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  • アストロズがベイカー監督との来季契約オプションを行使

    2020.7.29 10:40 Wednesday

     アストロズは2020年シーズンをまだ4試合しか戦っていないが、来年もダスティ・ベイカーに監督を任せることを決定した。ジェームス・クリックGMは日本時間7月29日、ベイカー、ブレント・ストロム投手コーチ、ゲーリー・ペティス三塁ベースコーチの2021年シーズンの契約オプションを行使したことを発表。歴代15位の通算1866勝を挙げているベイカーには、史上12人目の通算2000勝を達成する可能性が残された。

     不正なサイン盗み問題に関連してジェフ・ルーノウGMとAJ・ヒンチ監督が解任され、クリック&ベイカー体制に移行したアストロズ。クリックは「ダスティは我々の球団に完璧にフィットしている。彼の野球に関する知識や経験は、彼がこの球団で過ごした最初の数ヶ月間、我々にとって非常に貴重なものだった。来年も彼がアストロズのユニフォームを着てくれるのは嬉しいよ」とベイカーの手腕を称えた。

     現在71歳のベイカーは、これまでに8度のポストシーズン経験があり、ジャイアンツを率いた2002年にはワールドシリーズへ進出。ジャイアンツ、カブス、レッズ、ナショナルズの4球団でポストシーズンを経験しているが、4球団をポストシーズンへ導いた監督はメジャーリーグの長い歴史のなかでベイカーを含む3人しかいない。

     通算2000勝まで「あと137勝」の状態で2020年シーズンの開幕を迎えたベイカー。2021年シーズンが162試合制で開催されると仮定して、通算2000勝達成のためには勝率.617(222試合で137勝85敗)以上が必要だが、ベイカーの手腕とアストロズの戦力があれば、決して達成不可能な数字ではないだろう。

  • カージナルス・マイコラス 右屈筋腱の手術で今季絶望に

    2020.7.29 10:05 Wednesday

     カージナルスのマイルズ・マイコラスは右前腕の屈筋腱の修復手術を受けるため、2020年シーズンの残り試合を欠場することになった。マイコラスは日本時間7月30日のツインズ戦で先発する予定だったが、カージナルスはこの試合の先発投手をダニエル・ポンセデレオンに変更。今季絶望となるマイコラスだが、2021年シーズンの開幕には間に合う見込みだ。

     マイコラスは右前腕の屈筋腱を痛め、スプリング・トレーニングの大部分を欠場。オフにPRP注射による治療を受けたものの、十分に回復せず、スプリング・トレーニングの最初のブルペンでの投球練習で違和感を訴えたあと、2度目のPRP注射を受けていた。そのため、3月のシーズン開幕には間に合わない予定だったが、シーズン開幕が大幅に延期されたため、無事に開幕ローテーション入り。ところが、一度もマウンドに立つことなく、2020年シーズンを終了することになった。

     カージナルスはマイコラスの故障者リスト入りに伴い、予備選手としてミネソタへの遠征に帯同させていたジェイク・ウッドフォードをメジャーへ昇格させている。ウッドフォードはメジャー未経験の23歳の右腕で、昨年はAAA級メンフィスで26試合に先発して9勝8敗、防御率4.15、131奪三振をマークした。

     また、夏季キャンプへの合流が遅れ、調整不足によって開幕を故障者リストで迎えたジオバニー・ガジェゴスが戦列復帰を果たしている。カージナルスは開幕から金廣鉉(キム・グァンヒョン)をクローザーとして起用していたが、クローザーをガジェゴスに任せ、マイコラスの穴埋めとして金を先発に戻す可能性もありそうだ。

  • マーリンズは今週プレーせず ヤンキースの日程も変更

    2020.7.29 09:45 Wednesday

     マーリンズのチーム内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、メジャーリーグ機構は日本時間7月29日、試合日程の変更を発表した。マーリンズは同29日に本拠地でオリオールズ、同30~31日に敵地でオリオールズ、同8月1~3日に本拠地でナショナルズと対戦する予定だったが、すべての試合が延期に。これに伴い、他球団の試合日程も変更されている。

     ESPNの報道によると、マーリンズは同29日に4人のコロナ陽性が判明。フィラデルフィアへの遠征メンバーのうち17人(選手以外も含む)が陽性という緊急事態となっている。今週プレーしないことが決定したため、シーズン閉幕までの56日間で57試合を消化せねばならず、全60試合を消化できない可能性も出てきた。

     また、開幕カードでマーリンズと対戦したフィリーズは、本拠地シチズンズバンク・パークと敵地ヤンキー・スタジアムで2試合ずつ行われる予定だったヤンキースとの4連戦を延期。今のところ、フィリーズから感染者は出ていないものの、大事を取って試合を延期することになった。これにより、オリオールズとヤンキースのスケジュールが空いたため、来週行われる予定だったオリオール・パーク・アット・カムデンヤーズでの3連戦のうち2試合を同30~31日に振り替え、今後のスケジュールに余裕を持たせている。これ以外のスケジュール変更は今週中にアナウンスされる見込みだ。

