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  • ロイヤルズの有望株・ウィットJr. 開幕ロースター入りの可能性も

    2021.3.17 13:00 Wednesday

     デイトン・ムーアGMによると、ロイヤルズは「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体7位の有望株、ボビー・ウィットJr.を開幕ロースターに入れることを検討しているようだ。現在20歳のウィットJr.はここまでオープン戦11試合に出場して打率.333(27打数9安打)、3本塁打、7打点、OPS1.046の好成績をマーク。同僚からのリスペクトも集め始めており、2019年ドラフト全体2位指名からのスピード出世を果たす可能性が出てきた。

     ムーアはウィットJr.について「彼は素晴らしい活躍を見せている。チームメイト全員からリスペクトされる存在になりつつある。私は彼をロースターに入れることを前向きに考えている」とコメント。まだ開幕までに2週間以上の期間が残されており、ウィットJr.の開幕ロースター入りが決定したわけではないが、ロイヤルズはメジャーの投手と対戦する機会を増やすために1番または2番で起用したり、正遊撃手のアダルベルト・モンデシーと二遊間コンビを組ませたりするなど、ウィットJr.にあらゆる経験を積ませている。

     「決断すべきときが来たら決断する。別に高度な決断をしようとしているわけではなく、選手が教えてくれるのを待つだけさ」とムーア。「今はまだロースターを決める必要はない。でも、彼がまだキャンプに参加していて、マイク(・マシーニー監督)が彼をプレーさせたがっているのは事実だ。このまま結果を残し続けるようなら、キャンプ終了時に決断をするよ」とウィットJr.を開幕ロースターに抜擢する可能性を否定しなかった。

     ウィットJr.は2019年にルーキー級で37試合に出場して打率.262、1本塁打、27打点、9盗塁、OPS.670を記録。昨季はマイナーリーグが開催されず、ルーキー級より上位の階級でプレーした経験はない。しかし、ロイヤルズはメジャー通算142勝の右腕ボビー・ウィットの息子の才能を高く評価しており、今季どの階級でプレーさせるのが適切なのかを真剣に考え始めている。

     なお、本職の遊撃にはモンデシーがいるため、今季メジャーでプレーする場合は二塁を守るケースが多くなるとみられる。ムーアは「彼はどこを守ってもエリートなディフェンダーになれる。センターでも活躍できるだろう」と語っている。

  • ブルージェイズ モントーヨ監督の2022年の契約オプションを行使

    2021.3.17 12:00 Wednesday

     日本時間3月17日、ブルージェイズのロス・アトキンスGMはチャーリー・モントーヨ監督の2022年の契約オプションを行使したことを発表した。これによりモントーヨは今季を含めて少なくともあと2シーズン、ブルージェイズの指揮を執ることになった。モントーヨは2018年限りで退任したジョン・ギボンズに代わって監督に就任。2019年は95敗を喫して地区4位に終わったが、昨季は32勝28敗でチームを4年ぶりのポストシーズン進出へ導いた。

     モントーヨは「この球団は私にメジャーの監督を務める最初のチャンスを与えてくれた。マーク・シャパイロ(球団社長)とロス・アトキンス(GM)にはいつも感謝しているんだ」とコメント。「昨年の困難な状況のなかでコーチや選手たちがしてくれた働きを誇りに思っている。でも、まだやるべきことがたくさん残っている。球団がオプションを行使してくれたのは嬉しいし、優勝するという目標の達成に貢献できるようベストを尽くしたい」と意気込みを語った。

     モントーヨのブルージェイズの監督としての最初の仕事は、ボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.、キャバン・ビジオ、ルルデス・グリエルJr.といった若手選手が中心のチームをポストシーズン進出を狙えるチームへと成長させることだった。就任1年目は95敗を喫したが、昨季はこうした若手選手の成長もあり、4年ぶりのポストシーズン進出を達成。打線はリーグ3位となる302得点を叩き出した。今オフはジョージ・スプリンガーやマーカス・セミエンがチームに加わっており、いよいよ本格的に1992~93年以来の世界一を狙うタイミングが到来している。

     アトキンスは「このチームの成長ぶりにはとても手応えを感じている。モントーヨはその大きな役割を担っている。一緒に明るい未来を作っていけると思う」とモントーヨの手腕への信頼を口にする。モントーヨにはまず、今季からの2年間でフロントの期待に応える結果を出すことが求められる。

  • ブ軍・ショウがメジャー契約をゲット 開幕ロースター入りへ

    2021.3.17 11:00 Wednesday

     日本時間3月17日、ブリュワーズはトラビス・ショウをロースターの40人枠に追加したことを発表した。ショウは今オフ、マイナー契約で古巣ブリュワーズに復帰。契約にはオプトアウト(契約破棄)の条項が含まれており、現地時間3月15日がその期限だった。オプトアウトの権利を行使したショウに対してブリュワーズはメジャー契約を提示し、残留が決定。クレイグ・カウンセル監督がショウを監督室に呼び出し、40人枠入りを直接伝えた。

     現在30歳のショウはここまでオープン戦11試合に出場して打率.174、1本塁打、4打点、OPS.693と今一つの成績に終わっているものの、三振(5)を上回る四球(6)を選び、出塁率は.345とまずまずの数字。三塁のレギュラー候補はオーランド・アルシア、ルイス・ウリアス、ダニエル・ロバートソンと右打者ばかりのため、左打ちのショウは彼らとの併用である程度の出場機会を得ることが予想されている。年俸は150万ドルで、最大150万ドルの出来高も設けられているようだ。

