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  • エンゼルス・大谷 日本時間8日のタイガース戦で復帰の可能性

    2019.5.7 11:45 Tuesday

     エンゼルスはまもなく、打線に強力な戦力が加わることになりそうだ。日本時間5月7日、エンゼルスのビリー・エプラーGMは、同8日から始まる敵地デトロイトでのタイガース3連戦に大谷翔平が帯同することを発表。3連戦の初戦に大谷が指名打者として出場するかどうかは、大谷の状態を見たうえで、最終的に判断されることになるようだ。

     エプラーは「大谷翔平は明日からデトロイトでチームに帯同する」と明言。「明日の午後に彼の状態を判断し、試合に出場可能かどうかを決定する予定だ」と今後の方針を明らかにした。

     昨年10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、オープン戦やマイナーを含めて今季まだ試合に出場していない。日本時間4月20日から本格的な打撃練習を開始し、戦列復帰に向けての準備を進めてきた。今季は投手としてプレイする予定はなく、来季の投手としての戦列復帰に向けて、週に3度のペースで投手としてのリハビリも行っている。

     指名打者として戦列復帰を果たしたあとは、出塁した際に右肘を保護するためにプロテクターを装着する予定となっている。大谷は、右肘にプロテクターを装着した状態での感覚を確かめるために、先週はプロテクターを装着したままスライディングなどの走塁練習を行っていた。投手としての戦列復帰に向けてのスケジュールに悪影響が出ないよう、入念に対策を練っているようだ。

     昨季ア・リーグの新人王に選出された大谷は、投手として4勝2敗、防御率3.31、打者として打率.285、22本塁打、61打点をマーク。「二刀流」で大きな注目を集めた大谷の戦列復帰は、世界中の野球ファンから大きな注目を浴びることになるに違いない。そして、戦列復帰の日はまもなくやってくる。

  • 週間最優秀選手にオドリッジとシンダーガードが選出

    2019.5.7 11:10 Tuesday

     日本時間5月7日、メジャーリーグ機構はレギュラーシーズン第6週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはジェイク・オドリッジ(ツインズ)、ナ・リーグはノア・シンダーガード(メッツ)が選出された。両リーグの週間最優秀選手がともに投手となるのは、昨年4月にア・リーグでジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグでマックス・シャーザー(ナショナルズ)が選出されて以来、実に1年以上ぶりのことである。

     オドリッジは2試合に先発して合計13イニングを無失点に抑え、2勝、15奪三振をマーク。日本時間4月30日のアストロズ戦で7回4安打無失点、日本時間5月5日のヤンキース戦で6回2安打無失点の好投を見せ、自身初の週間最優秀選手に選出された。ロッコ・バルデリ監督は「彼は素晴らしいピッチングをしていたから受賞に値すると思うよ」と先発右腕の活躍を絶賛。ツインズの投手が週間最優秀選手に選出されるのは、2011年5月にフランシスコ・リリアーノが選出されて以来8年ぶり、野手も含めると昨年6月のエドゥアルド・エスコバー以来の受賞となった。

     一方のシンダーガードは、日本時間5月3日のレッズ戦で今季自己最多の10奪三振をマークして2勝目を挙げただけでなく、「自身の本塁打による1対0の完封勝利」を記録。1983年にボブ・ウェルチ(ドジャース)が達成して以来、36年ぶりの快挙となった。シンダーガードが週間最優秀選手に選出されるのは、2016年5月以来、自身3年ぶり3度目。メッツの選手では、2017年6月のジェイコブ・デグロム以来、2年ぶりの受賞となっている。

  • 【月間アウォード】3・4月の受賞者が決定

    2019.5.3 10:00 Friday

     日本時間5月3日、メジャーリーグ機構は4つの月間アウォード(月間最優秀選手、月間最優秀投手、月間最優秀新人、月間最優秀救援投手)について、3・4月の受賞者を発表した。月間最優秀選手にはティム・アンダーソン(ホワイトソックス)とコディ・ベリンジャー(ドジャース)、月間最優秀投手にはタイラー・グラスナウ(レイズ)とルイス・カスティーヨ(レッズ)、月間最優秀新人にはブランドン・ロウ(レイズ)とピート・アロンゾ(メッツ)、月間最優秀救援投手にはシェーン・グリーン(タイガース)とカービー・イエーツ(パドレス)が選出された。

     アンダーソンは23試合に出場して打率.375、6本塁打、18打点、出塁率.394、長打率.615のほか、両リーグ最多の10盗塁をマーク。日本時間4月28日のタイガース戦では自身初となるサヨナラ本塁打を放った。ベリンジャーは打率.431、14本塁打、37打点、出塁率.508、長打率.890という驚異的な活躍を見せ、4月末時点での37打点と97塁打はメジャー新記録。また、4月末までに14本塁打を放ったのは、メジャーリーグ史上で2006年のアルバート・プーホルス、2007年のアレックス・ロドリゲス、そして今季のベリンジャーとクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)の4人だけである。

     グラスナウは6先発で5勝0敗、防御率1.75という圧巻のパフォーマンス。36イニングを投げて38三振を奪った一方、与四球と失点はいずれも7しかなく、メジャー4年目にしてエース級の才能を本格開花させようとしている。カスティーヨは7先発で3勝1敗、防御率1.45の好成績をマーク。43回1/3を投げて50三振を奪い、失点はわずか7。昨季は最初の6先発で防御率7.85とスタートダッシュに失敗したが、今季は最高のスタートを切った。

