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  • マリナーズが大谷獲得に向けて本腰を入れる

    2017.11.23 22:12 Thursday

     今オフのFA市場で目玉である大谷翔平(北海道日本ハム)の動向は日が経つごとに注目度が増している。多くの球団が獲得を狙う中、これまで多くの日本人と縁があるマリナーズが「二刀流」の獲得に向けて本腰を入れることになった。

     マリナーズにはこれまでイチロー(マーリンズ)をはじめ、城島健司や佐々木主浩、そして岩隈久志といった多くの日本人選手が在籍してきた。ジェリー・ディポトGMは「我がチームに在籍した日本人選手達は誰もが活躍し、大きな力になってくれた。彼らは今でも称賛されている」と振り返っている。

     チームは大谷の二刀流を容認する姿勢もみせており、もし彼を獲得できた際には今季打点王に輝いたネルソン・クルーズに左翼を守らせるプランがあるという。近年は指名打者が主で守備にはあまり就かないが過去には左翼も守っていた経験もあり、オリオールズ時代の2014年には60試合で守っている。これが実現すれば大谷を投手として先発起用でき、指名打者としてもバットで活躍することができる。

     ディポトGMは「我々はこれまで日本人選手がプレーしやすい環境を整えてきた。日米文化の違いや適応方法も知っていることもあり大谷に対しても同様のことができる。私はこれまで二刀流選手をみたことがない。必ず彼ならチームの力になってくれると信じている」と獲得に自信をもっているようだ。マリナーズは同様に大谷獲得を狙っているヤンキースやレンジャーズなどと比べて金銭面で不利な部分もあるが、これまでの「実績」を大きな力にして日本のスター選手のハートをつかむ。


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  • 殿堂入りの名二塁手が薬物使用者への投票回避を呼びかけ

    2017.11.22 18:37 Wednesday

     日本時間11月22日、殿堂入りの名二塁手であり、現在はアメリカ野球殿堂の副理事長を務めているジョー・モーガンが殿堂入りの投票権を持つ記者全員に対して薬物使用者または薬物使用疑惑のある者に投票しないように呼びかけるメールを送ったことが明らかになった。

     モーガンは「ビッグ・レッド・マシン」として恐れられた黄金期のレッズを支えた名二塁手であり、22年間にわたるキャリアで通算2649試合に出場して2517安打、打率.271、268本塁打、1133打点、689盗塁、OPS.819をマーク。1975年から2年連続でMVPに輝いたほか、5度のゴールドグラブ受賞、10度のオールスター・ゲーム選出という輝かしい実績を誇り、1990年に有資格初年度で殿堂入りを果たした(得票率81.8%)。そのモーガンが記者に送ったメールの中で「我々は薬物使用者が殿堂入りする日が決してやってこないことを望んでいる。彼らは不正を働いたんだ。薬物使用者は殿堂に入るべきではない」と主張したのだ。

     これは主にロジャー・クレメンスとバリー・ボンズの2人に対して向けられたメッセージであるとの見方が強い。両者とも抜群の実績を残しているものの、薬物を使用していたことが確実視されており、これまでの5度の投票では殿堂入りを果たすことができていない。しかし、前回の投票ではクレメンスが得票率54.1%、ボンズが同53.8%と初めて50%のラインを突破。50%超えは「殿堂入りに相応しい選手」として認められたことのサインであると言われており、両者は残り5度のチャンスのうちに殿堂入りを果たすことが有力視されている。今回のタイミングでモーガンが彼らへの投票回避を呼びかけたのは、クレメンスとボンズの殿堂入りが現実味を帯びつつあることに対する危機感の表れだろう。

     すでに殿堂入りしている選手全員が薬物を使用していなかったという保証はどこにもなく、今回のモーガンの呼びかけに対しては疑問を投げかける声も多い。クレメンス、ボンズ以外にも薬物使用者が多数いたなかで抜群の成績を残していたのだから殿堂入りに値する、という考え方も間違っていないはずだ。アメリカ野球殿堂の副理事長という立場にいるモーガンによる呼びかけだけに、かなりの影響力を持つものと見られるが、あくまでも最終的に判断するのは投票権を持つ記者自身。彼らがどのような判断を下し、どのような投票結果が出るのか。投票結果は日本時間1月25日に発表される予定となっている。


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  • キンズラー放出の対価 タイガースは何を欲するのか

    2017.11.22 17:34 Wednesday

     2011年から4年連続でア・リーグ中部地区を制したタイガースが本格的な再建に乗り出している。すでにジャスティン・バーランダーらを放出し、今オフはイアン・キンズラーの放出が濃厚。タイガースはキンズラー放出の対価として何を求めるのだろうか。

     タイガースはシーズン中にバーランダーのほか、ジャスティン・アップトン、J.D.マルティネス、ジャスティン・ウィルソン、アレックス・アビラを次々に放出。アストロズから3人、エンゼルスから2人、ダイヤモンドバックスから3人、カブスから2人の有望株を手に入れた。現在、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団TOP15に名を連ねている有望株のうち、1位のフランクリン・ペレス、5位のダズ・キャメロン、9位のアイザック・パレイデス、14位のグレイソン・ロング、15位のダウェル・ルーゴは一連のトレードで獲得した選手である。

     当然のことながら、タイガースはキンズラーの対価として有望株を欲するはずだ。プロスペクト・ランキングの球団TOP30には野手が14人ランクインしているが、将来的に打線の中軸を担えそうな素材が不足しており、そうした選手がターゲットになるのではないかとの見方がもっぱらである。

     たとえば、キンズラー獲得に動いている球団の一つであるメッツであれば、球団8位の有望株であるギャビン・チェッキーニ、同7位のピーター・アロンゾ、同11位のルイス・ギロームといった選手がターゲットとなるだろう。二塁手を探していると報じられているブリュワーズであれば、プロスペクト・ランキングの球団TOP15に6人の外野手(1位のルイス・ブリンソン、2位のコリー・レイ、8位のトリステン・ルッツ、12位のブレット・フィリップス、13位のトレント・グリシャム、14位のモンテ・ハリソン)がランクインしており、タイガースが補強を必要としているエリアであることを考えるとこの6人のうちの誰かがターゲットになる可能性が高い。

