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  • 昨季王者・ブレーブス 開幕投手はフリードとモートンの二択に

    2022.3.28 09:17 Monday

     昨季、1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレーブスの今季の開幕投手は二択に絞られた。その2つの選択肢は、左腕マックス・フリードと右腕チャーリー・モートンだ。ブライアン・スニッカー監督は「グレッグ・マダックス、トム・グラビン、ジョン・スモルツがいたときみたいだね。どちらを選んでも間違いではない」とコメント。現在両者は同じスケジュールで調整を進めており、日本時間4月2日のオープン戦に先発した投手がそこから中5日で開幕投手を務めるとみられる。

     現在28歳のフリードは、昨季28試合に先発して165回2/3を投げ、2度の「マダックス」(=100球未満での完封勝利)を含む14勝7敗、防御率3.04、158奪三振を記録。26年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦にも先発し、6回4安打無失点の好投で勝利投手となった。

     一方、現在38歳のモートンは、昨季33試合に先発して185回2/3を投げ、14勝6敗、防御率3.34、216奪三振をマーク。ワールドシリーズ第1戦で右足に打球を受けて骨折し、それ以降は投げられなかったが、現在は万全のコンディションに回復している。

     日本時間3月28日、モートンはレイズとのオープン戦に先発し、4回2/3を無安打無失点に抑える好投を披露した。一方、フリードはキャンプ地でチームメイトを相手に5イニングのシミュレート・ゲームに登板し、ロナルド・アクーニャJr.やオースティン・ライリー、ダンズビー・スワンソン、マット・オルソンといった主力打者と対戦した。

     スニッカー監督が「両者とも(開幕までに)あと1試合先発する」と語っているように、次の登板が開幕投手の行方を大きく左右する。日本時間4月2日のオープン戦に投げたほうが中5日で開幕戦、翌3日のオープン戦に投げたほうが中5日で開幕2戦目に先発するとみられているからだ。

     ちなみに、両者とも開幕投手の経験は1度だけ。フリードは昨季、自身初の開幕投手を務め、モートンはレイズ時代の2020年に大役を経験している。開幕投手の決定に迷うのは、大役を任せられる投手が複数いるチームならではの贅沢な悩みと言えそうだ。

  • カージナルスがプホルス呼び戻しに興味か 米メディアが伝える

    2022.3.28 08:47 Monday

    「ジ・アスレチック」でカージナルスを担当するケイティ・ウー記者によると、カージナルスはドジャースからFAとなったアルバート・プホルスとの交渉を加速させており、2011年以来11年ぶりにチームに呼び戻すことに興味を持っているようだ。カージナルスにはポール・ゴールドシュミットという不動の正一塁手がおり、現在42歳のプホルスがレギュラーとして起用される可能性はゼロに近い。コリー・ディッカーソンとのプラトーンで対左腕用のDH、もしくは代打要員として起用されることになるだろう。

     今季のカージナルスは、DHの枠を利用してラーズ・ヌートバー、フアン・イェペス、ノーラン・ゴーマンといった若手選手たちに出場機会を与えることが予想されていた。すでにディッカーソンを獲得しているところにプホルスも加えることになれば、こうした若手選手の出場機会は失われてしまうが、球団内には「彼らの成長のためにはAAA級でレギュラーとして試合に出場させたほうがいい」との考えもあるようだ。

     プホルスは昨季エンゼルスとドジャースで合計109試合に出場して打率.236、17本塁打、50打点、OPS.717を記録。17本塁打中13本は左腕から放ったものであり、対左腕に限れば打率.294、OPS.939という好成績を残していた。目標とする通算700本塁打まであと21本、ハンク・アーロンが持つ歴代最多打点記録の更新まではあと148打点に迫っている。

     名捕手ヤディアー・モリーナが今季限りでの現役引退を表明しており、アダム・ウェインライトも女房役のモリーナとともにユニフォームを脱ぐ可能性が高いとみられている。そこにプホルスが加われば、大きな話題となることは間違いないだろう。ただし、ウー記者はプホルス獲得のリスクも指摘。それは、プホルスが思うような活躍をできない場合、昨季のエンゼルスと同様に、プホルスを解雇するという決断をしなければならないということだ。

    「プホルスのセントルイス復帰が機能するのは、彼がクラブにインパクトを与えられる場合のみである。カージナルスには出場機会を与えられるべき未知数の若手選手がたくさんいる」とウー記者。プホルスが活躍できない場合に、イェペスやゴーマンのためにプホルスを切る勇気はあるのか。ウー記者はプホルスのカージナルス復帰について「まもなく決断が下されることが予想されている」と伝えている。

  • 「MLBネットワーク」が毎年恒例のポジション別選手ランキング公開

    2022.3.27 13:16 Sunday

    「MLBネットワーク」は毎年恒例のポジション別選手ランキングトップ10を今年も公開した。平日夜の特別企画として、10日間にわたって10ポジションのトップ10を発表。先発投手、救援投手、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手、右翼手の10ポジションが対象であり、大谷翔平(エンゼルス)ら日本人選手は選出されなかった。ランキングは過去の選手のパフォーマンス、攻撃面と守備面の指標、先進的なデータと伝統的なデータなど、様々な要素を考慮して決められている。

     各ポジションのトップ10は以下の通り(所属チームの後ろは前年順位を表す)。なお、ランキング発表後の移籍などにより、ポジションが実際のものと一致しないケースがある。

    ◆先発投手
    1位 ジェイコブ・デグロム(メッツ:1位)
    2位 ゲリット・コール(ヤンキース:2位)
    3位 マックス・シャーザー(メッツ:3位)
    4位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース:10位)
    5位 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ:圏外)
    6位 ザック・ウィーラー(フィリーズ:圏外)
    7位 ランス・リン(ホワイトソックス:圏外)
    8位 シェーン・ビーバー(ガーディアンズ:5位)
    9位 コービン・バーンズ(ブリュワーズ:圏外)
    10位 ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス:圏外)

    ◆救援投手
    1位 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ:10位)
    2位 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス:1位)
    3位 デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ:3位)
    4位 エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ:圏外)
    5位 ライアン・プレスリー(アストロズ:圏外)
    6位 コリン・マクヒュー(ブレーブス:圏外)
    7位 ライセル・イグレシアス(エンゼルス:圏外)
    8位 クレイグ・キンブレル(ホワイトソックス:圏外)
    9位 ジョーダン・ロマノ(ブルージェイズ:圏外)
    10位 ジョナサン・ロアイシガ(ヤンキース:圏外)

