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  • ハンク・アーロン賞のファイナリスト発表 ファン投票もスタート

    2020.10.15 07:00 Thursday

     メジャーリーグ機構は日本時間10月15日、ハンク・アーロン賞のファイナリスト14名(各リーグ7名)の顔ぶれを発表した。この賞は各リーグで攻撃面において最も素晴らしい活躍を見せた選手に贈られる。まず、各球団から候補者1名が選出され、ファイナリストはメジャーリーグ公式サイトのライターからなる選考委員会が決定。最終的な受賞者はファン投票のほか、ハンク・アーロン、ロベルト・アロマー、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、ケン・グリフィーJr.、エディ・マレー、ロビン・ヨーントからなる特別委員会の選考で決定される。

     昨季はマイク・トラウト(エンゼルス)とクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が受賞。不振を極めたイェリッチは今季のファイナリストに名を連ねていないが、2014年にも受賞しているトラウトは今季もファイナリストの1人となった。過去の受賞者では、ブライス・ハーパー(フィリーズ・2015年に受賞)とポール・ゴールドシュミット(カージナルス・2013年に受賞)もファイナリストに含まれている。

     ファン投票は特設サイトから行える(https://www.mlb.com/hank-aaron-award)。ファイナリスト14名の顔ぶれと今季の成績は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    60試合 打率.317 19本塁打 60打点 OPS.987

    ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    53試合 打率.303 16本塁打 33打点 OPS.992

    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    50試合 打率.289 16本塁打 34打点 OPS.919

    DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    50試合 打率.364 10本塁打 27打点 OPS1.011

    ブランドン・ラウ(レイズ)
    56試合 打率.269 14本塁打 37打点 OPS.916

    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    58試合 打率.292 17本塁打 46打点 OPS.993

    マイク・トラウト(エンゼルス)
    53試合 打率.281 17本塁打 46打点 OPS.993

    ナショナル・リーグ

    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    60試合 打率.341 13本塁打 53打点 OPS1.102

    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    58試合 打率.304 6本塁打 21打点 OPS.883

    ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    58試合 打率.268 13本塁打 33打点 OPS.962

    マニー・マチャド(パドレス)
    60試合 打率.304 16本塁打 47打点 OPS.950

    コリー・シーガー(ドジャース)
    52試合 打率.307 15本塁打 41打点 OPS.943

    ドミニク・スミス(メッツ)
    50試合 打率.316 10本塁打 42打点 OPS.993

    フアン・ソト(ナショナルズ)
    47試合 打率.351 13本塁打 37打点 OPS1.185

  • 追い詰められたアストロズ 3連敗から4連勝は過去に1度だけ

    2020.10.14 15:00 Wednesday

     アストロズは日本時間10月14日にサンディエゴのペトコ・パークで行われたレイズ戦に2対5で敗れ、リーグ優勝決定シリーズは0勝3敗となった。あと1つでも負ければ敗退決定という絶体絶命の状況に追い込まれたが、ここから巻き返して2年連続(直近4年間で3度目)となるワールドシリーズ進出を成し遂げることはできるのだろうか。

     メジャーリーグ公式サイトでレイズの番記者を務めるフアン・トリビオによると、ポストシーズンの4勝先取制・最大7試合のシリーズで一方のチームが3勝0敗となったケースは過去に38度あるという。そのうち、3連敗からスタートしたチームが4連勝で逆転したケースは2004年アメリカン・リーグ優勝決定シリーズのレッドソックスだけ(対ヤンキース)。3勝0敗となったチームは実に97.4%という高確率でそのシリーズを制しているのだ。

     しかも、過去38度のうち30度はスイープでシリーズが終了している。第5戦で終了したシリーズが5度、第6戦で終了したシリーズが2度、そして第7戦で終了したシリーズは前述の1度だけ(2004年レッドソックス)だ。過去のデータを見る限り、レイズが明日の第4戦に勝利してスイープでシリーズを終わらせる可能性が極めて高く、アストロズがここから4連勝してリーグ優勝するのは奇跡的な確率ということになる。

     運命の第4戦の先発投手はザック・グレインキー(アストロズ)とタイラー・グラスナウ(レイズ)。勝てばリーグ優勝のレイズは、勝機があると見るやディエゴ・カスティーヨ、ピート・フェアバンクス、ニック・アンダーソンといった勝ちパターンのリリーバーを次々に投入してくることだろう。アストロズは3試合連続で2ケタ残塁を記録しており、勝負どころでしっかりランナーを還せるかどうかがポイントとなりそうだ。

     もちろん、勝つためにはレイズに得点を与えないことも重要だ。ブルペン勝負の展開では分が悪いだけに、チームの運命はグレインキーのピッチングに懸かっていると言っても過言ではない。メジャー通算208勝の実績を誇る36歳のベテラン右腕はチームに勝利をもたらすことができるだろうか。

  • 好守連発のレイズが逆転勝利 3連勝で12年ぶりWS進出に王手

    2020.10.14 13:39 Wednesday

    【レイズ5-2アストロズ】@ペトコ・パーク

     レイズの2連勝スタートとなったアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、6回表に一挙5点を奪ったレイズが第3戦も勝利。2008年以来12年ぶり2度目となるワールドシリーズ進出に王手をかけた。レイズはケビン・キアマイアーやハンター・レンフローが好守を連発。一方のアストロズは二塁ホゼ・アルトゥーベの悪送球をきっかけに逆転を許し、守備力の差が明暗を分ける結果となった。

     レイズがライアン・ヤーブロー、アストロズがホゼ・ウルキディの先発で始まった一戦は、アストロズが1回裏一死からアルトゥーベの2号ソロで1点を先制。その後は両軍ともチャンスを作りながらもあと一本が出ず、アストロズが1点をリードしたまま試合は後半に突入した。

     レイズは6回表先頭のランディ・アロサレーナがレフトへのヒットを放って出塁し、次打者ブランドン・ラウの打球は二塁アルトゥーベへのゴロに。ところが、併殺を焦ったアルトゥーベの悪送球により無死一・二塁のチャンスとなり、続くヤンディ・ディアスのヒットで無死満塁。ここでジョーイ・ウェンドルに逆転の2点タイムリーが飛び出し、一死満塁からウィリー・アダメスの押し出し死球、代打レンフローの2点タイムリー二塁打でリードを4点に広げた。

     レイズ先発のヤーブローは6回裏先頭のマイケル・ブラントリーに1号ソロを被弾し、レイズはここから継投に突入。6回裏を2番手のピート・フェアバンクス、7回裏を3番手のジョン・カーティス、8回裏を4番手のライアン・トンプソンと5番手のアーロン・ループ、9回裏を6番手のディエゴ・カスティーヨが無失点に抑え、5対2で逃げ切った。アストロズ打線を2得点に封じた投手陣も見事だったが、好守で投手陣を盛り立てた守備陣の活躍が素晴らしかった。