     キンズラーを放出すれば地区4連覇のチームが完全に解体されると言っても過言ではないだけに、メジャーを代表する二塁手と引き換えにタイガースがどんな有望株を手に入れるのか注目したい。


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  • MVPトレードの歴史 グリフィーとA-RODの例を振り返る

    2017.11.22 16:26 Wednesday

     今季のナ・リーグMVP、ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)のトレード話が本格化するなか、MLB.comのアンドリュー・サイモンは過去にトレードされたMVP受賞者のなかからレジー・ジャクソン、リッキー・ヘンダーソンら10人をピックアップ。今回はケン・グリフィーJr.とアレックス・ロドリゲスにスポットライトを当ててみる。

     1997年にア・リーグMVPを受賞したグリフィーJr.は2000年2月10日にマイク・キャメロン、ブレット・トムコ、アントニオ・ペレス、ジェイク・メイヤーの4選手とのトレードでレッズへ放出された。契約最終年を迎えていたグリフィーJr.はマリナーズから契約延長のオファーを提示されていたものの、「家族と過ごす時間が欲しい」との理由でこれを拒否。マリナーズはグリフィーJr.のトレード要求を受け入れ、1997年から3年連続で本塁打王のタイトルを獲得していたスーパースターをレッズへ放出したのだった。グリフィーJr.は移籍直後にレッズと9年契約を結び、移籍1年目こそ40本塁打、118打点をマークしたが、翌年からは故障により出場試合数が激減。2005年に35本塁打、2007年に30本塁打を放ったが、マリナーズ退団後は一度も40本塁打の大台に到達することはできなかった。グリフィーJr.に代わって正中堅手を務めたキャメロンはイチローとともに鉄壁の右中間を形成し、マリナーズに在籍した4年間で87本塁打、106盗塁、OPS.798をマークしてゴールドグラブ賞を2度受賞。この期間に限ればキャメロンのWARはグリフィーJr.のそれを大幅に上回っていた。トムコが移籍1年目に7勝を挙げたほか、ペレスはランディ・ウィンを獲得する際のトレード・ピースとなっており、マリナーズに軍配が上がったトレードと言えそうだ。

     2003年にア・リーグMVPを受賞したロドリゲスは直後の2004年2月16日にアルフォンゾ・ソリアーノ+後日指名選手とのトレードでヤンキースへ放出された。2000年オフにマリナーズからフリーエージェントとなり、レンジャーズと10年2億5200万ドルという史上最高額(当時)で契約したロドリゲスは移籍1年目から3年連続で本塁打王のタイトルを獲得するなど、破格の契約に見合う活躍を見せていた。しかし、チームは3年連続で地区最下位。高額年俸のロドリゲスを抱えていることがチーム再建の足枷となり、レンジャーズはロドリゲス放出に向けて動き始めたのだった。そして、ソリアーノとのスター選手同士のトレードが成立。ヤンキースの遊撃にはデレク・ジーターが君臨していたため、ロドリゲスは三塁へポジションを移した。ヤンキース移籍後のロドリゲスは2005年と2007年にMVPを受賞するなど、期待通りの働き。一方のソリアーノもレンジャーズで過ごした2年間はいずれもオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞を受賞するなど、好成績をマークした。レンジャーズがその後、ポストシーズン争いに加わるチームになったことを考えると、このトレードは両者にとってプラスに働いたと言えるのではないだろうか。

     ジャイアンツとカージナルスが積極的に動いていると言われるスタントンのトレードはどのような結末を迎えるのか。今後の動向から目が離せない。

  • FAまであと1年 ナショナルズがハーパーを放出する可能性は?

    2017.11.22 15:30 Wednesday

     ナショナルズが誇るスーパースター、ブライス・ハーパーは2018年シーズンがナショナルズとの契約最終年となる。来季終了後にフリーエージェントとなるハーパーをナショナルズがトレードで放出する可能性はあるのか。ファンからの質問にMLB.comでナショナルズの番記者を務めるジャマル・コリアーが回答している。

     回答の冒頭でコリアーは、ハーパー放出に関する質問が多数寄せられていることにショックを受けていることを明らかにした。ハーパーを好きな人はハーパーが(フリーエージェントとなったあと)ワシントンに戻ってこないと考えている。ハーパーを好きでない人は実現するであろう巨額契約にハーパーが見合わないと考えている。ナショナルズがハーパーに対して巨額契約を与えないだろうと考えている人もいる。そうした状況もあり、多くのファンがハーパー放出を選択肢の一つとして考えているというのだ。コリアーはこれに対し「ハーパーのトレードは有り得ない」と断言している。

     ハーパーの代理人を務めるスコット・ボラスは、ナショナルズとの間で契約延長交渉は開始されていないと明言している。そして、ハーパーは契約を延長しないまま、契約最終年のシーズンに突入する可能性が高い。しかし、現実的に考えて、ハーパーのトレードは起こり得ないだろう。ワールドシリーズ制覇を狙うナショナルズが、球界最高の選手の一人であるハーパーを放出する理由が見当たらないのだ。

     仮にナショナルズがハーパーを放出するのであれば、ナショナルズは莫大な見返りを要求するはずだ。しかし、他球団はシーズン終了後にフリーエージェントとなるハーパーを獲得するために自軍の将来を犠牲にするようなことはしないだろう。ハーパー級のスーパースターになると適切な対価を設定するのが極めて困難なのだ。そして、コリアーはナショナルズがハーパー放出を検討するであろう唯一のケースとして「夏までに完全にポストシーズン争いから脱落した場合」を挙げている。しかし、今季のナ・リーグ東部地区の状況を見る限り、そのような事態は起こり得ないと考えるのが普通だろう。

     「ナショナルズは来季、ハーパーとともにワールドシリーズ制覇を目指し、ハーパーとの再契約に全力を注ぐだろう」とコリアーは結論付けている。


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  • ホズマーがベストフィットするチームはどこだ!?