     ロウは昨季43試合で打率.233に終わったものの、今季は25試合で打率.289、6本塁打、17打点、出塁率.350、長打率.567をマーク。受賞が決まった直後の日本時間5月3日のロイヤルズ戦では決勝2ランを放つ活躍を見せた。アロンゾは29試合に出場して打率.292、9本塁打、26打点、出塁率.382、長打率.642と他球団の主力打者と比較しても遜色ない好成績をマーク。9本塁打は新人両リーグ最多であるだけでなく、4月末時点での本塁打数としては1976年のデーブ・キングマン、2006年のカルロス・デルガード、2013年のジョン・バック、2016年のニール・ウォーカーと並ぶ球団タイ記録となっている。

     グリーンはチーム13勝のうち12試合でセーブをマークし、14試合に登板して防御率1.29と安定感抜群のピッチング。セーブ成功率は100%、12セーブはリーグ最多である。イエーツはチーム17勝のうち14試合でセーブを挙げ、14セーブは両リーグ最多であるだけでなく、4月末時点でのメジャー新記録となった。16試合で防御率0.56と「守護神」と呼ぶに相応しい活躍を続けている。

  • エンゼルス・大谷はメキシコ遠征に参加せず 復帰は早くて来週

    2019.5.1 12:35 Wednesday

     トミー・ジョン手術からの戦列復帰を目指す大谷翔平(エンゼルス)が、日本時間5月5日から行われるメキシコでのアストロズ2連戦に帯同しないことが濃厚となった。よって、大谷の戦列復帰は最短でも日本時間5月8日のタイガース戦ということになる。日本時間5月1日にエンゼルスのブラッド・オースマス監督が明らかにした。

     昨年10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、指名打者としての戦列復帰に向けて最終段階に突入しており、先週から実戦形式での打撃練習を開始。日本時間4月30日には左投手と5打席対戦した。今週末には戦列復帰の準備が整うと見られていたものの、オースマスは「彼をメキシコに連れていく予定はない。もう少し打席に立つ必要があると思うからね」と語り、大谷がメキシコ遠征で戦列復帰を果たす可能性を否定。エンゼルスがメキシコ遠征を終え、アメリカ本土に戻ってきたタイミングで戦列復帰を果たす可能性が高くなった。

     大谷は戦列復帰までにおよそ40打席を必要とすると見られているが、まだ20打席という段階。調整が進むにつれて、1日あたり最大10打席ほどをこなす可能性もあると見られていたが、エンゼルスは大谷がオーバーワークになることを懸念しており、慎重に調整を進めている。「メディカル的な観点から考えて、ゆっくり慎重に調整を進めてもらっている。肘に負担をかけたくないからね」とオースマス。よって、大谷はメキシコ遠征には参加せず、必要な打席数をこなしていくことになるだろう。

     エンゼルスはメキシコでのアストロズ2連戦を終えたあと、タイガース3連戦、オリオールズ3連戦、ツインズ3連戦と敵地での試合が続く。大谷の復帰を日本時間5月18日に本拠地エンゼル・スタジアムで行われるロイヤルズ戦まで先延ばしにすることは考えづらく、大谷は敵地で戦列復帰を果たすことになりそうだ。

  • イチローがマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任

    2019.5.1 11:55 Wednesday

     6週間前の東京ドームでの開幕シリーズをもって現役生活にピリオドを打ったイチローが、マリナーズの会長付特別補佐に就任し、インストラクターとしてメジャーとAAA級で選手の指導を行うことになったことを日本時間5月1日にマリナーズが発表した。イチローはこの日のカブス戦の試合前に、チームのミーティングと練習に参加した。

     イチローの主な指導分野は、外野守備、走塁、そして打撃になると見られる。19年間のメジャー生活での走攻守三拍子揃ったオールラウンドな活躍を考えれば、これは何ら不思議なことではない。

     イチローは自身の役割について、メディアに対して言及しなかった。今のところ、マリナーズのホームゲームの大半でインストラクターとしてチームに帯同し、ときどきAAA級タコマでも指導を行うと見られる。敵地での試合には帯同しない見込みだ。

     昨季は5月はじめに選手登録を抹消されたあと、チームに帯同して打撃練習などを継続して行っていたものの、今後はイチロー自身がプレイすることはないと見られる。コーチ的な立場で後輩の指導に専念し、また、スコット・サービス監督やジェリー・ディポートGMに対してアドバイザー的な役割を担う可能性もあるようだ。

     マリナーズでは、ケン・グリフィーJr.、エドガー・マルティネス、アルビン・デービス、ダン・ウィルソンといった球団史に残る名選手がアドバイザーの役割についており、つい先日、イチローのメジャーリーグ移籍当初にイチローとともに右中間コンビを形成したマイク・キャメロンもそれに加わった。イチローもマリナーズの「レジェンド」の1人として、新たな野球人生をスタートすることになる。

