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  • インディアンス リンドーアよりクルーバー放出を優先か

    2019.12.5 16:05 Thursday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、多くの専門家はインディアンスが今オフ中、あるいは来季のトレード・デッドラインまでにフランシスコ・リンドーアをトレードで放出すると考えているという。なかなかムーキー・ベッツのトレード交渉が進展しないレッドソックスと同様の状況に陥るのを避けたいという狙いがあるようだ。しかし、現時点ではインディアンスはリンドーアよりもエース右腕のコリー・クルーバーの放出に重点を置いていると見られている。

     現在26歳のリンドーアは、オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞2度の実績を誇るスター遊撃手であり、3年連続で30本塁打以上かつOPS.842以上をマークしている。インディアンスの予算規模ではリンドーアとの契約延長や再契約は難しく、トレードでの放出が確実視されている。

     レッドソックスはベッツに契約延長の意思がないことからトレードでの放出を試みているものの、1年後にフリーエージェントとなることが確実で、獲得には莫大な対価が必要であるため、買い手が見つからない状況となっている。インディアンスは、これと同じ状況に陥るのを避けるため、フリーエージェントまであと2年保有できるリンドーアをトレード市場での価値が高いうちに放出するだろうと予想されている。

     ただし、パッサンが関係者から聞いた話によると、現在インディアンスはクルーバーの放出に注力しているという。サイ・ヤング賞2度の実績を誇るクルーバーだが、今季は打球直撃による骨折の影響もあって2勝3敗、防御率5.80に終わった。来季の年俸は1750万ドル、2021年の契約は年俸1800万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)となっており、こちらもあと2年保有可能である。

     クルーバーはすでに33歳で、年齢による衰えのリスクもあるため、インディアンスとしては買い手が見つかるうちに放出してしまいたいのだろう。シェーン・ビーバー、ザック・プリーサック、アーロン・シバーレなど、若い先発投手が次々に台頭してることも、クルーバー放出を後押ししている見られる。

  • コール獲得目指すヤンキース サバシア獲りの再現を狙う

    2019.12.5 15:25 Thursday

     ヤンキースは日本時間12月4日にフリーエージェントの大物右腕、ゲリット・コールと4時間以上にわたる面会を行い、確かな手応えを得たようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが詳細を伝えている。ヘイマンによると、具体的な条件提示は行われなかったものの、ヤンキースは自軍の「勝利の伝統」をコールにアピールし、コールを満足させられるだけの資金があることも明言したという。

     ヤンキースはコール争奪戦において、2008年オフにCC・サバシア(今季限りで引退)の獲得に成功したときの再現を狙っていると見られる。コールと同様にカリフォルニア州出身であるサバシアは、西海岸のチームへの移籍を希望していると報じられ、エンゼルスへの移籍が有力視されていた。しかし、ヤンキースはエンゼルスを上回る好条件を提示し、サバシアを翻意させ、サバシアの獲得に成功した。コール争奪戦においても、ヤンキースは他球団を上回る条件を提示することが予想される。

     また、今回の面会のなかで、コールはヤンキースに対して「西海岸の球団を優遇することはない」と明言したという。ヤンキースは、コールがニューヨークでも活躍できると確信しつつも、カリフォルニア州出身であることから西海岸のチームとの契約を優先するのではないかと考えていたようだが、「西海岸のチームへの移籍を希望している」との報道をコール自身が否定した形となった。

     MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、ヤンキースのほか、ドジャースとエンゼルスもすでにコールとの面会を済ませているという。また、ヘイマンはコール獲得を狙っているチームとしてヤンキース、ドジャース、エンゼルスのほかにレンジャーズとフィリーズの名前を挙げている。

     2009年以来のワールドシリーズ制覇に向けて、絶対的エースの獲得が望まれるヤンキース。2008年オフにサバシアを獲得して翌年のワールドシリーズに繋げたストーリーを、今オフから来季にかけて再現することはできるのだろうか。

  • ウィーラー逃したレッズ バムガーナーの獲得を検討か

    2019.12.5 13:55 Thursday

     日本時間12月5日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはレッズがフリーエージェントの先発左腕、マディソン・バムガーナーの獲得に関心を示していることを伝えた。ザック・ウィーラーの争奪戦に加わっていたレッズだが、ウィーラーは5年1億1800万ドルの大型契約でフィリーズと契約合意。ウィーラーを逃したことにより、先発投手補強のターゲットをバムガーナーに変更する可能性があるようだ。

     ヘイマンは、レッズのデービッド・ベル監督が以前、ジャイアンツのフロントオフィスで働いていたことを伝えている。ベルはレッズの監督に就任する前に、ジャイアンツで選手育成部門の副社長を務めており、ジャイアンツのエースだったバムガーナーと縁のある人物である。ゲリット・コールとスティーブン・ストラスバーグの大物2人を除くと、バムガーナーはフリーエージェント市場に残る先発投手のなかでトップクラスの実力と実績を誇る投手であり、ウィーラー獲得に失敗したレッズがバムガーナー獲得を目指すのは自然な流れと言える。

