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  • シンダーガード 復帰時期は未だに不透明

    2017.9.11 07:12 Monday

     現在、ナ・リーグ東地区4位のメッツは既に来季の戦いに備えて若手選手を多く起用している。また、今月からは青木宣親も加入するなど打線に活気を与えている。それでもチームは順位を考えてもポストシーズン進出は厳しいところでファンからすれば今季中にノア・シンダーガードの復帰登板を見届けたいところだ。

     シンダーガードは昨年、2桁14勝を挙げる活躍でチームのエースとなったものの、今季は右広背筋の部分断裂の影響で日本時間5月1日のナショナルズ戦を最後にメジャーで投げておらず、故障者リスト(DL)入りしている。その後、9月になってからはマイナーリーグでリハビリ登板を開始し、最初はルーキーリーグで先発登板を果たした。その結果は1回1安打2失点も2奪三振を記録して最初のマウンドを終えた。その後はショートシーズンAにも合流。2試合に登板し、合計で3回5失点という内容だった。

     一歩ずつ復帰への階段を登るシンダーガードだったが、日本時間9月11日に50球程度をメドに行う予定だったシティ・フィールドでの実践形式の練習を回避したという。これを受けてチームは日本時間9月13日にシカゴでの実践のマウンドに立たせるために彼を2日間休ませることに決めた。テリー・コリンズ監督は「なぜシンダーガードは復帰を急ごうとするのか。我々としては10月の試合で彼がメジャーで投げられるようになればよいと考えている。リハビリもケガの具合と相談しながら彼自身のペースで戻ってくればよい」と万全な状態で復帰させることを望んでいる。というのもマイナーでのリハビリ登板の際に体に痛みを覚えながらもブルペン投球をしようとしていたことでチームはこれをやめさせた。

     今季は5試合に登板して1勝2敗 防御率3.29の成績を残しているシンダーガード。果たしてコリンズ監督が話す通り、10月中に復帰できるのか。本人は早めの復帰を望んでいるようだが、監督自身がストップをかけていることもありメジャーでの完全復活はまだ時間を要する見込みだ。


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  • チャップマンが最終回に登板し久々のセーブ

    2017.9.10 12:20 Sunday

     剛腕が久々に最終回のマウンドに立った。ヤンキースのアロルディス・チャップマンが日本時間9月10日に行われたレンジャーズ戦で9回に登板すると実に8月16日(日本時間)のメッツ戦以来となるセーブを挙げてチームの勝利に貢献した。

     今回のレンジャーズ戦ではルイス・セベリーノとアンドリュー・キャッシュナーの両先発による投手戦によって7回までレンジャーズが1対0とリードしていた。そして迎えた8回表のヤンキースの攻撃では先頭打者のトッド・フレイジャーに死球を与えたところでキャッシュナーが降板すると、替わったばかりのアレックス・クラウディオを攻め立て、チェイス・ヘッドリーの犠飛で1対1の同点に追いついた。チームに舞い込んだ良い流れをガッチリと引き寄せて9回にはタイラー・オースティンの適時打とヘッドリーの押し出し四球で3対1と勝ち越しに成功した。

     そして2点リードの9回裏、マウンドに上がったのはチャップマン。最速102マイルの直球を武器に2者連続三振を含む打者3人で締めて今季17セーブ目を記録した。最後の打者となったマイク・ナポリを102.2マイルの直球で空振り三振にとり圧巻の投球を披露した。

     故障で途中離脱はあったものの、シーズンのほとんどを守護神として過ごしてきたチャップマンだったが日本時間8月12日のレッドソックス戦から4試合連続で失点するなど不安定な投球が続き、中継ぎへと配置転換となっていた。この4試合では0勝1敗2セーブ 防御率14.54の成績を残していた。その後は5試合に登板して0勝1敗1ホールド 防御率1.93と安定感をみせていたことで今回、久しぶりにセーブ機会での登場となった。

     試合後、チャップマンは「自分がどの場面で投げるのかは重要ではない。登板するときはいつもアドレナリン全開でひたすら投げるだけだ」と淡々とした表情で振り返っていた。


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  • ネルソンが右肩の故障で今季絶望

    2017.9.10 11:32 Sunday

     今季、エースとして投手陣をけん引してきたジミー・ネルソンが右肩の故障により残り試合の欠場が発表された。現在、チームはワイルドカード争いで3位につけているだけに大きな痛手となった。

     メジャー5年目を迎えたネルソンはここまで12勝6敗 防御率3.49と2年ぶりの2桁勝利を記録するだけではなく、199奪三振や与四球率2.46など先発投手としてどれもキャリアハイの成績を残しており最高のシーズンを送っていた。9月になっても好調を維持して2戦2勝、12回無失点の活躍していたところで無念の離脱が決まった。

     事の発端は日本時間9月9日に行われたカブス戦の5回表、1死走者なしの場面で打者として打席に立ったことから始まる。相手先発のジョン・ラッキーが投じた3球目のカッターを左翼方向へと運んで安打を記録した。しかし、一塁をまわったところでオーバーランしたこともあり一塁に急いで帰塁したところで右肩を痛めてしまった。その後、痛みをこらえて5回まで投げ切り勝利投手の権利を得たところで降板。チームも逃げ切り、ネルソンに今季12勝目の勝ちがついた。

     そして試合後の検査によって正式に今季の残り試合欠場が決まった。現時点では手術することも選択肢に入っているようだが、実際に行うかどうかは不明だ。チームを率いるクレイグ・カウンセル監督は「ネルソンは今季、先発の一角としてとてもよく投げてくれたと思う。今回のことは本人にもチームにとっても残念なことだが、彼のケガが早く回復することを願う」と話している。