    2017.11.22 12:58 Wednesday

     今オフのフリーエージェント市場において最高の一塁手と目されているエリック・ホズマー。MLB公式サイトではマイク・ペトリエロが全30球団の一塁手事情を考慮しながら、ホズマーにフィットするチームをランキング形式で発表している。1位に輝いたのは…?

     まずはホズマーの獲得に動く可能性がゼロに等しい30位から25位。30位のカブスはアンソニー・リゾー、29位のダイヤモンドバックスはポール・ゴールドシュミット、28位のレッズはジョーイ・ボットー、27位のブレーブスはフレディ・フリーマン、26位のドジャースはコディ・ベリンジャー、25位のタイガースはミゲル・カブレラというスター一塁手を抱えている。この6球団がホズマー獲得レースに加わることはないだろう。

     次に「十分に優秀な一塁手がいる」と評価された24位から14位の11球団。24位のブリュワーズにはエリック・テームズ、23位のパドレスにはウィル・マイヤーズ、22位のナショナルズにはライアン・ジマーマン、21位のホワイトソックスにはホゼ・アブレイユ、20位のブルージェイズにはジャスティン・スモーク、19位のアストロズにはユリ・グリエル、18位のジャイアンツにはブランドン・ベルト、17位のツインズにはジョー・マウアー、16位のオリオールズにはクリス・デービス、15位のレンジャーズにはジョーイ・ギャロ、14位のマーリンズにはジャスティン・ボーアがいる。各球団の補強ポイントなどを考慮しても、この11球団がホズマー獲得に動くとは考えにくい。

     13位から10位には有望な若手一塁手を抱えている4球団が並んだ。13位のパイレーツにはジョシュ・ベル、12位のフィリーズにはリーズ・ホスキンス、11位のアスレチックスにはマット・オルソン、10位のヤンキースにはグレッグ・バードがいる。さらに、9位から5位の5球団は「ホズマー獲得により戦力アップが可能だが、獲得の可能性は低いチーム」となっており、9位にはライオン・ヒーリーを獲得したマリナーズ、8位には有望株のドミニク・スミスがいるメッツ、7位と6位にはホズマーよりも安価な選手を狙うであろうレイズとインディアンス、5位にはC.J.クロン、ジェフリー・マーテイ、ルイス・バルブエナらを抱えるエンゼルスがランクインしている。

     よって、ホズマー獲得の可能性があるのは以下の4球団に絞られる。4位と3位には「現時点での一塁手を他のポジションに移すことが可能なチーム」としてロッキーズとカージナルスがランクイン。ロッキーズはイアン・デズモンドを外野に、カージナルスはマット・カーペンターを二塁ないし三塁に移すことができ、実際にカージナルスがホズマー獲得に興味を持っているとの報道もある。2位はホズマー獲得レースの本命と言われるレッドソックス、そして1位に選ばれたのは元所属球団のロイヤルズとなっている。ロイヤルズにとってホズマーは打線の核としても、内野守備の要としても、チームリーダーとしても替えのきかない存在であり、ホズマーとの再契約に注力しているのもうなずける。

     フリーエージェント市場にはカルロス・サンタナ、ローガン・モリソン、ルーカス・デューダ、ヨンダー・アロンゾ、ミッチ・モアランドとホズマー以外にも人材が溢れており、ホズマー争奪戦が予想以上に盛り上がらない可能性もある。今季シルバースラッガー&ゴールドグラブをダブル受賞したリーグ屈指の一塁手はどのような決断を下すのだろうか。


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  • ブルージェイズは再建せず 来季はポストシーズン復帰を目指す

    2017.11.22 12:25 Wednesday

     2015年から2年連続でア・リーグ優勝決定シリーズに進出していたブルージェイズにとって、76勝86敗でギリギリ地区最下位を回避した2017年は落胆のシーズンに他ならなかった。主軸打者のジョシュ・ドナルドソンに放出の噂が出るなか、ロス・アトキンスGMは来季再びポストシーズン争いに加わることが可能だと信じており、再建に乗り出すつもりはないようだ。

     「すでに良いチームが出来上がっており、そこに戦力をプラスしようとしているだけさ。このチームは間違いなく勝つことができる。それについて疑いの余地はないよ」とアトキンスは来季のポストシーズン争いに自信を見せる。ドナルドソン放出の噂は絶えないが、むしろアトキンスはドナルドソンが来季ポストシーズンに進出するためのキーマンになると考えている。「ジョシュ・ドナルドソンは球界における最も優れた選手の一人であり、これからもそうであり続けるだろう。彼がフィールドに立っていれば、我々には勝つチャンスがあるんだ」

     今季のブルージェイズは主力選手の故障に悩まされた。ドナルドソンは故障により38試合を欠場し、ラッセル・マーティンは42試合、トロイ・トゥロウィツキーは86試合、デボン・トラビスは102試合を欠場するなど、なかなかベストメンバーが揃わない状況。25選手が延べ31回にわたって故障者リスト入りし、欠場試合数は合計で1400試合を超えた。「打線が高齢化し、故障も増えた。故障を防ぐだけでなく、故障離脱に備えた準備も必要だ」とアトキンスは選手層を増強する必要性を感じている。

     ブルージェイズは今オフ、長年にわたってチームの主砲として活躍したホゼ・バティースタに別れを告げた。一方で、ジェイ・ブルースやロレンゾ・ケインの獲得に動いていることが報じられている。「我々にはチームをより良くする余地がある」とアトキンスも大型補強の可能性を否定していない。さらに、アトキンスは今季ブレイクを遂げたジャスティン・スモークに続くブレイク候補としてテオスカー・ヘルナンデス、ライアン・ボルッキらの名前を挙げている。

     エドウィン・エンカーナシオン(インディアンス)とバティースタがチームを去り、新たな時代に突入したことを感じさせるブルージェイズ。ドナルドソンら主力選手が故障なくシーズンを過ごし、補強による戦力アップと若手選手のブレイクが加われば、レッドソックスやヤンキースと地区優勝を争うことも不可能ではない。ア・リーグ東部地区の「戦国時代」はまだまだ続きそうだ。


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  • 海外選手獲得ルール違反のブレーブスに厳罰 前GMは永久追放