  • 全体1位指名右腕・マイズがAA級デビュー戦でノーヒッター

    2019.4.30 11:10 Tuesday

     A+級で開幕を迎え、4先発で2勝0敗、防御率0.35という圧倒的な数字を残してAA級に昇格したケーシー・マイズ(タイガース)が、AA級デビュー戦でノーヒッターを達成する快挙を成し遂げた。現在21歳のマイズは2018年のドラフトでタイガースから全体1位指名を受けた有望株右腕であり、早ければ今季終盤にメジャーのマウンドで投げる姿が見られるかもしれない。

     タイガース傘下AA級エリーでノーヒッターが達成されるのは史上4度目であり、早くも今季2度目。日本時間4月25日の試合で、アレックス・ファエドが7イニングを無安打に抑えたあと、継投によるノーヒッターが達成されている。

     マイズは初回の先頭打者に死球を与えたものの、次打者を遊撃への併殺打に打ち取り、初回を打者3人で抑えると、2回から6回まで5イニング連続で三者凡退。7回裏二死から四球による走者を許したが、最後までヒットは打たれなかった。

     「速球のコマンドが良くなかった。今季一番悪かった」と自身のピッチングを振り返ったマイズだが、「代わりにカッターをたくさん投げた。今日はどんなカウントでもカッターでストライクを取ることができた」と語ったように、自身の状態を冷静に分析して即座にピッチングを修正。こうした修正能力の高さこそが、マイズがトップ・プロスペクトであるゆえんなのだろう。

     ノーヒッターを達成しただけでなく、わずか98球(うちストライク70球)で9イニングを投げ抜いたことも特筆に値する。6回裏をたった4球で三者凡退に抑えるなど、効率の良いピッチングを展開し、プロ入り後初めての完投となった。

     試合は5回表にエリーが先頭打者ジェイク・ロジャースのヒットと相手投手の暴投、次打者ホゼ・アソカルのバント安打で無死一・三塁のチャンスを作り、チャド・セディオのファーストゴロの間に1点を先制。これがこの試合唯一の得点となり、エリーは1対0で勝利を収めている。

  • ボイトとエスコバーが週間最優秀選手に選出

    2019.4.30 10:35 Tuesday

     日本時間4月30日、メジャーリーグ機構はレギュラーシーズン第5週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはルーク・ボイト(ヤンキース)、ナ・リーグはエドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)が選出された。

     ボイトは、チームが6勝1敗と好調だった1週間で7試合に出場し、打率.433、4本塁打、10打点、出塁率.528、長打率.867の好成績をマーク。主力選手に故障者が続出しながらも、今季ここまで17勝11敗という上々の戦いを見せている要因の一つとなっている。ボイトが週間最優秀選手に選出されるのは、昨季のレギュラーシーズン最終週に続いて自身2度目である。

     一方のエスコバーは、6試合に出場して打率.480、3二塁打、1三塁打、3本塁打、8打点、OPS1.573と快打を連発し、4勝2敗をマークしたチームに貢献。日本時間4月29日のカブス戦では、延長15回の熱戦の末に敗れたものの、1試合2本塁打を記録して充実の1週間を締めくくった。ツインズ時代の昨年6月にア・リーグの週間最優秀選手に選出されており、今回の受賞は自身2度目、ナ・リーグ移籍後では初めてとなる。

     なお、ダイヤモンドバックスは日本時間5月1日から本拠地チェイス・フィールドで、ヤンキースとの2連戦が予定されている。レギュラーシーズン第5週の週間最優秀選手に選出された2名が、直接顔を合わせることになりそうだ。

  • マリナーズ・シェフィールドが昇格へ 菊池をリリーフ予定

    2019.4.26 18:35 Friday

     マリナーズは日本時間4月27日のレンジャース戦で先発予定の菊池雄星を、投球回数の制限を目的として1イニング程度で降板させる方針だ。いわゆる「オープナー」に似た起用法となるため、菊池が降板したあと、長いイニングを担うリリーバーが必要となるが、22歳の有望株左腕、ジャスタス・シェフィールドを昇格させてその役割を担わせるようだ。シェフィールドの昇格に伴い、リリーフ右腕のショーン・アームストロングがDFAとなることがすでに報じられている。

     オフシーズンにジェームス・パクストンをヤンキースへ放出したトレードでマリナーズに加入したシェフィールドは、今季AAA級で3試合に登板して0勝1敗、防御率3.93をマーク。日本時間4月23日には「オープナー」のマット・テニュータのあとを受けて、リリーフで3イニングを投げており、「予行演習」も済ませている。

     菊池は今季ここまで6試合に登板して1勝1敗、防御率4.68をマーク。マリナーズ首脳陣は、菊池がメジャーリーグに適応するのを後押しするため、投球回数の制限を目的として1ヶ月に1度程度のペースで1イニング程度の先発登板を行わせることを明言していたが、日本時間4月27日のレンジャーズ戦がその第1回目となる。

     スコット・サービス監督は「シェフィールドには95球くらい投げるつもりで準備をしておけと言ってある。95球も投げることはないと思うけどね。菊池は1イニングだからといって無理に全力投球する必要はないし、いつも通りに試合に臨んでほしい。1イニング、良いピッチングをしてくれることを期待しているよ」とコメント。シェフィールドは中3日での登板となるため、必要以上に長いイニングを投げさせるつもりはないようだ。

