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  • ジーター初の大仕事 古巣ヤンキースからデンボを招へい

    2017.10.11 11:29 Wednesday

     マーリンズの最高経営責任者に就任したデレク・ジーター氏の最初の大仕事は、やはり古巣ヤンキース絡みだった。マーリンズは日本時間10月11日、ゲーリー・デンボをスカウティング&選手育成部門のトップとしてヤンキースから招へいしたことを発表した。

     デンボは現在56歳。現在、球界で最も充実したマイナー組織の一つであるヤンキースのファーム組織を築き上げた中心人物の一人である。2014年からヤンキースの選手育成部門のトップを務め、アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノといった選手たちの育成にも携わってきた。日本時間10月10日がヤンキースで過ごす最後の日となり、今日からジーター氏や、マーリンズの野球部門社長であるマイケル・ヒルとともにチーム再建に取り組んでいくことになる。

     「我々はマイナー組織を立て直す」とジーター氏は日本時間10月4日の記者会見で宣言した。「適材適所で人材を配置する。全てを戦略的に進めていく。それに向けての計画もある。ただ、それと同時に、我々には我慢も必要だ」と語っていたジーター氏だが、マイナー再建に向けての第一歩がデンボの招へいというわけだ。

     デンボはコーチ、スカウト、フロントなど、様々な役職で計31年のキャリアを持つ。過去8シーズンはヤンキースの一員として過ごし、直近3シーズンは選手育成部門のトップとして手腕を発揮してきた。2001年にヤンキース、2008年にはブルージェイズで打撃コーチを務めた経験もある。

     今季のヤンキースのマイナー組織はルーキー級の1球団を除いて全球団が所属リーグのプレーオフに進出した。特に上位クラスの3球団(AAA級スクラントン・ウィルクス・バレー、AA級トレントン、Aアドバンス級タンパ)は合計で263勝153敗(勝率.632)という好成績をマークしており、充実したマイナー組織を築き上げたその手腕で、球界ワーストクラスと評されるマーリンズのマイナー組織を立て直すことが期待されている。

     なお、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMの特別補佐を務めているジム・ヘンドリーをマーリンズの新GMとして招へいするという噂も出ているが、こちらは現時点では両球団間の交渉に進展はないようだ。


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  • アリエタが明日スライド登板 カブス最後の登板になる可能性も

    2017.10.11 11:02 Wednesday

     明日に順延となった地区シリーズ第4戦で、タナー・ロアークをスライド登板させるナショナルズと同様、カブスも今日先発予定だったジェイク・アリエタをそのまま明日の先発に起用する予定である。アリエタは様々な思いを胸に秘めながらマウンドに上がることになりそうだ。

     アリエタは地区シリーズ第4戦でのナショナルズ相手の登板が、自分にとってカブスでの最後の登板になる可能性があることを把握していた。今季終了後にフリーエージェントとなるアリエタは2014年から4年連続で2ケタ勝利をマークし、2015年には22勝6敗、防御率1.77の好成績をマークしてサイ・ヤング賞を受賞。複数年の大型契約が予想されており、先発投手を欲する資金力豊富な球団の間で争奪戦が繰り広げられる可能性が高い。カブスと再契約の可能性も残されているとはいえ、来季は高確率で他球団のユニフォームを着ていることだろう。

     「これからの数日間は非常に特別なものになるだろう。彼ら(=ナショナルズ)を破ることができるといいね。最後の数週間を楽しむために、僕にできることを全力でやるつもりだよ」とアリエタ。自身のピッチングでチームを勝利に導けば、その瞬間に地区シリーズ突破が決定し、少なくともさらに4試合はカブスのユニフォームを着てプレイすることができる。カブスの一員として少しでも長くプレイできるかどうかは、自身のピッチングにかかっているというわけだ。

     9月上旬に痛めた右ハムストリングの影響により、地区シリーズでの登板は第4戦まで待たねばならなかった。さらに悪天候により順延。しかし、「状態は良いよ。(右ハムストリングの故障は)腕の強度には影響を与えていない。仮に何か影響があったとしても、全く問題ない程度だよ」とアリエタはコンディションの良さを強調する。同僚のクリス・ブライアントも「ジェイクの登板を待ちきれないよ。彼がポストシーズンで成し遂げてきたことを僕たちは知っているからね。楽しみだよ」とエース右腕の好投に期待を寄せている。

     6月27日のナショナルズ戦ではトレイ・ターナーに4盗塁を許すなど機動力に翻弄されたアリエタだが、「まずは彼(=ターナー)を塁に出さないことだ」と対策は十分に練っている。「もし出塁させてしまったとしても、出来る限り良いスタートを切らせないように工夫して、捕手に盗塁阻止のチャンスを与えるだけさ」とターナー殺しへの意欲を見せた。


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  • 指揮官からの信頼厚いロアークが第4戦スライド登板へ

    2017.10.11 10:31 Wednesday

     日本時間10月11日に行われる予定だったナショナルズ対カブスの地区シリーズ第4戦は悪天候のため、明日に順延された。ナショナルズは中4日でスティーブン・ストラスバーグを先発させることが可能な状況だが、ダスティ・ベイカー監督は今日先発予定だったタナー・ロアークをそのまま明日へスライドさせることを発表している。

     「我々はタナーを100%信用しているんだよ」とベイカー監督。第4戦が順延となったことにより第1戦で好投したストラスバーグを通常と同じ中4日で先発させることが可能になっただけに、ロアークをスライドさせるという決断に対しては少なからず驚きの声も聞かれた。どうやらこの決断にはストラスバーグのコンディションも影響しているようだ。ベイカー監督によるとストラスバーグは体調不良により登板間のルーティーンをこなすことができなかったという。ロアークへの信頼、そしてストラスバーグのコンディション不良により、ロアークのスライド登板という決断に至ったわけだ。

     ベイカー監督は「ご存知の通り、タナーは味方にいると頼もしい男だよ。戦士のメンタルを持っているんだ。決して言い訳をしない。マウンドへ行き、しっかり役割をこなしてくれる」とロアークへの厚い信頼を口にする。今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックの準決勝(対日本)での好投は日本の野球ファンの記憶にも新しいところだろう。