     これらのスケジュール変更が発表される前、マーリンズとの3連戦を控えていたナショナルズの選手たちは、マーリンズとの対戦を拒否する意思を固めていたことが明らかになっている。現時点ではマーリンズ以外での感染拡大は確認されていないが、複数のチームで感染が拡大するような事態になれば、シーズン打ち切りに向けた動きが一気に加速することになるだろう。選手やスタッフの健康と安全が最優先であることを強調してきたメジャーリーグ機構。今、その手腕が問われている。

  • インディアンスの鉄腕サウスポーがメキシコ人新記録を樹立

    2020.7.28 13:55 Tuesday

     インディアンスの鉄腕サウスポー、オリバー・ペレスが「メジャーで18年間プレー」というメキシコ人新記録を樹立した。ペレスは日本時間7月27日のロイヤルズ戦で今季初登板。メジャーでプレーするのは今季が18シーズン目となり、17シーズンで並んでいたフェルナンド・バレンズエラ、フアン・カストロ、アウレリオ・ロドリゲスを上回り、メキシコ人新記録となった。

     2002年6月(当時20歳)にパドレスでメジャーデビューしたとき、ペレスは鉄腕サウスポーとして生き延びている自身の姿を想像していなかったに違いない。2004年にパイレーツで12勝10敗、防御率2.98、239奪三振をマークするなど、若かりし頃のペレスは先発投手として活躍。2007年にはメッツで自己最多の15勝を挙げ、翌2008年も10勝を記録した。

     ところが、2009年から2年連続で防御率6点台後半という大不振に陥り、2011年はメジャーでプレーする機会すら与えられなかった。その後、ペレスはリリーバーとして再起し、2012年にマリナーズで33試合に登板して防御率2.12をマークすると、翌2013年から昨年まで7年連続で50試合以上に登板。マリナーズからダイヤモンドバックス、アストロズ、ナショナルズ、インディアンスといくつもの球団を渡り歩きながら貴重な戦力として活躍してきた。

     ペレスはワールド・ベースボール・クラシックにメキシコ代表として参加した際、憧れのバレンズエラと会って話をする機会に恵まれた。「彼と話をしたのはほんの短い時間だったけど、僕はとても刺激を受けたんだ。子供の頃から憧れていたし、ずっと会いたいと思っていた」とペレス。「今度は僕のキャリアが誰かの刺激になればいいな。一生懸命に努力をしたし、良いことも悪いこともあった。僕の生き様を誰かに見てほしい。だからこそ、現役を続けているのかもしれないね」と語った。

     メッツ時代、キャリアのどん底にいたときには現役引退も考えたという。しかし、愛する妻や両親が「まだ29歳だ。キャリアはまだ長い」と球界に踏み止まらせてくれた。メジャー18年目のシーズンは幕を開けたばかり。妻や両親に感謝しながら、ペレスのキャリアはこれからも続いていく。

  • ブルージェイズ 有望株・ピアソンのメジャーデビューが決定

    2020.7.28 12:00 Tuesday

     ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は日本時間7月28日、チーム最高の有望株であるネイト・ピアソンを日本時間7月30日に行われるナショナルズ戦に先発させる予定であることを明らかにした。「MLB Pipeline」による球団別プロスペクト・ランキングで1位にランクインし、昨年のフューチャーズ・ゲームにも出場した右腕がいよいよメジャーのマウンドに立つ。

     ブルージェイズは、開幕からの4試合で柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マット・シューメイカー、トーマス・ハッチ、トレント・ソーントンが先発。日本時間7月29日の開幕5戦目はタナー・ロアークが先発予定となっている。

     先発ローテーションの順番通りなら、日本時間7月30日には中4日で柳が先発することになるが、柳が開幕戦で97球を投げたことが考慮され、ピアソンがデビューすることになった。柳は昨年の29先発のうち、中4日で登板したのは7度だけ。中5日が14度、中6日以上の登板も8度あり、シーズン序盤から柳に無理をさせるべきでないという判断に至ったようだ。

     ピアソンは最速100マイル超のファストボールが最大の魅力で、昨年はA+級、AA級、AAA級の3階級で合計101.2イニングを投げ、防御率2.30、119奪三振、27与四球、被打率.176、WHIP0.89という支配的なピッチングを展開。今春のオープン戦や夏季キャンプでもその実力を遺憾なく発揮し、首脳陣へのアピールに成功していた。

     ピアソンの昇格により、ブルージェイズはチェイス・アンダーソンを欠くなかでも柳、シューメイカー、ソーントン、ロアーク、ピアソンと先発5枚が揃い、日本時間7月28日のナショナルズ戦で勝利投手となったライアン・ボルッキもデプス要員としてブルペンに控えている。ピアソンがメジャーデビュー直後から先発で結果を残すようであれば、山口俊が先発のマウンドに立つ日はさらに遠のくことになりそうだ。