     「シェフィールドが100球近く投げることはないだろう。残りをリリーフ陣で凌げると判断したところまで投げてくれるのが理想だね」とサービス。菊池とシェフィールドがどのようなピッチングを見せるか注目だ。

  • ナショナルズの有望株・キーブームがメジャー昇格

    2019.4.26 18:05 Friday

     主力内野手に故障者が発生しているナショナルズは、日本時間4月27日のパドレス戦に向けて、チーム内最高の有望株であるカーター・キーブームをメジャーに昇格させることを決めたようだ。まだ球団からの正式発表はないものの、地元紙のワシントン・ポストが最初に報じ、複数の関係者がMLB公式サイトに対して事実であることを認めている。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団1位&全体24位にランクインしている21歳の有望株の活躍に注目が集まりそうだ。

     今季のキーブームはAAA級で開幕を迎え、ここまで18試合に出場して打率.379、3本塁打、18打点、出塁率.506、長打率.636、OPS1.142の好成績をマーク。スプリング・トレーニングでも25試合で打率.279、3本塁打、9打点、出塁率.353、長打率.558、OPS.911と上々のパフォーマンスを見せていたが、ナショナルズは二塁にブライアン・ドージャー、三塁にアンソニー・レンドン、遊撃にトレイ・ターナーと不動のレギュラーがおり、また、ユーティリティ・プレイヤーのハウィー・ケンドリックの戦列復帰も迫っていたため、キーブームが開幕ロースター入りする余地はなかった。また、昨季26失策を喫した守備面を改善するため、マイナーで実戦経験を積ませたいという狙いもあったようだ。

     守備面での課題はいまだ改善されていないものの、ナショナルズは打撃面での好成績を評価してキーブームのメジャー昇格を決めた。ターナーは指の骨折で戦列を離れており、レンドンも左肘に死球を受けたあと、4試合を欠場している。そうしたチーム事情が、キーブームのメジャー昇格を後押ししたようだ。ただし、レンドンは日本時間4月27日のパドレス戦でスタメン復帰する可能性もあるという。

     なお、キーブームの昇格に伴い、ジェイク・ノールがAAA級に降格することが予想されている。また、ナショナルズはキーブームを40人枠に入れる必要があり、枠を1つ空けなければならない。開幕から不振が続いているリリーフ右腕のトレバー・ローゼンタールがDFAの最有力候補に挙げられている。

  • マレーが史上初の快挙 MLBとNFLからドラフト1巡目指名

    2019.4.26 16:45 Friday

     日本時間4月26日、カイラー・マレーはNFLのドラフトでアリゾナ・カージナルスから全体1位指名を受け、プロ・フットボール選手としてのキャリアをスタートした。マレーは昨年のドラフトでアスレチックスから1巡目指名を受けたものの、フットボールに専念することを選択して入団を拒否している。MLBとNFLの両方からドラフト1巡目指名を受けるのは史上初の快挙となった。

     ESPNのNFLドラフト放送のなかで、マレーは「(プロ・フットボール選手になることは)子供のころからの僕の夢だったんだ」と語り、アリゾナ・カージナルスからの全体1位指名を喜んだ。「一生懸命に努力をしてきたし、僕がこの場所にいられるのは、応援してくれた全ての人々のおかげだ。感謝してもしきれないし、夢のような気分だよ」とマレー。大学フットボールの最高の選手に贈られるハイズマン賞を受賞したマレーは、一時はアスレチックス入団の意思を示したものの、最終的にはフットボールに専念することを選択した。

     ただし、アスレチックスはマレーの保有権を放棄したわけではない。マレーは契約金をアスレチックスに返還しているが、アスレチックスはマレーをマイナーの制限リストに登録し、マレーの保有権を保持している。そのため、アスレチックスは今年のドラフトで、契約が成立しなかったマレーに代わる補償指名権を得ることはない。

     近年の野球&フットボール選手として有名なのは、シアトル・シーホークスのエース・クォーターバックとして活躍しているラッセル・ウィルソンだ。ウィルソンは2010年のドラフトでロッキーズから4巡目指名を受け、フットボールに専念する前に、ロッキーズのファーム組織で2シーズンを部分的に過ごしている。2014年と2015年にはレンジャーズ、2018年と2019年にはヤンキースのスプリング・トレーニングに参加しており、現在はヤンキースがウィルソンの野球選手としての保有権を有している。

     マレーが将来的にメジャーリーグの舞台でプレイする可能性は消滅したわけではない。とはいえ、まずはプロ・フットボール選手としてのマレーのキャリアが成功することを祈りたい。

  • 故障者続出のヤンキース 金銭トレードでメイビンを獲得

    2019.4.26 13:30 Friday

     日本時間4月26日、ヤンキースは金銭トレードでインディアンスからキャメロン・メイビンを獲得したことを発表した。インディアンスではAAA級でプレイしていたメイビンだが、トレードが決まってすぐにヤンキースに合流し、敵地エンゼル・スタジアムでのエンゼルス戦でベンチ入り。アーロン・ブーン監督は、故障者が続出しているチーム状況のなか、メジャー13年目を迎えるメイビンには控え外野手としての役割を期待しているようだ。

