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  • ワールドシリーズ明日21日開幕 ドジャースはカーショウに初戦託す

    2020.10.20 10:30 Tuesday

     アメリカン・リーグ王者のレイズとナショナル・リーグ王者のドジャースが対戦するワールドシリーズは明日、日本時間10月21日に開幕する。試合はすべて中立地アーリントンのグローブライフ・フィールドで行われるが、リーグ優勝決定シリーズとは異なり、例年通りの「2-3-2」のフォーマットでの開催となる。レイズが勝てば1998年の球団創設以来初めてのワールドシリーズ制覇。一方、ドジャースが勝てば1988年以来32年ぶりの世界一となる。

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ワールドシリーズの初戦にクレイトン・カーショウ、第3戦にウォーカー・ビューラーを先発させることをすでに発表している。先発要員であるダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、フリオ・ウリアスの3人がいずれもリーグ優勝決定シリーズ第7戦に登板したため、第2戦の先発はまだ発表されていない。

     初戦を託されたカーショウは、レイズについて「彼らは素晴らしいチームだ」とコメント。「彼らの投手力についてはたくさん語られているけど、打線にも素晴らしいタレントがたくさんいる。ミスをすればその代償を支払うことになる。(ランディ・)アロサレーナは本当によくバットが振れているよ」とリーグ優勝決定シリーズMVPに輝いた25歳の新人外野手を要注意の存在として挙げた。

     一方、レイズのケビン・キャッシュ監督は、初戦にタイラー・グラスナウ、第2戦にブレイク・スネルを先発させることを発表した。順当にいけば第3戦にはリーグ優勝決定シリーズ第7戦から中5日でチャーリー・モートンが先発する可能性が高く、モートンが再び「勝てば優勝、負ければ敗退」のシリーズ第7戦に登板するシーンが見られるかもしれない。

     なお、メジャーリーグ公式サイトで両軍のポジション別戦力比較を行ったマイク・ペトリエロは「投手力ではレイズに分があるものの、攻撃力ではドジャースが優位。投手力の差は攻撃力の差ほど大きくない」として「4勝3敗でドジャースが世界一」と予想している。

  • 秋山所属のレッズ クロールGMが編成本部長も兼任へ

    2020.10.20 10:00 Tuesday

     ディック・ウィリアムス編成本部長(正式な肩書は野球部門社長)が先日辞任を表明したレッズは、ウィリアムスの後任探しを進めていたが、球団内部の人材で穴埋めを行うことになった。レッズは日本時間10月20日、ニック・クロールGMが野球部門のトップとして編成本部長も兼任することを発表した。

     来月43歳の誕生日を迎えるクロールは、3年間にわたってウィリアムスの下でGMを務めてきた。選手の獲得や契約交渉、国外選手のスカウティングや選手育成部門で手腕を発揮し、ソニー・グレイ、トレバー・バウアー、マイク・ムスターカス、ニック・カステヤーノス、秋山翔吾といった主力選手の獲得を実現。今後は7年ぶりのポストシーズン進出を果たしたチームをさらなる高みへ導く役割を担うことになる。

     クロールは2003年にレッズへ加わり、スカウトやディレクター補佐、上級ディレクターといったフロントの様々な役職を経験して2015年にGM補佐に昇格。そして、2018年5月には正式にGMに就任した。クロールはデービッド・ベル監督と彼を支えるコーチング・スタッフが来季もチームに留まる予定であることを明言しており、フロントの顔ぶれにも大きな変化はないと見られている。

     今オフのクロールにはいくつかの課題がある。まずは両リーグワーストの打率.212に終わったオフェンスを改善すること。次にバウアーとアンソニー・ディスクラファーニがフリーエージェントとなる先発投手陣を再編すること。クロールは「ポストシーズンに進出したけど、それは究極の目標ではない」と今季の結果に満足しておらず、コロナ禍における不確実性が伴うなかで今季以上のステージを目指せるチーム作りを進めていかなければならない。

     オフェンス面については今季軒並み不振に陥った主力打者たちの復調も期待できるため、重要なのは今オフのフリーエージェント市場における目玉の1人であるバウアーの処遇だろう。大型契約をオファーするのか、他の投手で穴を埋めるのか、クロールの判断に注目が集まりそうだ。

  • NLCSのMVPは5本塁打11打点のドジャース・シーガー

    2020.10.19 13:15 Monday

     ドジャースが4勝3敗でブレーブスを破ったナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズのMVPにコリー・シーガー(ドジャース)が選出された。シーガーは7試合で5本塁打、11打点を記録し、これはどちらもナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズにおける最多記録を更新。単一シリーズでの11打点はナ・リーグ史上最多であり、単一シリーズでの5本塁打はナ・リーグの選手としては2009年ワールドシリーズのチェイス・アトリー(フィリーズ)以来の快挙だった。

     シーガーは全7試合に「2番・ショート」でスタメン出場し、打率.310(29打数9安打)、5本塁打、11打点、OPS1.230の好成績をマーク。リーグ優勝を決めた第7戦では5打数ノーヒットに終わったものの、左打席からの美しいスイングで快打を連発し、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献した。

     第1戦で4打数1安打に終わったシーガーは、第2戦で1号3ランを含む4打数2安打4打点の活躍。5点ビハインドから1点差まで追い上げた9回裏にもタイムリー二塁打を放ち、チームに勢いをつけた。