  • レンドンとテーランが間もなく復帰 シモンズは足首を負傷

    2020.7.28 11:05 Tuesday

     エンゼルスは新戦力のアンソニー・レンドンとフリオ・テーランが間もなく戦列復帰できる見込みであることを明らかにした。レンドンは夏季キャンプ中に腹斜筋を痛め、テーランは新型コロナウイルスの影響により調整が遅れていた。一方、アンドレルトン・シモンズは日本時間7月28日のアスレチックス戦で足首を負傷して途中交代。精密検査を受ける予定となっている。

     レンドンは3日連続で守備練習と打撃練習をこなしており、戦列復帰の準備はほぼ整っている。ジョー・マドン監督は日本時間7月28日のアスレチックス戦の試合前、「すべてが順調にいけば、明日(戦列復帰の)チャンスがあるかもしれない」とレンドン復帰を示唆。試合後には「彼は明日プレーできるだろう」と付け加えた。

     テーランは日本時間7月29日にチームのキャンプ地で3回55球をメドに実戦での投球を行う予定となっており、順調にいけばその次の登板がメジャーのマウンドとなる可能性が高い。ミッキー・キャラウェイ投手コーチは「投げているボールも素晴らしかったし、コマンドも良かった」とテーランのコンディションの良さに太鼓判を押している。

     レンドンとテーランが復帰間近となる一方、エンゼルスは球界屈指の好守を誇る正遊撃手を失う可能性が出てきた。シモンズは日本時間7月28日のアスレチックス戦の9回表にショートへの内野安打を放った際、左足首を負傷して途中交代。マドンはシモンズが精密検査を受ける予定であることを明らかにしたが、検査結果がわかるのは明日以降となる。

     シモンズは昨年5月にも内野安打の際に左足首を痛め、1ヶ月以上にわたって戦線離脱。2018年6月に右足首を痛めて故障者リスト入りした際は、最少日数で戦列復帰を果たしている。レンドンが復帰してシモンズが離脱する場合、エンゼルスはレンドンの代わりに三塁を守っていたデービッド・フレッチャーをシモンズに代わる遊撃手として起用することになりそうだ。

  • 開幕1週目の週間MVPにクルーズとヘンドリックスが選出

    2020.7.28 10:20 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間7月28日、開幕1週目の週間MVP受賞者を発表し、アメリカン・リーグはネルソン・クルーズ(ツインズ)、ナショナル・リーグはカイル・ヘンドリックス(カブス)が選出された。両リーグ最多の3本塁打を放ったクルーズは通算7度目、開幕戦で完封勝利をマークしたヘンドリックスは通算2度目の受賞となった。

     クルーズは40歳とは思えない打棒を発揮し、チームの開幕3試合で13打数7安打(打率.538)、2二塁打、3本塁打、10打点、OPS1.956と猛打爆発。安打、本塁打、打点、OPS、塁打の各部門で両リーグ最高の数字をマークした。

     特に日本時間7月27日に行われたホワイトソックス戦では、4本の長打(2二塁打と2本塁打)を放ち、7打点を叩き出す大活躍。チームを14対2の大勝に導いた。週間MVPを受賞するのは昨年7月以来。これまでにレンジャーズで1度、オリオールズ、マリナーズ、ツインズで各2度受賞している。

     一方のヘンドリックスは、自身初の開幕投手を務め、ブリュワーズを相手に被安打3、奪三振9、与四球0という素晴らしい内容で完封勝利をマーク。開幕戦での完封は、2013年にクレイトン・カーショウ(ドジャース)が記録して以来7年ぶりの快挙となった。

     ヘンドリックスが週間MVPを受賞するのは2016年8月以来4年ぶり。この年は自己ベストの防御率2.13をマークして最優秀防御率のタイトルを手にしており、今年も同様の活躍が期待される。

  • マーリンズのコロナ拡大で2試合が中止に シーズン中止の危機

    2020.7.28 00:40 Tuesday

     マーリンズのチーム内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、日本時間7月28日に行われる予定だった12試合のうち、マーリンズ対オリオールズ、フィリーズ対ヤンキースの2試合が中止となったことが明らかになった。ESPNなどが速報を伝え、メジャーリーグ機構も中止を正式にアナウンスした。

     敵地フィラデルフィアでフィリーズとの開幕3連戦を戦ったマーリンズは日本時間7月28日、オリオールズとのホーム開幕戦を迎える予定だった。また、フィリーズはヤンキースとの4連戦が始まり、前半の2試合が本拠地シチズンズバンク・パークで行われる予定となっていた。

     すでに主力4選手(ホゼ・ウーレイナ投手、ホルヘ・アルファロ捕手、ギャレット・クーパー内野手、ハロルド・ラミレス外野手)の新型コロナウイルス感染が明らかになっているマーリンズでは、さらに選手7人とコーチ2人の陽性が判明。チーム内での感染者は少なくとも13人に増加した。マーリンズは開幕3戦目の当日(日本時間7月27日)に本拠地マイアミへ移動する予定だったが、それを延期。現在もフィラデルフィアで待機する状況が続いており、ホーム開幕戦の開催は不可能となった。

