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  • センター転向に自信を見せるDバックス・マーテイ

    2019.2.15 11:15 Friday

     これまで主に遊撃手、昨季は二塁手としてプレイしたケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)だが、今季はチーム事情によりセンターでの出場機会が増えることが予想されている。スプリング・トレーニングではセンターの守備練習に時間を割くことになるが、マーテイは自身のセンター転向が上手くいくと自信を持っているようだ。

     「センターの守備も上手くこなせるはずだと思っているよ」とマーテイは語る。「(センターの守備が)上手くなる予感がしているんだ。センターの守備に就くのは初めてではないからね。どのポジションもこなせるくらいの身体能力を持っていると思う。僕は走れる選手だから。しっかり練習をしてシーズンに備えるだけだよ」と自信満々に話していた。

     プロ入り当初は遊撃手ながら、ダイヤモンドバックス移籍後は遊撃に名手ニック・アーメッドがいるため二塁転向を余儀なくされたマーテイ。今オフはA.J.ポロックがフリーエージェントとなってドジャースと契約し、その後釜となる外野手を移籍市場で見つけることができなかったため、マーテイはまたしてもチーム事情によりポジション変更を強いられることになった。なお、マーテイがセンターへ移ったあとの二塁には新加入のウィルマー・フローレスが入る見込みとなっている。

     ただし、ダイヤモンドバックスはマーテイをセンターに固定するつもりはないという。センターでマーテイのほかに出場機会を得そうなジャロッド・ダイソンとソクラテス・ブリトーはともに左打者であり、相手先発が左腕のときはマーテイがセンターに入る可能性が高い。相手先発が右腕のときは、ダイソンないしブリトーをセンターで起用し、マーテイを二塁ないし遊撃に置く布陣も検討されているようだ。

     「(トーリ・ロブロ)監督には遊撃でたくさんゴロを捕る練習をするように言われている。遊撃をしっかり守ることができれば、ほかのポジションも守れるはずだからね。試合の途中で守備位置が変わることもあると思うけど、それについては無問題だよ」とマーテイ。25歳のリードオフマンは、攻撃面のみならず守備面においてもチームのキーマンとなりそうだ。

  • Dバックス ブラッドリー、ホランド、平野によるクローザー争い

    2019.2.15 10:45 Friday

     ダイヤモンドバックスのスプリング・トレーニングでは、熾烈なクローザー争いが繰り広げられることになりそうだ。チーム全体の集合に先駆けてバッテリー組のスプリング・トレーニングがスタートし、練習の様子を見たトーリ・ロブロ監督はアーチー・ブラッドリー、グレッグ・ホランド、平野佳寿のいずれかがクローザーを務める可能性が高いことを明言した。

     昨季のダイヤモンドバックスはブラッド・ボックスバーガーが32セーブをマークしたが、不調によりシーズン途中でクローザー失格となり、ブラッドリーと平野が一時的に代役を務めた。そのボックスバーガーはシーズン終了後にフリーエージェントとなってロイヤルズへ移籍しており、ブラッドリーと平野が今季のクローザー候補となるのは自然な流れと言える。さらに、今季は通算189セーブの実績を誇るホランドが加入。昨季はカージナルスで大乱調だったものの、ナショナルズ移籍後は本来のピッチングを取り戻しており、こちらも有力なクローザー候補だ。

     「私は競争の精神が本当に好きなんだ。(3人のうち)誰がクローザーになっても、その役割をしっかり果たしてくれると思う」とロブロは語る。「まずはスプリング・トレーニングで彼らの様子を見て、誰をどのシチュエーションで使うのがベストなのかを見極めたいね」と今後の方針を明らかにした。

     一方、選手たちにはクローザーの座にこだわる様子は見られない。ブラッドリーは「僕はただ勝ちたいだけなんだ。(自分が登板するのが)9回だとしても、6回だとしても、先発だとしても、別に気にしないよ」とチームの勝利を最優先に考える姿勢を明確にしている。「見てのとおり、僕たちのチームにはホランドが加わったし、ヨシ(平野)もいる。ブルペンには良い投手が揃っているし、どの役割を任されたとしても、それが自分にとってベストのポジションになるように頑張るだけさ」と頼もしいコメントを残した。

  • ヤンキース・サバシアが今季限りで引退へ 17日に会見予定

    2019.2.14 13:00 Thursday

     メジャー19年目のシーズンに向けて準備を進めるなか、ヤンキースのCCサバシアは日本時間2月17日に記者会見を行う予定だ。この会見でサバシアは正式に今季限りでの現役引退を表明する見込みである。38歳のベテラン左腕は、以前から2019年が自身のラストシーズンであることを示唆していたが、日本時間2月17日に行う会見が正式な発表の場となりそうだ。

     サバシアは今オフ、心臓と右膝の手術を受けている。これを受け、アーロン・ブーン監督は今春、サバシアにスロー調整を行わせる予定であることを明言。「彼は心臓に問題を抱えていた。順調に回復していると聞いて安心しているけど、右膝の手術も受けているし、調整はスローになるだろうね。まずは彼の状態をしっかり見極めて、最初の数週間はスロー調整を行うことになるんじゃないかな。マウンドに立つときには万全のコンディションになっていると信じているよ」と指揮官は語った。

