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  • 今季限りでユニフォームを脱いだ5人のスター選手たち

    2018.12.26 10:35 Wednesday

     MLB公式サイトでは、今季限りでユニフォームを脱いだ5人のスター選手を紹介。彼らは合計で28度のオールスター・ゲーム選出、17度のシルバースラッガー賞受賞という華々しい実績を誇り、データサイトBaseball-Referenceが算出するWARでも合計300近い数字を叩き出している。その5人とは、エイドリアン・ベルトレイ、ビクトル・マルティネス、ジョー・マウアー、チェイス・アトリー、デービッド・ライトという顔ぶれだ。なお、イチローは来年3月の日本開幕戦に向けてマリナーズと選手として再契約を結ぶ可能性が高いことが報じられており、今回の特集には含まれていない。

     ベルトレイは通算2933試合に出場して打率.286、477本塁打、1707打点、121盗塁、OPS.819をマーク。通算3166安打はアメリカ国外出身選手としては歴代最多の数字であり、オールスター・ゲーム選出4度、シルバースラッガー賞受賞4度、ゴールドグラブ賞受賞5度と見事な実績を残している。ドジャース時代の2004年には自己最多の48本塁打を放って本塁打王のタイトルを獲得。攻守両面で実績は申し分なく、将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

     マルティネスは通算1973試合に出場して打率.295、246本塁打、1178打点、7盗塁、OPS.815をマークした強打のスイッチヒッター。捕手としてメジャーデビューしたあと、指名打者に専念するようになったが、タイガース時代の2014年に打率.335、32本塁打、103打点、OPS.974をマークしたように、その打撃力はホンモノだった。

     マウアーは通算1858試合に出場して打率.306、143本塁打、923打点、52盗塁、OPS.827をマークした好打の捕手。イチローのライバルとして捕手ながら首位打者を3度も獲得し、打率.365、28本塁打、96打点、OPS1.031をマークした2009年にはMVPに輝いた。キャリア後半は脳震盪の影響により一塁へコンバートされたが、球団史に残る名選手であることは間違いなく、背番号「7」は永久欠番となることが決まっている。

     アトリーは通算1937試合に出場して打率.275、259本塁打、1025打点、154盗塁、OPS.823をマークした強打の二塁手。2005年から4年連続で20本塁打&100打点をクリアするなどフィリーズの黄金期を支え、「2000年代最高の二塁手」と称された。晩年はドジャースへ移籍し、精神的支柱として常勝チームを支えた。

     ライトは通算1585試合に出場して打率.296、242本塁打、970打点、196盗塁、OPS.867をマークした好打の三塁手。2015年以降は相次ぐ故障によりほとんどプレイできなかったが、2005年から4年連続で打率3割&25本塁打&100打点をクリアするなど全盛期のパフォーマンスは見事だった。メッツのチームリーダーとしても存在感を発揮し、「キャプテン・アメリカ」の愛称で親しまれた。

     こうした名選手がグラウンドに別れを告げた一方、今季は大谷翔平(エンゼルス)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フアン・ソト(ナショナルズ)といった新たなスター候補生の活躍もあった。名選手たちが支えてきた球界を、今後は新時代のスター選手たちが盛り上げてくれるはずだ。

  • 静かなオフを過ごすカブス ハーパー獲得に動く可能性はあるか

    2018.12.25 12:10 Tuesday

     同地区球団のカージナルスがポール・ゴールドシュミットとアンドリュー・ミラー、レッズがヤシエル・プイーグ、マット・ケンプ、アレックス・ウッド、タナー・ロアークらを獲得するなか、比較的静かなオフシーズンを過ごしているカブス。ここまでの目立った補強は、控え内野手のダニエル・デズカルソを獲得したことくらいである。そんなカブスがフリーエージェント市場の大物選手、ブライス・ハーパーの獲得に動く可能性はあるのだろうか。地元紙の記者たちが分析している。

     オフシーズンの終了まではまだ時間があり、カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長には多くの時間が残されている。つまり、カブスはまだハーパーら大物選手を獲得して大幅な戦力アップを図ることも可能なのである。

     シカゴ・サン・タイムズのゴードン・ウィッテンマイアーは、ラスベガスで行われたウィンター・ミーティングの際に、カブスがハーパーと代理人のスコット・ボラスと面会していたことを報じ、カブスがハーパー獲得に動く可能性があることを示唆。ボラスの手法として、有力FA選手の契約交渉を年明けまで持ち越すことが多いことを指摘し、エプスタインが現有戦力の整理を行ってポジション面や資金面でハーパー獲得の準備を整える可能性があることを伝えている。

     しかし、メッツでGM経験のあるスティーブ・フィリップスは、カブスのハーパー獲得に否定的だ。フィリップスによると、カブスがハーパー獲得の資金を用意するためには、ダルビッシュ有、ホゼ・キンターナ、ジェイソン・ヘイワード、ベン・ゾブリストといった主力選手を放出することが不可欠。しかし、健康面に不安を抱えるダルビッシュや、金額に見合った活躍ができていないヘイワードの引き取り手を探すのは難しく、キンターナやゾブリストはチームの戦力構成上、安易に放出するわけにはいかない。だからといって、「フロントが3000万ドルを超えるであろうハーパーの年俸を簡単に用意するわけにもいかないだろう」とフィリップスは分析。カブスがハーパーを獲得するのは難しい、との結論に至っている。

