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  • スタントン51号 8月の月間本塁打記録に並ぶ

    2017.8.30 10:26 Wednesday

     8月は終わりを迎えようとしているが、ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の勢いはまだ止まらない。スタントンは日本時間8月30日のナショナルズ戦でエドウィン・ジャクソンから51号ソロを放ち、今月18本塁打として1937年にルディ・ヨークが樹立した8月の月間最多本塁打記録に80年ぶりに並んだ。

     小雨が降る中、スタントンは真ん中付近に甘く入ったスライダーを逃さなかった。スタントンがバットを振り抜くと、外野手はほとんど打球を追うそぶりを見せなかった。打った瞬間にそれとわかる豪快な一発。80年間、並ぶ者がいなかった記録にスタントンが肩を並べた瞬間だった。

     Statcastによると、この一発の飛距離は440フィート(約134.1メートル)、初速は時速112.8マイル(約181.5km/h)を記録。スタントンは今季、飛距離が440フィート以上かつ初速が時速110マイル以上の本塁打を14本放っているが、これに続くのはジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)の7本であり、スタントンの数字は群を抜いている。また、スタントンは2015年に同様の本塁打を9本放っていたが、今季の数字はすでにそれを大幅に上回っている。

     1937年のヨークはタイガースに所属。1937年以前は1934年に3試合に出場しただけであり、実質的にはメジャー1年目だった。当時はまだ新人王は設立されていなかったが、ヨークはこの年104試合に出場して打率.307、35本塁打、101打点、OPS1.026の好成績をマーク。35本塁打の過半数にあたる18本塁打を8月の1ヶ月だけで放ったのだ。ちなみに、8月の月間本塁打の従来のナ・リーグ記録は1965年にウィリー・メイズ、2001年にサミー・ソーサが記録した16本だった。

     スタントンは今季途中に打順が2番に移って以降、40本塁打を記録。2番打者としてこれ以上の本塁打を放ったのは1959年のエディ・マシューズ(46本塁打)と1990年のライン・サンドバーグ(40本塁打)だけであり、2番打者としてのシーズン最多本塁打記録を更新する可能性も出てきた。

     本塁打を放つたびに何かしらの記録を誕生させているスタントン。本人が目標に掲げるシーズン62本塁打が、いよいよ現実味を帯びてきた。


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  • 【戦評】ロイヤルズ屈辱 4試合連続の零封負け

    2017.8.29 13:11 Tuesday

     インディアンス3連戦で1点も取れずにスイープを喰らったロイヤルズが、日本時間8月29日のレイズ戦でも0-12で大敗。4試合連続の完封負けは1992年のカブス以来25年ぶりとなる屈辱であり、43イニング連続無得点は1968年シーズン終了後にマウンドが低くなって以降のメジャーワースト記録となった(従来の記録は1983年のフィリーズと1985年のアストロズによる42イニング。1968年以前も含めると1906年のアスレチックスと1968年のカブスによる48イニングがワースト記録)。

     ロイヤルズがイアン・ケネディ、レイズが新人右腕オースティン・プルーイットの先発で始まったこの試合。レイズは1回表にエバン・ロンゴリアの犠飛で幸先よく先制し、3回表にはルーカス・デューダの25号スリーラン、ローガン・モリソンのタイムリー二塁打、ウィルソン・ラモスの6号ツーランで一挙6点を奪ってケネディをノックアウト。4回表にはケビン・キアマイアーのタイムリーでリードを8点に広げ、9回表にもセザー・プエーロのタイムリーとモリソンの32号スリーランで4点を追加した。

     一方のロイヤルズ打線はプルーイットの前に6回までわずか1安打に封じられ、2番手のマット・アンドリースから放った安打も3イニングで1本だけ。2番打者のロレンゾ・ケインが二塁打を2本放って孤軍奮闘したが、他の打者がノーヒットに封じられては得点が入るわけもなく、二塁まで走者を進めたのもこの2度だけだった。

     8安打を放ちながらも無得点に終わった日本時間8月26日のインディアンス戦はともかく、ここ3試合はチャンスすらまともに作れていない状況であり、5連敗でワイルドカード争いからも後退。ワイルドカード2位のツインズまで3ゲーム差と、まだ完全にポストシーズン進出を諦めるような状況ではないものの、チーム打率.210、1試合平均得点2.7に終わった今年4月を思い起こさせるような打撃不振に陥っており、この状況を早く打開できなければ、ポストシーズン進出の可能性はどんどん小さくなっていくだろう。球団最多本塁打記録(36本)にあと1と迫りながらも停滞が続いているマイク・ムスターカスらの奮起が望まれる。


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  • 故障者がまもなく復帰 ホスキンスのポジションは?

    2017.8.29 12:26 Tuesday

     メジャー最初の18試合で11本塁打を放ち、一躍有名になった感のあるリズ・ホスキンス(フィリーズ)。メジャー昇格後は本職の一塁ではなく主にレフトで出場しているが、まもなく外野手のオドゥベル・ヘレーラとアーロン・アルテールが戦列に戻ってくる。彼らの戦列復帰後、ホスキンスはどこを守ることになるのだろうか。

     ピート・マッカニン監督が「彼が我々の正中堅手だ」と明言するヘレーラは、今季113試合に出場して打率.287、12本塁打、OPS.799をマーク。特に後半戦は29試合に出場して打率.383、6本塁打、OPS1.142という素晴らしい成績を残している。一方のアルテールは今季急成長を遂げ、87試合に出場して打率.285、16本塁打、OPS.894をマーク。.900近いOPSを残している若手外野手をベンチに置いておくという選択肢は考えにくい。さらに、23歳の若手外野手、ニック・ウィリアムスは50試合に出場して打率.286、8本塁打、OPS.847となかなかの成績を残している。センターにヘレーラ、両翼にアルテールとウィリアムスを置くというのが自然な起用法になるだろう。