     昨季のサバシアは29先発で153イニングを投げ、9勝7敗、防御率3.65をマーク。シーズン終了後にフリーエージェントとなったが、1年800万ドルで再契約を結んだ。ヤンキースに加入した2009年にはチームのワールドシリーズ制覇に貢献し、ヤンキースでの10シーズンで129勝80敗、防御率3.74をマーク。通算2986奪三振、3470イニング、クオリティスタート313回はいずれも現役最多の数字である。

     通算3000奪三振まであと14に迫っており、達成すればメジャーリーグ史上17人目の快挙。左腕でサバシア以上の三振を奪っているのは、ランディ・ジョンソン(4875奪三振)とスティーブ・カールトン(4136奪三振)の2人だけであり、サバシアは左腕史上3位の通算奪三振数を誇っている。

     ブーンから今季の開幕投手に指名されたルイス・セベリーノは「僕にとって、CC(サバシア)は投手陣のメンターなんだ。僕たちが知りたいことは、彼がなんでも教えてくれるんだよ」とサバシアに対する全幅の信頼を口にする。サバシアは自身の影響を受けて成長したチームメイトとともに、現役ラストイヤーのワールドシリーズ制覇を目指す。

  • 通算83勝の右腕・フィスターが現役引退を決断

    2019.2.14 12:30 Thursday

     2010年代前半にタイガースの強力ローテーションの一角を担った先発右腕、ダグ・フィスターが現役引退を決断したことが明らかになった。代理人のページ・オドルによると、今月35歳になったフィスターのもとには複数の球団からメジャー契約のオファーが届いていたようだが、フィスターは妻アシュリーと2人の幼い娘と過ごす時間を優先することを望んだという。安定した制球力を武器に「計算できる先発投手」として通算83勝をマークした右腕にとって、レンジャーズでわずか1勝に終わった昨季が現役ラストイヤーとなった。

     オドルは電話会見のなかで「彼は数ヶ月間、現役引退について熟考していた。決断の最大の理由は、彼が人生の新たなチャプターをスタートしたいと思っていたことだ。今回の決断は100%、家族のためのものだ。彼は夫ないし父親として家族と時間を過ごせることを本当に楽しみにしている。彼は本当に家族を大切にする男なんだよ」と語り、フィスターが現役引退を決断するに至った理由を明らかにした。

     タイガース時代にはジャスティン・バーランダー(現アストロズ)、マックス・シャーザー(現ナショナルズ)とともに強力ローテーションを形成し、チームの4年連続地区優勝に貢献。タイガース時代の3度のポストシーズンでは、2011年の地区シリーズ第5戦に敵地ヤンキー・スタジアムで白星を挙げるなど、8試合で3勝2敗、防御率2.98をマークした。

     唯一のワールドシリーズでの登板となったのは、ジャイアンツと対戦した2012年。ジャイアンツの本拠地であるサンフランシスコは、フィスターの故郷であるマーセドから130マイルほどしか離れていない。ワールドシリーズ第2戦の2回、フィスターはグレガー・ブランコの打球を頭に受けたものの、6回4安打1失点という気迫のピッチングを見せた。

     2年後の地区シリーズ第3戦では、ナショナルズの一員として再びサンフランシスコのマウンドに上がり、7回無失点の快投。この年のポストシーズンでは、ジャイアンツの左腕エース、マディソン・バムガーナーが大活躍を見せたが、唯一バムガーナーに投げ勝ったのがフィスターだった。

     フィスターは2009年にマリナーズでデビューし、タイガース、ナショナルズのほか、アストロズ、レッドソックス、レンジャーズでもプレイ。通算242試合に登板して83勝92敗、防御率3.72をマークした。

  • フィリーズがエース右腕・ノラと契約延長 4年4500万ドル

    2019.2.14 12:00 Thursday

     2018年、フィリーズのアーロン・ノラはメジャー有数の好投手としての地位を確立するシーズンを過ごした。そして、フィリーズはチームのエースに成長した右腕を長期にわたって先発ローテーションの軸とするために、日本時間2月14日にノラとの契約を延長したことを発表した。今回の契約は2023年の球団オプションが付属した4年契約で、フィリーズはノラの年俸調停期間3年とフリーエージェント権取得後の1年(オプション行使の場合は2年)を買い取った形。今回の契約延長により、ノラは少なくとも2022年まで、最長で2023年までフィリーズのエースとして君臨することが確定した。

     ESPNの報道によると、ノラは契約ボーナスとして200万ドルを手にし、今季の年俸は400万ドル。来季以降は2020年が年俸800万ドル、2021年が年俸1175万ドル、2022年が年俸1500万ドルとなり、2023年は年俸1600万ドルの球団オプションないしバイアウト425万ドルとなっているようだ。よって、ノラに保証される金額は200万ドル+400万ドル+800万ドル+1175万ドル+1500万ドル+425万ドル=4500万ドルとなる。

     昨季のノラは、33先発で17勝6敗、防御率2.37の好成績をマークし、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で3位にランクインした。防御率2.37と被OPS.570はリーグ2位、投球回数(212回1/3)はリーグ3位、17勝とFIP2.97はリーグ4位、224奪三振と被打率.197はリーグ5位の好成績であり、各部門でリーグ上位にランクイン。データサイト「Baseball-Reference」が算出する総合指標WARでは10.5を記録し、サイ・ヤング賞受賞者であるジェイコブ・デグロム(メッツ)の9.6を上回るとともに、メジャー全体では2002年にランディ・ジョンソン(当時ダイヤモンドバックス)が10.7をマークして以来の好成績だった。

