ポメランツと1年契約を結んだことを発表。マディソン・バムガーナー、デレック・ロドリゲス、デレク・ホランド、クリス・ストラットン、アンドリュー・スアレス、ジェフ・サマージャらが名を連ねるジャイアンツの先発投手陣に、2016年オールスター・ゲーム選出の実績を誇る左腕が加わった。

     現在30歳のポメランツは、パドレス時代の2016年前半戦に8勝7敗、防御率2.47の好成績をマークして自身初のオールスター・ゲーム選出。後半戦からレッドソックスへ移籍し、シーズントータルでは自身初の2ケタ勝利となる11勝(12敗・防御率3.32)をマークした。翌2017年には17勝6敗、防御率3.32と自己最高の成績を残したが、昨季は故障の影響もあって2勝6敗、防御率6.08と不本意なシーズンを過ごし、シーズン終了後にフリーエージェントとなっていた。

     ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長が「どのチームも可能であれば投手の層、特に先発投手の層は厚くしておきたいものなんだ」と語っているように、今回の契約はあくまでも先発投手の層を厚くすることを目的とした動きであり、年俸150万ドルと報じられているポメランツに先発ローテーションの座が保証されているわけではない。ただし、ポメランツが1年を通して先発ローテーションを守れば十分にクリア可能な出来高が設定されており、条件をすべてクリアするとポメランツが得る総額は500万ドルになるという。

     また、ザイディは今後も外野手の補強を目指していくことを明言。ジャイアンツの外野陣はハンター・ペンスとグレガー・ブランコの退団により40人枠のなかで最もメジャー経験がある選手がマック・ウィリアムソン(メジャー通算120試合)という状況であり、補強が急務となっている。なお、ジャイアンツはポメランツ獲得に伴い外野手のマイク・ガーバーをDFAとしている。

  • 4選手が殿堂入り 名クローザー・リベラは史上初の満票選出

    2019.1.23 14:05 Wednesday

     日本時間1月23日、アメリカ野球記者協会(BBWAA)による2019年のアメリカ野球殿堂入り投票結果が発表され、マリアーノ・リベラ、ロイ・ハラデイ、エドガー・マルティネス、マイク・ムシーナの4選手が当選ラインの得票率75%を上回って殿堂入りを決めた。歴代最多の652セーブをマークし、黄金期のヤンキースを支えたリベラは史上初となる満票での選出。4選手はベテランズ委員会による選考で殿堂入りを決めたハロルド・ベインズ、リー・スミスとともに、日本時間7月22日にクーパーズタウンで行われるセレモニーで殿堂入りを祝福される。

     今回の投票から有資格者となったリベラは、425人の投票者全員から票を集め、従来の最高得票率だったケン・グリフィーJr.(99.3%)を上回って史上初となる満票選出を成し遂げた。ハラデイも363票(85.4%)を集めて殿堂入りを決め、有資格初年度での殿堂入りは史上55人目と56人目に。一方、マルティネスはラストチャンスとなる10度目の挑戦にして363票(85.4%)を集めて悲願の殿堂入りを決め、ムシーナは6度目の挑戦で殿堂入りとなった(326票・76.7%)。

     リベラは1995年から2013年までヤンキース一筋でプレイ。歴代最多の652セーブを記録したほか、ポストシーズンでは通算141イニングを投げて防御率0.70という驚異の数字をマークした(30イニング以上での歴代ベスト)。さらに、ワールドシリーズでは世界一を決める最後のアウトを4度も記録しており、文字通り「歴代最高のクローザー」として球界に君臨した。

     ハラデイは1998年から2009年までブルージェイズ、2010年から2013年までフィリーズでプレイ。2003年と2010年にサイ・ヤング賞を受賞し、2010年の地区シリーズではノーヒッターを達成した(ポストシーズンのノーヒッターは史上2人目)。現代野球において通算200勝かつ通算勝率.650以上を記録したのはハラデイ(203勝・勝率.659)を含めて6人だけであり、「負けないエース」として活躍。残念ながら2017年11月に飛行機事故により40歳の若さでこの世を去っている。

     マルティネスは1987年から2004年までマリナーズ一筋でプレイ。有資格初年度は得票率36.2%に終わり、2014年には得票率が25.2%まで落ち込んだが、ハイレベルな通算打撃成績や指名打者の地位を確立した功績に対する評価が見直され、ラストチャンスで見事に殿堂入りを決めた。通算300本塁打以上・500二塁打以上・1000四球以上・打率.300以上・出塁率.400以上をマークしたのはメジャーリーグ史上でマルティネスを含めて10人だけであり、「歴代最高の指名打者」と評価する声もある。

