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  • パイレーツがエレディアと1年契約 外野4番手として起用

    2020.1.10 12:00 Friday

     日本時間1月10日、パイレーツはフリーエージェントの外野手、ギジェルモ・エレディアと1年契約を結んだことを発表した。28歳のエレディアは昨季、レイズの控え外野手として89試合に出場したものの、昨年12月にノンテンダーFAとなっていた。契約条件についての詳細は、今のところ明らかになっていない。

     メジャーデビューからの3シーズンをマリナーズで過ごしたエレディアは、2018年11月のトレードでマイク・ズニーノらとともにレイズへ移籍。昨季は89試合に出場して打率.225、5本塁打、20打点、OPS.668をマークした。正中堅手のケビン・キアマイアーの控えとしてセンターで41試合に出場したほか、ライトで28試合、レフトで14試合に出場。外野3ポジションで安定した守備力を期待できるため、外野4番手にうってつけの存在である。

     パイレーツは現時点で、レフトにブライアン・レイノルズ、センターにスターリング・マーテイ、ライトにグレゴリー・ポランコが入る布陣が予定されているが、マーテイは今オフ当初からトレード放出の可能性が取り沙汰されている。また、ポランコは左肩の状態に不安を抱えており、エレディアには予想以上の出場機会が与えられる可能性もある。

     パイレーツの本拠地PNCパークはレフトが広いため、左翼手には中堅手と同等の守備力が求められる。ゴールドグラブ受賞経験のあるマーテイがトレードで放出されたとしても、少なくとも守備面ではエレディアがその穴を埋めることは十分に可能だろう。また、左打者のポランコは左腕を苦手としているため、右打者のエレディアがプラトーン要員として起用されることになるかもしれない。

     なお、パイレーツはエレディアの加入に伴い、ロースターの枠を空けるために26歳のパブロ・レイエスをDFAとした。レイエスは内外野のあらゆるポジションを守れるユーティリティ・プレイヤーであり、他球団へ流出する可能性もあると見られている。

  • カージナルスとレイズで有望株を含むトレードが成立

    2020.1.10 11:30 Friday

     日本時間1月10日、カージナルスとレイズの間で複数の選手を含むトレードが成立したことが発表された。カージナルスはホゼ・マルティネスとランディ・アロザレーナの両外野手と今年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドAの指名権(全体38位)をレイズへ放出し、2018年ドラフト全体16位指名のマシュー・リベラトーレ、19歳のエドガルド・ロドリゲス、今年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドBの指名権(全体66位)を獲得。人員余剰気味となっていた外野手を整理するトレードとなった。

     今回のトレードに含まれる選手のなかで、最もメジャーでの実績があるのはマルティネスだ。レイズのエリック・ニアンダーGMは、左打者偏重の打線に右打ちの強打者を加えたい意向を示していたが、メジャー通算打率.298を誇るマルティネスはそのニーズにフィットした存在と言える。昨季は128試合に出場して自己最低の打率.269に終わったものの、左腕には打率.329、OPS.997と強さを発揮。守備に不安を抱えているため、指名打者制のアメリカン・リーグへ移籍することも追い風となるだろう。

     24歳のアロザレーナは、昨年8月にメジャーデビューを果たし、19試合で打率.300、1本塁打、2盗塁、OPS.891を記録。マイナー直近3年間で61盗塁を記録するなど俊足好守が魅力の外野手で、昨季の平均スプリント・スピード(29.4フィート/秒)はメジャー平均を大きく上回っている。新天地では外野4番手争いに加わることになりそうだ。

     カージナルスが獲得したリベラトーレは、2018年ドラフト全体16位指名のプロスペクト左腕で、同年ドラフトでカージナルスが1巡目指名したノーラン・ゴーマンの親友でもある。昨季はA級で16試合(うち15先発)に登板して78回1/3を投げ、6勝2敗、防御率3.10、76奪三振をマーク。数年後の先発ローテーション候補として期待されるが、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)を獲得するためのトレード要員となる可能性も指摘されている。

     19歳のロドリゲスは、昨季ルーキー級でプレイした捕手で、10試合のみの出場ながら打率.400、OPS.949を記録。なお、カージナルスは外野手2人を放出したことにより、残留を希望していることが報じられているマーセル・オズーナとの再契約交渉が加速する可能性もありそうだ。

  • 2020年殿堂入り投票 ジーターは満票をキープ

    2020.1.9 13:30 Thursday

     全米野球記者協会によるアメリカ野球殿堂入り投票の結果は日本時間1月22日に発表される。投票権を持つ記者のなかには自身の投票内容を公開する者もおり、それを独自に集計した「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」というサイトがある。そのサイトによると、143人分(匿名5人を含む)の投票内容が明らかになった時点で、デレク・ジーターは満票をキープしており、ラリー・ウォーカー、カート・シリング、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンスも殿堂入りラインとなる得票率75%を上回っている。

     現時点の得票率はジーターが100%、ウォーカーが84.6%、シリングが80.4%、ボンズが76.9%、クレメンスが75.5%となっている。しかし、事前の得票率は最終結果より高くなる傾向があるため、ボンズとクレメンスの殿堂入りは今回も難しく、ウォーカーとシリングが75%を超えるかどうかも微妙なところだ。殿堂入りが確実と言えるのはジーターだけであり、昨年のマリアーノ・リベラに続く満票選出が達成されるか注目が集まっている。