     勝利投手は6回途中3安打2失点のヤーブロー(1勝0敗)、敗戦投手は6回途中4安打2失点(自責点1)のウルキディで、カスティーヨが2セーブ目を記録。レイズは明日の第4戦に勝利すれば12年ぶりのリーグ優勝が決定する。なお、レイズの筒香嘉智は5試合連続で出場機会がなかった。

  • ブレーブス2連勝 ドジャース怒涛の追い上げ及ばず

    2020.10.14 11:18 Wednesday

    【ブレーブス8-7ドジャース】@グローブライフ・フィールド

     ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦を制したブレーブスは、8対7で第2戦にも勝利。1995年以来25年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に向けて連勝スタートを切った。主砲フレディ・フリーマンは先制弾を含む2安打3打点の活躍。先発の新人右腕イアン・アンダーソンは4イニングを無失点に抑え、ポストシーズンは15回2/3連続無失点となった(球団史上4位)。

     22歳のアンダーソンが先発したブレーブスに対し、ドジャースは背中のけいれんで登板を回避したクレイトン・カーショウに代わって26歳の新人右腕トニー・ゴンソリンがポストシーズン初先発。アンダーソンは1回裏二死一・二塁のピンチを一塁フリーマンの好守で切り抜けると、3回裏二死満塁のピンチも無失点に抑えた。

     4回表、ブレーブスは先頭のロナルド・アクーニャJr.が四球で出塁し、続くフリーマンがライトスタンドに突き刺さる2号先制2ラン。5回表にはゴンソリンと2番手のペドロ・バイエズに猛攻を浴びせ、有望株クリスチャン・パチェのタイムリー二塁打、フリーマンのタイムリー、トラビス・ダーノウの押し出し四球、オジー・アルビーズの犠飛で一挙4点を追加した。

     与四球5と荒れ気味だったアンダーソンが4イニングを投げて降板したブレーブスは、2番手のタイラー・マツェックが2イニングを無失点に抑える好リリーフ。7回表二死一・二塁からダンズビー・スワンソンのタイムリー二塁打でリードを7点に広げ、直後の7回裏にコリー・シーガーの1号3ランで4点差に詰め寄られたが、9回表にアルビーズが2号ソロを放って8点目を奪った。

     5点リードの9回裏は6番手のジョシュ・トムリンがマウンドに上がったが、シーガーのタイムリー二塁打とマックス・マンシーの1号2ランで3失点。2試合連続でアルビーズの本塁打をブルペンでキャッチしたマーク・マランソンが急遽登板し、コディ・ベリンジャーのタイムリー二塁打で1点差に詰め寄られたものの、8対7で辛くも逃げ切った。ブレーブスはポストシーズン初戦から7連勝。これは1976年レッズ、2007年ロッキーズ、2014年ロイヤルズ(8連勝)に次ぐ史上4チーム目の快挙である。

     勝利投手は2回1安打無失点の好リリーフを見せたマツェック(1勝0敗)で、マランソンが1セーブ目を記録。ドジャース先発のゴンソリンは内容自体は悪くなかったものの、ブレーブス打線に効率よく得点を奪われ、5回途中3安打5失点で敗戦投手(0勝1敗)となった。

  • ヤンキース・オーナー ブーン監督の来季続投を明言

    2020.10.14 08:00 Wednesday

     ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーは日本時間10月14日、チームの今季の不安定な戦いぶりについて「地区シリーズでレイズと第5戦まで戦った末に敗れた以上のものを成し遂げることのできるチームだと信じていた。非常に落胆している」と振り返った。ゲリット・コールを補強したことなどによりチャンピオンになれると考えていたようだ。ただし、アーロン・ブーン監督の去就については「彼は来年も戻ってくる」と語り、続投を明言した。

     2018年からヤンキースの監督を務めているブーンは、史上初となる「監督就任から2年連続でシーズン100勝以上」を達成。60試合制の今季は33勝27敗でアメリカン・リーグ東部地区2位となり、ア・リーグの第5シードでポストシーズンに出場した。

     スタインブレナーは「アーロン・ブーンは優れた野球人であり、優れたリーダーだ。選手へのリスペクトを持っている。彼は来年戻ってくる。それは間違いない」と語り、ブーンの続投を明言。ブーンの来季の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっているが、ただ単にそのオプションが行使されるだけなのか改めて契約を延長するのかは現時点では明らかになっていない。

     また、スタインブレナーはブライアン・キャッシュマンGMについて「彼のパフォーマンスにはとても満足している」とコメント。1998年2月にヤンキースのGMとなったキャッシュマンは、それ以来23年連続勝ち越し、ポストシーズン進出19度、ワールドシリーズ制覇4度(1998~2000年、2009年)などコンスタントに結果を残し続けており、球団首脳はその結果に満足しているようだ。

     とはいえ、最後のワールドシリーズ制覇から10年以上が経過していることも事実。今オフはDJ・レメイヒュー、田中将大、ジェームス・パクストンといった主力選手がフリーエージェントとなるため、世界一奪還に向けてキャッシュマンがどのような手腕を発揮するか注目が集まりそうだ。

  • ブレーブス 故障のデュバルに代わってカマルゴがロースター入り

    2020.10.14 07:30 Wednesday

     ブレーブスは日本時間10月14日、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で左腹斜筋を痛めて途中交代したアダム・デュバル外野手に代えてヨハン・カマルゴ内野手をロースターに登録した。ポストシーズンのルールでは、故障を理由にロースターを外れた選手は次のステージに出場できないことになっており、デュバルはブレーブスがリーグ優勝決定シリーズを突破した場合、ワールドシリーズに出場できない。

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、デュバルの状態について「とても痛がっている。今日、彼は球場に現れないだろう。でも、明日は球場に来て治療を受ける予定になっているよ」とコメント。「彼は故障してチームとともに戦えないことをとても悲しんでいた。彼は素晴らしい人間だし、一生懸命にプレーしていたから本当に気の毒だよ。タフな故障だ」とデュバルの心情を思いやった。

     今季のデュバルは2度の1試合3本塁打を記録するなど自慢の長打力を発揮し、57試合に出場して打率.237、16本塁打、33打点、OPS.833をマーク。ただし、ポストシーズンでは1本塁打こそ放っているとはいえ、20打数2安打、OPS.443の不振に陥っていた。