     リグリー・フィールドから南西に90分行ったところにあるウィルミントンという街で育ったロアークにとって、リグリー・フィールドでの登板は特別なものである。「この球場の雰囲気は素晴らしいものだと思う。ここで登板してファンの声を聞くと、彼らが熱狂している様子がよくわかるんだ。僕はベストを尽くして彼らを黙らせてやるだけだよ」とロアークは明日の登板に向けて意気込んだ。

     6月に3試合連続で6失点以上を喫した後、ピッチングを立て直し、後半戦は13度の先発のうち11試合を3失点以内に抑えたロアーク。ナショナルズがワールドシリーズ制覇への望みをつなぐためには、この男の好投が必要だ。


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  • ナショナルズ対カブスのNLDS第4戦は雨で順延

    2017.10.11 08:19 Wednesday

     ナショナルズ対カブスの地区シリーズ(NLDS)第4戦はカブスが2勝1敗とリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出に王手をかけた状態で始まろうとしていた。しかし、雨天のために試合が日本時間10月12日に順延されることになった。

     この日の先発予定はタナー・ロアークと・ジェイク・アリエタ。両者とも今季は2桁勝利を記録しており、ロアークはリグリー・フィールドで通算5試合に登板して3勝1敗 防御率3.24と勝ち星が先行している球場で登板する予定だった。一方のアリエタもこの本拠地では59試合で30勝14敗 防御率2.31と抜群の安定感を誇っていた。どちらが勝ってもおかしくないこの試合は開始前から雲行きが怪しく、グラウンド内にはシートが敷かれた。

     試合開始予定は日本時間6時38分だったが、早々に雨での遅延が発表され様子をうかがっている状態だった。そして日本時間7時過ぎに関係者が話し合い、この試合が正式に順延されることが決まった。同カードは日本時間10月12日、5時8分から始まることが発表された。ちなみに本日投げ合うはずだったロアークとアリエタはそのまま明日の試合にスライドすることになり、改めて第4戦を迎えることになっている。


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  • 【戦評】ダルビッシュ&前田が好投 ドジャースNLCS進出!

    2017.10.10 15:20 Tuesday

     コディ・ベリンジャーがソロ本塁打含む2打点と再三の好守でチームを牽引し、先発のダルビッシュ有を筆頭に投手陣も好投。ドジャースが同地区ライバルのダイヤモンドバックスをスイープで下し、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

     ドジャースが本拠地ドジャー・スタジアムで連勝し、舞台をダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドに移しての第3戦。ドジャースは7月末に「ワールドシリーズ制覇への切り札」として獲得したダルビッシュ、ダイヤモンドバックスは2年前までドジャースでプレイしていたエース右腕のザック・グレインキーが先発のマウンドに上がった。

     ダルビッシュは球威、制球ともに申し分なく、4回裏に三者連続三振を奪うなど、全く危なげのないピッチングを展開。1回裏一死の場面でケテル・マーテイにバント安打を許した後、5回裏二死の場面でダニエル・デズカルソにソロ本塁打を浴びるまで、打者13人をパーフェクトに封じ込めた。6回裏先頭のクリスチャン・ウォーカーに死球を与えたところで降板となったが、5回0/3を投げて74球、被安打2、奪三振7、与四球0、失点1と先発としての役割を十二分に果たした登板だった。

     一方のグレインキーは球威を欠いたうえに制球も不安定で、序盤から苦しいピッチング。1回裏にいきなり一死一、三塁のピンチを背負うと、ベリンジャーの内野ゴロの間に1点を先制され、5回裏にはベリンジャーにソロ本塁打を浴びた。苦しみながらも試合を作り、ダルビッシュと同じ5回0/3を投げたものの、奪三振4に対して与四球5。余力を残して降板したダルビッシュとは対照的に105球を投げ抜いて降板となった。

     ドジャースは1点差に迫られた直後の6回表にオースティン・バーンズのソロ本塁打で追加点を奪い、3-1と2点リード。ダルビッシュの降板後はトニー・シングラーニ、ブランドン・モロー、前田健太、ケンリー・ジャンセンと4投手が無失点リレーを展開し、スイープを完成させた。セットアッパーとして8回裏に登板した前田はA.J.ポロックとクリス・アイアネッタから三振を奪うなど、1イニングを三者凡退に抑える好投。絶対的守護神のジャンセンへ繋ぐ役割をしっかり果たし、チームの勝利に貢献した。

     これでドジャースは昨季に続いてリーグ王者決定シリーズに進出。メジャー最高勝率のドジャースにホームフィールド・アドバンテージがあるため、ナ・リーグのリーグ王者決定シリーズはドジャー・スタジアムで開幕する。ドジャースと対戦するのはカブスか、それともナショナルズか。いずれにしても熱い戦いが繰り広げられることだけは間違いなさそうだ。


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  • 【戦評】敵軍の守乱に乗じて快勝 ヤンキース逆王手

    2017.10.10 12:35 Tuesday

     田中将大の好投もあって第3戦を制したヤンキースが、第4戦では敵軍の守乱に乗じて序盤から試合を優位に進め、7対3で快勝。本拠地ヤンキー・スタジアムでの2試合に連勝して対戦成績を2勝2敗のタイとし、地区シリーズ突破に逆王手をかけた。

     ヤンキースの先発はワイルドカード・ゲームで打ち込まれ、1イニング持たずにノックアウトされたルイス・セベリーノ。一方のインディアンスは地区シリーズ第1戦で快投を見せたトレバー・バウアーが中3日で先発のマウンドに上がった。

     試合が動いたのは2回裏。一死からスターリン・カストロが三塁ジオバニー・アーシェラのエラーで出塁し、二死後にトッド・フレイジャーのタイムリー二塁打でヤンキースが先制。アーロン・ヒックスとアーロン・ジャッジにもタイムリーが飛び出し、ヤンキースはこの回一挙4点を先制した。

     インディアンスはバウアーを2回裏途中で諦め、継投に移ったものの、3回裏には3番手のマイク・クレビンジャーが二死満塁のピンチを背負い、三塁アーシェラの送球ミスで追加点を献上。その後、カルロス・サンタナとロベルト・ペレスの本塁打で2点差に迫ったが、5回裏には4番手のダニー・サラザーが自らの送球ミスで出塁させた走者を犠飛で生還させてしまい、差は3点に広がった(インディアンスはここまで自責点ゼロ)。