     ムシーナは1991年から2000年までオリオールズ、2001年から2008年までヤンキースでプレイ。通算270勝は歴代33位タイの数字だが、1990年以降にデビューした選手に限れば史上最多である。サイ・ヤング賞の受賞経験はないものの、投票6位以内に9度もランクイン。ステロイド全盛時代に強豪チームの揃うア・リーグ東部地区で投げ続けながら、毎年コンスタントに好成績を残し続けた。現役最終年(2008年)に20勝をマークした投手は、1966年のサンディ・コーファックス(ドジャース)以来だった。

     殿堂入りを決めた4選手以外に得票率が70%を超えた選手は皆無。次点はカート・シリングの60.9%で、ロジャー・クレメンスが59.5%、バリー・ボンズが59.1%、ラリー・ウォーカーが54.6%、オマー・ビスケルが42.8%、フレッド・マグリフ(有資格最終年)が39.8%と続く。来年はヤンキースの象徴として活躍したデレク・ジーターが登場し、有資格初年度での殿堂入りが確実視されている。

  • ブレーブスの外野手探しが終了 マーケイキスと再契約

    2019.1.23 11:55 Wednesday

     ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは、昨季終了後にフリーエージェントとなったニック・マーケイキスと定期的に連絡を取り合っており、35歳のベテラン外野手がブレーブスとの再契約を望んでいることを把握していた。そして、マーケイキス側が希望条件を引き下げたことにより一気に再契約交渉が加速し、日本時間1月23日、1年600万ドルで再契約を結んだことが発表された。マーケイキスの後釜を探していたブレーブスの外野手補強がようやく完了した。

     「ニックは明らかに再契約を求めていた。交渉のプロセスのなかでそれはハッキリしていたんだ」とアンソポロスは語ったが、昨季全試合に出場して打率.297、14本塁打、93打点、OPS.806をマークし、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞した外野手が1年600万ドルで契約したという事実が、マーケイキスのブレーブスに対する想いの強さを表していると言えるだろう。

     600万ドルというのはマーケイキスに対して保証されている金額を表しており、厳密に言うと今季の年俸は400万ドル。来季の契約は年俸600万ドルのオプションとなっており、これが破棄された場合にバイアウト200万ドルが支払われる。よって、マーケイキスは最低でも1年600万ドル、最高で2年1000万ドルの契約を手にすることができるわけだが、昨季の活躍を考えると「格安」であることは間違いない。

     アンソポロスは今オフの補強について、「必要な補強を適切な価格で行いたい」との意向を示していたが、ブライアン・マッキャンを年俸200万ドルで獲得したり、マーケイキスを年俸400万ドルで呼び戻したりした動きは、まさに有言実行の見事な補強。すでにジョシュ・ドナルドソンもチームに加わっており、エンダー・インシアーテ、ドナルドソン、フレディ・フリーマン、ロナルド・アクーニャJr.、マーケイキスと強力な上位打線が完成した。

     補強が必要な箇所を適切な価格で的確に補強しているブレーブス。昨季の地区王者は、今季もナ・リーグ東部地区の優勝争いを牽引する存在となりそうだ。

  • レンジャーズがカブレラを獲得 ベルトレイの後釜に

    2019.1.23 11:30 Wednesday

     日本時間1月23日、関係者によると、レンジャーズはフリーエージェントの内野手、アズドゥルバル・カブレラと年俸350万ドルの1年契約で合意に至ったようだ。昨季限りで名三塁手のエイドリアン・ベルトレイが引退し、ジョン・ダニエルズGMは経験豊富な三塁手を獲得することが優先事項であることを明言していた。これまで主に遊撃手または二塁手としてプレイしてきたカブレラだが、新天地ではベルトレイの後釜として三塁を守ることになりそうだ。

     ダニエルズは「三塁を守ることができて、内野の選手起用に幅を持たせることのできる選手を獲得するのが理想的だ」と語っていたが、二塁・三塁・遊撃での出場経験があり、スイッチヒッターでもあるカブレラは、まさにその条件に合致する選手である。もともとは二塁手、その後は遊撃手としてプレイしてきたため、三塁手としての出場経験はそれほど多くないものの、2017年以降は三塁手として66試合に出場。33歳という年齢を考えても、三塁への本格コンバートには適切なタイミングであると言えるだろう。

     昨季はメッツとフィリーズで合計147試合に出場し、打率.262、23本塁打、75打点、OPS.774をマーク。レンジャーズは二塁にルーグネッド・オドーア、遊撃にエルビス・アンドルースと不動のレギュラーがいるものの、ベルトレイが抜けた三塁には昨年12月にカージナルスから獲得したパトリック・ウィズダム(メジャー経験32試合)くらいしかレギュラー候補がおらず、カブレラには正三塁手としての活躍が期待される。