     レッズはすでに打線の戦力補強としてマイク・ムスターカスの獲得に成功しており、ルイス・カスティーヨ、ソニー・グレイ、トレバー・バウアーを擁する先発ローテーションにバムガーナー級の先発投手が加われば、来季の優勝争い参戦が現実味を帯びてくる。ウィーラーやヤスマニ・グランダル(ホワイトソックスと契約)の獲得に乗り出すなど、補強資金は十分にあると見られており、今後の動きが注目される。

     なお、ヘイマンによると、レッズのほか、ブレーブス、ツインズ、エンゼルス、パドレス、ヤンキース、フィリーズなどもバムガーナーの獲得に動く可能性があるという。ウィーラーやコール・ハメルズ(ブレーブスと契約)が市場から消えたことにより、一線級の先発投手の選択肢も少なくなりつつあり、レッズのようにウィーラー獲得を逃したチームは、先発投手確保への動きを本格化させることになりそうだ。

  • ブレーブスとナショナルズがドナルドソンの獲得を目指す

    2019.12.5 13:30 Thursday

     故障により不本意なシーズンを過ごした2018年からの復活を遂げ、37本塁打、94打点、OPS.900の好成績をマークしたジョシュ・ドナルドソンは、日本時間12月5日にナショナル・リーグのカムバック賞を受賞。ハイレベルな攻守を兼ね備えた33歳(まもなく34歳)の三塁手の獲得に興味を示すチームは多く、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールはブレーブスとナショナルズがドナルドソンの獲得を目指していることを伝えている。

     今オフに入って積極的な動きを見せているブレーブスは、自軍からフリーエージェントとなったニック・マーケイキス、タイラー・フラワーズ、ダレン・オデイ、クリス・マーティンと再契約を結び、ウィル・スミスとトラビス・ダーノウも獲得。日本時間12月5日にはコール・ハメルズとの契約も発表し、着実に来季向けての戦力を整えている。そのなかで、今季ドナルドソンが担った「四番」と「三塁」が空席のままとなっており、先発投手のさらなる補強を模索するとともに、ドナルドソンとの再契約を目指している。今後はドナルドソンとの再契約を最優先に動いていくことになるだろう。

     一方のナショナルズは、自軍からフリーエージェントとなったアンソニー・レンドンとの再契約を目指しているが、マイク・リゾーGMは再契約交渉の長期化を望んでおらず、来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティング前後までにレンドン側からの返答を得られない場合、三塁手補強のターゲットをドナルドソンに変更する方針だ。現時点では、あくまでもレンドン引き留めに失敗した場合の「プランB」に過ぎないが、レンドンの動向次第では三塁手補強の本命に格上げされる可能性がある。

     マイク・ムスターカスがレッズと契約して市場から消えたことにより、三塁手補強を目指すチームの視線はレンドンとドナルドソンに集中している感があり、ウィンター・ミーティングに向けてドナルドソン争奪戦も激しさを増していきそうだ。

  • レンジャーズ新球場 各エリアの寸法でOBを称える設計に

    2019.12.5 12:50 Thursday

     レンジャーズは2020年シーズンを新球場のグローブライフ・フィールドで迎える。その新球場の各エリアの寸法が、レンジャーズの歴史を彩った名選手や名監督を称える数字で設計されていることが明らかになった。たとえば、右翼ポールまでの距離は326フィートとなっており、これはジョニー・オーツ元監督の背番号「26」を取り入れたものとなっている。

     日本時間12月5日、レンジャーズの若きスラッガー、ジョーイ・ギャロは建設中のグローブライフ・フィールドで初めての打撃練習を行ったあと、「(右翼の)ラインのところに326という数字が見えるのはいいね」と語り、名選手や名監督を称える設計に好意的な反応を示した。

     左翼ポールまでの329フィートはエイドリアン・ベルトレイの背番号「29」、左翼フェンスまでの334フィートはノーラン・ライアンの背番号「34」、左中間までの372フィートは本拠地移転初年度の1972年、センター左のブルペンまでの410フィートはマイケル・ヤングの背番号「10」、センターまでの407フィートはイバン・ロドリゲスの背番号「7」、右中間までの374フィートは躍進を遂げて「ターンアラウンド・ギャング」の愛称で親しまれた1974年、右翼ポールまでの326フィートはオーツの背番号「26」を取り入れたものであり、ホームベースから後方のフェンスまでの距離はジャッキー・ロビンソンに敬意を表して42フィートになっているという。事業運営部のロブ・マットウィックは、このアイデアが建設計画の初期段階で浮上したものであることを明らかにした。

     本拠地移転当初の本拠地だったアーリントン・スタジアムでは、外野からの強風がスラッガーたちの天敵となり、グローブライフ・パーク・イン・アーリントンは投手と打者にとって公平なスタジアムとして建設されたものの、予想以上に打者有利な環境となった。来季開場するグローブライフ・フィールドはどのような球場になるのか。新球場の特性は、今後のレンジャーズの戦い方にも影響を与えることになるはずだ。

  • レイズの「本拠地シェア案」をセントピーターズバーグ市が却下

    2019.12.5 12:15 Thursday

     観客動員数の低迷に悩むレイズが提案した「ホームゲームをタンパベイ地区とカナダのモントリオールで半分ずつ開催する」というアイデアが、セントピーターズバーグ市によって却下されたことが明らかになった。日本時間12月5日、セントピーターズバーグ市のリック・クリスマン市長は、レイズのユニークな提案に対して許可を与えないことを発表した。