     ワイルドカード争いも佳境に入り、1勝がとても大きな意味をもつこの9月。エースを失ったブリュワーズはポストシーズンに進出することができるのか、今後もギリギリの戦いが続く。


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  • 田中 5回途中7失点で日米通算150勝目はお預け

    2017.9.9 13:56 Saturday

     大事な一番に7失点の大炎上―――ヤンキースの田中将大が日米通算150勝をかけて日本時間9月9日のレンジャーズ戦に臨んだ。しかし、5回途中8安打7失点と試合をつくることができず、今季11敗目(11勝)を喫した。それでも7奪三振を記録する意地をみせた。

     初回こそレンジャーズ打線を三者凡退に抑え、上々な立ち上がりをみせた田中。2回表にはヤンキースがジャコビー・エルズベリーの適時打などで4点を先制して田中を強力援、護したが、その裏から徐々に田中の投球が崩れていった。2回裏のレンジャーズの攻撃は4番のノマー・マザーラから。カウント3-1とストライクを取りにきた5球目のシンカーを痛打され、その打球は右翼スタンドへと飛び込んでいき、1点を返された。この回はマザーラの1本塁打のみで事なきを得た。

     負けじとヤンキース打線はディディ・グレゴリアウスの21号ソロで1点を追加し5対1と点差を広げる。それでも田中のピンチはまだ続いていた。3回裏にはデリノ・デシールズとエルビス・アンドルースに適時二塁打を浴びて2失点すると5回裏には途中、ワイルドピッチも絡み5対5の同点に追いつかれてしまう。チュ・シンスに二塁打を打たれたところで途中交代となり、この日は81球を投げた。田中の後を受けて2番手として登板したトミー・ケインリーもアンドルースに適時打を浴びてしまい、田中が7失点する形となってしまった。試合はその後もヤンキースリリーフ陣が踏ん張れず5対11で敗れた。

     田中のこれまでのレンジャーズとの対戦成績は3試合で0勝1敗 防御率4.50とキャリア4年間で未だに勝ち星がない(日本時間9月8日現在)。今季は日本時間6月24日にダルビッシュ有(現ドジャース)との日本人投手対決に臨み、8回無失点の好投も勝敗はつかなかった。今回も勝つことができず、ヤンキースとしては本日の敗戦で首位レッドソックスと4.5ゲーム差となり苦しい状況が続く。


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  • ブラウンが史上145人目の通算300本塁打

    2017.9.9 12:30 Saturday

     9月に入り各チームがポストシーズンに向けてし烈な戦いを繰り広げる中、メジャーリーグでは1つの記録が生まれた。ブリュワーズのライアン・ブラウンが日本時間9月9日のカブス戦で自身通算300本塁打を達成し、メジャー史上145人目の記録となった。

     大台まで残り1本に迫っていたブラウンはこの日「3番 左翼」としてスタメン出場。初回、1死三塁で迎えた第1打席ですぐさま結果を残してみせた。相手先発のジョン・ラッキーが投じた2球目のフォーシームを捉えてその打球は中堅スタンドへと飛び込む今季15号本塁打となった。ブラウンは去る日本時間8月13日でのレッズ戦で通算299号を放ってから約1ヶ月近く本塁打がなく足踏み状態が続いており、20試合本塁打がなかった。試合は彼の久々の一発で得た2点を守り切りブリュワーズがカブスを2対0で下した。

     ブラウンはメジャーデビューとなった2007年から34本塁打を放って新人王に選出、2011年にはナ・リーグMVPなど華々しい活躍をみせていたが2013年途中から薬物問題により出場停止処分を受けた経験がある。それでもオールスター選出6回や本塁打王など自慢の打力をいかんなく発揮してブリュワーズのチームの顔として欠かせない選手となった。今季はブリュワーズ躍進の原動力として前半戦ではOPS(出塁率+長打率)は.887を記録、後半戦では打率.289と打撃は上向き状態だ。

     とても高かった300本塁打の壁を越えたブラウン。次はチームをポストシーズンへと導くことが最重要課題となる。ちなみに日本時間9月8日現在でブリュワーズはワイルドカード争いにおいて2位のロッキーズと3ゲーム差の3位につけており、まだまだ逆転可能な状態だ。今後も彼のバットに大きな期待がかかる。


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  • 【戦評】カーショウでも勝てず ドジャース7連敗

    2017.9.8 16:46 Friday

     大黒柱のクレイトン・カーショウをしてもチームの悪い流れを止めることはできなかった。戦列復帰後2試合目の登板となったカーショウは初回の先頭打者から4連打(うち1本はノーラン・アレナードの31号先制スリーラン)を浴びるなど、本来の出来からは程遠いピッチングに終始し、4回途中4失点で降板。ドジャースは2013年5月以来4年ぶりとなる7連敗を喫してしまった。

     「選手たちは今、戸惑っている。彼らはフラストレーションを感じている。数週間前には負ける気なんてしなかったんだけど、今は1つ勝つための方法を必死に探している。(数週間前とは)全く正反対の状況になってしまったよ。コーチたちも責任を感じているけど、我々はこれまでシーズンを通してやってきたことをやろうとしているだけなんだ。なかなか結果がついてこない。でも立ち止まるわけにはいかない。我々は試合に勝つための方法を見つけなければならないんだ」とデーブ・ロバーツ監督は苦しい心の内を明らかにした。

     カーショウの降板後、ブルペン陣もロッキーズ打線を抑えることができず、5回表に2失点、7回表に3失点。大量9失点をカバーする元気は今のドジャース打線にはなく、4回裏にヤシエル・プイーグのタイムリー二塁打で1点を返すのみに終わった。

     快進撃を続けていた時期は2~3点のビハインドなら簡単にひっくり返せるような勢いがあった。しかし、現在のドジャースは好投した先発投手ですら簡単に見殺しにしてしまうような状況だ。先発投手が早いイニングで打ち込まれる試合も増え、開幕から奮闘してきたブルペン陣にも疲れが見え始めている。全てが上手くいっていた最高のチーム状態から一転、何をやっても上手くいかない最悪のチーム状態である。