     一方、新たにロースター入りしたカマルゴは今季35試合に出場して打率.200、4本塁打、9打点、OPS.611を記録。打撃面ではデュバルほどの貢献は期待できず、二塁と三塁を中心に内外野の様々なポジションを守れるユーティリティ性が最大の武器だ。

     デュバルを欠いたブレーブスは、リーグ優勝決定シリーズ第2戦でロナルド・アクーニャJr.を中堅から右翼、ニック・マーケイキスを右翼から左翼へ移し、中堅には有望株クリスチャン・パチェを起用。打線の迫力低下は避けられない。

     なお、ドジャースのクレイトン・カーショウが予定通りに第2戦に先発した場合、ブレーブスはマーケイキスをベンチに下げて三塁のオースティン・ライリーを左翼へ移し、三塁にカマルゴを起用する予定だったことが明らかになっている。

  • 第2戦先発回避のカーショウ 第4戦での先発を目指す

    2020.10.14 07:00 Wednesday

     ドジャースはブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で先発予定だったクレイトン・カーショウが背中のけいれんにより登板を回避した。ただし重症ではなく、治療を受けてキャッチボールができる状態まで回復。デーブ・ロバーツ監督はカーショウが第3戦に先発する可能性を否定したが、第4戦に先発する可能性があると見られている。

     ロバーツによると、カーショウは日本時間10月11日にブルペンでの投球練習を行った際に背中のけいれんを感じたという。その後も症状は改善せず、第2戦の先発を回避することが決定。カーショウの登板回避に備えて準備を進めていたトニー・ゴンソリンが第2戦に先発することになった。

     ドジャースは第1戦にウォーカー・ビューラーが先発し、ダスティン・メイもリリーフで1回2/3を投げた。ロバーツはメイが中1日で第3戦に先発する可能性を否定しており、第3戦はフリオ・ウリアスの先発が濃厚だ。

     今季のカーショウは10試合に先発して58回1/3を投げ、6勝2敗、防御率2.16、62奪三振を記録。ポストシーズンを苦手としているイメージが強いものの、ブリュワーズとのワイルドカード・シリーズ第2戦では13個の三振を奪って8回3安打無失点の快投で勝利投手となり、パドレスとの地区シリーズ第2戦でも6回6安打3失点と試合を作って白星を手にした。

     一方、カーショウに代わって第2戦に先発することになったゴンソリンは今季9試合(うち8先発)に登板して46回2/3を投げ、2勝2敗、防御率2.31、46奪三振をマーク。チームがワイルドカード・シリーズを2連勝、地区シリーズを3連勝で突破したため、両シリーズでは登板がなく、リーグ優勝決定シリーズ第2戦がポストシーズン初登板となっている。

  • 「マネー・ボール」のビリー・ビーンにアスレチックス離脱の可能性

    2020.10.13 14:30 Tuesday

     「マネー・ボール」の主人公として有名なビリー・ビーンは20年以上にわたってアスレチックスで敏腕を振るってきた。当時はゼネラルマネージャー(GM)、現在は野球部門の上級副社長という肩書で活躍しており、アスレチックスの名物的存在と言えるビーンがチームを離れることは考えにくい。しかし、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道によると、ビーンがアスレチックスを離れる可能性が浮上しているようだ。

     報道によると、ビーンが共同議長を務めるベンチャー企業「RedBall Acquisition Corp.」がジョン・ヘンリー(レッドソックス)の会社である「Fenway Sports Group」の一部を推定80億ドルで購入することで合併を試みているという。「Fenway Sports Group」はレッドソックスを所有しているため、ビーンは技術的にレッドソックスの経営に関わることになる。これは利益相反を引き起こしてしまうため、アスレチックスを離れざるを得なくなる可能性があるようだ。

     アスレチックスとレッドソックスの両球団は、この件を確認しておらず、言及も避けている。また、「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、ビーンがアスレチックスを離れることになった場合、レッドソックスの運営に関与する可能性は低いという。それよりも英プレミアリーグのリバプールFCを含む他の事業に目を向けるだろうと見られている。

     現在58歳のビーンは、1997年にアスレチックスのGMに就任し、「マネー・ボール」と呼ばれる手法でスモールマーケット球団のアスレチックスを何度もポストシーズンへ導き、大きな注目を浴びた。2002年オフにはヘンリーがオーナーを務めるレッドソックスがビーンの招聘を試みたこともあった。ビーンはその後、2015年オフに野球部門の上級副社長へ昇格し、デービッド・フォーストがGMを務めている。

     ビーンのサッカーへの情熱は広く知られており、アスレチックスの名物的存在がサッカー界に本格進出することになるかもしれない。なお、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、ビーンは各種の交渉に巻き込まれているものの、現時点では何らかの公式発表がただちに行われる様子はないという。今後の動向に注目したい。

  • ブレーブス・ライリーが決勝弾!25年ぶり世界一へ白星スタート

    2020.10.13 12:31 Tuesday

    【ブレーブス5-1ドジャース】@グローブライフ・フィールド

     ブレーブスとドジャースが対戦するナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズが開幕し、今季初めての有観客試合は終盤まで1点を争うロースコアの接戦が繰り広げられた。ブレーブスは1対1の同点で迎えた9回表に9番オースティン・ライリーの勝ち越し弾などで4点を奪い、5対1で勝利。ワイルドカード・シリーズと地区シリーズを無敗で勝ち上がってきたチーム同士の対戦の初戦を制し、1995年以来25年ぶりの世界一に向けて白星スタートを切った。

     ブレーブスが左腕マックス・フリード、ドジャースが右腕ウォーカー・ビューラーの先発で始まった一戦は、1回表一死からフレディ・フリーマンが右中間への1号ソロを放ち、ブレーブスが1点を先制。一方のドジャースも1回裏二死からヒットと四球で一・二塁のチャンスを作ったが、ウィル・スミスが空振り三振に倒れた。

     ドジャースは2回裏にも二死一・二塁のチャンスを迎えたが、ムーキー・ベッツがセンターフライに倒れて無得点。ドジャース先発のビューラーは威力のあるボールを投げながらも制球に苦しみ、毎回のように走者を出したものの、要所を締めてブレーブスに追加点を許さなかった。

     5回裏、ドジャースはこの回先頭のエンリケ・ヘルナンデスが1号ソロをレフトスタンドへ叩き込んで同点。左腕フリード対策としてスタメン起用された伏兵のひと振りで試合を振り出しに戻した。その後、ドジャースは6回途中、ブレーブスは7回から継投に突入。時折ピンチを招きながらも相手に勝ち越し点を与えなかった。