     クリスマン市長は「シーズンを2つの地域でシェアするというコンセプトに関連するセントピーターズバーグ市とタンパベイ・レイズの交渉は終了しました。両者は、レイズが2027年以降にシーズンを2つの地域でシェアする、または本拠地を移転することを検討できるという理解のもと、既存の使用規約を順守することが最善の道であるということで合意に至りました」と発表。2027年まで本拠地トロピカーナ・フィールドのリース契約が残っており、セントピーターズバーグ市はレイズが少なくとも2027年まではタンパベイ地区で全てのホームゲームを開催することを求めた形となった。

     レイズの筆頭オーナーであるスチュアート・スターンバーグは、今年6月に「レギュラーシーズンの半分をタンパベイ地区、残りの半分をモントリオールで開催することが収益を最大化し、レイズをタンパベイ地区に留めておく最善の方法である」として「本拠地シェア」のアイデアを提案。今回の決定を受けて、「我々が今やるべきことは、2027年以降のあらゆる選択肢を検討することであると認識しています。本拠地シェアのアイデアは十分に検討に値するものだと思っています」とのコメントを発表した。

     クリスマン市長は「パートタイムのチームの新球場に資金援助をするつもりはありません」との方針を明らかにしている。今後レイズは2027年以降の動きとして、タンパベイ地区での新球場建設や完全な本拠地移転などの可能性も含め、あらゆる選択肢を検討していくことになりそうだ。

  • ブレーブスがハメルズ獲得 年俸1800万ドルの1年契約

    2019.12.5 11:45 Thursday

     日本時間12月5日、ブレーブスはフリーエージェントの先発左腕、コール・ハメルズを獲得したことを発表した。年俸1800万ドルの1年契約であることが報じられている。今オフのブレーブスは早い段階から積極的な動きを見せており、すでにニック・マーケイキス、タイラー・フラワーズ、ダレン・オデイ、クリス・マーティンと再契約を結んだほか、ウィル・スミスを3年4000万ドル、トラビス・ダーノウを2年1600万ドルで獲得している。

     現在35歳のハメルズは、ブレーブスでマイク・ソローカ、マックス・フリードといった若手投手たちとともにプレイすることを楽しみにしていることを明らかにし、自身がフィリーズの若手時代にロイ・ハラデイから好影響を受けたように、若手投手たちの教育係としての役割も担いたいと考えているようだ。

     「優勝争いができるチームでプレイしたいと考えていた。ブレーブスのことはよく知っているよ」とハメルズ。「ブレーブスには才能豊かな若手投手がたくさんいるから、いつか一緒にプレイしてみたいと思っていたんだ。自分がキャリアのどの地点にいるかは認識しているつもりだし、若手投手たちにとって有益な存在でありたいね」と意気込みを口にした。

     今季はカブスで27試合に先発して141回2/3を投げ、7勝7敗、防御率3.81、143奪三振をマーク。左腹斜筋を痛めて戦列を離れた影響もあり、2年ぶりに規定投球回に届かなかった。通算14年のキャリアでは9度の2ケタ勝利を記録しており、通算163勝、2558奪三振をマークしている。

     来季のブレーブス先発陣はソローカ、マイク・フォルティネビッチ、フリード、ハメルズ、ショーン・ニューカムという顔ぶれになることが予想されるが、マディソン・バムガーナーなど、さらなる補強に動く可能性もあるという。なお、ハメルズ獲得後の最優先事項はジョシュ・ドナルドソンとの再契約であると見られており、まずは強打好守の三塁手の引き留めに全力を注ぐことになりそうだ。

  • エンゼルスがバンディ獲得 大谷らと先発ローテ形成へ

    2019.12.5 11:20 Thursday

     先発ローテーションの強化が課題となっているエンゼルスは、今オフ最初の先発投手補強を実現させた。日本時間12月5日、エンゼルスはオリオールズとのトレードが成立したことを発表。マイナーの右腕4人(アイザック・マットソン、ザック・ピーク、カイル・ブラディッシュ、カイル・ブルノビッチ)をオリオールズへ放出し、2ケタ勝利2度、通算38勝の実績を誇るディラン・バンディを獲得した。

     今季も含めて3年連続で28試合以上に先発しているバンディは、エンゼルス先発陣に欠けていた「年間を通してローテを守れる先発投手」としての働きが期待される。今季はオリオールズで30試合に先発して161回2/3を投げ、7勝14敗、防御率4.79、162奪三振をマーク。2016年に10勝、翌2017年には自己最多の13勝を挙げている。今季の年俸は280万ドルで、来季が年俸調停期間2年目のシーズンとなり、エンゼルスは2021年シーズンまでバンディを保有可能である。

     エンゼルスのビリー・エプラーGMは、バンディが大きな故障なく、年間を通して先発ローテーションを守ることのできる投手であることを高く評価。また、2018年に41本、今季も29本の本塁打を浴びた点については、オリオールズの本拠地が打者有利であること、レッドソックスやヤンキースの強力打線と多く対戦しなければならなかったことなどを原因として挙げ、移籍によって成績が向上することを期待しているようだ。