    ◆捕手
    1位 J・T・リアルミュート(フィリーズ:1位)
    2位 ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス:2位)
    3位 ウィル・スミス(ドジャース:3位)
    4位 ウィルソン・コントレラス(カブス:4位)
    5位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ:7位)
    6位 ミッチ・ガーバー(レンジャーズ:9位)
    7位 ショーン・マーフィー(アスレチックス:5位)
    8位 ジェイコブ・ストーリングス(マーリンズ:圏外)
    9位 マイク・ズニーノ(レイズ:圏外)
    10位 カーソン・ケリー(ダイヤモンドバックス:圏外)

    ◆一塁手
    1位 フレディ・フリーマン(ドジャース:1位)
    2位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ:圏外)
    3位 マット・オルソン(ブレーブス:8位)
    4位 マックス・マンシー(ドジャース:5位)
    5位 ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:2位)
    6位 ピート・アロンソ(メッツ:7位)
    7位 ブランドン・ベルト(ジャイアンツ:圏外)
    8位 ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス:4位)
    9位 ジョーイ・ボットー(レッズ:圏外)
    10位 アンソニー・リゾ(ヤンキース:6位)

    ◆二塁手
    1位 ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス:3位)
    2位 マーカス・セミエン(レンジャーズ:圏外)
    3位 ブランドン・ラウ(レイズ:4位)
    4位 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ:9位)
    5位 ジョナサン・インディア(レッズ:圏外)
    6位 ジェイク・クロネンワース(パドレス:6位)
    7位 ホルヘ・ポランコ(ツインズ:圏外)
    8位 オジー・オルビーズ(ブレーブス:10位)
    9位 ジェフ・マクニール(メッツ:2位)
    10位 クリス・テイラー(ドジャース:8位)

    ◆三塁手
    1位 ホセ・ラミレス(ガーディアンズ:4位)
    2位 ラファエル・デバース(レッドソックス:圏外)
    3位 アレックス・ブレグマン(アストロズ:2位)
    4位 ジャスティン・ターナー(ドジャース:6位)
    5位 ジョシュ・ドナルドソン(ヤンキース:8位)
    6位 アンソニー・レンドン(エンゼルス:1位)
    7位 マニー・マチャド(パドレス:5位)
    8位 ノーラン・アレナド(カージナルス:3位)
    9位 ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス:圏外)
    10位 クリス・ブライアント(ロッキーズ:圏外)

    ◆遊撃手
    1位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス:2位)
    2位 トレイ・ターナー(ドジャース:5位)
    3位 カルロス・コレア(ツインズ:7位)
    4位 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス:3位)
    5位 コリー・シーガー(レンジャーズ:6位)
    6位 トレバー・ストーリー(レッドソックス:1位)
    7位 ボー・ビシェット(ブルージェイズ:8位)
    8位 ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:10位)
    9位 フランシスコ・リンドーア(メッツ:4位)
    10位 ワンダー・フランコ(レイズ:圏外)

    ◆左翼手
    1位 ジェシー・ウィンカー(マリナーズ:5位)
    2位 ジョーイ・ギャロ(ヤンキース:右翼8位)
    3位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:1位)
    4位 マイケル・ブラントリー(アストロズ:2位)
    5位 カイル・シュワーバー(フィリーズ:圏外)
    6位 ブランドン・ニモ(メッツ:中堅5位)
    7位 タイラー・オニール(カージナルス:圏外)
    8位 AJ・ポロック(ドジャース:圏外)
    9位 オースティン・メドウズ(レイズ:圏外)
    10位 マーセル・オズナ(ブレーブス:4位)

    ◆中堅手
    1位 マイク・トラウト(エンゼルス:1位)
    2位 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ:3位)
    3位 バイロン・バクストン(ツインズ:10位)
    4位 ブライアン・レイノルズ(パイレーツ:圏外)
    5位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス:圏外)
    6位 スターリング・マルテ(メッツ:9位)
    7位 セドリック・マリンズ(オリオールズ:圏外)
    8位 コディ・ベリンジャー(ドジャース:2位)
    9位 ラモン・ローレアーノ(アスレチックス:7位)
    10位 アダム・デュバル(ブレーブス:圏外)

    ◆右翼手
    1位 フアン・ソト(ナショナルズ:2位)
    2位 ブライス・ハーパー(フィリーズ:5位)
    3位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:3位)
    4位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース:4位)
    5位 ムーキー・ベッツ(ドジャース:1位)
    6位 カイル・タッカー(アストロズ:圏外)
    7位 ニック・カステヤーノス(フィリーズ:圏外)
    8位 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ:圏外)
    9位 マーク・キャナ(メッツ:左翼3位)
    10位 ランディ・アロザレーナ(レイズ:圏外)

  • ドジャース移籍のフリーマン ブレーブスファンにお別れメッセージ

    2022.3.27 12:31 Sunday

     2010年代前半にポストシーズンへ進出していた時代、チーム再建により低迷した時代、そして4年連続地区優勝で頂点に上りつめた現在と10年以上にわたってブレーブスを支えてきたフレディ・フリーマンが今オフ、FAとなってドジャースと6年1億6200万ドルで契約した。後釜の一塁手としてマット・オルソンを獲得しているとはいえ、チームの看板選手の流出は、ブレーブスファンに小さくないショックを与えたに違いない。そのフリーマンはメジャーリーグ公式サイト上でブレーブスファンへのお別れのメッセージを公開している。

     フリーマンからブレーブスファンへのメッセージは以下の通り。

    「レギュラーシーズン開幕まで2週間を切りましたが、私がドジャースで人生の次のチャプターを歩み始めてから生じたいくつかの問題を取り上げてみたいと思います。

     まず、私とアレックス・アンソポロス(ブレーブス編成本部長)の関係は依然として素晴らしいものです。今週初めに話したとき、私はアトランタで過ごした時間をいかに楽しんでいたか、特に昨年はワールドシリーズ制覇というスリルをみんなで味わえたということをアレックスに伝えました。また、私はドジャースの入団会見でのいくつかの発言についても謝罪しました。この1週間は、私にとっても、私の家族にとっても、とても感情的な1週間でした。