     大勝した第3戦では、1回表に先制のタイムリー二塁打と7点目となるタイムリー、3回表に2号ソロを放ち、4打数3安打3打点の大暴れ。3回までの3打席でサイクルヒット達成に王手をかけたが、4回表の第4打席はセンターフライに倒れ、快挙達成はならなかった(5回裏の守備から交代)。

     第4戦は4打数ノーヒットに終わったが、ブレーブスに王手をかけられて迎えた第5戦では2本塁打を放ち、チームの逆転勝利に貢献。第6戦でも1回裏に先制の5号ソロを放ち、シリーズを通して好調な打撃でドジャース打線を牽引した。

     なお、勝利への貢献度という面では、第5戦から毎試合のように好守を連発したムーキー・ベッツの働きも見事だった。シーガーの活躍も素晴らしかったが、好守で何度も流れを引き寄せたベッツの存在も決して忘れてはいけないだろう。

  • 7回裏にベリンジャーが決勝アーチ ドジャース2年ぶりWS進出!

    2020.10.19 12:53 Monday

    【ブレーブス3-4ドジャース】@グローブライフ・フィールド

     ブレーブスが3勝1敗で王手をかけてからドジャースが2連勝して迎えたナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第7戦は、3対3の同点で迎えた7回裏にコディ・ベリンジャーがライトへの2号ソロを放ち、ドジャースが勝ち越しに成功。そのまま4対3で逃げ切り、2018年以来2年ぶりのリーグ優勝を決めた。ドジャースは日本時間10月21日に始まるワールドシリーズでアメリカン・リーグ王者のレイズと対戦する。

     ブレーブスがイアン・アンダーソン、ドジャースがダスティン・メイという新人右腕同士の投げ合いで始まった一戦は、1回表にブレーブスがマーセル・オズーナのタイムリーで先制し、2回表にはドジャース2番手のトニー・ゴンソリンからダンズビー・スワンソンが1号ソロを放って2点目。しかし、ドジャースは3回裏二死から二・三塁のチャンスを作り、ウィル・スミスの2点タイムリーで同点に追い付いた。

     ブレーブスは4回表無死一・二塁からオースティン・ライリーのタイムリーで勝ち越しに成功したものの、走塁ミスでその後のチャンスを潰し、5回表にはフレディー・フリーマンが放った本塁打性の大飛球を右翼ムーキー・ベッツが好捕。リードしているブレーブスが完全に流れを引き寄せることができないまま、試合は後半に突入した。

     ドジャースは6回裏、ブレーブス4番手の左腕A・J・ミンターに対し、左打者のジョク・ピーダーソンに代えて右打者のエンリケ・ヘルナンデスを起用。この代打策がズバリ的中し、ヘルナンデスはカウント2-2からファウルで3球粘ったあとの8球目、甘く入った速球を捉え、左中間へ2号同点ソロを叩き込んだ。

     7回表をドジャース5番手のフリオ・ウリアスが三者凡退に抑えて流れを作ると、7回裏のドジャースはブレーブス5番手のクリス・マーティンの前にマックス・マンシーとスミスが連続三振に倒れたものの、ベリンジャーがライトスタンドへの2号ソロを放ち、遂にリードを奪うことに成功。ウリアスが8回表と9回表も三者凡退に抑え、試合を締めくくった。

     勝利投手は3イニングをパーフェクトに抑える好リリーフを見せたウリアス(2勝0敗)、敗戦投手は決勝弾を浴びたマーティン(0勝1敗)。1つの好プレーや1つのミスでモメンタムが激しく移り変わる熱戦を制し、ドジャースが2年ぶりのリーグ王者に輝いた。

  • WS進出へ一進一退の攻防 5回終わってブレーブスが1点リード

    2020.10.19 11:45 Monday

     ワールドシリーズ進出をかけたブレーブスとドジャースによるリーグ優勝決定シリーズ第7戦は、両軍とも試合の流れを完全に引き寄せることができず、一進一退の攻防が続いている。4回表にオースティン・ライリーのタイムリーで1点を勝ち越したブレーブスは、4回裏を2番手のタイラー・マツェック、5回裏を3番手のシェーン・グリーンが無失点に抑え、3対2と1点をリードして前半の5イニングを終えた。

     ブレーブスがイアン・アンダーソン、ドジャースがダスティン・メイという新人右腕同士の投げ合いでスタートした運命の一戦は、メイが8球連続ボールという大乱調の立ち上がりで無死一・二塁のピンチを招き、マーセル・オズーナのタイムリーでブレーブスが先制。しかし、続くトラビス・ダーノウがショートへの併殺打、オジー・アルビーズが空振り三振に倒れ、苦しむメイを助ける形になってしまった。

     ドジャースは2回表から2番手のトニー・ゴンソリンを投入したが、ブレーブスはこの回先頭のダンズビー・スワンソンが左中間スタンドへの1号ソロを放ち、2点をリード。ドジャースは直後の2回裏に二死二・三塁のチャンスを迎えたが、アンダーソンが踏ん張り、クリス・テイラーを空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。

     ところが、ポストシーズン17回2/3連続無失点を続けてきたアンダーソンが3回裏二死から二・三塁のピンチを招き、ウィル・スミスのタイムリーで2対2の同点。ドジャースはさらに二死一・二塁のチャンスを作ったが、AJ・ポロックがセンターライナーに倒れ、勝ち越すことはできなかった。