     また、MLB公式サイトでは投票権を持つマーク・フェインサンド、ジェフリー・フラナガン、クリス・ハフト、リチャード・ジャスティス、ジョン・ポール・モロシ、T.R.サリバンの6人が自身の投票内容を公開している。ボンズ、クレメンス、ジーター、ウォーカーの4人が6人全員から得票し、スコット・ローレン、シリング、オマー・ビスケルの3人も5票を獲得。ゲーリー・シェフィールドにも4票が入った。なお、6人の投票内容は以下の通り(投票できるのは最大10人まで)。

    マーク・フェインサンド
    1. バリー・ボンズ
    2. ロジャー・クレメンス
    3. デレク・ジーター
    4. ジェフ・ケント
    5. マニー・ラミレス
    6. スコット・ローレン
    7. カート・シリング
    8. ゲーリー・シェフィールド
    9. オマー・ビスケル
    10. ラリー・ウォーカー

    ジェフリー・フラナガン
    1. バリー・ボンズ
    2. ロジャー・クレメンス
    3. デレク・ジーター
    4. アンドリュー・ジョーンズ
    5. マニー・ラミレス
    6. スコット・ローレン
    7. カート・シリング
    8. ゲーリー・シェフィールド
    9. オマー・ビスケル
    10. ラリー・ウォーカー

    クリス・ハフト
    1. バリー・ボンズ
    2. ロジャー・クレメンス
    3. トッド・ヘルトン
    4. デレク・ジーター
    5. ジェフ・ケント
    6. カート・シリング
    7. オマー・ビスケル
    8. ビリー・ワグナー
    9. ラリー・ウォーカー

    リチャード・ジャスティス
    1. バリー・ボンズ
    2. ロジャー・クレメンス
    3. トッド・ヘルトン
    4. デレク・ジーター
    5. スコット・ローレン
    6. カート・シリング
    7. ゲーリー・シェフィールド
    8. ビリー・ワグナー
    9. ラリー・ウォーカー

    ジョン・ポール・モロシ
    1. バリー・ボンズ
    2. ロジャー・クレメンス
    3. デレク・ジーター
    4. アンドリュー・ジョーンズ
    5. ジェフ・ケント
    6. スコット・ローレン
    7. カート・シリング
    8. ゲーリー・シェフィールド
    9. オマー・ビスケル
    10. ラリー・ウォーカー

    T.R.サリバン
    1. バリー・ボンズ
    2. ロジャー・クレメンス
    3. デレク・ジーター
    4. アンドリュー・ジョーンズ
    5. スコット・ローレン
    6. オマー・ビスケル
    7. ビリー・ワグナー
    8. ラリー・ウォーカー

  • FAのオズーナ カージナルスとの再契約を希望か

    2020.1.9 12:40 Thursday

     過去2シーズンをカージナルスで過ごし、フリーエージェントとなってクオリファイング・オファーを拒否したマーセル・オズーナは、年が明けてもまだ契約先が決まっていない。しかし、オズーナには意中の球団があるようだ。ドミニカ共和国のニュース・ネットワーク「CDN37」のネフタリ・ルイーズは、オズーナがカージナルスとの再契約を最優先に考えていることを伝えている。

     ルイーズのリポートによると、オズーナはカージナルスとレンジャーズの2球団が争奪戦のフロントランナーとなっていることを示唆したという。そして、両軍から同等のオファーがあり、オズーナ自身が選択できるのであれば、オズーナはカージナルスと再契約を結びたいと考えているようだ。

     オズーナ争奪戦にはレッズも加わっていると見られていたが、レッズは3年2100万ドルで秋山翔吾を獲得。秋山のほか、ジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービンなど、チーム内に外野のレギュラー候補は多く、オズーナ争奪戦からの撤退が確実視されている。

     オズーナは、オフシーズン序盤にセントルイスで過ごした時間が楽しかったこと、カージナルスとの再契約に前向きであることなどを明らかにしていた。ルイーズのリポートから判断する限り、オズーナのセントルイスへの愛着は変わっておらず、カージナルスとの再契約を最優先に考えていると見られる。

     また、オズーナはカージナルスからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、カージナルス以外の球団がオズーナを獲得する場合、今年のドラフトにおける指名権の喪失が発生する。レンジャーズはクオリファイング・オファーの対象でないニコラス・カステヤーノスの獲得にも乗り出しており、レンジャーズが指名権喪失を嫌ってカステヤーノス獲得を優先するのであれば、オズーナのカージナルス復帰が現実味を帯びることになるだろう。オズーナの希望は実現するのか。今後の動向に注目したい。

  • リンドーアはインディアンスの正遊撃手として開幕へ

    2020.1.9 12:15 Thursday

     今オフ中にトレードで放出される可能性が取り沙汰されているフランシスコ・リンドーア(インディアンス)だが、クリス・アントネッティ野球部門社長はその可能性を否定するスタンスを崩していない。アントネッティは「(2019年の)シーズンが終わってから、私はフランシスコが我々の(2020年の)開幕戦の遊撃手であるということ以外を考えたことはなかった。今日もその考えは変わらないよ」と語った。

     現在26歳のリンドーアは、今やメジャーを代表するスター遊撃手へと成長を遂げており、昨季は143試合に出場して打率.284、32本塁打、74打点、22盗塁、OPS.854をマーク。30本塁打以上は3年連続、20盗塁以上とOPS.850以上は2年連続となり、2016年から4年連続となるオールスター・ゲームに選出されたほか、2016年以来3年ぶりとなるゴールドグラブ賞も受賞した。