     現在25歳のノラは、2023年シーズン終了時には30歳。フィリーズで過ごす4年間ないし5年間の活躍次第では、初めてフリーエージェントとなったときに、総額1億ドルを超えるような大型契約を手にすることになるかもしれない。今季以降のさらなる活躍に期待したい。

  • リリーフ左腕・ディークマン ロイヤルズと1年契約

    2019.2.14 11:40 Thursday

     日本時間2月14日、ロイヤルズはフリーエージェントのリリーフ左腕、ジェイク・ディークマンと2020年の相互オプションが付いた1年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトでロイヤルズの番記者を務めるジェフリー・フラナガンが関係者から得た情報によると、ディークマンの年俸は225万ドルで、2020年のオプションが行使されなかった場合、バイアウト50万ドルが支払われるという。また、ロイヤルズはディークマンとの契約に伴い、トミー・ジョン手術からのリハビリ中である右腕、ジェシー・ハーンを60日間の故障者リストに登録した。

     先月32歳になったばかりのディークマンは、昨季レンジャーズとダイヤモンドバックスで合計71試合に登板して自己ワーストの防御率4.73に終わったものの、2016年にはレンジャーズで66試合に登板して26ホールド、防御率3.40をマーク。2017年は故障の影響で長期離脱し、11試合のみの登板に終わったが、自己ベストの防御率2.53をマークした。フィリーズ、レンジャーズ、ダイヤモンドバックスでプレイした7年間の通算成績は、365試合で312イニングを投げ、14勝15敗、7セーブ、97ホールド、383奪三振、防御率3.75となっている。

     ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は、スプリング・トレーニングが終了するまでブルペンの役割分担を決めないことを明言しており、スプリング・トレーニングでのパフォーマンス次第では、どの投手にもセットアッパーやクローザーを務めるチャンスがある状況。もちろん、ディークマンもスプリング・トレーニングで好投を続けていれば、セットアッパーやクローザーの有力候補となるだろう。

     なお、昨季のディークマンは7回と8回に登板することが多かったものの、7回は防御率1.88、被打率.125と好投したのに対し、8回は防御率5.81、被打率.262と今一つだった。この傾向が続くのであれば、ディークマンは7回担当のセットアッパーとして起用するのがベストの選択肢となるかもしれない。

  • アスレチックスがグロスマンと1年契約へ 高出塁率が魅力の外野手

    2019.2.14 11:20 Thursday

     若手選手が多いアスレチックスの外野陣に、メジャー歴6年、今年30歳を迎えるスイッチヒッターが加わることになりそうだ。MLB公式サイトに入った情報によると、アスレチックスはフリーエージェントの外野手、ロビー・グロスマンと1年契約を結ぶことで合意。外野陣の顔ぶれはほぼ固まりつつあったが、過去3シーズンで出塁率.371をマークしているグロスマンは、レギュラー争いに一石を投じる存在となるだろう。

     アスレチックスの外野陣は、右翼に昨季27本塁打のスティーブン・ピスコッティがおり、中堅には強肩好守が魅力のラモン・ラウレアーノがレギュラーとして起用される見込みである。左翼はニック・マルティーニとチャド・ピンダーによるプラトーンが予定されており、5人目の外野手として一塁も守れるマーク・キャナが控えている。

     ほかにもダスティン・ファウラー、フランクリン・バレートといった若手選手が出場機会をうかがっているが、グロスマンの加入はこのプランに多少なりとも影響を与えることになるだろう。ピンダーやキャナが内野中心での起用となったり、ファウラーやバレートが投手補強のためのトレードピースとして使われたりするような展開も考えられる。

     現在29歳のグロスマンは、昨季ツインズで129試合に出場して打率.273、5本塁打、48打点、出塁率.367、OPS.751をマーク。アストロズで3年間、ツインズで3年間プレイし、メジャー6年間の通算成績は打率.256、36本塁打、193打点、OPS.732となっている。スイッチヒッターだが、とくに左腕を得意としており、通算打率.286、出塁率.378、長打率.406をマーク。この数字を考慮すると、ピンダーを内野のユーティリティとして起用し、左翼をマルティーニとグロスマンのプラトーンとする起用法が有力と言えるかもしれない。

  • Dバックスがジョセフと1年契約 正捕手争いに参戦

    2019.2.14 11:05 Thursday

     日本時間2月14日、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントの捕手、ケイレブ・ジョセフと1年契約を結んだことを発表した。ジョセフがロースター入りするのに伴い、トミー・ジョン手術からのリハビリ中である右腕、タイワン・ウォーカーが60日間の故障者リストに登録され、40人枠に登録されている選手の数は40人で変わらない。ジョセフはカーソン・ケリー、アレックス・アビラ、ジョン・ライアン・マーフィーらと正捕手の座を争うことになりそうだ。

     現在32歳のジョセフは、2015年と2017年にゴールドグラブ賞の受賞者候補に挙げられたことがあり、2015年には捕手部門の投票で5位にランクイン。通算375試合以上に出場している現役捕手のなかでは9位となる盗塁阻止率29.4%をマークしており、これはJ.T.リアルミュート(フィリーズ)、ウィルソン・ラモス(メッツ)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)といったスター捕手を上回っている。

     昨季は盗塁阻止率32.2%をマークし、捕手として11度の併殺に関与したのはサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)と並んでメジャー最多だった。オリオールズで82試合に出場して打率.219、14二塁打、3本塁打、17打点に終わったが、AAA級では24試合のみの出場ながら打率.273をマークしている。また、メジャーデビューしてからオリオールズで過ごした5年間の通算成績は、402試合に出場して打率.224、56二塁打、4三塁打、31本塁打、122打点となっている。