     また、マーリンズと開幕3連戦を戦ったフィリーズは、新型コロナウイルスの検査結果を待っている状況。感染がマーリンズからフィリーズへ拡大するようなことになれば、日本時間7月24日にようやく開幕を迎えたメジャーリーグの2020年シーズンは一転して中止が現実味を帯び始めるだろう。

     メジャーリーグ機構は新型コロナウイルスの第2波を懸念してきたが、いまだに衰えることのない第1波の影響をもろに受けることになった。「第1波は乗り切れる。第2波に備える必要がある」という見通しは甘かったと言わざるを得ないだろう。シーズン中止という最悪の事態を回避できたとしても、チーム内での感染拡大が現実のものとなったことを受け、出場辞退を選択する選手が増えていく可能性もある。開幕から1週間足らずのタイミングで、メジャーリーグはシーズン中止の危機に直面することになってしまった。

  • マーリンズ主力4選手がコロナ陽性 本拠地への移動を延期

    2020.7.27 12:00 Monday

     敵地でのフィリーズとの開幕3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えたマーリンズは、ホゼ・ウーレイナ投手、ホルヘ・アルファロ捕手、ギャレット・クーパー内野手、ハロルド・ラミレス外野手という主力4選手の新型コロナウイルス陽性が判明。マーリンズは日本時間7月28日午前8時10分からオリオールズとの本拠地開幕戦を控えているが、コロナ感染者が発生したため、安全面を考慮してフィラデルフィアからマイアミへの移動が延期されている。

     チームから最初の離脱者となったのは正捕手のアルファロで、開幕前に理由非公表で故障者リスト入り。日本時間7月27日のフィリーズ戦に先発予定だったウーレイナは登板を回避し、開幕戦のスタメンに名を連ねたクーパー、ラミレスとともに新型コロナウイルスへの感染が明らかになった。

     ESPNは、マーリンズの選手たちが開幕前の練習試合でアトランタを訪れた際に新型コロナウイルスに感染した可能性があると伝えている。実際、アトランタを本拠地とするブレーブスではタイラー・フラワーズとトラビス・ダーノウの主力2捕手がコロナ感染で戦列を離れており、アレックス・ジャクソンとウィリアム・コントレラス(カブスのウィルソン・コントレラスの弟)という新人2捕手を起用せざるを得ない事態となっている。

     日本時間7月27日のフィリーズ戦では、登板回避のウーレイナに代わってロバート・ダガーが先発し、4回途中5失点(自責点4)。しかし、フィリーズ投手陣に4本塁打を浴びせるなど打線が奮起し、11対6で逆転勝利を収め、敵地での開幕3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

     ドン・マティングリー監督は、本拠地マイアミへの移動を延期した理由の1つに選手やスタッフの家族の存在を挙げている。「我々は健康について話し合っている。自宅へ戻るということは、家族や子供のもとへ戻ることになる。それが、我々が健康でいたい理由だよ」とマティングリー。フロリダ州は感染拡大の中心地でもあり、今後の対応が注目される。

  • バーランダーが今季終了 各球団の主力投手に故障者続出

    2020.7.27 11:10 Monday

     3年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すアストロズの激震が走った。エース右腕のジャスティン・バーランダーがMRI検査を受けた結果、右前腕を痛めていることが判明し、今季の残り試合を欠場することが濃厚となったのだ。バーランダーはTwitterで「今季の残りを欠場という報道は正確ではない」と否定したが、ダスティ・ベイカー監督は今季中の復帰が困難であることを明言。「我々全員がショックを受けているよ」と素直な心情を口にした。

     昨季の「20勝&300奪三振コンビ」のうち、ゲリット・コールがヤンキースへ流出しているアストロズにとって、サイ・ヤング賞右腕のバーランダーが離脱するダメージの大きさは計り知れない。ベイカーは「数週間のシャットダウン期間を設けたあとに再検査することになる。今言えるのはそれだけだ」と語ったが、今季が60試合しかない以上、バーランダーが戦列に戻るためには素早い回復が必要となり、実現する可能性は低いと言える。トミー・ジョン手術を受けるような事態になれば、今後のキャリアにも大きな影響を与えることになるだろう。

     また、レンジャーズでは今季初登板のコリー・クルーバーが1イニングを投げただけで降板。右肩の張りが原因と報じられている。クリス・ウッドワード監督はあくまでも予防措置であることを強調したが、「明日には良くなっているといいんだけど」と不安げな様子。クルーバーは最初の数球を投じたところで右肩の張りを感じ、徐々に張りが強くなっていったため、レンジャーズはクルーバーを降板させることを決断したようだ。

     さらに、ブルージェイズではクローザーのケン・ジャイルズが右肘の痛みによりイニングの途中で降板。2点リードの9回裏に登板し、二死後に満塁のピンチを招いたジャイルズは、崔志萬(チェ・ジマン)に対してカウント3-0となったところでチャーリー・モントーヨ監督とトレーナーに付き添われてマウンドを降りた。普段は90マイル台後半を連発する速球がこの日は92~94マイルしか出ておらず、何らかのアクシデントが発生していたことは明白。今後は精密検査を受ける予定となっている。