     ライバル球団が着々と戦力補強を進めるなか、強豪・カブスを率いるエプスタインはどのような手を打っていくのか。まだ十分に時間は残されており、エプスタインの手腕には大きな期待が寄せられている。

  • 決まらないキンブレルの新天地 最大の懸念材料は制球力

    2018.12.25 11:30 Tuesday

     2010年のメジャーデビュー以来、通算542試合に登板して333セーブ、防御率1.91、WHIP0.92、奪三振率14.67をマークしているクレイグ・キンブレルは、間違いなくメジャー最高のクローザーの一人である。しかし、フリーエージェントとなったキンブレルの新天地はまだ決まっていない。これにはキンブレルが総額9600万ドルという大型契約を希望していたことのほかに、各球団がキンブレルの制球力の低下を懸念していることが関係しているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、キンブレルは自身の市場が動かないことを憂慮して、希望条件を総額9600万ドルから1000万ドルほど下落させたと見られている。ところが、キンブレル争奪戦における各球団との交渉が本格化した様子は見られず、各球団は揃って「様子見」を続けている状況だ。

     ブリーチャー・レポートのダニー・ノーブラーは、キンブレルが2011年以降、平均65試合に登板して防御率1.97、奪三振率14.55という素晴らしい成績を残していることを紹介し、キンブレルが希望条件に相応しい活躍を見せてきたと主張。特に、速球とスライダーの2球種で空振りを取ることができる点を絶賛し、「彼は打つことのできないボールを2種類持っている」というナ・リーグの某スカウトのコメントも紹介している。

     その一方で、ノーブラーはキンブレルの制球力に対する懸念を表明。与四球率5.09に終わった2016年に続いて、今季も与四球率4.48と制球に苦しむ場面が目立ち、特にポストシーズンでは大荒れだった。30代に突入し、今後は球威の衰えも懸念されるなか、制球力を維持することは一流のクローザーとして活躍していくうえで必要不可欠。MLBネットワークのジム・メモーロは「スカウトたちはキンブレルの制球力が以前のレベルまで回復しないのではないかと心配している」と語っている。

     キンブレルが制球難に苦しみ、今年のポストシーズンのような不甲斐ないピッチングを続けるのであれば、総額9600万ドルの価値がないことは明白。制球力に対する懸念を払拭できないまま今季を終えたキンブレルにとって、厳しいオフシーズンとなっている。

  • 獲得候補は3球団 マチャド争奪戦はなぜ盛り上がらないのか

    2018.12.25 10:45 Tuesday

     2012年のメジャーデビュー以降、メジャーを代表するスター選手の一人として活躍を続けてきたマニー・マチャドは、今オフのフリーエージェント市場におけるベスト・プレイヤーの一人と称されている。しかし、マチャド獲得に興味を示し、実際に本格的な交渉を行ったことが報じられているのはホワイトソックス、フィリーズ、ヤンキースの3球団だけ。マチャド争奪戦はなぜ盛り上がらないのだろうか。

     現在26歳のマチャドは、今季オリオールズとドジャースで合計162試合に出場し、打率.297、37本塁打、107打点、14盗塁、OPS.905と自己ベスト級の好成績をマーク。まだ26歳であることや、遊撃と三塁を守れることを考えると、非常に魅力的なFA物件であることは間違いない。では、ホワイトソックス、フィリーズ、ヤンキース以外の球団は、なぜマチャド争奪戦に加わろうとしないのだろう。

     その理由の一つとして、マチャドがドジャースの一員として戦った今年のポストシーズンで、数々の「ダーティ」なプレイを見せてしまったことが挙げられる。MLBネットワークのケン・ローゼンタールなどは、こうしたマチャドの振る舞いを批判し、この点を多くの球団がマチャドとの契約を敬遠する理由に挙げている。

     一方、MLBネットワークのアナリストであるC.J.ニトコウスキーは、予想される契約規模が大きすぎることが獲得可能な球団を制限してしまっていると主張する。「マチャドが得るであろう契約のレベルを考えると、複数の球団が獲得に乗り出すのは難しいだろう」とニトコウスキー。確かに、10年総額3億ドル以上とも言われる大型契約をオファーできるのは、ごく一部の球団に限られるだろう。

     また、マチャドが今季途中から所属していたドジャースは、三塁に不動のレギュラーであるジャスティン・ターナーがおり、遊撃にはトミー・ジョン手術による長期離脱からコリー・シーガーが戻ってくる。大型契約をオファーする余裕のある球団のチーム事情にマチャドがフィットしないことも、マチャド争奪戦が盛り上がらない一因になっていると言えそうだ。

  • 少なくとも4球団が先発左腕・カイケルの獲得に興味を示す

    2018.12.24 23:55 Monday

     今オフのフリーエージェント市場における有力先発投手の多くがすでに契約先を決めているなか、2015年のサイ・ヤング賞受賞者であるダラス・カイケルがまだ市場に残っている。契約決定にはまだ時間の掛かりそうなカイケルだが、2015年に20勝をマークしたのを筆頭に通算4度の2ケタ勝利を記録するなど実績は十分。ボストン・グローブのニック・カファルドによると、少なくともフィリーズ、ブリュワーズ、エンゼルス、レンジャーズの4球団がカイケルの獲得に興味を示しているようだ。

     好条件での契約を目指しているカイケルだが、その要求に見合う契約オファーを提示できるのはフィリーズなど数球団のみに限られると見られている。フィリーズはブライス・ハーパーとマニー・マチャドの獲得を目指しており、彼らの獲得が実現すれば、さらにカイケルを獲得するのは非現実的。その場合、カイケルは今年3月にジェイク・アリエタがフィリーズと結んだ契約である3年7500万ドルのあたりまで、自身の希望条件を下げざるを得ないだろう。