    2017.11.22 11:48 Wednesday

     海外フリーエージェント選手の獲得に関してMLBの規則に違反していたとされるブレーブスに対する処分が日本時間11月22日に決定し、該当期間に契約した選手との契約無効化、ジョン・コッポレラ前GMの球界永久追放など厳しい処分が下された。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーはブレーブスのルール違反に関する調査結果について声明を発表。2015年10月に4年契約でGMに就任したコッポレラは、海外フリーエージェント選手との契約についての制限を回避するために制限内で契約したかのように装い、その後、別の形で該当選手や代理人に追加の金銭を受け渡していたとされている。本来であれば、契約金総額の上限を超過すれば罰金を支払ったうえで次の契約ピリオドにおいて契約金に制限が設けられることになっているが、コッポレラは2015年から2016年の契約ピリオドにおいて前述の不正を行うことによりこれを回避。2016年とから2017年の契約ピリオドでも契約金を制限されることなく、海外フリーエージェント選手と契約を結んでいた。さらに、ロバート・プアソンという有望選手の代理人と交渉し、2019年から2020年の契約ピリオドにおいてブレーブスと契約するように仕組んでいたという(禁止行為)。

     これに対する処分として、MLB機構はブレーブスが契約した13選手との契約無効化を決定。これらの選手はフリーエージェントとなり、他球団との契約交渉が可能になる。さらに、2019年から2020年の契約ピリオドにおいて契約金が1万ドルを超える契約を結ぶことを禁止され、2020年から2021年の契約ピリオドでは使用可能な契約金総額が50%削減されることになった。また、来年のドラフトでは3巡目の指名権を喪失。これらの不正を主導したとされるコッポレラは永久追放処分となり、国際スカウト部長を務めていたゴードン・ブラックリーにも1年間の停職処分が科されている。

     1991年から2005年まで14季連続地区優勝(ストライキでシーズン中断となった1994年を除く)を飾った名門球団による大スキャンダル。すでにジョン・ハート野球部門社長も辞任しており、アレックス・アンソポロスGMのもとで再出発を図ることが決定している。腐敗にまみれた名門球団は栄光を取り戻すことができるのだろうか。


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  • ジャッジが左肩手術 春季キャンプには間に合う見込み

    2017.11.22 10:57 Wednesday

     日本時間11月22日、ヤンキースは今季のア・リーグ新人王に輝いたアーロン・ジャッジが日本時間11月21日に左肩の関節鏡視下手術を受けたことを発表した。来春のスプリング・トレーニング開始までには全快する見込みとなっている。

     ジャッジは手術を受けるためにロサンゼルスへ飛び、ニール・エラットラシェ医師による施術を受けた。今回の手術には遊離体の除去やクリーニングが含まれているとのこと。来季の活躍に備えて、身体のメンテナンスを行った格好だ。

     今季のジャッジは155試合に出場して打率.284、52本塁打、114打点、OPS1.049の大活躍。月間最優秀新人に4月、5月、6月、9月と4度も選出されたほか、6月と9月には月間MVPを受賞し、1987年にマーク・マグワイアがマークした49本塁打の新人本塁打記録を更新して満票でア・リーグ新人王に選出された。ア・リーグ最多得票でオールスター・ゲームにも選出され、オールスター・ゲーム前日のホームラン・ダービーでは圧巻のパフォーマンスで初出場初優勝。シルバースラッガー賞も受賞し、メジャーの歴史に残るルーキー・イヤーを過ごした。

     ア・リーグMVPの投票ではホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)に敗れたものの、それでも堂々の2位にランクイン。1975年のフレッド・リン、2001年のイチローに次ぐ史上3人目の「MVP&新人王ダブル受賞」はならなかったが、今季のメジャーリーグを盛り上げた主役の一人であったことは間違いないだろう。

     来季はジャッジにとって「2年目のジンクス」と戦う重要なシーズンとなる。大手データサイトのFanGraphsが公開している成績予測では打率.253、37本塁打、97打点、OPS.883という数字になっており、今季の活躍を再現するのは難しいと予想されているが、夏場の不振を脱して9月に大爆発を見せたジャッジだけに、予想を上回る活躍を見せる活躍も十分。規格外の大型スラッガーのさらなる活躍に期待したい。


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  • ポスティング新制度が大筋合意 大谷のメジャー挑戦が始まる

    2017.11.22 10:36 Wednesday

     大谷翔平(北海道日本ハム)が今オフ、メジャーリーグへ移籍する準備がようやく整った。日本時間11月22日、MLB、NPB、MLB選手会の三者がポスティング・システムの新制度について合意に達したと現地メディアが報道。大谷は早ければ日本時間12月2日にもポスティング・システム利用の申請が可能となる。

     交渉期限を24時間延長し、日本時間11月22日午前10時が最終期限となっていたポスティング・システムの新制度交渉。今オフは昨年までの旧制度を維持し、来オフからの3年間は新制度を適用することが決定した。よって、今オフのメジャー移籍を目指す大谷や牧田和久(埼玉西武)のポスティングについては入札金額の上限は2000万ドルとなり、最高額で入札した全てのチームが該当選手と交渉可能になる。

     交渉の争点となっていたのはNPB球団が保有する「撤回権」だ。これは入札金額に納得いかなかった場合にNPB球団がポスティングを破棄できる権利だが、選手の望み通りにメジャー移籍が実現できない可能性があるため、MLB選手会は「撤回権」の破棄を求めていた。最終的にはNPB側が「撤回権」を破棄することで双方が歩み寄り、合意に至ったようだ。

     来オフから3年間にわたって適用される新制度では、選手の契約総額に応じてNPB球団が手にする移籍金が変動するシステムが採用されることになった。2500万ドルまでの部分は20%、2500万ドルを超えて5000万ドルまでの部分は17.5%、5000万ドルを超える部分は15%に相当する金額が移籍金となり、NPB球団に支払われることになっている。