     この試合唯一と言っても過言ではない明るい話題は、メジャーデビューを果たした有望株ウォーカー・ビューラーの快投だ。8点ビハインドという状況ではあったものの、8回からの2イニングを投げてチャーリー・ブラックモンから初奪三振を記録するなど1安打無失点。時速100マイル近い速球と威力のあるスライダーを組み合わせたピッチングは、将来に向けての大きな可能性を感じさせた。

     最大21ゲームあった2位との差は、ドジャースの失速とダイヤモンドバックスの快進撃によりあっという間に10ゲームまで縮まった。しかし、それでもまだ10ゲームも差があるのである。地区優勝はほぼ確実な状況であり、今ドジャースが考えるべきことはポストシーズンの戦いに向けていかにチームを立て直すかということだけだろう。レギュラーシーズンは残り22試合。その中で復調のきっかけを掴みたいところである。


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  • イチロー 代打打席数のMLBシーズン記録を更新

    2017.9.8 13:01 Friday

     日本時間9月8日のブレーブス戦でイチロー(マーリンズ)が今季26本目の代打安打となる勝ち越しタイムリーを放った。9回裏にクローザーのブラッド・ジーグラーが逆転を許したため、残念ながらチームの勝利には繋がらなかったものの、試合終盤の勝ち越し機で勝負強さを発揮。これが今季95度目の代打出場となり、代打打席数のMLBシーズン記録を更新した。

     従来の記録は1983年にラスティ・スタウブが記録した94打席。イチローは前日の試合でスタウブに並び、今日の試合でスタウブを抜き去った。大手データサイト「Baseball Reference」によると、1シーズンに代打で90打席以上を記録した選手は今年のイチロー、1983年のスタウブ、2008年のマーク・スウィーニーの3人だけ。通算2716安打を放ったスタウブは現役最晩年に差し掛かっており(2年後に引退)、スウィーニーに至ってはこの年が現役最終年だった。

     イチローは代打打数(88)でもすでにMLBシーズン記録を更新しており、次に更新の可能性があるのは代打安打のMLBシーズン記録である。今日の勝ち越しタイムリーが今季26本目の代打安打となったイチローは、1999年のレニー・ハリスと並ぶ歴代2位タイに浮上。歴代最多である1995年のジョン・バンダーウォルの28安打まであと2本に迫っている。

     今季のイチローは代打で88打数26安打(打率.295)と3割近い打率を残しており、与えられた役割の中でしっかりチームに貢献している。昨日の時点でのMLB全体の代打打率はわずか.225であり、イチローはMLB平均を大きく上回る数字を残しているのだ。毎試合スタメン出場するような状況ではなくなっているものの、与えられた役割を確実に果たし、限られた出場機会の中で持ち味を発揮しているイチロー。現役引退を決断する日はまだ当分先であるかのように思われる。なお、通算3072本まで増えた通算安打数での次なるターゲットは歴代20位のデーブ・ウィンフィールド(通算3110安打)となっている。


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  • ポストシーズンのタイブレーク・ルールをチェック

    2017.9.8 12:30 Friday

     ア・リーグのワイルドカード争いを筆頭に、熾烈なポストシーズン争いが続いている2017年シーズン。2012年にワイルドカードの枠が拡大されて以降、タイブレーク・ゲームが実施されたのは2013年の1試合のみだが、今季はポストシーズン争いが4年ぶりにタイブレーク・ゲームまでもつれる可能性がある。どのような状況でどのように勝者が決定されるのかを予め確認しておこう。

    ケース1:地区1位に2チームが並んだ場合

     この場合はレギュラーシーズン終了の翌日に1試合限りのタイブレーク・ゲームが開催され、勝者が地区優勝となる。開催地はレギュラーシーズンでの直接対決の対戦成績が良いほうの本拠地となり、直接対決の対戦成績が五分の場合は地区内での成績を比較。それでも決まらない場合はリーグ内での成績を比較する。

    ケース2:地区1位に3チームが並んだ場合

     仮に3チームをA、B、Cとした場合、まずレギュラーシーズン終了の翌日にAの本拠地でAとBが対戦し、その翌日に勝者の本拠地でCと対戦する。この試合の勝者が地区優勝となる。A、B、Cの選択順はレギュラーシーズンでの直接対決の対戦成績に基づいて決定されるが、最初に選択できるチームはAまたはCを選択する可能性が高い。本拠地で戦いたいのであればAを選択し、2試合戦うことを避けたいのであればCを選択するというわけだ。

    ケース3:リーグ最高勝率またはワイルドカードで2チームが並んだ場合

     この場合は追加の試合は開催されない。直接対決の対戦成績が良いほうがリーグ最高勝率チームとなり、地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズでホームフィールド・アドバンテージを得る。また、ワイルドカードの2チームが同勝率の場合、直接対決の対戦成績が良いほうの本拠地でワイルドカード・ゲームが開催される。

    ケース4:ワイルドカード2位に2チームが並んだ場合

     レギュラーシーズン終了の翌日に1試合限定のタイブレーク・ゲームが開催される。開催地はレギュラーシーズンでの対戦成績が良いほうの本拠地となる。

    ケース5:ワイルドカード2枠に3チームが並んだ場合

     この場合はA、B、Cの対戦形式が適用される。まずレギュラーシーズン終了の翌日にAの本拠地でAとBが対戦し、勝者がワイルドカード1位となる。その翌日にCの本拠地でCと前日の敗者が対戦し、その勝者がワイルドカード2位となる。A、B、Cの選択順はレギュラーシーズンでの直接対決の対戦成績で決定し、最初に選択できるチームはAを選択する可能性が高い。