     もし、カイケルが希望条件を下げるのであれば、フィリーズより予算規模の小さい球団にも獲得のチャンスが出てくる。ジム・ボウデンはジ・アスレチックで公開した記事のなかで、カイケルの希望条件が下がればブリュワーズがカイケル獲得の有力候補に浮上することを指摘している。先発ローテーションにやや人材を欠くブリュワーズにとって、カイケルは先発ローテーションの一角を任せるのにうってつけの存在だ。

     また、カファルドは上記の2球団に加え、エンゼルスとレンジャーズがカイケル獲得に興味を示していることを伝えている。さらに、アストロズがカイケルとの再契約に動く可能性もあるようだ。

     今季は3年ぶりに200投球回をクリアし、2年連続4度目となる2ケタ勝利をマークしたカイケル。年齢的にも30歳とまだ若く、カイケルが要求する契約条件の動向次第では、「少なくとも4球団」と報じられる獲得希望球団はさらに増える可能性もありそうだ。

  • カブスがグレイブマンを獲得 トミー・ジョンからの復帰目指す

    2018.12.23 16:55 Sunday

     日本時間12月23日、カブスがケンドール・グレイブマンと2020年の球団オプションを含む1年契約を結んだことが明らかになった。グレイブマンは今年7月にトミー・ジョン手術を受けており、戦列に復帰できるのは早くても来季の後半戦。今回の契約もそれを踏まえた形となっており、カブスはグレイブマンにメジャー復帰のチャンスを提供する代わりに、ある程度チームに有利な形での契約を結ぶことに成功した。

     2016年に2ケタ勝利をマークした経験のあるグレイブマンだが、今季は7先発で1勝5敗、防御率7.60と悲惨な成績に終わり、2度のAAA級降格を経験。その後、マイナーの故障者リストに登録され、7月にトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了となった。

     グレイブマンの来季年俸は57万5000ドルとなっており、メジャーリーガーの最低保証年俸と大差ない金額だが、レギュラーシーズン中に戦列復帰を果たして1日でもアクティブ・ロースターに登録された場合、年俸は200万ドルに跳ね上がる。また、球団側に選択権のある2020年の契約オプションは年俸300万ドルとなっているようだ。

     2020年のカブス先発陣について見てみると、退団が予想されるのは来季終了後にフリーエージェントとなるコール・ハメルズだけである。ジョン・レスターとダルビッシュ有はまだ契約期間内であるし、ホゼ・キンターナは球団オプション、カイル・ヘンドリックスとマイク・モンゴメリーは年俸調停期間中であり、引き続きチームに在籍している可能性が高い。また、タイラー・チャットウッドも2020年が3年契約のラストイヤーだ。

     カブスは昨オフもトミー・ジョン手術からの復帰を目指すドリュー・スマイリーと契約した前例があり、スマイリーは結局レンジャーズへトレードされた。グレイブマンは同様の扱いを受ける可能性もあり、カブスでのメジャー復帰が約束されたわけではないが、少なくともメジャー復帰に向けての一歩を踏み出したと言えるだろう。

  • 今季12勝のファイアーズがアスレチックスと2年契約で再契約へ

    2018.12.23 16:35 Sunday

     日本時間12月23日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、アスレチックスは今季12勝をマークしたマイク・ファイアーズと再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。球団からの正式な発表は身体検査後になる見込みだが、総額1400万~1500万ドルの2年契約であることが報じられている。

     今季のファイアーズは開幕からタイガースの先発ローテーションの一角を担い、21試合に先発して7勝6敗、防御率3.48をマーク。8月上旬にアスレチックスへ移籍すると、移籍後は10試合(うち9先発)に登板して5勝2敗、防御率3.74と安定したピッチングを続け、シーズントータルでは自己最多となる12勝をマークした。

     ファイアーズは来季の年俸が1000万ドル前後まで上昇することが予想されていたため、アスレチックスは先月末にファイアーズをノンテンダーFAとしていた。しかし、来季の先発ローテーションを形成するうえでファイアーズは必要不可欠な存在であり、年平均の年俸額を少し下げた形での複数年契約で合意にこぎ着けたようだ。

     アスレチックスは、エース格のショーン・マネイアが左肩の手術、アンドリュー・トリッグスが胸郭出口症候群の手術、ジャーレル・コットンとA.J.プクがトミー・ジョン手術を受けており、来季の先発ローテーションがファイアーズとダニエル・メンデンの2枠しか埋まっていない状況。今年のワイルドカード・ゲームで「オープナー」にリアム・ヘンドリックスを起用したように、「オープナー戦法」を本格採用する可能性もあるが、今後も移籍市場で先発投手の補強を目指すことになりそうだ。

  • マリナーズがブリュワーズから強打の外野手・サンタナを獲得

    2018.12.22 11:55 Saturday

     打線が左打者偏重になっていることを受けて、マリナーズのジェリー・ディポートGMはブリュワーズから右打ちの強打の外野手、ドミンゴ・サンタナを獲得することに成功した。日本時間12月22日、マリナーズは外野手のベン・ギャメルとマイナーの投手であるノア・ザボラスをブリュワーズへ放出し、サンタナを獲得。昨季30本塁打を放ちながらもクリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインの加入により出場機会を激減させていた大砲が、マリナーズに加わることになった。