     ウィズダムは攻守とも堅実な働きが期待できる選手であり、彼のパフォーマンス次第ではカブレラとの併用になる可能性もある。その場合は、カブレラが持ち前のユーティリティ性を生かして二塁や遊撃のバックアップにも回ることになるだろう。なお、ジョーイ・ギャロは外野手、イサイアー・カイナーファレファは捕手としての起用が中心となるため、正三塁手争いの構想には含まれていないようだ。

  • カージナルスが新主砲・ゴールドシュミットとの契約延長を検討

    2019.1.22 13:15 Tuesday

     今オフ獲得したばかりのポール・ゴールドシュミットとの早期の契約延長交渉について消極的な姿勢を見せてきたカージナルスだが、「私が考えているのは2019年シーズンのことだ」と発言していたジョン・モゼリアック野球部門社長のトーンが変化しつつある。カージナルスは若手3選手を放出してまで獲得したゴールドシュミットとの関係を1年で終わらせるのではなく、契約を延長することを前向きに検討し始めているようだ。

     カージナルスは週末に開催した「ウィンター・ウォームアップ・イベント」をゴールドシュミットとの契約延長に向けての起点として利用し、マイク・シルト監督はゴールドシュミット夫妻をディナーに招待した。ビル・デウィット・オーナーは「優秀な選手がカージナルスに来たときは、たとえ彼らの契約が残り1年であっても、我々は常にその先のことを考えている。我々は彼(=ゴールドシュミット)を1年よりも長く保有したいと考えているし、まずは状況をよく見ないといけないね」と語っており、ゴールドシュミット側の意向も含めて状況を冷静に分析し、そのうえでゴールドシュミットとの契約延長交渉に取り組む考えだ。

     ゴールドシュミットは今季限りでダイヤモンドバックスと結んだ6年4400万ドルの契約が終了し、シーズン終了後にフリーエージェントとなる。カージナルスはマーク・マグワイア、スコット・ローレン、ジム・エドモンズ、マット・ホリデイといった有力選手を獲得し、彼らがフリーエージェントとなる前に契約を延長してきた実績があり、ゴールドシュミットにも同じ手法を用いることが予想されている。ゴールドシュミット側の意向は現時点では明らかになっていないものの、今季の戦いが進むなかでカージナルスへの好感度が上昇すれば、メジャーを代表する一塁手であるゴールドシュミットが契約延長に応じる可能性は十分にあるだろう。

     ホリデイがチームを去ったあと、複数年にわたって打線の中軸を担う強打者に恵まれていないカージナルス。ゴールドシュミットとの契約延長交渉を無事に成功させ、チームの課題の1つを解決することはできるのだろうか。今後の動向に注目したい。

  • ドジャースがパイレーツ・マーテイ獲得に向けてトレード交渉中

    2019.1.22 12:30 Tuesday

     昨年12月にヤシエル・プイーグとマット・ケンプをレッズへ放出したあと、ドジャースの外野陣は右打者不足に陥っている。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたように、ドジャースはフリーエージェントのA.J.ポロックの獲得に興味を示しているようだが、トレード市場でも右打ちの外野手の補強を模索しているという。NBCスポーツ・ロサンゼルスのマイケル・J・デュアルテが報じたところによると、ドジャースはスターリング・マーテイ(パイレーツ)の獲得に向けてトレード交渉を行っているようだ。

     デュアルテのツイートによると、ドジャースはマーテイの獲得に向けてパイレーツと交渉中だという。デュアルテは両球団が数週間にわたって交渉を行っていることや、どの選手がトレードに含まれているかは不明であること、トレード交渉がどの段階まで進んでいるのか不明であることなども併せて伝えており、マーテイとパイレーツの契約が2021年まで残っていること(=あと3年保有可能)も指摘している。

     ドジャースの外野陣はクリス・テイラーとエンリケ・ヘルナンデスが右打者、コディ・ベリンジャー、ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・トールズ、アレックス・ベルドゥーゴが左打者という状況だが、テイラー、ヘルナンデス、ベリンジャーについては内野の守備に就く機会も多い。純粋な「右打ちの外野手」をチームに加えることで選手起用にフレキシビリティが生まれると球団首脳は考えており、その結果、ポロックやマーテイの獲得が検討され、ピーダーソンの放出が噂されているというわけだ。

     マーテイは現在30歳。昨季はパイレーツで145試合に出場して打率.277、20本塁打、72打点、33盗塁、OPS.787をマークし、2015年と2016年にゴールドグラブ賞を受賞、オールスター・ゲームに選出された経験もある(2016年)。また、残りの契約は2019年が年俸1000万ドル、2020年は年俸1150万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)、2021年は年俸1250万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)となっており、獲得のためには良質なパッケージが必要になることが予想されている。

  • マチャド争奪戦「ミステリー・チーム」はパイレーツ?マーリンズ?