     今季のダイヤモンドバックスは、ポール・ゴールドシュミットを放出したトレードで若手有望株のケリーを獲得しており、現時点ではケリーが正捕手の筆頭候補となっている。ジョセフと同じ32歳のアビラ、27歳のマーフィーも控えており、メジャーレベルの捕手が4人もチームに在籍していることになる。まだマイナーオプションが残っていることを考えると、ジョセフはAAA級で開幕を迎えることになるかもしれない。

  • エンゼルス・大谷は5月に復帰予定 オースマス監督が発言

    2019.2.13 14:00 Wednesday

     今季からエンゼルスの監督に就任したブラッド・オースマスは、バッテリー組のスプリング・トレーニング開始日となった日本時間2月13日にメディア向けの会見を行い、故障中の選手についての最新情報を語った。そのなかで、エンゼルスは大谷翔平の指名打者としての戦列復帰時期を「5月中」と見込んでいることが明らかになった。

     トミー・ジョン手術からのリハビリを続けている大谷は、日本時間2月14日の練習後にメディア対応を行う予定となっているが、現時点では素振りを行うところまでリハビリが進んでおり、5月中に指名打者としてエンゼルスのラインナップに名を連ねることを期待されている。大谷は日本時間10月2日にトミー・ジョン手術を受けたあと、まだ投球や送球に関する練習を開始していないものの、少なくとも打者としては順調にリハビリのプロセスを消化しているようだ。

     「(故障のリハビリというのは)とても長くて退屈なプロセスなんだよね」とオースマス。「彼の性格を考えると、彼は一刻も早くグラウンドに戻ってきたいと考えていると思う。彼は競争するのが好きだからね。でも、彼の長期にわたる野球人生や今後の成功を考えると、慎重かつ正確に物事を進めていかなくてはならない」と冷静に現状を分析していた。

     エンゼルスが大谷の復帰時期について具体的に言及するのは、今回が初めてである。なぜなら、2020年に投手として復帰するためのリハビリを進めながら、今季打者としてプレイする準備を進めるプロセスは複雑であり、過去に例がないからだ。

     「5月中に戻ってきてくれると思っているけど、これは全てが順調に進んだ場合の話だ」とオースマスは慎重な姿勢を崩さない。「これはある意味新たな分野なんだよ。DHとして定期的に打席に立ちながら、先発投手としてマウンドにも上がるんだからね。そういう選手がトミー・ジョン手術のリハビリを行うのも新たな分野だし、彼が長期的に二刀流に取り組めるように我々は彼を守らなくてはならない。もし復帰を遅らせる必要があるならば、我々は迷わず復帰を遅らせるよ」と今後の方針について話していた。

  • MLB公式サイトによる現時点での全30球団開幕投手予想

    2019.2.13 12:10 Wednesday

     戦術の1つとして「オープナー」が導入され、ブルペンの重要性がさらに増す時代となったメジャーリーグだが、チームの開幕投手を任されることが先発投手にとって最高の名誉であることは変わらない。MLB公式サイトのコラムニストであるウィル・レイッチは、日本時間2月13日、全30球団の開幕投手を予想する記事を公開した。もちろん、スプリング・トレーニング期間中の好不調や故障により、この予想が変化していく可能性はあるが、各球団のエースがズラリと並んだ豪華なリストとなっている。

     ア・リーグ東部地区はディラン・バンディ(オリオールズ)、クリス・セール(レッドソックス)、ルイス・セベリーノ(ヤンキース)、ブレイク・スネル(レイズ)、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)の5人。昨季のサイ・ヤング賞受賞者であるスネルや直近7シーズンのうち6シーズンでサイ・ヤング賞投票6位以内に入っているセールといった好投手の名前が並び、セベリーノは「昨季、田中将大の3年連続開幕投手をストップさせた」と紹介されている。

     ア・リーグ中部地区はイバン・ノバ(ホワイトソックス)、コリー・クルーバー(インディアンス)、マイケル・フルマー(タイガース)、ダニー・ダフィー(ロイヤルズ)、ホゼ・ベリオス(ツインズ)の5人。トレード放出が噂されたクルーバーは、インディアンスに残留して開幕投手を務めるとの予想。また、ホワイトソックスは新加入のノバに開幕投手を任せると予想されている。

     ア・リーグ西部地区はジャスティン・バーランダー(アストロズ)、アンドリュー・ヒーニー(エンゼルス)、マイク・ファイアーズ(アスレチックス)、フェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)、マイク・マイナー(レンジャーズ)の5人。近年は低迷が続いているヘルナンデスだが、11年連続12度目の開幕投手を任されるとの予想。エンゼルスについては「難しい選択だ。(新加入の)マット・ハービーが指名される可能性すらある」とコメントされている。

     ナ・リーグ東部地区はフリオ・テーラン(ブレーブス)、ホゼ・ウーレイナ(マーリンズ)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、アーロン・ノラ(フィリーズ)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)の5人。デグロム、シャーザー、ノラと昨季のサイ・ヤング賞投票TOP3が顔を揃える豪華な地区である。