    ケース6:ワイルドカード2位に3チームまたは4チームが並んだ場合

     3チームが並んだ場合はA、B、Cの対戦形式が適用される。まずAの本拠地でAとBが対戦し、勝者の本拠地で勝者とCが対戦する。4チームが並んだ場合はDが加わり、Aの本拠地でAとB、Cの本拠地でCとDが対戦し、AとBの勝者の本拠地で勝者同士が対戦する。5チーム以上が並ぶケースはほとんど起こり得ないため、ここでは割愛させていただく。

    ケース7:地区1位に2チームが並び、かつ他地区の1チームとワイルドカード2位で並んだ場合

     まずレギュラーシーズン終了の翌日に地区1位を決める1試合限りのタイブレーク・ゲームが開催される(開催地はレギュラーシーズンでの直接対決の対戦成績が良いほうの本拠地)。勝者は地区優勝となり、敗者はワイルドカード2位を決める1試合限りのタイブレーク・ゲームに回ることになる。

    ケース8:ワールドシリーズ進出の2チームがレギュラーシーズンで同勝率の場合

     レギュラーシーズンでの直接対決の対戦成績が良いほうにホームフィールド・アドバンテージが与えられる。レギュラーシーズンで対戦していない場合は、地区内での成績を比較。それでも決まらない場合はリーグ内での成績を比較する。

  • 絶不調のドジャース 過去のデータ的には心配なし?

    2017.9.8 11:30 Friday

     直近12試合で1勝11敗と絶不調のドジャース。一時は歴代シーズン最多勝利記録の更新も狙える勢いだったが、1906年のカブスと2001年のマリナーズがマークした116勝を超える可能性はなくなった。シーズン終盤の急失速により、ポストシーズンでの戦いを不安視する声も上がっているが、だからといってワールドシリーズ制覇の可能性が消えてしまったわけではない。過去22年間のワールドシリーズ王者のデータをチェックし、ドジャースファンの不安を払拭してみよう。

     まずは連敗記録から。今季のドジャースは6連敗(継続中)が最長だが、2006年のカージナルスは8連敗を2度も喫している。しかし、ナ・リーグ中部地区を制したカージナルスは地区シリーズでパドレス、リーグ優勝決定シリーズでメッツ、そしてワールドシリーズでタイガースを撃破して世界一。レギュラーシーズンで2度の8連敗を喫したチームが頂点まで上り詰めたのだ。ほかには2000年のヤンキース、2005年のホワイトソックス、2010年のジャイアンツ、2011年のカージナルスが7連敗を喫している。特に2000年のヤンキースはシーズン最終盤での7連敗であり、そこからポストシーズンを勝ち抜いたことを考えると、やはりレギュラーシーズンとポストシーズンは全く別物ということなのだろう。

     次に15試合スパンでのワースト記録を見てみよう。2000年のヤンキースが9月17日から10月1日にかけての15試合で記録した2勝13敗がワースト記録である(7連敗を含む)。しかし、7連敗のままポストシーズンに突入しながらも、ポストシーズンを勝ち抜き、ワールドシリーズ3連覇を達成。当時絶頂期を迎えていたヤンキース王朝にとって、多少の不調は関係なかったということか。ほかには2002年のエンゼルス、2006年と2011年のカージナルス、2014年のジャイアンツが15試合で3勝12敗という不調を経験。直近12試合で1勝11敗のドジャースだが、この不振を過剰に心配する必要はなさそうだ。

     20試合スパンに範囲を広げると、2000年のヤンキース、2014年のジャイアンツ、2016年のカブスが記録した5勝15敗がワースト記録である。ジャイアンツとカブスは6月から7月にかけてのシーズン中盤で記録したものであり、やはりシーズン最終盤で失速しながらもワールドシリーズを制覇したヤンキースの特異さが際立っている。

     絶不調の期間を乗り越えて頂点まで上り詰めたチームは過去22年間でも数多く存在する。今季のドジャースは地区優勝はほぼ確実な状況であり、ポストシーズンの戦いを見据えながらレギュラーシーズンの残り試合を戦える点も好材料だ。チーム状態を立て直し、戦力の見極めをして、ポストシーズンの戦いに臨みたいところだろう。1988年以来29年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すドジャースの戦いに注目だ。


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  • メッツのチームリーダー・ライトが故障からの再起を目指す

    2017.9.8 11:00 Friday

     相次ぐ故障に悩まされているデービッド・ライト(メッツ)だが、自身のキャリアが終わったとは考えていないようだ。ライトは日本時間9月8日に会見を開き、2018年シーズンの再起に向けて準備を進めていくつもりであることを明らかにした。

     2004年にメジャーデビューを果たしたライトは、2005年からの6シーズンで5度のシーズン100打点をマークするなど、メジャーを代表する三塁手として活躍してきた。しかし、2011年以降は故障が多くなり、150試合以上に出場したのは2012年が最後。2015年は38試合、2016年は37試合のみの出場に終わり、今季は右肩の手術によってシーズンを全休することが確定している。

     日本時間9月6日に右肩の手術を受けたライトは会見で「僕はまだチームに貢献できると思っているよ。野球に対する情熱や熱い気持ちも残っている」と語り、再起への意欲を見せた。今回の手術によりライトは再びプレイできるようになる見込みだが、回復のスピードや質については不透明な部分も多いという。

     来春のスプリング・トレーニングに間に合うかどうかについての議論は、まだライトとチームドクターの間で行われていない。また、ライトはまだ自身が三塁手であると考えているものの、今オフにチームが三塁手の補強に動く可能性があることも理解している。「僕はチームの助けになることなら何でもやるつもりだよ。チームが補強に動くのであれば、ベストの決断をするべきだ」