     ショウは2016年12月にトレードでレッドソックスからブリュワーズに加入。移籍1年目の2017年に打率.273、31本塁打、101打点、OPS.862とブレイクすると、翌2018年にも打率.241、32本塁打、86打点、OPS.825をマークした。ところが、2019年は右手首の故障に苦しみ、打率.157、7本塁打、16打点、OPS.551と大不振。昨季はブルージェイズで50試合に出場して打率.239、6本塁打、17打点、OPS.717に終わり、2年連続でノンテンダーFAとなってマイナー契約でブリュワーズに戻ってきた。

     ショウは一塁守備の経験もあるため、二塁から一塁へコンバートされたケストン・ヒウラの休養日に一塁を守る可能性もあるとみられている。2年連続で30本塁打以上を放った2017~18年の打棒を取り戻すことができればブリュワーズにとって大きな戦力となるが、ショウはその期待に応えることができるだろうか。

  • 2011年MVPの37歳・ブラウン 現役引退が濃厚も明言せず

    2021.3.16 13:00 Tuesday

     ライアン・ブラウンはまだ現役引退を正式に表明する準備はできていないようだ。2007年に新人王、2011年にMVPを受賞するなど、ブリュワーズ一筋で14年間活躍したブラウンだが、昨年10月に契約オプションの行使を拒否され、フリーエージェントとなっている。ブラウンによると、オフシーズンはクリスチャン・イェリッチとトレーニングを行い、現役続行可能なコンディションを維持しているものの、昨季終了後から1度もボールやバットに触れていないという。

     ブラウンは「現役生活を終える方向に強く傾いているけど、その決断は後ろにずらすことができると思っている。僕はまだ十分に若いし、トレーニングもしているし、コンディションも良い。何か変化があったときに備えて、可能性のドアはできる限り開けておいたほうがいいと思うんだ」とコメント。さらに「何も隠していない。決断するときになったらお知らせするよ。十分な準備ができていない段階で決断を急ぎたくないと思っている」と語った。

     ブラウンによると、オフシーズンのあいだに複数の球団から獲得のオファーがあったようだ。しかし、どのオファーもブラウンに再びバットを握らせるには至らなかった。ブラウンは「他のチームでプレーすることは考えられない」と語っており、現役を続行するのであれば、プレーする球団はブリュワーズ一択。もし今後もブリュワーズからのオファーがない場合、以前話していたように、家族との時間を優先して現役引退を決断することになるだろう。

     「無観客のシーズンが現役ラストイヤーになるなんて想像していた選手はいないと思う。でもシーズンが開催されない可能性もあったわけだし、プレーできたことに感謝しているんだ」とブラウン。ブリュワーズの球団史に残る活躍を見せたフランチャイズ・プレーヤーがファンに見送られることなくフィールドを去るのは残念だが、現時点ではブラウンが現役を続行する可能性は低く、そう遠くない未来に現役引退の正式なアナウンスが行われることになりそうだ。

  • レッズが主砲・スアレスの遊撃起用をテスト 二塁は若手を抜擢か

    2021.3.16 12:00 Tuesday

     レッズは日本時間3月17日に行われるロッキーズとのオープン戦で正三塁手の主砲エウヘニオ・スアレスに遊撃を守らせることを計画しているようだ。「どんな感じになるかを見てみたい。まだ何も決めていないけど、選択肢はたくさんある」とデービッド・ベル監督。もし指揮官がスアレスの遊撃守備にゴーサインを出せば、空いた三塁には二塁からマイク・ムスターカスが回り、二塁は若手有望株のジョナサン・インディアを含めた競争になるとみられている。

     今でこそ強打の三塁手として知られるスアレスだが、メジャーデビュー当初は遊撃手だった。タイガースでメジャーデビューした2014年は81試合、レッズ移籍1年目の2015年は96試合で遊撃の守備に就いている。しかし、それ以降は三塁に本格コンバートされ、遊撃は2016年に2試合(10イニング)、2017年に1試合(3.1イニング)、2018年に3試合(11イニング)守っているだけ。どこまで遊撃守備をこなせるかは完全に未知数だ。

     フレディ・ギャルビス(現オリオールズ)がフリーエージェントとなってチームを去り、遊撃手の補強を今オフの最優先課題に掲げていたレッズだが、年俸総額削減の方針もあり、有力な遊撃手を獲得することはできなかった。そのため、ユーティリティのカイル・ファーマーやアレックス・ブランディーノ、マイナー契約のディー・ストレンジ・ゴードン、ルール5ドラフトでフィリーズに指名されたあとトレードで加入したカイル・ホルダーらが正遊撃手の座を争う状況となっている。

     もしスアレスがフルタイムで遊撃を守ることになれば、ムスターカスが二塁から三塁に回るため、二塁のポジションが空く。ファーマー、ブランディーノ、ストレンジ・ゴードン、ホルダーに加え、若手有望株のインディアが正二塁手の座を争うことになる。インディアはここまでオープン戦12試合に出場して打率.333(21打数7安打)、1本塁打、3打点、OPS1.053の好成績をマーク。スアレスの遊撃再転向プランはインディアの出場機会を確保するという狙いもあるとみられている。

     なお、今回のポジション変更プランは正一塁手のジョーイ・ボットーが新型コロナウイルス陽性で離脱していることとは無関係のようだ。ベルは「ジョーイは早い段階で戻ってきてくれると思っている。このようなポジション変更を短期間のために行うことはないよ」と語っている。