     ナ・リーグ中部地区はジョン・レスター(カブス)、ソニー・グレイ(レッズ)、ヨーリス・チャシーン(ブリュワーズ)、クリス・アーチャー(パイレーツ)、マイルズ・マイコラス(カージナルス)の5人。メジャー復帰1年目で最多勝を獲得したマイコラスが開幕投手を務めるとの予想だが、「予想は難しい。次代のエースであるジャック・フラハティや前エースのアダム・ウェインライトもいる」とレイッチが語るように、カージナルスでは熾烈な開幕投手争いが繰り広げられそうだ。

     ナ・リーグ西部地区はザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)、ジョン・グレイ(ロッキーズ)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ジョーイ・ルケーシー(パドレス)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)の5人。ドジャースでカーショウ以外の投手が開幕投手を務めたのは、2010年のビセンテ・パディーヤが最後である。

  • ベテラン救援右腕・ロモがマーリンズと1年契約へ

    2019.2.13 11:40 Wednesday

     スプリング・トレーニング開始を翌日に控えたマーリンズが、ベテラン救援投手の獲得によりブルペンの戦力アップに成功した。関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、マーリンズはフリーエージェントのリリーフ右腕、セルジオ・ロモと1年250万ドルで契約合意に至ったようだ。身体検査を経て、球団から正式に契約成立が発表される見込み。ロモは先日、ブルージェイズとの契約合意が近付いていることが報じられていたが、最終的に新天地として選んだのは、昨季プレイしたレイズと同じフロリダ州に本拠地を置くマーリンズだった。

     マーリンズがベテラン救援投手を獲得することは、事前に予測されていた。なぜなら、野球部門社長のマイケル・ヒルが先日行われたファンフェスタにおいて「スプリング・トレーニング開始までに経験豊富なリリーフ投手を獲得する予定である」ことを明言していたからだ。マーリンズはクローザーないし試合終盤の重要な場面を任せることのできる投手を欲していたが、ロモはそのニーズに合致する存在であると言えるだろう。

     現在35歳のロモは、昨季レイズで「オープナー」としての5先発を含む73試合に登板して67回1/3を投げ、25セーブ、75奪三振、防御率4.14をマーク。11年のメジャー生活では通算38勝31敗109セーブ、防御率2.86を記録し、ジャイアンツ時代の2010年、2012年、2014年にワールドシリーズ制覇を経験している。

     マーリンズの救援陣は、クローザーが固定されておらず、右腕のドリュー・ステッケンライダーと左腕のアダム・コンリーが相手打線との相性を考慮して併用される見込みとなっていた。ロモの加入により、ロモがクローザーの最有力候補となり、ステッケンライダーとコンリーは速球派右腕のタイロン・ゲレーロとともにセットアップ役に回ることになるだろう。経験豊富なロモは、若手投手が多いマーリンズ救援陣の教育係としても貴重な存在となりそうだ。

  • ジャイアンツにベテラン外野手が加入 パーラとマイナー契約

    2019.2.13 11:20 Wednesday

     メジャー最弱クラスの外野陣の戦力アップを目指してブライス・ハーパーの獲得に乗り出しているジャイアンツだが、マイナー契約で実績のあるベテラン外野手をチームに加えることも忘れていない。日本時間2月13日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシとマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ジャイアンツはフリーエージェントの外野手、ヘラルド・パーラとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。2度のゴールドグラブ受賞歴を誇る31歳のベテラン外野手が、レギュラーの有力候補としてジャイアンツに加わることになった。

     ジャイアンツにとってパーラは見慣れた存在であり、メジャーデビューした2009年から2014年途中までダイヤモンドバックス、2016年から昨季までロッキーズと、ジャイアンツと同地区のチームでプレイしていた。ダイヤモンドバックス時代の2011年と2013年にゴールドグラブ賞を受賞し、2013年にはウィルソン社が選出するナ・リーグの年間最優秀守備選手にも選出。ハイレベルな外野守備には定評がある。

     昨季はロッキーズの準レギュラーとして142試合に出場し、打率.284、6本塁打、53打点、11盗塁をマーク。打率は前年の.309から下がってしまったものの、出塁率は前年を上回る.342をマークしており、堅実な打撃に衰えは見られない。また、昨季は左翼手としての出場がほとんどだったが、守備防御点+6を記録しており、安定した外野守備は健在。実績のない若手選手がレギュラーを争うジャイアンツ外野陣において、実績と実力の両面で抜きん出た存在となるだろう。

     ジャイアンツは2年目のスティーブン・ダガーを「1番・中堅」で起用する方針であり、パーラはマック・ウィリアムソン、オースティン・スレイター、クリス・ショウ、ドリュー・ファーガソンらと両翼の座を争うことになる。また、ファーハン・ザイディ野球部門社長は複数の外野手をチームに加えることを明言しており、パーラの加入がハーパー獲得に向けての動きに影響を与えることはなさそうだ。

  • アスレチックスが先発左腕・アンダーソンと再契約へ

    2019.2.12 14:50 Tuesday

     MLB公式サイトでアスレチックスの番記者を務めるジェーン・リーが関係者から得た情報によると、アスレチックスはフリーエージェントの先発左腕、ブレット・アンダーソンと1年間のメジャー契約で再契約を結ぶようだ。まだ球団からの正式な発表はなく、身体検査の結果を待っている状況。契約合意については地元紙のサンフランシスコ・クロニクルが最初に報じた。

