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  • 来年6月にロンドンで公式戦開催 ヤンキースvsレッドソックス

    2018.5.9 11:30 Wednesday

     日本時間5月9日、MLB機構は来年6月に史上初となる欧州での公式戦を開催することを発表した。開催地はイギリスのロンドン。会場は2012年のロンドン五輪でメイン競技場として使用されたロンドン・スタジアムに決定し、ヤンキース対レッドソックスの「伝統の一戦」が2試合行われる予定となっている。

     メジャーリーグがいよいよ欧州へ進出する。来年6月29日と30日(ともに現地時間)に「MLBロンドンシリーズ」と題してヤンキースとレッドソックスによる2連戦がロンドン・スタジアムで行われることが正式に決定。欧州での公式戦開催は史上初であり、ヤンキース対レッドソックスの「伝統の一戦」がニューヨークとボストン以外の都市で行われるのも史上初のことだという。また、この2連戦ではレッドソックスがホームチームとなり、2020年にもロンドンで公式戦が開催される予定であることも併せて発表されている(対戦カードは未定)。

     「MLBロンドンシリーズ」開催決定の記者会見には、MLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーやロンドン市長のサディク・カーンらが出席。カーンは「メジャーリーグをロンドンへ迎え入れる機会を得ることができて非常に嬉しい。私は市長に就任したときから、メジャーリーグをロンドンへ招致するために活動してきた。2つの素晴らしいチームが我々の街に来てくれるということでとても喜んでいる」とコメント。市長就任当初からの悲願達成を喜んだ。

     NBAとNFLが定期的にロンドンで公式戦を開催していることもあり、マンフレッドは以前からMLBの欧州進出を目論んでいた。「我々は欧州進出の正しい機会を探し続けていたんだ」とマンフレッド。「ロンドンはパーフェクトな場所だと思うし、ヤンキース対レッドソックスという素晴らしいライバル対決をお見せできることにとても興奮している」と欧州進出の成功に自信を見せた。

     メジャーリーグ史上初となる欧州での公式戦開催は、どのような盛り上がりを見せるのか。世界中から大きな注目を集めることは間違いなさそうだ。

  • 降格拒否してDFAのメッツ・ハービーがレッズへトレード

    2018.5.9 11:00 Wednesday

     日本時間5月9日、メッツのマット・ハービーとレッズのデビン・メゾラコの交換トレードが成立したことが両チームから発表された。不調に苦しむハービーはAAA級への降格を打診されたものの、それを拒否。メッツはハービーをDFAとし、トレードの可能性を探っていた。

     今回のトレードは、投手陣の整備が進まない状況のなか、ハービーの復活に賭けたレッズと、トラビス・ダーノウとケビン・プラウェッキーが故障離脱し、深刻な捕手不足に陥っていたメッツの思惑が一致したトレードになったと言えるだろう。レッズは先発ローテーションの柱となるべきホーマー・ベイリーが0勝5敗、防御率5.61と全く機能せず、昨季ブレイクしたルイス・カスティーヨや2ケタ勝利の経験があるブランドン・フィネガンも防御率7点台の大不振。ベイリーとともに先発ローテーションの中心を担う存在であるアンソニー・ディスクラファーニは故障続きで登板すらままならず、タイラー・マーリーとサル・ロマノの両若手右腕が防御率4点台で先発ローテーションを支える状況となっている。タッカー・バーンハートに正捕手の座を奪われ、余剰戦力となっていたメゾラコを放出してハービー復活の可能性に賭けたのは理解できる動きである。

     一方のメッツは、正捕手のダーノウがトミー・ジョン手術により今季絶望、2番手捕手のプラウェッキーは左手骨折からの回復が遅れているという状況。現在はホゼ・ロバトンやトマス・ニドーを起用してやりくりしているものの、両者とも打率は1割台中盤に落ち込んでおり、正捕手としては力不足の感が否めない。近年は故障続きで2015~2017年の3シーズンで合計95試合にしか出場していないとはいえ、2014年に25本塁打、OPS.893をマークした実績を誇るメゾラコの加入は、メッツにとって戦力アップとなるに違いない。

     なお、ハービーの今季年俸が560万ドルであるのに対して、メゾラコの今季年俸は1312万5000ドル。この差額についてはレッズ側が全額を負担することになっているようだ。

  • ブルージェイズの守護神・オスーナが暴行容疑で逮捕

    2018.5.9 10:30 Wednesday

     日本時間5月9日、ブルージェイズのクローザーとして活躍しているロベルト・オスーナが女性への暴行容疑により逮捕され、コミッショナー事務局によって謹慎処分を科されたことが明らかになった。

     MLB機構によると、オスーナはすでに釈放されており、現地時間6月18日にトロントの裁判所に出廷する予定となっているという。詳しい状況については調査が進められており、MLB機構とMLB選手会によるドメスティック・バイオレンス・ポリシーに従って、オスーナに謹慎処分を科すことが決定された。

     被害者が女性であるということは明らかにされているものの、被害者のプライバシーを保護し、特定を避けるため、事件に関する詳細や被害を受けた女性についての詳しい情報は明らかにされていない。通常、謹慎処分は7日間のみだが、調査の進行状況によってはそれ以上の処分が科される可能性もあり、今後の動向に注目が集まっている。

     今季のオスーナはここまで15試合に登板して9セーブ、防御率2.93をマーク。日本時間4月11日のオリオールズ戦で今季5セーブ目をマークし、史上最年少で通算100セーブに到達した。2015年4月に20歳でメジャーデビューを果たし、2016年から2年連続で36セーブ以上をマークしているメジャー有数のクローザーであるだけに、離脱が長期化するようであれば、レッドソックスとヤンキースの二強を追うブルージェイズの戦いにも大きな影響を与えそうだ。