     4回表のブレーブスは連続四球で無死一・二塁のチャンスとなり、ライリーがセンター前タイムリーを放って勝ち越しに成功。しかし、次打者ニック・マーケイキスのサードゴロの際にライリーの走塁ミスがあり、併殺でチャンスを潰し、掴みかけた試合の流れを自ら手放してしまった。

     4回裏のドジャースはブレーブス2番手のマツェックから二死満塁のチャンスを作ったが、マックス・マンシーが空振り三振に倒れて無得点。一方、5回表のブレーブスは一死からフレディー・フリーマンがライトへ本塁打性の大飛球を放ったものの、右翼ムーキー・ベッツがジャンピングキャッチでスタンドインを阻止し、ブレーブスに追加点を許さなかった。

     好プレーや投手の力投、攻撃側のミスによってモメンタムが激しく移り変わる一戦は、ブレーブスが1点をリードして前半の5イニングを終了。後半に突入している。

  • 17年ぶりPS進出のマーリンズ ヒル編成本部長が退団へ

    2020.10.19 09:45 Monday

     今季31勝29敗でナショナル・リーグ東部地区2位となり、2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出を果たしたマーリンズが新たなリーダーの下で再出発することになった。最高経営責任者のデレク・ジーターは日本時間10月19日、マイケル・ヒル編成本部長(正式な役職名は野球部門社長)の退団を発表。2002年にチームに加わり、2007年からゼネラルマネージャー(GM)、2013年から編成本部長を務めてきたリーダーがチームを去ることになった。

     昨季の57勝105敗から今季は新型コロナウイルスのクラスター発生を乗り越えてポストシーズン進出を果たしたマーリンズ。ジーターは「マイクは我々が最初の3年間で成し遂げたことのなかで非常に重要な役割を果たしてくれたが、我々がこのチームに加わる前の期間もそうだった。今後の幸せを願っている。彼の貢献に感謝している」とヒルへの感謝を口にした。

     ジーターによると、マーリンズはただちにヒルの後任探しを開始するという。人事部長のダン・グリーンリーがGM補佐に昇格することが発表されており、当面のあいだはもう1人のGM補佐であるブライアン・チャティンとの2人体制で編成部門を率いていくことになる。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ティム・ネーリング(ヤンキースの野球部門副社長)とビリー・エプラー(エンゼルスの前GM)の両者はヤンキース時代にジーターと縁があり、ヒルの後任候補に浮上する可能性があるようだ。

     ジーターによると、ヒルを別の役職で球団に留めることも検討されたようだが、交渉は不調に終わったという。ヒルはシンシナティ出身で、先日ディック・ウィリアムス野球部門社長が辞任したレッズは後任を探しており、ヒルが地元レッズでウィリアムスの後任に収まることを予想する声も上がっている。

     ジーターらを筆頭とする新たなオーナーグループの下でチーム再建を進めてきたマーリンズ。ジーターはチームを次のステップへ導くリーダーに誰を選ぶのだろうか。

  • フィリーズ・プライス投手コーチがフルタイムのコーチ業から引退

    2020.10.19 09:15 Monday

     フィリーズは2年連続で新たな投手コーチを探さねばならなくなった。昨年10月にジョー・ジラルディが新監督に就任した際、投手コーチとしてチームに加わったブライアン・プライスが1年限りでその座を退くことになったのだ。フィリーズは日本時間10月19日、プライスがフルタイムのコーチ業からの引退を決めたことを発表した。

     先日辞任したマット・クレンタックに代わって暫定GMを務めているネッド・ライスは、プライスについて「ブライアンは今季、我々の投手陣に信頼できる声を提供し、大きな影響を与えてくれた」とコメント。「我々は引退するブライアンの幸せを心から願い、今季の彼の貢献に感謝している」とプライスの働きをねぎらった。

     現在58歳のプライスは、1980年ドラフトでツインズから21巡目、1983年ドラフトでオリオールズから7巡目指名を受けたが、いずれも契約書にサインせず、1984年ドラフトでエンゼルスから8巡目指名を受けてプロ入り。しかし、エンゼルスではAA級までしか到達できず、1986年オフに解雇され、1988年からマリナーズのマイナーでプレーしてAAA級には到達したものの、メジャーの舞台でプレーすることなく1989年シーズンを最後に選手としてのキャリアを終えた。

     指導者としては、2000年から2005年までマリナーズの投手コーチ、2006年から2009年までダイヤモンドバックスの投手コーチを務め、2001年に「USAトゥデイ」による年間最優秀投手コーチ、2007年には「ベースボール・アメリカ」による年間最優秀メジャーリーグコーチに選出。その手腕を買われて2010年からレッズに加わり、2013年まで投手コーチ、2014年から2018年途中まで監督を務めた。監督としての通算成績は279勝387敗(勝率.419)となっている。

  • アンダーソン&メイ シリーズ第7戦で新人が投げ合うのは史上初

    2020.10.19 08:45 Monday

     レイズと対戦するワールドシリーズへの進出をかけたリーグ優勝決定シリーズ第7戦にブレーブスはイアン・アンダーソン、ドジャースはダスティン・メイが先発する。「エリアス・スポーツ・ビューロー」社によると、「勝てばシリーズ突破、負ければ敗退」というポストシーズンのシリーズ最終戦で両軍の先発を新人投手が務めるのは史上初めてのことだという。