     みなさんは、妻のチェルシーと私がブレーブスの球団組織全体とアトランタの街に対して常に最大限のリスペクトを持っていることを知っていると思います。私たち家族は、アトランタで過ごしたすべての時間が大好きでした。私たちはアトランタでの将来を思い描いていたので、この1週間はとても感情的になりました。しかし、神様には計画があり、すべての出来事には理由がある、と私たちは信じています。ロサンゼルス・ドジャースの球団組織は、私たちがまさにいるべき場所なのだと信じています。

     私たちは2007年にブレーブスに入団して以来、築いてきた数えきれないほどの友情を、これからもさらに深めていきたいと思っています。

     チェルシーと私は、アトランタのチャリティ団体と築いた関係を大切にしており、今後も彼らへの支援を続けていくつもりです。

     今年のブレーブスには成功しかないことを祈っています。私は元同僚全員が大好きですし、彼らには引き続き成功を収めてほしいと思っています。

     マット・オルソンと彼の家族の幸せを心から願っています。

     この数週間、多くのアトランタのファンが手を差し伸べてくれたこと、そしてとてもポジティブな気持ちでいてくれたことに、私たちは感謝しています。

     アレックスは、私にワールドシリーズ優勝リングをロサンゼルスで受け取るか、アトランタで受け取るかという選択肢を与えてくれました。私は6月にアトランタで、元同僚やコーチ、そして過去10年間にわたって素晴らしいサポートをしてくれたファンの前でリングを受け取る機会を与えてくれたことに感謝しています。

     ブレーブスで過ごした時間は特別なものでしたが、今はドジャースで人生の次のチャプターを始めることを楽しみにしています。素晴らしいチームであり、クラブハウスには素晴らしいメンバーが揃っています。フィールドに出て、新しいチームメイトとともにプレーを開始するのが待ちきれないです。ドジャースが今後6年間、素晴らしい伝統の一部として、大好きなゲームをプレーし続ける機会を与えてくれたことに感謝しています。

     私はブレーブス時代に自分のすべてを捧げてきましたが、新しい所属チームであるドジャースでも同じことを続けるつもりです。

     また6月に、そして10月にお会いしましょう」。

  • ブレーブス・アクーニャJr. 5月に外野手兼DHとして戦列復帰か

    2022.3.27 11:50 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者によると、昨年7月に右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったロナルド・アクーニャJr.は5月の最初の週に戦列復帰することを目指しているようだ。外野手兼DHとしてフルタイム出場できる状態が整ってから復帰する方針だという。外野手として出場した翌日はDH、さらにその翌日は再び外野手というように、今季から導入されるユニバーサルDHを活用して、徐々に連日外野手として出場するためのスタミナを取り戻していくつもりのようだ。

     現在24歳のアクーニャJr.は、昨季82試合に出場して打率.283、24本塁打、52打点、17盗塁、OPS.990を記録。本塁打王と盗塁王の二冠を狙えるペースで数字を積み上げ、自身2度目のオールスター・ゲームに選出されたものの、オールスター・ブレイク直前の試合で右膝を負傷し、残りのシーズンを棒に振った。今オフはロサンゼルス周辺でリハビリに取り組み、「自分で決められるなら開幕戦に出場する」というところまで回復しているが、ブレーブスは早期復帰には慎重。当初はDH専任で4月の最終週に復帰させることも検討されていたようだが、5月の最初の週を目標とすることで落ち着いた。

     ブライアン・スニッカー監督は「彼はプロセスを消化していく必要がある。医者が考えたプランがあるからね」とコメント。「彼はすべてをこなしているし、現時点でいるべき場所にいる。彼の現状にはみんな安心しているよ」とアクーニャJr.のリハビリが予定通りかつ順調に進んでいることを明らかにした。

     ブレーブスは昨季途中に獲得したアダム・デュバルとエディ・ロサリオが今季もチームに残り、昨季長期欠場したマーセル・オズナが復帰、新たにアレックス・ディッカーソンも獲得したため、控え外野手のギレルモ・ヘレディアも含め、アクーニャJr.不在のあいだも外野手の頭数は揃っている。アクーニャJr.復帰後は、アクーニャJr.とオズナがDHで併用され、アクーニャJr.が守備に就くときはロサリオが左翼、オズナが守備に就くときはロサリオが右翼を守るような形になりそうだ。

  • 左腕不足のメッツなど複数の球団がベテラン左腕・ワトソンに興味か

    2022.3.27 11:26 Sunday

    「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、メッツなど複数の球団がベテラン救援左腕トニー・ワトソンに興味を示しているようだ。メジャー通算防御率2.90を誇るワトソンだが、昨季終了後にジャイアンツからFAとなり、依然として市場に残ったままとなっている。メッツは救援左腕がマイナー契約のチェイセン・シュリーブとアレックス・クラウディオくらいしか見当たらない状況。ブルペンの左右のバランスが極端に悪く、ワトソンのような救援左腕の獲得が検討されるのは自然な流れと言える。

     現在36歳のワトソンは、昨年3月末にフィリーズを解雇されたところをエンゼルスが年俸100万ドルで拾い、7月末にトレードでジャイアンツへ移籍。2球団合計で62試合に登板し、7勝4敗、19ホールド、防御率3.92をマークした。パイレーツ時代には安定感抜群のセットアッパーとして活躍し、自己ベストの防御率1.63を記録した2014年にオールスター・ゲーム選出。翌2015年も1点台の防御率(1.91)をマークし、自己最多の41ホールドを記録した。

     メッツはジョーイ・ルケーシーが昨年6月にトミー・ジョン手術を受けているため、先発6~7番手という位置付けのデービッド・ピーターソンを除けば、メジャーで使えそうな左腕はマイナー契約のシュリーブとクラウディオくらいしか見当たらない。2012年以降、短縮シーズンの2020年を除いて必ず60試合以上に登板し、通算防御率2点台のワトソンは、救援左腕不足のメッツにとって魅力的な存在であることは間違いないだろう。