     なお、ブルージェイズはオスーナの離脱に伴い、AAA級バッファローからリリーフ右腕のジェイク・ペトリチカを昇格させた。ジョン・ギボンズ監督はオスーナについて「何もないといいんだけどね」と心配そうに語ったが、ブルージェイズはオスーナ離脱後の初戦となった日本時間5月9日のマリナーズ戦で、ジェームス・パクストンにノーヒッターを達成される屈辱を味わうこととなった。

  • ツインズ・ロメロが毎回奪三振で自身2連勝 チームも4連勝

    2018.5.8 16:30 Tuesday

    【ツインズ6-0カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

     現在3連勝でア・リーグ中地区2位のインディアンスを追うツインズはカージナルス2連戦初戦を迎えた。3連勝中のチーム打率.257 6本塁打 19得点と打線が機能している。そして迎えた今試合でも打線の勢いそのままに猛打、一方の先発投手もメジャー登板2試合目ながら快投をみせて投打が噛み合い、さらに連勝を伸ばした。

     この日のツインズの先発は前回登板でメジャー初勝利を飾ったフェルナンド・ロメロ。主にツーシームとチェンジアップのコンビネーションで打者を打ち取っていく投手だ。初回の投球は先頭打者のマット・カーペンターに対していきなり四球を与えてしまうものの、後続を2つの三振を含む3人で片づけた。一方のカージナルスの先発は日本時間4月27日以来の登板でこの日、メジャー再昇格となったジョン・ガント。初回の投球は先頭のジョー・マウアーを出塁を許すと自らの暴投で走者二塁のピンチを迎える。そして1死からマックス・ケプラーにツーベースを浴びて失点すると2死からエディ・ロサリオにもタイムリーを打たれ2失点スタートと不安定な立ち上がりとなった。

     初回を無失点で切り抜けたロメロは2回以降、得意の緩急でカージナルス打線に的を絞らせず6回まで毎回奪三振を記録。2回にはポール・デヨングにツーベースを浴びて1死二塁のピンチを迎えるも崩れることなく続く打者を抑えていく。6回2死にはヒットを浴びたデヨングを見逃し三振に仕留め6回3安打無失点、9奪三振の好投で勝利投手の権利を得たまま降板となった。一方のガントは4回に1死一・三塁からボビー・ウィルソンに犠牲フライ、6回にロビー・グロスマンにツーベースを打たれ、6回途中6安打4失点と試合をつくれずマウンドを降り、両先発の明暗が分かれた。

     6回終了時まで4対0とリードを広げたツインズは8回にもグロスマンのタイムリーなどで2点を追加し11安6得点の完封勝利でチームは4連勝を飾った。先発したロメロは自身2連勝、彼の後を継いだリリーフ陣も相手打線にヒットを許さず完璧リレーとなった。一方のカージナルスは得点圏に走者を進めるもチャンスをモノにできず連勝が「5」でストップした。

  • 4点差追い付いたレンジャーズが逆転勝利 デシールズの快足光る

    2018.5.8 16:00 Tuesday

    【タイガース6-7レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

     ノマー・マザーラの8号ソロで先制しながらもタイガースに逆転を許し、6回表終了時点で4点のビハインドを背負っていたレンジャーズ。しかし、6回裏に打線が奮起し、イサイアー・カイナーファレファの2点タイムリー二塁打など3本のタイムリーを集中して一気に同点に追い付いた。ところが、7回表にマザーラがライン際の打球を落球してタイガースに勝ち越しを許し、再び1点ビハインドの状況に。その裏、レンジャーズは二死からデライノ・デシールズが相手のエラーで出塁し、秋信守(チュ・シンス)の打球を二塁手のディクソン・マチャドが追いかけている間にデシールズが一塁から生還して同点。さらにジュリクソン・プロファーがライトへの勝ち越しタイムリー三塁打を放って試合をひっくり返し、このリードを守り抜いて7対6で逆転勝利を収めた。

     タイガース先発のマイケル・フルマーの前に5回まで1点に封じられ、劣勢を強いられていたレンジャーズだが、6回裏にフルマーを攻略。レンジャーズのジェフ・バニスター監督は「フルマーが非常に良いボールを投げていた。早い段階で劣勢になったけれど、積極的な野球を展開することで盛り返すことができたね」と逆転勝利を振り返った。「1勝は1勝にすぎない」とバニスターは語ったが、積極的かつ粘り強く戦って手にした1勝は、地区最下位に低迷するレンジャーズにとって1勝以上の意味を持つものとなるはずだ。

     逆転勝利のなかで光ったのはデシールズのスピードだ。秋信守の打球はマチャドのグラブの下を抜け、ライト方向へ転々としていったが、その間に快足を飛ばして一塁から長躯ホームイン。「僕が塁に出れば、どんなことだって起こる可能性があるんだ」という言葉からは自身のスピードに対する自信とプライドが垣間見えた。

     7回裏に逆転に成功したレンジャーズは8回にジェイク・ディークマン、9回にキーオニー・ケラを投入する必勝リレーで逃げ切り。タイガース3連戦の初戦を見事に白星で飾った。

  • ダルビッシュが故障者リスト入り 苦しむ日本人投手たち

    2018.5.8 10:30 Tuesday

     日本時間5月8日、ダルビッシュ有(カブス)がインフルエンザのような症状を訴えて10日間の故障者リストに登録された。今回の措置は日本時間5月6日に遡って適用されるため、最短では来週のブレーブス4連戦で復帰可能だが、先発予定だった明日の登板は不可能となった。

     昨季終了後にドジャースからフリーエージェントとなったダルビッシュは、今年2月に6年1億2600万ドルの大型契約でカブスに加入。左腕エースのジョン・レスターとともに先発ローテーションの中心的存在として期待されていたが、開幕から6試合に先発して0勝3敗、防御率6.00と苦しいピッチングが続いている。奪三振率は例年並みの数字を維持しているものの、与四球率や被本塁打率が悪化し、被打率.258も自己ワーストの数字。制球に苦しみ、ストライクを取りに行ったところを痛打されている様子が数字からも読み取れる。故障者リスト入りの期間をリフレッシュ期間として上手く活用し、戦列復帰後の活躍に繋げたいところだ。