  • ノーヒッター達成のWソックス・ジオリトが2年連続開幕投手

    2021.3.16 11:00 Tuesday

     日本時間3月16日、ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督は今季の開幕投手をルーカス・ジオリトに決めたことを発表した。ジオリトは昨季に続いて2年連続2度目の開幕投手。ホワイトソックスの右腕では1997~98年のハイメ・ナバーロ以来となる。昨季ノーヒッターを達成した右腕は「開幕投手は大きな名誉だ。ワールドシリーズ制覇の可能性があるチームの開幕投手を務めるのは、より重要だし、より楽しい」と2年連続の大役を喜んだ。

     現在26歳のジオリトはメジャー3年目の2018年に先発ローテーション定着を果たし、自身初の2ケタ勝利となる10勝(13敗)をマークしたが、自責点118と与四球90はいずれもリーグワーストで、防御率は6点台(6.13)だった。その後、マウンド上での集中力を高めたり、登板間の調整を見直したり、投球フォームや球種のレパートリーに改良を加えたりして、エースへと成長。翌2019年には14勝9敗、防御率3.41、228奪三振の好成績を残し、オールスター・ゲームに初選出されたほか、サイ・ヤング賞の投票では6位にランクインした。

     初の開幕投手を務めた昨季は、ツインズ打線に打ち込まれて4回途中7失点で黒星スタートとなったものの、続く11先発では防御率2.75と好投。8月25日(現地時間)のパイレーツ戦では13個の三振を奪い、ノーヒッターを達成した。シーズン通算では12先発で72.1イニングを投げ、4勝3敗、防御率3.48、97奪三振をマークし、サイ・ヤング賞の投票では7位となった。

     ジオリトは「このリーグでトップの先発投手の1人であることは証明できたと思う。でも、まだまだ改善すべきことはたくさんあるし、成長し続けることが目標だ」と現状に満足せず、さらなる成長に意欲を見せる。なお、開幕第2戦には元サイ・ヤング賞左腕のダラス・カイケル、第3戦には新加入のランス・リンが先発する予定となっている。

  • エンゼルスの開幕投手は右腕・バンディ マドン監督が発表

    2021.3.16 03:00 Tuesday

     日本時間3月16日、エンゼルスのジョー・マドン監督は今季の開幕戦(対ホワイトソックス)にディラン・バンディが先発することを発表した。今季がエンゼルス2年目のシーズンとなるバンディはオリオールズ時代の2018年に開幕投手を務めており、3年ぶり2度目の大役となる。マドンは「彼を1日中褒めることもできる。ディラン・バンディが開幕投手に相応しい理由はたくさんあるよ」と語っており、開幕投手の決定に迷いはなかったようだ。

     現在28歳のバンディは2011年のドラフトで全体4位指名を受けてオリオールズに入団。翌2012年に19歳で早くもメジャーデビューして2試合に登板するなど、トップ・プロスペクトとして大きな期待を背負った選手だった。しかし、その後はトミー・ジョン手術を受けるなど相次ぐ故障に苦しみ、3年連続でメジャー登板なし。2016年にメジャー復帰を果たし、自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークすると、翌2017年には自己最多の13勝を記録した。

     ところが、2018年は両リーグ最多の41本塁打を浴びて両リーグワーストの16敗(8勝)を喫し、翌2019年も7勝14敗、防御率4.79と不本意な成績。同年オフにはマイナー4選手とのトレードでエンゼルスへ放出された。昨季は短縮シーズンのなかでエース級の活躍を見せ、11試合に先発して65.2イニングを投げ、1完投を含む6勝3敗、防御率3.29、72奪三振を記録。サイ・ヤング賞の投票では初めて得票し、9位にランクインした。

     今年のオープン戦は、ここまで2試合に先発して6.2イニングを投げ、被安打2、防御率0.00と順調な調整ぶりをアピール。今季は先発ローテーションの柱として開幕を迎えることになった。なお、マドンは6人制ローテーションの顔ぶれをまだ明らかにしていないものの、ホワイトソックスとの開幕4連戦でバンディのほかに、アンドリュー・ヒーニーも先発する予定であることを発表。ローテの残り4枠にはホゼ・キンターナ、アレックス・カッブ、グリフィン・キャニング、そして大谷翔平が入るとみられている。

  • レッズ・秋山が数週間離脱へ 2年目は故障者リストで開幕か

    2021.3.16 02:00 Tuesday

     日本時間3月16日、レッズのデービッド・ベル監督は秋山翔吾が少なくとも数週間離脱する見込みであることを明らかにした。秋山は同14日のアスレチックスとのオープン戦に「1番・センター」でスタメン出場したものの、左ハムストリングの張りを訴えて3回表の守備開始時にベンチへ退いていた。レギュラーシーズン開幕が約2週間後に迫っていることを考えると、秋山はメジャー2年目のシーズンを故障者リストで迎えることになりそうだ。

     秋山は夫人が事故に巻き込まれるというアクシデントがあり、2月下旬から3月上旬にかけて7日間チームを離れていた。日本時間3月8日からオープン戦に出場し、1日おきに4試合に出場したが、7打数無安打。同14日のアスレチックス戦で初回の第1打席でサードゴロを放ち、一塁へ全力疾走した際に左ハムストリングを痛めたとみられている。

     レッズは秋山のほか、ジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、ニック・カステヤーノス、アリスティデス・アキーノとレギュラークラスの実力を持った外野手が多く、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されない今季は5人がレギュラー3枠を争う状況となっていた。秋山は出場機会を確保するためのアピールの場を失うことになり、正中堅手争いのライバルであるセンゼルの出来次第では完全に控えに追いやられることになってしまうかもしれない。