     そして迎えた9回表、ブレーブスはこの回先頭のライリーがドジャース5番手のブレイク・トライネンからセンターへの1号ソロを放ち、勝ち越しに成功。しかし、ブレーブスの攻撃はこの1点では終わらなかった。次打者ロナルド・アクーニャJr.の二塁打から一死三塁のチャンスを作り、マーセル・オズーナが貴重な追加点となるタイムリー。さらにオジー・アルビーズにはダメ押しの1号2ランが飛び出した。

     9回裏はクローザーのマーク・マランソンが無失点に抑え、ブレーブスが5対1で勝利。地区シリーズまでの5試合で4度の完封勝利をマークした投手陣がまたしても安定したピッチングを展開し、大事な初戦を制した。勝利投手はブレーブス3番手のウィル・スミス(1勝0敗)。決勝アーチを浴びたトライネンが敗戦投手(0勝1敗)となった。

  • 2021年ドラフトの指名順は今季成績で決定 全体1位はパイレーツ

    2020.10.13 09:30 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間10月13日、来年のドラフトの指名順が今季の成績に従って決定されることを明らかにした。今季が60試合制での開催だったため、一時は2019年シーズンと今季の成績を合算することも検討されたが、例年通りに前年の成績に従って指名順が決定されることになった。よって、今季メジャー最低勝率だったパイレーツに全体1位指名権が与えられる。なお、今季の成績が同じ場合、2019年シーズンの成績に従って指名順が決定される。

     パイレーツが全体1位指名権を獲得するのは今回が5度目。1986年にジェフ・キング(通算154本塁打の内野手)、1996年にクリス・ベンソン(通算70勝の右腕)、2002年にブライアン・バリントン(通算1勝・日本プロ野球でもプレーした右腕)を指名し、最大の成功を収めたのは2011年の全体1位で指名したゲリット・コール(現ヤンキース)だ。

     全体2位はレンジャーズ、3位はタイガース、4位はレッドソックス、5位はオリオールズとなる。レンジャーズは1974年の全体2位でトミー・ボッグス(通算20勝の右腕)、レッドソックスは1967年の全体3位でマイク・ガーマン(通算22勝の右腕)を指名して以来の高順位。タイガースは2018年の全体1位でケーシー・マイズ、2020年の全体1位でスペンサー・トーケルソン、オリオールズは2019年の全体1位でアドリー・ラッチマンを指名している。

     2021年のドラフトは史上初めて7月に開催される予定となっている(日本時間7月12~14日・開催地はアトランタ)。現時点ではバンダービルト大の右腕クマー・ロッカーが全体1位指名の最有力候補に挙げられているが、今後9ヶ月のあいだに様々な選手の名前が取り沙汰されることになるだろう。

     なお、不正なサイン盗みに関連した処分によりアストロズは2020年と2021年のドラフトで上位2つの指名権を剥奪されている。今季の成績に従えばアストロズは全体16位の指名権を得るはずだったが、もちろん指名権は与えられない。

     全体1位から29位までの指名順は以下の通り(括弧内は今季の成績)。

    1位 パイレーツ(19勝41敗)
    2位 レンジャーズ(22勝38敗)
    3位 タイガース(23勝35敗)
    4位 レッドソックス(24勝36敗)
    5位 オリオールズ(25勝35敗)
    6位 ダイヤモンドバックス(25勝35敗)
    7位 ロイヤルズ(26勝34敗)
    8位 ロッキーズ(26勝34敗)
    9位 エンゼルス(26勝34敗)
    10位 メッツ(26勝34敗)
    11位 ナショナルズ(26勝34敗)
    12位 マリナーズ(27勝33敗)
    13位 フィリーズ(28勝32敗)
    14位 ジャイアンツ(29勝31敗)
    15位 ブリュワーズ(29勝31敗)
    16位 マーリンズ(31勝29敗)
    17位 レッズ(31勝29敗)
    18位 カージナルス(30勝28敗)
    19位 ブルージェイズ(32勝28敗)
    20位 ヤンキース(33勝27敗)
    21位 カブス(34勝26敗)
    22位 ホワイトソックス(35勝25敗)
    23位 インディアンス(35勝25敗)
    24位 ブレーブス(35勝25敗)
    25位 アスレチックス(36勝24敗)
    26位 ツインズ(36勝24敗)
    27位 パドレス(37勝23敗)
    28位 レイズ(40勝20敗)
    29位 ドジャース(43勝17敗)

  • マーゴが攻守に躍動!レイズ投手陣がまたも好投して2連勝

    2020.10.13 08:08 Tuesday

    【アストロズ2-4レイズ】@ペトコ・パーク

     レイズが初戦を制して迎えたリーグ優勝決定シリーズ第2戦は、レイズ投手陣が10安打を浴びながらもアストロズ打線を2得点に抑える力投。打線はマニュエル・マーゴとマイク・ズニーノの本塁打で4点を奪い、4対2で勝利して対戦成績を2勝0敗とした。なお、レイズの筒香嘉智は2試合連続のベンチスタートとなり、前日に続いて出場機会がなかった。

     第2戦はアストロズがランス・マカラーズJr.、レイズがチャーリー・モートンの両右腕の先発でスタート。モートンが1回表一死一・三塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜けると、レイズは1回裏に二死からランディ・アロサレーナのヒットと二塁ホゼ・アルトゥーベのエラーで一・二塁のチャンスを作り、マーゴがセンターへ先制の1号3ランを叩き込んだ。

     アストロズは2回表二死二・三塁のチャンスも生かせず、一方のレイズも3回裏無死一・二塁から後続3人が倒れて無得点。アストロズは4回表二死一・二塁のチャンスでも無得点に終わり、試合は3対0とレイズが3点リードのまま前半5イニングを終了した。

     レイズは96球で5イニングを無失点に抑えたモートンに代えて6回表から2番手のピート・フェアバンクスを投入。フェアバンクスは6回表一死からカルロス・コレアに1号ソロを浴びて1点を返されたが、7回表はマーティン・マルドナード、ジョージ・スプリンガー、アルトゥーベを三者連続空振り三振に仕留める圧巻の投球を見せた。

     フェアバンクスの好投に応えるかのように、レイズは7回裏二死からズニーノの1号ソロで貴重な1点を追加。8回表を3番手のアーロン・ループと4番手のライアン・トンプソンが無失点に抑え、9回表に5番手のニック・アンダーソンが1点を失ったものの、4対2で逃げ切った。

     勝利投手は5回5安打無失点のモートン(1勝0敗)、敗戦投手は7回4安打4失点のマカラーズJr.(0勝1敗)で、アンダーソンが1セーブ目を記録。先制弾を放ったマーゴは2回表二死二・三塁の場面でスプリンガーが放ったライトへのファウルフライをスタンドに落下しながらもキャッチする好プレーを見せ、攻守にわたる活躍で勝利の立役者となった。