     また、同じく日本時間5月8日、パドレスは牧田和久をAAA級エルパソへ降格させたことを発表した。埼玉西武からポスティング制度を利用してメジャーリーグに挑戦し、今年1月にパドレスと総額380万ドルの2年契約を結んだ牧田だが、開幕から14試合に登板して防御率6.75と期待に応えることができなかった。打ち込まれる日とそうでない日の差が極端なため、安定したパフォーマンスを目指してAAA級で調整を行うことになりそうだ。

     牧田と同じリリーフ組では、田澤純一(マーリンズ)も不振に苦しんでいる。契約最終年となる今季は、チームのロースターが大幅に若返ったこともあり、5年連続50試合以上登板の経験を生かしてブルペンを支えることが期待されていたものの、ここまで16試合に登板して防御率7.80と大乱調。4月中旬までは防御率1点台を維持していたものの、その後は失点する試合が増え、首脳陣からの信頼を失いつつある。

     シーズン序盤は苦しんでいる姿が目立つ日本人投手だが、レギュラーシーズンはまだ5ヶ月近く残っている。今後の復調と活躍に期待したい。

  • 初回4得点の猛攻 マーリンズが4カード連続勝ち越し

    2018.5.7 17:30 Monday

    【マーリンズ8-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     レッズ先発のブランドン・フィネガンの立ち上がりを攻め、初回に打者一巡の攻撃で4点を先行したマーリンズが8対5で逃げ切り。ドジャース3連戦、ロッキーズ3連戦、フィリーズ3連戦に続いてレッズ3連戦も2勝1敗で終え、先月下旬から4カード連続の勝ち越しとなった。

     マーリンズは初回に相手の守備のミスもあって無死二、三塁のチャンスを作り、スターリン・カストロのタイムリーで2点を先制。一死二、三塁となったあと、キャメロン・メイビンのタイムリーとルイス・ブリンソンの内野ゴロでさらに2点を追加し、一挙4得点のビッグイニングとなった。2回表にカストロの犠牲フライでリードを5点に広げ、3回裏にジョーイ・ボットーの5号ツーランで3点差に迫られたものの、7回表にはメイビンがタイムリー二塁打を放って6対2。直後の7回裏にボットーのタイムリー二塁打で再び3点差となり、9回には2点を取り合ったが、最後はクローザーのブラッド・ジーグラーがピンチを凌ぎ、マーリンズが勝利を収めた。

     悪天候による中断があったこともあり、マーリンズのドン・マティングリー監督は「我々が先行して、相手が追い上げてきた。雨天中断後に試合が再開され、そこから試合がどのように展開していくかわからなかった」と逃げ切って勝利を収めたことにホッとした様子。最終回に田澤純一が3点差に追い上げられ、一死一塁の場面でマウンドに上がって試合を締めくくったジーグラーは「僕たちは積極的にプレイすることができている。これは大切なことだと思うよ」と4カード連続勝ち越しの要因を分析した。

     打線ではリードオフマンのJ.T.リアルミュートが2安打2四球で4度も出塁し、3番・カストロは2安打3打点の活躍。6番・メイビンも前打者が敬遠されたあとにタイムリーを放つなど、2安打2打点をマークしてチームの勝利に貢献した。なお、5番手として9回裏に登板した田澤は一死しか取ることができず、自分の役割を果たすことはできなかった。

  • 7回一死まで無安打のツインズが7回以降5得点で逆転勝利

    2018.5.7 12:30 Monday

    【ツインズ5-3ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

     ホワイトソックス先発のジェームス・シールズの前に6回一死までパーフェクト、7回一死までノーヒットに封じられていたツインズだが、見事に逆転勝利を収め、ホワイトソックス4連戦を3勝1敗で勝ち越した。2点ビハインドの7回表、ツインズは一死一塁からエドゥアルド・エスコバーがチーム初安打を放ってチャンスを広げ、続くエディ・ロサリオのタイムリーで1点差。二死後にローガン・モリソンがライト線への2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転に成功した。その裏に同点とされたものの、8回表一死一、三塁から内野ゴロの間に勝ち越しに成功。9回表には先頭のロサリオが7号ソロを放ち、リードを2点に広げて試合を決めた。

     この試合の決勝点は、ホワイトソックスの三塁手、ヨルマー・サンチェスのミスから生まれた。8回表一死一、三塁の場面で、マックス・ケプラーの打球は三塁・サンチェスへの平凡なゴロ。併殺をとるのが難しい打球であり、本来であればサンチェスは三塁走者のジョー・マウアーを牽制したあとに一塁でアウトを取るべきだが、サンチェスはマウアーのほうを振り返ることなく一塁へ送球してしまった。この間にマウアーが生還し、結果的にこの1点が決勝点に。ホワイトソックスにとっては同点に追い付いた直後のイニングだっただけに、痛恨のミスとなってしまった。

     ツインズのポール・モリター監督は「我々はシーズン最初の5~6週間にわたって、多くの試合で勝利への道筋を見つけることができなかった。でも今日は勝つことができた。良い形で4連戦を終えることができたね」と3連勝で4連戦を勝ち越したことに満足げ。7回表に逆転打を放ったモリソンについては「打撃が良くなる兆候はあったんだ。少しずつ成績を向上させているし、良い打席も増えているよ」と語り、昨季38本塁打を放ちながら今季ここまで打率.182と苦しんでいる新加入のスラッガーの復調に手応えを感じている様子だった。