     ブーンは「彼は戦力構想のなかに入っている。金曜日と土曜日(ともに現地時間)のジャイアンツとの試合では左腕と対戦することになるから、彼にも出場機会があるだろう。日によって与える役割は変わるけど、間違いなく出場機会を得てプレイすることになると思うよ」と語り、メイビンを主に対左腕用の外野手として起用していく方針を明らかにした。

     ヤンキースは、故障者の代役として見事な活躍を見せていたクリント・フレイジャーが左足首の故障で戦列を離れることになり、即座にメイビンの獲得に動いた。フレイジャーのほか、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジ、アーロン・ヒックス、ジャコビー・エルズベリーと主力外野手が揃いも揃って戦列を離れており、ブレット・ガードナー、マイク・トックマン、タイラー・ウェイドでなんとか外野3枠を埋めている状況。若手内野手のサイロ・エストラーダがレジー・ウィリッツ外野コーチの指導を受けて、外野の守備に就く準備を進めているほどの危機的状況であり、メイビンの加入はチームにとって大きな助けとなるはずだ。

     メイビンはジャイアンツのスプリング・トレーニングに招待選手として参加し、開幕ロースター入りを目指していたものの、日本時間3月23日に解雇。その7日後にインディアンスとマイナー契約を結び、今季はAAA級で14試合に出場して打率.216、OPS.663をマークしていた。

     なお、メイビンは2007年に旧ヤンキー・スタジアムでロジャー・クレメンスからメジャー初安打となる本塁打を放っている。ヤンキー・スタジアムでビジターチームの一員としてメジャー初本塁打を放ったあと、ヤンキースの一員となるのは、2003年以降ではチェイス・ヘッドリー、アデイニー・エチャバリア、ディディ・グレゴリアスに次いで4人目となる。

  • 球界最高の有望株・ゲレーロJr. 日本時間27日にデビューへ

    2019.4.25 15:00 Thursday

     ついに球界最高の有望株がベールを脱ぐときがきた。ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は、日本時間4月25日のジャイアンツ戦の試合後、同27日のアスレチックス戦でブラディミール・ゲレーロJr.をメジャーに昇格させることを発表。ゲレーロJr.はこの日のAAA級の試合で本塁打を含む5打数2安打の活躍を見せたばかりだった。故障からの復帰後、初めて3日連続で試合に出場したゲレーロJr.は、「連日試合に出場する」という最後のハードルをクリア。いよいよメジャーの舞台に挑戦するときがやってきた。

     モントーヨは「トロント・ブルージェイズにとって、(ゲレーロJr.のメジャー昇格は)歴史的な瞬間となる。彼は球界ナンバーワンの有望株だからね。昇格は金曜日(現地時間)になる予定だよ。周囲が期待しているような選手に彼がなってくれることを期待している。我々全員にとって、トロントの街にとって、ブルージェイズにとって、球団組織全体にとって、明るいニュースだ」とコメント。指揮官の言葉からは、ゲレーロJr.のメジャー昇格が球界に与えるインパクトの大きさが感じられた。

     ゲレーロは今季、AAA級で8試合に出場して打率.367、1二塁打、3本塁打、8打点をマーク。不安視されている守備面を除けば、もはやマイナーで証明すべきものは何もなく、メジャーの投手に素早く適応できれば、あっという間に正三塁手のポジションを手にすることだろう。

     モントーヨは「彼は活躍すると思うけど、我々は辛抱強くなる必要がある。打撃面でも守備面でも、我々は辛抱強く彼を見守るよ。彼はまだ20歳だからね」と語っており、ブルージェイズはたとえすぐに結果が出なくとも、ゲレーロJr.を辛抱強く起用し続ける方針だ。これは、それだけの価値がゲレーロJr.にあるということの証でもある。

     ゲレーロJr.を打線のどこに置くかを熟考してきたというモントーヨ。ゲレーロJr.の昇格後に三塁手のブランドン・ドルーリーを二塁へ移すことをすでに明らかにしており、また、ゲレーロJr.の枠を空けるために、左ハムストリングを痛めているフレディ・ギャルビスが故障者リスト入りする可能性が高い。

     殿堂入りの強打者、ブラディミール・ゲレーロ(元エンゼルスなど)を父に持つ球界最高の有望株。ア・リーグ新人王の最有力候補と目される男は、メジャーの舞台でどのような活躍を見せてくれるのだろうか。そのデビュー戦は、世界中の野球ファンからの大きな注目を集めることになりそうだ。

  • エンゼルス・大谷が戦列復帰に前進 実戦形式の打撃練習

    2019.4.25 14:30 Thursday

     日本時間4月25日、エンゼルスの大谷翔平はトミー・ジョン手術からの打者としての戦列復帰に向けて、最終プロセスに突入した。エンゼル・スタジアムで行われた実戦形式の練習のなかで、右腕と4打席対戦して四球を2つ選んだほか、右中間への強い当たりと、バットの先端で捉えた外野へのライナーという内容。ブラッド・オースマス監督によると、順調にいけば5月上旬に戦列復帰を果たせるようだ。

     昨年10月1日(現地時間)にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、戦列復帰の準備が整うまでに、少なくとも1週間にわたって実戦形式での打撃練習を行う予定となっている。故障からの戦列復帰を目指す選手は通常、マイナーでのリハビリ出場を行うものの、大谷はマイナーでは試合に出場せず、実戦形式での打撃練習で調整を行って戦列復帰を目指すことになっている。