     セベリーノは2本塁打こそ浴びたものの、ワイルドカード・ゲームでの鬱憤を晴らすかのように力投を続け、7回9奪三振3失点。6回裏に飛び出したゲーリー・サンチェスのソロによりヤンキースはリードを4点に広げていたが、セベリーノは4点リードをしっかり保ったまま、ブルペン陣にバトンを渡した。

     セベリーノからバトンを引き継ぎ2番手として登板したデリン・ベタンセスは制球が定まらず、二者連続四球で降板。しかし、3番手のトミー・ケインリーが2奪三振を含むわずか8球でこのピンチを切り抜けると、9回表は圧巻の三者連続三振。2イニングをパーフェクト、5奪三振という見事なピッチングでチームを勝利に導いた。

     インディアンスはクローザーのコディ・アレンを含む8投手を注ぎ込む執念を見せたが、非自責点6と守備の乱れが響いて完敗。エドウィン・エンカーナシオンを欠いた打線もわずか4安打に封じ込まれた。舞台を再びプログレッシブ・フィールドに移して行われる第5戦。アストロズとのリーグ王者決定シリーズに進出するのは、いったいどちらのチームだろうか。


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  • 2年後に実を結んだジャイルズのトレード補強

    2017.10.10 12:11 Tuesday

     日本時間10月10日の地区シリーズ第4戦でポストシーズン初セーブを挙げ、3勝1敗でレッドソックスを破った地区シリーズを締めくくったケン・ジャイルズ(アストロズ)。若手有望株を含む2対5の大型トレードは成立から約2年を経て、ようやく実を結んだ。

     アストロズは2015年にワイルドカードでポストシーズンへ進出。ヤンキースとのワイルドカード・ゲームを制し、ロイヤルズとの地区シリーズでは先に王手をかけたものの、4点リードで終盤を迎えた第4戦は8~9回の2イニングで7点を奪われて逆転負け。第5戦ではその流れを止めることができず、結局2勝3敗で地区シリーズ敗退となった。この経験が一流リリーバー獲得の必要性をアストロズに痛感させ、同年12月のジャイルズ獲得に至ったというわけだ。このトレードでアストロズはビンス・ベラスケス、マーク・アッペルといった若手有望株をフィリーズへ放出した。

     そして、今年の地区シリーズ第4戦。両軍がエース(ジャスティン・バーランダーとクリス・セール)を2番手として投入するなど、決死の総力戦となったこの試合を締めくくったのはジャイルズだった。1点を勝ち越した直後の8回裏から登板し、この回は内野ゴロ3つで三者凡退。リードが2点に広がった9回裏は先頭のラファエル・ディバースにランニング本塁打を献上したものの、後続3人をしっかり打ち取り、ポストシーズン初セーブをマークした。2イニング以上を投げて記録したセーブは、これがキャリア3つ目だった(全て今季)。

     「簡単に抑えられてしまったら面白くないじゃないか」と1点差に迫られながらもセーブを挙げた登板を振り返ったジャイルズ。「このチームは素晴らしいチームだ。一年間、困難な状況を乗り越えてきた。ボストンでプレイするのは簡単ではないけど、僕たちは競争を制したんだ」

     ジャイルズはこの試合、行けと言われればいつでも登板できるように1回から準備をしていたという。頼れるクローザーは、次のラウンドでもチームにとって大きな戦力となるはずだ。


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  • スターダムへの登竜門 アリゾナ秋季リーグが明日開幕

    2017.10.10 11:33 Tuesday

     今年で26年目を迎えるアリゾナ秋季リーグが日本時間10月11日に開幕する。これまでに数多くのスター選手を輩出し、「スターダムへの登竜門」と呼ばれるアリゾナ秋季リーグ。今年も有力プロスペクトの参加が予定されている。

     1992年に始まったアリゾナ秋季リーグには通算2600人以上の選手が参加し、その約60%がメジャーの舞台に到達している。261度のオールスター・ゲーム選出(今年の42人を含む)、16度のMVP受賞、6度のサイ・ヤング賞受賞、27度の新人王受賞など、「卒業生」は数多くのタイトルを手にしており、殿堂入りを果たしたマイク・ピアッツァや、殿堂入りが確実視されるデレク・ジーター、アルバート・プーホルス(エンゼルス)らも「卒業生」の一人である。また、昨季の各賞受賞者であるクリス・ブライアント(カブス)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、コリー・シーガー(ドジャース)、マイク・トラウト(エンゼルス)や、今季ブレイクを遂げたコディ・ベリンジャー(ドジャース)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)らもアリゾナ秋季リーグでのプレイ経験がある。

     アリゾナ秋季リーグではメジャーリーグの30球団が5球団ずつに分かれ、6球団に編成される。異なる球団の若手選手たちがともにプレイしたり、敵として試合を行ったりするなかで、さらなるスキルアップを図るというわけだ。また、ルール変更の試験場として利用される側面もあり、過去にはインスタント・リプレイなどが公式戦での正式導入の前に試験的に導入された。

     今年のアリゾナ秋季リーグにはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングTOP100にランクインしている選手のなかから12人が参加予定となっている。最上位は全体2位のビクター・ロブレス外野手(ナショナルズ)。以下、5位のロナルド・アクーナ外野手(ブレーブス)、7位のカイル・タッカー外野手(アストロズ)、13位のフランシスコ・メヒア捕手(インディアンス)、18位のミッチ・ケラー投手(パイレーツ)、41位のカイル・ルイス外野手(マリナーズ)、48位のルイス・ウリアス内野手(パドレス)、58位のコリー・レイ外野手(ブリュワーズ)、76位のユスニエル・ディアス外野手(ドジャース)、78位のエステバン・フロリアル外野手(ヤンキース)、79位のジャスタス・シェフィールド投手(ヤンキース)、92位のマイケル・チャビス三塁手(レッドソックス)と続く。

     日本時間11月5日にはアリゾナ秋季リーグ版のオールスター・ゲームである「フォール・スターズ・ゲーム」、日本時間11月18日にはアリゾナ秋季リーグ王者を決める「チャンピオンシップ・ゲーム」が開催予定。また、アリゾナ秋季リーグの期間中にシャーザー、トラウト、デービッド・ライト(メッツ)のアリゾナ秋季リーグ殿堂入り記念式典も行われる予定となっている。