     現在31歳のアンダーソンは、昨年3月にアスレチックスとマイナー契約を結び、メジャーデビューを果たした古巣に5年ぶりの復帰。2度の故障者リスト入りもあって17先発にとどまり、4勝5敗、防御率4.48という成績をマークした。デビューイヤーの2009年にアスレチックスで11勝、2015年にドジャースで10勝を挙げており、健康であれば二桁勝利を期待できる存在。アスレチックスは先発ローテーションの顔ぶれがマイク・ファイアーズ、マルコ・エストラーダの2人以外は流動的となっており、アンダーソンは先発ローテーション争いに加わることになるだろう。

     アンダーソンは、2006年のドラフトでダイヤモンドバックスから2巡目指名を受けてプロ入り。2009年にアスレチックスでメジャーデビューを果たし、通算10シーズンで46勝52敗、防御率4.09をマークしている。2015年にドジャースで自身2度目の2ケタ勝利をマークしたあとは、故障に苦しむシーズンが続いており、過去3シーズンでの登板は34試合(うち33先発)だけ。アスレチックスの先発ローテーションの一角として活躍できるかどうかは、故障なくシーズンを過ごせるかどうかにかかっていると言えそうだ。

  • アスレチックス1巡目指名・マレーがフットボール専念を表明

    2019.2.12 12:35 Tuesday

     昨年のドラフトでアスレチックスから1巡目(全体9位)指名を受けたカイラー・マレー外野手は、日本時間2月12日、自身のTwitterでフットボールに専念する意向を表明した。野球とフットボールの両方で高い評価を受け、MLBのドラフトで全体9位指名を受けただけでなく、大学フットボールで最も活躍した選手に贈られる「ハイズマン賞」を受賞したマレー。一時は「MLBとNFLの二刀流選手」として注目を集めていたが、最終的には用意された背番号「73」のユニフォームを着ることなく、NFLのクォーターバックとなるための準備を進めることを決断するに至った。

     自軍が昨年のドラフトで「最高のアスリートにして最高の野球選手」と評価したマレーをスプリング・トレーニングに参加させるべく、粘り強く交渉を続けていたアスレチックスのビリー・ビーン野球部門上級副社長とデービッド・フォーストGMだが、マレーが今回の決断に至る日がやってくることをある程度覚悟していた様子だった。

     フォーストは「こうなる可能性があることはわかっていた。我々は彼とこまめに連絡を取っていたし、彼がNFLの世界でも魅力的な選手であることは知っていた。つまり、こういうことが起こる可能性があることは最初からわかっていたんだ」とコメント。「自分の生活や時間をNFLのクォーターバックになるために費やすことを決めた。ベストのクォーターバックになって、NFL王者になりたいんだ。NFLの公開練習と面接に向けての準備を始めている」というマレーの意向を尊重する方針だ。

     ただし、アスレチックスはマレーが再びMLBの世界を目指す日がやってくることを信じて、MLBにおけるマレーの保有権を放棄しないという。「我々は彼が素晴らしい野球選手になると思ったから彼を指名したんだ。いつかそれは起こるかもしれない」とフォースト。そのため、アスレチックスは今年のドラフトで補償指名権を得ることはできない。

     「彼を指名したことを全く後悔していない」とフォーストは断言。ボブ・メルビン監督も「彼はハイズマン賞の受賞者なんだよ。我々には彼の保有権がある。まずは彼がフットボール選手として素晴らしいキャリアを過ごせるように彼を応援するよ」と前向きなコメントを残している。フットボール専念を表明したマレーのフットボール選手としてのキャリアには、MLBの世界からも大きな注目が集まりそうだ。

  • ジャイアンツ ハーパー獲得とチーム再建を両立させる可能性

    2019.2.12 11:20 Tuesday

     2月に入ってからブライス・ハーパー争奪戦に本格参戦したジャイアンツ。フリーエージェント市場の大物外野手を狙うこの動きは、72勝90敗に終わった1992年シーズン後にバリー・ボンズを獲得し、翌年の103勝につなげた動きと比較されている。ジャイアンツはポストシーズン返り咲きを成し遂げるために、ボンズと同様の役割をハーパーに期待しているのだろうか。MLBネットワークのジョエル・シャーマンは、ジャイアンツには「別の狙い」があるのではないかと指摘する。

     一般的な視点から考えれば、ジャイアンツのラリー・ベアーCEOとファーハン・ザイディ野球部門社長の狙いは、ハーパーを獲得してチームの戦力をアップさせ、ナ・リーグ西部地区の優勝争いにおいてドジャースやロッキーズに対抗できるチームを作ることだろう。ハーパーは特に外野手の層が薄いチーム状況にフィットする存在であり、実現すれば理想的な補強となるに違いない。

     しかし、シャーマンはジャイアンツのハーパー獲得がチーム再建に関する動きの1つであると考えている。ハーパーは現在26歳であり、仮にジャイアンツがチーム再建に2~3年を要したとしても、チーム再建が完了することにはまだ28~29歳。チーム再建を終え、再びポストシーズン進出を狙うことにもバリバリの主力選手としての活躍を期待できるのだ。

     そして、シャーマンがハーパー獲得の最大の効果として挙げるのが「再建期にファン離れを防ぐことができる」ということだ。メジャーを代表するスター選手であるハーパーが入団し、期待に応える活躍を見せることができれば、チームの成績が振るわなくとも、ファンはハーパーの活躍を目にするために球場を訪れ、テレビ中継を見るだろう。NFLの49ers、NBAのウォリアーズなどとファンの奪い合いをしなければならないジャイアンツにとって、ハーパーは「ファン離れ阻止の切り札」になるというわけだ。