     移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、ワトソンを「FA市場に残っている最高の救援左腕」と評価。他にはフェルナンド・アバッド、ヘクター・サンティアゴ、ロス・デトワイラーらも市場に残っているが、メジャーでの実績ではワトソンが群を抜いている。開幕までの2週間弱のうちに、ワトソンがどこかの球団と契約する可能性は高そうだ。

  • ヤンキースがジャッジと契約延長交渉へ 3億ドル超の大型契約も

    2022.3.27 10:53 Sunday

     日本時間3月27日、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、レギュラーシーズン開幕までにスター外野手のアーロン・ジャッジと契約延長の交渉を行う予定であることを明言した。「現在から開幕日までのあいだに、我々はオファーを提示する予定だ。間違いなく、彼はオファーを受け取り、話し合いが行われることになるだろう」とキャッシュマン。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、もしジャッジが契約延長に合意した場合、外野手史上5番目の超大型契約になる可能性があるという。

     現在29歳のジャッジは、昨季148試合に出場して打率.287、39本塁打、98打点、6盗塁、OPS.916をマークし、MVP投票4位にランクイン。自身3度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、自身2度目のシルバースラッガー賞を受賞したが、規定打席に到達したのは新人最多記録(当時)となる52本塁打を放って新人王に輝いた2017年以来4年ぶり2度目だった。ヤンキースとジャッジは年俸調停権を持つ選手への年俸提示期限日までに今季の年俸で合意できず、このままいけばシーズン中に年俸調停が行われることになる(球団側の1700万ドルの提示に対してジャッジは2100万ドルを希望)。

     ジャッジは「生涯ヤンキース」を希望していることを公言する一方、シーズン中に契約交渉を行う意思がないことを明らかにしており、レギュラーシーズン開幕日が交渉のデッドラインとなる。「これまでにも言っているように、僕はここに居たいんだ」とジャッジは話しているが、開幕日までに契約延長が合意できなかった場合、シーズン終了後にジャッジがFAとなったあと、改めて交渉を行うことになる。

     ヘイマン記者は「ジャッジは外野手史上5番目の超大型契約を得る可能性がある」と伝えている。外野手では過去にマイク・トラウトが12年4億2650万ドル、ムーキー・ベッツが12年3億6500万ドル、ブライス・ハーパーが13年3億3000万ドル、ジャンカルロ・スタントンが13年3億2500万ドルの契約を手にしており、ジャッジにも総額3億ドル超の契約を得るチャンスがありそうだ。

  • ダイヤモンドバックス 正二塁手ケテル・マルテと契約延長交渉中

    2022.3.27 10:31 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ダイヤモンドバックスは正二塁手ケテル・マルテと契約延長について交渉を行っているようだ。今季のマルテの年俸は840万ドルで、来季以降の2シーズンは1100万ドルと1300万ドルの球団オプション。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、ダイヤモンドバックスは2年分のオプション行使を保証したうえで、さらに3年分の契約を追加し、5年間の総額で7500万ドル前後の契約について交渉を行っているという。

     現在28歳のマルテは、2010年8月にマリナーズと契約し、2016年11月のトレードでダイヤモンドバックスに加入。移籍2年目の2018年にレギュラー定着を果たし、翌2019年には打率.329、32本塁打、92打点、10盗塁、OPS.981の好成績でMVP投票4位にランクインした。昨季はハムストリングの故障の影響で90試合しか出場できなかったものの、打率.318、14本塁打、50打点、2盗塁、OPS.909をマーク。今春「MLBネットワーク」が発表したポジション別の選手ランキングでは、マーカス・セミエン(レンジャーズ)を抑えて二塁手部門1位に選出された。

     過去3シーズンはチーム状況に合わせて二塁と中堅を兼任してきたマルテだが、昨季はハムストリングの故障の影響もあって中堅での守備力が低下。昨季終盤から二塁に固定されるようになり、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は今季も引き続き、マルテを正二塁手として起用する方針を明言している。ただし、正遊撃手ニック・アーメッドに休養日を与える際に、マルテが遊撃の守備に就く可能性もあるようだ。

     ダイヤモンドバックスは2018年3月にマルテと5年2400万ドル+球団オプション2年で契約延長。マルテはここまではチームの期待に応える働きを見せており、さらに契約を延長し、引き続きチームの中心選手としてプレーしていくことになりそうだ。

  • アスレチックスがラウリーと再契約へ 1年契約で合意との報道

    2022.3.26 13:10 Saturday

    「ジ・アスレチック」のエノ・サリス記者によると、アスレチックスは自軍からFAとなった37歳のベテラン二塁手ジェッド・ラウリーと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。来月38歳の誕生日を迎えるラウリーは、2013~14年、2016~18年、2021年と3つの期間にわたってアスレチックスに在籍しており、今季がアスレチックスの選手としてプレーする7年目のシーズンとなる。故障が多く、メジャー13年間で規定打席到達は5度だけだが、いずれもアスレチックス在籍時である。

     ラウリーはメッツに在籍した2019~20年の2シーズンでわすか9試合しか出場できなかったものの、3年ぶりにアスレチックス復帰を果たした昨季は139試合に出場して打率.245、14本塁打、69打点、OPS.717を記録。2013年、2014年、2017年、2018年に続いて自身5度目となる規定打席をクリアした。キャリアハイの23本塁打、99打点をマークした2018年にはオールスター・ゲームに選ばれた経験もある。

     故障歴や年齢的に二塁をフルシーズン守るのは厳しくなっており、昨季はスタメン出場118試合のうち、二塁手として出場したのは69試合だけ。残りの49試合はDHとしてスタメンに名を連ねた。今季はトニー・ケンプが二塁のレギュラーに定着することが予想されており、ラウリーは昨季以上にDHでの出場機会が多くなりそうだ。

     ロックアウト解除後、クリス・バシット、マット・オルソン、マット・チャップマンと主力選手を次々に放出したアスレチックスは、スティーブン・ボート、ラウリーとベテラン選手を1年契約で確保している。ともにアスレチックス在籍経験のある選手であり、若手主体となるチームにおいてリーダーシップを発揮してもらうことを狙った動きと言えそうだ。戦力ダウンで厳しい戦いが予想されるアスレチックスだが、若手とベテランが上手く融合すれば、意外と面白いチームになるかもしれない。