     ディポートが「サンタナは2017年の球界で最も生産的な外野手の1人だった」と語ったように、現在26歳のサンタナは昨季、自己最多の151試合に出場して打率.278、30本塁打、85打点、15盗塁、OPS.875の好成績をマークした。しかし、今季はイェリッチとケインの加入によってレギュラーの座を剥奪されただけでなく、自身の不振によりAAA級降格も経験。今季は85試合の出場にとどまり、打率.265、5本塁打、20打点、1盗塁、OPS.740という寂しい成績に終わった。

     今オフのマリナーズは主力選手の放出による戦力の再編を進めており、外野には不動のレギュラー右翼手であるミッチ・ハニガーに加え、マレックス・スミスとジェイ・ブルースが加入した。しかし、スミスとブルースはともに左打者であり、内野に目を移しても、正捕手候補のオマー・ナルバエス(新戦力)、正遊撃手候補のJ.P.クロフォード(新戦力)、正二塁手のディー・ゴードン、正三塁手のカイル・シーガーはいずれも左打者。サンタナの加入は打線の左右のバランスを改善するのに効果的な補強であると言える。

     一方、ブリュワーズへ移籍するギャメルは、今季101試合に出場して打率.272、1本塁打、19打点、7盗塁、OPS.728をマーク。ブリュワーズのデービッド・スターンズGMは、外野の3ポジションを守れる点や、サンタナと比べて長く保有できる点などを高く評価しているようだ。また、ザボラスは今年のドラフトで18巡目指名を受けてプロ入りした22歳のリリーフ右腕であり、今季はA-級とA+級で合計19試合に登板して防御率3.03をマークしている。

  • ドジャースとレッズが大型トレード プイーグ、ケンプらがレッズ移籍

    2018.12.22 11:35 Saturday

     日本時間12月22日、ドジャースとレッズが球界を揺るがす大型トレードを実現させた。レッズはホーマー・ベイリー投手、ジーター・ダウンズ内野手、ジョシアー・グレイ投手の3人をドジャースへ放出し、ヤシエル・プイーグ外野手、マット・ケンプ外野手、アレックス・ウッド投手、カイル・ファーマー捕手と金銭700万ドルを獲得。なお、今回のトレードは両軍のロースター整理と年俸総額の調整が最大の目的であると見られており、今後さらなる動きがありそうだ。

     レッズは今回のトレードにより主力級の外野手2人(プイーグとケンプ)、先発ローテーションの一角を担う左腕(ウッド)、タッカー・バーンハートを支える控え捕手(ファーマー)を獲得することに成功した。すでにナショナルズからトレードでタナー・ロアークを獲得するなど、来季に向けて「戦う姿勢」を鮮明にしており、今回のトレードでさらなる戦力アップに成功した印象を受ける。しかし、ディック・ウィリアムス野球部門社長は「我々はまだ補強を完了していない。チームをよりよくするための資源が手元にはある」と語っており、さらなる戦力補強を目指す模様。噂されているダラス・カイケル(フリーエージェント)やコリー・クルーバー(インディアンス)の獲得に向けての動きが本格化するかもしれない。

     一方のドジャースは、レッズで不良債権となっていたベイリーを獲得したものの、ベイリーはリリース(解雇)が濃厚となっている。ケンプとプイーグを放出したことにより人員余剰気味の外野を整理できたため、ブライス・ハーパー(フリーエージェント)の獲得に向けて本格的に動き出すのではないかと指摘する関係者もいる。また、クルーバーやJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得に向けた動きを本格化させる可能性もあるだろう。

     いずれにせよ、今回のトレードは両軍にとって「補強完了」を意味するものではない。大型トレードで球界を驚かせた両軍は、さらなる戦力アップに向けて今後も移籍市場で活発に動いていくことになるだろう。

  • 3球団が絡む大型トレード アスレチックスがプロファー獲得

    2018.12.22 11:15 Saturday

     日本時間12月22日、レイズ、アスレチックス、レンジャーズの間でトレードが成立し、アスレチックスは来季の正二塁手候補としてレンジャーズからジュリクソン・プロファーを獲得した。球団再建に向けて若手選手を欲しているレンジャーズは、レイズから投手3人、アスレチックスから内野手1人とインターナショナル・ボーナスプール75万ドルを獲得。レイズはアスレチックスからリリーフ右腕のエミリオ・パガーンと来年のドラフト指名権(戦力均衡ラウンドA:全体38位)を獲得し、レンジャーズからも投手1人が加わった。

     今回のトレードにおける最大のビッグネームであるプロファーは、今季レンジャーズで146試合に出場して打率.254、20本塁打、77打点、10盗塁、OPS.793と自己最高のシーズンを過ごした。まだ25歳と若いものの、メジャーデビューが早かったため、2020年終了後にはフリーエージェントとなる。そのため、レンジャーズは契約延長に向けて動いていたが、交渉が上手くまとまらなかった。結局、レンジャーズはプロファーの放出を決断し、プロファーはジェッド・ラウリーの後釜となる正二塁手候補としてアスレチックスに迎え入れられることになった。

     レイズは今季アスレチックスで55試合に登板したリリーフ右腕・パガーンを獲得。レンジャーズからは今季A級とA+級で合計24試合(うち18先発)に登板して防御率2.97をマークしたロリー・レイシーが加わった。このほか、アスレチックスから来年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドA(現時点で全体38位)の指名権を譲り受けている。