     新型コロナウイルスの感染拡大の影響による3ヶ月以上の中断期間を挟んだあと、3週間の夏季キャンプを経て開幕を迎えた2020年シーズン。開幕前の準備期間が例年より短く、それがメジャーリーガーの身体に小さくない影響を与えていることは間違いなさそうだ。

  • 悪天候に関する特別ルール 中止にせずサスペンデッドで後日再開

    2020.7.25 10:40 Saturday

     メジャーリーグ機構の健康・安全プロトコルにより、2020年シーズンは雨天中止となった試合の扱いが例年と異なっている。試合成立前に雨天中止となった場合、例年であればその試合は後日1回表から再スタートとなるが、今年はサスペンデッド・ゲームとして中断された時点から再開される。これは現時点では2020年シーズンのみに適用されるルールとなっている。

     一方、ホーム球団がリードした状態でビジター球団が5回表の攻撃を終えた場合もしくはスコアにかかわらず5回裏が終了した場合、つまり試合が成立した場合は、雨天コールドゲームとして試合終了となる。たとえば、日本時間7月24日のヤンキースとナショナルズの開幕戦は6回表途中で悪天候により中断され、そのまま雨天コールドゲームで終了し、ヤンキースが4対1で勝利した。

     なお、試合が成立した場合でも、同点で勝敗が決しない場合、後日サスペンデッド・ゲームとして続きが行われることになっている。

  • ブルージェイズのホームが決定 AAA級本拠地のバッファロー

    2020.7.25 09:55 Saturday

     ブルージェイズは日本時間7月25日、2020年シーズンのホーム球場がAAA級バッファローの本拠地サーレン・フィールドに決定したことを発表した。トレーニング室などの設備がメジャー水準でなく、またソーシャル・ディスタンスの確保も困難な状況であるため、今後は球場のリノベーション工事などを進めていく。

     マーク・シャパイロ球団社長は「非常に素晴らしいマイナーリーグの球場を可能な限りメジャーリーグの施設に近付ける必要がある。施設の広さもそうだし、ロッカールームやトレーニング室といった設備のことも考える必要がある」と述べた。クラブハウスなどの施設も含め、マイナーリーグの球場はメジャーリーグの球場に比べて小さく設計されているため、ソーシャル・ディスタンスの確保という意味でも改修工事が必要となる。

     ブルージェイズのホーム開幕戦は日本時間7月30日のナショナルズ戦だが、この4連戦はナショナルズのホームで2試合、ブルージェイズのホームで2試合を行う形となっている。よって、この4連戦は4試合ともナショナルズ・パークで行われる可能性が高い。早ければ日本時間8月1日のフィリーズ戦、もしくは日本時間8月12日のマーリンズ戦がバッファローで開催する最初のホームゲームとなりそうだ。

  • ロイヤルズが右腕・ハービーとマイナー契約で合意へ

    2020.7.24 09:05 Friday

     ロイヤルズが31歳の右腕、マット・ハービーとマイナー契約を結ぶことで合意目前となっているようだ。日本時間7月24日、複数の関係者が伝えた。ハービーは正式にマイナー契約を結んだあと、カンザスシティのT-ボーンズ・パークで行われているキャンプに合流することになると見られている。

     ハービーはメジャー2年目の2013年にメッツで26試合に登板して178.1イニングを投げ、9勝5敗、防御率2.27、191奪三振の好成績をマーク。オールスター・ゲームで先発のマウンドに立ち、サイ・ヤング賞の投票でも4位にランクインした。

     トミー・ジョン手術により2014年シーズンを全休したが、2015年は29先発で13勝8敗、防御率2.71をマーク。しかし、胸郭出口症候群の手術などもあり、2016年以降は急激に成績を悪化させ、エンゼルスでプレーした昨年は12先発で3勝5敗、防御率7.09という自己ワーストの成績に終わった。

     一時は韓国球界入りも噂されたハービーだが、ロイヤルズでメジャー復帰を目指す道を選択したようだ。なお、ハービーはメッツ時代の2015年にワールドシリーズでロイヤルズと対戦し、第1戦で6回5安打3失点、第5戦では8回5安打2失点の力投を見せた。

  • ポストシーズン出場枠 10球団から16球団への拡大で合意

    2020.7.24 08:35 Friday

     日本時間7月24日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会が2020年のポストシーズン出場枠を従来の10球団から16球団へ拡大することで合意に達したことが明らかになった。ESPNのマーリー・リベラが第一報を伝えた。

     関係者によると、正式決定のためにはオーナー会議での最終的な承認が必要となるものの、2020年のポストシーズン出場枠が拡大されることはほぼ確実。各リーグ各地区の上位2球団に加え、各リーグの残りのチームのうち勝率上位2球団がポストシーズンへ進出することになる。

     一発勝負だったワイルドカード・ゲームは廃止され、第1ラウンドは2勝先取の最大3試合制で行われる。余分な移動を減らし、なおかつ地区優勝の価値を高めるため、第1ラウンドは上位シード球団の本拠地で全試合が開催される予定だ。第2ラウンド以降は従来の形式を維持し、第2ラウンドが3勝先取の最大5試合制、リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズは4勝先取の最大7試合制で行われる。