     再建期に突入しようとしているチームへの移籍をハーパーが受け入れるかどうかはわからない。しかし、このような指摘をする記者が現れること自体が、ハーパーが非常に魅力的な選手であることを証明していると言えるのではないだろうか。

  • ヤンキースはマチャド争奪戦から撤退せず 動向を注視

    2019.2.12 10:50 Tuesday

     スプリング・トレーニング開始に向けて準備を進めているヤンキースだが、日本時間2月12日にSNYのアンディ・マルティーノが伝えたところによると、ヤンキースのフロント・オフィスは引き続きフリーエージェントの目玉選手、マニー・マチャドの動向をチェックしているようだ。マルティーノはマチャド争奪戦のフロントランナーがホワイトソックスとフィリーズであることを報じる一方で、ヤンキースも依然として争奪戦に加わっていることを伝えている。

     マルティーノのレポートによると、マチャドと親しい関係者は「マチャドは最も高額なオファーを提示したチームと契約する」と考えており、それはヤンキースではない可能性が高いという。関係者がマルティーノに伝えたところによると、ヤンキースのマチャドに対するオファーはマチャドの希望額を下回っており、ヤンキースのマチャド獲得が実現する可能性は低いと見られているようだ。

     しかし、フリーエージェント市場での過去の振る舞いを見てもわかるように、ヤンキースは大物フリーエージェント選手の獲得を目指すチームにとって脅威であり続けてきた。ブライアン・キャッシュマンGMをはじめとするヤンキースのフロント陣が、フリーエージェント市場の様子をうかがいながらマチャド獲得への動きを本格化させるタイミングを計っているとすれば、逆転でのマチャド獲得が実現したとしても決して不思議ではない。

     マルティーノは、もしマチャドがヤンキースと契約すれば、マチャドは正三塁手を務める可能性が高いと分析。関係者によると、トロイ・トゥロウィツキーが健康であれば、正遊撃手にはトゥロウィツキーが起用される見込みであり、二塁にグレイバー・トーレス、三塁にマチャドが入り、ミゲル・アンドゥハーは一塁に回ることになるようだ。なお、トゥロウィツキーのコンディションが万全でない場合は、トーレスが遊撃に回り、二塁にはDJレメイヒューが入ることが予想される。

  • マリナーズはエンカーナシオンをキープしたまま開幕か

    2019.2.11 10:50 Monday

     今オフ、8年連続18本塁打以上をマークしているカルロス・サンタナがマリナーズに在籍していた期間は2週間足らずだった。彼はジーン・セグーラらをフィリーズへ放出したトレードでマリナーズに加入し、エドウィン・エンカーナシオンを獲得した三角トレードでインディアンスへ去っていった。そして、三角トレードの成立当初からすぐさま「転売」されることが予想されていたエンカーナシオンは、依然としてマリナーズに所属し続けている。マリナーズはエンカーナシオンの放出を模索しているものの、買い手が見つからないようだ。7年連続32本塁打以上を放っているエンカーナシオンは、このままマリナーズの一員として開幕を迎え、日本で行われる開幕シリーズでもプレイすることになりそうだ。

     マリナーズに加入した当初から、再びトレードされることが予想されていたエンカーナシオン。シアトル・タイムズのライアン・ディビッシュは、「マリナーズはエンカーナシオンに対してトレード放出を検討していることを伝えた」とまで報じているほどだ。しかし、スプリング・トレーニング開始が目前に迫った現在もエンカーナシオンはマリナーズに所属し続けており、トレードに関する具体的な話も聞こえてこない。

     マリナーズは、フリーエージェントの長距離砲、ネルソン・クルーズ(ツインズと契約)の争奪戦に敗れたチームがエンカーナシオン獲得を希望すると見込んでいた。クルーズ争奪戦にはツインズのほか、レイズ、アストロズなどが参戦。しかし、レイズはクルーズほどエンカーナシオンを高く評価しておらず、若手有望株の放出が不可避であるトレードにも消極的。また、アストロズはクルーズ獲得に失敗し、指名打者を複数の選手のローテーションで回していく方針を固めつつあるようだ。

     よって、マリナーズがエンカーナシオン放出を希望しているにも関わらず、エンカーナシオンに対する需要がほとんどないというのが実情だ。この状況を踏まえ、ディビッシュは「エンカーナシオンはマリナーズの開幕ロースターに名を連ねる可能性が高い」と伝えており、来日メンバーにも含まれることになるだろう。ただし、マリナーズのジェリー・ディポートGMは積極的にトレードを仕掛けることで知られており、開幕までに何らかの動きがあってもおかしくない。レギュラーシーズン開幕の日まで、エンカーナシオンの動向を注視していく必要がありそうだ。

  • ジャイアンツはハーパーとの短期契約を希望

    2019.2.11 10:35 Monday

     ブライス・ハーパー争奪戦に加わったことが報じられているジャイアンツだが、ハーパー自身が望む超大型契約の担い手となることはなさそうだ。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、ジャイアンツには昨年9月にナショナルズがハーパーに提示して拒否された10年3億ドルのような超大型契約をオファーする意思はなく、比較的短期の契約を結ぶことを望んでいるという。フリーエージェント市場の目玉と見られたハーパーにとっては、厳しいオフシーズンが続いている。