     大谷のメジャー移籍に関して、ポスティング・システム以外の部分では今オフから適用されている新労使協定のルールに従うことになっており、25歳未満である大谷はマイナー契約しか結ぶことができない。300万ドルを超える契約金を用意できるレンジャーズ、ヤンキース、ツインズの3球団が金銭面でリードしていると見られるが、大谷は二刀流を全面的に受け入れてくれるチームを最優先に考えるはず。大谷のハートを射止めるのはどのチームなのか。いよいよ争奪戦が幕を開ける。


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  • 2018年の殿堂入り候補者は33名 チッパーら5名が有力候補

    2017.11.21 18:48 Tuesday

     日本時間11月21日、2018年のアメリカ野球殿堂入り候補者33名が発表された。今回から殿堂入り投票の対象となったのはチッパー・ジョーンズ、ジム・トーメイ、オマー・ビスケルら19名。投票結果は日本時間1月25日にMLBネットワークとMLB.comでアナウンスされる予定となっている。

     今回から殿堂入り候補者となった19名のうち、初年度で殿堂入りする可能性があると言われているのがC.ジョーンズ、トーメイ、ビスケルの3名だ。歴代屈指のスイッチヒッターとしてブレーブス一筋で19シーズンにわたって活躍したC.ジョーンズは通算2726安打を放ち、打率.303、468本塁打、1623打点、OPS.930をマーク。オールスター・ゲームに8度選出され、自己最多の45本塁打を放った1999年にはナ・リーグMVPに輝いている。インディアンス、フィリーズなどで活躍したトーメイは40本塁打以上6回、30本塁打以上12回を誇る90年代後半~2000年代を代表するスラッガー。本塁打王のタイトルはフィリーズ時代の2003年に獲得しただけだったが、通算612本塁打は歴代8位の大記録である。21歳でメジャーデビューしてから45歳で現役を退くまで24シーズンにわたって遊撃を守り続けたビスケルはゴールドグラブ受賞11度を誇る歴代屈指の名手。通算2877安打、404盗塁を記録するなど、遊撃守備以外でも素晴らしい成績を残している。

     この3名に加えて有資格3年目となるトレバー・ホフマン、有資格2年目となるブラディミール・ゲレーロの2名も殿堂入りを有力視されている。史上初めて通算600セーブの大台を突破し、歴代2位の通算601セーブをマークしているホフマンは前回の投票で5票足りずに殿堂入りを逃した(得票率74.0%、殿堂入り基準は得票率75%)。走攻守すべてにおいて野性味あふれるプレイを見せ、通算2590安打、打率.318、449本塁打、1496打点、OPS.931をマークしたゲレーロは前回の投票で15票不足(得票率71.7%)。例年の傾向を考えると、前回の投票で得票率75%目前まで迫っているこの2名は、今回の投票で殿堂入りを果たす可能性が極めて高い。

     ほかにはサイ・ヤング賞を2度受賞したヨハン・サンタナ、49歳まで投げ続け通算269勝をマークしたジェイミー・モイヤー、ゴールドグラブ賞を10度受賞して通算434本塁打を放ったアンドリュー・ジョーンズらが初登場。ヤンキースの主力打者として活躍し、2009年のワールドシリーズでMVPに輝いた松井秀喜も日本人野手として初めて殿堂入り候補に名を連ねた。

     エドガー・マルティネス、ロジャー・クレメンス、バリー・ボンズらビッグネームも引き続き殿堂入り候補に名を連ねており、最大10名にしか投票できない投票者たちにとっては難しい選考となるはず。33名の候補者の中から新たなホール・オブ・フェイマーが何人生まれるのか。およそ2ヶ月後の結果発表が待ち遠しい。

     

    殿堂入り候補者33名
    バリー・ボンズ、クリス・カーペンター、ロジャー・クレメンス、ジョニー・デイモン、ブラディミール・ゲレーロ、リバン・ヘルナンデス、トレバー・ホフマン、オーランド・ハドソン、オーブリー・ハフ、ジェイソン・イズリングハウゼン、アンドリュー・ジョーンズ、チッパー・ジョーンズ、ジェフ・ケント、カルロス・リー、ブラッド・リッジ、エドガー・マルティネス、松井秀喜、フレッド・マグリフ、ケビン・ミルウッド、ジェイミー・モイヤー、マイク・ムシーナ、マニー・ラミレス、スコット・ローレン、ヨハン・サンタナ、カート・シリング、ゲーリー・シェフィールド、サミー・ソーサ、ジム・トーメイ、オマー・ビスケル、ビリー・ワグナー、ラリー・ウォーカー、ケリー・ウッド、カルロス・ザンブラーノ


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  • ヤンキースがマーリンズとトレード 「大谷資金」の増額に成功

    2017.11.21 17:44 Tuesday

     日本時間11月21日、ヤンキースはデレク・ジーターが編成部門のトップを務めるマーリンズとの間でトレードを成立させ、ギャレット・クーパーとケイレブ・スミスの2選手との交換でマイケル・キングとインターナショナル・ボーナスプール25万ドルを獲得した。

     ヤンキースはこのトレードで獲得した25万ドルを加え、現在使用可能なインターナショナル・ボーナスプールは350万ドルとなった。これはレンジャーズの353万5000ドルに次いでメジャー2位となる金額であり、300万ドルを超えているのはこの2球団のほかにツインズ(324万5000ドル)だけである。

     今回のトレードで得た25万ドルを含む350万ドルは、今オフのメジャー移籍を目指す大谷翔平の獲得資金として使用される可能性が高い。新労使協定のもとでは現在23歳の大谷はマイナー契約しか得ることができず、その後メジャーのロースターに登録されても年俸調停権を得るまでの期間はメジャー最低保証年俸(54万5000ドル)に近い金額しか得られない。金銭面で他球団との差を生み出せるのは契約金であり、金銭面においては300万ドル以上のインターナショナル・ボーナスプールを抱える前述の3球団が有利な立場にいると言っていいだろう。ただし、金銭的な条件がどの程度大谷の去就に影響を与えるかは不透明である。