     大谷の状態について「良さそうに見えたよ」と語ったオースマス。「結果についてあれこれ言及するのはやめておくよ。彼が打席に入るのは、昨年9月以降では今日が初めてだったからね。慌てず落ち着いて取り組めていたんじゃないかな」と大谷の状態についてコメントした。

     オースマスは、打撃コーチのジェレミー・リードとショーン・ウーテンとともに、大谷の打撃練習の様子を見ていたという。大谷は今後も毎日、実戦形式での打撃練習を行う予定であり、少しずつ1日あたりの打席数も増やしていき、最終的には1日に10回ほど打席に立つ可能性もあるようだ。また、ボールを投げる練習も毎週月曜日・水曜日・金曜日(現地時間)に行っており、来季の投手としての戦列復帰に向けても準備を進めている。

     オースマスは、大谷の復帰時期について詳細に言及することを避けている。ただし、4月中に戦列復帰を果たす可能性については明確に否定した。「復帰時期をはっきりと言うことはできない。でも、復帰に向けての調整は今月いっぱいまで続くんじゃないかな」とオースマス。早ければ日本のゴールデンウィーク期間中にも、大谷の戦列復帰が実現するかもしれない。

  • ヤンキース退団のゴンザレス ブリュワーズと1年契約

    2019.4.25 12:55 Thursday

     日本時間4月25日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ブリュワーズは先日ヤンキースとのマイナー契約を破棄してフリーエージェントとなった先発左腕、ジオ・ゴンザレスと1年間のメジャー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。今季の残り試合で支払われる年俸は200万ドルで、それに加えて最大200万ドルの出来高が設定されているという。身体検査を経て、球団から正式に契約成立が発表される見込みだ。

     現在33歳のゴンザレスは、昨季終盤にナショナルズからブリュワーズへ移籍し、移籍後は5試合に先発して3勝0敗、防御率2.13の好成績をマーク。ポストシーズンでも2試合に先発した。昨季終了後にフリーエージェントとなり、今年3月にヤンキースとマイナー契約を結んだものの、メジャー昇格の見込みがないため、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使して退団。ヤンキースではAAA級で3試合に先発して2勝1敗、防御率6.00という成績を残していた(最初の登板で4回8失点、残りの2登板は合計11イニングで2失点)。

     ブリュワーズはチーム防御率がリーグワースト、特に先発投手陣は6点近い防御率となっており、投手の補強が急務となっていた。昨季終了後、フリーエージェントとなったゴンザレスを引き留めず、若手投手を積極的に起用する方針を打ち出したブリュワーズだったが、ブランドン・ウッドラフ、コービン・バーンズ、フレディ・ペラルタといった若手投手たちがいずれも期待はずれ。エース格のヨーリス・チャシーンも安定感を欠いており、ゴンザレスが獲得可能となるやいなや、即座に獲得に動いた形だ。

     契約成立までのプロセスが順調に進めば、ゴンザレスは今週末に敵地ニューヨークで行われるメッツ3連戦でチームに合流することが予想されている。ただし、日本時間4月15日以降、実戦では登板していないため、メジャーでの今季初登板までには少し準備期間が必要となるかもしれない。昨季まで9年連続2ケタ勝利、通算127勝の実績を誇る左腕は、ブリュワーズの救世主となるだろうか。

  • カルロス・マルティネス リリーバーとして戦列復帰へ

    2019.4.24 12:10 Wednesday

     カージナルスは故障離脱中の先発右腕、カルロス・マルティネスのコンディションを見極めた結果、先発ではなくリリーバーとして戦列復帰に向けて調整を行わせる方針を固めた。中4日ないし中5日で80~100球を投げる必要のある先発投手としての準備が整うまでにはかなりの時間を要するため、先発のコマに困っていないチーム状況も踏まえ、リリーバーとして戦列復帰させるのがチームにとってベストであると判断したようだ。

     カージナルスのマイク・シルト監督は、エース格の右腕について「我々が彼が先発投手として戻ってくることを期待していたけれど、現時点ではそのような状態ではないと判断した。力強いボールを長いイニングにわたって投げられる状態ではないんだ」とコメント。「彼のコンディションや適性など、あらゆるものを考慮して方針を決めた」と語り、リリーバーとしての活躍に期待を寄せた。

     マルティネスは、昨季も3度にわたって戦列を離れており、最終的にはブルペンの一角としてシーズンを終えた。故障の再発を恐れてなかなか思い通りのピッチングができない状況だったものの、短いイニングを投げるリリーフでは故障のリスクは軽減される。昨季は先発での18登板で防御率3.41だったのに対し、リリーフでの15登板では防御率1.47をマーク。今季も同様の活躍が期待される。

     マルティネスは来週、再びブルペンでの投球練習を行い、実戦形式での登板に臨む準備が整ったかどうかを判断される予定となっている。もしゴーサインが出れば、フロリダへ移動して延長スプリング・トレーニングに合流し、打者と対戦する実戦形式での投球を行うことになるだろう。その後、マイナーでのリハビリ登板を経て、メジャーへの戦列復帰を果たす流れとなる。