  • レイズがカブスとトレード 右打ちの外野手ハロルド・ラミレス獲得

    2022.3.26 12:38 Saturday

     日本時間3月26日、レイズはカブスへマイナー内野手のエステバン・キロスを放出し、右打ちの外野手ハロルド・ラミレスを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表した。ラミレスは昨年11月に金銭トレードでガーディアンズからカブスへ移籍していたが、カブスで公式戦に出場する前に再び移籍することになった。レイズはロースターの枠を空けるために、救援右腕ニック・アンダーソンを60日間の故障者リストに登録。アンダーソンは昨年10月に右肘の手術を受けており、少なくとも今季の前半戦を欠場することが確定している。

     レイズが獲得したラミレスは現在27歳。2019年にマーリンズでメジャーデビューを果たし、119試合に出場して打率.276、11本塁打、50打点、OPS.728とまずまずの成績を残したが、翌2020年は開幕直後にチーム内で発生した新型コロナウイルスのクラスターに巻き込まれ、戦列復帰直後に左ハムストリングを痛めたため、わずか3試合しか出場できなかった。

     昨年2月にウエーバーでインディアンス(現ガーディアンズ)に移籍し、昨季は99試合に出場して打率.268、7本塁打、41打点、OPS.703を記録。7本塁打はすべてソロアーチだったが、得点圏では打率.387(75打数29安打)と勝負強さを見せた。また、2019年と2021年はともに両翼が中心ながらも外野3ポジションの守備をこなしている。レイズでは左打ちのケビン・キアマイアーやオースティン・メドウズと併用される形で出番があるかもしれない。

     カブスが獲得したキロスはメキシコ出身の30歳の内野手。昨季はAAA級で68試合に出場し、打率.268、12本塁打、48打点、出塁率.401、OPS.927をマークした。2017年までは母国のメキシカン・リーグでプレーし、2017年WBCや2019年プレミア12にはメキシコ代表として出場。AAA級では通算打率.286、出塁率.399、OPS.874を記録しているが、まだメジャーデビューは果たせていない。

  • 今オフ最大の勝者はメッツ! シャーザーを筆頭に大型補強を展開

    2022.3.26 12:05 Saturday

     日本時間3月26日、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は「今オフの勝者」に関する特集記事を公開。メッツ、レンジャーズ、ブルージェイズ、ツインズ、ブレーブス、マリナーズの6球団を勝者に挙げ、なかでもメッツを最大の勝者とした。今オフのメッツは、大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーの資金力を武器に、次々に大物選手を獲得。FAでマックス・シャーザー、スターリング・マルテ、マーク・キャナ、エドゥアルド・エスコバー、アダム・オッタビーノ、トレードでクリス・バシットを手に入れ、戦力を強化した。

     カストロビンス記者はメッツの補強について「85勝という昨季の失望的な結果を払拭し、ナ・リーグ東部地区を制するために、資金力を生かして最大限の努力をしたことは評価されるべきだ」とコメント。先発投手陣からはマーカス・ストローマンとノア・シンダーガードが抜けたものの、シャーザーとバシットの加入でむしろグレードアップ。打線もマルテ、キャナ、エスコバーの加入で強化され、さらにはブルペンにもオッタビーノを加えた。

     2位に選ばれたのはレンジャーズ。マーカス・セミエンとコリー・シーガーの二遊間コンビに総額5億ドルを投じたことには誰もが驚かされた。他にもジョン・グレイ、ミッチ・ガーバー、コール・カルフーン、マーティン・ペレスと着実に戦力を補強。優勝争いに加われるかどうかは不透明だが、カストロビンス記者は「戦力の改善度を見ればA+の評価を与えられる」とした。

     3位のブルージェイズはサイ・ヤング賞左腕のロビー・レイを失ったものの、ケビン・ゴーズマンと菊池雄星を獲得。ブルペンにはイミー・ガルシアを加え、ランドール・グリチックとのトレードで欲しかった左打ちの外野手(ライメル・タピア)も手に入れた。そして、何と言ってもゴールドグラブ賞三塁手のマット・チャップマンの加入が大きい。

     4位のツインズはカルロス・コレア、ゲーリー・サンチェス、ソニー・グレイらを獲得。5位のブレーブスはフレディ・フリーマンの穴をマット・オルソンで埋め、エディ・ロサリオとの再契約、ケンリー・ジャンセンの獲得など、ワールドシリーズ連覇に向けて抜け目のない補強を展開した。6位のマリナーズはレイ、アダム・フレイジャー、ジェシー・ウィンカー、エウヘニオ・スアレスらを獲得。2001年以来21年ぶりのポストシーズン進出なるか注目される。

  • ドジャースがロバーツ監督と契約延長 2025年までの3年契約で合意

    2022.3.26 11:42 Saturday

     日本時間3月26日、ドジャースはデーブ・ロバーツ監督との契約を延長したことを発表した。2018年12月に結んだ4年契約のラストイヤーを迎えていたロバーツ監督だが、今回の3年契約により、2025年まで契約が延長された。アンドリュー・フリードマン編成本部長は、ロバーツ監督との契約延長について「するかどうか」ではなく「いつするか」の問題だと明言していたが、スプリング・トレーニング開始時には合意に至らなかったものの、シーズン開幕を2週間後に控えたタイミングで無事に合意が成立した。

     ドジャースにとって、ロバーツ監督との契約延長は難しい決断ではなかった。ロバーツ監督の就任後、ドジャースは6年連続でポストシーズンに進出しており、地区優勝5回、リーグ優勝決定シリーズ進出5回、リーグ優勝3回、そして2020年には32年ぶりのワールドシリーズ制覇と毎年のように素晴らしい成績を残している。ロバーツ監督は2016年にナ・リーグの最優秀監督に選出され、6年間で通算542勝330敗、勝率.622を記録。これはニグロリーグの4人を除けば、史上最高の勝率である。また、6年間で記録した勝利数は、同地区の4球団を少なくとも100勝以上上回っている。

     フリードマン編成本部長は「監督就任以来、デーブ・ロバーツは一貫して素晴らしいリーダーシップを発揮し、チームにエネルギーをもたらしてきた。彼は過去6年以上にわたるドジャースの成功に不可欠の存在であり、今後も長きにわたってチームを引っ張る姿を見るのを楽しみにしている」とコメント。ロバーツ監督に全幅の信頼を寄せている様子がうかがえる。