     そして、プロファーを放出したレンジャーズは、アスレチックスとレイズから合計4人の若手選手とインターナショナル・ボーナスプール75万ドルを獲得。アスレチックスから獲得したイーライ・ホワイトは24歳の内野手で、今季はAA級で打率.306をマーク。レイズからは先発左腕のブロック・バーク、リリーフ左腕のカイル・バード、リリーフ右腕のジョエル・エスピナルの3人を獲得している。

  • キューバ選手亡命なしでメジャー移籍可能に 主要ニュースまとめ

    2018.12.21 18:30 Friday

     トレードやフリーエージェントで選手の移籍が続々と決定するなか、メジャーリーグはそれ以外の部分でも動いている。なかでも最大のニュースは、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会がキューバ野球連盟との合意に達し、キューバ人選手が亡命することなくメジャーリーグに移籍可能となったことだろう。そのほか、来季の日本開幕戦の詳細決定、マリナーズの本拠地球場の名称変更と合わせて、主要なニュースをまとめてお届けする。

    ●キューバ人選手が亡命なしでメジャー移籍可能に

     メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、キューバ人選手の移籍についてキューバ野球連盟との合意に達し、キューバ人選手は亡命という危険を冒すことなくメジャーリーグへの移籍を実現させることが可能になった。MLB公式サイトによると、メジャーリーグ機構が国外の野球連盟と選手の移籍に関する協定を結ぶのは、日本、韓国、台湾に続いてキューバが4例目だという。

     今回の協定によると、キューバ野球連盟は25歳以上かつプロ経験6年以上の選手がメジャー移籍を希望した場合、その選手をフリーエージェントとしなければならない。また、25歳未満の場合も選手の希望に従ってフリーエージェントとすることが可能であるという。移籍の際には日本人選手のポスティング制度のように契約総額に応じてキューバ野球連盟側に「移籍金」が支払われる。また、キューバ人選手は亡命する必要がなく、家族をアメリカへ連れていくことやオフシーズンにキューバへ帰国することも可能になるようだ。

    ●2019年の日本開幕戦の詳細が決定

     来年3月20日と21日に2試合にわたって行われる東京ドームでのマリナーズ対アスレチックスの開幕カードは、2試合とも18時半試合開始と発表された。また、開幕カード直前の3月17日と18日にはプレシーズンマッチとして、マリナーズが読売ジャイアンツ、アスレチックスが北海道日本ハムファイターズと対戦することも決定した。

     開幕カードではアメリカ国外での試合ということもあって、ロースター枠が通常の25人から28人に拡張されるため、マリナーズはイチローのロースター入り、そして開幕スタメン入りが期待されている。日本の国内外から大きな注目を集める開幕カードとなりそうだ。

    ●マリナーズの本拠地が「T-モバイル・パーク」に

     マリナーズは本拠地のネーミングライツについて、T-モバイル社との25年契約を締結したことを発表し、長く「セーフコ・フィールド」として親しまれてきた本拠地球場が来季から「T-モバイル・パーク」に改称されることになった。

     1999年に開場したこの球場は、1998年にセーフコ社が20年契約でネーミングライツを購入。開場以来、「セーフコ・フィールド」としてシアトルの野球ファンに愛されてきた。今後は2043年シーズンまで「T-モバイル・パーク」と呼ばれることになる。

  • アスレチックスがベテラン救援右腕・ソリアと2年契約へ

    2018.12.21 17:20 Friday

     関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、アスレチックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、ホアキム・ソリアと2年契約を結ぶことで合意に至りつつあるようだ。身体検査後に正式な契約発表が行われる見込みだが、関係者によると契約の総額は1500万~1550万ドルになる模様。今季途中に獲得したジューリス・ファミリアがフリーエージェントで流出したアスレチックスは、その穴埋めとして実績十分のベテラン右腕を手に入れることが確実となった。

     現在34歳のソリアは、今季ホワイトソックスとブリュワーズで合計66試合に登板して防御率3.12をマーク。ホワイトソックスで好調だった(40試合で防御率2.56)ことを買われて7月のトレードでブリュワーズへ移籍したものの、移籍後は26試合で防御率4.09とやや精彩を欠いた。

     ソリアはメジャーで11シーズンの実績があり、これまでにロイヤルズ、レンジャーズ、タイガース、パイレーツ、ホワイトソックス、ブリュワーズの6球団でプレイ。アスレチックスが7球団目となる。通算639試合に登板して31勝35敗、220セーブ、80ホールド、防御率2.88、WHIP1.13と実績は十分。ポストシーズンはタイガース時代の2014年、パイレーツ時代の2015年に続いて3度目の出場となったが、7試合で防御率7.71と期待に応えることはできなかった(ポストシーズン通算では10試合で防御率12.15)。

     アスレチックスは今季途中に加入して強力ブルペン陣の一角を担ったファミリアがシーズン終了後にフリーエージェントとなり、古巣のメッツと3年3000万ドルで契約。その穴を埋めるべく、移籍市場でリリーフ投手の獲得を目指していたが、実績十分のソリアに白羽の矢が立った格好だ。ブレイク・トライネン、ルー・トリビーノ、フェルナンド・ロドニー、ユスメイロ・ペティートといったファミリア以外の中心メンバーは健在であり、来季も強力ブルペン陣はアスレチックスの大きな武器となりそうだ。