  • 相手投手の暴投により決勝点 ブルージェイズが接戦を制す

    2018.5.7 10:30 Monday

    【ブルージェイズ2-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

     8回裏にカルロス・ゴメス(レイズ)に5号同点ソロが飛び出した一戦は、痛恨のバッテリーエラーが勝敗を分ける結果となった。1対1の同点で迎えた9回表、ブルージェイズは先頭のケビン・ピラーがレイズのクローザー、アレックス・コロメイから二塁打を放って出塁。次打者の内野ゴロの間に三塁へ進み、アンソニー・アルフォードの打席でコロメイの暴投の間に勝ち越しのホームを踏んだ。9回裏はクローザーのロベルト・オスーナがレイズの攻撃を無得点に抑え、1点のリードを死守。ブルージェイズは7日間8試合にわたる遠征を4勝4敗で終えた。

     試合は今季不調の右腕同士の投げ合いで始まった。直近4先発で計19イニングを投げ、18失点と打ち込まれていたマルコ・エストラーダ(ブルージェイズ)が6回無失点と好投すれば、レイズ先発のクリス・アーチャーも今季最長の7イニングを投げて1失点と安定したピッチング。エストラーダは今季初めて無失点で登板を終え、アーチャーは5回表にアレドミス・ディアスのタイムリー内野安打で1点を失っただけだった。

     8回裏にゴメスの一発で同点に追い付かれたブルージェイズだったが、9回表に相手のミスに乗じて勝ち越しに成功。今季のブルージェイズは終盤まで粘り強く戦う試合が目立ち、7回以降の69得点はメジャー最多の数字である。また、8回以降に同点となった試合では、今日の試合を含めて5勝0敗と開幕から無敗をキープしている。

     ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「どんな形であれ、勝てて良かったよ」と遠征最終戦を勝利で飾ったことを喜んだ。「私はこのチームのことをとても気に入っているし、我々はしっかり戦うことができていると思う」とギボンズ。決勝のホームを踏んだピラーも「ホームに戻る前に勝つことができたのは良かった。気持ちよくホームへ戻ることができるからね」とギボンズ同様に勝利への喜びを口にしていた。

  • ウォンの劇的なサヨナラ弾で延長戦を制したカージナルスが4連勝

    2018.5.6 13:00 Sunday

    【カブス6-8xカージナルス】@ブッシュ・スタジアム

     ナ・リーグ中地区のライバル同士であるカージナルスとカブスによる3連戦が現在、ブッシュ・スタジアムで行われている。現在3連勝中と勢いに乗るカージナルスと逆に3連敗中のカブスの対戦は第2ラウンドに突入し本拠地で脅威の粘りで延長戦に持ち込んだカージナルスがコルテン・ウォンの劇的なサヨナラ2ランで激闘に幕を下ろした。

     この日のカージナルスの先発はここまで2勝を挙げているルーク・ウィーバー。前回登板のパイレーツ戦では6回途中4失点で敗戦投手となっている。初回の投球は先頭打者のベン・ゾブリストに出塁を許すも後続を抑えて無失点。一方のカブスは移籍1年目のタイラー・チャットウッドが先発。前回登板のブリュワーズ戦で7回無失点の好投で自身2連勝となった。この勢いで今試合でも投げたかったが初回は2者連続四球といきなりピンチを背負ってしまう。それでも2つの三振を奪うなど続く打者を3人で片づけ両投手とも上々の立ち上がりとなった。

     一方、長いイニングを投げたいウィーバーにとって2回の投球は「魔の回」となってしまう。先頭打者のカイル・シュワーバーを皮切りにアディソン・ラッセル、ジェイソン・ヘイワードにヒットが飛び出し無死満塁の大ピンチを迎えると内野ゴロやスクイズなどでこの回一挙4失点を喫し不利な展開となった。しかしこの悪い流れを変えたのは味方打線だった。4回のカージナルスの攻撃では四死球で満塁の場面とするとグレッグ・ガルシアの犠牲フライやマット・カーペンターのツーベースなどで瞬く間に4対4の同点に追いついた。負けられないカブスもハビアー・バイエズやアンソニー・リゾに一発が飛び出し6対4とカブス優勢で試合は最終回を迎える。

     カブスは守護神、ブランドン・モローを登板させ逃げ切り体制に入るが1死一・二塁のチャンスをつくるとマーセル・オズーナがカウント0-1から2球目のスライダーを捉えてレフトへのツーベースとし土壇場で6対6と追いつき延長に突入した。長期戦になるかと思われたが決着はすぐに訪れた。延長10回のカージナルスの攻撃で先頭打者のポール・デヨングを一塁に置き迎えたウォンがカブス6番手、ルーク・ファレルのフォーシームをライトスタンドへ運びチームを4連勝に導くサヨナラ弾を記録した。今試合で両軍合わせ13人の投手が登板、敗れたカブスは12安打を放つも最後までリードを守ることができなかった。

  • ドジャースがメキシコの地で継投ノーヒッター達成

    2018.5.5 17:00 Saturday

    【ドジャース4-0パドレス】@エスタディオ・デ・ベイスボル・モンテルレイ

     ドジャースとパドレスは日本時間5月5日から3日間に渡ってメキシコでの3連戦を行う。これはメジャーの戦略の1つとして挙げられる世界各地での試合開催の一環で来年には日本でも予定されている。今回のメキシコシリーズ第1戦からドジャース投手陣が奮闘し継投ではあるものの、ノーヒッターを達成する快挙を成し遂げた。

     この日のドジャースの先発は100マイルの直球を武器とするウォーカー・ビューラー。前回登板のジャイアンツ戦では5回2失点で今季初勝利を挙げている。初回からドジャース打線がマット・ケンプのタイムリーで1点を先制した状態での最初の投球は2つの三振を含む3者凡退のスタートを切った。一方のパドレス先発、ジョーイ・ルーケシーも前回登板のメッツ戦で勝利投手となっているが初回から失点し、立ち上がりから両軍投手の明暗が分かれた。

     続く2回のドジャースの攻撃では2死走者なしからクリス・テイラー、キケ・ヘルナンデスの連続弾で2点を追加しビューラーを強力援護した。援護点をもらったビューラーは3回に1死から2者連続四球で走者一・二塁のピンチを招くも続くエリック・ホズマーを三塁併殺に抑えて無失点で切り抜けた。試練を乗り越えたビューラーはこの後も調子を上げ、6回3与四球8奪三振の好投で降板となった。一方のルーケシーは5回5安打3失点の成績だった。