     エンゼルスからオリオールズへ移籍する4人の右腕のうち、「MLB Pipeline」による球団別プロスペクト・ランキングでエンゼルスのトップ30にランクインしていたのは、21位だったブラディッシュだけ。23歳のブラディッシュは今季A+級で101イニングを投げて防御率4.28をマークした。24歳のマットソンはすでにAAA級に到達しているリリーフ右腕、21歳のピークは今年のドラフト6巡目指名の右腕(プロデビュー前)、22歳のブルノビッチは今年のドラフト8巡目指名の右腕(プロデビュー前)である。

  • ウィーラーがフィリーズへ 5年1億1800万ドルの大型契約

    2019.12.5 10:55 Thursday

     フィリーズが来季、ブレーブス、ナショナルズ、メッツに対抗するためには先発ローテーションのアップグレードが必要不可欠と見られていたが、日本時間12月5日、フィリーズは大型補強を実現させた。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、フィリーズはフリーエージェントの先発右腕、ザック・ウィーラーと5年1億1800万ドルの大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。今オフのフリーエージェント市場の先発投手のなかではゲリット・コール、スティーブン・ストラスバーグに次いで高い評価を受けていた右腕が、フィリーズに加わることになった。

     今季のウィーラーは、メッツで31試合に先発して195回1/3を投げ、11勝8敗、防御率3.96、195奪三振をマーク。直近2シーズンでは合計60試合に先発して防御率3.65を記録しており、同期間のWARは「FanGraphs」で投手10位、「Baseball Reference」で同19位にランクインしている。

     ウィーラーは、今季の速球の平均球速が96.8マイルを記録したが、これは先発投手のなかではノア・シンダーガード(97.8マイル)、コール(97.1マイル)、ジェイコブ・デグロム(96.9マイル)に次いで4番目の数字。また、スライダーの平均球速91.2マイルもデグロム(92.5マイル)に次いで2番目であり、ほかにもカーブ、シンカー、チェンジアップ、スプリッターなどを織り交ぜて打者に強い打球を打たせないピッチングを展開する(打たれた打球の平均初速度86.2マイルはメジャー8番目の好成績)。

     ウィーラーはアーロン・ノラとともに先発1~2番手を担うことが予想されており、3番手には元サイ・ヤング賞投手のジェイク・アリエタが入る。残りの2枠をザック・エフリン、ビンス・ベラスケス、ニック・ピベッタらが争うことになるが、フィリーズは先発投手をもう1人獲得する可能性も取り沙汰されている。なお、総額1億1800万ドルは、ブライス・ハーパー(13年3億3000万ドル)、クリフ・リー(5年1億2000万ドル)に次いでフリーエージェント選手の契約としては球団史上3番目の金額となっている。

  • カムバック賞の受賞者発表 アはカラスコ、ナはドナルドソン

    2019.12.5 10:35 Thursday

     日本時間12月5日、メジャーリーグ機構は今季のカムバック賞の受賞者を発表し、アメリカン・リーグはカルロス・カラスコ(インディアンス)、ナショナル・リーグはジョシュ・ドナルドソン(今季ブレーブス、現在フリーエージェント)が選出された。メジャーリーグ機構が表彰するカムバック賞は2005年に設立され、MLB公式サイトの30球団の番記者の投票によって受賞者が決定される。インディアンスの選手による受賞は2008年のクリフ・リー以来11年ぶり、ブレーブスからは昨季のジョニー・ベンタースに続く2年連続の選出となった。

     カラスコは、6月上旬に白血病の治療に専念することを明らかにし、およそ3ヶ月を欠場した。しかし、オールスター・ゲームのイニング間のイベントに姿を見せるなど、病と闘う姿は多くの人々に勇気を与え、9月に入って戦列復帰。戦線離脱前は12度の先発登板で4勝をマークしていたが、戦列復帰後はリリーフで11試合に登板し、日本時間9月23日のフィリーズ戦では地元ファンの前で2回2/3を1安打無失点に抑える好リリーフを見せ、今季6勝目をマークした。23試合(うち12先発)に登板して6勝7敗、防御率5.29という成績で今季を終え、社会貢献活動が評価されてロベルト・クレメンテ賞も受賞している。

     一方のドナルドソンは、故障によりわずか52試合の出場に終わった昨季からの復活を目指し、年俸2300万ドルの1年契約でブレーブスに加入。37本塁打、94打点、長打率.521、OPS.900と見事な復活を遂げ、メジャー有数の三塁手との評価を再び確立した。37本塁打はブレーブス1年目の選手としては史上5番目の数字であり、1998年のアンドレス・ガララーガ(44本塁打)以降では最多。また、守備面でもマット・チャップマン(アスレチックス)に次いで三塁手メジャー2位となる守備防御点+15をマークした。ブレーブスからの受賞者は2010年のティム・ハドソン、昨季のベンタースに次いで3人目となっている。

  • ヤンキース、ドジャースなどがストラスバーグ獲得に動く

    2019.12.4 18:55 Wednesday

     2009年のドラフト全体1位指名選手であるスティーブン・ストラスバーグは、2019年のナショナル・リーグ最多勝&ワールドシリーズMVPという実績を引っ提げて、残り4年1億ドルの契約を破棄してフリーエージェントとなった。今オフのフリーエージェント市場において、ゲリット・コールとともに最大の目玉投手と目されており、すでにヤンキース、ドジャースなど複数の球団が獲得に興味を示していることが報じられている。