     一方、ロバーツ監督は「シーズン前に契約が完了したことは、私自身にとっても、私の家族にとっても、素晴らしいことだと思う。このユニフォームを毎日着られるのはとても嬉しいし、私にとって大きな意味がある。ドジャースの伝統を本当にリスペクトしているからね。私はこのチームをとても愛している」とコメント。今季はドジャースの監督として7年目のシーズンだが、もし2025年まで契約を全うすれば、ドジャースの監督を10年務めたことになる。10年以上指揮を執った監督は球団史上3人だけ(ウィルバート・ロビンソン、ウォルター・オルストン、トミー・ラソーダ、いずれも殿堂入り)。ロバーツ監督には4人目となるチャンスが与えられた。

  • 「粘着物質」の最新ガイドライン発表 今季も厳しくチェックへ

    2022.3.26 11:08 Saturday

     日本時間3月26日、メジャーリーグ機構は各球団に資料を配布し、2022年シーズンも投手による異物使用についてのルールを厳密に運用していくことを通達した。投手はグラブ、帽子、ベルトのチェックだけでなく、試合中のランダムなタイミングで指や手の検査も受けることになるという。メジャーリーグ機構のマイケル・ヒル氏は「(異物使用の検査は)三振が減ってインプレーが増え、試合中のアクションが増加するなど、明らかにポジティブな効果があった」と異物使用チェックの成果について語った。

     昨年、メジャーリーグ機構はルールを厳密に運用していくことを各球団に通達したものの、スタットキャストなどのデータを分析する限り、投手の行動にはほとんど影響を与えなかった。メジャーリーグ機構が予想していた以上に「粘着物質」の使用が広まっていたことから、6月下旬には審判員に対して試合中に定期的なチェックを行うように指示。その結果、当初はボールの回転数が低下するなどの効果が見られたものの、シーズン終盤には選手が定期的なチェックに慣れたのか、再び回転数が上昇したとのデータもあった。

     これを踏まえ、今季はグラブ、帽子、ベルトに加えて指や手とチェック対象の範囲を広げ、よりランダムで予測できないタイミングでの検査が行われる予定になっている。先発投手は1試合につき1回以上、リリーフ投手は登板時やイニング終了時にチェックを受けることになるが、試合の遅延を避けるために、「ランダムなタイミング」とは言いつつも、基本的にはイニング間や投手交代時に検査が行われることになりそうだ。また、投手の手や指に付着しているものが異物にあたるかどうかの判断は、審判員の裁量で行われるという。

     昨季は試合中の検査が開始された直後の6月下旬にマリナーズのヘクター・サンティアゴ、8月中旬にはダイヤモンドバックスのケイレブ・スミスが異物使用で退場処分を受け、10試合の出場停止処分を科された。すでに出場停止処分を受けたことのある投手に再び異物使用が発覚した場合、より厳しい罰則が適用されるようだ。さらに、クラブハウスや通路、ダグアウトやブルペンなど、球場内の各場所で異物が発見された場合、チームとしてその責任を負うことになる。

  • エンゼルス・大谷翔平が初の開幕投手 「大谷ルール」で出場へ

    2022.3.26 10:37 Saturday

     日本時間3月26日、エンゼルスのジョー・マドン監督は本拠地エンゼル・スタジアムで行われるアストロズとの開幕戦(日本時間4月8日)に大谷翔平が先発することを発表した。大谷が開幕投手を務めるのはメジャー移籍後では初めてとなる。メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は、オーナー投票後に正式採用される見込みの「大谷翔平ルール」に言及し、「大谷は指名打者としても出場し、降板後でもラインナップに残ることができる」と記している。

     昨季の大谷は打者として打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.964、投手として9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマークし、満票でア・リーグMVPに選出。メジャーリーグ公式サイトによる各球団のスタメン・ローテーション予想では「1番・DH」と「先発1番手」に名前が挙がっており、開幕投手を務めることが確実視されていた。マドン監督は「彼と話したよ。彼はとても興奮していたね。みんなが楽しみにしている。いい結果がでるのが楽しみだね」と話した。

     今季のエンゼルスは先発6枠のうち、大谷、パトリック・サンドバル、ノア・シンダーガード、ホセ・スアレス、マイケル・ロレンゼンの5枠は当確とみられる。シーズン開幕に向けて、引き続き先発6番手の競争が行われていく。開幕投手を決めるにあたり、「彼はこのチームで開幕投手を務める権利を勝ち取ったんだ。他の候補者について、それほど心配したり、議論したりすることはなかったよ」とマドン監督はほとんど悩まなかったようだ。

     大谷は日本時間3月27日のホワイトソックス戦に先発することが決まっており、次は中5日で日本時間4月2日のレッズ戦、そして、そこから中5日で開幕戦を迎えることになる。なお、今季はユニバーサルDH導入により、登板日も含めてほぼ全試合でDHを務める見込み。マドン監督は「彼の疲労次第」と話しているが、昨季より打席数が増えるのは確実であり、歴史的なシーズンとなった昨季以上の成績を残す可能性も十分にありそうだ。

  • いまだ契約が決まらないコンフォートを気にかけるメッツの選手たち

    2022.3.25 15:15 Friday

     昨年12月、メッツの現役選手やOB選手はアリゾナ州スコッツデールで行われたマイケル・コンフォートの結婚式に出席した。彼らによると、そのパーティーは思い出深いものになったという。そのコンフォートは現在、FA市場に売れ残った唯一のスター選手となっている。メッツの選手たちはコンフォートの置かれた状況に配慮し、接触を避けているが、「彼は困惑する時間を過ごしているだろうし、イライラする時間かもしれない。彼の幸運を祈っているよ」と語るブランドン・ニモのように、元同僚のことを気にかけているようだ。

     ニモは最近、コンフォートに対してメッセージを送ったが、返信はなかったという。ニモ自身も返信は期待していなかったようだ。また、ジェフ・マクニールは「彼は野球をプレーしたがっているけれど、適切なオファーを得ることができていないんだと思う。結局は彼が決めることだから」と必要以上の干渉を避けている。キャンプ地のクラブハウス内でも、選手たちのあいだでコンフォートの動向が話題になってはいるものの、メッツと再契約する可能性が極めて低い以上、選手たちは動向を見守るしかないというのが実情だ。