     となると、ホスキンスは本職である一塁に戻る可能性が高い。正一塁手のトミー・ジョセフは今季ここまで122試合に出場して19本塁打、63打点をマークしているが、粗い打撃が災いして打率.239、出塁率.292、OPS.723と打力が求められる正一塁手としては物足りない数字が並んでいる。OPSは規定打席に到達している一塁手の中ではワーストに近い水準だ。ジョセフにはトレード放出の噂も出ており、来季のチーム構想から外れているのではないかとの報道もある。レギュラー外野手の戦列復帰により、ホスキンスが本職の一塁に戻るというのは極めて自然な流れだろう。

     マッカニン監督は「現時点では我々は守備力をあまり気にしていない。我々が見たいのは各選手の打撃力だ」と語っており、打撃力で一段落ちるジョセフが控えに回る可能性が高い。一塁にホスキンス、レフトにアルテール、センターにヘレーラ、ライトにウィリアムスを起用するのが基本的な形になるのではないだろうか。ロースター枠が拡大する9月にはプロスペクトのJ.P.クロフォードやスコット・キンガリーの昇格も確実視されており、9月のフィリーズではさらに魅力的な打線が形成されることになりそうだ。


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  • マリナーズ ヘルナンデス&パクストンが9月復帰を目指す

    2017.8.29 11:58 Tuesday

     先発投手陣に故障者が続出し、先発4~5番手クラスの先発投手でローテーションを形成しながらも、なんとかワイルドカード獲得の可能性を残しているマリナーズ。岩隈久志にいまだ戦列復帰の見込みが立たない一方で、フェリックス・ヘルナンデスとジェームズ・パクストンの両輪は9月中に戦列復帰を果たし、ワイルドカード獲得に向けての戦いを後押しすることを目指している。

     ヘルナンデスとパクストンは日本時間8月28日に本拠地セーフコ・フィールドでキャッチボールを行った。次のステップはブルペンでの投球練習であり、スコット・サービス監督によると、チームがロード12連戦を終えて本拠地に戻った後、日本時間9月2日か9月3日にブルペンでの投球練習を行う予定だという。最初は20球から25球程度の投球になる見込みだ。

     ブルペンでの投球練習が順調に進めば、次は実戦形式で打者と対戦し、最終的にマイナーでのリハビリ登板に臨むことになる。これらのステップを順調に消化することができれば、左右の両輪は9月中旬に戦列復帰を果たすことになるだろう。これは両投手がそれぞれ2~3試合に先発できることを意味する。ワイルドカード獲得に向けてのラストスパートのために、頼もしい戦力が戻ってくることになる。

     ヘルナンデスは今季こそ5勝どまりだが、昨季まで8年連続で2ケタ勝利をマークし、通算159勝を挙げている元サイ・ヤング賞受賞者(2010年)だ。パクストンは今季ブレイクを果たし、12勝3敗、防御率2.78という素晴らしい成績をマークしている。彼らの代わりに先発ローテーションに入っているアンドリュー・アルバース、マルコ・ゴンザレスらと比較すると実績・実力の差は歴然としており、彼らの戦列復帰が大きな戦力アップになることは間違いない。

     先発投手陣に誤算が相次いだ今季のマリナーズだが、最後の最後で先発投手陣の活躍がワイルドカード獲得の切り札となるかもしれない。


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  • ブルージェイズ・青木宣親がDFAに

    2017.8.29 11:35 Tuesday

     5号ソロを含む3安打2打点の活躍を見せた日本時間8月27日のツインズ戦から一夜明け、ブルージェイズは青木宣親をDFA(=40人ロースターから外す措置)とした。これに伴い、ブルージェイズはAAA級バッファローから右腕レオネル・カンポスを昇格させている。

     「簡単な決断ではなかったよ」とジョン・ギボンズ監督は青木のDFAについて話した。「青木は私たちのために良いプレイをしてくれていた。でも、ブルペンに追加のコマが必要だったんだ」とチーム編成上、やむを得ない措置であったことを明らかにした。

     ブルージェイズは日本時間8月28日のツインズ戦で先発のジョー・ビアジーニが4回途中で降板し、ブルペンの4投手で5イニング以上を乗り切らざるを得なかった。そのため、日本時間8月29日のレッドソックス戦に向けてブルペンのコマを補充する必要があり、青木のDFAにつながったというわけだ。また、日本時間8月25日のレイズ戦で先発したトム・コーラーがブルペンに回ることになっており、青木のDFAによって空いた40人ロースターの枠にはブレット・アンダーソンが入る見込みとなっている(アンダーソンは日本時間8月30日のレッドソックス戦で先発予定)。

     7月末にフランシスコ・リリアーノとのトレードでテオスカー・ヘルナンデスとともにブルージェイズに加入した青木は、加入後12試合に出場して打率.281、3本塁打、OPS.888をマーク。戦力外と見なされるような成績ではなく、ギボンズ監督が話したように、チーム編成上、やむを得ない措置であったことは明らかだ。また、ポストシーズン進出の可能性が消滅しつつあるブルージェイズにとって、35歳の青木を起用し続けるのではなく、若手外野手の出場機会を増やしたいという思惑があったことも事実だろう。

     メジャーリーグでは9月になるとロースター枠が拡大し、ポストシーズン争いから脱落したチームでは来季以降を見据えた起用が始まる。ブルージェイズは青木が抜けた外野で、ヘルナンデスやアンソニー・アルフォードの出場機会を増やしていくことになりそうだ。