     30球団の過半数となる16球団がポストシーズンへ進出できるため、勝率5割未満でポストシーズンに出場する球団が現れる可能性もありそうだ。

  • カーショウが故障者リスト入り 新人右腕・メイが代役開幕投手に

    2020.7.24 08:15 Friday

     日本時間7月24日午前11時8分に本拠地ドジャー・スタジアムでジャイアンツとの開幕戦を迎えるドジャースは、開幕投手のクレイトン・カーショウを腰の張りのため10日間の故障者リストに登録したことを発表した。これに伴って新人右腕のダスティン・メイがメジャーへ昇格し、カーショウの代役として開幕投手を務めることになった。

     カーショウは2016年から3年連続で腰の故障によって故障者リスト入りしした経験があるものの、今年の夏季キャンプでは、日本時間7月18日の紅白戦で6回1/3を投げるなど順調な調整ぶりを見せていた。デーブ・ロバーツ監督によると、カーショウはウエイトルームでのトレーニング中に腰を痛めたという。具体的な復帰時期については明言を避けた。

     ドジャースは昨年の先発投手陣から柳賢振(リュ・ヒョンジン:ブルージェイズ)、前田健太(ツインズ)、リッチ・ヒル(ツインズ)が抜け、レッドソックスとのトレードで獲得したデービッド・プライスは出場辞退を表明。カーショウの離脱により、昨年の投球イニング数チーム上位4人のうち3人(柳、カーショウ、前田)を欠く状態で2020年シーズンの開幕を迎えることになった。

     ジャイアンツとの4連戦ではメイ、ロス・ストリップリング、フリオ・ウリアス、アレックス・ウッドの4人が先発し、若きエース右腕のウォーカー・ビューラーは日本時間7月29日に敵地ミニッツメイド・パークで行われるアストロズ戦に先発する予定。選手層の厚さに定評のあるドジャースとはいえ、戦力ダウンしている感は否めない。

     なお、カーショウが開幕戦の登板を回避するのは昨年に続いて2年連続となる。昨年は肩を痛めて開幕戦の登板を回避し、代役として柳が開幕投手を務めた。メイは現在22歳。ドジャースの開幕投手としてはフェルナンド・バレンズエラ以来の若さであり、新人が開幕投手を務めるのも1981年以来のバレンズエラ以来となる。

  • いよいよ明日開幕! 全30球団の開幕投手一覧

    2020.7.23 14:55 Thursday

     新型コロナウイルスの感染拡大による長い中断期間を経て、日本時間7月24日にいよいよメジャーリーグの2020年シーズンが開幕する。日本時間7月24日はヤンキース対ナショナルズ、ジャイアンツ対ドジャースの2試合のみが行われ、残りの26球団は翌25日に開幕。各球団の開幕投手はすでに発表されており、ここでは全30球団の開幕投手を紹介する(成績は2019年レギュラーシーズンのもの)。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ:トミー・ミローン(初)
    23試合(6先発) 4勝10敗 防御率4.76 111.2回 94奪三振

    レッドソックス:ネイサン・イバルディ(初)
    23試合(12先発) 2勝1敗 防御率5.99 67.2回 70奪三振

    ヤンキース:ゲリット・コール(2度目)
    33試合(33先発) 20勝5敗 防御率2.50 212.1回 326奪三振

    レイズ:チャーリー・モートン(初)
    33試合(33先発) 16勝6敗 防御率3.05 194.2回 240奪三振

    ブルージェイズ:柳賢振(リュ・ヒョンジン:2度目)
    29試合(29先発) 14勝5敗 防御率2.32 182.2回 163奪三振

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト(初)
    29試合(29先発) 14勝9敗 防御率3.41 176.2回 228奪三振

    インディアンス:シェーン・ビーバー(初)
    34試合(33先発) 15勝8敗 防御率3.28 214.1回 259奪三振

    タイガース:マシュー・ボイド(初)
    32試合(32先発) 9勝12敗 防御率4.56 185.1回 238奪三振

    ロイヤルズ:ダニー・ダフィー(3度目)
    23試合(23先発) 7勝6敗 防御率4.34 130.2回 115奪三振

    ツインズ:ホゼ・ベリオス(2度目)
    32試合(32先発) 14勝8敗 防御率3.68 200.1回 195奪三振

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ:ジャスティン・バーランダー(12度目)
    34試合(34先発) 21勝6敗 防御率2.58 223.0回 300奪三振

    エンゼルス:アンドリュー・ヒーニー(初)
    18試合(18先発) 4勝6敗 防御率4.91 95.1回 118奪三振

    アスレチックス:フランキー・モンタス(初)
    16試合(16先発) 9勝2敗 防御率2.63 96.0回 103奪三振

    マリナーズ:マルコ・ゴンザレス(2度目)
    34試合(34先発) 16勝13敗 防御率3.99 203.0回 147奪三振

    レンジャーズ:ランス・リン(初)
    33試合(33先発) 16勝11敗 防御率3.67 208.1回 246奪三振

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス:マイク・ソローカ(初)
    29試合(29先発) 13勝4敗 防御率2.68 174.2回 142奪三振