     リーグ優勝決定シリーズが最大5試合制から最大7試合制へ変更された1985年以降、リーグ優勝決定シリーズ第7戦に先発した新人投手はわずか2人しかおらず、アンダーソンとメイは史上3人目・4人目となる。1人目は2007年レッドソックスの松坂大輔、2人目は2018年ドジャースのウォーカー・ビューラーだ。

     一方、ワールドシリーズでは過去に8人の新人投手が第7戦(もしくは第8戦)の先発を任されている。1909年パイレーツのベーブ・アダムスから始まり、1912年レッドソックスのヒュー・ベディエント、1947年ヤンキースのスペック・シェイ、1952年ドジャースのジョー・ブラック、1964年ヤンキースのメル・ストットルマイヤー、1987年カージナルスのジョー・マグレーン、1997年インディアンスのジャレット・ライト、2002年エンゼルスのジョン・ラッキーという顔ぶれだ。

     リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズを合計しても過去に10人しか例がなく、1940年代以降を見ると平均して10年に1度のペース。シリーズの大一番に新人投手が先発するのはかなり珍しいと言えるが、今回は両軍とも新人投手が先発という異例のケースとなった。

     なお、ドジャースのメイはオープナーとしての起用が予想されているが、そのあとに長いイニングを投げると見られているトニー・ゴンソリンも新人だ。新人同士の投げ合いを制し、レイズとのワールドシリーズに進出するのはいったいどちらのチームだろうか。

  • ALCSのMVPはレイズの新人・アロサレーナ 7試合で4本塁打

    2020.10.18 13:07 Sunday

     アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第7戦はレイズがアストロズを4対2で破り、対戦成績を4勝3敗として2008年以来12年ぶり球団史上2度目のワールドシリーズ進出を決めた。シリーズのMVPにはレイズの新人ランディ・アロサレーナが選出。アロサレーナはシリーズを通して得点力不足が目立ったレイズ打線において、第7戦の先制アーチを含む4本塁打を放ち、一人気を吐いた。

     今季のアロサレーナは8月末にメジャーへ昇格し、23試合に出場して打率.281(64打数18安打)、7本塁打、11打点、OPS1.022の好成績をマーク。その活躍を評価され、3番打者としてポストシーズンを迎えた。

     ブルージェイズとのワイルドカード・シリーズでは第2戦で二塁打2本を含む3安打を放ち、ヤンキースとの地区シリーズでは初戦から3試合連続アーチ。第4戦と第5戦は合計7打数ノーヒットに終わったが、地区シリーズまでの7試合で打率.444(27打数12安打)、3本塁打、4打点、OPS1.426の好成績を残し、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズを迎えた。

     リーグ優勝決定シリーズでは初戦の4回裏にフランベル・バルデスから1号同点ソロを放つと、第2戦は2安打、第3戦は3安打を放つ活躍でチームの3連勝に貢献。レイズは第4戦から3連敗を喫したが、第4戦は4回表にザック・グレインキーから2号同点2ラン、第5戦は5回表にエノーリ・パレイデスから3号ソロを放ち、打線全体が低調ななかで孤軍奮闘した。

     そして第7戦では1回裏にランス・マカラーズJr.から4号先制2ラン。シリーズ全体で打率.321(28打数9安打)、4本塁打、6打点、OPS1.152の好成績をマークし、文句なしのMVPに輝いた(新人野手の受賞は史上初)。単年のポストシーズンで7本塁打はすでに新人記録を更新。自身初のワールドシリーズの舞台でどんな活躍を見せてくれるか注目したい。

  • 投打の主力の活躍でレイズが第7戦を制す 12年ぶりのリーグ優勝!

    2020.10.18 12:52 Sunday

    【アストロズ2-4レイズ】@ペトコ・パーク

     レイズが3連勝したあとにアストロズが3連勝し、第7戦までもつれたアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ。勝てばワールドシリーズ進出、負ければシーズン終了という運命の第7戦は、チャーリー・モートン、ランディ・アロサレーナという投打の主力選手がしっかり役割を果たしたレイズが4対2で勝利。2008年以来12年ぶり2度目となるリーグ優勝を成し遂げた。

     アストロズに逆王手をかけられたレイズは、2017年リーグ優勝決定シリーズ第7戦、2017年ワールドシリーズ第7戦、2019年ワイルドカード・ゲームと「勝てばステージ突破、負ければ敗退」という試合で歴代最多の3勝をマークしているモートンに先発のマウンドを託した。モートンは大一番での勝負強さを遺憾なく発揮し、1回表二死から6回表一死まで打者14人連続凡退の快投を披露。6回表二死一・三塁の場面で2番手のニック・アンダーソンにマウンドを譲ったが、期待に応える素晴らしいピッチングを見せた。

     モートンが快投を続けるなか、レイズはアストロズ先発のランス・マカラーズJr.に対し、1回裏一死一塁からアロサレーナの4号2ランで先制。アロサレーナはこの一発が今回のポストシーズンで7本目のアーチとなり、新人記録を更新した。2回裏にはマイク・ズニーノが左中間スタンドへ2号ソロを叩き込んで3点目。序盤からモートンを援護し、試合を優位に進めていった。

     6回表二死一・三塁で登板したアンダーソンがマイケル・ブラントリーをセカンドゴロに打ち取ってピンチを切り抜けると、レイズは6回裏にアストロズ3番手のホゼ・ウルキディから無死一・二塁のチャンス。ここでジョーイ・ウェンドルがライトへのライナーを放って一死一・三塁となり、次打者ズニーノがセンターへの大飛球を打ち上げて犠飛で貴重な追加点を奪った。