     パドレスの7回のマウンドには牧田和久が登場。牧田はチームの消沈した雰囲気を変えようとテイラーとヘルナンデスを2者連続三振、続くケンプも抑えて3者凡退、回またぎで8回も3人で片づけメキシコの地で2回3奪三振無失点の好投を披露した。彼の投球に応えたかった打線だが、7回はトニー・シングラーニ、8回はイミー・ガルシア、そして最終回はアダム・リベラトーレに完璧に抑えられ、1本もヒットを打つことができずに敗戦となった。

     これでドジャースにとって球団史上23回目のノーヒッターであり、今回のような継投での偉業は初となる。また、チームにおいて直近のノーヒッターは2014年の日本時間6月19日にクレイトン・カーショウがロッキーズ相手に成し遂げている。

  • 特別補佐就任のイチロー 異例の生涯契約について考える

    2018.5.4 23:30 Friday

     日本時間5月4日、今季マリナーズ復帰を果たしたイチローが今季の残り試合に出場せず、特別補佐として球団に帯同し続けることが発表された。「50歳現役」を目標に掲げるイチローと、イチローの存在を必要としているマリナーズ。異例ともいえる今回の措置は、いわゆる「WIN-WIN」の関係となっているように見える。

     今回の措置に関して、マリナーズのジェリー・ディポートGMが明確にしたのは「来季以降イチローが選手としてプレイする可能性を排除するものではない」ということだ。イチローは今季、自分がチームに最も貢献できる方法として今回の措置を受け入れた。マリナーズはイチローの存在がチームに好影響を与えていることを高く評価し、単純に戦力外とするのではなく、球団史に残る功労者に対して最大限の敬意を表し、特別補佐というポジションを用意した。今季47打席で打率.205、OPS.460に終わったイチローだが、数字に表れない部分での貢献を最大限に評価された結果が、異例ともいえる今回の措置につながったのだろう。

     言い方は悪いかもしれないが、昨季終了後にマーリンズからフリーエージェントとなったイチローと契約してくれるチームは古巣のマリナーズしかなかった。今季さらに成績を落としているイチローを積極的に欲しがるチームがあるとは考えにくく、イチローにとってはマリナーズに残留することが現役を続行するために一番の近道だろう。来春には日本での開幕2連戦が予定されており、そこでは特別にロースター枠が28人に拡大される。イチローが選手として東京ドームのグラウンドに立つ可能性はゼロではないはずだ。

     開幕30試合で18勝12敗の好スタートを切ったマリナーズは、チーム好調の要因の一つがイチローの存在であると考えている。若手選手のみならず、主力選手やベテラン選手も、イチローからアドバイスを得るため、イチローから何かを学ぶため、イチローから何かを吸収するためにグラウンドの内外でイチローのもとに集まるという。残念ながら今後イチローはベンチには入れないようだが、試合前の打撃練習やミーティングにはこれまで同様に参加し、試合中にはビデオルームやクラブハウスでチームをサポートすることになる。イチローは自身のルーキーイヤーである2001年以来17年ぶりのポストシーズン進出を目指すチームに、今後も好影響を与え続けることだろう。

     「チームの助けになるのなら」と今回の措置を受け入れたイチロー。「ここで野球人生を終えてほしい」と願うマリナーズ。異例ともいえる今回の措置は、両者にとって必ずやハッピーな結末を迎えるはずだ。少なくとも今は、そうであると信じたい。

  • Wソックスがトンプソンの劇的なサヨナラ弾で連敗止める

    2018.5.4 17:00 Friday

    【ツインズ5-6xホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

     現在、ア・リーグ中地区4位のホワイトソックスはチーム再建の真っ最中ということもあり4連敗中と停滞している。その中でも将来的の繁栄のために我慢の時だ。日本時間5月4日に行われたツインズ戦では序盤から徐々に得点していったホワイトソックスが最終回に劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

     ホワイトソックスの先発は今季未だ勝ちなしのレイナルド・ロペス。前回登板のロイヤルズ戦では10安打を浴びるも7回途中4失点(2自責点)と粘りの投球をみせていた。そして今試合の初回、フォーシーム主体の投球でツインズ打線を3者凡退に抑え、上々の立ち上がりをみせる。一方のツインズ先発、ジェイク・オドリッジは前回のレッズ戦で勝利投手になっており、連勝が期待される。オドリッジは三振を含むホワイトソックス打線を3人で片づけてこちらも無失点スタートを切った。

     試合が動いたのは3回のツインズの攻撃。先頭打者のローガン・モリソンから2者連続ヒットで無死一・三塁のチャンスをつくると捕手、オマー・ナルバエスのパスボースやジェイソン・カストロの犠牲フライで2点先取した。直後のホワイトソックスの攻撃では1死三塁の場面からヨルマー・サンチェスの内野ゴロで1点を返した。3、4回は両軍ともに点の取り合いとなり4回のツインズはモリソンの一発などで3点を追加するとホワイトソックスもダニエル・パルカが本塁打を放ち、4回終了時点で3対5の接戦となっていた。

     連敗を避けたいホワイトソックスは4対5で迎えた6回に1死一塁からマット・デービッドソンの同点タイムリーで試合を振り出しに戻す。この一打で降板となったオドリッジは6回途中6安打5失点と精彩を欠く結果となった。一方のロペスは7回途中6安打5失点と両先発とも長いイニングを投げてリリーフ陣に後を託した。

     そして試合の決着は9回裏に訪れた。ホワイトソックスはツインズの4番手、アディソン・リードの前に簡単に2死となり延長戦が濃厚となっていたがこれに終止符を打ったのはトレイス・トンプソンのバットだった。カウント3-1からの5球目、リードのフォーシームを捉えるとその打球はレフトスタンドへと消えていき、劇的なサヨナラ本塁打となった。これでホワイトソックスは連敗を「4」で止め、5月初勝利を挙げた。