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  • ハリケーンの影響でアストロズ戦の開催地が変更に

    2017.8.29 11:05 Tuesday

     ハリケーンから熱帯低気圧に変わった「ハービー」の影響によりヒューストンで壊滅的な洪水が発生していることを受けて、メジャーリーグ機構は日本時間8月30日から始まるアストロズ対レンジャーズの3連戦をレイズの本拠地であるトロピカーナ・フィールドで開催することを発表した。また、日本時間9月2日から始まるアストロズ対メッツの3連戦についてはまだ開催地の決定はなされていない。

     アストロズは日本時間8月30日から本拠地のミニッツメイド・パークでの6連戦を迎える予定だった。しかし、ハリケーン「ハービー」の影響により本拠地での試合開催が困難な状況となり、開催地の変更を余儀なくされた。メッツ3連戦についてもレンジャーズ3連戦と同様に、トロピカーナ・フィールドで開催される可能性が高いようだ。

     また、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会はハリケーン「ハービー」で被害を受けたテキサス州へ100万ドルを寄付することを発表した。オーナーのジム・クレインを筆頭とするアストロズ球団も被災者へ400万ドルを寄付することを発表。アストロズがスプリング・トレーニングの際に本拠地としているフロリダ州ウエストパームビーチでもハリケーンの被災者への寄付を受け入れるという。

     アストロズがハリケーンの影響により開催地の変更を強いられるのは今回が初めてではなく、2008年(当時のアストロズはナ・リーグ中部地区に所属)にブリュワーズとの地区優勝争いを繰り広げていた際にハリケーン「アイク」の影響を受けて、カブス戦の開催地がブリュワーズの本拠地であるミラー・パークに変更されたことがある。

     レンジャーズ戦だけでなくメッツ戦も開催地変更となれば、アストロズは今後2週間以上にわたって本拠地のミニッツメイド・パークに戻れないことになる。しかし、ビジネス部門の社長であるリード・ライアンが「ファンや選手、スタッフの安全が最優先だ」と語ったように、今回の判断は受け入れざるを得ないものだろう。アストロズには被災地を勇気づけるような戦いを期待したい。


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  • 第21週のMVPはバクストンとスタントン

    2017.8.29 10:27 Tuesday

     第21週(8月21日~8月27日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはバイロン・バクストン(ツインズ)、ナ・リーグはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が選出された。

     バクストンは打率.333(33打数11安打)、5本塁打、10打点、OPS1.161の好成績をマークし、自身初の週間MVP受賞となった。5本塁打はリーグ最多、27塁打は同最多タイ、10打点は同2位タイ、長打率.818は同4位、11安打と2盗塁は同4位タイの数字。ツインズからの週間MVP選出は第4週のミゲル・サノー、第19週のエディ・ロサリオに次いで今季3人目であり、同じく3人が選出されているオリオールズと並んでリーグ最多となっている。8月21日のダブルヘッダーでそれぞれ1安打、2安打を放ち、自己最長となる12試合連続安打を記録。8月25日のブルージェイズ戦では3安打2打点、2日後の同カードでは3本塁打を含む4安打5打点の活躍を見せ、一気に週間MVPレースの先頭に立った。ちなみに、バクストンは1試合2本塁打の経験がなく、1試合で複数本塁打を放ったのはこの試合が初めてだった。第21週の活躍を含め、8月は打率.330、8本塁打、OPS1.011と絶好調。2012年ドラフトの全体2位指名選手であり、かつて全米No.1プロスペクトにも選出されたことのある男が、ようやくその才能を完全に開花させつつあるようだ。

     スタントンは打率.448(29打数13安打)、5本塁打、11打点、OPS1.569の好成績をマークし、2週間ぶり自身6度目の週間MVP受賞となった。13安打と31塁打はリーグ最多、打率.448、5本塁打、11打点、長打率1.069はいずれもリーグ2位、出塁率.500はリーグ4位の数字。マーリンズは今季、第1週のJ.T.リアルミュート、第2週のマーセル・オズーナ、第9週のエディンソン・ボルケス、第19週と第21週のスタントンと週間MVPを計5度受賞しており、これは両リーグ最多となっている。期間中の全7試合に出場し、無安打に終わったのは1試合だけ。5試合でマルチヒットを記録し、うち4試合で計5本塁打を放つ活躍を見せた。特に8月25日のパドレス戦では2本塁打を含む3安打5打点の大活躍。2日後の同カードで放った本塁打により早くも今季50号に到達し、8月末までに50本塁打を放った史上6人目の選手となった。7月以降の歴史的な本塁打量産により、ポストシーズン進出は絶望かと思われたマーリンズがワイルドカード争いに参戦する原動力となっている。


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  • 第21週の最優秀ブルペンはドジャース

    2017.8.28 14:07 Monday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第21週の最優秀ブルペンにはドジャースが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     第21週のドジャースは29回(=87アウト)で37奪三振、4セーブを記録した一方、被安打17、自責点6、与四球11、セーブ失敗1で合計132ポイントを獲得。期間中の救援防御率は1.86という安定感で、期間中無失点のケンリー・ジャンセン、トニー・シングラーニ、ブランドン・モロウらを中心にチームの戦いを支え、今季メジャー唯一となる3度目の「最優秀ブルペン」受賞となった。ジャンセンとシングラーニはともにチーム最多タイの4イニングを投げて無失点。ジャンセンは9三振を奪い、2度のセーブ機会をいずれも成功させた。モロウは3.1イニングを投げて無失点。チーム最多の5試合に登板したトニー・ワトソンも1失点のみで、被打率.167、WHIP0.82と安定していた。先発投手陣に故障者が相次いでいる中、多くのイニングを消化し、チームの戦いを支えたブルペン陣の功績は非常に大きい。なお、獲得ポイント数の2位はマーリンズ(104ポイント)、3位はエンゼルス(88.5ポイント)だった。