     アンダーソンは7回表に一死一・三塁のピンチを招いたものの、ユリ・グリエルをショートへの併殺打に打ち取って無失点。8回表にアンダーソンが再びピンチを招き、二死満塁から3番手のピート・フェアバンクスがカルロス・コレアにタイムリーを浴びて2点を返されたが、それ以上の得点は許さず、4対2で逃げ切った。

     勝利投手は大一番で見事なピッチングを見せたモートン(2勝0敗)、敗戦投手はマカラーズJr.(0勝2敗)で、フェアバンクスが1セーブ目を記録。なお、3試合連続でベンチスタートとなったレイズの筒香嘉智は最後まで出場機会がなく、2試合に出場して5打数2安打(打率.400)という成績でリーグ優勝決定シリーズの戦いを終えた。

  • アロサレーナの一発でレイズが先制 7本塁打はPS新人新記録!

    2020.10.18 10:00 Sunday

     アストロズとレイズによるアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、勝てばワールドシリーズ進出、負ければ敗退という運命の第7戦を迎えた。試合はアストロズがランス・マカラーズJr.、レイズがチャーリー・モートンの先発でスタートし、モートンが1回表を無失点に抑えると、1回裏にレイズが2点を先制。重要な先制点を叩き出したのは、またしても新星ランディ・アロサレーナのバットだった。

     レイズは1回裏先頭のマニュエル・マーゴが死球で出塁。続くブランドン・ラウは空振り三振に倒れたものの、アロサレーナが真ん中低めの速球を振り抜くと、打球はフェンスを越えてセンター右への4号先制2ランとなった。

     アロサレーナはヤンキースとの地区シリーズでも3本塁打を放っており、今日の一発が今回のポストシーズンで7本目のアーチ。2008年のエバン・ロンゴリア(当時レイズ・現ジャイアンツ)の6本塁打を上回り、ポストシーズンの新人新記録を樹立した。

     また、レイズのポストシーズン記録は前出のロンゴリアと同年のB・J・アップトンによる6本塁打であり、メジャー全体の新人記録を塗り替えると同時に球団記録も更新している。

     なお、メジャー全体のポストシーズン記録は、2002年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)、2004年のカルロス・ベルトラン(当時アストロズ)、2011年のネルソン・クルーズ(当時レンジャーズ・現ツインズ)がマークした8本塁打。彗星の如く現れた驚異の新人がこの記録も塗り替えることになるかもしれない。

  • ドジャースが接戦制して逆王手 リーグ優勝の行方は第7戦へ

    2020.10.18 08:58 Sunday

    【ブレーブス1-3ドジャース】@グローブライフ・フィールド

     ブレーブスとドジャースによるナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦は、前日の第5戦の3回裏に飛び出したムーキー・ベッツの好プレーで流れを引き寄せたドジャースが第6戦でもその勢いを維持し、接戦を制して3対1で勝利。対戦成績を3勝3敗として2年ぶりのワールドシリーズ進出に逆王手をかけた。リーグ優勝決定シリーズが両リーグとも第7戦までもつれるのは2003年、2004年に続いて史上3度目である。

     ブレーブスがマックス・フリード、ドジャースがウォーカー・ビューラーという第1戦と同じマッチアップとなった一戦は、初回にドジャースがコリー・シーガーの5号ソロ、ジャスティン・ターナーの1号ソロ、コディ・ベリンジャーのタイムリーで3点を先制。ビューラーは直後の2回表に無死満塁のピンチを招いたが、後続3人を打ち取って無失点で切り抜けた。

     ブレーブスは4回表に一死一・二塁のチャンスを作ったが、ビューラーの前に後続が倒れて無得点。一方のドジャースも4回裏に一死一・二塁の好機を迎えたものの、初回に二者連続アーチを放ったシーガーとターナーが凡退し、追加点を奪えなかった。

     続く5回表、ブレーブスは二死一塁からマーセル・オズーナがライトへの大飛球を放ったが、右翼ベッツがフェンス際でジャンピングキャッチ。抜ければ間違いなく1点が入っていたという打球を好捕し、連日の好プレーで試合の流れをブレーブスに渡さなかった。

     7回表、ドジャースは好投したビューラーに代えて2番手のブレイク・トライネンを投入したものの、ブレーブスは先頭のニック・マーケイキスがライトへの三塁打を放ち、無死三塁のチャンス。一死後、ロナルド・アクーニャJr.にタイムリー二塁打が飛び出したが、トライネンはフレディー・フリーマンとオズーナを力でねじ伏せ、ブレーブスの反撃を1点にとどめた。

     ドジャースはその後、8回表を3番手のペドロ・バイエズ、9回表を4番手のケンリー・ジャンセンが三者凡退に抑え、3対1で逃げ切り。リーグ優勝の行方は明日の第7戦に持ち込まれた。勝利投手は6回7安打無失点のビューラー(1勝0敗)、敗戦投手は7回途中8安打3失点のフリード(0勝1敗)。最後を締めくくったジャンセンに1セーブ目が記録された。