  • 2018年4月の各部門最優秀選手発表

    2018.5.3 20:00 Thursday

     日本時間5月3日、メジャーリーグでは4月の月間最優秀選手や最優秀投手、最優秀新人と各部門の受賞者が発表された。2018年シーズン最初の1ヶ月を盛り上げた選手達の活躍は多くのファンがワクワクしたことだろう。ア・リーグの月間最優秀新人にはエンゼルスの大谷翔平も選出された。ここで各部門の賞を獲得した選手達の成績を振り返る。(※月間成績は3月分も含む)

    【ア・リーグ】

    □月間最優秀選手・・・ディディ・グレゴリウス(ヤンキース/初受賞)

     デレク・ジーターの後継者として既にヤンキースの顔となったグレゴリウス。時には4番打者としても活躍する彼は日本時間4月23日から26日にかけて4試合連続弾を記録し、週間MVPに選出するなど4月後半にチーム9連勝を記録する原動力となった。OPSはア・リーグ4位となる1.161、本塁打と打点はリーグ1位を記録し、チームとしてだけではなく、4月の顔として存在感を示した。月間成績は28試合に出場し打率.327 10本塁打 30打点。

    □月間最優秀投手・・・ショーン・マネイア(アスレチックス/初受賞)

     チームの先発ローテーションを守る彼が輝いた試合といえば日本時間4月22日に本拠地、オークランド・コロシアムで行われたレッドソックス戦でノーヒッターを達成したことだろう。この試合までにレッドソックスは19試合で17勝2敗と驚異的な成績を残していただけにさらにマネイアの偉業の価値が高まった。また、4月中の登板ではすべて2失点以下で抑える安定感を見せ念願のMVP初受賞となった。月間成績は6試合に登板して4勝2敗 防御率1.03。

    □月間最優秀新人・・・大谷翔平(エンゼルス/初受賞)

     彼のこの1ヶ月間の活躍ぶりは凄まじかった。オープン戦では投打ともに不調で開幕マイナースタートという声もあったが、実際に開幕すると野手として3試合連続弾、投手としては最速101マイルを記録するなど日本でも継続してきた二刀流は上々の滑り出しとなった。先日の試合で左足首をねんざしたこともあり状態が心配されたが既に野手としてスタメン復帰を果たしている。月間成績は投手としては4試合で2勝1敗 防御率4.43、野手としては12試合で打率.341 4本塁打 12打点。

    【ナ・リーグ】

    □月間最優秀選手・・・A.J.ポロック(ダイヤモンドバックス/初受賞)

     ダイヤモンドバックスの4番打者としてチームをけん引しているポロックは4月最後の試合となったドジャース戦で1試合3本塁打を放ち強烈な印象を残した。4月中はリーグ本塁打王、打点はハビアー・バイエズ(カブス)に続く2位の好成績を残しており、10カード連続勝ち越しに向けて今後も自慢の長打力で打線をけん引する。月間成績は24試合で打率.291 9本塁打 24打点。

    □月間最優秀投手・・・マックス・シャーザー(ナショナルズ/4度目)

     2017年6月以来の選出となったシャーザー。4月最初の登板では敗戦投手になったものの、残りの4試合にはすべて勝利し安定したエースの投球を披露した。多くのファンが注目したのは日本時間4月21日に行われたドジャース戦でクレイトン・カーショウとの投げ合いとなり結果は6回4安打1失点で見事にエース対決を制した。月間成績は6試合に登板して5勝1敗 防御率1.62。

    □月間最優秀新人・・・クリスチャン・ビヤヌエバ(パドレス/初受賞)

     メキシコ出身の三塁手であるビヤヌエバは実質メジャー2年目の選手ではあるが、新人王の資格を持っている。日本時間4月4日に行われたロッキーズ戦で3打数3安打5打点、この日の安打はすべて本塁打という大活躍をするとその後は3試合連続弾や11試合連続安打など確実性と長打力の両方を併せ持った選手として今後の活躍が楽しみな26歳の内野手だ。月間成績は22試合で打率.338 8本塁打 19打点。

  • セベリーノ初完封&スタントン2本塁打でヤンキースが完勝

    2018.5.3 14:00 Thursday

    【ヤンキース4-0アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

     現在のヤンキースはアストロズとの敵地4連戦に臨んでいる。1勝1敗のまま迎えた今回の第3戦はルイス・セベリーノとダラス・カイケルが先発、投手戦が予想されたが序盤で先制したヤンキースが8回にもダメ押しの追加点を入れて今シリーズの対戦成績を2勝1敗とした。その原動力となったのはエースの好投やジャンカルロ・スタントンの1試合2本塁打だった。

     試合は初回から2死一塁からスタントンのバットが火を吹いた。カイケルのツーシームを弾丸ライナーでライトスタンドへと運び2点を先制。援護点をもらったセベリーノは自慢の90マイル後半の直球で初回のアストロズ打線を3者凡退に抑えるとその後も走者こそ出すも相手打線に的を絞らせずスコアボードに「0」を積み重ねていく。一方のカイケルは被弾するも持ち前のゴロアウトを築き、調子を取り戻したかにみえたが4回にまたしても彼のボールを打ち砕いたのはスタントンだった。この日、2打席連続弾となる一発はカイケルをスライダーをレフトスタンドまで運んでいる。

     4回終了時まで3対0と主導権を握ったヤンキース。対するアストロズは7回にユリ・グリエル、ジョシュ・レディックの連続ヒットで無死一・二塁の絶好のチャンスだったが、後続がセベリーノをスライダーを攻略できず無得点に終わった。ピンチを乗り切ったヤンキースは直後の8回、先頭打者のアーロン・ヒックスにツーベースが飛び出すと2死三塁からまたしてもスタントンが今試合の全得点に絡む長打を放ってチームはダメ押しとなる4得点目を挙げた。