     

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ①(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス①(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
    第15週 オールスター週のため発表なし
    第16週 ヤンキース①(112ポイント)
    第17週 カブス(118.5ポイント)
    第18週 ヤンキース②(99ポイント)
    第19週 ツインズ(114ポイント)
    第20週 ナショナルズ(91ポイント)
    第21週 ドジャース③(132ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】田中7回1失点で10勝目 マリナーズ初回5失策

    2017.8.28 12:34 Monday

     ヤンキース先発の田中将大が7イニングを投げて被安打6、奪三振10、与四球1、失点1の好投で今季10勝目をマーク。苦手のデイゲームを克服し、日本人投手では初となるデビューから4年連続の2ケタ勝利に到達したが、田中の快投以上にマリナーズの「守乱」が印象に残る試合となった。

     ネルソン・クルーズのタイムリー二塁打でマリナーズが1点を先制した直後の1回裏。ヤンキースは一死走者なしからスターリン・カストロがライトへの二塁打で出塁すると、続くゲーリー・サンチェスがレフト前ヒットを放つ。これをレフトのベン・ギャメルが後逸し、カストロが生還。サンチェスは二塁へ進んだ。アーロン・ジャッジが四球を選んで一死一、二塁となり、この場面でディディ・グレゴリウスの打球はショート後方へのフライとなったものの、これをジーン・セグーラが捕球できず。さらに一死満塁からチェイス・ヘッドリーが放った三塁ゴロで、併殺を焦ったカイル・シーガーが打球をファンブルし、オールセーフ。サンチェスが生還し、ヤンキースが勝ち越しに成功した。

     まだヤンキースの攻撃は終わらない。トッド・フレイジャーが空振り三振に倒れて2アウトとなったものの、二死満塁からジャコビー・エルズベリーが左中間への二塁打を放ち、二者が生還。ギャメルからの送球をセグーラがファンブルしている間に一塁走者のヘッドリーも生還し、セグーラから本塁への送球が悪送球となってエルズベリーは三塁へ。続くロナルド・トレイエスにもタイムリーが飛び出し、ヤンキースは一挙6得点のビッグイニングを作った。マリナーズはセグーラが3失策、シーガーとギャメルが各1失策で、なんと1イニング5失策。スコット・サービス監督は「強豪チーム相手に5つもエラーをしてしまったら、それを挽回する方法なんてないよ」と嘆いたが、1イニング5失策は球団ワースト記録であり、メジャー全体でも1977年のカブス以来40年ぶりの屈辱となってしまった。

     ヤンキースはマリナーズとの3連戦を2勝1敗で勝ち越して、ワイルドカード首位の座をキープ。東部地区の優勝争いでも4連敗中の首位レッドソックスまで2.5ゲーム差に迫っている。明日からはインディアンス3連戦とレッドソックス4連戦という厳しい戦いが始まる。まずはインディアンス相手に勝ち越して、良い形でレッドソックスとの最終決戦を迎えたいところだろう。


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  • スタントンがついにシーズン50本塁打に到達

    2017.8.28 12:06 Monday

     「プレイヤーズ・ウィークエンド」では「クルーズ」という愛称でプレイしたジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)。「プレイヤーズ・ウィークエンド」の最終戦となった日本時間8月28日のパドレス戦で本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せ、ついにシーズン50本塁打に到達した。

     記念すべき一発は2-2の同点で迎えた8回裏に飛び出した。センター前ヒットで出塁したディー・ゴードンを一塁に置いて、スタントンがパドレス先発のクレイトン・リチャードのスライダーを捉えると、打球はセンターへ一直線。記念すべき50号本塁打は貴重な勝ち越しツーランとなり、スタントンは打球がスタンドインしたことを確認すると、ガッツポーズで珍しく感情をあらわにした。

     マーリンズ・パークに集まったファンは「MVP!MVP!MVP!」の大合唱。スタントンは「MVPについて話をするにはまだ少し早すぎる」としながらも、「あれはとても嬉しかったよ。ファンがあのように言ってくれるのは素晴らしいね。本当に感謝しているよ」とファンに対して感謝の意を示した。

     シーズン50本塁打は2013年に53本塁打を放ったクリス・デービス(オリオールズ)以来4年ぶり。ナ・リーグでは2007年に50本塁打を放ったプリンス・フィルダー(当時ブリュワーズ)以来10年ぶりの快挙となった。また、8月末までに50本塁打に到達したのは史上6人目。サミー・ソーサが3度、マーク・マグワイアが2度記録しているほか、バリー・ボンズ、ルイス・ゴンザレス、ロジャー・マリスが各1度記録している。

     さらに、スタントンは8月だけで17本塁打。これは2001年のソーサと1965年のウィリー・メイズと並んで8月のナ・リーグ最多本塁打記録となっている。ア・リーグではルディ・ヨークが1937年8月に18本塁打を放っており、スタントンはあと1本でメジャータイ記録、あと2本でメジャー新記録を樹立することになる。

     本塁打数ばかりに注目が集まるスタントンだが、打率.296、108打点、出塁率.389、長打率.670、OPS1.059と各部門で素晴らしい数字をマークしており、メジャートップタイの108打点はすでに自己記録を更新している。直近10試合で8勝2敗と好調のマーリンズは貯金を3に増やし、ワイルドカード圏内まで4.5ゲーム。スタントンの本塁打や打点がさらに増えれば、マーリンズがワイルドカードを獲得する可能性もグッと高まるに違いない。