    2019.1.22 11:40 Tuesday

     今オフのフリーエージェント市場における目玉の1人であるマニー・マチャドはいったいどのチームと契約するのだろうか。スプリング・トレーニングの開始まで1ヶ月を切った今もなお、この問いに対する明確な答えは見えてこない。ホワイトソックスやフィリーズが有力候補として挙げられているものの、「ミステリー・チーム」の存在が状況を複雑にしているのだ。各メディアの報道によると、「ミステリー・チーム」としてパイレーツやマーリンズがマチャド争奪戦に参戦している可能性があるという。

     ドミニカ共和国のラジオ局・Z101のエクトル・ゴメスによると、パイレーツがマチャド争奪戦に参戦している可能性があるという。ゴメスは自身のTwitterで「いくつかのレポートによると、パイレーツはマニー・マチャドの獲得に興味を持っているミステリー・チームである可能性がある」とツイート。同じくゴメスが伝えている「人々が予想していないチームがマニー・マチャドと契約するだろう」というマチャドの父の発言と照らし合わせると、パイレーツが「ミステリー・チーム」の1つである可能性は否定できない。ただし、パイレーツがメジャー最高級の契約を結ぶことができるようなチームでないことは誰もが知るところであり、「パイレーツ・マチャド」が誕生すれば大きなサプライズとなるだろう。

     一方、MLBネットワーク・ラジオのケーシー・スターンは、マチャドの出身地・フロリダに本拠地を置くマーリンズがマチャド獲得を狙っている可能性があると指摘する。「マチャドが球場にファンを呼ぶことのできるスター選手だ。プレイ中の振る舞いに多少の問題があるにしても、ジャンカルロ・スタントン以上にファンを呼べる存在だと思う」とスターン。再建期真っ只中のマーリンズがマチャドを獲得するようなことがあれば、こちらも球界を揺るがすビッグ・サプライズとなりそうだ。

     どのチームであるかは定かではないものの、マチャド争奪戦における「ミステリー・チーム」の存在は各メディアの名物記者たちが認めている。混沌とするマチャド争奪戦は、スプリング・トレーニングの開始までに決着を迎えることができるのだろうか。

  • 名捕手・モリーナ 契約満了後も現役続行の可能性あり

    2019.1.22 11:15 Tuesday

     2017年4月に3年6000万ドル(2018~2020年)の契約を結んだ際、契約満了時に現役を引退する意向を明らかにしていたヤディアー・モリーナ(カージナルス)だが、契約満了後も現役を続行する可能性があるようだ。モリーナは「次の2年間で何が起こるか次第だけど」と前置きしつつも、「カージナルスが契約延長を望むのであれば、僕はカージナルス限定で応じるつもりだよ」と発言。「あと3年。それで終わりだよ」という以前の発言と比較すると、心境の変化がうかがえる。ゴールドグラブ賞を9度受賞している名捕手は、もうしばらくの間、カージナルスの精神的支柱として活躍することになるかもしれない。

     昨季のモリーナは1ヶ月にわたる故障者リスト入りがあったにもかかわらず、6年ぶり2度目となるシーズン20本塁打をクリアするなど、メジャーを代表する捕手として存在感を発揮。123試合に出場して打率.261、20本塁打、74打点、OPS.750をマークした。2017年には自己最多の82打点を叩き出すなど、ここ数年は守備のみならず打撃でもチームを牽引する存在となっており、36歳となった現在でもチームに欠かせない戦力である。昨季は3年ぶりにゴールドグラブ賞を受賞したほか、2年連続9度目となるオールスター・ゲームにも選出され、11月に行われた日米野球でも大活躍を見せた。

     12月に手術を受けた左膝の状態については「(手術前は)かなり悪い状態だった。今は50%くらいかな」と語っており、スプリング・トレーニングの開始には間に合わない可能性が高い。ただし、レギュラーシーズンの開幕には間に合う見込みとなっており、控え捕手であるフランシスコ・ペーニャのサポートを受けつつも、今季も開幕から正捕手を務めることになりそうだ。

     「もしカージナルスが僕を必要としてくれるなら、僕はチームのためにここに居続ける。しかし、もしそうでなければ、僕は引退するよ」とモリーナ。「生涯カージナルス宣言」をした将来の殿堂入り捕手は、今季も攻守の要としてカージナルスを牽引してくれそうだ。

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