     ヤンキースが獲得したキングは22歳の右腕であり、今季はA級で26試合(うち25先発)に登板して11勝9敗、防御率3.14をマーク。マーリンズが獲得したクーパーとスミスはいずれも今季ヤンキースでメジャーデビューを果たしており、26歳の一塁手であるクーパーは13試合に出場して打率.326、0本塁打、6打点、OPS.822、26歳の左腕であるスミスは9試合(うち2先発)に登板して0勝1敗、防御率7.71をマークした。なお、マイナーではクーパーはAA級とAAA級で計83試合に出場して打率.359、18本塁打、84打点、OPS1.057の好成績をマーク。スミスもAA級とAAA級で計19試合(うち17先発)に登板して9勝1敗、防御率2.41と素晴らしい成績を残している。年俸総額の削減を目指すマーリンズにとってはマイナーを卒業し、メジャーで戦う準備が整った即戦力を獲得したトレードと言えそうだ。


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  • メッツがキンズラー獲得に向けてタイガースと交渉開始

    2017.11.21 16:07 Tuesday

     MLBネットワークのジョン・ポール・モロシが報じたところによると、メッツがイアン・キンズラー獲得に向けてタイガースとトレード交渉を開始したようだ。ただし、モロシのリポートによると交渉はまだ初期段階だという。

     レンジャーズ時代の2012年4月に5年7500万ドル(2013-2017)+球団オプション1年(2018)で契約を延長したキンズラーは、36歳を迎える来季が契約最終年となる。今季は自己最悪の打率.236に終わったが、2年連続で20本塁打をクリアし、メジャーデビュー以来12年連続となる2ケタ盗塁もキープ。600打席をクリアしたため、来季の年俸1100万ドルのオプションが自動的に行使された。

     キンズラーのトレード話が浮上するのは今オフが初めてではなく、昨オフからトレードの噂が絶えない。タイガースは今季途中にアレックス・アビラ、J.D.マルティネス、ジャスティン・アップトン、ジャスティン・バーランダーらを次々に放出して再建へと舵を切っており、契約が残り1年となったベテラン二塁手の放出に動いても何ら不思議ではないだろう。

     メッツは来季、遊撃に有望株のアメッド・ロサリオを固定し、アズドゥルバル・カブレラを三塁へ回す方針を固めているが、二塁は空席。現時点ではウィルマー・フローレスが正二塁手の最有力候補だが、どうやら球団はフローレスを内野のユーティリティとして起用することを考えており、キンズラーやニール・ウォーカーといった正二塁手候補の獲得に向けて動き始めている。

     キンズラーは一部の球団に対するトレード拒否権を持っているが、再建に向かうタイガースのチーム事情を考慮し、トレードがまとまった際にはトレード拒否権を破棄する可能性が高いと見られている。また、モロシによるとメジャーを代表する二塁手であるキンズラーを三塁手として獲得することを検討している球団もあるようだ。メジャー13年目を迎えるベテラン二塁手は来季の開幕戦、どのチームのユニフォームを着てフィールドに立っているのだろうか。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • 2013年全体1位指名選手・アッペルがフィリーズからDFAに

    2017.11.21 15:09 Tuesday

     日本時間11月21日、フィリーズはルール5ドラフトからプロテクトするために4人のプロスペクトを40人枠に登録した一方、それに弾き出される形で2013年ドラフトの全体1位指名選手であるマーク・アッペルをDFA(=40人枠から外す措置)とした。

     ルール5ドラフトに向けてのプロテクト期限となった21日、各球団は自軍のプロスペクトをプロテクトすべくロースターの整備に追われたが、フィリーズも例外ではなかった。この日、フィリーズはウエーバーでジャイアンツから若手内野手のエンヘルブ・ビエルマを獲得。さらにフランクリン・キローム、セランソニー・ドミンゲス、ホゼ・タベラス、ランヘル・スアレスの若手4投手を40人枠に登録した。

     それに伴って40人枠から弾き出されたのがアッペル、アルベルト・ティラード、エルニエリー・ガルシアの3選手。アッペルとティラードはDFAとなり、ガルシアは40人枠から抹消されてAAA級リーハイ・バレーへ降格となっている。

     マット・クレンタックGMは40人枠に登録された若手4投手について「我々は彼ら4人全員に本当に期待している。彼らは全員が非常に一生懸命に努力しており、ロースターに加えるのに相応しい存在であると判断した」と語り、今後のさらなる成長に期待を寄せた。ウエーバーで獲得したビエルマについては「彼は優れた守備の才能を持っている。フィジカル面では現在も成長を続けている。面白い存在になると思うよ」と評価した。

     2013年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入りし、2015年オフにケン・ジャイルズらとの5対2のトレードでブレット・オーバーホルツァー、ビンス・ベラスケスらとともにフィリーズへ加入したアッペルだったが、その才能を開花させることなくフィリーズを去ることがほぼ確実となった。今季はAAA級で17試合に先発して5勝4敗、防御率5.27。82イニングで60三振しか奪えなかったのに対して53四球を与えるなど、防御率が示す以上に投球内容は悪かった。クレンタックはアッペルのDFAを「難しい決断だった」と表現したが、AAA級の成績を見る限り、妥当な判断だと言えるだろう。

     「マーク(・アッペル)がアマチュア時代に示した才能は彼を全体1位指名に導き、彼は今もなおその才能を持っている。ただ、パフォーマンスでそれを示すことができなかった。努力が足りていないわけではないんだよ」とクレンタックは語ったが、アッペルが全体1位指名の才能を開花させる日はやってくるのだろうか。


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  • ルール5ドラフトに向けて各球団が有望株をプロテクト

    2017.11.21 12:46 Tuesday

     日本時間11月21日、ルール5ドラフトに向けてのロースター変更期限を迎え、各球団がルール5ドラフトからプロテクトしたい有望株を40人枠に登録した。ルール5ドラフトはウィンター・ミーティング最終日の日本時間12月15日に行われる。

     ルール5ドラフトは各球団の40人枠外の選手を他球団が獲得できる、いわば飼い殺しを防ぐための制度である。18歳以下で入団した選手は5年以内、19歳以上で入団した選手は4年以内に40人枠に登録されなければルール5ドラフトの対象となり、他球団が指名可能となる。ただし、メジャーリーグ・フェイズで指名して獲得した選手は翌年のシーズンを通してアクティブ・ロースターに登録しておく必要があり、アクティブ・ロースターから外れる場合には元の所属球団へ返還される。