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  • ホスキンス5試合連発!驚異の18試合11本塁打

    2017.8.28 11:38 Monday

     アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、コディ・ベリンジャー(ドジャース)ら新人スラッガーが2017年のレギュラーシーズンを沸かせているが、その最新作がリズ・ホスキンス(フィリーズ)だ。メジャー最初の17試合で10本塁打という前人未到の領域に足を踏み入れた新人スラッガーが、日本時間8月28日のカブス戦でも一発を放ち、なんと5試合連続本塁打。メジャー最初の18試合で11本塁打はもちろんメジャー新記録である。

     第3打席までノーヒットに終わり、「流石に5試合連発は無理か…」といった空気も漂い始めた8回裏の第4打席だった。この回の先頭打者として打席に入ったホスキンスは、この回からマウンドに上がった上原浩治がカウント3-2から投じた6球目のフォーシームを捉え、左中間スタンドに5試合連発となる11号ソロを叩き込んだ。球団では2008年のチェイス・アトリー以来9年ぶりとなる5試合連発。それ以前には1試合をはさんで3試合連続本塁打を記録しているが、本塁打が出なかったこの1試合はダブルヘッダーの第2戦。要するに、ホスキンスはフィリーズの試合があった日に8日連続で本塁打を放っているのである。

     メジャー最初の18試合で11本塁打という驚異の量産ペース。長いメジャーリーグの歴史上、最初の22試合以内で11本塁打を放った選手は他にいない。また、大手データサイトによると、ホスキンスはほかのどの選手より17も少ない打数で11本塁打を放ったという(64打数で11本塁打)。フィリーズはまだ今季33試合を残しており、仮にこのペースを維持できるなら、ホスキンスは今季32本塁打を放つことになる(現実的な話ではないが…)。

     「打席であんなに落ち着いている若手選手を見たことはないよ」とカブスのジョー・マドン監督はホスキンスの成熟ぶりを絶賛する。「三振に対する四球の数を見てごらん。この数字は、今のペースを維持するのは難しいにしても、彼が今後も活躍できることを示している。彼は四球を受け入れているんだ。ストライクゾーンを無理に広げようとはしない。フィールド全体を使える選手だ」と称賛の言葉は止まらなかった。

     名将・マドンが活躍を確信する新人スラッガー。メジャー最低勝率のフィリーズに所属しているためあまり目立たないが、「リズ・ホスキンス」の名前を覚えておいて損はないはずだ。


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  • ビクター・マルティネス 不整脈再発で戦線離脱

    2017.8.28 11:00 Monday

     6月中旬に不整脈による故障者リスト入りを経験したビクター・マルティネス(タイガース)の不整脈が再発。日本時間8月28日に10日間の故障者リストに登録され、それに伴ってタイガースはAAA級トレドからジャコビー・ジョーンズを昇格させた。

     マルティネスは心房細動を発症した後、シカゴの病院に入院。治療によって心拍数は通常に戻り、マルティネスは退院してデトロイトまで車を運転した。デトロイトの病院で再び検査を受け、不整脈の原因を特定し、マルティネスの健康を維持するために必要な措置を検討することになっている。

     「心臓について雑に扱うことはできないからね」とブラッド・オースマス監督はマルティネスの健康状態を気遣った。「足首の捻挫とか、そうした小さな故障について話しているわけじゃないんだ。真剣に考えなければならない話だよ。命にかかわる可能性だってあるんだから」

     オースマス監督によると、マルティネスは日本時間8月27日のホワイトソックス戦の最終打席後に心房細動を発症したようだ。アスレチック・トレーナーのケビン・ランドにマルティネスを入院させるべきだと勧告し、マルティネスはシカゴの病院へ向かった。その際、マルティネスは6月に不整脈を発症したときよりも落ち着いた様子だったという。「なぜ再発したのかを突き止める必要があるだろう。原因はまだはっきりしていないみたいだけどね」とオースマス監督は心配そうに語った。

     マルティネスは子どものころ、父親を心臓発作で亡くしている。「プレイヤーズ・ウィークエンド」でマルティネスは「V-Mart」ではなく「Papicho」というニックネームを選択したが、これはマルティネスが子供のころに父親が与えてくれた愛称だった。「プレイヤーズ・ウィークエンド」の最終日を欠場することになってしまったマルティネスだが、再びグラウンドで元気な姿を見せてくれることを期待したい。


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  • カージナルス 正三塁手・ジョーコが故障者リスト入り

    2017.8.28 10:32 Monday

     ポストシーズン争いで苦戦が続くカージナルスをさらなる悪いニュースが襲った。日本時間8月27日のレイズ戦で右ハムストリングを痛めたジェッド・ジョーコが故障者リスト入り。カージナルスはレギュラーシーズン残り5週間のうちの数週間を正三塁手を欠いた状態で戦うことになった。

     ジョーコは日本時間8月27日のレイズ戦で走塁時に右ハムストリングを痛め、途中交代。マイケル・ガーシュGMによると今季の残り全試合を欠場しなければならないような重傷ではなく、2~3週間で戦列に復帰できる見込みだという。

     「つらいよ。特に、一年のこの時期だからね」とジョーコは無念さを滲ませた。「(不調が続いていたが)スイングは少しずつ良くなっていたと思うし、感覚もとても良くなっていたからね。ガッカリしているよ。でも、僕たちは戦い続けるしかない。僕たちはまだポストシーズン争いに加わっている。僕たちは優秀なチームなんだ。チームメイトがプレイする姿を見るのを楽しみにしているよ」