     最終回はセベリーノが投げ切り試合終了。これが自身初の完封であり、100球を越えても100マイル近い直球を投げ続けた彼は9回5安打10奪三振の成績を残した。一方のカイケルは7回3失点と試合をつくるも最後までスタントンの2ホーマーが尾を引く結果となった。これで今シリーズ、勝ち越しに王手をかけたヤンキースは明日の先発マウンドにあがる田中将大にすべてを託す。

  • デスカルソが逆転適時三塁打 Dバックスが29試合で21勝の快進撃

    2018.5.2 18:00 Wednesday

    【ドジャース3-4ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

     10カード連続勝ち越しに向けてドジャース4連戦の初戦に勝利したダイヤモンドバックスは勢いに乗った状態で第2戦に臨んだ。中盤まではシーソーゲームだった同地区対決は7回に逆転したダイヤモンドバックスがそのまま逃げ切り連勝した。

     この日のダイヤモンドバックスの先発はメジャー3年目のマット・コッチ。27歳右腕は前回登板のフィリーズ戦で今季初勝利を挙げ、連勝といきたいところ。注目の初回はいきなり走者を2人許し無死一・二塁とピンチを迎えるもヤスマニ・グランダルを併殺、続くコディ・ベリンジャーも抑えて無失点となった。一方のドジャース先発はエースのクレイトン・カーショウ。こちらは2者連続三振を含む3者凡退で無難なスタートを切った。

     試合が動いたのは2回のダイヤモンドバックスの攻撃。前日に3本塁打と大暴れしたA.J.ポロックがカーショウから今季10号となる一発を放って先制するとすかさずドジャース打線が2死一塁からベリンジャーの2ランで逆転する。そして5回までに両軍とも1点ずつを取り合ってドジャースが3対2とリードしたまま試合は後半へと進んでいく。両先発の成績はコッチが5回4安打3失点、カーショウが6回6安打2失点だった。

     迎えた7回のダイヤモンドバックスの攻撃。先頭打者のデベン・マレーロから2者連続ヒットで無死一・二塁と逆転のチャンスをつくると打席に立ったダニエル・デスカルソがドジャース2番手、アダム・リベラトーレからライトへの逆転タイムリースリーベースを放ってチームは4対3と逆転に成功した。ダイヤモンドバックスはリードを保ったまま最終回は守護神、ブラッド・ボックスバーガーが締めて試合終了となった。

     この試合に勝利したダイヤモンドバックスは29試合で21勝8敗という球団史上最高となる開幕ダッシュを決めた。また、あと1勝で10カード連続勝ち越しが決まる。一方の敗れたドジャースはカーショウが試合をつくるもリリーフ陣がリードを守れずチームは4連敗となった。

  • ジェフレスが好リリーフ ブリュワーズが接戦制し2連勝

    2018.5.2 15:00 Wednesday

    【ブリュワーズ7-6レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

     ブリュワーズ4番手のジェレミー・ジェフレスは、1点リードの8回裏一死一、三塁という一打同点、長打が出れば逆転という大ピンチでマウンドに上がった。打席にはレッズの主砲、ジョーイ・ボットー。ブリュワーズベンチは同点までは覚悟していたに違いない。ところが、ジェフレスはボットーを4球で見逃し三振に斬って取り、続くスコット・シェブラーを一塁ゴロに抑えてピンチを脱出。9回裏はレッズ打線を三者凡退に抑え、1点リードを守り抜いた。

     前日にはジョシュ・ヘイダーが2回2/3を投げて8奪三振という史上初の快挙を成し遂げ、ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は「昨夜のジョシュ(・ヘイダー)は素晴らしかった」とヘイダーの好投を称えたが、「ジェレミー(・ジェフレス)が登板したシチュエーションはさらに厳しかった。試合の行方が懸かっていたからね。簡単な仕事ではなかったと思うよ。本当に素晴らしい仕事をしてくれた」とジェフレスの好リリーフを大絶賛。大ピンチを凌いだジェフレスには2016年以来2年ぶりのセーブが記録された。

     ジェフレスの好リリーフもあって勝利を手にしたブリュワーズだが、楽な試合ではなかった。初回にトラビス・ショウとヘスス・アギラーの二者連続本塁打で3点を先制したものの、直後の1回裏に追い付かれ、ライアン・ブラウンの2点タイムリー二塁打、エルナン・ペレスの3号ソロなどで突き放しながらも、レッズに追いすがられる苦しい展開。それでも試合の主導権を渡さず、最後までリードを許さないまま勝利を収めたのは、チーム力の表れであると言えるだろう。

     クリスチャン・イェリッチやロレンゾ・ケインを獲得し、ポストシーズン進出の有力候補の一つに挙げられるようになった今季。ここまでは地区最多タイの貯金5をマークし、期待通りの戦いを続けている。4球団が0.5ゲーム差以内にひしめく大混戦の地区となっているが、今日のような苦しい試合をしっかりモノにしていけば、歓喜の秋に近付くことができるはずだ。

  • 延長戦で点の取り合い 延長13回にソレアーが決勝3ラン

    2018.5.2 14:30 Wednesday

    【ロイヤルズ7-6レッドソックス(延長13回)】@フェンウェイ・パーク

     9回表一死走者なしの場面でアレックス・ゴードンがレッドソックスの守護神、クレイグ・キンブレルから起死回生の1号同点ソロを放って延長戦にもつれ込んだ日本時間5月2日のロイヤルズ対レッドソックスの一戦は、延長12回以降に両軍が点を取り合う熱戦となった。延長12回表にロイヤルズがジョン・ジェイの犠牲フライで勝ち越すと、レッドソックスはその裏にエドゥアルド・ヌニェスが3号ソロを放って同点。しかし、ロイヤルズは13回表にホルヘ・ソレアーの3号スリーランでリードを奪い、その裏のレッドソックスの攻撃を2点にとどめてなんとか逃げ切った。試合後、ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は「我々は諦めず戦い続けただけだよ」と粘り強い戦いで勝利を手にした選手たちを称えていた。