  • ハンク・アーロン賞の最終候補者30名が発表

    2017.10.10 11:02 Tuesday

     日本時間10月10日、各リーグで打撃面において最も目覚ましいパフォーマンスを見せた選手に贈られる「ハンク・アーロン賞」の最終候補者30名が発表された。この賞はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を更新した25周年を記念して1999年に設立。受賞者はワールドシリーズ期間中に発表される予定となっている。

     最終的な受賞者はアーロン自身、殿堂入り選手6名、そしてファンによる選考・投票を経て決定される。殿堂入り選手6名はロベルト・アロマー、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、ケン・グリフィーJr.、エディ・マレー、ロビン・ヨーントという豪華な面々であり、アーロン自身による選出されている。昨季はデービッド・オルティス(レッドソックス)とクリス・ブライアント(カブス)が受賞。なお、ファン投票はすでに開始されており、MLB公式サイトの特設ページ(https://msecurea.mlb.com/bam-forms/2017-hank-aaron-award-voting)から投票が可能である。最終候補者30名の顔ぶれは以下の通り。

     

    ジョナサン・スコープ(オリオールズ)
    ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    ローガン・モリソン(レイズ)
    ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
    ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    ニコラス・カステヤーノス(タイガース)
    エリック・ホズマー(ロイヤルズ)
    ブライアン・ドージャー(ツインズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    クリス・デービス(アスレチックス)
    ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
    エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    マイケル・コンフォート(メッツ)
    オドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)
    ライアン・ジマーマン(ナショナルズ)
    アンソニー・リゾー(カブス)
    ジョーイ・ボットー(レッズ)
    トラビス・ショウ(ブリュワーズ)
    アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)
    トミー・ファム(カージナルス)
    ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
    チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    ホゼ・ピレラ(パドレス)
    バスター・ポージー(ジャイアンツ)


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  • 【戦評】リゾーのポテンヒットが決勝打に カブス王手

    2017.10.10 10:30 Tuesday

     4失策を犯し、ナショナルズ先発のマックス・シャーザーに7回裏一死までノーヒットに封じられながらも、粘りと勝負強さを発揮したカブスが逆転勝ち。接戦を制して対戦成績を2勝1敗とし、地区シリーズ突破に王手をかけた。

     シャーザーとホゼ・キンターナによる投手戦が展開されたこの試合。キンターナは味方の失策もあり、3回表に二死一、三塁のピンチを背負ったが、アンソニー・レンドンをライトフライに抑えてナショナルズ打線に得点を許さなかった。しかし6回表、二死走者なしからダニエル・マーフィーがカイル・シュワーバーの捕球ミス&打球処理ミスで三塁を陥れると、続くライアン・ジマーマンが先制タイムリー。シャーザーは6回裏もカブス打線を無安打無得点に退け、試合は1-0とナショナルズ1点リードで終盤を迎えた。

     7回裏のカブスの攻撃。一死走者なしからベン・ゾブリストがチーム初安打となる二塁打を放ってチャンスを作り、ここでナショナルズはシャーザーから左腕サミー・ソリスへスイッチ。カブスもシュワーバーに代打アルバート・アルモーラJr.を送り、勝負に出た。すると、アルモーラJr.は期待に応え、ショートの右を抜ける同点タイムリー。カブスは初安打をきっかけに試合を振り出しに戻した。

     そして8回裏。カブスはこの回先頭のトミー・ラステラが四球を選んで出塁し、続くジョン・ジェイが送りバントを決めて一死二塁。クリス・ブライアントは空振り三振に倒れて二死二塁となったものの、ここでマウンドに上がったオリバー・ペレスからアンソニー・リゾーがセンター前にポトリと落ちるタイムリーを放ってカブスが勝ち越しに成功。リグリー・フィールドは大歓声に包まれた。

     最終回はクローザーのウェイド・デービスが危なげなく3人で抑え、試合終了。6回までヒットすら打てなかったカブスだが、試合終盤のチャンスを確実に得点に結びつけ、見事な逆転勝ちを飾った。「難しい決断だったけれど、シャーザーは十分な球数(98球)を投げていたし、故障明けだったからね。シュワーバーは危険な打者だから(左腕を投入したんだ)」とソリス投入の意図を説明したダスティ・ベイカー監督だったが、ソリス、ペレスとリリーフ左腕2人が痛打を浴びるという結果に。一方、ジョー・マドン監督は「投手陣が頑張ってくれたおかげで勝つことができた」とナショナルズ打線を散発3安打、1得点(自責点0)に抑えた投手陣の奮闘を称えた。

     カブスが地区シリーズ突破に王手をかけて迎える第4戦。カブスはジェイク・アリエタ、負けられないナショナルズはタナー・ロアークの先発が予定されている。


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  • アストロズが3勝1敗でALDSを制す

    2017.10.10 06:31 Tuesday

     アストロズ対レッドソックスの地区シリーズ(ALDS)は第4戦を迎え、対戦成績を2勝1敗としていたアストロズが終盤に相手守護神を打ち込んで5対4と勝利し、リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出を決めた。

     この日の先発はチャーリー・モートンとリック・ポーセロ。モートンは今季キャリアハイの14勝を挙げて先発陣を支えた投手の1人だ。一方のポーセロは昨年、22勝を挙げてサイ・ヤング賞に選出されるも今季は2桁11勝を挙げるも17敗と大きく成績を落としてしまった。そんな対照的な2人の投げ合いは初回から試合が動くことになる。

     アストロズは先頭打者のジョージ・スプリンガーが二塁打で出塁すると2番、ジョシュ・レディックの打席時にポーセロの暴投で走者が三塁へ進む。その後、レディックは四球で歩いて無死一・三塁のチャンスをつくる。ここでホゼ・アルトゥーベの併殺の間にアストロズは1点を先制した。一方のレッドソックスは1死からザンダー・ボガーツの本塁打ですぐに1対1の同点に追いついた。

     2回表にスプリンガーの適時打でアストロズが2対1と勝ち越した後は試合は動かず。負けられないレッドソックスは4回から第1戦で先発したクリス・セールを登板させて勝負に出る。先頭打者のブライアン・マッキャンの見逃し三振を含むこの回を3人で抑えた。この勢いが打線に乗り移ったのか5回裏に打線に火がつく。

     5回裏、1死からボガーツが四球で出塁するとここでアストロズは先発のモートンを交代させた。2番手はこちらも第1戦で先発したジャスティン・バーランダー。しかし、代わったばかりの「隙」をレッドソックス打線は見逃さず、次打者のアンドリュー・ベニンテンディが5球目のスライダーを打つとこれが逆転2ランとなり3対2と点差をひっくり返した。