     カージナルスはジョーコの故障者リスト入りに伴ってAAA級メンフィスから一塁手のルーク・ボイトを昇格させた。これにより正一塁手のマット・カーペンターが三塁手として試合に出場する機会が増加すると見られている。相手の先発投手が右腕のときは一塁にカーペンター、三塁にグレッグ・ガルシアを起用し、左腕のときは一塁にボイト、三塁にカーペンターを起用する形が基本的な布陣となりそうだ。カーペンターは日本時間8月28日の試合開始前に三塁での守備練習を行った。

     「カーペンターはいつでもとても寛容だ。『必要なことを教えてくれ。僕はそれをやるよ』と言ってくれるんだよ」とマイク・マシーニー監督はカーペンターの献身的な姿勢を称賛した。「オールスターに出場して、MVP候補にもなったことがあるような選手がチームのためにどこでも守ってくれるというのは、本当に驚くべきことだよ」

     今季ここまでチーム2位の18本塁打、チーム最多の64打点をマークしているジョーコの離脱はチームにとって小さくないダメージである。また、ジョーコは三塁の守備で両リーグ2位のDRS(守備防御点)+16を記録しており、守備面でもジョーコの不在は痛手となる。

     日本時間8月28日のレイズ戦に敗れ、勝率5割に逆戻りとなったカージナルス。ジョーコが戦列復帰を果たす日まで、なんとかポストシーズン争いに踏みとどまっておきたいところである。


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  • カーショウ 3Aでのリハビリ登板は5回1失点

    2017.8.27 16:00 Sunday

     ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースは126試合目でシーズン90勝に到達し、2001年のマリナーズが記録した同記録に並んだ。シーズン新記録となる117勝達成の可能性もあり、ファンの期待も大きい。日本時間8月27日のブリュワーズ戦は0対3と敗れたがチームにとって地区優勝はもちろん、今後のポストシーズンで勝ち抜いていくためには絶対的なエースの復帰が不可欠だ。その選手こそ、クレイトン・カーショウだ。

     カーショウは日本時間7月25日から腰を痛めて故障者リスト(DL)入りしている。現在は痛めた箇所の状態もよく、既に実践形式の練習も行っており復帰に向けて確実に一歩を踏み出している。デーブ・ロバーツ監督は「何度かのリハビリ登板を経てから復帰させる予定だ」と話していたこともあり日本時間8月27日に3Aのオクラハマシティ・ドジャースのユニフォームを着てリハビリ登板に臨んだ。

     今回の対戦相手はロイヤルズ傘下のオマハ・ストームチェイサーズ。マイナー合流即、先発登板を果たしたカーショウは5回を投げて2被安打1失点8奪三振の成績を残した。2回には不振で降格しているホルヘ・ソレアに本塁打を浴びたものの、その後は崩れることなく故障後初の公式戦での登板は関係者を安心させる投球内容となったことだろう。チームはジョグ・ペダーソンが4番打者として出場したものの、カーショウの失点を取り返すことができずに0対4と敗れた。

     この日のカーショウは全64球のうち43球がストライクと投球の質の高さをみせた。試合後は「とても投げることが楽しく感じたよ。体の調子もいいし、次回も同じような投球ができるといいね」と満足気だったという。あと数回ほどマイナーでの登板を経てメジャーに復帰する予定。ドジャースの絶対的エースが帰ってくる日も近い。


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  • スタントンが2打席連発で8月月間16本塁打

    2017.8.26 11:19 Saturday

     日本時間8月26日から3日間に渡り、メジャーリーグでは「プレーヤーズウィークエンド」と題して全球団の選手がニックネームが付きのユニフォームを着用している。これまで1度も背ネームを付けたことがなかったヤンキースでは史上初の出来事となりまさに歴史が動いた日となった。このように球界でも初の試みとなった特別な日にジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が輝いた。

     このイベントでは「クルーズ」と書かれたユニフォームを着て「2番 右翼」としてパドレス戦に臨んだスタントン。初回、無死一塁で迎えた第1打席に相手先発のトラビス・ウッドが投じた5球目のカッターを捉え、打球は右中間スタンドへと消えた。これが2試合連続となる今季48号となり、マーリンズが2点を先制した。続く3回裏の第2打席では先頭打者として打席に立つと前打席と同じカッターを打ってこれが2打席連続弾となった。

     スタントンの2発で3点を取り、試合の主導権を握ったマーリンズ。4回まで5対2とリードしていたが6回表に先発のアダム・コンリーがパドレス打線に捕まり、6回途中5失点と途中降板してしまう。5対6と逆転されるも7回裏にマーセル・オズーナのバットから逆転3ランホーマーが飛び出して再び試合の主導権を握った。その後はこのままマーリンズが8対6で逃げきりパドレスに競り勝った。

     2本の本塁打を放ったスタントンはその後、4回裏の第3打席では適時二塁打を放ち3打数3安打5打点の大活躍をみせた。既にこの試合を含めると8月のみで16本塁打を記録し、過去、ナ・リーグでは1965年にウィリー・メイズ、2001年にサミー・ソーサが記録した8月月間本塁打17本まであと「1」と迫った。また、このペースで本塁打を量産し続けるとシーズン62発になるという。果たして彼の本数はどこまで伸びるのか、その数にファンは大きな期待を寄せている。


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  • 【戦評】「セール殺し」のインディアンス打線が爆発

    2017.8.25 13:09 Friday

     7番ヤンディ・ディアス、8番ロベルト・ペレス、9番ジオバニー・アーシェラの3人が計9安打8打点の活躍を見せたインディアンス打線がサイ・ヤング賞有力候補のクリス・セールを攻略。セールを3回7失点でノックアウトし、18安打13得点の猛攻でレッドソックスに快勝した。