     リンドーアがフリーエージェントとなるのは2年後の2021年オフであり、インディアンスは今オフ中に無理をしてリンドーアを放出する必要はない。エース右腕のコリー・クルーバーをデライノ・デシールズ、エマニュエル・クラーセとのトレードでレンジャーズへ放出したものの、インディアンスは今季もアメリカン・リーグ中部地区の優勝争いに加わることができると考えられており、上位争いを繰り広げるうえでリンドーアは必要不可欠な戦力だ。

     テリー・フランコーナ監督は「トレードの噂をコントロールすることはできない。この冬に関して言えることは、(リンドーアのトレードの噂の)99.9%は間違っているということだね。我々はフランキーを可能な限り長く保有したいと考えている」と発言。指揮官のこの発言を見ても、リンドーア放出の可能性は低いと言えるだろう。

     インディアンスの予算規模ではリンドーアとの契約延長は不可能と見られており、2年後の流出は確実だが、少なくとも今季の開幕戦はインディアンスの一員としてプレイするリンドーアの姿を見ることができそうだ。

  • 守備指標「OAA」に内野手版が登場 昨季トップはカブス・バイエズ

    2020.1.9 11:45 Thursday

     Statcastで計測されたデータによる守備指標として「OAA(Out Above Average)」というものがある。その名のとおり、平均的な選手と比較してどれだけ多くのアウトを取ったかを示している。過去2年間、この指標は外野手のみに限定されていたものの、ついに内野手版が公開された。+19を記録したハビアー・バイエズ(カブス)を筆頭に、ランキングの上位には球界を代表する名手たちが名を連ねている。

     内野手版のOAAは【1】打球に到達するまでに必要な移動距離、【2】打球に到達するまでに要した時間、【3】走者が向かっている塁までの距離、【4】打者の平均スピード(フォースプレイの場合)という4つの項目がベースとなっている。【1】と【2】は外野手版のOAAでもベースとなる項目だが、内野手はどの塁へ送球するかでプレイの難易度が変わり、打者のスピードによってもアウトを取る難易度が大幅に変化する(打者が俊足のビリー・ハミルトンと鈍足のアルバート・プーホルスの場合を考えてみるとよい)ため、【3】と【4】も重要な項目となる。

     こうして算出されたOAAで内野手トップに輝いたのは+19を記録したバイエズで、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)が+17、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)とニック・アーメッド(ダイヤモンドバックス)が+16、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)が+15、マット・チャップマン(アスレチックス)が+14で続いている。ちなみにワーストはホルヘ・ポランコ(ツインズ)とブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の-16だ。

     詳細なデータを集めているため、「三塁手として出場しているとき」「三塁手として出場しているが守備シフトによって遊撃手の位置にいるとき」「月別の推移」など、状況に合わせたOAAの算出も可能となっている。このデータはすべてデータサイト「Baseball Savant」で検索可能である。

     守備防御点(DRS)で-2だったフレディ・ギャルビス(レッズ)がOAAで+12、DRSで+1だったポランコがOAAで-16を記録するなど、他の守備指標との相違も見られる。外野手限定だったOAAが内野手にも拡大されたことにより、ファンがデータを見る楽しみも増えたのではないだろうか。

  • Dバックスが救援右腕・ロンドンと合意 1年300万ドルとの報道

    2020.1.9 11:05 Thursday

     日本時間1月9日、関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、ヘクター・ロンドンと1年300万ドルで契約合意に達したようだ。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     関係者によると、ロンドンの今季の年俸は250万ドルで、来季の契約は年俸400万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドル。よって、ロンドンに保証されている金額は今季の年俸250万ドルとバイアウト50万ドルを合わせた300万ドルとなる。また、今季の完了試合数に応じて球団オプションの年俸は最大500万ドルまで増額される可能性があるという。

     現在31歳のロンドンは、昨季アストロズで62試合に登板して60回2/3を投げ、3勝2敗、19ホールド、防御率3.71、48奪三振を記録。メジャー7年間で421試合(年平均60試合)に登板しており、アストロズでの2年間では主にセットアッパーを務めたが、カブス時代には2014年に29セーブ、翌2015年に30セーブをマークするなど、クローザーを務めた経験もある。

     昨季の速球の平均球速が96.7マイルを記録するなど、その球威に陰りは見えておらず、ダイヤモンドバックスでも勝ち試合の終盤に起用されるケースが多くなるだろう。今オフのダイヤモンドバックスのブルペン補強は、ジュニア・ゲラに続いてロンドンが2人目であり、アーチー・ブラッドリーとクローザーの座を争う可能性もある。実力をしっかり発揮できれば、フリーエージェントとなった平野佳寿の穴を埋める存在となりそうだ。

     ダイヤモンドバックスはコール・カルフーンやマディソン・バムガーナーの獲得により、必要な補強をほぼ終えている。今後は控え野手やリリーフ投手など、選手層に厚みを加えるための動きを見せることになるだろう。また、今季終了後にフリーエージェントとなる先発左腕、ロビー・レイにはトレード放出の可能性があり、こちらの動向にも注目だ。

  • ブリュワーズ・カウンセル監督が契約延長 球団史上最長政権へ

    2020.1.9 10:40 Thursday

     日本時間1月9日、ブリュワーズは今季終了後に契約満了を迎えるクレイグ・カウンセル監督と2023年まで契約を延長したことを発表した。現行の3年契約は今季限りで終了するが、それに3年契約が追加される形となる。なお、カウンセルは2015年途中からブリュワーズの指揮を執っており、2023年まで監督を務めると在任期間が9シーズンとなって球団最長記録を更新する。