     なお、メジャーリーグ公式サイトによる最新の開幕ロースター予想では、秋山の離脱を想定し、外野手はカステヤーノス、センゼル、ウィンカー、アキーノ、スコット・ハイネマンの5人がロースター入りするとの予想になっている。左翼ウィンカー、中堅センゼル、右翼カステヤーノスが基本の形となり、長打力が魅力のアキーノが4番手、外野3ポジションと一塁を守れるハイネマンが5番手。焦りは禁物だが、秋山が出場機会を確保するためには、一刻も早く戦列復帰して再びレギュラー争いに加わりたいところだ。

  • アストロズの開幕投手はグレインキー 5度目で初白星なるか

    2021.3.16 00:00 Tuesday

     アストロズのダスティ・ベイカー監督はアスレチックスとの開幕戦(日本時間4月2日)にザック・グレインキーが先発することを発表した。グレインキーは過去に4度(ロイヤルズ時代に1度、ダイヤモンドバックス時代に3度)開幕投手を務めているが、0勝1敗、防御率8.20で1度も勝利投手になっていない。現役最多の通算459先発を誇るグレインキーは通算460度目の先発登板でキャリア初となる開幕戦での白星を目指す。

     ベイカーは「難しい決断ではなかった。グレインキーかフランベルと考えていたからね」とコメント。アストロズではジャスティン・バーランダーが2018年から3年連続で開幕投手を務めていたが、昨年9月末にトミー・ジョン手術を受けたため、今季は全休が濃厚。また、昨季ブレイクして先発の柱へと成長したフランベル・バルデスはオープン戦で左手薬指を骨折しており、ベイカーにとってグレインキーが唯一の選択肢となっていた。

     現在37歳のグレインキーは昨季12試合に先発して67イニングを投げ、3勝3敗、防御率4.03、奪三振67、与四球9を記録。36歳以上で四球率4%以下かつ三振率20%以上をマークしたのは2004年と2005年のカート・シリングに続いて史上2人目(3度目)の快挙だった。今年のオープン戦では、ここまで2試合に先発して4イニングを投げ、0勝1敗、防御率2.25、奪三振5、与四球0と安定したピッチングを見せている。

     アストロズは2013年にナショナル・リーグ中部地区からアメリカン・リーグ西部地区へ移籍して以来、開幕戦では1度も負けておらず、球団記録の8連勝中。グレインキーにはその連勝を9に伸ばす快投が期待される。なお、グレインキーはロイヤルズ時代の2009年にサイ・ヤング賞を受賞しているが、同賞経験者がアストロズで開幕投手を務めるのはマイク・スコット、ダラス・カイケル(現ホワイトソックス)、バーランダーに続いて4人目である。

  • 日本人選手オープン戦成績まとめ(日本時間3月15日時点)

    2021.3.15 17:00 Monday

     日本時間3月15日、日本人4投手がオープン戦で先発し、ダルビッシュ有(パドレス)は3回無安打無失点、前田健太(ツインズ)は4回無安打無失点、菊池雄星(マリナーズ)は4回途中2安打1失点、有原航平(レンジャーズ)は4回2安打無失点とそれぞれ好投した。前田は初の開幕投手が決定。なお、前日の試合で左ハムストリングの張りを訴えた秋山翔吾(レッズ)について続報は入っていない。ここではマイナー契約の山口俊(ジャイアンツ)と加藤豪将(パドレス)も含めた日本人10選手のオープン戦の成績を整理する。

    大谷翔平(エンゼルス)
    【投手】
    2試合(2先発)0勝1敗0セーブ 防御率13.50
    4イニング 奪三振9 与四球3 WHIP3.00
    【野手】
    5試合 打率.538(13打数7安打)1本塁打3打点
    三振1 四球1 出塁率.533 OPS1.303

    ダルビッシュ有(パドレス)
    2試合(2先発)1勝0敗0セーブ 防御率0.00
    5イニング 奪三振7 与四球0 WHIP0.20

    前田健太(ツインズ)
    3試合(3先発)0勝0敗0セーブ 防御率0.00
    9イニング 奪三振12 与四球1 WHIP0.22

    秋山翔吾(レッズ)
    4試合 打率.000(7打数0安打)0本塁打0打点
    三振3 四球3 出塁率.300 OPS.300

    筒香嘉智(レイズ)
    7試合 打率.077(13打数1安打)0本塁打1打点
    三振6 四球3 出塁率.235 OPS.312

    菊池雄星(マリナーズ)
    3試合(3先発)0勝2敗0セーブ 防御率3.24
    8.1イニング 奪三振9 与四球4 WHIP1.08

    有原航平(レンジャーズ)
    3試合(3先発)0勝1敗0セーブ 防御率3.00
    9イニング 奪三振5 与四球1 WHIP1.11

    澤村拓一(レッドソックス)
    1試合(0先発)0勝0敗0セーブ 防御率13.50
    0.2イニング 奪三振1 与四球3 WHIP6.00

    山口俊(ジャイアンツ)
    2試合(0先発)1勝0敗0セーブ 防御率0.00
    2イニング 奪三振3 与四球0 WHIP1.50

    加藤豪将(パドレス)
    11試合 打率.353(17打数6安打)1本塁打5打点
    三振5 四球1 出塁率.421 OPS1.009

  • 1年だけ在籍して大活躍した選手 元広島・ソリアーノらが選出

    2021.3.15 14:00 Monday

     日本時間3月15日、メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは「1年だけ在籍して大活躍した選手」を特集する記事を公開した。近年では秋信守(2013年レッズ)、ネルソン・クルーズ(2014年オリオールズ)、ジェイソン・ヘイワード(2015年カージナルス)、ヤスマニ・グランダル(2019年ブリュワーズ)、ジョシュ・ドナルドソン(2019年ブレーブス)などがその代表例と言えるが、サイモンはメジャーの歴史を遡り、10人をピックアップしている。