     セールは日本時間8月2日のインディアンス戦で5イニングを投げて7失点。ホワイトソックス時代の昨季も3.1回6失点でノックアウトされており、セールにとってインディアンス打線は「天敵」とも言える存在である。今日の試合にも相性の悪さは表れ、2回裏に無死満塁のピンチを背負うと、タイムリー、内野ゴロ、タイムリー、エラーであっという間に4失点。3回裏には2四球でピンチを作り、2本のタイムリーで3点を追加された。これでインディアンス戦は通算18先発で防御率5.19。直近の3先発では計11.1イニングで20失点を喫しており、ポストシーズンで対戦する可能性があることを考えると、非常に不安の残る数字である。

     インディアンスは一時3点差に迫られたものの、セール降板以降も攻撃の手を緩めることはなく、ジェイ・ブルースとフランシスコ・リンドーアの本塁打などで着実に加点。18安打13得点の猛攻で先発のトレバー・バウアー(5.1回4失点)を援護した。

     インディアンスのテリー・フランコーナ監督は「アーシェラとディアスがよくやってくれた。ペレスの2本のタイムリーも大きかった」と下位打線の働きを絶賛。「我々は本当に素晴らしい攻撃をしたね。ベストの先発投手の一人(=セール)に対してしっかり仕事をし、得点を奪ったんだ」とセールを攻略した打線を称えていた。

     現時点の勝率でポストシーズンの組み合わせを考えると、リーグ最高勝率のアストロズがワイルドカード・ゲームを勝ち抜いたチームと対戦し、レッドソックスとインディアンスが対戦することになる。つまり、セールとインディアンス打線が地区シリーズで再び対戦する可能性が高いのである。セールがリベンジを果たすのか、それともインディアンス打線が再びセールを攻略するのか。ポストシーズンの注目ポイントの一つになりそうだ。


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  • 【戦評】ドジャースが球団史上最速で90勝到達

    2017.8.25 12:43 Friday

     前日の試合では9回までノーヒッターを継続したリッチ・ヒルを見殺しにしてしまったドジャース。しかし、日本時間8月25日のパイレーツ戦では6回1失点の好投を見せた柳賢振(リュ・ヒョンジン)を見殺しにすることなく、まだ8月であるにもかかわらず今季90勝に到達した。

     柳は奪三振こそ2個どまりだったものの、1四球と2安打で先制を許した2回裏以外は目立ったピンチもなく、6イニングを投げて被安打4、失点1の好投。ドジャース打線は4回表にカーティス・グランダーソンの22号ソロで勝ち越しに成功し、7回表にはエンリケ・ヘルナンデスがリードを2点に広げるタイムリー。トニー・ワトソンがアダム・フレイジャーにタイムリーを浴びて1点差に迫られた直後の8回表にはヤスマニ・グランダルとエイドリアン・ゴンザレスの二者連続本塁打が飛び出し、パイレーツを突き放した。

     この勝利により、ドジャースは早くも今季90勝に到達。シーズン最初の126試合で90勝をマークしたのは2001年のマリナーズ以来16年ぶりであり、1913年以降では史上6チーム目となった。また、日付でも消化試合数でも球団史上最速での90勝到達となっている(従来の記録は日付では1953年の8月31日、消化試合数では1942年と1953年の131試合)。

     デーブ・ロバーツ監督は「私は勝つことが大好きだよ。昨年の今ごろ、どの位置にいたかは覚えてないけど、90勝に到達したのは9月の終わりだったんじゃないかな。昨日はああいう試合になってしまったけれど、私たちは勝てるチームなんだと再び証明することができたね」と語り、自身が率いるチームへの自信をのぞかせた。

     ドジャースは直近66試合で55勝11敗(勝率.833)という驚異的な快進撃を続けている。レギュラーシーズンは残り36試合。この快進撃をキープできるのであれば、残り36試合で30勝をマークすることになり、シーズン120勝に到達する計算だ。歴代最多記録(シーズン116勝)の更新が現実味を帯びつつあるドジャース。ワールドシリーズ制覇が最大の目標であることは間違いないが、レギュラーシーズンの残り36試合の戦いにも注目したい。


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  • 【戦評】左腕・レイが復帰初戦で5回9奪三振1失点の好投

    2017.8.25 12:20 Friday

     日本時間7月29日のカージナルス戦で頭部に打球を受け、およそ1ヶ月にわたって戦列を離れていたロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)が戦列復帰。奪三振マシンのレイらしい奪三振ショーで復帰初戦を白星で飾り、自身初の2ケタ勝利に到達した。

     およそ1ヶ月ぶりのマウンドに上がったレイは5イニングを投げ、メッツ打線をわずか2安打に抑える一方で9三振を奪う見事なピッチングを披露。1回裏にはいきなり三者連続三振の快投を見せ、完全復活をアピールした。「長い間戦列を離れていたような感じだった。実際にマウンドに立ってみて、何も問題なかったよ。頭部に打球が直撃したことを思い出すようなこともなかった」とレイも完全復活に手応えを感じていた。

     レイが許した得点はヨエニス・セスペデスの17号ソロによる1点だけ。ダイヤモンドバックス打線は5回表にグレガー・ブランコのタイムリーとケテル・マーテイの犠牲フライで逆転に成功し、6回表にはブランドン・ドルーリーのタイムリーで3点目をあげて復帰初戦のレイを援護した。6回以降はデービッド・ヘルナンデス、アーチー・ブラッドリーらブルペン陣がメッツの反撃を1点に抑え、1点リードの最終回をクローザーのフェルナンド・ロドニーが締めくくった。