     コンフォートは昨年11月、メッツからのクオリファイング・オファー(年俸1840万ドルの1年契約)を拒否してFA市場に出た。メッツ以外の球団がコンフォートと契約した場合、1つ以上のドラフト指名権を失うことになるため、各球団はコンフォート獲得に慎重な姿勢を見せている。ブルージェイズ、ヤンキース、ロッキーズ、マーリンズ、パドレスなど、これまでに複数の球団からの関心が報じられたものの、本格的な交渉に発展した形跡は見られない。

     メッツは昨年11月、スターリング・マルテとマーク・キャナを獲得して外野手の補強を完了。キャナ、マルテ、ニモの3人でレギュラーの枠が埋まり、ドミニク・スミスやJ・D・デービスも控えている。さらに、カリル・リーやニック・プラマー、トラビス・ジャンコウスキーらもデプス要員としてスタンバイしており、もはやメッツにコンフォートの居場所はない。

     過去にも例があるように、ドラフト開催日を過ぎれば、コンフォートを獲得した球団はドラフト指名権を失わずに済む。とはいえ、以前はドラフトが6月上旬に開催されていたのに対し、現在はオールスター・ウィークのイベントの一環として7月中旬に開催されている。コンフォートとしては、後半戦のスタートまで無所属で居続けることなど選択肢にないはずだ。

     ニモはコンフォートについて「彼が欲しいかって?もちろんだよ。彼は素晴らしい選手であり、クラブハウスでも素晴らしい人間だから、どこへ行ってもポジティブなものをもたらすと思う」と語る。レギュラーシーズン開幕まで残り2週間。コンフォートに手を差し伸べる球団は現れるだろうか。

  • フィリーズの開幕投手は右腕ノラに決定 5年連続5度目の大役

    2022.3.25 11:26 Friday

     日本時間3月25日、フィリーズのジョー・ジラルディ監督はパイレーツとのオープン戦の試合後に、今季の開幕投手を右腕アーロン・ノラが務めることを発表した。ノラが開幕投手を務めるのは5年連続5度目。フィリーズで5年連続開幕投手は1977年から1986年まで10年連続で務めたスティーブ・カールトン以来の快挙となる。昨季の成績を考えれば、ザック・ウィーラーやレンジャー・スアレスも候補だったが、両者とも調整がやや遅れており、万全の状態で開幕戦を迎えられるノラが今季も大役を任された。

     現在28歳のノラは、昨季32試合に先発して180回2/3を投げ、9勝9敗、防御率4.63、223奪三振を記録。規定投球回以上の投手のなかでワースト5位の防御率に終わったが、各種指標は防御率よりもはるかに投球内容がよかったことを示しており、今季はバウンスバックが期待されている。

     ノラは今季に向けて「2ストライクからの失投を減らすこと」を目標に掲げている。昨季は2ストライクから82本のヒットを浴びたが、これはナ・リーグ最多。その82本のヒットのうち10本は、カウント0-2と追い込んだあとに浴びた本塁打だっただけに、ここを改善することで防御率も大きく向上するはずだ。

     昨季は6月25日のメッツ戦で10者連続奪三振をマーク。これは1970年4月22日にトム・シーバーが記録して以来41年ぶり、メジャー史上2人目となる快挙だった(8月にコービン・バーンズも達成)。このピッチングが示すように、本来はエースとして申し分のない実力を持つ投手であり、17勝6敗、防御率2.37、224奪三振の好成績でサイ・ヤング賞投票3位にランクインした2018年のような活躍が期待される。

     なお、ノラと先発三本柱を形成するウィーラーとスアレスは調整がやや遅れているものの、ジラルディ監督は「両投手ともレギュラーシーズンの1週目には間に合うと思う」との見通しを明らかにしている。

  • ドジャース・ビューラーが自身初の開幕投手 ロバーツ監督が発表

    2022.3.25 11:04 Friday

     日本時間3月25日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は今季の開幕投手をウォーカー・ビューラーが務めることを発表した。「クレイトン・カーショウがこのチームにいる限り、エースはカーショウだと思っている」と語るビューラーだが、昨季はサイ・ヤング賞投票4位にランクインするなど、故障がちなカーショウに代わって先発ローテーションの柱となりつつあるだけに、開幕投手の大役も納得の選出と言える。順調にいけば、開幕6戦目のホーム開幕戦でも先発を務めることになりそうだ。

     現在27歳のビューラーは、昨季33試合に先発して207回2/3を投げ、16勝4敗、防御率2.47、212奪三振の好成績をマーク。2019年に続いて自身2度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、サイ・ヤング賞投票では惜しくもファイナリスト入りこそ逃したものの、コービン・バーンズ、ザック・ウィーラー、マックス・シャーザーに次ぐ4位にランクインした。初の大役に指名されたビューラーは「素晴らしい機会であり、とても光栄だ。楽しみたいね」と話している。

     ドジャースは2011年以降の11シーズンでカーショウが開幕投手を9度(2011~18年、2021年)務めている。2019年は開幕時に故障者リスト入りしていたため柳賢振(リュ・ヒョンジン)、2020年は直前で登板を回避してダスティン・メイが開幕投手を務めたが、健康な状態のカーショウがいる状態でカーショウ以外の投手が開幕投手を務めたのは2010年のビセンテ・パディーヤが最後である。

     ロバーツ監督によると、開幕投手はビューラーとカーショウの二択だったようだ。もしカーショウが選ばれていれば、球団記録をさらに更新する通算10度目の開幕投手となるところだったが、ロバーツ監督は若きエースに開幕戦のマウンドを託すことを決断した。

     今季のドジャース先発陣は、4~5番手に昨季防御率5.83のアンドリュー・ヒーニー、同4.53のタイラー・アンダーソンが入るなど、やや不安の残る顔ぶれとなっている。ビューラー、カーショウ、フリオ・ウリアスの三本柱、そのなかでもエースのビューラーにかかる期待は自ずと大きくなる。