  • カージナルスが念願のリリーフ補強 ミラーと複数年契約へ

    2018.12.21 13:10 Friday

     日本時間12月21日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、カージナルスはフリーエージェントのリリーフ左腕、アンドリュー・ミラーとの契約成立が目前に迫っているようだ。現在33歳のミラーはメジャーを代表するリリーフ左腕として活躍してきたものの、今季は故障の影響により37試合で34イニングしか投げられなかった。ヤフースポーツは今回の契約が複数年契約であることを報じているが、正式な契約発表は身体検査の結果が出るのを待たねばならないだろう。

     カージナルスは今オフの課題の1つであった「打線の核となるスラッガー」をポール・ゴールドシュミットの獲得により解決したあと、次なる課題である「信頼できるリリーフ左腕」の補強を目指していた。ミラーのほか、ザック・ブリットンも補強ターゲットに挙げられていたが、サイ・ヤング賞の投票でトップ10圏内に2度ランクインしたことのあるメジャー屈指のリリーフ左腕・ミラーを獲得することが濃厚となった。

     ミラーは2016年途中にヤンキースからインディアンスへトレードされ、この年のポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズのMVPに選出されるなど大活躍。チームのリーグ優勝に大きく貢献した。ヤンキース時代の2015年には最優秀救援投手に選出され、2016年から2年連続でオールスター・ゲームにも選出。2016年は70試合で防御率1.45、2017年も57試合で防御率1.44と見事な活躍を見せた。

     今季はハムストリング、膝、肩と故障が相次ぎ、防御率4.24と不本意な成績に終わっており、これまでの勤続疲労の影響が懸念されるところ。リリーフ左腕を欲しているカージナルスだが、故障リスクの高い選手ということもあり、身体検査は慎重に行われるに違いない。

     近年はブレット・シーセル、ルーク・グレガーソン、グレッグ・ホランドとリリーフ補強の失敗が続いているカージナルス。大物リリーバー・ミラーの獲得により、その悪い流れに終止符を打ちたいところだろう。

  • ロッキーズが好打者・マーフィーと2年契約 一塁手として起用か

    2018.12.21 12:25 Friday

     日本時間12月21日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ロッキーズはフリーエージェントの好打者、ダニエル・マーフィーと2年2400万ドルで契約合意に至ったようだ。ジ・アスレチックのロバート・マレーは契約内容の詳細について、2019~2020年の2年契約で、2021年の契約は相互オプションまたはバイアウトとなっており、保証されている金額が2400万ドルであると報じている。キャリアの大部分を二塁手として過ごしてきたマーフィーだが、ロッキーズは一塁手として起用することを考えているようだ。

     現在33歳のマーフィーは、シルバースラッガー賞2度(2016年・2017年)、オールスター・ゲーム選出3度(2014年・2016年・2017年)の実績を誇る好打の二塁手であり、メッツ時代の2015年にはポストシーズンで大活躍してリーグ優勝決定シリーズのMVPを受賞。通算では打率.299、122本塁打、OPS.803をマークしている。

     今季は故障により出遅れたものの、ナショナルズで56試合、カブスで35試合に出場し、2球団合計で打率.299、12本塁打、42打点、OPS.790をマーク。OPS.900以上の過去2シーズンに比べるとやや物足りなかったものの、安定感のあるバッティングは健在だった。

     ロッキーズは一塁手の補強を目指しており、ウィンター・ミーティングではカルロス・サンタナ(インディアンス)やエドウィン・エンカーナシオン(マリナーズ)の獲得を狙ったものの、トレード交渉が不調に終わり、ターゲットを変更。キャリアの大部分を二塁手として過ごしてきたマーフィーを正一塁手として起用する方針だ。これにより一塁を中心に起用されていたイアン・デズモンドは外野に回ることになり、二塁はライアン・マクマーンとギャレット・ハンプソンの若手2選手によるプラトーンが濃厚。外野は正中堅手のチャーリー・ブラックモンがレフトに移ることが報じられており、レフトにブラックモン、センターにデズモンド、ライトにデービッド・ダールが入る布陣が基本となりそうだ。

  • ロアーク放出のナショナルズ 右腕・サンチェスと契約合意

    2018.12.21 11:45 Friday

     タナー・ロアークをレッズへ放出してから1週間、ナショナルズはその代役となる実力派右腕と契約合意に至ったようだ。日本時間12月21日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの右腕、アニバル・サンチェスと2年契約で合意。正式な契約発表は身体検査後になる見込みだが、総額1900万ドルの2年契約で、2021年は球団オプションであることが報じられている。

     サンチェスは現在34歳。最優秀防御率(2.57)のタイトルを獲得した2013年以降、3.43→4.99→5.87→6.41と年を追うごとに防御率が悪化し、すでに終わった存在として見なされることもあったが、今季はブレーブスで24先発を含む25試合に登板し、7勝6敗、防御率2.83の好成績をマークしてチームの地区優勝に貢献した。ナショナルズではマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービンらとともに強力先発ローテーションを形成し、先発4番手を担うことになりそうだ。

     ナショナルズは過去4シーズンのうち3シーズンで防御率4点台に終わったロアークを、年俸の更なる上昇を懸念してリリーフ右腕のタナー・レイニーとのトレードでレッズへ放出。ロアークより安価かつハイクオリティなパフォーマンスを期待できる存在としてサンチェスの獲得を実現させた。サンチェスとの契約合意前にはランス・リンの獲得を目指していることが報じられていたが、リンはレンジャーズと3年契約で合意。リンを取り逃したナショナルズは再びフリーエージェントの先発投手市場に目を向け、今季復活を果たしたサンチェスを次なるターゲットとしていた。