     シルトは「我々は彼をチームに必要な戦力であると考えている。複数回オールスター経験のある選手だし、平均をはるかに上回る能力を持つ選手だからね」とマルティネスへの信頼を口にする。順調に調整が進めば、5月中旬ごろにメジャーのマウンドでマルティネスの姿を見られることになりそうだ。

  • メッツに朗報 デグロム異常なし 日本時間27日先発予定

    2019.4.23 13:15 Tuesday

     右肘の不調による長期離脱が懸念されていたジェイコブ・デグロム(メッツ)だが、MRI検査の結果、異常は見つからず、長期離脱を回避することが確実となった。日本時間4月23日、デグロムは本拠地シティ・フィールドで30球の投球練習を行い、右肘に異常がないことをアピール。同25日にもブルペンでの投球練習が予定されており、順調にいけば同27日のブリュワーズ戦で先発することになりそうだ。

     日本時間4月23日にMRI検査を受けたデグロムについて、ブロディ・バンワグネンGMは「何も問題はなかったよ」とコメント。「もともと、それほど深刻には考えていなかったけれど、今日の検査の結果を見て安心したよ」とエース右腕の長期離脱を回避できたことに安堵の表情を見せた。

     バンワグネンはデグロムの前回登板のあと、次回登板に向けて通常のルーティンをこなせる状態でないことを明らかにし、カージナルス3連戦での登板を回避させていた。「選手とトレーニング・スタッフの話を聞いて、正しく、かつ、慎重に対処したいと考えていた」とバンワグネンは語っており、デグロムを故障者リスト入りさせた判断は、あくまでも大事を取ってのものであったようだ。結果的には先発登板を1度スキップするだけで済んだため、メッツにとって、この上ない朗報となったに違いない。

     昨季、10勝9敗、防御率1.70、269奪三振という素晴らしい成績を残してナ・リーグのサイ・ヤング賞に選出されたデグロムは、今季も最初の2登板で6回5安打10奪三振無失点、7回3安打14奪三振無失点と最高のスタートを切った。ところが、3度目の登板となった日本時間4月10日のツインズ戦で3本塁打を浴びるなど6失点で今季初黒星を喫すると、同15日のブレーブス戦でも2本塁打を浴びて3失点で2連敗。そこに右肘の不調のニュースが舞い込み、コンディションを不安視されていた。

     長期離脱を回避できる見込みとなったデグロムは、本来のピッチングを取り戻すことができるのか。まずは日本時間4月27日が濃厚となっている復帰登板に注目だ。

  • イェリッチとギャロが週間最優秀選手に選出

    2019.4.23 11:15 Tuesday

     日本時間4月23日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第4週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)、ナ・リーグはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が選出された。ギャロは週間4本塁打、イェリッチはなんと週間8本塁打の大活躍。ギャロは自身初、イェリッチは今季2度目かつ自身5度目の受賞となった。

     イェリッチは8本塁打を放っただけでなく、打率.417、出塁率.533、長打率1.417の好成績を残し、本塁打、長打率、打点(16)、得点(9)、OPS(1.950)の各部門で両リーグ最高の数字をマーク。日本時間4月16日のカージナルス戦で3本塁打、同21日のドジャース戦で2本塁打を放つ活躍を見せた。昨季のナ・リーグMVPに輝いた男は、今季も開幕から打率.353、出塁率.456、長打率.859と絶好調で、13本塁打と31打点は両リーグ最高の数字となっている。

     一方のギャロは、4本塁打のほか、打率.478、出塁率.480、長打率1.174、11打点、8得点の好成績をマーク。打率、長打率、打点、OPS(1.654)はいずれもア・リーグ最高だった。日本時間4月16日、17日、20日、21日にそれぞれ1本塁打を放ったほか、同22日にはメジャー通算1337打席目にして初の犠牲フライ。デビューから1145打数目で初の犠牲フライは、犠牲フライが公式記録となった1954年以降では最多打数となった。

     イェリッチはナ・リーグMVPに輝いた昨季、週間最優秀選手に3度選出されており、今回が今季2度目、通算5度目の受賞。ギャロは自身初の週間最優秀選手に選出され、レンジャーズの選手としては昨年8月のルーグネッド・オドーア以来の受賞となった。

  • 今季好調のシューメイカー 左膝前十字靭帯断裂で今季絶望

    2019.4.22 14:00 Monday

     日本時間4月22日、ブルージェイズは先発右腕のマット・シューメイカーが左膝前十字靭帯断裂により今季絶望となったことを明らかにした。シューメイカーは日本時間4月21日のアスレチックス戦でランダウンプレイの際に左膝を痛めて負傷降板。左膝は思いのほか重傷で、前十字靭帯断裂により今季の残り試合を欠場することが確実となった。今季は5先発で3勝0敗、防御率1.57と好調だっただけに、本人にとっても、チームにとっても、大きな痛手となりそうだ。

     現在32歳のシューメイカーは、メジャー2年目の2014年に16勝4敗、防御率3.04の好成績をマークし、エンゼルスの先発ローテーションに定着。しかし、2016年9月のマリナーズ戦でカイル・シーガーが放った105マイルの打球を頭部に受けて骨折。過去2シーズンは利き腕の故障により満足なピッチングができない状態が続いていた。それだけに、新天地ブルージェイズで迎えた今季にかける思いは強かったものの、予想外の形でシーズンエンドを迎えることになってしまった。