     2009年オフにマリナーズからフリーエージェントとなったエイドリアン・ベルトレイは1年契約でレッドソックスへ移籍。左翼後方にグリーン・モンスターがそびえるフェンウェイ・パークで狙い通りに二塁打を量産し、2010年は打率.321、49二塁打、28本塁打、102打点、OPS.919の好成績をマークした。その後、レンジャーズで活躍して球界を代表する三塁手とみなされるようになり、通算3000安打も達成し、アメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

     日本プロ野球の広島東洋カープでもプレー経験があるアルフォンゾ・ソリアーノは2005年オフにレンジャーズからナショナルズへトレードされ、1年だけプレーした。2006年は打率.277、46本塁打、95打点、41盗塁、OPS.911をマークし、史上4人目となる「40-40」を達成。この年のオフにフリーエージェントとなり、カブスと大型契約を結んだ。なお、「40-40」の達成者はソリアーノ以降、現れていない。

     捕手史上最多のゴールドグラブ賞13度を誇るイバン・ロドリゲスは2002年オフにレンジャーズからフリーエージェントとなり、1年契約でマーリンズに加入。打率.297、16本塁打、85打点、OPS.843と打撃成績自体は特筆すべきほどのものではなかったが、豊富な経験を生かして若いチームを牽引し、球団史上2度目のワールドシリーズ制覇に導いた。カブスとのリーグ優勝決定シリーズでは7試合で10打点を叩き出し、MVPに選ばれている。

     サイモンはこの3人のほか、マイク・ハンプトン(2000年メッツ)、ケビン・ブラウン(1998年パドレス)、ジャック・モリス(1991年ツインズ)、リッチ・ゴセージ(1977年パイレーツ)、レジー・ジャクソン(1976年オリオールズ)、ディック・アレン(1970年カージナルスと1971年ドジャース)、ロジャース・ホーンスビー(1927年ジャイアンツと1928年ブレーブス)を選出。なお、1年間を通して同じチームでプレーした選手が対象となっており、途中移籍のCC・サバシア(2008年ブリュワーズ)やランディ・ジョンソン(1998年アストロズ)は含まれていない。

     また、2021年シーズンにこれらの名選手の仲間入りを果たす可能性のある選手として、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ランス・リン(ホワイトソックス)、マーカス・セミエン(ブルージェイズ)、コリー・クルーバー(ヤンキース)、アンドレルトン・シモンズ(ツインズ)、カイル・シュワーバー(ナショナルズ)、ジョク・ピーダーソン(カブス)らの名前が挙げられている。彼らがベルトレイ、ソリアーノ、ロドリゲスらのようなインパクトを残せるか注目したい。

  • カ軍「速球王」の復帰登板 22球粘られて打者1人で交代

    2021.3.15 12:30 Monday

     日本時間3月15日、最速105マイルの速球で知られるジョーダン・ヒックス(カージナルス)がメッツとのオープン戦で今季初登板。ヒックスが公式記録の残る試合で登板するのは2019年6月以来、約2年ぶりのことだった。1イニングを投げる予定だったヒックスだが、先頭打者のルイス・ギヨーメイが驚異の粘りを発揮し、ファウル16球を含む22球をヒックスに投げさせ、四球を選んで出塁。予定の球数に達したヒックスは打者1人で交代した。

     ヒックスがギヨーメイに投じた初球は、99.8マイルのシンカーで見逃しストライク。2球目は89.2マイルのスライダーで空振りを奪い、あっという間に追い込んだ。ファウル2球のあと、100.2マイルのシンカーが高めに外れてカウント1-2。そこから5球連続ファウル→2球連続ボール→9球連続ファウルとなり、22球目のスライダーが低めに外れてギヨーメイは四球で出塁した。

     22球のうち、100マイルを超えたのは6球。20球目のシンカーがこの日最速の101.4マイルを計測した。「速球王」を相手にギヨーメイが驚異の粘りを見せ、メッツのベンチは大盛り上がり。ケビン・ピラーは「100マイル以上のボールを投げる投手を相手に22球も粘るなんて信じられないよ」と感嘆。ルイス・ロハス監督も「あんなの見たことないよ」と驚きを隠さなかったが、ギヨーメイ自身は「四球を選ぶことができてよかった。アウトになっていたら何も意味がないからね」と冷静だった。

     一方、カージナルスの選手たちも同じような反応を見せており、ジャック・フラハティは「あんな打席は見たことがない」とツイート。ヒックス自身は「ストライクゾーンをフルに使うことができて、素晴らしい初登板になった。復帰をサポートしてくれた人々に感謝したい。今年のシーズンが楽しみだ!」と心境をつづった。

     なお、球数のデータが記録されるようになった1988年以降、公式戦での1打席の最多記録は2018年4月にブランドン・ベルト(ジャイアンツ)がハイメ・バリア(エンゼルス)を相手にマークした21球となっている(結果はライトライナー)。

  • オリオールズがフランコ獲得へ 「交渉の最終段階」との報道

    2021.3.15 12:00 Monday

     日本時間3月15日、フリーエージェント市場に残ったままとなっているマイケル・フランコをオリオールズが獲得することが決定的となった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはオリオールズとフランコの交渉が最終段階に突入していることを伝えている。現在フリーエージェント市場に残っている野手のなかでベストの選手の1人と言われているフランコには、オリオールズのほか、メッツやブレーブスも関心を示していることが報じられていた。