     メッツとの契約は2020年まで残っており、残り3シーズンの年俸は2018年が2000万ドル、2019年が1500万ドル、2020年が1200万ドルとなっている。決して安い金額ではなく、ライトの性格を考えれば、高額年俸に見合う働きができていないことに大きな責任を感じているはずだ。しかし、ライトは引退ではなく、再起をを目指している。35歳で迎える2018年シーズンに、元気なライトの姿を見られることを祈るばかりである。


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  • ジャッジ 新人歴代2位となるシーズン39本塁打

    2017.9.8 10:30 Friday

     クリス・デービス(アスレチックス)にア・リーグ本塁打王の座を奪われたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が、日本時間9月8日のオリオールズ戦で今月2本目の一発を放ち、デービスと並んで再びア・リーグ本塁打王に浮上。そして、新人選手によるシーズン39本塁打は、1987年にマーク・マグワイアが記録した49本塁打に次ぐ新人歴代2位の記録となった。

     1回表の第1打席、オリオールズ先発のケビン・ゴーズマンが投じた高めのフォーシームを振り抜くと、打球は大きな弧を描いてセンター右へ吸い込まれた。ディディ・グレゴリウスのタイムリー二塁打で1点を先制した直後に飛び出した39号ツーラン。この一発により、ジャッジは1956年に38本塁打を放ったフランク・ロビンソンらを抜いて歴代2番目に多い本塁打を放ったルーキーとなった。

     「甘い球を逃さず、積極的に打ちにいくだけだよ」とジャッジは打席での心構えを語った。「このシリーズでは真ん中付近に甘い球が来たのに見逃してしまったり、スイングしなかった打席が何度もあった。今日は積極的に打ちにいくことを心掛けていたんだ」とジャッジが語ったように、高めに浮いた速球を見事に仕留めた一発だった。

     後半戦に入って失速し、一時は確実かと思われた新人本塁打記録更新は難しくなってしまったが、それでも過去にジャッジより多くの本塁打を放ったルーキーはマグワイアしかいない。また、ジャッジはむやみやたらにバットを振り回しているわけではなく、今季すでに105四球を選んでいる。ヤンキースの選手がシーズン100四球を記録したのは2006年のジェイソン・ジアンビ以来11年ぶり、ルーキーがシーズン100四球を記録したのは1953年のジム・ギリアム以来なんと64年ぶりのことである。

     「彼は特別な一年を過ごしているよ」と語るのはジョー・ジラルディ監督。「彼は104回もホームを踏み、105個も四球を選び、素晴らしい守備を見せ、走塁もとても上手だ。今日のホームランは明るい兆候だよ。前半戦と同じような打球だったからね」とジャッジの活躍を称え、本格的な復調に期待を寄せていた。


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  • 【戦評】終盤に勝ち越したツインズが再びワイルドカード圏内へ

    2017.9.7 11:07 Thursday

     7チームが3ゲーム差の中にひしめく熾烈なワイルドカード争いが続いている今季のア・リーグ。3連敗を喫してエンゼルスにワイルドカード2位の座を奪われてしまったツインズだが、日本時間9月7日のレイズ戦では試合終盤に勝ち越して10-6で勝利。この日敗れたエンゼルスを抜き、再びワイルドカード圏内に浮上した。

     試合中盤までは「取れば取られる」の打撃戦となった。1回表にツインズがブライアン・ドージャーの29号先頭打者アーチで先制すると、その裏にレイズがエバン・ロンゴリアの18号ソロで同点に。2回表にツインズがエイレ・アドリアンザの2号スリーランで勝ち越したものの、3回裏にルーカス・デューダに28号スリーランが飛び出し、レイズが再び同点に追い付いた。さらに5回表にツインズがエドゥアルド・エスコバーのタイムリーで2点を勝ち越すと、5回裏にレイズがケビン・キアマイアーの11号ツーランですぐさま同点に。両軍の先発投手はともに5回持たずにノックアウトされ、試合は6-6の同点のまま終盤に突入した。

     レイズは7回表、7月下旬の加入以降18試合連続無失点を継続していたスティーブ・シーシェックをマウンドへ送ったが、これが裏目となってしまった。この回先頭のドージャーに四球を与えると、次打者ホルヘ・ポランコのバント処理を焦ったシーシェックが一塁へ悪送球。この間にドージャーが勝ち越しのホームを踏み、ポランコは三塁まで進塁した。一死後、エスコバーにタイムリーを浴びて2失点目。ここでシーシェックは降板となったが、その後内野ゴロの間にエスコバーが生還し、シーシェックには3失点が記録された。

     ツインズは9回表にロビー・グロスマンの犠飛で1点を追加し、最終的には10-6で勝利。3安打3打点の活躍を見せたエスコバーは「競争だったね。僕たちは戦った。彼ら(レイズ)も戦った。とても良い試合だったんじゃないかな」と試合を振り返った。ポール・モリター監督は「『勝たなければならない』と言うにはまだ少し早すぎるけど、残り試合も少なくなっているし、チームの失速を最小限に留めるのは大切なことだよ。多くのチームが僅差で争っているから残りの3週間で状況が大きく変わる可能性もあるしね」と勝利を喜びつつも、次なる戦いに向けて気を引き締めていた。

     「売り手」に回ったかと思いきや、その後の快進撃でワイルドカード争いに加わっているツインズ。熾烈なワイルドカード争いを制するのはどのチームなのか。各球団の戦いから目が離せない日々はまだまだ続きそうだ。


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  • ブラジル出身の左腕・ゴハラがメジャーデビュー

    2017.9.7 10:43 Thursday

     日本時間9月7日に行われたブレーブス対レンジャーズのダブルヘッダー第1戦でルイス・ゴハラ(ブレーブス)がメジャー初登板初先発。ブラジル出身の投手としてはアンドレ・リエンゾ、チアゴ・ビエイラに次ぐ史上3人目のメジャーリーガーとなった。