     サンチェスが今季同様のパフォーマンスを継続できるのであれば、シャーザー、ストラスバーグ、コービンとともにメジャー屈指の先発四本柱が形成される。サンチェスはナショナルズの覇権奪回のカギを握る男の1人であると言えるだろう。

  • エンゼルスがまたも先発補強 ケーヒルを1年900万ドルで獲得

    2018.12.21 11:10 Friday

     日本時間12月21日、エンゼルスはフリーエージェントの右腕、トレバー・ケーヒルと1年契約を結ぶことで合意に至った。関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ケーヒルの年俸は900万ドルで、最大150万ドルの出来高が設定されているという。今オフ、先発投手の補強を目指しているエンゼルスは、前日のマット・ハービーとの契約合意に続き、2日連続で先発ローテーションに実績十分の右腕を加えることに成功した。

     今季のエンゼルスは先発投手陣に故障が相次ぎ、シーズンを通して16人の先発投手を起用。これは「オープナー戦法」を採用したレイズに次ぐ多さだった。そのため、今オフは先発投手の補強を最優先課題として掲げており、昨日はハービー、今日はケーヒルとそれぞれ1年契約を結ぶことで合意。これによりハービー、ケーヒル、アンドリュー・ヒーニー、タイラー・スキャッグスで先発4番手までの顔ぶれは固まったと見られ、残りの1枠をハイメ・バリアを筆頭に、ニック・トロピアーノ、フェリックス・ペーニャ、ディロン・ピータースらが争うことになりそうだ。

     現在30歳のケーヒルは、今季アスレチックスで20先発を含む21試合に登板して110イニングを投げ、7勝4敗、防御率3.76、100奪三振をマーク。2度の故障者リスト入りにより規定投球回には遠く及ばなかったものの、先発を中心に起用されたシーズンでは2013年(8勝10敗、防御率3.99)以来となる好成績を残した。アスレチックス時代には4年連続2ケタ勝利(2009~2012年)の実績もあり、2010年に18勝、2012年に13勝をマーク。今季100イニング以上を投げた先発投手でゴロ率が50%以上かつ三振率が20%以上だったのは、ケーヒルを含めてわずか5人だけだった。

     なお、最大150万ドルの出来高は投球イニング数に対して設けられており、100・110・120・130イニングをクリアする毎に25万ドル、170イニングをクリアすると50万ドルが支払われるようだ。

  • マチャドが「本命」ヤンキースと契約交渉 GM、監督らが出席

    2018.12.20 13:30 Thursday

     今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉選手の1人であるマニー・マチャドは、獲得レースの「本命」と目されるヤンキースに入団するのだろうか。もし、本当にマチャドがヤンキースと契約するのであれば、日本時間12月20日は重要なステップとなった可能性がある。ヤンキースは本拠地ヤンキー・スタジアムで、ブライアン・キャッシュマンGMやアーロン・ブーン監督の同席のもと、約90分間にわたってマチャドとの契約交渉を行った。

     マチャドは先日、ホワイトソックスとの契約交渉を行い、日本時間12月20日にヤンキー・スタジアムを訪れた。明日にはフィラデルフィアに移動してフィリーズとの契約交渉を行う予定となっており、現時点ではマチャドと本格的な契約交渉を行うのはこの3球団のみであると見られている。

     今回の契約交渉に出席したのはキャッシュマン、ブーンのほか、コーチングスタッフから数名、GM特別アドバイザーとしてフロントに加わったばかりのカルロス・ベルトラン。このほかに、CCサバシアもヤンキー・スタジアムへ入っていった様子が目撃されているが、契約交渉の場に同席したかどうかは定かではない。

     ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の大部分を欠場する可能性があるため、マチャドは遊撃に空いた穴を埋めるのにうってつけの存在と言える。グレゴリアスが復帰したあとは、遊撃にグレゴリアス、三塁にマチャドが入り、大谷翔平(エンゼルス)と新人王を争ったミゲル・アンドゥハーは一塁または指名打者に回るか、トレード要員となる可能性もある。グレゴリアスは来季終了後にフリーエージェントとなるが、ヤンキースがマチャドの獲得に成功すれば、グレゴリアスとの再契約の優先度はおのずと低下するだろう。

     ヤンキースを移籍先の第1希望に挙げていることが報じられているマチャドだが、その報道どおりにヤンキースへの入団を決断するのか。それとも、フィリーズやホワイトソックスなど、他球団への入団を選択するのか。早ければ年内にもマチャド獲得レースが決着を迎える可能性もありそうだ。

  • インディアンスが引き続きエース右腕・クルーバーの放出を模索中

    2018.12.20 13:00 Thursday

     エドウィン・エンカーナシオン、カルロス・サンタナ、ヤン・ゴームスといった主力野手の放出により年俸総額削減に向けての動きを終了させたと見られていたインディアンスだが、どうやらエース右腕であるコリー・クルーバーのトレード放出の可能性を依然として探っているようだ。クルーバーの獲得には少なくともドジャース、ブリュワーズ、フィリーズ、レッズの4球団が興味を示していることが報じられている。

     インディアンスがクルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーの先発三本柱を来季もキープする姿勢を示したことにより決着したと見られていたクルーバー争奪戦だが、インディアンスは引き続きクルーバーの放出を模索しているようだ。日本時間12月20日に複数の関係者が語ったところによると、インディアンスはクルーバーのトレードについて複数の球団と交渉中。ドジャースなど複数の球団がクルーバーの獲得に興味を示しているという。