  • エンゼルス 今オフFAのスタッシと3年1750万ドルで契約延長

    2022.3.25 10:37 Friday

     日本時間3月25日、エンゼルスは正捕手マックス・スタッシと3年1750万ドル+球団オプション1年で契約を延長したことを発表した。今季の年俸が300万ドル、来季と2024年は700万ドル、2025年は750万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)となっている。現在31歳のスタッシは今季終了後にFAとなる予定だったが、エンゼルスは今回の契約延長により、少なくとも2024年まで、最長2025年まで正捕手をキープすることに成功した。

     メジャー9年のキャリアを誇るスタッシだが、最初の5シーズンはアストロズで合計44試合に出場しただけであり、メジャー6年目の2018年にようやく自己最多の88試合に出場。2019年途中にエンゼルスへトレードされ、2020年からは主戦格の捕手として活躍を続けている。短縮シーズンの2020年は31試合のみの出場ながら打率.278、7本塁打、20打点、OPS.886の好成績をマーク。昨季は自己最多に迫る87試合に出場し、打率.241、13本塁打、35打点、OPS.752を記録した。

     守備面でも平均以上のパフォーマンスを見せており、80試合以上に出場した2018年と2021年はともに守備防御点+10をマーク。メジャー9年間でマイナスの守備防御点を記録したことは1度もない。フレーミングも安定しており、2018年から4年連続でメジャー平均を上回る数値をマーク。メジャー通算20%、昨季も15.4%という盗塁阻止率の低さが課題ではあるものの、総合的に見れば、安定した守備力を持つ捕手と言えるだろう。

     今季終了後にはマイク・ズニーノ(レイズ)、ウィルソン・コントレラス(カブス)、ゲーリー・サンチェス(ツインズ)、オマー・ナルバエス(ブリュワーズ)といった有力捕手たちがFAとなる予定だが、エンゼルスは引き続きスタッシに正捕手を任せることを選択。どちらかと言えば晩成型の選手であり、今後のさらなる成長も期待される。

  • アンドリュー・ミラーが現役引退 選手会役員として労使交渉で奮闘

    2022.3.25 10:16 Friday

     カージナルスの地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」によると、メジャー生活16年のベテラン救援左腕アンドリュー・ミラーが現役引退を決めたようだ。現在36歳のミラーは、2006年ドラフト1巡目(全体6位)でタイガースに指名されてプロ入り。先発投手として大成することはできなかったが、メジャーを代表する救援左腕に成長し、2015年にマリアーノ・リベラ賞、2016年にはリーグ優勝決定シリーズでMVPを受賞するなど、一時代を築いた。また、メジャーリーグ選手会の役員として労使交渉でも中心的役割を担った。

     ドラフト指名を受けた2006年に早くもメジャーデビューを果たしたミラーは、2007年12月にミゲル・カブレラ、ドントレル・ウィリスとのトレードでキャメロン・メイビンらとともにマーリンズへ移籍。しかし、メジャー定着を果たしたのはレッドソックス移籍後に先発からリリーフに転向してからだった。

     2015年はヤンキースで3勝2敗36セーブ、防御率2.04、100奪三振の好成績を残し、ア・リーグの最優秀救援投手に与えられるマリアーノ・リベラ賞を受賞。翌2016年はシーズン途中にインディアンス(現ガーディアンズ)へ移籍し、ポストシーズンで15イニング連続無失点の救援投手記録を樹立するなど、チームのリーグ優勝に貢献してリーグ優勝決定シリーズではMVPに選ばれた。2017年は自己ベストの防御率1.44をマーク。2016年から2年連続でオールスター・ゲームにも選出されている。

     2019年からの現役最後の3年間はカージナルスでプレー。昨季は40試合に登板して防御率4.75に終わり、もはや往年の力は残っていなかった。メジャー16年間で通算612試合(うち66先発)に登板して55勝55敗63セーブ、142ホールド、防御率4.03を記録。ポストシーズンでは通算29試合に登板して2勝1敗1セーブ、9ホールド、防御率0.93という輝かしい成績を残した。

  • トレード成立 タピアがブルージェイズ、グリチックがロッキーズへ

    2022.3.25 09:59 Friday

     日本時間3月25日、ブルージェイズはロッキーズへランドール・グリチック+金銭を放出し、ライメル・タピアとエイドリアン・ピントを獲得するトレードが成立したことを発表した。ヤンキースからFAとなっているブレット・ガードナーに興味を示していることが報じられるなど、左打ちの外野手の獲得を目指していたブルージェイズだが、タピアを獲得することでその目標を達成。一方のロッキーズは7年1億8200万ドルの大型契約を結んだクリス・ブライアントに続いて、長打力のある外野手の獲得に成功した。

     現在28歳のタピアは、昨季ロッキーズで133試合に出場して打率.273、6本塁打、50打点、20盗塁、OPS.699を記録。これまでは主に左翼手としてプレーしてきたが、中堅や右翼での出場経験もあり、ブルージェイズのロス・アトキンスGMは外野3ポジションでの起用を想定しているようだ。グリチックの放出で外野手の人員整理に成功し、左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅ジョージ・スプリンガー、右翼テオスカー・ヘルナンデスと外野のレギュラー3人はいずれも右打者。俊足の左打者であるタピアは、現在のブルージェイズにいないタイプの外野手であり、貴重な戦力となりそうだ。

     一方、現在30歳のグリチックは、昨季ブルージェイズで149試合に出場して打率.241、22本塁打、81打点、OPS.704を記録。7年連続2ケタ本塁打、メジャー通算156本塁打など長打力が魅力の打者だが、四球が少ないため出塁率が低く、直近6年間でOPSが.800を超えたシーズンは1度しかない。ロッキーズは正右翼手チャーリー・ブラックモンの守備力の衰えが顕著であり、グリチックが右翼、ブラックモンがDHに入るケースが多くなると思われる。

     タピアとともにブルージェイズに加入するピントはベネズエラ出身の19歳の内野手。昨季はドミニカ共和国のサマーリーグで54試合に出場し、打率.360、3本塁打、27打点、41盗塁、OPS1.029の好成績をマークした。

     なお、タピアとグリチックはともに2023年シーズン終了後にFAとなる予定であり、あと2年保有できる点は変わらないが、グリチックはブルージェイズと5年5200万ドルの契約を結んでいた。残り2年1870万ドルの半分以上となる970万ドルをブルージェイズが負担することが報じられている。ちなみに、タピアの今季の年俸は395万ドルである。

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