  • NLCS開幕 ドジャースはリオスとウッドをロースターに登録

    2020.10.13 07:00 Tuesday

     ナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ(ブレーブス対ドジャース)が日本時間10月13日に開幕する。アーリントンのグローブライフ・フィールドで行われる第1戦に先立って両軍のロースターが発表され、ドジャースはギャビン・ラックス内野手とテランス・ゴア外野手に代えてエドウィン・リオス内野手とアレックス・ウッド投手を登録。一方のブレーブスは地区シリーズからのロースター変更がなく、引き続き同じ28人でドジャースとの戦いに臨むことになった。

     リオスはワイルドカード・シリーズのロースターには登録されていたものの、股関節を痛めて地区シリーズのロースターから抹消。患部の状態が改善されたため、リーグ優勝決定シリーズからロースターに戻ることになった。また、最大5連戦だった地区シリーズに対してリーグ優勝決定シリーズは最大7連戦の可能性があるため、デーブ・ロバーツ監督は投手の増員を決断。代走のスペシャリストであるゴアをロースターから外し、経験豊富な左腕ウッドがロースターに加わった。

     両軍のロースターは以下の通り。

    ドジャース

    ◆投手(15人)
    バイエズ、ビューラー、フローロ、ゴンソリン、ゴンザレス、グラテロル、ジャンセン、ケリー、カーショウ、コラレック、メイ、マギー、トライネン、ウリアス、ウッド

    ◆捕手(2人)
    バーンズ、スミス

    ◆内野手(6人)
    ビーティ、ヘルナンデス、マンシー、リオス、シーガー、ターナー

    ◆外野手(5人)
    ベリンジャー、ベッツ、ピーダーソン、ポロック、テイラー

    ブレーブス

    ◆投手(15人)
    フリード、アンダーソン、ライト、マツェック、マランソン、マーティン、スミス、グリーン、オデイ、ミンター、ウェブ、ウィルソン、イノア、デイトン、トムリン

    ◆捕手(2人)
    ダーノウ、フラワーズ

    ◆内野手(6人)
    フリーマン、アルビーズ、スワンソン、ライリー、カルバーソン、サンドバル

    ◆外野手(5人)
    アクーニャ、オズーナ、デュバル、マーケイキス、パチェ

  • Wソックスがレンテリア監督を解任 優勝経験監督を招聘へ

    2020.10.13 06:30 Tuesday

     ホワイトソックスのリック・ハーンGMは日本時間10月13日、リック・レンテリア監督とドン・クーパー投手コーチを解任したことを発表した。レンテリアは2016年オフに退任したロビン・ベンチュラに代わってホワイトソックスの監督に就任。4年間指揮を執り、今季はチームを12年ぶりとなるポストシーズン進出に導いた。クーパーは2002年7月に投手コーチに就任。18年半にわたって投手コーチを務め、数多くの好投手を育ててきた。

     ホワイトソックスは今季、2008年以来12年ぶりのポストシーズン進出を果たしただけに、レンテリア解任のニュースは驚きとともに伝えられた。ハーンは解任の理由について「チームが再建を終え、(ワールドシリーズ制覇という)ゴールを目指すステージに到達した」ことを挙げている。チームが再建を終え、ポストシーズンに進出できる態勢が整ったことでレンテリアの役目は終了したというわけだ。

     今季のホワイトソックスはアメリカン・リーグでは一番乗りでポストシーズン進出が決定。一時はリーグ最高勝率をマークしていた。ところが、レギュラーシーズン最後の10試合で2勝8敗と失速し、第7シードでポストシーズンへ進むことに。ワイルドカード・シリーズでは第2シードのアスレチックスと熱戦を繰り広げたものの、1勝2敗で敗退した。シーズン終盤の不甲斐ない戦いぶりがレンテリア解任の動きを後押ししたことは間違いないだろう。

     ハーンは新監督が球団外部からの招聘になる可能性が高いことを明らかにした。これまで全くホワイトソックスと縁がなかった人物が監督に就任することになれば、1998年から2003年まで6年間監督を務めたジェリー・マニュエル以来となる。また、ハーンは「近年の優勝チームに在籍した経験があり、なおかつ監督経験のある人物が望ましい」と発言しているが、「必ずしも必要不可欠な条件というわけではない」とも語っている。

     ハーンによると、2005年にチームをワールドシリーズ制覇に導いたオジー・ギーエンは新監督候補ではないという。一方、2017年にアストロズで世界一を経験したAJ・ヒンチや2018年にレッドソックスで世界一を経験したアレックス・コーラ、さらには歴代3位の2728勝を誇るトニー・ラルーサなどが候補に挙げられている。今季躍進を遂げたホワイトソックスを次なるステージへ導くのはいったい誰になるのだろうか。

  • 殿堂入り二塁手・モーガンが77歳で死去 1975年から2年連続MVP

    2020.10.13 06:00 Tuesday

     レッズの強力打線「ビッグ・レッド・マシン」の3番打者として活躍した名二塁手ジョー・モーガンが日本時間10月12日に死去していたことが明らかになった。77歳だった。メジャーリーグでは今年、アメリカ野球殿堂入りしている名選手の死去が相次いでおり、モーガンが6人目。直近5週間では5人目となった。

     モーガンは1963年にアストロズでメジャーデビューし、アストロズとレッズを中心にメジャーで22年間プレー。通算2649試合に出場して2517安打、打率.271、268本塁打、1133打点、689盗塁、出塁率.392、OPS.819をマークし、オールスター・ゲーム選出10度、ゴールドグラブ賞5度、シルバースラッガー賞1度など輝かしい実績を残した。

     アストロズ時代から選球眼と俊足を兼ね備えた二塁手として活躍していたが、1971年オフの大型トレードでレッズへ移籍すると才能が本格的に開花。1972年に122得点、115四球、出塁率.417の3部門でリーグ1位の数字をマークすると、1975年と1976年はリーグ1位のOPSを記録し、2年連続でMVPに選出された。

     モーガンはレッズで8年間(1972~79年)プレーしたが、当時のレッズは黄金期を謳歌しており、8年間で地区優勝が5度、地区2位が3度。1972年、1975年、1976年とワールドシリーズに3度出場し、1975年と1976年に世界一を経験した。現役晩年の1983年にフィリーズでもワールドシリーズに出場したが、このときはオリオールズに敗れている。

     レッズ時代の同僚だった名捕手ジョニー・ベンチは「ジョーは球史で最高の二塁手だっただけでなく、私が見てきたなかでベストのプレーヤーであり、私が知っているなかでベストの人物の1人だった」とモーガンを絶賛。モーガンが記録した通算11069打席、678盗塁、1625得点はいずれも二塁手として歴代最高記録となっている。