     ドジャースは正捕手候補としてJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得も検討しているようだが、リアルミュートとクルーバーのダブル獲得を実現させるのは難しいと見られている。より実現可能性が高いのはクルーバー獲得であると見られており、ドジャースの外野が人員余剰気味になっていることを考えると、アレックス・ベルドゥーゴ、ヤシエル・プイーグ、マット・ケンプといった外野手が交換要員となりそうだ。また、ドジャースが外野手放出に成功した場合、ブライス・ハーパーの獲得に動く可能性があると指摘する関係者もいる。

     また、ここにきてインディアンスがレッズの有望株に興味を示していることが報じられている。インディアンスはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでレッズの1位にランクインしているニック・センゼル、同2位のテイラー・トラメルを高く評価しており、獲得を希望しているようだ。レッズがこれらの有望株の放出を決断すれば、トレード交渉が一気に進展する可能性もありそうだ。

  • ジャイアンツはトゥロウィツキーにとって理想の新天地となるか

    2018.12.20 12:30 Thursday

     攻撃と守備の両面で戦力アップを目指しているジャイアンツにとって、球界で古くから慣れ親しまれた名前が補強候補の1人となっている。その男とは1週間前にブルージェイズを解雇されたトロイ・トゥロウィツキーだ。2年3800万ドルの契約を残して解雇されたトゥロウィツキーは他球団とメジャー最低保証年俸の55万5000ドルで契約することができるため、多くの球団にとって魅力的な存在となっている。そして、ジャイアンツは新天地の有力候補の1つに挙げられている。

     現在34歳のトゥロウィツキーは故障により2018年シーズンを全休し、2017年7月下旬を最後にメジャーの舞台から遠ざかっている。しかし、カリフォルニア州ロングビーチでメジャー球団向けのワークアウトを開催したところ、ジャイアンツを含む11球団が視察に訪れ、複数の球団が獲得に興味を示した。特にジャイアンツはファーハン・ザイディ野球部門社長とブルース・ボウチー監督が直接視察に訪れるほど積極的で、ザイディは「最低年俸で雇える優秀な選手は獲得を検討するに値する」とトゥロウィツキー獲得に興味を持っていることを明言している。

     遊撃一筋のキャリアを送ってきたトゥロウィツキーだが、新天地を探すにあたって他ポジションの守備に就くことにも前向きな姿勢を示している。ジャイアンツは三塁にエバン・ロンゴリア、遊撃にブランドン・クロフォードという不動のレギュラーがいるものの、二塁のジョー・パニックは左腕を苦手にしており、トゥロウィツキーは対左腕用の二塁手としてパニックとプラトーンを形成する可能性がある。

     ザイディはプラトーンの採用について「ただの代打要員やチームのマスコットにロースターの枠を割くのは効率的でないと考えている。それなら、週に4~5試合出場する選手と週に2~3試合出場する選手がいてくれるほうがいい。ナ・リーグ西部地区は左右のバランスが取れた先発ローテーションを擁するチームが多いから、左右のプラトーンでそれに対応していきたい」と語っており、来季のジャイアンツではこれまで以上にプラトーンが積極的に採用される見込みだ。

     また、代理人のポール・コーエンによると、トゥロウィツキーはベイエリアでのプレイを希望しており、地理的条件でもジャイアンツはトゥロウィツキーにフィットする存在だ。ジャイアンツはトゥロウィツキー獲得に成功するのか。今後の動向に注目したい。

  • エンゼルスが右腕・ハービーと1年契約 最大1400万ドルの好条件

    2018.12.19 12:25 Wednesday

     関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、先発投手の補強を目指していたエンゼルスはフリーエージェントの右腕、マット・ハービーと1年1100万ドルで契約合意に至ったようだ。今回の契約には最大300万ドルの出来高が設定されており、ハービーの活躍次第では最大1400万ドルという好条件となる。ハービーはアンドリュー・ヒーニー、タイラー・スキャッグスらと先発ローテーションを形成することになりそうだ。

     今オフのエンゼルスは先発投手の補強が最優先課題となっている。大谷翔平とJCラミレスはトミー・ジョン手術を受けており、ギャレット・リチャーズとマット・シューメイカーはフリーエージェントとなって退団。現時点ではヒーニー、スキャッグス、ハービーの3人が先発ローテーションの中心となり、ハイメ・バリア、フェリックス・ペーニャ、ニック・トロピアーノらが残りの枠を争う見込みだが、今後も引き続き先発投手の補強を模索していくことになるだろう。

     メッツでのメジャーデビュー当初はエース級の見事なパフォーマンスを見せていたハービーだが、2016年に4勝10敗、防御率4.86という自己ワーストの成績に終わると、翌2017年は5勝7敗、防御率6.70とさらに成績が悪化。今季はメッツでの8登板(うち4先発)で0勝2敗、防御率7.00に終わり、レッズへ放出されたが、レッズでは24先発で7勝7敗、防御率4.50とやや持ち直した。

     速球の平均球速は移籍前の92.6マイルから移籍後は94.4マイルまで上昇しており、これはキャリア通算の94.9マイルと遜色ない数字。レッズ移籍後に復活の兆しを見せたことが、今回の好条件での契約につながったと言えるだろう。ハービーは来季開幕時点でまだ30歳。エンゼルスで完全復活を遂げることができれば、来オフにはさらなる好条件の契約を手にすることができるはず。大事な1年となりそうだ。

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