     ゴハラはブラジル出身の21歳左腕。2012年8月にマリナーズと契約し、今年1月にマレックス・スミス、シェイ・シモンズとの2対2のトレードでトーマス・バローズとともにブレーブスに加入した。90マイル台後半に達する速球に対する評価が高く、スライダーへの評価も上々。チェンジアップや制球力が向上すれば、先発ローテーションの軸となるような投手へ成長する可能性を秘めている。今季はAアドバンス級で開幕を迎えたが、AA級、AAA級と順調にステップアップ。マイナー3階級合計で26試合(うち先発25試合)に登板し、7勝4敗、防御率2.62の好成績をマークした。

     そして、ついにメジャーデビューを果たす日がやってきた。前日の試合が雨天順延となり、メジャーデビューが1日ずれ込んでしまったが、本拠地サントラスト・パークでのレンジャーズ戦に先発。4回6失点と打ち込まれ、敗戦投手になってしまったものの、ツーシームは最速98.2マイル(約158.0km/h)を記録し、スライダーを武器に6三振を奪うなどポテンシャルの高さを見せつけた。「腕の振りが良かったね。変化球も良かったんじゃないかな」とブライアン・スニッカー監督は一定の評価を与えた。

     「ここにいられて嬉しいよ。ここに到達するためにたくさんの努力をした。ブレーブスの一員になることができて本当に良い気分だよ」とメジャーデビューを果たした喜びを語ったゴハラ。今季すでにメジャーとマイナーの合計で127.2イニングを投げており、自己最多イニングを大幅に上回っていることもあって、スニッカー監督は次回登板に関して明言を避けた。しかし、今日のピッチングはスニッカー監督に強烈な印象を残したはずだ。メジャー定着に向けての第一歩を踏み出したゴハラの今後の活躍に期待したい。


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  • トラウトが14試合連続四球の球団新記録

    2017.9.7 10:16 Thursday

     日本時間9月7日のアスレチックス戦でマイク・トラウト(エンゼルス)が14試合連続四球の球団新記録を樹立した。トラウトは初回の第1打席でアスレチックス先発のショーン・マネイアから四球を選び、1961年にアルビー・ピアソンが打ち立てた13試合連続四球の球団記録を更新。後半戦の46四球はリーグ最多の数字となっている。

     トラウトはこの試合を終えた時点で打率.324、27本塁打、20盗塁、出塁率.463、OPS1.115を記録。左手親指の靱帯断裂によって1ヶ月半にわたって戦列を離れたため、まだ規定打席には到達していないものの、OPS1.115は実質両リーグトップの数字であり、自己ベスト(2015年と2016年の.991)を大きく上回っている。故障離脱があったため、本塁打、盗塁といった積み上げ系のスタッツには物足りなさが残るが、出場した試合で見せているパフォーマンスは自己ベストと言っても過言ではなく、ア・リーグMVP候補に名前が挙がっているのも頷ける。

     「トラウトは特別なタレントだよ」とマイク・ソーシア監督はトラウトについて語る。「彼は攻撃的なマシンというだけでなく、捕手と遊撃手を除いた中で最も重要なポジションを守ってくれている。そして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるんだ。毎年MVP候補に挙がるのは当然のことだと思うよ」

     さらにソーシア監督は「トラウトが数字を追い求めていないというのは素晴らしいことだと思う。彼はただ勝ちたいだけなんだ。だからこそ、我々の組織は彼とともに戦っていくことができるんだ」とトラウトの姿勢を絶賛。77三振を上回る82四球を選ぶなど、2度のMVPを獲得してなお進化を続けるトラウトに、ジャスティン・アップトン、ブランドン・フィリップスといった新戦力を加えたエンゼルスがワイルドカード獲得の有力候補であることは間違いない。レギュラーシーズンは残り22試合。勝利のために尽力するトラウトのさらなる活躍に期待したい。


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  • プライスが戦列復帰に前進 実戦形式の登板へ

    2017.9.7 09:39 Thursday

     左肘の炎症で戦列を離れているデービッド・プライス(レッドソックス)が4度のブルペン・セッションを終え、戦列復帰へのステップを1つクリアした。次のステップは実戦形式での登板。日本時間9月10日に本拠地フェンウェイ・パークでチームメイトを相手に2イニング(30球程度)を投げる予定となっている。

     左肘の故障で今季2度にわたって故障者リスト入りを経験しているプライス。日本時間7月23日のエンゼルス戦で登板したのを最後に打者とは対戦していないが、ようやく実戦形式で投げられるところまで回復した。今季中の戦列復帰が現実味を帯びつつあるようだ。

     「プライスは4度のブルペン・セッションの中でボールの質を調整していた。4度目が一番良かったよ。とても力強かったし、変化球もしっかり投げることができていた。明るい材料だね」とジョン・ファレル監督もプライスの状態に太鼓判を押していた。ブルペンで球速を計測していたわけではないものの、ファレル監督は「私の目で見る限りでは(通常の状態に)とても近かったよ」とプライスの復活に手応えを感じている。

     プライスが故障の再発なく実戦形式の登板をこなしていけば、レギュラーシーズンの最終週あたりで戦列復帰が実現すると見られている。メジャー2年目の2009年から8年連続で2ケタ勝利をマークし、通算126勝を記録している実力派左腕が万全の状態で復帰すれば、レッドソックスにとってはこの上なく大きな戦力補強となるだろう。クリス・セールの加入により、昨季サイ・ヤング賞のリック・ポーセロと合わせて豪華三本柱が形成されるはずだった今季のレッドソックス。プライスの故障、ポーセロの不振により豪華三本柱は完成しなかったが、プライスの復帰により今季15勝のセール、今季14勝のドリュー・ポメランツとともに強力左腕トリオが形成される。この強力左腕トリオはポストシーズンにおいて、他球団の脅威となるに違いない。