     アスレチックスでプレーした1984年限りで現役を引退し、1990年に有資格初年度で得票率81.8%を獲得して殿堂入り。レッズは1998年にモーガンの背番号「8」を永久欠番とした。

  • これぞレイズの野球!強力投手陣が1点リード守って先勝

    2020.10.12 12:28 Monday

    【アストロズ1-2レイズ】@ペトコ・パーク

     アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズが日本時間10月12日に開幕した。その初戦はレイズが5回裏にマイク・ズニーノのタイムリーで勝ち越しに成功。先発のブレイク・スネルが5イニングを1失点に抑えると、4人のリリーバーが無失点リレーで1点のリードを守り、2対1でアストロズに先勝した。打線が勝利に必要な得点を取り、強力投手陣がそのリードを守るという、「これぞレイズの野球」と言うべき試合だった。

     第1戦の先発はアストロズがフランベル・バルデス、レイズがスネルの左腕対決。レイズの筒香嘉智はベンチスタートとなった。1回表、アストロズは一死からホゼ・アルトゥーベが左中間への1号ソロを放ち、幸先よく1点を先制。1回裏、レイズはバルデスの前にわずか11球で三者連続空振り三振に倒れた。

     スネルは4回表に二死満塁のピンチを背負ったが、マーティン・マルドナードをライトライナーに打ち取ってピンチを脱出。すると直後の4回裏、レイズは売り出し中のランディ・アロサレーナがセンター右への1号ソロを放ち、1対1の同点に追い付いた。

     続く5回裏、レイズは先頭のウィリー・アダメスが四球を選んで出塁し、内野ゴロ2つで二死三塁。ここでマイク・ズニーノにタイムリーが飛び出し、勝ち越しに成功した。レイズはさらに二死一・二塁とチャンスを広げたが、ここはバルデスがアロサレーナを空振り三振に仕留めた。

     レイズはスネルの球数が100球を超えたため6回から継投に入り、6回表は2番手のジョン・カーティスがピンチを招きながらも無失点。7回表は3番手のライアン・トンプソンが三者凡退に抑え、8回表は4番手のアーロン・ループが一死満塁のピンチを招いたが、5番手のディエゴ・カスティーヨがユリ・グリエルを併殺打に仕留めた。

     9回表はカスティーヨが続投し、1点のリードを守り抜いて2対1で試合終了。2008年以来12年ぶりのワールドシリーズ進出に向けてレイズが初戦を制した。勝利投手は5回6安打1失点のスネル(1勝0敗)、敗戦投手は6回4安打2失点のバルデス(0勝1敗)で、1回2/3を無失点に抑えたカスティーヨが1セーブ目を記録。なお、筒香に出場機会はなかった。

  • 第2戦先発のレイズ・モートン 今季限りで引退の可能性も

    2020.10.12 09:30 Monday

     日本時間10月13日のリーグ優勝決定シリーズ第2戦で古巣アストロズを相手に先発するチャーリー・モートン(レイズ)は今季限りで現役を引退する可能性があるようだ。レイズとモートンの来季の契約は年俸1500万ドルの球団オプションとなっているが、モートンはこのオプションが行使された場合、現役を続行することを明言。一方、このオプションが行使されなかった場合、家族と相談したうえで進退を決断する方針だ。

     モートンは自身の進退について「もしチームが来季も僕を必要としてくれるならとても光栄だし、喜んで来季もプレーするよ。僕はトロピカーナ・フィールドから40マイル(約64キロ)そこそこのところに住んでいるから今季のような異例の状況のなか、レイズでプレーできることに感謝しているんだ」とコメント。オプションが行使されなかった場合、チームが必要としてくれるのであれば、再交渉を行うことに前向きな姿勢も示した。

     モートンはあくまでも家族を最優先に考えたうえで決断を下す意向を明言している。「新型コロナウイルスの影響もあり、今オフの市場がどんな状況になるか僕にはわからない。来季がどんな形で開催されるかわからないし、僕のところにどんなオファーが届くかもわからない。不透明なことだらけなんだ」とモートン。自宅には4人の子供がおり、家族にとって何がベストかを常に考えているという。

     現在36歳のモートンは2年契約でレイズに加入し、昨季は自己最多の194回2/3を投げて16勝6敗、防御率3.05、240奪三振の好成績をマーク。今季は右肩の炎症による故障者リスト入りがあり、9先発で2勝2敗、防御率4.74に終わったが、ヤンキースとの地区シリーズ第3戦で96マイルを計測するなど右肩の状態は良好だ。レイズ加入後はポストシーズンの3先発で3勝0敗、防御率1.20という素晴らしい成績を残しており、年俸を度外視すればレイズに必要な戦力であることは間違いない。

     モートンはタイラー・グラスナウやブレイク・スネルにとって手本のような存在となっており、オースティン・メドウズやブランドン・ラウなどモートンを尊敬している選手も非常に多い。年俸1500万ドルというのはスモールマーケット球団のレイズにとって決して安い金額ではないが、来季の契約についてレイズがどう判断するか注目だ。

  • ALCS開幕 レイズ・筒香はロースター入りもスタメン外れる

    2020.10.12 09:00 Monday

     日本時間10月12日、アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ(アストロズ対レイズ)が開幕し、それに先立って両軍のロースターが発表された。地区シリーズからの変更点としては、レイズはブレット・フィリップス外野手とトレバー・リチャーズ投手を抹消してジョシュ・フレミング投手とホゼ・アルバラード投手を登録。一方のアストロズはチャス・マコーミック外野手を抹消してチェイス・デヨング投手を登録した。

     レイズのケビン・キャッシュ監督が「最大7連戦のリーグ優勝決定シリーズに備えて投手を1人増やす」と発言していたため、筒香嘉智がロースターから漏れる可能性が取り沙汰されていたが、守備固め要員のフィリップスが抹消され、筒香はロースターに残留。しかし、第1戦のアストロズの先発が左腕フランベル・バルデスのため、キャッシュは右打者7人をスタメンに起用し、筒香はベンチスタートとなっている。

     両軍のロースターと第1戦のスタメンは以下の通り。

    レイズ

    ◆投手(14人)
    アルバラード、アンダーソン、カスティーヨ、カーティス、フェアバンクス、フレミング、グラスナウ、ループ、マクラナハン、モートン、スレジャース、スネル、トンプソン、ヤーブロー