    マーリンズ:サンディ・アルカンタラ(初)
    32試合(32先発) 6勝14敗 防御率3.88 197.1回 151奪三振

    メッツ:ジェイコブ・デグロム(2度目)
    32試合(32先発) 11勝8敗 防御率2.43 204.0回 255奪三振

    フィリーズ:アーロン・ノラ(3度目)
    34試合(34先発) 12勝7敗 防御率3.87 202.1回 229奪三振

    ナショナルズ:マックス・シャーザー(5度目)
    27試合(27先発) 11勝7敗 防御率2.92 172.1回 243奪三振

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス:カイル・ヘンドリックス(初)
    30試合(30先発) 11勝10敗 防御率3.46 177.0回 150奪三振

    レッズ:ソニー・グレイ(3度目)
    31試合(31先発) 11勝8敗 防御率2.87 175.1回 205奪三振

    ブリュワーズ:ブランドン・ウッドラフ(初)
    22試合(22先発) 11勝3敗 防御率3.62 121.2回 143奪三振

    パイレーツ:ジョー・マスグローブ(初)
    32試合(31先発) 11勝12敗 防御率4.44 170.1回 157奪三振

    カージナルス:ジャック・フラハティ(初)
    33試合(33先発) 11勝8敗 防御率2.75 196.1回 231奪三振

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス:マディソン・バムガーナー(6度目)
    34試合(34先発) 9勝9敗 防御率3.90 207.2回 203奪三振

    ロッキーズ:ヘルマン・マルケス(初)
    28試合(28先発) 12勝5敗 防御率4.76 174.0回 175奪三振

    ドジャース:クレイトン・カーショウ(9度目)
    29試合(28先発) 16勝5敗 防御率3.03 178.1回 189奪三振

    パドレス:クリス・パダック(初)
    26試合(26先発) 9勝7敗 防御率3.33 140.2回 153奪三振

    ジャイアンツ:ジョニー・クエイト(5度目)
    4試合(4先発) 1勝2敗 防御率5.06 16.0回 13奪三振

  • MLB機構と選手会がポストシーズン出場枠拡大を交渉中

    2020.7.23 14:10 Thursday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は2020年のポストシーズン出場枠拡大について交渉を行っているようだ。2020年シーズンは日本時間7月24日午前8時8分に最初の試合がプレーボールを迎えるため、交渉はそれまでに合意に達する必要がある。時間はほとんど残されていないものの、ヘイマンは「合意するだろうと楽観的に考えられている」と伝えている。

     メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会が2020年シーズンの開幕に向けて交渉を行うなかで、2020年と2021年のポストシーズン出場枠を例年の10球団から16球団へ拡大することもアイデアの1つとして浮上していた。ところが、両者の交渉が合意に達することはなく、メジャーリーグ機構が定めた形式をメジャーリーグ選手会が承認する形で2020年シーズンの開催が決定したため、ポストシーズン出場枠拡大は白紙に戻っていた。

     60試合制でのシーズン開催が決定したあと、メジャーリーグ選手会のトニー・クラーク専務理事はポストシーズン出場枠拡大についてメジャーリーグ機構と再交渉を行う可能性があることを示唆していた。これまで目立った動きはなく、2020年のポストシーズンは従来の形式で開催されるものと見られていたが、開幕直前のこのタイミングになって再び出場枠拡大の可能性が出てきた。

     なお、ポストシーズン出場枠が拡大される場合、現状の10球団(各リーグ5球団)から16球団(各リーグ8球団)への拡大が有力。ESPNのバスター・オルニーはポストシーズン出場枠拡大について、ポストシーズンの日程を長期化させないために、最初のラウンドが「2勝先取の最大3試合制」になる可能性があると報じている。地区優勝のチームを優遇するのか、最初から16球団によるトーナメントを開催するのかなど、具体的な形式については不明点が多く、続報が待たれるところだ。

  • トラウトが2020年シーズンの出場を明言「僕はプレーするよ」

    2020.7.23 13:20 Thursday

     球界を代表するスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス)は、妻のジェシカが8月上旬に第1子を出産する予定のため、状況次第では2020年シーズンの出場を辞退する可能性があることを示唆していた。しかし、自軍の開幕戦を2日後に控えた日本時間7月23日、「僕はプレーするよ」と語り、出場辞退の意思がないことを明言した。

     トラウトによると、エンゼルスの選手たちがマスクの着用やソーシャル・ディスタンスの確保といった新型コロナウイルス対策にしっかり取り組んでいる様子を見て、2020年シーズンの出場を決断したという。「今のところ、(チーム全体の感染予防の取り組みは)間違いなく素晴らしい。最初の数人を除いてほとんど陽性者も出ていないし、(取り組みの素晴らしさは)その結果が示している」とトラウトは語った。