     現在28歳のフランコは、かつてフィリーズのトップ・プロスペクトとして大きな期待を背負っていた選手であり、2014年9月に22歳でメジャーデビュー。翌2015年には80試合に出場して打率.280、14本塁打、50打点、OPS.840をマークした。しかし、その後は2016~18年に3年連続で22本塁打以上を記録したものの、期待値ほどの活躍を見せることはできず、2019年は123試合で打率.234、17本塁打、56打点、OPS.705と低迷。同年12月にノンテンダーFAとなり、フィリーズを退団した。

     1年契約でロイヤルズに加入した昨季は正三塁手として全60試合に出場し、リーグ3位タイの16二塁打を放つなど、打率.278、8本塁打、38打点、OPS.778とまずまずの働き。しかし、ロイヤルズはハンター・ドージャーを三塁に固定する方針のため、フランコは余剰戦力となり、昨年12月に2年連続のノンテンダーFAとなった。

     オリオールズは昨季54試合に出場して打率.222、9本塁打、32打点、OPS.713に終わったリオ・ルイーズが正三塁手を務める予定だったため、フランコの加入は少なくとも三塁のグレードアップにはなる。契約条件の詳細は不明だが、格安の1年契約が有力視されており、フランコの活躍次第では大バーゲンの補強となる可能性も秘めている。オリオールズが再建中であることを考えると、フランコが前半戦で好成績を残した場合、夏場に若手有望株とのトレードで放出されることになるだろう。

  • パドレスの正捕手・ノラが左手中指骨折 開幕戦への影響は不明

    2021.3.15 11:30 Monday

     日本時間3月15日、パドレスのジェイス・ティングラー監督は正捕手のオースティン・ノラが左手中指を骨折していることを明らかにした。ノラは同14日に行われたダイヤモンドバックスとのオープン戦でファウルチップを受けた際に負傷。試合後に痛みが出て、チームドクターの診察を受けた結果、骨折が判明した。まだ戦列復帰までのタイムテーブルは明らかになっておらず、日本時間4月2日の開幕戦に与える影響も不明となっている。

     今季のパドレスは久しぶりに正捕手と控え捕手の顔ぶれが固まった状態でシーズン開幕を迎えられる予定だっただけに、ノラの負傷は大きな痛手となる。「患部の状態がどうなっていくかを見守る必要がある」とティングラー。「彼が開幕戦に間に合うかって? 私にもわからないよ。彼が非常にタフな選手だということは知っているから、早く回復して開幕戦に間に合っても驚きではない。でも、彼が治療を開始して、もう少し時間が経ってみないとわからないね」と復帰時期に関する明言を避けた。

     昨季のノラは開幕からマリナーズで好成績を残し、8月末のトレードでパドレスへ移籍。2球団合計で48試合に出場して打率.273、7本塁打、28打点、OPS.825をマークした。ノラが正捕手、ダルビッシュ有とともにカブスから移籍してきたビクトル・カラティーニが控え捕手を務めるのが今季のプランだったが、ノラが開幕に間に合わないようであれば、カラティーニが正捕手に繰り上がり、有望株のルイス・キャンプサーノが控え捕手として開幕ロースター入りすることになるだろう。

     ティングラーは「我々の捕手陣には自信を持っている」と語っていたが、指揮官の構想はいきなりピンチを迎えている。なお、現在パドレスは正中堅手のトレント・グリシャムが左ハムストリング痛、正右翼手のウィル・マイヤーズが右膝炎症、新加入の金河成(キム・ハソン)が体調不良でオープン戦を欠場しているが、これらの3選手は開幕戦の出場には影響がないとみられている。

  • ドジャースの開幕投手はカーショウ 3年ぶり通算9度目の大役

    2021.3.15 11:00 Monday

     日本時間3月15日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は今季の開幕投手をクレイトン・カーショウが務めることを発表した。カーショウは2011年から8年連続で開幕投手を務めていたが、2019年は左肩の炎症で故障者リスト入りしたため、連続記録がストップ(開幕投手は柳賢振)。昨季は通算9度目の開幕投手を務める予定だったが、背中の故障で登板を回避し、代わりにダスティン・メイが先発した。カーショウが開幕投手を務めるのは2018年以来3年ぶり9度目となる。

     ウォーカー・ビューラー、トレバー・バウアー、デービッド・プライス、フリオ・ウリアス、メイ、トニー・ゴンソリンと圧倒的な充実度を誇るドジャースの先発投手陣だが、開幕戦のマウンドを任されたのは、やはりカーショウだった。過去に8度開幕投手を務めており、これはドン・サットン(7度)、ドン・ドライスデール(7度)、フェルナンド・バレンズエラ(6度)といった名投手を上回る球団記録。その記録がさらに更新されることになる。

     今季がドジャースとの契約最終年となるカーショウは、ここ数年とは異なるモチベーションでスプリング・トレーニングを迎えたという。それは昨季ようやく念願のワールドシリーズ制覇を達成したことが大きな理由だ。ただし、モチベーションが下がったわけではない。「勝って当たり前と思われている状況で勝ちたい。ワールドシリーズ連覇を目指したい」とカーショウは次なる目標に向けて、日々準備を進めている。

     カーショウはスプリング・トレーニング序盤、「開幕投手は特別だけど、今年に限っては本拠地開幕戦も非常に特別だと思う。32年ぶりにワールドシリーズを制したあと、ドジャー・スタジアムで最初の試合になるからね」と話していた。日本時間4月10日の本拠地開幕戦で先発するのは、ローテーションの順番通りにいけば先発3番手の投手となる。カーショウが本拠地開幕戦に先発するプランも検討された可能性はあるが、ドジャースはワールドシリーズ連覇を目指すシーズンの初戦をカーショウに託す。

  • ツインズ・前田 メジャーで初めての開幕投手が決定!