     今年のルール5ドラフトで指名対象となる選手のうち、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体100位以内にランクインしているのはグレイバー・トーレス(ヤンキース:全体1位)、イロイ・ヒメネス(ホワイトソックス:同4位)、ブレント・ハニーウェル(レイズ:同11位)、オースティン・メドウズ(パイレーツ:同16位)、スティーブン・ゴンサルベス(ツインズ:同63位)、ジェイク・バウアーズ(レイズ:同72位)、タイラー・オニール(カージナルス:同86位)、ホルヘ・マテオ(アスレチックス:同97位)の8選手。この8選手は全員が40人枠に登録され、ルール5ドラフトからプロテクトされた。

     MLB公式サイトが発表している各球団のプロスペクト・ランキングTOP30にランクインしている選手のなかにもプロテクトされていない選手は多数おり、彼らがルール5ドラフトの目玉となるはずだ。現役選手ではオドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)、ジャスティン・ボーア(マーリンズ)、ダレン・オデイ(オリオールズ)らがルール5ドラフトによる移籍を経験しており、ルール5ドラフトでの移籍をきっかけに出場機会を得て才能を開花させる選手もいる。今回のルール5ドラフトから新たなスター選手が生まれる可能性も十分にありそうだ。

  • 本格化しつつあるスタントン争奪戦の行方は?

    2017.11.21 12:10 Tuesday

     ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)をめぐる争奪戦は初期段階を終え、本格化しつつある。すでにジャイアンツとカージナルスがマーリンズに対して正式なオファーを提示したことが報じられており、レッドソックスもこれに続くと見られている。また、ジャイアンツが提示したオファーの具体的な内容も明らかになっている。

     シリウスXMのクレイグ・ミッシュによると、マーリンズとジャイアンツはスタントンのトレードについて具体的な選手名を挙げてトレード交渉を行ったようだ。マーリンズはスタントンとディー・ゴードンを差し出し、ジャイアンツはその対価としてジョー・パニック、タイラー・ビーディ、クリス・ショウの3選手を準備。ゴードンは今季メジャー最多の60盗塁をマークした俊足巧打の二塁手であり、2020年まで総額3790万ドルの契約が残っている。ジャイアンツはゴードンに代わる二塁手としてパニックを差し出し、球団2位&3位のプロスペクトであるショウとビーディも合わせて放出する意思を示した。このオファーに対するマーリンズ側からの反応は現時点では明らかになっていない。

     一方、カージナルスからのオファーについては具体的な内容はいまだ不明である。カージナルスとのトレード交渉では交換要員の質よりもスタントンが持つトレード拒否権に注目が集まっており、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはスタントンが西海岸の球団へのトレードを希望していることを報じている。ただし、カージナルス移籍以外の選択肢がなくなった場合に、スタントンがマーリンズ残留とカージナルス移籍のどちらを選択するのかは微妙なところである。また、カージナルスはスタントンのトレード交渉が不調に終わった場合、フリーエージェント市場に目を移してJ.D.マルティネスやエリック・ホズマーの獲得に動く可能性が高いと見られている。

     ジャイアンツ、カージナルス以外にもレッドソックス、ドジャースなど少なくとも8球団が参戦していると見られるスタントン争奪戦。今後、さらに争奪戦が激化していくことは間違いなく、当分の間はオフシーズンの話題の中心であり続けるだろう。


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  • ブリュワーズがアリエタ、リンの獲得に興味

    2017.11.21 11:31 Tuesday

     今季、期待以上の躍進を遂げたブリュワーズは、来季の優勝争いのために先発投手の補強を目指している。先発1~2番手を任せられる実力者がターゲットとなっており、なかでも今季14勝のジェイク・アリエタと同11勝のランス・リンに興味を示していると伝えられている。

     ブリュワーズは今季29試合に先発して12勝6敗、防御率3.49、199奪三振というエース級の成績を残したジミー・ネルソンが右肩の手術により来季の開幕に間に合わないことが確定している。今季12勝のチェイス・アンダーソン、同17勝のザック・デイビーズで先発ローテーションの2枠は埋まっているが、現時点では残りの3枠をブレント・スーター、ブランドン・ウッドラフ、ジュニア・ゲラ、アーロン・ウィルカーソンといった面々で争わなくてはならない。彼らは決して悪い投手ではないものの、地区王者のカブスに対抗する先発ローテーションとしては物足りなさは否めず、先発投手の補強は急務となっている。

     そして、ブリュワーズには大型補強を可能にするだけの資金的余裕がある。トラビス・ショウ、ドミンゴ・サンタナ、オーランド・アルシア、エリック・テームズといった主力野手の年俸を安価に抑えることができているため、年俸総額を1億ドル前後まで増やすことを前提とすればおよそ3000万ドル以上の余裕があるのだ。これだけの余裕があれば、アリエタとリンの両獲りは難しくとも、どちらか一方を獲得することは十分に可能なはず。アリエタはカブスから、リンはカージナルスからフリーエージェントとなっており、同地区ライバルの主力投手を引き抜けるという点も戦力の差し引きを考えれば大きなプラスだ。

     また、ローテーション争いのダークホースとしてジョシュ・ヘイダーを挙げる声もある。今年6月にメジャーデビューを果たしたヘイダーは35試合(すべてリリーフ)に登板して防御率2.08、被打率.156、奪三振率12.84の好成績をマーク。マイナーでは通算127登板のうち95試合に先発しており、ヘイダーを先発に回すのも選択肢の一つとなるだろう。ただし、現時点ではブリュワーズはヘイダーの来季の起用法を明らかにしていない。


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  • アフリカ初のメジャーリーガー・ンゴペがブルージェイズ移籍

    2017.11.21 11:00 Tuesday

     日本時間11月21日、パイレーツはルール5ドラフトからのプロテクトのためにトップ・プロスペクトのオースティン・メドウズら3選手を40人枠に登録した一方、アフリカ大陸出身者としては初のメジャーリーガーとなったギフト・ンゴペを金銭または後日指名選手との交換でブルージェイズへ放出した。