     昨季のブリュワーズは89勝73敗でナショナル・リーグ中部地区の2位となり、第2ワイルドカードを獲得。地区優勝した2018年に続いてポストシーズンへ進出し、カウンセルはチームを複数回のポストシーズンへ導いた球団史上初の監督となった。その手腕を高く評価され、新たに3年間の契約延長を獲得。ブリュワーズでは1992年から1999年途中まで指揮を執ったフィル・ガーナーの8シーズンが最長政権であり、カウンセルにはこれを更新するチャンスが与えられたことになる。

     カウンセルは現役時代、2004年と2007~2011年にブリュワーズでプレイ。2008年は内野の準レギュラーとして26年ぶりのポストシーズン進出に貢献し、地区優勝した2011年にも経験豊富なベテランとしてチームを支えた。要するに、ブリュワーズの直近4回のポストシーズン進出には選手または監督として、すべてカウンセルが関わっているというわけだ。

     カウンセルは「みなさんがご存じのとおり、監督という仕事は保証がない。これまで我々は順調なステップを歩んできたと思う。ポストシーズンに進出してワールドシリーズを制するために、これを継続していきたいね」とコメント。「我々のミッションは前進することだ。そこに(契約延長という)安定性が加われば、チームを助けてくれる」と今回の契約延長を喜んだ。

     今オフ、ブリュワーズは大きく選手を入れ替えたものの、クリスチャン・イェリッチ、ライアン・ブラウン、ロレンゾ・ケイン、ジョシュ・ヘイダー、ブランドン・ウッドラフといった主力選手は健在。まずは球団史上初となる3年連続のポストシーズン進出を目指す。

  • Rソックス・ベッツのトレード放出は起こり得るのか

    2020.1.8 14:25 Wednesday

     今オフの注目トピックの1つであり続けているのが「レッドソックスはムーキー・ベッツをトレードで放出するのか」ということだ。今季の年俸総額をぜいたく税の対象ライン以内に抑える方針のレッドソックスだが、その解決策となるような動きを見せることはできていない。ベッツはこのままレッドソックスの一員として今季の開幕を迎えることになるのだろうか。

     ESPNのジェフ・パッサンは、「レッドソックスはムーキー・ベッツをトレードで放出するのか」という問いに対して「その答えはオフシーズンの間、ずっと変わっていない。『おそらくトレードされないだろう』というものだ」とコメント。今季終了後にフリーエージェント市場に出る意志の固いベッツが契約延長に応じる可能性はないに等しく、ベッツをトレードで獲得するチームは、ベッツを1年保有するだけのために複数の有望株を放出し、高額の年俸を負担しなければならない。そのようなチームは現れないというのが大方の予想だ。

     レッドソックスは、今季の優勝争いを諦めているわけではなく、年俸総額の問題さえ気にしないのであれば、無理にベッツを放出する必要はない。むしろベッツはポストシーズン進出を目指すうえで必要不可欠な戦力である。ベッツを保有し続ける間に契約延長にチャレンジすることもできるし、契約延長が成立しなくても、シーズン終了後にクオリファイング・オファーを提示し、ベッツ流出の補償として2021年のドラフト指名権を得ることができる。

     また、2020年の戦いぶりが思わしくない場合、2018年途中にオリオールズがマニー・マチャドをドジャースへ放出したように、シーズン途中でベッツを放出することもできる。この場合、レッドソックスはベッツ流出の際に得られるドラフト補償指名権で獲得できる選手と、ベッツのトレード放出で対価として得られる選手を比較し、トレード放出に関する決断を下すことになる。

     レッドソックスとベッツに関して確実に言えることは、ベッツが年俸調停期間の選手による最高年俸記録を更新する可能性が高いということだ。従来の記録はノーラン・アレナード(ロッキーズ)の2600万ドルであり、2800万ドルを超える可能性も取り沙汰されているベッツがこの記録を更新するのはほぼ確実。なお、アレナードはこの記録を打ち立てたあと、ロッキーズと8年2億6000万ドルの超大型契約を結んでいる。

  • レンジャーズに大型補強の可能性 地元紙記者が言及

    2020.1.8 13:45 Wednesday

     今オフのレンジャーズは、トレードでインディアンスからコリー・クルーバー、フリーエージェント市場ではカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズの獲得に成功し、先発ローテーションの補強を完了。スター三塁手のアンソニー・レンドンの獲得こそ逃したものの、現在は右打ちの強打者の獲得を目指している。複数のスラッガーを獲得する大型補強に乗り出す可能性もあるようだ。

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、フリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスと各球団の契約交渉は最終段階に突入しており、レンジャーズは「ファイナリスト」の球団の1つになっているという。しかし、ダラス・モーニング・ニュースのエバン・グラントは、レンジャーズがカステヤーノスを獲得したからといって、ただちにノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得から撤退するわけではないと指摘。アレナードのトレードが成立する可能性は低いと見られているが、レンジャーズは獲得を諦めるつもりはないようだ。

     また、レンジャーズはフリーエージェントの三塁手、トッド・フレイジャーの獲得に興味を示していることも報じられている。グラントは、レンジャーズがカステヤーノスとフレイジャーを獲得し、そのうえでアレナードも手に入れる可能性があると記している。その場合、フレイジャーが一塁、アレナードが三塁、カステヤーノスは外野の両翼のどちらかに入ることになる。