    2021.3.15 10:00 Monday

     日本時間3月15日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は同4月2日に行われるブリュワーズとの開幕戦に前田健太が先発することを発表した。前田には同10日のオリオールズとのオープン戦の試合後に伝えていたという。前田が開幕投手を務めるのは通算6度目。ただし、過去の5度はいずれも日本プロ野球の広島東洋カープ時代であり、メジャーでは初めての大役となる。前田は「初めてメジャーに来たとき、開幕投手を務めるなんて夢にも思わなかった」と喜びを口にした。

     前田は昨年2月にブルスダル・グラテロルらとのトレードでドジャースからツインズに加入。昨季はデビューイヤー以来4年ぶりに先発に専念し、11試合に先発して66.2イニングを投げ、6勝1敗、防御率2.70、80奪三振の好成績をマークした。その活躍が評価され、サイ・ヤング賞の投票ではシェーン・ビーバー(インディアンス)に次ぐ2位にランクイン。また、「オールMLB」のセカンド・チームにも選出された。

     昨季の活躍に加え、今年のオープン戦ではここまで3試合に先発して9イニングを投げ、被安打1、奪三振12、与四球1、無失点とほぼ完璧なピッチング。開幕投手を伝えられた日のオリオールズ戦では3回1安打無失点、日本時間3月15日のレッドソックス戦では4回無安打無失点の快投を見せ、順調な調整ぶりをアピールしている。昨季から現在までの安定した活躍を考えれば、開幕投手に指名されたのも当然と言えるだろう。

     バルデリは「今季はケンタが最初の試合に先発するのに相応しいと思う。昨季の活躍を見れば、彼が開幕投手を務めることを否定できない。これが正しい選択だと思う」と前田に全幅の信頼を寄せている。「キャリアで最高のスプリング・トレーニングを過ごすことができている。去年、素晴らしいシーズンを過ごせたから、それが自信につながっている」と前田は言う。充実の昨季を経て、今季はさらに進化した姿を見せてくれそうだ。

  • マイコラスに続いて金廣鉉も故障 カージナルス先発陣は大丈夫?

    2021.3.14 13:00 Sunday

     カージナルスの先発ローテーションの雲行きが怪しくなっている。日本時間3月13日に昨季全休からの復活を目指すマイルズ・マイコラスが右肩痛により7~10日のシャットダウン期間を設けることが明らかになったばかりだが、同14日には金廣鉉(キム・グァンヒョン)が直近のブルペン投球で背中を痛めていたことが判明。キムは予定されていたオープン戦での登板を回避した。これによりカージナルスは先発1~4番手のうち2人を欠くことになってしまった。

     今季のカージナルスはジャック・フラハティ、アダム・ウェインライト、キム、マイコラスの4人が先発ローテーション入り当確、最後の1枠をカルロス・マルティネス、アレックス・レイエス、ジョン・ガント、ダニエル・ポンセデレオンらが争う構図となっていた。しかし、レイエスはイニング制限のためにブルペンの一員として開幕を迎えることが決定。マイコラスとキムの故障により、層が厚かったはずの先発投手陣はローテを組むのが精一杯という状況になりつつある。

     マイク・シルト監督は「(マイコラスの故障により)開幕時はローテが1枠空くことになる。KK(=キムの愛称)にも同じことが言えるかもしれない」とコメント。この状況のなかで、実績のあるマルティネスはローテ入り当確とみられており、キムに代わって先発して4回途中1失点の力投を見せたポンセデレオンもローテ入りする可能性が高い。キムが開幕に間に合わないようであれば、5番手はガント、ヨハン・オビエド、ジェイク・ウッドフォードの争い、あるいは可能性は低いものの、有望株のマシュー・リベラトーリを抜擢するような展開になるかもしれない。

     課題の得点力不足を解消するための切り札としてノーラン・アレナードを獲得し、ナ・リーグ中部地区の大本命に挙げられているカージナルス。前評判通りに地区を制するためには、マイコラスに加えてキムを欠く可能性のあるシーズン序盤の戦いをどのように乗り切るかがポイントとなりそうだ。

  • Rソックスの新戦力・コルデロ「興奮している。夢が叶った」

    2021.3.14 12:30 Sunday

     フランチー・コルデロは今年2月、アンドリュー・ベニンテンディをメインとした3球団トレードでロイヤルズからレッドソックスへ移籍してきた。レッドソックスのファンとして育ってきたコルデロは「とても興奮している。このユニフォームを着て(フェンウェイ・パークの)フィールドに立つという夢が叶うんだ。本当に楽しみだよ」と大感激。新型コロナウイルスの陽性反応で出遅れたが、ようやく憧れのチームでのスタートを切った。

     コルデロはドミニカ共和国出身の26歳。子供のころは母国でレッドソックスの試合がテレビ中継されており、レッドソックスの魅力的な選手たちに惹かれていったという。「デービッド・オルティスの大ファンだった。マニー・ラミレスやペドロ・マルティネス、J・D・ドリューも好きだったよ」とコルデロ。そして今、コルデロはその憧れのチームのユニフォームを着てスプリング・トレーニングを過ごしている。