     セールが登板後、アストロズ打線はわずかに2安打に抑えられ、逆転のきっかけをつかめずにいたが8回表の先頭打者であるアレックス・ブレグマンが今シリーズ2本目となる本塁打で同点に追いついくとその後、2死一塁としたところでレッドソックスはセールから守護神のクレイグ・キンブレルに交代し逃げきりをはかる。しかし、代わったキンブレルがピリッとせず暴投や四球で2死一・二塁とピンチを広げてしまう。ここで打席を迎えたレディックがカウント3-2からの8球目のフォーシームを左安としてアストロズが4対3と逆転した。さらに9回表に代打、カルロス・ベルトランの適時二塁打で5対3とリードを広げたアストロズは最後の守備を迎えた。

     最終回のマウンドには守護神のケン・ジャイルズ。先頭打者のラファエル・ディバースに本塁打を浴びて1点差とされるも後続を抑えて試合終了。アストロズが対戦成績を3勝1敗として次のステージへ駒を進めることになった。敗れたレッドソックスはエースと守護神を投入して勝利への執念をみせるもあと一歩及ばず、2017年シーズンが終了した。


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  • ヤンキースが1点を守り切りALDS初勝利

    2017.10.10 02:54 Tuesday

     日本時間10月9日、インディアンスとヤンキースによる地区シリーズ(ALDS)の第3戦が行われ、ヤンキースが終盤にグレッグ・バードが放った一発による1点を守りきり1対0と接戦をモノにした。また、先発した田中将大の好投も光り、チームに希望を与えた。

     田中と投げ合うのは今季18勝を挙げたカルロス・カラスコ。9月は5勝負けなし、防御率は驚異の1.48を記録してレギュラーシーズンを終えた。一方で田中も9月の最終登板となったブルージェイズ戦ではメジャー自己ベストの1試合15奪三振を記録する最高の投球をみせた。両者とも好調を維持している投手同士の対戦となり、今回の第3戦では緊迫した投手戦が展開された。

     田中は初回、2つの三振を奪う3者凡退で上々の立ち上がりをみせると、カラスコも負けじとヤンキースの若き大砲、アーロン・ジャッジとゲーリー・サンチェスを連続三振に抑えた。その後も両者ともに走者を背負うものの、得点を許さず5回終了時点まで0対0と試合は動かなかった。

     負ければALDS敗退という状態のヤンキースは6回裏の攻撃で得点チャンスをつくる。2死からジャッジが四球で出塁するとサンチェスが中安を放って走者一・二塁の場面とする。続くディディ・グレゴリウスが四球で歩き2死満塁となった。ここでインディアンスは先発のカラスコからリリーフ左腕のアンドリュー・ミラーにスイッチ。迎えたスターリン・カストロを内野フライに抑えて絶対絶命のピンチを逃れた。

     これで流れはインディアンスに傾いたかに思われたが7回表は田中に3者凡退に抑えられ無得点に終わる。そして7回裏の先頭打者として登場したバードがミラーが投じた3球目のフォーシームを捉えてボールを右翼スタンドへと運び、ついに均衡が破れた。昨年のポストシーズンで大活躍をみせた男から放った一発はとても価値が大きなものとなった。

     田中が7回で降板後はデービッド・ロバートソン、アロルディス・チャップマンと繋ぎ、ヤンキースがバードのバットでもぎ取った1点を守って1対0と勝利した。最終回はチャップマンが2人の走者を背負うも100マイル超えの直球でインディアンス打線を退けた。一方で先発した田中は7回まで投げて92球、3被安打 7奪三振 無失点の好投でポストシーズン初勝利を飾った。

     これで対戦成績を1勝2敗としたヤンキース。第4戦の先発はルイス・セベリーノ。先日行われたツインズとのワイルドカードでは1回もたずに降板する悔しい思いをしただけに今度こそ自らの投球でチームを勝利に導きたいところだ。一方のインディアンスは第1戦で先発したトレバー・バウアーがマウンドに立つ。初戦では7回途中まで投げて無失点と完璧な投球を披露しただけにこちらも好投が期待される。


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  • レッドソックスが逆転勝利でスイープ逃れる

    2017.10.9 10:30 Monday

     アストロズとレッドソックスによる地区シリーズ(ALDS)の第3戦が行われ、ここまで2敗と崖っぷちのレッドソックスがこれまでの敗戦の悔しさを吹き払うかのような猛攻でアストロズを10対3と退けて対戦成績を1勝2敗とした。

     この日の先発はブラッド・ピーコックとダグ・フィスター。ピーコックは今季13勝を挙げ勝率.867を記録した投手だ。一方のフィスターは以前所属していた古巣と対戦することになった。注目の両者の立ち上がりはフィスターが先にアストロズ打線につかまってしまう。初回、先頭打者のジョージ・スプリンガーに右安を許すと暴投の間に二塁へ進塁され、無死二塁のピンチを迎えた。そして打席に立っていた2番のジョシュ・レディックに適時打を打たれ、いきなり点を失った。1死をとるものの、第2戦で本塁打を放ったカルロス・コレアに2試合連続となる一発を浴びて初回から3得点とこのままアストロズのペースで試合が進むと思われた。

     負けたら今季終了、という状況のレッドソックスは2回裏にサンディ・レオンの適時打で1点を返すと1対3で迎えた3回裏の攻撃ではベテランと新人がチームに勢いを与える。まず、2死二塁からハンリー・ラミレスの適時打で1点差に詰め寄る。そして続くラファエル・ディバースが球団史上最年少となる20歳と349日でのポストシーズン初本塁打(これまではアンドリュー・ベニンテンディの22歳と92日)が飛び出し一気に4対3と逆転に成功した。

     初回3失点したフィスターを2回途中で降板させた後はジョー・ケリー、デービッド・プライスと繋いでアストロズ打線を初回以降は無得点に抑えた。その中でもプライスが4回無失点と好リリーフをみせてさらに打線に勢いを与える。4対3のままで迎えた7回裏、この回の先頭打者であるベニンテンディが四球で出塁すると続くムーキー・ベッツから4者連続安打で一気に3点を加える。そして試合を決定づけたのはジャッキー・ブラッドリーJr.の一振りだった。1死一・三塁から打席に立つとアストロズの5番手、ジョー・マスグローブから値千金の3ランホーマーを打ちこの回で一挙6得点、10対3と7点をリードした。