     ヤンキースは日本時間12月5日にストラスバーグとの面会の場を設ける予定となっている。ただし、ヤンキースの本命はコールであると見られており、ヤンキースがストラスバーグの獲得をどれくらい真剣に検討しているかは不透明だ。コール争奪戦の状況次第では、ヤンキースがコールからストラスバーグにメイン・ターゲットを変更する可能性があると指摘する関係者もいる。

     また、ロサンゼルス・タイムスのホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはアンソニー・レンドン、ストラスバーグとの面会の場をすでに設けたようだ。ドジャースは柳賢振(リュ・ヒョンジン)とリッチ・ヒルがフリーエージェントとなり、先発投手の補強が必要となっている。フリオ・ウリアス、ロス・ストリップリング、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンなど、チーム内にも先発候補は多数いるものの、これらの投手のうち何人かをリリーフで起用する構想もあり、エース級の先発投手の獲得を検討していると見られる。

     さらに、ストラスバーグとレンドンの引き留めを目指すナショナルズは、レンドンよりもストラスバーグのほうが引き留められる可能性が高いと感じているようだ。ただし、ジ・アスレチックのブリット・ギローリは「ナショナルズには代役となる三塁手がおらず、レンドンを失うほうが大きな損失となる」として、レンドンとの再契約を優先すべきであると主張している。

     パドレスもオフシーズン当初からストラスバーグ獲得に興味を示していたチームの1つだが、ジ・アスレチックのデニス・リンによると、パドレスは今オフ、大物先発投手に大金を投じる意思はないようだ。リンは「パドレスはトップクラスの先発投手の獲得にはそれほど興味を示していない。その代わりにブルペンに複数の投手を加えることを検討している」と伝えている。

  • レンドン引き留め目指すナショナルズ 早期の決断を求める

    2019.12.4 18:25 Wednesday

     今季、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズは、アンソニー・レンドン、スティーブン・ストラスバーグなど複数の主力選手がフリーエージェントとなっている。レンドンとの再契約を目指しているナショナルズだが、どうやらレンドンが決断を下すのをいつまでも待っているつもりはないようだ。ジ・アスレチックのジェイソン・スタークは、ナショナルズがレンドンに対して早期の決断を求める方針であることを伝えている。

     ナショナルズの正三塁手かつ中心打者として打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010をマークし、打点王のタイトルを獲得したほか、シルバースラッガー賞を受賞し、ナショナル・リーグのMVP投票でも3位にランクインしたレンドンは、今オフのフリーエージェント市場において最高の野手との評価を受けている。まだ29歳という年齢もあって、同じくナショナル・リーグを代表する三塁手であるノーラン・アレナード(ロッキーズ)が得た8年2億6000万ドルに迫る大型契約を得る可能性も取り沙汰されている。

     ナショナルズはもちろん、生え抜きのスター三塁手であるレンドンとの再契約を目指しているが、ナショナルズのマイク・リゾーGMと話した代理人やライバルチームの関係者によると、ナショナルズは残留の意思についてレンドン側から早期の返答を希望しているという。具体的には、来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングの前後あたりまでに決断してほしいと考えているようだ。

     スタークによると、ウィンター・ミーティング前後までにレンドン側の意思が明確にならない場合、ナショナルズはレンドンとの再契約を諦め、ジョシュ・ドナルドソンにターゲットを変更する可能性があるという。ナショナルズは昨オフも同様のスタンスを取っており、9月中にブライス・ハーパーに対してオファーを提示し、ハーパーがそれを拒否したあとは深追いしなかった。

     なお、レンドンと同様にスコット・ボラスの顧客であるストラスバーグについては、ナショナルズがどのようなスタンスで再契約の交渉を進める方針であるかは明らかになっていない。

  • ブルージェイズがカイケル&柳賢振の動向をチェック

    2019.12.4 17:25 Wednesday

     ブラディミール・ゲレーロJr.、ボー・ビシェット、キャバン・ビジオなど、将来有望な若手野手が台頭してきたブルージェイズが優勝争いに返り咲くための課題はハッキリしている。先発ローテーションの強化である。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、ブルージェイズが今オフ、ダラス・カイケルまたは柳賢振(リュ・ヒョンジン)の獲得に動く可能性があることを伝えている。

     今オフのフリーエージェント市場は、ゲリット・コール、スティーブン・ストラスバーグ、ザック・ウィーラーに代表されるように、先発投手が非常に充実している。1年後のオフシーズンは、今オフに比べると先発投手の層が薄いため、モロシは「来オフの先発投手市場を考えると、ブルージェイズが今オフ、カイケルと柳に興味を示しているのは理解できる。この2人が補強リストに入っているということも聞いている」とブルージェイズの動きに理解を示した。

     ホゼ・バティースタ、エドウィン・エンカーナシオン、ジョシュ・ドナルドソンらを擁した絶頂期を終え、再建期に突入しているブルージェイズは、来季すぐに優勝争いができるような状況ではない。しかし、先発投手の層が薄い来オフに一線級ではない投手に対して大金を投じるよりも、先発投手が充実している今オフのうちに計算できる先発投手を手頃な価格でチームに加えようとするのは、理に適った動きであると言えるだろう。