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  • ハミルトンが左手親指を骨折 初の盗塁王獲得に暗雲

    2017.9.7 08:57 Thursday

     今季ここまで両リーグ最多の58盗塁を記録し、初の盗塁王獲得が現実味を帯びつつあるビリー・ハミルトン(レッズ)だが、タイトル獲得に暗雲が立ち込めている。日本時間9月7日のブリュワーズ戦でセーフティバントを試みた際に投球を左手に受け、MRI検査の結果、左手親指の骨折が判明したのだ。

     ハミルトンは初回の第1打席で投球を左手に受け(判定はファウル)、打席を終えてセンターの守備にも就いたが、3回裏の第2打席で代打を送られ、試合から退いた。「まずは10日間(患部を)固定して、それから(状態を)再確認することになるだろう」とブライアン・プライス監督。「必ずしもシーズン終了となるような故障ではない。4~6週間を要するわけではないからね。まずは10日間。その後のことは10日後に判断するよ」と今後の見通しを語った。

     メジャー2年目の2014年から今季まで4年連続で56盗塁以上をマークしながらも、一度も盗塁王のタイトルを獲得していないハミルトン。2014年はフェンス直撃による脳震盪で最終4試合を欠場し、2015年は右肩の手術が必要になったため最終週を欠場。昨季は左腹斜筋を痛めて最終27試合を欠場した。いずれの年もシーズン終盤で戦線離脱を余儀なくされ、3年連続で盗塁数リーグ2位に終わっているのである。

     プライス監督は「数週間で彼が戻ってくることを期待している。代走や守備要員として使えるはずだ。スイングできるならスタメンで使う可能性もあるよ」と語ったが、ハミルトンの欠場が長引くようであれば4年連続のタイトル逸となってしまう可能性もある。現時点でハミルトンは58盗塁、リーグ2位のディー・ゴードン(マーリンズ)は49盗塁。ゴードンは5月から4ヶ月連続で9盗塁以上を決めており、盗塁王獲得に向けてペースを上げ、ハミルトンを追い抜く可能性もありそうだ。

     「二度あることは三度ある」ならぬ「三度あることは四度ある」になってしまうのか。それともハミルトンが早期復帰を果たし、盗塁王の座を死守するのか。レギュラーシーズンは残り1ヶ月。タイトル争いにも注目だ。


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  • カージナルスが戦力補強 トレードでニカシオを獲得

    2017.9.7 08:24 Thursday

     選手の移籍がさかんなメジャーリーグにおいても9月のトレードは珍しい。ポストシーズン進出を目指すカージナルスは弱点であるブルペンのグレードアップを図るために、フィリーズからリリーフ右腕のフアン・ニカシオを獲得した。

     カージナルスがポストシーズンに進出した場合、9月に加入したニカシオはポストシーズンに出場する資格がない。それでもカージナルスはポストシーズン進出に向けて全力を注ぐために、球団19位のプロスペクトであるエリーザー・アルバレスを放出してまでニカシオの獲得に動いたのだ。ニカシオは今季終了後にフリーエージェントとなるため、今回の補強は1ヶ月限定のものになる可能性が高い。ポストシーズン進出に向けてカージナルスの本気度がうかがえる動きと言ってもいいだろう。

     ニカシオは8月末にウエーバーでパイレーツからフィリーズへ移籍したばかりだった。今季はここまで両リーグ最多の67試合に登板し、3勝5敗2セーブ、防御率2.79を記録。22ホールドは新たにチームメイトとなるマット・ボーマンらと並んでリーグ3位タイの数字である。カージナルスは8月中旬にトレバー・ローゼンタールを故障で欠き、それ以降はブルペンの役割を固定できない状況が続いている。ニカシオは基本的にはセットアッパー、場合によってはクローザーを任されることになりそうだ。

     パイレーツのニール・ハンティントンGMはニカシオをウエーバーに置いた際、ア・リーグの球団へのトレードを模索していたという。同リーグ、同地区の球団への移籍を避けたいという思惑があったはずだが、フィリーズを経て、ニカシオは同地区のカージナルスへ移籍することになった。なお、パイレーツは今週末にカージナルスとの3連戦が控えている。

     フィリーズへ移籍することになったアルバレスはドミニカ共和国出身の22歳の二塁手。昨季はAアドバンス級で打率.323、36盗塁、OPS.879の好成績を残したが、今季はAA級で打率.247、8盗塁、OPS.702と今一つの成績に終わっている。


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  • 【戦評】フィリーズ打線がデグロム攻略 自己最悪9失点

    2017.9.6 13:03 Wednesday

     フィリーズ期待のプロスペクトであるJ.P.クロフォードがメジャーデビューを果たしたこの試合。メッツの本拠地シティ・フィールドで最大のインパクトを残したのは、クロフォードではない新人選手だった。フィリーズ先発の新人右腕、ベン・ライブリーがメッツ打線を7回1失点に封じただけでなく、2号ツーランを放つなど4打点の大暴れ。投打にわたる活躍でチームを大勝に導いた。

     ライブリーは2回表の第1打席で勝ち越し2点タイムリーを放ち、4回表の第2打席ではセンター右に飛び込む2号ツーラン。デグロムはこの一発に動揺したのか、その後3連打を浴びて6点目を失い、リズ・ホスキンスに四球を与えたところでマウンドを降りた。直後にニック・ウィリアムスが2番手のジョシュ・スモーカーから走者一掃の3点タイムリー二塁打。デグロムにはキャリアワーストの9失点(自責点6)が記録され、「何も言い訳はない。酷い夜だった」とデグロムはガックリと肩を落とした。