     最終回のマウンドにはレッドソックス5番手のカーソン・スミスが登板。スプリンガーに内野安打を打たれるも後続を併殺に抑えて2死となった。再度走者を背負うも最後の打者、コレアを見逃し三振に抑えて試合終了となった。両軍あわせ28安打が飛び出した試合はレッドソックスが3回裏と7回裏の2度に渡ってアストロズ投手陣に集中打を浴びせたことが勝因の1つとなった。これで対戦成績を1勝2敗として第4戦を迎えることになった。一方で敗れたアストロズは次戦で先発予定のチャーリー・モートンの好投でリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出を決めたいところだ。


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  • ドジャースが2桁12安打でNLDS2連勝

    2017.10.8 16:32 Sunday

     日本時間10月8日、ダイヤモンドバックスとドジャースの地区シリーズは第2戦を迎え、ドジャースが6-8番打者3人の活躍によって8対5で勝利を収め、今シリーズ2連勝となった。

     この日の先発はロビー・レイとリッチ・ヒル。レイはロッキーズとのワイルドカードでリリーフ登板をしてからあまり日が経たない状態での先発となった。それでも今季のドジャース戦は3勝0敗 防御率2.27の成績を残しており、相性がよい。一方のヒルはダイヤモンドバックス戦で0勝3敗 防御率5.03と全く勝つことができていない相手だ。このように投球成績をみると試合はダイヤモンドバックス有利に見えたが、勝率.642を誇るドジャース打線がこれを覆すことになる。

     ダイヤモンドバックスは初回、3番のポール・ゴールドシュミットが1死一塁から先制2ランを放って先制するものの、2回裏にドジャースがヤシエル・プイーグの内野ゴロの間に1点を返した。そして1対2で迎えた4回裏、1死からローガン・フォーサイズが左安で出塁すると連続安打で満塁のチャンスをつくった。そしてカイル・ファーマーの打席時にレイの暴投で2対2の同点に追いつき、2死で打席に迎えるのは1番のクリス・テイラー。3球目のフォーシームを打つとこれが遊撃への内野安打になって3対2と逆転に成功した。

     先発のレイは5回途中で降板するまでに6奪三振を記録するも88球と球数を要し、レギュラーシーズンのような投球ができなかった。結局、5回裏にも失点して4被安打4失点でマウンドを降りた。レイをKOしたドジャース打線は5回裏に4得点を挙げて7対2とダイヤモンドバックスを突き放した。

     一方のドジャース先発のヒルが4回を投げ切ったところで降板すると5回1死から3番手として前田健太がマウンドに上がった。最初に対戦したA.J.ポロックを空振り三振、この日、本塁打を放っているゴールドシュミットも抑えた。その後、前田は6回途中まで投げると安打を1本も許さない完璧の投球でリリーフとしての役割を果たした。

     6回までで5点差をつけられたダイヤモンドバックスは7回表に先頭打者のジェイク・ラムが出塁すると無死一・二塁の場面でブランドン・ドルーリーが代わったばかりのブランドン・モローから3ランを打って7対5と2点差に詰め寄る。しかし、その裏に1点を取られ、8対5と3点差とされたまま試合は最終回を迎えた。

     最後のイニングのマウンドには8回表から登板しているドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセンがそのままマウンドへ。3人できっちりと締めて試合終了となりドジャースが8対5で逃げ切った。この試合では6番のフォーサイスや7番のオースティン・バーンズ、そして8番のプイーグの3人で8安打5打点と下位打線が活躍してチームの勝利に大きく貢献した。また、3番手と登板した前田が勝利投手となった。

     これでリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出に王手をかけたドジャースは次戦でこのまま3連勝となるだろうか。この運命の一戦の先発を任されたのはダルビッシュ有。一方で未勝利のまま終われないダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーにすべてを託す。


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  • ナショナルズが終盤の猛攻で逆転勝利

    2017.10.8 10:25 Sunday

     日本時間10月8日に行われたカブス対ナショナルズの地区シリーズ第2戦はカブスが終盤まで2点のリードもナショナルズが8回裏に2本の本塁打で5得点を挙げて6対3で劇的な逆転勝ちを収めた。

     この日の先発は今季13勝のジョン・レスターと15勝のジオ・ゴンザレス。両者とも2桁勝利を挙げた左腕の対決となった。ポストシーズンでは通算9勝を挙げているレスターが初回からピリッとしない。簡単に2死を取ったものの、3番のアンソニー・レンドンに右翼スタンドへ飛び込む一発を打たれて失点した。打ったレンドンは前日の試合で悔しい失策を記録しているだけに汚名返上を成功させた。

     一方のゴンザレスは2回表の先頭打者、ウィルソン・コントレラスに一発を浴びてすかさず同点とされた。試合前までの通算対戦成績は2打数1安打、この1安打は本塁打なだけに通算2本目となる大きな一発を打たれてしまった。この一発で勢いに乗ったカブス打線は4回表に先頭打者のクリス・ブライアントが二塁打で出塁すると続くアンソニー・リゾも一発を打って3対1と勝ち越した。前日は2打点と活躍した男がこの日も輝きをはなった。

     反撃したいナショナルズはレンドンの本塁打以降、飛び出した安打はわずかに1本だけで相手先発のレスターを攻略できない。しかし、8回裏から登板した3番手のカール・エドワーズJr.からこの回の先頭打者、代打のアダム・リンドが左安で出塁すると1死になった後、ブライス・ハーパーが起死回生の同点2ランを放って3対3の同点に追いついた。その後、1死一・二塁から代わったばかりのマイク・モンゴメリーから5番のライアン・ジマーマンが勝ち越し3ランを放ってこの回、一挙5得点で逆転に成功した。今季、本拠地のナショナルズ・パークで打率.287を記録しているナショナルズの超強力打線がついに目覚めたイニングとなった。

     最終回は守護神のショーン・ドゥーリトルが3人で締めて試合終了。ナショナルズは今シリーズ初勝利を挙げて勝敗を1勝1敗のタイとした。劇的な勝利を挙げたチームの次戦の先発はマックス・シャーザー。レギュラーシーズン最終登板では右太ももを痛めただけにその経過が心配ではあるものの、エースの登板はチームにとって大きな力となるはずだ。