     グラントによると、レンジャーズはカステヤーノスの獲得に成功した場合、若手外野手のウィリー・カルフーンをトレード要員とする可能性があるという。現在25歳のカルフーンは、メジャー3年目となった昨季、83試合に出場して21本塁打、OPS.848を記録。アレナードの対価として少なくとも1人はメジャーレベルの若手選手を欲しているロッキーズの要求を満たす存在となり得る、とグラントは指摘する。

     クルーバーらの獲得により、強力な先発ローテーションを擁しているレンジャーズ。ブルペンに不安を抱えているものの、打線の補強にも成功して得点力が向上すれば、アメリカン・リーグ西部地区の優勝争いを盛り上げてくれそうだ。

  • 2018年王者・Rソックスにサイン盗み疑惑 MLB機構が調査へ

    2020.1.8 13:05 Wednesday

     球界のサイン盗み疑惑に関する調査がアストロズ以外にも拡大しようとしている。日本時間1月8日、「ジ・アスレチック」はレッドソックスの選手たちが2018年に対戦相手のサインを見破るためにビデオルームを使用していたことを報じた。これは2017年終盤にロブ・マンフレッド・コミッショナーがサイン盗みに関して各球団へ通達した内容に違反するものであり、メジャーリーグ機構はこの問題に関する調査を開始する予定だ。

     レッドソックスは2017年にヤンキース戦でサイン盗みのためにアップルウォッチを使用したことについて、メジャーリーグ機構から罰金の処分を受けた。その後、マンフレッドはサイン盗みに関する電子機器やビデオルームの使用について、厳罰を科す方針を各球団へ通達。「ジ・アスレチック」によると、マンフレッドはレッドソックスから二度と不正なサイン盗みを行わないとの「絶対的な保証」を受けたという。そのなかで2018年にも不正なサイン盗みを行っていたことが明らかになれば、厳罰は免れないだろう。

     「ジ・アスレチック」の報道によると、メジャーリーグ機構は2018年シーズンの開幕前に、全30球団の球団社長、GM、GM補佐に対して3ページにわたる文書を送付。その文書には対戦相手のサインを盗むことを目的としてリプレイルームやビデオルームの映像を含む電子機器を使用してはならないことが記されていたという。しかし、2018年にレッドソックスに所属していた3人の人物は、選手たちが対戦相手のサインを見るためにビデオルームを訪れていたことを証言。ただし、ポストシーズンの期間中はサイン盗み防止のためにビデオルームが監視されていたため、同様の行為は不可能だったようだ。

     メジャーリーグ機構は、昨年11月からアストロズのサイン盗み疑惑に関する調査を続けている。この件に関するアストロズへの処分は数週間以内に発表される見込みとなっているが、球界を取り巻くサイン盗み疑惑はアストロズに処分を科して一件落着というわけにはいかなそうだ。

  • レンジャーズがチリーノスと契約合意 2年ぶりの古巣復帰へ

    2020.1.8 12:10 Wednesday

     日本時間1月8日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レンジャーズはフリーエージェントの捕手、ロビンソン・チリーノスと1年675万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。チリーノスは2013年から2018年まで6シーズンにわたってレンジャーズでプレイしており、2年ぶりの古巣復帰となる。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     レンジャーズのロースターには現在、36歳のジェフ・マシス、27歳のホゼ・トレビーノと2人の捕手がいるが、総合力で勝るチリーノスが正捕手として起用される予定だ。経験豊富でディフェンス面に安定感のあるマシスが2番手捕手を務め、トレビーノはAAA級で実戦経験を積むことになると見られている。レンジャーズはオフシーズン当初から捕手のグレードアップを目指していたが、チリーノスを呼び戻すことで補強に成功した。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、チリーノスの今季の年俸は575万ドルで、来季の契約は年俸650万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドル。よって、チリーノスに保証されている金額は今季の年俸575万ドルと来季のバイアウト100万ドルを合わせた675万ドルとなる。

     チリーノスは現在35歳。昨季はアストロズで正捕手を務め、114試合に出場して打率.238、17本塁打、58打点、OPS.790を記録。3年連続で17本塁打以上をマークしており、下位打線を担うことが多いものの、侮れない存在である。レンジャーズは昨オフ、より守備力の高い捕手を求めてチリーノスの契約オプションを破棄し、マシスを獲得したが、マシスは打率.158、OPS.433と予想以上に打てず、正捕手失格に。正捕手不在で戦った1年を経て、チリーノスを呼び戻すことになった。

     なお、レンジャーズはフリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスとも契約交渉を行っており、「ファイナリスト」の数チームのなかに含まれていることが報じられている。こちらの動向にも注目だ。

  • Wソックスがまた補強 救援右腕・シーシェックと契約合意

    2020.1.8 11:35 Wednesday

     日本時間1月8日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ホワイトソックスはフリーエージェントのリリーフ右腕、スティーブ・シーシェックと1年600万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。リック・ハーンGMは打線と先発投手陣の補強を終え、今後はブルペンの強化を目指す方針を明言していたが、その言葉通りの補強を実現させた。

     関係者の話によると、シーシェックの今季の年俸は525万ドルで、来季の契約は年俸675万ドルの球団オプションまたはバイアウト75万ドル。よって、シーシェックに保証されている金額は今季の年俸525万ドルと来季のバイアウト75万ドルを合わせた600万ドルとなる。

     シーシェックは過去2年間カブスでプレイし、合計150試合に登板(2018年に80試合、2019年に70試合)。昨季は4勝6敗、7セーブ、11ホールド、防御率2.95と例年通りの安定した働きを見せ、防御率2点台は4年連続となった。10年間のキャリアでは通算572試合(すべてリリーフ)に登板し、132セーブ、82ホールド、防御率2.69をマークしている。