     ナイチンゲールによると、ジャイアンツはハーパーとの短期契約を目指す方針だという。ただし、昨オフにジャンカルロ・スタントン(マーリンズからヤンキースへ移籍)の残り契約2億6500万ドルを引き受ける意思を示していたように、決して超大型契約を結ぶ予算がないわけではなく、スタントンと同様の超大型契約をハーパーにオファーする可能性はゼロではないと指摘する。

     ハーパー争奪戦に加わっているチームのなかでは、ジャイアンツは同じナ・リーグ西部地区に所属するパドレスやドジャースとともに、「ハーパーの地元・ラスベガスに近い」という地理的優位に立っているチームである。また、近年低迷が続くジャイアンツがフリーエージェントの目玉であるスター外野手の獲得に乗り出していることは、1992年オフにジャイアンツが当時史上最高額となる6年4400万ドルでバリー・ボンズと契約し、翌1993年の快進撃(103勝)につなげたことを思い起こさせる。

     ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は、自軍がハーパーに対して正式な契約オファーを提示したかどうかを明らかにしていないものの、「我々とハーパーは互いに関心を持っている」と語っている。メジャー最弱と言っても過言ではないジャイアンツの外野手事情を考えると、ハーパーはチームにフィットする存在だが、ジャイアンツは短期契約のオファーでハーパーを満足させることができるのだろうか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

  • ベテラン外野手・カブレラがパイレーツとマイナー契約

    2019.2.11 10:20 Monday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールとジ・アスレチックのロブ・ビーアテンプフェルが報じたところによると、フリーエージェントのベテラン外野手、メルキー・カブレラがパイレーツとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決まったようだ。まだ球団からの正式発表はないものの、MLBネットワークのジョン・ヘイマンもこの契約を報じており、ロースター入りを果たした場合、出来高を含めて最大200万ドルがカブレラに支払われるという。

     現在34歳のカブレラは、ヤンキース時代の2005年に20歳でメジャーデビューし、その後ブレーブス、ロイヤルズ、ジャイアンツ、ブルージェイズ、ホワイトソックスを経て、昨季はインディアンスでプレイした。78試合で打率.280、6本塁打、39打点、OPS.755と存在感を示し、控え外野手として活躍。ロイヤルズ時代の2011年に打率.305、18本塁打、OPS.809、ジャイアンツ時代の2012年に打率.346、11本塁打、OPS.906をマークするなど、通算では打率.286、137本塁打、OPS.753という成績を残しており、自身唯一のオールスター・ゲーム出場を果たした2012年にはオールスターMVPを受賞している。

     パイレーツは左翼にコリー・ディッカーソン、中堅にスターリング・マーテイが入り、グレゴリー・ポランコが出遅れる予定の右翼にはロニー・チゼンホールを補強。カブレラは控え外野手として開幕ロースター入りを目指すことになる。25歳のパブロ・レイエスや26歳のホゼ・オスーナ、カブレラと同様に招待選手としてスプリング・トレーニングに参加するパトリック・キブラハンやJBシャックらが、開幕ロースター入りに向けてのライバルとなりそうだ。

  • ジャイアンツ・バムガーナーはオープナー戦法に否定的

    2019.2.10 11:20 Sunday

     ジャイアンツのエース左腕、マディソン・バムガーナーは流行の兆しを見せつつある「オープナー戦法」について、自身の見解を明らかにした。日本時間2月11日、ファンフェスタの質問コーナーにおいて、ブルース・ボウチー監督はウィンター・ミーティングの期間中にバムガーナーからテキストメッセージが届いたことを明らかにし、そこには「もしオープナーを使うのであれば、僕は球場から出ていかなくてはならないね」と書かれていたという。伝統的な先発投手として活躍してきたバムガーナーは、「オープナー戦法」について否定的な意見を持っているようだ。

     「オープナー戦法」とは、昨季レイズやアスレチックスが本格採用した投手起用法の1つであり、リリーフ投手を先発させて1~2イニングを投げさせたあと、本来の先発投手または別のリリーフ投手を登板させるという起用法である。先発投手が相手チームの上位打線と対戦する機会を減らすことで好投を引き出したり、先発投手不足の状況をリリーフ投手で補ったり、といったメリットがあると考えられている。

     ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は、バムガーナー以外の顔ぶれに不安を抱える先発ローテーションの改善策として「オープナー戦法」の採用を昨年12月に示唆していた。今オフ、デレク・ホランドとドリュー・ポメランツの両左腕を獲得して先発投手の層に厚みを加えているものの、依然として「オープナー戦法」を採用する構想を持っているようだ。

     「私の基本的な考え方は、勝つためのチャンスを最大化することが最優先だ。ホランドとポメランツはあらゆる起用法に対応できる投手である。先発して6イニングを投げることもできるし、試合の最終2イニングを抑えることもできるし、試合中盤を任せることもできる」とザイディ。ひょっとすると、ホランドとポメランツをチームに迎え入れたのは、「オープナー戦法」の本格採用を想定したうえでの動きだったのかもしれない。

     ザイディは「たとえば相手チームの上位打線に左打者が多く、我々が右腕を先発させようとしている場合、左腕を(オープナーとして)先発させることで右腕の負担を減らすことができる。相手チームが嫌がることをして、勝つチャンスを最大化するのが我々の目指すべきところなんだよ」と「オープナー戦法」の採用に前向きだ。ただし、バムガーナーが登板する試合で「オープナー戦法」が採用される可能性はほとんどないと見られる。ボウチーは「(バムガーナーがオープナーのあとに2番手として登板する可能性よりも)代打として出てくる可能性のほうが高いだろうね」と語っている。

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