  • ベッツが吠えた!試合の流れを渡さない連日の好プレー

    2020.10.18 07:55 Sunday

     負ければシーズン終了のドジャースをまたしてもムーキー・ベッツが救った。前日のリーグ優勝決定シリーズ第5戦で試合の流れを変える好プレーを見せたベッツは、第6戦の5回表にもブレーブスのマーセル・オズーナが放った大飛球をフェンス際でジャンプ一番、見事にキャッチ。試合の流れをブレーブスに渡さなかった。

     5回表のブレーブスは、二死からフレディー・フリーマンがヒットで出塁。続くオズーナが甘く入ったナックルカーブを捉えると、打球はライト後方への大飛球となった。抜ければタイムリー二塁打となることは確実な打球だったが、ベッツが素早くフェンス際まで駆け寄り、見事にジャンピングキャッチ。ベッツは捕球後、雄叫びを上げて全身で喜びを表現した。

     「Statcast」のデータによると、オズーナの打球はメジャー30球場のうち12球場ではフェンスを越えて本塁打になっていたという。レンジャーズの新球場グローブライフ・フィールドの広さに救われた面があるのは否めないが、それでもキャッチするのは難しい打球。昨季まで4年連続でゴールドグラブ賞に輝いている名手ベッツが、またしても守備で試合の流れを変えた。

     試合はドジャース先発のウォーカー・ビューラーが6回まで被安打7、奪三振6、無四球、無失点の好投を見せ、6回終了時点でドジャースが3点をリード。7回表のマウンドには2番手のブレイク・トライネンが上がっている。

  • ドジャースの勢い止まらず 初回にシーガー弾などで3点を先制

    2020.10.18 06:30 Sunday

     ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦の3回裏にムーキー・ベッツの好プレーで流れを引き寄せたドジャースの勢いが第6戦でも止まらない。第6戦の1回裏、ドジャースはコリー・シーガーとジャスティン・ターナーに二者連続アーチが飛び出すなど、ブレーブス先発のマックス・フリードから3点を先制。前日からの勢いを生かし、試合を優位に進めている。

     ブレーブスが3勝、ドジャースが2勝で迎えた第6戦はフリードとウォーカー・ビューラーの先発でスタート。ドジャースは1回表をビューラーが三者凡退に抑えると、1回裏一死からシーガーが5号ソロ、ターナーが1号ソロを放って2点を先制。さらにマックス・マンシーの四球とウィル・スミスのヒットで一死一・三塁のチャンスを作り、コディ・ベリンジャーのタイムリーで3点目を奪った。

     ビューラーは2回表にトラビス・ダーノウからの3連打で無死満塁のピンチを招いたが、オースティン・ライリーを空振り三振、ニック・マーケイキスを見逃し三振、クリスチャン・パチェをショートゴロに抑えてピンチを脱出。試合は2回終了時点でドジャースが3点をリードしている。

     なお、リーグ優勝決定シリーズが両リーグとも第7戦までもつれたのは過去に2003年と2004年の2度だけ。ドジャースはこのままリードを保ち、明日の第7戦を迎えることができるだろうか。

  • ドジャースがWS進出の望みつなぐ逆転勝利 スミスが決勝アーチ

    2020.10.17 13:54 Saturday

    【ドジャース7-3ブレーブス】@グローブライフ・フィールド

     1勝3敗と後がない状況に追い込まれたドジャースは、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦、1点ビハインドの6回表にウィル・スミスがブレーブス4番手のウィル・スミスから1号3ランを放ち、逆転に成功。7回表にもコリー・シーガーの4号2ランなどで3点を追加し、7対3で快勝してワールドシリーズ進出へ望みをつないだ。試合の流れを変えたのは今季から加入したムーキー・ベッツの好プレーだった。

     ドジャースがダスティン・メイ、ブレーブスがA・J・ミンターの先発で始まった一戦は、オープナーとしてプロ初先発のマウンドに立ったミンターに対してドジャース打線が大苦戦。3イニングでヒットを1本しか打てず、7つの三振を喫した。ブレーブスは1回裏にトラビス・ダーノウの犠飛で先制し、2回裏にはクリスチャン・パチェのタイムリーで2点目。試合は完全にブレーブスのペースとなり、このまま一気に21年ぶりのリーグ優勝を決めるかと思われた。

     ところが3回裏に試合の流れを大きく変えるプレーが待っていた。ブレーブスは一死二・三塁のチャンスを迎え、ダンズビー・スワンソンの打球はライト前に落ちそうなヒット性の当たりに。しかし、右翼ベッツがこれを好捕。三塁走者のマーセル・オズーナがタッチアップして生還したものの、明らかにオズーナの離塁が早く、チャレンジの末、オズーナがアウトとなってダブルプレーが成立。直後の4回表にシーガーの3号ソロが飛び出し、試合の行方はわからなくなった。

     そして6回表、ブレーブスは二死二塁の場面で左打者のマックス・マンシーに対して左腕スミスを投入したが、スミスがマンシーを歩かせて二死一・二塁。ここでドジャースの5番打者スミスが打席に入り、ポストシーズン史上初の「同姓同名対決」が実現した。スミスはフルカウントからの6球目、内角低めへの速球を捉えて左中間への1号逆転3ラン。「同姓同名対決」を制し、ひと振りで試合をひっくり返した。

     7回表には二死からクリス・テイラーが二塁打を放ってチャンスを作り、ベッツのタイムリーで5点目。次打者シーガーが初球を捉え、右中間スタンドへダメ押しの4号2ランを叩き込んだ。その後、リリーフ陣がブレーブスの反撃を1点に抑えて7対3で試合終了。鮮やかな逆転勝利でブレーブスのリーグ優勝を阻止し、シリーズの行方は第6戦以降に持ち込まれた。

     勝利投手は2イニングをパーフェクトに抑える好リリーフを見せたドジャース3番手のブレイク・トライネン(1勝1敗)。「同姓同名対決」に敗れて逆転アーチを浴びたスミスが敗戦投手(1勝1敗)となった。

  • ウィル・スミスからウィル・スミスがホームラン!ドジャース逆転!