     一方のライブリーは「彼の速球とスライダーに手も足も出なかった前回の対戦を思い出したんだ。第1打席では全部速球を投げてきたし、今度はスライダーが来るだろうなと思っていたんだよ」と狙い通りの一発に満足げ。投げては速球にスライダーとカーブを上手く組み合わせてメッツ打線を翻弄し、7イニングを投げて被安打4、失点1の好投で今季3勝目(5敗)をマークした。

     フィリーズの投手が1試合4打点を叩き出したのは2013年のクリフ・リー以来4年ぶり。また、1シーズンに2本以上の本塁打を放ったのも2011年のリー以来の快挙となった。ちなみにフィリーズの投手が1シーズンに3本の本塁打を放ったのは2004年のランディ・ウルフが最後である。

     オドゥベル・ヘレーラとアーロン・アルテールが戦列に復帰し、クロフォードがメジャーデビューを果たすなど、ようやく来季に向けての「ベストメンバー」が揃った感のあるフィリーズ。ホスキンス、ウィリアムス、ホルヘ・アルファーロら若手選手も引き続き好成績を残しており、彼らが順調に成長を遂げるようであれば、来季のフィリーズ打線は若さと破壊力を兼ね備えた、他球団にとって脅威の打線となりそうだ。


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  • レッズが若手投手のイニング制限によりローテ変更へ

    2017.9.6 12:27 Wednesday

     ブライアン・プライス監督によると、レッズは今週後半にも先発ローテーションに変更を加えるようだ。どのように変更されるかは正確にはわかっていないものの、ルイス・カスティーヨがイニング制限により今季の登板を終え、アミール・ギャレットが先発ローテーションに復帰することになると見られている。また、タイラー・マーリーにもイニング制限が設けられる可能性が高くなっている。

     プライス監督は「我々には考えがあるけど、それは流動的だ。全ての選手に話したわけではないから、詳しいことはここでは話したくない。大きな変更ではないよ。ただ少し先発ローテーションをシャッフルするだけさ」と語り、先発ローテーションに何らかの変更があることを示唆。今季ここまでAA級で80.1イニング、メジャーで81.1イニングを投げているカスティーヨがイニング制限により、日本時間9月7日のブリュワーズ戦での登板を最後に今季を終えることになると見られている。6月下旬にメジャーデビューを果たしたカスティーヨは2勝7敗ながら防御率3.32と期待以上のパフォーマンスを見せているが、自己最多である昨季の131.2イニングを上回る161.2イニングをすでに投げており、球団は故障のリスクなどを考慮して残り試合での登板を回避させる方針だ。

     ギャレットは今季、新人ながら開幕ローテーション入りを果たし、3試合連続クオリティ・スタートの好発進。その後は打ち込まれ、3勝6敗、防御率7.41となった6月下旬にメジャー降格となった。来季の先発ローテーション入りをかけて、今季の残り試合でしっかりアピールしておきたいところだろう。

     プライス監督はマーリーにもイニング制限を適用することを示唆しており、ギャレットのほか、ルーキー・デービス、ジャクソン・スティーブンスといった若手投手に先発機会が与えられる見込みだ。「何試合チャンスを与えられるかはわからないけれど、残り試合のどこかで必ずチャンスはあるはずだよ」とプライス監督も彼らに先発機会を与えることを明言している。

     投手陣の整備がチーム浮上のカギを握っているレッズ。今季の残り試合で若手投手陣が成長をアピールできるようであれば、来季、そして今後に向けての展望は大きく開けるはずだ。若手投手陣の活躍に期待したい。


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  • マリナーズ ヘルナンデス&パクストンが戦列復帰へ前進

    2017.9.6 12:01 Wednesday

     主力級の先発投手を故障で欠く中でワイルドカード争いに食らいついているマリナーズ。故障離脱中のジェームズ・パクストンとフェリックス・ヘルナンデスは日本時間9月9日に実戦形式の登板を行う予定となっており、戦列復帰に向けて着実に前進している。マリナーズは両投手がワイルドカード獲得へのラストスパートに向けて、チームに貢献してくれることを期待しているようだ。

     レギュラーシーズン終了が迫り、マイナーの各階級がシーズンを終える中、パクストンとヘルナンデスの両投手は日本時間9月9日に本拠地セーフコ・フィールドでチームメイトを相手に2イニングまたは3イニングを投げる予定となっている。このステップを順調に消化すれば、来週後半にも両投手が先発ローテーションに復帰することになりそうだ。

     戦列復帰を果たしたところでいきなり7イニングや8イニングを投げることを要求されるわけではなく、マリナーズは最初の登板は3イニングないし4イニング程度を任せる方針だ。セプテンバー・コールアップによりブルペンには通常より多くの投手が控えており、両投手が長いイニングを消化できなくとも、残りのイニングをブルペン陣で消化することができる。両投手にはまずは3~4イニング程度をしっかり投げ抜くことが要求される。

     スコット・サービス監督は両投手の復帰後、アンドリュー・ムーアとマルコ・ゴンザレスがロングリリーフを担うことになると発言。パクストンとヘルナンデスが3~4イニングを投げ、ムーアとゴンザレスが2~3イニングを投げて本来のブルペン陣にバトンを渡すという形が基本になるだろう。サービス監督は「ヘルナンデスとパクストンが戻ってくるのは非常にありがたい。しかし、彼らはいきなり75~80球を投げることはできないだろう。少なくとも最初の登板に関しては、若手投手が橋渡し役を担うことになるはずだ」と説明した。

     たとえ長いイニングを投げることができなくとも、両投手の戦列復帰はマリナーズにとって大きな戦力アップとなるはずだ。レギュラーシーズンは残り24試合。マリナーズは16年ぶりのポストシーズン進出を最後まで諦めない。


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