     ダイヤモンドバックスはこの勝利が今季70勝目となり、早くも昨季(69勝)を上回った。ワイルドカード争いでも2位ロッキーズとの0.5ゲーム差を維持し、首位の座をキープ。10勝5敗、防御率3.06、奪三振率11.64という素晴らしい成績を残している左腕の戦列復帰は、6年ぶりのポストシーズン進出を目指すダイヤモンドバックスにとって大きな追い風となりそうだ。


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  • タイガース対ヤンキースの一戦で3度の乱闘騒ぎ

    2017.8.25 11:49 Friday

     タイガースが10-6で乱打戦を制した日本時間8月25日のヤンキース戦。この試合では死球に対する報復が次々に起こり、合計3度も乱闘騒ぎが発生。乱打戦という印象以上に「乱戦」の印象が強い一戦となった。

     日本時間8月1日にヤンキー・スタジアムで行われた両チームの対戦が、この日の乱闘騒ぎの伏線となっていた。この日はヤンキースのトミー・ケインリーがのちに「故意ではない」と弁明したとはいえ、マイキー・マートゥックの頭部へ死球を与え、次のイニングにタイガースのマイケル・フルマーがジャコビー・エルズベリーへ報復死球。ただし、このシリーズではこれ以上の騒ぎは起こらなかった。

     そして迎えた今日の試合。タイガースの先発は再びフルマーだった。4回表にゲーリー・サンチェスに勝ち越し弾を打たれたフルマーは、5回表のサンチェスの打席で死球を与えてしまう。このときは特に何も起こらなかったが、この死球が報復の連鎖、そして3度の乱闘騒ぎを生むことになる。

     6回裏、ケインリーがミゲル・カブレラへ投じた初球がカブレラの背中を通過。球審のカルロス・トーレスは即座にケインリーに退場を宣告した。ヤンキースのジョー・ジラルディ監督はこれに対して猛抗議。結局、ジラルディ監督にも退場が宣告された。「フルマーはサンチェスにわざとぶつけたんだ。警告は出されていなかったし、ケインリーはカブレラにぶつけていない。あの判定は間違っているよ」とジラルディ監督の怒りは収まらなかった。さらに、カブレラと捕手のオースティン・ロマインが口論を開始し、これが殴り合いに発展。両軍のベンチやブルペンから選手やコーチが飛び出し、最初の乱闘騒ぎとなった。この乱闘騒ぎでカブレラとロマインにも退場が宣告された。

     7回裏、今度はデリン・ベタンセスがジェームズ・マッキャンの頭部に死球をぶつけてしまう。これをきっかけに2度目の乱闘騒ぎが発生。先ほどのような殴り合いの乱闘には発展しなかったものの、ベタンセスとヤンキースのロブ・トムソン(ベンチコーチ)に退場が宣告された。

     そして8回表。今度はタイガースのアレックス・ウィルソンがトッド・フレイジャーに死球を与えてしまう。これをきっかけに3度目の乱闘騒ぎが発生し、ウィルソンとタイガースのブラッド・オースマス監督に退場が宣告された。

     このほかにも、タイガースのダグアウト内でビクター・マルティネスとジャスティン・バーランダーが口論する様子が映し出されるなど、試合を通してグラウンド全体が不穏な雰囲気に。「頭部死球なんて見たくないし、グラウンドでの乱闘も見たくない。けれど、俺たちは人間だし、時には熱くなってしまうんだ。97マイルの速球をぶつけられたりしたら、やり返したくなる時だってあるよ」とカブレラ。合計8人が退場処分を受けた「乱戦」は、7回裏にホゼ・イグレシアスの3点タイムリー二塁打で勝ち越したタイガースの勝利で幕を閉じた。


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  • フィリーズに現れた新星・ホスキンスが15試合で8本塁打

    2017.8.25 10:52 Friday

     日本時間8月11日にメジャー昇格を果たしたばかりの新鋭、リズ・ホスキンス(フィリーズ)の勢いが止まらない。日本時間8月25日のマーリンズ戦に「4番・レフト」で先発出場したホスキンスは、2回裏の第1打席で2試合連発となる8号同点ソロ。直近6試合で5本塁打を量産しており、メジャーデビューからの15試合で8本塁打を放った史上3人目の選手となった。

     デビュー5戦目となった日本時間8月15日のパドレス戦でメジャー初本塁打を含む2本塁打を放ったホスキンスは、翌日の同カードでも2試合連続となる一発。その後の3試合は不発に終わったが、日本時間8月20日のジャイアンツ戦から3試合連続本塁打を記録し、1試合を挟んで日本時間8月24日のマーリンズ戦から2試合で本塁打を放ってキャリア15試合で8本塁打となった。これは1993年から1994年にかけてのカルロス・デルガード(ブルージェイズ)と昨年のトレバー・ストーリー(ロッキーズ)に次ぐ史上3人目の記録である。

     また、メジャーデビューからの50打数以内で8本塁打を放ったのもホスキンスが史上3人目である。ホスキンスはメジャー49打数目で8本目の本塁打を放ったが、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)が47打数で8本塁打、前出のデルガードが48打数で8本塁打を放っており、打数で見るとホスキンスはメジャー史上3番目のスピード記録となっている。

     「彼を見るのは楽しいね。私は彼を打線の中軸に置くことを気に入っているよ」とピート・マッカニン監督は新人スラッガーに高い評価を与えている。若手右腕のジェイク・トンプソンも「彼はプロの打者だよ。悪い打席が全く無いように見える。投球ごとに調整しているんだ。これは優れた打者がすることだよ」と同僚の活躍を絶賛する。

     8本塁打を放っているだけでなく、ここまで11三振に対して10四球を選び、出塁率.406をマークするなど、アプローチの面でも新人離れしたところを見せているホスキンス。打者としての完成度は非常に高く、今後どのような選手に成長していくのか非常に楽しみな存在だ。


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