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  • カーショウが4被弾もドジャースが辛くも勝利

    2017.10.7 19:24 Saturday

     今季、メジャー全体最高勝率.642を記録したドジャースが日本時間10月7日、地区シリーズ(NLDS)初戦を迎えた。相手はロッキーズとのワイルドカードを勝ち上がってきたダイヤモンドバックス。今年のレギュラーシーズンでは8勝11敗と負け越している相手であり、注意が必要な相手だ。試合は先発のクレイトン・カーショウが4被弾も辛うじて9対5と勝利を収めた。

     今年のカーショウは最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたが、腰痛から復帰した9月の6試合では3勝2敗 防御率3.48と調子を落とし気味だ。投球が心配される中でダイヤモンドバックスの先発、タイワン・ウォーカーと投げ合った。カーショウの立ち上がりは初回、先頭打者のデービット・ペラルタに四球を与えて出塁を許すも後続を2者連続三振を含む3人で抑えて無失点に抑えた。

     エースを援護したいドジャース打線は初回からウォーカーの立ち上がりを攻め立てた。先頭のクリス・テイラーが中安で出塁すると無死一・二塁の場面から3番のジャスティン・ターナーが左中間スタンドへ一発を放ち、いきなり3点を先制した。その後もヤシエル・プイーグが無死一塁から二塁打を放ってさらに1点を追加してウォーカーを2回裏のドジャースが始まるところで早々と降板させた。

     4対0とリードをもらったカーショウはここから彼らしからぬ投球をみせることになる。3回表には2死からA.J.ポロックに一発を浴びてまずは1点を失う。その後、7対1で迎えた6回表には左キラーのJ.D.マルティネスにも本塁打を浴びて2点を失った。まだこれだけでは終わらない。7回表の投球ではケテル・マーティとジェフ・マシスになんと2者連続弾を打たれて一気に2失点となった。ここでカーショウはマウンドを降りてリリーフ陣にマウンドを託した。この日は6回1/3を投げて5被安打 4失点でマウンドを降りた。失点はすべてソロ本塁打という珍しい内容でもあった。

     ワイルドカードで乱打戦を制したダイヤモンドバックスは勢いそのままにカーショウを打ち込んで逆転勝ちを狙いにいった。最終回にも守護神のケンリー・ジャンセンを攻めて1点を奪って4点差に詰め寄るも序盤の失点が尾を引いてしまう形となった。結果、ドジャースが9対5で勝利した。

     初戦を落としたダイヤモンドバックスの第2戦の先発は先日のワイルドカードでリリーフとして登板していたロビー・レイが発表された。前回登板から日が経っていない状態だが、今季のドジャース戦では5試合に登板して3勝0敗 防御率2.27と抜群の成績を残している。疲労が心配ではあるが、どのような投球をするのか注目される。一方でドジャースはリッチ・ヒルが先発予定だ。


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  • カブスがNLDS初戦を完封リレーで勝利

    2017.10.7 18:28 Saturday

     日本時間10月7日、ナ・リーグでも地区シリーズ(NLDS)が開幕した。最初に対戦したのはカブスとナショナルズで第1戦は3対0でカブスが完封リレーで勝利を収めた。試合はカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグによる投手戦が展開された。

     2年連続の世界一を目指すカブスは後半戦の防御率2.19と抜群の安定感を誇ったヘンドリックス。一方のナショナルズは今季15勝を挙げたストラスバーグによる好投手同士の投げ合い。注目の立ち上がり、まず最初にマウンドに立ったストラスバーグは2者連続三振を含む3人の打者を簡単に抑えた。対するヘンドリックスは2番のブライス・ハーパーの右安により出塁を許すも後続を抑えてこちらも無失点で切り抜けた。この後、エンジンがかかった両投手は走者を出すも得点を許さず、5回までは試合の行方がどちらに転ぶのかわからない状態だった。

     試合が動いたのは6回表のカブスの攻撃。5回終了まで8奪三振とほぼ完ぺきな投球な披露していたストラスバーグを攻める。先頭打者のハビアー・バイエズが三塁を守るアンソニー・レンドンの失策で出塁するとヘンドリックスの送りバントで1死二塁のチャンスをつくる。その後、2死となるが2番打者のクリス・ブライアントが右安を放ち、ついに均衡が破れた。続くアンソニー・リゾも適時打を放ってこの回、カブスは2得点を挙げた。リゾは8回表の攻撃でも2死三塁から二塁打を打ち、3点目をもぎとった。

     3点差を追うナショナルズはヘンドリックスが7回で降板した後も2番手のカール・エドワーズJr.を打ち崩せず、試合は最終回へ。9回裏のマウンドにはカブスの守護神、ウェイド・デービスが立った。打順は4番のダニエル・マーフィーから始まったが二ゴロ、続くライアン・ジマーマンが三振に倒れて簡単に2死となった。そして最後の打者はジェイソン・ワース。反撃ののろしをあげたいところだったが、2球目のフォーシームを打つも打球は捕手、ウィルソン・コントレラスのミットに収まって試合終了となった。

     先発のヘンドリックスは7回 2被安打 無失点。一方のストラスバーグも7回 3被安打 10奪三振 2失点と両投手とも好投したが、6回の得点が明暗を分けた試合となった。明日の第2戦はジョン・レスターとジオ・ゴンザレスが先発予定。果たして両左腕がどのような投球を披露するのか、次戦も好試合になりそうだ。


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  • 延長13回の死闘を制したインディアンスが2連勝

    2017.10.7 14:30 Saturday

     連日白熱した試合が展開される地区シリーズ。ア・リーグのヤンキースとインディアンスによる第1戦では今季メジャーNo.1のチーム防御率3.30を誇るインディアンス投手陣がヤンキース打線を4対0と完封した。そして迎えた日本時間10月7日の第2戦は延長13回に及ぶ死闘となり、インディアンスが9対8とサヨナラ勝ちを収めた。

     この日の先発はCCサバシアとコリー・クルーバー。サバシアはこれまでのポストシーズンで通算19試合に登板して9勝5敗の成績を残している。一方のクルーバーは6試合で4勝1敗と両者ともに勝ち越している投手同士の対戦となった。このように相性がよいことから投手戦が予想されたが、初回から両チームとも点の取り合いとなる。