    2020.10.17 12:40 Saturday

     ドジャースとブレーブスによるナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第5戦でポストシーズン史上初となる「同姓同名対決」が実現した。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は6回表二死二塁の場面で4番手として左腕ウィル・スミスを投入。スミスがマックス・マンシーを歩かせて二死一・二塁となり、ドジャースの5番打者ウィル・スミスが打席に入った。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、ポストシーズンで同姓同名の選手が対戦するのは史上初めて。ただし、レギュラーシーズンではすでに「ウィル・スミス対決」が実現しており、2019年9月6日の試合で投手のスミスが打者のスミスを空振り三振に仕留めている(投手のスミスは当時ジャイアンツに在籍)。

     通算2度目の対決となった今回は、投手のスミスがカーブと速球で簡単に打者のスミスを追い込んだものの、そこから3球連続ボールでフルカウント。そして6球目、内角低めへの速球を打者のスミスが見事に捉え、左中間スタンドへ逆転の1号3ランを叩き込んだ。

     試合は6回表を終了して4対2とドジャースが2点をリード。ブレーブスが勝利すれば1999年以来21年ぶりのリーグ優勝が決定するが、ドジャースがリードを守れるか注目だ。

  • オープナーのミンターが快投 ブレーブス21年ぶりリーグ優勝なるか

    2020.10.17 12:15 Saturday

     勝てば1999年以来21年ぶりのリーグ優勝が決定するブレーブスは、リーグ優勝決定シリーズ第5戦の先発を任されたA・J・ミンターが見事なピッチングを見せた。オープナーとして先発のマウンドに立ったミンターは、3回42球を投げて被安打1、奪三振7、無四球、無失点の快投。ポストシーズンにおける3イニング以下の登板での最多奪三振記録を更新した。

     マイナーでも先発の経験がなく、プロ入り後初めて先発のマウンドに立ったミンターは、1回表先頭の1番ムーキー・ベッツをライトフライ、2番コリー・シーガーを空振り三振に抑えたあと、3番ジャスティン・ターナーにレフトへの二塁打を浴びたものの、4番マックス・マンシーを空振り三振に仕留めて無失点。1回裏にチームがトラビス・ダーノウの犠飛で1点を先制すると、2回表は5番ウィル・スミスをショートゴロに打ち取ったあと、6番コディ・ベリンジャーと7番AJ・ポロックから二者連続で空振り三振を奪い、三者凡退に抑えた。

     2回裏にチームがクリスチャン・パチェのタイムリーでリードを2点に広げると、ミンターは3回表も続投し、8番ジョク・ピーダーソン、9番クリス・テイラー、1番ベッツをいずれも見逃し三振に仕留めて前の回から五者連続三振。3回1安打無失点という見事なピッチングで自身の役割を果たした。

     なお、ブレーブスは3回裏一死二・三塁からダンズビー・スワンソンがライト前へヒット性の打球を放ったものの、右翼ベッツがこれを好捕。三塁走者のマーセル・オズーナがタッチアップして生還したが、オズーナの離塁がベッツの捕球よりも早く、チャレンジの末に判定が覆ってダブルプレーとなった。

     このプレーで試合の流れが変わり、ドジャースは4回表先頭のシーガーがブレーブス2番手のタイラー・マツェックから3号ソロ。ドジャースが1点差に詰め寄り、試合は2対1とブレーブスが1点をリードして前半の5イニングを終えている。

  • アストロズの勢い止まらず3連勝 筒香は代打でヒットを放つ

    2020.10.17 11:08 Saturday

    【アストロズ7-4レイズ】@ペトコ・パーク

     アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、初戦から3連敗したあとに2連勝したアストロズの勢いが第6戦でも止まらず、1点ビハインドの5回表に集中打で4点を奪って逆転に成功。その後も小刻みに追加点を奪い、7対4で勝利した。4勝先取のシリーズで3連敗後に3連勝したのは史上2度目。明日の第7戦に勝利したチームがリーグ王者となる。

     フランベル・バルデス(アストロズ)とブレイク・スネル(レイズ)の両左腕の先発で始まった一戦は、スネルが2回表二死一・二塁のピンチを切り抜けると、2回裏二死一塁からウィリー・アダメスのタイムリー二塁打でレイズが先制。しかし、勢いに乗るアストロズの打線は5回表にレイズ投手陣に襲いかかった。

     アストロズは5回表先頭のユリ・グリエルが四球で出塁すると、アレドミス・ディアスがヒットでつないで無死一・二塁のチャンス。ここでレイズのケビン・キャッシュ監督はスネルを諦め、チームのベストリリーバーであるディエゴ・カスティーヨを投入したが、これが裏目に出た。

     マーティン・マルドナードが送りバントを決めて一死二・三塁となり、ジョージ・スプリンガーが前進守備の内野を破る逆転の2点タイムリー。ホゼ・アルトゥーベもタイムリー二塁打で続き、捕逸とマイケル・ブラントリーの四球で一死一・三塁となったあと、カルロス・コレアにもタイムリーが飛び出して4点目を奪った。