     また、モロシはカイケルや柳のような実績のあるベテラン投手をチームに加えるのは、チーム内の若手投手にも好影響を与える可能性があると指摘する。すでにメジャーで実績を積み始めているショーン・リードフォーリーやトレント・ソーントンのほか、ネイト・ピアソン、アンソニー・ケイ、T.J.ゾイクといった有望株も控えており、チームに加わるベテラン投手には彼らの教育係としての役割も期待される。

     さらに、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、ブルージェイズがザック・ウィーラーの獲得にも興味を示していることを伝えており、先発投手市場でのブルージェイズの動きに注目だ。

  • フィリーズがドナルドソン&グレゴリアスと交渉継続中

    2019.12.4 17:00 Wednesday

     フィリーズの内野手補強は、正二塁手のセザー・ヘルナンデスと正三塁手のマイケル・フランコをノンテンダーFAとしたことにより本格的に動き出した。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、フィリーズはフリーエージェント市場の2人の内野手、ジョシュ・ドナルドソンとディディ・グレゴリアスの獲得を目指し、両者と連絡と取り続けているという。

     フィリーズがドナルドソンとグレゴリアスの獲得に成功すれば、両者はそのまま本職である三塁と遊撃のポジションに入り、正遊撃手ながら攻守両面で精彩を欠いたジーン・セグーラが二塁にコンバートされると見られる。これによって内野から弾き出されるスコット・キンガリーは、チーム状況に合わせて内外野の複数ポジションを守るスーパー・ユーティリティとなるか、中堅手の補強が行われなかった場合には正中堅手として起用されることになりそうだ。また、もう1つの補強ポイントである先発投手の獲得候補としては、マディソン・バムガーナーの名前が挙がっている。

     モロシによると、フィリーズは三塁手の補強として、アンソニー・レンドンよりも安価で獲得できるであろうドナルドソンを好んでいるという。モロシはMLBネットワークの番組に出演し、フィリーズについて「彼らは昨オフ、莫大なお金を費やしたが、私の意見としては、彼らにはまだ補強しなければならないポイントが複数ある」とコメント。「1つは強打者であり、もう1つは最低1人は先発投手を獲得することだ」としている。そのうえで「レンドン獲得にかかる総額より、ドナルドソンとバムガーナーの総額のほうが少なくて済むはずだ。もし私がフィリーズの一員なら、ブライス・ハーパーに大金を投じた昨オフとは対照的に、今オフは複数のニーズのために戦略的にお金を使いたい。ドナルドソンとバムガーナーを獲得するのがベストの戦略だと思う」と主張した。

     また、フィリーズのマイナーには、トップ・プロスペクトのアレック・ボームがいる。この有望株三塁手は早ければ2020年シーズンのうちにメジャーデビューを果たす可能性があり、そうした事情を考慮すると、フィリーズはドナルドソン獲得よりもグレゴリアス獲得を優先することになるかもしれない。

  • ヤンキースが今週中にコール&ストラスバーグと面会へ

    2019.12.4 15:40 Wednesday

     来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングで移籍市場に大きな動きがあるものと見られるが、ヤンキースはウィンター・ミーティングより先に絶対的エース獲得に向けて手を打つようだ。関係者によると、ヤンキースは日本時間12月4日にゲリット・コール、同5日にスティーブン・ストラスバーグと面会する予定になっているという。敏腕代理人として知られるスコット・ボラスの顧客である両者だが、今回の面会でどのような動きがあるか注目される。

     ヤンキースはすでにルイス・セベリーノ、田中将大、ジェームス・パクストン、J.A.ハップ、ドミンゴ・ヘルマン、ジョーダン・モンゴメリーと十分な数の先発投手を確保しているものの、2009年以来となるワールドシリーズ制覇を目指すために絶対的エースの獲得に動く可能性があると見られている。また、田中とパクストンは来季終了後にフリーエージェントとなり、ハップも来季の成績次第ではベスティング・オプションが行使されず退団となる可能性があるため、今オフ中に長期契約で先発投手を確保しておくのはチーム状況に合った動きでもある。

     コールは今季アストロズで20勝5敗、防御率2.50、326奪三振をマークして最優秀防御率と最多奪三振の二冠に輝き、サイ・ヤング賞の投票でも2位にランクイン。ストラスバーグは18勝6敗、防御率3.32の好成績で最多勝のタイトルを手にしたほか、ポストシーズンでも5勝0敗、防御率1.98の快投を見せ、ワールドシリーズMVPに選出された。

     ヤンキースは田中と7年1億5500万ドルの大型契約を結んだ2014年以降、総額1億ドルの契約を結んでいないが、コールまたはストラスバーグがその契約を手にする可能性がある。すでにヤンキースは現有戦力の年俸総額が1億8000万ドル以上と見込まれており、コールまたはストラスバーグを獲得すれば、ぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルを超えてしまうのは確実。それでもなお、ヤンキースは両者のいずれかの獲得に動くと予想されている。場合によっては、両者のいずれかの加入によって余剰戦力となるハップ(年俸1700万ドル)の放出を画策する可能性もありそうだ。