     シューメイカーは「言葉にならないよ。とても落胆している。でも、ポジティブでいないといけない。リハビリを乗り越えて、復帰の準備ができたときに活躍できるように頑張るよ」とコメント。「今はとても困惑しているけど、これまでにもつらい道のりを乗り越えてきたからね」とあくまでも前向きに事態を捉えていた。

     チャーリー・モントーヨ監督は「彼は最初の1ヶ月間、球界でベストの投手の1人だった。素晴らしいピッチングをしていたから本当に残念だよ」と先発ローテーションの一角を欠いたことに対し、落胆を隠さなかった。また、先発右腕のアーロン・サンチェスは「彼の穴を埋める投手が必ず現れるはずだ」と自軍の先発投手陣に対するプライドを覗かせた。

     「ただの左膝の痛みだったら良かったんだけどね」と落胆した様子で話したシューメイカー。しかし、何度も試練を乗り越えてきた男は、来季必ずメジャーのマウンドに戻ってくるに違いない。

  • カブスのクローザー・モロー 順調に回復せず復帰先延ばしに

    2019.4.21 13:00 Sunday

     カブスは右肘の不調により開幕から故障者リスト入りしているクローザーのブランドン・モローが、4月下旬から5月上旬ごろに戦列に戻ってくることを期待していた。しかし、ジョー・マドン監督によると、モローは今週はじめに行ったブルペンでの投球練習後の回復具合が思わしくなく、球団は当分の間、投球練習を行わせないことを決断したという。これにより戦列復帰に向けてのスケジュールは完全に白紙となり、カブスは昨季22セーブ、防御率1.47をマークしたクローザーを欠いた状態での戦いを強いられることになった。

     昨季もモローは故障に苦しんでおり、2度の故障者リスト入りがあったため、登板は35試合のみ。そのなかで22セーブ、防御率1.47という見事な成績を残し、健康であれば一流のクローザーでいられることをアピールしていた。しかし、前腕や肘など、利き腕に不調が相次ぎ、今季は開幕から故障者リスト入り。戦列復帰に向けての見通しが立たない状況が続いている。今季は2年2100万ドルの契約最終年だが、どれだけ稼働できるかは全くの不透明だ。

     マドンは「ブルペンでの投球練習後の回復具合が良くないみたいだ。だから、彼には休養を与え、復帰に向けての調整をスローダウンすることに決めた」とコメント。現在、カブスはモローに代わってペドロ・ストロップをクローザーに起用しているが、今季ここまで2セーブ、防御率3.18をマークしている右腕が引き続きクローザーを務めることになりそうだ。

     カブスのリリーフ陣は、開幕当初は乱調が目立ち、開幕7試合で合計26回1/3を投げ、防御率8.54、奪三振31、与四球21と大荒れだった。しかし、その後の11試合では合計34イニングで防御率2.65、奪三振34、与四球19と安定感を取り戻しつつあり、モローを欠いた状態での継投パターンも徐々に確立されている。とはいえ、モローは健康であれば大きな戦力であり、その戦列復帰時期は今季のカブスの戦いに小さくない影響を与えることになるだろう。

  • インディアンス・リンドーアが戦列復帰 ハンリーDFA

    2019.4.21 12:40 Sunday

     74日間にわたる故障との戦いを終え、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)が戦列復帰を果たした。日本時間4月21日、インディアンスはリンドーアを10日間の故障者リストから復帰させ、それに伴ってハンリー・ラミレスをDFAとしたことを発表。リンドーアはこの日のブレーブスとのダブルヘッダー第2戦に「1番・遊撃」で先発出場し、今季初出場となった。

     リンドーアは「長い3ヶ月間だったよ。チームメイトに会えない時期もあったし、試合に出場できないのは本当に寂しかった。健康でいられることの有難みを感じたよ。(健康でいられることを)当たり前と思ってはいけないね」と語り、待望の戦列復帰を喜んだ。

     スプリング・トレーニング開始前の準備期間に右ふくらはぎを痛めたリンドーアは、戦列復帰に向けてのリハビリを行っていた期間中に出場した紅白戦で左足首を痛め、復帰が先延ばしに。その後、AAA級でリハビリ出場を行い、3試合で二塁打1本、本塁打2本を含む打率.417、出塁率.462、長打率1.000の好成績をマークしてメジャー復帰にゴーサインが出た。

     テリー・フランコーナ監督は、リンドーアの戦列復帰をスムーズなものにするために、数試合に一度のペースで指名打者として起用する方針を明らかにしている。「彼の足首の状態を懸念しているわけではない。身体全体のコンディションのためだ。彼にはチームを手助けしてもらいたいからね」とフランコーナ。チーム内に不動の指名打者がいないことも、この起用法を後押しする。

     なお、リンドーアは「僕たちは去年とは違うチームだ」と語り、定位置の「1番・遊撃」以外での出場にも前向きな姿勢を示している。「監督が僕に2番を打ってほしいなら2番を打つし、3番でも9番でも同じことだ。必要とされたところで出場して、そこでフランシスコ・リンドーアとして頑張るだけだよ」とリンドーア。まだレギュラーシーズンは140試合以上残っており、今季もリンドーアは走攻守三拍子揃った活躍でスタジアムを沸かせてくれるに違いない。

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