    ◆捕手(2人)
    ズニーノ、ペレス

    ◆内野手(6人)
    アダメス、ブロソー、崔志萬(チェ・ジマン)、ディアス、ラウ、ウェンドル

    ◆外野手(6人)
    アロサレーナ、キアマイアー、マーゴ、メドウズ、レンフロー、筒香嘉智

    ◆スタメン
    (三)ブロソー
    (指)アロサレーナ
    (二)ラウ
    (一)ディアス
    (右)レンフロー
    (遊)アダメス
    (左)マーゴ
    (中)キアマイアー
    (捕)ズニーノ
    先発投手:スネル

    アストロズ

    ◆投手(14人)
    デヨング、ガルシア、グレインキー、ジェームス、ハビアー、マカラーズ、パレイデス、プレスリー、レイリー、スクラブ、スニード、テイラー、ウルキディ、バルデス

    ◆捕手(3人)
    マルドナード、ガーノウ、スタッブス

    ◆内野手(6人)
    アルトゥーベ、ブレグマン、コレア、ディアス、グリエル、トロ

    ◆外野手(5人)
    ブラントリー、レディック、スプリンガー、ストロー、タッカー

    ◆スタメン
    (中)スプリンガー
    (二)アルトゥーベ
    (左)ブラントリー
    (三)ブレグマン
    (遊)コレア
    (右)タッカー
    (一)グリエル
    (指)ディアス
    (捕)マルドナード
    先発投手:バルデス

  • NLCS ブレーブス対ドジャース ポジション別戦力比較

    2020.10.11 11:30 Sunday

     ナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズはブレーブス対ドジャースの組み合わせで日本時間10月13日に開幕する(会場はアーリントンのグローブライフ・フィールド)。両軍ともワイルドカード・シリーズと地区シリーズを無敗で突破。地力があり、なおかつ勢いのあるチーム同士の対戦だけに、リーグ優勝決定シリーズは熱戦が予想される。ここではポジション別に両軍の戦力を比較してみよう。

    捕手:ドジャース

     強打の正捕手を抱えている点と実力派の控え捕手を抱えている点で両軍は非常に似ている。ドジャースはウィル・スミスとオースティン・バーンズ、ブレーブスはトラビス・ダーノウとタイラー・フラワーズのコンビ。打撃絶好調のダーノウの勢いも捨てがたいが、ここではわずかにドジャースが上回っていると判断した。

    一塁手:ブレーブス

     このポジションは明確にブレーブスが上回っている。ブレーブスのフレディ・フリーマンはポストシーズンこそ18打数3安打と低調だが、今季は自己ベストの打率.341、OPS1.102をマーク。一方、ドジャースのマックス・マンシーはレギュラーシーズンで打率.212、ポストシーズンでも16打数3安打に終わっている。

    二塁手:ドジャース

     向こう3年間、5年間、10年間のことを考えれば間違いなくブレーブスのオジー・アルビーズのほうが上。しかし、今季はOPS.773とやや低調で、ポストシーズンでもOPS.523にとどまっている。ドジャースのクリス・テイラーもポストシーズンはOPS.498と低調だが、レギュラーシーズンのOPS.842が光る。

    三塁手:ドジャース

     ブレーブスのオースティン・ライリーはレギュラーシーズンでOPS.716、ポストシーズンでもOPS.585と冴えない成績に終わっている。ドジャースのジャスティン・ターナーもポストシーズンではOPS.372と不振だが、レギュラーシーズンではOPS.860をマークしており、ドジャースに軍配が上がる。

    遊撃手:ドジャース

     ブレーブスのダンズビー・スワンソンは今季OPS.809をマークして自己ベストを更新し、ポストシーズンでも2本塁打を放ってOPS.970と好調。しかし、レギュラーシーズンでOPS.943、ポストシーズンでもOPS.947と安定した活躍を見せているドジャースのコリー・シーガーには敵わない。

    左翼手:ドジャース

     ブレーブスのアダム・デュバルは今季16本塁打を放ったが、打率は.237に過ぎず、ポストシーズンでは打率.100と低迷。それに対し、ドジャースのAJ・ポロックはレギュラーシーズンで打率.276、16本塁打をマークし、ポストシーズンでも打率.267、出塁率.353とまずまずの働きを見せている。

    中堅手:ブレーブス

     ドジャースは昨季MVPのコディ・ベリンジャーを擁しているが、今季は打率.239、12本塁打、OPS.789と平凡な成績に終わっており、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.のほうが上だろう。ただし、ポストシーズンではアクーニャJr.のOPS.860に対し、ベリンジャーはOPS.960をマークしている。

    右翼手:ドジャース

     このポジションはムーキー・ベッツを擁するドジャースのほうが間違いなく上。ポストシーズンでも打率.368、OPS1.066と実力を存分に発揮している。一方、ブレーブスのニック・マーケイキスはレギュラーシーズンのOPSが.704に過ぎず、ポストシーズンでも21打数4安打と低迷している。

    指名打者:ブレーブス

     ドジャースは指名打者を固定しておらず、ジョク・ピーダーソンのほか、バーンズがマスクを被るときにスミスが指名打者を務めることもある。ブレーブスにはナ・リーグ二冠王のマーセル・オズーナがおり、ポストシーズンでは打率.227、1本塁打、OPS.636と今一つだが、ブレーブスのほうが上だろう。

    先発投手:ドジャース

     ブレーブスはこれまでの5試合中4試合を完封したが、実績不十分な若手投手が多く、その勢いがどこまで続くか未知数だ。一方のドジャースはウォーカー・ビューラーとクレイトン・カーショウの二枚看板が中心となり、ダスティン・メイをリリーフに回せるほど層が厚い。当然ながらドジャースに軍配が上がる。

    救援投手:ブレーブス

     守護神ケンリー・ジャンセンに不安を抱えるドジャースに対し、ブレーブスは盤石の布陣。ウィル・スミス(ドジャースの正捕手とは別人)とマーク・マランソンの2人は合計26人の打者と対戦して26個のアウトを奪っている。接戦でブルペン勝負になればブレーブスに分がありそうだ。

    総括

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは4勝3敗でドジャースの勝利と予想している。

  • ALCS アストロズ対レイズ ポジション別戦力比較

    2020.10.11 10:30 Sunday

     アメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズはアストロズ対レイズの組み合わせで日本時間10月12日に開幕する(会場はサンディエゴのペトコ・パーク)。4年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出したアストロズだが、今季はレギュラーシーズンの勝率が5割を下回っており、「下剋上」を目指すアストロズがリーグ最高勝率のレイズに挑むという構図だ。ここではポジション別に両軍の戦力を比較してみよう。