  • ウィーラー争奪戦が激化 すでに1億ドル以上のオファーも

    2019.12.4 15:05 Wednesday

     今オフのフリーエージェント市場において、ゲリット・コールやスティーブン・ストラスバーグの獲得を目指さない球団のトップ・ターゲットとなっているのが、メッツからフリーエージェントとなった29歳の右腕、ザック・ウィーラーである。獲得の際にはドラフト指名権の喪失が伴うものの、まだ20代でさらなる成長が期待できること、コールやストラスバーグほどの大金が必要でないことなどから、多くの球団が興味を示す人気物件となっている。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、メジャーリーグ関係者の発言をソースとして、ウィーラーにはすでにある球団から総額1億ドルを超えるオファーが届いていることを伝えている。それを踏まえ、「その金額であれば、契約期間は5年になるだろう」とローゼンタールはジ・アスレチックで公開した記事のなかで記している。

     MLB公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは、マイク・ムスターカスの獲得に成功したレッズがウィーラー争奪戦に加わっていることを伝えている。また、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ヤスマニ・グランダルを獲得したホワイトソックスはウィーラーを投手補強のトップ・ターゲットとし、本気で獲得を狙っているという。ローゼンタールによると、ツインズ、レンジャーズ、ブルージェイズもウィーラー争奪戦に加わっており、ヤンキース、フィリーズ、パドレス、アストロズなどもウィーラーの獲得に動く可能性がある。つまり、すでに各球団によるオファー合戦はスタートしており、ウィーラーが早い段階で新天地を決める可能性もあるというわけだ。

     シェルドンによると、ウィーラーとその代理人は、来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングまでに決着をつけたいと考えているという。ヘイマンも同様の情報を耳にしたようだ。メジャー5シーズンで3度の2ケタ勝利をマークし、今季自己最多の195奪三振を記録した右腕は、新天地としてどの球団を選択するのだろうか。

  • 正捕手不在のエンゼルス 動き続ける捕手市場で誰を狙う?

    2019.12.4 14:20 Wednesday

     ケバン・スミスをノンテンダーFAとしたことにより、エンゼルスは正式に捕手市場での補強に乗り出すことになった。エンゼルスの40人枠にはマックス・スタッシとアンソニー・ベンブームの2人しか捕手がおらず、スタッシは右股関節の手術により来季の開幕に間に合わない可能性がある。また、ベンブームはメジャーで25試合の出場経験しかない。有力フリーエージェント選手が次々に契約先を決めている捕手市場において、エンゼルスは正捕手として誰を獲得するのだろうか。

     MLB公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボーリンガーは、エンゼルスが獲得する可能性のある捕手として7人の名前を挙げている。マーティン・マルドナードは、エンゼルスに在籍していた2017年にゴールドグラブ賞を受賞した経験があり、大谷翔平ともバッテリーを組んだ。また、アストロズではゲリット・コールともバッテリーを組んでおり、コールの獲得を狙うエンゼルスにとって、ベストのターゲットと言えるかもしれない。

     マルドナードと同様にアストロズからフリーエージェントとなったロビンソン・チリーノスは、今季17本塁打を放つなど、攻守のバランスが取れた捕手である。打てる分、マルドナードより好条件を得ることが予想されている。故障に泣いた2018年からの復活を遂げたジェイソン・カストロも、攻守のバランスが取れている。今季はミッチ・ガーバーの控えに甘んじたが、正捕手を務めるだけの実力は十分にある。

     スタッシやベンブームと併用する捕手を獲得するのであれば、アレックス・アビラやラッセル・マーティンも候補となる。アビラはタイガース時代の2011年にオールスター・ゲーム選出&シルバースラッガー賞の実績があり、現在も平均以上のフレーミング技術を維持。マーティンはすでに36歳とピークを過ぎているものの、豊富な経験やリーダーシップが魅力だ。

     また、トレード市場にはウィルソン・コントレラス(カブス)やオマー・ナルバエス(マリナーズ)といった実力者もいる。ジョー・マドン新監督が今季までカブスを率いていたことを考えると、コントレラス獲得も選択肢の1つとなり得るが、莫大な対価が必要となることが予想されるため、トレードが実現するかどうかは微妙なところ。ナルバエスも打撃型の捕手であるため、エンゼルスのニーズに合致するかどうかは不透明だ。

  • ジャイアンツが今季58二塁打のカステヤーノス獲得に興味

    2019.12.4 13:40 Wednesday

     ニコラス・カステヤーノスは今季途中にタイガースからカブスへ移籍し、移籍後の51試合でOPS1.002をマークした。カブスはカステヤーノスとの再契約に興味を持っていることが報じられているが、そのカブスでGM補佐を務めていたスコット・ハリスは先月、ジャイアンツの新たなGMに就任。そして、ジャイアンツもカステヤーノスの獲得に興味を示しているという。

     今季2球団合計で151試合に出場して打率.289、58二塁打、27本塁打、73打点、OPS.863をマークした27歳のカステヤーノスには、現時点でカブスとジャイアンツのほか、ホワイトソックスとマーリンズも興味を示していることが報じられている。カステヤーノスに対する需要は、来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングで明確になると見られている。