     昨オフ、マニー・マチャドの獲得に失敗したホワイトソックスは、その資金を今オフの大型補強に惜しみなく投入しており、フリーエージェント市場でヤスマニ・グランダル(4年7300万ドル)、ダラス・カイケル(3年5500万ドル)、エドウィン・エンカーナシオン(1年1200万ドル)、ジオ・ゴンザレス(1年500万ドル)を獲得した。ホゼ・アブレイユと3年5000万ドル、ジェームス・マッキャンと1年540万ドルで契約を更新し、有望株のルイス・ロベルトとも6年5000万ドルで契約延長。トレードではレンジャーズからノマー・マザーラを獲得した。

     地元球団のレッドソックスとの契約を望んでいることが報じられていたシーシェックだが、年俸総額削減が急務となっているレッドソックスにシーシェックを獲得する余裕はなく、シーシェックは地元球団への移籍を断念。再建モードから勝負モードへ移行中のホワイトソックスでブルペンの一角を担うことになった。

  • ドジャースがネルソンを獲得 2ケタ勝利2度の先発右腕

    2020.1.8 11:05 Wednesday

     日本時間1月8日、ドジャースは昨年12月にブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた先発右腕、ジミー・ネルソンを獲得したことを発表した。契約の詳細は明らかにされていないものの、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、1年125万ドル+球団オプション1年の契約になっているという。ネルソンはフリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、ロス・ストリップリングらと先発4~5番手の座を争うことが予想される。

     関係者の話によると、ネルソンの今季の基本給は75万ドルで、投球イニング数に応じて最大150万ドルの出来高を得ることができるようだ。また、開幕ロースター入りで100万ドル、45日間のロースター入りで50万ドル、90日間のロースター入りで50万ドルが支払われるという。来季の契約は年俸200万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルとなっているが、今季ネルソンが60イニング以上または40試合以上に登板すると、年俸500万ドルの相互オプションに変更される。また、今季の投球イニング数に応じて相互オプションの金額は最大900万ドルまで増額される。

     よって、ネルソンに保証されている金額は今季の基本給75万ドルと来季のバイアウト50万ドルの合計125万ドルとなり、「1年125万ドル」という形で報道されている。また、ネルソンが健康にプレイし、出来高の項目をすべてクリアして来季のオプションも行使された場合、2年間で1300万ドル以上を受け取ることができる。2017年9月に帰塁の際に右肩を負傷して翌2018年を全休し、昨季も10試合で防御率6.95に終わったネルソンのコンディション面を考慮した契約になったと言えるだろう。

     2013年から昨季までブリュワーズでプレイしたネルソンは現在30歳。メジャー3年目の2015年に自身初の2ケタ勝利となる11勝を挙げ、2017年には29先発で175回1/3を投げて12勝6敗、防御率3.49、199奪三振の好成績をマークした。完全復活を遂げれば先発4~5番手にとどまらず、前田健太と先発3番手の座を争うことになるかもしれない。

  • カブスがブライアント放出で求める対価は「ジョークのようだ」

    2020.1.7 15:30 Tuesday

     2015年に新人王、翌2016年にMVPを受賞したスター三塁手、クリス・ブライアントの放出を検討しているカブスだが、カブスが求めるレベルの交換要員を用意できるチームはないと見られている。ある球団でGMを務めていたことのある人物は、NBCスポーツのデービッド・カプランに対して「カブスがブライアントの対価として求めているものはジョークのようだ」と発言。「そんな対価を用意するチームが現れる可能性はない。ノーチャンスだ」とトレード成立の可能性を否定した。

     カプランは、GM経験がある人物から聞いた話として、カブスがブライアント放出の対価としてグレイバー・トーレス(ヤンキース)のような才能豊かな若手メジャーリーガー、もしくはトーレス級の才能を秘めたメジャー昇格が近い若手有望株を求めていることを伝えている。その人物は、カブス側のこの要求を「ジョークのようだ」と表現したという。

     2015年に打率.275、26本塁打、99打点、OPS.858の好成績で新人王に輝いたブライアントは、翌2016年に打率.292、39本塁打、102打点、OPS.939をマークしてMVPに選出。2017年も打率.295、29本塁打、73打点を記録し、OPS.946は自己ベストの数字だった。

     しかし、2018年は左肩の炎症による2度の故障者リスト入りがあり、打率.272、13本塁打、52打点、OPS.834と低迷。昨季は147試合に出場して打率.282、31本塁打、77打点、OPS.903と盛り返したが、メジャー2年目までの順調すぎるほどの成長と活躍を考えると、物足りないシーズンが続いていると言わざるを得ない。

     ある球団首脳は「ブライアントのことは好きだけど、年俸3000万ドル以上を払いたくなるような選手ではない」と語る。スーパースターになり切れないでいるブライアントに対して、カブスの法外な要求に見合う対価を差し出すチームが現れるとは考えにくい。カブスが要求のレベルを引き下げない限り、ブライアントはこのままカブスの一員として今季の開幕を迎えることになるだろう。

  • ナショナルズがテームズ獲得 ドナルドソンへの影響は?