    捕手:アストロズ

     レイズの正捕手マイク・ズニーノはハイレベルな守備力を持ち、打撃にも一発長打を秘めているが、いかんせん打率が低すぎる(今季の打率は.147)。控え捕手のマイケル・ペレスはポストシーズンで5打数2安打、1本塁打と打撃好調だが、レギュラーシーズンでOPS.727をマークしたマーティン・マルドナードを擁するアストロズのほうが戦力は上だろう。

    一塁手:レイズ

     アストロズのユリ・グリエルは今季の長打率が.384に過ぎず、ポストシーズンでも23打数2安打と不振を極めている。地区シリーズで3本の長打を放った崔志萬(チェ・ジマン)、地区シリーズ第5戦でヤンキースを沈める値千金の一発を放ったマイク・ブロソーを擁するレイズに軍配が上がる。

    二塁手:アストロズ

     レイズのブランドン・ラウはレギュラーシーズンでチームMVPと呼ぶに相応しい活躍を見せたが、ポストシーズンでは26打数2安打と不振に苦しんでいる。一方、レギュラーシーズンで自己最低の打率.219に終わったホゼ・アルトゥーベはポストシーズンで打率.273、2本塁打、OPS.974と復調傾向。よってアストロズ優位と判断した。

    三塁手:アストロズ

     レイズはヤンディ・ディアスがハムストリングに不安を抱えているため、ジョーイ・ウェンドルを正三塁手として起用。19打数6安打とまずまずの働きを見せている。しかし、アストロズのアレックス・ブレグマンはポストシーズンで打率.318、1本塁打、OPS.944と好調。アストロズに軍配を上げざるを得ないだろう。

    遊撃手:アストロズ

     レイズのウィリー・アダメスは攻守のバランスが取れた好選手だが、ポストシーズンでは21打数3安打と精彩を欠いている。一方、アストロズのカルロス・コレアは20打数10安打、4本塁打、12打点と絶好調。アダメスとの比較のみにとどまらず、メジャー全体で見てもトップクラスの活躍を見せている。文句なしでアストロズに軍配が上がる。

    左翼手:レイズ

     アストロズのカイル・タッカーは25打数10安打で打率.400をマークしているが、残念ながら相手が悪かった。レイズのランディ・アロサレーナは6本の長打を含む27打数12安打の大暴れ。打率.400のタッカーも打率.444、OPS1.426をマークしているアロサレーナには敵わない。アロサレーナの勢いがどこまで続くか注目だ。

    中堅手:アストロズ

     レイズのケビン・キアマイアーは球界トップクラスの守備力を持ち、地区シリーズでは田中将大から本塁打を放つなど打撃でも結果を残したが、こちらも相手が悪かった。アストロズのジョージ・スプリンガーは「ポストシーズン男」として知られており、地区シリーズでは4試合で打率.389、2本塁打、OPS1.199の大活躍を見せた。

    右翼手:レイズ

     アストロズのジョシュ・レディックは攻守両面で精彩を欠くシーズンを過ごし、ポストシーズンでも19打数3安打と低迷。一方のレイズはオースティン・メドウズが地区シリーズから復帰し、低打率だったとはいえ2本のアーチを放って昨季33本塁打の実力を見せつけた。好守のマニュエル・マーゴも控えており、戦力はレイズのほうが上だろう。

    指名打者:アストロズ

     レイズはディアス、ハンター・レンフロー、筒香嘉智の3人がポストシーズンで合計25打数3安打と結果を残せていない。一方のアストロズはレギュラーシーズンで打率.300をマークしたマイケル・ブラントリーがポストシーズンでも打率.346、2本塁打、OPS1.047の活躍。遊撃手部門と同様、文句なしでアストロズに軍配が上がる。

    先発投手:レイズ

     アストロズはザック・グレインキー、ホゼ・ウルキディ、ランス・マカラーズJr.の3人がポストシーズン合計21回1/3で15失点(自責点14)という状況。頼れる先発投手はフランベル・バルデスだけだ。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートン、ライアン・ヤーブローを擁するレイズのほうが質量ともに勝っている。

    救援投手:レイズ

     守護神ロベルト・オスーナの故障もあり、アストロズはライアン・プレスリー以外に実績のある投手がほとんどいないなかでのやりくりを強いられてきた。クリスチャン・ハビアーやエノーリ・パレイデスを中心に健闘しているものの、ニック・アンダーソン、ピート・フェアバンクス、ディエゴ・カスティーヨらを擁するレイズの強力ブルペンには到底敵わない。

    総括

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは4勝1敗でレイズの勝利と予想している。

  • レイズが投手増員へ 筒香はロースター外の可能性も

    2020.10.11 09:30 Sunday

     「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシによると、レイズは日本時間10月12日に始まるリーグ優勝決定シリーズのロースターに登録する投手を増やす可能性が高いようだ。ケビン・キャッシュ監督は最大7連戦となる可能性があるリーグ優勝決定シリーズの戦いに備えて投手の増員を検討しているという。投手の増員に伴い、筒香嘉智がロースターから漏れる可能性もありそうだ。

     レイズは地区シリーズのロースターに投手13人、捕手2人、内野手6人、外野手7人を登録。途中で右腕オリバー・ドレイクが故障によりロースターから抹消され、代わりに右腕トレバー・リチャーズがロースター入りした。リーグ優勝決定シリーズでは今季7試合に登板して5勝0敗、防御率2.78の左腕ジョシュ・フレミングや10試合に登板して防御率0.00の左腕ライアン・シェリフなどがロースター入りの候補となる。

     地区シリーズでの野手の起用法を見ると、わずか1試合しか出場機会がなかったハンター・レンフローがロースターから漏れる筆頭候補と言える。ワイルドカード・シリーズ第2戦で満塁本塁打を放ったが、ランディ・アロサレーナの大活躍とオースティン・メドウズの復帰により出場機会を失ってしまった格好だ。

     代走・守備固め要員に過ぎないブレット・フィリップスもロースターから漏れる可能性がある選手の1人と言える。地区シリーズでの出場機会は3試合で2打席だけ。試合の途中からメドウズに代わって右翼の守備に就くケースが多かった。ただし、メドウズが守備に不安を抱えている以上、接戦での守備固め要員としてロースターに残る可能性もあるだろう。

     筒香はリーグ優勝決定シリーズでの出場機会が2試合だけ。出場試合数で見ればレンフローに次いで出場機会が少なかった。第2戦はチャンスに代打で起用されて凡退し、唯一スタメン起用された第3戦では5打数ノーヒット。ワイルドカード・シリーズも含め、ポストシーズンでは8打数ノーヒットに終わっている。レンフロー、フィリップス、筒香のなかから1人または2人がロースターから漏れることになるのではないだろうか。

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