     立ち上がりのクルーバーは初回、1死を取ったものの、2番のアーロン・ジャッジに四球を与えてしまい、走者を背負ってしまう。そして続くゲーリー・サンチェスに2ランを打たれていきなり2点を失った。対するサバシアも味方の失策がきっかけとなり1死満塁のピンチを招く。ここで打席に立つのは5番のカルロス・サンタナ。3球目のフォーシームを打たれてこちらも2点を失うという乱打戦を予感させる攻防となった。

     その後、インディアンス打線は1点を勝ち越すも今年のサイ・ヤング賞候補にも挙げられているクルーバーがピリッとせず、3回表にはスターリン・カストロの適時打で3対3の同点にされると2死一・二塁からアーロン・ヒックスに3ランが飛び出してこの回のみで4失点。3回途中、7被安打 6失点で無念の降板となった。エースをKOしたヤンキース打線は5回表にも2点を加えて一時は8対3とリードを広げた。

     地区優勝を果たしたインディアンスはこのまま黙っている訳にはいかない。6回裏から怒涛の攻撃が始まる。先頭打者のサンタナが四球で出塁すると1死を取られたところでサバシアは降板する。ここで代わったばかりのチャド・グリーンを攻め立てて2死満塁のチャンスをつくる。ここで打席にはフランシスコ・リンドーア。2球目のスライダーを捉えるとボールは右翼スタンドへ飛び込む満塁弾となり、一気に1点差に詰め寄った。これで勢いに乗ったチームは8回裏に1点を加えて8対8の同点のまま延長戦に突入した。

     両チームとも決定打に欠き、試合は延長13回裏に突入。この回のマウンドにはヤンキースの6番手、デリン・ベタンセスがいた。対するインディアンスは先頭打者のオースティン・ジャクソンが四球で出塁し、すかさず盗塁を決めて無死二塁とする。ここでヤン・ゴームズが10球目のスライダーを打ってその打球は左安となりジャクソンは一気にホームインとなり9対8でサヨナラ勝ちとなった。

     試合時間は5時間8分。延長13回に及んだ死闘は両軍合わせて14人の投手が登板した。ポストシーズンでは投手起用が試合の流れを左右するだけに第3戦以降の起用法が注目の1つとなるだろう。2敗と追い込まれたヤンキースは次回は本拠地で田中将大が先発予定。一方のインディアンスは今季18勝のカルロス・カラスコの名前が発表されている。果たして勝利を手にするのはどちらになるだろうか。


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  • アストロズが連日の2桁安打でレッドソックスを圧倒

    2017.10.7 13:15 Saturday

     日本時間10月7日、レッドソックス対アストロズの地区シリーズ第2戦が行われ、アストロズが前日に続き2桁12安打8得点を挙げて8対2で勝利を収めた。これでチームは2連勝となりリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出に王手をかけた。

     前日の試合ではアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールから7得点と勢いをつけた。そして迎えた今回の試合では今季17勝を挙げたドリュー・ポメランツを迎え撃つ。第1戦では初回から得点した強力アストロズ打線はこの第2戦も同様に相手先発の立ち上がりを攻め立てた。3番のホゼ・アルトゥーベが2死から左安で出塁すると続く4番のカルロス・コレアがカウント2-2から8球目のフォーシームを打ち、これが先制2ランとなって幸先のよいスタートを切った。打線はその後も3回裏の攻撃ではジョージ・スプリンガーの本塁打やアルトゥーベの適時打などで1対4とリードを広げ、ポメランツを3回途中、5被安打4失点で降板させた。

     一方のアストロズの先発、ダラス・カイケルは初回に2死二・三塁のピンチを招くも後続を抑えて無失点。その後は2回表にジャッキー・ブラッドリーJr.に適時打を浴びて1点を失うも崩れることなく5回2/3を96球、3被安打 7奪三振 1失点と先発としての役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを譲った。

     このまま負ける訳にはいかないレッドソックスは6回裏にレギュラーシーズンでは先発の一角を担っていたエドゥアルド・ロドリゲスを登板させて失点を防ぎにいった。先頭打者のマーウィン・ゴンザレスが遊撃への内野安打で出塁すると、続くブライアン・マッキャンが死球で一塁へ歩いたところでアディソン・リードにスイッチした。この回から登板したロドリゲスもリードもアストロズ打線を抑えられず、4失点を喫して1対8と流れを変えることはできなかった。打線も最終回に1点を返すのがやっとで前日と同スコアで試合終了となった。

     この地区シリーズでアストロズのチーム打率は脅威の.343 長打率.686 16得点を記録している。このままの勢いで次のステージへと駒を進めるのか、それともレッドソックスが巻き返しをするのか次の戦いに大きな注目が集まる。


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  • マイナー落ちを経験したシュワーバーがNLDSに挑む

    2017.10.6 13:02 Friday

     日本時間10月7日から始まるナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)のカブス対ナショナルズはカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグが先発することになった。カブス打線は今季、防御率2.52と安定感を誇るストラスバーグを打ち崩さなければならない。その中でカイル・シュワーバーは好調さを維持してNLDSに挑む。

     シュワーバーといえば昨年のワールドシリーズで5試合に出場し17打数 7安打 打率.412とチームの世界一に貢献した大型打者だ。レギュラーシーズンでは故障の影響もあり、無安打だった男の大活躍には多くのファンが驚いた。そして迎えた今季はジョー・マドン監督の戦略もあり1番打者に大抜擢され飛躍が期待された。しかしなかなか低打率からは抜け出せず、一時期はマイナー落ちも味わった。それでもマイナーから復帰した65試合では打率.255 18本塁打 31打点と好調を維持してポストシーズンに突入することになった。

     マドン監督はシュワーバーにマイナー落ちを通告したときのことについて「シュワーバーを直接、監督室に呼んで直接マイナー行きを伝えた。そうすると彼は打撃不振に喘ぐ状況を理解していることもあってすぐに納得したよ」と振り返った。その後はマイナーで11試合に出場し打率.343 4本塁打 9打点と打ちまくり、日本時間7月7日にメジャー復帰を果たしている。

     今季は30本塁打を放ったが打率.211と打撃に課題を残したシュワーバー。昨年のワールドシリーズのような活躍ができればチームの2年連続の世界一に向けて大きな戦力となるだろう。まずはキャリア初対戦となるストラスバーグを打ち込むことで勢いに乗りたいところだ。


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