     トラウトは第1子の出産に立ち会う予定だが、その際の検疫プロトコルについてまだ詳細を把握していないようだ。ただし、ビリー・エプラーGMと連携し、スムーズにチームからの離脱とチームへの合流を行えるように準備を進めているという。なお、トラウトはすでに第1子の名前を決めていることを明らかにしたが、その名前は家族にさえ知らされていない。

     トラウトは夏季キャンプ初日、チームメイトに対して「1人でもルールを守らなければ、みんなの努力を台無しにしてしまう」といった趣旨の話をしたという。エンゼルスの選手たちは、昨日のドジャースとの練習試合でも、ドジャースの選手と6フィート(約1.8メートル)以上の距離を取って接するなど、感染予防のためのルールを遵守しており、そうした努力が第1子の誕生を控えるトラウトを安心させることになった。

     「グラウンドでチームメイトたちと1日を過ごしたあと、妊娠中の妻がいる家に帰るのは不安なんだ。感染の拡大を本当にずっと心配していた」とトラウト。少なくとも現時点では大規模な感染拡大は発生しておらず、「今のところはすべてが順調だ。僕は野球に集中しているよ」と安心して2020年シーズンの開幕を迎えることができそうだ。

  • ブルージェイズのPNCパーク使用をペンシルベニア州が承認せず

    2020.7.23 07:30 Thursday

     カナダ政府からホームゲーム開催の許可が下りなかったため、トロントのロジャース・センターに代わる本拠地探しを進めていたブルージェイズ。パイレーツとのあいだでPNCパークを2020年シーズンの本拠地として使用することで合意に達していたものの、ペンシルベニア州の保健省からの許可が下りず、本拠地探しを続けなければならなくなった。

     パイレーツがPNCパークを2020年シーズンの本拠地として使用することをブルージェイズに提案し、ブルージェイズがそれに応じる形で球団間の合意が成立。あとはペンシルベニア州からの承認を待つのみとなっていたが、ペンシルベニア州は「プロスポーツのイベントを含め、この地域への旅行者を受け入れることは、住民や両チームのメンバーを危険にさらす可能性がある」としてブルージェイズのPNCパーク使用を承認しなかった。

     ブルージェイズの2020年シーズンのホーム開幕戦は1週間後の日本時間7月30日に予定されており、ブルージェイズは「本拠地球場がない」というこの問題を早急に解決する必要がある。「ボルティモア・サン」によると、オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズをオリオールズとシェアすることが選択肢の1つとして浮上しているという。また、特定の球場を本拠地とせず、相手チームの本拠地球場でホームゲームを開催することも検討されているようだ。

     さらに、AAA級の本拠地であるニューヨーク州バッファローでホームゲームを開催することも、依然として選択肢の1つとなっている。ただし、球場の設備がメジャー水準ではなく、マイナーの球場でホームゲームを開催することに乗り気でない選手が多いのも事実。球場の設備上、選手を含めた試合関係者のソーシャル・ディスタンスを確保するのが難しいという問題もあるようだ。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールは「最悪の場合、すべての試合を相手チームの本拠地球場で開催することになるだろう」と伝えている。

  • ドジャースがベッツと契約延長 12年総額3億6500万ドル

    2020.7.23 07:00 Thursday

     ドジャースは日本時間7月23日、ムーキー・ベッツ外野手と12年契約を結び、2032年まで契約を延長したことを発表した。球団から具体的な金額については発表されていないものの、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、総額3億6500万ドル(約391億円)の超大型契約となっているようだ。

     現在27歳のベッツは、2014年にレッドソックスでメジャーデビューし、2018年に打率.346、32本塁打、30盗塁、OPS1.078の好成績でアメリカン・リーグMVPに選出。昨年は少し成績を落としたが、それでも打率.295、29本塁打、16盗塁、OPS.915をマークし、4年連続4度目のオールスター・ゲームに選出されたほか、2年連続3度目のシルバースラッガー賞と4年連続4度目のゴールドグラブ賞を受賞した。

     レッドソックスは2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるベッツとの契約延長を目指していたが、ベッツは10年3億ドル(約322億円)とも言われるレッドソックスからのオファーを拒否。フリーエージェント市場で自身の価値を確かめたい意向を固めていたため、若手外野手のアレックス・ベルドゥーゴや有望株のジーター・ダウンズら3選手とのトレードで、デービッド・プライスとともにドジャースへ放出された。

     メジャーリーグでは、昨年3月にエンゼルスがスター外野手のマイク・トラウトと10年3億6000万ドル(約386億円)で2030年まで契約を延長。この時点でトラウトはエンゼルスとの契約を2年残していたため、それと合わせて12年4億2650万ドル(約457億円)と報じられることが多いものの、今回のベッツの契約は、新規で成立した部分だけに着目すれば、トラウトの3億6000万ドルを上回る史上最高額の契約となる。

     日本時間7月24日に2020年シーズンの開幕を迎えるメジャーリーグ。ジャイアンツとの開幕戦がドジャースでのデビュー戦となるベッツは、以前にも増して大きな注目を集めることになりそうだ。

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