     ルール5ドラフトはウィンター・ミーティング最終日の日本時間12月15日に行われ、ルール5ドラフトに向けてのロースター整備の締め切りが日本時間11月21日午前10時となっていた。パイレーツはメドウズ、ルイス・エスコバー、ダリオ・アグラザルの3選手を40人枠に登録。この3選手はルール5ドラフトにおいて他球団が指名することはできない。この動きと同時に、パイレーツはンゴペをブルージェイズへ放出することを決断した。

     ンゴペは2008年9月にパイレーツと契約。9シーズンにわたるマイナー生活を経て今年4月に念願のメジャーデビューを果たし、アフリカ大陸出身者初のメジャーリーガーとなった。メジャー初打席でヒットを放ち、デビュー2戦目では三塁打1本を含む3打数3安打の活躍。しかし、6月初めにAAA級降格となり、その後はメジャーの舞台に戻ってくることはできなかった。

     「素晴らしいストーリーだよ」とニール・ハンティントンGMはンゴペについて語った。「(ンゴペが)メジャーの舞台に辿り着くまでは長い道のりだった。もし彼がもう一度メジャーの舞台に立ったとしても我々は驚かないだろう。彼の今後の活躍を祈っているよ」

     ンゴペは今季メジャーで28試合に出場し、打率.222、0本塁打、6打点、OPS.619を記録。AAA級でも77試合で打率.220、6本塁打、27打点、OPS.681という寂しい成績に終わっており、すでに27歳という年齢を考えても打撃力の劇的な向上は望めそうにない。しかし、ンゴペの魅力はあくまでも守備力だ。メジャーでは二塁、三塁、遊撃の3ポジションを守って無失策で切り抜けており、最も多く守った二塁ではDRS、UZRともプラスの数値を記録。新天地では内野のユーティリティとしてメジャー昇格を目指すことになるだろう。


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  • 復活を目指す岩隈 マイナー契約でマリナーズに残留か

    2017.11.21 10:32 Tuesday

     右肩の故障により今季はわずか6試合のみの登板に終わった岩隈久志。シーズン終了後に来季のオプションを破棄されてフリーエージェントとなったが、マリナーズから再契約のオファーがあったことを認めており、メジャー7年目の来季もマリナーズでプレイすることになりそうだ。

     日本時間11月21日、岩隈は日本の記者に対してマリナーズから再契約のオファーをすでに受けており、来季の開幕までに戦列に復帰することを目指していることを明らかにした。

     「近いうちに良い形で発表できたらいいなと思っています」とジャパン・タイムズ紙に対して語った岩隈。来季の契約は年俸1000万ドルの球団オプションとなっていたが、マリナーズ側がこれを破棄し、岩隈は一旦フリーエージェントとなった。36歳という年齢、そして右肩の故障の状況を考慮すると、マリナーズとの新たな契約はマイナー契約もしくはインセンティブ付きの少額のメジャー契約になる可能性が高い。

     岩隈は2012年のマリナーズ入団以来、毎年のように安定した成績を残し、チームで最も信頼できる先発投手の一人だった。しかし、今季は6試合のみの登板で0勝2敗、防御率4.35に終わり、9月下旬には右肩を手術。来年2月のスプリング・トレーニング開始前後まで投球を再開できないと見られている。オフに入ってセーフコ・フィールドでリハビリやトレーニングを行っている岩隈は「いつ復帰できるかはわかりませんが、来季の開幕に間に合えばいいなと思っています」と開幕ローテーション入りを目指すことを宣言した。

     メジャー6年目を終えた岩隈は136先発を含む通算150試合に登板し、63勝39敗、防御率3.42をマーク。2013年にオールスター・ゲーム初選出、2015年にノーヒッターを達成し、2013年と2016年にはマリナーズの球団最優秀投手に選ばれた。健康であれば2ケタ勝利と防御率3点台を確実に期待できる投手であり、来季は完全復活を期待したい。


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  • オリオールズが主力リリーバーの放出を検討か

    2017.11.20 18:26 Monday

     先発投手の補強を目指しているオリオールズだが、一方で主力リリーバーの放出に動く可能性があるようだ。ESPNのバスター・オルニーによると、オリオールズは選手層の薄さや資金的な問題を解決するためにクローザーのザック・ブリットンら主力リリーバーを放出する可能性があるという。

     オリオールズが放出に動く可能性があるリリーバーとしてブリットンのほか、ダレン・オデイとブラッド・ブラックの名前が挙げられている。ブリットンは球界屈指のリリーバーであり、今季は左前腕の故障に苦しみながらも38試合に登板して2勝1敗15セーブ、防御率2.89を記録。オデイは直近6シーズンのうち5シーズンで60試合以上に登板しているタフなリリーバーであり、今季は64試合に登板して2勝3敗2セーブ、防御率3.43と安定したパフォーマンス。ブラックはブリットン離脱中の代理クローザーとして奮闘し、今季は67試合に登板して4勝5敗18セーブ、防御率3.18をマークした。

     なかでも放出の噂が絶えないのがブリットンだ。今年7月のトレード・デッドラインでも放出候補に名前が挙がっていたが、最終的にトレードは成立せず。そのときに獲得に乗り出していたドジャースが今オフ、再びブリットンの獲得に動く可能性がある。ブリットンの今季年俸は1140万ドルであり、年俸調停3年目を迎える今オフは1200万ドルを突破するのが確実。来オフにはフリーエージェントとなるため、今オフないし来季途中にトレードされるのはほぼ確実な情勢となっている。

     ただし、ブリットンらの放出により大きな見返りが得られる可能性は低いと見られている。昨オフ、ロイヤルズはフリーエージェントまで残り1年となったクローザーのウェイド・デービスをカブスへ放出したが、見返りとして得たのは伸び悩んでいたホルヘ・ソレアーのみ。ソレアーの才能開花に賭けたわけだが、今季に限ればこのギャンブルは完全に失敗だった。ブリットンの放出を検討しているオリオールズだが、ソレアー級の見返りしか得られないようであれば、フリーエージェントになるまでキープするという選択肢も浮上してくるかもしれない。


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