     ロイヤルズ先発のジェイコブ・ジュニスが6回2失点、レッドソックス先発のクリス・セールが7回2失点(自責点1)と好投し、8回終了時点でスコアは3対2。1点をリードしていたレッドソックスはキンブレルを投入し、この時点で試合は決したかに思われた。ところが、今季7度のセーブ機会を全て成功させていたキンブレルがゴードンに痛恨の一発を浴び、試合は延長戦に突入。レッドソックスは延長12回裏に同点に追い付き、延長13回裏にも2点を返す粘りを見せたものの、ソレアーにスリーランが飛び出したロイヤルズに軍配が上がった。

     ヨストは「どんなに困難な状況でも、諦めずに戦い続けるのが我々のチームの持ち味なんだ。選手たちを見ていて、とても誇らしく感じたよ」と強豪・レッドソックスを相手に粘り強く戦った選手たちを称賛。決勝弾のソレアーも「勝つことができて嬉しいよ」と喜びを口にした。3点を勝ち越した直後の延長13回裏は「バーチ(・スミス)に1イニングを任せるつもりだった」そうだが、一死一、二塁のピンチとなったところでブライアン・フリンを投入。「勝ちたかったから、打者との相性を考慮してフリンを投入したんだ」とヨストの勝利への執念が実った一戦となった。

  • 20歳・ソローカがメジャーデビュー 初先発初勝利をマーク

    2018.5.2 11:30 Wednesday

    【ブレーブス3-2メッツ】@シティ・フィールド

     メッツのエース、ノア・シンダーガードと対戦することになったブレーブスは、この日がメジャーデビュー戦となる20歳のマイク・ソローカを先発に起用した。マッチアップ的にはかなり分の悪い対戦となったこの試合だが、ブレーブスは自慢の若手有望株たちが躍動。なかでもソローカ、オジー・アルビーズ、ロナルド・アクーニャJr.の「1997年生まれトリオ」が活躍し、番狂わせを演じてみせた。

     ブレーブス打線はシンダーガードの立ち上がりを攻め、アルビーズのヒットとアクーニャJr.の二塁打でいきなり無死二、三塁のチャンスを迎える。ここで3番のフレディ・フリーマンがライトへのタイムリー二塁打を放って2点を先制し、さらに4番のニック・マーケイキスもセンターへのタイムリー。その後のチャンスは生かせなかったものの、初回からソローカに3点の援護をプレゼントした。

     メジャー初登板初先発のソローカは、20歳とは思えない落ち着いたピッチングを展開し、1回裏二死一、二塁のピンチを凌ぐと、2回裏と3回裏は三者凡退。4回裏一、二塁のピンチではエイドリアン・ゴンザレスを併殺打に仕留め、失点は6回裏にヨエニス・セスペデスに浴びた7号ソロによる1点だけだった。6回80球を投げて被安打6、奪三振5、無四球、失点1という投球内容は、ソローカを先発に抜擢した首脳陣も期待以上だったに違いない。

     打線はシンダーガードに10安打を浴びせるなど、2回以降も再三にわたってチャンスを作ったものの、好機を生かすことができず、得点は初回に奪った3点だけ。それでも、今季ここまで好投を続けているダン・ウィンクラーとA.J.ミンターが7回裏と8回裏のメッツの攻撃を無得点に抑え、最後はクローザーのアローディス・ビスカイーノが内野ゴロの間に1点を返されながらも最後までリードを守り抜いた。シンダーガードに投げ勝ったソローカは、メジャー初登板初先発にして嬉しいメジャー初勝利をマーク。若手選手の活躍が目立つ今季のブレーブスに「新星」が加わった。

  • ボイドが好調・レイズ打線を相手に好投 今季初勝利をマーク

    2018.5.2 11:00 Wednesday

    【レイズ1-2タイガース】@コメリカ・パーク

     試合開始前の時点で防御率2.74と好投を続けながらも白星に恵まれていなかったマシュー・ボイド(タイガース)が、今季5度目の先発登板にしてようやく今季初勝利をマークした。ボイドは開幕から3先発連続で6イニング以上を投げ、相手打線を1得点に封じていたものの、打線の援護に恵まれず、いずれも勝利投手にはなれず。前回登板のパイレーツ戦では体調不良のなか、4回途中4失点と打ち込まれ、今季2敗目を喫していた。この日も決して打線の援護に恵まれたとは言えなかったものの、好調のレイズ打線に何度もチャンスを作られながらも5回表に内野ゴロの間に奪われた1点だけに抑える粘りのピッチング。リリーフ陣が1点リードを守り抜いたため、ボイドに念願の今季初勝利が記録された。

     タイガースは3回裏二死からジャイマー・キャンデラリオがヒットで出塁し、続くニコラス・カステヤーノスのタイムリー二塁打で先制。5回表にボイドが一死からアデイニー・エチャバリアとC.J.クロンに連打を浴び、マット・ダフィーの内野ゴロの間に同点に追い付かれたものの、直後の5回裏にレオニス・マーティンのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功し、ボイドからアレックス・ウィルソン、ジョー・ヒメネス、シェーン・グリーンと繋いでこのリードを守り抜いた。

     防御率6点台とらしくないピッチングが続いていたレイズ先発のクリス・アーチャーは、6回2失点の好投で今季2度目のクオリティ・スタートを記録。被安打は同じ6イニングを投げたボイドよりも少なかったものの、追い付いてもらった直後のイニングに勝ち越しを許すなど、勝負所で踏ん張り切れず、今季2敗目を喫した。日本時間4月21日から5試合連続8得点以上を記録するなど、好調を維持していた打線も、この日は得点圏であと一本が出ず、アーチャーを見殺しに。4月最後の10試合を9勝1敗で終えたレイズだが、5月は黒星発進となった。

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