    2020.1.7 14:00 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの一塁手、エリック・テームズと1年400万ドル+相互オプション1年で契約合意に達したようだ。フェインサンドは、テームズの今季の年俸が300万ドル、来季の契約は年俸400万ドルの相互オプションまたはバイアウト100万ドルであることを伝えており、テームズに保証される金額は今季の年俸の300万ドルにバイアウトの100万ドルを加えた400万ドルとなる。

     昨季のテームズは、ブリュワーズで自己最多の149試合に出場し、打率.247、25本塁打、61打点、OPS.851を記録。メジャー復帰1年目の2017年(138試合で打率.247、31本塁打、63打点、OPS.877)には及ばなかったものの、不振だった2018年(96試合で打率.219、16本塁打、37打点、OPS.783)からの巻き返しには成功した。

     ナショナルズは現在、生え抜きのベテラン選手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いており、ジマーマンとの再契約が無事に完了すれば、一塁でジマーマンとテームズのプラトーン起用が予想される。もしジマーマンとの再契約交渉が不調に終わったとしても、ハウィー・ケンドリックとプラトーンを形成することになりそうだ。

     ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、ここにきてスターリン・カストロ、アズドゥルバル・カブレラ、テームズと立て続けに内野手の補強を行っており、これをドナルドソン争奪戦からの撤退に備えた動きと見る向きもある。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ナショナルズがドナルドソンへのオファーを取り下げていないことを伝えている。ただし、ドナルドソン自身はブレーブスとの再契約を望んでおり、依然としてブレーブスがドナルドソン獲得の最有力候補と見られている。

  • ナショナルズがハドソンと再契約 強力ブルペン形成へ

    2020.1.7 13:10 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、ダニエル・ハドソンと2年1100万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは先日、アストロズのセットアッパーとして活躍したウィル・ハリスを3年契約で獲得しており、昨季のチームの弱点となっていたブルペンが今季はチームの強みとなる可能性が出てきた。

     昨季のナショナルズは救援防御率がメジャー最悪の5.68、救援投手の投球回がメジャー最少だったにもかかわらず、セーブ失敗の数もワースト2位の29度を記録。不安定なブルペンがチームの足を大きく引っ張っていた。しかし、今オフはハリスとの獲得とハドソンとの再契約に成功。ショーン・ドゥーリトルを加えた3人による勝ちパターンの継投は球界有数のものとなった。

     ハドソンは昨季、ブルージェイズで45試合に登板して防御率3.00をマークし、7月末のトレードでナショナルズに加入。移籍後は24試合で防御率1.44とさらに安定感を増し、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、右膝の不調により精彩を欠いたドゥーリトルに代わってクローザーを務めた。レギュラーシーズンは合計69試合に登板して9勝3敗、8セーブ、11ホールド、防御率2.47、ポストシーズンでは9試合に登板して1勝0敗、4セーブ、1ホールド、防御率3.72を記録。ワールドシリーズ第7戦では4点リードの最終回を締めくくり、「胴上げ投手」となった。

     今季のナショナルズのブルペンは、勝ちパターンを担うであろう3人のほか、タナー・レイニーとワンダー・スエロが順調に成長し、昨季途中に加入したハンター・ストリックランドとロエニス・エリアスがしっかり実力を発揮すれば、メジャー最高クラスになる可能性を秘めている。少なくとも昨季のようにブルペンの崩壊によって多くの試合を失うことはなさそうだ。

  • オリオールズが正遊撃手を確保 イグレシアスと契約合意

    2020.1.7 12:10 Tuesday

     日本時間1月7日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、オリオールズはフリーエージェントの遊撃手、ホゼ・イグレシアスと1年300万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、2021年の球団オプションが行使された場合、イグレシアスが2年間で得る総額は600万ドルになるという。正遊撃手が不在だったオリオールズにメジャー屈指の好守を誇る30歳の遊撃手が加わることになった。

     昨季のイグレシアスは、レッズの正遊撃手として146試合に出場し、打率.288、11本塁打、59打点、OPS.724をマーク。146試合と530打席はともに自己最多で、そのほかにも安打(145)、得点(62)、本塁打、打点、長打率(.407)などの各部門でキャリアハイを更新した。また、自慢の遊撃守備でも守備防御点+8の好成績をマーク。攻守ともに充実の1年を過ごした。

     昨季のオリオールズは、ルール5ドラフトで加入したリッチー・マーティンを正遊撃手に据えたものの、120試合に出場して打率.208、6本塁打、OPS.581と通用せず、正二塁手のジョナサン・ビヤーが73試合で遊撃手としてスタメン出場した。そのビヤーは今オフのトレードでマーリンズへ去っており、マーティンが遊撃の一番手、ユーティリティ・プレイヤーのパット・バライカが遊撃の二番手という状況になっていたが、無事に正遊撃手を確保。マーティンをマイナーで育成することも可能になった。

     今オフのオリオールズは、レッドソックスと契約したホゼ・ペラザやアスレチックスからパドレスへトレードされたジュリクソン・プロファーの獲得に乗り出すなど、二遊間のグレードアップを目指していた。フリーエージェントのアデイニー・エチャバリアに興味を示していることも報じられていたが、イグレシアスとの契約合意により目標を達成。今オフのフリーエージェント補強は、右腕のコール・スチュワートに続いて2人目となる。

  • 秋山加入のレッズ 2019年の外野手事情を振り返る

    2020.1.7 11:25 Tuesday

     日本時間1月7日、レッズは秋山翔吾と3年2100万ドルの契約を結んだことを正式に発表した。日本プロ野球の埼玉西武ライオンズでは不動の正中堅手として活躍し、6度のゴールデングラブ賞に輝いた秋山だが、レッズでは外野の両翼を守る機会が多くなることが予想されている。レッズにはどんな外野手がいるのか。秋山のライバルは誰なのか。昨季のレッズの外野手事情を簡単に振り返ってみよう(以下の日付はすべて現地時間)。