     コルデロのこれまでのキャリアは故障との戦いの連続だった。サービスタイム(メジャー登録日数)がすでに3年を超えているにもかかわらず、メジャーでの出場は通算95試合だけ。2018年から3年連続で60日間の故障者リストに登録され、長期離脱を経験している。パドレス時代の2018年に40試合に出場したのがキャリアハイだ。

     マイナー時代に2年連続で16本以上の三塁打を放ったように、そのパワーとスピードはとてつもないポテンシャルを秘めている。健康にプレーすることさえできれば、レッドソックスの正左翼手として、前任者のベニンテンディを上回る成績を残すことも不可能ではないだけに、コルデロは「健康に1年を過ごすこと」を今季の目標に掲げている。

     新型コロナウイルスの陽性反応で出遅れているものの、「開幕に間に合えばいいなと思っている。毎日頑張るよ」とコルデロ。「今年は人々が本物のフランチー・コルデロを目にするシーズンになればいいな」と憧れの新天地での飛躍を誓った。

  • パドレスの9回は誰が担う? クローザー経験者4人による競争

    2021.3.14 12:00 Sunday

     パドレスのジェイス・ティングラー監督はまだ今季のクローザーを指名していない。既存の戦力であるドリュー・ポメランツとエミリオ・パガーンに加え、今オフはマーク・マランソンとキーオニー・ケラを獲得し、クローザー経験者は4人となった。相手打者との相性や登板間隔などの状況に応じて複数の投手を使い分ける可能性もあるが、ティングラーはシーズン開幕までにクローザーを1人に決める方針だという。誰が熾烈な競争を制することになるのだろうか。

     昨季のパドレスは絶対的守護神のカービー・イエーツ(現ブルージェイズ)が故障し、ポメランツと昨季途中加入のトレバー・ローゼンタール(現アスレチックス)がチーム最多の4セーブを挙げた。ポメランツは昨季の最終登板で3失点を喫するまで開幕から19試合連続無失点。20試合に登板して防御率1.45という素晴らしい成績を残した。ただし、クローザー経験は4人のなかで最も少なく、昨季の4セーブがキャリアハイである。

     レイズ時代の2019年に20セーブを記録したパガーンは「クローザーをやりたい」と意欲を見せている。しかし、「このチームには4人のクローザー経験者がいて、クローザーを務める能力がある投手はもっと多い」とチーム状況も理解。「クローザーになって40セーブを記録できたら嬉しいけど、もし0セーブでもワールドシリーズ制覇できるなら幸せだよ」とチーム優先の姿勢を示している。

     クローザーとしての実績が最も多いのは通算205セーブのマランソンだ。昨季はブレーブスのクローザーとして11セーブを記録。パイレーツ時代の2015年には自己最多の51セーブで最多セーブのタイトルも手にしている。実績だけを見れば、クローザーの最有力候補と言えるだろう。

     ケラはレンジャーズ時代にクローザーの経験があり、2018年に24セーブを記録。ただし、それ以降は故障が相次ぎ、2019年は32試合、昨季は3試合しか投げていない。クローザーよりも負担の少ない役割からのスタートとなるのではないだろうか。

     各球団のロースター状況を整理している「Roster Resource」ではマランソンが7回、パガーンが8回、ポメランツが9回を担うと予想されている。予想通りになるのか、あるいは別の形で開幕を迎えるのか。パドレスのクローザー争いの行方に注目だ。

  • レイズ・崔志萬が右膝炎症で7~10日離脱 筒香の一塁起用増か

    2021.3.14 11:30 Sunday

     日本時間3月14日、レイズのケビン・キャッシュ監督は正一塁手の崔志萬(チェ・ジマン)が右膝の炎症により「しばらくのあいだ戦列を離れる可能性がある」ことを明らかにした。チェは再検査まで7~10日ほど離脱する見込みとなっている。ベンチコーチのマット・クアトラーロはチェが打撃練習前に通常よりも入念に膝のストレッチを行っていることに気付き、「状態が良くないなら休んだほうがいい」と助言。MRI検査を受けた結果、右膝の炎症が判明したという。

     キャッシュは「必要以上には心配していないよ」とコメント。現時点ではレギュラーシーズン開幕に影響が出るかどうかは不透明だが、「多くの選手が膝や肘に炎症を抱えていると思う。時々それが悪化して戦列を離れることになる。今、彼はその状態なのだろう」とそれほど深刻には考えていない様子。7~10日間のシャットダウン期間を経て、再検査時により詳細な状態が判明することになりそうだ。

     チェが戦列を離れることになったとしても、レイズには一塁を守ることのできる選手が多数存在する。マイク・ブロソーはもともとチェとのプラトーン起用が有力視されていた。また、三塁でジョーイ・ウェンドルとのプラトーン起用が有力視されているヤンディ・ディアスも一塁を守ることができる。さらに、メジャー2年目を迎える筒香嘉智も一塁に挑戦中だ。チェが左打ちの一塁手であることを考えると、同じ左打ちの筒香は穴埋めとして最適な存在であり、出場機会を増やす大きなチャンスとなるかもしれない。

     筒香はここまでオープン戦7試合に出場して打率.077(13打数1安打)、0本塁打、1打点、出塁率.235、OPS.312を記録。日本時間3月1日の初出場から5試合連続で無安打に終わっていたが、同12日のブレーブス戦でようやく2021年初安打が生まれた。ただし、同14日のツインズ戦では2打数無安打1三振に終わっている。打撃で結果を残し、チェの離脱というチャンスを生かしていきたいところだ。

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