     ジャイアンツがカステヤーノスの獲得を狙う理由としては、ハリスがカステヤーノスのカブスでの活躍を目にしていること以外にも、いくつかの理由が挙げられる。まずは、ファーハン・ザイディ野球部門社長がフリーエージェントの選手を適切な年齢で獲得する方針であることだ。昨オフ、ジャイアンツは再建期であるにもかかわらず、ブライス・ハーパー(フィリーズ)の獲得に乗り出していた。カステヤーノスもまだ27歳であり、球団の中長期的な契約に組み込むことのできる選手である。

     また、カステヤーノスが右打者であることも、ジャイアンツのチーム事情にフィットする。ケビン・ピラーをノンテンダーFAとしたことにより、ジャイアンツの来季のレギュラーに予定されている外野手3人(マイク・ヤストレムスキー、スティーブン・ダガー、アレックス・ディッカーソン)はいずれも左打者となった。右打ちの外野手を獲得するのは理想的な補強と言える。

     さらに、ジャイアンツは左翼手が今季メジャーワースト2位のOPS.673に終わるなど、外野手の打撃力アップが急務となっている。27歳と若く、右打者であり、打線の中軸としての働きを期待できるカステヤーノスは、ジャイアンツのニーズを見事に満たしており、ジャイアンツとしては是が非でも手に入れたい選手だろう。

  • メッツがスミス含むパッケージで高額年俸選手放出を目指す

    2019.12.4 13:00 Wednesday

     メッツでは、ピート・アロンゾが完全に正一塁手の座を手中に収めたことにより、2013年ドラフト全体11位指名の若きスラッガー、ドミニク・スミスが余剰戦力となっている。シーズン中から放出の可能性が取り沙汰されていたスミスだが、メッツは今オフ、ジェッド・ラウリーやジューリス・ファミリアといった期待外れの高額年俸選手とのセットでスミスを放出することを検討しているようだ。

     2017年のメジャーデビュー後、苦戦が続いていたスミスだが、今季は自己最多の89試合に出場して打率.282、11本塁打、25打点、出塁率.355、OPS.881をマーク。左足のストレス反応により7月下旬でシーズンを終えてしまったものの、メジャーへの着実な適応を示したシーズンとなった。しかし、スミスが守ることのできる一塁と外野の両翼はすでにポジションが埋まっており、余剰戦力となっているのが現状。あと5年保有できることからトレードの駒としての価値は非常に高く、メッツはスミスとのセットで高額年俸選手を引き取ってもらいたいと考えているようだ。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、メッツが放出したいと考えている高額年俸選手はラウリーとファミリアの2人である。今季のラウリーは、相次ぐ故障によりわずか9試合にしか出場できなかった。契約は残り1年900万ドルとなっている。一方のファミリアは、66試合に登板したものの、防御率5.70、WHIP1.73という大乱調。こちらは2年2200万ドル(各年1100万ドル)の契約が残っている。ローゼンタールによると、メッツはこの両者のどちらかとスミスをセットにしてトレードで放出したいと考えているという。

     着実に成長し、あと5年も保有できる24歳のスミスは、各球団にとって非常に魅力的な存在である。獲得に興味を示すチームは少なくないことが予想されるため、メッツがうまく交渉をまとめられるか注目したい。

  • ポスティング利用でメジャー移籍の巨人・山口 各球団との交渉解禁

    2019.12.4 12:30 Wednesday

     日本プロ野球の読売ジャイアンツからポスティング・システム利用でのメジャーリーグ移籍を目指す山口俊のメジャー挑戦がスタートした。日本時間12月3日、山口はメジャーリーグの各球団との交渉が解禁された。今季セントラル・リーグで最多勝、最高勝率、最多奪三振の三冠に輝いた32歳の右腕とメジャー各球団の交渉期限は、日本時間2020年1月3日午前7時となっている。

     MLB公式サイトでも山口のメジャー挑戦について伝えており、今季は読売ジャイアンツで170イニングを投げて防御率2.91をマークしたこと、先月東京で行われた「WBSC プレミア12」の決勝戦に先発して1回3失点で降板したことなどが紹介されている。2006年に横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)でデビューした山口は、2017年に読売ジャイアンツへ移籍し、日本プロ野球の通算14シーズンで427試合(うち90先発)に登板して防御率3.35、WHIP1.24をマークしている。

     また、同サイトは、山口が読売ジャイアンツでの1年目のシーズンとなった2017年、泥酔して右手の甲を負傷し、治療を受けるために東京都内の病院を訪れたあと、泥酔状態のまま警備員に暴行を加えたり、出入口の扉を損壊したりした疑いが浮上し、球団から出場停止処分を受けて後半戦を棒に振ったことも伝えている。

     今季こそ自己ベストのシーズンを過ごしたとはいえ、過去にメジャーへ移籍して先発ローテーションの一角を担った投手たちと比較すると、日本プロ野球での実績が物足りないことも事実。先発ローテーションの1枠を保証するような契約が得られる可能性は低いと見られており、場合によってはリリーフ要員としての獲得を検討する球団も現れるかもしれない。マイナー契約からのスタートとなる可能性もある。

     なお、今オフは山口のほか、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智と広島東洋カープの菊池涼介もポスティング・システム利用でのメジャーリーグ移籍を目指しており、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾は海外FA権を行使している。ウィンター・ミーティング開催により移籍市場の動きが本格化する12月は、これらの日本人選手の動向にも注目だ。

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