     昨季のレッズはセンターを本職とする外野手がいない状態で開幕を迎え、レフトはジェシー・ウィンカーとマット・ケンプの併用、センターはスコット・シェブラー、ライトはヤシエル・プイーグという布陣でスタートした。しかし、2017年に30本塁打を放ったシェブラーは5月3日終了時点で打率.123、2本塁打、OPS.475と全く打てず、翌4日にマイナー降格。その後は故障もあり、再昇格できないままシーズンを終えた。また、ケンプも打率.200、1本塁打、OPS.493と低迷し、4月23日に故障者リスト入りして5月4日には解雇。レッズは早々に外野陣の再編を強いられることになった。

     シェブラーに代わって正中堅手となったのが球団内最高の有望株と目されていたニック・センゼルで、5月3日にメジャーデビューを果たし、104試合で打率.256、12本塁打、14盗塁、OPS.742とまずまずの活躍を披露。慣れないセンターの守備でも健闘していたが、右肩の故障により9月7日が最後の出場となった。センゼルが不動のレギュラーとなっていたセンターにはその後、フィリップ・アービンやマイケル・ローレンゼンなどが起用された。

     ケンプが抜けたレフトはウィンカーがメインで起用され、113試合で打率.269、16本塁打、OPS.830をマーク。しかし、左腕には打率.163と相性が悪く、アービンやデレク・ディートリック、ジョシュ・バンミーターらとの併用が続いた。また、ウィンカーは首痛により8月18日の出場が最後となり、それ以降はアービンとバンミーターが出場機会を分け合う形となった。

     ライトのプイーグは100試合で打率.252、22本塁打、14盗塁、OPS.777を記録していたが、7月末の三角トレードでインディアンスへ放出。代わってレギュラーとなったアリスティデス・アキーノは8月に打率.320、14本塁打、OPS1.160の大活躍で月間最優秀選手と月間最優秀新人をダブル受賞したが、9月は打率.196、5本塁打、OPS.619に終わった。

     レッズの40人枠には、アキーノ、アービン、シェブラー、センゼル、バンミーター、ウィンカーのほか、2016年に30盗塁、2018年に24盗塁を記録したトラビス・ジャンコウスキー(パドレスからトレードで加入)、2018年に55試合で出塁率.397をマークしたニック・マルティーニ(パドレスからウエーバーで加入)、昨季AAA級で30本塁打を放ったマーク・ペイトン(ルール5ドラフトで獲得)、24歳のホゼ・シリと合計10人の外野手がおり、秋山と「二刀流」のローレンゼンを含めると外野手は12人。秋山が出場機会を確保するうえで、ライバルは非常に多い。

     右肩の状態に問題がなければセンゼルは引き続きセンターのレギュラーとして起用される見込みであり、秋山は同じ左打者のウィンカーやバンミーター、右打者のアキーノやアービンとともに外野の両翼のレギュラーを争うことが予想される。アキーノが昨年9月のようなバッティングを続けるのであれば、秋山はライトで多くの出場機会を得ることになりそうだ。また、スプリング・トレーニングでセンターでの守備力をアピールできれば、センターに秋山、ライトにセンゼルが入る布陣が採用される可能性もあるだろう。レッズにリードオフマン型の打者がいないことも秋山にとっては追い風となるかもしれない。

  • 秋山がレッズと正式契約 総額2100万ドルの3年契約

    2020.1.7 10:35 Tuesday

     日本時間1月7日、レッズは日本プロ野球の埼玉西武ライオンズから海外フリーエージェント権を行使していた秋山翔吾と3年2100万ドルの契約を結んだことを発表した。3年契約の内訳は、今季の年俸が600万ドル、来季が700万ドル、2022年が800万ドルとなっている。背番号は「4」に決定し、日本時間1月9日に入団会見が行われる予定だ。

     秋山はレッズの150年の歴史において、初めての日本人メジャーリーガーとなる。レッズは昨オフ、環太平洋スカウトとしてジェイミー・ストービック、同部門のマネージャーとしてロブ・フィドラーをチームに加えたが、秋山に興味を持ち始めたのはここ1年の話ではない。ディック・ウィリアムス野球部門社長は「フリーエージェントになるのを期待して、我々は数年間にわたってショウゴの調査をしてきた。彼の打席でのアプローチや外野手としての守備力を気に入っている。我々のチームに足りない部分を補ってくれる存在になるだろう」と期待を口にした。

     レッズは昨季レギュラー定着を果たしたばかりの有望株、ニック・センゼルを引き続き正中堅手として起用する見込みであり、秋山はセンターよりも外野の両翼を守る機会が多くなると予想されている。しかし、センゼルは右肩の手術からの回復途上にあり、センターの控えとして秋山が加入したことはチームにとって非常に心強い。秋山は同じ左打者のジェシー・ウィンカー、右打者のアリスティデス・アキーノやフィリップ・アービンらと外野の両翼のレギュラーを争うことになりそうだ。

     レッズは秋山の出塁能力の高さを高く評価しており、試合に出場する際にはリードオフマンないし二番打者としての起用が有力視される。ライバルは多く、レギュラーの座は保証されていないものの、外野に不動のレギュラーと呼べる存在がいないことも事実。実力を発揮できればレギュラー級の出場機会を確保できるはずだ。球団史上初の日本人メジャーリーガーとして、どんな活躍を見せてくれるか注目したい。

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