     6回表にはカイル・タッカーがレイズ3番手のシェーン・マクラナハンから1号ソロを放って5点目。7回表にブラントリーのタイムリーとタッカーの犠飛で2点を追加したあと、マニュエル・マーゴの2打席連続アーチで3点を返されたものの、7対4で勝利した。

     勝利投手は6回3安打1失点の好投を見せたバルデス(1勝1敗)、敗戦投手は5回途中3安打2失点のスネル(1勝1敗)で、アストロズ5番手のライアン・プレスリーが2セーブ目を記録。4勝先取のシリーズで3連敗後に3連勝したのは2004年リーグ優勝決定シリーズのレッドソックス(対ヤンキース)以来史上2度目であり、このときのレッドソックスは第7戦に勝利してリーグ優勝し、ワールドシリーズでは4連勝して86年ぶりの世界一に輝いている。

     なお、レイズの筒香嘉智はアストロズ先発が左腕バルデスだったためベンチスタートとなり、3点ビハインドの9回裏一死走者なしの場面で代打で登場。シフトの間を破ってライト前ヒットを放ったが、チームの勝利にはつながらなかった。

  • アストロズが5回表に集中打で逆転 3連敗から3連勝なら史上2度目

    2020.10.17 09:20 Saturday

     アストロズとレイズによるアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦は、フランベル・バルデス(アストロズ)とブレイク・スネル(レイズ)の両左腕の先発でスタート。レイズの筒香嘉智は第5戦に続いてスタメンを外れた。12年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけているレイズは、2回裏二死一塁からウィリー・アダメスのタイムリー二塁打で1点を先制。しかし、アストロズが5回表に集中打で4点を奪い、逆転に成功した。

     レイズ先発のスネルに4回まで無得点に抑えられていたアストロズ打線だったが、5回表先頭のユリ・グリエルが四球を選んで出塁すると、続くアレドミス・ディアスのレフト前ヒットで無死一・二塁のチャンス。ここでレイズのケビン・キャッシュ監督はスネルに代えてチームのベストリリーバーであるディエゴ・カスティーヨを投入した。

     アストロズは9番マーティン・マルドナードが送りバントを決め、一死二・三塁で打順は上位へ。ジョージ・スプリンガーが外角のシンカーを弾き返して前進守備を破る逆転の2点タイムリーを放つと、ホゼ・アルトゥーベのタイムリー二塁打で3点目。捕逸とマイケル・ブラントリーの四球で一死一・三塁となり、カルロス・コレアにもタイムリーが飛び出して4点目を奪った。

     4勝先取のシリーズで一方のチームが初戦から3連勝したのは今回のア・リーグのリーグ優勝決定シリーズが39度目だが、過去38度のうち第7戦までもつれたシリーズは1度だけ。その1度というのは、レッドソックスがヤンキースを相手に3連敗からの4連勝を成し遂げた2004年のア・リーグのリーグ優勝決定シリーズだ。レギュラーシーズン勝率5割未満でポストシーズンに進出したアストロズが史上2度目の奇跡を起こすことになるかもしれない。

  • 王手かけたブレーブス 第5戦の先発はプロ初先発の左腕ミンター

    2020.10.17 07:00 Saturday

     ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦を制し、1999年以来21年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけたブレーブス。第5戦はエースのマックス・フリードを中3日で先発させるのではなく、ブルペン・ゲームで臨むことになった。先発を任されるのは元クローザーの左腕A・J・ミンター。先発のマウンドに立つのはテキサスA&M大時代の2015年以来である。

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ポストシーズンでメジャー初先発を果たすのはミンターが初めて。ミンターはマイナーで通算77試合、メジャーで通算139試合に登板しているが、先発の経験は1度もない。2018年にはセットアッパー兼クローザーとして活躍し、12ホールドと15セーブをマークしたこともある。

     ミンターは初回にドジャースの上位打線、1番ムーキー・ベッツ、2番コリー・シーガー、3番ジャスティン・ターナーと対戦することになる。ベッツは今季左腕に対して打率.200(55打数11安打)、0本塁打、OPS.531と苦戦し、ポストシーズンでも打率.200(10打数2安打)、0本塁打、OPS.733と今一つ。まずはベッツをしっかり打ち取りたいところだ。

     左打者のシーガーは今季左腕に対して打率.275(69打数19安打)、4本塁打、OPS.827をマークし、それほど左腕を苦にしているわけではない。ポストシーズンでは打率.357(14打数5安打)、2本塁打、OPS1.197と左腕を攻略。2本塁打のうち1本はリーグ優勝決定シリーズ第2戦の7回裏にミンターから打ったものだ。

     ターナーは今季左腕に対して打率.234(47打数11安打)、2本塁打、OPS.745と低調な成績に終わったが、ポストシーズンでは打率.357(14打数5安打)、0本塁打、OPS.902の好成績をマーク。右腕からは打率.100(20打数2安打)しか打てていないため、左腕に対する強さが際立っている。

     ブレーブスのブルペンのうち、第5戦で登板不可と見られているのは、第3戦で60球以上を投げたウアスカル・イノアとグラント・デイトンの2人だけ。主力リリーバー全員が登板できる状態であり、ミンターが彼らに良い形でバトンを渡せるか注目だ。

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